JP2001159860A - トナー像定着装置 - Google Patents
トナー像定着装置Info
- Publication number
- JP2001159860A JP2001159860A JP34430099A JP34430099A JP2001159860A JP 2001159860 A JP2001159860 A JP 2001159860A JP 34430099 A JP34430099 A JP 34430099A JP 34430099 A JP34430099 A JP 34430099A JP 2001159860 A JP2001159860 A JP 2001159860A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording material
- toner image
- roller
- fixing device
- heating roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/20—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
- G03G15/2003—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
- G03G15/2014—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
- G03G15/2017—Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means
- G03G15/2025—Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means with special means for lubricating and/or cleaning the fixing unit, e.g. applying offset preventing fluid
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G2215/00—Apparatus for electrophotographic processes
- G03G2215/20—Details of the fixing device or porcess
- G03G2215/2093—Release agent handling devices
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】離型剤中に含まれた揮発性臭気成分の発生を抑
制し、揮発性臭気成分を含む離型剤を用いても画像形成
装置の周囲に悪臭を漂わすことなく、記録材へのトナー
像定着を良好に行うことが可能なトナー像定着装置を提
供する。 【解決手段】加熱ローラ(1)の表面温度を、離型剤中に
含まれた揮発性臭気成分が許容値以下となる温度に規定
するとともに、加熱ローラと加圧ローラ(5)との圧接部
に対し記録材搬送方向上流側および下流側の少なくとも
一方に補助加熱手段(9,10)を備えたトナー像定着装置。
制し、揮発性臭気成分を含む離型剤を用いても画像形成
装置の周囲に悪臭を漂わすことなく、記録材へのトナー
像定着を良好に行うことが可能なトナー像定着装置を提
供する。 【解決手段】加熱ローラ(1)の表面温度を、離型剤中に
含まれた揮発性臭気成分が許容値以下となる温度に規定
するとともに、加熱ローラと加圧ローラ(5)との圧接部
に対し記録材搬送方向上流側および下流側の少なくとも
一方に補助加熱手段(9,10)を備えたトナー像定着装置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録材上に形成さ
れた未定着トナー像を記録材に定着させるトナー像定着
装置に関するものである。
れた未定着トナー像を記録材に定着させるトナー像定着
装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】電子写真式の複写機やプリンタ等の画像
形成装置において、記録材上に形成された未定着トナー
像を記録材に定着させるトナー像定着装置として、加熱
ローラと、加熱ローラに圧接した加圧ローラとからなる
所謂熱ローラ方式のトナー像定着装置が知られており、
一般に普及している。
形成装置において、記録材上に形成された未定着トナー
像を記録材に定着させるトナー像定着装置として、加熱
ローラと、加熱ローラに圧接した加圧ローラとからなる
所謂熱ローラ方式のトナー像定着装置が知られており、
一般に普及している。
【０００３】この種の熱ローラ方式のトナー像定着装置
においては、トナーオフセットを防ぐ為、加熱ローラ表
面に離型剤を供給し、トナー像の定着品質を維持できる
ように配慮がなされている。
においては、トナーオフセットを防ぐ為、加熱ローラ表
面に離型剤を供給し、トナー像の定着品質を維持できる
ように配慮がなされている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、離型剤とし
て用いられるオイルの中には、揮発性の臭気成分を含ん
だものがあり、代表的なものとしてメルカプト変性シリ
コーンオイルを挙げることができる。
て用いられるオイルの中には、揮発性の臭気成分を含ん
だものがあり、代表的なものとしてメルカプト変性シリ
コーンオイルを挙げることができる。
【０００５】メルカプト変性シリコーンオイルは、離型
性および熱安定性に優れているものの、約１７０℃以上
の温度環境で使用すると、周囲に悪臭が漂い、そこで作
業をしていた作業者に不快感を与えるという欠点があっ
た。
性および熱安定性に優れているものの、約１７０℃以上
の温度環境で使用すると、周囲に悪臭が漂い、そこで作
業をしていた作業者に不快感を与えるという欠点があっ
た。
【０００６】上記の様な悪臭が発生するにもかかわら
ず、従来のトナー像定着装置において加熱ローラの表面
温度は一般に１９０℃以上に設定されており、悪臭問題
に対する配慮が十分になされていなかった。
ず、従来のトナー像定着装置において加熱ローラの表面
温度は一般に１９０℃以上に設定されており、悪臭問題
に対する配慮が十分になされていなかった。
【０００７】ここで、温度１９０℃の環境に所定容量の
メルカプト変性シリコーンオイルを２４時間放置した場
合には前記所定容量に対し０.５％以上の揮発分が発生
する。ここでの「０.５％以上」という値は、（株）総
合技術センター発行「消・脱臭技術の進歩と実績」(147
頁)に掲載された臭いの評価法によると、９段階快・不
快度表示において−３段階（非常に不快）に相当する。
メルカプト変性シリコーンオイルを２４時間放置した場
合には前記所定容量に対し０.５％以上の揮発分が発生
する。ここでの「０.５％以上」という値は、（株）総
合技術センター発行「消・脱臭技術の進歩と実績」(147
頁)に掲載された臭いの評価法によると、９段階快・不
快度表示において−３段階（非常に不快）に相当する。
【０００８】従って、本発明の目的は、離型剤中に含ま
れた揮発性臭気成分の発生を抑制し、揮発性臭気成分を
含む離型剤を用いても画像形成装置の周囲に悪臭を漂わ
すことなく、記録材へのトナー像定着を良好に行うこと
が可能なトナー像定着装置を提供することにある。
れた揮発性臭気成分の発生を抑制し、揮発性臭気成分を
含む離型剤を用いても画像形成装置の周囲に悪臭を漂わ
すことなく、記録材へのトナー像定着を良好に行うこと
が可能なトナー像定着装置を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、加熱ロー
ラと、前記加熱ローラに圧接した加圧ローラと、前記加
熱ローラ表面に揮発性臭気成分を含む離型剤を供給する
離型剤供給手段とを有し、未定着トナー像を保持した記
録材を前記加熱ローラと加圧ローラとの圧接部で挟持搬
送しながら加熱加圧し、前記未定着トナー像を前記記録
材に定着させるトナー像定着装置において、前記加熱ロ
ーラの表面温度を、前記揮発性臭気成分が許容値以下と
なる温度に規定するとともに、前記圧接部に対し記録材
搬送方向上流側および下流側の少なくとも一方に補助加
熱手段を備えることにより達成される。
ラと、前記加熱ローラに圧接した加圧ローラと、前記加
熱ローラ表面に揮発性臭気成分を含む離型剤を供給する
離型剤供給手段とを有し、未定着トナー像を保持した記
録材を前記加熱ローラと加圧ローラとの圧接部で挟持搬
送しながら加熱加圧し、前記未定着トナー像を前記記録
材に定着させるトナー像定着装置において、前記加熱ロ
ーラの表面温度を、前記揮発性臭気成分が許容値以下と
なる温度に規定するとともに、前記圧接部に対し記録材
搬送方向上流側および下流側の少なくとも一方に補助加
熱手段を備えることにより達成される。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
いて説明する。
いて説明する。
【００１１】図１において、１は加熱ローラ、５は加熱
ローラ１に圧接した加圧ローラを示している。
ローラ１に圧接した加圧ローラを示している。
【００１２】加熱ローラ１は、例えばアルミニウムから
なる円筒状の芯金２と、芯金２上に設けられた弾性層３
と、芯金２の内部に設けられたヒータランプ４とから構
成されている。なお、本実施例において弾性層３には、
耐摩耗性および離型剤（シリコーンオイル）に対する耐
膨潤性に優れたフッ素ゴムを用いている。また、弾性層
３の厚さは０.１ｍｍ以上０.３ｍｍ以下の範囲で芯金２
上に設けられている。
なる円筒状の芯金２と、芯金２上に設けられた弾性層３
と、芯金２の内部に設けられたヒータランプ４とから構
成されている。なお、本実施例において弾性層３には、
耐摩耗性および離型剤（シリコーンオイル）に対する耐
膨潤性に優れたフッ素ゴムを用いている。また、弾性層
３の厚さは０.１ｍｍ以上０.３ｍｍ以下の範囲で芯金２
上に設けられている。
【００１３】また、芯金２の内部に設けられた複数本
（本実施例においては４本）のヒータランプ４は、加熱
ローラ１の表面温度を一定温度に維持するため点灯／消
灯制御が行われる。なお、ヒータランプの点灯／消灯制
御は、加熱ローラの表面温度を温度センサで検出し、こ
の検出値に基づきフィードバック制御させる様な周知の
温度制御が適用されるものであり、ここでの詳細な説明
は省略する。
（本実施例においては４本）のヒータランプ４は、加熱
ローラ１の表面温度を一定温度に維持するため点灯／消
灯制御が行われる。なお、ヒータランプの点灯／消灯制
御は、加熱ローラの表面温度を温度センサで検出し、こ
の検出値に基づきフィードバック制御させる様な周知の
温度制御が適用されるものであり、ここでの詳細な説明
は省略する。
【００１４】また、加圧ローラ５は、例えばアルミニウ
ムからなる円筒状の芯金６と、芯金６上に設けられた弾
性層７と、弾性層７上に設けられた樹脂層８とから構成
されている。なお、本実施例において弾性層７はシリコ
ーンゴムからなり、樹脂層８はＰＦＡから構成されてい
る。なお、樹脂層８としてＰＦＡの他、ＦＥＰを用いて
もよい。
ムからなる円筒状の芯金６と、芯金６上に設けられた弾
性層７と、弾性層７上に設けられた樹脂層８とから構成
されている。なお、本実施例において弾性層７はシリコ
ーンゴムからなり、樹脂層８はＰＦＡから構成されてい
る。なお、樹脂層８としてＰＦＡの他、ＦＥＰを用いて
もよい。
【００１５】加熱ローラ１表面へのトナーオフセットを
防ぐ為、加熱ローラ１の近傍には離型剤を供給するオイ
ル供給装置１３が設けられている。オイル供給装置１３
は、例えば加熱ローラ１表面に接触させて設けられたオ
イル供給ローラ１４と、オイル供給ローラ１４の背後に
接触したオイル含浸パッド１５と、パッド１５にシリコ
ーンオイルを供給するオイル供給部（図示せず）とから
構成される。
防ぐ為、加熱ローラ１の近傍には離型剤を供給するオイ
ル供給装置１３が設けられている。オイル供給装置１３
は、例えば加熱ローラ１表面に接触させて設けられたオ
イル供給ローラ１４と、オイル供給ローラ１４の背後に
接触したオイル含浸パッド１５と、パッド１５にシリコ
ーンオイルを供給するオイル供給部（図示せず）とから
構成される。
【００１６】ここで、離型剤としてメルカプト変性シリ
コーンオイルの様な揮発性臭気成分を含んだオイルを使
用するには、臭気成分が揮発しない程度の温度に加熱ロ
ーラ１の表面温度を規制する必要がある。しかし、臭気
成分の揮発を抑制しようとして加熱ローラの表面温度を
低温（例えば１５０℃〜１７０℃程度）に設定すると、
未定着トナー像の記録材への定着を完全に行うことがで
きない場合が生じる。特に印刷速度２００ｍｍ／秒以上
の高速印刷を行う画像形成装置においては、上記の様な
定着温度では加熱ローラ１と加圧ローラ５との圧接部だ
けで十分な定着を行うことは難しくなる。
コーンオイルの様な揮発性臭気成分を含んだオイルを使
用するには、臭気成分が揮発しない程度の温度に加熱ロ
ーラ１の表面温度を規制する必要がある。しかし、臭気
成分の揮発を抑制しようとして加熱ローラの表面温度を
低温（例えば１５０℃〜１７０℃程度）に設定すると、
未定着トナー像の記録材への定着を完全に行うことがで
きない場合が生じる。特に印刷速度２００ｍｍ／秒以上
の高速印刷を行う画像形成装置においては、上記の様な
定着温度では加熱ローラ１と加圧ローラ５との圧接部だ
けで十分な定着を行うことは難しくなる。
【００１７】そこで、本発明においては、加熱ローラ１
の表面温度を、揮発性臭気成分が許容値以下となる比較
的低い温度に規定するとともに、不足分の熱を加熱ロー
ラ１と加圧ローラ５との圧接部に対し記録材搬送方向上
流側および下流側の少なくとも一方に設けた補助加熱手
段によって補う様にしている。
の表面温度を、揮発性臭気成分が許容値以下となる比較
的低い温度に規定するとともに、不足分の熱を加熱ロー
ラ１と加圧ローラ５との圧接部に対し記録材搬送方向上
流側および下流側の少なくとも一方に設けた補助加熱手
段によって補う様にしている。
【００１８】ここで、補助加熱手段としては、図１にお
いて符号１０で示す様な、記録材１１の裏面を加熱する
加熱手段であったり、符号９で示す様に加熱ローラ１表
面に対し記録材１１を所定距離Ｌだけ巻き付ける巻付手
段として構成される。
いて符号１０で示す様な、記録材１１の裏面を加熱する
加熱手段であったり、符号９で示す様に加熱ローラ１表
面に対し記録材１１を所定距離Ｌだけ巻き付ける巻付手
段として構成される。
【００１９】加熱手段１０は例えば内部に発熱体（図示
せず）を備えた予熱板であり、巻付手段９は例えば加熱
ローラ１表面に対し接離可能に設けられた案内ローラと
して構成される。
せず）を備えた予熱板であり、巻付手段９は例えば加熱
ローラ１表面に対し接離可能に設けられた案内ローラと
して構成される。
【００２０】上記構成のトナー像定着装置を、印刷速度
８００ｍｍ／秒の高速レーザプリンタに搭載してオイル
の臭い、および画質について評価実験を行った。
８００ｍｍ／秒の高速レーザプリンタに搭載してオイル
の臭い、および画質について評価実験を行った。
【００２１】定着部に送り込まれた未定着トナー像１２
を保持した記録材１１は、加熱ローラ１と加圧ローラ５
の圧接部に入る前に予熱板１０により加熱され、記録材
は約９０℃に加熱される。その後、約１６０℃に制御さ
れた圧接部にて加熱加圧され加熱ローラ１および加圧ロ
ーラ５から送り出されるが、圧接部を通過した後も、記
録材１１は案内ローラ９によって加熱ローラ１に巻き付
けられながら加熱が続けられる。ここで、案内ローラ９
による巻付距離Ｌは３０ｍｍ〜７０ｍｍ程度が好まし
く、本実施例では５０ｍｍに設定した。即ち、Ｌが３０
ｍｍ未満の場合には加熱時間が短くなるため定着強度に
不足傾向がみられた。また、７０ｍｍを超える場合には
加熱時間が長くなり、画像潰れが生じてしまう事があっ
た。
を保持した記録材１１は、加熱ローラ１と加圧ローラ５
の圧接部に入る前に予熱板１０により加熱され、記録材
は約９０℃に加熱される。その後、約１６０℃に制御さ
れた圧接部にて加熱加圧され加熱ローラ１および加圧ロ
ーラ５から送り出されるが、圧接部を通過した後も、記
録材１１は案内ローラ９によって加熱ローラ１に巻き付
けられながら加熱が続けられる。ここで、案内ローラ９
による巻付距離Ｌは３０ｍｍ〜７０ｍｍ程度が好まし
く、本実施例では５０ｍｍに設定した。即ち、Ｌが３０
ｍｍ未満の場合には加熱時間が短くなるため定着強度に
不足傾向がみられた。また、７０ｍｍを超える場合には
加熱時間が長くなり、画像潰れが生じてしまう事があっ
た。
【００２２】なお、予熱板１０は内部の発熱体を制御す
ることにより、圧接部に入る直前において記録材１１の
表面温度が７０℃〜９０℃となる様に制御している。
ることにより、圧接部に入る直前において記録材１１の
表面温度が７０℃〜９０℃となる様に制御している。
【００２３】上記構成により行われる定着工程におい
て、記録材１１上に形成された未定着トナー像１２は、
予熱板１０上を通過することにより軟化直前の状態にな
り、続く圧接部においてトナー像は仮定着状態となる。
圧接部を出た記録材１１が案内ローラ９によって形成さ
れた巻付領域を通過する間に、トナーには加熱ローラ１
からの熱が伝わり本定着が行われ、高定着強度で且つ潰
れの小さいトナー画像が得られる。
て、記録材１１上に形成された未定着トナー像１２は、
予熱板１０上を通過することにより軟化直前の状態にな
り、続く圧接部においてトナー像は仮定着状態となる。
圧接部を出た記録材１１が案内ローラ９によって形成さ
れた巻付領域を通過する間に、トナーには加熱ローラ１
からの熱が伝わり本定着が行われ、高定着強度で且つ潰
れの小さいトナー画像が得られる。
【００２４】表１に評価実験の比較結果を示す。
【００２５】
【表１】
【００２６】評価実験においては、加熱ローラの表面温
度、予熱板１０によって加熱された記録材の表面温度、
案内ローラ９による巻付距離を切り替え、それぞれにお
けるオイルの臭い、画質について検討を行った。
度、予熱板１０によって加熱された記録材の表面温度、
案内ローラ９による巻付距離を切り替え、それぞれにお
けるオイルの臭い、画質について検討を行った。
【００２７】結果として、加熱ローラの表面温度を１９
０℃に設定した時は、オイルの臭いによる不快感は、
「９段階快・不快度表示」（(株)総合技術センター発行
「消・脱臭技術の進歩と実績」P.147参照）によれば−
２段階（不快）であり、また、画質においても定着強度
が不足していたり、画像潰れが生じており実用化には適
さない結果であった。
０℃に設定した時は、オイルの臭いによる不快感は、
「９段階快・不快度表示」（(株)総合技術センター発行
「消・脱臭技術の進歩と実績」P.147参照）によれば−
２段階（不快）であり、また、画質においても定着強度
が不足していたり、画像潰れが生じており実用化には適
さない結果であった。
【００２８】また、加熱ローラの表面温度を１４０℃に
設定した時は、オイルの臭いによる不快感は、０段階
（快・不快どちらでもない）まで改善されたが、画質に
おいて定着強度が不足しており、実用化には適さない結
果であった。
設定した時は、オイルの臭いによる不快感は、０段階
（快・不快どちらでもない）まで改善されたが、画質に
おいて定着強度が不足しており、実用化には適さない結
果であった。
【００２９】これに対し、加熱ローラの表面温度を１６
０℃に設定した時は、オイルの臭いによる不快感は０段
階（快・不快どちらでもない）であり、画質においては
予熱板１０によって記録材１１の表面温度を約９０℃ま
で加熱し、且つ案内ローラ９による巻付距離を５０ｍｍ
に設定した場合に高精細な画像が得られた。
０℃に設定した時は、オイルの臭いによる不快感は０段
階（快・不快どちらでもない）であり、画質においては
予熱板１０によって記録材１１の表面温度を約９０℃ま
で加熱し、且つ案内ローラ９による巻付距離を５０ｍｍ
に設定した場合に高精細な画像が得られた。
【００３０】なお、離型剤としては、メルカプト変性シ
リコーンオイルを採用したが、加熱ローラ１の表面温度
を１６０℃程度のトナー像定着としては低い温度に設定
したことによりオイル中の悪臭を有する揮発分が発生し
にくくなり、「０.５％以下」に抑制することが可能に
なった。
リコーンオイルを採用したが、加熱ローラ１の表面温度
を１６０℃程度のトナー像定着としては低い温度に設定
したことによりオイル中の悪臭を有する揮発分が発生し
にくくなり、「０.５％以下」に抑制することが可能に
なった。
【００３１】なお、本実施例においては、圧接部に対し
記録材搬送方向上流側に補助加熱手段としての予熱板
を、圧接部に対し記録材搬送方向下流側に補助加熱手段
としての案内ローラを備えた構成に基づき説明したが、
使用する離型剤や、印刷速度によっては、予熱板および
案内ローラのいずれか一方のみにしてもよい。
記録材搬送方向上流側に補助加熱手段としての予熱板
を、圧接部に対し記録材搬送方向下流側に補助加熱手段
としての案内ローラを備えた構成に基づき説明したが、
使用する離型剤や、印刷速度によっては、予熱板および
案内ローラのいずれか一方のみにしてもよい。
【００３２】また、上記構成とは反対に、圧接部に対し
記録材搬送方向上流側に案内ローラを設け、下流側に予
熱板を設けても構わない。
記録材搬送方向上流側に案内ローラを設け、下流側に予
熱板を設けても構わない。
【００３３】また、補助加熱手段は、上述の予熱板およ
び案内ローラに限られるものではなく、例えば記録材の
トナー像を保持した側の面から加熱を行うヒータ等であ
ってもよい。
び案内ローラに限られるものではなく、例えば記録材の
トナー像を保持した側の面から加熱を行うヒータ等であ
ってもよい。
【００３４】
【発明の効果】以上述べた様に本発明によれば、離型剤
中に含まれた揮発性臭気成分の発生を抑制し、揮発性臭
気成分を含む離型剤を用いても画像形成装置の周囲に悪
臭を漂わすことなく、記録材へのトナー像定着を良好に
行うことが可能なトナー像定着装置を提供することがで
きる。
中に含まれた揮発性臭気成分の発生を抑制し、揮発性臭
気成分を含む離型剤を用いても画像形成装置の周囲に悪
臭を漂わすことなく、記録材へのトナー像定着を良好に
行うことが可能なトナー像定着装置を提供することがで
きる。
【図１】本発明の一実施例を示す模式図。
１…加熱ローラ、２…芯金、３…弾性層、４…ヒータラ
ンプ、５…加圧ローラ、６…芯金、７…弾性層、８…樹
脂層、９…案内ローラ、１０…予熱板、１１…記録材、
１２…トナー像、１３…オイル供給装置、１４…オイル
塗布ローラ、１５…オイル含浸パッド。
ンプ、５…加圧ローラ、６…芯金、７…弾性層、８…樹
脂層、９…案内ローラ、１０…予熱板、１１…記録材、
１２…トナー像、１３…オイル供給装置、１４…オイル
塗布ローラ、１５…オイル含浸パッド。
Claims (4)
- 【請求項１】加熱ローラと、前記加熱ローラに圧接した
加圧ローラと、前記加熱ローラ表面に揮発性臭気成分を
含む離型剤を供給する離型剤供給手段とを有し、未定着
トナー像を保持した記録材を前記加熱ローラと加圧ロー
ラとの圧接部で挟持搬送しながら加熱加圧し、前記未定
着トナー像を前記記録材に定着させるトナー像定着装置
において、前記加熱ローラの表面温度を、前記揮発性臭
気成分が許容値以下となる温度に規定するとともに、前
記圧接部に対し記録材搬送方向上流側および下流側の少
なくとも一方に補助加熱手段を備えたことを特徴とする
トナー像定着装置。 - 【請求項２】前記補助加熱手段が、記録材の裏面を加熱
する加熱手段であることを特徴とする請求項１記載のト
ナー像定着装置。 - 【請求項３】前記補助加熱手段が、加熱ローラに記録材
を所定距離だけ巻き付ける巻付手段であることを特徴と
する請求項１記載のトナー像定着装置。 - 【請求項４】前記離型剤がメルカプト変性オイルを主成
分とする離型剤であることを特徴とする請求項１記載の
トナー像定着装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34430099A JP2001159860A (ja) | 1999-12-03 | 1999-12-03 | トナー像定着装置 |
| US09/727,763 US6411786B2 (en) | 1999-12-03 | 2000-12-04 | Toner image fixing device using a parking agent including a volatile odor component |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34430099A JP2001159860A (ja) | 1999-12-03 | 1999-12-03 | トナー像定着装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001159860A true JP2001159860A (ja) | 2001-06-12 |
Family
ID=18368182
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34430099A Pending JP2001159860A (ja) | 1999-12-03 | 1999-12-03 | トナー像定着装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6411786B2 (ja) |
| JP (1) | JP2001159860A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6689524B2 (en) * | 2001-06-07 | 2004-02-10 | Konica Corporation | Toner for developing a static latent image and image forming apparatus |
| JP2004170856A (ja) * | 2002-11-22 | 2004-06-17 | Samsung Electronics Co Ltd | カラー定着装置 |
| JP4363341B2 (ja) * | 2005-03-03 | 2009-11-11 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 画像形成装置 |
| JP4834378B2 (ja) * | 2005-10-31 | 2011-12-14 | 株式会社リコー | 定着方法、画像形成方法、定着装置及び画像形成装置 |
| US8538285B2 (en) * | 2010-04-28 | 2013-09-17 | Eastman Kodak Company | Printer and fusing system |
| US8611774B2 (en) | 2010-04-28 | 2013-12-17 | Eastman Kodak Company | Printing and fusing toner extended toner piles |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| NL8802644A (nl) * | 1988-10-27 | 1990-05-16 | Oce Nederland Bv | Fixeerinrichting voor het fixeren van een poederbeeld op een ontvangstblad. |
| JPH07160137A (ja) * | 1993-12-01 | 1995-06-23 | Hitachi Ltd | 定着装置及び定着方法並びに記録装置 |
| EP0661610B1 (en) * | 1993-12-29 | 1999-06-09 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Fixing apparatus for image forming apparatus |
| JP3206290B2 (ja) * | 1994-04-15 | 2001-09-10 | 日立工機株式会社 | 画像形成システム |
| US5623331A (en) * | 1994-05-27 | 1997-04-22 | Hitachi Koki Co., Ltd. | High-speed electrophotographic fixing unit |
| JPH11202666A (ja) * | 1998-01-13 | 1999-07-30 | Minolta Co Ltd | 定着装置 |
| US5983048A (en) * | 1998-07-10 | 1999-11-09 | Xerox Corporation | Droop compensated fuser |
| US5991564A (en) * | 1998-10-02 | 1999-11-23 | Tektronix, Inc. | Electrophotographic duplex printing media system |
-
1999
- 1999-12-03 JP JP34430099A patent/JP2001159860A/ja active Pending
-
2000
- 2000-12-04 US US09/727,763 patent/US6411786B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6411786B2 (en) | 2002-06-25 |
| US20010003560A1 (en) | 2001-06-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2001159860A (ja) | トナー像定着装置 | |
| JPS6262353B2 (ja) | ||
| EP2629154A2 (en) | Fixing roller and method of manufacturing the same | |
| JP2007017772A (ja) | 定着装置およびこれを備えた画像形成装置 | |
| JPH10307501A (ja) | 定着装置 | |
| JPH05134575A (ja) | 熱ローラ定着装置 | |
| JPH032920Y2 (ja) | ||
| JP2001109322A (ja) | 定着方法及び装置 | |
| JPS58130368A (ja) | 定着装置の加熱方法 | |
| JP2005010533A (ja) | 定着装置 | |
| JPS6252580A (ja) | 定着装置の定着ロ−ラ対 | |
| JP7363444B2 (ja) | 画像形成装置 | |
| JPS63292177A (ja) | 熱ロ−ラ−定着装置 | |
| JP2012194483A (ja) | 熱定着装置及びこれを備えた画像形成装置 | |
| JPS61277986A (ja) | 定着装置 | |
| JPH063995A (ja) | 定着装置 | |
| JP2005010671A (ja) | 定着装置 | |
| JP2007108296A (ja) | 加熱装置 | |
| JP6056921B2 (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
| JPH0548204Y2 (ja) | ||
| JPS63123076A (ja) | 離型剤塗布装置 | |
| JPH05158374A (ja) | 定着装置 | |
| JPS61103179A (ja) | 離型剤塗布装置 | |
| JP2005134795A (ja) | 定着装置 | |
| JPH0675495A (ja) | 加熱ロール型定着装置の離型剤塗布装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050318 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070418 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070427 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070831 |