JP2001163884A - 1,4−ジヒドロピリジン化合物の製造方法 - Google Patents

1,4−ジヒドロピリジン化合物の製造方法

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JP2001163884A
JP2001163884A JP2000373448A JP2000373448A JP2001163884A JP 2001163884 A JP2001163884 A JP 2001163884A JP 2000373448 A JP2000373448 A JP 2000373448A JP 2000373448 A JP2000373448 A JP 2000373448A JP 2001163884 A JP2001163884 A JP 2001163884A
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alkyl
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acid
atom
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JP2000373448A
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Kunio Satake
邦夫 佐竹
Noriaki Murase
徳晃 村瀬
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Pfizer Pharmaceuticals KK
Pfizer Pharmaceuticals LLC
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D211/00Heterocyclic compounds containing hydrogenated pyridine rings, not condensed with other rings
    • C07D211/02Preparation by ring-closure or hydrogenation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D417/00Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D415/00
    • C07D417/02Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D415/00 containing two hetero rings
    • C07D417/06Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D415/00 containing two hetero rings linked by a carbon chain containing only aliphatic carbon atoms

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1,4−ジヒドロピリジン化合物の製造方法
を提供する。 【解決手段】 式: 【化1】 で表される構造を有するエナミン化合物と、式: 【化2】 又は 【化3】 で表される構造を有する化合物とを、塩基の存在下で接
触させ;そしてこうして得られた反応混合物を、穏やか
な条件下で、1種の酸又は複数種の酸の組み合わせの存
在下で処理することを含む。得られる1,4−ジヒドロ
ピリジン化合物は、抗炎症剤などとして有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1,4−ジヒドロ
ピリジン化合物の製造方法に関する。1,4−ジヒドロ
ピリジン構造を有する化合物は、医薬産業に広く使用さ
れている。前記化合物は、例えば、心臓血管疾患及び炎
症疾患のような疾患の治療又は予防に使用されてきた。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ニフェ
ジピン及びアムロジピン(amlodipine)は、
カルシウムチャネル遮断剤として周知な1,4−ジヒド
ロピリジン化合物である。最近、或る1,4−ジヒドロ
ピリジン化合物がブラジキニンアンタゴニスト活性を有
することが発見されている。例えば、PCT国際特許公
報WO96/06082及びWO97/30048、並
びにUSP5,861,402は、ブラジキニンアンタ
ゴニスト活性を有し、従って、炎症性疾患、心臓血管疾
患、及び痛み発生外傷を包含する疾患又は症状の治療に
おいて有用な1,4−ジヒドロピリジン化合物を開示し
ている。それらのブラジキニンアンタゴニスト化合物
は、その2位に、例えばカルボニル部分、エステル部
分、アミド部分、又はイミド部分を含む置換基を有する
ことによって特徴づけられている。
【0003】種々の1,4−ジヒドロピリジンの製造方
法が開示されている。例えば、Hantzsch合成
は、1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチルピリジンの製
造方法として広く使用されてきた。その方法は、β−ジ
カーボネート2モルとアルデヒド1モルとを、アンモニ
アの存在下で縮合することによって実施することができ
る。J.B.Sainaniは、3−及び5−位に不整
置換基を有する1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−
ピリジン化合物の合成を報告している〔Indian
J.Chem.、Sect.B:Org.Chem.I
ncl.Med.Chem.(1994),33b
(6),573〜575〕。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)式:
【化7】 で表される構造を有するエナミン化合物と、式:
【化8】 又は
【化9】 で表される構造を有する化合物とを、塩基の存在下で接
触させ;そして(b)こうして得られた反応混合物を、
1種の酸又は複数種の酸の組み合わせの存在下で処理す
る工程を含む、1,4−ジヒドロピリジン化合物の製造
方法に関する。
【0005】また、本発明は、式(I):
【化10】 [式中、R1は、水素原子及び(C1−C4)アルキル基
から選択した基であり;R2は、ニトリル基;−SO3
基;−SO2−(C1−C6)アルキル基;−SO−(C1
−C6)アルキル基;−PO[O(C1−C4)アルキ
ル]2基;及び−C(=O)−R7基{ここで、R7は、
ヒドロキシ基又はその塩の基、(C1−C6)アルキル−
O−基、アミノ基、(C1−C6)アルキル−NH−基、
及びジ[(C 1−C6)アルキル]−N−基から選択した
基である}から選択した基であり;R3及びR5は、ニト
リル基及び(C1−C5)アルコキシ−C(=O)−基か
ら独立して選択した基であり;R4は、置換されていな
いか、又は一置換、二置換、三置換、四置換、若しくは
五置換されたフェニル基であり、ここで、前記置換基
は、ハロゲン原子;場合によりハロゲン原子1〜3個で
置換されていることのある(C1−C4)アルキル基;場
合によりハロゲン原子1〜3個で置換されていることの
ある(C1−C4)アルコキシ基;ニトロ基;アミノ基;
モノ(C1−C4)アルキルアミノ基、及びジ[(C1
4)アルキル]アミノ基から独立して選択した基であ
り;R6は、水素原子;(C1−C10)アルキル基;場合
により、ハロゲン原子、(C 1−C4)アルキル基、トリ
−ハロ(C1−C4)アルキル基、及び(C1−C4)アル
コキシ基から独立して選択した置換基1〜2個によって
置換されていることのあるフェニル基;並びに−O−
基、−S−基、−NH−基、及び−N[(C1−C4)ア
ルキル]−基から独立して選択したヘテロ原子又はへテ
ロ原子含有部分1〜4個を含む4〜10員の複素環式環
基{ここで、前記複素環式環基は、飽和、部分飽和、又
は芳香族であり、そして前記複素環式環基は、場合によ
り、ハロゲン原子又は(C1−C4)アルキル基1個で置
換されていることがある}から選択した基であり;そし
てYは、共有結合、メチレン基、酸素原子、及びイオウ
原子から選択した基である]で表される化合物の製造方
法であって、(a)式(II):
【化11】 [式中、R1、R2、及びR3は、前記と同じ意味であ
る]で表されるエナミン化合物を、式:
【化12】 [式中、R4、R5、R6、及びYは、前記と同じ意味で
ある]で表される化合物に、塩基の存在下で、前記化合
物の付加反応に十分な反応条件下で付加反応し;そして
(b)工程(a)で得られた化合物を、プロトン酸(p
rotonic acid)、及びプロトン酸と非プロ
トン性ルイス酸との組み合わせから選択した酸触媒の存
在下で環化する工程を含む、前記式(I)で表される化
合物の製造方法にも関する。
【0006】前記方法においては、R2がカルボキシル
基の塩の基である{すなわち、R2が−C(=O)−R7
基(ここで、R7はヒドロキシル基の塩の基である)で
ある}式(I)又は式(II)で表される化合物は、カル
ボン酸の無機又は有機塩である。それらの塩は、水又は
適当な有機溶媒、例えば、エタノール、イソプロピルア
ルコール、又はそれらの混合物中において、カチオン、
例えばアルカリ若しくはアルカリ土類金属(例えば、ナ
トリウム、カリウム、カルシウム、及びマグネシウム)
カチオン、水酸化物、又はアルコキシドによって形成さ
れる。本発明によれば、一般的に、所望の1,4−ジヒ
ドロピリジン化合物は、ワン−ポット合成及び高収率
で、穏やかな条件下で調製することができる。前記方法
においては、好ましい式(II)で表される基質及び得ら
れる式(I)で表される化合物は、R1が水素原子であ
るそれぞれの式の化合物である。
【0007】
【発明の実施の形態】本明細書において、用語“(C1
−C4)アルキル基”は、特に断らない限り、メチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチ
ル基、sec−ブチル基、及びtert−ブチル基から
選択した、直鎖状又は分枝鎖状の一価の飽和炭化水素基
を意味する。本明細書において、用語“(C1−C4)ア
ルコキシ基”は、特に断らない限り、メトキシ基、エト
キシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキ
シ基、sec−ブトキシ基、及びtert−ブトキシ基
から選択した、直鎖状又は分枝鎖状の(C1−C4)アル
キル−O基を意味する。
【0008】本明細書において、用語“複素環式環基”
は、特に断らない限り、環中にヘテロ原子1個以上を有
し、好ましくは炭素原子6〜9個及び−O−基、−S−
基、−NH−基、及び−N[(C1−C4)アルキル]−
基から独立して選択したヘテロ原子1〜4個を有する単
環式又は二環式炭化水素基{ここで、前記複数環式環
は、飽和、部分飽和、又は芳香族である}を意味する。
それらの基の例としては、以下に限定されずに、ピペリ
ジノ基、モルホリノ基、チアモルホリノ基、ピロリジノ
基、ピラゾリノ基、ピラゾリジノ基、ピラゾリル基、ピ
ペラジニル基、フリル基、チエニル基、オキサゾリル
基、テトラゾリル基、チアゾリル基、イミダゾリル基、
ピラゾリル基、ピリジル基、ピリミジニル基、ピロリル
基、ピロリジニル基、キノリル基、及びキヌクリジニル
基を挙げることができる。
【0009】本明細書において、用語“ハロ”及び“ハ
ロゲン原子”は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、又
はヨウ素原子、好ましくはフッ素原子又は塩素原子を意
味する。本発明の反応工程(a)に使用するのに好まし
い塩基としては、ミカエル(Michael)型反応を
促進することができる塩基を挙げることができる。“工
程(a)における塩基”及び“工程(b)における酸触
媒”の好ましい組み合わせは、“工程(a)におけるマ
グネシウム(II)塩基”及び“工程(b)におけるプロ
トン酸”であることができる。前記塩基の量は、好まし
くは、1当量に等しいか又はそれ以上の量である。
【0010】“工程(a)における塩基”及び“工程
(b)における酸触媒”の他の好ましい組み合わせは、
“工程(a)においてミカエル型反応を促進することが
できるマグネシウム(II)塩基以外の塩基(例えば、ア
ルキル−マグネシウム−ハロゲン化物、ハロ−マグネシ
ウム−アルコキシド、及びマグネシウム−ジアルコキシ
ド)”並びに“プロトン酸と非プロトン性ルイス酸との
組み合わせ”であることができる。当業者に公知の任意
の非プロトン性ルイス酸{例えば、金属ハロゲン化物、
金属トリフレート(すなわち、金属トリフルオロメタン
スルホネート)など}を、工程(b)に使用することが
できる。ルイス酸の例としては、臭化マグネシウム、塩
化マグネシウム、臭化亜鉛、塩化亜鉛、ヨウ化亜鉛、塩
化スズ(IV)、塩化チタン(IV)、三塩化アルミニウ
ム、二塩化エチルアルミニウム、塩化ジエチルアルミニ
ウム、三フッ化硼素、銅(II)トリフレート、スカンジ
ウム(III)トリフレート、ランタントリフレート、イ
ッテルビウムトリフレート、塩化ランタン、塩化セリウ
ム(III)、及び塩化鉄(III)を挙げることができる。
好ましい個々のルイス酸としては、臭化マグネシウム及
びそのエーテル錯体(例えば、臭化マグネシウムジエチ
ルエーテレート)、塩化マグネシウム及びそのエーテル
錯体(例えば、塩化マグネシウムジエチルエーテレー
ト)、塩化亜鉛、臭化亜鉛、並びにスカンジウム(II
I)トリフレートを挙げることができる。前記ルイス酸
の内で、特に好ましいものとしては、マグネシウム(I
I)塩、例えばマグネシウムハロゲン化物、臭化マグネ
シウム、及びそれらのエーテル錯体(例えば、臭化マグ
ネシウムジエチルエーテレート)を挙げることができ
る。別の特に好ましいルイス酸としては、マグネシウム
(II)塩、例えば硫酸マグネシウム、酢酸マグネシウ
ム、ハロマグネシウムアセテート、及びハロマグネシウ
ムスルフェートを挙げることができる。
【0011】非プロトン性ルイス酸、例えばMgCl2
は、工程(a)において、あらかじめ添加しておくこと
ができる。出発化合物がルイス塩基性原子(例えば、窒
素原子及び酸素原子)を含む場合には、工程(b)を成
功させるために、添加するルイス酸の量を増加させるこ
とができる。好ましくは、本発明の方法は、以下の反応
条件下で実施することができる:反応工程(a)を、反
応不活性溶媒中で、−150℃〜反応混合物の還流温度
の範囲内で、3分間〜2日間実施し;そして反応工程
(b)を、反応不活性溶媒中で、−150℃〜反応混合
物の還流温度の範囲内の温度で、1秒間〜5日間実施す
る。
【0012】より好ましくは、本発明の方法は、以下の
反応条件下で実施することができる:反応工程(a)
を、反応不活性溶媒中で、−40℃〜80℃の範囲内の
温度で、1分間〜40時間実施し;そして反応工程
(b)を、反応不活性溶媒中で、−40℃〜80℃の範
囲内の温度で、1分間〜5日間実施する。本発明の反応
工程(a)に使用する好ましい塩基としては、(C1
4)アルキルリチウム、ハロマグネシウム(C1
4)アルコキシド、(C1−C6)アルキルマグネシウ
ムハロゲン化物、金属水素化物、金属(C1−C3)アル
コキシド、金属−n−ブトキシド、金属−sec−ブト
キシド、金属−tert−ブトキシド、金属カーボネー
ト、及び金属フッ化物を挙げることができる。本発明の
反応工程(b)に使用する好ましい酸としては、塩酸、
トルエン(p−、m−、又はo−トルエン)スルホン
酸、リン酸、硫酸、硝酸、及び(C1−C6)アルカノー
ル酸を挙げることができる。
【0013】本発明の好ましい方法は、R1が、水素原
子、メチル基、及びエチル基から選択した基であり;R
2が、−C(=O)−R7基{ここで、R7はヒドロキシ
基又はその塩の基から選択した基である}、(C1
6)アルキル−O−基、アミノ基、(C1−C6)アル
キル−NH−基、及びジ[(C1−C6)アルキル]−N
−基から選択した基であり;R3及びR5が、それぞれ独
立して、(C1−C3)アルコキシ−C(=O)−基であ
り;R4が、二置換されたフェニル基であり、ここで、
前記置換基は、ハロゲン原子、場合によりハロゲン原子
1〜2個で置換されていることのある(C1−C4)アル
キル基、及びニトロ基から独立して選択した基であり;
6が、水素原子;(C1−C5)アルキル基;場合によ
り、ハロゲン原子、(C1−C4)アルキル基、CF
3基、及び(C1−C4)アルコキシ基から独立して選択
した置換基1〜2個によって置換されていることがある
フェニル基;並びに、ピペリジノ基、モルホリノ基、チ
アモルホリノ基、ピロリジノ基、ピラゾリノ基、ピラゾ
リジノ基、ピラゾリル基、ピペラジニル基、フリル基、
チエニル基、オキサゾリル基、テトラゾリル基、チアゾ
リル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、ピリジル基、
ピリミジニル基、ピロリル基、ピロリジニル基、キノリ
ル基、及びキヌクリジニル基から選択した4〜10員の
複素環式環基{ここで、前記複素環式環基は、場合によ
りハロゲン原子又は(C1−C4)アルキル基1個で置換
されていることがある}から選択した基であり;そして
Yが、共有結合、メチレン基、酸素原子、及びイオウ原
子から選択した基である、式(I)で表される化合物を
包含する。
【0014】本発明の好ましい方法は、R1が、水素原
子であり;R2が、COOH基、COOCH3基、又はC
OOC25基であり;R3及びR5が、独立して、COO
H基、COOCH3基、又はCOOC25基であり;R4
が、一置換又は二置換されたフェニル基(ここで、置換
基は、フッ素原子、塩素原子、及びニトロ基から独立し
て選択した基である)であり;R6が、水素原子;(C1
−C3)アルキル基;場合により、ハロゲン原子、(C1
−C3)アルキル基、CF3基、及び(C1−C3)アルコ
キシ基から独立して選択した置換基1〜2個によって置
換されていることがあるフェニル基;並びにピペリジノ
基、モルホリノ基、チアモルホリノ基、ピロリジノ基、
ピラゾリノ基、ピラゾリジノ基、ピラゾリル基、ピペラ
ジニル基、フリル基、チエニル基、オキサゾリル基、テ
トラゾリル基、チアゾリル基、イミダゾリル基、ピラゾ
リル基、ピリジル基、ピリミジニル基、ピロリル基、ピ
ロリジニル基、キノリル基、及びキヌクリジニル基から
選択した4〜10員の複素環式環基{ここで、前記複素
環式環基は、場合により、ハロゲン原子又は(C1
3)アルキル基1個によって置換されていることがあ
る}から選択した基であり;そしてYが、共有結合又は
メチレン基である、式(I)で表される化合物を包含す
る。
【0015】以下の反応工程式及び記載は、式(I)で
表される化合物を調製するための本発明の製造方法を示
す。特に断らない限り、以下の反応工程式及び記載にお
けるR1〜R8、Y、並びにp、q、及びrは、前記と同
じ意味である。後記の個々の反応においては、特に断ら
ない限り、反応圧力は臨界的ではない。一般的に、反応
は約1〜約3気圧、好ましくは周囲圧(約1気圧)で行
われるであろう。また、特に断らない限り、反応は、お
およそ室温(すなわち、約20℃〜25℃)で実施す
る。式(I)で表される化合物は、反応工程式1に従っ
て、本発明の方法によって調製することができる。
【0016】反応工程式1
【化13】
【0017】反応工程式1は、工程(a)、すなわち、
式(III)で表されるアルキレン化合物へ式(II)で表
されるエナミン化合物を付加すること、続いて、工程
(b)、すなわち、工程(a)において得られた化合物
について、酸で触媒された環化反応を行うことを含む、
本発明に係る式(I)で表される化合物の製造方法を例
示している。
【0018】前者の付加工程(a)は、反応不活性溶媒
中の適当な塩基を用いて、求核付加反応に適用される条
件下で実施することができる。より好ましくは、前記反
応は、ミカエル型付加において通常使用される条件下で
実施することができる。この反応のための好ましい塩基
は、ミカエル型反応に使用される塩基である。好ましい
塩基としては、例えば、アルキルマグネシウムハロゲン
化物(グリニャール試薬として知られている)、及びハ
ロマグネシウムアルコキシドを挙げることができる。よ
り好ましい塩基としては、(C1−C6)アルキルマグネ
シウム臭化物及びtert−ブトキシ−マグネシウム臭
化物を挙げることができる。この反応に使用する好まし
い溶媒としては、(C1−C4)アルカノール、テトラヒ
ドロフラン(THF)、ジエチルエーテル、ジオキサ
ン、ヘキサン、トルエン、1,2−ジメトキシエタン
(DME)などを挙げることができる。この反応は、約
−150℃〜還流温度、好ましくは約−100℃〜10
0℃の温度で実施することができる。便利さの観点か
ら、この反応は、例えば、ハロマグネシウム(C1
4)アルコキシド、(C1−C6)アルキルマグネシウ
ムハロゲン化物、金属水素化物、金属(C1−C3)アル
コキシド、マグネシウム−ジ[(C1−C3)アルコキシ
ド]、金属−n−ブトキシド、金属−sec−ブトキシ
ド、金属−tert−ブトキシド、金属カーボネート、
例えばK2CO3、又は金属アミド、例えばR2N−M
{ここで、RはC1-4アルキル基又は−Si(C1-3アル
キル)3基であり;そしてMはリチウム、ナトリウム、
マグネシウム、又はカリウムである}、好ましくは、ハ
ロマグネシウム(C1−C4)アルコキシド又は(C1
6)アルキルマグネシウムハロゲン化物を用いて、お
およそ室温で実施することができる。塩基がK2CO3
ある場合には、反応は、THFにおいて効果的に実施す
る。塩基がCsF又はKFである場合には、反応は、高
めた温度(例えば、約60℃)で、THF又はメタノー
ル(MeOH)において効果的に実施する。ブチルリチ
ウム(BuLi)を使用する場合には、反応は、約−7
8℃〜約−30℃で、THFにおいて効果的に実施す
る。ハロマグネシウム(C1−C4)アルコキシド又は
(C1−C6)アルキルマグネシウムハロゲン化物を用い
る場合には、好ましい溶媒はTHFである。適当な反応
時間は、約3分間〜約2日間、好ましくは約30分間〜
約40時間の範囲内である。
【0019】続く環化プロセスである工程(b)は、プ
ロトン酸の存在下で実施することができる。適当なプロ
トン酸としては、(C1−C6)アルカノール酸、例えば
酢酸、塩酸(HCl)、及びスルホン酸(例えば、p−
トルエンスルホン酸)を挙げることができる。工程
(a)において使用する塩基がマグネシウム(II)塩基
以外である場合には、プロトン酸と組み合わせて、非プ
ロトン性ルイス酸を反応混合物に添加することが好まし
い。この反応は、約−150℃〜還流温度、好ましくは
約−100℃〜100℃の温度で実施することができ
る。反応時間は、約1秒間〜5日間、好ましくは5分間
〜20時間の範囲内である。一般的に、反応工程式1に
示される反応は、ドライアイス/アセトン若しくはドラ
イアイス/メタノールを用いて約−78℃で、氷浴を用
いて約0℃で、室温で、又は100℃で、好ましくは約
0℃又はおおよそ室温で実施することができる。反応工
程(a)及び(b)は、同じ反応容器において、穏やか
な条件下で、高収率で行われる。
【0020】式(II)で表されるエナミン化合物は、当
業者に公知の方法、例えば反応工程式2に示される方法
に従って調製することができる。
【0021】反応工程式2
【化14】
【0022】典型的には、式(IV)で表されるβ−ケト
エステル化合物を、式(II)(式中、R2及びR3は前記
と同じ意味である)で表される化合物に変換することが
できる。この還元は、約0℃〜60℃の範囲内の温度
で、アンモニアガスを分解している反応不活性溶媒にお
いて実施することができる。適当な反応不活性溶媒とし
ては、低級アルカノール、例えばメタノール及びエタノ
ールを挙げることができる。あるいは、前記のアンモニ
アガス含有溶液を、β−ケトエステル(IV)を含む溶液
に添加することができる。前記混合物を約0℃〜60℃
の範囲内の温度で反応させて、エナミン化合物(II)を
得る。
【0023】式(III)で表されるアルキレン化合物
は、当業者に公知の方法に従って調製することができ
る。反応工程式3は、調製方法の1つの態様を示す。
【0024】反応工程式3
【化15】
【0025】公知の方法に従って、式(V)で表される
カルボニル化合物を、式(VI)で表されるアルデヒド化
合物を用いて結合反応させて、式(III)で表されるア
ルキレン化合物を得ることができる。例えば、L.Ti
etzeら,LiebigsAnn.Chem.,p
p.321〜329,1988により報告された方法に
従って、式(V)[式中、R6−Y−で表される部分
は、場合により置換されていることがある複素環式環−
(CH22−で表される部分である]で表される化合物
を、式(VI)で表される化合物と反応させることができ
る。この反応は、適当な反応不活性溶媒、例えば芳香族
炭化水素(例えば、ベンゼン、トルエン、及びキシレ
ン)、アルコール(例えば、メタノール、エタノール、
プロパノール、及びブタノール)、エーテル〔例えば、
ジエチルエーテル、ジオキサン、及びテトラヒドロフラ
ン(THF)〕、ハロゲン化された炭化水素(例えばニ
塩化メチレン、クロロホルム、及びジクロロエタン)、
アミド(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド)、並
びにニトリル(例えば、アセトニトリル)において実施
することができる。この反応は、約0℃〜反応混合物の
還流温度、好ましくは約80℃〜120℃の範囲内の温
度で、約30分間〜24時間、好ましくは30分間〜6
時間で実施することができる。この反応は、塩基又は酸
触媒の存在下で便利に実施することができる。適当な塩
基触媒は、例えばピペリジン、ピリジン、及びアルコキ
シドであり、そして適当な酸触媒は、例えば酢酸、Ti
Cl4、及びp−トルエンスルホン酸である。
【0026】式(V)で表される中間体化合物は、当業
者に公知の方法に従って、公知化合物から出発して調製
することができる。例えば、式(V)[式中、R6は、
前記と同じく、場合により置換されていることのある複
素環式環基(例えば、ヘテロアリール基)であり、そし
てR3は、(C1−C5)アルコキシ−C(=O)−基で
ある]で表される化合物は、反応工程式4に記載の方法
に従って調製することができる。
【0027】反応工程式4
【化16】
【0028】式(VII)[式中、R6は前記と同じ意味で
ある]で表されるアルデヒド化合物を、塩基性条件下で
マロン酸と反応させる。この反応は、例えば、弱塩基
(例えば、ピペリジン)の存在下で、反応不活性溶媒
(例えば、ピリジン)において実施して、式(VIII)で
表されるカルボン酸化合物を得ることができる。こうし
て得られた化合物(VIII)は、結合剤の存在下で脂肪族
求核置換反応にかけて、式(IX)で表されるペンテノエ
ート化合物を得ることができる。この反応は、最初に、
反応不活性溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド)にお
いて結合剤(例えば、N,N’−カルボニルジイミダゾ
ール)によって式(VII)で表される化合物を処理し、
次に、ルイス酸(例えば、塩化マグネシウム)の存在下
で求核試薬(例えば、CH32CCH2K)と反応させ
ることによって便利に実施することができる。前者の処
理は、約0℃〜60℃、好ましくはおおよそ室温で、約
1分間〜12時間で実施することができる。後者の反応
は、約0℃〜100℃、好ましくはおおよそ室温〜60
℃の範囲内の温度で、約1分間〜12時間で実施するこ
とができる。式(IX)で表される化合物は、公知の方法
に従って、水素雰囲気下で金属触媒上で還元して、式
(V)で表される化合物を得ることができる。適当な触
媒は、例えばラネーニッケル触媒、及び貴金属触媒、例
えば、炭素上パラジウム及び水酸化パラジウムである。
この反応は、反応不活性溶媒、例えばメタノールにおい
て、おおよそ室温で、適当な圧力の水素下で(例えばバ
ルーンを用いて)、約1分間〜12時間で実施すること
ができる。
【0029】また、式(V)で表されるケトン化合物及
び式(VI)で表される置換されたベンズアルデヒド化合
物は、公知の方法〔例えば、(1)D.Scherli
ng,J.Labelled Compds.Radi
opharm.,Vol.27,pp.599−,19
89;(2)C.R.Holmquistら,J.Or
g.Chem.,Vol.54,pp.3528−,1
989;(3)S.N.Huckinら,J.Am.C
hem.Soc.,Vol.96,pp.1082−,
1974;(4)J.C.S.Perkin I,p
p.529−,1979;(5)Synthesis,
pp.37,1986,及び(6)J.C.S.Che
m.Commun.,pp.932−,1977〕に従
って調製することができる。式(I)で表される化合物
は、キラル中心を有し、そして必要であれば、前記化合
物のエナンチオマー混合物を、当業者に公知の方法(例
えば、H.P.L.C.又は分別結晶の使用)によって
分離することができる。また、式(III)で表される化
合物のエナンチオマー混合物も、本発明の製造方法を実
施する前に、同様の方法によって、光学的に分離するこ
とができる。
【0030】前記方法に従って調製された式(I)で表
される化合物は、従来の方法、例えば再結晶化又はクロ
マトグラフィー精製によって単離及び精製することがで
きる。こうして得られた式(I)で表される化合物は、
更に、所望の反応に用いることができる。例えば、R2
が−COOH基である化合物は、所望のアミン又はイミ
ン化合物と結合反応させて、WO96/06082、W
O97/30048、又はUSP5,861,402な
どに開示されているような化合物を得ることができる。
本発明の方法によれば、1,4−ジヒドロピリジン化合
物を、穏やかな条件下で効果的に製造することができ
る。特に、Hantzsch法(穏やかな条件下ではな
い)によると合成することが困難である1,4−ジヒド
ロピリジン化合物を、本発明においては穏やかな条件な
ので合成することができる。
【0031】
【実施例】以下、本発明を実施例によって説明するが、
これは、本発明を限定するものではない。以下の実施例
において、特に断らない限り、全ての作業は、室温又は
周囲温度(すなわち、18〜25℃の範囲)で実施し;
溶媒の蒸発は、60℃以下の浴温で、減圧下で、回転蒸
発器を用いて実施し;薄層クロマトグラフィー(TL
C)によって反応を監視し、また、反応時間は説明だけ
の目的で記載するものであり;融点(m.p.)は修正
せずに記載してあり(多形により異なる融点となること
がある);単離した化合物全ての構造及び純度は、以下
の技術少なくとも一つによって保証した:TLC(Me
rckシリカゲル60F254予備コートTLCプレー
ト、又はMerck NH2254s予備コートHPT
LCプレート)、質量分析法、核磁気共鳴(NMR)、
赤外線吸収スペクトル(IR)、又は微量分析。収率は
説明的な目的のためにのみ記載するものである。フラッ
シュカラムクロマトグラフィーは、Merckシリカゲ
ル60(230〜400メッシュASTM)、又はFu
ji Silysia Chromatorex(商
標)DU3050(Amino Type,30〜50
μm)を用いて実施した。低解像度質量スペクトルデー
タ(EI)は、Automass120(JEOL)質
量スペクトルメーター上で得た。低解像度質量スペクト
ルデータ(ESI)は、Quattro II(Micr
omass)質量スペクトルメーター上で得た。NMR
データは、特に断らない限り、重水素化したクロロホル
ム(99.8%D)又はジメチルスルホキシド(99.
9%D)を溶媒として用いて、270MHz(JEOL
JNM−LA270スペクトルメーター)で決定し、
内部標準としてのテトラメチルシラン(TMS)と比較
して、ppm(partsper million)で
示してあり;使用した通常の略語は以下のとおりであ
る:s=一重線;d=二重線;t=三重線;q=四重
線;m=多重線;br=幅広(broad)など。IR
スペクトルは、Shimazu赤外線スペクトルメータ
ー(IR−470)により測定した。旋光性は、JAS
CO DIP−370 Digital Polari
meter(Japan Spectroscopic
CO,Ltd.)を用いて測定した。化学記号はそれ
らの通常の意味を有する:b.p.(沸点)、m.p.
(融点),L(リットル),mL(ミリリットル),g
(グラム),mg(ミリグラム),mol(モル),m
mol(ミリモル),eq.(当量)。
【0032】(A)メチル3−オキソ−5−(1,3−
チアゾール−2−イル)−4−ペンテノエート メチル3−オキソ−5−(1,3−チアゾール−2−イ
ル)−4−ペンテノエートを、文献の方法(Heter
ocycles 1994,38,751)に従って、
3−(1,3−チアゾール−2−イル)−2−プロペン
酸(Bull.Chem.Soc.Jap.1974,
47,151)から調製した。DMF(1000mL)
中の3−(1,3−チアゾール−2−イル)−2−プロ
ペン酸(100.0g,644.4mmol)の撹拌し
た溶液に、1,1’−カルボニルジイミダゾール(11
5.0g,708.9mmol)を、少しずつ添加し
た。室温で5時間撹拌した後に、その反応混合物に無水
塩化マグネシウム(73.6g,773.0mmol)
及びモノメチルマロネートカリウム塩(120.8g,
773.0mmol)を添加した。得られた懸濁液を、
撹拌しながら55℃で14時間加熱した。室温に冷却し
た後に、その反応混合物を、2N−HCl(1500m
L)中に注ぎ、そしてEtOAc(1500mL)及び
トルエン(500mL)の混合物により抽出した。有機
相を分離し、そして水性相を、EtOAc及びトルエン
の3:1混合物(2000mL)により抽出した。一緒
にした有機相を、H2O(1000mL)及びブライン
(1000mL)により洗浄し、乾燥(Na2SO4
し、そして蒸発して、メチル3−オキソ−5−(1,3
−チアゾール−2−イル)−4−ペンテノエート(1/
2のケト/エノール形態)132.0gを得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:11.77(s,2/3
H),7.97(d,J=3.1Hz,1/3H),
7.90(d,J=3.1Hz,2/3H),7.72
(d,J=16.0Hz,1/3H),7.55(d,
J=15.6Hz,2/3H),7.51(d,J=
3.1Hz,1/3H),7.39(d,J=3.1H
z,2/3H),7.06(d,J=16.0Hz,1
/3H),6.80(d,J=15.6Hz,2/3
H),5.28(s,2/3H),3.79(s,3×
2/3H), 3.77(s,3×1/3H),3.4
5(s,2×1/3H)
【0033】(B)メチル3−オキソ−5−(1,3−
チアゾール−2−イル)ペンタノエート メタノール(2600mL)中のメチル3−オキソ−5
−(1,3−チアゾール−2−イル)−4−ペンテノエ
ート(132.0g)及び水酸化パラジウム〔炭素(1
3g)上,20重量%〕の混合物を、バルーンによる水
素雰囲気下で、室温で4時間撹拌した。ろ過することに
よって触媒を除去し、そしてろ液を蒸発して、褐色液体
として、メチル3−オキソ−5−(1,3−チアゾール
−2−イル)ペンタノエート130.0gを得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:7.65(d,J=3.
3Hz,1H),7.20(d,J=3.3Hz,1
H),3.73(s,3H),3.53(s,2H),
3.33(t,J=6.9Hz,2H),3.13
(t,J=6.9Hz,2H)
【0034】(C)メチル3−(2,6−ジクロロフェ
ニル)−2−[(1,3−チアゾール−2−イル)プロ
パノイル]−2−プロペノエート トルエン(600mL)中のメチル3−オキソ−5−
(1,3−チアゾール−2−イル)ペンタノエート(1
30g)の溶液に、2,6−ジクロロベンズアルデヒド
(113.0g,644mmol)、酢酸(5mL)、
及びピペリジン(5mL)を添加した。この混合物を蒸
留して初期蒸留物(約100mL)を除去し、次に蒸留
装置をDean−Starkトラップに交換し、そして
2Oを共沸的に除去しながら還流温度で4時間加熱し
た。前記混合物を、H2O(200mL)及びブライン
(200mL)により洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、
そして蒸発して、粗混合物を得た。これをシリカゲル
(1800g,溶離剤としてヘキサン/EtOAc=3
/1)上でのクロマトグラフィーにより精製して、褐色
油状体としてメチル3−(2,6−ジクロロフェニル)
−2−[(1,3−チアゾール−2−イル)プロパノイ
ル]−2−プロペノエ−ト165.3g(69%,3工
程)を得た。これは、二重結合異性体の1:1混合物で
ある。1 H−NMR(CDCl3)δ:7.70−7.15
(m,6H),3.91及び3.66(明らかに2つの
一重線,3H),3.44及び3.28(明らかに2つ
の一重線,4H)
【0035】(D)ジメチル4−(2,6−ジクロロフ
ェニル)−2−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−
6−[2−(1,3−チアゾール−2−イル)エチル]
−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジカルボキシレ
ート 無水THF(1100mL)中の2−メチル−2−プロ
パノール(92.8g,1252mmol;2.1等
量)の撹拌した溶液に、THF中のEtMgBrの1.
0M溶液(1192mL,1192mmol;2.0等
量)を、0℃で窒素雰囲気下で2時間にわたってゆっく
りと滴下した。その得られた溶液を室温で1時間撹拌し
た。次にその混合物に、無水THF(550mL)中の
ジメチル3−アミノ−2−ペンテンジオエート(11
3.5g,655mmol;1.1等量)の溶液を、0
℃で20分間ゆっくりと滴下した。得られた淡黄色溶液
を、前記と同じ温度で1時間撹拌し、次に無水THF
(550mL)中のメチル3−(2,6−ジクロロフェ
ニル)−2−[(1,3−チアゾール−2−イル)プロ
パノイル]−2−プロパノエート(219.9g,59
4mmol;1.0等量)の溶液を0℃で30分間添加
した。その反応混合物を、窒素雰囲気下で、室温で16
時間撹拌し、次に酢酸(170mL;5.0等量)を0
℃で添加した。得られた混合物を室温で6時間撹拌し
た。その混合物を、2N−水性NaOH(1000m
L)中に注ぎ、有機相を分離し、そして水性相をEtO
Ac(2000mL)により抽出した。一緒にした有機
相をH2O(1000mL)及びブライン(1000m
L)により洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、そして濃縮
して、粗混合物を得た。ヘキサン/EtOAc(2/1
〜1/2)により溶離するシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(3回1700g)上で精製して、褐色油状体
としてジメチル4−(2,6−ジクロロフェニル)−2
−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−6−[2−
(1,3−チアゾール−2−イル)エチル]−1,4−
ジヒドロピリジン−3,5−ジカルボキシレート24
6.0g(85%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:8.33(s,1H),
7.67(d,J=3.3Hz,1H),7.24
(t,J=8.0Hz,2H),7.24(d,J=
3.3Hz,1H),6.98(dd,J=8.0,
8.0Hz,1H),5.99(s,1H),3.86
−3.65(m,5H),3.51(s,3H),3.
54(s,3H),3.45−3.25(m,3H),
3.14−2.96(m,1H)
【0036】前記実施例における工程Dにおいては、マ
グネシウム塩基の存在下での結合、及び続く酢酸の存在
下での環化が、ワン−ポット合成として起こった。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)式: 【化1】 で表される構造を有するエナミン化合物と、式: 【化2】 又は 【化3】 で表される構造を有する化合物とを、塩基の存在下で接
    触させ;そして(b)こうして得られた反応混合物を、
    1種の酸又は複数種の酸の組み合わせの存在下で処理す
    る工程を含む、1,4−ジヒドロピリジン化合物の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 式(I): 【化4】 [式中、R1は、水素原子及び(C1−C4)アルキル基
    から選択した基であり;R2は、ニトリル基;−SO3
    基;−SO2−(C1−C6)アルキル基;−SO−(C1
    −C6)アルキル基;−PO[O(C1−C4)アルキ
    ル]2基;及び−C(=O)−R7基{ここで、R7は、
    ヒドロキシ基又はその塩の基、(C1−C6)アルキル−
    O−基、アミノ基、(C1−C6)アルキル−NH−基、
    及びジ[(C 1−C6)アルキル]−N−基から選択した
    基である}から選択した基であり;R3及びR5は、ニト
    リル基及び(C1−C5)アルコキシ−C(=O)−基か
    ら独立して選択した基であり;R4は、置換されていな
    いか、又は一置換、二置換、三置換、四置換、若しくは
    五置換されたフェニル基であり、ここで、前記置換基
    は、ハロゲン原子;場合によりハロゲン原子1〜3個で
    置換されていることのある(C1−C4)アルキル基;場
    合によりハロゲン原子1〜3個で置換されていることの
    ある(C1−C4)アルコキシ基;ニトロ基;アミノ基;
    モノ(C1−C4)アルキルアミノ基、及びジ[(C1
    4)アルキル]アミノ基から独立して選択した基であ
    り;R6は、水素原子;(C1−C10)アルキル基;場合
    により、ハロゲン原子、(C 1−C4)アルキル基、トリ
    −ハロ(C1−C4)アルキル基、及び(C1−C4)アル
    コキシ基から独立して選択した置換基1〜2個によって
    置換されていることのあるフェニル基;並びに−O−
    基、−S−基、−NH−基、及び−N[(C1−C4)ア
    ルキル]−基から独立して選択したヘテロ原子又はへテ
    ロ原子含有部分1〜4個を含む4〜10員の複素環式環
    基{ここで、前記複素環式環基は、飽和、部分飽和、又
    は芳香族であり、そして前記複素環式環基は、場合によ
    り、ハロゲン原子又は(C1−C4)アルキル基1個で置
    換されていることがある}から選択した基であり;そし
    てYは、共有結合、メチレン基、酸素原子、及びイオウ
    原子から選択した基である]で表される化合物の製造方
    法であって、(a)式(II): 【化5】 [式中、R1、R2、及びR3は、前記と同じ意味であ
    る]で表されるエナミン化合物を、式: 【化6】 [式中、R4、R5、R6、及びYは、前記と同じ意味で
    ある]で表される化合物に、塩基の存在下で、前記化合
    物の付加反応に十分な反応条件下で付加反応し;そして
    (b)工程(a)で得られた化合物を、プロトン酸、及
    びプロトン酸と非プロトン性ルイス酸との組み合わせか
    ら選択した酸触媒の存在下で環化する工程を含む、請求
    項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記反応工程(a)における塩基が、ミ
    カエル型反応を促進することができる塩基である、請求
    項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記反応工程(a)における塩基が、マ
    グネシウム(II)塩基であり、そして前記反応工程
    (b)における酸触媒がプロトン酸である、請求項1に
    記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記工程(a)における塩基が、マグネ
    シウム(II)塩基以外の塩基であり、そして前記工程
    (b)における酸触媒が、プロトン酸と非プロトン性ル
    イス酸との組み合わせである、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記反応工程(a)を、反応不活性溶媒
    中で、−150℃〜反応混合物の還流温度の範囲内の温
    度で、3分間〜2日間実施し、そして前記反応工程
    (b)を、反応不活性溶媒中で、−150℃〜反応混合
    物の還流温度の範囲内の温度で、1秒間〜5日間実施す
    る、請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記反応工程(a)を、反応不活性溶媒
    中で、−40℃〜80℃の範囲内の温度で、1分間〜4
    0時間実施し、そして前記反応工程(b)を、反応不活
    性溶媒中で、−40℃〜80℃の範囲内の温度で、1分
    間〜5日間実施する、請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記反応工程(a)における塩基が、
    (C1−C4)アルキルリチウム、ハロマグネシウム(C
    1−C4)アルコキシド、(C1−C6)アルキルマグネシ
    ウムハロゲン化物、金属水素化物、金属(C1−C3)ア
    ルコキシド、マグネシウム−ジ[(C1−C3)アルコキ
    シド]、金属−n−ブトキシド、金属−sec−ブトキ
    シド、金属−tert−ブトキシド、金属カーボネー
    ト、及び金属フッ化物から選択した塩基である、請求項
    1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記反応工程(b)における酸触媒が、
    塩酸、p−トルエンスルホン酸、リン酸、硫酸、硝酸、
    及び(C1−C6)アルカノール酸から選択した酸であ
    る、請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 R1が、水素原子、メチル基、及びエ
    チル基から選択した基であり;R2が、−C(=O)−
    7基{ここで、R7は、ヒドロキシ基又はその塩の基、
    (C1−C6)アルキル−O−基、アミノ基、(C1
    6)アルキル−NH−基、及びジ[(C1−C6)アル
    キル]−N−基から選択した基である}から選択した基
    であり;R3及びR5が、それぞれ独立して、(C1
    3)アルコキシ−C(=O)−基であり;R4が、二置
    換されたフェニル基であり、ここで、前記置換基は、ハ
    ロゲン原子、場合によりハロゲン原子1〜2個で置換さ
    れていることのある(C1−C4)アルキル基、及びニト
    ロ基から独立して選択した基であり;R6が、水素原
    子;(C1−C5)アルキル基;場合により、ハロゲン原
    子、(C1−C4)アルキル基、CF3基、及び(C1−C
    4)アルコキシ基から独立して選択した置換基1〜2個
    によって置換されていることがあるフェニル基;並び
    に、ピペリジノ基、モルホリノ基、チアモルホリノ基、
    ピロリジノ基、ピラゾリノ基、ピラゾリジノ基、ピラゾ
    リル基、ピペラジニル基、フリル基、チエニル基、オキ
    サゾリル基、テトラゾリル基、チアゾリル基、イミダゾ
    リル基、ピラゾリル基、ピリジル基、ピリミジニル基、
    ピロリル基、ピロリジニル基、キノリル基、及びキヌク
    リジニル基から選択した4〜10員の複素環式環基{こ
    こで、前記複素環式環基は、場合によりハロゲン原子又
    は(C1−C4)アルキル基1個で置換されていることが
    ある}から選択した基であり;そしてYが、共有結合、
    メチレン基、酸素原子、及びイオウ原子から選択した基
    である、請求項2に記載の方法。
  11. 【請求項11】 R1が、水素原子であり;R2が、CO
    OH基、COOCH3基、又はCOOC25基であり;
    3及びR5が、独立して、COOH基、COOCH
    3基、又はCOOC25基であり;R4が、一置換又は二
    置換されたフェニル基(ここで、置換基は、フッ素原
    子、塩素原子、及びニトロ基から独立して選択した基で
    ある)であり;R6が、水素原子;(C1−C3)アルキ
    ル基;場合により、ハロゲン原子、(C1−C3)アルキ
    ル基、CF3基、及び(C1−C3)アルコキシ基から独
    立して選択した置換基1〜2個によって置換されている
    ことがあるフェニル基;並びにピペリジノ基、モルホリ
    ノ基、チアモルホリノ基、ピロリジノ基、ピラゾリノ
    基、ピラゾリジノ基、ピラゾリル基、ピペラジニル基、
    フリル基、チエニル基、オキサゾリル基、テトラゾリル
    基、チアゾリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、ピ
    リジル基、ピリミジニル基、ピロリル基、ピロリジニル
    基、キノリル基、及びキヌクリジニル基から選択した4
    〜10員の複素環式環基{ここで、前記複素環式環基
    は、場合により、ハロゲン原子又は(C1−C3)アルキ
    ル基1個によって置換されていることがある}から選択
    した基であり;そしてYが、共有結合又はメチレン基で
    ある、請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記非プロトン性ルイス酸が、金属ハ
    ロゲン化物又は金属トリフレートである、請求項5に記
    載の方法。
  13. 【請求項13】 前記非プロトン性ルイス酸が、マグネ
    シウム(II)塩である、請求項5に記載の方法。
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