JP2001158520A - 粉体供給装置 - Google Patents
粉体供給装置Info
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Abstract
範囲に粉体を散布できる粉体供給装置を提供する。 【解決手段】 非対称波形発生器102は、非対称波形
電流指令v12を増幅器103に出力する。増幅器103
は、入力された非対称波形電流指令v12に相当する電流
i13を加振器104に出力する。加振器104は、電流
i13が入力されると、入力電流i13に比例した力で振動
部材105を長手方向に動かす。振動部材105に加え
られた力は、トラフ106に伝えられ、トラフ106は
長手方向に動く。この時、トラフ106上にある粉体
は、トラフ106の先端に小さい穴が複数設けられてい
るので、小さい穴から落下するものと先端から落下する
ものに分かれ、結果、粉体は、従来よりも広範囲に渡っ
て散布される。
Description
すことにより、所定の領域に該粉体を散布する粉体供給
用装置に関する。
すブロック図である。この図において、符号302は、
加振器304に入力する電流の指令となり、波形が非対
称な電圧信号(以下、非対称波形電流指令)を出力する
非対称波形発生器である。ここで、波形が非対称な電圧
とは、所定の基準電圧値に対して、電圧波形が非対称と
なる電圧であり、例えば、図5に示す波形のことであ
る。図3において、符号303は、非対称電流指令に相
当する電流を加振器に出力する増幅器である。符号30
4は、入力電流値i33に比例した力で、振動部材305
を長手方向に動かす加振器である。
接合され、加振器304に加えられた力をトラフ306
に伝える。トラフ306は、振動部材305と接合され
た、トラフであり、その形状は、図4に示すように断面
がU字状をなす。なお図4は、図3に示すトラフ306
及びホッパ307を側面から見た図である。図3におい
て、ホッパ307は、入れられた粉体を一定量ずつトラ
フ306に落とす装置である。符号308は、加振器3
04を支持する架台である。
の動作を以下に示す。非対称波形発生器302が図5に
示す波形の非対称波形電流指令v32を増幅器303に出
力すると、増幅器303は、非対称電流指令v32に相当
する電流i33を、加振器304に出力する。加振器30
4は、電流i33が入力されると、入力電流i33に比例し
た力で、振動部材305を長手方向に動かす。振動部材
305に加えられた力は、トラフ306に伝えられ、ト
ラフ306は長手方向に動く。この時のトラフ306の
加速度a及び速度vは図6の様になる。
に力を与えられ、右に動く。この時、トラフ306の加
速度aの大きさはμsg以下であるので、粉体にすべり
は生じない(理由は後述)。次に、時間T2において、
トラフは左向きに力を与えられ、左に動く。この時、ト
ラフ306の加速度aの大きさは、μsgを越えるの
で、粉体にすべりが生じ(理由は後述)、粉体はトラフ
306に対して右に移動する。なお、この移動距離は、
図の斜線部分の面積に相当し、トラフ306の速度と粉
体の速度との差の積分値で求められる。
に働く力について説明する。図7の粉体300は、トラ
フ306の上にある粉体の中の一つであり、トラフ30
6の上にある粉体は、全て粉体300と同様の力が働く
ものとする。粉体300には図7に示すように、トラフ
306上面と粉体300の接点に生じる摩擦力及びトラ
フ306の運動に伴う慣性力が作用する。一般に静止摩
擦係数μsは、動摩擦係数μkと異なる(一般にμs>
μk)ため、粉体の運動は慣性力の大きさに応じ以下の
ようになる。ただし、ここでは、トラフの加速度をa,
重力加速度をgとする。
に静止し、トラフ306との相対的な運動は起こらな
い。従って、粉体300はトラフ306と同じ速度、加
速度で運動する。図6における時間T1及びT3の区間
はこの場合に相当する。
合 粉体300とトラフ306との間にすべりが生じる。絶
対運動では粉体300にμkmgの力が作用し、加速度
はμkgとなる。トラフ306と粉体300との相対速
度がゼロになるまですべりは続く。図6における時間T
2及びT4の区間は、この場合に相当する。
て、トラフ306と間にすべりが生じ、その速度差の積
分値に相当する距離だけトラフ306上を右に移動し、
搬送が行われることになる。
に落ちた粉体の位置は、図8に示す様にトラフの先端位
置の直下及びその近傍に限られる。従って、例えば、ベ
ルトコンベア上の食品に調味料(粉体)をまぶすため
に、図3に示す粉体供給装置を利用した場合、調味料の
散布位置は偏ってしまう。この対策としてトラフ306
に与える加速度を大きくして粉体が落下する場所を拡大
する方法もあるが、この場合、非対称波形発生器302
のアクチュエータの容量を大きくする必要がある。本発
明は、以上のことに鑑みてなされたものであり、その目
的は、供給するエネルギーを大きくすることなく広範囲
に粉体を散布することができる粉体供給装置を提供する
ことにある。
に、本発明は、トラフをその長手方向に非対称な加速度
で振動させることにより、該トラフの一端から他端へ搬
送して所定の領域へ落下させる粉体供給装置において、
前記トラフの他端における前記所定の領域と重なる部分
に前記粉体を落下させる穴を設けたことを特徴とする粉
体供給装置である。
記穴が所定の配列で複数設けられたことを特徴とする。
記穴による開口率が前記トラフの一端から他端へ漸次増
加することを特徴とする。
る粉体供給装置の構成を示すブロック図である。この図
において、102は非対称波形発生器、103は増幅
器、104は加振器、105は振動部材、107はホッ
パ、108は架台であり、これらの構成は図3のものと
同じである。
粉体供給装置と異なる点は、トラフ106の形状であ
り、トラフ106の先端付近の下面には複数の小さい穴
があいている。なお、トラフ106の先端付近の下面に
設けられた穴の配列は、図2(a)に示すように多数の
円穴を所定の配置で設けるようにしている。なお、図2
(b)に示すように、トラフの幅方向へ向けられた長円
状をなす穴であっても、図2(c)に示すように、トラ
フの長手方向へ向けられた長円状をなす穴であってもよ
い。さらに、粉体の落下を均一にすべく、トラフの底面
に対して前記穴が占める割合(開口率)をトラフの先端
へ向かって漸次増加させるようにしてもよい。また、本
実施形態では、トラフ106の下面に設けられた穴の位
置は、トラフ106の先端付近であるが、穴の位置は、
トラフ106の先端付近でなくてもよい。
について説明する。まず、非対称波形発生器102は、
非対称波形電流指令v12を増幅器103に出力する。増
幅器103は、入力された非対称波形電流指令v12に相
当する電流i13を加振器104に出力する。加振器10
4は、電流i13が入力されると、入力電流i13に比例し
た力で振動部材105を長手方向に動かす。振動部材1
05に加えられた力は、トラフ106に伝えられ、トラ
フ106は長手方向に動く。
さい穴が複数設けられているので、小さい穴から落下す
るものと先端から落下するものに分かれ、結果、粉体
は、従来よりも広範囲に渡って散布される。
擦係数を見かけ上減らすために、周波数が非対称波形よ
りも十分大きく(例えば、10倍)て振幅が非対称波形
と比べて十分小さい(例えば、1/100)対称波形
を、トラフ106の推力となる非対称波形に加えてもよ
いし、粉体とトラフ106の間に生じる付着力を減らす
ために、トラフ106に上下振動を加えてもよいし、ト
ラフ106の変位を大きくするために、周波数が非対称
波形よりも十分小さい(例えば、1/10)対称波を、
トラフ106の推力となる非対称波形に加えてもよい。
て詳述してきたが、この発明には、上述した実施形態の
みならず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計,変
更等も勿論含まれる。
トラフをその長手方向に非対称な加速度で振動させるこ
とにより、該トラフの一端から他端へ搬送して所定の領
域へ落下させる粉体供給装置において、トラフの他端に
おける所定の領域と重なる部分に粉体を落下させる穴を
設けたので、供給するエネルギーを大きくすることなく
広範囲に粉体を散布できる効果が得られる。また、本発
明によれば、トラフに所定の配列で穴を複数設けたの
で、供給するエネルギーを大きくすることなく広範囲に
偏りなく粉体を散布できる効果が得られる。
構成を示すブロック図である。
であるトラフを示した平面図である。
図である。
見た図である。
図である。
である。
た説明図である。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 トラフをその長手方向に非対称な加速度
で振動させることにより、該トラフの一端から他端へ搬
送して所定の領域へ落下させる粉体供給装置において、 前記トラフの他端における前記所定の領域と重なる部分
に前記粉体を落下させる穴を設けたことを特徴とする粉
体供給装置。 - 【請求項2】 前記穴が所定の配列で複数設けられたこ
とを特徴とする請求項1に記載の粉体供給装置。 - 【請求項3】 前記穴による開口率が前記トラフの一端
から他端へ漸次増加することを特徴とする請求項1また
は2に記載の粉体供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34261099A JP4244475B2 (ja) | 1999-12-01 | 1999-12-01 | 粉体供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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JP34261099A Expired - Fee Related JP4244475B2 (ja) | 1999-12-01 | 1999-12-01 | 粉体供給装置 |
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Cited By (4)
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-
1999
- 1999-12-01 JP JP34261099A patent/JP4244475B2/ja not_active Expired - Fee Related
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