JP2001160142A - 画像の鮮鋭度判断方法、画像の鮮鋭度を判断する処理を行うためのプログラムを記録した記録媒体、画像処理装置および写真焼付装置 - Google Patents
画像の鮮鋭度判断方法、画像の鮮鋭度を判断する処理を行うためのプログラムを記録した記録媒体、画像処理装置および写真焼付装置Info
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Abstract
の鮮鋭度の判断を適切に、容易に、かつ安定して行う。 【解決手段】 BGR/輝度変換部が元画像のBGRの
画像データを輝度画像データ(画素値)に変換すると
(S1)、平滑化画像作成部は、上記画素値に基づいて
元画像の平滑化画像を作成する(S2)。第1エッジ強
度算出部は、元画像のエッジ強度を算出する(S3)。
一方、第2エッジ強度算出部は、上記平滑化画像のエッ
ジ強度を算出する(S4)。鮮鋭度判断部は、元画像の
エッジ強度と平滑化画像のエッジ強度とから、エッジ強
度比の相対度数分布を求める(S5)。そして、鮮鋭度
判断部は、互いに異なるエッジ強度比に対応する相対度
数の比を求め(S6)、この比が閾値(例えば1)以上
であるか否かを判断することによって元画像の鮮鋭度を
判断する(S7)。
Description
ム等の写真フィルムを読み取って得られる画像データや
PC(Personal Computer )等にて用いられる画像デー
タに基づいて画像の鮮鋭度を判断する画像の鮮鋭度判断
方法、画像の鮮鋭度を判断する処理を行うためのプログ
ラムを記録した記録媒体、画像の鮮鋭度を判断する画像
処理装置、および、上記画像処理装置を備えた写真焼付
装置に関するものである。
度の低いぼけ画像である場合には、上記元画像の画像デ
ータに対して鮮鋭化処理を行い、処理後の画像データに
基づいて写真を焼けば、高画質のプリントを得ることが
できる。一方、上記元画像が元々鮮鋭度の高い画像であ
る場合には、上記の鮮鋭化処理を行わなくても、そのま
ま上記元画像の画像データに基づいて写真を焼けば、高
画質のプリントを得ることができる。
元画像のぼけ具合い、すなわち、元画像の鮮鋭度によっ
て決まると考えてよい。したがって、高画質のプリント
を得る上でまず必要となるのが、元画像の鮮鋭度の判断
である。元画像の鮮鋭度の判断手法としては、例えば特
開昭53−70428号公報および特開昭61−744
3号公報に開示されている。
のようにして画像のぼけを検出している。すなわち、写
真フィルムを線状に走査し、高帯域幅での最大濃度勾配
と、高い空間周波数領域を取り除くことにより不鮮明に
された画像内容の最大濃度勾配とを求める。そして、こ
れら2つの濃度勾配の商を算出し、この商と閾値との大
小関係に基づいて画像のぼけを検出する。
以下のようにして原稿の鮮鋭度を評価している。すなわ
ち、原稿の直線状の複数の領域(画素)を走査し、走査
された領域の濃度情報を含む走査信号をそれぞれの領域
ごとに発生させる。次に、各走査信号に基づいて鮮鋭信
号およびぼやけ信号をそれぞれ生成し、各鮮鋭信号を微
分して最大濃度勾配xを算出すると共に、各ぼやけ信号
を微分して最大濃度勾配yを算出する。そして、各鮮鋭
信号の最大濃度勾配xと対応するぼやけ信号の最大濃度
勾配yとの比から求められる評価値と、鮮鋭信号の濃度
勾配の関数である参照値とを比較することにより、原稿
の鮮鋭度を評価する。
の方法は、いずれも、元画像(または鮮鋭化画像)とそ
のぼけ画像において、走査領域の中の最大濃度勾配だけ
を見て元画像の鮮鋭度を判断する方法のため、走査領域
の中で最も鮮鋭度の高いエッジ部分の情報を反映せずに
元画像全体の鮮鋭度を判断する場合がある。その結果、
どのような元画像に対しても鮮鋭度の判断を適切に行う
ことができないという問題が生ずる。
域を考えた場合に、その領域中の異なる位置(画素位
置)における3種類のエッジ部分(実線〜)の画像
データ(濃度値)の変化を模式的に示したものである。
なお、図7では、3種類のエッジを比較しやすいように
重ねて示している。
は、画像データの変化区間mと、画像データの変化量n
とを用いて以下のように示すことができる。すなわち、
実線のエッジの濃度勾配p1 は、n1 /m1 で示さ
れ、実線のエッジの濃度勾配p2 は、n2 /m2 で示
され、実線のエッジの濃度勾配p3 は、n1 /m3 で
示される。ただし、n1 >n2 とし、m1 >m2 >m3
とする。また、上記画像データとしては、例えば8ビッ
トで0(黒)〜255(白)までの値を考えるものとす
る。
を比較する場合、画像データの変化量がともに同じn1
であるので、濃度勾配の大きい実線のほうが実線よ
りもエッジは鮮鋭であると言える。
度を比較する場合、必ずしも実線と実線の濃度勾配
だけに基づいてエッジの鮮鋭度を判断することはできな
い。なぜならば、画像データの変化量が互いに異なって
いる場合は、濃度勾配が小さくても画像データの変化区
間が短ければ、エッジが鮮鋭であると言える場合がある
からである。実線では、濃度勾配が実線よりも小さ
いが、実線よりも狭い区間で画像データが所定量変化
している。このため、実際には、実線よりも実線の
ほうがエッジが鮮鋭に見える。このことは、濃度勾配の
大小は必ずしもエッジの鮮鋭度の大小には対応せず、画
像データの変化区間の大小がエッジの鮮鋭度の大小に対
応することを意味する。
してそれらのデータから元画像の鮮鋭度を判断する場
合、その画像中で最も鮮鋭度の高い(エッジ幅の小さ
い)画素に注目する必要がある。しかし、上記各公報で
は、同じ走査領域の中でも最大濃度勾配を与える画素し
か選択していないため、上述の原理によって最も鮮鋭度
の高い画素グループを選択せずに元画像全体の鮮鋭度を
判断する場合があり得る。その結果、元画像の鮮鋭度の
判断を適切に行うことができなくなる。
において、最大濃度勾配xと最大濃度勾配yとの比から
求められる評価値は、最大濃度勾配xの値によって最大
濃度勾配yをグループ分けし、それぞれのグループでy
/xを合計することにより求められる。しかし、この方
法では、参照値を与える最大濃度勾配xと最大濃度勾配
yとの関数を決定することが実際上困難である。また、
どのような元画像に対しても鮮鋭度の判断を安定して行
うようにしようとすると、元々の情報量が不十分なた
め、複雑な計算が必要となる。
なされたもので、その目的は、どのような元画像に対し
ても、元画像の鮮鋭度の判断を適切に、容易に、かつ安
定して行うことができる画像の鮮鋭度判断方法、画像の
鮮鋭度を判断する処理を行うためのプログラムを記録し
た記録媒体、画像処理装置および写真焼付装置を提供す
ることにある。
像の鮮鋭度判断方法は、上記の課題を解決するために、
元画像からその平滑化画像を作成する第1の工程と、上
記元画像の第1エッジ強度を算出する第2の工程と、上
記平滑化画像の第2エッジ強度を算出する第3の工程
と、上記第1エッジ強度と上記第2エッジ強度とに基づ
いて元画像の鮮鋭度を判断する第4の工程とを有し、上
記第4の工程は、さらに、上記第2エッジ強度と上記第
1エッジ強度との比と、その度数とに基づいて度数分布
を作成する工程と、互いに異なる上記比に対応する度数
の比を求める工程と、上記度数の比と閾値との大小関係
に基づいて元画像の鮮鋭度を判断する工程とを有してい
ることを特徴としている。
ム等の写真フィルムを読み取って得られる画像データや
PC等にて用いられる画像データに対応する画像を想定
することができる。上記構成においては、元画像の第1
エッジ強度が算出される一方、上記元画像の平滑化画像
が作成されると共に上記平滑化画像の第2エッジ強度が
算出される。これら第1エッジ強度や第2エッジ強度
は、どちらもエッジ部分における濃度勾配に対応するも
のである。上記の濃度勾配とは、一般的に、エッジ部分
における画像データの変化量と画像データの変化区間と
の比を指す。
ジ強度をeb、元画像における画像データの変化量を
h、そのときの画像データの変化区間をa、平滑化画像
における画像データの変化量をh、そのときの画像デー
タの変化区間をbとする。
エッジにおける画像データの変化区間の幅の大小を見る
ことで判断できる。例えば、平滑化画像と元画像とにお
けるエッジ幅の比b/aは、元画像でのエッジが鮮鋭で
あるほど、つまり、aが小さいほど大きくなる。したが
って、このようなエッジ幅比b/aを考えれば、元画像
の各エッジの鮮鋭度を適切に判断することができる。こ
れにより、元画像に含まれる複数のエッジのうち、鮮鋭
なエッジの情報を用いて画像の鮮鋭度を判断することが
可能となる。
り、第2エッジ強度ebはh/bであるので、第2エッ
ジ強度と第1エッジ強度との比(以下、エッジ強度比f
と記載する)は、eb/eo=(h/b)/(h/a)
=a/bとなる。このことは、エッジ強度比fの逆数で
ある1/fが、上記したエッジ幅比と等価であることを
意味する。したがって、第1エッジ強度eoと第2エッ
ジ強度ebとを利用することにより、上記したエッジ幅
比b/aを考えることができる。
度数分布を作成すると共に、互いに異なるエッジ強度比
fのそれぞれに対応する度数の比を考え、上記度数の比
と閾値との大小関係を比較している。これにより、エッ
ジ強度比fがより小さい値となるような画素、すなわ
ち、逆数1/fが大きい値となるような画素の、画像全
体に占める割合を客観的に把握することができる。逆数
1/fが大きい値となるような画素の割合が多ければ、
エッジ幅の比b/aの大きい画素の割合が多いことにな
り、結果的に、元画像に鮮鋭なエッジが多く含まれるこ
とになる。
でもエッジ間で異なるため、鮮鋭度の評価においては、
上記hのばらつきの影響を取り除く必要がある。第2エ
ッジ強度ebはh/bで得られる一方、第1エッジ強度
eoはh/aで得られ、両者ともhの情報を含んでい
る。しかし、エッジ強度比fを演算すれば、f=a/b
となり、エッジ強度比fからhの情報を除外することが
できる。
の異なる部分を含んでいても、上記エッジ強度比fを演
算することによって、画像データの変化量を正規化した
ときの画像データの変化区間の大小を必然的に見ている
ことになる。これにより、エッジ強度比fの度数分布を
作成すれば、真に鮮鋭なエッジの情報を確実に上記度数
分布に反映させることができる。
どのような画像であっても、上記度数分布に基づいて、
元画像の鮮鋭度を適切かつ安定して判断することができ
る。
強度比と閾値との大小関係を比較するのは非常に単純な
処理であり、複雑な計算は必要ないので、鮮鋭度の判断
を容易に行うことができる。
法は、上記の課題を解決するために、請求項1の構成に
おいて、上記第4の工程は、上記元画像の注目画素にお
ける第1エッジ強度とその周囲の画素における第1エッ
ジ強度との中で、上記注目画素における第1エッジ強度
が最大となる場合の、上記注目画素における第1エッジ
強度と、上記注目画素と上記平滑化画像上で対応する画
素の第2エッジ強度とを用いて、上記第2エッジ強度と
上記第1エッジ強度との比を求める工程をさらに含んで
いることを特徴としている。
ジ強度の高い画素は、画像中で確実にエッジ部分に対応
していることが言える。したがって、そのような画素の
第1エッジ強度と、上記画素と平滑化画像上で対応する
画素の第2エッジ強度とを用いてエッジ強度比を求める
ことにより、このエッジ強度比を用いて作成した度数分
布に基づいて行う元画像の鮮鋭度の判断を、元画像のエ
ッジ部分の鮮鋭度を確実に考慮して行うことができる。
その結果、鮮鋭度の判断結果の信頼性を確実に向上させ
ることができる。
法は、上記の課題を解決するために、請求項2の構成に
おいて、上記第2エッジ強度と上記第1エッジ強度との
比を求めるための上記第1エッジ強度を決定するのに用
いられる画素は、元画像における注目画素と、上記注目
画素の上下方向に位置する画素と上記注目画素の左右方
向に位置する画素とのうち少なくとも一方の画素とであ
ることを特徴としている。
の情報は、注目画素の上下左右に位置する画素にそれぞ
れ反映されている。したがって、エッジ強度比を求める
ための上記第1エッジ強度を決定するのに用いられる画
素として、元画像における注目画素と、上記注目画素の
上下方向に位置する画素と上記注目画素の左右方向に位
置する画素とのうち少なくとも一方の画素とを考えて
も、元画像のエッジ部分の鮮鋭度を確実に考慮して元画
像全体の鮮鋭度の判断を行うことができる。つまり、注
目画素の周囲の全ての画素の第1エッジ強度を考えなく
ても、少ない画素数で上記鮮鋭度の判断を適切に行うこ
とができる。
られる画素は、注目画素とその上下方向に位置する画素
だけであってもよく、また、注目画素とその左右方向に
位置する画素だけであってもよい。特に、注目画素と、
その上下方向および左右方向に位置する画素とを上記決
定の考慮に入れれば、上述の効果を確実に得ることがで
きる。
法は、上記の課題を解決するために、請求項1ないし3
のいずれかの構成において、上記度数は、各比に対応す
る度数を全て足し合わせた全度数に対する相対度数であ
ることを特徴としている。
とからなる度数分布では、元画像を構成する画素数が変
化すれば、その分布形状も変化するので、元画像の画素
数に応じた閾値の設定が必要となる。これに対して、エ
ッジ強度比とその相対度数とからなる相対度数分布を作
成した場合は、元画像の画素数が異なる場合でも、同等
の鮮鋭度の画像についてはほぼ同じ分布形状を得ること
ができる。これにより、元画像の画素数に応じた閾値の
設定を不要とすることができ、鮮鋭度の判断をより容易
に行うことができる。
断する処理を行うためのプログラムを記録した記録媒体
は、上記の課題を解決するために、元画像からその平滑
化画像を作成する第1の処理と、上記元画像の第1エッ
ジ強度を算出する第2の処理と、上記平滑化画像の第2
エッジ強度を算出する第3の処理と、上記第1エッジ強
度と上記第2エッジ強度とに基づいて元画像の鮮鋭度を
判断する第4の処理とをコンピュータに実行させるため
のプログラムを記録してなり、上記第4の処理は、さら
に、上記第2エッジ強度と上記第1エッジ強度との比
と、その度数とに基づいて度数分布を作成する処理と、
互いに異なる上記比に対応する度数の比を求める処理
と、上記度数の比と閾値との大小関係に基づいて元画像
の鮮鋭度を判断する処理とからなっていることを特徴と
している。
ム等の写真フィルムを読み取って得られる画像データや
PC等にて用いられる画像データに対応する画像を想定
することができる。上記記録媒体のプログラムがコンピ
ュータにて実行されると、元画像の第1エッジ強度が算
出される一方、上記元画像の平滑化画像が作成されると
共に上記平滑化画像の第2エッジ強度が算出される。こ
れら第1エッジ強度や第2エッジ強度は、どちらもエッ
ジ部分における濃度勾配に対応するものである。上記の
濃度勾配とは、一般的に、エッジ部分における画像デー
タの変化量と画像データの変化区間との比を指す。
ジ強度をeb、元画像における画像データの変化量を
h、そのときの画像データの変化区間をa、平滑化画像
における画像データの変化量をh、そのときの画像デー
タの変化区間をbとする。
エッジにおける画像データの変化区間の幅の大小を見る
ことで判断できる。例えば、平滑化画像と元画像とにお
けるエッジ幅の比b/aは、元画像でのエッジが鮮鋭で
あるほど、つまり、aが小さいほど大きくなる。したが
って、このようなエッジ幅比b/aを考えれば、元画像
の各エッジの鮮鋭度を適切に判断することができる。こ
れにより、元画像に含まれる複数のエッジのうち、鮮鋭
なエッジの情報を用いて画像の鮮鋭度を判断することが
可能となる。
り、第2エッジ強度ebはh/bであるので、第2エッ
ジ強度と第1エッジ強度との比(以下、エッジ強度比f
と記載する)は、eb/eo=(h/b)/(h/a)
=a/bとなる。このことは、エッジ強度比fの逆数で
ある1/fが、上記したエッジ幅比と等価であることを
意味する。したがって、第1エッジ強度eoと第2エッ
ジ強度ebとを利用することにより、上記したエッジ幅
比b/aを考えることができる。
度数分布を作成すると共に、互いに異なるエッジ強度比
fのそれぞれに対応する度数の比を考え、上記度数の比
と閾値との大小関係を比較している。これにより、エッ
ジ強度比fがより小さい値となるような画素、すなわ
ち、逆数1/fが大きい値となるような画素の、画像全
体に占める割合を客観的に把握することができる。逆数
1/fが大きい値となるような画素の割合が多ければ、
エッジ幅の比b/aの大きい画素の割合が多いことにな
り、結果的に、元画像に鮮鋭なエッジが多く含まれるこ
とになる。
でもエッジ間で異なるため、鮮鋭度の評価においては、
上記hのばらつきの影響を取り除く必要がある。第2エ
ッジ強度ebはh/bで得られる一方、第1エッジ強度
eoはh/aで得られ、両者ともhの情報を含んでい
る。しかし、エッジ強度比fを演算すれば、f=a/b
となり、エッジ強度比fからhの情報を除外することが
できる。
の異なる部分を含んでいても、上記エッジ強度比fを演
算することによって、画像データの変化量を正規化した
ときの画像データの変化区間の大小を必然的に見ている
ことになる。これにより、エッジ強度比fの度数分布を
作成すれば、真に鮮鋭なエッジの情報を確実に上記度数
分布に反映させることができる。
ンピュータを駆動することにより、元画像がどのような
画像であっても、上記度数分布に基づいて、元画像の鮮
鋭度を適切かつ安定して判断することができる。
強度比と閾値との大小関係を比較するのは非常に単純な
処理であり、複雑な計算は必要ないので、鮮鋭度の判断
を容易に行うことができる。
記の課題を解決するために、元画像からその平滑化画像
を作成する平滑化画像作成手段と、上記元画像の第1エ
ッジ強度を算出する第1エッジ強度算出手段と、上記平
滑化画像の第2エッジ強度を算出する第2エッジ強度算
出手段と、上記第1エッジ強度と上記第2エッジ強度と
に基づいて元画像の鮮鋭度を判断する鮮鋭度判断手段と
を備え、上記鮮鋭度判断手段は、上記第2エッジ強度と
上記第1エッジ強度との比と、その度数とに基づいて度
数分布を作成すると共に、互いに異なる上記比に対応す
る度数の比を求め、上記度数の比と閾値との大小関係に
基づいて元画像の鮮鋭度を判断することを特徴としてい
る。
ム等の写真フィルムを読み取って得られる画像データや
PC等にて用いられる画像データに対応する画像を想定
することができる。第1エッジ強度算出手段は、元画像
の第1エッジ強度を算出する一方、第2エッジ強度算出
手段は、平滑化画像作成手段にて作成される上記元画像
の平滑化画像の第2エッジ強度を算出する。これら第1
エッジ強度や第2エッジ強度は、どちらもエッジ部分に
おける濃度勾配に対応するものである。上記の濃度勾配
とは、一般的に、エッジ部分における画像データの変化
量と画像データの変化区間との比を指す。
ジ強度をeb、元画像における画像データの変化量を
h、そのときの画像データの変化区間をa、平滑化画像
における画像データの変化量をh、そのときの画像デー
タの変化区間をbとする。
エッジにおける画像データの変化区間の幅の大小を見る
ことで判断できる。例えば、平滑化画像と元画像とにお
けるエッジ幅の比b/aは、元画像でのエッジが鮮鋭で
あるほど、つまり、aが小さいほど大きくなる。したが
って、このようなエッジ幅比b/aを考えれば、元画像
の各エッジの鮮鋭度を適切に判断することができる。こ
れにより、元画像に含まれる複数のエッジのうち、鮮鋭
なエッジの情報を用いて画像の鮮鋭度を判断することが
可能となる。
り、第2エッジ強度ebはh/bであるので、第2エッ
ジ強度と第1エッジ強度との比(以下、エッジ強度比f
と記載する)は、eb/eo=(h/b)/(h/a)
=a/bとなる。このことは、エッジ強度比fの逆数で
ある1/fが、上記したエッジ幅比と等価であることを
意味する。したがって、第1エッジ強度eoと第2エッ
ジ強度ebとを利用することにより、上記したエッジ幅
比b/aを考えることができる。
が、エッジ強度比fの度数分布を作成すると共に、互い
に異なるエッジ強度比fのそれぞれに対応する度数の比
を考え、上記度数の比と閾値との大小関係を比較してい
る。これにより、エッジ強度比fがより小さい値となる
ような画素、すなわち、逆数1/fが大きい値となるよ
うな画素の、画像全体に占める割合を客観的に把握する
ことができる。逆数1/fが大きい値となるような画素
の割合が多ければ、エッジ幅の比b/aの大きい画素の
割合が多いことになり、結果的に、元画像に鮮鋭なエッ
ジが多く含まれることになる。
でもエッジ間で異なるため、鮮鋭度の評価においては、
上記hのばらつきの影響を取り除く必要がある。第2エ
ッジ強度ebはh/bで得られる一方、第1エッジ強度
eoはh/aで得られ、両者ともhの情報を含んでい
る。しかし、エッジ強度比fを演算すれば、f=a/b
となり、エッジ強度比fからhの情報を除外することが
できる。
の異なる部分を含んでいても、上記エッジ強度比fを演
算することによって、画像データの変化量を正規化した
ときの画像データの変化区間の大小を必然的に見ている
ことになる。これにより、エッジ強度比fの度数分布を
作成すれば、真に鮮鋭なエッジの情報を確実に上記度数
分布に反映させることができる。
がどのような画像であっても、上記度数分布に基づい
て、元画像の鮮鋭度を適切かつ安定して判断することが
できる。
強度比と閾値との大小関係を比較するのは非常に単純な
処理であり、複雑な計算は必要ないので、鮮鋭度の判断
を容易に行うことができる。
記の課題を解決するために、請求項6の構成において、
上記鮮鋭度判断手段は、上記元画像の注目画素における
第1エッジ強度とその周囲の画素における第1エッジ強
度との中で、上記注目画素における第1エッジ強度が最
大となる場合の、上記注目画素における第1エッジ強度
と、上記注目画素と上記平滑化画像上で対応する画素の
第2エッジ強度とを用いて、上記第2エッジ強度と上記
第1エッジ強度との比を求めることを特徴としている。
ジ強度の高い画素は、画像中で確実にエッジ部分に対応
していることが言える。したがって、そのような画素の
第1エッジ強度と、上記画素と平滑化画像上で対応する
画素の第2エッジ強度とを用いてエッジ強度比を求める
ことにより、このエッジ強度比を用いて作成した度数分
布に基づいて行う元画像の鮮鋭度の判断を、元画像のエ
ッジ部分の鮮鋭度を確実に考慮して行うことができる。
その結果、鮮鋭度の判断結果の信頼性を確実に向上させ
ることができる。
記の課題を解決するために、請求項7の構成において、
上記第2エッジ強度と上記第1エッジ強度との比を求め
るための上記第1エッジ強度を決定するのに用いられる
画素は、元画像における注目画素と、上記注目画素の上
下方向に位置する画素と上記注目画素の左右方向に位置
する画素とのうち少なくとも一方の画素とであることを
特徴としている。
の情報は、注目画素の上下左右に位置する画素にそれぞ
れ反映されている。したがって、エッジ強度比を求める
ための上記第1エッジ強度を決定するのに用いられる画
素として、元画像における注目画素と、上記注目画素の
上下方向に位置する画素と上記注目画素の左右方向に位
置する画素とのうち少なくとも一方の画素とを考えて
も、元画像のエッジ部分の鮮鋭度を確実に考慮して元画
像全体の鮮鋭度の判断を行うことができる。つまり、注
目画素の周囲の全ての画素の第1エッジ強度を考えなく
ても、少ない画素数で上記鮮鋭度の判断を適切に行うこ
とができる。
られる画素は、注目画素とその上下方向に位置する画素
だけであってもよく、また、注目画素とその左右方向に
位置する画素だけであってもよい。特に、注目画素と、
その上下方向および左右方向に位置する画素とを上記決
定の考慮に入れれば、上述の効果を確実に得ることがで
きる。
記の課題を解決するために、請求項6ないし8のいずれ
かの構成において、上記度数は、上記第2エッジ強度と
上記第1エッジ強度との各比に対応する度数を全て足し
合わせた全度数に対する相対度数であることを特徴とし
ている。
とからなる度数分布では、元画像を構成する画素数が変
化すれば、その分布形状も変化するので、元画像の画素
数に応じた閾値の設定が必要となる。これに対して、エ
ッジ強度比とその相対度数とからなる相対度数分布を作
成した場合は、元画像の画素数が異なる場合でも、同等
の鮮鋭度の画像についてはほぼ同じ分布形状を得ること
ができる。これにより、元画像の画素数に応じた閾値の
設定を不要とすることができ、鮮鋭度の判断をより容易
に行うことができる。
上記の課題を解決するために、請求項6ないし9のいず
れかの構成において、上記鮮鋭度判断手段での判断結果
に応じて元画像に対して鮮鋭化処理を行う鮮鋭化処理手
段をさらに備えていることを特徴としている。
元画像が例えばぼけ画像であると判断された場合には、
鮮鋭化処理手段によって上記元画像に対して鮮鋭化処理
が行われる。一方、鮮鋭化判断手段にて元画像が元々鮮
鋭度の高い画像であると判断された場合には、鮮鋭化処
理手段による上記鮮鋭化処理は行われない。したがっ
て、元画像がぼけ画像であってもなくても、最終的には
高画質の画像を得ることができる。例えば、上記画像を
写真として焼けば、高画質の写真プリントとなり、上記
画像をモニタに表示させれば、表示画像が高画質とな
る。
上記の課題を解決するために、請求項6ないし10のい
ずれかに記載の画像処理装置と、上記画像処理装置にて
鮮鋭化処理された画像の画像データまたは元画像の画像
データに基づいて感光材料を露光する露光手段とを備え
ていることを特徴としている。
6ないし10のいずれかに記載の上記画像処理装置から
送られる画像データに基づいて感光材料への光の照射/
非照射を各画素ごとに制御できる、PLZT露光ヘッ
ド、DMD、LCD等の光変調素子を含む構成が考えら
れる。上記画像処理装置にて鮮鋭化処理された画像の画
像データまたは元画像の画像データに基づいて、上記露
光手段が感光材料を露光することにより、高画質な写真
プリントを得ることができる。
図1ないし図6に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
BGRの各色の画像データに基づいて感光材料である印
画紙を露光することにより、印画紙上に画像を焼き付け
るものであり、図2に示すように、画像取込部1、画像
処理部2(画像処理装置)および露光部3(露光手段)
を備えている。
光を測光することによってネガフィルムに記録された画
像(以下、元画像とも記載する)を取り込むスキャナで
あり、例えば、ネガフィルムに光を照射する光源と、B
GRの各色フィルタを備えた回転フィルタと、CCD(C
harge Coupled Device) カメラ(以下、単にCCDと記
載する)とで構成されている。BGRの各色の光が順次
CCDに到達するように回転フィルタを回転させ、ネガ
フィルムを透過した光をBGRごとにCCDにて受光す
ることにより、CCDは受光量に応じた電気信号をBG
Rごとに画像処理部2へ送る。これにより、元画像の各
画素の濃度に対応する画像データ(画素値)がBGRご
とに得られることになる。なお、CCDを3板式のもの
で構成した場合は、上記の回転フィルタは不要である。
てきたBGRごとの画像データに基づいて、元画像の鮮
鋭度を判断すると共に、その判断結果に基づいて必要に
応じて鮮鋭化処理を行うものであるが、その詳細につい
ては後述する。画像処理部2は、写真焼付装置に組み込
まれたマイクロプロセッサおよび/またはDSP(Digit
al Signal Processor)などによって構成されてもよい
し、装置の外部に設けられたPC(Personal Computer)
によって構成されてもよい。また、画像処理部2は、画
像取込部1からの画像データを一時的に格納するメモリ
と、露光部3での露光動作を制御する制御部(ともに図
示せず)とを備えている。
GRの各画像データに基づいて印画紙への光の照射/非
照射を各画素ごとに制御し、画像を印画紙に焼き付ける
ものである。光の照射を制御する手段としては、例え
ば、PLZT露光ヘッド、DMD(デジタルマイクロミ
ラーデバイス)、LCD(液晶表示装置)、LEDパネ
ル、レーザー、FOCRT(Fiber Optic Cathode Ray
Tube)、CRT等が考えられる。なお、PLZT露光ヘ
ッド、DMD、LCD等の自発光型でない制御手段を用
いる場合には、光源が別途必要であることは言うまでも
ない。また、必要に応じて、BGRの回転フィルタや焼
付レンズなどの集光レンズも配置される。
は、画像取込部1がネガフィルムに記録された元画像を
取り込み、BGRの各画像データを画像処理部2に送る
と、画像処理部2は、上記画像データに基づいて元画像
の鮮鋭度を判断する。画像処理部2は、元画像が鮮鋭で
あると判断した場合には、元画像の画像データをそのま
ま露光部3に送る一方、元画像がぼけ画像であると判断
した場合には、元画像の画像データを用いて鮮鋭化処理
を行い、処理済みの画像データを露光部3に送る。露光
部3では、元画像の画像データまたは鮮鋭化処理された
画像データに基づいて制御手段の各画素が制御され、上
記各画素を介して得られる光が印画紙に照射されること
により、印画紙にカラーの画像が焼き付けられる。
ついて説明する。
平滑化画像作成部5(平滑化画像作成手段)、第1エッ
ジ強度算出部6(第1エッジ強度算出手段)、第2エッ
ジ強度算出部7(第2エッジ強度算出手段)、鮮鋭度判
断部8(鮮鋭度判断手段)および鮮鋭化処理部9(鮮鋭
化処理手段)を備えている。
て得られたBGRの各画素値を輝度画像データYに変換
するものである。輝度画像データYは、例えば以下の式
により演算される。なお、以下では特に断らない限り、
画素値と言えばこの輝度画像データYを指すものとす
る。
ルタの重みw(x,y)を用いて元画像の平滑化画像
(ぼけ画像)を作成する。具体的には、上記デジタルフ
ィルタは、xmin ≦x≦xmax 、ymin ≦y≦ymax の
長方形領域で定義されており、平滑化画像作成部5は、
BGR/輝度変換部4にて得られる元画像の画素値o
(i,j)から、数1式によって、平滑化画像の画素値
b(i,j)を計算する。
あり、この係数に限定されるわけではない。また、図3
のフィルタは、ガウシアンフィルタとなっているが、こ
のフィルタに限定されるわけではなく、その他、移動平
均フィルタやメディアンフィルタであってもよい。
変換部4にて得られる元画像の画素値o(i,j)に例
えば図4に示すラプラシアンフィルタを作用させて、元
画像のエッジ強度eo(i,j)を第1エッジ強度とし
て算出するものである。なお、図4に示すラプラシアン
フィルタの係数は一例であり、この係数に限定されるわ
けではない。一方、第2エッジ強度算出部7は、平滑化
画像作成部5にて得られる平滑化画像の画素値b(i,
j)に例えば図4に示すラプラシアンフィルタを作用さ
せて、平滑化画像のエッジ強度eb(i,j)を第2エ
ッジ強度として算出するものである。
eb(i,j)は、いずれも、画像中の直線状の領域の
各位置(画素位置)における画像データ(濃度値)の変
化をグラフとして示したときの濃度勾配に対応するもの
である。
o(i,j)と平滑化画像のエッジ強度eb(i,j)
とに基づいて元画像の鮮鋭度を判断するものであるが、
その詳細については後述する。
画像の鮮鋭度が低いと判断された場合に、元画像のBG
Rの画像データに対して例えばラプラシアンフィルタを
作用させ、鮮鋭化処理を行うものである。元画像F
(i,j)のラプラシアン画像を▽2 F(i,j)とす
れば、鮮鋭化画像の画像G(i,j)は、BGRごとに
以下の式により求められ、その画像データがBGRごと
に露光部3に送られる。
(i,j)一方、鮮鋭化処理部9は、鮮鋭度判断部8に
て元画像の鮮鋭度が高いと判断された場合には、元画像
に対しては上記の鮮鋭化処理を行わず、元画像のBGR
の画像データをそのまま露光部3に送る。
する。
o(i,j)と平滑化画像のエッジ強度eb(i,j)
とに基づいて、以下のような方法で元画像の鮮鋭度を判
断する。
る所定画素(i,j)におけるエッジ強度eo(i,
j)と、上記所定画素と平滑化画像上で対応する画素
(i,j)におけるエッジ強度eb(i,j)とから、
エッジ強度比|eb(i,j)/eo(i,j)|(=
f)の相対度数分布を求める。このようにして求めた相
対度数分布の例を図5(a)および図5(b)に示す。
図5(a)は、元画像が元々鮮鋭度の高い画像の場合に
得られる相対度数分布を示し、図5(b)は、元画像が
鮮鋭度の低いぼけ画像である場合に得られる相対度数分
布を示している。これらの図面における縦軸は、全度数
に対する相対値、すなわち相対度数を示している(各エ
ッジ強度比fの値に対応する度数を全部足し合わせると
1になる)。
は、元画像の注目画素(i,j)におけるエッジ強度e
o(i,j)と、当該画素の上下左右の画素におけるエ
ッジ強度eo(i+1,j)、eo(i−1,j)、e
o(i,j−1)およびeo(i,j+1)とを取り出
してそれぞれの絶対値を求めたときに、エッジ強度eo
(i,j)の絶対値が最大となる場合の画素を指す。当
該所定画素のエッジ強度がその周囲の画素のエッジ強度
よりも高いことから、当該所定画素は、画像中のあるエ
ッジの中でエッジ強度が最も高い部分に対応しているこ
とになる。つまり、このような上記所定画素を考えるこ
とにより、画像中のエッジ部分を確実に認識することが
可能となる。
か否かの判別に用いる画素、つまり、エッジ強度比fを
求めるためのエッジ強度eo(i,j)を決定するのに
用いられる画素は、注目画素を含む上記の5画素に限定
されるわけではない。例えば注目画素とその上下の画素
の3画素、あるいは注目画素とその左右の画素の3画素
であってもよく、注目画素とその上下方向に並ぶ4つ以
上の画素や、注目画素とその左右方向に並ぶ4つ以上の
画素であっても構わない。
決定に用いられる画素は、元画像における注目画素と、
上記注目画素の上下方向に位置する画素と上記注目画素
の左右方向に位置する画素とのうち少なくとも一方の画
素とであればよい。上記エッジ強度eo(i,j)の決
定に、注目画素とその上下左右に隣接する画素との合わ
せて5画素を用いると、注目画素のエッジ情報を相対度
数分布に確実に反映させることができ、後述の鮮鋭度の
判断をより適切に行うことができる。また、上記エッジ
強度eo(i,j)の決定に、注目画素とその上下の画
素、あるいは注目画素とその左右の画素を用いると、少
ない画素数でも、注目画素のエッジ情報を相対度数分布
に反映させることができる。
素の情報は、注目画素の上下左右に位置する画素にそれ
ぞれ反映されるので、上記の判別に、注目画素とその周
囲8画素の計9画素をあえて用いる必要はないが、別に
これら9画素を用いても構わない。
分におけるエッジ強度eo(i,j)は高くなるので、
エッジ部分の画素におけるエッジ強度比fの値は小さく
なる。したがって、値の小さいエッジ強度比fに対応す
る相対度数が多ければ多いほど、そのような点が画像中
に多く存在することになり、この場合、元画像全体が鮮
鋭であると言える。しかし、あまりにも小さいエッジ強
度比fの相対度数の大小を考えても、画像の鮮鋭度の判
断を適切に行うことができないことが実験的に分かって
いる。
相対度数分布を求めると、エッジ強度比fが高い値(例
えばf=0.3)となる場合の相対度数Hと、エッジ強
度比fが低い値(例えばf=0.2)となる場合の相対
度数Lとを認識すると共に、これら相対度数の比H/L
を求め、この比H/Lと閾値との大小関係を比較するよ
うになっている。上記閾値を例えば1に設定すれば、単
に相対度数Hと相対度数Lとの大小関係を比較すること
になる。
さい場合、上記相対度数Hが上記相対度数Lよりも小さ
くなる。この場合、より小さいエッジ強度比fに対応す
る相対度数が他方の相対度数よりも大きいので、この場
合は、画像全体が鮮鋭であると言える。一方、閾値が1
であり、比H/Lが閾値以上の場合は、上記とは逆の原
理により、画像全体がぼけていると言える。
さを調整するパラメータに過ぎず、閾値を1以外の値に
設定しても、より小さいエッジ強度比fに対応する相対
度数と他方の相対度数との相対比較により、画像全体の
鮮鋭度を判断できることにかわりはない。
が閾値以上であれば、元画像がぼけ画像であると判断す
る一方、比H/Lが閾値よりも小さければ、元画像が鮮
鋭度の高い画像であると判断する。このように、本実施
形態では、比H/Lと閾値との大小関係に基づいて画像
の鮮鋭度を判断するので、上記の比H/Lは、鮮鋭度を
判断する対象となる元画像のエッジ鮮鋭度を示している
ということができる。
数をHやLとして採用しているのは、f=0.1や0.
4〜1.0の相対度数を考慮しても、あらゆる画像に対
して鮮鋭度を適切に判断できない結果が予め実験的に得
られたからである。つまり、f=0.1や0.4〜1.
0の相対度数は、鮮鋭度を判断する上で信用性の薄い値
であるので、本実施形態ではそれらの値を採用してはい
ない。
上記の0.3に限定されるわけではなく、相対度数分布
を作成したときに例えばf=0.25〜0.35の範囲
内で度数が得られるような値のうち最大のものであれば
よいことが実験的に分かっている。また、同様に、相対
度数Lをとるエッジ強度比fも上記の0.2に限定され
るわけではなく、相対度数分布を作成したときに例えば
f=0.15〜0.25の範囲内で度数が得られるよう
な値のうち最小のものであればよいことが実験的に分か
っている。
れのエッジ強度比fの値は、あらゆる画像に対してその
鮮鋭度を判断するのに有効な値であればよい。これによ
り、鮮鋭度の判断結果が元画像によってばらつくことが
ない。
に図1のフローチャートに基づいて説明する。
ータが画像処理部2に送られると、画像処理部2のBG
R/輝度変換部4は、上記BGRの各画像データから各
画素ごとに輝度画像データY(画素値o(i,j))を
生成し、当該画素値o(i,j)を平滑化画像作成部5
および第1エッジ強度算出部6へ送る(ステップ1;以
下、ステップは単にSと略記する)。すると、平滑化画
像作成部5は、各画素値o(i,j)に図3のデジタル
フィルタの係数をかけ、元画像の平滑化画像を作成す
る、つまり、平滑化画像の画素値b(i,j)を演算す
る(S2;第1の工程)。
値o(i,j)に図4のフィルタの係数をかけ、元画像
の各画素のエッジ強度eo(i,j)を算出する(S
3;第3の工程)。一方、第2エッジ強度算出部7は、
平滑化画像作成部5にて得られる平滑化画像の画素値b
(i,j)に図4のフィルタの係数をかけ、平滑化画像
の各画素のエッジ強度eb(i,j)を算出する(S
4;第3の工程)。
素のエッジ強度eo(i,j)と、上記所定画素と平滑
化画像上で対応する画素のエッジ強度eb(i,j)と
から、エッジ強度比|eb(i,j)/eo(i,j)
|(=f)の相対度数分布を求める(S5)。なお、上
記所定画素のエッジ強度eo(i,j)の選定について
は、上述の通りである。つまり、元画像と平滑化画像と
でエッジ強度の比をとるか否かを、元画像の注目画素の
エッジ強度をその周囲の画素のエッジ強度と比較するこ
とによって決定する。
0.3となる場合の相対度数Hと、f=0.2となる場
合の相対度数Lとから比H/Lを求め、この比H/Lが
閾値(例えば1)以上であるか否かを判断する(S
7)。鮮鋭度判断部8は、このS7にて、比H/Lが閾
値以上であると判断した場合には、元画像がぼけ画像で
あると判断する一方、比H/Lが閾値よりも小さけれ
ば、元画像が鮮鋭度の高い画像であると判断する。な
お、S5〜S7の工程は、特許請求の範囲に記載の第4
の工程に対応している。
断された元画像に対しては、元画像のBGRの各画像デ
ータに対してラプラシアンフィルタを作用させて鮮鋭化
処理を行い(S8)、処理済みのBGRの各画像データ
を露光部3に送る。一方、鮮鋭化処理部9は、S7にて
鮮鋭度の高い画像と判断された元画像に対しては、上記
の鮮鋭化処理を行わず(S9)、元画像のBGRの各画
像データをそのまま露光部3に送る。露光部3では、鮮
鋭化画像のBGRの各画像データまたは元画像のBGR
の各画像データに基づいて上述した印画紙の露光が行わ
れることになる。
相対度数分布を作成し、相対度数の比H/Lと閾値との
大小関係を比較することによって、本発明の効果が得ら
れる理由について説明する。
の幅が小さいエッジであると考えられる。したがって、
画像データの変化区間の小さいエッジを抽出して元画像
の鮮鋭度を判断できれば、その判断は適切なものとな
る。つまり、鮮鋭度の判断においては、画像データの変
化区間の大小をどのようにして認識するかがポイントと
なる。
中のあるエッジ部分における画像データの変化を示して
いる。同図中、直線Aは、元画像における画像データの
変化を示し、直線Bは、ぼけ画像における画像データの
変化を示している。同図に示すように、元画像でのエッ
ジ幅をw、平滑化に使用するデジタルフィルタの半径を
r(定数)とすると、ぼけ画像でのエッジ幅は、w+2
r程度になる。これは、エッジの両端でrずつエッジの
情報が広がるためである。
幅は大きくなるが、元画像で鮮鋭なエッジほどエッジ幅
が小さいため、例えば、ぼけ画像と元画像とにおけるエ
ッジ幅の比、すなわち、(ぼけ画像のエッジ幅)/(元
画像のエッジ幅)の値は、元画像が鮮鋭な場合ほど大き
くなる。つまり、(ぼけ画像のエッジ幅)/(元画像の
エッジ幅)=(w+2r)/w=1+2r/wとなるの
で、エッジが鮮鋭であれば(wが小さければ)、上記エ
ッジ幅比が大きくなる。したがって、このようなエッジ
幅比を考えれば、元画像の各エッジの鮮鋭度を適切に判
断することができる。これにより、元画像に含まれる複
数のエッジのうち、鮮鋭なエッジの情報を用いて画像の
鮮鋭度を判断することが可能となる。
簡単に得られないので、各エッジ幅の値から上記エッジ
幅比を求めることはできない。そこで、本発明では、デ
ジタルフィルタをかけることで簡単に得られるエッジ強
度を利用して、以下のようにして上記エッジ幅比を考え
るようにしている。
hとすれば、元画像のエッジ強度eoはh/wとなり、
ぼけ画像のエッジ強度ebはh/(w+2r)となるの
で、エッジ強度比fは、eb/eo={h/(w+2
r)}/(h/w)=w/(w+2r)となる。このと
き、エッジ強度比fの逆数である1/fは、(w+2
r)/w=1+2r/wとなる。つまり、上記したエッ
ジ幅比は、エッジ強度比fの逆数と等価である。したが
って、元画像とぼけ画像とで得られるエッジ強度を利用
することにより、上記エッジ幅比を考えることができ
る。
基づいて、あるいは、エッジ強度比fと閾値との1個の
大小関係だけに基づいて元画像全体の鮮鋭度を判断する
ことはできない。なぜならば、上記エッジ強度比fは、
元画像の一画素とぼけ画像の一画素との間で得られる関
係を示しているものに過ぎないからである。つまり、エ
ッジ強度比fの一つ一つは、画素によって異なる値であ
り、どれか一つのエッジ強度比fの値で画像全体の鮮鋭
度を判断するのは危険だからである。
の相対度数分布を作成すると共に、互いに異なるエッジ
強度比fのそれぞれに対応する相対度数の比を考え、上
記相対度数の比と閾値との大小関係を比較している。こ
の手法により、エッジ強度比fがより小さい値となるよ
うな画素、すなわち、逆数1/fが大きい値となるよう
な画素の、画像全体に占める割合を客観的に把握するこ
とができる。逆数1/fが大きい値となるような画素の
割合が多ければ、エッジ幅の比の大きい画素の割合が多
いことになり、結果的に、元画像に鮮鋭なエッジが多く
含まれることになる。
でもエッジ間で異なるため、鮮鋭度の評価においては、
上記hのばらつきの影響を取り除く、つまり、上記hに
ついて正規化する必要がある。ここで、ぼけ画像のエッ
ジ強度ebは、上記したようにh/(w+2r)で得ら
れ、hの情報を含んでいる。また、元画像のエッジ強度
eoは、h/wで得られ、やはりhの情報を含んでい
る。しかし、ぼけ画像のエッジ強度ebと元画像のエッ
ジ強度eoとで得られるエッジ強度比fを演算すること
により、エッジ強度比fからhの情報を除外することが
できる。つまり、エッジ強度比fに正規化の概念を含ま
せることができる。
の異なる部分を含んでいても、上記エッジ強度比fを演
算することによって、画像データの変化量を正規化した
ときの画像データの変化区間の大小を必然的に見ている
ことになる。これにより、エッジ強度比fの相対度数分
布を作成すれば、真に鮮鋭なエッジの情報を確実に上記
相対度数分布に反映させることができる。
のような画像であっても、上記相対度数分布に基づい
て、元画像の鮮鋭度を適切かつ安定して判断することが
できる。
数の比と閾値との大小関係を比較するのは非常に単純な
処理であり、複雑な計算は必要ないので、鮮鋭度の判断
は容易なものとなる。また、本発明では、鮮鋭度の判断
結果を安定させるために必要な計算量自体も少なくなる
ので、鮮鋭度の判断を従来よりも迅速に行うことができ
る。
布(エッジ強度比fの値をとる度数の絶対数の分布)を
作成し、互いに異なるエッジ強度比fの値に対応する度
数(絶対数)の比と閾値との大小関係を比較することに
よって元画像の鮮鋭度を判断するようにしてもよい。し
かし、エッジ強度比fの単なる度数分布では、元画像を
構成する画素数が変化すれば、その分布形状も変化する
ので、元画像の画素数に応じた閾値の設定が必要とな
る。これに対して、エッジ強度比fの相対度数分布を作
成した場合は、元画像の画素数が異なる場合でも、同等
の鮮鋭度の画像についてはほぼ同じ分布形状を得ること
ができ、元画像の画素数に応じた閾値の設定が不要であ
る。したがって、エッジ強度比fの相対度数分布を作成
するほうが、鮮鋭度の判断をより容易に行うことができ
る。
強度比fの値の間隔、相対度数HやLに対応するエッジ
強度比fのとりえる区間、閾値などは、実験や経験に基
づいて設定される経験定数であるが、これらを適宜変更
することは容易である。
分がぼけている場合には、そのような背景部分を除いて
主要被写体部分に対応する相対度数分布を作成するよう
にすれば、本発明の方法により主要被写体部分の鮮鋭度
を適切に判断することができる。
断処理を機能させるためのプログラムで実現される。こ
のプログラムはコンピュータで読み取り可能な記録媒体
に格納されている。本発明では、この記録媒体として、
図2の画像処理部2で処理が行われるために必要な図示
していないメモリ(例えばROMそのもの)であっても
よいし、また図示していないが外部記憶装置としてプロ
グラム読み取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入
することで読み取り可能なプログラムメディアであって
もよい。
いるプログラムはマイクロプロセッサ(図示せず)のア
クセスにより実行される構成であってもよいし、格納さ
れているプログラムを読み出し、読み出したプログラム
を画像処理部2の図示されていないプログラム記憶エリ
アにダウンロードすることにより、そのプログラムが実
行される構成であってもよい。この場合、ダウンロード
用のプログラムは予め本体装置に格納されているものと
する。
と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープや
カセットテープ等のテープ系、フロッピーディスクやハ
ードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/
MD/DVD等の光ディスクのディスク系、ICカード
(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、ある
いはマスクROM、EPROM、EEPROM、フラッ
シュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプロ
グラムを担持する媒体であってもよい。
を含む通信ネットワークと接続可能なシステム構成であ
ることから、通信ネットワークからプログラムをダウン
ロードするように流動的にプログラムを担持する媒体で
あってもよい。なお、このように通信ネットワークから
プログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロ
ード用プログラムは予め本体装置に格納しておくか、あ
るいは別な記録媒体からインストールされるものであっ
てもよい。
てはプログラムに限定されず、データであってもよい。
の判断を、輝度画像データYを用いて行う場合について
説明したが、画像取込部1からのBGRの画像データを
用い、BGRのそれぞれについて鮮鋭度の判断を行うよ
うにしてもよい。この場合、BGR/輝度変換部4が不
要となるので、画像処理部2の構成をより簡素化するこ
とができる。しかし、BGR別々に鮮鋭度の判断を行う
ようにすると、BGRのそれぞれについて異なった鮮鋭
度の判断がされるおそれもあるので、このことを考えれ
ば、本実施形態のように輝度画像データYを用いて鮮鋭
度の判断を行うようにするほうがよい。
込部1からのBGRの画像データを用い、BGRのそれ
ぞれについて鮮鋭化処理を行うようにしているが、BG
R/輝度変換部4にて得られた輝度画像データYを用い
て鮮鋭化処理を行うようにしてもよい。この場合、鮮鋭
化処理された画像の輝度画像データyをBGRの各画像
データに変換して露光部3に供給する輝度/BGR変換
部を設けることが必要となる。
Rの各画像データは例えば以下のようにして求められ
る。
て変換される前のB、G、Rの各画像データであり、Y
は、BGR/輝度変換部4にて変換された後の輝度画像
データであり、yは、上記輝度/BGR変換部にて変換
される前の輝度画像データである。
た画像を読み取ってその鮮鋭度を判断する方法について
説明したが、ポジフィルム等、その他の写真フィルムに
記録された画像を読み取ってその鮮鋭度を判断する場合
にも、本発明を適用することができる。
を写真焼付装置に適用した例について説明したが、例え
ばデジタルカメラで取り込んだ画像(デジタル画像)の
鮮鋭度を判断する場合や、PCのモニタに表示された画
像の鮮鋭度を判断する場合にも本発明を適用することが
できる。
を作成すべく、元画像の画像データに対して平滑化処理
を行う前に、元画像の鮮鋭度を調べる際にも、本発明の
方法を利用することができる。
方法は、以上のように、元画像からその平滑化画像を作
成する第1の工程と、上記元画像の第1エッジ強度を算
出する第2の工程と、上記平滑化画像の第2エッジ強度
を算出する第3の工程と、上記第1エッジ強度と上記第
2エッジ強度とに基づいて元画像の鮮鋭度を判断する第
4の工程とを有し、上記第4の工程は、さらに、上記第
2エッジ強度と上記第1エッジ強度との比と、その度数
とに基づいて度数分布を作成する工程と、互いに異なる
上記比に対応する度数の比を求める工程と、上記度数の
比と閾値との大小関係に基づいて元画像の鮮鋭度を判断
する工程とを有している構成である。
成されると共に、互いに異なるエッジ強度比fに対応す
る度数の比と閾値との大小関係が比較される。これによ
り、エッジ強度比fがより小さい値となるような画素、
すなわち、逆数1/fが大きい値となるような画素の、
画像全体に占める割合を客観的に把握することができ
る。逆数1/fが大きい値となるような画素の割合が多
ければ、平滑化画像と元画像とにおけるエッジ幅の比b
/aの大きい画素の割合が多いことになり、結果的に、
元画像に鮮鋭なエッジが多く含まれることになる。
a/bとなり、エッジ強度比fから画像データ変化量で
あるhの情報を除外することができる。したがって、元
画像が画像データの変化量の異なる部分を含んでいて
も、上記エッジ強度比fを演算することによって、画像
データの変化量を正規化したときの画像データの変化区
間の大小を必然的に見ていることになる。これにより、
エッジ強度比fの度数分布を作成すれば、真に鮮鋭なエ
ッジの情報を確実に上記度数分布に反映させることがで
きる。
どのような画像であっても、上記度数分布に基づいて、
元画像の鮮鋭度を適切かつ安定して判断することができ
るという効果を奏する。
強度比と閾値との大小関係を比較するのは非常に単純な
処理であり、複雑な計算は必要ないので、鮮鋭度の判断
を容易に行うことができるという効果を併せて奏する。
法は、以上のように、請求項1の構成において、上記第
4の工程は、上記元画像の注目画素における第1エッジ
強度とその周囲の画素における第1エッジ強度との中
で、上記注目画素における第1エッジ強度が最大となる
場合の、上記注目画素における第1エッジ強度と、上記
注目画素と上記平滑化画像上で対応する画素の第2エッ
ジ強度とを用いて、上記第2エッジ強度と上記第1エッ
ジ強度との比を求める工程をさらに含んでいる構成であ
る。
も第1エッジ強度の高い画素は、画像中で確実にエッジ
部分に対応していることが言える。したがって、そのよ
うな画素の第1エッジ強度と、第2エッジ強度とを用い
てエッジ強度比を求めることにより、このエッジ強度比
を用いて作成した度数分布に基づいて行う元画像の鮮鋭
度の判断を、元画像のエッジ部分の鮮鋭度を確実に考慮
して行うことができる。その結果、請求項1の構成によ
る効果に加えて、鮮鋭度の判断結果の信頼性を確実に向
上させることができるという効果を奏する。
法は、以上のように、請求項2の構成において、上記第
2エッジ強度と上記第1エッジ強度との比を求めるため
の上記第1エッジ強度を決定するのに用いられる画素
は、元画像における注目画素と、上記注目画素の上下方
向に位置する画素と上記注目画素の左右方向に位置する
画素とのうち少なくとも一方の画素とである構成であ
る。
置する画素の情報は、注目画素の上下左右に位置する画
素にそれぞれ反映されている。したがって、エッジ強度
比を求めるための上記第1エッジ強度を決定するのに用
いられる画素として、元画像における注目画素と、上記
注目画素の上下方向に位置する画素と上記注目画素の左
右方向に位置する画素とのうち少なくとも一方の画素と
を考えても、元画像のエッジ部分の鮮鋭度を確実に考慮
して元画像全体の鮮鋭度の判断を行うことができる。つ
まり、請求項2に構成による効果に加えて、注目画素の
周囲の全ての画素の第1エッジ強度を考えなくても、少
ない画素数で上記鮮鋭度の判断を適切に行うことができ
るという効果を奏する。
右方向に位置する画素とを上記決定の考慮に入れれば、
上述の効果を確実に得ることができるという効果を併せ
て奏する。
法は、以上のように、請求項1ないし3のいずれかの構
成において、上記度数は、各比に対応する度数を全て足
し合わせた全度数に対する相対度数である構成である。
からなる相対度数分布を作成した場合は、元画像の画素
数が異なる場合でも、同等の鮮鋭度の画像についてはほ
ぼ同じ分布形状を得ることができる。これにより、元画
像の画素数に応じた閾値の設定を不要とすることがで
き、請求項1ないし3のいずれかの構成による効果に加
えて、鮮鋭度の判断をより容易に行うことができるとい
う効果を奏する。
断する処理を行うためのプログラムを記録した記録媒体
は、以上のように、元画像からその平滑化画像を作成す
る第1の処理と、上記元画像の第1エッジ強度を算出す
る第2の処理と、上記平滑化画像の第2エッジ強度を算
出する第3の処理と、上記第1エッジ強度と上記第2エ
ッジ強度とに基づいて元画像の鮮鋭度を判断する第4の
処理とをコンピュータに実行させるためのプログラムを
記録してなり、上記第4の処理は、さらに、上記第2エ
ッジ強度と上記第1エッジ強度との比と、その度数とに
基づいて度数分布を作成する処理と、互いに異なる上記
比に対応する度数の比を求める処理と、上記度数の比と
閾値との大小関係に基づいて元画像の鮮鋭度を判断する
処理とからなっている構成である。
ンピュータにて実行されると、エッジ強度比fの度数分
布が作成されると共に、互いに異なるエッジ強度比fに
対応する度数の比と閾値との大小関係が比較される。こ
れにより、エッジ強度比fがより小さい値となるような
画素、すなわち、逆数1/fが大きい値となるような画
素の、画像全体に占める割合を客観的に把握することが
できる。逆数1/fが大きい値となるような画素の割合
が多ければ、平滑化画像と元画像とにおけるエッジ幅の
比b/aの大きい画素の割合が多いことになり、結果的
に、元画像に鮮鋭なエッジが多く含まれることになる。
a/bとなり、エッジ強度比fから画像データ変化量で
あるhの情報を除外することができる。したがって、元
画像が画像データの変化量の異なる部分を含んでいて
も、上記エッジ強度比fを演算することによって、画像
データの変化量を正規化したときの画像データの変化区
間の大小を必然的に見ていることになる。これにより、
エッジ強度比fの度数分布を作成すれば、真に鮮鋭なエ
ッジの情報を確実に上記度数分布に反映させることがで
きる。
ンピュータを駆動すれば、元画像がどのような画像であ
っても、上記度数分布に基づいて、元画像の鮮鋭度を適
切かつ安定して判断することができるという効果を奏す
る。
強度比と閾値との大小関係を比較するのは非常に単純な
処理であり、複雑な計算は必要ないので、鮮鋭度の判断
を容易に行うことができるという効果を併せて奏する。
上のように、元画像からその平滑化画像を作成する平滑
化画像作成手段と、上記元画像の第1エッジ強度を算出
する第1エッジ強度算出手段と、上記平滑化画像の第2
エッジ強度を算出する第2エッジ強度算出手段と、上記
第1エッジ強度と上記第2エッジ強度とに基づいて元画
像の鮮鋭度を判断する鮮鋭度判断手段とを備え、上記鮮
鋭度判断手段は、上記第2エッジ強度と上記第1エッジ
強度との比と、その度数とに基づいて度数分布を作成す
ると共に、互いに異なる上記比に対応する度数の比を求
め、上記度数の比と閾値との大小関係に基づいて元画像
の鮮鋭度を判断する構成である。
比fの度数分布が作成されると共に、互いに異なるエッ
ジ強度比fに対応する度数の比と閾値との大小関係が比
較される。これにより、エッジ強度比fがより小さい値
となるような画素、すなわち、逆数1/fが大きい値と
なるような画素の、画像全体に占める割合を客観的に把
握することができる。逆数1/fが大きい値となるよう
な画素の割合が多ければ、平滑化画像と元画像とにおけ
るエッジ幅の比b/aの大きい画素の割合が多いことに
なり、結果的に、元画像に鮮鋭なエッジが多く含まれる
ことになる。
a/bとなり、エッジ強度比fから画像データ変化量で
あるhの情報を除外することができる。したがって、元
画像が画像データの変化量の異なる部分を含んでいて
も、上記エッジ強度比fを演算することによって、画像
データの変化量を正規化したときの画像データの変化区
間の大小を必然的に見ていることになる。これにより、
エッジ強度比fの度数分布を作成すれば、真に鮮鋭なエ
ッジの情報を確実に上記度数分布に反映させることがで
きる。
どのような画像であっても、上記度数分布に基づいて、
元画像の鮮鋭度を適切かつ安定して判断することができ
るという効果を奏する。
強度比と閾値との大小関係を比較するのは非常に単純な
処理であり、複雑な計算は必要ないので、鮮鋭度の判断
を容易に行うことができるという効果を併せて奏する。
上のように、請求項6の構成において、上記鮮鋭度判断
手段は、上記元画像の注目画素における第1エッジ強度
とその周囲の画素における第1エッジ強度との中で、上
記注目画素における第1エッジ強度が最大となる場合
の、上記注目画素における第1エッジ強度と、上記注目
画素と上記平滑化画像上で対応する画素の第2エッジ強
度とを用いて、上記第2エッジ強度と上記第1エッジ強
度との比を求める構成である。
も第1エッジ強度の高い画素は、画像中で確実にエッジ
部分に対応していることが言える。したがって、そのよ
うな画素の第1エッジ強度と、第2エッジ強度とを用い
てエッジ強度比を求めることにより、このエッジ強度比
を用いて作成した度数分布に基づいて行う元画像の鮮鋭
度の判断を、元画像のエッジ部分の鮮鋭度を確実に考慮
して行うことができる。その結果、請求項6の構成によ
る効果に加えて、鮮鋭度の判断結果の信頼性を確実に向
上させることができる。
上のように、請求項7の構成において、上記第2エッジ
強度と上記第1エッジ強度との比を求めるための上記第
1エッジ強度を決定するのに用いられる画素は、元画像
における注目画素と、上記注目画素の上下方向に位置す
る画素と上記注目画素の左右方向に位置する画素とのう
ち少なくとも一方の画素とである構成である。
置する画素の情報は、注目画素の上下左右に位置する画
素にそれぞれ反映されている。したがって、エッジ強度
比を求めるための上記第1エッジ強度を決定するのに用
いられる画素として、元画像における注目画素と、上記
注目画素の上下方向に位置する画素と上記注目画素の左
右方向に位置する画素とのうち少なくとも一方の画素と
を考えても、元画像のエッジ部分の鮮鋭度を確実に考慮
して元画像全体の鮮鋭度の判断を行うことができる。つ
まり、請求項7に構成による効果に加えて、注目画素の
周囲の全ての画素の第1エッジ強度を考えなくても、少
ない画素数で上記鮮鋭度の判断を適切に行うことができ
るという効果を奏する。
右方向に位置する画素とを上記決定の考慮に入れれば、
上述の効果を確実に得ることができるという効果を併せ
て奏する。
上のように、請求項6ないし8のいずれかの構成におい
て、上記度数は、上記第2エッジ強度と上記第1エッジ
強度との各比に対応する度数を全て足し合わせた全度数
に対する相対度数である構成である。
からなる相対度数分布を作成した場合は、元画像の画素
数が異なる場合でも、同等の鮮鋭度の画像についてはほ
ぼ同じ分布形状を得ることができる。これにより、元画
像の画素数に応じた閾値の設定を不要とすることがで
き、請求項6ないし8のいずれかの構成による効果に加
えて、鮮鋭度の判断をより容易に行うことができるとい
う効果を奏する。
以上のように、請求項6ないし9のいずれかの構成にお
いて、上記鮮鋭度判断手段での判断結果に応じて元画像
に対して鮮鋭化処理を行う鮮鋭化処理手段をさらに備え
ている構成である。
て元画像に対する鮮鋭化処理が行われるので、請求項6
ないし9のいずれかの構成による効果に加えて、元画像
がぼけ画像であってもなくても、最終的には高画質の画
像を得ることができるという効果を奏する。
以上のように、請求項6ないし10のいずれかに記載の
画像処理装置と、上記画像処理装置にて鮮鋭化処理され
た画像の画像データまたは元画像の画像データに基づい
て感光材料を露光する露光手段とを備えている構成であ
る。
に記載の画像処理装置にて鮮鋭化処理された画像の画像
データまたは元画像の画像データに基づいて、上記露光
手段が感光材料を露光することにより、高画質な写真プ
リントを得ることができるという効果を奏する。
る動作の流れを示すフローチャートである。
である。
示す説明図である。
示す説明図である。
合に得られる、エッジ強度の比の相対度数分布を示す説
明図であり、(b)は、元画像がぼけ画像である場合に
得られる、エッジ強度の比の相対度数分布を示す説明図
である。
ジ部分における画像データの変化を示す説明図である。
像データの変化を模式的に示す説明図である。
段) 7 第2エッジ強度算出部(第2エッジ強度算出手
段) 8 鮮鋭度判断部(鮮鋭度判断手段) 9 鮮鋭化処理部(鮮鋭化処理手段)
Claims (11)
- 【請求項1】元画像からその平滑化画像を作成する第1
の工程と、 上記元画像の第1エッジ強度を算出する第2の工程と、 上記平滑化画像の第2エッジ強度を算出する第3の工程
と、 上記第1エッジ強度と上記第2エッジ強度とに基づいて
元画像の鮮鋭度を判断する第4の工程とを有し、 上記第4の工程は、さらに、 上記第2エッジ強度と上記第1エッジ強度との比と、そ
の度数とに基づいて度数分布を作成する工程と、 互いに異なる上記比に対応する度数の比を求める工程
と、 上記度数の比と閾値との大小関係に基づいて元画像の鮮
鋭度を判断する工程とを有していることを特徴とする画
像の鮮鋭度判断方法。 - 【請求項2】上記第4の工程は、上記元画像の注目画素
における第1エッジ強度とその周囲の画素における第1
エッジ強度との中で、上記注目画素における第1エッジ
強度が最大となる場合の、上記注目画素における第1エ
ッジ強度と、上記注目画素と上記平滑化画像上で対応す
る画素の第2エッジ強度とを用いて、上記第2エッジ強
度と上記第1エッジ強度との比を求める工程をさらに含
んでいることを特徴とする請求項1に記載の画像の鮮鋭
度判断方法。 - 【請求項3】上記第2エッジ強度と上記第1エッジ強度
との比を求めるための上記第1エッジ強度を決定するの
に用いられる画素は、 元画像における注目画素と、 上記注目画素の上下方向に位置する画素と上記注目画素
の左右方向に位置する画素とのうち少なくとも一方の画
素とであることを特徴とする請求項2に記載の画像の鮮
鋭度判断方法。 - 【請求項4】上記度数は、上記第2エッジ強度と上記第
1エッジ強度との各比に対応する度数を全て足し合わせ
た全度数に対する相対度数であることを特徴とする請求
項1ないし3のいずれかに記載の画像の鮮鋭度判断方
法。 - 【請求項5】元画像からその平滑化画像を作成する第1
の処理と、 上記元画像の第1エッジ強度を算出する第2の処理と、 上記平滑化画像の第2エッジ強度を算出する第3の処理
と、 上記第1エッジ強度と上記第2エッジ強度とに基づいて
元画像の鮮鋭度を判断する第4の処理とをコンピュータ
に実行させるためのプログラムを記録してなり、 上記第4の処理は、さらに、 上記第2エッジ強度と上記第1エッジ強度との比と、そ
の度数とに基づいて度数分布を作成する処理と、 互いに異なる上記比に対応する度数の比を求める処理
と、 上記度数の比と閾値との大小関係に基づいて元画像の鮮
鋭度を判断する処理とからなっていることを特徴とする
画像の鮮鋭度を判断する処理を行うためのプログラムを
記録した記録媒体。 - 【請求項6】元画像からその平滑化画像を作成する平滑
化画像作成手段と、 上記元画像の第1エッジ強度を算出する第1エッジ強度
算出手段と、 上記平滑化画像の第2エッジ強度を算出する第2エッジ
強度算出手段と、 上記第1エッジ強度と上記第2エッジ強度とに基づいて
元画像の鮮鋭度を判断する鮮鋭度判断手段とを備え、 上記鮮鋭度判断手段は、上記第2エッジ強度と上記第1
エッジ強度との比と、その度数とに基づいて度数分布を
作成すると共に、互いに異なる上記比に対応する度数の
比を求め、上記度数の比と閾値との大小関係に基づいて
元画像の鮮鋭度を判断することを特徴とする画像処理装
置。 - 【請求項7】上記鮮鋭度判断手段は、上記元画像の注目
画素における第1エッジ強度とその周囲の画素における
第1エッジ強度との中で、上記注目画素における第1エ
ッジ強度が最大となる場合の、上記注目画素における第
1エッジ強度と、上記注目画素と上記平滑化画像上で対
応する画素の第2エッジ強度とを用いて、上記第2エッ
ジ強度と上記第1エッジ強度との比を求めることを特徴
とする請求項6に記載の画像処理装置。 - 【請求項8】上記第2エッジ強度と上記第1エッジ強度
との比を求めるための上記第1エッジ強度を決定するの
に用いられる画素は、 元画像における注目画素と、 上記注目画素の上下方向に位置する画素と上記注目画素
の左右方向に位置する画素とのうち少なくとも一方の画
素とであることを特徴とする請求項7に記載の画像処理
装置。 - 【請求項9】上記度数は、上記第2エッジ強度と上記第
1エッジ強度との各比に対応する度数を全て足し合わせ
た全度数に対する相対度数であることを特徴とする請求
項6ないし8のいずれかに記載の画像処理装置。 - 【請求項10】上記鮮鋭度判断手段での判断結果に応じ
て元画像に対して鮮鋭化処理を行う鮮鋭化処理手段をさ
らに備えていることを特徴とする請求項6ないし9のい
ずれかに記載の画像処理装置。 - 【請求項11】請求項6ないし10のいずれかに記載の
画像処理装置と、 上記画像処理装置にて鮮鋭化処理された画像の画像デー
タまたは元画像の画像データに基づいて感光材料を露光
する露光手段とを備えていることを特徴とする写真焼付
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP34542499A JP4374686B2 (ja) | 1999-12-03 | 1999-12-03 | 画像の鮮鋭度判断方法、画像の鮮鋭度を判断する処理を行うためのプログラムを記録した記録媒体、画像処理装置および写真焼付装置 |
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JP2012520628A (ja) * | 2009-03-12 | 2012-09-06 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 画像内のぼやけ検出に対する対応 |
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-
1999
- 1999-12-03 JP JP34542499A patent/JP4374686B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US10664700B2 (en) | 2013-09-16 | 2020-05-26 | EyeVerify Inc. | Feature extraction and matching for biometric authentication |
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