JP2001163629A - 半導体処理炉用断熱体とその製造方法 - Google Patents

半導体処理炉用断熱体とその製造方法

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JP2001163629A
JP2001163629A JP34875399A JP34875399A JP2001163629A JP 2001163629 A JP2001163629 A JP 2001163629A JP 34875399 A JP34875399 A JP 34875399A JP 34875399 A JP34875399 A JP 34875399A JP 2001163629 A JP2001163629 A JP 2001163629A
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heat insulator
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semiconductor processing
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Tatsuya Tsuyuki
龍也 露木
Hiroto Ikuno
浩人 生野
Haruo Murayama
晴男 村山
Chuka Shu
忠華 周
Tomoyuki Ishii
友之 石井
Yasuo Ishikawa
安雄 石川
Junichi Jinbo
潤一 神保
Masato Saito
正人 斉藤
Makoto Abe
誠 安部
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Coorstek KK
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Toshiba Ceramics Co Ltd
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  • Glass Melting And Manufacturing (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高純度で高温での変形が少ない半導体処理炉
用断熱体を提供する。 【解決手段】 VAD法によって作製された石英ガラス
多孔質母材に、高純度の石英粉を添加した純水によるウ
オータージェットによって切断加工が施され、かつ、表
層部が内部の連結気泡を有する不透明石英ガラス層から
表面に向けて順に内部より密な連結気泡を有する不透明
石英ガラス層1、閉鎖気泡を有する不透明石英ガラス層
2、及び透明石英ガラス層3に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板に酸
化、拡散、CVD処理等を施す半導体処理炉、例えば縦
型処理炉の炉芯管内でその下端部からの熱放散を抑制す
るために縦型ウエーボートを載置する保温筒や縦型処理
炉の炉材等として用いられる断熱体とその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の半導体処理炉用断熱体と
しては、特開平6−135741号公報記載のシリカ保
温断熱体が知られている。このシリカ保温断熱体は、含
有金属不順物が100ppm 、含有OH基が300ppm 以
下のシリカガラスで構成された見掛け密度0.1〜1.
6g/cm3 のシリカガラス多孔質体の全表面に板状シリカ
ガラス焼結体を一体形成して構成され、シリカガラス粉
体を耐熱性成形用容器型中に入れ、その粉体中に、0.
1〜1.6g/cm3 の見掛け密度を有し、含有される金属
不純物が100ppm 以下でかつOH基が300ppm 以下
のシリカガラス多孔質体を埋設して、1400〜180
0℃の温度で加熱一体化して製造されるものである。こ
のシリカ保温断熱体は、保温断熱性及び圧縮強度に優
れ、しかも繰返しの温度変化に対しても極めて安定で長
期使用に耐えられるというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
半導体処理炉用断熱体とその製造方法では、シリカ粉体
を円筒状型に充填し、焼成して円柱状の焼結体とし、焼
結体をアンモニアガス雰囲気において加熱してアンモニ
ア化させた後、減圧条件下で加熱してシリカを溶融し、
内部から遊離ガスを発生させ発泡させて、シリカガラス
多孔質体を作製し、又、円筒容器型に入れられたシリカ
ガラス粉体中にシリカガラス多孔質体を埋設し、減圧条
件下で加熱してシリカガラス粉体をシリカガラス多孔質
体の表面に焼結一体化させて、シリカ保温断熱体を作製
しているので、シリカ粉体の不純物汚染、シリカ保温断
熱体の加工工程での不純物汚染によって純度が低下する
おそれがある。一方、シリカ保温断熱体の作製に、シリ
カ粉末の焼成、焼結体のアンモニア化,発泡、発泡によ
って得られたシリカガラス多孔質体の切断加工、シリカ
ガラス多孔質体のシリカ粉末中への埋設、加熱等の多く
の工程を必要とする不具合がある。
【0004】そこで、本発明は、高純度で高温時での変
形が少なく、かつ、その製造を少ない工程でなし得る半
導体処理炉用断熱体とその製造方法を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の半導体処理炉用断熱体は、VAD法によっ
て作製された石英ガラス多孔質母材に、高純度の石英粉
を添加した純水によるウオータージェットによって切断
加工が施され、かつ、表層部が内部の連結気泡を有する
不透明石英ガラス層から表面に向けて順に内部より密な
連結気泡を有する不透明石英ガラス層、閉鎖気泡を有す
る不透明石英ガラス層、及び透明石英ガラス層に形成さ
れていることを特徴とする。前記断熱体は、OH基濃度
10ppm 以下、不純物濃度1ppm 以下、かさ密度1.5
〜1.8g/cm3 であることが好ましい。前記透明石英ガ
ラス層に研削加工、研磨加工及びエッチング処理が施さ
れていることが好ましい。前記透明石英ガラス層の厚み
が、5〜10mmであることが好ましい。
【0006】一方、半導体処理炉用断熱体の製造方法
は、VAD法によって作製された石英ガラス多孔質母材
を、高純度の石英粉を添加した純水によるウオータージ
ェットを用いて切断加工し、かつ、水素ガス雰囲気にお
いて1100〜1200℃の温度で1〜2時間仮焼成し
た後、仮焼結体を水素ガス雰囲気において1350〜1
450℃の温度で0.5〜2時間焼成することを特徴と
する。石英ガラス多孔質母材は、VAD法で合成される
ことが好ましい。石英ガラス多孔質母材のウォータージ
ェットによる切断加工には、高純度の石英粉、純水を用
いることが好ましい。石英ガラス多孔質母材の仮焼成、
焼成は、水素ガス雰囲気で行うことが好ましい。前記焼
結体の表面には、順に研削加工、研磨加工、及びエッチ
ング処理を行うことことが好ましい。しかして、前記切
断加工を石英ガラス多孔質母材の仮焼成後に行うことが
好ましいが、石英ガラス多孔質母材の仮焼成前に行って
もよい。又、前記石英粉の粒径が、#50〜80である
ことが好ましい。前記ウオータージェットの圧力が、2
94〜344MPa であることが好ましい。
【0007】半導体処理炉用断熱体とその製造方法にお
いては、断熱体が、VAD法による石英ガラス多孔質母
材に対する高純度の石英粉を添加した純水によるウオー
タージェットを用いた切断加工及び水素ガス雰囲気にお
ける1100〜1200℃の温度での仮焼成、並びに仮
焼結体に対する水素ガス雰囲気における1350〜14
50℃の温度での焼成によって得られる。
【0008】断熱体のOH基濃度が、10ppm を超える
と、高温での粘性が低下し、高温での繰り返し使用での
変形が大きくなる。好ましいOH基濃度は、1ppm 以下
である。断熱体の不純物濃度が、1ppm を超えると、被
熱処理品、熱処理炉内を汚染する。又、断熱体のかさ密
度が、1.5g/cm3 未満であると、強度が低下し、1.
8g/cm3 を超えると、保温断熱性が低下する。石英ガラ
ス多孔質母材の仮焼成の温度と時間が、1100℃未満
で、1時間未満であると、必要とするかさ密度が得られ
ず、1200℃を超え、かつ、2時間を超えると、かさ
密度が高くなりすぎる。又、仮焼結体の焼成の温度と時
間が、1350℃未満で、0.5時間未満であると、表
面透明層が薄くなって強度が低下し、1450℃を超
え、かつ、2時間を超えると、表面透明層が厚くなって
保温性が低下する。
【0009】VAD法で合成された石英ガラス多孔質母
材は、高純度であり、断熱体の素材として好ましい。ウ
ォータージェットによる切断加工に高純度石英粉、純水
を用いるのは、加工時の不純物汚染を防止することから
好ましい。水素ガス雰囲気における仮焼成、焼成は、O
H基濃度を下げることから好ましい。
【0010】石英粉の粒径が、#50未満であると、切
断能力が低く、#80を超えると、ノズルへの詰まりを
生じたり、切断面が荒くなって焼成時のクラックの原因
となる。又、ウオータージェットの圧力が、294MPa
未満であると、切断能力が低く、344MPa を超える
と、石英ガラス多孔質母材にかかる加工応力が大きく破
損の原因となる。
【0011】焼結体表面に研削、研磨加工を施すのは、
寸法精度向上の点から好ましい。又、焼結体表面にエッ
チング処理を施すのは、研削、研磨加工時の不純物汚染
を除去する点から好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明に係る半導体
処理炉用断熱体の実施の形態を示す要部の断面図であ
る。この半導体処理炉用断熱体は、VAD(Vapor-phas
e Axial Diposition:気相軸付)法によって作製された
石英ガラス多孔質母材(スート)に、高純度の石英粉
(例えば、合成石英粉)を添加した純水によるウオータ
ージェットによって所要寸法とするための切断加工が施
され、かつ、表層部が、内部の連結気泡を有する不透明
石英ガラス層(図示せず)から表面に向けて順に内部よ
り密な連結気泡を有する不透明石英ガラス層1、閉鎖気
泡を有する不透明石英ガラス層2、及び透明石英ガラス
層3に形成されていると共に、透明石英ガラス層3の表
面4に順に研削加工、研磨加工、及びエッチング処理が
施されてなり、OH基濃度1ppm以下、不純物濃度1ppm
以下、かさ密度1.5〜1.8g/cm3 のものである。
【0013】上記半導体処理炉用断熱体を製造するに
は、先ず、VAD法により石英ガラス多孔質母材を作製
した後、この石英ガラス多孔質母材を水素ガス(100
%)雰囲気において1100〜1200℃の温度におい
て1〜2時間仮焼成する。これによって、仮焼結体の表
層部には、内部の連結気泡を有する不透明石英ガラス層
より密な連結気泡を有する不透明石英ガラス層1が形成
される。次に、仮焼結体を、所要寸法とするため、高純
度の石英粉を添加した純水によるウオータージェットを
用いて切断加工する。この切断加工は、石英ガラス多孔
質母材の仮焼成の前に行ってもよい。次いで、切断加工
済みの仮焼結体を水素ガス(100%)雰囲気において
1350〜1450℃の温度で0.5〜2時間焼成す
る。これによって、焼結体の表層部には、内部から表面
に向けて順に内部より密な連結気泡を有する不透明石英
ガラス層1、閉鎖気泡を有する不透明石英ガラス層2、
及び透明石英ガラス層3が形成される。次に、透明石英
ガラス層3にダイヤモンドホイールによる研削加工及び
研磨加工、並びにHF(フッ化水素酸)によるエッチン
グ処理を順に行ってその表面4を形成する。
【0014】次いで、半導体処理炉用断熱体とその製造
方法の具体的な実施例、比較例について説明する。 実施例 先ず、液体の四温化珪素を気化させ、酸水素炎中で気相
加水分解、堆積させるVAD法によって、直径400m
m、長さ500mm、重量25.1kg、かさ密度0.40g
/cm3 の石英ガラス多孔質母材を作製した。次に、石英
ガラス多孔質母材を仮焼結炉に入れ、100%の水素ガ
ス雰囲気において1100℃の温度で2時間仮焼成し、
直径230mm、長さ400mm、重量25.1kg、かさ密
度1.50g/cm3 の仮焼結体を得た。
【0015】次いで、仮焼結体をウオータージェット切
断加工機によるウオータージェットにより、直径210
mm、厚み24mmに切断加工した。加工条件は、次のとお
りである。 加工水:純水 加工水水圧:294.2MPa (3000kg/cm2) 加工水流量:2.4l/min 石英粉:合成石英粉 石英粉粒径:#60〜70 石英粉添加量:0.3kg/min ノズル径:0.3mm ノズル距離:2mm 送り速度:100mm/min 次に、切断加工した仮焼結体を焼結炉に入れ、大気雰囲
気において100℃の温度で4時間乾燥した後、炉内を
100%の水素ガス雰囲気とし、1350℃の温度まで
昇温し1時間焼成し、直径202mm、厚み22mm、重量
1.2kg、かさ密度1.75g/cm3 で、表面に厚み8〜
9mmの透明石英ガラス層を有する焼結体を得た。次い
で、焼結体の透明石英ガラス層にダイヤモンドホイール
により、研削加工及び研磨加工を施して直径200mm、
厚み20mm、重量1.0kgで、透明石英ガラス層の厚み
6〜7mmとした後、透明石英ガラス層にHFにより、厚
み10μmのエッチング処理及び純水洗浄処理を施して
断熱体を得た。
【0016】得られた断熱体の表面を観察したところ、
クラック、失透は見られなかった。又、上記断熱体は、
OH基濃度1ppm 以下、不純物濃度1ppm 以下であっ
た。更に、前記断熱体を熱処理炉に入れ、常温→120
0℃、1h→常温サイクルで2000回の加熱冷却試験
を行ったところ、図1に示すように、クラックの発生、
失透の発生は見られなかった。更に又、前記断熱体を強
度試験機にセットし、圧縮強度試験を行ったところ、1
1.7MPa (120kg/cm2)を超えても破壊は見られな
かった。又、前記断熱体を熱処理炉に入れ、炉内を12
00℃の温度まで加熱し常温まで降温する時間を測定す
る保温試験を行ったところ、降温に7時間要した。
【0017】比較例 先ず、実施例と同様にして石英ガラス多孔質母材を作製
し、この石英ガラス多孔質母材を実施例と同様に仮焼成
し、直径230mm、長さ400mm、重量25.1kg、か
さ密度1.51g/cm3 の仮焼結体を得た。次に、仮焼結
体をタイヤモンド回転ブレードにより、厚み24mmに切
断加工した後、レーザー光又はダイヤモンドホイールに
より、直径210mmに溶断又は研削加工した。次いで、
切断、溶断又は研削加工した仮焼結体を焼結炉に入れ、
大気雰囲気において100℃の温度で4時間乾燥した
後、炉内を100%の水素ガス雰囲気とし、1350℃
の温度まで昇温し1時間焼成し、直径202mm、厚み2
2mm、重量1.2kg、かさ密度1.75g/cm3 で、表面
に厚み8〜9mmの透明石英ガラス層を有する焼結体を得
た。次に、焼結体の透明石英ガラス層にダイモンドホイ
ールにより、研削加工及び研磨加工を施して直径200
mm、厚み20mm、重量1.0kgで、透明石英ガラス量の
厚み6〜7mmとした後、透明石英ガラス層にHFによ
り、厚み10μmのエッチング処理及び純水洗浄処理を
施して断熱体を得た。
【0018】得られた断熱体の表面を観察したところ、
レーザー光により溶断加工したものには、図3に示すよ
うに、石英ガラス透明層から閉鎖気泡を有する不透明石
英ガラス層に達する深いクラックが見られ、又、ダイヤ
モンド回転ブレードにより切断加工したものには、図2
に示すように、石英ガラス透明層にクラックが見られる
と共に、切断面に不純物汚染による失透が見られた。
又、上記溶断加工した断熱体は、OH基濃度5ppm 、不
純物濃度50ppm で、研削加工した断熱体は、OH基濃
度1ppm 以下、不純物濃度80ppm であった。更に、前
記断熱体を熱処理炉に入れ、常温→1200℃、1h→
常温のサイクルで2000回の加熱冷却試験を行ったと
ころ、在来のクラックの伸展、新たなクラックの発生、
又は新たな失透の発生が見られた。更に又、前記断熱体
を強度試験機にセットし、圧縮強度試験を行ったとこ
ろ、8.8MPa (90kg/cm2)でクラックを起因とする
部分破壊を起こした。 又、前記断熱体を熱処理炉に入
れ、炉内を1200℃の温度まで加熱し常温に降温する
時間を測定する保温試験を行ったところ、降温に7時間
要した。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体処
理炉用断熱体とその製造方法によれば、断熱体が、VA
D法による石英ガラス多孔質母材に対する高純度の石英
粉を添加した純水によるウオータージェットを用いた切
断加工及び水素ガス雰囲気における1100〜1200
℃の温度での仮焼成、並びに仮焼結体に対する水素ガス
雰囲気における1350〜1450℃の温度での焼成に
よって得られるので、従来の技術に比べて、高純度で高
温での変形が少ないものとすることができ、かつ、少な
い工程で製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体処理炉用断熱体の実施の形
態を示す要部の断面図である。
【図2】比較のための半導体処理炉用断熱体の要部の断
面図である。
【図3】比較のための他の半導体処理炉用断熱体の要部
の断面図である。
【符号の説明】
1 密な連結気泡を有する不透明石英ガラス層 2 閉鎖気泡を有する不透明石英ガラス層 3 透明石英ガラス層 4 表面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/22 501 H01L 21/22 501M 511 511M (72)発明者 村山 晴男 神奈川県秦野市曽屋30番地 東芝セラミッ クス株式会社開発研究所内 (72)発明者 周 忠華 神奈川県秦野市曽屋30番地 東芝セラミッ クス株式会社開発研究所内 (72)発明者 石井 友之 神奈川県秦野市曽屋30番地 東芝セラミッ クス株式会社開発研究所内 (72)発明者 石川 安雄 神奈川県秦野市曽屋30番地 東芝セラミッ クス株式会社開発研究所内 (72)発明者 神保 潤一 神奈川県秦野市曽屋30番地 東芝セラミッ クス株式会社開発研究所内 (72)発明者 斉藤 正人 神奈川県秦野市曽屋30番地 東芝セラミッ クス株式会社開発研究所内 (72)発明者 安部 誠 神奈川県秦野市曽屋30番地 東芝セラミッ クス株式会社開発研究所内 Fターム(参考) 4G014 AH15 AH21 AH23 4G015 FA01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 VAD法によって作製された石英ガラス
    多孔質母材に、高純度の石英粉を添加した純水によるウ
    オータージェットによって切断加工が施され、かつ、表
    層部が内部の連結気泡を有する不透明石英ガラス層から
    表面に向けて順に内部より密な連結気泡を有する不透明
    石英ガラス層、閉鎖気泡を有する不透明石英ガラス層、
    及び透明石英ガラス層に形成されていることを特徴とす
    る半導体処理炉用断熱体。
  2. 【請求項2】 前記断熱体が、OH基濃度10ppm 以
    下、不純物濃度1ppm以下、かさ密度1.5〜1.8g/c
    m3 であることを特徴とする請求項1記載の半導体処理
    炉用断熱体。
  3. 【請求項3】 前記透明石英ガラス層に研削加工、研磨
    加工及びエッチング処理が施されていることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の半導体処理炉用断熱体。
  4. 【請求項4】 前記透明石英ガラス層の厚みが、5〜1
    0mmであることを特徴とする請求項1、2又は3記載の
    半導体処理炉用断熱体。
  5. 【請求項5】 VAD法によって作製された石英ガラス
    多孔質母材を、高純度の石英粉を添加した純水によるウ
    オータージェットを用いて切断加工し、かつ、水素ガス
    雰囲気において1100〜1200℃の温度で1〜2時
    間仮焼成した後、仮焼結体を水素ガス雰囲気において1
    350〜1450℃の温度で0.5〜2時間焼成するこ
    とを特徴とする半導体処理炉用断熱体の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記焼結体の表面に順に研削加工、研磨
    加工、及びエッチング処理を行うことを特徴とする請求
    項5記載の半導体処理炉用断熱体の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記切断加工を石英ガラス多孔質母材の
    仮焼成後に行うことを特徴とする請求項5又は6記載の
    半導体処理炉用断熱体の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記切断加工を石英ガラス多孔質母材の
    仮焼成前に行うことを特徴とする請求項5又は6記載の
    半導体処理炉用断熱体の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記石英粉が、合成石英粉であることを
    特徴とする請求項5、6、7又は8記載の半導体処理炉
    用断熱体の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記石英粉の粒径が、#50〜80で
    あることを特徴とする請求項5、6、7、8、又は9記
    載の半導体処理炉用断熱体の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記ウオータージェットの圧力が、2
    94〜344MPa であることを特徴とする請求項5、
    6、7、8、9又は10記載の半導体処理炉用断熱体の
    製造方法。
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KR20180112912A (ko) 2017-04-04 2018-10-15 (주)티티에스 기판 지지대
KR20180112911A (ko) 2017-04-04 2018-10-15 (주)티티에스 기판 지지대
KR20180128536A (ko) 2017-05-23 2018-12-04 (주)티티에스 쿼츠 히터
KR20180136929A (ko) 2018-12-18 2018-12-26 (주)티티에스 쿼츠 히터
KR20190053829A (ko) 2019-05-13 2019-05-20 (주)티티에스 쿼츠 히터
CN112405374A (zh) * 2020-11-23 2021-02-26 连云港金红矿业有限公司 一种新型玻璃切割材料的生产工艺

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