JP2001162321A - ストリップ保護シート自動挿入装置 - Google Patents
ストリップ保護シート自動挿入装置Info
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- JP2001162321A JP2001162321A JP35052399A JP35052399A JP2001162321A JP 2001162321 A JP2001162321 A JP 2001162321A JP 35052399 A JP35052399 A JP 35052399A JP 35052399 A JP35052399 A JP 35052399A JP 2001162321 A JP2001162321 A JP 2001162321A
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- Japan
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- sheet
- protective sheet
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- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ストリップをベルトラッパーを用いて巻き取
ると共に、ストリップ間に保護シートを挿入する場合に
おいて、保護シートの先端部をストリップ間に的確に挿
入すると共に、保護シートの皺発生を防止する。 【解決手段】 ベルトラッパーの上顎部7に設けたシー
ト吸着盤12により保護シートの先端部hを吸着した状
態で上顎部7を閉じる。ストリップSをテンションリー
ルドラム1に1.5数巻きし、エアーノズル24により
保護シートの先端部hをテンションリールドラム1に送
り込んだ後、シート押さえローラ21により保護シート
の先端部hをストリップSに押し付ける。この状態でス
トリップSをテンションリールドラム1に巻き取ること
によりストリップ間に保護シートHを自動挿入すること
ができる。
ると共に、ストリップ間に保護シートを挿入する場合に
おいて、保護シートの先端部をストリップ間に的確に挿
入すると共に、保護シートの皺発生を防止する。 【解決手段】 ベルトラッパーの上顎部7に設けたシー
ト吸着盤12により保護シートの先端部hを吸着した状
態で上顎部7を閉じる。ストリップSをテンションリー
ルドラム1に1.5数巻きし、エアーノズル24により
保護シートの先端部hをテンションリールドラム1に送
り込んだ後、シート押さえローラ21により保護シート
の先端部hをストリップSに押し付ける。この状態でス
トリップSをテンションリールドラム1に巻き取ること
によりストリップ間に保護シートHを自動挿入すること
ができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属ストリップを
ベルトラッパーを用いてコイル状に巻き取ると共に、ス
トリップ間に保護シートを自動挿入する装置に関するも
のである。
ベルトラッパーを用いてコイル状に巻き取ると共に、ス
トリップ間に保護シートを自動挿入する装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ストリップをコイル状に巻き取るとき
は、ストリップの巻き締まりに伴ってストリップ間でス
リップが生じ易く、このスリップによってストリップに
疵が発生し易い。そのため、例えばステンレス鋼ストリ
ップのような優れた表面性状が要求される場合は、巻き
取り中のストリップの間に薄帯状の樹脂製フイルム、不
織布または紙など(以下、保護シートという)を挿入し
ている。
は、ストリップの巻き締まりに伴ってストリップ間でス
リップが生じ易く、このスリップによってストリップに
疵が発生し易い。そのため、例えばステンレス鋼ストリ
ップのような優れた表面性状が要求される場合は、巻き
取り中のストリップの間に薄帯状の樹脂製フイルム、不
織布または紙など(以下、保護シートという)を挿入し
ている。
【0003】ところが、ストリップ間に挿入される保護
シートは装入開始時に皺となって挿入され易く、皺が発
生するとストリップに皺模様がプリントされると共に、
保護シートが破断する場合がある。皺模様はストリップ
が極薄材の場合、複数巻きまでプリントされる場合があ
り、保護シートが破断した場合はスリップ疵の発生を招
くと共に、再挿入時は作業を急ぐことから危険であり、
しかも皺が発生し易い。
シートは装入開始時に皺となって挿入され易く、皺が発
生するとストリップに皺模様がプリントされると共に、
保護シートが破断する場合がある。皺模様はストリップ
が極薄材の場合、複数巻きまでプリントされる場合があ
り、保護シートが破断した場合はスリップ疵の発生を招
くと共に、再挿入時は作業を急ぐことから危険であり、
しかも皺が発生し易い。
【0004】特にストリップをベルトラッパーを用いて
巻き取る場合は、保護シートは挿入困難となるため皺と
なって挿入され易い。ストリップをベルトラッパーを用
いて巻き取る場合において、ストリップ間に保護シート
を自動挿入する装置として、例えば実公64−3535
号公報に記載の装置が知られている。
巻き取る場合は、保護シートは挿入困難となるため皺と
なって挿入され易い。ストリップをベルトラッパーを用
いて巻き取る場合において、ストリップ間に保護シート
を自動挿入する装置として、例えば実公64−3535
号公報に記載の装置が知られている。
【0005】この装置は、フレキシブルホースの先端に
連結された吸着盤により、垂れ下がった保護シートの先
端部を吸着し、この吸着盤を誘導ガイドに沿わせて傾動
させることにより保護シートの先端部をテンションリー
ルドラムへ向け、その後保護シートの先端部を巻き取ら
れるストリップに押し付けることによりストリップ間に
挿入するように構成されている。
連結された吸着盤により、垂れ下がった保護シートの先
端部を吸着し、この吸着盤を誘導ガイドに沿わせて傾動
させることにより保護シートの先端部をテンションリー
ルドラムへ向け、その後保護シートの先端部を巻き取ら
れるストリップに押し付けることによりストリップ間に
挿入するように構成されている。
【0006】しかし、この装置では吸引盤が誘導ガイド
に沿って確実に傾動しない場合や、吸着不十分により保
護シートが吸着盤から外れる場合があるため、保護シー
トの先端部をベルトラッパーに的確に導くことができな
い。また吸着盤の吸引幅が一定であるため、保護シート
は幅が異なると皺となって挿入される場合があった。
に沿って確実に傾動しない場合や、吸着不十分により保
護シートが吸着盤から外れる場合があるため、保護シー
トの先端部をベルトラッパーに的確に導くことができな
い。また吸着盤の吸引幅が一定であるため、保護シート
は幅が異なると皺となって挿入される場合があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ストリップ
をベルトラッパーを用いて巻き取ると共に、ストリップ
間に保護シートを挿入する場合において、保護シートの
先端部をベルトラッパーに的確に導入すると共に、保護
シートの皺発生を防止することを課題とする。
をベルトラッパーを用いて巻き取ると共に、ストリップ
間に保護シートを挿入する場合において、保護シートの
先端部をベルトラッパーに的確に導入すると共に、保護
シートの皺発生を防止することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する請求
項1の発明は、ベルトラッパーの上顎部の外面に設けら
れて保護シートの先端部を吸引するシート吸着盤と、前
記ベルトラッパーの上顎部が閉じたときにベルトラッパ
ー前方から前記上顎部の先端部に向けて空気を噴出する
エアーノズルと、前記保護シートの先端部をベルトラッ
パーに巻かれたストリップに押し付けるシート押さえロ
ーラとを備えていることを特徴とするストリップ保護シ
ート自動挿入装置である。また、請求項1の発明は、前
記シート吸着盤は、隔壁によって左右対称に仕切られて
おり且つ外側壁に多数の吸気孔をもつヘッダーと、該ヘ
ッダー毎に接続された吸気管とを備えていることを特徴
とする。
項1の発明は、ベルトラッパーの上顎部の外面に設けら
れて保護シートの先端部を吸引するシート吸着盤と、前
記ベルトラッパーの上顎部が閉じたときにベルトラッパ
ー前方から前記上顎部の先端部に向けて空気を噴出する
エアーノズルと、前記保護シートの先端部をベルトラッ
パーに巻かれたストリップに押し付けるシート押さえロ
ーラとを備えていることを特徴とするストリップ保護シ
ート自動挿入装置である。また、請求項1の発明は、前
記シート吸着盤は、隔壁によって左右対称に仕切られて
おり且つ外側壁に多数の吸気孔をもつヘッダーと、該ヘ
ッダー毎に接続された吸気管とを備えていることを特徴
とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して詳細に説明する。図1において、1は金属ストリッ
プをコイル状に巻き取るテンションリールドラムであ
り、テンションリールドラム1には矢印方向へ送られた
金属ストリップSが巻き取られる。2a〜2cはストリ
ップの板幅に応じた幅をもつ保護シートHを供給するた
めのシートアンワインダーであり、シートアンワインダ
ー2a〜2cには薄帯状の樹脂製フィルム、不織布、紙
などの保護シートHがコイル状に巻かれて装着されてい
る。
して詳細に説明する。図1において、1は金属ストリッ
プをコイル状に巻き取るテンションリールドラムであ
り、テンションリールドラム1には矢印方向へ送られた
金属ストリップSが巻き取られる。2a〜2cはストリ
ップの板幅に応じた幅をもつ保護シートHを供給するた
めのシートアンワインダーであり、シートアンワインダ
ー2a〜2cには薄帯状の樹脂製フィルム、不織布、紙
などの保護シートHがコイル状に巻かれて装着されてい
る。
【0010】シートアンワインダー2a〜2cは電動機
やエアーモーターの駆動によって回転駆動し、保護シー
トHをテンションリールドラム1へ向けて送り出すこと
ができる。またシートアンワインダー2a〜2cにはブ
レーキ(バックテンシヨン制御方式)が設けられてお
り、テンションリールドラム1との間で保護シートHに
張力を付与することができる。
やエアーモーターの駆動によって回転駆動し、保護シー
トHをテンションリールドラム1へ向けて送り出すこと
ができる。またシートアンワインダー2a〜2cにはブ
レーキ(バックテンシヨン制御方式)が設けられてお
り、テンションリールドラム1との間で保護シートHに
張力を付与することができる。
【0011】3は、ストリップSをテンションリールド
ラム1に巻き付けるためのベルトラッパーであり、油圧
アクチュエータ4の駆動により架台5上をX−X方向へ
進退可能である。ベルトラッパー3の上部には油圧アク
チュエーター6により開閉する上顎部7が設けられてお
り、上顎部7が閉じると先端ローラ9がテンションリー
ルドラム1に当接する(図5〜図7)。
ラム1に巻き付けるためのベルトラッパーであり、油圧
アクチュエータ4の駆動により架台5上をX−X方向へ
進退可能である。ベルトラッパー3の上部には油圧アク
チュエーター6により開閉する上顎部7が設けられてお
り、上顎部7が閉じると先端ローラ9がテンションリー
ルドラム1に当接する(図5〜図7)。
【0012】上顎部7及び下顎部8に設けられた回転自
在な複数のローラ10(図では4個)にはエンドレスの
ベルト11が装着されており、ベルト11は図示しない
テンショナーによって張りをもたせてある。ベルト11
はテンションリールドラム1に押し付けて上顎部7を閉
じることによりテンションリールドラム1を包み込むこ
とができる。
在な複数のローラ10(図では4個)にはエンドレスの
ベルト11が装着されており、ベルト11は図示しない
テンショナーによって張りをもたせてある。ベルト11
はテンションリールドラム1に押し付けて上顎部7を閉
じることによりテンションリールドラム1を包み込むこ
とができる。
【0013】上顎部7には保護シートの先端部hを吸着
するシート吸着盤12が設けられている。図2はシート
吸着盤12の平面図(図3のA−A線の一部断面図)を
示しており、図3及び図4は図1の部分拡大図を示す。
シート吸着盤12は図2に示すように隔壁13により左
右対称に仕切られて合計5個のヘッダー14が形成され
ており、外側壁15には多数の吸気孔16が設けられて
いる。ヘッダー14には、それぞれ吸気管17a〜17
eが接続されており、吸気管17a〜17eには真空ポ
ンプ18a〜18c及び該真空ポンプを駆動する電動モ
ータ19a〜19cが連結されている。
するシート吸着盤12が設けられている。図2はシート
吸着盤12の平面図(図3のA−A線の一部断面図)を
示しており、図3及び図4は図1の部分拡大図を示す。
シート吸着盤12は図2に示すように隔壁13により左
右対称に仕切られて合計5個のヘッダー14が形成され
ており、外側壁15には多数の吸気孔16が設けられて
いる。ヘッダー14には、それぞれ吸気管17a〜17
eが接続されており、吸気管17a〜17eには真空ポ
ンプ18a〜18c及び該真空ポンプを駆動する電動モ
ータ19a〜19cが連結されている。
【0014】電動モータ19a〜19cをON,OFF
することにより、中央部のヘッダー14cを中心とした
左右対称でシート吸着盤12の吸引幅を設定することが
でき、シート吸着盤12は保護シートHの幅に応じた幅
(A、B、C)で吸引することができる。中央部のヘッ
ダー14の中心部には、空圧アクチュエーター20によ
り外側壁15から出没するシート押さえローラ21が設
けられており、シート押さえローラ21は後述するよう
に、保護シートの先端部hをテンションリールドラム1
に巻き取られたストリップSに押し付けることができ
る。
することにより、中央部のヘッダー14cを中心とした
左右対称でシート吸着盤12の吸引幅を設定することが
でき、シート吸着盤12は保護シートHの幅に応じた幅
(A、B、C)で吸引することができる。中央部のヘッ
ダー14の中心部には、空圧アクチュエーター20によ
り外側壁15から出没するシート押さえローラ21が設
けられており、シート押さえローラ21は後述するよう
に、保護シートの先端部hをテンションリールドラム1
に巻き取られたストリップSに押し付けることができ
る。
【0015】シート押さえローラ21は短尺であること
が好ましい。シート押さえローラ21が長尺であると、
ストリップSの表面形状が悪い場合、シート押さえロー
ラ21はストリップSの幅方向端部のみを押さえること
になる。その結果、保護シートは蛇行しながらストリッ
プ間に装入されるため皺が発生する。保護シートの皺発
生を防止するためには、シート押さえローラ21の長さ
はシート吸引盤12の最大幅Cの1/5以下が好まし
く、最適は1/7以下である。
が好ましい。シート押さえローラ21が長尺であると、
ストリップSの表面形状が悪い場合、シート押さえロー
ラ21はストリップSの幅方向端部のみを押さえること
になる。その結果、保護シートは蛇行しながらストリッ
プ間に装入されるため皺が発生する。保護シートの皺発
生を防止するためには、シート押さえローラ21の長さ
はシート吸引盤12の最大幅Cの1/5以下が好まし
く、最適は1/7以下である。
【0016】図5に示す22は、テンションリールドラ
ム1の上流側に設けられたブライドルであり、ブライド
ル22の通板テーブル23には保護シートの先端部hを
吸着して閉じた上顎部7の先端部に向けて空気を噴出す
るエアーノズル24が設けられている。エアーノズル2
4はストリップSの最大幅に相当する幅をもったスリッ
トノズルによって構成されている。
ム1の上流側に設けられたブライドルであり、ブライド
ル22の通板テーブル23には保護シートの先端部hを
吸着して閉じた上顎部7の先端部に向けて空気を噴出す
るエアーノズル24が設けられている。エアーノズル2
4はストリップSの最大幅に相当する幅をもったスリッ
トノズルによって構成されている。
【0017】次に本装置の作動状況について説明する。
図2の電動モータ19a〜19cをON、OFFさせて
シート吸着盤12の吸引幅を保護シートHの幅と合致さ
せる。例えば、保護シートの板幅がAの場合は電動モー
タ19aのみを駆動させ、板幅がBの場合は電動モータ
19aと19cを駆動させ、板幅がCの場合は電動モー
タ19a〜19cの全てを駆動させる。
図2の電動モータ19a〜19cをON、OFFさせて
シート吸着盤12の吸引幅を保護シートHの幅と合致さ
せる。例えば、保護シートの板幅がAの場合は電動モー
タ19aのみを駆動させ、板幅がBの場合は電動モータ
19aと19cを駆動させ、板幅がCの場合は電動モー
タ19a〜19cの全てを駆動させる。
【0018】図8において、テンションリールドラム1
に巻き取るストリップSの板幅と一致した幅をもつ保護
シートHを装着した、例えば図1のNo.1シートアン
ワインダー2aを回転駆動させて保護シートHを送り出
す。光電管25,25が保護シートHの先端を検出する
と、No.1シートアンワインダー2aは設定送り出し
長さで停止する。
に巻き取るストリップSの板幅と一致した幅をもつ保護
シートHを装着した、例えば図1のNo.1シートアン
ワインダー2aを回転駆動させて保護シートHを送り出
す。光電管25,25が保護シートHの先端を検出する
と、No.1シートアンワインダー2aは設定送り出し
長さで停止する。
【0019】図1に示す油圧アクチュエーター4を駆動
させてベルトラッパー3を前進させると、シート吸着盤
12が保護シートの先端部hに当接する。例えば保護シ
ートHの幅がAの場合は、図2に示す真空ポンプ19a
を駆動させてシート吸着盤12のヘッダー14により保
護シートの先端部hを吸引した後、図1に示すNo.1
シートアンワインダー2aを回転駆動させて保護シート
Hを送り出すとともに、図5に示す油圧アクチュエータ
ー6を駆動させて上顎部7を閉じる。上顎部7がテンシ
ョンリールドラム1に向けて閉じるため、保護シートの
先端部hは確実にテンションリールドラム1へ導かれ
る。
させてベルトラッパー3を前進させると、シート吸着盤
12が保護シートの先端部hに当接する。例えば保護シ
ートHの幅がAの場合は、図2に示す真空ポンプ19a
を駆動させてシート吸着盤12のヘッダー14により保
護シートの先端部hを吸引した後、図1に示すNo.1
シートアンワインダー2aを回転駆動させて保護シート
Hを送り出すとともに、図5に示す油圧アクチュエータ
ー6を駆動させて上顎部7を閉じる。上顎部7がテンシ
ョンリールドラム1に向けて閉じるため、保護シートの
先端部hは確実にテンションリールドラム1へ導かれ
る。
【0020】テンションリールドラム1を回転駆動させ
てストリップSを約1.5周巻き取ったとき、エアーノ
ズル24から圧力空気を保護シートの先端部hに向けて
噴出させると、図6のように保護シートの先端部hは皺
延ばしされてテンションリールドラム1とストリップS
との間に送り込まれる。
てストリップSを約1.5周巻き取ったとき、エアーノ
ズル24から圧力空気を保護シートの先端部hに向けて
噴出させると、図6のように保護シートの先端部hは皺
延ばしされてテンションリールドラム1とストリップS
との間に送り込まれる。
【0021】図7において、空圧アクチュエーター20
を駆動させてシート押さえローラ21により保護シート
の先端部hをテンションリールドラム1に巻かれたスト
リップSの手前側に押し付ける。この状態で、保護シー
トHはストリップSと共にベルトラッパー3内に送り込
まれてストリップSと一緒にテンションリールドラム1
に巻き付けられる。
を駆動させてシート押さえローラ21により保護シート
の先端部hをテンションリールドラム1に巻かれたスト
リップSの手前側に押し付ける。この状態で、保護シー
トHはストリップSと共にベルトラッパー3内に送り込
まれてストリップSと一緒にテンションリールドラム1
に巻き付けられる。
【0022】その後は、真空ポンプ19a及びエアーブ
ローを停止させるとともにベルトラッパー3を後退さ
せ、テンションリールドラム1は引き続いて運転を続け
る。以上の操作はシーケンスを組むことで容易に自動化
することができる。
ローを停止させるとともにベルトラッパー3を後退さ
せ、テンションリールドラム1は引き続いて運転を続け
る。以上の操作はシーケンスを組むことで容易に自動化
することができる。
【0023】なお、エアーノズル24はスリットノズル
によって構成したが、これに代えて多数のノズルをスト
リップ幅方向に配列してもよい。また、シート押さえロ
ーラ21をシート吸引盤12に内蔵して設けたが、これ
に代えてシート吸引盤12の左右に空圧アクチュエータ
ーにより旋回する一対のアームを設け、このアームにシ
ート押さえローラ21を渡して設けてもよい。
によって構成したが、これに代えて多数のノズルをスト
リップ幅方向に配列してもよい。また、シート押さえロ
ーラ21をシート吸引盤12に内蔵して設けたが、これ
に代えてシート吸引盤12の左右に空圧アクチュエータ
ーにより旋回する一対のアームを設け、このアームにシ
ート押さえローラ21を渡して設けてもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明の請求項1によれば、ストリップ
をベルトラッパーを用いて巻き取ると共に、ストリップ
間に保護シートを挿入する場合において、保護シートの
先端部をベルトラッパーに的確に案内すると共に、皺発
生を防止することができる。その結果、保護シートの皺
がプリントされて発生するストリップの皺模様を防止で
き、保護シートの皺発生による破断トラブルを防止でき
る。請求項2によれば、保護シートの先端部を吸着する
シート吸着盤の吸引幅を可変構造としたので、保護シー
トの幅が異なる場合であっても保護シートの皺発生を防
止することができる。以上により、表面性状の良好なス
トリップを能率良く製造できる。
をベルトラッパーを用いて巻き取ると共に、ストリップ
間に保護シートを挿入する場合において、保護シートの
先端部をベルトラッパーに的確に案内すると共に、皺発
生を防止することができる。その結果、保護シートの皺
がプリントされて発生するストリップの皺模様を防止で
き、保護シートの皺発生による破断トラブルを防止でき
る。請求項2によれば、保護シートの先端部を吸着する
シート吸着盤の吸引幅を可変構造としたので、保護シー
トの幅が異なる場合であっても保護シートの皺発生を防
止することができる。以上により、表面性状の良好なス
トリップを能率良く製造できる。
【図1】本発明装置全体の側面図。
【図2】図3のA−A線の一部断面図。
【図3】図1のシート吸着盤を拡大して示す側面図。
【図4】図3の部分拡大図
【図5】保護シートの先端部をシート吸着盤により吸引
保持した状態を示す図。
保持した状態を示す図。
【図6】保護シートの先端部をテンションリールドラム
に送り込む状態を示す図。
に送り込む状態を示す図。
【図7】保護シートの先端部をテンションリールドラム
に巻き付ける状態を示す図。
に巻き付ける状態を示す図。
【図8】ベルトラッパーを前進させる前の状態を示す
図。
図。
1 テンションリールドラム 2a〜2c シートアンワインダー 3 ベルトラッパー 4 進退用の油圧アクチュエーター 5 ベルトラッパーの架台 6 開閉用の油圧アクチュエーター 7 ベルトラッパーの上顎部 8 ベルトラッパーの下顎部 9 先端ローラ 10 シート押さえローラ 11 ベルトラッパーのベルト 12 シート吸着盤 13 隔壁 14 ヘッダー 15 外側壁 16 吸気孔 17a〜17c 吸気管 18a〜18c 真空ポンプ 19a〜19c 真空ポンプ駆動用の電動機 20 空圧アクチュエーター 21 シート押さえローラ 22 ブライドル 23 通板テーブル 24 エアーノズル 25 光電管 S 金属ストリップ H 保護シート h 保護シートの先端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 俊英 山口県光市大字島田3434番地 新日本製鐵 株式会社光製鐵所内 (72)発明者 西村 直俊 福岡県北九州市戸畑区大字中原46−59 日 鐵プラント設計株式会社内 Fターム(参考) 3F050 BB07 BD02 BE19 LA16 LB06 LB07 LB10 LB11 3F055 AA01 AA05 AA09 AA12 BA20 3F064 AA01 AA03 AA06 AA08 CA01 CB01 FA04 4E026 BC08 EA06
Claims (2)
- 【請求項1】 ベルトラッパーの上顎部の外面に設けら
れて保護シートの先端部を吸引するシート吸着盤と、前
記ベルトラッパーの上顎部が閉じたときにベルトラッパ
ー前方から前記上顎部の先端部に向けて空気を噴出する
エアーノズルと、前記保護シートの先端部をベルトラッ
パーに巻かれたストリップに押し付けるシート押さえロ
ーラとを備えていることを特徴とするストリップ保護シ
ート自動挿入装置。 - 【請求項2】 前記シート吸着盤は、隔壁によて左右対
称に仕切られており、かつ外側壁に多数の吸気孔をもつ
ヘッダーと、該ヘッダー毎に接続された吸気管とを備え
ていることを特徴とする請求項1に記載のストリップ保
護シート自動挿入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35052399A JP2001162321A (ja) | 1999-12-09 | 1999-12-09 | ストリップ保護シート自動挿入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35052399A JP2001162321A (ja) | 1999-12-09 | 1999-12-09 | ストリップ保護シート自動挿入装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001162321A true JP2001162321A (ja) | 2001-06-19 |
Family
ID=18411084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35052399A Withdrawn JP2001162321A (ja) | 1999-12-09 | 1999-12-09 | ストリップ保護シート自動挿入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001162321A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013522045A (ja) * | 2010-03-19 | 2013-06-13 | エス・エム・エス・ジーマーク・アクチエンゲゼルシャフト | ストリップに分離層を供給するための方法及び装置 |
KR101951949B1 (ko) * | 2017-10-12 | 2019-02-25 | 주식회사포스코 | 간지 삽입장치 |
CN113083900A (zh) * | 2021-03-19 | 2021-07-09 | 中国重型机械研究院股份公司 | 一种适用于多规格套筒外径的皮带助卷器及助卷方法 |
-
1999
- 1999-12-09 JP JP35052399A patent/JP2001162321A/ja not_active Withdrawn
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