JP3704608B2 - 配管洗浄方法及び配管洗浄装置並びに冷凍機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍サイクルを利用した空気調和機や冷凍機の熱源側ユニットと利用側ユニットとをつなぐ接続配管を洗浄する配管洗浄方法及び配管洗浄装置並びに熱源側ユニットや利用側ユニットの冷凍機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気調和機及び冷凍機を含む冷凍装置の配管の洗浄方法として、既設の冷凍装置とは別の冷凍サイクルにより、冷凍装置に使用している冷媒と同じ冷媒を用いて配管を洗浄し、配管内に残った配管の切断時に生じた切り粉やバリ取りかすや配管の溶接作業で配管内表面に生じた酸化皮膜(酸化銅)などの塵や、配管内に残留した水分を取り除くために、洗浄冷媒中に混入した前記塵や水分を、配管洗浄用循環ポンプと阻止弁の間の接続パイプに配設したフィルターにより取り除くことが知られ、例えば特開2001−183035号公報に記載されている。
【特許文献1】
特開2001−183035号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
空気調和機などの冷凍装置ではCFC冷媒やHCFC冷媒からオゾン層を破壊しないHFC冷媒などの転換が図られている。一方冷凍装置のリニューアル時、室外ユニットと室内ユニットを接続する既設接続配管を再利用して工事期間及び工事費用を低減したいという要望がある。既設接続配管にはCFC冷媒やHCFC冷媒で使用されていた鉱油が残っている。HFC冷媒と鉱油は相溶性がないため既設接続配管に鉱油が残っていると、変更後の冷凍装置の冷凍サイクル内に詰まりなど悪影響を及ぼすので既設接続配管の洗浄が必要になってくる。前記のように鉱油を使っていた冷凍装置をHFC冷媒の冷凍装置に変更する場合、従来技術ではHFC冷媒で洗浄することになるが、鉱油とHFC冷媒は相溶性がないので鉱油が冷媒と共に移動しにくく除去に時間がかかる。
【0004】
本発明の目的は、既設配管内に残留する冷凍機油を効率良く除去することにある。
さらに、本発明の目的は、室外ユニットと室内ユニットとの距離が長い場合、室内ユニットの接続台数が多い場合、接続配管の径が太い場合には、洗浄すべき接続配管の内容積が大きくなり、洗浄に必要な洗浄冷媒量が多くなる。最大洗浄冷媒量に対応するには洗浄冷媒を貯留するタンクが大きくなり、配管洗浄装置の筐体が著しく大きくなるとともに、重量も重くなり、配管洗浄装置の搬入出費用が高くなることを防ぐことにある。
【0005】
さらに、冷凍機器をリニューアルするときに既設配管内を洗浄して既設配管内に残留する劣化した冷凍機油を除去し、既設配管に新規に接続する冷凍機器の圧縮機に封入された冷凍機油の劣化を抑制することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、冷凍機器の熱源側ユニットと利用側ユニットとを液接続配管及びガス接続配管で接続した冷凍装置を前記液接続配管及びガス接続配管を用いて前記冷凍機器の熱源側ユニットまたは利用側ユニットを使用冷媒が異なる他の冷凍機器の熱源側ユニットまたは利用側ユニットに変更し、前記液接続配管及びガス接続配管に変更後の冷媒を封入する前に、前記液接続配管及びガス接続配管に圧縮機と異物回収装置を備えた配管洗浄装置を接続し、前記液接続配管及びガス接続配管内に変更前の冷媒と同種の冷媒を前記配管洗浄装置で循環させて前記液接続配管及びガス接続配管を洗浄するものである。
【0007】
また、本発明は、冷凍機器の熱源側ユニットと利用側ユニットとを液接続配管及びガス接続配管で接続した冷凍装置を前記液接続配管及びガス接続配管を用いて前記冷凍機器の熱源側ユニットまたは利用側ユニットを使用冷媒が異なる他の冷凍機器の熱源側ユニットまたは利用側ユニットに変更し、前記液接続配管及びガス接続配管に変更後の冷媒を封入する前に、前記液接続配管及びガス接続配管に圧縮機と異物回収装置を備えた配管洗浄装置を接続し、前記液接続配管及びガス接続配管内に変更前の冷媒と同種の冷媒を前記配管洗浄装置で循環させて前記液接続配管及びガス接続配管を洗浄する冷凍機器において、前記冷凍機器の液接続配管及びガス接続配管配管の接続部に配管洗浄装置と接続する分岐部を前記冷凍機器内に設けたものである。
【0008】
冷凍機器の熱源側ユニットと利用側ユニットとを液接続配管及びガス接続配管で接続した冷凍装置を前記液接続配管及びガス接続配管を用いて前記冷凍機器の熱源側ユニットまたは利用側ユニットを使用冷媒が異なる他の冷凍機器の熱源側ユニットまたは利用側ユニットに変更し、前記液接続配管及びガス接続配管に変更後の冷媒を封入する前に、前記液接続配管及びガス接続配管に圧縮機と異物回収装置を備えた配管洗浄装置を接続し、前記液接続配管及びガス接続配管内に変更前の冷媒と同種の冷媒を前記配管洗浄装置で循環させて前記液接続配管及びガス接続配管を洗浄する配管洗浄装置において、変更後の冷凍装置の熱源側ユニットと利用側ユニットとを接続する伝送線を分岐して配管洗浄装置に接続し、配管洗浄中に熱源側ユニットまたは利用側ユニットの構成機器を制御するものである。
【0009】
上記のものにおいて、変更前の冷凍装置の冷媒と同種の冷媒を貯留するタンクユニットを前記配管洗浄装置に着脱可能に接続し、前記タンクユニットの冷媒で前記液接続配管及びガス接続配管を洗浄し、洗浄終了後に洗浄に使用した冷媒を前記タンクユニットに回収することが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態について図を用いて説明する。
図1は、本発明を空調機に適用した一実施の形態におけるフローチャートおよび各機器の接続状態の説明図を示している。
旧システム1に封入された冷媒がHCFC-22(R22)であって、新規に接続する室外ユニットに封入された冷媒がHFC系冷媒(例えばR-410A、R-407C)の場合、既設配管に残留するHCFC-22用の冷凍機油は、HFC系冷媒には溶解しないのでキャピラリ等で詰まり、より信頼性を低下することが知られておりこの残留冷凍機油の除去が必要である。
【0011】
手順▲1▼では冷媒としてR22冷媒を充填した既設の室外ユニット2、既設の室内ユニット3、3a、3b、3cとそれぞれを接続するガス接続配管4及び液接続配管5により構成された空調機に冷媒回収機6と回収ボンベ7を接続配管8および9にて接続した後に回収ボンベにR22冷媒を回収する。
R22冷媒の回収後、手順▲2▼で室外ユニット2を新室外ユニット10に入れ替え、室内ユニット3を新室内ユニット11、11a、11b、11cに入れ替える。このとき、ガス接続配管4と液接続配管5が変更後の使用冷媒(例えばR-410A、R-407C)の設計圧力に適合するものかを確認し、配管の肉厚が不足しているなどにより適用不可能な場合には、配管洗浄による配管の再利用は不可能となるため、配管を敷設しなおす必要がある。
適用可能な場合には、ガス接続配管4、液接続配管5、新室内ユニット11の気密を確認し次の作業に移る。気密が確保されていない場合は、漏洩個所を探して補修する。
【0012】
手順▲3▼で、洗浄装置12、とタンクユニット13を接続配管14を介してガス接続配管4と液接続配管5に接続した後、洗浄装置12と接続配管14、ガス接続配管4と液接続配管5、新室内ユニット11の真空引きを行なう。
新室外ユニット11とタンクユニット13には冷媒が充填されているため真空引きを行なわない。
図2に示すとおり、洗浄装置12にタンクユニット13を内蔵することも可能であるが、本実施例ではそれぞれのユニット質量が大きくなると搬送性が困難になるため図1と図3に示すように、洗浄装置12とタンクユニット13を着脱可能な状態に分割した。
【0013】
タンクユニット13には洗浄用の冷媒を充填しておく。洗浄用の冷媒は、旧システムで使用していた冷凍機油と相溶性がある冷媒を使用する。本実施例では旧システムで使用していたR22を使用する。このR22は新規品を使用することが望ましいが、旧システムで使用していたR22を再利用することも可能である。
真空引き作業後、新室内ユニット11、ガス接続配管4、液接続配管5、洗浄ユ装置12、接続配管14の間に洗浄用冷媒R22を循環させて配管の洗浄を行なう。このとき、新室外ユニット11に内蔵されている阻止弁は閉止しておき、洗浄用の冷媒が流入しないようにしておく。
【0014】
洗浄運転では新室外ユニット10に搭載されている圧縮機と新室内ユニット11に内蔵された送風機はそれぞれ運転不要である。洗浄運転では洗浄装置12に搭載された圧縮機を使用して洗浄用冷媒R22をガス接続配管4、液接続配管5、新室内ユニット11、洗浄装置12、タンクユニット13内を循環させる。このとき、新室内ユニット11に内蔵された膨張機構を開閉することにより洗浄の順序を決定する。洗浄中に回収した旧システム1内に残っていた冷凍機油や不純物は洗浄装置12内に設けた異物回収装置に回収される。
【0015】
洗浄作業が終了した後、タンクユニット13に洗浄用冷媒のR22を回収する。この後、洗浄装置12と接続配管14、ガス接続配管4と液接続配管5、室内ユニット3の真空引きを行なう。R22の回収運転時に真空引きを行なうエリアはほぼ真空状態となっているため、ここでの真空引き作業時間は大気圧からの真空引き作業に比べて短時間で完了させることが可能である。
【0016】
真空引き作業完了後、手順▲4▼のとおり、洗浄用機器(洗浄装置12、タンクユニット13、接続配管14)を取外す。
続いて、入れ替え後のシステムに使用する新冷媒ボンベ15を接続配管16を介して接続し、新冷媒を充填する。
以上で洗浄作業が完了し、新冷媒でシステムを運転可能な状態とすることができる。洗浄装置12内に回収した旧システム1内の冷凍機油および不純物は異物回収装置から排出して処分する。また、洗浄に使用した冷媒は次回の洗浄に使用が可能である。
【0017】
図2を用いて第2の実施例を説明する。
新規の室外ユニット10aにはガス接続配管4a、液接続配管5aと洗浄ユニット12aとを接続するためのバルブキット20が室外ユニット10aに備えられており、バルブキット20は接続配管4a、4bと接続されている。また接続配管4a、4bには新規の室内ユニット11d、11e、11fが接続されている。バルブキット20の阻止弁205、206と洗浄装置12aの阻止弁126、127は接続配管14a、14bで接続されている。室外ユニット10aの阻止弁106、107は閉止状態である。バルブキットの阻止弁205、206及び洗浄装置12aの阻止弁126、127は開状態である。
【0018】
ここで、洗浄運転時の冷媒の流れについて説明する。
洗浄装置内の圧縮機121より吐出された高温高圧冷媒はオイルセパレータ122で油を分離した後、油は返油管130をから圧縮機121の吸入側へ戻され圧縮機101に吸入される。オイルセパレータ122を出た冷媒は空気熱交換器123で凝縮され、高圧の液冷媒または気液二相冷媒となり液−ガス熱交換器124(プレート熱交換器、または2重管熱交換器)に流入する。そして、冷媒は液−ガス熱交換器124で熱交換された後、洗浄冷媒タンク125へ入る。そして、洗浄冷媒タンク125内の冷媒は阻止弁126、接続配管14aを通って阻止弁205から接続配管4a内に導入される。その後、ガス接続配管4a、室内ユニット11d、11e、11f、液接続配管5aを通って阻止弁206、接続配管14bを経由して阻止弁127から洗浄装置12a内に流入する。接続配管4a、5aを冷媒が流れることによって接続配管4a、5aに残留する異物(主として冷凍装置で使用していた冷凍機油)を冷媒中に溶解して洗浄装置12a内に流入する。その後、冷媒は減圧装置128により減圧され、液−ガス熱交換器124の蒸発側で蒸発しガス単相となる。
【0019】
ガス単相の冷媒と冷媒中に溶解していた異物は、異物回収装置129に導入され、ガス単相の冷媒の密度よりも重い異物は、重力により異物回収装置129の下方に沈殿し、冷媒から分離される。異物の混入していないガス単相の冷媒は圧縮機121の吸入される。
以上のように洗浄すべき接続配管4a、5a内には、絶えず異物の混入していない洗浄能力の高い冷媒が循環するので、洗浄装置40aの洗浄能力を高い水準で維持することが可能となる。また、圧縮機121に供給される冷媒は、異物を分離した後の冷媒であるので、洗浄装置12aに封入した冷凍機油と異物とが混合することがないので、洗浄装置12aの信頼性を向上できる。
【0020】
洗浄終了後は洗浄冷媒を回収し、バルブキット20の阻止弁205、206を閉じて、洗浄装置12aを取り外す。
なお、図2では洗浄冷媒をガス接続配管4aから液接続配管5aに流して洗浄運転を実施しているが、液接続配管5aからガス接続配管4aへ洗浄冷媒を流して洗浄運転を実施しても良い。
【0021】
次に、図3を用いて第3の実施例を説明する。
洗浄すべき接続配管4a、5aの洗浄作業を実施する際には、既に室外ユニット10aおよび室内ユニット11d、11e、11fは新規ユニットに入れ替わっている。また、室外ユニット10aと室内ユニット11d、11e、11fとの制御情報を通信するための伝送線33は室外ユニット10aの制御装置30と室内ユニット11d、11e、11fの制御装置32d、32e、32fに接続されている。
【0022】
洗浄運転および冷媒回収運転を実施するためには、室内ユニット11d、11e、11fに設置した室内電子膨張弁112d、112e、112f、さらには室内ユニット11d、11e、11fに設置したの室内ファン113d、113e、113fを制御する必要がある。そこで、洗浄装置12bの制御装置31からの制御情報を通信するために、伝送線33を室外ユニット10aの制御装置30で分岐し、伝送線34で洗浄装置12bの制御装置31とを接続されている。洗浄運転中は洗浄装置12bの制御装置31から室外ユニット10aの制御装置30に信号を送り圧縮機101を運転させないようにする。さらに洗浄運転中、室内ユニット11d、11e、11fの制御装置32d、32e、32fに室内ユニット11d、11e、11fの室内電子膨張弁112d、112e、112fを順次開閉するように信号を送る。これにより各室内ユニットの分岐接続配管に洗浄冷媒が順次確実に流れ配管洗浄することができる。洗浄装置12bの制御装置31から指令する以外は室内ユニット11d、11e、11fの制御装置32d、32e、32fで室内ユニット11d、11e、11fの室内電子膨張弁112d、112e、112fや室内ファン113d、113e、113fを駆動させないようにしている。
【0023】
さらに、図3を用いて第4の実施例を説明する。
洗浄冷媒タンク125aは洗浄装置12bに着脱可能なタンクユニット13内に設置されている。
接続配管4a、5aを洗浄する際には、洗浄装置12bの阻止弁126aとタンクユニット13の阻止弁131とを接続配管14cを用いて接続し、室外ユニット10aに内蔵したバルブキット20の阻止弁205とを接続配管14dを用いて接続する。また、洗浄装置12bの阻止弁127とバルブキット20の阻止弁206とは接続配管14bで接続されている。
【0024】
そして、タンクユニット13内に設置した阻止弁131、133を開けて、洗浄冷媒タンク125a内に貯留した洗浄冷媒を洗浄すべき接続配管4a、5a内に導入し、図2と同様に洗浄運転を実施する。
一方、接続配管4a、5aを洗浄した後は、洗浄装置12bの圧縮機121を運転した状態でタンクユニット13内に設置した阻止弁133を閉止して、洗浄冷媒をタンクユニット13内にの洗浄冷媒タンク125aに回収する。その後、洗浄装置12bの圧縮機121を停止して阻止弁131、126a、127、205、206を閉じ、接続配管14b、14c、14d及び伝送線34を取り外して洗浄作業を終了する。
【0025】
以上により、既設配管内に残留した冷凍機油を残留冷凍機油と相溶性の良い旧冷媒で洗浄し、既設配管内の残留冷凍機油を洗浄装置に回収するので新規に接続する冷凍機器の圧縮機に封入された冷凍機油の劣化を抑制し、冷凍装置の圧縮機の信頼性を向上することができる。
【0026】
また、新規冷凍機器の液接続配管及びガス接続配管配管の接続部に配管洗浄装置と接続する分岐部を設けたことにより、配管洗浄装置の取付け作業が容易になると共に分岐部がユニット内に収納されているので防雨防雪の対策が不要になり施工性が向上する。
【0027】
さらに、新規の熱源側ユニットと利用側ユニットとを接続する伝送線を分岐して配管洗浄装置に接続し、熱源側ユニットまたは利用側ユニットの構成機器を制御することによって、幾つかに分岐された既設配管のどの部分にも洗浄冷媒を流すことができ、配管洗浄を確実に実行できるとともに、洗浄運転中は冷凍装置の構成機器特に圧縮機を停止させることができ、冷凍装置の保護ができる。
【0028】
さらに、変更前の冷凍装置の冷媒と同種の洗浄冷媒をタンクユニットに貯留し配管洗浄装置に着脱可能に接続できるようにすることによって、冷媒の貯留量の異なるタンクユニットを複数台用意し、洗浄対象既設配管の容量(内容積)でタンクユニットだけを選定して配管洗浄装置はどの容量にも対応できる。またタンクユニットを分離したことにより配管洗浄装置の重量が軽くなり運搬が容易になる。さらに配管洗浄終了後に洗浄に使用した冷媒をタンクユニットに回収することによって、洗浄冷媒を再利用できコスト低減が図れる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、既設配管内に残留する冷凍機油を効率良く除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の配管洗浄方法を示すフローチャート及び説明図。
【図2】 本発明の配管洗浄装置の冷凍装置との接続を示すサイクル系統図。
【図3】 本発明の他の実施形態を示すサイクル系統図。
【符号の説明】
1…旧システム、2…室外ユニット、3…室内ユニット、4…ガス接続配管、5…液接続配管、6…冷媒回収機、7…回収ボンベ、8、9、14、16…接続配管、10…新室外ユニット、11…新室内ユニット、12…洗浄装置、13…タンクユニット、15…新冷媒ボンベ、20…バルブキット、33、34…伝送線、101、121…圧縮機、106、107、126、127、205、206、131、133…阻止弁、122…オイルセパレータ、123…空気熱交換器、124…液−ガス熱交換器、125…洗浄冷媒タンク、128…減圧装置、129…異物回収装置、130…返油管
Claims (4)
- 冷凍機器の熱源側ユニットと利用側ユニットとを液接続配管及びガス接続配管で接続した冷凍装置を前記液接続配管及びガス接続配管を用いて前記冷凍機器の熱源側ユニットまたは利用側ユニットを使用冷媒が異なる他の冷凍機器の熱源側ユニットまたは利用側ユニットに変更し、前記液接続配管及びガス接続配管に変更後の冷媒を封入する前に、前記液接続配管及びガス接続配管に圧縮機と異物回収装置を備えた配管洗浄装置を接続し、前記液接続配管及びガス接続配管内に変更前の冷媒と同種の冷媒を前記配管洗浄装置で循環させて前記液接続配管及びガス接続配管を洗浄することを特徴とする配管洗浄方法。
- 冷凍機器の熱源側ユニットと利用側ユニットとを液接続配管及びガス接続配管で接続した冷凍装置を前記液接続配管及びガス接続配管を用いて前記冷凍機器の熱源側ユニットまたは利用側ユニットを使用冷媒が異なる他の冷凍機器の熱源側ユニットまたは利用側ユニットに変更し、前記液接続配管及びガス接続配管に変更後の冷媒を封入する前に、前記液接続配管及びガス接続配管に圧縮機と異物回収装置を備えた配管洗浄装置を接続し、前記液接続配管及びガス接続配管内に変更前の冷媒と同種の冷媒を前記配管洗浄装置で循環させて前記液接続配管及びガス接続配管を洗浄する冷凍機器において、前記冷凍機器の液接続配管及びガス接続配管配管の接続部に配管洗浄装置と接続する分岐部を前記冷凍機器内に設けたことを特徴とする冷凍機器。
- 冷凍機器の熱源側ユニットと利用側ユニットとを液接続配管及びガス接続配管で接続した冷凍装置を前記液接続配管及びガス接続配管を用いて前記冷凍機器の熱源側ユニットまたは利用側ユニットを使用冷媒が異なる他の冷凍機器の熱源側ユニットまたは利用側ユニットに変更し、前記液接続配管及びガス接続配管に変更後の冷媒を封入する前に、前記液接続配管及びガス接続配管に圧縮機と異物回収装置を備えた配管洗浄装置を接続し、前記液接続配管及びガス接続配管内に変更前の冷媒と同種の冷媒を前記配管洗浄装置で循環させて前記液接続配管及びガス接続配管を洗浄する配管洗浄装置において、変更後の冷凍装置の熱源側ユニットと利用側ユニットとを接続する伝送線を分岐して配管洗浄装置に接続し、配管洗浄中に熱源側ユニットまたは利用側ユニットの構成機器を制御することを特徴とする配管洗浄装置。
- 請求項3に記載の配管洗浄装置において、変更前の冷凍装置の冷媒と同種の冷媒を貯留するタンクユニットを前記配管洗浄装置に着脱可能に接続し、前記タンクユニットの冷媒で前記液接続配管及びガス接続配管を洗浄し、洗浄終了後に洗浄に使用した冷媒を前記タンクユニットに回収することを特徴とする配管洗浄装置。
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