JP2001159072A - 繊維処理剤組成物 - Google Patents
繊維処理剤組成物Info
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Abstract
た柔軟性及び平滑性を付与する新規な繊維処理剤組成物
を提供する。 【解決手段】一般式(1)で示されるワックスジエステ
ルの一種又は二種以上と、ワックスエステルの一種又は
二種以上と、カチオン性界面活性剤の一種又は二種以上
を必須成分とする繊維処理剤組成物。 【化1】 (但し、式中、R1は炭素数10〜24の直鎖又は分岐
鎖のアルキル基、R2は炭素数1〜31の直鎖又は分岐
鎖のアルキル基、R3は炭素数1〜31の直鎖又は分岐
鎖のアルキル基。)
Description
に関し、詳しくは、安全性に優れ、各種繊維及び繊維製
品に対して優れた柔軟性や平滑性を付与する繊維処理剤
組成物に関する。
また、ペットの毛等の獣毛に対して柔軟性や平滑性等を
付与する目的で、カチオン性界面活性剤を主成分とし、
高級アルコールやトリグリセライド、炭化水素等の油脂
類やシリコーン類を配合した繊維処理剤が用いられてき
た。これら油脂類等を添加した繊維処理剤は、カチオン
性界面活性剤のみからなる繊維処理剤と比較すると、柔
軟性や平滑性等の向上が認められるものの、近年の消費
者のヘアースタイルや繊維製品等に対する嗜好の多様化
に伴い、消費者が求める風合いを十分に満足させるもの
ではなく、更なる向上が求められているのが現状であ
る。そこで、更に柔軟性や平滑性を向上させることを目
的として、新規な油脂類の開発や配合が試みられてい
る。
としては、その用途がヒトの頭髪用あるいはペット用で
ある場合には生体に直接用いるものであり、また、繊維
製品である場合にも間接的に人体等と接触するため、安
全性に優れることが重要である。近年、安全性に対する
消費者の要求もますます高まってきている状況下、高い
安全性を有することが必要とされている。
α−ヒドロキシ脂肪酸と脂肪酸及び高級アルコールによ
って構成されるワックスジエステルが、ウシ、ウサギ、
ネコ等、動物の毛の表面に存在することが報告されてい
る(T. Nikkari and E.Haahti, Biochim. Biophy
s. Acta, 164, 294-305(1968), N. Nicolaide
s, H. C. Fu and M. N. A. Ansari, Lipids,
5, 299-307(1970))。これらのワックスジエステル
は、α−ヒドロキシ脂肪酸の炭素数が14〜22、脂肪
酸の炭素数が14〜28、高級アルコールの炭素数が1
4〜28のものを主成分として構成されるものである。
ルは、天然界に分布することから生体に対する安全性に
優れることが期待されるが、繊維処理剤組成物に用いる
ことは全く検討がなされていなかった。
は、安全性に優れ、頭髪を始めとする繊維及び繊維製品
に対して優れた柔軟性及び平滑性を付与する、新規な繊
維処理剤組成物を提供することを目的とする。
的を解決するために鋭意検討した結果、特定の構造を有
するワックスジエステルの一種又は二種以上と、ワック
スエステルの一種又は二種以上と、カチオン性界面活性
剤の一種又は二種以上とを必須成分として含有する繊維
処理剤組成物が、本目的を達成することを見出し本発明
を完成した。
(1)で表されるワックスジエステルの一種又は二種以
上と、(B)ワックスエステルの一種又は二種以上と、
(C)カチオン性界面活性剤の一種又は二種以上とを含
有することを特徴とする繊維処理剤組成物にある。
で表されるワックスジエステルの一種又は二種以上と、
(B)ワックスエステルの一種又は二種以上と、(C)
カチオン性界面活性剤の一種又は二種以上とを含有する
ことを特徴とする毛髪処理剤組成物にある。
直鎖又は分岐鎖のアルキル基、R2は炭素数1〜31の
直鎖又は分岐鎖のアルキル基、R3は炭素数1〜31の
直鎖又は分岐鎖のアルキル基。)
する。
(1)のワックスジエステルは、天然物から抽出・分離
することにより得ることもできるが、公知の方法により
合成して用いることもできる。例えば、下記化4で示さ
れるα−ヒドロキシ脂肪酸、下記化5で示される脂肪
酸、下記化6で示されるアルコールを原料として用い、
公知の手法により製造して用いることができる。
は分岐鎖のアルキル基。)
分岐鎖のアルキル基。)
分岐鎖のアルキル基。)
して容易に製造することができる。そして、必要に応じ
て常法により、脱酸、脱色及び脱臭等を行い精製して用
いることができる。また、未反応のα−ヒドロキシ脂肪
酸、脂肪酸、アルコール及び中間生成物であるα−ヒド
ロキシ脂肪酸モノアルキルエステル等が残存混入してい
ても良い。
ルの具体的な例としては、2−パルミトイルオキシパル
ミチン酸パルミチルエステル、2−アセチルオキシラウ
リン酸エチルエステル、2−パルミトイルオキシステア
リン酸イソプロピルエステル等を挙げることができる。
また、特開平6−293614号公報等に開示されてい
るような、ラノリンより得られるiso−型及びant
eiso−型を多く含有する長鎖分岐脂肪酸及び長鎖α
−ヒドロキシ脂肪酸より誘導される、2−イソブチリル
オキシ長鎖脂肪酸(14〜25)長鎖分岐アルコール
(12〜31)エステル、2−長鎖分岐脂肪酸(12〜
31)オキシパルミチン酸オクチルドデシル、2−イソ
ブチリルオキシパルミチン酸長鎖分岐アルコール(12
〜31)エステル等を挙げることができる。本発明の繊
維処理剤組成物には、これらのワックスジエステルの一
種又は二種以上を用いることができる。
テルは、脂肪酸と水に不溶な高級一価アルコール又は二
価アルコールとのエステルであり、固体又は液体のもの
がある。具体的には、直鎖脂肪酸と低級アルコールとの
エステルとしては、オレイン酸エチル、ミリスチン酸イ
ソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸
ブチル等を、直鎖脂肪酸と直鎖高級アルコールのエステ
ルとしては、パルミチン酸セチル、ミリスチン酸ミリス
チル等を挙げることができる。また、直鎖脂肪酸と分岐
鎖高級アルコールのエステルとしては、ミリスチン酸オ
クチルドデシル、オレイン酸オクチルドデシル等を挙げ
ることできる。また、分岐鎖脂肪酸と低級アルコールの
エステルとしては、イソステアリン酸イソプロピル、イ
ソステアリン酸エチル等を、分岐鎖脂肪酸と直鎖高級ア
ルコールとしては、2−エチルヘキサン酸セチル、2−
エチルヘキサン酸ステアリル、イソステアリン酸ヘキシ
ル等を、分岐鎖脂肪酸と分岐鎖高級アルコールとして
は、イソステアリン酸イソセチル、ジメチルオクタン酸
オクチルドデシル、長鎖分岐脂肪酸(12〜31)2−
エチルヘキシル等を、低級脂肪酸と高級アルコールのエ
ステルとしては、酢酸オレイル、酢酸セチル、酢酸ステ
アリル、プロピオン酸ミリスチル等を挙げることができ
る。また、天然由来の成分としては、ホホバ油、ミツロ
ウ、カルナバロウ、ラノリン等を挙げることができ、こ
れらの誘導体としてラノリン脂肪酸イソステアリル、ラ
ノリン脂肪酸イソプロピルやラノリン脂肪酸オクチルド
デシル、酢酸(セチル・ラノリル)エステル等を挙げる
ことができる。本発明の繊維処理剤組成物には、これら
のワックスエステルの一種又は二種以上を用いることが
できる。
面活性剤としては、1級、2級、3級の高級アルキルア
ミン塩、脂肪酸アミドアミン塩、エステル含有3級アミ
ン塩、アーコベル型3級アミン塩、モノ、ジ、トリのア
ルキル4級アミン塩、ベンザルコニウム型4級アンモニ
ウム塩、環式4級アンモニウム塩等の公知のものを用い
ることができる。具体的には、ジオクチルアミン、ジメ
チルパルミチルアミン、ジメチルステアリルアミン、ト
リラウリルアミン、ステアリン酸ジエチルアミノエチル
アミド、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステ
アリルトリメチルアンモニウム、塩化アルキル(20〜
22)トリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチル
アンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウ
ム、塩化ジアルキル(12〜18)ジメチルアンモニウ
ム、塩化ジココイルジメチルアンモニウム、塩化トリポ
リオキシエチレン(5)ステアリルアンモニウム、塩化
ベンザルコニウム、塩化ミリスチルジメチルベンジルア
ンモニウム、塩化ラウリルジメチル(エチルベンジル)
アンモニウム、塩化ラウリルピリニジウム、塩化セチル
ピリニジウム、臭化アルキルイソキノリウム、塩化メチ
ルベンゼトニウム等を挙げることができる。本発明の繊
維処理剤組成物には、これらのカチオン性界面活性剤の
一種又は二種以上を用いることができる。
合量は、該組成物の使用目的等により種々異なるが、該
組成物の総量を基準として、成分(A)が0.01〜4
0質量%(以下、%と記す)であり、成分(B)が0.
01〜30%であり、成分(C)が0.01〜30%で
あることが好ましい。それぞれの範囲の下限未満では本
発明の効果を十分に奏しない場合があり、上限を越えて
配合しても配合量に見合った効果を奏することができな
い場合があり、好ましくない。
発明の効果を損なわない範囲で必要に応じて、脂質類、
多価アルコール、シリコーン類、界面活性剤、水、低級
アルコール類、有機系溶剤、可溶化剤、pH調整剤、酸
化防止剤、キレート剤、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、
高分子系粘剤、無機塩類、糖類、アミノ酸、ペプチド
類、ビタミン類、植物抽出液、色素、顔料、香料、香気
成分前駆体、防腐剤、殺菌剤、有害生物忌避剤、再汚染
防止剤、蛍光発色剤、青味付け剤、酵素、酵素安定化剤
等を配合することができる。
ィン、ワセリン、α―オレフィンオリゴマー、スクワラ
ン、スクワレン等の炭化水素類、オリーブ油、大豆油、
ゴマ油、カカオ脂、パーム油、牛脂、トリイソステアリ
ン酸グリセリル等のトリグリセライド類を挙げることが
できる。また、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、クエン酸
トリオクチルドデシル、リンゴ酸ジイソステアリル等の
ヒドロキシカルボン酸とアルコールのエステル類、コハ
ク酸ジ2−エチルヘキシル、アジピン酸ジイソプロピ
ル、アジピン酸ジ2−エチルヘキシル、セバシン酸ジエ
チル等のジカルボン酸のジエステル類、ステアリン酸コ
レステリル、イソステアリン酸コレステリル、12−ヒ
ドロキシステアリン酸コレステリル、オレイン酸フィト
ステリル、長鎖分岐脂肪酸(12〜31)コレステリ
ル、長鎖α―ヒドロキシ脂肪酸(14〜25)コレステ
リル等のステロールエステル類等、本発明の必須成分で
あるワックスジエステル及びワックスエステル以外のエ
ステル類を挙げることができる。
チン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、イソ
ステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ウンデ
シレン酸、長鎖分岐脂肪酸(12〜31)、長鎖α―ヒ
ドロキシ脂肪酸、牛脂やヤシ油、パーム油等より得られ
る天然由来の脂肪酸等の脂肪酸類、また、上記の脂肪酸
類等を還元して得られるセタノール、ステアリルアルコ
ール、ベヘニルアルコール、イソステアリルアルコール
や、オクチルドデカノール、ヘキシルデカノール、長鎖
分岐高級アルコール(12〜31)等の高級アルコール
類、コレステロール、フィトステロール等のステロール
類、バチルアルコール、キミルアルコール、セラキルア
ルコール、イソステアリルグリセリルエーテル等のアル
キルグリセリルエーテル類、ホスファチジルコリン、ホ
スファチジン酸、ホスファチジルセリン、ホスファチジ
ルイノシトール、ホスファチジルエタノールアミン、ホ
スファチジルグリセロール、スフィンゴミエリン、リゾ
ホスファチジルコリン等のリン脂質、N−アシルスフィ
ンゴシン、N−ヒドロキシアシルフィトスフィンゴシ
ン、N−アシルフィトスフィンゴシン等のセラミド類、
グルコシルセラミド、ガラクトシルセラミド、ラクトシ
ルセラミド、ガングリオシド等のスフィンゴ糖脂質類等
を挙げることができる。
チレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレング
リコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレング
リコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリ
ン、3−メチル−1,3−ブタンジオール、1,3−ブ
チレングリコール等を挙げることができる。
タメチルトリシロキサン、テトラデカメチルポリシロキ
サン、メチルポリシロキサン、高重合メチルポリシロキ
サン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロ
ジェンポリシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、
オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシク
ロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロシ
ロキサン、アルコール変性シリコーン、アルキル変性シ
リコーン、ポリエーテル変性シリコーン、ポリエーテル
・アルキル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン等を
挙げることができる。
オン性界面活性剤以外の界面活性剤として、本発明の効
果を損なわない範囲内でアシルアミノ酸塩、アルキルエ
ーテルカルボン酸、脂肪酸塩、アルカンスルホン酸塩、
アルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、アルキルリ
ン酸塩、脂肪族アミドエーテルリン酸塩等のアニオン性
界面活性剤、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グ
リセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステ
ル、ソルビタン脂肪酸エステル、アルキルグルコシド、
ショ糖脂肪酸エステル、トレハロース脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチ
レン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ
油、ポリオキシエチレンアルキルアミン、アルキルジエ
タノールアミド等の非イオン性界面活性剤、また、グリ
シン型、アミノプロピオン酸型、カルボキシベタイン
型、スルホベタイン型、スルホン酸型、硫酸型、リン酸
型等の両性界面活性剤を用いることができる。
しては、エタノール、イソプロパノール、ブチルアルコ
ール、ベンジルアルコール等を挙げることができる。
により製造することができ、使用目的に応じてエタノー
ル等の低級アルコール溶液や低級アルコール水溶液、W
/O又はO/Wエマルション、サスペンション、ゲル、
液晶、二層型、多層型、固形、エアゾール等のフォーム
等、種々の形態とすることができる。
毛や絹、レーヨン、綿、アクリル、ポリエステル、ナイ
ロン等の合成繊維あるいはこれらの混紡繊維自体、及び
それらの繊維によって作られる繊維製品であれば特に限
定されず、その形態もコート、セーター、シャツ、マフ
ラー、ショール、呉服等の衣類、毛布、ふとん、ぬいぐ
るみ、カーペット等に用いることができ、これらを対象
とする繊維製品の洗浄剤、水洗用柔軟仕上げ剤、柔軟仕
上剤、プレアイロン剤等として用いることができる。
理剤組成物として用いる場合、ヒトの毛髪を対象とする
化粧品、医薬部外品及び医薬品であるシャンプー、ヘア
ーリンス、ヘアートリートメント、ヘアークリーム、ヘ
アーローション、ヘアースプレー等の種々の形態として
用いることができる。
用繊維処理剤組成物として用いる場合、対象はペットと
して飼われている動物であれば特に限定されないが、具
体的には、イヌ、ネコ、ウサギ、ハムスター、モルモッ
ト、マウス、リス等に用いることができ、これらを対象
とするペット用洗浄剤、ペット用リンス剤、ペット用グ
ルーミングローション、蚤取剤等に用いることができ
る。
明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるもの
ではない。
物・ヘアーリンス) 下記表1の組成からなるヘアーリンスを常法により調製
した。そして、女性パネラー20名にて実施例1と比較
例1〜3のヘアーリンスを1日1回シャンプー後に通常
の方法で2日間ずつ使用して、比較官能評価試験を実施
した。尚、比較官能評価試験の結果は、刺激感、柔軟
性、平滑性の各項目において「刺激を感じた」「毛髪が
柔らかくなった「毛髪が滑らかになった」と回答した人
数で表1に併せて示した。
成物である実施例1のヘアーリンスは、本発明の必須成
分を満たさない比較例1〜3と比較して、諸特性の全て
に亘って優れていた。
ンプー) 下記の組成からなるヘアーシャンプーを常法により調製
した。そして、女性パネラー10名にて通常の方法で使
用し、実施例1と同様の試験項目にて官能評価を行っ
た。その結果、本発明の毛髪処理剤組成物である実施例
2のヘアーシャンプーは、刺激感等の問題は認められ
ず、すすぎ時も滑らかであり、乾燥後の柔軟性、平滑性
に優れる等の優れた官能特性を示した。
軟仕上剤) 下記の組成からなる繊維製品処理剤組成物である柔軟仕
上剤を常法により調製した。そして、市販の洗剤で洗浄
し、充分にすすいだ綿タオルと羊毛マフラーを評価試料
とし、25℃の水道水に1g/Lとなるように被験組成
物を溶解し、浴比1:40で水道水へ投入し、3分間攪
拌を行った。処理を行った繊維製品を風乾後、25℃、
RH65%の恒温恒湿室に24時間放置し、柔軟性及び
平滑性について、10名のパネラーにて比較官能評価を
行った。その結果も併せて下記に示す。
成物である実施例3の柔軟仕上剤は、柔軟性及び平滑性
に優れ、繊維製品に触れた時にも刺激感等の異常も認め
られず、優れた特性を示すものであった。
ン) 下記の組成からなるペット用剤であるペット用グルーミ
ングローションを常法により調製した。そして、イヌを
飼っている家庭のパネラー20名にて使用テストを行っ
た。すなわち、実施例4のグルーミングローションを1
日1回、3日間、噴霧、ブラッシングを行い、イヌの毛
の風合いについて柔軟性及び平滑性について官能評価を
行った。その結果を、使用以前より改善されたと答えた
人数で併せて示した。
処理剤組成物である実施例4のペット用ヘアーグルーミ
ングローションは、柔軟性及び平滑性に優れ、イヌの毛
に触れた時にも刺激感等の異常も認められず、毛並みの
向上も認められ優れた特性を示すものであった。
の一種又は二種以上とワックスエステルの一種又は二種
以上、カチオン性界面活性剤の一種又は二種以上とを必
須成分とする本発明は、安全性に優れ、毛髪を始めとす
る繊維及び繊維製品に対して優れた柔軟性及び平滑性を
付与し得ることは明らかである。
Claims (2)
- 【請求項1】 (A)下記一般式(1)で表されるワッ
クスジエステルの一種又は二種以上と、(B)ワックス
エステルの一種又は二種以上と、(C)カチオン性界面
活性剤の一種又は二種以上とを含有することを特徴とす
る繊維処理剤組成物。 【化1】 (但し、式中、R1は炭素数10〜24の直鎖又は分岐
鎖のアルキル基、R2は炭素数1〜31の直鎖又は分岐
鎖のアルキル基、R3は炭素数1〜31の直鎖又は分岐
鎖のアルキル基。) - 【請求項2】 毛髪処理剤である請求項1記載の繊維処
理剤組成物。
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