JP2001163454A - 給紙トレイユニット - Google Patents

給紙トレイユニット

Info

Publication number
JP2001163454A
JP2001163454A JP35486099A JP35486099A JP2001163454A JP 2001163454 A JP2001163454 A JP 2001163454A JP 35486099 A JP35486099 A JP 35486099A JP 35486099 A JP35486099 A JP 35486099A JP 2001163454 A JP2001163454 A JP 2001163454A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
paper
unit
sheet
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP35486099A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ikemoto
博 池本
Satoshi Fujio
聡 藤尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd, Casio Electronics Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP35486099A priority Critical patent/JP2001163454A/ja
Publication of JP2001163454A publication Critical patent/JP2001163454A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】小型ながら長尺紙を安定した状態で載置できる
給紙トレイユニットを提供する。 【解決手段】給紙トレイユニット15のユニット本体部
17は画像形成装置16の前面に開閉自在であり、やや
斜め上に拡開される上面には上下方向に移動自在な可動
トレイ部18が形成され、両側部には用紙規制板19が
配設されている。このユニット本体部17から引き出さ
れて拡張される3個の拡張トレイ部22−1、22−
2、22−3は、前段の拡張トレイ部22−1から順次
引き出されるに従ってその根元に係合する角度設定リブ
24−1によって順次上向きに傾斜して給紙トレイユニ
ット15全体が上に凹形状に配置される。この上に載置
された用紙Pは、その後端の非載置部分Pk2が上に立上
がるため非載置部分の重心が拡張トレイ部22−3端部
に近接し、これにより用紙P自身の腰によって非載置部
分を垂れ下がらないように支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型ながら長尺紙
を安定した状態で載置できる給紙トレイユニットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、プリンタや複写機等の画像形
成装置には、例えばB5判やB4判あるいはA4判のよ
うな事務規格サイズの用紙を連続して供給する給紙カセ
ットが内蔵されているものが多い。特にプリンタでは、
このような事務規格サイズの用紙の他に、小さいもので
は葉書サイズ、大きなものではPOP(購買時点広告)
サイズの用紙まで、多種類サイズの用紙が用いられる。
【0003】通常、こらら事務規格サイズ以外の用紙等
を給紙するために、プリンタには上記の給紙カセットの
他に着脱自在又は開閉自在な補助トレイが設けられてい
ることが多い。更に携帯可能な小型のプリンタでは補助
トレイだけのものもある。
【0004】図6は、従来のプリンタの構成を模式的に
示す側断面図である。同図に示すプリンタ(本体装置)
1は、フルカラーの画像を印字(印刷)できるプリンタ
であり、例えばパソコン・ラックの上にも設置できる家
庭や事業所のいずれでも使用可能な比較的小型のプリン
タである。
【0005】このプリンタ1は、本体下部に給紙カセッ
ト2を着脱自在に備え、前面にはスライド式の給紙トレ
イユニット3を開閉自在に備えている。給紙カセット2
に収容されている用紙は給紙コロ4によって待機ローラ
対5まで給送される。また、給紙トレイユニット3に載
置された用紙は給紙ローラ6によって待機ローラ対5ま
で給送される。この用紙は印字タイミングに合わせて搬
送ベルト7に送り込まれ、搬送ベルト7は、図の反時計
回り方向に循環移動して用紙を後方(図の左方)に搬送
する。
【0006】この搬送される用紙は、4箇所の画像形成
部8(8a、8b、8c、8d)によって例えばマゼン
タ、シアン、イエロー及びブラックのトナー画像を紙面
に順次重ねて転写され、この重ね転写されたトナー画像
を定着器9により紙面に定着され、排出路11を介して
反転し、排紙トレイ12上に画像面を下向きにして排出
される。
【0007】図7(a) は、上記従来のプリンタの給紙ト
レイ3のみを取り出して示す図であり、図6では斜め上
方に迫り出して配置される形態のものを、図7(a) に
は、図示する都合上、水平に延在させて示している。ま
た、図7(b) は、その改良型を示している。
【0008】この本体装置1に開閉自在に収納可能でス
ライド式に拡張される給紙トレイユニット3は、同図
(a) に示すように、ユニット本体部13の上面が用紙P
の前端部を積載する可動トレイ部14を形成しており、
その下方には、同図(a) に示すようにスライド式に引き
出し可能な3個の拡張トレイ部14−1、14−2及び
14−3が収納される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6及び図
7(a) に示す給紙トレイユニット3は、3個の拡張トレ
イ部14−1〜14−3を最大長まで一杯に引き出して
あるが、本体装置1が小型であるため、例えばA3判サ
イズの用紙や、POP用紙のように長尺の用紙を載置す
ると、用紙Pの後端Pk1が拡張トレイ部14−3からは
み出して垂れ下がってしまう。本来この用紙後端Pk1
は、図6に示す用紙後端Pk0のように直線状に載置され
ていなければならない。
【0010】それが、用紙後端Pk1のように垂れ下がっ
た状態で長期間放置されると、用紙ダレと称される放置
癖(曲がり癖)がついてしまい、このため印字再開時の
用紙搬送中に用紙の状態に波打ちが発生して各画像形成
部8毎に形成される色別の画像に位置ずれを生じ、画質
を大きく損ねるという問題が発生する。更には曲がり癖
による用紙擦れなどの障害も引き起こす。
【0011】また、上記のように用紙Pの後端Pk1が拡
張トレイ部14−3からはみ出して垂れ下がると、垂れ
下がった非載置部分が自重で下方に引かれ、この下方に
引く力が載置部分を後方に引く力として作用する。
【0012】他方、ユニット本体部13が3個の拡張ト
レイ部14−1〜14−3を収納するだけの厚みを有し
ているため、可動トレイ14と最前部の拡張トレイ部1
4−1との間に段差dが形成されている。また、この拡
張トレイ部14−1と次段の拡張トレイ部14−2との
間にも、この次段の拡張トレイ部14−2が下方から引
き出される分だけ小さな段差が形成されており、この拡
張トレイ部14−2と後段の拡張トレイ部14−3との
間にも同様の段差が形成されている。
【0013】これらの段差のために、用紙の直線状に配
置されるべき載置部分が全体として可動トレイ14上の
前端部から段差分だけ落ち込んでおり、この落ち込み分
を、用紙Pの給送時に引上げなければならない。
【0014】そして、この用紙後方を引き上げるに要す
る力と上述した垂れ下がりの引く力及び曲がり癖とが、
用紙の給送と搬送に大きな抵抗力となって働く。従っ
て、この抵抗力に抗して用紙Pを給送し搬送するために
は、給紙ローラ6と可動トレイ14間に、用紙前端部に
対する相当大きな押圧力を持たせなければならない。
【0015】ところが、そうすると、印字開始の初期時
等のように載置枚数が最大となっているときに、用紙P
への搬送カが高くなり過ぎ、このため本体装置側に配設
されている捌き機構との釣り合いがとれなくなって、用
紙の重送や、用紙先端の突っ込み過ぎによる用紙の先端
折れなどの不具合が発生する。
【0016】勿論、長尺紙の場合でも用紙の後端まで載
置できるように給紙トレイを大型にすれば問題は解決す
るが、本体装置が小型の装置である場合は、給紙トレイ
ばかりを大きくしたのでは小型化の意味が失われるとい
う問題がある。
【0017】そして、その解決策として、図7(b) に示
すように、拡張トレイ部14−1〜14−3を上向きに
傾斜した状態で拡張するようにし、これによって、大き
な段差d及び各引き出し部に生じる小さな段差の合計段
差を相殺して、用紙の載置部分全体を直線状に保つ構成
の給紙トレイユニット3′が開発された。
【0018】しかしながら、これで段差の問題が解決さ
れたとはいえ、垂れ下がリによる引く力と曲がり癖とに
よる用紙搬送時の大きな抵抗力の問題は、未解決のまま
残されており、更なる何等かの解決策が模索されてい
た。
【0019】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
小型ながら長尺紙を安定した状態で載置できる給紙トレ
イユニットを提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明に係わる
給紙トレイユニットの構成を述べる。先ず、請求項1記
載の発明の給紙トレイユニットは、画像形成装置本体の
画像形成部へ給送するための用紙を積載し上記画像形成
装置本体に着脱自在の給紙トレイユニットであって、給
送すべき上記用紙の前端を積載し上下方向に移動自在な
可動トレイを有するユニット本体部と、上記可動トレイ
と協働して用紙の中央から後端を積載すべく互いに係合
自在で上記ユニット本体部に拡張自在に設けられた複数
の拡張トレイ部と、を備え、該複数の拡張トレイ部は、
拡張時に各上記用紙積載面を結んだ形状が用紙給送方向
の後端に向けて漸次上昇する凹部形状となるような係合
手投を備えて構成される。
【0021】上記複数の拡張トレイ部は、例えば請求項
2記載のように、それぞれ前段の拡張トレイ部からスラ
イド式に引き出されて拡張され、また、例えば請求項3
記載のように、それぞれ前段の拡張トレイ部から拡開式
に開成されて拡張される。
【0022】次に、請求項4記載の発明の給紙トレイユ
ニットは、画像形成装置本体の画像形成部へ給送するた
めの用紙を積載し上記画像形成装置本体に着脱自在の給
紙トレイユニットであって、給送すべき上記用紙の前端
を積載し上下方向に移動自在な可動トレイを有するユニ
ット本体部と、上記可動トレイと協働して用紙の中央か
ら後端を積載すべく互いに係合自在で上記ユニット本体
部に拡張自在に設けられた複数の拡張トレイ部と、を備
え、該複数の拡張トレイ部のうち拡張時に用紙の後端を
積載すべく設けられた拡張トレイ部の用紙積載面が用紙
給送方向に直交する幅方向両端に向けて漸次上昇する凹
部形状に構成されている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、第1の実施の形態に
おける給紙トレイユニット15を示す側断面図であり、
その給紙トレイユニット15が装着される画像形成装置
(フルカラープリンタ)16も共に示している。尚、同
図に示す画像形成装置16は、図6に示したプリンタ1
の給紙トレイユニット3を除いた本体部分と同一である
ので、ここでは画像形成装置16の説明は省略し、本発
明に成る給紙トレイユニット15のみを取り上げて説明
する。
【0024】図2は、上記の給紙トレイユニット15を
拡大して示す図であり、図1では本体装置の前面に対し
て斜め上方に傾斜して配置されるユニット本体部17を
水平にして示し、これにより全体の構成、特に形状を分
かり易いようにしている。
【0025】図1及び図2に示す給紙トレイユニット1
5は、ユニット本体部17を画像形成装置16の前面に
開閉自在に収納可能であり、ユニット本体部17の上面
には可動トレイ部18が形成され、両側部には用紙規制
板19が配設されている。
【0026】可動トレイ部18は、前端下部に係合する
押し付勢力を有する螺旋バネ21により常時上方に付勢
され、その上に載置される用紙束の厚さに応じて降下
し、印字の進行により用紙束の厚さが減じることに応じ
て上昇するよう、上下方向に移動自在に構成されてい
る。
【0027】また、可動トレイ部18の下方には、3個
の拡張トレイ部22(22−1、22−2、22−3)
が収容されている。これら3個の拡張トレイ部22(2
2−1、22−2、22−3)は、先ず前段の拡張トレ
イ部22−1がスライドレール23に沿って引き出さ
れ、その根元に係合する角度設定リブ24−1によって
上向きに傾斜して配置される。次に中段の拡張トレイ部
22−2がスライド式に引き出され、同様にその根元に
係合する他の角度設定リブ24−2によって更に上向き
に傾斜して配置される。そして最後に後段の拡張トレイ
部22−3がスライド式に引き出され、これもその根元
に係合する他の角度設定リブ24−3によって更に上向
きに傾斜して配置される。
【0028】この状態の給紙トレイユニット15上に載
置される用紙Pは、その後端Pk2、すなわち非載置部分
が、図1に示すように、直線状の基準位置Pk0よりも用
紙前端部方向へ更に傾いて立上がり、したがって、その
非載置部分の重心が後段の拡張トレイ部22−3の端部
に近接するため、用紙Pは、用紙自身の腰によって非載
置部分を載置部分後端の延長線上に維持するようにな
る。
【0029】これにより、長尺用紙の後端が拡張トレイ
部22−3からはみ出しても自重によって垂れ下がるこ
とが無くなり、したがって、放置癖が付かず、用紙を後
方に引き寄せる力もなく、これにより、給紙ローラと可
動トレイ間の適正な押圧力による安定した用紙の搬送が
可能となり、用紙の大小に拘わり無く常に良好な画質の
画像を形成することができるようになる。
【0030】また、各拡張トレイ部を順次後端部が上昇
するように拡張することにより、従来の直線状に拡張し
た場合に比較して給紙トレイユニットの拡張用設置面積
が小さくて済み、これにより、より小さな設置面積でよ
り大きな用紙の印字が容易に可能となる。
【0031】尚、上記の角度設定リブ24−1〜24−
3の部分に、ばね用SUS鋼帯を設置するようにする
と、引き出し摩擦による削れや用紙支持強度に良い耐用
性を持たせることが出来ると共に、隣接する拡張トレイ
部間のガタツキも防止することが出来る。
【0032】また、上記拡張トレイ部の拡張は、各拡張
トレイ部が順次後端部が上昇するように拡張できる機構
を伴った構成であれば、上述したスライド方式に限るも
のではない。また、各拡張トレイ部の後端部を順次上昇
させる機構も、角度設定リブに限るものではない。その
ように拡張方式及び上昇機構が上記の給紙トレイユニッ
トと異なる給紙トレイユニットについて、これを第2の
実施の形態として以下に説明する。
【0033】図3は、第2の実施の形態における給紙ト
レイユニットをそれが装着される画像形成装置と共に示
す側断面図であり、その給紙トレイユニットが装着され
る画像形成装置(フルカラープリンタ)も共に示してい
る。尚、同図に示す画像形成装置は、図1に示した画像
形成装置16と給紙トレイユニットを除いた本体部分が
同一であるので、ここでも画像形成装置の説明は省略
し、給紙トレイユニットのみを取り上げて説明する。
【0034】図4(a),(b),(c) は、上記の給紙トレイユ
ニットの構成と拡張の動作状態を示す拡大側断面図であ
り、この場合も図3では本体装置の前面に対して斜め上
方に傾斜して配置されるユニット本体部を水平にして示
している。
【0035】この図3及び図4(a),(b),(c) に示す給紙
トレイユニット25も、ユニット本体部26を画像形成
装置27の前面に開閉自在に収納可能に構成されてい
る。図4(a) に示すように、ユニット本体部26上部の
可動トレイ部28の上には、3個の拡張トレイ部29
(29−1、29−2、29−3)が折り畳まれてい
る。可動トレイ部28は、前端下部に係合する押し付勢
力を有する螺旋バネ31により常時上方に付勢され、図
2の可動トレイ部18の場合と同様に載置される用紙束
の厚さに応じて上下方向に移動自在である。
【0036】先ず、図4(b) に示すように、前段の拡張
トレイ部29−1がヒンジ32−1を支点に拡開され、
そのヒンジ32−1と一体に形成されている角度設定ス
トッパ33−1によって拡開角度を制限され、やや上向
きに傾斜して配置される。これで、可動トレイ部28が
ユニット本体部26の上部に露出し、その両側部に用紙
規制板34が不図示の付勢部材に付勢されて開成する。
【0037】次に、同図(c) に示すように、中段の拡張
トレイ部29−2がヒンジ32−2を支点に拡開され、
上記同様にそのヒンジ32−2と一体に形成されている
角度設定ストッパ33−2によって拡開角度を制限さ
れ、更に上向きに傾斜して配置される。そして最後に後
段の拡張トレイ部29−3が同様に角度設定ストッパ3
3−3と一体なヒンジ32−3を支点に拡開されて拡開
角度を制限され、更に上向きに傾斜して配置される。
【0038】これにより、この場合も図1及び図2の場
合と同様に、図3に示すように、用紙Pの後端の非載置
部Pk3が立上がり、その非載置部Pk3を用紙自身の腰で
支えることが出来るようになり、図1及び図2の場合と
同様に従来発生した不具合が解消される。
【0039】また、本例では、各拡張トレイ部29が引
き出し構造ではないので、引き出し摩擦が発生せず、ば
ね用SUS鋼帯等の高価な部材を使用する必要がなくな
って低廉な装置を構成できる。また、本例の給紙トレイ
ユニット25は、各拡張トレイ部29間に隙間と段差が
できないので、用紙の搬送を、より円滑に行なうことが
できる。
【0040】上記第1及び第2の実施の形態では、いず
れも用紙自身の腰で非載置部分を載置部分の延長線上に
維持できるよう非載置部分を上方に立てるべく拡張した
給紙トレイユニットを上に凹形状に成るように設定して
いるが、用紙に充分な腰を持たせることができれば、非
載置部分を上方に立てる必要はない。つまり、拡張した
給紙トレイユニットを上に凹形状にするために角度設定
リブや角度設定ストッパ等の複雑な機構を設ける必要は
ない。このような給紙トレイユニットを第3の実施の形
態として以下に説明する。
【0041】図5(a) は、第3の実施の形態における給
紙トレイユニットの平面図であり、載置される用紙を二
点鎖線で示している。また、同図(b) は、その構成を分
かり易く示すため、その形状のみを下から見た斜視図と
して模式的に示している。
【0042】同図(a),(b) に示すように、本例の給紙ト
レイユニット35は、各拡張トレイ部36(36−1、
36−2、36−3)がトレイ本体部37からの単純な
引き出し構造によって拡張される。そして、少なくとも
最後端の拡張トレイ36−3(図では全部の拡張トレイ
部36−1、36−2、36−3)が、その幅方向が上
に凹形状になるように形成されている。
【0043】これにより、この給紙トレイユニット35
上に載置された用紙Pの後端の非載置部分Pk4が、上に
凹形となり、ここに強力な用紙の腰が形成される。した
がって、拡張した給紙トレイユニット35が仮に水平で
あっても、非載置部分Pk4が垂れ下がることがない。こ
のように、各拡張トレイ部36を単に引き出すだけの単
純な構成で、用紙の非載置部分の垂れ下がりを防止する
ことができ、この場合も、用紙の大小に拘わり無く給紙
ローラと可動トレイ間の適正な押圧力による安定した用
紙の搬送が可能となる。
【0044】尚、この第3の実施の形態における拡張ト
レイ部の凹形状を、上述した第1又は第2の実施の形態
に適用すると、より一層の効果を上げることができる。
【0045】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の第
1又は第2の実施形態によれば、トレイ本体部から拡張
する拡張トレイ部を後端が順次上昇するように傾斜させ
て拡張して給紙トレイユニット全体を上に凹形状となる
ように拡張するので、その上に載置した用紙の後端が最
後端の拡張トレイ部からはみ出してもその非載置部分を
用紙自身の腰で載置部分の延長方向に維持することがで
き、これにより、拡張トレイ部からはみ出した用紙後端
が自重で垂れ下がることが無くなり、したがって、放置
癖が付かず、また用紙を後方に引き寄せる力もなくなる
ため、給紙ローラと可動トレイ間の適正な押圧力による
安定した用紙の搬送が可能となり、これにより、用紙の
大小に拘わり無く常に良好な画質の画像を形成すること
が可能となる。
【0046】また、各拡張トレイ部を順次後端部が上昇
するように拡張することにより、従来の直線状に拡張し
た場合に比較して給紙トレイユニットの拡張用設置面積
が小さくて済み、これにより、より小さな設置面積でよ
り大きな用紙の印字が容易に可能となる。
【0047】また、第3の実施形態によれば、各拡張ト
レイ部を単純な引き出し構造にすると共に少なくとも最
後端の拡張トレイを幅方向が上に凹形状になるように形
成するので、載置された用紙の非載置部分が上に凹形と
なって強力な腰を形成し、したがって、拡張した給紙ト
レイユニットが水平であっても、非載置部分が垂れ下が
ることがなく、これにより、より単純な構成で用紙の大
小に拘わり無く給紙ローラと可動トレイ間の適正な押圧
力による安定した用紙の搬送が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における給紙トレイユニット
をそれが装着される画像形成装置と共に示す側断面図で
ある。
【図2】図1の給紙トレイユニットを拡大して示す図で
ある。
【図3】第2の実施の形態における給紙トレイユニット
をそれが装着される画像形成装置と共に示す側断面図で
ある。
【図4】(a),(b),(c) は図3の給紙トレイユニットの構
成及び拡張動作の状態を示す拡大側断面図である。
【図5】(a) は第3の実施の形態における給紙トレイユ
ニットの平面図、(b) はその形状のみを下から見た斜視
図として模式的に示す図である。
【図6】従来のプリンタの構成を模式的に示す側断面図
である。
【図7】(a) は従来のプリンタの給紙トレイのみを取り
出して示す図、(b) はその改良型を示す図である。
【符号の説明】
1 プリンタ 2 給紙カセット 3 給紙トレイユニット 4 給紙コロ 5 待機ローラ対 6 給紙ローラ 7 搬送ベルト 8(8a、8b、8c、8d) 画像形成部 9 定着器 11 排出路 12 排紙トレイ P 用紙 Pk0、Pk1、Pk2、Pk3、Pk4 用紙後端非載置部分 13 ユニット本体部 14 可動トレイ 14−1、14−2、14−3 拡張トレイ部 15 給紙トレイユニット 16 画像形成装置 17 ユニット本体部 18 可動トレイ部 19 用紙規制板 21 螺旋バネ 22(22−1、22−2、22−3) 拡張トレイ部 23 スライドレール 24−1、24−2、24−3 角度設定リブ 25 給紙トレイユニット 26 ユニット本体部 27 画像形成装置 28 可動トレイ部 29(29−1、29−2、29−3) 拡張トレイ部 31 螺旋バネ 32−1、32−2、32−3 ヒンジ 33−1、33−2、33−3 角度設定ストッパ 34 用紙規制板 35 給紙トレイユニット 36(36−1、36−2、36−3) 拡張トレイ部 37 トレイ本体部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤尾 聡 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ計算機株式会社東京事業所内 Fターム(参考) 3F343 FA02 FB02 FC30 GA02 GB01 GC01 GD01 HB02 HD06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体の画像形成部へ給送す
    るための用紙を積載し前記画像形成装置本体に着脱自在
    の給紙トレイユニットにおいて、 給送すべき前記用紙の前端を積載し上下方向に移動自在
    な可動トレイを有するユニット本体部と、 前記可動トレイと協働して用紙の中央から後端を積載す
    べく互いに係合自在で前記ユニット本体部に拡張自在に
    設けられた複数の拡張トレイ部と、 を備え、 該複数の拡張トレイ部は、拡張時に各前記用紙積載面を
    結んだ形状が用紙給送方向の後端に向けて漸次上昇する
    凹形状となるような係合手投を備えることを特徴とする
    給紙トレイユニット。
  2. 【請求項2】 前記複数の拡張トレイ部は、それぞれ前
    段の拡張トレイ部からスライド式に引き出されて拡張さ
    れることを特徴とする請求項1記載の給紙トレイユニッ
    ト。
  3. 【請求項3】 前記複数の拡張トレイ部は、それぞれ前
    段の拡張トレイ部から拡開式に開成されて拡張されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の給紙トレイユニット。
  4. 【請求項4】 画像形成装置本体の画像形成部へ給送す
    るための用紙を積載し前記画像形成装置本体に着脱自在
    の給紙トレイユニットにおいて、 給送すべき前記用紙の前端を積載し上下方向に移動自在
    な可動トレイを有するユニット本体部と、 前記可動トレイと協働して用紙の中央から後端を積載す
    べく互いに係合自在で前記ユニット本体部に拡張自在に
    設けられた複数の拡張トレイ部と、 を備え、 該複数の拡張トレイ部のうち拡張時に用紙の後端を積載
    すべく設けられた拡張トレイ部の用紙積載面が用紙給送
    方向に直交する幅方向両端に向けて漸次上昇する凹部形
    状に構成されていることを特徴とする給紙トレイユニッ
    ト。
JP35486099A 1999-12-14 1999-12-14 給紙トレイユニット Withdrawn JP2001163454A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35486099A JP2001163454A (ja) 1999-12-14 1999-12-14 給紙トレイユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35486099A JP2001163454A (ja) 1999-12-14 1999-12-14 給紙トレイユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001163454A true JP2001163454A (ja) 2001-06-19

Family

ID=18440402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35486099A Withdrawn JP2001163454A (ja) 1999-12-14 1999-12-14 給紙トレイユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001163454A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6916020B2 (en) 2002-03-19 2005-07-12 Fuji Xerox Co., Ltd. Sheet supply apparatus and sheet handling apparatus using the same
CN100545069C (zh) * 2002-03-19 2009-09-30 富士施乐株式会社 纸张供应单元和纸张处理装置
US7712734B2 (en) 2005-06-27 2010-05-11 Samsung Electronics Co., Ltd. Multi-purpose feeder for office automation machinery
US7770877B2 (en) 2002-03-19 2010-08-10 Fuji Xerox Co., Ltd. Sheet discharge unit and sheet processing apparatus
JP2014129160A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Brother Ind Ltd 画像読取装置
CN104339886A (zh) * 2013-08-07 2015-02-11 兄弟工业株式会社 传送装置
US20150042030A1 (en) * 2013-08-07 2015-02-12 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sheet tray
JP2016044045A (ja) * 2014-08-25 2016-04-04 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 手差しシート給送装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2017013955A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 株式会社リコー 長尺シート積載トレイ及び画像形成装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6916020B2 (en) 2002-03-19 2005-07-12 Fuji Xerox Co., Ltd. Sheet supply apparatus and sheet handling apparatus using the same
CN100545069C (zh) * 2002-03-19 2009-09-30 富士施乐株式会社 纸张供应单元和纸张处理装置
US7770877B2 (en) 2002-03-19 2010-08-10 Fuji Xerox Co., Ltd. Sheet discharge unit and sheet processing apparatus
US7712734B2 (en) 2005-06-27 2010-05-11 Samsung Electronics Co., Ltd. Multi-purpose feeder for office automation machinery
JP2014129160A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Brother Ind Ltd 画像読取装置
CN104339886A (zh) * 2013-08-07 2015-02-11 兄弟工业株式会社 传送装置
US20150042030A1 (en) * 2013-08-07 2015-02-12 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sheet tray
US10053309B2 (en) * 2013-08-07 2018-08-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sheet tray
JP2016044045A (ja) * 2014-08-25 2016-04-04 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 手差しシート給送装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2017013955A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 株式会社リコー 長尺シート積載トレイ及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5031653B2 (ja) 画像形成装置
US8811884B2 (en) Image-forming apparatus and multiple sheet curl correcting sheet-receiving units
JP5471593B2 (ja) 給紙カセットおよび画像形成装置
US20040012141A1 (en) Medium tray and image recording apparatus using the same
US5280897A (en) Paper-resupplying device in image-forming apparatus
JP2001163454A (ja) 給紙トレイユニット
US20190361387A1 (en) Image forming system, shelf for image forming apparatus, and image forming apparatus
US10472188B2 (en) Sheet storing apparatus, sheet feeding apparatus, and image forming apparatus
US6328298B1 (en) Image forming apparatus and finisher therefor
JP2015089850A (ja) シート載置トレイ、シート給送装置及び画像形成装置
US6953192B2 (en) Paper delivery device in printer and printer using the same
JP4018076B2 (ja) 給紙装置
JP3898577B2 (ja) 給紙排紙装置、及び画像形成装置
JP2010013277A (ja) 給紙トレイ、及び画像形成装置
JP6272083B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP6996168B2 (ja) スタック装置及び処理装置
US20220106138A1 (en) Media trays and media stops
JP2010013276A (ja) 給紙トレイ、及び画像形成装置
JP2009057175A (ja) シート積載装置・画像形成装置
JP2006240801A (ja) 画像形成装置
JP4062114B2 (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JP3287870B2 (ja) 原稿排出装置
JP2006016170A (ja) プリンタ
JP2021031204A (ja) シート搬送装置
JP7338951B2 (ja) 給紙装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070306