JP2001160901A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
ことができる画像処理装置を提供する。 【解決手段】 画像処理装置は近傍の画素から拡散され
た補正値FBを入力し、処理対象となっている画素のし
きい値th1,th2の補正を行なうことで、修正しき
い値Mod th1,Mod th2とする。その後、
修正しきい値を用いたしきい値処理がしきい値処理部1
05により行なわれる。そして、しきい値処理の結果の
誤差が補正値FBとして算出され、近傍の画素へ拡散さ
れる。このとき、入力値が0.5以上のときにのみ反転
部101,113により近傍の画素からの補正値FBお
よび近傍の画素への補正値FBに−1を掛け合わせる。
このような処理を行なうことにより、ドットの遅延が防
止され、擬似輪郭の発生が防止される。
Description
し、特に擬似輪郭の発生を抑えることができる画像処理
装置に関する。
ベルを示す入力信号を、その所定の階調数より少ない階
調数の信号に変換する画像処理装置が知られている。ま
た、階調を低減させた場合においても入力信号の濃度レ
ベルを全体として再現するための手法として、誤差拡散
法が知られている。
置の構成を示すブロック図である。図を参照して、画像
処理装置は、処理対象となる多階調の画像から画素値
(入力信号)を1つずつ入力する入力部801と、入力
された画素値から誤差を減算する減算器803と、減算
器803の出力をしきい値処理するしきい値処理部80
7と、しきい値処理結果を出力する出力部809と、し
きい値処理結果から減算器803の出力を減算すること
で誤差を算出する減算器811とから構成される。
492号において、しきい値と出力値との差を近傍の画
素の処理に用いるしきい値に拡散させるしきい値拡散法
について提案している。
装置の構成を示すブロック図である。
となる画像データの画素値を入力する入力部901と、
画素値にしきい値処理を行なうしきい値処理部903
と、しきい値処理結果を出力する出力部905と、初期
しきい値Th(x)を出力する初期しきい値発生部91
3と、初期しきい値発生部913の値からしきい値の補
正値を減算する減算器915と、しきい値処理結果を反
転させる反転部907と、反転部907の出力から減算
器915の出力を減算することでしきい値の補正値を出
力する減算器909と、減算器909の出力に係数βを
掛け合わせるβ乗算部911とから構成される。
おいては、しきい値の補正値が周辺画素の処理に用いる
しきい値に拡散される。
像処理装置により、多階調の画像の階調を2値化する
(ドットを出力する/しないの2つの状態で画像を表現
する)こともできるし、しきい値を複数用いることによ
り3値化以上の階調にする(ドットの大小などにより3
つ以上の状態で画像を表現する)こともできる。
などを採用したフィードバック系のデジタルハーフトー
ニング技術においては、ドットの切換わり部で図10に
示されるような擬似輪郭が発生するという問題があっ
た。擬似輪郭とは、図10の右側の拡大図に示されるよ
うに特定のドット(図10では灰色で示したドット1)
だけが必要以上に連続して発生する現象のことである。
からなかったため、その対策としてもっぱら外乱を加え
ることにより擬似輪郭を目立たなくさせることが行なわ
れていた。
ことができる画像処理装置を提供することを目的として
いる。
似輪郭の発生の原因を究明し、擬似輪郭の発生を防ぐこ
とができる画像処理装置を発明した。まず、擬似輪郭発
生の原因について説明する。
する、しきい値拡散法を採用した画像処理装置の構成を
示すブロック図である。ここでは、2種類のドットを用
いて入力画像を3値化する場合を例にとり説明する。す
なわち、濃いドットであるドット2と薄いドットである
ドット1とドットなし(ドット0)の3つの状態により
画像を再現するものである。
数値からなる1つの画素の濃度レベル(多値)を入力値
として入力し、ドット0,1,2のいずれかを出力す
る。
るかの判別が行なわれ、それぞれの範囲において2値化
が行なわれる。ここでは、範囲を0〜0.5(範囲a)
と、0.5〜1(範囲b)との2つとしている。すなわ
ち、入力値が0〜0.5の範囲aにあるときには、ドッ
ト0またはドット1のいずれかが出力され、入力値が
0.5〜1の範囲bにあるときには、ドット1またはド
ット2のいずれかが出力される。このようにして、画像
の再現が行なわれる。
装置は、減算器103,109と、しきい値処理部10
5と、反転部107と、β乗算部111とから構成され
ている。減算器103は、初期しきい値th1,th2
(th1は範囲aに属し、th2は範囲bに属する)か
らその近傍の画素のしきい値の補正値FB(補正値また
はフィードバック値ともいう)を減算して修正しきい値
Mod th1,Mod th2とする。
103の出力(修正しきい値)とを比較する。そして、
入力値<Mod th1であれば0を、Mod th1
≦入力値<Mod th2であれば0.5を、入力値≧
Mod th2であれば1を出力する。しきい値処理部
105の出力が0であれば、ドット0が出力される。し
きい値処理部105の出力が0.5であればドット1が
出力され、しきい値処理部105の出力が1であればド
ット2が出力される。
部107により反転させられる。すなわち入力値が範囲
aに属する場合において、しきい値処理部105の出力
結果が0であれば0.5が、0.5であれば0が反転部
より出力される。また、入力値が範囲bに属する場合に
おいて、しきい値処理部105の出力結果が0.5であ
れば0.5が、1であれば0が反転部より出力される。
減算器109により、反転部107の出力から入力値が
範囲aに属すればMod th1が、入力値が範囲bに
属すればMod th2が減算される。減算器109の
出力に係数βが掛け合わされ、当該画素のしきい値の補
正値FBとされる。
出力されるドットの密度との関係を示す図である。入力
が0→0.5となる範囲において、ドット1の密度は0
→1へと上昇する。入力が0.5→1となる範囲におい
て、ドット1の密度は1→0へと減少し、代わりにドッ
ト2の密度が0→1へと上昇する。これにより、画像全
体としてはで示されるように、入力と出力との間に比
例関係が成立することになる。
装置を図13のように構成することも可能である。
値がどの範囲に属するかの判別を行なう判別部201
と、入力値が所定の範囲内となるように入力値の正規化
を行なう正規化部203と、修正しきい値Mthに基づ
いてしきい値処理を行なうしきい値処理部205と、判
別部201による判別結果としきい値処理結果とから出
力するドットの割当を行なう割当部207と、しきい値
処理結果を反転させる反転処理部209と、反転処理部
209の出力から修正しきい値Mthを減算する減算器
211と、減算器211の出力結果を記憶する補正値メ
モリ215と、補正値メモリ215の出力に係数βを掛
け合わせるβ乗算部217と、初期しきい値thを発生
させる初期しきい値発生部220と、初期しきい値th
からβ乗算部217の出力を減算し、修正しきい値Mt
hとする減算器222とから構成される。
input≦1の範囲をとるものとし、出力として、0
(ドットなし)、out1(=0.5)、out2(=
1)の3つの状態のいずれかを出力するものとする。
あれば、入力値が範囲aに属するものと判別し、out
1≦input≦out2であれば、入力値が範囲bに
属するものと判別する。
力を受けて入力値が範囲aに属するときには、Rin=
input/out1の値を出力する。一方、入力値が
範囲bに属するときには、Rin=(input−ou
t1)/(out2−out1)の値を出力する。
しきい値Mthとを比較し、Rin≦Mthであれば
「0」を出力し、Rin>Mthであれば「1」を出力
する。
きい値処理結果とに基づき、入力値が範囲aに属し、し
きい値処理結果が「0」であれば「0」を出力する。ま
た、入力値が範囲aに属し、しきい値処理結果が「1」
であればout1を出力する。入力値が範囲bに属し、
しきい値処理結果が「0」であればout1を出力す
る。入力値が範囲bに属し、しきい値処理結果が「1」
であればout2を出力する。
「0」であれば「1」を、しきい値処理結果が「1」で
あれば「0」を出力する。
1および12と同様に入力値が0〜1であり、それを3
値化する場合を例に挙げて説明しているが、判別部20
1において判別する範囲をさらに増やすことにより4値
化以上の画像処理を行なうことも可能である。
動作について説明する。図14(1)に示されるように
入力値は0〜1の範囲内に属する。ここで、入力値が0
以上0.5未満である場合には、その入力値は範囲aに
属すると判別部201により判別され、入力値が0.5
以上1以下であるときには範囲bに属すると判別され
る。入力値が範囲aに属する場合には、図14(2)に
示されるように入力値は0〜1の範囲となるように正規
化される。一方、入力値が範囲bに属する場合には、図
14(3)に示されるように入力値は0〜1の範囲とな
るように正規化される。そして、範囲aにおいても範囲
bにおいても、修正しきい値Mthでしきい値処理部2
07によりしきい値処理が行なわれる。そして、範囲a
においては正規化された入力値が修正しきい値Mth以
下である場合にはドットを出力しない(ドット0)とさ
れ、修正しきい値Mthを超える場合にはドット1(o
ut1)が出力される。
値が修正しきい値Mth以下である場合にドット1(o
ut1)が出力され、修正しきい値Mthを超える場合
にドット2(out2)が出力される。このようにし
て、図13においても図11および12に示される処理
と同様の処理を行なうことができる。
はフィードバック値)FBが拡散される状態を示す図で
ある。図中の(1)を参照して、入力値が0〜1の値を
とり得る場合を想定する。そして、入力値が0〜0.5
の範囲(範囲a)にあるとき、初期しきい値0.25で
ドット0(ドットなし)とするかドット1とするかが決
定される。一方、入力値が0.5〜1の範囲(範囲b)
にあるとき、初期しきい値0.75でドット1とするか
ドット2とするかが決定される。
一定であったとすると、最初の画素の処理(1)におい
ては、入力値が範囲aにおいて初期しきい値0.25と
比較される。そして、入力値>初期しきい値であるた
め、ドット1が出力される。しきい値処理の結果に基づ
き補正値FBが算出され、周辺画素に拡散される。
は、初期しきい値から補正値FBを引いた値(修正しき
い値)と入力値とが比較される。図15の処理において
は、(1)〜(4)の処理によって補正値FBが蓄積さ
れていき、(4)の処理において入力値が修正しきい値
を下回っている。このため、(1)〜(3)の処理では
ドット1が出力され、(4)の処理ではドット0(ドッ
トなし)の出力が行なわれることになる。
になるため、(5)の処理において再度、入力値が修正
しきい値を超えることになり、ドット1が出力される。
そして(2)以降の処理と同様の処理が行なわれる。こ
のようにして、修正しきい値は、入力値0.45付近で
揺れ動くことになる。
5(ドットなしが10%、ドット1が90%)から0.
55(ドット1が90%、ドット2が10%)に変化し
たときについて考察する。
が0.45のとき既に補正値FBが蓄積されていたもの
とする。ここで、(2)に示されるように入力値が0.
55へ変化したのであれば、補正値FBも引き継がれる
ことになる。
いて蓄積されていた補正値FBが解消されて入力値0.
55が修正しきい値を超えるまで((6)の処理まで)
ドット1が出力され続けることになる。
間が比較的長く(ドットの遅延が生じ)、これが擬似輪
郭を引き起こす原因となっていたのである。入力値が
0.55の場合、ドット1が90%でドット2が10%
の割合で混じるのが通常であるため、本来なら1画素目
もしくは2画素目にドット2が出ることが必要である。
手段を採用することで擬似輪郭の発生を防ぐことができ
る画像処理装置を提供することにしている。
像処理装置は、所定の階調数で各画素の濃度レベルを示
す入力信号を、所定の階調数より少ない階調数の信号に
変換する画像処理装置であって、入力信号の濃度レベル
が第1の範囲内にあるときに、入力信号を第1のしきい
値と比較して第1階調あるいは第2階調の信号を出力す
る第1の出力手段と、入力信号の濃度レベルが第1の範
囲に続く第2の範囲内にあるときに、入力信号を第2の
しきい値と比較して第2階調あるいは第3階調の信号を
出力する第2の出力手段と、入力信号の濃度レベルに応
じて第1および第2の出力手段のいずれを使用するかを
画素ごとに判別して切換える切換手段と、第1または第
2の出力手段で比較に用いられたしきい値と第1または
第2の出力手段から出力された信号との差に基づいて、
引続く画素の処理に用いられるしきい値を補正する補正
値を算出して補正を行なう補正手段と、第1の出力手段
から第2の出力手段への切換わり時点、あるいは第2の
出力手段から第1の出力手段への切換わり時点におい
て、補正手段が演算する補正値の算出方法を変更する変
更手段とを備える。
いて補正値の符号を反転させる。好ましくは変更手段
は、入力信号の濃度レベルが第1または第2のしきい値
をまたいで変化したときにおいても補正値の符号を反転
させる。
置は、所定の階調数で各画素の濃度レベルを示す入力信
号を、所定の階調数より少ない階調数の信号に変換する
画像処理装置であって、入力信号の濃度レベルがどの範
囲に属するかを判別する判別手段と、入力信号の濃度レ
ベルが特定の範囲に属する場合に、入力信号の濃度レベ
ルを反転させる反転手段と、入力信号の濃度レベルが所
定の範囲内となるように入力信号の濃度レベルの正規化
を行なう正規化手段と、正規化された濃度レベルをしき
い値と比較し、比較結果を出力する比較手段と、判別手
段による判別結果と、比較手段による比較結果とに基づ
いて、所定の階調数より少ない階調数の信号を出力する
出力手段と、比較手段による比較結果としきい値とに基
づいて、引続く画素の処理に用いられるしきい値を補正
する補正手段とを備える。
処理装置は、所定の階調数で各画素の濃度レベルを示す
入力信号を、所定の階調数より少ない階調数の信号に変
換する画像処理装置であって、しきい値算出の基礎とな
る値を出力する出力手段と、しきい値算出の基礎となる
値に基づいて、少なくとも2つのしきい値を算出するし
きい値算出手段と、算出された少なくとも2つのしきい
値に基づいて、入力信号のしきい値処理を行なうしきい
値処理手段と、しきい値処理手段による処理結果と、し
きい値算出の基礎となる値とに基づいて、引続く画素の
処理に用いられるしきい値算出の基礎となる値を補正す
る補正手段とを備える。
発明の第1の実施の形態における画像処理装置の構成を
示すブロック図である。
像処理装置と基本的な構成を同じにする。図11の装置
と異なる点として、本実施の形態における画像処理装置
は、近傍の画素からの補正値FBの符号を反転させる反
転部101と、β乗算部111の出力の符号を反転させ
る反転部113とを備えている。
力値が0.5以上であるときに、−1を掛ける処理を実
行する。また、入力値が0.5未満であるときには、反
転部101と反転部109とは何もしない。
た時点において、補正値の算出方法が変更される(より
詳しくは、補正値の符号が反転する)。
5〜1ばかりであるとき、補正値をβ乗算部111から
他の画素に送り出すときに補正値FBに−1を掛け、補
正値を取り込むとき反転部101により補正値FBに再
び−1を掛けることになるので、補正値の符号は打ち消
し合って正常にしきい値拡散法による処理が行なわれ
る。また、入力値が0〜0.5ばかりのときは反転部1
01,109は何もしないので、当然にしきい値拡散法
の処理を正常に行なうことができる。また、入力値が
0.5より小さい範囲から大きい範囲に移ったとき(ま
たはその反対のとき)、補正値の符号が反転することに
なる。これにより、ドット発生の遅延に基づく擬似輪郭
の発生を防ぐことができる。
するための図である。図を参照して、(1)の状態にお
いて、入力値が0.45であり、上方向(+方向)の補
正値FBが蓄積されていた場合を想定する。そして、
(2)の状態で入力値が0.5を超えて0.55となっ
たのであれば、反転部101および反転部109により
補正値FBの符号が反転する。これにより、補正値FB
は下方向(−方向)となる。これにより、ドット2がす
ぐに出力されることになる。
0.5未満となった場合も同様である。このような処理
により、ドットの遅延が防がれるため、擬似輪郭の発生
を抑えることができる。
すブロック図である。この装置の反転部101,113
は、ともに入力値が0.25以下のとき、または入力値
が0.5以上0.75以下のとき−1を掛ける処理を実
行する。すなわち、本実施の形態においては入力値が範
囲をまたいで変化したときのみならず、しきい値(初期
しきい値)をまたいで変化したときにおいても補正値F
Bの符号の反転が行なわれる。このように、補正値の反
転を細かく行なうようにすると、入力値がしきい値をま
たいで変化した際に発生するドットの遅延も軽減させる
ことができる。
にも適用可能である。すなわち、2値化処理において
も、入力がしきい値をまたいで変化した際に誤差の符号
を反転することにより、ドットの遅延を防止することが
可能となる。
2の実施の形態における画像処理装置の構成を示すブロ
ック図である。この画像処理装置は、その基本的な構成
を図13に示される画像処理装置と同じにする。ただ
し、本実施の形態においては、画像処理装置に減算器2
11の出力の符号を反転させる反転部213と、β乗算
部217の出力の符号を反転させるための反転部219
とが設けられている。
に、入力値が範囲bに属するときにのみ−1を掛ける処
理を行なう。一方、入力値が範囲aに属するときには反
転部211および反転部219は1を掛ける処理を行な
う。これにより、第1の実施の形態と同様に入力値の属
する範囲が切換わった時点において、補正値の算出方法
が変更されることになる。これにより、第1の実施の形
態と同様に擬似輪郭の発生を防ぐことができる。
3の実施の形態における画像処理装置の構成を示すブロ
ック図である。この実施の形態における画像処理装置の
基本的な構成は、図13に示されるものと同じである。
しかしながら、本実施の形態においては入力値が特定の
範囲に属する場合(具体的には範囲bに属する場合)
に、入力値のレベルを反転させ、かつ正規化を行なう。
また、割当部207においても入力値のレベルを反転さ
せた結果を考慮した割当が行なわれる。
して、入力値が範囲aに属する場合には、図13と同じ
処理が行なわれる。しかしながら、入力値が範囲bに属
するときには、Rin=(input−out2)/
(out1−out2)の値を出力する処理が行なわれ
る。これは、入力値が範囲bに属する場合に、入力値の
レベルを反転させ、かつ正規化を行なう処理である。
しかつしきい値処理結果が「1」である場合にout1
を出力し、入力値が範囲bに属し、しきい値処理結果が
「0」であるときにout2を出力する。
態における画像処理装置において入力値が範囲aに含ま
れる場合(入力値が0〜0.5である場合)、行なわれ
る処理は図14と同様である。しかしながら、入力値が
範囲bに属する場合(0.5〜1である場合)、入力値
のレベルが反転され、正規化が行なわれる。そして、そ
の正規化された値をしきい値処理することにより、正規
化された値が0〜Mthである場合にはドット2が出力
され、正規化された値がMth〜1である場合にはドッ
ト1が出力される。これにより、上述の実施の形態と同
様にドットの遅延を防ぎ、擬似輪郭の発生を防ぐことが
できる。
4の実施の形態における画像処理装置の構成を示すブロ
ック図である。図を参照して、画像処理装置は、入力値
のしきい値処理を行なうしきい値処理部301と、しき
い値処理結果に基づき出力の評価を行なう出力評価部3
03と、出力評価部303の出力から修正しきい値Mt
hを減算する減算器305と、減算器305の出力を一
時記憶する補正値メモリ307と、補正値メモリ307
の出力に係数βを乗算するβ乗算部309と、初期しき
い値thを発生させる初期しきい値発生部311と、初
期しきい値からβ乗算部309の出力を減算する減算器
313と、減算器313の出力(修正しきい値Mth)
に基づきしきい値を算出するしきい値算出部315とか
ら構成される。
Mthをしきい値算出の基礎となる値とし、しきい値算
出部315において修正しきい値Mthに基づいて少な
くとも2つのしきい値を算出する。そして、算出された
少なくとも2つのしきい値に基づいて、しきい値処理部
301により入力値のしきい値処理が行なわれる。
正しきい値Mthとに基づいて、引続く画素の処理に用
いられる修正しきい値Mthが補正される。
しきい値Mthと出力値out1,out2とに基づい
て、以下の式によりしきい値th1,th2を算出す
る。
きには0を出力し、th1<input≦th2であれ
ばout1を出力する。また、th2<input≦t
h3(ここではth3=out2であるものとする)で
あれば、out2を出力する。
0であれば「1」を出力し、しきい値処理結果がout
1であれば「0」を出力し、しきい値処理結果がout
2であれば「1」を出力する。
thの値が増加すると、しきい値th1の値が増加し、
逆にしきい値th2の値は減少するように処理が行なわ
れる。これにより第1〜第3の実施の形態と同様に、入
力値がout1(=0.5)をまたいで変化した場合に
おいても、ドットの遅延が発生することを防ぐことがで
き、擬似輪郭の発生を防止することができる。
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
装置の構成を示すブロック図である。
る。
形例を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
すブロック図である。
を示すブロック図である。
図である。
ある。
ある。
の構成例を示すブロック図である。
置の動作を説明するための図である。
ための図である。
05 しきい値処理部、107 反転部、111 β乗
算部、201 判別部、203 正規化部、205 し
きい値処理部、207 割当部、209 反転処理部、
211 減算器、213 反転部、215 補正値メモ
リ、217 β乗算部、219 反転部、220 初期
しきい値発生部、222 減算器、301 しきい値処
理部、303 出力評価部、305 減算器、307
補正値メモリ、309 β乗算器、311 初期しきい
値発生部、313 減算器、315 しきい値算出部。
Claims (5)
- 【請求項1】 所定の階調数で各画素の濃度レベルを示
す入力信号を、前記所定の階調数より少ない階調数の信
号に変換する画像処理装置であって、 前記入力信号の濃度レベルが第1の範囲内にあるとき
に、前記入力信号を第1のしきい値と比較して第1階調
あるいは第2階調の信号を出力する第1の出力手段と、 前記入力信号の濃度レベルが前記第1の範囲に続く第2
の範囲内にあるときに、前記入力信号を第2のしきい値
と比較して第2階調あるいは第3階調の信号を出力する
第2の出力手段と、 前記入力信号の濃度レベルに応じて前記第1および第2
の出力手段のいずれを使用するかを画素ごとに判別して
切換える切換手段と、 前記第1または第2の出力手段で比較に用いられたしき
い値と前記第1または第2の出力手段から出力された信
号との差に基づいて、引続く画素の処理に用いられるし
きい値を補正する補正値を算出して補正を行なう補正手
段と、 前記第1の出力手段から前記第2の出力手段への切換わ
り時点、あるいは前記第2の出力手段から前記第1の出
力手段への切換わり時点において、前記補正手段が演算
する補正値の算出方法を変更する変更手段とを備えた、
画像処理装置。 - 【請求項2】 前記変更手段は、前記切換わり時点にお
いて前記補正値の符号を反転させる、請求項1に記載の
画像処理装置。 - 【請求項3】 前記変更手段は、前記入力信号の濃度レ
ベルが前記第1または第2のしきい値をまたいで変化し
たときにおいても前記補正値の符号を反転させる、請求
項2に記載の画像処理装置。 - 【請求項4】 所定の階調数で各画素の濃度レベルを示
す入力信号を、前記所定の階調数より少ない階調数の信
号に変換する画像処理装置であって、 前記入力信号の濃度レベルがどの範囲に属するかを判別
する判別手段と、 前記入力信号の濃度レベルが特定の範囲に属する場合
に、前記入力信号の濃度レベルを反転させる反転手段
と、 前記入力信号の濃度レベルが所定の範囲内となるように
前記入力信号の濃度レベルの正規化を行なう正規化手段
と、 前記正規化された濃度レベルをしきい値と比較し、比較
結果を出力する比較手段と、 前記判別手段による判別結果と、前記比較手段による比
較結果とに基づいて、前記所定の階調数より少ない階調
数の信号を出力する出力手段と、 前記比較手段による比較結果と前記しきい値とに基づい
て、引続く画素の処理に用いられるしきい値を補正する
補正手段とを備えた、画像処理装置。 - 【請求項5】 所定の階調数で各画素の濃度レベルを示
す入力信号を、前記所定の階調数より少ない階調数の信
号に変換する画像処理装置であって、 しきい値算出の基礎となる値を出力する出力手段と、 前記しきい値算出の基礎となる値に基づいて、少なくと
も2つのしきい値を算出するしきい値算出手段と、 前記算出された少なくとも2つのしきい値に基づいて、
前記入力信号のしきい値処理を行なうしきい値処理手段
と、 前記しきい値処理手段による処理結果と、前記しきい値
算出の基礎となる値とに基づいて、引続く画素の処理に
用いられるしきい値算出の基礎となる値を補正する補正
手段とを備えた、画像処理装置。
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