JP4244475B2 - 粉体供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粉体を運んで落とすことにより、所定の領域に該粉体を散布する粉体供給用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、従来の粉体供給装置の構成を示すブロック図である。この図において、符号302は、加振器304に入力する電流の指令となり、波形が非対称な電圧信号(以下、非対称波形電流指令)を出力する非対称波形発生器である。ここで、波形が非対称な電圧とは、所定の基準電圧値に対して、電圧波形が非対称となる電圧であり、例えば、図5に示す波形のことである。図3において、符号303は、非対称電流指令に相当する電流を加振器に出力する増幅器である。符号304は、入力電流値i33に比例した力で、振動部材305を長手方向に動かす加振器である。
【0003】
振動部材305は、トラフ306の側面に接合され、加振器304に加えられた力をトラフ306に伝える。トラフ306は、振動部材305と接合された、トラフであり、その形状は、図4に示すように断面がU字状をなす。なお図4は、図3に示すトラフ306及びホッパ307を側面から見た図である。図3において、ホッパ307は、入れられた粉体を一定量ずつトラフ306に落とす装置である。符号308は、加振器304を支持する架台である。
【0004】
以上の様に構成された従来の粉体供給装置の動作を以下に示す。
非対称波形発生器302が図5に示す波形の非対称波形電流指令v32を増幅器303に出力すると、増幅器303は、非対称電流指令v32に相当する電流i33を、加振器304に出力する。加振器304は、電流i33が入力されると、入力電流i33に比例した力で、振動部材305を長手方向に動かす。振動部材305に加えられた力は、トラフ306に伝えられ、トラフ306は長手方向に動く。この時のトラフ306の加速度a及び速度vは図6の様になる。
【0005】
図6の時間T1において、トラフは右向きに力を与えられ、右に動く。この時、トラフ306の加速度aの大きさはμsg以下であるので、粉体にすべりは生じない(理由は後述)。次に、時間T2において、トラフは左向きに力を与えられ、左に動く。この時、トラフ306の加速度aの大きさは、μsgを越えるので、粉体にすべりが生じ(理由は後述)、粉体はトラフ306に対して右に移動する。なお、この移動距離は、図の斜線部分の面積に相当し、トラフ306の速度と粉体の速度との差の積分値で求められる。
【0006】
ここで、図7に示す粉体300(質量m)に働く力について説明する。図7の粉体300は、トラフ306の上にある粉体の中の一つであり、トラフ306の上にある粉体は、全て粉体300と同様の力が働くものとする。
粉体300には図7に示すように、トラフ306上面と粉体300の接点に生じる摩擦力及びトラフ306の運動に伴う慣性力が作用する。一般に静止摩擦係数μsは、動摩擦係数μkと異なる(一般にμs>μk)ため、粉体の運動は慣性力の大きさに応じ以下のようになる。ただし、ここでは、トラフの加速度をa,重力加速度をgとする。
【0007】
1)慣性力(ma)がμsmg以下の場合
慣性力と摩擦力は釣合い、粉体300はトラフ306上に静止し、トラフ306との相対的な運動は起こらない。従って、粉体300はトラフ306と同じ速度、加速度で運動する。図6における時間T1及びT3の区間はこの場合に相当する。
【0008】
2)慣性力(ma)がμsmgを越える場合
粉体300とトラフ306との間にすべりが生じる。絶対運動では粉体300にμkmgの力が作用し、加速度はμkgとなる。トラフ306と粉体300との相対速度がゼロになるまですべりは続く。図6における時間T2及びT4の区間は、この場合に相当する。
【0009】
従って、粉体は時間T2及びT4において、トラフ306と間にすべりが生じ、その速度差の積分値に相当する距離だけトラフ306上を右に移動し、搬送が行われることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
トラフ上をすべって下に落ちた粉体の位置は、図8に示す様にトラフの先端位置の直下及びその近傍に限られる。従って、例えば、ベルトコンベア上の食品に調味料(粉体)をまぶすために、図3に示す粉体供給装置を利用した場合、調味料の散布位置は偏ってしまう。この対策としてトラフ306に与える加速度を大きくして粉体が落下する場所を拡大する方法もあるが、この場合、非対称波形発生器302のアクチュエータの容量を大きくする必要がある。
本発明は、以上のことに鑑みてなされたものであり、その目的は、供給するエネルギーを大きくすることなく広範囲に粉体を散布することができる粉体供給装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、トラフをその長手方向に非対称な加速度で振動させることにより、該トラフの一端から他端へ搬送して所定の領域へ落下させる粉体供給装置において、前記トラフの他端における前記所定の領域と重なる部分に前記粉体を落下させる穴が設けられ、前記穴による開口率が、前記トラフの一端から他端へ向かって漸次増加しており、前記穴からの粉体の落下を前記長手方向において均すことを特徴とする粉体供給装置である。
【0012】
本発明は、上記粉体供給装置において、前記穴が所定の配列で複数設けられたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態による粉体供給装置の構成を示すブロック図である。
この図において、102は非対称波形発生器、103は増幅器、104は加振器、105は振動部材、107はホッパ、108は架台であり、これらの構成は図3のものと同じである。
【0015】
この図1に示す粉体供給装置が図3に示す粉体供給装置と異なる点は、トラフ106の形状であり、トラフ106の先端付近の下面には複数の小さい穴があいている。
なお、トラフ106の先端付近の下面に設けられた穴の配列は、図2(a)に示すように多数の円穴を所定の配置で設けるようにしている。なお、図2(b)に示すように、トラフの幅方向へ向けられた長円状をなす穴であっても、図2(c)に示すように、トラフの長手方向へ向けられた長円状をなす穴であってもよい。さらに、粉体の落下を均一にすべく、トラフの底面に対して前記穴が占める割合(開口率)をトラフの先端へ向かって漸次増加させるようにしてもよい。
また、本実施形態では、トラフ106の下面に設けられた穴の位置は、トラフ106の先端付近であるが、穴の位置は、トラフ106の先端付近でなくてもよい。
【0016】
次に以上の構成による物体供給装置の動作について説明する。
まず、非対称波形発生器102は、非対称波形電流指令v12を増幅器103に出力する。増幅器103は、入力された非対称波形電流指令v12に相当する電流i13を加振器104に出力する。加振器104は、電流i13が入力されると、入力電流i13に比例した力で振動部材105を長手方向に動かす。振動部材105に加えられた力は、トラフ106に伝えられ、トラフ106は長手方向に動く。
【0017】
この時、粉体は、トラフ106の先端に小さい穴が複数設けられているので、小さい穴から落下するものと先端から落下するものに分かれ、結果、粉体は、従来よりも広範囲に渡って散布される。
【0018】
また、粉体とトラフ106の間に生じる摩擦係数を見かけ上減らすために、周波数が非対称波形よりも十分大きく(例えば、10倍)て振幅が非対称波形と比べて十分小さい(例えば、1/100)対称波形を、トラフ106の推力となる非対称波形に加えてもよいし、粉体とトラフ106の間に生じる付着力を減らすために、トラフ106に上下振動を加えてもよいし、トラフ106の変位を大きくするために、周波数が非対称波形よりも十分小さい(例えば、1/10)対称波を、トラフ106の推力となる非対称波形に加えてもよい。
【0019】
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、この発明には、上述した実施形態のみならず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計,変更等も勿論含まれる。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、トラフをその長手方向に非対称な加速度で振動させることにより、該トラフの一端から他端へ搬送して所定の領域へ落下させる粉体供給装置において、トラフの他端における所定の領域と重なる部分に粉体を落下させる穴を設けたので、供給するエネルギーを大きくすることなく広範囲に粉体を散布できる効果が得られる。
また、本発明によれば、トラフに所定の配列で穴を複数設けたので、供給するエネルギーを大きくすることなく広範囲に偏りなく粉体を散布できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による粉体供給装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施形態による粉体供給装置の構成要素であるトラフを示した平面図である。
【図3】 従来の粉体供給装置の構成を示すブロック図である。
【図4】 ホッパ307及びトラフ306を側面から見た図である。
【図5】 非対称波形発生器が出力する波形を示した図である。
【図6】 トラフ306の加速度及び速度を示した図である。
【図7】 トラフ上にある粉体300に働く力を示した説明図である。
【図8】 粉体の落下位置を説明するための説明図である。
【符号の説明】
104 加振器
106 トラフ

Claims (2)

  1. トラフをその長手方向に非対称な加速度で振動させることにより、該トラフの一端から他端へ搬送して所定の領域へ落下させる粉体供給装置において、
    前記トラフの他端における前記所定の領域と重なる部分に前記粉体を落下させる穴が設けられ、
    前記穴による開口率が、前記トラフの一端から他端へ向かって漸次増加しており、前記穴からの粉体の落下を前記長手方向において均すことを特徴とする粉体供給装置。
  2. 前記穴が所定の配列で複数設けられたことを特徴とする請求項1に記載の粉体供給装置。
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