JP2003285810A - ラベル貼付装置 - Google Patents

ラベル貼付装置

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JP2003285810A
JP2003285810A JP2002090133A JP2002090133A JP2003285810A JP 2003285810 A JP2003285810 A JP 2003285810A JP 2002090133 A JP2002090133 A JP 2002090133A JP 2002090133 A JP2002090133 A JP 2002090133A JP 2003285810 A JP2003285810 A JP 2003285810A
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JP
Japan
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hot air
label
air supply
sticking
drum
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Application number
JP2002090133A
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English (en)
Inventor
Chika Hotta
知香 堀田
Kimihiro Ono
公裕 小野
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House Foods Corp
Original Assignee
House Foods Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】容器に貼付されたラベルが不用意に剥離するこ
とのないラベル貼付装置を提供すること。 【構成】感熱性接着剤が塗布されたラベルの接着面を内
側に向けて搬送するデリバリーローラと、前記デリバリ
ーローラからラベルを受取って当該ラベルの接着面を外
側に向けて搬送し、かつ、当該ラベルを容器に貼付する
貼付ドラムと、前記貼付ドラムのラベル受取位置とラベ
ル貼付位置の間に配置される熱風供給管と、前記熱風供
給管に接続され、前記貼付ドラムによって搬送されるラ
ベルの接着面に熱風を吹きつけるための吹き出し口を有
する熱風供給フードとを備え、前記熱風供給フードは、
前記吹き出し口が前記貼付ドラムの周縁に沿ってラベル
貼付位置の近傍まで延ばされ、かつ、当該熱風供給フー
ド内に、前記熱風供給管から供給される熱風を前記ラベ
ル貼付位置の近傍に流すための熱風分流部材を備えてい
ることを特徴とするラベル貼付装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱性接着剤が塗布さ
れたラベルを容器に貼付するラベル貼付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平10−264911号公報には、
プラスチック容器にラベルを貼付するラベル貼付装置が
開示されている。このラベル貼付装置は、感熱性接着剤
が塗布されたラベルの接着面を内側に向けて搬送するデ
リバリーローラと、このデリバリーローラからラベルを
受取って当該ラベルの接着面を外側に向けて搬送し、か
つ、当該ラベルを容器に貼付する貼付ドラムと、この貼
付ドラムのラベル受取位置とラベル貼付位置の間に配置
される熱風供給管と、この熱風供給管に接続され、前記
貼付ドラムによって搬送されるラベルの接着面に熱風を
吹きつけるための吹き出し口を有する熱風供給フード
と、を備えている。
【0003】このラベル貼付装置においては、感熱性接
着剤が塗布されたラベルが、貼付ドラムによって搬送さ
れながら、熱風供給フードの吹き出し口から吹き出され
る熱風によって、感熱性接着剤が高温に加熱溶融された
後、ラベル貼付位置まで搬送されて容器に貼付される。
そして、容器に貼付されたラベルは、外気などにより感
熱性接着剤が冷え固まって容器に固定化される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平10−2649
11号のラベル貼付装置においては、熱風供給フードの
吹き出し口とラベルが容器に貼付されるラベル貼付位置
との間に広く間隔があいている。そのため、貼付ドラム
によって搬送されるラベルは、吹き出し口から吹き出さ
れた熱風によって感熱性接着剤が高温に加熱溶融して
も、ラベル貼付位置まで搬送される間にその温度が下が
る。そのため、特に、ラベルに塗布されている感熱性接
着剤が冷え固まりやすい性質のものである場合には、ラ
ベルが容器に貼付される前に感熱性接着剤が固まり始め
る。その結果、容器に貼付されたラベルは、感熱性接着
剤による接着力が弱く、容器から不用意に剥離すること
がある。一方、上記のようにラベルの温度が下がるのを
見込んで、吹き出し口から吹き出される熱風の温度を高
くしすぎると、ラベルが熱収縮する等の問題がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、容器に貼付され
たラベルが不用意に剥離することのないラベル貼付装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、感熱性
接着剤が塗布されたラベルの接着面を内側に向けて搬送
するデリバリーローラと、前記デリバリーローラからラ
ベルを受取って当該ラベルの接着面を外側に向けて搬送
し、かつ、当該ラベルを容器に貼付する貼付ドラムと、
前記貼付ドラムのラベル受取位置とラベル貼付位置の間
に配置される熱風供給管と、前記熱風供給管に接続さ
れ、前記貼付ドラムによって搬送されるラベルの接着面
に熱風を吹きつけるための吹き出し口を有する熱風供給
フードとを備え、前記熱風供給フードは、前記吹き出し
口が前記貼付ドラムの周縁に沿ってラベル貼付位置の近
傍まで延ばされ、かつ、当該該熱風供給フード内に、前
記熱風供給管から供給される熱風を前記ラベル貼付位置
の近傍に流すための熱風分流部材を備えていることを特
徴とするラベル貼付装置である。また、第2の本発明
は、感熱性接着剤が塗布されたラベルの接着面を内側に
向けて搬送するデリバリーローラと、前記デリバリーロ
ーラからラベルを受取って当該ラベルの接着面を外側に
向けて搬送し、かつ、当該ラベルを容器に貼付する貼付
ドラムと、前記貼付ドラムのラベル受取位置とラベル貼
付位置の間に配置される熱風供給管と、前記熱風供給管
に接続され、前記貼付ドラムによって搬送されるラベル
の接着面に熱風を吹きつけるための吹き出し口を有する
熱風供給フードとを備え、前記熱風供給フードは、前記
吹き出し口が前記貼付ドラムの周縁に沿ってラベル貼付
位置の近傍まで延ばされ、かつ、該熱風供給フード内を
複数の熱風流通経路に区画するための熱風供給フード仕
切りを備えていることを特徴とするラベル貼付装置であ
る。また、第2の本発明の好ましい態様は、前記熱風供
給フードは、前記熱風供給フード仕切りを2つ以上備
え、該熱風供給フード内が3つ以上の熱風流通経路に区
画されているラベル貼付装置である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、図面に基づいて本発明の
好ましい実施例を詳しく説明する。図1は、本発明を適
用したプラスチック容器のラベル貼付装置を示す。ここ
で使用されるプラスチック容器(以下、ボトルBとい
う)は、いわゆるPETボトルであり、このボトルの中
には、液体飲料、例えばミネラルウォーターやお茶が充
填される。この実施例におけるボトルは、その容積が5
00ミリリットルのものであるが、これに限定されるも
のではなく、例えば容積が2リットルのボトルであって
もよい。また、PETボトルに限定されるものではな
く、PPボトルやPEボトルなどであってもよい。
【0008】図1においては、ボトルBが、供給コンベ
ヤ100から起立した状態で順次供給され、入口スター
ホイール120によって容器搬送装置54の所定位置に
一本づつ供給される。そして、ボトルBは、容器搬送装
置54のロケーター58によって保持され、かつ、垂直
軸線を中心に回転させられながら、矢印で示すように反
時計方向に搬送される。
【0009】この実施例で使用するボトルB用のラベル
(以下、ラベルLという。)は、全長210mmの矩形
の二軸延伸ポリプロピレンからなるプラスチックラベル
で、裏面の先端部と後端部にそれぞれ15mmの幅で熱
可塑性ポリマーを主体とする感熱性接着剤が塗布されて
いる。尚、この感熱性接着剤は、例えば100〜115
℃程度の高温に加熱溶融することによって強い接着力を
付与することができるが、冷え固まりやすい性質を有す
るものである。この実施例においては、ラベルLは、ラ
ベル帯10として連続的に形成され、巻芯に巻き回され
てラベル供給源にセットされている(図示せず)。
【0010】図1において、ラベル貼付装置1は、容器
搬送装置54によって搬送されてくるボトルBにラベル
Lを貼付する円筒状の貼付ドラム26を備えている。こ
の貼付ドラム26は、支持フレームに支持され(図示せ
ず)、矢印で示すように時計方向に回転する。貼付ドラ
ム26は、その外周面に多数の通気口(図示せず)が開
口されており、これらの通気口からラベルLを吸引して
保持し、時計方向に回転することによって、ラベルLを
搬送できるようになっている。ここでラベルLは、感熱
性接着剤が塗布されている接着面を外側に向けて搬送さ
れる。
【0011】貼付ドラム26の上方の位置Xは、後述す
るデリバリーローラ22からラベルLを受取るラベル受
取位置である。また、貼付ドラム26の左方の位置Y
は、ラベルLがボトルBに貼付されるラベル貼付位置で
ある。貼付ドラム26によって搬送されるラベルLは、
このラベル貼付位置Yにおいて、容器搬送装置54によ
って搬送されてくるボトルBに順次貼付されるようにな
っている。図1において、貼付ドラム26の右斜め上方
には、図示しないラベル供給源からラベル帯10を連続
的に引き出すフィードローラ20が備わっている。フィ
ードローラ20から引き出されたラベル帯10は、カッ
ター24により所定寸法に切断される。
【0012】カッター24と貼付ドラム26の間には、
円筒状のデリバリーローラ22が備わっている。このデ
リバリーローラ22は、支持フレームに支持され(図示
せず)、矢印で示すように反時計方向に回転する。デリ
バリーローラ22は、貼付ドラム26と同様に、その外
周面に多数の通気口(図示せず)が開口されており、こ
れらの通気口からラベルLを吸引して保持し、反時計方
向に回転することによって、ラベルLを搬送できるよう
になっている。ここでは、ラベルLは感熱性接着剤が塗
布された接着面を内側に向けて搬送される。
【0013】貼付ドラム26の外周には、ラベル受取位
置Xとラベル貼付位置Yの間に、第1の熱風供給フード
30と第2の熱風供給フード50が配置されている。第
1の熱風供給フード30の接続部32には熱風供給管2
8が接続され、第2の熱風供給フード50の接続部52
には熱風供給管40が接続されている。そして、ラベル
貼付装置1では、第1の熱風供給フード30の吹き出し
口33と第2の熱風供給フード50の吹き出し口53か
ら吹き出される熱風を、貼付ドラム26の外周面に保持
されて搬送されるラベルLの接着面に吹きつけることに
より、接着面の感熱性接着剤が高温に加熱溶融される。
【0014】図1に示すように、ラベル貼付装置1で
は、第2の熱風供給フード50の吹き出し口53が、第
1の熱風供給フード30の吹き出し口33よりも長く形
成され、貼付ドラム26の周縁に沿ってラベル貼付位置
Yの近傍まで延ばされている。また、ラベル貼付装置1
には、上記貼付ドラム26の外周面と吹き出し口33、
吹き出し口53との間隙を覆うように、プレート70が
図示しない支持フレームに支持されて配置されている。
このプレート70は、吹き出し口33、吹き出し口53
から吹き出される熱風が外に逃げるのを防止する。
【0015】図2は、貼付ドラム26の一部分と第2の
熱風供給フード50の拡大断面図である。図2におい
て、貼付ドラム26の外周面には、ラベルLが感熱性接
着剤が塗布された接着面を外側(吹き出し口53側)に
向けて保持されている。熱風供給フード50内には、3
つの熱風供給フード仕切り54a、54b及び54cが
備わっている。したがって、熱風供給フード50内は、
これら3つの熱風供給フード仕切りによって、4つの熱
風流通経路55a、55b、55c及び55dに区画さ
れている。
【0016】また、熱風供給フード仕切り54a、54
b及び54cは、熱風供給管40側から吹き出し口53
側に向かって熱風流通経路55a、55b、55c及び
55dが拡大するように配置されている。この実施例に
おいて、熱風供給管40から熱風供給フード50内に供
給される熱風は、3つの熱風供給フード仕切り54a、
54b及び54cによって分流され、4つの熱風流通経
路55a、55b、55c及び55dに流入する。
【0017】仮に、熱風供給フード50内に熱風供給フ
ード仕切り54a、54b及び54cを設けない場合
は、次のような問題が生じる。すなわち、熱風供給管4
0から熱風供給フード50内に供給される熱風は、熱風
供給管40の正面の領域にだけ偏って流れ、熱風供給管
40の正面から外れている領域、特に、ラベル貼付位置
Yの近傍に延ばされている領域に効率よく流れない。し
たがって、この場合は、吹き出し口53がラベル貼付位
置Yの近傍まで延ばされていても、貼付ドラム26によ
って搬送されるラベルLは、ラベル貼付位置Yの近傍に
おいて熱風が効率よく吹きつけられず、ラベル貼付位置
Yに至る間に感熱性接着剤が冷え固まりやすい。
【0018】これに対して、熱風供給フード仕切り54
a、54b及び54cを設けた場合は、上記問題は解消
される。すなわち、この場合は、熱風供給管40から熱
風供給フード50内に供給される熱風は、熱風供給フー
ド仕切り54a、54b及び54cによって分流され、
熱風流通経路55a、55b、55c及び55dの熱風
供給管40側の端部の開口面積O、P、Q及びRの大き
さに応じて各熱風流通経路に流入する。
【0019】ここで、3つの熱風供給フード仕切りのう
ち、熱風供給フード仕切り54a及び54cは、熱風供
給管40から供給される熱風の一部を、熱風供給管40
の正面から外れている領域(熱風流通経路55a及び5
5d)に流すための熱風分流部材として機能し、特に、
熱風供給フード仕切り54cは、熱風供給管40から供
給される熱風の一部を、ラベル貼付位置Yの近傍に流す
ための熱風分流部材として機能する。また、熱風供給フ
ード仕切り54bは、熱風供給管40から供給される熱
風の流れの偏りを更になくすための熱風分流部材として
機能する。
【0020】そして、熱風供給フード仕切り54a、5
4b及び54cによって分流され、熱風流通経路55
a、55b、55c及び55dに流入した熱風は、熱風
供給フード仕切り54a、54b及び54cで区画され
た各熱風流通経路を通って吹き出し口53から吹き出さ
れる。したがって、この実施例においては、貼付ドラム
26によって搬送されるラベルLは、熱風流通経路55
a、55b及び55cを通って吹きつけられる熱風によ
って感熱性接着剤が高温に加熱溶融されるとともに、熱
風流通経路55dを通って吹きつけられる熱風によって
ラベル貼付位置Yの直前まで感熱性接着剤が高温に加熱
溶融される。したがって、このラベルLは、感熱性接着
剤が高温に加熱溶融した状態でボトルBに貼付され、そ
の結果、感熱性接着剤による接着力が強く、容器から不
用意に剥離することがない。
【0021】尚、この実施例においては、図2に示すよ
うに、熱風流通経路55a及び55dの開口面積O及び
Rが、熱風流通経路55b及び55cの開口面積P及び
Qと比較して若干大きく形成されている。したがって、
熱風流通経路55a及び55dには、熱風供給管40か
ら熱風供給フード50内に供給される熱風が流れ易くな
っている。但し、かかる態様に限らず、例えば開口面積
O、P、Q及びRは均等な大きさにしてもよい。
【0022】次に、再び図1に戻って、ラベル貼付装置
1の作動について説明する。上記ラベル貼付装置1によ
れば、先ず、巻芯に巻き回されたラベル帯10がフィー
ドローラ20によって引出され、カッター24により所
定寸法のラベルLに切断され、このラベルLがデリバリ
ーローラ22によって接着面を内側に向けて搬送され
る。
【0023】次いで、デリバリーローラ22よって搬送
されるラベルLは、ラベル受取位置Xまで搬送される
と、デリバリーローラ22の通気口から吸引に換えてエ
アーが吹き出され、接着面が外側に向くようにして貼付
ドラム26によって受取られ、今度は貼付ドラム26に
よって搬送される。そして、貼付ドラム26によって搬
送されるラベルLは、ラベル貼付位置Yに搬送される間
に、第1の熱風供給フード30の吹き出し口33と第2
の熱風供給フード50の吹き出し口53から吹きつけら
れる熱風によって感熱性接着剤が高温に加熱溶融され
る。
【0024】次いで、感熱性接着剤が高温に加熱溶融さ
れたラベルLは、ラベル貼付位置Yまで搬送されると、
貼付ドラム26の通気口から吸引に換えてエアーが吹き
出され、先ず、その裏面の先端部がボトルBに貼付さ
れ、次いでボトルBの周囲を一周して、当該先端部付近
に裏面の後端部が貼付される。そして、ラベルLが貼付
されたボトルBは、容器搬送装置54によって反時計方
向に搬送され、出口スターホイール140によって再び
供給コンベヤ100に移される。
【0025】この実施例では、上述のようにしてラベル
LがボトルBに貼付される際に、特に、熱風供給フード
50の吹き出し口53が貼付ドラム26の周縁に沿って
ラベル貼付位置Yの近傍まで延ばされ、かつ、熱風供給
フード50内が3つの熱風供給フード仕切り54a、5
4b及び54cによって4つの熱風流通経路55a、5
5b、55c及び55dに区画されているので、貼付ド
ラム26によって搬送されるラベルLには、吹き出し口
53から熱風が効率よくラベル貼付位置Yの直前まで吹
きつけられる。
【0026】以上に本発明の一実施例について説明した
が、本発明は種々の改変が可能である。図3以降の図面
は、第2の熱風供給フード50の変形例を示すものであ
る。ラベル貼付装置のうち、熱風供給フード50以外の
構成は既に説明したものと同一であり、その説明は省略
する。
【0027】図3は、貼付ドラム26の一部分と、第2
の熱風供給フード50の変形例である第2の熱風供給フ
ード60の拡大断面図である。熱風供給フード60内に
は、2つの熱風供給フード仕切り64a及び64bが備
わっている。そして、熱風供給フード60内は、これら
2つの熱風供給フード仕切りによって、3つの熱風流通
経路65a、65b及び65cに区画されている。ま
た、熱風供給フード仕切り64a及び64bは、熱風供
給管40側から吹き出し口63側に向かって熱風流通経
路65a、65b及び65cが拡大するように配置され
ている。
【0028】この実施例において、熱風供給管40から
熱風供給フード60内に供給される熱風は、2つの熱風
供給フード仕切り64a及び64bによって分流され、
3つの熱風流通経路65a、65b及び65cに流入す
る。ここで、2つの熱風供給フード仕切り64a及び6
4bは、熱風供給管40から供給される熱風の一部を、
熱風供給管40の正面から外れている領域(熱風流通経
路65a及び65c)に流すとともに、熱風供給管40
から供給される熱風の残部を、熱風供給管40の正面の
領域(熱風流通経路65b)に流すための熱風分流部材
として機能する。また、特に、熱風供給フード仕切り6
4bは、熱風供給管40から供給される熱風の一部を、
ラベル貼付位置Yの近傍に流すための熱風分流部材とし
て機能する。
【0029】そして、熱風供給フード仕切り64a及び
64bによって分流され、熱風流通経路65a、65b
及び65cに流入した熱風は、熱風供給フード仕切り6
4a及び64bで区画された各熱風流通経路を通って吹
き出し口63から吹き出される。したがって、この実施
例においては、貼付ドラム26によって搬送されるラベ
ルLは、熱風流通経路65a及び65bを通って吹きつ
けられる熱風によって感熱性接着剤が高温に加熱溶融さ
れるとともに、熱風流通経路65cを通って吹きつけら
れる熱風によってラベル貼付位置Yの直前まで感熱性接
着剤が高温に加熱溶融される。したがって、このラベル
Lは、感熱性接着剤が高温に加熱溶融した状態でボトル
Bに貼付され、その結果、感熱性接着剤による接着力が
強く、容器から不用意に剥離することがない。
【0030】尚、この実施例においては、図3に示すよ
うに、熱風流通経路65cの熱風供給管40側の端部の
開口面積Qが、熱風流通経路65a及び65bの開口面
積O及びPと比較して若干大きく形成されている。した
がって、熱風流通経路65cには、熱風供給管40から
熱風供給フード60内に供給される熱風が流入し易くな
っている。但し、かかる態様に限らず、例えば開口面積
O、P及びQは均等な大きさにしてもよい。
【0031】図4は、貼付ドラム26の一部分と、第2
の熱風供給フード50の更に別の変形例である第2の熱
風供給フード70の拡大断面図である。熱風供給フード
70内には、熱風供給管40から供給される熱風の一部
をラベル貼付位置Yの近傍に流すための熱風分流部材7
4a、74b及び74cが備わっている。熱風分流部材
74a、74b及び74cは、熱風供給フード70の内
壁との間に熱風流通経路75cが形成されるように直線
状に配置されている。また、熱風分流部材74aと74
bの間には熱風流通孔75aが形成され、熱風分流部材
74bと74cの間には熱風流通孔75bが形成されて
いる。
【0032】この実施例においては、熱風供給管40か
ら熱風供給フード70内に供給される熱風の一部は、熱
風分流部材74a、74b、又は74cに衝突し、熱風
流通経路75cを通って、ラベル貼付位置Yの近傍に吹
き出される。また、熱風供給管40から熱風供給フード
70内に供給される熱風の残部は、熱風流通孔75a又
は75bを通って、ラベル貼付位置Yから離れたところ
に吹き出される。
【0033】したがって、貼付ドラム26によって搬送
されるラベルLは、熱風流通孔75a及び75bを通っ
て吹きつけられる熱風によって感熱性接着剤が高温に加
熱溶融されるとともに、熱風流通経路75cを通って吹
きつけられる熱風によってラベル貼付位置Yの直前まで
感熱性接着剤が高温に加熱溶融される。したがって、こ
のラベルLは、感熱性接着剤が高温に加熱溶融した状態
でボトルBに貼付され、その結果、感熱性接着剤による
接着力が強く、容器から不用意に剥離することがない。
【0034】図5は、貼付ドラム26の一部分と、第2
の熱風供給フード50の更に別の変形例である第2の熱
風供給フード80の拡大断面図である。熱風供給フード
80内には、熱風供給管40から供給される熱風の一部
を、ラベル貼付位置Yの近傍に流すための熱風分流部材
84a、84b及び84cが備わっている。
【0035】熱風分流部材84a、84b及び84c
は、波形の薄板であり、熱風供給管40から熱風供給フ
ード80内に供給される熱風の流れに対して直交する方
向に略直線状に配置されている。また、熱風供給フード
80の内壁と熱風分流部材84aの間には熱風流通孔8
5aが形成され、熱風分流部材84aと熱風分流部材8
4bの間には熱風流通孔85bが形成され、熱風分流部
材84bと熱風分流部材84cの間には熱風流通孔85
cが形成され、熱風分流部材84cと熱風供給フード8
0の内壁との間に熱風流通孔85dが形成されている。
これら4つの熱風流通孔の大きさは、熱風流通孔85d
が最も大きく、次に熱風流通孔85cが大きく、次に熱
風流通孔85aが大きく、熱風流通孔85bが最も小さ
い。
【0036】この実施例において、熱風供給管40から
熱風供給フード80内に供給される熱風の一部は、熱風
分流部材84a、84b、又は84cに衝突し、熱風流
通孔85dを通ってラベル貼付位置Yの近傍に吹き出さ
れる。また、熱風供給管40から熱風供給フード80内
に供給される熱風の残部は、熱風流通孔85a、85
b、又は85cを通ってラベル貼付位置Yから離れたと
ころに吹き出される。
【0037】したがって、貼付ドラム26によって搬送
されるラベルLは、熱風流通孔85a、85b及び85
cを通って吹きけられる熱風によって感熱性接着剤が高
温に加熱溶融されるとともに、熱風流通孔85dを通っ
て吹きつけられる熱風によってラベル貼付位置Yの直前
まで感熱性接着剤が高温に加熱溶融される。したがっ
て、このラベルLは、感熱性接着剤が高温に加熱溶融し
た状態でボトルBに貼付され、その結果、感熱性接着剤
による接着力が強く、容器から不用意に剥離することが
ない。
【0038】図6は、貼付ドラム26の一部分と、第2
の熱風供給フード50の更に別の変形例である第2の熱
風供給フード90の拡大断面図である。熱風供給フード
90内には、熱風供給管40から供給される熱風の一部
をラベル貼付位置Yの近傍に流すための熱風分流部材9
4が備わっている。熱風分流部材94は弧状の薄板であ
り、図7に示すように、2つの熱風分流部材94aと熱
風分流部材94bとからなり、熱風分流部材94aと熱
風分流部材94bの間には間隙94cが形成されてい
る。また、熱風分流部材94と熱風供給フード90の内
壁との間には、熱風流通経路95aと熱風流通経路95
bが形成されている。
【0039】この実施例においては、熱風供給管40か
ら熱風供給フード90内に供給される熱風の一部は、熱
風分流部材94a又は熱風分流部材94bに衝突し、熱
風流通経路95a又は熱風流通経路95bを通って吹き
出され、また、熱風供給管40から熱風供給フード90
内に供給される熱風の残部は、間隙94cを通って吹き
出される。
【0040】したがって、貼付ドラム26によって搬送
されるラベルLは、熱風流通経路95aと間隙94cを
通って吹きつけられる熱風によって感熱性接着剤が高温
に加熱溶融されるとともに、熱風流通経路95bを通っ
て吹きつけられる熱風によってラベル貼付位置Yの直前
まで感熱性接着剤が高温に加熱溶融される。したがっ
て、このラベルLは、感熱性接着剤が高温に加熱溶融し
た状態でボトルBに貼付され、その結果、感熱性接着剤
による接着力が強く、容器から不用意に剥離することが
ない。
【0041】
【発明の効果】本発明のラベル貼付装置によれば、ラベ
ルが容器に貼付される直前まで、当該ラベルに塗布され
ている感熱性接着剤が高温に加熱溶融され、感熱性接着
剤が高温に加熱溶融された状態でラベルが容器に貼付さ
れる。その結果、感熱性接着剤による接着力が強く、ラ
ベルが不用意に剥離することのないラベル付容器を製造
できる。
【0042】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたラベル貼付装置の平面図で
ある。
【図2】本発明が適用されたラベル貼付装置における貼
付ドラムの一部分と熱風供給フードの拡大断面図であ
る。
【図3】本発明が適用されたラベル貼付装置における貼
付ドラムの一部分と熱風供給フードの拡大断面図であ
る。
【図4】本発明が適用されたラベル貼付装置における貼
付ドラムの一部分と他の熱風供給フードの拡大断面図で
ある。
【図5】本発明が適用されたラベル貼付装置における貼
付ドラムの一部分と他の熱風供給フードの拡大断面図で
ある。
【図6】本発明が適用されたラベル貼付装置における貼
付ドラムの一部分と他の熱風供給フードの拡大断面図で
ある。
【図7】本発明が適用されたラベル貼付装置における図
7に示す熱風分流部材の斜視図である。
【符号の説明】
1 ラベル貼付装置 10 ラベル帯10 22 デリバリーローラ 24 カッター 26 貼付ドラム 30 第1の熱風供給フード 50 第2の熱風供給フード 54 容器搬送装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感熱性接着剤が塗布されたラベルの接着
    面を内側に向けて搬送するデリバリーローラと、 前記デリバリーローラからラベルを受取って当該ラベル
    の接着面を外側に向けて搬送し、かつ、当該ラベルを容
    器に貼付する貼付ドラムと、 前記貼付ドラムのラベル受取位置とラベル貼付位置の間
    に配置される熱風供給管と、 前記熱風供給管に接続され、前記貼付ドラムによって搬
    送されるラベルの接着面に熱風を吹きつけるための吹き
    出し口を有する熱風供給フードとを備え、 前記熱風供給フードは、前記吹き出し口が前記貼付ドラ
    ムの周縁に沿ってラベル貼付位置の近傍まで延ばされ、
    かつ、当該熱風供給フード内に、前記熱風供給管から供
    給される熱風を前記ラベル貼付位置の近傍に流すための
    熱風分流部材を備えていることを特徴とするラベル貼付
    装置。
  2. 【請求項2】 感熱性接着剤が塗布されたラベルの接着
    面を内側に向けて搬送するデリバリーローラと、 前記デリバリーローラからラベルを受取って当該ラベル
    の接着面を外側に向けて搬送し、かつ、当該ラベルを容
    器に貼付する貼付ドラムと、 前記貼付ドラムのラベル受取位置とラベル貼付位置の間
    に配置される熱風供給管と、 前記熱風供給管に接続され、前記貼付ドラムによって搬
    送されるラベルの接着面に熱風を吹きつけるための吹き
    出し口を有する熱風供給フードとを備え、 前記熱風供給フードは、前記吹き出し口が前記貼付ドラ
    ムの周縁に沿ってラベル貼付位置の近傍まで延ばされ、
    かつ、当該熱風供給フード内を複数の熱風流通経路に区
    画するための熱風供給フード仕切りを備えていることを
    特徴とするラベル貼付装置。
  3. 【請求項3】 前記熱風供給フードは、前記熱風供給フ
    ード仕切りを2つ以上備え、該熱風供給フード内が3つ
    以上の熱風流通経路に区画されている請求項2記載のラ
    ベル貼付装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012504508A (ja) * 2008-10-03 2012-02-23 ジョン ホッガード,ピーター 昇華印刷
CN104494981A (zh) * 2014-12-29 2015-04-08 张新建 预涂胶及预切标干式贴标机

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KR101902239B1 (ko) * 2008-10-03 2018-09-28 피터 존 호가드 승화전사 인쇄
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