JP2001160805A - Atmスイッチ - Google Patents

Atmスイッチ

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JP2001160805A
JP2001160805A JP34406899A JP34406899A JP2001160805A JP 2001160805 A JP2001160805 A JP 2001160805A JP 34406899 A JP34406899 A JP 34406899A JP 34406899 A JP34406899 A JP 34406899A JP 2001160805 A JP2001160805 A JP 2001160805A
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    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • H04L2012/5625Operations, administration and maintenance [OAM]
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    • H04L2012/5625Operations, administration and maintenance [OAM]
    • H04L2012/5627Fault tolerance and recovery

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回線受信側でのみ簡素化されたOAM処理を
行うことで、低コストで実現可能なATMスイッチを提
供する。 【解決手段】 ポートの受信側において、コネクション
ごとにOAM処理フローのエンドポイトか否かを記憶す
るヘッダ変換テーブル701と、コネクションごとにA
ISフラグおよびRDIフラグを記憶するOAMテーブ
ル711とを備える。そして、これらテーブルを参照し
て、自ポートへ強制的に折り返させるOAMセルは、O
AM機能部641で強制的に出力スイッチポート番号を
書き換えるとともに、AISセルの場合は機能タイプを
RDIセルに書き換え、LBセルの場合はLB表示を帰
りを示す“00000000”に書き換えて、ATMス
イッチコア部60で自ポートへのスイッチングを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はATMスイッチに係
わり、詳細には保守管理機能を備えるATMスイッチに
関する。
【0002】
【従来の技術】非同期転送モード(Asynchronous Trans
fer Mode:ATM)技術によるデータ通信では、セルと
呼ばれる固定長パケットを転送単位とし、データ、音声
や画像といったマルチメディア情報の宛先ごとに通信チ
ャネルに必要な帯域を割り当てることができる。この通
信チャネルに保守管理(Operation And Maintenance:
OAM)セルを挿入することで、通信チャネルにおける
故障通知や、導通試験といったOAM処理を行うことが
できる。このOAM処理によって、通信チャネルの再接
続や迂回接続など、データネットワークの状況に応じて
最適なデータの通信を可能とする。
【0003】このようなOAM処理について、国際電気
通信連合(International Telecommunication Union:
以下、ITU−Tと略す。)勧告I.610“B-ISDN O
PERATION AND MAINTENANCE PRINCIPLES AND FUNCTION
S”では、53バイトのセルを処理するATMレイヤに
おけるOAM性能管理機能およびOAM故障管理機能等
について規定されている。
【0004】図20は、ITU−T勧告I.610で規
定されているOAM処理における各種機能について表わ
したものである。ITU−T勧告I.610では、OA
M処理機能として、故障管理機能(Fault Managemen
t)、性能管理機能(Performance Management)、起動
/停止機能(Activation/Deactivation)およびシステム
管理機能(System Management)がある。これら各処理
機能は、所定のOAMセルのフォーマットにおけるOA
Mタイプ(type)のコードによって識別される。故障管
理機能は、ネットワークにおいて発生した故障の通知、
あるいは導通試験等を行うもので、この故障管理機能に
よる処理結果に基づいてコネクションの再接続や迂回を
促すことで、故障発生時におけるデータ通信の信頼性を
向上させる。また、性能管理機能は、ユーザセル間に挿
入した性能管理セルにより、測定区間におけるエラーレ
ートや、セル損失率、遅延特性などを測定するもので、
この性能管理機能による処理結果に基づいて定期的にネ
ットワークの状態を把握し、最適な対策を施すための情
報とする。起動/停止機能は、測定区間内におけるデー
タ通信起動条件および停止条件を検出するものである。
【0005】これら各種機能には、それぞれ機能タイプ
(Function Type)がいくつか勧告され、所定のOAM
セルのフォーマットにおける機能タイプのコードによっ
て識別される。中でも故障管理機能には、前方に対する
故障通知機能を有する警報表示信号(Alarm Indication
Signal:以下、AISと略す。)、後方に対する故障
通知機能を有する遠端受信故障(Remote Defect Indica
tion:以下、RDIと略す。)、周期的な故障検出機能
を有する連続性チェック(Continuity Check:以下、C
Cと略す。)および測定区間内の故障検出機能を有する
ループバック(Loopback:以下、LBと略す。)が規定
されている。
【0006】図21は、AISセルあるいはRDIセル
のフォーマット構成の概要を表わしたものである。AI
SセルあるいはRDIセルは、5バイトのATMセルヘ
ッダ10と、48バイトのOAMセル情報フィールド1
1とから構成されている。ATMセルヘッダ10は、出
力制御を行うための一般的フロー制御(Generic FlowCo
ntrol:以下、GFCと略す。)と、仮想パスを識別す
るための仮想パス識別子(Virtual Path Identifier:
以下、VPIと略す。)と、仮想チャネルを識別するた
めの仮想チャネル識別子(Virtual Channel Identifie
r:以下、VCIと略す。)と、OAMセル情報フィー
ルド11のデータの種別を示すペイロードタイプ(Payl
oad Type:以下、PTと略す。)と、セル損失の優先度
を示すセル損失優先表示(Cell Loss Priority:以下、
CLPと略す。)と、ヘッダの誤り検出および訂正を行
うためのヘッダ誤り制御(Header Error Control:以
下、HECと略す。)とから構成されている。GFC
は、ユーザ網インタフェース(User Network Interfac
e:UNI)のときに存在し、ネットワークノードイン
タフェース(Network Node Interface:NNI)ではV
PIの領域となる。
【0007】OAMセル情報フィールド11は、OAM
タイプ12と、機能タイプ13と、機能詳細フィールド
14と、巡回冗長検査(Cyclic Redundancy Check:以
下、CRCと略す。)15とを有している。OAMタイ
プ12には、図20より故障管理機能セルであることを
示すコード“0001”が設定され、機能タイプ12に
はAISセルの場合はコード“0000”、RDIセル
の場合はコード“0001”が設定される。機能詳細フ
ィールド14は、発生した故障の種類を示す故障タイプ
(Defect Type)16と、その故障の発生位置を特定す
る故障位置(Defect Location)17とを有している。
【0008】図22は、LBセルのフォーマット構成の
概要を表わしたものである。LBセルも、同様に5バイ
トのATMセルヘッダ20と、48バイトのOAMセル
情報フィールド21とから構成されている。ATMセル
ヘッダ20は、GFCと、VPIと、VCIと、PT
と、CLPと、HECとから構成されている。
【0009】OAMセル情報フィールド21は、OAM
タイプ22と、機能タイプ23と、機能詳細フィールド
24と、CRC25とを有している。OAMタイプ22
には、図20より、コード“0001”が設定され、機
能タイプ23には“1000”が設定される。機能詳細
フィールド24は、ループバックの行きか帰りかを示す
ループバック表示(Loopback Indication)26と、コ
リレーションタグ27と、ループバックすべき位置を示
すループバック位置(Loopback Location)ID28
と、LBセルの発生位置を示すソース位置(Source Loc
ation)ID29とを有している。
【0010】このようなOAM故障管理機能の各セル
は、ATMネットワークにおいて次のように動作する。
【0011】図23は、AISセルおよびRDIセルに
よる故障通知動作について模式的に表わしたものであ
る。ここではATMネットワークにおいて、第1および
第2のATM端末301、302の間で、第1および第2
のATMスイッチ311、312と第1および第2のAT
M伝送装置321、322を介したコネクションが設定さ
れているものとする。このようなコネクションにおい
て、第1のATM伝送装置321から第2のATM伝送
装置322への方向のATM伝送路で故障が発生する
と、この故障はATM伝送路の前方に当たる下流側の第
2のATM伝送装置32 2で検出される。第2のATM
伝送装置322は、これを通知するためにAISセルを
生成する。そして、この生成したAISセルをユーザセ
ル間に挿入して第2のATMスイッチ312の方向へ送
出する。送出されたAISセルがエンドポイントである
第2のATM端末302に到達すると、RDIセルが生
成され、このコネクションの他端である第1のATM端
末301宛てに送出される。第1のATM端末301
は、このRDIセルを受信することで、故障の発生と、
その発生箇所を認識することができる。例えば、第1の
ATM端末301は、このパスを回避した新たなパスを
第2のATM端末302との間で設定する。
【0012】図24は、CCセルによる導通試験動作に
ついて模式的に表わしたものである。ただし、図23と
同様の構成のATMネットワークについて説明する。第
1のATMスイッチ311は、周期的にCCセルを生成
して、これをユーザセル間に挿入し、第2のATMスイ
ッチ312宛てに送出する。第2のATMスイッチ312
は、内部に設けられたタイマにより、あらかじめ決めら
れた時間内にこのCCセルが受信されなかったとき、第
1のATMスイッチ311との間のコネクションに異常
が発生したと判断する。通常、第2のATMスイッチ3
2は、コネクションの異常発生と判断した場合、第1
のスイッチ311宛てにRDIセルを送出して、その旨
を通知する。第1のATM端末301では、このRDI
セルを受信することで、故障の発生と、その発生箇所を
認識することができる。例えば、第1のATM端末30
1は、このパスを回避した新たなパスを第2のATM端
末302との間で設定する。
【0013】図25は、LBセルによる折り返し試験の
動作について模式的に表わしたものである。ただし、図
23と同様の構成のATMネットワークについて説明す
る。第1のATM伝送装置321は、図示しない管理端
末を操作する管理者によって第2のATM伝送装置32
2をLB位置とするループバック設定があると、LBセ
ルを生成し、第2のATM伝送装置322宛てに送出す
る。第2のATM伝送装置322では、これを受信する
と、LB位置を確認し、LB位置が自装置であるとき、
これを第1のATM伝送装置321宛てに返信する。第
1のATM伝送装置321では、内部に設けられたタイ
マにより、あらかじめ決められた時間内にこのLBセル
が戻って来なかったとき、第2のATMスイッチ312
との間のコネクションに異常が発生したと判断する。例
えば、第1のATM端末301は、このパスを回避した
新たなパスを第2のATM端末302との間で設定す
る。
【0014】このようなOAM故障管理機能による処理
を行うATMスイッチについては、例えば特開平10−
262064号公報「複数回線終端装置および複数回線
終端装置のOAM処理方法」に開示されている。
【0015】図26は、従来提案されたATMスイッチ
における回線ポート部の構成を表わしたものである。こ
の回線ポート部40は、ATMセルのスイッチング処理
を行うATMスイッチコア部41の各ポートごとに設け
られている。回線ポート部40は、物理レイヤ終端部4
2と、ATMレイヤ終端部43とを備えている。物理レ
イヤ終端部42は、入力側物理レイヤ終端部44と、出
力側物理レイヤ終端部45とを備え、それぞれ入力回線
461〜46Nと出力回線471〜47Mとが接続されてい
る。入力回線461〜46Nのいずれかを介して入力され
たATMセルは、まず物理レイヤ終端部42の入力側物
理レイヤ終端部44で物理レイヤの信号フォーマット
を、セルが到来した回線を識別するための回線識別子が
付加されたATMセルに変換され、ATMレイヤ終端部
43に入力される。ATMレイヤ終端部43では、ヘッ
ダ変換部48でこの回線識別子およびVPI/VCIか
らなる合成識別子を、よりビット数の少ない内部処理用
コネクション識別子に変換し、使用量パラメータ制御
(Usage Parameter Control:以下、UPCと略す。)
処理部49であらかじめ決められた流量のセル数に調整
された後、OAM処理部50でOAM処理される。OA
M処理部50は、内部処理用コネクション識別子それぞ
れに対応して各OAM処理に必要な情報を一元管理する
内部処理用コネクション管理テーブルを備え、到来する
セルの内部処理用コネクション識別子を参照して対応す
る内部処理用コネクション管理データを読み出すこと
で、対応するOAM処理が起動される。これにより、対
応するOAM処理が行われる。その他通常のセル、ある
いはOAMセルであってもエンドポイントに指定されて
いないなどOAM処理すべきでないセルは、ATMスイ
ッチコア部41に対して送出される。
【0016】ATMスイッチコア部41から出力された
セルは、OAM処理部50によって送信用として、同様
にOAM処理される。ここでは、主に図20〜図22で
説明したOAMセルの生成と送出が行われ、その後、ヘ
ッダ逆変換部51で、内部処理用コネクション識別子か
ら、回線識別子およびVPI/VCIからなる合成識別
子に逆変換され、出力側物理レイヤ終端部45で物理レ
イヤの信号フォーマットに変換された後に対応する出力
回線に送出される。
【0017】このようなATMスイッチでは、回線識別
子およびVPI/VCIからなる合成識別子を内部処理
用コネクション識別子に変換し、この内部処理用コネク
ション識別子に基づいてOAM処理すべきコネクション
管理データを一元管理するようにしたので、複数回線に
対するOAM処理を回線ごとに効率よく行うことが可能
となる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
10−262064号公報に開示された技術を適用した
ATMスイッチでは、回線受信側にOAMセル受信処理
機能を備えさせるとともに、回線送信側にもOAMセル
生成機能を備えさせる必要がある。したがって、1つの
双方向コネクションに対してOAM処理を行うために2
箇所について、ソフトウェア等で設定管理する必要が生
じ、ソフトウェア処理の複雑化を招くという問題があ
る。また、上述した回線ポート部におけるその他OAM
処理機能は、特定用途向け集積回路(Application Spec
ific Integrated Circuit:以下、ASICと略す。)
等の集積回路で構成することが多いが、その場合、受信
側および送信側で多くの信号線を引き込まなければなら
なくなる。その一方で、ATMインタフェースにおける
回線速度の高速化により、回線データをパラレルに処理
して処理速度の向上を図ることが行われるため、受信側
および送信側で多くの信号線の引き込みをともなうAS
ICを適用することはコスト的に問題がある。
【0019】そこで本発明の目的は、回線受信側でのみ
簡素化されたOAM処理を行うことで、低コストで実現
可能なATMスイッチを提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)入力される応答すべきATMセルがOAMセ
ルであるか否かを識別するセル識別手段と、このセル識
別手段によってATMセルがOAMセルであると識別さ
れたときこのセルが入力されたポート番号を出力すべき
ポート番号として付加するとともに前記OAMセルの所
定の領域を変更して第2のOAMセルに変換するセルデ
ータ変換手段とを備える複数の回線ポート部と、(ロ)
ポートごとに回線ポート部が設けられ、セルデータ変換
手段によって変換された第2のOAMセルに付加された
ポート番号に基づいてポート間のスイッチング処理を行
うATMスイッチ手段とをATMスイッチに具備させ
る。
【0021】すなわち請求項1記載の発明では、ATM
セルのスイッチング処理を行うATMスイッチ手段の各
ポートに対して、セル識別手段とセルデータ変換手段を
備える回線ポート部を設ける。セル識別手段でOAMセ
ルと識別されると、このセルが入力されたポート番号を
出力ポート番号として付加し、OAMセルの所定の領域
を変更して第2のOAMセルに変換して、ATMスイッ
チ手段に送出する。ATMスイッチ手段では、付加され
た出力ポート番号にしたがって、スイッチング処理を行
う。
【0022】請求項2記載の発明では、(イ)コネクシ
ョンごとに出力すべきポート番号と第1のコネクション
情報とATMレイヤにおける各レベルのOAMフローの
エンドポイントであるか否かを示すエンドポイント情報
とを対応付けて記憶するヘッダ変換テーブルと、入力さ
れるATMセルのヘッダ情報に基づいてこのヘッダ変換
テーブルに記憶されているポート番号および第1のコネ
クション情報を付加するヘッダ変換手段と、このヘッダ
変換手段によってポート番号および第1のコネクション
情報が付加されたATMセルのコネクションに対応して
ヘッダ変換テーブルに記憶されているエンドポイント情
報が各フローのエンドポイントであってATMセルがそ
のフローの警報表示信号としてのAISセルであるか、
またはあらかじめ設定されたループバックポイントであ
るときのループバックセルであるセルかを識別するOA
Mセル識別手段と、このOAMセル識別手段によって識
別されたAISセルあるいはループバックセルが入力さ
れたポート番号を出力すべきポート番号として付加する
とともにAISセルのときにはRDIセルに変換し、ル
ープバックセルのときには所定の領域を書き換えて返送
ループバックに変換するOAMセルデータ変換手段とを
備える複数の回線ポート部と、(ロ)ポートごとにそれ
ぞれ回線ポート部が備えられ、OAMセルデータ変換手
段によって変換されたRDIセルあるいは返送ループバ
ックセルに付加されたポート番号に基づいてポート間の
スイッチング処理を行うATMスイッチ手段とをATM
スイッチに具備させる。
【0023】すなわち請求項2記載の発明では、ATM
セルのスイッチング処理を行うATMスイッチ手段の各
ポートに対して、OAMセル識別手段とOAMセルデー
タ変換手段を備える回線ポート部を設ける。回線ポート
部は、コネクションごとに出力すべきポート番号と第1
のコネクション情報とATMレイヤにおける各レベルの
OAMフローのエンドポイントであるか否かを示すエン
ドポイント情報とを対応付けて記憶するヘッダ変換テー
ブルを備え、ヘッダ変換手段で入力されるATMセルの
ヘッダ情報に基づいてポート番号および第1のコネクシ
ョン情報が付加される。そして、OAMセル識別手段
で、ATMセルのコネクションに対応してヘッダ変換テ
ーブルに記憶されているエンドポイント情報が各フロー
のエンドポイントであってATMセルがそのフローの警
報表示信号としてのAISセルであるか、またはあらか
じめ設定されたループバックポイントであるときのルー
プバックセルであるセルかを識別するようにし、OAM
セルデータ変換手段では、AISセルあるいはループバ
ックセルと識別されたとき、入力されたポート番号を出
力すべきポート番号として付加するとともにAISセル
のときにはRDIセルに変換し、ループバックセルのと
きには所定の領域を書き換えて返送ループバックに変換
して、ATMスイッチ手段に送出する。ATMスイッチ
手段では、付加された出力ポート番号にしたがって、ス
イッチング処理を行う。
【0024】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
ATMスイッチで、ヘッダ変換手段によってポート番号
および第1のコネクション情報が付加されたATMセル
のコネクションに対応してヘッダ変換テーブルに記憶さ
れているエンドポイント情報が各フローのエンドポイン
トであってATMセルがそのフローの遠端受信故障とし
てのRDIセルあるいは連続性チェックのためのCCセ
ルあるいは自スイッチが送出したループバックに対応し
た返送ループバックであるかを識別する第2のOAMセ
ル識別手段と、この第2のOAMセル識別手段によって
識別されたRDIセル、CCセルあるいは返送ループバ
ックを終端する終端手段とを備えることを特徴としてい
る。
【0025】すなわち請求項3記載の発明では、第2の
OAMセル識別手段によって、エンドポイント情報が各
フローのエンドポイントであってATMセルがそのフロ
ーのRDIセルかCCセル、あるいは自スイッチが送出
したループバックに対応した返送ループバックであると
識別されたときには、終端手段で自スイッチで終端する
ようにした。これにより、ITU−T勧告I.610で
規定されるRDIセル、CCセルあるいは返送ループバ
ックセルについても、回線送信側にOAM処理機能を持
たせることなく、受信側でのみOAM処理を行うことが
できる。
【0026】請求項4記載の発明では、請求項2または
請求項3記載のATMスイッチで、コネクションごとに
AISセルの送出を指示するAISフラグとRDIセル
の送出を指示するRDIフラグとOAMセル設定情報と
を対応付けて記憶するOAMテーブルと、一定周期でこ
のOAMテーブルのAISフラグおよびRDIフラグを
読み出してフラグが立っているか否かを監視するフラグ
監視手段と、このフラグ監視手段によってAISフラグ
が立っていることが検出されたときこのコネクションに
対応して記憶されたOAMセル設定情報に基づいて生成
したAISセルをATMスイッチ手段に対して送出する
AISセル送出手段と、フラグ監視手段によってRDI
フラグが立っていることが検出されたときこのコネクシ
ョンに対応して記憶されたOAMセル設定情報に基づい
て生成し出力すべきポート番号を自ポート番号としたR
DIセルをATMスイッチ手段に対して送出するRDI
セル送出手段とを備えることを特徴としている。
【0027】すなわち請求項4記載の発明では、OAM
テーブルを備え、コネクションごとにAISフラグとR
DIフラグとOAMセル設定情報とを対応付けて記憶す
るようにし、一定周期でこのOAMテーブルのAISフ
ラグおよびRDIフラグを読み出して各フラグの状況に
応じて、AISセルあるいはRDIセルを生成して送出
するようにした。
【0028】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
ATMスイッチで、OAMセル識別手段および第2のO
AMセル識別手段によって識別されないセルのヘッダ情
報をヘッダ変換手段によって付加された第1のコネクシ
ョン情報に変更してATMスイッチ手段に対して送出す
ることを特徴としている。
【0029】すなわち請求項5記載の発明では、OAM
セル識別手段および第2のOAMセル識別手段で識別さ
れないセルについては、そのヘッダ情報をヘッダ変換手
段で付加された第1のコネクション情報に置き換えてA
TMスイッチ手段に対して送出するようにしたので、通
常のATMスイッチ本体を大幅に変更することなく、O
AM処理における故障管理機能を容易に実現することが
できる。
【0030】請求項6記載の発明では、請求項4または
請求項5記載のATMスイッチで、OAM識別手段によ
って識別されたセルが仮想パスコネクションレベルのA
ISセルであって、そのOAMフローのエンドポイント
であるときその仮想パスコネクション配下の仮想チャネ
ルコネクションに対して仮想チャネルコネクションレベ
ルのAISセルの送出を指示するAISフラグを立てる
ことを特徴としている。
【0031】すなわち請求項6記載の発明では、OAM
識別手段によって識別されたセルが仮想パスコネクショ
ンレベルであるF4レベルのAISセルであって、その
OAMフローのエンドポイントであるとき、OAMテー
ブルのAISフラグを立ててその仮想パスコネクション
配下の仮想チャネルコネクションに対してF5レベルの
AISセルを下流側に送出して、パスの迂回や再接続な
ど障害発生時に最適な対策を容易にとることができ、信
頼性の高いATMネットワークを構築することができ
る。
【0032】請求項7記載の発明では、請求項2〜請求
項6記載のATMスイッチで、OAMセルデータ変換手
段によって変換され出力すべきポート番号を自ポートと
するセルのみをキューイングする第1のキューと、それ
以外のセルをキューイングする第2のキューと、第2の
キューにキューイングされたセルの通信品質に基づいて
第1のキューから出力されるセルをシェーピングするシ
ェーピング手段とを備えることを特徴としている。
【0033】すなわち請求項7記載の発明では、自ポー
トに折りかえるOAMセルをキューイングするOAMキ
ューに対してシェーパを設けるようにすることで、ユー
ザセルのQoSに与える影響を最小限に抑えながら、有
効にOAMセルを送出することができる。
【0034】請求項8記載の発明では、請求項7記載の
ATMスイッチで、第1のキューから出力されるセルを
第1のキューから出力されるセルに優先してATMスイ
ッチ手段に出力させることを特徴としている。
【0035】すなわち請求項8記載の発明では、ユーザ
キューからの出力要求とOAMキューからの出力要求と
の調停について、OAMキューからの出力要求を優先さ
せることで、OAMセルが他のユーザセルのために出力
できない状況を回避することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
【0037】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0038】図1は、本発明の一実施例におけるATM
スイッチの構成の概要を表わしたものである。本実施例
におけるATMスイッチは、ATMセルのスイッチング
処理を行うATMスイッチコア部60を有し、そのポー
ト数分の回線ポート部を備えている。図1では、ATM
スイッチコア部60の第1のポートに対応した第1の回
線ポート部611および第Mのポートに対応した第Mの
回線ポート部61Mのみを示している。
【0039】第1の回線ポート部611は、受信側の物
理レイヤを終端し入力回線621を介して入力されるセ
ルを受信する受信側物理レイヤ終端部631と、物理レ
イヤにおいて終端されたセルをコネクションに対応して
そのヘッダ部を変換するヘッダ変換部641と、受信し
たセルがOAMセルである場合に対応するOAM処理を
行うためのOAM機能部651と、OAM機能部651
おいてOAM処理されてATMスイッチコア部60に対
して送出されるセルをバッファリングする入力セルバッ
ファ部661とを備えている。さらに、第1の回線ポー
ト部611は、ATMスイッチコア部60から受信した
セルをバッファリングする出力セルバッファ部67
1と、送信側の物理レイヤを終端し出力セルバッファ部
671から出力されたセルを出力回線681に送出する送
信側物理レイヤ終端部691とを備えている。
【0040】ヘッダ変換部641は、第1の回線ポート
部611がサポートする全てのコネクション情報を格納
するヘッダ変換テーブル701を参照して、受信側物理
レイヤ終端部631から出力されたセルのコネクション
に基づいてヘッダ部を変換し、ATMスイッチコア部6
0によりスイッチング処理される出力ポートが指定され
る。OAM機能部651は、第1の回線ポート部611
サポートする全コネクションに対して、OAM処理すべ
き情報を格納するOAMテーブル711を参照して、O
AMセルの生成および送出を行う。
【0041】このような構成のATMスイッチでは、ネ
ットワークに発生した故障等の特定や復旧を容易に行う
ため、OAM処理は階層的に行われる。すなわち、OA
M処理はF1レベルからF5レベルに階層化し、中継器
セクションレベルのF1レベル、ディジタルセクション
レベルのF2レベルおよびトランスミッションパスレベ
ルのF3レベルからなる物理レイヤにおけるOAMフロ
ーと、VPコネクション(VP Connection:以下、VP
Cと略す。)レベルのF4レベルとVCコネクション
(VC Connection:以下、VCCと略す。)レベルのF
5レベルとからなるATMレイヤにおけるOAMフロー
とがある。本実施例におけるATMスイッチでは、各回
線ポート部において、ATMレイヤにおけるOAM処理
が行われる。F4レベルのOAMフローでのOAMセル
は、F4レベルOAMフロー中でのみ使用され、F5レ
ベルのOAMフローでのOAMセルは、F4レベルOA
Mフロー内のネットワークエレメントでは関知されな
い。これにより、例えばF4レベルのOAMフローで故
障が検出されたとき、F4レベルのAISセルが故障検
出箇所を基準に下流方向に転送される。そして、F4エ
ンドポイントとしてコネクション設定時に定義されたネ
ットワークエレメントにおいて、このAISセルに対応
して上流方向にF4レベルのRDIセルが送出されると
ともに、上位階層であるF5レベルのAISセルが下流
方向に送出される。これにより、ATMレイヤにおける
OAM機能のうち故障管理機能を実現する。このような
F4レベルフローあるいはF5レベルフローのエンドポ
イントであるか否かは、ヘッダ変換テーブル701に格
納されるコネクション情報に設定される。
【0042】図2は、ヘッダ変換テーブル701に格納
されているコネクション情報の概要を表わしたものであ
る。すなわちコネクション情報は、入力回線を介して受
信したATMセルのATMセルヘッダ部に設定されるV
PIおよびVCIによって特定されるコネクションであ
るVPI/VCI73に対応して、新しいコネクション
である新VPI/VCI74と、ATMスイッチコア部
40でスイッチングされるべき出力ポートを示す出力ス
イッチポート番号75と、F4レベルのOAMフローの
エンドポイントであることを示すF4フローエンドポイ
ント76と、F5レベルのOAMフローのエンドポイン
トであることを示すF5フローエンドポイント77とが
記憶されている。
【0043】ヘッダ変換部641では、受信側物理レイ
ヤ終端部631で物理レイヤの終端が行われたセルにつ
いて、そのATMセルヘッダ部のVPI/VCIに対応
してヘッダ変換テーブル701に記憶されたコネクショ
ン情報を取り出し、ATMセルヘッダ部に付加してOA
M機能部651に供給する。
【0044】図3は、この第1の回線ポート部611
OAM機能部651の構成要部を表わしたものである。
OAM機能部651は、OAM識別部801と、OAMセ
ルデータ変換部811と、OAM用ヘッダ変換部82
1と、OAM終端部831と、OAM生成部841と、出
力調停部851とを備えている。OAM識別部801は、
入力セルを識別してOAMセルデータ変換部811、O
AM用ヘッダ変換部821、OAM終端部831のいずれ
かに供給する。すなわち、OAM識別部801は、各レ
ベルのOAMフローのエンドポイントである場合のその
レベルのOAMフローのAISセルか、ループバックす
るポイントであるときのLBセルのときは、そのセルを
OAMセルデータ変換部811に出力する。また、入力
セルが、各レベルのOAMフローのエンドポイントであ
る場合のそのレベルのOAMフローのRDIセルか、各
レベルのOAMフローのエンドポイントである場合のそ
のレベルのOAMフローのCCセルか、本スイッチから
送出されLBポイントでループバックして戻って来たL
Bセルのとき、そのセルをOAM終端部831に対して
出力する。そして、それ以外のセルをOAM用ヘッダ変
換部821に対して出力する。
【0045】OAMセルデータ変換部811では、AT
Mスイッチコア部でスイッチングされて出力されるべき
ポートを自ポートとするため、まずセルの出力スイッチ
ポート番号を自ポート番号に強制的に書き換える。さら
に、これがAISセルのときには、図20にしたがって
図21のセルフォーマットの機能フィールドを書き換え
てRDIセルにする。また、LBセルのときには、図2
2のループバック指示を“00000000”に書き換
えて、帰りのLBセルにする。なお、ATMセルヘッダ
部のVPI/VCIフィールドは書き換えない。
【0046】OAM用ヘッダ変換部821は、ATMセ
ルのVPI/VCIフィールドを、ヘッダ変換部641
で付加された新VPI/VCIに書き換える。
【0047】OAM終端部831では、本スイッチでO
AMセルを終端する。
【0048】OAM生成部841は、あらかじめOAM
テーブル711を参照して、一定周期ごとに、全コネク
ションについて生成すべきOAMセルを生成する。OA
Mテーブル711は、各コネクションに対応してAIS
フラグ、RDIフラグが記憶されており、各フラグが立
っているときに、対応するOAMセルを生成し、出力調
停部851に対して出力する。
【0049】図4は、OAMテーブル711に格納され
ているOAM情報の概要を表わしたものである。このよ
うにOAMテーブル711は、入力セルのATMセルヘ
ッダ部に設定されているVPIおよびVCIからなるコ
ネクションであるVPI/VCI90に対応して、AI
Sセルを生成すべきか否かを示すAISフラグ91と、
RDIセルを生成すべきか否かを示すRDIフラグ92
と、生成するAISセルあるいはRDIセルにおいて設
定される故障タイプを示すDEF93と、ATMスイッ
チコア部60でスイッチングされる出力ポートを示す出
力スイッチポート番号94と、新VPI/VCI95と
が記憶されている。
【0050】したがって、OAM生成部841では、一
定周期ごとに全コネクションのAISフラグ91および
RDIフラグ92を検索し、AISフラグ91が立って
いるときは、セルヘッダ部のVPI/VCIには新VP
I/VCI95、OAM情報フィールドの故障タイプに
はDEF93、ヘッダ変換部641で付加されたコネク
ション情報の出力ポートには出力スイッチポート番号9
4とがそれぞれ設定された図21に示すフォーマットの
AISセルを生成する。また、RDIフラグ92が立っ
ているときは、セルヘッダ部のVPI/VCIはそのま
まで、OAM情報フィールドの故障タイプにはDEF9
3、ヘッダ変換部641で付加されたコネクション情報
の出力ポートには自ポート番号とがそれぞれ設定された
図21に示すフォーマットのRDIセルを生成する。さ
らにまた、OAM生成部841は、図示しない管理装置
からの指示により、任意のタイミングでLBセルを生成
することができるようになっている。
【0051】出力調停部851では、OAMセルデータ
変換部811、OAM用ヘッダ変換部821、OAM生成
部841それぞれから送出されるATMセルの出力調停
を行う。この際、OAM生成部841によって送出され
たOAMセルは、ユーザセルの転送効率を低下させない
ように許可されたときのみ出力されるようになってい
る。
【0052】図5は、入力セルバッファ部661の構成
要部を表わしたものである。入力セルバッファ部661
は、キュー部1001と、シェーパ部1011と、QoS
部1021と、セル出力部1031とを備えている。キュ
ー部1001は、出力すべきポート番号が自ポートであ
るOAMセルをキューイングするOAMキュー部104
と、それぞれ各コネクションに対応して第1〜第Nのユ
ーザセルをキューイングする第1〜第Nのユーザセルキ
ュー1051〜105Nとを備えている。ここでは、OA
Mセルと、各ユーザセルとを別々のキューでキューイン
グするようにしているが、コネクションごとにOAMセ
ルとユーザセルをそれぞれキューイングするようにして
も良い。QoS部1021は、あらかじめ設定されたA
TMセルのQoSを保証するように各ユーザセルキュー
からユーザセルの読み出しが行われる。シェーパ部10
1は、QoS部1021からのユーザセルの出力に影響
を与えないように、OAMキュー部104から出力する
OAMセルの出力レートを調整するシェーパ機能を有す
る。セル出力部1031は、シェーパ部1011およびQ
oS部1021からの出力要求を受信して各部からの出
力セルを調整し、シェーパ部1011からの出力要求を
優先させて、ユーザセルを送出させる。
【0053】出力セルバッファ部671の構成および動
作は、入力セルバッファ部661と同様である。
【0054】送信側物理レイヤ終端部691は、出力セ
ルバッファ部671から出力されたセルを物理レイヤに
落として出力回線681に送出する。
【0055】第Mの回線ポート部61Mの構成は、上述
した第1の回線ポート部611と同様なので説明を省略
し、以下では第1の回線ポート部611についてのみ説
明する。
【0056】このような構成のATMスイッチの第1の
回線ポート部611は、中央処理装置(Central Process
ing Unit:CPU)を有し、読み出し専用メモリ(Read
Only Memory:ROM)等の所定の記憶装置に格納され
た制御プログラムにしたがって各種制御を実行できるよ
うになっている。
【0057】図6〜図9は、本実施例におけるATMス
イッチにおける第1の回線ポート部611の受信セル処
理の概要を表わしたものである。すなわち、受信側物理
レイヤ終端部631で終端されたATMセルは、ヘッダ
変換部641に入力されると(ステップS110)、そ
のATMセルヘッダ部が解析され(ステップS11
1)、ヘッダ変換テーブル701にコネクションごとに
登録されている新VPI/VCIおよびATMスイッチ
コア部の出力スイッチポート番号が付加される(ステッ
プS112)。
【0058】図10は、本実施例における第1の回線ポ
ート部611の各部におけるATMセルの構成の概要を
表わしたものである。同図(a)は、受信側物理レイヤ
終端部631で終端された後のATMレイヤにおけるA
TMセルのフォーマットを示す。同図(b)は、ヘッダ
変換部641でコネクション情報が付加されたATMセ
ルのフォーマットを示す。同図(c)は、OAM機能部
651より出力されるATMセルのフォーマットを示
す。すなわち、図6のステップS112では、ATMセ
ルヘッダ150とATMペイロード151とからなる図
9(a)に示すフォーマットのATMセル152に対し
て、図9(b)に示すようにヘッダ変換テーブル701
に、ATMセルのコネクションに対応して記憶されてい
る新VPI/VCI153および出力ポート番号154
を付加した新たなフォーマットのATMセル155を生
成する。
【0059】図6に戻って説明を続ける。ステップS1
12でコネクション情報が付加されたATMセルは、O
AM機能部651のOAM識別部801で分別される。す
なわち、まずOAM識別部801に入力されたセルが、
F4レベルのOAMセルであるか否かを判別する(ステ
ップS113)。ここで、F4レベルのOAMセルでは
ないと判定されたとき(ステップS113:N)、次に
F5レベルのOAMセルであるか否かを判定する(ステ
ップS114)。ここでも、F5レベルのOAMセルで
はないと判定されたとき(ステップS114:N)、O
AM用ヘッダ変換部821に対して送出し、ATMセル
ヘッダのVPI/VCIを新VPI/VCIとして付加
されている値に書き換え(ステップS115)、図9
(c)に示すフォーマットのATMセル156を生成
し、出力調停部851で調停して出力する(ステップS
116)。
【0060】一方、ステップS114で、F5レベルの
OAMセルであると判定されたとき(ステップS11
4:Y)、さらに、F5レベルのLBセルであるか否か
を判定する(ステップS117)。F5レベルのLBセ
ルであると判定されたとき(ステップS117:Y)、
さらにこれをLBポイントとして返送すべきか否かを判
定する(ステップ S118)。一方、ステップS11
7でF5レベルのLBセルではないと判定されたとき
(ステップS117:N)、F5レベルのエンドポイン
トであるか否かを判定する(ステップS119)。これ
は、ヘッダ変換テーブル701では、コネクションごと
に本スイッチがF4レベルあるいはF5レベルのOAM
フローのエンドポイントであるか否かが登録されてお
り、これを参照することで、OAM識別部801は到来
するセルがエンドポイントであるか否かを判別すること
ができる。そして、ステップS118でLBセルのLB
位置IDから本スイッチがLBポイントとして返送すべ
きではないと判定されたとき(ステップS118:
N)、あるいはステップS119でF5レベルのエンド
ポイントではないと判定されたとき(ステップS11
9:N)、新VPI/VCIをドロップした図9(c)
に示すフォーマットのATMセルを生成し(ステップS
115)、ステップS116で出力調停を行わせる。
【0061】ステップS119で、F5レベルのエンド
ポイントであると判定されたとき(ステップS119:
Y)、さらにF5レベルのAISセルであるか否かを判
別する(ステップS120)。F5レベルのAISセル
ではないと判別されたとき(ステップS120:N)、
そのままOAM終端部831でそのOAMセルを終端す
る(ステップS121)。
【0062】ステップS118で、返送すべきLBセル
であると判定されたとき(ステップS118:Y)、図
22に示すセルの機能詳細フィールドにおけるLB表示
をループバックの帰りを示す“00000000”にセ
ットする(ステップS122)。そして、新VPI/V
CIをドロップし、出力スイッチポート番号を自ポート
番号に書き換えた図9(c)に示すフォーマットのAT
Mセルを生成し(ステップS123)、ステップS11
6で出力調停を行わせる。
【0063】ステップS120で、F5レベルのAIS
セルであると判別されたとき(ステップS120:
Y)、図21に示すように機能タイプフィールドにおけ
る表示をRDIセルを示す“0001”に書き換える
(ステップS124)。そして、新VPI/VCIをド
ロップし、出力スイッチポート番号を自ポート番号に書
き換えた図9(c)に示すフォーマットのATMセルを
生成し(ステップS125)、ステップS116で出力
調停を行わせる。
【0064】一方、ステップS113で、F4レベルの
OAMセルであると判定されたとき(ステップS11
3:Y)、F4レベルのLBセルであるか否かを判定す
る(ステップS126)。F4レベルのLBセルである
と判定されたとき(ステップS126:Y)、さらにこ
れがLBポイントとして返送すべきか否かを判定する
(ステップS127)。一方、ステップS126で、ス
テップS126でF4レベルのLBセルではないと判定
されたとき(ステップS126:N)、F4レベルのエ
ンドポイントであるか否かを判定する(ステップS12
8)。ステップS127でLBセルのLB位置IDから
本スイッチがLBポイントとして返送すべきではないと
判定されたとき(ステップS127:N)、あるいはス
テップS128でF4レベルのエンドポイントではない
と判定されたとき(ステップS128:N)、新VPI
/VCIをドロップした図9(c)に示すフォーマット
のATMセルを生成し(ステップS115)、ステップ
S116で出力調停を行わせる。
【0065】F4レベルのエンドポイントであると判定
されたとき(ステップS128:Y)、さらにF4レベ
ルのAISセルであるか否かを判別する(ステップS1
29)。F4レベルのAISセルではないと判別された
とき(ステップS129:N)、そのままOAM終端部
831でそのOAMセルを終端する(ステップS12
1)。
【0066】ステップS127で、返送すべきLBセル
であると判定されたとき(ステップS127:Y)、ス
テップS122で図22に示すセルの機能詳細フィール
ドにおけるLB表示をループバックの帰りを示す“00
000000”にセットする(ステップS122)。そ
して、新VPI/VCIをドロップし、出力スイッチポ
ート番号を自ポート番号に書き換えた図9(c)に示す
フォーマットのATMセルを生成し(ステップS12
3)、ステップS116で出力調停を行わせる。
【0067】ステップS129で、F4レベルのAIS
セルであると判別されたとき(ステップS129:
Y)、図21に示すように機能タイプフィールドにおけ
る表示をRDIセルを示す“0001”に書き換える
(ステップS130)。さらに、OAMテーブル711
において、対応するVPコネクション用のAISフラグ
をセットする(ステップS131)。これにより、F4
レベルのAIS受信時に、所定の周期でOAM生成部8
1からF5レベルのAISが送出されることになる。
また、さらにこのセルの新VPI/VCIをドロップ
し、出力スイッチポート番号を自ポート番号に書き換え
た図9(c)に示すフォーマットのATMセルを生成し
(ステップS132)、ステップS116で出力調停を
行わせる。
【0068】次に、第1の回線ポート部611内におけ
るより具体的なデータ変換について説明する。
【0069】図11は、受信したAISセルからRDI
セルを返送する際のデータ変換の様子を模式的に表わし
たものである。同図(a)は、受信したAISセルのフ
ォーマットを示す。同図(b)は、OAM機能部651
に入力されるセルのフォーマットを示す。同図(c)
は、OAM機能部651から出力されるセルのフォーマ
ットを示す。同図(d)は、出力回線に送出されるセル
のフォーマットを示す。すなわち、図21に示すフォー
マット構成のAISセルは、ヘッダ変換部641におい
て、コネクションに対応する新VPI/VCIと出力ス
イッチポート番号とが付加される(図11(b))。そ
の後、OAM機能部651のOAM識別部801で、OA
Mセルデータ変換部811に出力される。OAMセルデ
ータ変換部811では、上述したようにAISセルに付
加された出力スイッチポート番号は自ポート番号に書き
換えられ、さらに機能タイプをRDIに書き換えるとと
もに、CRCを再計算して、新VPI/VCIをドロッ
プしたRDIセルを出力する(図11(c))。このR
DIセルは、入力セルバッファ部661でキューイング
された後、ATMスイッチコア部60で対応する出力ス
イッチポートである自スイッチポートにスイッチングさ
れ、その際出力スイッチポート番号がドロップされた構
成のRDIセルが出力される(図11(d))。
【0070】図12は、受信したLBセルを返送する際
のデータ変換の様子を模式的に表わしたものである。同
図(a)は、受信したLBセルのフォーマットを示す。
同図(b)は、OAM機能部651に入力されるセルの
フォーマットを示す。同図(c)は、OAM機能部65
1から出力されるセルのフォーマットを示す。同図
(d)は、出力回線に送出されるセルのフォーマットを
示す。すなわち、図22に示すフォーマット構成のLB
セルは、ヘッダ変換部641において、コネクションに
対応する新VPI/VCIと出力スイッチポート番号と
が付加される(図12(b))。その後、OAM機能部
651のOAM識別部801で、OAMセルデータ変換部
811に出力される。OAMセルデータ変換部811
は、上述したようにLBセルに付加された出力スイッチ
ポート番号は自ポート番号に書き換えられ、さらにLB
表示について行きを示す“00000001”から帰り
を示す“00000000”に変換するとともに、CR
Cを再計算して、新VPI/VCIをドロップした返送
すべきLBセルを出力する(図12(c))。このLB
セルは、入力セルバッファ部661でキューイングされ
た後、ATMスイッチコア部60で対応する出力スイッ
チポートである自スイッチポートにスイッチングされ、
その際出力スイッチポート番号がドロップされた構成の
LBセルが出力される(図12(d))。
【0071】次に、上述した階層化されたATMレイヤ
におけるOAMフローについて説明する。
【0072】図13は、ATMレイヤにおける各レベル
のOAMフローの概要を表わしたものである。同図
(a)は、F5レベルであるVCCレベルのOAMフロ
ーを示す。同図(b)は、F4レベルであるVPCレベ
ルのOAMフローを示す。ここでは、図23で示した構
成のATMネットワークにおけるコネクションについて
説明する。F5レベルのOAMフローは、第1および第
2のATM端末301、302間のVCCレベルのフロー
である。これに対して、F4レベルのOAMフローは、
第1および第2のATMスイッチ311、312間のVP
Cレベルのフローである。
【0073】したがって、F4レベルのOAMフロー
で、故障が検出されたとき、F4レベルのAISセルが
故障検出箇所から前方である下流方向に転送され、F4
エンドポイントとしてコネクション設定時に設定された
ネットワークエレメントに到達したとき、後方である上
流方向に図11に示すように生成したRDIセルを送出
するとともに、前方である下流方向にF5レベルのAI
Sセルを送出する。
【0074】図14は、この階層化されたOAM処理の
動作の概要を模式的に表わしたものである。第1のAT
M伝送装置321から第2のATM伝送装置322へのパ
スで故障が発生したとき、第2のATM伝送装置322
で検出され、F4レベルのAISセルが第2のATMス
イッチ312宛てに送出される。第2のATMスイッチ
312があらかじめF4レベルのエンドポイントとして
設定されている場合、受信したF4レベルのAISセル
の機能タイプを書き換えてF4レベルのRDIセルを生
成して、その上流側である第1のATMスイッチ311
宛てに送出する。これと同時に、OAMテーブルにAI
Sフラグを立てる。第2のATMスイッチ312は、あ
らかじめ決められた一定周期ごとにOAMテーブルのA
ISフラグを検出して、対応するコネクションのF5レ
ベルのAISセルを下流側に転送するようになってい
る。F5レベルのエンドポイントが設定された第2のA
TM端末302では、そのまま機能タイプを書き換えて
F5レベルのRDIセルを生成して、その上流側である
第1のATM端末301宛てに送出する。
【0075】以下、本実施例におけるATMスイッチに
おいて行われるITU−T勧告I.610で規定されて
いるOAM処理について説明する。
【0076】図15は、F4レベルのエンドポイントに
おけるF4レベルAISセル受信時の動作の概要を模式
的に表わしたものである。F4レベルのAISセル16
0は、ヘッダ変換部でヘッダ変換テーブルを参照してF
4レベルのエンドポイントとして設定されていると識別
されると、OAM機能部65は出力スイッチポート番号
を自ポートに書き換えるとともに、F4レベルのAIS
セルの機能タイプを書き換えてF4レベルのRDIセル
にし、ヘッダ変換を行わずに入力セルバッファ部66に
出力する。入力セルバッファ部66では、OAMキュー
104に蓄積され、ATMスイッチコア部60で出力ス
イッチポート番号にしたがって自ポートの出力回線にス
イッチングされ戻ってくる。一方、F5レベルのAIS
セルを下流側に送出するため、このVPCを配下とする
VCCに対応するOAMテーブル71のAISフラグを
セットする(フラグセット161)。このOAMテーブ
ル71は、周期的にフラグが読み出され、フラグが立っ
ているときには対応するVPCVCC用のF5レベルA
ISセルを送出する(送出162)。このF5レベルA
ISセル162は、ユーザキュー105に一旦蓄積後、
ATMスイッチコア部60により下流側のポートにスイ
ッチングされる。
【0077】図16は、各OAMフローのエンドポイン
トでのCCセルの生成および送出動作の概要を模式的に
表わしたものである。OAM機能部65のOAM生成部
では、OAMテーブルに登録されているコネクション全
てについて、それぞれ一定周期間隔でCCセルを生成す
ることができるようになっている(生成CCセル16
3)。生成されたCCセル163は、出力スイッチポー
ト番号を自ポート番号として、これをOAMキュー10
4に一旦蓄積後、ATMスイッチコア部60で出力スイ
ッチポート番号にしたがって自ポートの出力回線にスイ
ッチングされ戻ってくる。すなわち、OAMフローのエ
ンドポイントの受信側でCCセルを送出し、これをOA
Mフローの送信側に対して送出する。
【0078】図17は、F4レベルのエンドポイントに
おけるCCセルまたはユーザセル未受信時のAISセル
およびRDIセル送出動作の概要を模式的に表わしたも
のである。本実施例におけるATMスイッチでは、一定
周期でOAMフローのエンドポイントでCCセルが受信
されなかったとき、あるいはユーザセルが受信されなか
ったときに、障害発生と判断するようになっている。す
なわち、OAM機能部65で、CCセルあるいはユーザ
セルの受信タイムアウトが検出されると(タイムアウト
検出165)、OAMテーブル71を参照して、F4レ
ベルのRDIセルとF5レベルのAISセルを生成する
(生成セル166)。F4レベルのRDIセル167
は、出力スイッチポート番号を自ポートに書き換えら
れ、OAMキュー104に一旦蓄積された後、ATMス
イッチコア部60によりその出力スイッチポート番号に
したがって自ポートの出力回線にスイッチングされ、コ
ネクションの上流側に対して送出される。F5レベルの
AISセル168は、ユーザキュー105に一旦蓄積さ
れた後、このコネクションの下流側に対して送出され
る。
【0079】図18は、F5レベルのエンドポイントに
おけるCCセルまたはユーザセル未受信時のAISセル
およびRDIセル送出動作の概要を模式的に表わしたも
のである。本実施例におけるATMスイッチでは、一定
周期でOAMフローのエンドポイントでCCセルが受信
されなかったとき、あるいはユーザセルが受信されなか
ったときに、障害発生と判断するようになっている。す
なわち、OAM機能部65で、CCセルあるいはユーザ
セルの受信タイムアウトが検出されると(タイムアウト
検出170)、OAMテーブル71を参照して、F5レ
ベルのRDIセルを生成する(生成セル171)。F5
レベルのRDIセル171は、出力スイッチポート番号
を自ポートに書き換えられ、OAMキューに一旦蓄積さ
れた後、ATMスイッチコア部60によりその出力スイ
ッチポート番号にしたがって自ポートの出力回線にスイ
ッチングされ、そのコネクションの上流側に対して送出
される。
【0080】図19は、LB位置として設定されたとき
のLBセルを受信してループバック返送動作の概要を模
式的に表わしたものである。OMA機能部65は、LB
セル175を受信すると、OAMセルデータ変換部にお
いて、図22に示すループバック表示フィールドを“0
0000001”から“00000000”に書き換え
られ、さらに出力スイッチポート番号を自ポートに書き
換えられ、ATMセルヘッダ部を変換せずに入力セルバ
ッファ部66に出力する。入力セルバッファ部66で
は、このLBセルをOAMキューに一旦蓄積し、ATM
スイッチコア部60によりその出力スイッチポート番号
にしたがって自ポートにスイッチングされ、そのコネク
ションの上流側に対して送出される。
【0081】このように本実施例におけるATMスイッ
チでは、ポートの受信側において、コネクションごとに
OAM処理フローのエンドポイトか否かを記憶するヘッ
ダ変換テーブルと、コネクションごとにAISフラグお
よびRDIフラグを記憶するOAMテーブルとを備える
ようにした。そして、これらテーブルを参照して、自ポ
ートへ強制的に折り返させるOAMセルは、OAMセル
データ変換部で強制的に出力スイッチポート番号を書き
換えるとともに、AISセルの場合は機能タイプをRD
Iセルに書き換え、LBセルの場合はLB表示を帰りを
示す“00000000”に書き換えてATMスイッチ
コア部60で自ポートへのスイッチングを行うようにし
た。これにより、ITU−T勧告I.610で規定され
ているAISセル受信時のRDIセルの返送、LBセル
受信時の返送LBセル、CCセルの送受信といったOA
M処理について、受信側でのみ行うことができるように
なり、受信側の信号線のみをASIC等に引き込むだけ
で済むため、ASICの低コスト化、さらにはATMス
イッチの低コスト化を図ることができる。さらに、これ
らOAM処理は、1つの双方コネクションのOAM処理
をする場合でも各OAMフローでの処理を受信側でのみ
処理することができ、ソフトウェア等の処理を大幅に軽
減することができる。さらにまた、ある一部のフィール
ドを書き換えたり、そのままスイッチを介して返送する
だけで良いので、従来のようにユーザセルの空きを待つ
ことなく、生成および送出するOAMセルの待ち合わせ
時間を大幅に削減し、OAM処理を高速化することがで
きる。
【0082】さらに、自ポートに折りかえるOAMセル
をキューイングするOAMキューに対してシェーパを設
けるようにすることで、ユーザセルのQoSに与える影
響を最小限に抑えながら、有効にOAMセルを送出する
ことができる。さらに、ユーザキューからの出力要求と
OAMキューからの出力要求との調停について、OAM
キューからの出力要求を優先させることで、OAMセル
が他のユーザセルのために出力できない状況を回避する
ことができる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、OAM処理について、受信側でのみ行うこと
ができるようになり、受信側の信号線のみをASIC等
に引き込むだけで済むため、ASICの低コスト化、さ
らにはATMスイッチの低コスト化を図ることができ
る。
【0084】また請求項2記載の発明によれば、請求項
1記載の発明の効果に加えて、さらに、これらOAM処
理は、1つの双方コネクションのOAM処理をする場合
でも各OAMフローでの処理を受信側でのみ処理するこ
とができ、ソフトウェア等の処理を大幅に軽減すること
ができる。さらにまた、ある一部のフィールドを書き換
えたり、そのままスイッチを介して返送するだけで良い
ので、従来のようにユーザセルの空きを待つことなく、
生成および送出するOAMセルの待ち合わせ時間を大幅
に削減し、OAM処理を高速化することができる。
【0085】さらに請求項3または請求項4記載の発明
によれば、ITU−T勧告I.610で規定されるAI
Sセル、RDIセル、CCセルあるいは返送ループバッ
クセルについて、回線送信側にOAM処理機能を持たせ
ることなく、受信側でのみOAM処理を行うことができ
る。
【0086】さらに請求項5記載の発明によれば、OA
Mセル識別手段および第2のOAMセル識別手段で識別
されないセルについては、そのヘッダ情報をヘッダ変換
手段で付加された第1のコネクション情報に置き換えて
ATMスイッチ手段に対して送出するようにしたので、
通常のATMスイッチ本体を大幅に変更することなく、
OAM処理における故障管理機能を容易に実現すること
ができる。
【0087】さらにまた請求項6記載の発明によれば、
OAM識別手段によって識別されたセルが仮想パスコネ
クションレベルであるF4レベルのAISセルであっ
て、そのOAMフローのエンドポイントであるとき、O
AMテーブルのAISフラグを立ててその仮想パスコネ
クション配下の仮想チャネルコネクションに対してF5
レベルのAISセルを下流側に送出して、パスの迂回や
再接続など障害発生時に最適な対策を容易にとることが
でき、信頼性の高いATMネットワークを構築すること
ができる。
【0088】さらに請求項7記載の発明によれば、自ポ
ートに折りかえるOAMセルをキューイングするOAM
キューに対してシェーパを設けるようにすることで、ユ
ーザセルのQoSに与える影響を最小限に抑えながら、
有効にOAMセルを送出することができる。
【0089】さらに請求項8記載の発明によれば、ユー
ザキューからの出力要求とOAMキューからの出力要求
との調停について、OAMキューからの出力要求を優先
させることで、OAMセルが他のユーザセルのために出
力できない状況を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例におけるATMスイッチの構成の概要
を示すブロック図である。
【図2】本実施例におけるヘッダ変換テーブルの記憶情
報の概要を示す説明図である。
【図3】本実施例における第1の回線ポート部のOAM
機能部の構成要部を示すブロック図である
【図4】本実施例におけるOAMテーブルの記憶情報の
概要を示す説明図である。
【図5】本実施例における入力セルバッファ部の構成要
部を示す構成図である。
【図6】本実施例における第1の回線ポート部の受信セ
ル処理の概要を示す流れ図である。
【図7】本実施例における第1の回線ポート部の受信セ
ル処理のうちLBセルの受信処理の概要を示す流れ図で
ある。
【図8】本実施例における第1の回線ポート部の受信セ
ル処理のうちF5レベルのAISセルの受信処理の概要
を示す流れ図である。
【図9】本実施例における第1の回線ポート部の受信セ
ル処理のうちF4レベルのAISセルの受信処理の概要
を示す流れ図である。
【図10】本実施例における第1の回線ポート部の各部
におけるATMセルの構成の概要を示す説明図である。
【図11】本実施例における受信AISセルからRDI
セルを返送する際のデータ変換の様子を模式的に示す説
明図である。
【図12】本実施例における受信したLBセルを返送す
る際のデータ変換の様子を模式的に示す説明図である。
【図13】本実施例におけるATMレイヤの各レベルの
OAMフローの概要を示す説明図である。
【図14】階層化されたOAM処理の動作の概要を模式
的に示す説明図である。
【図15】本実施例におけるF4レベルのエンドポイン
トにおけるF4レベルAISセル受信時の動作の概要を
模式的に示す説明図である。
【図16】本実施例における各OAMフローのエンドポ
イントでのCCセルの生成および送出動作の概要を模式
的に示す説明図である。
【図17】本実施例におけるF4レベルのエンドポイン
トにおけるCCセルまたはユーザセル未受信時のAIS
セルおよびRDIセル送出動作の概要を模式的に示す説
明図である。
【図18】本実施例におけるF5レベルのエンドポイン
トにおけるCCセルまたはユーザセル未受信時のAIS
セルおよびRDIセル送出動作の概要を模式的に示す説
明図である。
【図19】本実施例におけるLB位置として設定された
ときのLBセルを受信してループバック返送動作の概要
を模式的に示す説明図である。
【図20】ITU−T勧告I.610で規定されるOA
M処理の各種機能を示す説明図である。
【図21】AISセルあるいはRDIセルのフォーマッ
ト構成を示す説明図である。
【図22】LBセルのフォーマット構成を示す説明図で
ある。
【図23】AISセルおよびRDIセルによる故障通知
動作を示す説明図である。
【図24】CCセルによる導通試験動作を示す説明図で
ある。
【図25】LBセルによる折り返し試験動作を示す説明
図である。
【図26】従来提案されたATMスイッチにおける回線
ポート部の構成の概要を示すブロック図である。
【符号の説明】
60 ATMスイッチコア部 611 第1の回線ポート部 61M 第Mの回線ポート部 621、62M 入力回線 631、63M 受信側物理レイヤ終端部 641、64M ヘッダ変換部 651、65M OAM機能部 661、66M 入力セルバッファ部 671、67M 出力セルバッファ部 681、68M 出力回線 691、69M 送信側物理レイヤ終端部 701、70M ヘッダ変換テーブル 711、71M OAMテーブル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される応答すべきATMセルがOA
    Mセルであるか否かを識別するセル識別手段と、このセ
    ル識別手段によって前記ATMセルがOAMセルである
    と識別されたときこのセルが入力されたポート番号を出
    力すべきポート番号として付加するとともに前記OAM
    セルの所定の領域を変更して第2のOAMセルに変換す
    るセルデータ変換手段とを備える複数の回線ポート部
    と、 ポートごとに前記回線ポート部が設けられ、前記セルデ
    ータ変換手段によって変換された第2のOAMセルに付
    加された前記ポート番号に基づいて前記ポート間のスイ
    ッチ処理を行うATMスイッチ手段とを具備することを
    特徴とするATMスイッチ。
  2. 【請求項2】 コネクションごとに出力すべきポート番
    号と第1のコネクション情報とATMレイヤにおける各
    レベルのOAMフローのエンドポイントであるか否かを
    示すエンドポイント情報とを対応付けて記憶するヘッダ
    変換テーブルと、入力されるATMセルのヘッダ情報に
    基づいてこのヘッダ変換テーブルに記憶されているポー
    ト番号および第1のコネクション情報を付加するヘッダ
    変換手段と、このヘッダ変換手段によって前記ポート番
    号および第1のコネクション情報が付加されたATMセ
    ルのコネクションに対応して前記ヘッダ変換テーブルに
    記憶されているエンドポイント情報が各フローのエンド
    ポイントであって前記ATMセルがそのフローの警報表
    示信号としてのAISセルであるか、またはあらかじめ
    設定されたループバックポイントであるときのループバ
    ックセルであるセルかを識別するOAMセル識別手段
    と、このOAMセル識別手段によって識別されたAIS
    セルあるいは前記ループバックセルが入力されたポート
    番号を出力すべきポート番号として付加するとともに前
    記AISセルのときにはRDIセルに変換し、前記ルー
    プバックセルのときには所定の領域を書き換えて返送ル
    ープバックに変換するOAMセルデータ変換手段とを備
    える複数の回線ポート部と、 ポートごとにそれぞれ前記回線ポート部が備えられ、前
    記OAMセルデータ変換手段によって変換されたRDI
    セルあるいは返送ループバックセルに付加された前記ポ
    ート番号に基づいて前記ポート間のスイッチ処理を行う
    ATMスイッチ手段とを具備することを特徴とするAT
    Mスイッチ。
  3. 【請求項3】 前記ヘッダ変換手段によって前記ポート
    番号および第1のコネクション情報が付加されたATM
    セルのコネクションに対応して前記ヘッダ変換テーブル
    に記憶されているエンドポイント情報が各フローのエン
    ドポイントであって前記ATMセルがそのフローの遠端
    受信故障としてのRDIセルあるいは連続性チェックの
    ためのCCセルあるいは自スイッチが送出したループバ
    ックに対応した返送ループバックであるかを識別する第
    2のOAMセル識別手段と、この第2のOAMセル識別
    手段によって識別された前記RDIセル、前記CCセル
    あるいは前記返送ループバックを終端する終端手段とを
    備えることを特徴とする請求項2記載のATMスイッ
    チ。
  4. 【請求項4】 コネクションごとにAISセルの送出を
    指示するAISフラグとRDIセルの送出を指示するR
    DIフラグとOAMセル設定情報とを対応付けて記憶す
    るOAMテーブルと、一定周期でこのOAMテーブルの
    AISフラグおよびRDIフラグを読み出してフラグが
    立っているか否かを監視するフラグ監視手段と、このフ
    ラグ監視手段によってAISフラグが立っていることが
    検出されたときこのコネクションに対応して記憶された
    OAMセル設定情報に基づいて生成したAISセルを前
    記ATMスイッチ手段に対して送出するAISセル送出
    手段と、前記フラグ監視手段によってRDIフラグが立
    っていることが検出されたときこのコネクションに対応
    して記憶されたOAMセル設定情報に基づいて生成し出
    力すべきポート番号を自ポート番号としたRDIセルを
    前記ATMスイッチ手段に対して送出するRDIセル送
    出手段とを備えることを特徴とする請求項2または請求
    項3記載のATMスイッチ。
  5. 【請求項5】 前記OAMセル識別手段および第2のO
    AMセル識別手段によって識別されないセルのヘッダ情
    報を前記ヘッダ変換手段によって付加された前記第1の
    コネクション情報に変更して前記ATMスイッチ手段に
    対して送出することを特徴とする請求項4記載のATM
    スイッチ。
  6. 【請求項6】 前記OAM識別手段によって識別された
    セルが仮想パスコネクションレベルのAISセルであっ
    て、そのOAMフローのエンドポイントであるときその
    仮想パスコネクション配下の仮想チャネルコネクション
    に対して仮想チャネルコネクションレベルのAISセル
    の送出を指示するAISフラグを立てることを特徴とす
    る請求項4または請求項5記載のATMスイッチ。
  7. 【請求項7】 前記OAMセルデータ変換手段によって
    変換され出力すべきポート番号を自ポートとするセルの
    みをキューイングする第1のキューと、それ以外のセル
    をキューイングする第2のキューと、第2のキューにキ
    ューイングされたセルの通信品質に基づいて第1のキュ
    ーから出力されるセルをシェーピングするシェーピング
    手段とを備えることを特徴とする請求項2〜請求項6記
    載のATMスイッチ。
  8. 【請求項8】 前記第1のキューから出力されるセルを
    前記第1のキューから出力されるセルに優先して前記A
    TMスイッチ手段に出力させることを特徴とする請求項
    7記載のATMスイッチ。
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