JP2001161446A - テーブル - Google Patents

テーブル

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JP2001161446A
JP2001161446A JP34500199A JP34500199A JP2001161446A JP 2001161446 A JP2001161446 A JP 2001161446A JP 34500199 A JP34500199 A JP 34500199A JP 34500199 A JP34500199 A JP 34500199A JP 2001161446 A JP2001161446 A JP 2001161446A
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智一 村上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】支持体に支持させた天板が使用位置と待機位置
との間で起倒動作するようにしたフラップ式のテーブル
において、天板と支持体との間の隙間を常に隠して指等
の挟み込みを防止しつつ外観の向上をも図ることができ
るものを提供する。 【解決手段】支持体2にその内部を開放する開口部24
を設けるとともに、支持体2と天板3との間に指挟み防
止部材6、7を設け、天板3が待機位置Qから使用位置
Pまで移動する過程で支持体2と天板3との間に生じる
隙間Sを指挟み防止部材6、7によって連続的に隠すよ
うにするとともに、使用位置Pで指挟み防止部材6が開
口部24を通じて支持体2の内部に収容されるようにテ
ーブル1を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるフラップ
式のテーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のフラップ式のテーブルは、支持
体に支持された天板が使用位置と待機位置との間で起倒
動作する過程で、天板と支持体との間に隙間が生じるた
め、この隙間に指や衣服等を挟む危険性がある。そこで
従来より、例えば支持体又は天板に、指挟み防止部材を
取り付けたり、テレスコープ状に伸縮可能なカバー部材
を設けるなどして隙間を隠し、指等の挟み込みを防止す
るようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、カバー部材
を支持体や天板に固定しているものであれば、天板を待
機位置に起立させると隙間を完全に隠すことができず、
また、カバー部材が天板の起倒動作に伴って動くもので
あれば、構造が複雑化したりカバー部材と天板や支持体
との間に指等を挟むなどの不具合がある。また、いずれ
のものであっても、隙間を隠すことに主眼が置かれてい
るため、天板の使用位置でカバー部材が外部から見えて
見栄えが悪いという問題もある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
問題に鑑みて、指挟み防止部材を使用位置においては支
持体の内部に収容させることによって、天板と支持体と
の間の隙間を常に隠しつつ外観の向上をも図ったフラッ
プ式のテーブルを構成することとしている。
【0005】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明のテーブルは、
支持体に支持させた天板を、略水平な使用位置と起立し
た待機位置との間で起倒動作し得るようにしたフラップ
式のものであって、支持体にその内部を開放する開口部
を設けるとともに、支持体と天板との間に指挟み防止部
材を設け、天板が待機位置から使用位置まで移動する過
程で支持体と天板との間に生じる隙間を指挟み防止部材
によって連続的に隠すようにするとともに、使用位置で
指挟み防止部材が前記開口部を通じて支持体の内部に収
容されるようにしていることを特徴とする。ここで、指
挟み防止部材の全体が支柱の内部に収容されることが望
ましいが、天板の使用位置において大部分が収容されて
一部が表出していてもよい。
【0006】このような構成のものであれば、天板が起
倒動作する過程で天板と支持体との間の隙間が指挟み防
止部材によって常に隠されることとなるので、隙間に指
や衣服等を挟み込む恐れを解消することができる。しか
も、この指挟み防止部材の全部又は大部分が、天板の使
用位置においては支持体の内部に収容されるため外部か
ら見えることがなく、テーブルの使用状態における外観
を極めて向上することができる。
【0007】このようなものにおいて、天板の起倒動作
に干渉しない隙間の側方を容易に隠すとともに、前方か
らも隙間を確実に隠しておくようにするためには、隙間
を前方から隠す指挟み防止部材を天板に取り付けた前カ
バーとするとともに、隙間を側方から隠す指挟み防止部
材を支持体の上端部に固定して取り付けたサイドカバー
として、前カバーが使用位置で支持体の内部に収容され
るようにしていることが有効である。
【0008】特に、テーブルの起倒動作に伴って拡縮す
る隙間を前方から連続的且つ有効に隠し得るようにする
ためには、前カバーの上端部を天板に取り付けるととも
に下端部を前記開口部を通じて支持体の内部に位置づけ
て、天板の起倒動作に伴って指挟み防止部材が支持体の
内部を上下動作し得るようにしていることが望ましい。
この場合、サイドカバーの大きさは、待機位置において
最大となる隙間の大きさよりも大きく設定しておくと、
隙間を側方からも略完全に隠すことができる。
【0009】また、前カバーの好ましい構成としては、
天板に取付角度変更可能に取り付けて、上端部が、天板
の起倒動作に伴って上下動作する過程で支持体の開口部
の前縁部よりも常に前方に位置するようにしているもの
が挙げられる。このようにすることで、前カバーは、天
板が起倒動作する際に支持体の開口部よりも前方にある
上端部を中心にして下端部側が支持体内部で回転しつつ
その取付角度を変更しながら開口部の前縁部乃至支持体
の内面に沿って上下動作するため、前カバーと支持体と
の間にも隙間が生じることがなく、安全性がより高まる
こととなる。
【0010】前カバーを容易に取付角度を変更可能とす
る具体的構成としては、前カバーの上端部に弾性変形可
能なヒンジ部を形成し、ヒンジ部の弾性変形によってヒ
ンジ部の取付角度が変更可能となるようにしているもの
が挙げられる。この場合、有効なヒンジ部を容易に形成
するとともに、下端部側が常に支持体の開口部の前縁部
乃至支持体の内面に接触して支持体と前カバーとの間を
略完全に隙間が生じないようにするようにするために
は、前カバーの上端部の一部を屈曲させてヒンジ部を形
成するとともに、ヒンジ部の下端から下方に略一直線状
に延びる板状部を形成し、これらヒンジ部と板状部とを
合成樹脂一体成形により形成していることが望ましい。
【0011】また、テーブルの外側方と内側方の両方か
ら隙間に指等を詰めないようにするためには、サイドカ
バーが、外側方から隙間を隠す外カバー部と、内側方か
ら隙間を隠す内カバー部と具備していることが好まし
い。この場合、使用位置において支持体の内部に収容さ
れた前カバーをサイドカバーによって側方から有効に隠
し得るようにするためには、外カバー部と内カバー部と
の間に、支持体の内部を上方に開放し開口部と通じる挿
入孔を設け、その挿入孔に前カバーを挿入するようにし
ていることが有効である。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。図1に示すこの実施例は、左右一対の支持体
2に回転可能に支持させた天板3を、略水平な使用位置
Pと支持体2の後方に沿って起立する待機位置Qとの間
で起倒動作し得るいわゆるフラップ式のテーブル1であ
る。このテーブル1は、天板3の起倒動作に伴って待機
位置Qでは天板3と共に支持体2の後方に沿って起立し
使用位置Pでは天板3の後端部側において下肢空間を隠
蔽する移動可能な幕板4と、天板3の起倒動作の際に支
持体との間に生じる隙間Sを隠す指挟み防止部材たる前
カバー6及びサイドカバー7とを備えている。
【0013】支持体2は、図1に示すように、床上に配
置され前後方向に延びるベース21と、このベース21
から前傾する姿勢で起立する角パイプ状の支柱23と、
左右の支柱23間を連結する横桟22とを具備してなる
もので、支柱23の上端23aにその内部を上方に開放
する開口部24を設定している。なお、ベース21の下
向面には適宜キャスタ21aやアジャスタ21bを取り
付けてテーブル1を移動可能に支持させている。また支
柱23には、図1〜図5に示すように、その内部に下端
部側を位置づけて鍵爪状をなす上端部側を前記開口部2
4から突出させた第1の関連部材51を取り付けてい
る。そして、この第1の関連部材51の上端部には、天
板3を回転可能に支持する支持部51aを設定してい
る。さらに、第1の関連部材51の上向面と前向面に
は、それぞれ天板3の待機位置Qと使用位置Pにおいて
後述する第2の関連部材52と係り合う第1凹部51b
と第2凹部51cとを設けている。
【0014】天板3は、図1〜図5に示すように、使用
面を構成し板状をなす天板本体31と、天板本体31の
下面に固定して取り付けた左右一対の天板受け32とか
らなるものである。天板受け32は、板金素材を遡性変
形することにより天板本体31の反使用面と略平行する
上壁32aと、上壁32aの左右の縁部を下方に屈曲し
た側壁32bとを形成したもので、各支柱23の上方に
配置している。そして、上壁32aを下方から天板3に
ネジ止めするなどして天板3に取り付けている。さら
に、天板受け32は、各壁32a、32bに囲まれて下
向きに開口する内側空間32sに前記第1の関連部材5
1の上端部を収容し、前記支持部51aに支持軸51n
を介して両側壁32bを取り付けることで支柱23に対
して回転するようにしている。また、前記内側空間32
sには、天板3の待機位置Qと使用位置Pとにおいて第
1の関連部材51と係り合う勾玉状をなす第2の関連部
材52を回転可能に取り付けている。この第2の関連部
材52は、基端部52aを左右の天板受け32に亘って
延びる回転軸52nに回転可能に取り付けたもので、天
板受け32の外側方において側壁32bを貫通して天板
本体31の側縁部に略沿う位置まで延びる回転軸52n
の左右の端部には、第2の関連部材52を回転操作する
ための操作レバー53を取り付けている。なお、操作レ
バー53は、バネ54によって、第2の関連部材52の
先端部52bが天板本体31に近づく方向に力を付与さ
れている。これら第2の関連部材52、回転軸52n及
び操作レバー53は、前記第1の関連部材51とともに
天板3を待機位置Qと使用位置Pとにロックするロック
手段5をなすものである。なお、本実施例では上述した
ロック手段5を、左右の支柱23及び天板受け32の両
方に設けており、左右のうち一方の操作レバー53に操
作力を入力すると、回転軸52nを通じて反対側のロッ
ク手段が連動するようにしている。
【0015】すなわち、待機位置Qでは、第1の関連部
材51の第1凹部51bに第2の関連部材52の先端部
52bを係り合わせることで、天板本体31を支柱23
と略同じ角度で前傾して起立する姿勢にロックし、その
状態で操作レバー53を回転軸52nを中心にして天板
本体31に近づける方向に回転することで第2の関連部
材52が天板本体31から離れる方向に回転し、第1凹
部51bとの係り合いが解除されることとなる。その位
置から第2の関連部材52の先端部52bが第1の関連
部材51の第2凹部51cと係り合う位置まで天板本体
31を前記回転軸52nを中心にして前方に回転する
と、天板3が略水平な使用位置Pにロックされることと
なる。天板3を使用位置Pから待機位置Qに移動する際
には、上述した操作を逆に行う。なお、この天板3の起
倒動作に伴って、前記幕板4が、待機位置Qでは支柱2
3と天板本体31との間のスペースに支柱23と略同じ
前傾姿勢で収納され、使用位置Pでは天板本体31の後
端部側で起立し後方から天板本体31の下肢空間を隠す
べく移動するように、リンク機構を構成する第1及び第
2のリンク要素4a、4bを、幕板4と天板受け32及
び支柱23との間に設けている。
【0016】しかして、このような天板3の回転による
起倒動作によって、天板3が待機位置Qから使用位置P
まで移動する際に、図1〜図6に示すように、天板受け
32と支柱23との間には前方及び左右両側方に開放さ
れ漸次縮小する隙間Sが生じることとなる。そこで、本
実施例では、指挟み防止部材によって隙間Sを隠すこと
とし、その隙間Sを前方から隠す指挟み防止部材を前カ
バー6とし、左右両側方から隠す指挟み防止部材をサイ
ドカバー7としている。
【0017】ます、サイドカバー7は、支柱23の上端
23aの開口部24に位置づけて固定して設けたもの
で、支柱23の内面23bに上方から嵌まり合い平面視
ロ字形をなす挿入部71と、挿入部71の上方に連続し
て所定の高さ寸法を有し支柱23の開口部24よりもひ
とまわり大きな平面視ロ字形をなす枠部72と、枠部7
2の両側端部に位置づけられ概略円盤状をなす外カバー
部73及び内カバー部74とを、合成樹脂一体成形によ
り形成したものである。外カバー部73及び内カバー部
74は、前記隙間Sの大きさが最大となる天板3の待機
位置Qにおいてその隙間Sを側方から略完全に覆い隠す
程度の大きさを有している。また、挿入部71は枠部7
2の下端部に連続するものであるため、支柱23の内部
が開口部24を通じて上方に開放されることとなり、外
カバー部73と内カバー部74との間におけるその上方
への開口を挿入孔75としている。なお、本実施例で外
カバー部73と内カバー部74とを円盤状にしているの
は、外観の向上を図るという意匠的な理由によるもので
あるため、隙間Sを側方から隠すという機能があればそ
の形状は問われない。また、このサイドカバー7は、支
柱23のキャップとしての機能を兼ねている。
【0018】前カバー6は、合成樹脂一体成形により天
板受け32の内側空間32sの巾寸法よりも小さい巾寸
法及び所定の厚み寸法を有するように形成してなるもの
で、上端部6aに「く」字形に屈曲させその屈曲部分で
弾性変形可能なヒンジ部61を形成し、ヒンジ部61の
下端61aでさらに弾性変形可能に屈曲して下方に略一
直線状に延びる板状部62を形成している。すなわち、
ヒンジ部61は、中間高さ位置と下端61aの2箇所に
屈曲部分を有し、その部分で弾性変形して回転し屈曲角
度が変化することにより前カバー6の取付角度を変更す
るようなヒンジ機能を奏するものである。また、前カバ
ー6の上端部6aには、ヒンジ部61の両側端部から天
板本体31側に向けて略垂直に起立させた取付部63を
形成している。そして、この取付部63を天板受け32
の内側空間32sに位置づけて、取付部63の両側部に
突出させて設けた爪を天板受け32の側壁32bに設け
た貫通孔に係り合わせることによって固定している。な
お、取付部63の天板受け32への取り付けは、ネジ等
の他の手段によるものであってもよい。また、前カバー
6の下端部6bを反天板本体31側に向くように屈曲し
ている。さらに、板状部62の上下方向略中央部には、
その両側端部に沿って天板本体31側に向けて略垂直に
起立する起立片64を形成している。しかして、この前
カバー6は、上述のように上端部6aを天板受け32の
内側空間32sに取り付けるとともに、下端部6bをサ
イドカバー7の挿入孔75に上方から挿入しさらに開口
部24を通じて支柱23の内部に位置づけている。その
際、取付部63を、天板3が待機位置Qに在る状態で第
1の関連部材51に設定した支持部51aよりも前上方
且つ支柱23の開口部24の前縁部よりも前上方に位置
し、さらに天板3が使用位置Pに在る状態で前記支持部
51aよりも前下方且つ前記前縁部よりも前上方に位置
するように、天板受け32に取り付けている。このよう
にすることで、板状部62がヒンジ部61から後下方に
略一直線状に延びることとなる。
【0019】しかして、ロック手段5の操作レバー53
を操作して天板3を待機位置Qから使用位置Pまで支持
軸51nを中心にして回転させると、前カバー6の取付
部63も支持軸51nを中心に回転しながら下方に移動
する。この取付部63の動作に伴って、前カバー6の板
状部62も下方に移動するが、重力が板状部62を前方
に向けて移動させる方向に作用することとなるため、ヒ
ンジ部61の前記2箇所の屈曲部分を弾性変形によりヒ
ンジ作用させてその部位を中心に回転しながら、板状部
62の屈曲させた下端部乃至前向面が、支柱23の内部
の後向面乃至開口部24の前縁部側に位置するサイドカ
バー7の挿入部71及び枠部72の後向面に順次接して
下方へと移動することとなる。その結果、待機位置Qか
ら使用位置Pまでの過程で、前カバー6が支柱23乃至
サイドカバー7との間に隙間Sを生じないように支柱2
3の内部に収容される。なお、板状部62とサイドカバ
ー7の外カバー部73及び内カバー部74との間に生じ
る僅かな隙間Sは、板状部62に設けた起立片64によ
って隠している。
【0020】以上のような構成からなる本実施例のフラ
ップ式のテーブル1は、支持体2を構成する支柱23に
支持された天板3が使用位置Pと待機位置Qとの間で起
倒動作する過程で、天板3の構成要素である天板受け3
2と支柱23との間に生じる隙間Sを連続的に隠す指挟
み防止部材たる前カバー6とサイドカバー7とを支持体
2と天板3との間に設け、さらに使用位置Pでは前カバ
ー6が支持体2の内部に収容されるようにしている。し
たがって、前記隙間Sは、前カバー6及びサイドカバー
7で常に隠されているため、隙間Sに位置する機構部品
等が外部から見えず、また、指や衣服等を挟み込むなど
の危険がない安全なテーブル1を構成することができ
る。さらに、この前カバー6を天板3の使用位置Pで角
パイプ状の支柱23の内部に上端23aの開口部24を
通じて収容することで積極的に隠すようにしているた
め、使用状態におけるテーブル1の見栄えを向上するこ
とも可能である。
【0021】特に、上述したように、指挟み防止部材を
前カバー6とサイドカバー7とに分け、天板3の起倒動
作に影響されない隙間Sの側方はサイドカバー7を支持
体2の上端部に固定することで簡単に隠し、前カバー6
を天板受け32に取り付けて支柱23の内部に収容する
ことで天板3の起倒動作の障害とならないようにしなが
ら隙間Sを前方から隠すようにしているので、いずれの
方向からも確実に隙間Sを隠すことができる。
【0022】さらに、前カバー6の上端部6aを天板受
け32に取り付けて、下端部6bを支柱23の内部に位
置づけることによって、天板3の起倒動作に伴って前カ
バー6が支柱23の内部を上下動作するようにしている
ので、天板3の起倒動作によって拡縮する隙間Sを確実
に隠すことができる。また、このような前カバー6の上
端部6aを、天板受け32に対して回転することにより
取付角度変更可能に取り付けるとともに、天板3の起倒
動作と共に回転しながら上下動作する際に支柱23の開
口部24の前縁部よりも常に前方に位置するようにして
いるので、前カバー6の下端部6b側は常に支柱23の
内部で開口部24の前縁部に沿って上下動作することと
なるので、前カバー6と支持体2との間にも隙間Sが生
じず、安全性をさらに有効に高めることができる。特
に、前カバー6の天板受け32に対する回転による取付
角度変更は、前カバー6の上端部6aに形成した弾性変
形可能なヒンジ部61における弾性変形を利用したヒン
ジ作用によるものであるので、前カバー6を容易に回転
動作させることができる。さらに、この前カバー6は合
成樹脂一体成形により形成したものであり、前記ヒンジ
部61を上端部6aの一部を屈曲させて形成するととも
に、下端部6b側をヒンジ部61の下端61aから後下
方に略一直線状に延びる板状部62としているため、前
カバー6を容易に製造できるのみならず、極めて簡単で
有効なヒンジ部61も容易に形成することができ、さら
には板状部62を前カバー6の上下動作に際して常に支
持体2の開口部24の前縁部乃至支持体2の内面23b
に接触させて、前カバー6と支柱23や天板3との間に
隙間Sができることを防止することが可能である。
【0023】また、サイドカバー7は、外側方及び内側
方から隙間Sを隠す外カバー部73と内カバー部74と
を具備しているので、天板本体31及び指挟み防止部材
と共に前後左右から隙間Sを隠して極めて有効に指等の
挟み込みの防止を図ることができる。さらに、その外カ
バー部73と内カバー部74との間には支柱23の内部
を開放する挿入孔75を設けており、その挿入孔75に
前カバー6を挿入するようにしているので、天板3の使
用位置Pにおいて支持体2の開口部24から天板受け3
2に向けて上方に突出する前カバー6を両カバー部によ
って略完全に隠すことができ、さらなる外観の向上を図
ることができる。
【0024】なお、本発明は上記実施例に限られない。
例えば、前カバーを一体成形によるものとせず、ヒンジ
部として蝶番等を適用してもよい。また、一つの指挟み
防止部材が、単独で隙間を前方及び側方から隠し、天板
の起倒動作によって支持体の内部に収容されるようなも
のであれば、前カバーとサイドカバーとに分ける必要は
ない。その他、各部の具体的構成についても、上記実施
例に限られず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。すなわ
ち、本発明のテーブルは、支持体に天板を使用位置と待
機位置との間で起倒動作し得るようにしたものであっ
て、天板の起倒動作の過程で支持体との間に生じる隙間
を連続的に隠す指挟み防止部材を、支持体と天板との間
に設けるとともに使用位置では支持体の内部に収容する
ように構成している。したがって、天板が起倒動作する
間に生じる前記隙間は、指挟み防止部材によって常に隠
されているため、その隙間に指や衣服等を挟み込むなど
の危険性を解消し安全性を高めることができるだけでな
く、この指挟み防止部材を天板の使用位置で支持体の内
部に収容することで積極的に隠すようにして、テーブル
の使用状態における見栄えを良くし外観の向上を図るこ
とも可能である。
【0026】特に、隙間を前方及び側方から隠す指挟み
防止部材をそれぞれ前カバー及びサイドカバーとし、天
板の起倒動作に影響されないサイドカバーを支持体の上
端部に固定するとともに、前カバーを天板に取り付けて
使用位置で支持体の内部に収容されるようにすれば、指
挟み防止部材が天板の起倒動作の邪魔になることがな
く、またいずれの方向からも確実に隙間を隠すこととな
るので、安全性をより高めることができる。
【0027】さらに、前カバーの上端部を天板に取り付
け、下端部を支持体の内部を開放する開口部を通じて支
持体の内部に位置づけることによって、天板の起倒動作
の際に前カバーが支持体の内部を上下動作するようにし
ている場合には、天板の起倒動作に伴って拡縮する隙間
を常に確実に隠しておくことができる。また、前カバー
を、天板に対して取付角度変更可能に取り付けるととも
に、その天板に取り付けた上端部が、天板の起倒動作と
共に上下動作する際に支持体の開口部の前縁部よりも常
に前方に位置するように構成すれば、天板の起倒動作に
伴って前カバーが、上端部を中心にして下端部側が支持
体内部で回転しながらその取付角度を変更しつつ開口部
の前縁部に沿って上下動作することとなるので、動作の
過程で前カバーと支持体との間にも隙間を生じさせず、
安全性をさらに高めることができる。
【0028】この場合、前カバーの上端部に弾性変形可
能なヒンジ部を形成することにより、そのヒンジ部の弾
性変形によって前カバーが天板に対して取付角度を変更
し得るようにしている場合には、前カバーの取付角度変
更を簡単な構成で行うことができる。具体的に、この前
カバーを合成樹脂一体成形によりなるものとし、上端部
を屈曲させてヒンジ部を形成するとともに、そのヒンジ
部の下端から下方に略一直線状に延びる板状部を形成し
ている場合には、極めて簡単且つ有効なヒンジ部を容易
に形成することができるうえに、上下動作に際して下端
部側を常に支持体の開口部の前縁部乃至支持体の内面に
接触させて前カバーと支持体や天板との間に隙間が生じ
ないようにすることもでき、さらには前カバーの製造も
容易なものとすることができる。
【0029】また、サイドカバーが、外側方及び内側方
から隙間を隠す外カバー部及び内カバー部の両方を具備
するものである場合には、指挟み防止部材とも相まって
前方及び左右から隙間を隠して指等の挟み込みの防止を
極めて有効なものとすることができる。さらに、その外
カバー部と内カバー部との間に支持体の内部を上方に開
放する挿入孔を設けて、その挿入孔に前カバーを挿入す
るように構成すれば、使用位置において支持体の内部に
収容された前カバーを両カバー部によって略完全に隠す
ことが可能となり、外観の向上を有効に図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】同実施例の天板を待機位置に位置づけた状態を
一部省略して示す左側面図。
【図3】同正面図。
【図4】同実施例の天板を使用位置に位置づけた状態を
一部省略して示す左側面図。
【図5】同正面図。
【図6】同実施例の天板を待機位置に位置づけた状態の
要部を拡大して示す斜視図。
【符号の説明】
1…テーブル 2…支持体 3…天板 6…指挟み防止部材(前カバー) 6a…上端部 6b…下端部 7…指挟み防止部材(サイドカバー) 24…開口部 61…ヒンジ部 62…板状部 73…外カバー部 74…内カバー部 75…挿入孔 P…使用位置 Q…待機位置 S…隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松崎 克弥 大阪市東成区大今里南6丁目1番1号 コ クヨ株式会社内 Fターム(参考) 3B053 GA05 GB01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体に支持させた天板を、略水平な使用
    位置と起立した待機位置との間で起倒動作し得るように
    したものにおいて、 支持体にその内部を開放する開口部を設けるとともに、
    支持体と天板との間に指挟み防止部材を設け、天板が待
    機位置から使用位置まで移動する過程で支持体と天板と
    の間に生じる隙間を指挟み防止部材によって連続的に隠
    すようにするとともに、使用位置で指挟み防止部材が前
    記開口部を通じて支持体の内部に収容されるようにして
    いることを特徴とするテーブル。
  2. 【請求項2】隙間を前方から隠す指挟み防止部材を天板
    に取り付けた前カバーとするとともに、隙間を側方から
    隠す指挟み防止部材を支持体の上端部に取り付けたサイ
    ドカバーとして、前カバーが使用位置で支持体の内部に
    収容されるようにしていることを特徴とする請求項1記
    載のテーブル。
  3. 【請求項3】前カバーの上端部を天板に取り付けるとと
    もに下端部を前記開口部を通じて支持体の内部に位置づ
    けて、天板の起倒動作に伴って前カバーが支持体の内部
    を上下動作し得るようにしていることを特徴とする請求
    項2記載のテーブル。
  4. 【請求項4】前カバーを天板に取付角度変更可能に取り
    付けて、前カバーの上端部が、天板の起倒動作に伴って
    上下動作する過程で支持体の開口部の前縁部よりも常に
    前方に位置するようにしていることを特徴とする請求項
    3記載のテーブル。
  5. 【請求項5】前カバーの上端部に弾性変形可能なヒンジ
    部を形成し、ヒンジ部の弾性変形によって前カバー部の
    取付角度が変更可能となるようにしていることを特徴と
    する請求項4記載のテーブル。
  6. 【請求項6】前カバーの上端部の一部を屈曲させてヒン
    ジ部を形成するとともに、ヒンジ部の下端から下方に略
    一直線状に延びる板状部を形成し、これらヒンジ部と板
    状部とを合成樹脂一体成形により形成していることを特
    徴とする請求項5記載のテーブル。
  7. 【請求項7】サイドカバーが、外側方から隙間を隠す外
    カバー部と、内側方から隙間を隠す内カバー部と具備し
    ていることを特徴とする請求項3、4、5又は6記載の
    テーブル。
  8. 【請求項8】外カバー部と内カバー部との間に、支持体
    の内部を上方に開放し開口部と通じる挿入孔を設け、そ
    の挿入孔に前カバーを挿入するようにしていることを特
    徴とする請求項7記載のテーブル。
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