JP2001158408A - 熱収縮性ラベルの装着方法及びその装置 - Google Patents
熱収縮性ラベルの装着方法及びその装置Info
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Abstract
防止して、ラベルの収縮状態を安定させ、加熱媒体を循
環させながらラベルを効率良く加熱収縮させて装着する
ことを課題とする。 【解決手段】筒状のラベルが被嵌された容器を、収縮装
置本体に形成された収縮ゾーン内に搬送し、該収縮ゾー
ン内の加熱媒体を循環させてラベルを熱収縮させる熱収
縮性ラベルの装着方法において、前記ラベルを収縮させ
る際に、収縮ゾーン内の加熱媒体の一部を収縮装置本体
の上部から外部に放出するようにしたことにある。
Description
筒状の熱収縮性ラベルを、加熱して収縮させることによ
り容器に装着する熱収縮性ラベルの装着方法及びその装
置に関する。
ラベルが装着されているものがあり、ラベルの装着に際
しては、熱収縮性ラベルの装着装置(シュリンクトンネ
ル)が使用されている。かかるシュリンクトンネルは、
図6に示す如く装置本体50に形成された収縮ゾーン5
1内の加熱媒体としての空気を、ヒータで加熱した後に
ファン53で循環する。そして、収縮ゾーン51内に、
容器55と共に容器に被嵌されたラベル56が搬送装置
57で搬送される。
環する熱風で加熱されると収縮し、容器55に密着状態
で装着される。
トンネルは、装置本体の上部が閉塞された状態になって
いるため、加熱された空気をファン53で循環させてい
るものの、収縮ゾーン51の上部に熱気がこもってしま
う。通常、ラベルの収縮状態が最良となるように収縮ゾ
ーン51内の加熱温度を設定しているが、時間の経過に
伴って熱気が収縮ゾーン51内にこもると、上部側の加
熱温度が下部側に比し上昇するため、例えば重点的に加
熱したい部分以外もこもっている熱により収縮してしま
い、安定したラベルの収縮状態が得られなくなる欠点が
ある。
る場合には、容器を倒立させた状態でラベルを被嵌させ
収縮させているのが通常である。従って、かかる容器の
場合には、ラベルの上部が不用意に加熱されると、ラベ
ルは上部が過剰に収縮して上方に飛び上がり、容器の所
定の位置に装着できず、装着不良の原因となっていた。
れたもので、収縮ゾーン内に熱気がこもるのを防止し
て、ラベルの収縮状態を安定させ、加熱媒体を循環させ
ながらラベルを効率良く加熱収縮させて装着することを
課題とする。
するために、熱収縮性ラベルの装着方法及びその装置と
してなされたもので、熱収縮性ラベルの装着方法として
の特徴は、筒状のラベルが被嵌された容器を、収縮装置
本体に形成された収縮ゾーン内に搬送し、該収縮ゾーン
内の加熱媒体を循環させてラベルを熱収縮させる熱収縮
性ラベルの装着方法において、前記ラベルを収縮させる
際に、収縮ゾーン内の加熱媒体の一部を収縮装置本体の
上部から外部に放出するようにしたことにある。
の上部の熱気の一部は、収縮装置本体の上部から外部に
放出されるため、収縮ゾーン内の上部にこもることはな
く、収縮ゾーン内を設定温度に容易に維持することがで
き、ラベルを効率良く収縮させることができる。
特徴は、容器に被嵌された筒状の熱収縮性ラベルを熱収
縮させるための加熱媒体が、収縮装置本体に形成された
収縮ゾーン内を循環するようにした熱収縮性ラベルの装
着装置において、前記収縮装置本体の上部には、ラベル
の収縮時に、収縮ゾーン内の加熱媒体の一部を外部に放
出できるように逃がし開口が形成されていることにあ
る。
口から収縮ゾーン内にこもる熱気を容易に放出すること
が可能となる。
面を参照しながら説明する。図1〜図3において、1は
ラベルの収縮装置で、搬送装置3により矢印方向に間隔
を有して多数の容器5(例えば、シート成形又は樹脂成
形された側部がテーパー状のカップ)が収縮装置本体2
に搬送され、各容器5に被嵌されたラベル6を加熱収縮
させるものである。
熱接着剤が塗布されたポリエステル、ポリスチレン、ポ
リプロピレン等の合成樹脂からなる熱収縮性フィルムの
両端を接合させることにより、内面に印刷を有する筒状
に形成した後にロール状に巻き取り、このフィルムを繰
り出しながら所定の長さに切断したもので、図外の開口
装置により開口されて容器5に被嵌される。
ェーン7,7に架設された各ステー8に、容器5が外嵌
される治具9がそれぞれ所定間隔をおいて取り付けられ
ている。各治具9は、外側に向けて小径となるテーパー
状に形成されており、装置本体2内を循環するようにな
っている。例えば各治具9の周面には、吸引孔(図示省
略)が形成されており、吸引により各治具9に容器5が
保持できるようになっている。
する第一収縮ゾーンAと、復路側の治具9が通過する第
二収縮ゾーンBが設けられている。
たラベル下部を重点的に収縮させるためのゾーンで、該
第一収縮ゾーンAは、左右一対の壁部材10,11から
区画構成されている。各壁部材10,11は、内部に循
環空間12を有し、略垂直の垂直部分10a,11a
と、該垂直部分10a,11aから互いに接近するよう
に傾斜する傾斜部分10b,11bとからなる。そし
て、傾斜部分10b,11bの先端は、傾斜部分の全長
にわたって連続して所定の間隔Lだけ離間している。従
って、かかる間隔により収縮装置本体2の上部には、逃
がし開口11が形成され、該逃がし開口11を介して第
一収縮ゾーンA内と外部とは開放された状態となってい
る。
手段14が内蔵されている。循環加熱手段14は、環状
のヒーター15の内側に回転自在な循環ブロア13のフ
ァン16が設けられている。従って、ファン16により
循環空間12内に取り入れられた第一収縮ゾーンA内の
空気は、ヒーター15によって加熱され、その熱は、フ
ァン16により熱風となって下方に送られ、垂直部分1
0a,11aに設けられたノズル17から第一収縮ゾー
ンA内に噴出されるようになっている。尚、ノズル17
は、垂直部分10a,11aの内側壁に多数の孔を穿孔
して構成したものであっても、あるいは、垂直部分10
a,11aの下部から第一収縮ゾーンA内に突出するも
のであっても良い。更に、各ノズルは開閉可能にするこ
とでラベルの収縮状態を調整できるため好ましい。
ーンAの下方に配置されており、該第二収縮ゾーンBの
両側には、収縮手段としてのヒーター19と、該ヒータ
ー19によって加熱された空気を容器側に送風する送風
手段(図示省略)とから構成されている。
ンB内の所定位置には、図示省略の温度センサーが配置
されており、各温度センサーにより各ゾーン内の温度が
検出できるようになっている。
その装置を使用してラベル6を容器5に装着する場合に
ついて説明する。先ず、循環移動する各治具9に、容器
5を、その小径の底部が上方となる倒立した状態で順次
外嵌する。しかも、各容器5に筒状のラベル6を被嵌し
ていく。容器5及びラベル6は、搬送装置3によりラベ
ル収縮装置1に搬送され、第一収縮ゾーンAに到達す
る。
れられた空気は、ヒーター15によって加熱され、熱風
となってノズル17から第一収縮ゾーンA内に噴出さ
れ、加熱された空気は、第一収縮ゾーンAと循環空間1
2内を循環する。第一収縮ゾーンA内の熱は、第一収縮
ゾーンAの上部に移動するが、装置本体1の上部が開放
されていることから、第一収縮ゾーンAの上部の熱を逃
がし開口11から適宜逃がすことができ、第一収縮ゾー
ンA内に熱がこもることはほとんどない。
ラベル6の所定の部位(ラベルの下部側)を重点的に加
熱して収縮させることができる。ラベルの上部側は、熱
風がこもることはないため、必要以上に不用意に収縮す
ることはなく、ラベルが収縮力によって上方に飛び上が
ることはない。しかも、循環ブロア13によって、傾斜
部分10b,11bから加熱された空気が取り入れられ
るため、熱量の損失も少ない。また、この加熱によっ
て、ラベル内面に塗布された感熱接着剤が活性化し、容
器5の表面に接着可能になる。
が反対(正立状態)となり第二収縮ゾーンB内に到達す
る。第二収縮ゾーンB内はラベル6の全体を加熱するの
に十分な雰囲気温度に制御されており、前記第一収縮ゾ
ーンA加熱されたラベル6は、更に全体が完全に収縮
し、容器5に密着する。
状態が安定した第一収縮ゾーンAで予めラベル6の下部
(容器の大径側)を収縮させておくことにより、容器5
がテーパ状となっているにもかかわらず、ラベルが容器
から浮き上がる(ずり上がる)のを防止することができ
る。そして、第二収縮ゾーンBにおいてラベル6全体を
加熱する構成であるため、加熱むらがなくラベル6に皺
や歪み等が発生し難くなる。
ではなく、図4に示す如くラベルの装着装置は、前記上
方が開口する装置本体Aを前部に配置し、且つ、上方が
開口していない装置本体Bをその後部に配置した構成で
あっても良く、収縮初期の段階で余分な熱気を排出でき
れば良い。
(開口面積)を調整するための調整手段を設けることも
可能である。具体的には、図5(イ)に示す如く傾斜部
分10b,11b(両方の壁部材10,11)に開閉板
22を互いに接近又は離間自在となるように摺動自在に
設ける。
体2の全長にわたって逃がし開口11を形成する必要は
なく、複数の開口を形成することも可能である。
収縮ゾーンAと第二収縮ゾーンB2との複数のゾーンを
設けたが、例えば容器が略円筒状を呈している場合に
は、第1収縮ゾーンにおいてラベル6を完全に収縮させ
ることができ、必ずしも両ゾーンを設ける必要はなく、
その他の部材も任意に設計変更自在である。
装着方法は、前記ラベルの収縮時に、収縮ゾーン内の加
熱媒体の一部を、収縮装置本体の上部から外部に放出す
るので、熱気が収縮ゾーン上部にこもるのを防止し、ラ
ベルの収縮状態を安定させ、加熱媒体を循環させながら
ラベルを効率良く加熱収縮させて装着することができ
る。
装着する場合であっても、ラベルの上部を不用意に収縮
させ過ぎることはなく、所定の位置にラベルを良好な状
態で装着することができる。
面図。
搬送する状態の断面斜視図。
断面を含む正面図、(ロ)は斜視図。
ル、A…第一収縮ゾーン、B…第二収縮ゾーン
Claims (3)
- 【請求項1】 筒状のラベルが被嵌された容器を、収縮
装置本体に形成された収縮ゾーン内に搬送し、該収縮ゾ
ーン内の加熱媒体を循環させてラベルを熱収縮させる熱
収縮性ラベルの装着方法において、前記ラベルを収縮さ
せる際に、収縮ゾーン内の加熱媒体の一部を収縮装置本
体の上部から外部に放出するようにしたことを特徴とす
る熱収縮性ラベルの装着方法。 - 【請求項2】 前記容器は、テーパー状を呈し、その小
径の底部が上方となるように倒立させた状態で前記収縮
ゾーン内に搬送される請求項1に記載の熱収縮性ラベル
の装着方法。 - 【請求項3】 容器に被嵌された筒状の熱収縮性ラベル
を熱収縮させるための加熱媒体が、収縮装置本体に形成
された収縮ゾーン内を循環するようにした熱収縮性ラベ
ルの装着装置において、前記収縮装置本体の上部には、
ラベルの収縮時に、収縮ゾーン内の加熱媒体の一部を外
部に放出できるように逃がし開口が形成されていること
を特徴とする熱収縮性ラベルの装着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34114599A JP4398030B2 (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | 熱収縮性ラベルの装着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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JP4398030B2 JP4398030B2 (ja) | 2010-01-13 |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-11-30 JP JP34114599A patent/JP4398030B2/ja not_active Expired - Fee Related
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