JP2000224418A - 写真複写の明度プロファイルを変更するためのマスク - Google Patents

写真複写の明度プロファイルを変更するためのマスク

Info

Publication number
JP2000224418A
JP2000224418A JP2000020234A JP2000020234A JP2000224418A JP 2000224418 A JP2000224418 A JP 2000224418A JP 2000020234 A JP2000020234 A JP 2000020234A JP 2000020234 A JP2000020234 A JP 2000020234A JP 2000224418 A JP2000224418 A JP 2000224418A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mask
matrix
image data
brightness
photographic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000020234A
Other languages
English (en)
Inventor
Walter Kraft
クラフト ウォルター
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gretag Imaging Trading AG
Original Assignee
Gretag Imaging Trading AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gretag Imaging Trading AG filed Critical Gretag Imaging Trading AG
Publication of JP2000224418A publication Critical patent/JP2000224418A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/72Controlling or varying light intensity, spectral composition, or exposure time in photographic printing apparatus
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/72Controlling or varying light intensity, spectral composition, or exposure time in photographic printing apparatus
    • G03B27/80Controlling or varying light intensity, spectral composition, or exposure time in photographic printing apparatus in dependence upon automatic analysis of the original

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】写真エラーの負の作用が抑制されるように写真
複写の明度プロファイルの変更のためのマスクの計算を
最適化する。 【解決手段】以下の工程:写真画像データが写真により
記録された画像情報から誘導され;最適化データが写真
画像データの補正により得られ、画像情報の写真記録の
間に生じたエラーが検討され;明度マスク(その値は写
真複写の明度プロファイルの影響を具体的に表現してい
る)が最適化画像データに基づいて決定される、からな
る写真複写の明度プロファイルを変更するためのマスク
を決定する方法。該方法で決定されるマスクを使用する
光学プリンター(図示したフローダイアグラム参照)お
よびディジタルプリンター。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は請求項1記載の写真
印刷または複写の明度プロファイルを変更するためのマ
スクを決定する方法に関するものである。さらに、本発
明は本発明に従って決定されたマスクによる印刷または
複写の製造の間に明度プロファイルを変更する方法に関
するものである。最後に、本発明は本発明に従って決定
されたマスクを使用する光学プリンターおよびディジタ
ルプリンターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】本明細書において使用されている「写
真」という用語は各々に適した手段(例えばフィルムつ
きカメラ,CCDチップつきディジタルカメラ,フィル
ムカメラ,ビデオカメラ等)により電磁放射線(特に
光)により製造される画像の(永久)記録を意味する。
本発明の分野は製造された絵(ピクチャ)を提示する写
真画像情報のコンピュータおよび/または光学的処理に
関する。写真画像情報はそのために、例えば写真マスタ
ー(例えばフィルム)を走査することにより得られ、そ
してディジタル画像データに変換される。写真画像情報
はまた、ディジタルフォーマットで既に存在していても
よい。次いで、例えば電子的(例えばCD−ROM,D
VD)に保存され得、ネットワーク(例えばLANまた
はインターネート)を通してアクセス可能であり得、ま
たは例えばディジタルカメラで記録され得る。写真画像
データは慣用の画像データ等として物理的媒体に複写さ
れ得る。例えば、印画紙は写真フィルムが露光される物
理的媒体として機能する。複写(コピー)はまた、写真
画像データにより制御されるディジタルプリンターによ
り、そして通常の紙または印画紙上に行われ得る。しか
しながら、それにより得られる写真印刷物の品質はしば
しば不十分である。この本質的な理由は複写されるべき
画像情報に包含されるルミネセンスの動力学が複写媒体
に転移され得ないことである。この理由は例えば写真フ
ィルムに比べ印画紙が非常に縮小した動的ルミネセンス
範囲を有することである。しかし、プリンターで描かれ
得る動的ルミネセンス範囲は写真画像情報の典型的な動
的ルミネセンス範囲に比べより小さい。写真複写の物理
的具現化の間に生じる上記の不具合は、複写の観察の間
の主観的に目視された明度プロファイルが該複写の本来
の写真画像情報の主観的に目視される明度プロファイル
とは否定的に区別されるということを結果として有す
る。このことは絵の感知が複写物の目視の間、平均的な
目視者には最適ではないことを意味する。例えば、オリ
ジナルの写真画像情報の目視者には依然として区別でき
る明度の相違は、それらの明度の相違が写真複写物の暗
いか、または非常に明るい領域に見られる場合、写真複
写物の目視者にはもはや区別できない。この欠点を克服
するために、複写物のある領域の明化または暗化を引き
起こすマスクが提案されていた。該マスクは例えばDE
19703063A1に、または例えばDE40404
98A1に記載されている。その中では計算されたマス
クがLCDマトリクスを制御するために使用されてい
る。このLCDマトリクスはそのために要求される光学
的複写光路における印画紙上への写真フィルムの露光の
間に見いだされ、そして領域により製造される複写物の
明度を変更する。オリジナルの(写真)画像情報から得
られた画像データはマスクの計算のために排他的に使用
される。オリジナルの写真画像情報に包含される写真的
エラー、例えばカラーエラーまたは明度分布におけるエ
ラーがマスクの計算に入り込むことが従来の方法の欠点
である。写真エラーは例えば写真処理の間のエラー(露
出不足または露出過度)、特定のフィルム特性(フィル
ムにより引き起こされるカラーシフト)または使用され
るディジタルカメラのCCDのスペクトル感度により引
き起こされ得る。しかしながら、マトリクスの計算に写
真エラーが入り込むと、所望の写真複写の明度プロファ
イルの最適な操作が達成され得ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は写真エ
ラーのマイナスの作用が抑制されるように写真複写の明
度プロファイルを変更するためのマスクの計算を最適化
することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題は独立した請求
項の態様により達成される。有利な改良は従属請求項か
ら明らかである。マスクは、写真複写の明度プロファイ
ルを変更するために使用される本発明に係る方法を用い
て計算される。本方法によれば、写真画像データは、複
写されるべき画像情報を包含する写真画像情報からまず
誘導され、それにより好ましくは画像情報内容、特に画
像解像度の(ロスと関連した)縮小(reduction )が起
こる。写真画像情報は複写されるより多くの画像情報を
含み得、例えば写真画像情報は一連の画像(例えばいく
つかの個々の絵を有するフィルムまたはディジタルカメ
ラの記録配列)を提示し得、それにより本発明に従っ
て、上記画像の一つの複写の明度プロファイルは変更さ
れるか、またはそれに要求されるマスクが決定される。
残存する画像に相当する画像情報は明度マスクの決定の
ために本発明に従って使用され得る(例えば完全なフィ
ルム分析により)。また、画像の一部のみが複写される
べき場合、全体の画像の画像情報が使用され得る。写真
画像情報は例えば写真フィルム(完全なフィルム,個々
の絵)であってよい。写真画像データは好ましくは写真
画像情報からの誘導の間にディジタル化され、そして例
えば走査(例えば完全フィルムの、または個々の絵もし
くはそれらの一部のみの)によるか、または他の処理
(例えばデータ縮小および/またはスムーズ化)の間に
誘導され得る。しかしながら、例えばそれがディジタル
カメラに由来するか、またはネットワークを通して移送
される場合、写真画像情報はまた、ディジタルの状態で
存在していてもよい。写真画像データは次にそれらのデ
ィジタルデータから誘導され得、すなわち例えば、ディ
ジタルで利用可能な写真画像情報が1:1を超えて採用
される。しかしながら、特にロスに関連するデータ縮小
は特に解像度縮小および/またはスムーズ化が次の計算
処理を最小にするために行われる。
【0005】全体的に、誘導される写真画像データ(特
に個々の絵毎の)を含むデータの数は約10000以下
であり、好ましくは2000未満が好ましく、そして特
に好ましくは約1000(またはそれ未満)である。良
好な結果は縮小されたデータ容量でさえも実際的な使用
において達成され得る。計算処理が同時に最小化され
る。特に、オリジナルフィルムを走査することによる写
真画像データの生成のために、走査処理に要する時間が
精密な走査(従来一般であるような)に比べて顕著に短
縮し、そして写真画像データの数が同時に所望数に減少
するように開始時からわずかに粗い走査を選択し得る。
縮小は、写真画像情報の(写真オリジナルまたはそれに
より表示される場面の)より精密な詳細がマスキングに
影響を及ぼさないという、他の利点を有する。すでに記
載したスムーズ化はまた、この目的のために使用でき、
それにより、例えば画像情報からの誘導の間に所望数ま
で(例えば縮小画像マトリクスの形体で)に縮小される
画像データは低いパスフィルターリングに供される。カ
ラー写真画像データ(例えば着色された画像マトリク
ス)の場合に、軸の一つが画像点の明度を記載するカラ
ー領域にカラー値を変換することが有利である。カラー
情報が別の処理(例えば分析のため)において使用され
ないならば、個々の画像点の明度を特徴づける、カラー
値からグレイ値を計算するだけで十分である(例えば加
重平均化により)。縮小およびそれに関連するマトリク
ス変換はEP0475897に詳細に記載されている。
参照文献EP0475897A1の開示は本願開示に編
入される。本発明によれば、好ましくはディジタルの形
態で存在する写真画像データは最適化された画像データ
を得るために補正される。好ましくは、写真画像データ
の一部のみが補正され、そして最適化された画像データ
に変換され、それは複写される画像情報または複写され
るべき一部に相当する。補正の間に、画像情報の写真記
録の間に生じたエラーが検討される。最適化された画像
データはそれにより、理想の写真画像情報から誘導され
る画像データに少なくとも近接して得られる。該理想の
情報は実像に相当することを意味するエラーのない写真
記録対象を提示する。エラーのない記録手段は、写真に
より記録された画像情報の色変化がないことを特に意味
する。このことは、色変化が存在しないように、色は写
真により記録された光量に変化がなく、一定のスペクト
ルであることを意味する。特に写真フィルムは色変化を
提示する。写真画像データの補正は記載されるように、
または例えば本願明細書に編入されるEP058677
3における画像配列の分析に基づいて行われ得る。全体
のフィルムの分析(「全フィルム分析」)はEP058
6773に記載されている。例えば、フィルムの色変化
は分析結果から誘導される。この分析の結果は次に色依
存露光の補正に使用される。画像情報の写真記録の間に
生成されたエラーを認識し、そしてそれらを検討するこ
とができるために、画像配列分析(例えば全フィルム分
析)が本発明に従って行われるならば、写真画像データ
は1より多い個々の絵を含む画像情報から誘導される。
次に、例えば、カラー値が分析され、特に統計学的に分
析される。カラー領域基準化(これもまたEP0586
773参照)が分析結果に基づく補正のために行われ
る。これは好ましくはカラー領域の翻訳およびローテー
ションにより行われる。ここで翻訳は実際のフィルムの
平均カラーリングおよび密度を検討し、そしてローテー
ションは色変化に依存する露光(「チッピング」)であ
る。カラー領域の基準化(すなわち補正処理)の後に、
画像データはフィルムベースの歪み(すなわち写真画像
記録におけるエラー)が大きく消去され、その結果、例
えば理想的には同一シーンを異なるフィルムに写真に撮
影したとき、同一の最適化画像データを常に導く。特に
それらからのカラー領域基準化を有する画像配列分析
は、非常に多くのフィルム製品が時にきわめて多様な画
像記録特性を有するものとして市販されているので、重
要である。これはまた、種々のディジタルカメラの画像
記録特性の場合も当てはまる。
【0006】本発明によれば、別に、またはさらに他の
分析タイプが、画像記録の間のエラーを認識するため、
および補正のためにそれらを検討するために、画像配列
分析とは別に選択され得る。例えば、別のフィルムまた
はディジタルカメラの典型的な画像記録特性を含む保存
データに逆戻りすることができる。これらの異なる保存
データの間の選択は、例えば、画像情報とは別の画像情
報キャリア(例えばフィルムまたはディスケット)によ
り例えばフィルムタイプまたはカメラタイプに関し、ま
たは記録状況(人工光または日光)に関してさらに保存
され、そして写真画像情報の検知(記録)の間(例えば
撮影の間)に保存される(例えばアドバンスト・フォト
システムまたはAPSにより保存されるデータ)情報を
参照して行われる得る。フィルムに特定のデータの検討
に関しては、EP0568773A1を再び参照する。
上記の分析法に加えて、または別の方法として、個々の
画像分析が行われ得る。これは、その分析が例えば記録
されるべき画像情報に少なくとも実質的に相当するか、
または画像部分として記録されるべき画像情報を含む個
々の画像の写真的にまたは既に最適化された画像データ
により支持されることを意味する。画像の一部のみが複
写されるべきであるならば(例えばAPSでのパノラマ
画像)、分析は例えば当該部分に相当する画像データの
みに、またはその部分の外側にあるが記録された個々の
画像の一部である画像データにさらに基づいて行われ得
る。個々の画像の画像属性は個々の画像を表現する画像
情報の特性であり、それらから誘導される写真画像デー
タからの個々の画像分析により抽出され得る。これらの
画像属性は絵の感じ(感覚)に特に影響を及ぼす属性を
記載する。そのような分析によって、特に着色(カラー
リング)、コントラスト、露光ならびにカラー、明度お
よびコントラストプロファイルが決定され、試験され
る。さらに、分析はカラーおよび/または明度エラーの
認識のために特に行われる。また、チッピング現象(明
領域と影部分との色の違い)が認識されるべきである。
好ましくは、写真画像データの分析は画像データの分類
(類別,classification)のために使用される。このこ
とは、写真画像データが特定の分類の画像に帰属される
(割り当てられる)ことを意味する。可能な画像分類は
例えば逆光写真、フラッシュ写真、人工光写真等であ
る。しかしながら、当業界で写真用語に直接翻訳され得
ない分類もまた使用され得、あらゆる場合において分類
の目標は特にコントラスト、露光、着色等に関する類似
の画像属性を有する画像の認識である。好ましくは、個
々の属性は分類のためのN次元の属性ベクトルに結合さ
れる。該N次元の属性領域は(例えばクラスター法によ
り)連続領域に分割されるか、または各領域毎にある分
類に相当する。同一領域に入る属性ベクトルは類似の画
像特性を有する画像情報に由来し、そして同一分類に割
り当てられる。個々の画像分析は例えば写真画像データ
を基に、写真画像データを補正するため、および最適化
データを得るか、もしくはそれらの決定に関与するため
に、例えば行われた分類に応じて行われ得る。しかしな
がら、個々の画像分析は好ましくは最適化画像データに
基づいて行われる。好ましくは、写真画像データの補正
および最適化画像データの決定はこの場合において画像
配列分析に基づくか、または保存された典型的な画像記
録データ(またはそれらの組み合わせ,上記参照)に基
づいて行われる。個々の画像分析の結果は好ましくは最
適化画像データを変更するために使用される。この変更
は好ましくは分類結果に応じて行われる。個々の画像分
析から得られた画像属性、または分類結果はまた、もし
くはさらに最適化された画像データからの明度マスクの
決定に関与し、それにより明度マスクの数値を変更す
る。上記変更は好ましくは最適化画像データから抽出さ
れた個々の画像の画像属性に基づいて行われる。しかし
ながら、それらはまた、最適化画像データの他の属性、
例えば画像配列の属性を基に行われ得る。これは特に、
画像シリーズ(例えばスポーツ写真)が記録されるか、
または写真画像情報が例えばビデオカメラで記録される
場合に有利である。均一な複写品質がシリーズの画像の
ためにこのようにして達成され得る。
【0007】写真画像データの補正はいくつかの方法、
例えば補正関数を用いて画素(ピクセル)毎またはブロ
ック毎に行われ得る。しかしながら、補正変換が好まし
くは行われ、それにより、例えば分析により認識された
領域が画像記録の間に検討されるか、または少なくとも
適当に調整される。カラー領域の翻訳またはローテーシ
ョンは好ましくは補正変換で行われる。最適化画像デー
タは、写真画像データに適用されるこの補正変換で得ら
れる。複写がそのような最適化画像データに基づいて製
造されるならば、該複写は写真画像データに基づいた複
写に比べ観察者により審美的な感覚を与える。そのため
の最適化画像データは最適化画像感覚を有する。特に、
コントラスト、露光および/または着色に関する腹立た
しいエラーが減少する。補正変換または補正関数は例え
ば上記エラーに関して段階的に、特に複写、複写の分
析、補正変換の修正、新たな複写等からなる反復法によ
り最適化され得る。本発明に従って、マスク計算のため
の基礎として使用される最適化画像データの数は好まし
くは、ディジタルプリンターで作成した写真複写のため
の基礎として同様に使用された最適化画像データに比べ
て顕著に縮小されている。前者の最適化画像データは後
者の最適化画像データから、例えば解像度縮小により誘
導され得る。しかしながら、マスク計算のための最適化
データはこの場合、本発明に従って、顕著に減少したデ
ータ数から誘導される。写真的エラーが除去されるか、
または写真的エラーが少なくとも最低限に抑制された最
適化画像データ(マスク計算のための)に基づいて、い
わゆる明度マスクが次に製造される。明度マスクは、
(オリジナル)写真画像情報(例えばフィルム)の写真
複写の明度プロファイル(明度分布)が影響を受けるべ
き値を包含する。そのようにして得られたマトリクスは
例えば、写真画像情報の複写を作成する装置(例えば光
学またはディジタルフリンター)に他の処理のために保
存されるか、または転送され得る。写真画像情報が物理
的形態、例えば写真フィルムで存在するならば、明度マ
スクの値は光密度制御装置、例えばLCDマトリクスの
制御のために使用され得る。それらは欧州特許出願第9
8115693.8号に記載されたLCD装置の制御の
ために特に使用され得、該出願はその開示が本明細書に
編入され、その複写が添付される。明度マスクの値は既
に記載したように、最適化画像データから決定される。
これらの画像データに対応するグレイ値が最適化画像デ
ータから最初に決定され、次にそれらのグレイ値から明
度マスクのための値が決定されるように、進めることが
好ましい。本発明に従う方法により処理されたデータは
好ましくは、マトリクスフォーマットに配列され、そし
てマトリクス(行列)の変換により処理される。従っ
て、明度マスクは好ましくはマトリクスとして配列され
る。明度マスクの値は、マスクの一つの領域を使用し
て、マスク領域の計算の一部ともなる写真画像情報の該
領域の写真複写の明度プロファイル(明度分布)が影響
されるように好ましくは設定される。特に、平均的な明
度を有する複写内の領域は影響されるべきではないか、
または周辺だけが影響される。さらに、低い明度の領域
は明るくされる(または変更されずに残す)べきであ
り、および/または高い明度を有する領域は暗くされる
(または変更されずに残す)べきである。好ましい方法
によれば、暗い領域の明化は、非常に暗い領域における
明化が再び低減されるか、またはもはや行われないよう
に、暗さの程度に応じて行われる。従って、明領域の暗
化は好ましくは、非常に明るい領域における暗化が再び
低減されるか、または可能であれば完全にそのままにさ
れるように行われる。明度マスクの上に記載した実施態
様において、明度プロファイルの変更は従って複写され
るべき画像データの明度に応じて行われる。さらに正確
には、本発明によれば、明度マスクの要素は最適化画像
データから計算され、そして最適化画像データの対応す
るグレイ値から特に計算される。計算された値は好まし
くは最適化画像データまたは対応するグレイ値の関数で
ある。該関数は好ましくは非線形である。この関数は例
えば表(テーブル)の形態で存在し得、また、プログラ
ムされた部分的に線形の関数として理解され得る。上記
関数は好ましくは、写真複写の明度プロファイルへの上
記の影響、例えば暗領域の明化および明領域の暗化を有
するようにモデル化される。明化または暗化の程度はそ
れにより、画像の複写または再生の際に全体のコントラ
ストにおいて目に見えるか、または腹立たしいロスが生
じないように限定されるのが好ましい。それ故に、既に
得られた分析結果または特に画像の領域におけるコント
ラストおよび/または全体のコントラストに関する情報
は好ましくは関数のモデル化またはマスク要素の計算の
一部をなす。この情報は例えば写真画像データの特徴を
決定する上記分析により得られる。さらに、または別
に、最適化画像データの別の分析が行われ得、該分析か
ら最適化画像データの前記特徴が次に誘導され、該特徴
はマスク要素の計算の一部をなす。さらに、明化または
暗化の程度は好ましくはノイズの可視化、例えば、写真
画像情報がネガフィルムであるならば、粒状度が画像の
暗いおよび/または明るい部分において顕著に増加しな
いように限定される。明化または暗化の限界の程度を決
定するために、写真画像データの分析の間か、または最
適化画像データの別の分析の間に決定された特徴(例え
ば露出過度,露出不足等)に再度戻り得る。さらに、フ
ィルムタイプに関する情報(例えば粒状度に関するAS
A番号)または撮影状況(例えばフラッシュの使用)は
関数の決定の一部となり得る。関数の実現の間に、明化
または暗化の限定が例えば最大値の設定により行われ得
る。最大値はこのとき写真画像情報の特徴(例えばフィ
ルムタイプ)、写真画像データまたは最適化画像データ
の特徴(例えば全体のコントラスト)の関数であってよ
い。関数は好ましくは、画像に関連しない明度急増(ジ
ャンプ)による歪みがマスキングの間に起こらないよう
にモデル化される。これは、使用されるべき関数が好ま
しくは一定であり、そして関数の勾配が大きすぎないこ
とを意味する。明度マスクをスムーズ化(平滑化)に供
するか、または明度マスクの下にあるマトリクスを低い
パスフィルターリングに供することが、この目的に有利
である。既に記載したように、特徴または他の記録され
た特徴もしくは情報(例えば画像記録の間の画像情報の
他に保存されたデータ、特に撮影状況に関するデータま
たは例えばディジタルカメラのカメラタイプまたはフィ
ルムタイプ)は画像データの分析により最も適合した関
数の確定の一部となり得る。それらの区別の程度に応じ
た異なる分類への異なる特徴を割り当てることがそれに
より有利である。最も適合した関数は再び各分類に割り
当てられる。分類の形態および各分類の関数モデル化は
経験レベルを増加することにより、例えば専門的なシス
テムにより精密にされ得る。
【0008】画像分類において表現される全体的な特性
の考慮とは別に、マスキング点(マスキングポイント)
の周辺にある部分的な特性を検討することもまた有利で
ある。さらに下に記載するように、マスキング強度の部
分的な制御が好ましくはそのために行われる。例えば明
度マスクが複写のために使用される画像情報と重ね合わ
される(重畳される,to superimpose)時に腹立たしい
努力が強いられるので、マスキング強度の部分的制御は
必要である。これは特に、複写されるべき画像情報の明
度プロファイルが大きく急増する場合に当てはまる。例
えば、複写されるべき画像情報の急なステップ側面を有
する明度ステップがマスクの平坦なステップ平面を有す
る逆の明度ステップと重ね合わされるならば、エッジの
片勾配は正方向ならびに負方向の両方に生じ得る。この
ことは、暗から明へのステップ転移の箇所では、ステッ
プがさらに暗くなる直前、そして次にステップが強く明
るくなる直後に最初は通常の暗さの値が存在することを
意味する。強い明るさはその直後、通常の明るさの値に
再び低減される。印画紙の低い動的範囲(ダイナミック
レンジ)の故に、より強い暗化は通常、より強い明化に
比べて目視できない。このために、目に見える片勾配作
用は、エッジ片勾配が観察者に対して明瞭に見えない領
域に移動されるのが好ましい。上記の場合、マスクは、
エッジ片勾配が暗領域にのみ発生し(より強力であるに
もかかわらず)、かつ、エッジ片勾配が明領域には生じ
ないように構築される。明度マスクのステップ側面(フ
ランク)の位置はそれにより、暗領域に完全に置かれる
まで複写されるべき明度ステップのより暗い領域に向け
た方向に変更される。例えば上記したような、重ね合わ
せの間の望ましくない影響を回避するために、マスキン
グ強度は、好ましくは明度マスクの要素の値が変更され
る局所解像度で制御される。この制御はそれにより、好
ましくは実際のマスク要素および他のマスク要素を包含
する局所制御領域における値が実際のマスク要素のため
新たな値が得られる計算に基づいて得られるように行わ
れる。異なる公称値または関数は局所制御のための計算
の間に使用され得、その結果は例えばウエイトが測定さ
れ、そして互いに結合され得る。例えば、最大値決定、
最小値決定、主要値決定、平均値決定は上記操作領域に
数値を適用されるのが好ましい関数として使用され得
る。しかしながら、詳細なコントラスト等の標準偏差の
決定のための関数もまた使用され得る。例えば、最小値
の関数のみを使用するならば、より高いマスク値を有す
る領域の「注意深い」マスキングを結果として導き、こ
れは例示した上記の側面変位に等しい。本発明によれ
ば、画像記録の特徴(例えばASA数等)および/また
は写真画像データおよび/または最適化画像データの特
徴もまた、操作のタイプの決定または明度マスクの値の
操作の間の上記ウエイト付与の設定の一部をなす。この
場合もまた分類し得、また既に行った分類に戻り得る。
既に記載したように、操作関数(最大値関数,最小値関
数等)は新たなマスク値の決定の間に別々にウエイトを
与え得る。ウエイトの構造はそれにより例えば特定の分
類からのものに依存してなされ得る。上記操作およびそ
れにより、例えばウエイトの構造はしかしながら個々の
画像の異なる局所領域の特性(特徴)からのものに依存
して作成され得る。換言すれば、異なる特徴または特性
を有する複写の領域に関する明度マスクの値は別々に操
作される。領域の一つの特性は例えばその情報含量
(「エネルギー密度」)を提示する。例えば、イメージ
領域の多い情報は典型的には強い明/暗変化を有する。
好ましくは、操作はイメージ領域が少ない情報がマスク
されないか、またはイメージの多い情報に比べより弱く
マスクされるように行われる。異なる特性または属性を
有するイメージ領域が例えば「局所分析」により認識さ
れ、それによりイメージの局所的に解像(分解)された
領域が分析され得る。この局所分析は例えば局所的に解
像された明/暗分析、および明/暗変化またはコントラ
スト変化の分析を基準としている。操作はイメージの局
所的特性または特徴に応じて局所的に異なるように行わ
れるのが好ましく、特に明度マスク値は数値に局所的に
割り当てられたイメージ領域の特徴(イメージ特性)に
応じて操作される。局所分析/操作自体は写真画像デー
タ、最適化画像データまたは明度マスク自体の値の分析
/操作に基づき得る。特に後者の場合において、分析は
操作された(変更された)明度マスクの計算の統合部分
であることが好ましい(さらに下記,例えば標準偏差関
数の使用参照)。局所操作(変更)は好ましくは、明度
プロファイルの影響が局所的に「及ぼされる」か、また
は変えられ、そして明度プロファイルの局所的により強
い、またはより弱い影響が結果として、そして局所的に
割り当てられた画像属性(局所的に割り当てられた画像
領域の属性)に応じて起こるように、行われる。明度マ
スクを複写されるべき画像情報と重ね合わせるために、
該マスクは予め選択された数の要素を有することが望ま
しい。該マスクがマトリクス形態で存在するならば、該
マトリクスは例えば所望の数に適合させるか、または所
望の数の線および列(カラム)に適合させるために、減
少されても増加されてもよい。
【0009】光制御装置、例えばLCDマトリクスが印
画紙上でのフィルムの露光の間にマスク値で制御される
場合、予め選択された数への適合が特に有利である。そ
のようなLCDマトリクスは予め選択された数の要素を
有する。マスク要素の数が適合されるべきである場合、
明度マスクの決定は好ましくは2工程で行われる。まず
最初に、明化または暗化を引き起こすべく第一のマスク
が決定される。該マスクは好ましくは最適化画像データ
が示されているマトリクスと同じ次元を有するマトリク
スである。適合数の要素および所望数の線および列を有
する第二のマトリクスが次に第一のマスクから決定され
る。例えば割り当てられたある領域に位置する第一のマ
スクの実際の要素を考慮するならば、この領域の要素の
値は実際の要素の値の操作のための基礎として使用さ
れ、そしてその操作から生じる値は第一のマスクの実際
の要素に割り当てられている第二のマスクの要素に割り
当てられる。上記のように、画像の局所的特性または実
際のユニットが分析される場合、および操作が局所的特
性に応じて局所的に異なるならば、第一のマスクの領域
の局所的特性または属性は好ましくは、要素と関連する
第二のマスクの各要素の計算のために考慮される。これ
は第一ならびに第二のマスクがマトリクスフォーマット
で表現される場合に特に当てはまる。光学マスキングの
場合において、光学マスク(例えば液晶マトリクスまた
は液体制御装置)は2工程(第一マスクおよび第二マス
ク)で好ましくは計算される明度マスクの値で制御され
る。マスクの焦点が合わされていない画像(未焦点オー
バーレイ)が得られるように、光学マスクはそれにより
オリジナル平面からある距離をおいて位置させるのが好
ましい。明度マスクの次元は好ましくは光学マスクマト
リクスの線および列の数と同一か、少なくともおよそ同
じであるように選択される。
【0010】明度マスクの計算の異なる工程において、
マトリクス点またはマスク点の幾何学的割り当てがその
まま残ることを確実にするのが好ましい。このことは、
明度マスクおよび複写されるべき画像情報が光学系にお
いて適当に重ね合わされるように、マスク値の近接のマ
スク値が下層のマスク値の写真画像情報の近接領域に逆
に移送され得る(配置を維持しながら)ことを特に意味
する。一般に、複写されるべき画像情報は写真画像情報
と同じであり得るか、または処理によりそれから生じ
る。光学系において、処理は例えば、(オリジナル)写
真画像情報(写真フィルムの情報)が、次いでマスクと
重ね合わされる複写されるべきフィルム情報からのフィ
ルターリングの後に異なるように、カラーフィルターを
介する露光の操作により行われ得る。このことはプロセ
ッサーにおける重ね合わせにも同様に当てはまる。この
場合、写真画像情報は高い解像度でディジタル的にしば
しば存在する。このディジタル画像情報は既に記載した
ように、明度マスクの決定のために本発明に係る方法の
第1工程(写真画像データの導出)で縮小させるのが好
ましい。しかしながら、複写されるべき画像情報の決定
のために、縮小はないか、または好ましくはわずかのみ
の縮小が行われる。しかし、好ましくは処理工程は補正
変換である(EP0586773A1参照)。補正変換
の後に得られた画像情報はこの時、複写されるべき画像
情報であり、明度マスクと重ね合わされるべきものであ
る(プロセッサーにおいて)。プロセッサーにおけるマ
スキングは好ましくはディジタル的に、または電子的に
行われる。明度マスク(2工程における第2マスク)は
それにより公知の補間法(例えば「画像再サンプリン
グ」,「画像再サイジング」,「アップサンプリング」
等)の一つより、複写されるべき画像情報の解像度を有
する画像に変換され、好ましくは低いパスフィルターリ
ングによりスムーズ化され(好ましくは補間の間または
後)、そして引き続きオリジナル画像マトリクスにプロ
セッサーにおいて重ね合わされる。予め選択された結合
関数は、例えばプロセッサーにおける重ね合わせのため
の単純加法が選択される。上記スムーズ化が行われるな
らば、この方法は光学マスキングの場合における焦点の
あっていない投光に相当する。上記したように、明度マ
スクは好ましくはグレイ値から誘導され、それは順に最
適化画像データから決定される。しかしながら、明度マ
スクはまた、複写されるべき異なる色の画像情報の処理
のためにそれぞれ別々に計算され得る(例えば赤色、緑
色および青色露光に対し)。特定の色に対して割り当て
られる最適化画像データのそれらの明度の値はそれによ
り好ましくは対応する色に意図された明度マトリクスの
計算のために使用される。1つのマスクのみが使用され
るならば、最適化画像データに包含されるカラー情報も
また考慮され得る。
【0011】本発明の実施態様が以下に記載される。そ
の他の好ましい態様がそれにより開示される。異なる実
施態様の異なる態様は互いに結合され得る。図1aは本
発明に係る明度マトリクスの値で制御される光密度制御
装置を有する露光装置の構造を模式的に示す図面であ
り、図1bは複写の間の光学距離を示す。図2はマスク
の計算のための関数を説明するための図面である。図3
はマスクの計算のために行われる幾何学的変換を模式的
に示す図面である。図4は第1のマスクから第2のマス
クへの転移の際の割り当て法を説明する図面である。図
5は光学プリンターでの信号およびデータのフローダイ
アグラムを示す。図6はディジタルプリンターにおける
信号およびデータのフローダイアグラムを示す。
【0012】
【発明の実施の形態】露光装置10は概略的に図1に示
されており、明度マトリクスの値で制御されるLCD装
置20を有する。赤、緑および青の3色における露光の
制御を提示する光学装置(フィルター)は図示されてい
ない。液晶マトリクスはフィルムの平面から適当な距離
の箇所に設置されている。光源12に由来する光線は光
学装置14,16により、そして光軸18に沿ってネガ
21のマテリアルバンドを介して照射される。本発明に
係る態様を有するLCD装置20はネガ21の前に設置
されている。図1aの上部右側に拡大されて示されるL
CD装置20は、より少ない光がこの領域でレンズ22
により捕捉されるように、より大きい光散乱を導く暗化
領域20bを有する。反対側には、わずかであるか、も
しくは全く暗化されてない、または短時間のみの暗化が
なされる領域20aが存在する。対応して、LCD装置
20の逆側20bはより長期に及び暗化され得る。LC
D装置20を通過する光は引き続きネガ21を介して照
射し、そして光学系21により感光性材料を有するバン
ド24の印画紙26上に投光される。コピー26上の曲
線28はここではLCD装置20が散乱されない場合の
コピー26を横切る光強度の経路を示す。連続線30は
図1aの上部右側に示されるLCD装置20が同時散乱
モードで操作される場合の光の強度経路を示す。従っ
て、曲線30はマテリアルバンド24上または露光され
るべきコピー26上のLCD装置20の明暗グラデーシ
ョンに従って非対称または片側に歪められている。露光
の間に生じる光学距離は図1bに示されている。以下の
相互関係が当てはまる: D/2H=tgα開口数≒0.07(α≒4’) B/2H=tgβ画像開口数 h/H=d/D 焦点ぼけ d/B=htgα/Htgβ 焦点欠失(≒0.1) 液晶マトリクスはフィルム面から適当な距離hに設置さ
れ、そして距離Hは図1aに示されるレンズ22のパピ
ル(pupil)と液晶との間に存在する。液晶マトリクスは
例えば20×30セルからなり得る。マトリクスの外部
要素は位置決定の不正確さおよび光学的拡大のある種の
変化性を捕捉するため、ならびに光学的エッジ効果を回
避するために外部に拡張されるのが好ましい。マトリク
スの有効表面は例えば33mm×48mmである。液晶
とフィルム面との距離hは、正確な位置決定ができ、最
も重要な拡大時、および例えば35mmネガ(フルフォ
ーマット,ネガ24mmで36mmまでの通常寸法)の
場合に、大きさ30mm×45mm(20×30方形セ
ル)である液晶の中央領域が光学マスクとして有効であ
るように選択される。この距離は印画紙上へのマスク投
光の焦点の必要な欠失を保証する。本発明に従ってマス
ク計算原理を使用するプリンターは例えば2台のスキャ
ナー、例えば解像度260×390のカラースキャナー
と例えば解像度260×390画像ポイントの密度スキ
ャナーを備え、それにより解像度はそれぞれ処理される
べき写真画像情報毎(例えば個々のフィルムネガ毎)と
なる。両方のスキャナーは均一なラスター(Δx=Δ
y)の全体の画像表面(24mm×36mm)上のネガ
画像を好ましくは測定する。基本的に、カラースキャナ
ーにより得られた画像マトリクスならびに密度スキャナ
ーにより得られた画像マトリクスはマスク計算のための
開始ポイントとして使用され得、そしてそれ故に、写真
画像データとして機能する。カラースキャナーの画像マ
トリクスは、ディジタル化された形態で存在する画像情
報の縮小が解除され得、そしてディジタル画像情報がマ
スクの計算における写真画像データとして直接使用され
るように、十分に低い解像度で既に存在している。一方
では、密度スキャナーの画像マトリクスが使用される場
合にマスク計算のための計算コストが嵩むけれども、他
方では、マトリクスに配置された写真画像データの次元
(M2 ×N2 )の選択においてより高い自由度が利用可
能である。一般的に、密度スキャナーから得られる情報
がM1 ×N1 マトリクスに存在するならば、M2 ×N2
の次元を有する縮小情報により縮小されたマトリクスに
変換することができる。この縮小されたマトリクスは、
マスク計算のための他の処理のための基礎として使用さ
れるべき写真画像データを含む。好ましい態様におい
て、写真画像データはカラースキャナーの縮小画像マト
リクスにより形成される。これは、後者のものが、例え
ば上記EP0586773に開示されるように、全体の
フィルムまたは個々の画像分析のための基礎を同時に形
成するからである。上記したように、その得られた写真
画像データは最適化画像データを得るために補正変換に
供される。グレイ値はその際にそれから作成されるのが
好ましい。着色写真画像情報(着色画像マトリクス)の
場合、カラー値は好ましくは色空間に変換され、その中
で、軸の1つが写真画像情報から誘導されるべき写真画
像データをそこから得るために画像ポイントの明度を記
載する。カラー情報がさらに(例えば分析のために)使
用されないならば、個々の画像ポイントの明度を特徴づ
けるカラー値(例えば加重平均化)からのグレイ値を計
算することもまた十分である。図2は第1のマスクマト
リクスに対する値へのグレイ値の計算のための可能な関
数を示す。第2のマスクマトリクスは後の工程で第1の
マトリクスから形成される複写されるべきフィルム情報
に重ね合わされる明度マスクに等しい。図2において、
最適化画像データのグレイ値(以下「最適化グレイ値」
と記載する)の明度Dが横軸にプロットされている。所
望の写真複写中の明点はネガの高い密度に相当するの
で、Dは標準化(補正化)フィルム密度またはネガ密度
が考慮され得る。選択された例において、(補正化また
は最適化)値D=0は写真複写における「通常」または
「平均」明度に相当し(マスキングが行われていない場
合)、写真複写において、正の値のDはより明るい領域
に相当し、そして負の値のDはより暗い領域に相当する
(マスキングが行われていない場合)。他方、縦軸はマ
スクの「光学密度」Kを意味する。正の値のKは写真複
写における明化を引き起し、負の値はマスクをしていな
い複写処理に比べて暗化を意味する。光学マスクの物理
的理解のために、受動マスクは好ましくは能動マスク
(例えばLEDマトリクス)よりむしろ使用される。光
の暗化(図2における特性線の負の分岐)はこの場合ネ
ガフィルムでは、より長い/またはより強い強度の露光
により達成されなければならない。図2Aにおける特性
線は通常の焦点の合っていないマスキングに相当し、そ
れにより上方および外側へのマスクの限定がさらに起こ
る。マスキングの強度は特性線の勾配Sおよびマスク密
度の限定値Kmax ,Kmin により影響を受ける。一般
に、画像中の顕著な影部およびより明るい領域のための
みのマスキングを使用することが有利であり、そして相
当する特性線は図2Bに示されている。標準化フィルム
密度が値D+を超えるか、または値D−未満となる場合
にだけマスキングが起こる。影部を明化し、そして明領
域を変えずに残すだけで満足され得、それは図2Cに従
う特性線で達成され得る。この選択の利点は、マスキン
グが露光時間における増加を引き起こさないことにある
(そしてそれ故にプリンター処理量における縮小がな
い)。審美的な理由(美観上の理由)で、画像情報がほ
とんどない影領域はマスクされないか、またはわずかに
マスクされるのみである。これは、マスキングをネガ密
度をフィルムマスクに近づけて増加させながら適当なし
きい値Dfmから開始し、徐々に弱める図2Dの特性線に
より達成される。マスキングが不利であり得る多数の絵
のカテゴリーが存在する。例えば、夜間や日没の写真で
あり、その場合、印画紙の最大密度はあらゆる場合にお
いて減少されるべきではない。これは図2Dの特性線で
部分的に達成され得る。しかしながら、そのような絵は
好ましくはマスキングから完全に排除されている。この
目的のために、画像分析が画像含量に係る写真画像情報
の分類を提供するという事実が使用され得る。夜間や日
没の写真はそれによりマスキングから排除され得る特定
の分類に蓄積する。さらに一般的には、図2に説明され
る異なる特性線パラメータを介する各画像分類のために
個々にマスキングを最適化することが可能である(S,
max ,Kmin ,D+、D−,Dfm)。本発明に従っ
て、マスキングは写真画像情報もしくは写真画像データ
および/または画像記録の特性(例えばフィルムタイ
プ,画像記録についての保存情報,フラッシュを使用し
た、もしくは使用しない写真等)に応じてまたは分類に
応じて選択的に弱められか、または強められ得る。上記
の方法に従って計算された第1マスクはまた、さらに処
理されてもよい。特に、さらなるスムーズ化が有利であ
り得、それは上記したぼけを支持する。図3は別のマト
リクスへのマトリクスの変換に使用される幾何学的変換
を模式的に説明する。図示された画像マトリクスはそれ
により写真画像情報および写真画像データまで示された
縮小画像マトリクスに相当する。公知幾何学的関係(レ
ンズのパピルからのフィルム平面の距離,フィルムとマ
スク平面との間の距離)ならびに投射軸に対するマスク
の物理的中心の可能な変位の知識に基づいて、座標(x
0 ,y0 )を有するフィルム平面中の点P0 は座標(x
1 ,y1 )を有するマスク平面中の各点P1 に対応して
得られ得る(およびその逆もある)。x0 およびy0
向におけるスキャナー解像度の知識、x1およびy1
向におけるマスク解像度および縮小要素M1 /M2 、N
1 /N2 、M2 /M3 、N2 /N3 の知識に基づいて、
「割り当て要素」はマトリクスの1つにおける各要素な
らびに他の3つのマトリクスにおいて割り当てられた環
境(割り当てられた領域)に対して決定され得る。これ
により、次元M1 、N1 が縮小された画像データの次元
であることが指摘される。次元M2 ×N2 を有するマト
リクスがマスク計算の基礎を形成する(縮小)写真画像
データを提示する。第1のマスクの次元は好ましくはM
2 ×N2 に等しい。第1のマスクから誘導される第2の
マスクの次元はM3 ×N3 である。図4は「結合された
環境」(結合された領域または操作領域)がいかに決定
されるかの例を示す。この決定は好ましくは第2のマス
クマトリクス(第2マスク)への第1のマスクマトリク
スの計算を達成するために好ましくは行われる。明度マ
スクの局所的に異なる操作は、第1のマトリクスの結合
された環境(割り当て領域)の特性または帰属が第2の
マスクマトリクスの各要素の計算のために考慮されるよ
うに行われるのが好ましい。第2のマスクの要素の幾何
学的中心(PまたはQ)が割り当てのためにまず決定さ
れる。第2のマスクの要素は図に示されるように、この
点の座標の基部の第1のマスクの要素に割り当てられ得
る。「割り当てられた環境」の決定は第1のマスクマト
リクスの近隣の要素の幾何学的中心点からP(または
Q)の距離に基づいて行われる。2つの場合を区別す
る:P(またはQ)が関連ピクセル内のハッチを付した
高められた四角内にあるならば、「割り当てられた環
境」は図4の左側に示されるように、第1のマスクマト
リクスの5つの要素からなる。P(またはQ)が上記四
角の外にあるならば、「割り当てられた環境」は図5の
右側に示されるように、第1のマスクマトリクスの4つ
の要素からなる。両方の場合において、「割り当てられ
た環境」はPまたはQまでの幾何学的中心の最小距離を
有する第1のマスクマトリクスの(4または5の)要素
である。第1のマトリクスから第2のマトリクスの効率
的な計算は前もって計算された表で行われるのが好まし
く、第2のマスクマトリクスの各要素に対して第1のマ
スクマトリクス中の「割り当てられた環境」の要素の数
および指数を包含する。マトリクスのエッジで生成され
る特別な場合は当該表で精密かつ簡潔に検討され得る。
図5は複写オリジナル(写真画像情報)としてネガフィ
ルムを使用する光学写真プリンターの場合におけるデー
タおよび信号の流れを示す。入力画像マトリクスは、縮
小工程が不必要になるように26×39の解像度を有す
る。カラーデータは軸の1つが明度を記載するカラー領
域に既に存在している。それらはEP0475897に
記載されるように「カールネン・レーブ(Karhunen Loe
ve) 」変換によりスペクトル測定されたデータから決定
される。最初に、フィルムに特定の補正変換はEP05
86773に記載されるように全体のフィルムの測定さ
れたデータに基づいて決定される。この変換(「色空間
標準化」)に供される画像マトリクス(写真画像デー
タ)は個々に分析され、そして分類される。この分析か
ら生じる画像補正は一方では標準化された画像マトリク
スに適用され、そして他方では対応するネガが複写され
るべき露光値の決定を提示する。フィルムに特定の、お
よび画像に特定の補正に供される画像マトリクス(最適
化画像データ)は今では第1マスクの計算のために使用
される。個々の画像分析に基づいて決定される画像分類
のための最適化関数F(x)が使用され、所望の明度変
化を好ましくは引き起こす。第2のマスクマトリクスが
次の段階で計算される。第2のマスクマトリクスの第2
の要素X2 (i0 ,j0 )は第1のマスクマトリクスの
要素X1 (m,n)から以下のように計算され得る:マ
トリクスX1 の領域であるU(i0 ,j0 )を要素X2
(i0 ,j0 )に代入する、例えばU(i0 ,j0 )=
{(m0 ,n0 ),(m0 +1,n0 ),(m 0 −1,
0 ),(m0 ,n0 +1),(m0 ,n0 −1),
(m0 +1,n0+1),(m0 +1,n0 −1),
(m0 −1,n0 +1),(m0 −1,n0−1),お
よびN(i0 ,j0 )U(i0 ,j0 )における要素の
数。 Max(i0 ,j0 )=Max(X1(m,n),
(m,n)εU(i0 ,j0)}:(領域UにおけるX
1 の要素の最大値 Min(i0 ,j0 )=Max(X1(m,n),
(m,n)εU(i0 ,j0)}:領域UにおけるX1
の要素の最小値 Mean(i0 ,j0 )=ΣX1(m,n)/N
(i0 ,j0 ),(m,n)εU(i0 ,j0 ):領域
UにおけるX1 の要素の平均値(通常の平均値の代わり
に、低いパス効果を有する加重平均値もまた使用され得
る) Med(i0 ,j0 )=Median{X1(m,
n),(m,n)εU(i0,j0 ):領域Uにおける
1 の要素の平均値(領域Uには、「Med」以下、以
上である(ほぼ)同一量のX1 がある)。 次いで、以下の式はX2 の計算のために使用され得る: X2 (i0 ,j0 )=αMax * Max(i0 ,j0 )+
αMin * Min(i0 ,j0 )+αMean * Mean(i
0 ,j0 )+αMed * Med(i0 ,j0 ) (式中、αMax ,αMin ,αMean,αMed ≧0およびα
Max +αMin +αMean+αMed =1)。 上記パラメータαMax ,αMin ,αMean,αMed は好ま
しくは、最適な結果を得るために分類に応じて選択され
る。上記関数平均値(Mean)および中間値(Med
ian)はスムーズ化に相当する。例えば、標準偏差が
関数として使用されるならば、それは詳細なコントラス
トのための尺度である。標準偏差でもって、少ない画像
情報を有する領域がより弱くマスクされることが行われ
得る。関数最小値(Minimum)は「用心深い」マ
スキングを引き起こす。それは強いマスキングの際に起
こり得る腹立たしい悪影響(過剰なエッジ変位)の防止
のために使用され得る。そのための標準偏差関数の使用
は画像の局所的特性(より低いかまたは高い情報含量)
に応じて明度マスクの値の異なる操作を引き起こす。関
数最大値(Maximum)は過剰なエッジ変位の減少
のために使用され得る。液晶マトリクスがそれとともに
得られたマスク値を有する電磁的LCD制御によりコン
トロールされ得る前に、該マスク値は好ましくはさらに
補正される。補正表は好ましくはそのために準備され
る。補正によって、光学的複写または光学的装置(特に
図1に模式的に示されるようなもの)により引き起こさ
れる写真複写の明度プロファイルにおける不均一さが考
慮される。しかしながら、複写媒体(印画紙)または使
用される媒体に特定の特性により引き起こされる不均一
さもまた考慮され得る。特に、液晶マトリクスの局所的
不均一さおよび露光面または複写面における照度の不均
一さならびに液晶の比電圧伝送曲線が考慮される。LC
D制御電子素子はこの時これらの補正されたマスク値で
制御される。図6は追加のプリンターの場合におけるデ
ータおよび信号の流れを示す図面であり、全てにおいて
基礎ネガがコピーマスター(写真画像情報)として使用
される。図6において図5におけるものと同じ関数ブロ
ックが使用される限り、表示は図5のものが使用され
る。図5と図6との相違は光学複写に特定のユニット、
例えば照度計算およびLCDの制御にある。図6に入る
写真画像情報はカラーおよび高解像度マトリクスの形態
(RGB形態)で存在する。この画像マトリクスは好ま
しくは最初、軸の1つが明度を記載するカラー領域に変
換される。そのように変換された画像マトリクスはフィ
ルム分析、画像分析およびマスク計算のためにより低い
解像度に低下(縮小)される。低化された画像マトリク
ス(写真画像データ)は図6における入力画像マトリク
スの1つに匹敵する一つの特性を有する。分析から生じ
る補正はマスク計算のために使用されるだけでなく、高
解像度画像マトリクスの補正(補正変換)のために使用
されるのが好ましい。第2のマスクマトリクスは本明細
書に記載されるように決定される。それは、補間法(内
挿法)および低いパスフィルタリングにより画像マトリ
クスと重ね合わされる高解像度に膨張される。本発明は
また、本発明に係る方法を実行するためのソフトウエア
またはプログラム(特にコンパイルドソフトウエア)な
らびに本発明に係るソフトウエアが保存されたコンピュ
ータ読み取り可能保存媒体(CD−ROM,DVD,デ
ィスケット,ハードドライブ等)に関するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1aは本発明に係る明度マトリクスの値で制
御される光密度制御装置を有する露光装置の構造を模式
的に示す図面であリ、図1bは複写の間の光学距離を示
す図面である。
【図2】マスクの計算のための関数を説明するための図
面である。
【図3】マスクの計算のために行われる幾何学的変換を
模式的に示す図面である。
【図4】第1のマスクから第2のマスクへの転移の際の
割り当て法を説明する図面である。
【図5】光学プリンターでの信号およびデータのフロー
ダイアグラムを示す。
【図6】ディジタルプリンターにおける信号およびデー
タのフローダイアグラムを示す。
【符号の説明】
10 露光装置 12 光源 14, 16 光学装置 18 光軸 20 LED装置 21 ネガ 22 レンズ 24 マテリアルバンド 26 コピー(印画紙)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の工程: a)写真により記録された画像情報から写真画像データ
    を誘導し、 b)該写真画像データの補正により最適化された画像デ
    ータを得、それにより画像情報の写真記録の間に生じた
    エラーが検討され、 c)その値が写真複写の明度プロファイルの影響を具現
    化する明度マスクが最適化画像データに基づいて決定さ
    れる、からなる写真複写の明度プロファイルを変更する
    ためのマスクを決定する方法。
  2. 【請求項2】 最適化された画像データの分析のために
    最適化された画像データからの属性を抽出する、および
    工程c)の前に最適化された画像データを修正する、お
    よび/または抽出された属性に応じて工程c)における
    明度マトリクスの値を修正する他の工程を含む請求項1
    記載の方法。
  3. 【請求項3】 複写されるべき画像情報が抽出された属
    性に基づいて分類され、そして修正が分類結果に応じて
    行われる請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 明度マスクの値が、写真画像データ、最
    適化された画像データおよび/またはそれぞれの局所的
    値と関連させた明度マスクの1領域の属性に応じて修正
    される請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 最適化された画像データに相当し、かつ
    次いで明度マトリクスの決定のために参照される、グレ
    イ値が工程b)において決定される請求項1記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 暗さの程度が予め選択されたしきい値を
    超えるとき、明度マトリクスにより引き起こされるより
    暗い領域の明化がもはや行われないか、または低減され
    る請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 工程c)において、1つのマスク値のみ
    が各々の最適化された画像データに割り当てられ、該デ
    ータから明度マスクが次いで決定される請求項1記載の
    方法。
  8. 【請求項8】 割り当てられたマスク値が第1のマスク
    マトリクスのマトリクス要素を形成し、そして第2のマ
    スクマトリクスが第1のマスクマトリクスから計算さ
    れ、それにより第1のマスクマトリクスのマトリクス要
    素が第2のマスクマトリクスの各マトリクス要素に割り
    当てられ、そして第2のマスクマトリクスの各マトリク
    ス要素の値が第1のマスクマトリクスの関連領域に含ま
    れて、そして割り当てられたマトリクス要素および割り
    当てられたマトリクス要素を取り囲むマトリクス要素を
    含む、第1のマスクマトリクスのマトリクス要素の値か
    ら計算され、それにより第1のマスクマトリクスが明度
    マスクを形成する請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 第2のマスクマトリクスの各々の要素の
    計算のために、該要素に割り当てられた第1のマスクマ
    トリクスの領域の属性が検討される請求項8記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 工程a)に係る写真画像データの誘導
    がデータ容量のロス関連縮小を含む請求項1記載の方
    法。
  11. 【請求項11】 マスク値の数が2000未満、好まし
    くは約1000である請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】 写真複写が写真画像情報に基づいて作
    成され、そして明度マスクが請求項1記載の方法に従っ
    て計算され、そして明度マスクが写真複写の明度プロフ
    ァイルを反映するために複写されるべき画像情報に重ね
    合わされる、写真複写の明度プロフィールを変更する方
    法。
  13. 【請求項13】 重ね合わせが、作成されるべき複写の
    異なる部分の領域毎に、そして複写材の露光の間に、分
    解された光密度を制御する光密度制御装置を用いて明度
    マトリクスの値に基づいて光密度制御装置を制御するこ
    とにより光学的に行われる請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 重ね合わせがコンピュータで行われ、
    そして計算された結果が写真複写の印刷の制御のために
    使用される請求項12記載の方法。
  15. 【請求項15】 領域毎に分解された光密度が写真複写
    材の露光の間に作成されるべき写真複写の異なる領域に
    おいて制御可能である光密度制御装置と、請求項1記載
    の方法に従って明度マスクを決定し、そして明度マスク
    の値で光密度制御装置を制御するディジタルデータ処理
    装置とを備えた写真複写を製造するための光学プリンタ
    ー。
  16. 【請求項16】 ディジタル写真画像情報に基づいて写
    真複写を形成するための印刷装置と、請求項1記載の方
    法に従ってディジタル写真画像情報から明度マスクを決
    定し、そして決定された明度マスクの値をコンピュータ
    内の他の写真画像情報と重ね合わせるデータ処理装置と
    を備え、それにより重ね合わせの結果が上記印刷装置に
    より印刷される、ディジタル写真画像情報に基づいて写
    真複写を印刷するためのディジタルプリンター。
JP2000020234A 1999-01-29 2000-01-28 写真複写の明度プロファイルを変更するためのマスク Pending JP2000224418A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP99101595.9 1999-01-29
EP99101595A EP1024400B1 (de) 1999-01-29 1999-01-29 Maske und Verfahren zum Ändern eines Helligkeitsprofils einer fotografischen Abbildung beim fotografischen oder digitalen Kopieren

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000224418A true JP2000224418A (ja) 2000-08-11

Family

ID=8237441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000020234A Pending JP2000224418A (ja) 1999-01-29 2000-01-28 写真複写の明度プロファイルを変更するためのマスク

Country Status (6)

Country Link
US (2) US6458492B1 (ja)
EP (1) EP1024400B1 (ja)
JP (1) JP2000224418A (ja)
CN (1) CN1262459A (ja)
CA (1) CA2295433A1 (ja)
DE (1) DE59910829D1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1024400B1 (de) * 1999-01-29 2004-10-13 Imip Llc Maske und Verfahren zum Ändern eines Helligkeitsprofils einer fotografischen Abbildung beim fotografischen oder digitalen Kopieren
DE50112268D1 (de) 2001-02-09 2007-05-10 Imaging Solutions Ag Digitale lokale Bildeigenschaftssteuerung mittels Masken
EP1231566B1 (de) * 2001-02-09 2006-08-02 Imaging Solutions AG Digitale lokale Bildeigenschaftssteuerung mittels Masken
US8259358B2 (en) * 2002-10-18 2012-09-04 Muller Capital, Llc Apparatus for eliminating moire in scanned image and method for the same
KR100760037B1 (ko) * 2003-03-31 2007-09-20 에이에스엠엘 마스크툴즈 비.브이. 소스 및 마스크 최적화 방법
US7145636B2 (en) * 2004-12-28 2006-12-05 Asml Netherlands Bv System and method for determining maximum operational parameters used in maskless applications
CN101360187B (zh) * 2007-08-03 2010-06-02 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 图像处理方法及图像处理装置
DE102010030108B4 (de) 2010-06-15 2014-12-04 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Farbbildsensor

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6438890U (ja) * 1987-09-02 1989-03-08
EP0475897B1 (de) * 1990-09-10 1994-08-03 Gretag Imaging Ag Verfahren zur Erstellung von fotographischen Farbkopien
DE4040498A1 (de) * 1990-12-18 1992-06-25 Agfa Gevaert Ag Verfahren zum maskieren von fotografischen aufzeichnungen
US5561494A (en) * 1992-06-15 1996-10-01 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method of and apparatus for determining exposure amount in copying apparatus
EP0586773B1 (de) * 1992-09-11 1998-05-20 Gretag Imaging Ag Verfahren zur Erstellung von Kopien von fotografischen Kopiervorlagen
US5555073A (en) * 1993-06-23 1996-09-10 Noritsu Koki Co., Ltd. Correcting method and device for a photographic copying apparatus
JP2882293B2 (ja) * 1994-11-11 1999-04-12 ノーリツ鋼機株式会社 写真焼付け装置における露光補正方法、および写真焼付け装置
JPH08240867A (ja) * 1995-03-03 1996-09-17 Fuji Photo Film Co Ltd 写真プリンタ
DE19703063C2 (de) * 1997-01-29 2000-05-04 Agfa Gevaert Ag Verfahren zum Erzeugen eines Bildes von einer transparenten Vorlage
TW382110B (en) * 1998-08-17 2000-02-11 Acer Peripherals Inc Manufacturing method for scanner light source luminance compensation sheet of adjustable luminance distribution and the scanning device employing the light source luminance compensation sheet
EP1024400B1 (de) * 1999-01-29 2004-10-13 Imip Llc Maske und Verfahren zum Ändern eines Helligkeitsprofils einer fotografischen Abbildung beim fotografischen oder digitalen Kopieren
EP1030214A3 (de) * 1999-01-29 2003-04-16 Imip Llc Verfahren zum Optimieren der Beleuchtungsverteilung in einem photographischen Kopiergerät

Also Published As

Publication number Publication date
US20020131096A1 (en) 2002-09-19
EP1024400A1 (de) 2000-08-02
EP1024400B1 (de) 2004-10-13
CA2295433A1 (en) 2000-07-29
CN1262459A (zh) 2000-08-09
DE59910829D1 (de) 2004-11-18
US6458492B1 (en) 2002-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7289664B2 (en) Method of detecting and correcting the red eye
JP2002262094A (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
JPH10307373A (ja) カラー反転複写制限媒体
JP2001298619A (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
JPH118761A (ja) カラー反転文書用の複写制限的なシステム
JP2003203231A (ja) 黒レベルを維持する画像処理方法
JP4172663B2 (ja) 画像処理方法
JP3913356B2 (ja) 画像処理方法
JPH10111928A (ja) 画像処理方法及び装置
JP2002125130A (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを記録した記録媒体
JP2000224418A (ja) 写真複写の明度プロファイルを変更するためのマスク
JP2000004355A (ja) 画像処理装置
JP2000156785A (ja) 画像処理方法および画像処理装置
JP3408770B2 (ja) 画像処理装置
US20040184672A1 (en) Image processing method and apparatus for correcting photographic images
JP2007018073A (ja) 濃度補正曲線生成方法と濃度補正曲線生成モジュール
JP2007249802A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP4366634B2 (ja) ノイズ画素マップ作成方法とその方法を実施する装置とプログラム及び写真プリント装置
US5995194A (en) Reproducing machine and a method of determining reproducing conditions
JP2000069277A (ja) 画像処理装置
US5926258A (en) Method of reproducing transparent masters
JPH08110603A (ja) 色調整方法および装置
JP3950226B2 (ja) 画像処理方法および装置
US6037109A (en) Device and method for reproducing originals onto light-sensitive material
JP3576812B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法