JP2001161630A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP2001161630A
JP2001161630A JP35044099A JP35044099A JP2001161630A JP 2001161630 A JP2001161630 A JP 2001161630A JP 35044099 A JP35044099 A JP 35044099A JP 35044099 A JP35044099 A JP 35044099A JP 2001161630 A JP2001161630 A JP 2001161630A
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JP
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illumination
observation
endoscope
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image
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Withdrawn
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JP35044099A
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English (en)
Inventor
Kazuo Masu
和夫 萬壽
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/06Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with illuminating arrangements
    • A61B1/0607Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with illuminating arrangements for annular illumination

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、撮像位置が変更されたり、観察倍率
が変更された場合でも視野外で発生する有害光の発生を
防いで適切な観察像を得ることができ、かつ観察位置、
倍率に左右されずに鮮明な観察像を得ることができ、内
視鏡の体内挿入部を太径化を防止できる内視鏡装置を提
供することを最も主要な特徴とする。 【解決手段】光源装置15から導光される照明光を分割
する照明光分割光学系24と、撮像素子移動機構9とズ
ームレンズ8とによって選択された撮像範囲の位置と変
倍倍率に応じて、照明光分割光学系24で分割された照
明光を選択することによって照明光の照明位置及びその
範囲を可変する照射範囲変更板30とを設けたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体腔内に挿入され
た処置具の先端部分の画像を内視鏡の観察視野内に捕ら
え、処置具による患部の処置状態を内視鏡により確認し
ながらその処置作業を行う内視鏡下の手術で使用される
内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内視鏡を使用する手術の1方法
として処置具と内視鏡とがそれぞれ別個に患者の体腔内
に挿入された状態にセットされたのち、体腔内に挿入さ
れた処置具の先端部分の画像を内視鏡の観察視野内に捕
らえ、処置具による患部の処置状態を内視鏡により確認
しながらその処置作業を行う内視鏡下の手術が知られて
いる。
【0003】この種の内視鏡下手術時にその作業を効率
良く実施するための装置として、特開平09−0286
63号公報が開示されている。ここに開示された装置に
は、内視鏡の観察像の一部を撮像する撮像手段と、この
撮像手段を内視鏡像に対して移動させる移動手段とを備
えることで、内視鏡の観察範囲を変更できるものであ
る。
【0004】また、実開昭52−65086号公報には
内視鏡の先端に内蔵された観察光軸および照明光軸のそ
れぞれの角度変更機構を操作することで観察視野および
照明範囲をそれぞれ変更する構成が開示されている。
【0005】また、特開平2−148013号公報には
内視鏡先端に液晶レンズや、液晶プリズムを設け、観察
位置が遠点から近点に変化しても常に量適な照明状態が
得られる構成にした内視鏡が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開平09−0286
63号公報に開示されている装置では、内視鏡像全体の
中の一部を局部的に撮像手段によって撮像しているの
で、内視鏡像における撮像手段による撮像範囲以外の部
分はどのような状態にあるのかを観察者は知ることがで
きない。すなわち、撮像手段による撮像範囲以外の部分
に例えば脂肪組織のような照明光を反射する生体組織が
内視鏡像に取り込まれている場合には、撮像範囲にはそ
の反射光のみが取り込まれ、脂肪組織は撮像されないこ
とになる。その結果、撮像手段によって撮像された観察
像は前述の反射光により観察し難いものとなる上に、そ
の原因となる反射物の位置を観察者は知ることができな
いので、適切な観察像を得ることが困難な場合がある。
【0007】また、実開昭52−65086号公報に記
載されている内視鏡装置では、外部からの操作によって
観察方向と照明方向とを一緒に変更するために光学部材
を煽る装置を内視鏡の体内挿入部の先端に内蔵している
ので、内視鏡の体内挿入部が太くなってしまうという問
題がある。
【0008】また、特開平2−148013号公報に記
載されている内視鏡装置は、ピント位置または画角が変
わった場合のみ照明範囲を適切な状態に調整するための
ものである。そのため、特開平09−028663号公
報に開示されているように観察範囲を大きく変更してし
まう場合には、照明範囲の変更を十分に行うことができ
ないので、先に述べた問題と同様に撮像範囲外からの反
射光の入射により、観察が妨げられる問題がある。
【0009】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、撮像位置が変更された場合や、観察倍
率が変更された場合でも照明範囲を撮像範囲とほぼ一致
させることにより、照明光を乱反射する物体が視野外に
あることで発生する有害光の発生を防いで適切な観察像
を得ることができ、かつ観察位置、倍率に左右されずに
常に鮮明な観察像を得ることができるとともに、内視鏡
の体内挿入部が太くなることを防止することができる内
視鏡装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、患者の体腔内
に挿入して観察部位を観察する内視鏡と、前記体腔内の
観察部位を照明するための照明光を供給する光源装置
と、前記内視鏡の観察像を撮像する撮像手段および前記
観察像の変倍を行なう変倍手段を内蔵し、かつ前記撮像
手段の撮像範囲を移動させる撮像範囲移動手段を備えた
テレビカメラとを有する内視鏡装置において、前記光源
装置から導光される照明光を分割する照明光分割光学系
と、前記撮像範囲移動手段と前記変倍手段とによって選
択された撮像範囲の位置と変倍倍率に応じて、前記照明
光分割光学系で分割された照明光を選択することによっ
て照明光の照明位置及びその範囲を可変する分割照明光
選択手段とを具備したことを特徴とする内視鏡装置であ
る。そして、本発明では、光源装置から導光される照明
光を照明光分割光学系によって分割するとともに、この
照明光分割光学系で分割された照明光をテレビカメラ内
の撮像範囲移動手段と変倍手段とによって選択された撮
像範囲の位置と変倍倍率に応じて適宜、選択することに
よって照明光の照明位置及びその範囲を可変することに
より、撮像位置が変更された場合や、観察倍率が変更さ
れた場合でも照明範囲を撮像範囲とほぼ一致させるよう
にしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1乃至図6を参照して説明する。図1は本実施の形
態の内視鏡装置におけるシステム全体の概略構成を示す
ものである。図1中で、1は硬性鏡(内視鏡)である。
【0012】この硬性鏡1には、患者の体内に挿入され
る細長い挿入部2と、この挿入部2の基端部に連結され
た手元側の操作部3とが設けられている。さらに、操作
部3の末端部にはアイピース4が配設されている。ま
た、操作部3の外周面には略円筒状のライトガイドポス
ト5が突設されている。
【0013】さらに、硬性鏡1のアイピース4には図示
しない連結機構によりカメラヘッド(テレビカメラ)6
が着脱可能に接続されている。このカメラヘッド6内に
は硬性鏡1の観察像を撮像する撮像素子内蔵部(撮像手
段)7および観察像の変倍を行なうズームレンズ(変倍
手段)8がそれぞれ内蔵されている。ここで、ズームレ
ンズ8は図示しないカム筒と、ステッピングモーターと
により、硬性鏡1の観察像の拡大、縮小ができるように
構成されている。そして、撮像素子内蔵部7にはズーム
レンズ8を介して結像された観察像の一部または全部を
撮像できるように例えばCCDなどの撮像素子が内蔵さ
れている。
【0014】また、カメラヘッド6内には撮像素子内蔵
部7をズームレンズ8の光軸方向とは直交する方向に移
動する移動機構である撮像素子移動機構(撮像範囲移動
手段)9が配設されている。そして、この撮像素子移動
機構9によって撮像素子内蔵部7の撮像範囲を移動させ
るようになっている。
【0015】さらに、カメラヘッド6にはカメラケーブ
ル10の一端部が連結されている。このカメラケーブル
10の他端部は移動機構コントローラ11、カメラコン
トローラ12にそれぞれ接続されている。ここで、移動
機構コントローラ11はカメラヘッド6内のズームレン
ズ8および撮像素子移動機構9の動作を制御するコント
ローラ、カメラコントローラ12は撮像素子内蔵部7に
内蔵された撮像素子により撮像された観察像を、図示し
ないTVモニタに映し出すためのコントローラである。
【0016】また、硬性鏡1の操作部3のライトガイド
ポスト5にはライトガイドケーブル13の一端部が接続
部14を介して接続されている。さらに、ライトガイド
ケーブル13の他端部は体腔内の観察部位を照明するた
めの照明光を供給する光源装置15に接続されている。
そして、この光源装置15からライトガイドケーブル1
3、接続部14を介して硬性鏡1に観察に必要な照明光
を供給している。
【0017】また、ライトガイドケーブル13の他端部
近傍には分岐部16が設けられている。この分岐部16
からはモーターケーブル17が分岐されている。このモ
ーターケーブル17はモーターコントローラ18に接続
されている。そして、このモーターコントローラ18は
後述するモーターをコントロールするコントローラであ
る。なお、このモーターコントローラ18と移動機構コ
ントローラ11との間は信号ケーブル19で接続されて
いる。
【0018】また、図2は硬性鏡1の挿入部2の先端部
分の内部構成を示すものである。この図2中で、20は
挿入部2の外套管である。この外套管20の先端には図
示の如くカバーガラス21が固着されている。
【0019】さらに、挿入部2の内部には略軸心部に観
察光学系のロッドレンズ22が配設されている。このロ
ッドレンズ22の先端部には対物レンズ23が配設され
ている。そして、カバーガラス21および対物レンズ2
3を通して取り込んだ像をロッドレンズ22内を通して
手元側のアイピース4に導くように構成されている。
【0020】また、本実施の形態の硬性鏡1には光源装
置15から導光される照明光を分割する照明光分割光学
系24が配設されている。この照明光分割光学系24に
は対物レンズ23の周囲に配設されている複数、本実施
の形態では図3に示すように4つの照明集光レンズ25
a,25b,25c,25dと、複数、本実施の形態で
は4つの低倍時照明ファイバー26a,26b,26
c,26dとが設けられている。ここで、4つの照明集
光レンズ25a,25b,25c,25dは周方向に等
間隔(90°間隔)で配置されている。さらに、4つの
低倍時照明ファイバー26a〜26dは各照明集光レン
ズ25a〜24d間にそれぞれ1本ずつ配置されてい
る。
【0021】また、ロッドレンズ22の周囲には4つの
ライトガイド束27a,27b,27c,27dと、4
つの低倍時照明ファイバー26a〜26dとがそれぞれ
配設されている。ここで、4つのライトガイド束27
a,27b,27c,27dの先端部は4つの照明集光
レンズ25a,25b,25c,25dの後面側にそれ
ぞれ対向配置されている。なお、図2中には2つの照明
集光レンズ25a,25cと、2つのライトガイド束2
7a,27cのみを示す。さらに、各ライトガイド束2
7a,27b,27c,27dはそれぞれライトガイド
筒28内に束ねた状態で収納されている。
【0022】また、照明集光レンズ25aの中心光軸で
ある照明光軸Os1は、対物レンズ23の中心光軸である
観察光軸Ok と角度θをなすようにライトガイド束2
7aのライトガイド筒28に固着されている。なお、ラ
イトガイド束27aの出射端面27a1は照明光軸Os1
と垂直な面となるように形成されている。
【0023】ここでは、照明集光レンズ25aの固定部
の構造についてのみ説明したが、図3に示されている他
の照明集光レンズ25b,25c,25dについても同
様に構成されている。
【0024】また、4つのライトガイド束27a,27
b,27c,27dの基端部は挿入部2内から操作部3
内を通して図5に示すように操作部3の外周面のライト
ガイドポスト5内に延出されている。このライトガイド
ポスト5内には図6(B)に示すように4つのライトガ
イド束27a,27b,27c,27dの基端部と、他
の1つのライトガイド束27eとが配設されている。こ
こで、5つのライトガイド束27a,27b,27c,
27dおよび27eの中心は後述する照射範囲変更板3
0が中心線O1を中心に回転した場合に、照射範囲変更
板30の照明穴31の中心が通過する軌跡と対応する基
準円Cに沿って周方向に等間隔で配置された状態で、固
定されている。
【0025】また、ライトガイドポスト5内に配設され
ているライトガイド束27eは、操作部3内から挿入部
2内に導かれている。そして、このライトガイド束27
eの先端部側は硬性鏡1の挿入部2内で4本に分岐さ
れ、4つの低倍時照明ファイバー26a〜26dとして
前述したように分散配置されている。これらの低倍時照
明ファイバー26a〜26dの各端面は観察光軸Ok
と垂直になるように研磨されている。
【0026】また、図4は本実施の形態の対物レンズ2
3による低倍時の観察範囲RA(中央のハッチング部分
である実線で示す大径な円)と、本実施の形態の照明光
分割光学系24の4つの照明集光レンズ25a,25
b,25c,25dによって光源装置15から導光され
る照明光を分割した際の各レンズ25a〜25dの照明
範囲LA1〜LA4をそれぞれ示すものである。なお、
図4中で、一点鎖線で示す円形部分は第1の照明集光レ
ンズ25aによる照明範囲LA1、点線で示す円形部分
は第2の照明集光レンズ25bによる照明範囲LA2、
二点鎖線で示す円形部分は第3の照明集光レンズ25c
による照明範囲LA3、実線で示す円形部分は第4の照
明集光レンズ25dによる照明範囲LA4をそれぞれ示
す。ここで、4つの照明集光レンズ25a,25b,2
5c,25dにより集光された照明光の各照明範囲LA
1〜LA4は低倍時の観察範囲RAの一部のみをそれぞ
れ異なる領域に分割して照明するように設定されてい
る。さらに、4つの照明集光レンズ25a,25b,2
5c,25dのそれぞれの照明範囲LA1〜LA4はズ
ームレンズ8により拡大された観察像の一部で撮像され
る範囲より僅かに大きい範囲に設定されている。
【0027】また、低倍時照明ファイバー26a〜26
dから出射される照明光は拡散し、図4で示した観察範
囲RAの全域よりも広い範囲を照明するために各低倍時
照明ファイバー26a〜26dの先端部には集光レンズ
は配置されていない。
【0028】さらに、本実施の形態のライトガイドポス
ト5の内周面にはリング状の回転軸受け部29が内方向
に向けて突設されている。この回転軸受け部29には照
射範囲変更板(分割照明光選択手段)30がライトガイ
ドケーブル13の光軸と平行な中心線O1を中心に回転
可能に支持されている。
【0029】この照射範囲変更板30には図5(A)に
示すように照射範囲変更板30の中心線O1から偏芯し
た位置に円形の照明穴31が形成されている。この照明
穴31の中心はライトガイドポスト5内の5つのライト
ガイド束27a,27b,27c,27dおよび27e
の中心と対応する位置に配置されている。なお、この照
射範囲変更板30の回転時の照明穴31の軌跡は、ライ
トガイドポスト5内の5つのライトガイド束27a,2
7b,27c,27dおよび27eの中心間を結ぶ基準
円Cと対応するように設定されている。そして、この照
射範囲変更板30の照明穴31がライトガイドポスト5
内の5つのライトガイド束27a,27b,27c,2
7dおよび27eのいずれかと選択的に位置合わせされ
ることにより、照明光の照明位置及びその範囲を可変す
るようになっている。
【0030】また、照射範囲変更板30の外周面には図
5に示すようにギア32が形成されている。このギア3
2には照射範囲変更板30を回転駆動する後述するステ
ッピングモーター33に固着された駆動ギヤ34が噛合
されている。
【0031】さらに、図示しないフォトインタラプタと
遮光板の位置関係により照明穴31のステッピングモー
ター33に対する位置がモーターコントローラ18によ
り把握できるように構成されている。
【0032】また、硬性鏡1のライトガイドポスト5の
外周面にはライトガイドケーブル13の連結用の雄ねじ
部35が形成されている。さらに、ライトガイドポスト
5の内周面にはライトガイドケーブル13との連結用の
嵌合穴部36と、この嵌合穴部36の先端の開口端部に
よって形成される当て付け面37とが図示のように形成
されている。
【0033】また、ライトガイドケーブル13の先端部
の接続部14にはライトガイドポスト5の嵌合穴部36
内に挿脱可能に嵌合される連結部38が配設されてい
る。この連結部38の外周面には略リング状の係合凸部
39が形成されている。
【0034】さらに、ライトガイドケーブル13の先端
部外周面には接続リング40が連結部38に対して回転
自在に保持されている。この接続リング40の先端部内
周面にはライトガイドポスト5の雄ねじ部35と螺合す
る雌ねじ部41が形成されている。そして、ライトガイ
ドケーブル13をライトガイドポスト5に連結する連結
作業時にはライトガイドケーブル13の連結部38がラ
イトガイドポスト5の嵌合穴部36内に挿入された状態
で、係合凸部39が嵌合穴部36の当て付け面37に当
て付けられるようになっている。このとき、接続リング
40の雌ねじ部41がライトガイドポスト5の雄ねじ部
35に螺合され、この接続リング40によってライトガ
イドケーブル13がライトガイドポスト5に連結された
状態で、固定されるようになっている。
【0035】また、ライトガイドケーブル13の連結部
38には照射範囲変更板30の駆動用のステッピングモ
ーター33が図示しない固定ねじにより固定されてい
る。このステッピングモーター33に固着されている駆
動ギヤ34はライトガイドケーブル13とライトガイド
ポスト5との連結時には照射範囲変更板30のギア32
に噛合されるようになっている。
【0036】また、ステッピングモーター33のモータ
ーケーブル17はライトガイドケーブル13の連結部3
8およびこのライトガイドケーブル13の被覆に設けら
れたモーターケーブル挿通空間42内を通り、前述の通
り図1に示した分岐部16を介してモーターコントロー
ラ18に接続されている。そして、このモーターコント
ローラ18によってカメラヘッド6内の撮像素子移動機
構9とズームレンズ8とによって選択された撮像範囲の
位置と変倍倍率に応じて、ステッピングモーター33を
駆動し、照射範囲変更板30を回転駆動することによ
り、照明光分割光学系24で分割された照明光を選択
し、これによって照明光の照明位置及びその範囲を可変
するようになっている。
【0037】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態の内視鏡装置の使用時には移動機構コント
ローラ11の電源をONにした時、カメラヘッド6のズ
ームレンズ8は低倍の初期状態に設定され、かつ撮像素
子移動機構9により撮像素子内蔵部7に内蔵されている
撮像素子の撮像中心が観察光軸Ok に一致する初期位
置に設定される。この場合、硬性鏡1による観察像は全
範囲が撮像される。
【0038】また、モーターコントローラ18も電源を
ONにした時、照射範囲変更板30の照明穴31の中心
がライトガイド束27eの中心上に位置するようにモー
ターケーブル17により接続されたステッピングモータ
ー33に駆動パルスを送る。この時、照射範囲変更板3
0の照明穴31とライトガイドケーブル13の連結部3
8に固定されたステッピングモーター33の位置関係は
図示しないフォトインタラプタと遮光版により検知され
ている。
【0039】そのため、使用開始時には照射範囲変更板
30の照明穴31とライトガイド束27eとが前述のよ
うな位置関係になっているので、光源装置15で発生さ
れた照明光はライトガイドケーブル13により図5にお
ける断面A−Aの位置まで導かれた後、照射範囲変更板
30の照明穴31を通り、ライトガイド束27eのみに
伝達される。さらに、ライトガイド束27eに供給され
た照明光は硬性鏡1の内部にて4分割され、図3に示す
ように対物レンズ23の周囲に配置されている4本の低
倍時照明ファイバー26a,26b,26c,26dに
それぞれ導光される。そして、照明光はこれらの4本の
低倍時照明ファイバー26a,26b,26c,26d
の出射端面から硬性鏡1の挿入部2の前方に出射される
ので、低倍時の観察範囲RAの全域が照明される。
【0040】また、観察位置を固定した状態で、ズーム
レンズ8により観察像を拡大した場合には、硬性鏡1に
よる低倍時の観察像の一部が撮像されることになる。こ
の場合、予め低倍時の観察において観察範囲RAの全域
内に照明光を乱反射して観察を妨げる物体が無いことが
確認されているので、照射範囲変更板30の照明穴31
とライトガイド束27eとの位置関係は前述の状態のま
ま変更しなくても観察像に乱反射による有害光が入ると
いった問題は無い。
【0041】また、ズームレンズ8により観察象を拡大
した状態で観察位置を移動する場合には次のような照明
範囲の変更動作が行われる。すなわち、観察位置を移動
する方向と移動量とが移動機構コントローラ11から信
号ケーブル19を介してモーターコントローラ18に伝
達される。このとき、モーターコントローラ18は伝達
された信号と照射範囲変更板30の照明穴31とステッ
ピングモーター33の位置関係に従がってステッピング
モーター33に駆動パルスを送り、ステッピングモータ
ー33を駆動する。これにより、照射範囲変更板30が
回転駆動され、観察位置の移動方向と移動量とに合わせ
て照明範囲が変更される。
【0042】例えば、観察位置を図4中で、上方向に変
更する場合には、移動機構コントローラ11からの信号
により照射範囲変更板30が回転され、照明穴31の中
心がライトガイド束27aの中心と一致される。このと
き、光源装置15からの照明光はライトガイドケーブル
13からライトガイド束27aに伝達される。さらに、
照明光はこのライトガイド束27a内を通して照明集光
レンズ25a側に導光され、図4における第1の照明集
光レンズ25aによる照明範囲LA1が照明される。
【0043】また、観察位置を他の位置にさらに変更し
た場合も同様にして照射範囲変更板30を回転させるこ
とにより、観察位置の移動方向と移動量とに合わせて照
明位置が移動される。
【0044】さらに、ズームレンズ8により拡大された
後に観察位置が変更され、その状態でズームレンズ8に
より観察像が縮小された場合は、照射範囲変更板30の
照明穴31の中心がライトガイド束27eの中心上に位
置するように照射範囲変更板30が回転される。これに
より、照明光は低倍時照明ファイバー26a〜26dか
ら出射されるので、照明光は拡散し、図4で示した観察
範囲RAの全域よりも広い範囲が照明される。
【0045】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態では光源装置15
から導光される照明光を分割する照明光分割光学系24
を設けるとともに、カメラヘッド6内の撮像素子移動機
構9とズームレンズ8とによって選択された撮像範囲の
位置と変倍倍率に応じて、照明光分割光学系24で分割
された照明光を選択する照射範囲変更板30とを設けた
ので、観察位置の移動方向と移動量とに合わせて照明位
置を移動させることができる。そのため、撮像位置が変
更された場合や、観察倍率が変更された場合でも照明範
囲を撮像範囲とほぼ一致させることができるので、照明
光を乱反射する物体が視野外にあることで発生する有害
光の発生を防いで適切な観察像を得ることができ、観察
位置、倍率に左右されずに常に鮮明な観察像を得ること
ができる。
【0046】さらに、本実施の形態では照明範囲を変更
する照射範囲変更板30を硬性鏡1の先端ではなく、硬
性鏡1のライトガイド接続部14に設けたので、硬性鏡
1の挿入部2を太くすることなく照明範囲の変更を実現
できる効果がある。
【0047】また、図7乃至図9は本発明の第2の実施
の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の
形態(図1乃至図6参照)の内視鏡装置における硬性鏡
1の挿入部2の先端部分の内部構成を次の通り変更した
ものである。なお、これ以外の部分は第1の実施の形態
の硬性鏡1と同一構成になっており、第1の実施の形態
の硬性鏡1と同一部分には同一の符号を付してここでは
その説明を省略する。
【0048】すなわち、本実施の形態では対物レンズ2
3の周囲に8つのライトガイド束51がリング状に配置
されている。これらのライトガイド束51の先端部には
照明集光レンズ52がそれぞれ配設されている。そし
て、これらの8つの照明集光レンズ52は図8(A)に
示すように対物レンズ23の周囲にリング状に配置され
ている。
【0049】また、図7に示すように各照明集光レンズ
52の中心光軸である照明光軸Os1は、対物レンズ23
の光軸である観察光軸Ok と角度θをなすように固着
されている。さらに、リング状に配置された各ライトガ
イド束51の出射端面51aは照明光軸Os1と垂直な面
となるように形成されている。ここで、8つの照明集光
レンズ52の全ての照明範囲を合わせると低倍時の観察
範囲RA(図9中のハッチング部分である大径な円形部
分)の全域を照明できるように構成されている。
【0050】また、図9中の小径な円形部分は8つの照
明集光レンズ52の中の1つの照明範囲LBを示すもの
である。この1つの照明集光レンズ52の照明範囲LB
は低倍時観察範囲RAの視野中心Oを含み、観察視野R
Aの外にまで及ぶ円の範囲内に設定されている。なお、
1つの照明集光レンズ52の照明範囲LBの中の矩形枠
の部分は高倍時視野移動後の観察範囲LCを示す。
【0051】また、図7に示すように各照明集光レンズ
52とライトガイド束51の出射端51aとの間には液
晶シャッター53が介設されている。この液晶シャッタ
ー53は移動機構コントローラ11(図1参照)からの
情報に基づいて駆動する図示しない液晶シャッター駆動
ユニットにより駆動されるようになっている。そして、
この液晶シャッター53ではリング状に配置された8つ
のライトガイド束51から出射される照明光を全て透過
させるように駆動される照明光全体透過状態と、図8
(B)に示すように8つのライトガイド束51の中のい
ずれか1つから出射される照明光のみを透過させ、他の
部分は遮光する照明光部分透過状態とに切換え制御され
るようになっている。
【0052】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態ではカメラヘッド6のズームレンズ8が低
倍にセットされている場合、移動機構コントローラ11
からその情報が出され、液晶シャッター53はリング状
に配置された8つのライトガイド束51から出射される
照明光を全て透過させるように駆動される。そのため、
この場合には8つのライトガイド束51から出射される
照明光は8つ配置されている照明集光レンズ52の全て
により観察物体面を照明するので、照明範囲は硬性鏡1
の観察範囲RAの全域にわたる。
【0053】また、観察位置を固定した状態で、ズーム
レンズ8により観察像を拡大した場合には、硬性鏡1に
よる低倍時の観察像の一部が撮像されることになる。こ
の場合、予め低倍時の観察において観察範囲RAの全域
内に照明光を乱反射して観察を妨げる物体が無いことが
確認されているので、液晶シャッター53は前述の状態
のまま変更しなくても観察像に乱反射による有害光が入
るといった問題は無い。
【0054】次に、ズームレンズ8により観察像を拡大
した状態で観察位置を移動する場合には次のような照明
範囲の変更動作が行われる。すなわち、観察位置を移動
する方向と移動量の情報が移動機構コントローラ11か
ら図示しない液晶シャッター駆動ユニットに伝達され
る。
【0055】この液晶シャッター駆動ユニットでは受け
取った情報を基に液晶シャッター53を駆動し、対物レ
ンズ23と観察に必要な範囲を照明するために適切な照
明集光レンズ52の部分のみを開口し、他の部分は遮光
する。これにより観察に適切な照明範囲LBを得る。
【0056】例えば、高倍観察時の観察位置を図9にお
いて矩形枠の観察範囲LCに変更する場合には、移動機
構コントローラ11からの情報により図8(B)に示す
ように対物レンズ23と図8(A)中で最上部位置の照
明集光レンズ52の照明光のみを遮らずに他の部分を全
て遮光するように液晶シャッター53が駆動される。こ
のとき、光源装置15からの照明光はライトガイドケー
ブル13からライトガイド束51により伝達される。さ
らに、照明光は液晶シャッター53を通り、最上部位置
の照明集光レンズ52から外部側の被観察物体面に照射
され、対物レンズ23から観察像を取り込むことができ
る。
【0057】また、観察位置を他の位置にさらに変更し
た場合も同様にして液晶シャッター53が駆動され、観
察位置の移動方向と移動量とに合わせて照明位置が移動
される。
【0058】さらに、ズームレンズ8により拡大された
後に観察位置が変更され、その状態でズームレンズによ
り観察像が縮小された場合は、照明集光レンズ52を一
つのみでなく観察範囲に従って複数の照明集光レンズ5
2により照明するように液晶シャッター53が駆動され
る。
【0059】そこで、本実施の形態では8つの照明集光
レンズ52を対物レンズ23の周囲にリング状に配置す
るとともに、各照明集光レンズ52の照明光の遮光状態
を制御する液晶シャッター53を設けたので、観察位置
を移動した場合にはこの液晶シャッター53の駆動によ
って観察位置の移動方向と移動量とに合わせて照明位置
が移動させることができる。そのため、本実施の形態で
も第1の実施の形態と同様に撮像位置が変更された場合
や、観察倍率が変更された場合でも照明範囲を撮像範囲
とほぼ一致させることができ、撮像素子の撮像範囲、倍
率に従った適切な照明位置、範囲を得ることができるの
で、照明光を乱反射する物体が視野外にあることで発生
する有害光の発生を防いで適切な観察像を得ることがで
き、観察位置、倍率に左右されずに常に鮮明な観察像を
得ることができる。
【0060】さらに、本実施の形態では複雑な機械的な
機構等を必要としないので、従来の硬性鏡1に比べ大型
化すること無しに観察位置の移動方向と移動量とに合わ
せた照明位置の移動を実現できる効果がある。
【0061】また、図10および図11(A)〜(C)
は本発明の第3の実施の形態を示すものである。本実施
の形態は第1の実施の形態(図1乃至図6参照)の内視
鏡装置の構成を次の通り変更したものである。なお、第
1の実施の形態の硬性鏡1と同一部分には同一の符号を
付してここではその説明を省略する。
【0062】すなわち、本実施の形態では図10に示す
ようにカメラヘッド6内におけるズームレンズ8の前面
側にフォーカスレンズ61と、液晶絞り62とがそれぞ
れ配設されている。ここで、液晶絞り62は光学的にフ
レア絞りが配置される位置に設置されている。また、カ
メラケーブル10にはカメラヘッド6内の撮像素子移動
機構9によって選択された撮像範囲の位置とズームレン
ズ8によって選択された変倍倍率に応じて、液晶絞り6
2の開口部62aの大きさを変化させる状態に駆動する
コントローラ63が設けられている。
【0063】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態の内視鏡装置の使用時にはカメラヘッド6
のズームレンズ8が低倍にセットされている場合に、液
晶絞り62は図11(A)に示すように硬性鏡1のアイ
ピース4から出射される光の内、観察の支障となる有害
光のみが遮られる開口部62aの大きさL1、つまり適
切な光学的フレアシボリの径となるようにコントローラ
63により駆動される。
【0064】また、観察位置を固定した状態で、ズーム
レンズ8により観察像を拡大した場合には、硬性鏡1に
よる低倍時の観察像の一部が撮像されることになる。つ
まり、ズームレンズ8に入射する光は低倍時に比較して
像高は低くなる。よって、コントローラ63により液晶
絞り62は図11(B)に示すようにこの場合の像高に
相応しい大きさL2の小さな開口部62aとなるように
駆動され、観察を妨げる有害光が遮光される。
【0065】また、ズームレンズ8により観察像を拡大
した状態で観察位置を移動する場合には次のような照明
範囲の変更動作が行われる。すなわち、観察位置を移動
する方向と移動量とから最適な開口となるように液晶絞
り62が例えば図11(C)に示すような位置に大きさ
L2の小さな開口部62aとなるように駆動される。
【0066】さらに、ズームレンズ8により拡大された
後に観察位置が変更され、その状態でズームレンズ8に
より観察像が縮小された場合には、液晶絞り62は図1
1(A)に示す状態に駆動される。
【0067】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態でも第1の実施の
形態と同様の効果が得られるうえ、本実施の形態では特
に、カメラヘッド6内におけるズームレンズ8の前面側
にフォーカスレンズ61と、液晶絞り62とがそれぞれ
配設しているので、硬性鏡1、ライトガイドケーブル1
3などは従来からあるものを使用できる効果がある。ま
た、有害光のみ遮光するので、撮像された像の明るさが
不足することが無い。
【0068】また、図12は本発明の第4の実施の形態
を示すものである。図12中で、71は硬性鏡である。
この硬性鏡71には、患者の体内に挿入される細長い挿
入部72と、この挿入部72の基端部に連結された手元
側端部73とが設けられている。さらに、手元側端部7
3の末端部にはTVカメラ74が接続されている。ま
た、手元側端部73の外周面にはライトガイド75の一
端部が接続されている。このライトガイド75の他端部
には光源装置85が接続されている。
【0069】TVカメラ74は、TVカメラケーブル7
6、モーターケーブル77によりそれぞれカメラコント
ローラ78、モーターコントローラ79に接続されてい
る。ここで、カメラコントローラ78とモーターコント
ローラ79との間は信号ケーブル80により接続されて
いる。さらに、カメラコントローラ78は映像ケーブル
81によりTVモニター82に接続されている。ここ
で、TVカメラ74はズームが最低倍率、観察位置は硬
性鏡71の観察像中心がTVモニター82の中心になる
ようにセットされている。
【0070】また、カメラコントローラ78には撮像素
子に入射する観察光のうち予め定められたしきい値以下
の明るさ部分をマスクとして検出し、その径を算出する
回路が設けられている。さらに、TVカメラ74にはス
テッピングモーターにより駆動されるズームレンズ8
(図1参照)と、ステッピングモーターにより駆動され
る撮像素子移動機構9(図1参照)が内蔵されている。
そして、モーターコントローラ79からそれぞれのステ
ッピングモーターへ駆動パルスを出すことでステッピン
グモーターを駆動し、観察範囲の移動と観察像の拡大縮
小を実施できるように構成されている。
【0071】この場合にステッピングモーターに出され
る駆動パルスの数はカメラコントローラ78において算
出されたマスク円径にしたがって決定される。つまり、
ズーム最低倍を基準としたズームの最高倍率と、観察位
置の最大変更範囲はマスク円83の径Dをもとに決定さ
れるように構成されている。
【0072】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態では硬性鏡71の挿入部72を患者体腔内
に挿入する。このとき、TVカメラ74により患者体腔
内を撮像し、TVモニター82に映し出すことにより、
その映像を観察しながら手術を開始する。ここで使用す
る硬性鏡71は患者体腔内に広い範囲を観察するために
観察光学系の径が大きい機種が使用される。
【0073】また、カメラコントローラ78においてT
Vカメラ74によって撮像された像の内、明るさの差が
予め設定されたしきい値を超えている部分がマスク円8
3として検出され、その径Dが算出される。この算出結
果は信号ケーブル80を介してモーターコントローラ7
9に伝達される。
【0074】モーターコントローラ79は伝達されたマ
スク円83の径Dに従ってズーム駆動および撮像素子移
動機構を駆動しているステッピングモーターに出す駆動
パルスの数を決定しているので、マスク円83の径Dに
従ったズームの最高倍率と、観察位置の最大変更範囲が
決定される。すなわち、使用している硬性鏡71のマス
ク円83が大きい場合(主に観察光学系の径が太いため
外径が大きい硬性鏡)はズーム最高倍は高い倍率に設定
され、観察位置の変更範囲は大きい範囲が設定される。
また、硬性鏡71のマスク円83が小さい場合(主に観
察光学系の径が細いため外径が細い硬性鏡)はズーム倍
率も観察位置移動範囲も小さい設定がなされる。
【0075】なお、手術作業中に細かい処置を実施する
必要がある場合にはズームレンズにより映像を拡大して
観察する必要がある。そこで、術者はズーム操作をする
ことで観察像の拡大を行う。
【0076】この場合は硬性鏡71のマスク円83の径
Dに従ってズーム最高倍が決定されているので、術者は
観察像の明るさを気にせずに最高倍率まで一気に倍率を
あげても観察像が暗くなることがなく、観察を妨げられ
ることがない。
【0077】また、手術作業中に観察位置を変更したい
場合にはズームレンズにより拡大された硬性鏡71の観
察像の一部を撮像している撮像素子を撮像素子移動機構
により硬性鏡71の観察像の中で移動することで観察位
置を変更する。この場合は硬性鏡71のマスク円83の
径Dに従って撮像素子移動範囲が決定されているので、
術者はマスク円83の大きさを気にせずに観察位置の変
更を実施しても、TVモニター82上に撮像されている
マスク円83により観察が妨げられることがない。
【0078】次に、患者体腔内の狭い部分を観察する場
合には、硬性鏡71を観察光学系の径が小さく外径が細
い機種に変更して狭い部分に挿入していく。この場合、
硬性鏡71に比較してマスク円83の径Dが小さくなる
が、前述の如くカメラコントローラ78、モーターコン
トローラ79によりズーム最高倍、観察位置変更範囲が
決定されるので、外径が大きい硬性鏡71の場合と同様
に観察が妨げられることがない。
【0079】そこで、上記構成のものにあっては観察倍
率を設定する場合に一気に最高倍率までズーム倍率をあ
げても、観察像の明るさが不足することが無いように使
用する内視鏡毎に最適なズーム倍率が設定されているの
で、ズーム操作に気を遣う必要がない効果がある。
【0080】また、観察位置の変更範囲についても使用
する内視鏡毎に設定されているので、観察位置を移動し
た場合にTVモニター82の画面84上がマスクの像で
覆われてしまうことが無い。よって、マスク円83の径
Dが異なる内視鏡を一回の手術中に使い分ける場合で
も、ズーム操作、観察位置変更操作に術者が気を遣う必
要がない。
【0081】さらに、本実施の形態においては予めマス
ク円83の径Dを算出し、それに相応しい観察位置の移
動範囲を設定する方法としたが、観察位置の移動時に撮
像範囲内に予め決められているしきい値を超える部分が
撮像された時にそれ以上観察位置が移動しないように制
御すれば、TVモニター82上にマスクが映し出される
範囲を最小限にすることができる。
【0082】さらに、本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形実施できることは勿論である。次に、本出願の他
の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。 記 (付記項1) 患者の体腔内に挿入して観察部位を観察
する内視鏡と、前記体腔内の観察部位を照明するための
照明光を供給する光源と、前記光源からの照明光を導光
し分割する照明光学系と、前記内視鏡の観察像を撮像す
る撮像手段と前記観察像の変倍を行なう変倍手段と前記
撮像手段の撮像範囲を移動させる撮像範囲移動手段とを
備えたテレビカメラを有する内視鏡装置において、前記
撮像範囲移動手段と前記変倍手段によって選択された撮
像範囲の位置と変倍倍率に応じて、前記分割された照明
光を選択することによって照明位置及びその範囲を可変
する絞りを前記照明光学系に配置したことを特徴とする
内視鏡装置。
【0083】(付記項2) 前記絞りが内視鏡の照明光
学系に配置されていることを特徴とする付記項1に記載
されている内視鏡システム。
【0084】(付記項3) 前記絞りが照明光学系の一
部であるライトガイド先端に配置されていることを特徴
とする付記項2に記載の内視鏡システム。
【0085】(付記項4) 前記絞りが液晶により構成
されている付記項1に記載の内視鏡システム。
【0086】(付記項5) 前記絞りが遮光板により構
成されている付記項1に記載の内視鏡システム。
【0087】(付記項6) 前記絞りは開口部の形状が
可変であることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡シ
ステム。
【0088】(付記項7) 前記絞りは開口部の位置が
光軸に垂直な面内で移動可能であることを特徴とする付
記項1に記載の内視鏡システム。
【0089】(付記項1〜7の従来技術) 一般に処置
具と内視鏡とがそれぞれ別個に患者の体腔内に挿入さ
れ、体腔内に挿入された処置具の先端部分の画像を内視
鏡の観察視野内に捕らえ、処置具による患部の処置状態
を内視鏡により確認しながらその処置作業を行う内視鏡
下の手術が知られている。
【0090】この種の内視鏡下手術時に作業を効率良く
実施するための装置として、特開平09−028663
公報が開示されている。ここに開示された装置は、内視
鏡の観察像の一部を撮像する撮像手段と、この撮像手段
を内視鏡像に対して移動させる移動手段を備えること
で、内視鏡の観察範囲を変更できるものである。
【0091】また、実開昭52−65086に開示され
ている内視鏡は、先端に内蔵された観察光軸、照明光軸
角度変更機構を操作することで観察視野、照明範囲を変
更するものである。
【0092】また、特開平2−148013には観察位
置が遠点から近点に変化しても常に量適な照明状態が得
られるように、液晶レンズや液晶プリズムを内視鏡先端
に設けることが開示されている。
【0093】(付記項1〜7が解決しようとする課題)
特開平09−028663公報に開示されている装置
では、内視鏡像の一部を撮像するので撮像範囲以外の像
はどのような状態にあるのかを観察者は知ることができ
ない。すなわち、撮像範囲以外に例えば脂肪組織のよう
な照明光を反射する組織が内視鏡像に取り込まれている
場合、撮像範囲にはその反射光のみが取り込まれ、脂肪
組織は撮像されない。その結果、撮像された観察像は前
述の反射光により観察しづらいものとなる上に、その原
因となる反射物がどこにあるのかを観察者は知ることが
できないので、適切な観察像を得ることが困難な場合が
あった。
【0094】また、実開昭52−65086公報に記載
されている内視鏡装置は、外部からの操作によって観察
方向と照明方向を一緒に変更するために光学部材を煽る
装置を内視鏡の体内挿入部の先端に内蔵しているので、
内視鏡の体内挿入部が太くなってしまうという欠点があ
った。
【0095】また、特開平2−148013公報に記載
されている内視鏡装置は、ピント位置または画角が変わ
った場合のみ照明範囲を適切な状態にするためのもので
あり、特開平09−028663公報に開示されている
ように観察範囲を大きく変更してしまう場合には、照明
範囲の変更を十分に行うことができないので、先に述べ
た問題と同様に撮像範囲外からの反射光の入射により、
観察が妨げられる欠点があった。
【0096】(付記項1〜7の課題を解決するための手
段) 患者の体腔内に挿入される内視鏡と、上記内視鏡
の観察像を撮像する撮像手段と、上記観察像の変倍を行
う変倍光学系と、上記撮像手段の撮像範囲を移動させる
撮像範囲移動手段と、上記変倍光学系を移動させる変倍
光学系移動手段とを備えたTVカメラと、から構成され
る内視鏡システムにおいて、前記内視鏡から撮像手段の
間の光学系の内少なくとも一個所に開口部が可変である
シボリを配置する。
【0097】(付記項1〜7の効果) 本発明によれ
ば、撮像位置が変更された場合や観察倍率が変更された
場合でも照明範囲は撮像範囲とほぼ一致しているので、
照明光を乱反射する物体が視野外にあることで発生する
有害光の発生を防ぐので、観察位置、倍率に左右されず
に常に鮮明な観察像を得ることができる。
【0098】(付記項8) 患者の体腔内に挿入して観
察部位を観察する内視鏡と、前記体腔内の観察部位を照
明するための照明光を供給する光源と、前記内視鏡の観
察像を撮像する撮像手段と前記観察像の変倍を行う変倍
手段と前記撮像手段の撮像範囲を移動させる撮像範囲移
動手段とを備えたテレビカメラを有する内視鏡装置にお
いて、前記撮像手段と前記変倍手段によって選択された
撮像範囲の位置と変倍倍率に応じて、開口部を可変する
絞りを撮像光学系に配置したことを特徴とする内視鏡装
置。
【0099】(付記項9) 前記絞りを内視鏡の観察光
学系に配置したことを特徴とする付記項8記載の内視鏡
装置。
【0100】(付記項8、9の従来技術) 付記項1〜
7に記載の内容と同一。
【0101】(付記項8、9が解決しようとする課題)
付記項1〜7に記載の内容と同一。
【0102】(付記項8、9の課題を解決するための手
段) 患者の体腔内に挿入して観察部位を観察する内視
鏡と、前記体腔内の観察部位を照明するための照明光を
供給する光源と、前記内視鏡の観察像を撮像する撮像手
段と前記観察像の変倍を行う変倍手段と前記撮像手段の
撮像範囲を移動させる撮像範囲移動手段とを備えたテレ
ビカメラを有する内視鏡装置において、前記撮像手段と
前記変倍手段によって選択された撮像範囲の位置と変倍
倍率に応じて、開口部を可変する絞りを撮像光学系また
は内視鏡の観察光学系に配置した。
【0103】(付記項8、9の効果) 付記項8、9に
よれば、硬性鏡、ライトガイド等は従来からあるものを
使用できる。また有害光のみを遮光するので、撮像され
た像の明るさが不足することはない。
【0104】(付記項10) 患者の体腔内に挿入され
る内視鏡と、上記内視鏡の観察像を撮像する撮像手段
と、上記観察像の変倍を行う変倍光学系と、上記撮像手
段の撮像範囲を移動させる撮像範囲移動手段と、上記変
倍光学系を移動させる変倍光学系移動手段とを備えたT
Vカメラと、から構成される内視鏡システムにおいて、
前記撮像手段に撮像される内視鏡の視野シボリ径を検知
する検知手段と、前記検知手段により検知された視野シ
ボリ径を基に前記撮像範囲移動手段の移動量を算出する
演算部と、前記変倍光学系移動手段の移動量を算出する
演算部とを持つことを特徴とする内視鏡システム。
【0105】(付記項10の従来技術) 一般に処置具
と内視鏡とがそれぞれ別個に患者の体腔内に挿入され、
体腔内に挿入された処置具の先端部分の画像を内視鏡の
観察視野内に捕らえ、処置具による患部の処置状態を内
視鏡により確認しながらその処置作業を行う内視鏡下の
手術が知られている。
【0106】この種の内視鏡下手術時に作業を効率良く
実施するための装置として、特開平09−028663
公報が開示されている。ここに開示された装置は、内視
鏡の観察像の一部を撮像する撮像手段と、この撮像手段
を内視鏡像に対して移動させる移動手段を備えること
で、内視鏡の観察範囲を変更ができる。また、ズームレ
ンズが内蔵されているので観察像の拡大縮小が実施でき
るものである。
【0107】(付記項10が解決しようとする課題)
特開平09−028663公報に開示されている装置
は、接眼レンズの視野シボリ径(以下マスク円と呼ぶ)
が大きい内視鏡を使用して観察範囲の変更を広い範囲で
実現できるように撮像素子の移動範囲を設定してある。
一方マスク円が小さい内視鏡を使用した場合は、モニタ
ー上の大部分はマスクが映し出されモニター上に撮像さ
れる内視鏡像は小さい。よって、マスク円が小さい内視
鏡を使用している場合に観察範囲を大きく移動すると、
モニター画面上にはマスクのみが映され患者体腔内は映
されず観察が不可能になってしまう。
【0108】また、マスク円が小さい内視鏡は観察像が
暗い場合が多い。一方、ズームにより観察像を拡大する
と観察像は一般に暗くなる。そこで、マスク円が大きい
内視鏡と同じズーム比で観察像を拡大してしまうと観察
像が暗くなり観察に支障をきたすことがある。
【0109】(付記項10の目的) 内視鏡の観察像の
一部を撮像する撮像手段と、この撮像手段を内視鏡像に
対して移動させる移動手段を備えることで、内視鏡の観
察位置を変更でき、内蔵されているズームレンズにより
観察像の拡大縮小が実施できるTVカメラにおいて、接
続された内視鏡のマスク円に応じて観察位置の変更範囲
とズームレンズによる観察像の拡大率を決定する手段を
設けることで内視鏡の像観察を確実に行えるようにす
る。
【0110】(付記項10の課題を解決するための手
段) 患者の体腔内に挿入される内視鏡と、上記内視鏡
の観察像を撮像する撮像手段と、上記観察像の変倍を行
う変倍光学系と、上記撮像手段の撮像範囲を移動させる
撮像範囲移動手段と、上記変倍光学系を移動させる変倍
光学系移動手段とを備えたTVカメラと、から構成され
る内視鏡システムにおいて、前記撮像手段に撮像される
内視鏡の視野シボリ径を検知する検知手段と、前記検知
手段により検知された視野シボリ径を基に前記撮像範囲
移動手段の移動量を算出する演算部と、前記変倍光学系
移動手段の移動量を算出する演算部を持つ。
【0111】(付記項10の効果) 内視鏡の視野シボ
リの径に基づいてズーム倍率を決定しているので、観察
像の拡大によって観察像が暗くなってしまうことを防止
できる。同様に観察位置変更範囲も視野シボリの径に基
づいて決定しているので、内視鏡像を観察しているTV
モニター上に映し出される視野シボリが観察を妨げるこ
とがない。
【0112】
【発明の効果】本発明によれば、撮像位置が変更された
場合や、観察倍率が変更された場合でも照明範囲を撮像
範囲とほぼ一致させることにより、照明光を乱反射する
物体が視野外にあることで発生する有害光の発生を防い
で適切な観察像を得ることができ、かつ観察位置、倍率
に左右されずに常に鮮明な観察像を得ることができると
ともに、内視鏡の体内挿入部が太くなることを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の内視鏡装置にお
けるシステム全体の概略構成図。
【図2】 第1の実施の形態の内視鏡装置における硬性
鏡の挿入部の先端部分を示す縦断面図。
【図3】 第1の実施の形態の内視鏡装置における硬性
鏡の挿入部の先端面を示す正面図。
【図4】 第1の実施の形態の内視鏡装置における低倍
時の観察範囲と照明光分割光学系の各照明集光レンズか
らの照明光の照明範囲の分布状態を説明するための説明
図。
【図5】 第1の実施の形態の内視鏡装置におけるライ
トガイドポストとライトガイドケーブルとの接続部の内
部構成を示す縦断面図。
【図6】 (A)は図5のA−A線断面図、(B)は図
5のB−B線断面図。
【図7】 本発明の第2の実施の形態の内視鏡装置にお
ける硬性鏡の挿入部の先端部分を示す縦断面図。
【図8】 (A)は第2の実施の形態の内視鏡装置にお
ける硬性鏡の挿入部の先端面を示す正面図、(B)は図
7のC−C線断面図。
【図9】 第2の実施の形態の内視鏡装置における照明
光の照明範囲の分布状態を説明するための説明図。
【図10】 本発明の第3の実施の形態の内視鏡装置に
おけるシステム全体の概略構成図。
【図11】 第3の実施の形態の内視鏡装置における硬
性鏡の液晶シャッターの駆動状態を示すもので、(A)
は光学的フレア絞りの径となる駆動状態を示す平面図、
(B)は小さな開口部となる駆動状態を示す平面図、
(C)はズームレンズにより観察像を拡大した状態で観
察位置を移動する場合に最適な開口となる駆動状態を示
す平面図。
【図12】 本発明の第4の実施の形態の内視鏡装置に
おけるシステム全体の概略構成図。
【符号の説明】
1 硬性鏡(内視鏡) 6 カメラヘッド(テレビカメラ) 7 撮像素子内蔵部(撮像手段) 8 ズームレンズ(変倍手段) 9 撮像素子移動機構(撮像範囲移動手段) 15 光源装置 24 照明光分割光学系 30 照射範囲変更板(分割照明光選択手段)
フロントページの続き Fターム(参考) 2H040 BA03 BA04 BA12 CA11 CA12 CA22 DA02 DA12 DA17 DA42 GA01 4C061 AA00 BB02 CC06 DD01 FF40 FF47 JJ06 LL03 MM00 NN01 NN05 PP09 PP12 QQ09 RR06 RR12 RR15 RR18 RR26 WW20 XX01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者の体腔内に挿入して観察部位を観察
    する内視鏡と、 前記体腔内の観察部位を照明するための照明光を供給す
    る光源装置と、 前記内視鏡の観察像を撮像する撮像手段および前記観察
    像の変倍を行なう変倍手段を内蔵し、かつ前記撮像手段
    の撮像範囲を移動させる撮像範囲移動手段を備えたテレ
    ビカメラとを有する内視鏡装置において、 前記光源装置から導光される照明光を分割する照明光分
    割光学系と、 前記撮像範囲移動手段と前記変倍手段とによって選択さ
    れた撮像範囲の位置と変倍倍率に応じて、前記照明光分
    割光学系で分割された照明光を選択することによって照
    明光の照明位置及びその範囲を可変する分割照明光選択
    手段とを具備したことを特徴とする内視鏡装置。
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