JP2001162938A - 感熱記録体 - Google Patents

感熱記録体

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JP2001162938A
JP2001162938A JP35021799A JP35021799A JP2001162938A JP 2001162938 A JP2001162938 A JP 2001162938A JP 35021799 A JP35021799 A JP 35021799A JP 35021799 A JP35021799 A JP 35021799A JP 2001162938 A JP2001162938 A JP 2001162938A
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JP
Japan
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monomer
group
recording medium
bond
methyl
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Application number
JP35021799A
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English (en)
Inventor
Reiko Sato
礼子 佐藤
Naomi Sumikawa
直美 澄川
Yoshihide Kimura
義英 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 古紙パルプを含有する支持体を用いても耐光
性に優れた感熱記録体の提供。 【解決手段】 古紙パルプを含有する支持体を使用し、
且つ紫外線吸収性モノマー(a)、このモノマーと共重
合可能なビニル化合物モノマー(b)、親水性モノマー
(c)、および反応性乳化剤(d)との乳化共重合物か
らなる水性エマルション型高分子紫外線吸収剤の少なく
とも一種を含有することを特徴とする感熱記録体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は古紙パルプを含有す
る支持体を使用した感熱記録体に関するものである。
【0002】
【従来技術】一般に、感熱記録体は、通常無色ないし淡
色の塩基性染料とフェノール性物質等の有機顕色剤と
を、それぞれ微細な粒子に磨砕分散した後両者を混合
し、バインダー、充填剤、感度向上剤、滑剤その他の助
剤を添加して得た塗液を紙等の支持体に塗工したもの
で、熱ペン、感熱ヘッド、ホットスタンプ、レーザー光
等の加熱による瞬時の化学反応により発色記録を得るも
のである。これらの感熱記録体は、計測用レコーダー、
コンピュータの端末プリンター、ファクシミリ、自動券
売機、バーコードラベルなど広範囲の分野に応用されて
いるが、これら記録装置の多様化及び高性能化に伴い、
感熱記録体に対する要求品質も、より高度なものとなっ
ている。例えば、感度、耐熱性、耐可塑剤性などに加え
て、長期間に渡って室内光や太陽光に曝されたり高湿条
件下に置かれた場合での耐光性(地肌部黄変や画像部褪
色が生じにくい性質)が求められるようになってきた。
一方、感熱記録体の支持体に関しては、一般的な上質紙
以外にも合成紙、フィルム、プラスチック等が知られて
いるが、近年資源保護の観点から、紙類においても古紙
を回収し、これを原料として使用することが求められる
ようになってきた。特開昭58−25986号公報に
は、古紙パルプを含有した板紙上に感熱記録層を塗布し
た感熱記録体が開示されている。しかしながら、感熱記
録体に古紙パルプを含有する支持体を用いると、著しい
耐光性の低下という問題が生じる。
【0003】感熱記録体への耐光性付与に関しては、紫
外線遮断効果を持つ無機充填剤を感熱記録層やそれを被
覆している保護層中に含有させる方法(特開昭62−1
8626号公報、特開平6−64324号公報、特開平
9−156227号公報等)、微粉砕した紫外線吸収剤
を感熱記録層および/またはそれを被覆している保護層
中に添加する方法(特開昭50−104650号公報、
特開昭55−55891号公報、特開昭58−8709
3号公報等)、水溶性の紫外線吸収剤を用いる方法(特
開昭55−93492号公報、特開平7−17131号
公報等)、マイクロカプセル化した紫外線吸収剤を保護
層に添加する方法(特開平5−155134号公報
等)、紫外線吸収性のベンゾトリアゾール分子あるいは
ベンゾフェノン分子を高分子化した紫外線吸収剤を用い
る方法(特開平7−314894号公報、特開平9−2
21487号公報、特開平9−268183号公報、特
開平9−314496号公報、特開平10−71770
号公報、特開平10−36371号公報等)、紫外線吸
収性モノマーとこのモノマーと共重合可能なビニル化合
物モノマーと、架橋性モノマーとの乳化共重合物からな
る紫外線吸収剤を感熱記録層に用いる方法(特開平6−
73368号公報等)等様々な方法が開示されている。
また、これらの技術を組み合わせて、紫外線遮断剤と紫
外線吸収剤を併用する方法や複数の紫外線吸収剤を併用
する方法(特開平7−137453号公報等)等も報告
されている。このように、様々な方法が検討されている
にもかかわらず、上記従来の方法では、古紙パルプを含
有する支持体を用いた感熱記録体において、充分満足の
いく耐光性が得られていないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、古紙
パルプを含有する支持体を用いても感熱記録体の耐光性
に優れた感熱記録体を提供することを課題とした。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、古紙パルプ
を含有する支持体上に無色ないし淡色の塩基性染料と有
機顕色剤とを主成分とする感熱記録層を設けた感熱記録
体において、紫外線吸収剤として紫外線吸収性モノマー
(a)、このモノマーと共重合可能なビニル化合物モノ
マー(b)、親水性モノマー(c)、および反応性乳化
剤(d)との乳化共重合物からなる水性エマルション型
高分子紫外線吸収剤の少なくとも一種を用いることによ
り解決された。本発明で特定の紫外線吸収剤を用いた場
合、何故本発明の効果が得られるかについては、次のよ
うに考えられる。古紙パルプは、一般に、原料古紙に離
解、除塵、脱墨等の機械的および化学的処理を加えるこ
とによって製造される。これらの処理の結果、古紙パル
プはパルプ自体の物性がバージンパルプとやや異なり、
且つパルプ中に微量の界面活性剤等の脱墨剤が残留しや
すい。よって、これを感熱記録体の支持体として用いる
と、発色材料に何らかの悪影響を及ぼし、光や湿度等の
条件により地肌部の黄変や画像部の褪色等を促進する原
因となるのではないかと推測される。これに対し、本発
明の水性エマルション型高分子紫外線吸収剤は、分子内
に多量の紫外線吸収基を有し且つ親水基を持つ高分子で
あることから、塗工層中に均一に分布し、紫外線吸収能
が高く耐久性のある被膜を形成すると考えられる。それ
ゆえ、古紙パルプを含有する支持体を用いた感熱記録体
にこの紫外線吸収剤を用いると、外部からの光を効率的
に吸収することに加え、感熱記録層や下塗り層に使用し
た場合には支持体中の古紙パルプが発色材料へ及ぼす悪
影響を防止できるため、良好な耐光性が得られるものと
考えられる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において支持体を構成する
古紙パルプは、家庭やオフィスから出される新聞、雑誌
等の紙類から、一般に離解、粗選、精選、脱墨、漂白工
程を適宜組み合せて作製される。本発明では、必要に応
じて古紙パルプと50%以下の量のバージンパルプとを
混合して用いることもできる。これらのパルプを原料と
して抄造することにより、古紙パルプからなる支持体が
得られる。本発明の発明者らは、上記古紙パルプからな
る支持体に、本発明の水性エマルション型高分子紫外線
吸収剤を用いることにより、耐光性が極めて良好な感熱
記録体が得られることを見出した。本発明の感熱記録体
に含有される水性エマルション型高分子紫外線吸収剤を
構成する紫外線吸収性モノマー(a)としては、紫外線
吸収性を示すモノマーであればいずれも使用しうるが、
好ましくは炭素数1〜6のアルキル基またはアルコキシ
ル基が置換していてもよい2−ヒドロキシベンゾフェノ
ン基、または炭素数1〜6の炭化水素基が置換していて
もよい2−ヒドロキシベンゾトリアゾール基が結合した
重合性ビニル化合物であり、その具体例としては下記の
(1)または(2)のものを挙げることができる。ま
た、(1)と(2)とを併用することもできる。もちろ
ん、これらに限定されるものでなく、更にこれら紫外線
吸収性モノマーを二種以上併用することもできる。特
に、(2)が好ましく使用される。(1)一般式(I)
で示される2−ヒドロキシベンゾフェノン誘導体。
【0007】
【化3】
【0008】(R1:水素、炭素数1〜6のアルキル基
またはアルコキシ基、R2:炭素数1〜10のアルキレ
ン基またはオキシアルキレン基、あるいは直接結合、
X:エステル結合、アミド結合、エーテル結合またはウ
レタン結合、R3:水素または低級アルキル基) 一般式(I)で表されるモノマーは、例えば、BP−R
2−OH(BP:2−ヒドロキシベンゾフェノン骨格)
等の官能基を有する紫外線吸収性化合物と、CH2=C
3−COOH等の官能基を有する重合性ビニル化合物
とを反応させ、エステル結合X(−COO−)により重
合性ビニル化合物中に紫外線吸収性化合物残基を結合、
導入する事により得られる。前記一般式(I)で表され
るモノマー化合物の具体例としては、2−ヒドロキシ−
4−アクリロイルオキシベンゾフェノン、2−ヒドロキ
シ−4−メタクリロイルオキシベンゾフェノン、2−ヒ
ドロキシ−4−(2−アクリロイルオキシ)エトキシベ
ンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−(2−メタクリロ
イルオキシ)エトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ
−4−(2−メチル−2−アクリロイルオキシ)エトキ
シベンゾフェノンなどが挙げられる。(2)一般式(I
I)で表される2−ヒドロキシベンゾトリアゾール誘導
体。
【0009】
【化4】 (R4:水素、ハロゲンまたはメチル基、R5:水素また
は炭素数1〜6の炭化水素基、R6:炭素数1〜10の
アルキレン基、またはオキシアルキレン基、あるいは直
接結合、Y:エステル結合、アミド結合、エーテル結合
またはウレタン結合、R7:炭素数1〜8のアルキレン
基、アミノアルキレン基または側鎖に水酸基を有するア
ルキル基、あるいは直接結合、R8:水素または低級ア
ルキル基)
【0010】前記一般式(II)で表されるモノマー化合
物は、例えば2−ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾ−
ル系の紫外線吸収性化合物と重合性ビニル化合物とを反
応させることにより重合性ビニル化合物中に紫外線吸収
化合物残基を結合、導入することができる。前記一般式
(II)で表されるモノマー化合物の具体例としては、2
−〔2’−ヒドロキシ−5’−(メタクリロイルオキ
シ)フェニル〕ベンゾトリアゾール、2−〔2’−ヒド
ロキシ−5’−(アクリロイルオキシ)フェニル〕ベン
ゾトリアゾール、2−〔2’−ヒドロキシ−3’−t−
ブチル−5’−(メタクリロイルオキシ)フェニル〕ベ
ンゾトリアゾール、2−〔2’−ヒドロキシ−3’−メ
チル−5’−(アクリロイルオキシ)フェニル〕ベンゾ
トリアゾール、2−〔2’−ヒドロキシ−5’−(メタ
クリロイルオキシプロピル)フェニル〕−5−クロロベ
ンゾトリアゾール、2−〔2’−ヒドロキシ−5’−
(メタクリロイルオキシエチル)フェニル〕ベンゾトリ
アゾール、2−〔2’−ヒドロキシ−5’−(アクリロ
イルオキシエチル)フェニル〕ベンゾトリアゾール、2
−〔2’−ヒドロキシ−3’−t−ブチル−5’−(メ
タクリロイルオキシエチル)フェニル〕ベンゾトリアゾ
ール、2−〔2’−ヒドロキシ−3’−メチル−5’−
(アクリロイルオキシエチル)フェニル〕ベンゾトリア
ゾール、2−〔2’−ヒドロキシ−5’−(メタクリロ
イルオキシプロピル)フェニル〕−5−クロロベンゾト
リアゾール、2−〔2’−ヒドロキシ−5’−(アクリ
ロイルオキシブチル)フェニル〕−5−メチルベンゾト
リアゾール、〔2−ヒドロキシ−3−t−ブチル−5−
(アクリロイルオキシエトキシカルボニルエチル)フェ
ニル〕ベンゾトリアゾール等が挙げられる。
【0011】また、上記の紫外線吸収性モノマーと共重
合可能な他のビニル化合物モノマー(b)(以下、共重
合モノマーと呼ぶ)としては、アクリロニトリル、アク
リル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステ
ル、アルキルビニルエーテル、アルキルビニルエステ
ル、スチレンなどがあり、この場合のアルキル基の炭素
数は特に制約されないが、好ましくは1〜18である。
これら化合物の具体例としては以下のものが挙げられ
る。 (1)アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸アル
キルエステル。 メチルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアク
リレート、2−エチルヘキシルアクリレート、オクチル
アクリレート、ラウリルアクリレート、ステアリルアク
リレート、メチルメタクリレート、ブチルメタクリレー
ト、t−ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメ
タクリレート等。 (2)アルキルビニルエーテル。 メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、プロピ
ルビニルエーテル、ステアリルビニルエーテル等。 (3)アルキルビニルエステル。 酢酸ビニル、エチルビニル、ブチルビニル、2−エチル
ヘキシルビニル等。共重合モノマーの共重合割合として
は、全モノマーの5〜69重量%を使用する。
【0012】さらに、親水性モノマー(c)を用いるこ
とにより、耐溶剤性および親水性樹脂との相溶性が向上
し、耐久性のある紫外線吸収性高分子被膜が形成され
る。親水性モノマーとしては、親水性の反応性官能基を
有するモノマーであればいずれも使用しうるが、好まし
くはヒドロキシ基含有モノマー、カルボン酸含有モノマ
ーなどであり、その具体例としては以下のものが挙げら
れる。 (1)ヒドロキシ基含有モノマー。 2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシ
エチルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレー
ト等。 (2)カルボン酸基含有モノマー。 アクリル酸、メタクリル酸等。親水性モノマーの共重合
割合としては、全モノマーの1〜20重量%が好適であ
る。20重量%を越える場合では、紫外線吸収性モノマ
ーとの共重合性の問題で重合しにくい。本発明で用いら
れる水性エマルション型高分子紫外線吸収剤は、水系媒
体中で乳化剤と共に各モノマーを混合し、水溶性重合開
始剤を用いて乳化重合することにより得られる。乳化共
重合物は、皮膜の耐熱性等の面からある程度高めのガラ
ス転移温度(Tg)を有することが望ましく、Tgが5
0℃以上であることにより、良好な皮膜の耐熱性(耐ス
ティック性)が得られる。好ましくは70℃以上、より
好ましくは80℃以上である。本発明では、乳化共重合
するモノマーの組成を調整することにより、Tgが50
℃以上の水性エマルション型高分子紫外線吸収剤が容易
に得られる。
【0013】反応性乳化剤としては、従来から乳化重合
で使用されているラジカル重合可能な反応性乳化剤であ
ればいずれも使用しうるが、重合性ビニル化合物がより
好ましい。反応性乳化剤を単独に限らず二種類以上混合
して用いることもできる。これらはエマルション重合時
に得られる共重合体に取り込まれ、非反応性の乳化剤で
一般に見られる被膜形成後の被膜の耐水性、透明性への
悪影響を防止できる。具体的には、ラテムルS−18
0、S−180A、S−120A(花王(株))、アク
アロンHS−10、HS−20、RNシリーズ(第一工
業製薬(株))、エレミノールJS−2(三洋化成工業
(株))、アデカリアソープNE−30(旭電化工業
(株))、等が挙げられる。感熱記録体の発色性の点か
ら、アニオン性の反応性乳化剤が好ましく用いられる。
反応性乳化剤の使用量は、モノマー総量100重量部に
対し、0.5〜5重量部が好適である。5重量部を越え
て用いた場合、塩基性無色染料への影響が大きく発色阻
害等の原因となるとともに、皮膜の耐水性が劣る傾向が
みられる。一般に、乳化に用いられる乳化剤は、乳化さ
れる材料の周りに接触して取り囲む形で存在するものが
多い。これに対し本発明で用いられる反応性乳化剤は、
乳化される材料と反応してそのものの一部になってしま
うため、乳化剤として形が残らず、それゆえ本発明の水
性エマルション型高分子紫外線吸収剤はソープフリーな
状態となり、発色材料に悪影響を及ぼすことがほとんど
ないという利点を有するものと考える。
【0014】水溶性重合開始剤としては、過硫酸塩、過
炭酸塩、過ホウ酸塩類などの過酸化物および2,2’−
アゾビス〔2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパ
ン〕塩酸塩、2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオ
ンアミジン)塩酸塩、2,2’−アゾビス〔N−(2−
ヒドロキシエチル)−2−メチルプロピオンアミジン〕
塩酸塩、2,2’−アゾビス〔2−(5−ヒドロキシ−
3,4,5,6−テトラハイドロピリミジン−2−イ
ル)プロパン〕塩酸塩等のアゾ系水溶性重合開始剤を使
用することができる。水溶性重合開始剤の使用量は、対
モノマー当たり0.05〜1重量%が好適である。本発
明で用いられる水性エマルション型高分子紫外線吸収剤
を構成する乳化共重合体は、内部架橋型の重合体粒子と
なっており、平均粒径500nm〜80nm程度のもの
が好ましく、平均粒径が100nmより大きいものが更
に好ましく使用できる。本発明の水性エマルション型高
分子紫外線吸収剤は、上記の各成分を用いて乳化重合を
行うことにより得られるが、その具体的な調製例を下記
に示す。
【0015】(紫外線吸収剤の調製例)アクアロンHS
−20(第一工業製薬(株)製)1g、2−(2’ヒド
ロキシ−5’−メタクリロイルオキシエチルフェニル)
−2H−ベンゾトリアゾール50g、2−エチルヘキシ
ルメタクリレート10g、メタクリル酸1g、メチルメ
タクリレート39g、イオン交換水200gからなるモ
ノマー混合物301gを調製し、このうち100gを、
温度計、撹拌基、還流冷却管、窒素導入管および滴下ロ
ートを備えたガラス製反応容器に加え、70℃で30分
間乳化を行った。次いで水溶性重合開始剤として2,
2’−アゾビス〔2−(2−イミダゾリン−2−イル)
プロパン〕塩酸塩0.5gをイオン交換水33gで溶解
した水溶液を前記反応容器に添加し、直ちにモノマー混
合物の残量を90分間にわたって反応容器内に連続的に
滴下し、70℃で重合を行った。モノマー混合物の滴下
終了後、70℃で90分間熟成し、調製例の水性エマル
ション型高分子紫外線吸収剤を得た。
【0016】本発明で用いられる水性エマルション型高
分子紫外線吸収剤は、分子中に有する多量の紫外線吸収
性モノマーにより紫外線吸収能が高く少量使用で良好な
耐光性を示すため、大量配合による感熱記録体の発色濃
度低下や地肌カブリが避けられる、乳化剤が反応性であ
ることにより発色材料に及ぼす影響が小さいため、良好
な発色性および白紙外観性が得られる、親水性モノマー
により水性バインダーとの相溶性が良好であり可塑剤、
油および有機溶剤等の溶媒に対する溶解性が低いため、
保護層に配合する場合は紫外線吸収剤の溶出に起因する
バリアー機能の低下をきたすことが無く耐薬品性に優れ
ている。ガラス転移点(Tg)が高い場合は耐熱性が良
好となり、保護層に使用してもサーマルヘッドでの記録
時に溶融によるスティックやヘッドカスを発生すること
が無く記録走行性にも優れた改善効果が得られる等の特
徴を有する。本発明の水性エマルション型高分子紫外線
吸収剤の下塗り層への使用量については、下塗り層の乾
燥重量に対して0.1〜80重量%を含有させるのが好
ましい。より好ましくは1〜50重量%である。使用量
が0.1重量%未満であると、十分な耐光性が得られに
くい。使用量が80重量%を越えると、支持体と下塗り
層の結着性が低下し、その結果感熱記録体としての表面
強度が低下するので、セロピック強度、印刷適性等が要
求される用途には不適当である。
【0017】本発明の水性エマルション型高分子紫外線
吸収剤の感熱記録層への使用量については、感熱記録層
の乾燥重量に対して0.1〜25重量%を含有させるの
が好ましい。より好ましくは1〜20重量%である。使
用量が0.1%未満であると、十分な耐光性が得られに
くい。使用量が25重量%を越えると発色濃度の低下や
地肌カブリへの影響が大きい。本発明の水性エマルショ
ン型高分子紫外線吸収剤の保護層への使用量について
は、保護層の乾燥重量に対して、0.1〜30重量%を
含有させるのが好ましい。より好ましくは、1〜25重
量%である。使用量が0.1重量%未満であると、十分
な耐光性が得られにくい。使用量が30重量%を越える
とバリアー性が不充分となる傾向がある。本発明は、古
紙パルプを含有する支持体上に塩基性無色染料と有機顕
色剤とを含有する感熱記録層、および必要に応じて感熱
記録層と支持体の間に下塗り層、感熱記録層の上に保護
層、感熱記録層と保護層の間に中間層を設けた感熱記録
体において、少なくともいずれか一層中に上記の水性エ
マルション型高分子紫外線吸収剤の少なくとも一種を含
有させることにより、従来提案されている技術に比べ
て、耐光性等の性能が顕著に改善されるものである。こ
れらの紫外線吸収剤は、二層以上に含有せしめることも
でき、その含有せしめる層の組合せは特に制限されるも
のではない。また、感熱記録層、下塗り層、中間層、保
護層は各一層のみに制限されることなく、それぞれ複数
層設けることもできる。なお、これら紫外線吸収剤の感
熱記録体への使用量および含有せしめる箇所(層)は、
その感熱記録体に要求される性能品質に依るものであ
る。
【0018】また、本発明に用いられる塩基性染料とし
ては、特に制限されるものではないがトリフェニルメタ
ン系、フルオラン系、アザフタリド系、フルオレン系等
が好ましく、以下にこれらの具体例を示す。これらの塩
基性染料は、単独又は2種以上混合して使用することも
できる。 <トリフェニルメタン系ロイコ染料> 3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
メチルアミノフタリド 〔別名クリスタルバイオレットラクトン〕3,3−ビス
(p−ジメチルアミノフェニル)フタリド 〔別名マラカイトグリーンラクトン〕 <フルオラン系ロイコ染料> 3−ジエチルアミノ−6−メチルフルオラン 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(o,p−ジメ
チルアニリノ)フルオラン 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラ
ン 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(m−トリフル
オロメチルアニリノ)フルオラン 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(o−クロロア
ニリノ)フルオラン 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(p−クロロア
ニリノ)フルオラン 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(o−フルオロ
アニリノ)フルオラン 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(m−メチルア
ニリノ)フルオラン 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−n−オクチルア
ニリノフルオラン 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−n−オクチルア
ミノフルオラン 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−ベンジルアミノ
フルオラン 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−ジベンジルアミ
ノフルオラン 3−ジエチルアミノ−6−クロロ−7−メチルフルオラ
ン 3−ジエチルアミノ−6−クロロ−7−アニリノフルオ
ラン 3−ジエチルアミノ−6−クロロ−7−p−メチルアニ
リノフルオラン 3−ジエチルアミノ−6−エトキシエチル−7−アニリ
ノフルオラン 3−ジエチルアミノ−7−メチルフルオラン 3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン 3−ジエチルアミノ−7−(m−トリフルオロメチルア
ニリノ)フルオラン 3−ジエチルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)フル
オラン 3−ジエチルアミノ−7−(p−クロロアニリノ)フル
オラン 3−ジエチルアミノ−7−(o−フルオロアニリノ)フ
ルオラン 3−ジエチルアミノ−ベンゾ〔a〕フルオラン 3−ジエチルアミノ−ベンゾ〔c〕フルオラン 3−ジブチルアミノ−6−メチル−フルオラン 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−(o,p−ジメ
チルアニリノ)フルオラン
【0019】3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−
(o−クロロアニリノ)フルオラン 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−(p−クロロア
ニリノ)フルオラン 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−(o−フルオロ
アニリノ)フルオラン 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−(m−トリフル
オロメチルアニリノ)フルオラン 3−ジブチルアミノ−6−メチル−クロロフルオラン 3−ジブチルアミノ−6−エトキシエチル−7−アニリ
ノフルオラン 3−ジブチルアミノ−6−クロロ−7−アニリノフルオ
ラン 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−p−メチルアニ
リノフルオラン 3−ジブチルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)フル
オラン 3−ジブチルアミノ−7−(o−フルオロアニリノ)フ
ルオラン 3−ジ−n−ペンチルアミノ−6−メチル−7−アニリ
ノフルオラン 3−ジ−n−ペンチルアミノ−6−メチル−7−(p−
クロロアニリノ)フルオラン 3−ジ−n−ペンチルアミノ−7−(m−トリフルオロ
メチルアニリノ)フルオラン 3−ジ−n−ペンチルアミノ−6−クロロ−7−アニリ
ノフルオラン 3−ジ−n−ペンチルアミノ−7−(p−クロロアニリ
ノ)フルオラン 3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン
【0020】3−(N−メチル−N−プロピルアミノ)
−6−メチル−7−アニリノフルオラン 3−(N−メチル−N−シクロヘキシルアミノ)−6−
メチル−7−アニリノフルオラン 3−(N−エチル−N−シクロヘキシルアミノ)−6−
メチル−7−アニリノフルオラン 3−(N−エチル−N−キシルアミノ)−6−メチル−
7−(p−クロロアニリノ)フルオラン 3−(N−エチル−p−トルイディノ)−6−メチル−
7−アニリノフルオラン 3−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)−6−メチ
ル−7−アニリノフルオラン 3−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)−6−クロ
ロ−7−アニリノフルオラン 3−(N−エチル−N−テトラヒドロフルフリルアミ
ノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン 3−(N−エチル−N−イソブチルアミノ)−6−メチ
ル−7−アニリノフルオラン 3−(N−エチル−N−エトキシプロピルアミノ)−6
−メチル−7−アニリノフルオラン 3−シクロヘキシルアミノ−6−クロロフルオラン 2−(4−オキサヘキシル)−3−ジメチルアミノ−6
−メチル−7−アニリノフルオラン 2−(4−オキサヘキシル)−3−ジエチルアミノ−6
−メチル−7−アニリノフルオラン 2−(4−オキサヘキシル)−3−ジプロピルアミノ−
6−メチル−7−アニリノフルオラン
【0021】2−メチル−6−p−(p−ジメチルアミ
ノフェニル)アミノアニリノフルオラン 2−メトキシ−6−p−(p−ジメチルアミノフェニ
ル)アミノアニリノフルオラン 2−クロロ−3−メチル−6−p−(p−フェニルアミ
ノフェニル)アミノアニリノフルオラン 2−クロロ−6−p−(p−ジメチルアミノフェニル)
アミノアニリノフルオラン 2−ニトロ−6−p−(p−ジエチルアミノフェニル)
アミノアニリノフルオラン 2−アミノ−6−p−(p−ジエチルアミノフェニル)
アミノアニリノフルオラン 2−ジエチルアミノ−6−p−(p−ジエチルアミノフ
ェニル)アミノアニリノフルオラン 2−フェニル−6−メチル−6−p−(p−フェニルア
ミノフェニル)アミノアニリノフルオラン 2−ベンジル−6−p−(p−フェニルアミノフェニ
ル)アミノアニリノフルオラン 2−ヒドロキシ−6−p−(p−フェニルアミノフェニ
ル)アミノアニリノフルオラン 3−メチル−6−p−(p−ジメチルアミノフェニル)
アミノアニリノフルオラン 3−ジエチルアミノ−6−p−(p−ジエチルアミノフ
ェニル)アミノアニリノフルオラン 3−ジエチルアミノ−6−p−(p−ジブチルアミノフ
ェニル)アミノアニリノフルオラン 2,4−ジメチル−6−〔(4−ジメチルアミノ)アニ
リノ〕−フルオラン <フルオレン系ロイコ染料> 3、6、6´−トリス(ジメチルアミノ)スピロ〔フル
オレン−9,3´−フタリド〕 3、6、6´−トリス(ジエチルアミノ)スピロ〔フル
オレン−9,3´−フタリド〕
【0022】<ジビニル系ロイコ染料> 3,3−ビス−〔2−(p−ジメチルアミノフェニル)
−2−(p−メトキシフェニル)エテニル〕−4,5,
6,7−テトラブロモフタリド 3,3−ビス−〔2−(p−ジメチルアミノフェニル)
−2−(p−メトキシフェニル)エテニル〕−4,5,
6,7−テトラクロロフタリド 3,3−ビス−〔1,1−ビス(4−ピロリジノフェニ
ル)エチレン−2−イル〕−4,5,6,7−テトラブ
ロモフタリド 3,3−ビス−〔1−(4−メトキシフェニル)−1−
(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イル〕−
4,5,6,7−テトラクロロフタリド <その他> 3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−
3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)
−4−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−
3−(1−オクチル−2−メチルインドール−3−イ
ル)−4−アザフタリド 3−(4−シクロヘキシルエチルアミノ−2−メトキシ
フェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール
−3−イル)−4−アザフタリド 3,3−ビス(1−エチル−2−メチルインドール−3
−イル)フタリド 3,6−ビス(ジエチルアミノ)フルオラン−γ−(3
´−ニトロ)アニリノラクタム 3,6−ビス(ジエチルアミノ)フルオラン−γ−(4
´−ニトロ)アニリノラクタム 1,1−ビス−〔2´,2´,2'',2''−テトラキス
−(p−ジメチルアミノフェニル)−エテニル〕−2,
2−ジニトリルエタン 1,1−ビス−〔2´,2´,2'',2''−テトラキス
−(p−ジメチルアミノフェニル)−エテニル〕−2−
β−ナフトイルエタン 1,1−ビス−〔2´,2´,2'',2''−テトラキス
−(p−ジメチルアミノフェニル)−エテニル〕−2,
2−ジアセチルエタン ビス−〔2,2,2´,2´−テトラキス−(p−ジメ
チルアミノフェニル)−エテニル〕−メチルマロン酸ジ
メチルエステル
【0023】本発明で用いられる有機顕色剤としては、
特に制限されるものではないが、例えば下記の如き公知
の顕色剤が挙げられる。活性白土、アタパルジャイト、
コロイダルシリカ、珪酸アルミニウム等の無機酸性物
質、4,4’−イソプロピリデンジフェノール、1,1
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチル
ペンタン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルフィ
ド、ヒドロキノンモノベンジルエーテル、4−ヒドロキ
シ安息香酸ベンジル、4,4’−ジヒドロキシジフェニ
ルスルホン、2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホ
ン、4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニル
スルホン、4−ヒドロキシ−4’−n−プロポキシジフ
ェニルスルホン、ビス(3−アリル−4−ヒドロキシフ
ェニル)スルホン、4−ヒドロキシ−4’−メチルジフ
ェニルスルホン、4−ヒドロキシフェニル−4’−ベン
ジルオキシフェニルスルホン、3,4−ジヒドロキシフ
ェニル−4’−メチルフェニルスルホン、特開平8−5
9603号公報記載のアミノベンゼンスルホンアミド誘
導体、ビス(4−ヒドロキシフェニルチオエトキシ)メ
タン、1,5−ジ(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3
−オキサペンタン、ビス(p−ヒドロキシフェニル)酢
酸ブチル、ビス(p−ヒドロキシフェニル)酢酸メチ
ル、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フ
ェニルエタン、1,4−ビス〔α−メチル−α−(4’
−ヒドロキシフェニル)エチル〕ベンゼン、1,3−ビ
ス〔α−メチル−α−(4’−ヒドロキシフェニル)エ
チル〕ベンゼン、ジ(4−ヒドロキシ−3−メチルフェ
ニル)スルフィド、2,2’−チオビス(3−tert−オ
クチルフェノール)、2,2’−チオビス(4−tert−
オクチルフェノール)、国際公開WO97/16420
号に記載のジフェニルスルホン架橋型化合物等のフェノ
ール性化合物、N,N’−ジ−m−クロロフェニルチオ
ウレア等のチオ尿素化合物、p−クロロ安息香酸、没食
子酸ステアリル、ビス〔4−(n−オクチルオキシカル
ボニルアミノ)サリチル酸亜鉛〕2水和物、4−〔2−
(p−メトキシフェノキシ)エチルオキシ〕サリチル
酸、4−〔3−(p−トリルスルホニル)プロピルオキ
シ〕サリチル酸、5−〔p−(2−p−メトキシフェノ
キシエトキシ)クミル〕サリチル酸の芳香族カルボン
酸、およびこれらの芳香族カルボン酸の亜鉛、マグネシ
ウム、アルミニウム、カルシウム、チタン、マンガン、
スズ、ニッケル等の多価金属塩との塩、さらにはチオシ
アン酸亜鉛のアンチピリン錯体、テレフタルアルデヒド
酸と他の芳香族カルボン酸との複合亜鉛塩等が挙げられ
る。これらの有機顕色剤は、単独又は二種以上を混合し
て使用することもできる。
【0024】この他、特開平10−258577号公報
記載の高級脂肪酸金属複塩や多価ヒドロキシ芳香族化合
物などの金属キレート型発色成分を使用することもでき
る。さらに感度向上剤として、ステアリン酸アミド、パ
ルミチン酸アミド、メトキシカルボニル−N−ステアリ
ン酸ベンズアミド、N−ベンゾイルステアリン酸アミ
ド、N−エイコサン酸アミド、エチレンビスステアリン
酸アミド、べヘン酸アミド、メチレンビスステアリン酸
アミド、メチロールアマイド、N−メチロールステアリ
ン酸アミド、テレフタル酸ジベンジル、テレフタル酸ジ
メチル、テレフタル酸ジオクチル、p−ベンジルオキシ
安息香酸ベンジル、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸フ
ェニル、シュウ酸ジベンジル、シュウ酸−ジ−p−メチ
ルベンジル、シュウ酸−ジ−p−クロロベンジル、2−
ナフチルベンジルエーテル、m−ターフェニル、p−べ
ンジルビフェニル、4−ビフェニルパラトリルエーテ
ル、ジ(p−メトキシフェノキシエチル)エーテル、
1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタン、1,2−
ジ(4−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ジ(4−
メトキシフェノキシ)エタン、1,2−ジ(4−クロロ
フェノキシ)エタン、1,2−ジフェノキシエタン、1
−(4−メトキシフェノキシ)−2−(2−メチルフェ
ノキシ)エタン、p−メチルチオフェニルベンジルエー
テル、1,4−ジ(フェニルチオ)ブタン、p−アセト
トルイジド、p−アセトフェネチジド、N−アセトアセ
チル−p−トルイジン、ジ(β−ビフェニルエトキシ)
ベンゼン、p−ジ(ビニルオキシエトキシ)ベンゼン、
1−イソプロピルフェニル−2−フェニルエタン、1,
2−ビス(フェノキシメチル)ベンゼン、p−トルエン
スルホンアミド、o−トルエンスルホンアミド、ジ−p
−トリルカーボネート、フェニル−α−ナフチルカーボ
ネート、ジフェニルスルホン等を添加することができる
が、特に、これらに制限されるものではない。これらの
感度向上剤は、単独または2種以上混合して使用しても
よい。また画像安定剤として、4,4′−ブチリデン
(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)、2,2′
−ジ−t−ブチル−5,5′−ジメチル−4,4′−ス
ルホニルジフェノール、1,1,3−トリス(2−メチ
ル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブ
タン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキ
シ−5−t−ブチルフェニル)ブタン等を添加すること
もできる。
【0025】本発明で感熱記録層において使用するバイ
ンダーとしては、重合度が200〜1900の完全ケン
化ポリビニルアルコール、部分ケン化ポリビニルアルコ
ール、カルボキシ変性ポリビニルアルコール、アマイド
変性ポリビニルアルコール、スルホン酸変性ポリビニル
アルコール、ブチラール変性ポリビニルアルコールなど
の変性ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロ
ース、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロース、アセチルセルロースなどのセルロ
ース誘導体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチ
レン−ブタジエン共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸
ビニル、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸エステ
ル、ポリビニルブチラール、ポリスチロール及びそれら
の共重合体、ポリアミド樹脂、シリコン樹脂、石油樹
脂、テルペン樹脂、ケトン樹脂、クマロン樹脂を例示す
ることができる。これらの高分子物質は水、アルコー
ル、ケトン類、エステル類、炭化水素等の溶剤に溶かし
て使用するほか、水または他の媒体中乳化またはペース
ト状に分散した状態で使用し、要求品質に応じて併用す
ることもできる。本発明の感熱記録層において使用する
ことができる充填剤としては、シリカ、炭酸カルシウ
ム、カオリン、焼成カオリン、ケイソウ土、タルク、酸
化チタン、酸化亜鉛、水酸化アルミニウム、ポリスチレ
ン樹脂、尿素−ホルマリン樹脂、スチレン−メタクリル
酸共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体や、中空プ
ラスチックピグメントなどの無機または有機充填剤など
が挙げられる。このほかに感熱記録層においては脂肪酸
金属塩などの離型剤、ワックス類などの滑剤、グリオキ
ザールなどの耐水化剤、分散剤、消泡剤、酸化防止剤、
蛍光染料などを使用することができる。
【0026】本発明に使用する有機顕色剤及び塩基性染
料の量、その他の各種成分の種類及び量は要求される性
能および記録適性に従って決定され、特に限定されるも
のではないが、通常、塩基性染料の1部に対して、有機
顕色剤1〜8部、充填剤1〜20部を使用し、バインダ
ーは全固形分中10〜25%が適当である。これらの顕
色剤、染料及び必要に応じて添加する材料はボールミ
ル、アトライター、サンドグラインダーなどの粉砕機あ
るいは適当な乳化装置によって数ミクロン以下の粒子径
になるまで微粒化し、バインダー及び目的に応じて各種
の添加材料を加えて塗液とする。塗布法としては、手塗
り、サイズプレスコーター法、ロールコーター法、エア
ナイフコーター法、ブレードコーター法、フローコータ
ー法、コンマダイレクト法、グラビアダイレクト法、グ
ラビアリバース法、リバース・ロールコーター法等が挙
げられる。また、噴霧、吹き付け又は浸漬後、乾燥して
もよい。本発明の感熱記録体において、感熱記録層と支
持体との間に下塗り層を設ける場合、このような下塗り
層は通常、バインダーと充填剤を含有するものである。
バインダー、充填剤および各種助剤としては、感熱記録
層の構成成分として例示された材料を要求品質に応じて
適宜使用することができる。なお、特公平3−5407
4号公報記載の殻を有する微小中空球粒子や特開平10
−258577号公報記載のお椀型状中空重合体粒子な
ど従来感熱記録体の下塗り層に用いられている公知の中
空粒子や、焼成カオリンは断熱効果が高く、下塗り層の
充填剤としてより好ましい。本発明では、必要に応じ、
本発明の各紫外線吸収剤を下塗り層に適宜配合すること
ができる。
【0027】下塗り層用の塗液の調整方法については特
に限定されるものではなく、一般に水を分散媒体とし、
バインダー、充填剤の他に、必要に応じて添加される本
発明の各紫外線吸収剤、消泡剤等を混合して調製され
る。下塗り層の形成方法については特に限定されず、例
えば前記感熱記録層の形成方法の如き各種の塗布方法に
より下塗り層用塗液を支持体上に塗布・乾燥するなどの
方法で形成される。本発明の感熱記録体において、感熱
記録層の上に保護層を設ける場合、このような保護層は
通常、水溶性または水分散性バインダーと充填剤を含有
するものである。バインダー、充填剤および各種助剤と
しては、感熱記録層の構成成分として例示された材料を
要求品質に応じて適宜使用することができる。この時架
橋剤を添加して、保護層に耐水性を付与することがより
好ましい。本発明では、必要に応じ、本発明の各紫外線
吸収剤を保護層に適宜配合することができる。保護層用
塗液の調製方法については特に限定されるものではな
く、一般に水を分散媒体とし、水性バインダーの他に、
必要に応じて添加される本発明の各紫外線吸収剤、充填
剤および滑剤などを混合して調製される。保護層の形成
方法については特に限定されず、例えば前記の如き各種
の塗布方法により保護層用塗液を感熱記録層上に塗布・
乾燥するなどの方法で形成される。本発明の感熱記録体
において、感熱記録層と保護層の間に中間層を設ける場
合、このような中間層は通常、バインダーと充填剤を含
有するものである。バインダー、充填剤および各種助剤
としては、感熱記録層の構成成分として例示された材料
を要求品質に応じて適宜使用することができる。この時
架橋剤を添加して、中間層に耐水性を付与することもで
きる。本発明では、必要に応じ、本発明の各紫外線吸収
剤を中間層に適宜配合することができる。中間層用塗液
の調製方法については特に限定されるものではなく、一
般に水を分散媒体とし、水性バインダーの他に、必要に
応じて添加される本発明の各紫外線吸収剤、充填剤およ
び滑剤などを混合して調製される。中間層の形成方法に
ついては特に限定されず、例えば前記の如き各種の塗布
方法により中間層用塗液を感熱記録層上に塗布・乾燥す
るなどの方法で形成される。
【0028】
【実施例】以下に本発明を実施例によって説明する。
尚、説明中、部は重量部を示す。 <感熱記録体の製造> 実施例1 実施例1は、保護層に本発明の水性エマルション型高分
子紫外線吸収剤を使用した例である。 (1)下塗り層の形成 10%ポリビニルアルコール水溶液 150部 焼成カオリン(40%分散液) 250部 上記の割合で材料を混合、撹拌し、下塗り層用塗液とし
た。この塗液を50g/m2の古紙パルプ85%、NB
KP15%により構成される中質紙の片面に塗布量5.
0g/m2となるように塗布乾燥して、下塗り層を形成
した。
【0029】(2)感熱記録層の形成 下記の組成物の各液をサンドグライダーで平均粒子径1
ミクロンまで磨砕した。 A液(顕色剤分散液) 2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン 6.0部 10%ポリビニルアルコール水溶液 18.8部 水 11.2部 B液(塩基性無色染料分散液) 3−ジ−ブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン (ODB−2) 2.0部 10%ポリビニルアルコール水溶液 4.6部 水 2.6部 C液(感度向上剤分散液) パラベンジルビフェニル 4.0部 10%ポリビニルアルコール水溶液 5.0部 水 3.0部 次いで下記の割合で分散液を混合、撹拌し、感熱記録層
用塗液とした。 A液 36.0部 B液 9.2部 C液 12.0部 カオリンクレー(50%分散液) 12.0部 上記塗液を下塗り層上に塗布量6.0g/m2になるよ
うに塗布乾燥して感熱記録層を得た。
【0030】(3)保護層の形成 下記の割合で分散液を混合、撹拌し、保護層用塗液とし
た。 10%ポリビニルアルコール水溶液 60.0部 水酸化アルミニウム(50%分散液) 30.0部 ステアリン酸亜鉛 10.0部 水 50.0部 調製例の水性エマルション型高分子紫外線吸収剤(30%) 20.0部 上記塗液を感熱記録層上に塗布量4.0g/m2になる
ように塗布乾燥して保護層を得た。このシートをスーパ
ーカレンダーでベック平滑度が200〜600秒となる
よう処理し、感熱記録体を得た。
【0031】実施例2 実施例2は、感熱記録層に本発明の水性エマルション型
高分子紫外線吸収剤を使用した、保護層の無い感熱記録
体の例である。感熱記録層の形成において調製例の水性
エマルション型高分子紫外線吸収剤(30%)15.0
部を配合し、保護層を設けなかった以外は、実施例1と
同様にして感熱記録体を得た。
【0032】実施例3 実施例3は、下塗り層に本発明の水性エマルション型高
分子紫外線吸収剤を使用した、保護層の無い感熱記録体
の例である。実施例2の感熱記録層の形成において、感
熱記録層用塗液から調製例の水性エマルション型紫外線
吸収剤を抜き、下塗り層の形成において、下塗り層用塗
液に調製例の水性エマルション型紫外線吸収剤(30
%)50.0部を配合した以外は、実施例2と同様にし
て感熱記録体を得た。
【0033】比較例1 実施例2の感熱記録層の形成において、感熱記録層用塗
液から調製例の水性エマルション型紫外線吸収剤を抜い
た以外は、実施例2と同様にして感熱記録体を得た。
【0034】比較例2 実施例2の感熱記録層の形成において、感熱記録層用塗
液に調製例の水性エマルション型紫外線吸収剤の代わり
にD液を用いた以外は、実施例2と同様にして感熱記録
体を得た。 D液(紫外線吸収剤分散液1) 2,4−ジ−t−ブチルフェニル−3’,5’−ジ−t−ブチル−4’− ヒドロキシベンゾエート 4.5部 10%ポリビニルアルコール水溶液 9.0部 水 9.0部 上記の組成物の液をサンドグライダーで平均粒子径1ミ
クロンまで磨砕した。
【0035】参考例1〜2 実施例2及び比較例1の支持体としてLBKP80%、
NBKP20%より構成される上質紙を用いて感熱記録
体を得た。 〔耐光性の評価〕 (1)得られた感熱記録体について、大倉電気社製のT
H−PMD(感熱記録紙印字試験機、京セラ社製サーマ
ルヘッドを装着)を用い、印加エネルギー0.42mJ
/dotで印字した。記録部の濃度を、マクベス濃度計
(RD−914、アンバーフィルター使用)で測定した
(濃度:Da)。 (2)上記条件で印字した感熱記録体をカーボンアーク
フェードメータ(東洋精機BH)により10時間処理
し、記録部の濃度を上記条件で測定し(濃度:Db)、
同時に地肌部の濃度を、使用フィルターをブルーに代え
て測定した(濃度:Dc)。 (3)下記式により評価を行った。 記録部耐光性(残存率):Db/Da×100=Rd
(%) 地肌部耐光性:Dc Rdの値が大きい程、記録部の耐光性が良いことを示
す。実用的には80%以上が望ましい。また、Dcの値
が小さいほど、地肌部の耐光性が良好であることを示
す。実用的には0.15以下が望ましい。上記の結果を
表1および表2に示す。なお、表1中のA、Bは、それ
ぞれA:調製例の水性エマルション型高分子紫外線吸収
剤、B:2,4−ジ−t−ブチルフェニル−3’,5’
−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシベンゾエートを表
す。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】 前記の表2から明らかなように、支持体に古紙パルプを
含有する感熱記録体に、本発明の水性エマルション型高
分子紫外線吸収剤を使用すると、非常に良好な耐光性が
示される。比較例1のように紫外線吸収剤を用いない場
合、および比較例2のように本発明以外の紫外線吸収剤
を用いた場合は、本発明である実施例と比較して耐光性
が非常に劣る。このように、支持体に古紙パルプを含有
する感熱記録体に本発明の水性エマルション型高分子紫
外線吸収剤を使用することにより、耐光性に優れた感熱
記録体が得られることがわかる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、古紙パルプを含有する
支持体を用いても耐光性に優れた感熱記録体が提供され
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41M 5/18 101C 101E 101F (72)発明者 木村 義英 東京都新宿区上落合1丁目30番6号 日本 製紙株式会社商品開発研究所内 Fターム(参考) 2H026 AA07 BB01 DD15 DD48 DD53 DD55 DD57 EE03 FF11 FF15 4J100 AE02Q AE03Q AE04Q AE05Q AG02Q AG04Q AG08P AJ02R AL03Q AL04Q AL05Q AL08P AL09R AM21P AN02P BA02P BA03P BA04P BA06P BA12P BA38P BB01P BC43P BC73P CA05 DA25 EA06 FA03 FA20 JA01 JA13

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に無色ないし淡色の塩基性染料
    と有機顕色剤とを主成分とする感熱記録層を設けた感熱
    記録体において、紫外線吸収性モノマー(a)、このモ
    ノマーと共重合可能なビニル化合物モノマー(b)、親
    水性モノマー(c)、および反応性乳化剤(d)との乳
    化共重合物からなる水性エマルション型高分子紫外線吸
    収剤の少なくとも一種を含有し、且つ該支持体が古紙パ
    ルプを含有することを特徴とする感熱記録体。
  2. 【請求項2】 支持体上に無色ないし淡色の塩基性染料
    と有機顕色剤とを主成分とする感熱記録層を設けた感熱
    記録体において、紫外線吸収性モノマー(a)として、
    下記一般式(I)及び/又は一般式(II)で表される化
    合物、このモノマーと共重合可能なビニル化合物モノマ
    ー(b)、親水性モノマー(c)、および反応性乳化剤
    (d)との乳化共重合物からなる水性エマルション型高
    分子紫外線吸収剤の少なくとも一種を含有し、且つ該支
    持体が古紙パルプを含有することを特徴とする感熱記録
    体。 【化1】 (R1:水素、炭素数1〜6のアルキル基またはアルコ
    キシ基、R2:炭素数1〜10のアルキレン基またはオ
    キシアルキレン基、あるいは直接結合、X:エステル結
    合、アミド結合、エーテル結合またはウレタン結合、R
    3:水素または低級アルキル基) 【化2】 (R4:水素、ハロゲンまたはメチル基、R5:水素また
    は炭素数1〜6の炭化水素基、R6:炭素数1〜10の
    アルキレン基、またはオキシアルキレン基、あるいは直
    接結合、Y:エステル結合、アミド結合、エーテル結合
    またはウレタン結合、R7:炭素数1〜8のアルキレン
    基、アミノアルキレン基または側鎖に水酸基を有するア
    ルキル基、あるいは直接結合、R8:水素または低級ア
    ルキル基)
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006255901A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Ricoh Co Ltd 感熱記録材料、感熱記録ラベル及び感熱磁気記録紙
JP2007069480A (ja) * 2005-09-07 2007-03-22 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 可逆性感熱記録媒体

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JP4617228B2 (ja) * 2005-09-07 2011-01-19 三菱樹脂株式会社 可逆性感熱記録媒体

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