JP2001160873A - 画像読取り装置、その制御方法、及びその制御プログラムを格納したコンピュータにより読取り可能な記録媒体 - Google Patents

画像読取り装置、その制御方法、及びその制御プログラムを格納したコンピュータにより読取り可能な記録媒体

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JP2001160873A
JP2001160873A JP34269699A JP34269699A JP2001160873A JP 2001160873 A JP2001160873 A JP 2001160873A JP 34269699 A JP34269699 A JP 34269699A JP 34269699 A JP34269699 A JP 34269699A JP 2001160873 A JP2001160873 A JP 2001160873A
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Yoshiaki Katahira
善昭 片平
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿の複数ページの画像の読取り中でも、操
作入力によって読取りモードを変更可能な画像読取り装
置で、読取りモードの変更に関わる操作性を向上する。 【解決手段】 シートスキャンスタートキーが押された
らコンタクトセンサをシート原稿読取り位置へ移動し
(S603,605)、原稿があれば1枚の搬送を開始
する(S606,607)。読取りタイミングセンサが
原稿を検知したら読取りウェイトフラグがオフ(読取り
モード変更中でない)か判断し(S608,609)、
オフでなければ原稿の搬送を停止しスキャン開始を延期
する(S610)。オフなら読取りモードデータを取得
し(S611)、スキャナに読取りモードを設定する
(S612)。そして原稿の搬送が停止されていたら原
稿の搬送を再開し(S613,614)、1ページのス
キャンを行なう(S615)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿の画像を読取
る画像読取り装置、特に画像の読取りモードを変更可能
な画像読取り装置、その制御方法、及びその制御プログ
ラムを格納したコンピュータにより読取り可能な記録媒
体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿をスキャン(読取り走査)し
て、その画像を読取り、画像データを送信または記録出
力するファクシミリ装置において、装置に設けられた操
作部からの入力に応じて、解像度・濃度・読取りサイズ
等の読取りモードを変更する機能を有するものが知られ
ている。そして、原稿の複数ページのスキャン中(複数
枚の原稿を連続的に搬送しながら1回または複数回ずつ
スキャンするスキャン中、または1枚の原稿を複数回ス
キャンするスキャン中)でも読取りモードを変更できる
ものが知られている。この装置で、原稿の複数ページの
スキャン中に読取りモードを変更した場合で1ページの
スキャン中に読取りモードを変更した場合、変更後の読
取りモードは次の1ページのスキャンから有効になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のファクシミリ装置では、原稿の複数ページ
のスキャン中に操作者が操作部の操作によって読取りモ
ードを変更する場合、読取りモードを変更している間も
スキャンが中断されずに続行される。このため、特にス
キャンの速度が速い場合、操作者は所望のページのスキ
ャンから読取りモードを変更することができず、また、
変更後の読取りモードがどのページのスキャンから有効
になったかわからず、不便であるという問題があった。
【0004】そこで本発明の課題は、ファクシミリ装置
に限らず、原稿の画像を読取る画像読取り装置であっ
て、原稿の複数ページの画像の読取り中でも、操作部か
らの情報の入力によって画像の読取りモードを変更可能
な画像読取り装置において、上述のような問題を解消
し、読取りモードの変更に関わる操作性を向上できるよ
うにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明によれば、原稿の画像を読取る画像読取り装
置であって、操作者が情報を入力するための操作部を有
し、原稿の複数ページの画像の読取り中でも、前記操作
部からの情報の入力によって画像の読取りモードを変更
可能な画像読取り装置、その制御方法、及びその制御プ
ログラムを格納したコンピュータにより読取り可能な記
録媒体において、原稿の1ページの画像の読取りを開始
する直前に読取りモードの変更中であった場合、読取り
モードの変更が終了するまで読取りの開始を延期し、読
取りモードの変更が終了したら、変更後の読取りモード
により読取りを開始するように制御するようにした。
【0006】さらに、前記操作部に、画像の読取りモー
ドを変更する情報を入力するための第1の入力手段と、
読取りモードの変更終了の情報を入力するための第2の
入力手段が設けられるものとして、前記第1の入力手段
による入力があったら読取りモードの変更開始と判断
し、前記第2の入力手段による入力があったら読取りモ
ードの変更終了と判断するようにした。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明の実施形態におけるファク
シミリ装置のハードウェア構成を示すブロック図であ
る。
【0009】図1において、101はCPUであり、C
PUバス119を介して装置の各部にアクセスし、装置
全体を制御する。
【0010】102はCPU101の制御プログラムを
格納するROMであり、本発明に係る画像読取り装置の
制御プログラムを格納したコンピュータにより読取り可
能な記録媒体の実施形態に相当する。ROM102に
は、図8のメモリマップに示すような各工程を行なうた
めの制御プログラムが格納されている。その工程には、
シート原稿のスキャンを行なうシートスキャン工程、ブ
ック原稿のスキャンを行なうブックスキャン工程、スキ
ャンで読取った画像データ又はファクシミリ受信で受信
した画像データをメモリに蓄積するメモリ蓄積工程、画
像データを記録出力する記録出力工程、ファクシミリ送
信工程、ファクシミリ受信工程などがあるが、特に本発
明に係る工程として、後述のように読取りモードの変更
中か否かにより原稿の1ページのスキャンの開始を延期
するか否かを判断するスキャン開始延期判断工程、読取
りモードの変更が終了したか否かにより、延期していた
1ページのスキャンを開始するか否かを判断するスキャ
ン開始判断工程、キー入力に応じて読取りモードを変更
する読み取りモード変更工程、及び読取りモードの変更
中か否かを判断する読取りモード変更中判断工程があ
る。
【0011】また図1において、103はSRAM等で
構成されるRAMであり、プログラム制御変数やオペレ
ータが登録した設定値や装置の管理データ等が格納さ
れ、また各種ワーク用バッファとして用いられる。
【0012】104は画像データを蓄積する画像メモリ
であり、DRAM等で構成される。
【0013】105はラスタデータのミリ−インチ解像
度変換を行う解像度変換処理部である。
【0014】106,107は、それぞれファクシミリ
装置の通信用の画像データの符号化・復号化処理と、読
み取り・記録用の画像データの符号化・複合化処理を行
う符号化復号化処理部である。
【0015】108は動作間隔等の時間を計測する計時
部で時計IC等で構成される。
【0016】109はモデム(変復調装置)であり、フ
ァクシミリの送受信信号の変復調を行う。
【0017】110はNCU(網制御装置)であり、通
信回線118を通して通信相手のファクシミリ装置との
間で画情報のやり取りのための通信制御を行う。NCU
110は、選択信号(ダイヤルパルスまたはトーンダイ
ヤラ)を通信回線118に送出し、また、呼び出し音の
検出による自動着信動作および回線制御動作を行う。
【0018】111は、シートスキャナ112またはブ
ックスキャナ113から入力される画像データ信号を処
理する画像処理部であり、LSIの画像処理デバイス等
で構成される。シートスキャナ112は、シート原稿
(カットシート)を走査してその画像を読み取るもの
で、不図示のイメージセンサとしてのCS(コンタクト
センサ)と、原稿搬送モータの駆動により自動的にシー
ト原稿を搬送するADF(自動搬送)機構等を備える。
ブックスキャナ113はブック原稿を走査してその画像
を読み取るもので、不図示のイメージセンサとしてのC
S等を有する。シートスキャナ112とブックスキャナ
113は、原稿の画像を光学的に読み取って画像データ
信号に変換する。この画像データ信号は、画像処理部1
11により補正等の処理が施され、高精細な画像データ
の信号とされる。なお、両スキャナ112,113は同
一のCSを共用しており、このCSを後述のように移動
させる不図示のCS移動機構が設けられる。
【0019】114は画像データの転送制御を行う場合
に使用するラインバッファである。
【0020】115は操作者が操作して各種情報を入力
するための操作部であり、操作入力手段としてのキーボ
ード1151と、装置の動作を指示したり内容を確認し
たりするための各種の表示を行なうLCDやLED等か
らなる表示部1152を有する。詳しく図示していない
が、キーボード1151には、シート原稿及びブック原
稿のスキャンを行なう際の解像度、濃度、読取りサイズ
などの画像の読取りモードを変更する情報を入力するた
めの読取りモード変更キーが設けられる。このキーの構
成は特に限定するものではないが、例えば解像度、濃
度、読取りサイズなどのそれぞれに対して1つずつ設け
られ、それぞれのキーの入力により解像度、濃度、読取
りサイズなどのそれぞれが個別に変更されるものとす
る。また、キーボード1151には、読取りモードの変
更終了の情報を入力するための読取りモード変更終了キ
ーが設けられる。操作者が読取りモード変更キーの入力
により読取りモードを変更した後に読取りモード変更終
了キーを押すことにより、後述のように、変更された読
取りモードのデータがRAM103に格納され、読取り
モードの変更が終了する。さらに、キーボード1151
には、操作者がシート原稿のスキャンの開始を指示する
ためのシートスキャンスタートキーと、ブック原稿のス
キャンの開始を指示するためのブックスキャンスタート
キーが設けられる。
【0021】116はプリンタ記述言語を解析し、プリ
ンタ117が記録する画像データに変換するプリンタフ
ォーマッタである。プリンタ117はプリンタフォーマ
ッタ116から与えられる受信画像やファイルの画像デ
ータを記録紙に記録するものでLBP等で構成される。
【0022】118は通信回線でありPSTN等に接続
される電話線で構成される。
【0023】次に、図2は、本実施形態のファクシミリ
装置の外観図である。
【0024】図2において、201は図1に符号115
で示して先に説明した操作部である。
【0025】202は、シート原稿を自動的に順次1枚
ずつ搬送するADF機構が設けられたADF機構部であ
る。
【0026】203は、ADF機構部202を備えたシ
ート読み取りユニットであり、装置本体の上面に上下に
開閉可能に設けられ、ここでは不図示の装置本体の上面
に設けられるガラスからなる原稿台上に載置されるブッ
ク原稿を押さえるブック原稿押さえカバーとしても機能
する。すなわち、このユニット203と装置本体の間に
ブック原稿を挟み込んでブック原稿の画像の読み取りを
行なう。
【0027】204は、記録紙排出部であり、ファクシ
ミリ受信した画像を記録した記録紙、あるいはコピーモ
ードでシート原稿またはブック原稿から読取った画像を
記録した記録紙がここに排出される。
【0028】次に、図3は、上述したシート読取りユニ
ット203のADF機構部202周辺の構成を示す断面
図である。
【0029】図3において、300はADF機構、30
1はADF機構300の給紙口313にセットされたシ
ート原稿、302は給紙口313でのシート原稿301
の有無を検知するフォトインタラプタ等からなる原稿検
知センサ、303は給紙口313にセットされたシート
原稿301を搬送するローラ、304,306はさらに
シート原稿を搬送するローラ、305はシート原稿30
1をスキャンするタイミングをとるために搬送中のシー
ト原稿301を検知する読取りタイミングセンサ、30
7はローラ303,304と反対の方向に回転してシー
ト原稿301の重送を防ぐ分離ローラ、308はスキャ
ンしたシート原稿301を排出する排紙ローラ、312
はCSがシート原稿の画像を読取るシート原稿読取り位
置である。
【0030】また、309は、不図示のブック原稿が載
置されるブック原稿台、310はCSがブック原稿の画
像の読み取りを開始するブック原稿読取り開始位置、3
11はブック原稿押さえカバー203の上げ下げ(開
閉)を検知するセンサである。
【0031】シート原稿301の画像を読み取る時に
は、CSがシート原稿読取り位置312に移動される。
シート原稿301は画像を記録した面を上向きにして給
紙口313にセットされる。給紙口313にシート原稿
301が有ることが原稿検知センサ302で検知される
と、不図示の原稿搬送モータの駆動により、ローラ30
3,304,306〜308が回転し、給紙口313に
セットされたシート原稿301が上側から1枚ずつ順次
搬送され、シート原稿読取り位置312においてCSに
よりシート原稿301の画像が読取られる。
【0032】ブック原稿の画像を読取る場合には、まず
CSがブック原稿読取り開始位置310に移動された
後、図中左方向に移動しながら、ブック原稿台309上
に載置されたブック原稿の画像を読取る。
【0033】次に、図4は、本実施形態におけるファク
シミリ装置の制御系の機能的構成を示すブロック図であ
る。
【0034】図4において、401は画像の読み取りを
シート原稿とブック原稿のどちらについて行なうかを操
作者が選択して指定する読取り選択操作手段であり、具
体的には、先述した図1中の操作部115のキーボード
1151のシートスキャンスタートキー及びブックスキ
ャンスタートキーである。
【0035】402はシート原稿の有無を検知するシー
ト原稿検知手段であり、具体的には図3中の原稿検知セ
ンサ302である。
【0036】403はブック原稿押さえカバー203の
開閉を検知するブック原稿押さえカバー開閉検知手段で
あり、具体的には図3中のセンサ311である。
【0037】404は、シート原稿とブック原稿のどち
らの読み取りを行うかの判定を行う読取り判定手段であ
り、具体的には、この判定は図1中のCPU101が行
なう。
【0038】405は、ページ計数手段であり、ブック
原稿の画像をシート原稿の画像に混在させて読取る場合
に、操作者からの指定に応じて、ブック原稿の読み取り
を何ぺージ目に行わせるかをカウントするものである。
具体的には、このカウントはCPU101が行なう。
【0039】406は、ブック原稿押さえカバー203
が開いている時間および閉じている時間を計測する計時
手段であり、具体的には、この計時は図1中の計時部1
08により行なう。
【0040】407は、装置全体の動作を制御する制御
手段であり、具体的には、この制御はCPU101がR
OM102に格納された制御プログラムに従って行な
う。
【0041】408は、シート原稿を搬送するシート原
稿手段であり、具体的には図3のADF機構300であ
る。
【0042】409は、装置の動作状態、及び警告メッ
セージなどを表示する動作・警告表示手段、410はブ
ック原稿の読み取りを行っていることを表示するブック
原稿読取り中表示手段であり、それぞれ具体的には操作
部115の表示部1152である。
【0043】411は、シート原稿の読取りかブック原
稿の読取りかによってスキャナ112,113のCSの
位置を変化させるなどのスキャナ112,113の制御
を行うスキャナ制御手段であり、具体的には、この制御
はCPU101が行なう。
【0044】上記の構成において、読取り判定手段40
4は、上記401,402,403,405,406の
各手段からの入力データに基づいて、シート原稿とブッ
ク原稿のどちらの読み取りを行うか判定する。この判定
結果に応じて、制御手段407は、表示手段409ある
いは410に、その判定結果を表示させるとともに、シ
ート原稿搬送手段408及びスキャナ制御手段411を
制御し、シート原稿またはブック原稿の画像の読取り動
作を行なわせる。
【0045】次に、本実施形態のファクシミリ装置の本
発明に係る動作を説明する。まず、本発明に係る動作の
概略を説明する。
【0046】本実施形態のファクシミリ装置では、ファ
クシミリ送信あるいはコピーのためにシート原稿または
ブック原稿の画像を読取る際、1ページの原稿のスキャ
ン開始直前に、操作者による操作部115のキーボード
1151の操作によって解像度、濃度、読取りサイズ等
の読取りモードの変更中であった場合には、読取りモー
ドの変更が終了するまでスキャン開始を延期し、読取り
モードの変更が終了したら、変更後の読取りモードでス
キャンを開始する。
【0047】この動作は、CPU101の制御のもとに
行なわれる。その制御動作の詳細を図5〜図7により以
下に説明する。図5〜図7はROM102に格納された
CPU101の制御プログラムによるCPU101の本
発明に係る処理の制御手順を示すフローチャート図であ
り、図6と図7は連続している。図5の処理と図6,7
の処理は、タイムスライス方式等によるマルチタスクO
Sの制御プログラムによりタスクとして常に実行され、
実質的に同時に並行して実行される。
【0048】図5は、操作部115のキーボード115
1からの入力に応じて読取りモードを変更する読取りモ
ード変更処理の制御手順を示している。
【0049】図5の処理では、まずステップS501に
おいて、本装置の電源投入に応じて本処理をスタートす
る。
【0050】次に、ステップS502において、読取り
モードの変更が開始されたか否かの判断を行なう。これ
は、キーボード1151の前述した読取りモード変更キ
ーが押されたか否かのキー入力の有無により判断する。
読取りモード変更キーが押されず、読取りモードの変更
が開始されていなければ、このステップS502の処理
を繰り返し、読取りモードの変更開始を待つ。
【0051】読取りモード変更キーが押されて読取りモ
ードの変更が開始されたらステップS503に進み、ス
キャン開始(読取り開始)を延期するための読取りウェ
イトフラグをオン(数値の1)にする。なお、この読取
りウェイトフラグは、制御プログラムにより予めRAM
103内に記憶領域が確保されており、後述する図6の
ステップS602の処理により、本装置の電源投入直後
にオフ(数値の0)にされる。その値は変更可能であ
り、本装置の電源がオフされるまで保持される。
【0052】次に、ステップS504において、読取り
モードの変更が終了したか否かの判断を行なう。これ
は、キーボード1151の前述した読取りモード変更終
了キーが押されたか否かにより判断する。読取りモード
変更終了キーが押されず、読取りモードの変更が終了し
ていなければ、このステップS504の処理を繰り返
し、読取りモードの変更終了を待つ。
【0053】読取りモード変更終了キーが押されて読取
りモードの変更が終了したら、ステップS505に進
み、変更された読取りモード(読取りモード変更キーの
入力によって現時点で選択されている読取りモード)の
データをRAM103内に予め確保された読取りモード
の記憶領域に格納する。
【0054】次に、ステップS506において読取りウ
ェイトフラグをオフにし、その後、ステップS502に
戻り、ステップS502以下の処理を繰り返す。
【0055】以上のようにして、読取りモード変更キー
と読取りモード変更終了キーの入力に応じてRAM10
3内の読取りモードのデータを更新して読取りモードを
変更するとともに、読取りモードの変更中は読取りウェ
イトフラグがオンにされる。
【0056】次に、図6,7は、シート原稿またはブッ
ク原稿の画像を読取るスキャン処理の制御手順を示して
おり、その処理には上記読取りウェイトフラグに応じて
読取り開始を延期する処理を含む。なお、ここでは説明
を簡単にするために、シート原稿とブック原稿のいずれ
を読取るかは、キーボード1151の先述したシートス
キャンスタートキー及びブックスキャンスタートキーの
入力と原稿の有無のみにより選択されるものとする。
【0057】図6,7の処理では、まず図6のステップ
S601において、本装置の電源投入に応じて本処理を
スタートする。
【0058】次に、ステップS602でRAM103内
に読取りウェイトフラグの領域を確保して初期値をオフ
にする。
【0059】次に、ステップS603とS604の判定
ループでシートスキャンスタートキー及びブックスキャ
ンスタートキーの入力の有無を判定し、ステップS60
3でシートスキャンスタートキーが押されたらステップ
S605〜S615の処理を行ない、ステップS604
でブックスキャンスタートキーが押されたら図7のステ
ップS701〜S707の処理を行なう。
【0060】ステップS605〜S615の処理では、
まずステップS605においてCSを図3中のシート原
稿読み取り位置312に移動する。
【0061】次に、ステップS606において、原稿検
知センサ302からの入力により、ADF機構300の
給紙口313におけるシート原稿の有無を判断する。そ
して、シート原稿がなければステップS603に戻って
ステップS603以下の処理を繰り返すが、シート原稿
が有ればステップS607に移行する。
【0062】ステップS607では、原稿搬送モータを
起動して1枚のシート原稿の搬送を開始する。
【0063】次に、ステップS608のループにより、
読取りタイミングセンサ305がオンか否か、すなわち
シート原稿を検知したか否か判断し、その検知を待つ。
すなわちシート原稿が読取りタイミングセンサ305の
所に到達するのを待つ。そして、読取りタイミングセン
サ305がシート原稿を検知したらステップS609に
移行する。
【0064】ステップS609では、RAM103内の
読取りウェイトフラグがオフか否か、すなわち読取りモ
ード変更中でないか否か判断し、オン、つまり読取りモ
ード変更中ならばステップS610で原稿搬送モータを
停止してシート原稿の搬送を停止し、その後、ステップ
S609に戻る。このステップS609,S610のル
ープにより、シート原稿の1ページのスキャン開始の直
前に読取りモード変更中の場合、その変更が終了するま
でシート原稿の搬送が停止され、シート原稿のスキャン
開始が延期される。
【0065】一方、ステップS609で読取りウェイト
フラグがオフ、つまり読取りモード変更中でない場合は
ステップS611に進み、図5の読取りモード変更処理
によってRAM103内に格納されている読取りモード
のデータを取得する。
【0066】次に、ステップS612において、ステッ
プS611で取得した読取りモードをシートスキャナ1
12のハードウエアに設定する。
【0067】次にステップS613において、シート原
稿の搬送が停止されているか(原稿搬送モータが停止し
ているか)判断し、停止されていればステップS614
で原稿搬送モータを再び起動してシート原稿の搬送を再
開し、その後、ステップS615に移行する。また、ス
テップS613でシート原稿の搬送が停止されていなけ
れば、直接ステップS615に移行する。
【0068】ステップS615では、搬送中のシート原
稿の1ページをスキャンして画像を読取り、その後、ス
テップS606に戻り、ステップS606〜S615の
処理を繰り返す。この繰り返しにより、ADF300の
給紙口313においてシート原稿301がなくなるま
で、シート原稿が順次1枚ずつ搬送され、1ページずつ
スキャンされる。そして、1ページのスキャン開始の直
前に読取りモード変更中だったら、読取りモードの変更
が終了するまで、シート原稿の搬送が停止されて1ペー
ジのスキャンの開始が延期され、その変更が終了した
ら、変更後の読取りモードで1ページのスキャンが開始
される。
【0069】一方、ステップS604でブックスキャン
スタートキーが押された場合に行なう図7のステップS
701〜S707の処理では、まずステップS701に
おいてCSを図3中のブック原稿読取り開始位置310
に移動する。
【0070】次に、ステップS702において、RAM
103の所定記憶領域に記憶されているブック原稿の残
りのスキャン部数(スキャン回数)が1以上か否か(0
か)判断し、0ならばステップS603に戻ってステッ
プS603以下の処理を繰り返すが、1以上ならばステ
ップS703以下の処理を行なう。なお、上記の残りの
スキャン部数の初期値、すなわち、全スキャン部数の値
は予め操作者のキー入力により設定される。
【0071】ステップS703では、RAM103内の
読取りウェイトフラグがオフか否か、すなわち読取りモ
ード変更中でないか否か判断し、オン、つまり読取りモ
ード変更中ならば、このステップS703の処理を繰り
返す。このステップS703のループにより、ブック原
稿の1ページのスキャン開始の直前に読取りモード変更
中の場合、その変更が終了するまでブック原稿のスキャ
ン開始が延期される。
【0072】一方、ステップS703で読取りウェイト
フラグがオフ、つまり読取りモード変更中でない場合は
ステップS704に進み、RAM103内に格納されて
いる読取りモードのデータを取得する。
【0073】次に、ステップS705において、ステッ
プS704で取得した読取りモードをブックスキャナ1
13のハードウエアに設定する。
【0074】次に、ステップS706において、CSを
ブック原稿読取り開始位置310から図3中左方向に移
動させてブック原稿の1ページのスキャンを行なう。
【0075】次に、ステップS707において、上記の
RAM103の所定記憶領域に記憶されているブック原
稿の残りのスキャン部数を1減算し、その後、ステップ
S702へ戻り、ステップS702〜S707の処理を
繰り返す。
【0076】この繰り返しにより、残りのスキャン部数
が0になるまで、ブック原稿の1ページのスキャンが繰
り返され、1ページのスキャン開始の直前に読取りモー
ド変更中だったら、読取りモードの変更が終了するま
で、スキャンの開始が延期され、その変更が終了した
ら、変更後の読取りモードでスキャンが開始される。
【0077】以上のような本実施形態によれば、シート
原稿またはブック原稿の複数ページのスキャン中に操作
者がキー入力により読取りモードの変更を行なった場
合、その変更中に1ページのスキャンが終了したら、次
の1ページのスキャンは開始されず、読取りモードの変
更が終了するまでスキャンが中断され、読取りモードの
変更が終了したら、変更後の読取りモードで次の1ペー
ジのスキャンが開始されるので、操作者は確実に所望の
ページのスキャンから読取りモードを変更することがで
き、また、変更後の読取りモードがどのページのスキャ
ンから有効になるか確認することができる。したがっ
て、装置の読取りモードの変更に関わる操作性を顕著に
向上することができる。
【0078】なお、以上ではファクシミリ装置における
実施形態を示したが、例えば原稿の画像データを読取っ
て複写のみ行なう複写機や、原稿の画像データを読取っ
てコンピュータに入力するスキャナ装置など、原稿の画
像データを読取る装置のすべてに上述した本発明の読取
りモードの変更に関わる技術を適用できることは勿論で
ある。
【0079】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、原稿の複数ページの画像の読取り中でも、操
作部からの情報の入力によって画像の読取りモードを変
更可能な画像読取り装置において、操作者が原稿の複数
ページの画像の読取り中に画像の読取りモードを変更す
る場合、確実に所望のページの読取りから読取りモード
を変更することができ、また、変更後の読取りモードが
どのページの読取りから有効になるか確認することがで
き、装置の読取りモードの変更に関わる操作性を顕著に
向上することができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるファクシミリ装置の
ハードウェア構成を示すブロック図である。
【図2】同装置の全体の外観を示す斜視図である。
【図3】同装置のシート読取りユニットのADF機構部
周辺の構成を示す断面図である。
【図4】同装置の制御系の機能的構成を示すブロックで
ある。
【図5】同装置における読取りモード変更処理の制御手
順を示すフローチャート図である。
【図6】同装置におけるシート原稿のスキャン処理の制
御手順を示すフローチャート図である。
【図7】同装置におけるブック原稿のスキャン処理の制
御手順を示すフローチャート図である。
【図8】同装置のROMのメモリマップを示す説明図で
ある。
【符号の説明】
101 CPU 102 ROM 103 RAM 104 画像メモリ 105 解像度変換処理部 106 通信用符号化復号化処理部 107 読取り・記録用符号化復号化処理部 108 計時部 109 モデム 110 NCU 111 画像処理部 112 シートスキャナ 113 ブックスキャナ 114 ラインバッファ 115 操作部 1151 キーボード 1152 表示部 116 プリンタフォーマッタ 117 プリンタ 118 通信回線 201 操作部 202 ADF機構部 203 シート読取りユニット(ブック原稿押さえカバ
ー) 204 記録紙排出部 300 ADF機構 301 シート原稿 302 原稿検知センサ 303 搬送ローラ 304,306 原稿搬送ローラ 305 読取りタイミングセンサ 307 分離ローラ 308 排紙ローラ 309 ブック原稿台 310 ブック原稿読取り開始位置 311 ブック原稿押さえカバーの開閉センサ 312 シート原稿読み取り位置 401 読取り選択操作手段 402 シート原稿検知手段 403 ブック原稿押さえカバー開閉検知手段 404 読取り判定手段 405 ぺージ計数手段 406 計時手段 407 制御手段 408 シート原稿搬送手段 409 動作・警告表示手段 410 ブック原稿読取り中表示手段 411 スキャナ制御手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像を読取る画像読取り装置であ
    って、操作者が情報を入力するための操作部を有し、原
    稿の複数ページの画像の読取り中でも、前記操作部から
    の情報の入力によって画像の読取りモードを変更可能な
    画像読取り装置において、 原稿の1ページの画像の読取りを開始する直前に読取り
    モードの変更中であった場合、読取りモードの変更が終
    了するまで読取りの開始を延期し、読取りモードの変更
    が終了したら、変更後の読取りモードにより読取りを開
    始するように制御する制御手段を設けたことを特徴とす
    る画像読取り装置。
  2. 【請求項2】 前記操作部に、画像の読取りモードを変
    更する情報を入力するための第1の入力手段と、読取り
    モードの変更終了の情報を入力するための第2の入力手
    段が設けられ、 前記制御手段は、前記第1の入力手段による入力があっ
    たら読取りモードの変更開始と判断し、前記第2の入力
    手段による入力があったら読取りモードの変更終了と判
    断することを特徴とする請求項1に記載の画像読取り装
    置。
  3. 【請求項3】 原稿の画像を読取る画像読取り装置であ
    って、操作者が情報を入力するための操作部を有し、原
    稿の複数ページの画像の読取り中でも、前記操作部から
    の情報の入力によって画像の読取りモードを変更可能な
    画像読取り装置の制御方法において、 原稿の1ページの画像の読取りを開始する直前に読取り
    モードの変更中であった場合、読取りモードの変更が終
    了するまで読取りの開始を延期し、読取りモードの変更
    が終了したら、変更後の読取りモードにより読取りを開
    始するように制御することを特徴とする画像読取り装置
    の制御方法。
  4. 【請求項4】 前記操作部に、画像の読取りモードを変
    更する情報を入力するための第1の入力手段と、読取り
    モードの変更終了の情報を入力するための第2の入力手
    段が設けられるものとして、 前記第1の入力手段による入力があったら読取りモード
    の変更開始と判断し、前記第2の入力手段による入力が
    あったら読取りモードの変更終了と判断することを特徴
    とする請求項3に記載の画像読取り装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 原稿の画像を読取る画像読取り装置であ
    って、操作者が情報を入力するための操作部を有し、原
    稿の複数ページの画像の読取り中でも、前記操作部から
    の情報の入力によって画像の読取りモードを変更可能な
    画像読取り装置の制御プログラムを格納したコンピュー
    タにより読取り可能な記録媒体において、 原稿の1ページの画像の読取りを開始する直前に読取り
    モードの変更中であった場合、読取りモードの変更が終
    了するまで読取りの開始を延期し、読取りモードの変更
    が終了したら、変更後の読取りモードにより読取りを開
    始するように制御するための制御プログラムを格納した
    ことを特徴とする記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記操作部に、画像の読取りモードを変
    更する情報を入力するための第1の入力手段と、読取り
    モードの変更終了の情報を入力するための第2の入力手
    段が設けられるものとして、 前記第1の入力手段による入力があったら読取りモード
    の変更開始と判断し、前記第2の入力手段による入力が
    あったら読取りモードの変更終了と判断するための制御
    プログラムを格納したことを特徴とする請求項5に記載
    の記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107959484A (zh) * 2016-10-14 2018-04-24 Ls 产电株式会社 用于识别脉冲信号的设备

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107959484A (zh) * 2016-10-14 2018-04-24 Ls 产电株式会社 用于识别脉冲信号的设备

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