JP2001165221A - 伸縮フォーク構造体 - Google Patents

伸縮フォーク構造体

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JP2001165221A JP2000289581A JP2000289581A JP2001165221A JP 2001165221 A JP2001165221 A JP 2001165221A JP 2000289581 A JP2000289581 A JP 2000289581A JP 2000289581 A JP2000289581 A JP 2000289581A JP 2001165221 A JP2001165221 A JP 2001165221A
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    • B62K25/00Axle suspensions
    • B62K25/04Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork
    • B62K25/06Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with telescopic fork, e.g. including auxiliary rocking arms
    • B62K25/08Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with telescopic fork, e.g. including auxiliary rocking arms for front wheel
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
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    • F16F9/44Means on or in the damper for manual or non-automatic adjustment; such means combined with temperature correction
    • F16F9/46Means on or in the damper for manual or non-automatic adjustment; such means combined with temperature correction allowing control from a distance, i.e. location of means for control input being remote from site of valves, e.g. on damper external wall
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 【解決手段】伸縮フォーク構造体は少なくとも2本の伸
縮脚を有していて、それぞれの脚は伸縮する構成になっ
た管7,8,13を持ち、これらには、作動媒体の中で
動作するピストン12及びピストンロッド10構造体が
設けられている。第1伸縮脚(圧縮脚)5はこれが圧縮
運動をしているときにのみ本質的に減衰機能を発揮し、
そして第2伸縮脚(戻り脚)6はこれが戻り運動をして
いるときにのみ本質的に減衰機能を発揮する。これら伸
縮脚はそれぞれ圧力室ユニット22に接続されている
が、この圧縮室ユニットは、作動媒体に対しては閉鎖系
になっていて、問題のそれぞれの脚について形成されて
おり、この作動媒体を加圧している。ピストン・ピスト
ンロッド構造体のピストン12は、1つまたはそれ以上
の部材(29,30,36,37)がこれに設けられて
いるか、あるいはこれらと協働するか、これらの部材が
それぞれの減衰機能を果たすか決定し、これらの内の1
つまたはそれ以上が外側から調整できるようになってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗物、特に自動二
輪車の前輪用の伸縮フォーク構造体に関する。この構造
体は、相対的に伸縮するように構成されている一対の管
を持つ少なくとも2本の伸縮脚と、これらの中に配設さ
れていて、公知のタイプの、好適には油圧オイルの形態
をしている作動媒体の中で動作するピストンとピストン
ロッドとを有している。
【0002】
【従来の技術】2本の伸縮脚を持つ伸縮フォーク構造体
であって、それぞれの伸縮脚が伸縮可能に構成された外
管,内管からできていて、1本のピストンロッドがその
脚の1端に固定され、1本またはそれ以上の管の内部で
延伸し、もう一方の端で、内管の中で作動媒体を押しの
けるように配設されたピストンを支持している伸縮フォ
ーク構造体は既に公知で使用されている。
【0003】前車輪がその脚の端で前記外管に取り付け
られ、内管が軸受け部に取り付けられ、そして更にこれ
は車/自動2輪車のシャーシに固定されている。脚の構
造と管の構成は様々である。また、問題のタイプの伸縮
脚の特徴は、機構的な主スプリングがそれらの管の中あ
るいは近くに配設されているということである。
【0004】ピストンに関しては、作動媒体が問題の管
の内部に入れられている。ピストンはこの作動媒体の中
で動作して減衰機能を果たす。通常、導管系が管構造体
の中のピストンの外側に設けられていて、この導管系に
よって、ピストンがスプリング運動の機能で動くときそ
の作動媒体を供給したり戻したりすることができるよう
にしている。
【0005】この導管系は制御弁構造体を通っており、
この弁によって脚の減衰特性が決まるのである。この制
御弁構造体は、この場合、外部から人手によって起動さ
せる部材を使用して減衰特性を調節するように設計され
ている。この導管系は、また、媒体がピストンの両側に
現れるようにし、そのためにピストンの上側で大気圧に
さらされるようになっている。
【0006】伸縮フォーク構造体において、前記作動媒
体を加圧するように構成することも公知である。これに
関しては、特に、EP208,740を参照することが
できる。
【0007】
【発明が解決すようとする課題】非加圧作動媒体を持つ
伸縮フォーク構造体においては、特定の路面を走行して
いるときなどにタイヤが振動することによって生じる高
周波、例えば15から20Hzの周波数でキャビテーシ
ョンおよび泡が発生し、減衰がゼロになるか非常に弱く
なってしまう。ロード・レースなどの安全性を高めるた
めには、このような高周波でも減衰することが可能な伸
縮フォーク構造体が必要である。本発明は、なかんずく
この問題を解決することを狙いとしている。
【0008】本発明は、この関連において、加圧作動媒
体空間を使用することによって有利性を獲得するものと
し、特殊な自動2輪車と標準的なものというように状況
が異なっても有効に機能を発揮できる、そのような空間
を設けることができるようにする必要があるという認識
に基づいている。本発明はこの問題も解決する。
【0009】高周波を効果的に減衰させるという課題を
解決するために、作動媒体に対して加圧システムを使用
することはこれまでは明らかではない。問題のタイプの
構成においては、加圧システムは、1つ又は複数のピス
トンロッドシールによる摩擦が増加するので、ピストン
・ロッドの直径を小さくする必要があった。ピストンロ
ッドの表面領域が、ピストンの運動による押しのけに対
する抵抗要因となっているので、摩擦が増加すること
は、各運動当たりの押しのけ量が小さくなることを意味
していた。そして、このことはピストン/ピストンロッ
ドがそれぞれの減衰においてかなり長い運動をしなけれ
ばならないということを意味し、その結果、実質的にヒ
ステリシスを生じ、高周波において減衰効果を発揮でき
ないということになるのである。本発明はこの問題も解
決し、作動媒体を加圧することによって摩擦が増加する
という欠点を、ピストンロッドおよびピストンの運動が
比較的小さくても大きな押しのけをすることによって影
響を弱めることができるようにする。
【0010】本質的に1方向の作動/減衰をする脚を持
っている伸縮フォーク構造体の場合は、2方向について
著しい機能の差が出るような構造を提案することが可能
でなければならない。本発明はこの問題も解決する。
【0011】また、技術的に簡単な方法で人手によって
作動させることのできる機能の設定も必要である。本発
明はこの問題を解決することも狙っている。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の伸縮フ
ォーク構造体を特徴付けていると基本的に見なしうる特
色は、前記の伸縮脚の内の、これ以降圧縮脚と称する第
1伸縮脚が、これが圧縮運動をしている間のみ本質的に
減衰機能を果たし、これが戻り運動をしているときは減
衰機能を実質的に果たさず、また前記の伸縮脚の内の、
これ以降戻り脚と称する第2伸縮脚が、これが戻り運動
をしている間のみ本質的に減衰機能を果たし、圧縮運動
をしているときは減衰機能を実質的に果たさないという
ことである。
【0013】更なる特徴としては、前記圧縮脚と戻り脚
の内の少なくとも1つに圧力室ユニットが接続されてい
て、このユニットが、作動媒体を閉鎖系にしてこの作動
媒体を加圧しているということと、減衰機能を果たす、
あるいは決定する1つまたはそれ以上の部材をピストン
/ピストンロッド構造体のピストンに設けるか、あるい
はピストンがこれらと協働するということとがある。
【0014】本発明の1つの実施態様においては、各ピ
ストンおよびピストンロッドの運動による加圧媒体中の
押しのけ量は、ピストンの表面領域に依存するか関連し
ている。また加圧媒体(非加圧媒体の場合に比較して)
による摩擦の増加は、ピストン/ピストンロッド領域で
はなくピストン/ピストン領域が生み出したより大きな
押しのけ量によって補償される。
【0015】本発明の1つの実施態様においては、圧縮
脚は、ブリード調整機能のための逆止弁ユニットを有す
ることができる。この逆止弁は、遅い媒体速度に対し
て、あるいは媒体速度が遅いときに、圧縮行程のブリー
ド調整機能を作動させることができる。この場合、圧縮
脚のピストンは、その上側に好ましくは第1シムの形を
した第1媒体作動部材を持つことができるが、このとき
に使用するのが特に有利である。この部材あるいは第1
シムは、固い特性を持ち、圧縮行程において高速で媒体
が流れることができるようにする。問題のピストンも、
好ましくはピストンの下側に設けた第2シムの助けを借
りて第1逆止弁機能体を持つ。この第1逆止弁機能体
は、圧縮脚が戻り行程にあるときの低圧において開き媒
体を通す。第1逆止弁機能体/第2シムは特性が弱く、
第1シムと第2シムの前記固い特性と弱い特性は、圧縮
脚が圧縮行程にあるときと戻り行程にあるときとの間に
著しい差ができるように選定する。この著しい差によっ
て、低速の圧縮減衰に対して簡単に調整ができるように
するのである。前記逆止弁ユニットによって、圧縮脚が
戻り行程にあるとき、ブリード調整機能において媒体が
流れないようにするのである。
【0016】好適実施態様においては、戻り脚は、この
戻り脚が戻り行程にあるときでかつ媒体の速度が遅いと
きに、媒体が流れることができるようにするブリード調
整機能体を有している。戻り脚のピストンは、その下側
に第2媒体作動部材、好ましくは第3シムを持ってお
り、これは、戻り行程で高速の媒体が通ることができる
ように固い特性になっている。最後に述べたピストン
は、好ましくは第4シムの形をした第2逆止弁機能体を
持っており、これは、ピストンの上側に設けられ、戻り
脚が圧縮行程にある低圧のときに開いて媒体を通すよう
になっている。前記第2逆止弁機能体/第4シムは特性
が弱いものである。第3シムと第4シム(第2逆止弁機
能体)の固い特性と弱い特性によって、戻り脚の戻り行
程と圧縮行程との減衰に著しい差ができるのである。こ
の著しい差は、低速の戻り減衰を人手で作動する部材に
よって外側から調整できるように選定する。このブリー
ド調整機能体によって、戻り脚が圧縮行程にあるときは
無視できる程の媒体しか通れないのである。
【0017】1つの実施態様においては、圧縮脚のピス
トンは、複数が結合していて、軸方向に延伸する貫通穴
を持つ第1ピストン体部を有していることができる部品
からなっている。また、このピストン体部の端に直接当
てられている第1および第2シムを含み、このピストン
体部と、ブリード調整機能を果たす第1要素の前部を内
部で支持する第1軸受けハウジングとを接続し支持する
部分を含んでいる。
【0018】更に別の実施態様においては、戻り脚のピ
ストンは、複数が結合していて、軸方向に延伸する貫通
穴を持つ第2ピストン体部を有していることができる部
品と、このピストン体部の端に直接当てられている第3
および第4シムと、ブリード調整機能を果たす第2要素
の前部を内部で支持する第2接合・支持部とからなって
いる。これら第1および第2支持部は、第1および第2
ピストン体部それぞれにある放射状中央凹みまで延在し
ている。
【0019】上記の特徴によって、圧縮脚と戻り脚は、
例えば、タイアや路面等からの振動などによる15から
25Hzの周波数の高周波の減衰を行うことができるの
である。少なくとも何れかの脚には加圧室ユニットが接
続されているが、該加圧室ユニットには気体(窒素ガ
ス)が充填されており、作動媒体と気体との間にある分
離ピストンとともに作動する。作動媒体のための空間と
分離ピストンとの間に制御弁を設けるのが好ましい。前
記1つ又は複数のブリード調整機能体は、人手で作動す
る部材によって脚の一端から調整できるが、このこと
は、外側から調整ができるということである。前記制御
弁は、ピストン・ピストンロッド構造体が押し込む圧縮
力の調整をするユニットから構成することができる。減
衰機能の応答は、変位と力がピストン/ピストン・ロッ
ド領域に関連するかあるいはこの領域に掛かるため加速
されるのである。
【0020】
【発明の効果】前記の提案によって、高い周波数でも機
能する伸縮フォーク構造体が得られる。提案している構
成は、かなり簡単な構成になっており、加圧媒体を使っ
た結果としてこの構成に生じる強い摩擦力の効果を打ち
消すことができるようにするのである。構造が非常に簡
単であるので、この技術分野でそれ自体公知の構造部品
を広く使用することができる。この構成は特殊な自動2
輪車にも標準的なものにも適合でき、三輪車などであっ
ても使用できると考えられる。
【0021】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて説明する。図1には、自動二輪車(ロードレー
ス用など)の前部分が象徴的に描かれており、シャーシ
1、ハンドルバー2、およびこの自動2輪車の前輪4を
支持している伸縮フォーク構造体3が示されている。こ
の伸縮フォーク構造体3は、それ自体は公知の方法で上
下のスペーサ部材3b,3bを介してシャーシに締結さ
れている2本の伸縮脚5および6を有している。
【0022】本発明の特徴の1つは、1本の脚、例えば
左脚5は、これが圧縮方向にあるときにのみ本質的に減
衰を行い、逆に、脚が戻り方向にあるときは減衰を実質
的に全く行なわず、また第2の脚、例えば右脚6は、こ
れが戻り方向にあるときにのみ本質的に減衰を行い、逆
に、脚が圧縮方向にあるときは減衰を実質的に全く行な
わないという点、にある。
【0023】図2及び3には、横に置いたときのそれぞ
れの脚5,6の基本的な構造が示されている。図2及び
3において、脚の構造は、下記に説明するが、圧縮脚、
即ち図1の左脚5を形成するために、基本的な構造に第
1部品が付加されている。この基本的な構造に、前記第
1部品の代わりに後述する第2部品を付加することによ
って、戻り脚、即ち図1の右脚6が得られる。前記基本
的な構造は、かなりの所までそれ自身公知の部品を使用
してそれ自身公知の方法で設計されているので、本発明
に関連したところだけ説明することにする。
【0024】前記基本的な構造は、外管7と、この外管
7の中で縦方向に変位できるように取り付けられている
内管8とを有している。ピストンロッド10が脚の第1
の端9に締結されていて、ピストン12またはピストン
構造体がピストンロッド10の自由端11に締結されて
いる。ピストンロッド10およびピストン12は、ピス
トン・ピストンロッド構造体の一部分を形成していると
考えることができる。
【0025】前記ピストンロッド10は、外管7の内側
中心を通って内管8の中心に延伸しており、該内管8の
中には、ピストン12が作動する更なる内管13が設け
られている。この内管13の運動は内管8の運動と協働
し、両方の内管8および13は取り付けブラケット14
(図3)に接続されていて、該ブラケットの軸受凹み1
4aにおいて車輪4(図1参照)が公知の方法で該脚に
取り付けられるのである。
【0026】また、スプリング15が内管8の内側に設
けられている。ピストンロッド10はこのスプリング1
5の中を延伸しており、またスプリング15は脚の端9
につなぎ止められている管ストッパ16にその1端を押
し付けている。
【0027】ピストン12は、内管13の中の空間17
内で作動し、また、ピストンロッド10は、内管13の
内壁に固着されているブッシング19の中で縦方向に変
位できるように取り付けられている。ピストンロッド1
0は、1つまたはそれ以上のシール部材20によってブ
ッシング19に対してシールされいてる。
【0028】前記スプリング15は、内管13の上端に
内管8の内面に沿って滑動するフランジ21を押し付け
ている。このようにして、このスプリング15は内管8
(及び内管13)のリターンスプリングとなり、内管8
を外管7から押し出そうとする(図の右に向かって)。
従って、外管7の中の内管8の上向きスプリング運動は
前記スプリング15の運動に対抗して起こるのである。
【0029】内管8には圧力室ユニット22が接続され
ている。この圧力室ユニット22は、これ自体公知のタ
イプのものでよく、空間23内の気体(窒素ガス)およ
び変位可能な分離ピストン24を備えている。
【0030】前記空間17と圧力室ユニット22との間
に制御弁ユニット25が設けられている。この制御弁ユ
ニット25は、外側から操作可能のマニュアルの調整部
材で外側から調整することができる。この制御弁ユニッ
ト25は、オーリンズ・レーシングRから販売されてい
る範囲の公知のタイプのものである。
【0031】前記制御弁ユニット25は、この制御弁ユ
ニットを通るブリード量を設定する調整ねじ26と、前
記ピストン12及びシムの上側と下側との媒体の主経路
に備えられた弁機能体とを備えている。上記によって、
この制御弁ユニット25は減衰部材として組み込まれて
おり、従って、各脚は、本質的に1方向にのみ減衰機能
を果たす制御弁の付いた圧力室ユニット22をそれぞれ
に持っている。
【0032】前記空間17は流路28を介して空間27
につながっており、制御弁ユニット25は、その設定に
応じて、また前記ピストン12の中あるいはピストン1
2の上側の運動に応じて作動媒体が通ることができるよ
うにしている。前記分離ピストン24は、それ自体公知
の方法で前記気体と作動媒体を分離する。この構成を採
用している意味は、作動媒体を閉鎖系にし、圧縮の時も
戻りの時も常時作動媒体を加圧するということである。
従って、キャビテーションも発泡現象も全く起こらない
のである。窒素ガスの加圧力は約6barに選定すれば
よい。
【0033】前記ピストンロッド10の内部には細長要
素としての調整棒29が設けられている。この調整棒2
9はブリード調整機能に寄与するものであり、前記端9
からピストン構造体まで延在している。この調整棒29
は外側から調整することができ、ブリード機能を果たす
ためにピストンロッド10の座30との隙間が変化する
ように該座30に対して変位することができる。脚端9
はシャーシに対向し、これに締結されており、前記ブリ
ード調整機能は脚端9側から調整される。
【0034】図4において、ブリード調整機能用の座は
30で示されている。前記調整棒29と座30はそれ自
体公知の方法で設計し組み立てればよく、ここでは、こ
の調整棒29の脚端9側部分を人手で作動させたとき
に、座30に対して縦方向に変位できるように設けられ
ていることだけを注記しておく。このようにしてブリー
ド調整機能は高くなったり低下したりする。
【0035】前記圧縮脚5を構成する部品には、シール
32と軸方向の貫通穴33,34,35を有するピスト
ン体部31と、非常に固い第1シム即ちシム・スタック
36と、非常に弱い第2シム即ちシム・スタック37と
が含まれている。それぞれのシムはピストン体部31の
対応する端に直接当接している。
【0036】ピストンロッド10とピストン12とは接
続部38を介して接続されている。該接続部38は、上
述の座30と凹み39とを持つように設計されており、
また逆止弁ユニット40を備えている。この接続部38
は軸受ハウジング(あるいは軸受ハウジング部)38a
を持っており、調整棒29の図4右側部分を支持してい
る。スプリングワッシャの形をした逆止弁構造体41も
含まれている。
【0037】前記接続部38は、また、ピストンロッド
10の前部分に対する軸受凹み42を有し、ピストンロ
ッド10と調整棒29との間には滑り軸受43が配設さ
れており、ブリード機能の設定に従って調整棒29がピ
ストンロッド10に対して縦方向に変位する際に回転で
きるようになっている。前記接続部38は、前記軸受凹
み42に切られたねじでピストンロッド10に結合され
ている。また、前記シム36と逆止弁ユニット40との
間にはスペーサ部材(クランプ輪)44が、シム37の
下側にはスペーサ部材45が配置されており、前記接続
部38の端には前記ピストン12等を接続部38にしっ
かりねじ止め固定する締結装置46が設けられている。
【0038】また前記接続部38の周囲には衝撃減衰ス
プリング47(いわゆるトップ・アウト)が配設されて
いる。弾性材料でできている減衰装置がピストンの下の
ピストンロッドの部分に設けられていて、範囲外の場所
で金属同士がぶつかるのを防ぐようにしてある。
【0039】図4に、圧縮脚5が圧縮するときに、ピス
トン構造体を通る媒体が流れる経路を示している。ピス
トン速度が遅いときには、媒体の流れ48は、ピストン
の下側から、座30,調整棒29間、逆止弁ユニット4
0の中の放射状の凹み、逆止弁構造体を通るが、この逆
止弁構造体は、ピストンの上側にあるスプリング(ワッ
シャ)41の作用に抗する流れによって開放されるので
ある。ピストン速度が速いときは、ピストン12の上側
と下側の間にあるシム36を開く直接的な媒体経路49
も確立される。
【0040】図5に、媒体がピストン12の上側12a
からその下側12bに流れるときの、即ち圧縮脚5の戻
り行程での媒体の流れを示している。媒体の流れは、逆
止弁機能体と原理的に協働し、本実施態様においては、
好ましくは1枚あるいはそれ以上のシムからなる部材3
7を通って行く。
【0041】図6および7に、図2および3に第2の部
品セットを加えて基本設計に戻り脚6の特性を与えてあ
る脚の基本的な設計を示している。この第2の部品セッ
トは前記第1の部品セットと部品構成的には略同じであ
る図4の逆止弁構造体40がこの場合は省略されてい
る、即ち、第2の部品セットが第1の部品セットよりも
構造が簡単になっているところが異なっている。
【0042】更に、ピストン12の下側および上側にあ
るシム・スタック36′および37′が、原理的に、圧
縮脚5のシム・スタック36および37と入れ替わって
いる。即ち、全く純粋に逆止弁機能体と協働する弱い方
のシム37′がピストン12′の上側に位置し、減衰機
能体と協働する固いシム36′は前記ピストン12′の
下側に設けられている。
【0043】図6に、戻り脚6が圧縮行程にある間に、
逆止弁機能体としての弱いシム37′を介してピストン
12の上側と下側との間を直接流れる媒体流51を示し
ている。この逆止弁機能体としてのシム37′が弱いも
のであることと、無視できるほどの量の媒体しか接続部
38′の座30′と調整棒29′との間のブリード調整
機能体を通ることができないという事実とによって、圧
縮行程の間は減衰は殆ど無いか僅かしか起こらないので
ある。いろいろな部分の機能と構造がこの説明で明らか
になったであろう。
【0044】図7に、戻り脚6の戻り行程におけるピス
トン12の上側と下側との間を流れる媒体の経路を示し
ている。このとき減衰機能はこの戻り脚6が果たすので
ある。媒体の速度が遅いときは、媒体経路52はブリー
ド機能体としての調整棒29′と座30′との隙間を通
る。一方、媒体の速度が速いときは、媒体経路53はシ
ム36′にも確立され、これが前記の戻り行程での減衰
機能を果たすのである。
【0045】シム37′は、素早く動き、また特殊な位
置で動作させる必要がないので、上記による逆止弁機能
体に使用することが好ましい。上記によって、低速圧
縮、あるいは外側から直接ピストンに掛かる低速戻り減
衰を調節することが容易になる。前述のようにシムに弱
いのと固いのとがあることによって、圧縮脚と戻り脚と
に著しい差ができ、このことから、低速圧縮と低速戻り
との減衰を外側から調節することができるようにしてい
るのである。
【0046】本発明は、上記に説明した実施態様に限定
されるものではなく、逆に、特許請求の範囲および本発
明の趣旨の範囲であれば修正することが可能である。実
施態様の説明で使用している制御弁ユニット25は、原
理的には省略してもよいが、これを設けることで伸縮フ
ォーク構造体に加速効果を与えることできることが分か
っている。この使用した弁はR−1565という品番で
あるが、上記の範囲に入る弁である。この制御弁ユニッ
トは圧縮弁と称されているタイプのものであって、圧縮
行程に対してある程度減衰の効果を発揮する。このこと
によって、戻り脚の圧縮行程で少しではあるがこの弁か
らも減衰効果を得ることができるのである。しかし、こ
の少しの減衰というのは重要性は低く、戻り脚の主たる
減衰は、そのピストン12あるいはその固いシム・スタ
ック36′が果たすのである。
【0047】前記制御弁ユニット25は従来からの伸縮
脚構造体に使用され、公知の構成において制御を単独で
可能にしている。しかし、ピストン12の中のブリード
機能体29、30を介しての制御の方が前記の差異によ
って簡単に更に強力な制御能力を生じさせるのである。
圧縮脚の圧縮方向と、戻り脚の戻り方向とにおいて10
0%減衰機能を果たすと仮定すれば、好適実施態様にお
いては、それぞれに逆の向きの減衰は10%かそれ以下
しかない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による伸縮フォーク構造体
を備えた自動二輪車の前部分の斜視図である。
【図2】上記伸縮フォーク構造体の基本構造の上部の断
面側面図である。
【図3】上記基本構造の下部の断面側面図である。
【図4】圧縮脚の圧縮行程における要部の拡大断面側面
図である。
【図5】上記圧縮脚の戻り行程における要部の拡大断面
側面図である。
【図6】戻り脚の圧縮行程における要部の拡大断面側面
図である。
【図7】上記戻り脚の戻り行程における要部の拡大断面
側面図である。
【符号の説明】
3 伸縮フォーク構造体 5 圧縮脚 6 戻り脚 7 外管 8 内管 10 ピストンロッド 12 ピストン 17,27 空間 22 加圧室ユニット 24 分離ピストン 25 制御弁ユニット 26 調整ねじ 29,30 調整棒,座(ブリード調整機能体) 31 第1ピストン体部 33〜35 貫通穴 36 第1シム 37 第2シム 38 接続部 38a 第1軸受けハウジング 40 逆止弁ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マッツ ラーソン スウェーデン国、エス−194 27 ウップ ーランズ ベスビイ ピー オー ボック ス722 オーリンス レーシング アクテ ィエボラーグ内 (72)発明者 オスカー レーブグレン スウェーデン国、エス−194 27 ウップ ーランズ ベスビイ ピー オー ボック ス722 オーリンス レーシング アクテ ィエボラーグ内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗り物、好ましくは自動二輪車の前輪
    (4)用で、伸縮可能に構成された管と、これらの内部
    にて作動媒体(油圧オイル)中で動作するピストン・ピ
    ストンロッド構造体とを有する少なくとも2本の伸縮脚
    (5,6)を備えた伸縮フォーク構造体において、前記
    伸縮脚の内の圧縮脚と称する第1伸縮脚(5)が本質的
    に圧縮運動の間のみ減衰機能を発揮し、前記伸縮脚の内
    の戻り脚と称する第2伸縮脚(6)が本質的に戻り運動
    の間のみ減衰機能を発揮し、これら圧縮脚あるいは戻り
    脚の内の少なくとも1本には加圧室ユニット(22)が
    接続され、該加圧室ユニットは前記作動媒体について閉
    鎖系を構成してこの作動媒体を加圧しており、前記ピス
    トン・ピストンロッド構造体のピストン(12)に、そ
    れぞれの減衰機能を発揮するかあるいは減衰機能を決定
    する1つまたはそれ以上の部材が与えられるか、あるい
    は前記ピストンがこれら部材と協働することとを特徴と
    する伸縮フォーク構造体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の伸縮フォーク構造体で
    あって、ピストンおよびピストンロッドの運動による加
    圧媒体中の押しのけ量がピストン(12)の表面領域に
    依ることを特徴とする伸縮フォーク構造体。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の伸縮フォーク構
    造体であって、加圧媒体により引き起こされる摩擦がピ
    ストン(12)による押しのけ量を増加することによっ
    て補償されることを特徴とする伸縮フォーク構造体。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3の何れかに記載の伸縮
    フォーク構造体であって、圧縮脚(5)がブリード調整
    機能のための逆止弁ユニット(40)を有していて、こ
    の逆止弁ユニットが、圧縮行程でのブリード調整機能に
    おける遅い媒体速度に対して作動するよう構成されてお
    り、圧縮脚のピストン(12)が、その上側に好ましく
    は第1シム(36)である第1媒体作動部材を持ち、こ
    れが圧縮行程での高速において媒体(49)が通るよう
    構成されており、前記ピストン(12)が、好ましくは
    第2シム(37)の形をした第1逆止弁機能体を持って
    おり、これがピストンの下側に設けられていて、圧縮脚
    が戻り行程のときの低圧において媒体(50)に対して
    開くこととを特徴とする伸縮フォーク構造体。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の伸縮フォーク構造体で
    あって、第1逆止弁機能体としての第2シム(37)が
    弱い性質に設定されており、前記第1シム(36)と第
    2シム(37)とによって、圧縮脚の圧縮行程と戻り行
    程との間の減衰に著しい差を生じさせていることを特徴
    とする伸縮フォーク構造体。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の伸縮フォーク構造体で
    あって、その著しい差によって低速圧縮減衰の調整が簡
    単にできることを特徴とする伸縮フォーク構造体。
  7. 【請求項7】 請求項3ないし6の何れかに記載の伸縮
    フォーク構造体であって、逆止弁ユニット(40)が、
    圧縮脚が戻り行程にあるときにブリード調整機能体(4
    1,41a)によって媒体が流れないようにすることを
    特徴とする伸縮フォーク構造体。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7の何れかに記載の伸縮
    フォーク構造体であって、戻り脚が戻り行程にあるとき
    に媒体52が低速で通ることができるよう構成されてお
    り、該戻り脚のピストンがその下側に第2媒体作動部
    材、好適には固い性質の第3シム(36′)を持ち、戻
    り行程での高速時において媒体(53)が通れるよう構
    成され、前記ピストン(12)が第2逆止弁機能体を持
    っており、これが好適にはそのピストンの上側に設けた
    第4シム(37′)の形をしていて、戻り脚が圧縮行程
    にあるときの低圧で開いて媒体(51)が通るようにし
    てあることとを特徴とする伸縮フォーク構造体。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の伸縮フォーク構造体で
    あって、その第2逆止弁機能体としての第4シム(3
    7′)が弱い性質になっており、前記第3シム(3
    6′)と第4シム(37′)の固い特性と弱い特性とに
    よって、戻り脚の戻り行程と圧縮行程との間に著しい差
    をもたらすこととを特徴とする伸縮フォーク構造体。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の伸縮フォーク構造体
    であって、前記著しい差による低速戻り減衰を外側から
    調整できるようにしていることを特徴とする伸縮フォー
    ク構造体。
  11. 【請求項11】 請求項8ないし10の何れかに記載の
    伸縮フォーク構造体であって、そのブリード調整機能体
    (29′,30′)によって戻り脚が圧縮行程にあると
    きは無視できる量の媒体しか通れないよう構成されてい
    ることを特徴とする伸縮フォーク構造体。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし11の何れかに記載の
    伸縮フォーク構造体であって、圧縮脚のピストンが、軸
    方向に延在する貫通穴(33,34,35)を有する第
    1ピストン体部(31)と、該第1ピストン体部(3
    1)の両端に直接当接していて構わない第1,第2シム
    (36,37)と、ブリード調整機能を果たす第1要素
    (29)の前部分を内部で支持する第1軸受けハウジン
    グ(38a)を有し、前記第1ピストン体部,第1及び
    第2シムをピストンロッド(10)に結合する接続部3
    8とを有することを特徴とする伸縮フォーク構造体。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし12の何れかに記載の
    伸縮フォーク構造体であって、戻り脚のピストンが、軸
    方向に延在する貫通穴(33′,34′,35′)を有
    する第2ピストン体部(31′)と、該第2ピストン体
    部の両端に直接当接していて構わない第3および第4シ
    ム(36′、37′)と、ブリード調整機能を果たす第
    2要素(29′)の前部分を内部で支持する第2軸受ハ
    ウジング(38a′)を有し、前記第2ピストン体部,
    第3及び第4シムをピストンロッド(10)に結合する
    接続部38′とを有することを特徴とする伸縮フォーク
    構造体。
  14. 【請求項14】 請求項12又は13に記載の伸縮フォ
    ーク構造体であって、前記接続部の第1,第2軸受けハ
    ウジング(38a,38a′)が延伸して第1,第2ピ
    ストン体部(31,31′)の軸芯部の中央凹みに入り
    込んでいることを特徴とする伸縮フォーク構造体。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし14の何れかに記載の
    伸縮フォーク構造体であって、圧縮および戻り脚(5,
    6)によって、タイヤ,路面等からの15〜25Hzの
    高周波振動の減衰を行うことを特徴とする伸縮フォーク
    構造体。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし15の何れかに記載の
    伸縮フォーク構造体であって、前記加圧室ユニット(2
    2)は、内部に充填された気体(窒素ガス)と前記作動
    媒体との間に分離ピストン(24)を配設してなり、前
    記気体と作動媒体とが協働することを特徴とする伸縮フ
    ォーク構造体。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の伸縮フォーク構造
    体であって、制御弁ユニット(25)が、作動媒体のた
    めの空間(17、27)と前記分離ピストン(24)と
    の間に設けられていることを特徴とする伸縮フォーク構
    造体。
  18. 【請求項18】 請求項1ないし17の何れかに記載の
    伸縮フォーク構造体であって、ブリード調整機能を前記
    脚の何れかの端から調整可能となっており、ピストン・
    ピストンロッド構造体が押しのけた作動媒体の圧力を調
    整する調整ねじ26を備えていることを特徴とする伸縮
    フォーク構造体。
  19. 【請求項19】 請求項1ないし18の何れかに記載の
    伸縮フォーク構造体であって、減衰機能の応答が、その
    変位と力がピストン(12)/ピストン領域に関連する
    か、あるいはこれに印加されることによって加速される
    ことを特徴とする伸縮フォーク構造体。
  20. 【請求項20】 請求項1ないし19の何れかに記載の
    伸縮フォーク構造体であって、基本的な設計が伸縮脚の
    ために供され、基本的な設計に第1,第2部品が当ては
    められ、第1部品が基本設計に加えられたときに圧縮脚
    (5)が、第2部品が基本設計に加えたときに戻り脚
    (6)が得られることを特徴とする伸縮フォーク構造
    体。
  21. 【請求項21】 請求項1に記載の伸縮フォーク構造体
    であって、ピストン(12)に配設され、減衰機能を果
    たすかあるいは減衰機能を決定する部材(29,30)
    が外側から、好適にはそれぞれの脚の上側の端から、あ
    るいは上側の端で調整可能であることを特徴とする伸縮
    フォーク構造体。
  22. 【請求項22】 請求項1ないし21の何れか記載の伸
    縮フォーク構造体であって、それぞれの脚(5,6)に
    それ自身の圧力室ユニット(22)と、その機能におい
    て役割を果たすようになされている制御弁ユニット(2
    5)とを設け、それぞれの脚がそれ自身の実方向、即ち
    圧縮あるいは戻りのときにのみ本質的に減衰機能を発揮
    するようになしたことを特徴とする伸縮フォーク構造
    体。
  23. 【請求項23】 請求項1ないし22の何れかに記載の
    伸縮フォーク構造体であって、戻り脚は、前記圧縮脚に
    配設された逆止弁ユニット(40)を備えることなく動
    作することを特徴とする伸縮フォーク構造体。
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