JP2001165224A - 油圧緩衝器の減衰力発生構造 - Google Patents

油圧緩衝器の減衰力発生構造

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JP2001165224A
JP2001165224A JP31082299A JP31082299A JP2001165224A JP 2001165224 A JP2001165224 A JP 2001165224A JP 31082299 A JP31082299 A JP 31082299A JP 31082299 A JP31082299 A JP 31082299A JP 2001165224 A JP2001165224 A JP 2001165224A
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valve
leaf valve
leaf
piston
window
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JP31082299A
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Koichi Uda
幸一 宇田
Toshihiko Hidaka
俊彦 日高
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KYB Corp
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Kayaba Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微低速〜高速域まで減衰力がピストン速度に
ほぼ比例する速度比例型の油圧緩衝器を提供すること。 【解決手段】 伸側減衰力(圧側減衰力)を制御するリ
ーフバルブ116〜119はいずれも外径が同一で、デ
ィスク5の下端面5Cに内周側が当接する穴付きリーフ
バルブ116と、ピストン8のシート面8Cに外周側が
当接する低速域リーフバルブ119の間に、前記穴付き
リーフバルブのオリフィスに連通する円弧状の開口窓を
設けた窓付きリーフバルブ117,118を挟持してな
り、当該窓付きリーフバルブの開口窓の外径が、穴付き
リーフバルブ側より低速域リーフバルブ側が順に大きく
なること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車の懸架装置な
ど車体の振動を抑制する油圧緩衝器の減衰力発生構造に
関し、減衰力が微低速〜高速域までピストン速度にほぼ
比例して増加する速度比例型の構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の油圧緩衝器としては、例えば図
6に示すようなものが知られている。まず構造の概要を
図面に基づいて説明する。車体と車輪との間に結合部材
を介して取付けられる油圧緩衝器は、ピストンロッド1
に伸側減衰弁PVを組み付け、それを摺動自在に収容す
るとともに下端部に圧側減衰弁BVを装着したシリンダ
21を外筒22に収容し、外気を遮断するシール23と
ロッドガイド24とを収容したパッキンケース25を外
筒22の上部から嵌挿した後、外筒22の上端部を全周
溶接等により密封して形成されている。そして、シリン
ダ21と外筒22の間には下部に作動油Fを蓄えたタン
ク室Dが形成される。
【0003】作動油の充満したシリンダ21内をピスト
ンロッド1が上昇する際には、密閉された上部室Aの作
動油は、伸側減衰弁PVを介して下部室Bに流出し、こ
の際の通路抵抗が伸側減衰力となる。ピストンロッド1
の上昇によって不足するピストンロッド退出体積分の作
動油は、前記シリンダ21の下端部に配設された圧側減
衰弁BVを介してタンク室Dに連なる底部室Cより下部
室Bに吸入される。
【0004】つぎに、この油圧緩衝器の伸側減衰弁PV
について説明する。ピストンロッド1の下端部には上部
よりも小径のインロー部1Aが設けられ、ここに円筒状
のバルブストッパ2が嵌挿されている。当該バルブスト
ッパ2の外面には、外筒部が数箇所作動油の通路として
切欠かれた数本の支持脚からなるキャップ3の上部が嵌
合している。
【0005】キャップ3の外筒部には、前記バルブスト
ッパ2の外面にスプリング4に背面から付勢されるディ
スク5と、当該ディスク5の内筒部下端面5Cとピスト
ン8の上面に設けられた円環状のシート面8Cとの間
に、外径が同一で内径が順に大きくなるリーフバルブ6
A,6B,6C…(以下6A,6B,6Cの3枚の場合
を例に説明)とが重畳され上下動自在に収容されてい
る。
【0006】ピストン8の外面にはガイド部材8Eが巻
着されシリンダ21の内面に摺動自在に案内されるとと
もに、上記部品を収容したキャップ3の支持脚がピスト
ンの上面の円環状のシート面8Cの外側に嵌着されて伸
側減衰弁PVが構成される。最後に、ピストンナット9
をピストンロッドのインロー部1Aのネジ部に螺着し、
締付け工具により伸側減衰弁PVをピストンロッドに締
結する。
【0007】ピストンロッド1が上昇する所謂伸長行程
において、ピストン速度が小さく上部室Aとピストン上
部の開口部8Bとの圧力差が小さい所謂微低速〜低速域
においては、上部室Aとピストン上部の開口部8Bの間
はシート面8Cに打刻によって形成された切欠き8Dを
介して連通している。切欠き8Dを通過した圧油は、ピ
ストン8に穿設されたポート8Aを介して下部室Bに開
放され、この際の通路抵抗により、図7(A)の実線で
示すようにほぼピストン速度の2乗に比例する微低速〜
低速域の伸側減衰力を発生する。
【0008】ピストン速度が増大するに伴い切欠き8D
を通過する流量も増え、切欠き8D前後の圧力差も増大
する。ピストン速度が中速域に近づくにつれ、上部室A
とピストン上部の開口部8B間の圧力差が大きくなる。
その結果、リーフバルブ6Aの内周側が、ディスク5の
内筒部下端面5Cとピストン8のシート面8Cとの間に
当該リーフバルブ6Aに重畳して配設されているリーフ
バルブ6B,6Cとの合成された撓み剛性に打ち勝っ
て、ディスク5の内筒部下端面5Cから押し開かれ、上
部室Aの作動油がディスク5の通孔5Aを介して開口部
8Bに解放される。解放された作動油はピストンのポー
ト8Aを介して下部室Bに流出し、この際の通路抵抗に
より中速域以降の伸側減衰力を発生する。
【0009】リーフバルブ6A,6B,6Cは外径が同
一で内径が順に大きくなっているので、リーフバルブ6
Aの撓みの増加に伴いリーフバルブ6B,6Cが順に押
し倒され、リーフバルブ6A,6B,6C全体の撓み剛
性も順次大きくなるため、内径が同一である場合の図7
(A)の点線で示す減衰力特性に対し、実線で示すよう
に中速域以上の減衰力がピストン速度にほぼ比例する速
度比例型の減衰力特性を得ることができる。
【0010】以上の説明は作動油の充満したシリンダ2
1内をピストンロッド1が上昇する伸長行程についてで
あるが、逆にピストンロッド1が下降する所謂圧縮行程
においては、密閉された下部室Bの作動油の一部は、ピ
ストン8のポート8Aを通り、リーフバルブ6Cの外周
側をピストン8のシート面8Cから押し開き、負圧とな
る上部室Aに補充される。この分を除いたピストンロッ
ド侵入体積分の下部室Bの作動油は、シリンダ21の下
端部に装着された圧側減衰弁BVを介して底部室Cに流
出し、この際の通路抵抗により圧側減衰力を発生する。
【0011】つぎに、圧側減衰弁BVについて説明す
る。シリンダ21の下端部に圧入されたバルブケース1
6の上端外周側には、外筒部が数箇所作動油の通路とし
て切欠かれたキャップ11の数本の支持脚が嵌着されて
いる。キャップ11の外筒部には、スプリング12に背
面から付勢されて上下動自在に案内されるディスク13
と、当該ディスク13に穿設された通孔13Aに連なる
開口窓13Bの内周側シート面13Cとバルブケース1
6の上面に形成された円環状のシート面16Aとの間
に、外径が同一で内径が順に大きくなるリーフバルブ1
4A,14B,14Cが重畳されて挟持されるととも
に、これらリーフバルブ14A,14B,14C及びデ
ィスク13が上下動自在に収容され圧側減衰弁BVが構
成される。
【0012】ピストンロッド1が下降する圧縮行程にお
けるピストン速度の低速域において、上部室Aに補充さ
れる分を除いた下部室Bの圧油は、シート面16Aに打
刻によって形成された切欠き16Dを通り底部室Cに流
出し、この際の通路抵抗により、図7(A)の実線で示
すように、ほぼピストン速度の2乗に比例する微低速〜
低速域の圧側減衰力を発生する。
【0013】また、ピストン速度の増大する中速域以降
においては、下部室Bからディスク13の通孔13Aを
介して開口窓13Bに導かれた圧油が、ディスク13の
内筒部下端面13Cとバルブケース16のシート面16
Aとの間に重畳して配設され、外径が同一で内径が順に
大きくなるリーフバルブ14A,14B,14Cの合成
された撓み剛性に打ち勝って、リーフバルブ14Aの内
周側がディスク下面の開口窓13Bの内筒部下端面13
Cから押し開かれ、ピストンロッドの進入体積分の作動
油を下部室Bから底部室Cに排出し、その際の通路抵抗
により中速域以降の圧側減衰力を発生させる。
【0014】伸側減衰弁PVと同様に、リーフバルブ1
4A,14B,14Cは外径が同一で内径が順に大きく
なっているので、リーフバルブ14Aの撓みの増加に伴
いリーフバルブ14A,14B,14C全体の撓み剛性
も順次大きくなるため、図7(A)の実線で示すよう
に、中速域以上の減衰力がピストン速度にほぼ比例する
速度比例型の減衰力特性を得ることができる。
【0015】逆に、ピストンロッド1が上昇する伸長行
程においては、ディスク13を介してスプリング12に
付勢されキャップ11の外筒部に上下動自在に案内され
るリーフバルブ14Cの外周側を押し開いて、ピストン
ロッド1の退出体積分の作動油をタンク室Dに連なる底
部室Cから負圧となる下部室Bに吸入する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記の様に伸長(収
縮)行程におけるピストン速度の低速域において、作動
油はピストンのシート面8Cに形成した打刻オリフィス
8D(バルブケースのシート面16Aに形成した打刻オ
リフィス16D)を通るのであるが、この際の通路抵抗
である減衰力Fは、切欠きの通路面積をa,ピストン速
度をVとすると、比例常数をkとして、 F=k(V/
a)2 となる。すなわち減衰力Fは、切欠きの通路面
積aの2乗に反比例し、ピストン速度Vの2乗に比例す
る。特にピストン速度Vの小さい微低速では減衰力Fが
小さく、道路のうねり等を通過する際の減衰が不十分で
あるため、ふわふわ感が顕著になり車両の乗り心地が悪
化してしまう。
【0017】本発明は以上のような実情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、微低速〜高速
域まで減衰力がピストン速度Vにほぼ比例する速度比例
型の油圧緩衝器を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、「外筒に収容
されたシリンダ内を上部室と下部室とに区画する一方、
シリンダ内に摺動自在に案内されるピストンをピストン
ロッドの下端部に結合して、当該ピストンに配設された
伸側減衰弁によりピストンロッドが伸長する際の伸側減
衰力を制御するとともに、シリンダ内を下部室とタンク
室に連通する底部室とに区画するバルブケースをシリン
ダ下端部に嵌着して、当該バルブケースに配設された圧
側減衰弁によりピストンロッドが収縮する際の圧側減衰
力を制御する油圧緩衝器」を前提とするものである。
【0019】課題を解決するため本発明の採った第1の
手段は、「上記伸側減衰弁又は圧側減衰弁はいずれも内
外径が同一のリーフバルブで構成され、ディスクの下端
面に内周側が当接する穴付きリーフバルブと、ピストン
又はバルブケースのシート面に外周側が当接する低速域
リーフバルブとの間に、前記穴付きリーフバルブのオリ
フィスに連通する円弧状の開口窓を設けた窓付きリーフ
バルブを挟持してなり、当該窓付きリーフバルブの開口
窓の外径が、穴付きリーフバルブ側より低速域リーフバ
ルブ側が順に大きくなること」である。
【0020】つぎに第2の手段は、「上記伸側減衰弁又
は圧側減衰弁はいずれも内外径が同一のリーフバルブで
構成され、ディスクの下端面に内周側が当接するリーフ
バルブと、ピストン又はバルブケースのシート面に外周
側が当接する低速域リーフバルブとの間に、内周側の撓
み剛性を小さくする円弧状の開口窓を有し当該開口窓の
外径がリーフバルブ側より低速域リーフバルブ側が順に
大きくなる窓付きリーフバルブを挟持してなり、各々の
開口窓を外側から包囲する前記窓付きリーフバルブのう
ちいずれか一つの外環を所要の巾に切断して、開口窓を
上流側に連通させること」である。
【0021】また第3の手段は、「上記伸側減衰弁又は
圧側減衰弁はいずれも内外径が同一のリーフバルブで構
成され、ディスクの下端面に内周側が当接するリーフバ
ルブと、内周側の撓み剛性を小さくする円弧状の開口窓
を有し当該開口窓の外径がリーフバルブ側より順に大き
くなる窓付きリーフバルブと、ピストン又はバルブケー
スのシート面に外周側が当接するとともに前記リーフバ
ルブとの間に窓付きリーフバルブを挟持する低速域リー
フバルブとからなり、リーフバルブから低速域リーフバ
ルブ間のいずれかに、開口窓の外径を大きくして撓み剛
性を小さくした外環を所要の巾に切断して開口窓を上流
側に連通させた切欠きリーフバルブを介挿すること」で
ある。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明に係わる油圧緩衝器は、図
6の従来技術と同じ基本構造を備え、ピストンロッド1
がその下端部に装着された伸側減衰弁PVを介して、シ
リンダ21内に移動自在に挿入されるとともに、上部室
A,下部室Bを区画する。また、シリンダ21の下端部
には圧側減衰弁BVが設けられ、同じく下部室B,底部
室Cを区画している。
【0023】前記従来技術で詳述したように、本発明が
解決しようとするオリフィス及びリーフバルブの作用・
効果は、ピストンバルブPV側,ベースバルブBV側と
も同一であるので、本発明をピストンバルブPV側に適
用する場合について、従来技術と異なる部分にのみ異な
る符号を付して説明する。
【0024】まず、図1の左半断面に示す図1(A)及
び図2に示す本発明の第1実施形態について説明する。
従来技術で説明したピストンバルブPVとの相違部品
は、リーフバルブ116〜119である。穴付きリーフ
バルブ116は、従来のリーフバルブ6Aと内外径が同
一で、内周側に従来の打刻オリフィス8Dの通路面積に
相当するオリフィス116Aが設けられている。穴付き
リーフバルブの下側に重畳される窓付きリーフバルブ
は、減衰力仕様によって第1,第2…と何枚か重ねて使
用するが、ここでは第1,第2の2枚の場合を例に説明
する。
【0025】第1窓付きリーフバルブ117には、外環
117Aと当該外環117Aに少なくとも1箇所の連結
部117Cで結合された内環117Dに包囲され前記穴
付きリーフバルブのオリフィス116Aに連通する円弧
状の開口窓117Bが形成されている。外環117Aの
内径(開口窓117Bの外径)は従来のリーフバルブ6
Bの内径と略同一に設計されている。連結部117Cと
内環117Dは撓み剛性が小さいので、窓付きリーフバ
ルブ117としての撓み剛性は、ほぼ外環117Aの撓
み剛性と等しくなる。
【0026】そして、第2窓付きリーフバルブ118に
は、外環118Aと当該外環118Aに少なくとも1箇
所の連結部118Cで結合された内環118Dに包囲さ
れ前記オリフィス116A及び開口窓117Bに連通す
る円弧状の開口窓118Bが形成されている。そして外
環118Aの内径(開口窓118Bの外径)は従来のリ
ーフバルブ6Cの内径と略同一に設計されている。連結
部118Cと内環118Dは撓み剛性が小さいので、第
2窓付きリーフバルブ118としての撓み剛性は、ほぼ
外環118Aの撓み剛性と等しくなる。そして第2窓付
きリーフバルブ118の下側には円環状の低速域リーフ
バルブ119が重畳され開口窓118Bを覆窓してい
る。
【0027】ピストンロッド1が上昇する所謂伸長行程
において、ピストン速度が小さく上部室Aとピストン上
部の開口部8Bとの圧力差が小さい所謂微低速〜低速域
においては、上部室Aの圧油が穴付きリーフバルブ11
6のオリフィス116A,第1窓付きリーフバルブ11
7の開口窓117Bを介して,第2窓付きリーフバルブ
118の開口窓118Bに導かれ、当該開口窓118B
に低速域リーフバルブ119が対向する。低速域リーフ
バルブ119は、前記穴付きリーフバルブ116と内外
径とも同一で、板厚によって定まるそれ自身の撓み剛性
によって微低速〜低速域の減衰力を制御する。
【0028】低速域リーフバルブ119の板厚を適当に
選択すれば、微低速〜低速域においては、その撓み剛性
に対応しピストン速度にほぼ比例した圧力差で低速域リ
ーフバルブ119の内周側が押し開かれ、上部室Aの圧
油がピストン上部の開口部8Bに流出し、ピストン8に
穿設されたポート8Aを介して下部室Bに開放される。
この際の通路抵抗により、図7(B)に示すようなピス
トン速度にほぼ比例する微低速〜低速域の伸側減衰力を
発生する。
【0029】ピストン速度が増大するに伴いオリフィス
116Aを通過する流量も増え、オリフィス116A前
後の圧力差も増大する。ピストン速度が中速域に近づく
につれ、上部室Aとピストン上部の開口部8B間の圧力
差が大きくなるため、穴付きリーフバルブ116の内周
側が、ディスク5の内筒部下端面5Cとピストン8のシ
ート面8Cとの間に重畳して配設されている穴付きリー
フバルブ116,窓付きリーフバルブ117,118,
低速域リーフバルブ119の合成された撓み剛性に打ち
勝って、ディスク下面の開口窓5Bの内筒部下端面5C
から押し開かれ、上部室Aの作動油が開口部8Bに解放
される。解放された作動油はピストンのポート8Aを介
して下部室Bに流出し、この際の通路抵抗により、中速
域以降の伸側減衰力を発生する。
【0030】窓付きリーフバルブ117,118は、穴
付きリーフバルブ116と外径が同一で開口窓の外径が
順に大きくなっているので、穴付きリーフバルブ116
の撓みの増加に伴い窓付きリーフバルブ117,11
8,低速域リーフバルブ119との合成された撓み剛性
もピストン速度に対応して順次大きくなるため、図7
(B)に示すように、減衰力が全速度域に亘りピストン
速度にほぼ比例して増加する速度比例型の減衰力特性を
得ることができる。
【0031】つぎに、図1の右半断面に示す図1(B)
に示す本発明の第2実施形態について説明する。図3に
示す第2実施形態の第1実施例と第1実施形態のピスト
ンバルブPVとの相違部品は、リーフバルブ216と切
欠き218Eを設けた窓付きリーフバルブ218であ
る。図3(A)に示すリーフバルブ216は、従来のリ
ーフバルブ6Aと内外径とも同一である。リーフバルブ
216の下側に重畳される窓付きリーフバルブは、第1
実施形態と同様に減衰力仕様によって第1,第2…と何
枚か重ねて使用するが、ここでは2枚の場合を例に説明
する。
【0032】第1実施形態と同じ窓付きリーフバルブ1
17の下側に重畳される図3(C)に示す窓付きリーフ
バルブ218は、第1実施形態と同じ窓付きリーフバル
ブ118の外環を所要の巾で切断し、従来の打刻オリフ
ィスに相当する切欠き218Eを追加したものである。
【0033】切欠き218E近傍の撓み剛性は小さくな
るので、積み重ねられたリーフバルブ全体の撓み剛性を
全周に亘りほぼ均一にするため、切欠き218Eと窓付
きリーフバルブ117の連結部117Cとは位置合わせ
して組み付けることが望ましい。連結部218Cと内環
218Dは撓み剛性が小さいので、窓付きリーフバルブ
218としての撓み剛性は、ほぼ外環218Aの撓み剛
性に等しくなる。
【0034】上記窓付きリーフバルブ218の下側に
は、第1実施形態と同じ円環状の低速域リーフバルブ1
19が重畳され開口窓218Bを覆窓している。低速域
リーフバルブ119は、前記リーフバルブ216と内外
径とも同一で、板厚によって定まるそれ自身の撓み剛性
によって微低速〜低速域の減衰力を制御する。
【0035】ピストンロッド1が上昇する所謂伸長行程
において、ピストン速度が小さく上部室Aとピストン上
部の開口部8Bとの圧力差が小さい所謂微低速〜低速域
においては、上部室Aの圧油が窓付きリーフバルブ21
8の切欠き218Eを介して開口窓218Bに導かれ、
当該開口窓218Bに低速域リーフバルブ119が対向
する。
【0036】低速域リーフバルブ119の板厚を適当に
選択すれば、微低速〜低速域においては、その撓み剛性
に対応しピストン速度にほぼ比例した圧力差で低速域リ
ーフバルブ119の内周側が押し開かれ、上部室Aの圧
油がピストン上部の開口部8Bに流出し、ピストン8に
穿設されたポート8Aを介して下部室Bに開放される。
この際の通路抵抗により図7(B)に示すようなピスト
ン速度にほぼ比例する微低速〜低速域の伸側減衰力を発
生する。
【0037】ピストン速度が増大するに伴い切欠き21
8Eを通過する流量も増え、切欠き218E前後の圧力
差も増大する。ピストン速度が中速域に近づくにつれ、
上部室Aとピストン上部の開口部8B間の圧力差が大き
くなるため、リーフバルブ216の内周側が、リーフバ
ルブ216,窓付きリーフバルブ117,218,低速
域リーフバルブ119の合成された撓み剛性に打ち勝っ
て、ディスク下面の内筒部下端面5Cから押し開かれ、
上部室Aの作動油が開口部8Bに解放される。解放され
た作動油はピストンのポート8Aを介して下部室Bに流
出し、この際の通路抵抗により、図7(B)に示すよう
なピストン速度にほぼ比例する中速域以降の伸側減衰力
を発生する。
【0038】窓付きリーフバルブ117,218は、リ
ーフバルブ216と外径が同一で開口窓の外径が順に大
きくなっているので、リーフバルブ216の撓みの増加
に伴いリーフバルブ216,窓付きリーフバルブ11
7,218,低速域リーフバルブ119の合成された撓
み剛性もピストン速度に対応して順次大きくなるため、
図7(B)に示すように、全速度域に亘り減衰力がピス
トン速度にほぼ比例して増加する速度比例型の減衰力特
性を得ることができる。
【0039】続いて、図4に示す第2実施形態の第2実
施例について説明する。第1実施例のピストンバルブP
Vとの相違部品は、切欠き217Eを設けた窓付きリー
フバルブ217と第1実施形態と同じ窓付きリーフバル
ブ118である。窓付きリーフバルブ217は、第1実
施形態と同じ窓付きリーフバルブ117の外環を所要の
巾で切断し、従来の打刻オリフィス8Dの通路面積に相
当する切欠き217Eを追加したものである。
【0040】第1実施例と同様に、切欠き217E近傍
の撓み剛性は小さくなるので、窓付きリーフバルブ21
7の切欠き217Eと、下側に重畳される窓付きリーフ
バルブ118の連結部118Cとは、位置合わせして組
み付けることが望ましい。連結部217Cと内環217
Dは撓み剛性が小さいので、窓付きリーフバルブ217
としての撓み剛性は、ほぼ外環217Aの撓み剛性に等
しくなる。第1実施例との相違点は、切欠きを窓付きリ
ーフバルブ117,118のどちらに設けるかの違いで
あり、リーフバルブ,窓付きリーフバルブ,低速域リー
フバルブの作用効果は同一であるので、詳細な説明は省
略する。
【0041】更に、図5に示す本発明の第3実施形態に
ついて説明する。第1実施形態で説明したピストンバル
ブPVとの相違部品は、第2実施形態と同じリーフバル
ブ216と切欠きリーフバルブ219である。図5
(E)に示す切欠きリーフバルブ219には、外環21
9Aと当該外環219Aに少なくとも1箇所の連結部2
19Cで結合された内環219Dに包囲され、第1実施
形態と同じ窓付きリーフバルブ117,118の開口窓
117B,118Bに連通する円弧状の開口窓219B
が形成される。撓み剛性を小さくするため開口窓219
Bの外径を大きくした外環219Aには、従来の打刻オ
リフィスに相当する切欠き219Eが設けられている。
【0042】内環及び外環を結合する連結部219Cの
撓み剛性は小さくなるように設計されているので、切欠
きリーフバルブ219としての撓み剛性は、極めて小さ
く殆ど無視できる。切欠き219Eは、低速域リーフバ
ルブ119に対向する窓付きリーフバルブ118の開口
窓118Bに連通して、当該開口窓118Bに上部室A
の圧油を導きさえすればよいので、切欠きリーフバルブ
219は、リーフバルブ216と窓付きリーフバルブ1
18との間であればどこに挟持しても上記の目的を達す
ることことができる。
【0043】ピストンロッド1が上昇する所謂伸長行程
において、切欠きリーフバルブ219をリーフバルブ2
16と窓付きリーフバルブ118間のいずれかに挟持す
る第1実施例の場合は、ピストン速度が小さく上部室A
とピストン上部の開口部8Bとの圧力差が小さい微低速
〜低速域において、上部室Aの圧油が切欠き219Eを
介して,第2窓付きリーフバルブ118の開口窓118
Bに導かれるとともに、当該開口窓118Bに低速域リ
ーフバルブ119が対向し、その撓み剛性に対応しピス
トン速度にほぼ比例した圧力差で、低速域リーフバルブ
119の内周側が押し開かれ、上部室Aの圧油が下部室
Bに開放される。
【0044】切欠きリーフバルブ219を第2の窓付き
リーフバルブ118と低速域リーフバルブ119の間に
挟持する第2実施例の場合は、上部室Aの圧油が切欠き
リーフバルブの切欠き219Eから直接開口窓219B
に導かれるとともに、当該開口窓219Bに対向する低
速域リーフバルブ119の撓み剛性に対応し、ピストン
速度にほぼ比例した圧力差で低速域リーフバルブ119
の内周側が押し開かれ、上部室Aの圧油が下部室Bに開
放される。この場合は開口窓219Bの開口面積が大き
いため、微低速〜低速域の減衰力を前記第1実施例と同
じにするには、低速域リーフバルブ119の板厚を厚く
して撓み剛性を大きくする。
【0045】上述した第1及び第2のいずれの実施例に
おいても、切欠きリーフバルブ219の撓み剛性は小さ
く、リーフバルブ全体の合成された撓み剛性には殆ど影
響しないので、この際の通路抵抗により、図7(B)に
示すようなピストン速度にほぼ比例する微低速〜低速域
の伸側減衰力を発生させることができる。ピストン速度
が増大する中速域以上の伸側減衰力の発生については、
第1実施形態とほぼ同様であるので、詳細な説明は省略
する。
【0046】以上、本発明をピストンバルブPV側に適
用した場合について説明したが、ベースバルブBV側に
適用した場合も、穴付きリーフバルブ(切欠きリーフバ
ルブ),オリフィス(切欠き),窓付きリーフバルブ,
低速域リーフバルブ等の作用・効果は同一であるので、
詳細な説明は省略する。
【0047】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明の第1実施形態
によれば、窓付きリーフバルブは、穴付きリーフバルブ
と内外径が同一で開口窓の外径が積み重ね順に大きくな
っているので、穴付きリーフバルブの撓みの増加に伴い
窓付きリーフバルブ,低速域リーフバルブとの合成され
た撓み剛性もピストン速度に対応して順次大きくなるた
め、全速度域に亘り減衰力がピストン速度にほぼ比例し
て増加する速度比例型の減衰力特性を得ることができ
る。つぎに、第2実施形態によれば、リーフバルブと内
外径が同一で開口窓の外径が積み重ね順に大きくなる窓
付きリーフバルブのうちいずれか一つの外環を所要の巾
で切断したので、リーフバルブの撓みの増加に伴い窓付
きリーフバルブ,低速域リーフバルブとの合成された撓
み剛性も第1実施形態と同様にピストン速度に対応して
順次大きくなるため、全速度域に亘り減衰力がピストン
速度にほぼ比例して増加する速度比例型の減衰力特性を
得ることができる。また、第3実施形態によれば、リー
フバルブと低速域リーフバルブ間に挟持される窓付きリ
ーフバルブは、リーフバルブと内外径が同一で開口窓の
外径が積み重ね順に大きくなっているので、開口窓の外
径を大きくして撓み剛性を小さくし外環を所要の巾で切
断した切欠きリーフバルブを、リーフバルブから低速域
リーフバルブの間のいずれかに介挿することにより、リ
ーフバルブ,窓付きリーフバルブ,切欠きリーフバル
ブ,低速域リーフバルブの合成された撓み剛性も第1実
施形態と同様にピストン速度に対応して順次大きくなる
ため、全速度域に亘り減衰力がピストン速度にほぼ比例
して増加する速度比例型の減衰力特性を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)本発明の第1実施形態に係わる油圧緩衝
器の左半断面図である。 (B)本発明の第2,第3実施形態に係わる油圧緩衝器
の右半断面図である。
【図2】(A)第1実施形態に係わる穴付きリーフバル
ブの平面図である。 (B)第1実施形態に係わる第1窓付きリーフバルブの
平面図である。 (C)第1実施形態に係わる第2窓付きリーフバルブの
平面図である。 (D)第1実施形態に係わる低速域リーフバルブの平面
図である。
【図3】(A)第2実施形態に係わるリーフバルブの平
面図である。 (B)第2実施形態に係わる窓付きリーフバルブの平面
図である。 (C)第2実施形態の第1実施例に係わる窓付きリーフ
バルブの平面図である。 (D)第2実施形態に係わる低速域リーフバルブの平面
図である。
【図4】(A)第2実施形態に係わるリーフバルブの平
面図である。 (B)第2実施形態の第2実施例に係わる窓付きリーフ
バルブの平面図である。 (C)第2実施形態に係わる切欠きリーフバルブの平面
図である。 (D)第2実施形態に係わる低速域リーフバルブの平面
図である。
【図5】(A)第3実施形態に係わるリーフバルブの平
面図である。 (B)第3実施形態に係わる第1窓付きリーフバルブの
平面図である。 (C)第3実施形態に係わる第2窓付きリーフバルブの
平面図である。 (D)第3実施形態に係わる低速域リーフバルブの平面
図である。 (E)第3実施形態に係わる切欠きリーフバルブの平面
図である。
【図6】従来技術に係る油圧緩衝器の縦断面図である。
【図7】(A)従来技術に係る油圧緩衝器の減衰力特性
である。 (B)本発明に係る油圧緩衝器の減衰力特性である。
【符号の説明】
A 上部室 B 下部室 C 底部室 D タンク室 PV 伸側減衰弁 BV 圧側減衰弁 1 ピストンロッド 8 ピストン 16 バルブケース 21 シリンダ 22 外筒 116 穴付きリーフバルブ 117 (第1)窓付きリーフバルブ 118 (第2)窓付きリーフバルブ 119 低速域リーフバルブ 216 リーフバルブ 217 (外環に切欠きを設けた)窓付きリーフバルブ 218 (外環に切欠きを設けた)窓付きリーフバルブ 219 切欠きリーフバルブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外筒に収容されたシリンダ内を上部室と下
    部室とに区画する一方、シリンダ内に摺動自在に案内さ
    れるピストンをピストンロッドの下端部に結合して、当
    該ピストンに配設された伸側減衰弁によりピストンロッ
    ドが伸長する際の伸側減衰力を制御するとともに、シリ
    ンダ内を下部室とタンク室に連通する底部室とに区画す
    るバルブケースをシリンダ下端部に嵌着して、当該バル
    ブケースに配設された圧側減衰弁によりピストンロッド
    が収縮する際の圧側減衰力を制御する油圧緩衝器におい
    て、 上記伸側減衰弁又は圧側減衰弁はいずれも内外径が同一
    のリーフバルブで構成され、ディスクの下端面に内周側
    が当接する穴付きリーフバルブと、ピストン又はバルブ
    ケースのシート面に外周側が当接する低速域リーフバル
    ブとの間に、前記穴付きリーフバルブのオリフィスに連
    通する円弧状の開口窓を設けた窓付きリーフバルブを挟
    持してなり、当該窓付きリーフバルブの開口窓の外径
    が、穴付きリーフバルブ側より低速域リーフバルブ側が
    順に大きくなることを特徴とする油圧緩衝器の減衰力発
    生構造。
  2. 【請求項2】外筒に収容されたシリンダ内を上部室と下
    部室とに区画する一方、シリンダ内に摺動自在に案内さ
    れるピストンをピストンロッドの下端部に結合して、当
    該ピストンに配設された伸側減衰弁によりピストンロッ
    ドが伸長する際の伸側減衰力を制御するとともに、シリ
    ンダ内を下部室とタンク室に連通する底部室とに区画す
    るバルブケースをシリンダ下端部に嵌着して、当該バル
    ブケースに配設された圧側減衰弁によりピストンロッド
    が収縮する際の圧側減衰力を制御する油圧緩衝器におい
    て、 上記伸側減衰弁又は圧側減衰弁はいずれも内外径が同一
    のリーフバルブで構成され、ディスクの下端面に内周側
    が当接するリーフバルブと、ピストン又はバルブケース
    のシート面に外周側が当接する低速域リーフバルブとの
    間に、内周側の撓み剛性を小さくする円弧状の開口窓を
    有し当該開口窓の外径がリーフバルブ側より低速域リー
    フバルブ側が順に大きくなる窓付きリーフバルブを挟持
    してなり、各々の開口窓を外側から包囲する前記窓付き
    リーフバルブのうちいずれか一つの外環を所要の巾に切
    断して、開口窓を上流側に連通させることを特徴とする
    油圧緩衝器の減衰力発生構造。
  3. 【請求項3】外筒に収容されたシリンダ内を上部室と下
    部室とに区画する一方、シリンダ内に摺動自在に案内さ
    れるピストンをピストンロッドの下端部に結合して、当
    該ピストンに配設された伸側減衰弁によりピストンロッ
    ドが伸長する際の伸側減衰力を制御するとともに、シリ
    ンダ内を下部室とタンク室に連通する底部室とに区画す
    るバルブケースをシリンダ下端部に嵌着して、当該バル
    ブケースに配設された圧側減衰弁によりピストンロッド
    が収縮する際の圧側減衰力を制御する油圧緩衝器におい
    て、 上記伸側減衰弁又は圧側減衰弁はいずれも内外径が同一
    のリーフバルブで構成され、ディスクの下端面に内周側
    が当接するリーフバルブと、内周側の撓み剛性を小さく
    する円弧状の開口窓を有し当該開口窓の外径がリーフバ
    ルブ側より順に大きくなる窓付きリーフバルブと、ピス
    トン又はバルブケースのシート面に外周側が当接すると
    ともに前記リーフバルブとの間に窓付きリーフバルブを
    挟持する低速域リーフバルブとからなり、リーフバルブ
    から低速域リーフバルブ間のいずれかに、開口窓の外径
    を大きくして撓み剛性を小さくした外環を所要の巾に切
    断して開口窓を上流側に連通させた切欠きリーフバルブ
    を介挿することを特徴とする油圧緩衝器の減衰力発生構
    造。
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