JP2001162885A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2001162885A
JP2001162885A JP35393099A JP35393099A JP2001162885A JP 2001162885 A JP2001162885 A JP 2001162885A JP 35393099 A JP35393099 A JP 35393099A JP 35393099 A JP35393099 A JP 35393099A JP 2001162885 A JP2001162885 A JP 2001162885A
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    • B41J19/00Character- or line-spacing mechanisms
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Abstract

(57)【要約】 【目的】キャリッジへの駆動伝達手段として歯ピッチが
細かく歯丈の低い歯付ベルトを用いる場合でも、歯付ベ
ルトのジャンピング現象を確実に防止し、駆動モータの
大容量化や余分なキャリッジ位置検出手段を必要とせず
に安定したキャリッジ走査を実現しする。 【構成】記録ヘッド1を搭載したキャリッジ2が連結さ
れた歯付ベルト5の駆動プーリ6の近傍でかつキャリッ
ジ連結側の部分の背面と対向する位置に、歯付ベルト5
のジャンピングを防止するための部材10を所定の隙間
bをもって所定の傾斜θをつけて配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャリッジに搭載
された記録手段により被記録材に記録していく記録装置
に関し、詳しくは、駆動プーリとアイドラプーリとの間
に張り渡された歯付ベルトに取り付けられたキャリッジ
に記録手段を搭載し、前記駆動プーリを駆動して前記キ
ャリッジによる走査を行なうことで被記録材に記録して
いく記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機
能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワード
プロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーショ
ンなどの出力機器として用いられる記録装置は、画像情
報(記録情報)に基づいて紙、布、プラスチックシー
ト、OHP用シート等の被記録材(記録媒体)に画像
(文字や記号等を含む)を記録していくように構成され
ている。前記記録装置は、記録方式により、インクジェ
ット式、ワイヤドット式、サーマル式、レーザービーム
式等に分けることができる。
【0003】被記録材の搬送方向(紙送り方向、副走査
方向)と交叉する方向に主走査しながら記録するシリア
ルタイプの記録装置においては、被記録材に沿って移動
するキャリッジ上に搭載した記録手段(記録ヘッド)に
よって画像を形成(記録)し、1行分の画像形成を終了
した後に所定量の紙送り(副走査としてのピッチ搬送)
を行い、その後に再び停止した被記録材に対して次の行
の画像を記録(主走査)するという動作を繰り返すこと
により、被記録材全体の記録が行われる。一方、被記録
材(記録用紙等)の搬送方向の副走査のみで記録するラ
インタイプの記録装置においては、被記録材を所定の記
録位置にセットし、一括して1行分の記録を行った後、
所定量の紙送り(ピッチ送り)を行い、さらに次の行の
記録を一括して行うという動作を繰り返すことにより、
被記録材全体の記録が行われる。
【0004】そのうち、インクジェット式の記録装置
(インクジェット記録装置)は、記録手段(記録ヘッ
ド)から被記録材へインクを吐出して記録を行うもので
あり、記録ヘッドのコンパクト化が容易であり、高精細
な画像を高速で記録することができ、普通紙に特別の処
理を必要とせずに記録することができ、ランニングコス
トが安く、ノンインパクト方式であるため騒音が少な
く、しかも、多種類のインク(例えばカラーインク)を
使用してカラー画像を形成するのが容易であるなどの利
点を有している。
【0005】インクジェット記録ヘッドの吐出口からイ
ンクを吐出するために利用されるエネルギーを発生する
エネルギー発生素子としては、ピエゾ素子等の電気機械
変換体を用いるもの、レーザー等の電磁波を照射して発
熱させ、この発熱作用によってインク滴を吐出させるも
の、あるいは発熱抵抗体を有する電気熱変換体によって
液体を加熱するものなどがある。その中でも、熱エネル
ギーを利用してインクを滴として吐出するインクジェッ
ト式の記録ヘッドは、吐出口を高密度に配列することが
できるため高解像度の記録をすることが可能である。特
に、その中でも、電気熱変換体をエネルギー発生素子と
して用いる記録ヘッドは、小型化が容易であり、かつ最
近の半導体分野における技術の進歩と信頼性の向上性が
著しいIC技術やマイクロ加工技術の長所を十分に活用
でき、高密度実装化が容易で製造コストも安価なことか
ら、有利である。
【0006】また、被記録材の材質に対する要求も様々
なものがあり、近年では、これらの要求に対する開発が
進み、通常の被記録材である紙(薄紙や加工紙を含む)
や樹脂薄板(OHP等)などの他に、布、皮革、不織
布、さらには金属等を被記録材として用いる記録装置も
使用されるようになっている。
【0007】上記シリアル型記録装置は、記録ヘッドを
搭載したキャリッジを被記録材上に走査させ、この走査
にタイミングを合わせて記録ヘッドを駆動することによ
り記録を行うものである。このシリアル型記録装置で高
精細な出力画像を得るには、キャリッジの走査と記録ヘ
ッドの駆動タイミングとを精度良く合わせる必要がある
ため、キャリッジはなるべく安定した速度で走査させる
ことが求められる。そこで、キャリッジ走査の制御信号
に合わせて記録ヘッドの駆動を制御するだけでなく、走
査中のキャリッジの位置を検出するエンコーダ等の検出
手段を設け、該エンコーダの検出タイミングに合わせて
記録ヘッドの駆動を制御する方法も用いられているが、
このような記録装置ではコストが増大し装置サイズも大
型化しがちである。
【0008】また、駆動源である駆動モータからキャリ
ッジへの走査駆動力伝達手段としては、リードスクリュ
ー方式や歯付タイミングベルト方式などが知られてい
る。最近では、コストや組立容易性及び精度などの点で
優れている歯付タイミングベルト(歯付ベルト)が主流
となっている。この歯付(タイミング)ベルトは、駆動
モータにより駆動される駆動プーリと相対向して配置さ
れるアイドラプーリとの間に所定の張力を持って張り渡
され、駆動プーリに刻まれた歯と該歯付ベルトに設けら
れた歯とが噛み合うことで駆動力を伝達する。記録ヘッ
ドを搭載したキャリッジは、前記歯付ベルトに連結され
ており、駆動モータの回転に伴って両プーリ間を往復運
動する。
【0009】前記キャリッジには、記録ヘッドの他に、
画像形成に必要なインク貯留手段、記録ヘッドへのイン
ク供給手段及び記録ヘッド駆動信号伝達手段などが設け
られることがある。また、このキャリッジは、歯付ベル
トと略平行に設けられたガイド軸やガイドレールなどに
より案内支持されており、記録ヘッド重量などの負荷を
受けた状態でこれらの案内支持手段との間で摺動しなが
ら走査する。そのため、前記歯付ベルトには一定の駆動
伝達力が要求される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の歯付ベルトにお
いては、所定の駆動伝達力を確保するために、該歯付ベ
ルトの歯をある程度大きくするとともに歯丈を高くする
方法が採られている。しかし、このように歯丈の高い歯
付ベルトでは、ベルトの歯が駆動プーリの歯に噛み込む
際に歯付ベルトに振動が生じ、キャリッジの走査速度が
不安定になる要因となる。そのため、特に高精細の記録
を行う記録装置では、エンコーダなどのキャリッジ位置
検出手段が必要になってしまい、装置の小型・軽量化、
低価格化の妨げとなっている。
【0011】一方、キャリッジの走査速度を安定させる
ために歯ピッチが細かく歯丈の低い歯付ベルトによって
駆動を伝達する場合には、歯付ベルトの歯が駆動プーリ
から浮き上がり、該駆動プーリが空回りするというジャ
ンピング現象が発生しやすくなる。このジャンピング現
象を防止するためには、歯付ベルトの張力を高くした
り、駆動プーリの径を大きくすることが有効である。し
かし、ベルト張力を高くすると、駆動負荷が増大するた
め、大容量の駆動モータを搭載する必要が生じ、コスト
の上昇や装置サイズの増大を招くことになる。また、駆
動プーリ径を大きくする方法でも、同様に装置サイズの
大型化を招くことになる。さらに、ベルトの張力が高い
ほど駆動プーリとベルトの噛み合い時の振動がより顕著
となるため、歯丈を低くすることによる振動低減の効果
も相殺されてしまう。
【0012】本発明はこのような技術的課題に鑑みてな
されたものであり、本発明の目的は、簡単な構成で、キ
ャリッジへの駆動伝達手段としてに歯ピッチが細かく歯
丈の低い歯付ベルトを用いる場合でも、歯付ベルトのジ
ャンピング現象を防止することができ、そのため、大容
量の駆動モータを必要とせず、かつエンコーダ等のキャ
リッジ位置検出手段を必要とせずに安定したキャリッジ
走査を実現して高精細な記録を行なうことができ、もっ
て、装置の小型軽量化及びコストダウンを図ることがで
きる記録装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)は、
上記目的を達成するため、駆動プーリとアイドラプーリ
との間に張り渡された歯付ベルトに取り付けられたキャ
リッジに記録手段を搭載し、前記駆動プーリを駆動して
前記キャリッジによる走査を行なうことで被記録材に記
録していく記録装置において、前記駆動プーリ近傍の前
記歯付ベルトの背面と対向する位置に該歯付ベルトのジ
ャンピングを防止するためのジャンピング防止部材を配
設することを特徴とする。
【0014】請求項2〜5の発明は、上記請求項1の構
成に加えて、前記駆動プーリを駆動モータにより回転駆
動する構成、弾性力で前記アイドラプーリを付勢するこ
とにより前記歯付ベルトに張力を付与するテンションば
ねを有する構成、前記ジャンピング防止部材は前記歯付
ベルトの前記キャリッジが取り付けられている側の部分
に対向して配設されている構成、あるいは、前記ジャン
ピング防止部材は、前記駆動プーリが静止している状態
で、前記歯付ベルトが前記駆動プーリから離れる位置よ
りも該歯付ベルトが該駆動プーリと噛み合っている側の
位置で、前記歯付ベルトの背面に最も接近するように配
設されている構成とすることにより、一層効率よく、上
記目的を達成するものである。
【0015】請求項6〜9の発明は、上記請求項1の構
成に加えて、前記ジャンピング防止部材は前記歯付ベル
トの背面に最も接近する位置で前記駆動プーリの接線方
向に延びる面を有し、該面は前記歯付ベルトの直線走行
部分に対して約10度〜約30度傾斜している構成、前
記ジャンピング防止部材と前記歯付ベルトの背面との間
隔は該歯付ベルトの歯丈の10%〜90%の範囲である
構成、前記ジャンピング防止部材は、前記駆動プーリに
対し前記歯付ベルトとの接近位置と反対側で、かつ前記
ジャンピング防止部材のジャンピング防止面の延長方向
よりも駆動プーリに近い位置を回転中心として回動可能
に支持され、前記歯付ベルトとの接近位置の近傍で固定
される構成、あるいは、前記駆動プーリは前記歯付ベル
トの幅方向両側にフランジを有し、該フランジの外径は
前記駆動プーリに懸架された歯付ベルトの背面高さより
も低く、前記ジャンピング防止部材は前記駆動プーリの
両側のフランジの少なくとも一部を含む範囲にわたって
前記歯付ベルトに接近する面を有する構成とすることに
より、一層効率よく上記目的を達成するものである。
【0016】
【作用】以上の構成によれば、歯ピッチが細かく歯丈の
低い歯付ベルトによって駆動を伝達する際に駆動プーリ
の回転に伴って歯付ベルトの背面が該駆動プーリから浮
き上がろうとしても、該歯付ベルトの背面の動きがジャ
ンピング防止部材によって規制されるため、前記歯付ベ
ルトの浮き上がりが阻止されることで駆動プーリの空回
りも阻止され、歯付ベルトのジャンピング現象が防止さ
れる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明を適用した記録装置
の一実施例を示す模式的斜視図である。図1において、
記録手段(記録ヘッド)1を搭載したキャリッジ2はガ
イドシャフト3とガイドレール4とによって案内支持さ
れており、また、このキャリッジ2は駆動プーリ6とア
イドラプーリ7との間に張り渡された歯付ベルト5に連
結されている。そこで、駆動モータ8で前記駆動プーリ
6を回転駆動することにより、前記キャリッジ2は前記
歯付ベルト5を介して主走査方向に往復駆動される。ま
た、前記キャリッジ2の主走査方向の動き(記録ヘッド
1の移動)に連動して記録ヘッド1を記録情報に基づい
て駆動することにより、記録用紙等の被記録材(不図
示)に対する記録を行なうことができる。
【0018】前記記録ヘッド(記録手段)1は、記録信
号に応じてエネルギーを印加することにより、複数の吐
出口からインクを選択的に吐出して記録するインクジェ
ット式の記録ヘッドである。また、この記録ヘッド1
は、熱エネルギーを利用してインクを吐出するインクジ
ェット記録手段であって、熱エネルギーを発生するため
の電気熱変換体を備えたものである。さらに、前記記録
ヘッド1は、前記電気熱変換体によって印加される熱エ
ネルギーにより生じる膜沸騰による気泡の成長、収縮に
よって圧力変化を生じさせ、この圧力変化を利用して吐
出口よりインクを吐出させることにより記録を行なうも
のである。前記電気熱変換体は、各吐出口のそれぞれに
対応して配設されており、記録信号に応じて対応する電
気熱変換体にパルス電圧を印加することによって対応す
る吐出口からインクを吐出するものである。
【0019】図2は記録手段(記録ヘッド)1のインク
吐出部(一つの吐出口列)の構造を模式的に示す部分斜
視図である。図2において、記録用紙等の被記録材と所
定の隙間(例えば、約0.3〜2.0ミリ程度)をおい
て対面する吐出口81には、所定のピッチで複数の吐出
口82が形成され、共通液室83と各吐出口82とを連
通する各液路84の壁面に沿ってインク吐出用のエネル
ギーを発生するための電気熱変換体(発熱抵抗体など)
85が配設されている。記録ヘッド1は、前記吐出口8
2が主走査方向(キャリッジ2に搭載される本実施例で
は該キャリッジ2の移動方向)と交叉する方向に並ぶよ
うな位置関係で装着されている。こうして、画像信号
(記録信号)又は吐出信号に基づいて対応する電気熱変
換体85を駆動(パルス電圧を印加)して、液路84内
のインクを膜沸騰させ、その時に発生する圧力によって
吐出口82からインク滴を吐出させる記録ヘッド1が構
成されている。
【0020】図3は駆動プーリとアイドラプーリとの間
に張り渡された歯付ベルトから成る伝動機構を示す側面
図であり、図3の(a)は従来の記録装置における伝動
機構を示し、図3の(b)は本発明を適用した記録装置
の一実施例(図1の記録装置)における伝動機構を示す
ものである。図3において、従来例(a)では駆動プー
リ6の半周(半円周)で歯付ベルト5の歯が5山噛み合
っているのに対し、本発明を適用した一実施例(b)で
は、本実施例では駆動プーリ6の半周(半円周)で歯付
ベルト5の歯が10山噛み合っている。
【0021】つまり、本発明の一実施例(b)における
歯付ベルト5の歯ピッチは、従来例(a)の歯付ベルト
5の歯ピッチの約半分であり、これに伴って、歯付ベル
ト5の歯底から歯先までの高さ(歯付ベルト5の歯先か
ら駆動プーリ6の歯先までの距離)も、本発明を適用し
た実施例(b)のものは従来例(a)の約60%程度ま
で低くなっている。図3の(b)の本発明を適用した実
施例は、図3の(a)の従来例とは、上記のように歯付
ベルト5及び駆動プーリ6の歯ピッチの点で相違してお
り、その他の面では実質上同じ構成をしている。
【0022】図3において、アイドラプーリ7は不図示
のシャーシに対してテンションばね9を介して懸架され
ている。つまり、前記アイドラプーリ7をテンションば
ね9の弾性力で図示右向きに付勢することにより、前記
歯付ベルト5に張力が付与されている。この種のアイド
ラプーリを保持する他の構成例としては、予めアイドラ
プーリを引張ることにより歯付ベルトに張力を付与した
状態で、該アイドラプーリをシャーシに対して位置決め
固定することにより歯付ベルトの張力を維持するように
した構成のものがあるが、そのような構成のものでは、
温度や湿度が変化して歯付ベルトが伸縮した場合に該歯
付ベルトの張力が大きく変動してしまうことから、該歯
付ベルトの張力を予め高い値に設定しておく必要があ
り、そのため、キャリッジの駆動に要する電力が増大す
ることになる。
【0023】図3において、本発明を適用した実施例で
は、キャリッジ2は図示のように歯付ベルト5の上側の
走行部分に取り付けられている。従って、駆動プーリ6
が図示の反時計回りに駆動されると、キャリッジ2は歯
付ベルト5によって直接的に引っ張られるようにして該
駆動プーリ6に向かって接近する方向に移動する。一
方、駆動プーリ6が時計回りに回転するときは、キャリ
ッジ2はアイドラプーリ7を迂回した歯付ベルト5によ
って引っ張られるようにして該アイドラプーリ7に向か
って接近する方向に移動する。
【0024】しかしながら、前述のようにアイドラプー
リ7はテンションばね9を介して懸架されているため、
駆動プーリ6が時計回りに回転するときには、回転開始
直後では、キャリッジ2はガイドシャフト3やガイドレ
ール4との間に働く摺動負荷により瞬間的に停止したま
まの状態になり、その間にアイドラプーリ7が駆動プー
リ6側へ引っ張られて若干移動する。この間、駆動プー
リ6は回転し続けるため、アイドラプーリ7と駆動プー
リ6との間隔が減少したことにより余った歯付ベルト5
が駆動プーリ6の上側へ繰り出され、駆動プーリ6の上
側と停止しているキャリッジ2との間で歯付ベルト5に
撓みが生じる。
【0025】その場合、歯付ベルト5は、均一にある程
度の剛性を有しているため、駆動プーリ6とキャリッジ
2との間で部分的に湾曲するのではなく、駆動プーリ6
の上側で歯付ベルト5が該駆動プーリ6から浮き上がる
ような挙動を示す。このとき、駆動プーリ6はさらに回
転を続けているため、歯付ベルト5に対して駆動プーリ
6が空回りしようとする。図3の(a)に示す従来例の
ように歯付ベルト5の歯先から駆動プーリ6の歯先まで
の高さが十分にある場合には、歯付ベルト5が若干浮き
上がっても駆動プーリ6の歯先から外れることはなく、
駆動プーリ6の空回りは発生しない。しかしながら、図
3の(b)に示す本発明を適用した実施例のように歯丈
の低い歯付ベルト5を用いる場合には、後述するような
歯付ベルト5のジャンピングを防止するためのジャンピ
ング防止部材10(図4、図5)を設けるなどの対策を
何ら講じないと、駆動プーリ6が空回りする可能性が高
くなる。
【0026】図4は本発明を適用した記録装置の一実施
例における歯付ベルト5のジャンピングを防止するため
のジャンピング防止部材10の構成例を示す部分側面図
である。図4において、ジャンピング防止部材10はそ
のジャンピング防止面21が歯付ベルト5の背面から所
定の間隔bをおいて配置されるように配設されている。
図3の(b)のような配置構成では、歯付ベルト5の浮
き上がりは、前述したように、駆動プーリ6が時計回り
に回転してキャリッジ2を駆動プーリ6から離れる方向
に移動させようとする際に該キャリッジ2が取り付けら
れている上側部分で発生するため、本発明に係る前記ジ
ャンピング防止部材(ジャンピング防止板)10は駆動
プーリ6の上側に配設される。
【0027】図5は歯付ベルト5がジャンピング防止部
材10(ジャンピング防止面21)に当接している状態
を示す部分側面図であり、図5の(a)はジャンピング
防止部材10をその防止面21が歯付ベルト5の直進走
行部分と略平行に配設する場合を示し、図5の(b)は
歯付ベルト5が駆動プーリ6から離れる位置よりも図示
左側で該歯付ベルトの背面と最も接近するようにジャン
ピング防止部材10を配設する場合を示す。この図5の
(b)は本発明の最も好適な実施例を示すものである。
【0028】図5において、ジャンピング防止部材10
を図5の(a)に示すように通常に張り渡された歯付ベ
ルト5と略平行に取り付けると、歯付ベルト5はジャン
ピング防止部材10との当接位置で大きく浮き上がるた
め、歯付ベルト5の背面とジャンピング防止部材10
(ジャンピング防止面21)との間で摩擦負荷が発生
し、歯付ベルト5の移動(走行)に対する抵抗が大きく
なる。そして、歯付ベルト5は、ジャンピング防止部材
10よりも図示左側の位置で駆動プーリ6から比較的大
きく浮き上がる傾向が生じ、歯付ベルト5の歯先が駆動
プーリ6の歯先から外れて該駆動プーリが空回りする現
象が発生しやすくなる。
【0029】これに対し、図5の(b)に示すように、
ジャンピング防止部材10を歯付ベルト5が駆動プーリ
6から離れる位置よりも図示左側の位置で歯付ベルト5
の背面に最も接近するように配設すると、歯付ベルト5
は該ジャンピング防止部材との当接位置でそれほど大き
く浮き上がっていないため、歯付ベルト5の背面とジャ
ンピング防止部材10との間の摩擦負荷はさほど大きく
ならず、従って歯付ベルト5の移動(走行)に対する抵
抗はさほど大きくはない。
【0030】また、図4及び図5に示すように駆動プー
リ6の近傍で歯付ベルト5の背面と対向する位置に該歯
付ベルトのジャンピングを防止するためのジャンピング
防止部材10を配設すると、記録装置の稼働中、歯付ベ
ルト5がジャンピング防止部材10(その防止面21)
に対し繰り返し当接するため、この歯付ベルト5には繰
り返しダメージが与えられる。この繰り返しダメージに
よる歯付ベルト5の磨耗や切れなどを防止するために
は、前記ジャンピング防止部材10は、図4に示すよう
に、歯付ベルト5の直進部分の直進方向延長線に対し角
度θをなすとともに歯付ベルト5との当接位置(最接近
位置)で駆動プーリ6の接線方向に延びる面を有し、駆
動プーリ6から浮き上がった歯付ベルト5の背面が広い
面積でジャンピング防止部材10と当接するように配設
されている。
【0031】また、ジャンピング防止部材10は、上記
のような傾きを持ったジャンピング防止面21を有する
ことにより、駆動プーリ6から繰り出される歯付ベルト
5の進行方向を安定させる案内板としての機能を果たす
ことができる。図4に示すようなジャンピング防止部材
10を具備する本実施例に係る記録装置においては、前
記ジャンピング防止部材10のジャンピング防止面21
の方向と歯付ベルト5の直進部分の延長線の方向との間
の角度θは、約10度〜約30度の範囲に選定される。
この角度θは、キャリッジ2の走査速度や重量及び摺動
負荷にもよるが、通常では約20度のときに最も高いジ
ャンピング防止効果を発揮することができる。
【0032】図4において、前記ジャンピング防止部材
10と歯付ベルト5の背面との間隔bは歯付ベルト5の
歯丈hよりも小さくする必要があるが、実際には、この
間隔bを歯丈hよりも若干小さくする程度では、十分な
ジャンピング防止効果が得られない場合がある。これ
は、歯付ベルト5の撓みが弦振動としてキャリッジ2側
から駆動プーリ6側へと伝播するため、歯付ベルト5の
歯の位相によっては、該歯付ベルト5の浮き上がりがジ
ャンピング防止部材10との隙間をすり抜けて移動し、
該ジャンピング防止部材10よりも図示左側の部分で駆
動プーリ6の空回りが発生することがあるためである。
本実施例に係る記録装置においては、このジャンピング
防止部材10と歯付ベルト5の背面との間隔bは、該歯
付ベルト5の歯丈hの10%〜90%の範囲に選定され
ている。
【0033】また、前記駆動プーリ6の回転方向とは関
係なく、駆動プーリ6の回転中では、歯付ベルト5は駆
動プーリ6の停止時よりもわずかに浮き上がっている。
その浮き上がり量はジャンピング発生時の浮き上がり量
に比べればわずかであるが、ジャンピング防止部材10
を歯付ベルト5の背面のごく近くに配設してしまうと、
ジャンピング発生のおそれがないときでも歯付ベルト5
が常にジャンピング防止部材10と摺動することとな
る。そのため、ジャンピング防止部材10と歯付ベルト
5の背面との間隔bが小さ過ぎる場合には、歯付ベルト
5の磨耗を招くばかりでなく、駆動プーリ6の回転負荷
が増大したり、キャリッジ2の走査速度が不安定になっ
たりするおそれがある。
【0034】従って、ジャンピング防止部材10と歯付
ベルト5の背面との間隔bは、通常回転時のわずかな浮
き上がりでは歯付ベルト5がジャンピング防止部材10
に当接しないように、常に若干の隙間を確保できるよう
な値に選定することが望ましい。本実施例に係る記録装
置においては、上記間隔bは歯付ベルト5の歯丈hの約
10%以上(ただし、約90%以下)に選定される。以
上説明したように、確実な歯付ベルト5のジャンピング
防止効果を実現するためには、ジャンピング防止部材1
0と歯付ベルト5の背面との間隔bを前述のような所定
範囲内に選定する必要がある。本実施例に係る記録装置
においては、歯付ベルト5の歯丈hが低いことから、前
記間隔bの許容範囲は0.3mm以下と非常に小さい値
になっている。
【0035】また、前記歯付ベルト5においては、その
製法により、駆動プーリ6に巻線き架けたときの背面の
高さにばらつきが生じることは避けられない。その場
合、歯付ベルト5の成形後にその背面を研磨するなどし
て前記ばらつきを抑えることは可能である。しかし、そ
の他の部品のばらつきなども加算されることから、ジャ
ンピング防止部材10は、歯付ベルト5との距離を調整
しながら位置決めして取り付けるように構成することが
望ましい。
【0036】そこで、図4を参照して、ジャンピング防
止部材10と歯付ベルト5の背面との間隔bの調整機構
(調整方法)の実施例について説明する。図4におい
て、ジャンピング防止部材10の配置に関しては、歯付
ベルト5の背面との間隔bのみならず、歯付ベルト5の
直線走行部分に対する角度θも重要であることは前述し
た通りである。よって、上記間隔bの調整においては、
前記角度θがなるべく変動しないようにする必要があ
る。また、図4の構成においては、ジャンピング防止部
材10は、歯付ベルト5との当接により駆動プーリ6か
ら離れる方向の力を繰り返し受けることになる。この力
によってジャンピング防止部材10が移動して上記間隔
bが広がってしまうと、ジャンピング防止効果は低減し
てしまう。そのため、ジャンピング防止部材10は確実
に固定する必要がある。
【0037】図4において、ジャンピング防止部材10
は、ボス嵌合によって、点Pを中心に回動可能に取り付
けられている。この点Pは、ジャンピング防止部材10
のジャンピング防止面21の延長方向よりも駆動プーリ
6に近く、かつ駆動プーリ6の中心よりも下側の位置に
配置されている。そのため、この点Pを中心としてジャ
ンピング防止板10を回動させて上記間隔bを調整して
も、上記角度θはほとんど変動しない。
【0038】また、前記ジャンピング防止部材10には
上記間隔bを調整するための長孔22が形成されてお
り、該長孔22に挿通されたねじ11によって不図示の
シャーシに位置決め固定されている。この固定ねじ11
はジャンピング防止部材10と歯付ベルト5との当接位
置(最接近位置)の近傍に設けられているため、歯付ベ
ルト5からの当接力によりジャンピング防止部材10が
移動することはない。なお、通常では、駆動プーリ6は
駆動モータ8(図1)の出力軸に固定されていることが
多いため、ジャンピング防止部材10の固定位置は駆動
モータ8の近傍になる可能性が高い。そこで、駆動モー
タ8の発熱等によってもジャンピング防止部材10(ジ
ャンピング防止面21)の位置ズレが生じないように、
該ジャンピング防止部材10は熱による変形の少ない材
質で形成することが望ましい。
【0039】図6は図4中の線6−6に沿って歯付ベル
ト5、駆動プーリ6及びジャンピング防止部材10の位
置関係を示す部分断面図であり、図6の(a)は参考例
を示し、図6の(b)は本発明の実施例に係る構成例を
示す。図6の(a)及び(b)において、駆動プーリ6
の歯付ベルト5の幅方向両側には、該歯付ベルト5の幅
方向のずれを規制するためのフランジ23、24が設け
られている。少なくとも一方のフランジ23が図6の
(a)に示すように駆動プーリ6に懸架された歯付ベル
ト5の背面高さよりも高い場合には、ジャンピング防止
部材10はフランジ23との干渉を避けるために該フラ
ンジ23を覆う位置まで配設することはできない。つま
り、ジャンピング防止部材10は、歯付ベルト5の背面
を幅方向全域に亘って覆うことができない。
【0040】そのため、図6の(a)の参考例では、駆
動モータ8及び駆動プーリ6が停止している状態で、落
下などの瞬間的な衝撃が加わり、キャリッジ2に走査方
向に移動しようとする力がかかった場合に、歯付ベルト
5が弛むと、該歯付ベルト5が駆動プーリ6から外れる
おそれがある。つまり、図6の(a)の構成では、ジャ
ンピング防止部材10が歯付ベルト5の幅方向の途中ま
でしか覆っていないため、該ジャンピング防止部材10
と駆動プーリのフランジ23との間に広い隙間が生じ、
歯付ベルト5が図示二点鎖線のように該隙間を斜め方向
にすり抜けて駆動プーリ6から外れてしまうおそれがあ
る。
【0041】これに対し、本発明の実施例に係る図6の
(b)の構成においては、駆動プーリ6の歯付ベルト5
の幅方向両側のフランジ23、24の外径を駆動プーリ
6に懸架された歯付ベルト5の背面高さよりも低い外径
とし、ジャンピング防止部材10を両側のフランジ2
3、24にさしかかるまで延在させるとともに、ジャン
ピング防止面21を歯付ベルト5の背面に接近させるよ
うに配置したので、前記ジャンピング防止部材10と駆
動プーリ6の両側のフランジ23、24との間の隙間を
十分に狭くすることができ、例えば、落下などの瞬間的
な衝撃が加わってキャリッジ2に走査方向に移動しよう
とする力がかかるような場合でも、歯付ベルト5の駆動
プーリから外れを確実に防止することができる。
【0042】なお、以上説明した本発明の実施例におい
ては、ジャンピング防止部材10の当接部(防止部)の
形状は、キャリッジ2やガイドシャフト3との干渉を避
けるために平板状としたが、スペース等の関係で配設可
能であれば、平板状の構造に代えて、回動可能なコロ状
にすることもできる。回動可能なコロ状のジャンピング
防止部材を用いることにより、歯付ベルト5の背面との
間隔bをさらに小さく設定しても、歯付ベルト5との摺
動摩擦の負荷増大を防止することができ、さらに確実な
ジャンピング防止効果を実現することができる。
【0043】以上説明した実施例によれば、駆動プーリ
6とアイドラプーリ7との間に張り渡された歯付ベルト
5に取り付けられたキャリッジ2に記録手段1を搭載
し、駆動プーリ6を駆動してキャリッジ2による走査を
行なうことで被記録材に記録していく記録装置におい
て、駆動プーリ6の近傍の歯付ベルト5の背面と対向す
る位置に該歯付ベルト5のジャンピングを防止するため
のジャンピング防止部材10を配設する構成としたの
で、キャリッジ2への駆動伝達手段としてに歯ピッチが
細かく歯丈の低い歯付ベルト5を用いる場合でも、駆動
プーリ6の回転に伴って該駆動プーリ6から浮き上がろ
うとする歯付ベルト5の背面がジャンピング防止部材1
0によって規制されるため、駆動プーリ6の空回りを防
止するとともに歯付ベルト5のジャンピング現象を防止
することができる。
【0044】従って、前述の実施例によれば、簡単な構
成で、キャリッジ2への駆動伝達手段としてに歯ピッチ
が細かく歯丈の低い歯付ベルト5を用いる場合でも、歯
付ベルト5のジャンピング現象を防止することができ、
そのため、大容量の駆動モータを必要とせず、かつエン
コーダ等のキャリッジ位置検出手段を必要とせずに安定
したキャリッジ走査を実現して高精細な記録を行なうこ
とができ、もって、装置の小型軽量化及びコストダウン
を図ることができる記録装置が提供される。
【0045】さらに前述の実施例では、駆動プーリ6を
駆動モータ8により回転駆動し、弾性力で前記アイドラ
プーリ7を付勢することにより歯付ベルト5に張力を付
与するテンションばね9を有し、ジャンピング防止部材
10を歯付ベルト5のキャリッジ2が取り付けられてい
る側の部分に対向して配設し、ジャンピング防止部材1
0は駆動プーリ6が静止している状態で歯付ベルト5が
駆動プーリ6から離れる位置よりも該歯付ベルト5が該
駆動プーリ6と噛み合っている側の位置で、歯付ベルト
5の背面に最も接近するように配設されている構成とし
たので、簡単な構成で、キャリッジ2への駆動伝達手段
としてに歯ピッチが細かく歯丈の低い歯付ベルト5を用
いる場合でも、一層効率よく歯付ベルト5のジャンピン
グ現象を防止することができ、そのため、大容量の駆動
モータを必要とせず、かつエンコーダ等のキャリッジ位
置検出手段を必要とせずに安定したキャリッジ走査を実
現して高精細な記録を行なうことができ、もって、装置
の小型軽量化及びコストダウンを図ることができる記録
装置が提供される。
【0046】また、前述の実施例によれば、ジャンピン
グ防止部材10は歯付ベルト5の背面に最も接近する位
置で駆動プーリ6の接線方向に延びるジャンピング防止
面21を有し、該面21は歯付ベルトの直線走行部分に
対して約10度〜約30度傾斜しており、ジャンピング
防止部材10と歯付ベルト5の背面との間隔bを該歯付
ベルトの歯丈の10%〜90%の範囲にするように構成
したので、一層効率よく上述の効果を達成することがで
きる。
【0047】さらに、前述の実施例によれば、ジャンピ
ング防止部材10は、駆動プーリ6に対し歯付ベルト5
との接近位置と反対側で、かつジャンピング防止部材1
0のジャンピング防止面21の延長方向よりも駆動プー
リ6に近い位置Pを回転中心として回動可能に支持さ
れ、かつ歯付ベルト5との接近位置の近傍で固定され、
また、駆動プーリ6は歯付ベルト5の幅方向両側にフラ
ンジ23、24を有し、該フランジの外径は駆動プーリ
6に懸架された歯付ベルト5の背面高さよりも低くし、
ジャンピング防止部材10は駆動プーリ6の両側のフラ
ンジ23、24の少なくとも一部を含む範囲にわたって
歯付ベルト5に接近する面21を有するように構成した
ので、一層効率よく上記効果を達成する記録装置が提供
される。
【0048】なお、以上の実施例では、記録手段(記録
ヘッド)がインクジェット記録ヘッドである記録装置の
場合を例示したが、本発明は、ワイヤドット式、サーマ
ル式、レーザービーム式等、他の記録方式を用いる記録
装置においても同様に実施することができ、同様の効果
を達成できるものである。また、本発明は、1個の記録
手段を用いる記録装置に限られるものではなく、異なる
色で記録する複数の記録ヘッドを用いるカラー記録装
置、あるいは同一色彩で異なる濃度で記録する複数の記
録ヘッドを用いる階調記録装置、さらには、これらを組
み合わせた方式の記録装置の場合にも、同様に適用する
ことができ、同様の効果を達成し得るものである。
【0049】さらに、本発明は、インクジェット記録装
置の場合、記録ヘッドとインクタンクを一体化した交換
可能なインクカートリッジを用いる構成、インクカート
リッジとキャリッジを一体化する構成、記録手段記録ヘ
ッドとインクタンクを別体にし、その間をインク供給用
のチューブ等で接続する構成など、記録ヘッドとインク
タンクの配置構成がどのような場合にも同様に適用する
ことができ、同様の効果が得られるものである。また、
本発明は、インクジェット記録装置が、例えば、ピエゾ
素子等の電気機械変換体等を用いる記録手段を使用する
ものである場合にも適用できるが、中でも、熱エネルギ
ーを利用してインクを吐出する方式の記録手段を使用す
るインクジェット記録装置において優れた効果をもたら
すものである。かかる方式によれば、記録の高密度化、
高精細化が達成できるからである。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、本発明
(請求項1)によれば、駆動プーリとアイドラプーリと
の間に張り渡された歯付ベルトに取り付けられたキャリ
ッジに記録手段を搭載し、前記駆動プーリを駆動して前
記キャリッジによる走査を行なうことで被記録材に記録
していく記録装置において、前記駆動プーリ近傍の前記
歯付ベルトの背面と対向する位置に該歯付ベルトのジャ
ンピングを防止するためのジャンピング防止部材を配設
する構成としたので、簡単な構成で、キャリッジへの駆
動伝達手段として歯ピッチが細かく歯丈の低い歯付ベル
トを用いる場合でも、歯付ベルトのジャンピング現象を
防止することができ、そのため、大容量の駆動モータを
必要とせず、かつエンコーダ等のキャリッジ位置検出手
段を必要とせずに安定したキャリッジ走査を実現して高
精細な記録を行なうことができ、もって、装置の小型軽
量化及びコストダウンを図ることができる記録装置が提
供される。
【0051】請求項2〜5の発明によれば、上記請求項
1の構成に加えて、前記駆動プーリを駆動モータにより
回転駆動する構成、弾性力で前記アイドラプーリを付勢
することにより前記歯付ベルトに張力を付与するテンシ
ョンばねを有する構成、前記ジャンピング防止部材は前
記歯付ベルトの前記キャリッジが取り付けられている側
の部分に対向して配設されている構成、あるいは、前記
ジャンピング防止部材は、前記駆動プーリが静止してい
る状態で、前記歯付ベルトが前記駆動プーリから離れる
位置よりも該歯付ベルトが該駆動プーリと噛み合ってい
る側の位置で、前記歯付ベルトの背面に最も接近するよ
うに配設されている構成としたので、簡単な構成で、キ
ャリッジへの駆動伝達手段として歯ピッチが細かく歯丈
の低い歯付ベルトを用いる場合でも、一層効率よく歯付
ベルトのジャンピング現象を防止することができ、その
ため、大容量の駆動モータを必要とせず、かつエンコー
ダ等のキャリッジ位置検出手段を必要とせずに安定した
キャリッジ走査を実現して高精細な記録を行なうことが
でき、もって、装置の小型軽量化及びコストダウンを図
ることができる記録装置が提供される。
【0052】請求項6及び7の発明によれば、上記請求
項1の構成に加えて、前記ジャンピング防止部材は前記
歯付ベルトの背面に最も接近する位置で前記駆動プーリ
の接線方向に延びる面を有し、該面は前記歯付ベルトの
直線走行部分に対して約10度〜約30度傾斜している
構成、あるいは、前記ジャンピング防止部材と前記歯付
ベルトの背面との間隔は該歯付ベルトの歯丈の10%〜
90%の範囲である構成としたので、簡単な構成で、キ
ャリッジへの駆動伝達手段として歯ピッチが細かく歯丈
の低い歯付ベルトを用いる場合でも、一層効率よく歯付
ベルトのジャンピング現象を防止することができ、その
ため、大容量の駆動モータを必要とせず、かつエンコー
ダ等のキャリッジ位置検出手段を必要とせずに安定した
キャリッジ走査を実現して高精細な記録を行なうことが
でき、もって、装置の小型軽量化及びコストダウンを図
ることができる記録装置が提供される。
【0053】請求項8及び9の発明によれば、さらに、
前記ジャンピング防止部材は、前記駆動プーリに対し前
記歯付ベルトとの接近位置と反対側で、かつ前記ジャン
ピング防止部材のジャンピング防止面の延長方向よりも
駆動プーリに近い位置を回転中心として回動可能に支持
され、前記歯付ベルトとの接近位置の近傍で固定される
構成、あるいは、前記駆動プーリは前記歯付ベルトの幅
方向両側にフランジを有し、該フランジの外径は前記駆
動プーリに懸架された歯付ベルトの背面高さよりも低
く、前記ジャンピング防止部材は前記駆動プーリの両側
のフランジの少なくとも一部を含む範囲にわたって前記
歯付ベルトに接近する面を有する構成としたので、簡単
な構成で、キャリッジへの駆動伝達手段として歯ピッチ
が細かく歯丈の低い歯付ベルトを用いる場合でも、一層
効率よく歯付ベルトのジャンピング現象を防止すること
ができ、そのため、大容量の駆動モータを必要とせず、
かつエンコーダ等のキャリッジ位置検出手段を必要とせ
ずに安定したキャリッジ走査を実現して高精細な記録を
行なうことができ、もって、装置の小型軽量化及びコス
トダウンを図ることができる記録装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した記録装置の一実施例を示す模
式的斜視図である。
【図2】図1中の記録手段のインク吐出部の構造を模式
的に示す部分斜視図である。
【図3】駆動プーリとアイドラプーリとの間に張り渡さ
れた歯付ベルトから成る伝動機構を従来例(a)と実施
例(b)とを対比して示す側面図である。
【図4】本発明を適用した記録装置の一実施例における
ジャンピング防止部材を示す部分側面図である。
【図5】図5は平行配置されたジャンピング防止部材
(a)及び傾斜配置されたジャンピング防止部材(b)
に歯付ベルトが当接している状態を示す部分側面図であ
る。
【図6】図4中の線6−6に沿って参考例(a)及び本
発明の実施例(b)の特徴的な構成を示す部分断面図で
ある。
【符号の説明】
1 記録手段(記録ヘッド) 2 キャリッジ 3 ガイドシャフト 4 ガイドレール 5 歯付ベルト 6 駆動プーリ 7 アイドラプーリ 8 駆動モータ 9 テンションばね 10 ジャンピング防止部材 11 固定ねじ 21 ジャンピング防止面 22 長孔 23 フランジ 24 フランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野島 隆司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 木田 朗 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 岩崎 武史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 長谷川 宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C480 CA01 CA49 CB28 DA04 DA16 2H071 EA02 3J049 AA03 BA03 BB13 BC03 BE02 BE08 BE09 BH01 CA10

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動プーリとアイドラプーリとの間に
    張り渡された歯付ベルトに取り付けられたキャリッジに
    記録手段を搭載し、前記駆動プーリを駆動して前記キャ
    リッジによる走査を行なうことで被記録材に記録してい
    く記録装置において、 前記駆動プーリ近傍の前記歯付ベルトの背面と対向する
    位置に該歯付ベルトのジャンピングを防止するためのジ
    ャンピング防止部材を配設することを特徴とする記録装
    置。
  2. 【請求項2】 前記駆動プーリを駆動モータにより回
    転駆動することを特徴とする請求項1に記載の記録装
    置。
  3. 【請求項3】 弾性力で前記アイドラプーリを付勢す
    ることにより前記歯付ベルトに張力を付与するテンショ
    ンばねを有することを特徴とする請求項1又は2に記載
    の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記ジャンピング防止部材は前記歯付
    ベルトの前記キャリッジが取り付けられている側の部分
    に対向して配設されていることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記ジャンピング防止部材は、前記駆
    動プーリが静止している状態で、前記歯付ベルトが前記
    駆動プーリから離れる位置よりも該歯付ベルトが該駆動
    プーリと噛み合っている側の位置で、前記歯付ベルトの
    背面に最も接近するように配設されていることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかに記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記ジャンピング防止部材は前記歯付
    ベルトの背面に最も接近する位置で前記駆動プーリの接
    線方向に延びる面を有し、該面は前記歯付ベルトの直線
    走行部分に対して約10度〜約30度傾斜していること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の記録装
    置。
  7. 【請求項7】 前記ジャンピング防止部材と前記歯付
    ベルトの背面との間隔は該歯付ベルトの歯丈の10%〜
    90%の範囲であることを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれかに記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記ジャンピング防止部材は、前記駆
    動プーリに対し前記歯付ベルトとの接近位置と反対側
    で、かつ前記ジャンピング防止部材のジャンピング防止
    面の延長方向よりも駆動プーリに近い位置を回転中心と
    して回動可能に支持され、前記歯付ベルトとの接近位置
    の近傍で固定されることを特徴とする請求項6又は7に
    記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 前記駆動プーリは前記歯付ベルトの幅
    方向両側にフランジを有し、該フランジの外径は前記駆
    動プーリに懸架された歯付ベルトの背面高さよりも低
    く、前記ジャンピング防止部材は前記駆動プーリの両側
    のフランジの少なくとも一部を含む範囲にわたって前記
    歯付ベルトに接近する面を有することを特徴とする請求
    項1〜8のいずれかに記載の記録装置。
  10. 【請求項10】 前記記録手段が吐出口からインクを
    吐出して記録を行うインクジェット記録手段であること
    を特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の記録装
    置。
  11. 【請求項11】 前記インクジェット記録手段がイン
    クを吐出するために利用される熱エネルギーを発生する
    電気熱変換体を備えていることを特徴とする請求項10
    に記載の記録装置。
  12. 【請求項12】 前記インクジェット記録手段が前記
    電気熱変換体が発生する熱エネルギーによりインクに生
    じる膜沸騰を利用して吐出口よりインクを吐出させるこ
    とを特徴とする請求項11に記載の記録装置。
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