JP2001163102A - 車両用内装部品 - Google Patents

車両用内装部品

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JP2001163102A
JP2001163102A JP35191199A JP35191199A JP2001163102A JP 2001163102 A JP2001163102 A JP 2001163102A JP 35191199 A JP35191199 A JP 35191199A JP 35191199 A JP35191199 A JP 35191199A JP 2001163102 A JP2001163102 A JP 2001163102A
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JP
Japan
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foam
vehicle interior
base material
leather
skin material
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Pending
Application number
JP35191199A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Kurosaki
英之 黒▲崎▼
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TS Tech Co Ltd
Original Assignee
TS Tech Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用内装部品において、適度な反発力を具
備する樹脂フォーム材を採用して、感触を向上するとと
もに、表皮材に皺が発生せず、段差も発生しないように
する。 【解決手段】 車両用内装部品において、基材2にポリ
エチレンフォームまたはポリプロピレンフォーム14を
介在させて表皮材6を被覆する。具体的には、基材2の
上面にウレタンフォーム3を介在させて皮革6を被覆す
るドアアームレスト1であり、基材2の側面には、ポリ
エチレンフォームまたはポリプロピレンフォーム14を
介在させて表皮材6を被覆する。上面の皮革5と側面の
皮革6は、縫製部7,8により連続するとともに、上下
の両端部11,12を基材2の裏面に接着する一方、中
間部の縫製部7,8の部分13を基材2のコーナー部表
面に接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドアアームレスト
に代表される車両用内装部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両のドアアームレストは、例えば、図
3に示すような一般的形状をしており、高級仕様の表皮
材として人工皮革や天然皮革(本革)を被覆したものが
ある。従来は、このようなドアアームレスト1におい
て、図3に示すように、基材2の上面及び側面に5〜1
0mm程度のポリウレタンフォーム3,4を介在させて
皮革5,6を被覆していた。図中、7,8は縫製部であ
る。このような皮革5,6は、上下の両端部11,12
を基材2の裏面に接着するとともに、中間部の縫製部
7,8の部分13を基材2のコーナー部表面に接着して
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来は、ドアアームレ
スト1の側面の中肉に反発力の小さいポリウレタンフォ
ーム4を用いていたことから、以下のような問題があっ
た。 (1)側面の感触は、ポリウレタンフォーム4では底付
き感があり、プアーな中肉として感じていた。 (2)側面の皮革6について、後端部9(図3参照)で
皺が発生していた。 (3)側面の皮革6について、縫製部7,8の折り返し
による段差が出やすかった。 (4)接着部13を貼る際に目安となる部分がなく、側
面の皮革6に表れる縫製部8のラインがうねりやすかっ
た。
【0004】そこで、本発明の目的は、適度な反発力を
具備する樹脂フォーム材を採用して、感触を向上すると
ともに、表皮材に皺が発生せず、段差も発生しないよう
にした車両用内装部品を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、基材に樹脂フォーム材を介在さ
せて表皮材を被覆する車両用内装部品であって、例え
ば、図1に示したように、基材2にポリエチレンフォー
ムまたはポリプロピレンフォーム14を介在させて表皮
材6を被覆した構成、を特徴としている。
【0006】ここで、車両用内装部品としては、ドアア
ームレストが代表的であるが、車体内側面に設けられる
アームレストや他の内装部品であっても良い。
【0007】以上のように、請求項1記載の発明によれ
ば、基材にポリエチレンフォームまたはポリプロピレン
フォームを介在させて表皮材を被覆した車両用内装部品
であり、適度な反発力を具備するポリエチレンフォーム
またはポリプロピレンフォームを採用したので、感触が
向上するとともに、表皮材に皺が発生しなくなって、段
差も発生しなくなる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の車
両用内装部品であって、例えば、図1及び図3に示すよ
うに、皮革6による表皮材を有するアームレスト1であ
る構成、を特徴としている。
【0009】このように、請求項2記載の発明によれ
ば、請求項1記載の車両用内装部品が、皮革による表皮
材を有するアームレストなので、ポリエチレンフォーム
またはポリプロピレンフォームが具備する適度な反発力
によって、接着部を貼る際に目安となり、例えば、皮革
に表れる縫製部のラインを直線的に簡単に出せる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の車両用内装部品であって、例えば、図1及び図3
に示すように、前記ポリエチレンフォームまたはポリプ
ロピレンフォーム14を側面部内に有するドアアームレ
スト1である構成、を特徴としている。
【0011】このように、請求項3記載の発明によれ
ば、請求項1または2記載の車両用内装部品が、ポリエ
チレンフォームまたはポリプロピレンフォームを側面部
内に有するドアアームレストなので、ポリエチレンフォ
ームまたはポリプロピレンフォームによって、側面は反
発力があり、しっかりとしたクッション性を具備でき、
例えば、上面はポリウレタンフォームによるソフトなク
ッション性を確保して、ドアアームレストとしての高い
商品性を具備できる。そして、反発力のあるポリエチレ
ンフォームまたはポリプロピレンフォームを使用するこ
とによって、側面部の表皮と上面部の表皮を接続する縫
製部の折り返しによる段差について、見た目・触感とも
に違和感を無くして、外観の品質向上が図れる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る車両用内装
部品の実施の形態例を図1及び図2に基づいて説明す
る。先ず、図1は本発明を適用した一例としてのドアア
ームレストの断面構造例を示すもので、図3の矢印A−
A線に沿った断面図であり、図中、前述した図4と同様
に、1はドアアームレスト(車両用内装部品)、2は基
材、3はポリウレタン(以下、PUと略称する)フォー
ム、5,6は皮革(表皮材)、7,8は縫製部であっ
て、11,12,13は接着部、14はポリエチレン
(以下、PEと略称する)フォームまたはポリプロピレ
ン(以下、PPと略称する)フォームである。
【0013】この実施の形態例では、図示のように、ド
アアームレスト1の側面部において、基材2と皮革6と
の間にPEフォームまたはPPフォーム14を介在させ
た点が、従来との改良点である。ここで、図2に、発泡
倍率30倍のPUフォームと発泡倍率25倍のPPフォ
ームと発泡倍率30倍のPEフォームの圧縮量25%、
50%、70%に応じた反発力特性を示す。このよう
に、発泡倍率25倍のPPフォームと発泡倍率30倍の
PEフォームは、発泡倍率30倍のPUフォーム対し、
圧縮量25%、50%、70%に応じた反発力は何れも
かなり高いものとなっている。
【0014】以上の通り、ドアアームレスト1の側面部
において、基材2と皮革6との間に介在させる樹脂フォ
ーム材として、従来一般的なPUフォームに比べて反発
力に優れたPEフォームまたはPPフォーム14を採用
したことにより、前述したような後端部9(図3参照)
に発生しようとする皺を伸ばすことができ、適度のクッ
ション性も残る。さらに、側面部の皮革6と上面部の皮
革5との接続部には、折り返しによる縫製部7,8を設
けているが、この部分13を基材2のコーナー部に沿っ
て接着する際、従来のPUフォームでは強度が無くずれ
てしまうのに対し、適度の反発力を具備したPEフォー
ムまたはPPフォーム14の存在によって、位置決めが
容易になり、外部に表れるステッチ(縫製部)8の貼り
込み基準となる。従って、ステッチ(縫製部)8のライ
ンが簡単に出せる。
【0015】また、PEフォームまたはPPフォーム1
4によって、側面は反発力があり、しっかりとしたクッ
ション性を具備でき、上面はPUフォーム3によるソフ
トなクッション性を確保し、ドアアームレスト1として
の高い商品性を具備することができる。そして、反発力
のあるPEフォームまたはPPフォーム14を使用する
ことによって、縫製部7,8の折り返しによる段差につ
いては、見た目・触感ともに違和感を無くし、外観の品
質向上が可能となる。
【0016】なお、以上の実施の形態例においては、ド
アアームレストとしたが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、車体内側面に設けられるアームレストや他
の車両用内装部品であっても良い。また、車両用内装部
品の形状、PEフォームやPPフォームの発泡倍率や圧
縮量も任意であり、その他、具体的な細部構造等につい
ても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0017】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
る車両用内装部品によれば、適度な反発力を具備するポ
リエチレンフォームまたはポリプロピレンフォームを採
用したため、感触を向上できるとともに、表皮材の皺の
発生と段差の発生といった問題も解消することができ
る。
【0018】請求項2記載の発明に係る車両用内装部
品、即ち、皮革による表皮材を有するアームレストによ
れば、請求項1記載の発明により得られる効果に加え、
ポリエチレンフォームまたはポリプロピレンフォームが
具備する適度な反発力によって、接着部を貼る際に目安
となり、例えば、皮革に表れる縫製部のラインを直線的
に簡単に出すことができるといった利点が得られる。
【0019】請求項3記載の発明に係る車両用内装部
品、即ち、ポリエチレンフォームまたはポリプロピレン
フォームを側面部内に有するドアアームレストによれ
ば、請求項1または2記載の発明により得られる効果に
加え、ポリエチレンフォームまたはポリプロピレンフォ
ームによって、側面は反発力があり、しっかりとしたク
ッション性を具備することができ、例えば、上面はポリ
ウレタンフォームによるソフトなクッション性を確保し
て、ドアアームレストとしての高い商品性を具備するこ
とができる。そして、反発力のあるポリエチレンフォー
ムまたはポリプロピレンフォームを使用することによっ
て、側面部の表皮と上面部の表皮を接続する縫製部の折
り返しによる段差について、見た目・触感ともに違和感
を無くして、外観の品質向上が図れるといった利点が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としてのドアアームレス
トの断面構造例を示すもので、図3の矢印A−A線に沿
った断面図である。
【図2】中肉フォーム材の種別に応じた反発力特性を示
した図表である。
【図3】本発明が適用されるドアアームレストの一例を
示した概略斜視図である。
【図4】従来のドアアームレストの断面構造例を示すも
ので、図3の矢印A−A線に沿った断面図である。
【符号の説明】
1 アームレスト(車両用内装部品) 2 基材 3 ポリウレタンフォーム 5,6 皮革(表皮材) 7,8 縫製部 9 後端部 11,12,13 接着部 14 ポリエチレンフォームまたはポリプロピレンフォ
ーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材にポリエチレンフォームまたはポリプ
    ロピレンフォームを介在させて表皮材を被覆したこと、
    を特徴とする車両用内装部品。
  2. 【請求項2】皮革による表皮材を有するアームレストで
    あること、を特徴とする請求項1記載の車両用内装部
    品。
  3. 【請求項3】前記ポリエチレンフォームまたはポリプロ
    ピレンフォームを側面部内に有するドアアームレストで
    あること、を特徴とする請求項1または2記載の車両用
    内装部品。
JP35191199A 1999-12-10 1999-12-10 車両用内装部品 Pending JP2001163102A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105564337A (zh) * 2013-09-18 2016-05-11 蒋超 装配简便的汽车车门内护板组件
CN110198867A (zh) * 2017-02-01 2019-09-03 河西工业株式会社 汽车用内饰部件

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105564337A (zh) * 2013-09-18 2016-05-11 蒋超 装配简便的汽车车门内护板组件
CN110198867A (zh) * 2017-02-01 2019-09-03 河西工业株式会社 汽车用内饰部件
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