JPH11275077A - Atmネットワークシステム及びそのクロック供給ルート変更方法 - Google Patents

Atmネットワークシステム及びそのクロック供給ルート変更方法

Info

Publication number
JPH11275077A
JPH11275077A JP10071783A JP7178398A JPH11275077A JP H11275077 A JPH11275077 A JP H11275077A JP 10071783 A JP10071783 A JP 10071783A JP 7178398 A JP7178398 A JP 7178398A JP H11275077 A JPH11275077 A JP H11275077A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
route
node
clock
peer group
exchange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10071783A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuto Asano
克仁 麻野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP10071783A priority Critical patent/JPH11275077A/ja
Priority to US09/152,176 priority patent/US6414959B1/en
Publication of JPH11275077A publication Critical patent/JPH11275077A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • H04L2012/5619Network Node Interface, e.g. tandem connections, transit switching
    • H04L2012/562Routing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • H04L2012/5625Operations, administration and maintenance [OAM]
    • H04L2012/5627Fault tolerance and recovery
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • H04L2012/5638Services, e.g. multimedia, GOS, QOS
    • H04L2012/5671Support of voice
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • H04L2012/5672Multiplexing, e.g. coding, scrambling
    • H04L2012/5674Synchronisation, timing recovery or alignment

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】クロック供給ルートに障害が生じた場合にクロ
ック同期網から切り離される交換機が発生するのを防止
できるATMネットワークシステムを提供すること。 【解決手段】本発明のATMネットワークシステムは、
クロック同期源11と複数個のノード12〜17とを有
し、各ノード12〜17がクロック同期源11からクロ
ックを受け取るための複数個のクロック供給用のルート
A〜Fが設定されている。各ノード12〜17は、現在
使用しているルートの障害を検出した場合に、このルー
トを通じて自身からクロックの供給を受けている他のノ
ードにAISを含むOAMセルをコネクションを通じて
与えるとともに、使用するルートを他のルートに変更す
る。また、AISを受け取ったノードは、このAISに
基づいて使用するルートを他のルートに変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声データや映像
データをATM(Asynchronous Transfer Mode)網を通じ
て伝送する場合に必要とされるクロック同期トポロジ
(クロック供給ルート)を決定するATMネットワークシ
ステム及びそのクロック供給ルート決定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マルチメディアアプリケーション
の伝送媒体としてATM網が開発・導入されている。A
TM網の利用要求は、インターネットで代表されるLA
Nデータだけではなく、音声データや映像データ等の同
期系のアプリケーションにまで及んでいる。ここで、同
期系のアプリケーションを端末間で適正に送受信するに
は、端末間がクロック同期をとってデータを送受信する
ことを要する。このため、同期系のデータの中継にAT
M網を用いる場合には、ATM網がクロック同期をとる
必要がある。従って、障害等の外部要因に影響を受けに
くいATM網内のクロック同期トポロジの構築が必要と
されている。
【0003】従来のATM網では、ATM網設計者がA
TM網を設計する場合には、その網内におけるATM交
換機(ノード:以下「交換機」という)のクロック同期網
を設定し、且つ交換機毎にクロック同期源を切り替えて
いた。具体的には、網の設計者は、クロック同期源とな
る交換機を予め決定し、それ以外の各交換機については
クロック同期トポロジが一意となるように交換機のクロ
ック抽出ポート(他の交換機からクロックを受け取るた
めのポート)を決定していた。このとき、設計者は、各
交換機のクロック供給ルートに障害が生じた場合を想定
し、第2優先以降のクロック抽出ポートをも決定し、現
在使用されているクロック抽出ポートからクロックを抽
出できなくなった場合には、そのクロック抽出ポートの
次の優先順位を持つクロック抽出ポートからクロックが
抽出されるようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ATM網では以下の問題があった。即ち、上述したよう
に、クロック抽出ポートの切替処理は各交換機にて行わ
れている。このとき、切替処理を行う交換機が他の交換
機の上流に位置する場合には、下流に存する他の交換機
に影響を与える場合があった。
【0005】図13は、従来のATM網におけるクロッ
ク同期網の問題を示す説明図である。図13において、
ATM網は、交換機1〜6を有している。このATM網
には、交換機1から交換機4へ向かう第1優先のクロッ
ク供給ルート(クロック同期トポロジ)が設定されるとと
もに、交換機1から交換機5へ向かう第1優先のクロッ
ク供給ルートが設定されている。また、交換機4から交
換機6へ向かう第2優先のクロック供給ルートが設定さ
れるとともに、交換機5から交換機2へ向かう第2優先
のクロック供給ルートが設定されている。
【0006】このATM網にて、第1優先のクロック供
給ルートが使用されている際に、交換機2と交換機3と
の間におけるクロック供給パスに障害が生じた場合に
は、交換機3は、交換機2からクロックを受け取ること
ができなくなる。このため、交換機3は、自身に施され
た設定に従ってクロック抽出ポートを切り替えることに
よって、クロック供給ルートを交換機4からクロックを
受け取る第2優先のルートに切り替える。
【0007】ところが、交換機3は、クロック供給パス
に障害が生じたことを交換機4や交換機5に伝える構成
を有していなかった。このため、交換機4は、交換機3
が交換機4からクロックを受け取る状態となった後でも
交換機3からクロックを受け取る状態を維持する。一
方、交換機5は、障害発生前の設定を維持するので交換
機6から受け取ったクロックを交換機4に供給しない。
この結果、交換機3と交換機4との間にクロックループ
が発生し、交換機3,4がクロック同期網から切り離さ
れ、他の交換機1,2,5,6と同期をとることができな
くなっていた。
【0008】また、図13に示したATM網において、
交換機1に障害が生じた場合には、他の交換機2〜6に
クロックが供給されなくなる可能性があった。本発明は
上述した問題に鑑みなされたものであり、クロック供給
ルートに障害が生じた場合にクロック同期網から切り離
される交換機が発生するのを防止することができるAT
Mネットワークシステム及びそのクロック供給ルート変
更方法を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために以下の構成を採用する。すなわち、請
求項1の発明は、クロック同期源とこのクロック同期源
と同期化する複数個のノードとを有し、各ノードが前記
クロック同期源からクロックを受け取るための複数個の
クロック供給用のルートが設定されたATMネットワー
クシステムである。このシステムにおいて、各ノード
は、現在使用しているルートの障害を検出した場合に、
このルートを通じて自身からクロックの供給を受けてい
る他のノードに障害信号を与えるとともに、使用するル
ートを他のルートに変更する。また、各ノードは、他の
ノードから障害信号を受け取った場合に、この障害信号
に基づいて使用するルートを他のルートに変更する。
【0010】請求項1の発明によれば、クロック供給用
のルートの障害を検出したノードが、自身が使用するル
ートを変更する際には、障害が生じたルートにおいて自
身の下流に存する他のノードに障害信号を与える。そし
て、他のノードは、障害信号に基づいて自身が使用する
ルートを変更する。このため、障害を検出したノードが
ルートを変更することによって、他のノードにクロック
を供給しない状態となっっても、他のノードは、ルート
の変更によってクロックの供給を受けることができる。
従って、他のノードがクロック同期網から外れてしまう
ことを防止することができる。
【0011】ここに、ノードには、例えばATM交換
機,ATM-HUB,ATMルータ等のATM網を構成
するATM伝送装置が挙げられる。また、クロック同期
源は、クロック発生源を有するノード,或いは、ユーザ
端末装置からクロックを受け取るノードである。
【0012】請求項2の発明は、請求項1記載の各ノー
ドが、障害信号を受け取ってルートを変更する場合に
は、複数個のルートのうち、当該障害信号を発したノー
ドからクロックを受け取らないルートを選択することで
特定したものである。このようにすれば、障害信号を発
したノードと障害信号を受け取ったノードとが相互にク
ロックを受け取るようなルートが選択されることを防止
でき、両者の間でクロックループが発生することを防止
することができる。
【0013】請求項3の発明は、請求項1のATMネッ
トワークシステムが各ルートに対応づけてその正常性を
確認するためのコネクションを有し、各ノードが、障害
を検出したルートと対応するコネクションへ前記障害信
号を送出することによって、前記障害信号を他のノード
に与えることで特定したものである。
【0014】請求項4の発明は、請求項3記載の各ノー
ドが、障害が生じたルートの障害信号を与えるべき他の
ノードとの間で同方向の他のルートが設定されている場
合には、この他のルートと対応するコネクションにも前
記障害信号を送出することで特定したものである。
【0015】請求項5の発明は、請求項1記載の各ノー
ドが、前記クロック同期源又は他のノードから出力され
たクロックが入力されるポートを複数個有し、各ポート
の使用/未使用の設定を変更することによってルートを
変更することで特定したものである。
【0016】請求項6の発明は、プライベートネットワ
ークネットワークインターフェイススペシフィケーショ
ン(PNNI)に基づいて構成されたATMネットワーク
システムである。このシステムでは、ATMネットワー
クを構成する複数個のノードが、ピアグループを形成
し、前記ピアグループ内の各ノードが、自身から各他の
ノードに至るまでの最短ルートのデータを有し、前記ピ
アグループ内の何れかのノードがピアグループリーダと
して設定され、前記ピアグループリーダがクロック同期
源として設定される。そして、前記ピアグループリーダ
が、前記最短ルートのデータに基づいて、自身から各他
のノードに至るまでの最短ルートをクロック供給ルート
として決定し、前記ピアグループリーダ以外の各ノード
が、前記最短ルートのデータに基づいて、自身から前記
ピアグループリーダに至るまでの最短ルートをクロック
供給ルートとして決定する。
【0017】請求項6の発明によると、PNNIベース
のATMネットワークシステムでは、ピアグループに属
する各ノードがピアグループのトポロジデータを取得
し、このトポロジデータに基づいて最短ルートを算出す
る。そして、この最短ルートのデータを利用してクロッ
ク供給ルートを決定するので、ATMネットワークにお
けるクロック供給ルートが自動的に決定される。
【0018】請求項7の発明は、請求項6記載のピアグ
ループリーダに障害が生じた場合に、ピアグループリー
ダ以外の何れかのノードが新たにピアグループリーダと
して設定され、新たにピアグループリーダとなったノー
ドが、新たにクロック同期源となり、前記最短ルートの
データに基づいて、自身から各他のノードに至るまでの
最短ルートをクロック供給ルートとして決定し、新たに
ピアグループリーダとなったノード以外の各ノードが、
前記最短ルートのデータに基づいて、クロック供給ルー
トを自身から新たにピアグループリーダとなったノード
に至るまでの最短ルートに変更することで特定したもの
である。
【0019】請求項7の発明によれば、クロック同期源
たるピアグループリーダに障害が生じた場合には、ピア
グループリーダの変更に伴ってクロック同期源が変更さ
れ、この新たなクロック同期源についてのクロック供給
ルートが各ノードにて決定される。このため、クロック
同期源の障害によって他のノードがクロックを取得でき
なくなることを防止することができる。
【0020】請求項8の発明は、クロック同期源とこの
クロック同期源と同期化する複数個のノードとを有し、
各ノードが前記クロック同期源からクロックを受け取る
ための複数個のクロック供給用のルートが設定されたA
TMネットワークシステムのクロック供給ルート変更方
法であって、前記複数個のノードの何れかが、現在使用
しているルートの障害を検出し、障害を検出したルート
を通じて自身からクロックの供給を受けている他のノー
ドに障害信号を与え、使用するルートを他のルートに変
更し、障害信号を受け取ったノードが、障害信号に基づ
いて使用するルートを他のルートに変更することを特徴
とする。
【0021】請求項9の発明は、請求項8記載の障害信
号を受け取ったノードが、前記障害信号を発したノード
からクロックを受け取らないルートを選択することで特
定したものである。
【0022】請求項10の発明は、請求項8記載の各ノ
ードが、障害を検出したルートに対応づけて設けられた
コネクションへ前記障害信号を送出することによって、
前記障害信号を他のノードに与えることで特定したもの
である。
【0023】請求項11の発明は、請求項10記載の各
ノードが、障害が生じたルートの障害信号を与えるべき
他のノードとの間で同方向の他のルートが設定されてい
る場合には、この他のルートと対応するコネクションに
も前記障害信号を送出することで特定したものである。
【0024】請求項12の発明は、プライベートネット
ワークネットワークインターフェイススペシフィケーシ
ョンに基づいて構成され、複数個のノードがピアグルー
プとして形成され、このピアグループ内の何れかのノー
ドがピアグループリーダとして設定され、このピアグル
ープリーダがクロック同期源として設定されたATMネ
ットワークシステムにおけるクロック供給ルート決定方
法であって、前記各ノードが、自身から各他のノードに
至るまでの最短ルートのデータを取得し、前記ピアグル
ープリーダが、前記最短ルートのデータに基づいて、自
身から各他のノードに至るまでの最短ルートをクロック
供給ルートとして決定し、前記ピアグループリーダ以外
の各ノードが、前記最短ルートのデータに基づいて、自
身から前記ピアグループリーダに至るまでの最短ルート
をクロック供給ルートとして決定することを特徴とす
る。
【0025】請求項13の発明は、請求項12記載の方
法が、ピアグループリーダに障害が生じた場合に、ピア
グループリーダ以外の何れかのノードを新たにピアグル
ープリーダとして設定し、新たにピアグループリーダと
なったノードが、前記最短ルートのデータに基づいて、
自身から各他のノードに至るまでの最短ルートをクロッ
ク供給ルートとして決定し、新たにピアグループリーダ
となったノード以外の各ノードが、前記最短ルートのデ
ータに基づいて、自身から新たにピアグループリーダと
なったノードに至るまでの最短ルートをクロック供給ル
ートとして決定することで特定したものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施形態を図
面を参照して説明する。 [実施形態1]図1は、本発明の実施形態1によるAT
M網を示す図である。図1において、ATM網は、7つ
のATM交換機11〜17を備える。各交換機11〜1
7は、図示せぬ1以上のユーザ端末装置(端末:LAN
(Local Area Network)を含む)と通信回線を介して接続
されており、ATM網は、端末間における音声・映像デ
ータの中継網として機能し、各交換機11〜17は、音
声・映像データを格納したセルのノード(交換点)として
機能する。また、各交換機11〜17は、CBR(Const
ant Bit Rate:固定伝送速度)でデータを伝送する。
【0027】また、各交換機11〜17は、隣接する交
換機とクロック供給用のパス31〜41を介して結ばれ
ている。そして、ATM網には、交換機11をクロック
同期源とする6つのクロック供給ルート(クロック同期
トポロジ)A〜Fが設定され、各ルートA〜Fに応じた
クロック同期検証用のコネクション42〜47が設定さ
れている。
【0028】即ち、交換機11→交換機12→交換機1
4→交換機16のルートAを経るコネクション42が設
定され、交換機11→交換機13→交換機14→交換機
16→交換機17のルートBを経るコネクション43が
設定され、交換機11→交換機13→交換機15のルー
トCを経るコネクション44が設定され、交換機11→
交換機13→交換機15のルートDを経るコネクション
45が設定され、交換機11→交換機12→交換機14
→交換機13→交換機15→交換機16のルートEを経
るコネクション46が設定され、交換機11→交換機1
2→交換機17のルートFを経るコネクション47が設
定されている。
【0029】図2は、各交換機12〜17に設定された
クロック供給ルートA〜Fの優先順位を示すテーブルで
ある。各交換機12〜17は、自身が現在使用している
クロック供給ルートに障害が生じた場合には、図2に示
したテーブルに従ってクロック供給ルートA〜Fを変更
する。
【0030】図3は、各交換機11〜17の構成例を示
す図である。各交換機11〜17は、同じ構成を有して
いるので、図3には例として交換機11が示されてい
る。図3において、交換機11は、制御部20と、制御
部20に接続された入力回線対応部21,ATM-SW
22,及び出力回線対応部23とを有する。
【0031】入力回線対応部21には、音声・映像デー
タを格納したセルが入力される。入力回線対応部21
は、制御部20からの命令に従って、コネクションの終
端,セルの流量監視,セルのヘッダ変換,性能監視,セ
ルの組立・分解等を行う。また、入力回線対応部21
は、OAMセル(Operation And Meintenance Cell:保
守運用管理セル)が入力された場合には、その格納内容
を制御部20に与える。
【0032】ATM-SW22は、入力回線対応部21
から入力されたセルのルーティングを行う。出力回線対
応部23は、ATM-SW22から受け取ったセルを所
定のコネクションへ送出する。また、出力回線対応部2
3は、制御部20からの命令に従って性能監視を行い、
必要に応じてOAMセルを生成してコネクション41〜
46へ送出する。
【0033】また、交換機11は、制御部20と接続さ
れたクロック抽出ポート決定用のテーブル24を有す
る。テーブル24は、半導体メモリ,磁気ディスク,光
磁気ディスク等の記憶装置内に保持されている。テーブ
ル24は、OAMセルを検出したコネクションとポート
変更処理後の入力ポート及び出力ポートの番号とを対応
づけて格納している。また、テーブル24は、各コネク
ション42〜47の障害状態についてのフラグを格納し
ている。
【0034】さらに、交換機11は、制御部20と接続
されたクロック抽出ポート設定部(以下「ポート設定
部」という)25と、ポート設定部25に接続されたク
ロック発生源26とを有する。ポート設定部25は、複
数個のクロック抽出ポート(以下単に「ポート」という)
27と接続されており、各ポート27は、パス31,3
2と接続されている。ポート設定部25は、制御部20
からの命令に従って、各ポート27について、「クロッ
クの入力ポート(クロック抽出ポート)」,「クロックの
出力ポート」,或いは「未使用」の何れかの設定を施
す。
【0035】また、ポート設定部25は、クロック発生
源26又は端末(ユーザ端末装置)Tから出力されたクロ
ックを交換機内の各部に供給し、そのクロックを出力ポ
ートから出力する。但し、交換機12〜17は、クロッ
クを他の交換機から受け取る設定となっているので、交
換機12〜17におけるポート設定部25は、入力ポー
トから入力されたクロックを受け取って交換機内の各部
に供給し、出力ポートから他の交換機へ向けてクロック
を出力する。
【0036】制御部20は、CPU(Central Processin
g Unit)とメモリとを中心として構成されており、メモ
リ内の制御プログラムを実行することによって交換機の
各部を制御する。例えば、制御部20は、OAMプロト
コルに従って、上流に存する交換機と接続されたパスの
障害を監視し、必要に応じて後述するクロック抽出ポー
ト変更処理を実行する。
【0037】以下、図1に示したATM網における各交
換機11〜17の動作例を説明する。ここでは、例とし
て、交換機11から発せられたクロックを各交換機12
〜17が優先度1のクロック供給ルート(ルートA,C,
D,F)で受け取っている場合について説明する。
【0038】交換機11は、クロック発生源26又は端
末Tから受けとったクロックを各ポート27からパス3
1,32に出力する。これによって、各交換機12〜1
7は、ルートA,C,D,Fを介してクロックを受け取
り、同期をとって動作する。
【0039】その後、例えば交換機11と交換機13と
を結ぶパス32に障害が生じたとする。この場合、交換
機13にはクロックが入力されなくなるので、交換機1
3の入力回線対応部21がパス32の障害を検出する。
すると、交換機13の制御部20は、図4に示すクロッ
ク抽出ポート変更処理を実行する。
【0040】即ち、交換機13の制御部20は、パス3
2の障害を検出すると(S1;YES)、障害が生じたル
ート(この場合はルートB,C,D)を特定し(S2)、AI
S(Alarm Indication Signal:警報表示信号)を含むOA
Mセルを、特定したルートと対応する各コネクションへ
送出する旨の命令を与えるとともに、テーブル24の該
当するコネクションのフラグを“1”に設定する(S
3)。これによって、出力回線対応部23は、AISを
含むOAMセルを生成し、ルートB,C,Dと対応する各
コネクション43,44,45へOAMセルを送出する。
【0041】続いて、制御部20は、該当するコネクシ
ョンと対応するクロック抽出ポートの番号をテーブル2
4から読み出す(S4)。このとき、制御部20は、フラ
グが“0”,即ち障害が発生していないルートのコネク
ションと対応する番号を、図2に示した優先順位に従っ
て読み出す。ここでは、パス35を収容するポート27
の番号が読み出される。その後、制御部20は、ポート
設定部25にクロック抽出ポート変更命令として与える
(S5)。これによって、ポート設定部25が、パス32
を収容するポート27からパス35を収容するポート2
7へクロック抽出ポートを変更する。
【0042】その後、交換機13から送出されたOAM
セルは、各コネクション43〜45を通じて各交換機1
4〜17に与えられる。すると、各交換機14〜16の
制御部20は、図5に示すクロック抽出ポート変更処理
を実行する。即ち、制御部20は、入力回線対応部21
に入力されたOAMセルからAISを検出すると(S0
1)、OAMセルを伝送したコネクションについて、テ
ーブル24のフラグを“1”に設定した後、当該OAM
セルを伝送したコネクションに対応するポート番号をS
4と同様の手法でテーブル24から読み出す(S02)。
【0043】続いて、制御部20は、読み出したポート
番号をクロック抽出ポート変更命令としてポート設定部
25に与え(S03)、クロック抽出ポート変更処理を終
了する。その後、ポート設定部25は、制御部20から
受け取ったポート番号に従って各ポート27の設定を変
更する。
【0044】この結果、交換機14が各パス34,37
を収容するポート27を出力ポートとして設定し、交換
機15がパス39を収容するポート27を出力ポートと
して設定し、交換機16が入力ポートをパス36を収容
するポート27からパス37を収容するポート27へ変
更する。これによって、各交換機12〜16がルートE
経由でクロックを受け取り、且つ交換機17がルートF
経由でクロックを受け取る状態となる。
【0045】その後、各交換機15〜17は、AISに
対応するRDI(Remote Defect Indication:遠端受信故
障)を含むOAMセルを生成し、交換機11宛に送信す
る。実施形態1によると、ATM網にクロック同期検証
用のコネクション42〜47が設定され、クロック供給
用のパスに障害が生じた場合には、その下流に存する交
換機にAISが与えられ、該当する交換機がクロック供
給ルートを変更する。このため、従来のようにクロック
ループの発生によってクロック同期網から切り離される
交換機が生じることを防止できる。 [実施形態2]図6は、実施形態2によるATM網の一
部を示す図である。図6に示すように、ATM網の一部
をなす交換機48と交換機49とがクロック供給用のパ
スを介して接続されている。各交換機48,49には、
交換機48を上流とする二つのクロック供給ルートが設
定され、これらのルートのクロック同期検証用のコネク
ションA1,B1が設定されている。一方、各交換機4
8,49には、交換機49を上流とする二つのクロック
供給ルートが設定され、これらのルートのクロック同期
検証用のコネクションC1,D1が設定されている。
【0046】ここで、交換機48がコネクションA1に
沿ったルートで図示せぬ他の交換機からクロックを受け
取り、交換機49がコネクションD1に沿ったルートで
図示せぬ他の交換機からクロックを受け取っている場合
において、交換機48がコネクションA1からAISを
受け取ったとする。このとき、交換機48が、自身に施
された優先順位に従って、コネクションC1に沿ったル
ートでクロックを受け取る状態,即ち交換機48が交換
機49からクロックを抽出するようにクロック抽出ポー
トを変更したとする。
【0047】その後、交換機49がコネクションD1か
らAISを受け取り、自身に施された優先順位に従っ
て、コネクションB1に沿ったルートでクロックを受け
取る状態,即ち交換機49が交換機48からクロックを
抽出するようにクロック抽出ポートの変更を行うと、交
換機48と交換機49との間でクロックループが発生
し、交換機48,49がクロック同期網から外れてしま
う。
【0048】上記点に鑑み、各交換機48,49には、
図7に示すように、実施形態1にて説明した構成に加
え、同方向コネクション管理用のテーブル24aが設け
られている。テーブル24aは、コネクションの番号を
アドレスとして有し、同方向コネクションの番号をデー
タとして有し、さらに、コネクション(クロック供給パ
ス)の障害の有無についてのフラグを保持する。
【0049】以下、各交換機48,49の動作例を説明
する。交換機48がコネクションA1に沿ったルートで
図示せぬ他の交換機からクロックを受け取り、交換機4
9がコネクションD1に沿ったルートで図示せぬ他の交
換機からクロックを受け取っている場合に、交換機48
がコネクションA1からAISを含むOAMセルを受信
したとする。
【0050】すると、交換機48の制御部20は、図8
及び図9に示すクロック抽出ポート変更処理を実行す
る。即ち、制御部20は、入力回線対応部21に入力さ
れたOAMセルからAISを検出すると(S21)、この
AISに基づいてOAMセルを伝送したコネクション
(ここではコネクションA1)と対応する同方向コネクシ
ョンをテーブル24aから読み出す(S22)。ここで
は、コネクションA1の同方向コネクションとしてコネ
クションB1の番号が読み出される。
【0051】続いて、制御部20はテーブル24a内の
フラグを参照する(S23)。このとき、制御部20は、
図9のサブルーチンに示すように、AISを検出したコ
ネクション(コネクションA1)のフラグを“1”に設定
し(S201)、AISを検出したコネクションと逆方向
のコネクション(ここではコネクションC1,D1)の全
てのフラグが“1”であるか否かを判定する(S20
2)。
【0052】ここで、制御部20は、全てのフラグが
“1”でない場合(S202;NO)には、AISを検出
したコネクションと同方向のコネクション(コネクショ
ンB1)のフラグを“1”に設定し(S203)、処理を
図8のメインルーチンへ戻す。これに対し、制御部20
は、全てのフラグが“1”である場合(S202;YE
S)には、処理を図8のメインルーチンへ戻す。
【0053】本動作例では、制御部20がS202の判
定を行う際に、コネクションC1,D1に従ったルート
(のクロック供給パス)に障害が生じていないものとす
る。この場合、コネクションC1,D1のフラグは
“0”であるので、制御部20は、コネクションB1の
フラグを“1”に設定する。
【0054】続いて、制御部20は、テーブル24aの
参照結果に基づいて、フラグを“1”に設定したコネク
ションへAIS信号を含むOAMセルを送出する旨の命
令を出力回線対応部23に与える(S24)。これによっ
て、出力回線対応部23が該当するコネクションへOA
Mセルを送出する。ここでは、コネクションA1,B1
にOAMセルが送出され、コネクションB1に沿ったル
ート(のクロック供給パス)に障害が擬似的に発生した状
態とされる。
【0055】その後、制御部20は、コネクションA1
と対応するポート番号をテーブル24から読み出す(S
25)。続いて、制御部20は、読み出したポート番号
をクロック抽出ポート変更命令としてポート設定部25
に与える(S26)。これによって、ポート設定部25
は、制御部20から受け取ったポート番号に従って、コ
ネクションC1に従ったルートでクロックを受け取るよ
うにクロック抽出ポートを変更する。これによって、交
換機48は、交換機49からクロックを受け取る状態と
なる。
【0056】その後、交換機49では、コネクションD
1からAISを含むOAMセルが受信されると、テーブ
ル24aにおける各コネクションA1,B1のフラグが
“1”に設定され、コネクションC1に沿ったルートで
交換機48にクロックを与えるように各ポート27の設
定が変更される。
【0057】その後、交換機49がコネクションD1か
らAISを含むOAMセルを受信した場合には、交換機
49の制御部20が図8及び図9に示したクロック抽出
ポート変更処理を実行する。但し、交換機49の制御部
20は、図9に示すS202の処理において、テーブル
24aにおける各コネクションA1,B1のフラグが
“1”となっていることに鑑み、コネクションC1のフ
ラグを“1”に設定しない。従って、交換機49では、
コネクションD1に沿ったルートからコネクションB1
に沿ったルートでクロックを受け取る状態へ遷移するこ
となく、コネクションC1に沿ったルートでクロックを
受け取る状態へ遷移する。
【0058】実施形態2によれば、交換機48がコネク
ションA1からAISを含むOAMセルを受信した場合
には、コネクションA1と同方向のコネクションたるコ
ネクションB1にもOAMセルを送出するので、交換機
49はコネクションB1に沿ったルートも障害と認識す
る。このため、交換機49がコネクションD1に沿った
ルートの障害に応じてコネクションB1に沿ったルート
でクロックを検出する状態となり、交換機48と交換機
49との間でクロックループが発生してしまうことを防
止することができる。 [実施形態3]図10は、実施形態3によるATM網の
構成図である。このATM網は、ATMフォーラムにて
規定されているPNNI(Private Network-to-Network
Interface specification)をベースとして形成されたプ
ライベートATM網である。即ち、実施形態3によるA
TM網は、「The ATM Committee "Private Network-to-
Network Specification Interface v1.0" March 1996」
に規定された勧告に基づいて構成されている。
【0059】図10において、ATM網は5つの交換機
51〜55からなり、各交換機51〜55は、自身と隣
接する交換機とクロック供給用のパスL1〜L7の何れ
かを介して接続されている。各パスL1〜L7は、その
パスを使用することによるメトリック(コスト)をもつ。
図10のパスL1〜L7上に示された数字は、そのパス
のメトリックを示す。
【0060】交換機51〜55は、「ピアグループ」と
呼ばれる集まりを形成している。「ピアグループ」と
は、同一のトポロジーデータベースを持ち、互いにリン
ク状態に関する完全な情報を交換するノードの集まりで
あり、各交換機51〜55は、いわゆるローエストレベ
ルノードを構成する。ピアグループ内では、グループ内
に属する交換機の何れかがピアグループリーダとして設
定される。
【0061】本実施形態では、交換機51がピアグルー
プリーダとして設定され、各交換機52〜55がグルー
プメンバーとして設定されている。そして、ピアグルー
プリーダたる交換機51がクロック同期源となり、他の
交換機52〜55に対してクロックを供給する。
【0062】各交換機51〜55は、以下のようにして
クロック供給ルートを決定する。即ち、各交換機51〜
55は、自身と隣接する交換機との間で“PNNI H
ELLO”パケットを交換する。これによって、各交換
機51〜55は、自身と隣接交換機とを結ぶクロック供
給用のパス,即ちリンクの情報(リンクのメトリック(コ
スト)を含む)を交換する。
【0063】続いて、各交換機51〜55は、自身に接
続されたリンク情報の全てを含むメッセージ“PTSE
(PNNI Topology State Element)”を、自身と接続され
た全ての隣接交換機に対して送出する。このとき、各交
換機51〜55は、他の交換機から“PTSE”を受信
した場合には、その“PTSE”を送出した交換機以外
の隣接交換機に対し、その“PTSE”を送出する。
【0064】このような処理が繰り返し行われることに
よって、最終的には、各交換機51〜55が、ピアグル
ープに属する全ての交換機のリンク情報を取得する。そ
して、各交換機51〜55は、このリンク情報をトポロ
ジーデータベースとして保有する。これによって、各交
換機51〜55は、ATM網のトポロジーを把握可能と
なっている。その後、各交換機51〜55は、トポロジ
ーデータベースに保持されたリンク情報を用い、自身か
ら他の交換機までの間でリンク上のメトリックが最小と
なるルート(最短ルート)を、他の交換機の全てについて
算出し保持する。そして、交換機51は、自身と各交換
機52〜56との間の最短ルートに従ったクロック供給
ルートを設定する。
【0065】交換機51は、最短ルート算出処理の結
果、図11(A)に示すビュー(クロックツリー)を持つよ
うになり、これに従って、交換機51→交換機52→交
換機54を経るルートをクロック供給用のルートaとし
て設定し、交換機51→交換機53→交換機55を経る
ルートをクロック供給用のルートbとして設定する。一
方、各交換機52〜56は、最短ルート算出処理の結果
に基づいて、交換機51へ向かう最短ルートのポートを
クロック抽出ポートとして設定する。
【0066】例えば、交換機55は、最短ルート算出処
理の結果、図11(B)に示すビューを持つようになり、
交換機53をクロック同期源とし、交換機53と接続さ
れたパスL6を収容するポートをクロック抽出ポートと
して設定する。このように、実施形態3によるATM網
では、ピアグループリーダをクロック同期源としたクロ
ックツリーが自動的に形成され、各グループメンバー
が、ピアグループリーダから最短ルートでクロックの供
給を受け取るように、クロック抽出ポート(クロックの
入力ポート)を設定する。
【0067】ところで、PNNIでは、ピアグループリ
ーダに障害が生じた場合には、グループメンバーの何れ
かがピアグループリーダとなる手法について勧告されて
いる。この勧告に従い、実施形態3によるATM網で
は、ピアグループリーダたる交換機51に障害が生じた
場合には、例えば交換機55が交換機51に代わってピ
アグループリーダとなる設定が施されている。即ち、交
換機51に障害が生じた場合には、その旨のメッセージ
が各交換機52〜55に通知され、交換機55が新たに
ピアグループリーダとなるための設定処理を自動的に行
い、他の交換機は、交換機55をピアグループリーダと
して取り扱うための設定処理を自動的に行う。
【0068】このとき、交換機55は、交換機51と代
わって新たにクロック同期源となる。このため、交換機
55は、最短ルート算出処理の結果を利用して、他の交
換機への最短ルートをクロック供給ルートとして設定す
る。即ち、図12に示すように、交換機55→交換機5
3→交換機52を経るルートをクロック供給用のルート
cとして設定し、交換機55→交換機54を経るルート
をクロック供給用のルートdとして設定する。
【0069】一方、各交換機52〜54は、交換機51
に障害が生じた旨のメッセージを受け取った場合には、
交換機55へ向かう最短ルートのポートがクロック抽出
ポートとなるように、ポートの設定を変更する。
【0070】このように、実施形態3によるATM網に
よると、ピアグループ内の各交換機51〜55における
最短ルート決定処理の結果に基づいて、ピアグループ内
のクロック供給ルート(クロック同期トポロジ)が自動的
に設定される。
【0071】また、クロック同期源に障害が生じた場合
には、他の交換機がクロック同期源となり、このクロッ
ク同期源をルートとするクロックツリーが設定され、こ
のクロックツリーに従ったクロック供給ルートが新たに
設定される。また、他の交換機がクロック供給ルートに
従ってクロック抽出ポートの設定を自動的に変更するの
で、クロック同期源の故障によって他の交換機がクロッ
ク同期をとることができなくなることを防止することが
できる。
【0072】
【発明の効果】本発明によるATMネットワークシステ
ム及びそのクロック供給ルート変更方法によると、クロ
ック供給ルートに障害が生じた場合にクロック同期網か
ら切り離されるノードが生じるのを防止することができ
る。
【0073】また、本発明によれば、クロック同期源の
故障によって他のノードがクロックの供給を受けられな
くなることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1によるATM網の構成図
【図2】図1に示した各交換機のクロック供給ルートの
優先順位を示すテーブル
【図3】図1に示した交換機の構成図
【図4】クロック抽出ポート変更処理を示すフローチャ
ート
【図5】クロック抽出ポート変更処理を示すフローチャ
ート
【図6】本発明の実施形態2によるATM網の一部を示
す図
【図7】図6に示した交換機の構成図
【図8】実施形態2によるクロック抽出ポート変更処理
を示すフローチャート
【図9】実施形態2によるクロック抽出ポート変更処理
を示すフローチャート
【図10】本発明の実施形態3によるATM網の構成図
【図11】クロック供給ルート決定方法の説明図
【図12】クロック供給ルート決定方法の説明図
【図13】従来の問題の説明図
【符号の説明】
11 ATM交換機 20 制御部 21 入力回線対応部 22 ATM-SW 23 出力回線対応部 24 クロック抽出ポート決定テーブル 25 クロック抽出ポート設定部 27 ポート 42〜47 コネクション

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロック同期源とこのクロック同期源と同
    期化する複数個のノードとを有し、各ノードが前記クロ
    ック同期源からクロックを受け取るための複数個のクロ
    ック供給用のルートが設定されたATMネットワークシ
    ステムにおいて、 各ノードが、 現在使用しているルートの障害を検出した場合に、この
    ルートを通じて自身からクロックの供給を受けている他
    のノードに障害信号を与えるとともに、使用するルート
    を他のルートに変更し、 他のノードから障害信号を受け取った場合に、この障害
    信号に基づいて使用するルートを他のルートに変更する
    ことを特徴とするATMネットワークシステム。
  2. 【請求項2】前記各ノードが、障害信号を受け取ってル
    ートを変更する場合には、複数個のルートのうち、当該
    障害信号を発したノードからクロックを受け取らないル
    ートを選択することを特徴とする請求項1記載のATM
    ネットワークシステム。
  3. 【請求項3】前記各ルートに対応づけてその正常性を確
    認するためのコネクションが設けられ、 前記各ノードは、障害を検出したルートと対応するコネ
    クションへ前記障害信号を送出することによって、前記
    障害信号を他のノードに与えることを特徴とする請求項
    1記載のATMネットワークシステム。
  4. 【請求項4】前記各ノードは、障害が生じたルートの障
    害信号を与えるべき他のノードとの間で同方向の他のル
    ートが設定されている場合には、この他のルートと対応
    するコネクションにも前記障害信号を送出することを特
    徴とする請求項3記載のATMネットワークシステム。
  5. 【請求項5】前記各ノードは、前記クロック同期源又は
    他のノードから出力されたクロックが入力されるポート
    を複数個有し、各ポートの使用/未使用の設定を変更す
    ることによってルートを変更することを特徴とする請求
    項1記載のATMネットワークシステム。
  6. 【請求項6】プライベートネットワークネットワークイ
    ンターフェイススペシフィケーションに基づいて構成さ
    れたATMネットワークシステムであって、 ATMネットワークを構成する複数個のノードがピアグ
    ループを形成し、 前記ピアグループ内の各ノードが、自身から各他のノー
    ドに至るまでの最短ルートのデータを有し、 前記ピアグループ内の何れかのノードがピアグループリ
    ーダとして設定され、 前記ピアグループリーダがクロック同期源として設定さ
    れ、 前記ピアグループリーダが、前記最短ルートのデータに
    基づいて、自身から各他のノードに至るまでの最短ルー
    トをクロック供給ルートとして決定し、 前記ピアグループリーダ以外の各ノードが、前記最短ル
    ートのデータに基づいて、自身から前記ピアグループリ
    ーダに至るまでの最短ルートをクロック供給ルートとし
    て決定することを特徴とするATMネットワークシステ
    ム。
  7. 【請求項7】前記ピアグループリーダに障害が生じた場
    合に、ピアグループリーダ以外の何れかのノードが新た
    にピアグループリーダとして設定され、 新たにピアグループリーダとなったノードが、新たにク
    ロック同期源となり、前記最短ルートのデータに基づい
    て、自身から各他のノードに至るまでの最短ルートをク
    ロック供給ルートとして決定し、 新たにピアグループリーダとなったノード以外の各ノー
    ドが、前記最短ルートのデータに基づいて、クロック供
    給ルートを自身から新たにピアグループリーダとなった
    ノードに至るまでの最短ルートに変更することを特徴と
    する請求項6記載のATMネットワークシステム。
  8. 【請求項8】クロック同期源とこのクロック同期源と同
    期化する複数個のノードとを有し、各ノードが前記クロ
    ック同期源からクロックを受け取るための複数個のクロ
    ック供給用のルートが設定されたATMネットワークシ
    ステムのクロック供給ルート変更方法であって、 前記複数個のノードの何れかが、現在使用しているルー
    トの障害を検出し、障害を検出したルートを通じて自身
    からクロックの供給を受けている他のノードに障害信号
    を与え、使用するルートを他のルートに変更し、 障害信号を受け取ったノードが、障害信号に基づいて使
    用するルートを他のルートに変更することを特徴とする
    クロック供給ルート変更方法。
  9. 【請求項9】前記障害信号を受け取ったノードが、前記
    障害信号を発したノードからクロックを受け取らないル
    ートを選択することを特徴とする請求項8記載のクロッ
    ク供給ルート変更方法。
  10. 【請求項10】前記各ノードは、障害を検出したルート
    に対応づけて設けられたコネクションへ前記障害信号を
    送出することによって、前記障害信号を他のノードに与
    えることを特徴とする請求項8記載のクロック供給ルー
    ト変更方法。
  11. 【請求項11】前記各ノードは、障害が生じたルートの
    障害信号を与えるべき他のノードとの間で同方向の他の
    ルートが設定されている場合には、この他のルートと対
    応するコネクションにも前記障害信号を送出することを
    特徴とする請求項10記載のクロック供給ルート変更方
    法。
  12. 【請求項12】プライベートネットワークネットワーク
    インターフェイススペシフィケーションに基づいて構成
    され、複数個のノードがピアグループとして形成され、
    このピアグループ内の何れかのノードがピアグループリ
    ーダとして設定され、このピアグループリーダがクロッ
    ク同期源として設定されたATMネットワークシステム
    におけるクロック供給ルート決定方法であって、 前記各ノードが、自身から各他のノードに至るまでの最
    短ルートのデータを取得し、 前記ピアグループリーダが、前記最短ルートのデータに
    基づいて、自身から各他のノードに至るまでの最短ルー
    トをクロック供給ルートとして決定し、 前記ピアグループリーダ以外の各ノードが、前記最短ル
    ートのデータに基づいて、自身から前記ピアグループリ
    ーダに至るまでの最短ルートをクロック供給ルートとし
    て決定することを特徴とするクロック供給ルート決定方
    法。
  13. 【請求項13】前記ピアグループリーダに障害が生じた
    場合に、ピアグループリーダ以外の何れかのノードを新
    たにピアグループリーダとして設定し、 新たにピアグループリーダとなったノードが、前記最短
    ルートのデータに基づいて、自身から各他のノードに至
    るまでの最短ルートをクロック供給ルートとして決定
    し、 新たにピアグループリーダとなったノード以外の各ノー
    ドが、前記最短ルートのデータに基づいて、自身から新
    たにピアグループリーダとなったノードに至るまでの最
    短ルートをクロック供給ルートとして決定することを特
    徴とする請求項12記載のクロック供給ルート決定方
    法。
JP10071783A 1998-03-20 1998-03-20 Atmネットワークシステム及びそのクロック供給ルート変更方法 Withdrawn JPH11275077A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10071783A JPH11275077A (ja) 1998-03-20 1998-03-20 Atmネットワークシステム及びそのクロック供給ルート変更方法
US09/152,176 US6414959B1 (en) 1998-03-20 1998-09-11 ATM network system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10071783A JPH11275077A (ja) 1998-03-20 1998-03-20 Atmネットワークシステム及びそのクロック供給ルート変更方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11275077A true JPH11275077A (ja) 1999-10-08

Family

ID=13470527

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10071783A Withdrawn JPH11275077A (ja) 1998-03-20 1998-03-20 Atmネットワークシステム及びそのクロック供給ルート変更方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6414959B1 (ja)
JP (1) JPH11275077A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU719175B2 (en) * 1996-08-19 2000-05-04 Juniper Networks, Inc. ATM virtual path switching node
JP2002094513A (ja) * 2000-09-11 2002-03-29 Hitachi Ltd 通信ネットワークシステムおよびパス接続制御方法
KR101340169B1 (ko) * 2011-04-26 2013-12-10 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 망 동기 장치의 셸프, 망 동기 장치

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000201163A (ja) * 1999-01-06 2000-07-18 Nec Corp 分散型ネットワ―クノ―ド
JP3482996B2 (ja) * 1999-12-03 2004-01-06 日本電気株式会社 Atmスイッチ
JP2001244918A (ja) * 2000-02-28 2001-09-07 Fujitsu Ltd ネットワーク装置
US6697382B1 (en) * 2000-03-07 2004-02-24 Cisco Technology Inc. Distributing and synchronizing a representation of time between components of a packet switching system
US6957358B1 (en) * 2002-01-28 2005-10-18 Cisco Systems, Inc. Scaling dynamic clock distribution for large service provider networks
GB2421671A (en) * 2004-12-22 2006-06-28 Marconi Comm Gmbh A node selects a source of timing information using network topology and the timing status of network nodes
JP4526562B2 (ja) * 2005-03-24 2010-08-18 富士通株式会社 セル分解装置、セル組立装置
CN101094077B (zh) * 2007-02-28 2010-05-26 华为技术有限公司 一种多平面交换网的全局时标同步方法及系统
EP2367309B1 (en) * 2010-02-10 2016-07-13 Alcatel Lucent Method for detecting a synchronization failure of a transparent clock and related protection schemes
US20120106954A1 (en) * 2010-11-01 2012-05-03 Lockheed Martin Corporation Method for updating ports in a photonic-based distributed network switch
US9252904B2 (en) * 2011-06-01 2016-02-02 Coriant Operations, Inc. Method and apparatus for distributing network timing in a mesh optical network
US20130283174A1 (en) * 2012-04-23 2013-10-24 Alcatel-Lucent Canada Inc. Synchronization topology and route analytics integration

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01316043A (ja) 1988-06-16 1989-12-20 Fujitsu Ltd 通信システムの同期クロック供給制御方式
JPH03250829A (ja) 1990-02-28 1991-11-08 Fujitsu Ltd ディジタル同期自営網のクロックトポロジー構成方法
US5450406A (en) * 1993-04-20 1995-09-12 Kabushiki Kaisha Toshiba ATM communication system with high speed connection-less service function
JPH08213996A (ja) * 1995-01-31 1996-08-20 Canon Inc 非同期転送モードハブの同期確立方法及び非同期転送モード域内網交換システム
JPH09261229A (ja) * 1996-03-19 1997-10-03 Hitachi Ltd Atm通信装置
GB9625020D0 (en) * 1996-11-29 1997-01-15 Northern Telecom Ltd Network restoration
US5959972A (en) * 1997-05-27 1999-09-28 3Com Corporation Method of port/link redundancy in an ATM switch

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU719175B2 (en) * 1996-08-19 2000-05-04 Juniper Networks, Inc. ATM virtual path switching node
JP2002094513A (ja) * 2000-09-11 2002-03-29 Hitachi Ltd 通信ネットワークシステムおよびパス接続制御方法
KR101340169B1 (ko) * 2011-04-26 2013-12-10 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 망 동기 장치의 셸프, 망 동기 장치

Also Published As

Publication number Publication date
US6414959B1 (en) 2002-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11275077A (ja) Atmネットワークシステム及びそのクロック供給ルート変更方法
US6983294B2 (en) Redundancy systems and methods in communications systems
JP3808647B2 (ja) セル交換モジュール、伝送装置及び伝送装置における現用・予備切り替え方法
US6262977B1 (en) High availability spanning tree with rapid reconfiguration
EP1201100B1 (en) Method and apparatus for fast reroute in a connection-oriented network
FI117225B (fi) Aktiivi-/varareititysjärjestelmä ATM-verkossa
WO2007086157A1 (ja) ネットワークシステム
JPH09224026A (ja) 通信ノード及び障害復旧方法並びに通信ネットワーク
EP2689561B1 (en) Directing traffic in an edge network element operable to perform layer 2 data forwarding and supporting any of various spanning tree protocols
CN103841025A (zh) 通信系统及网络中继装置
CN105340230A (zh) 虚拟机架拓扑管理
JPH10135980A (ja) Atm網におけるコネクション設定および復旧方式
JPH1023034A (ja) ネットワーク制御装置
Pahlevan et al. Evaluation of tsn dynamic configuration model for safety-critical applications
US20100128640A1 (en) Apparatus and method for calculating an optimum route between a pair of nodes in a communication network
JP4637021B2 (ja) 伝送装置、伝送路リング間接続方法および伝送路リング間接続プログラム
US8542687B2 (en) Node apparatus and route calculation method
JP5352502B2 (ja) パケット通信システム及びパケット通信装置制御方法
US9426058B2 (en) Transmission equipment and transmission method
CN116032731B (zh) RapidIO网络系统热备份的实现方法和装置
US7660237B2 (en) Synchronous clock supply system and synchronous clock supply method
CN101635656A (zh) 层次化有序地址分组网络中故障检测的方法、系统及设备
JP3011131B2 (ja) 伝送経路自律切替えシステム
US7065585B2 (en) Method for switching communication modes and exchange therefor
JP2000224240A (ja) 品質保証型通信経路通知方式およびルータ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607