JP2001158314A - ガーニッシュ構造 - Google Patents

ガーニッシュ構造

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JP2001158314A
JP2001158314A JP34411299A JP34411299A JP2001158314A JP 2001158314 A JP2001158314 A JP 2001158314A JP 34411299 A JP34411299 A JP 34411299A JP 34411299 A JP34411299 A JP 34411299A JP 2001158314 A JP2001158314 A JP 2001158314A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車室側の車体パネルを覆うガーニッシュ本体と
前記車体パネルとの間に配される衝撃吸収体の衝撃吸収
特性を理想的なものに近づけると共に、その特性を容易
に調節可能とし、安定した品質で容易に製造することを
可能にしたガーニッシュ構造を提供する。 【解決手段】衝撃吸収体(12)は、ガーニッシュ本体(11)
側の一方向に沿って互いに平行に延設された複数の第1
リブ(12i) と、同第1リブ(12i) 間にあって同第1リブ
(12i) と交差して延設された複数の第2リブ(12j) とを
有している。少なくとも一部の前記第2リブ(12j) は前
記第1リブ(12i) 同士の間を開口する矩形開口部(12h)
と、同開口部周縁(12h ’) に延設して衝突時の衝撃に
より破断する裂断部(12k) とを有している。前記開口部
(12h) の隅角部(12m) で荷重の制御を行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の技術分野】本発明は衝撃吸収体を有するガー
ニッシュ構造に係わり、特に、衝撃吸収特性を向上させ
ると共に、成形の容易性及び品質の安定化を達成するこ
とができる衝撃吸収体を備えたガーニッシュ構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車には車体パネルの室内側を
装飾的に覆う樹脂製のガーニッシュが取付けられてい
る。前記ガーニッシュの内面側と車体パネルの車室側と
の間には、同ガーニッシュとは一体又は別体に形成され
た樹脂製の衝撃吸収体が設けられており、乗員に対する
安全性を向上している。
【0003】この種のガーニッシュとしては、例えば特
開平10−226284号公報に開示されたものがあ
る。同公報に開示されたガーニッシュは、エチレン・プ
ロピレン共重合体を主成分とする樹脂組成物からなり、
同ガーニッシュ本体の内面部には、同じくエチレン・プ
ロピレン共重合体を主成分とする樹脂組成物からなる約
1mm程度の厚みをもつ格子状の衝撃吸収体が一体に立
設されている。かかる構成により、内装材として表面に
傷付き難い柔軟性を有することができると共に、前記衝
撃吸収体が破断することなく座屈により塑性変形して衝
突時における衝撃エネルギーを吸収するとしている。
【0004】更に、この従来のガーニッシュによれば、
格子状の前記衝撃吸収体は複数の垂直な平面の交わりで
あることから、格子部を成形する部分についての成形型
の加工が極めて容易であり、内装材の製造コストを安価
に抑えることができるものである。
【0005】また、例えば特開平10−203279号
公報によると、車室側の車体パネルとガーニッシュ本体
との間に介装される格子状の樹脂製の衝撃吸収体が開示
されている。同公報に開示された衝撃吸収体は前記ガー
ニッシュ本体の一方向に沿って互いに平行に延設された
略長方形板状をなす複数枚の横リブと、衝撃力により剪
断可能な略長方形の細長い棒状をなす縦リブとから構成
されている。同縦リブは前記横リブの前記車体パネル側
及び前記ガーニッシュ本体側の各左右両側縁部に所定の
間隔をおいて一体に成形された第1及び第2縦リブから
なっている。
【0006】この従来の衝撃吸収体にあっては、前記ガ
ーニッシュ本体に衝撃力が加わると、ガーニッシュ本体
側に配された第2縦リブに対する作用点を中心として引
張り力が作用し、複数の前記横リブには曲げ力が作用さ
れる。前記ガーニッシュ本体に更に一層衝撃力が加わる
と、前記第2縦リブには引張り力が増大され、同第2縦
リブは衝撃力の作用点近傍で剪断される。この第2縦リ
ブの剪断時の衝撃荷重は左右に切断された各第2縦リブ
にそれぞれ作用し、各第2縦リブに作用する衝撃荷重は
同第2縦リブと連繋された前記横リブに作用して、同横
リブは座屈又は倒れを生じるとしている。
【0007】この従来の衝撃吸収体は、衝撃力により引
張り、剪断に続いて座屈を生じる各変形モードを誘発す
る構成になっているため、単一的な座屈のみの衝撃荷重
よりも、比較的に低い衝撃値となることから、損傷値を
低くすることができ、効率よく衝撃を吸収することがで
きるとしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特開平
10−203279号公報に開示されたガーニッシュで
は、ガーニッシュ本体に立設するように縦横に碁盤の目
のように配された衝撃吸収体の格子部は、平行する一対
の縦リブと、同縦リブを連結するように交叉する一対の
横リブと、これらの縦横リブで区画されるガーニッシュ
本体の内面部とが一体に連続した複数の無底箱状をなし
ている。
【0009】かかる構成によれば、前記ガーニッシュに
強い衝撃が加わったとき、同ガーニッシュとは同じ材質
で一体に形成された前記格子部が座屈するように潰れて
衝撃を吸収するとしている。また、前記ガーニッシュの
表面に対して物体が強く衝突しない場合には、前記格子
部は弾性変形することにより衝撃を吸収するものであ
る。
【0010】しかしながら、この衝撃吸収体の格子部は
単に隣接する単一の他の格子部同士が亙いにリブを共有
しながら一体に連続しているため、衝撃に対して剛性が
高くなる傾向にあり、全体として極めて衝撃強度が大き
い。つまり、強い衝撃の際には、縦横リブが連続して殆
ど座屈してしまい、所定の変形量に達するまでにガーニ
ッシュ本体が車体パネルに所謂底当たりするような状態
となりやすい。従って、荷重が急激に上昇してしまい、
有効な衝撃荷重ストロークが短くなり、衝撃吸収効率が
悪くなるという課題が残っている。
【0011】そこで、前記衝撃吸収体に剛性の小さいも
のを使用すると、衝撃により変形する度合いは大きくな
り、変形量は多くなるが、初期荷重の立ち上がりが悪く
なるため、所定の荷重値に達するまでに衝撃吸収に寄与
しない変形が多くなる。
【0012】一方、上記特開平10−203279号公
報に開示されたガーニッシュの衝撃吸収体では、既述し
たように衝撃力により剪断可能な略長方形の細長棒状を
なす4本の縦リブが略長方形板状をなす複数枚の前記横
リブに所定間隔をおいて串刺し状に一体成形されてい
る。このことは、上記特開平10−203279号公報
に開示されたガーニッシュのような座屈のみを生じさせ
る衝撃荷重よりも、比較的に低い衝撃値が得られるがた
めである。すなわち、図7に示すように衝撃時における
初期荷重を途中で吸収させたのち、この荷重を維持した
状態で所定の変形量を確保することにより理想的な荷重
−ストローク特性を得ようとするがためである。
【0013】しかしながら、かかる構成によると、衝撃
時において、複数枚の前記横リブに曲げ力が作用される
段階に至ってはじめてピラーガーニッシュ側に配された
前記第2縦リブが剪断され、剪断したのちに前記横リブ
同士が連繋して潰れるようになっているため、前記横リ
ブ自体は極めて剛直な構造となるようにする必要があ
る。
【0014】このような衝撃吸収体を合成樹脂により一
体に成形する場合には、成形型の構造に基づいて前記第
1及び第2縦リブの前記横リブからの樹脂合流部におい
て、急激な広狭の断面の変化が生じるため、金型内の樹
脂の二つ以上の流れが完全に融合せず、その合流部に線
状ムラを生じる。つまり、この従来の衝撃吸収体にあっ
ては、格子状をなすリブの交叉部分を有する成形体にお
ける樹脂の合流部(ウエルド)は、同合流部を生じない
他の箇所に比べると著しく機械的強度が低下するという
欠点をもっている。
【0015】しかも、この従来の衝撃吸収体では前記第
1及び第2縦リブの断面が前記横リブに比べて極端に小
さく、しかも各横リブ間にある縦リブの樹脂合流部が同
リブの中間部とは限らない不定部位に形成されるため、
設計どおりの所要の荷重−ストローク特性を得ることは
極めて難しくなり、製品を実用化するには多くの課題を
有している。
【0016】本発明は、かかる従来の課題を解消すべく
なされたものであり、その具体的な目的は、車室側の車
体パネルを覆うガーニッシュ本体と前記車体パネルとの
間に配される衝撃吸収体の衝撃吸収特性を理想的なもの
に近づけると共に、その特性を容易に調節可能とし、安
定した品質で容易に製造することを可能にしたガーニッ
シュ構造を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段及び作用効果】上記目的を
達成するために、本件請求項1に係る発明は、車室側の
車体パネルを覆うガーニッシュ構造であって、前記車体
パネルを覆うガーニッシュ本体と、同ガーニッシュ本体
及び前記車体パネルの間に配された衝撃吸収体とを備え
てなり、同衝撃吸収体は、その本体の相対する側縁に沿
って配された複数の第1リブと、複数の前記第1リブの
間を連結する第2リブとを有しており、前記第2リブ
は、少なくとも一部の前記第1リブの間に矩形状の開口
部を有し、前記第1リブと前記開口部との間に、衝突時
の衝撃により裂断する裂断部を有してなることを特徴と
するガーニッシュ構造にある。
【0018】いま、衝突時の衝撃が前記ガーニッシュ本
体の表面に加わり、同ガーニッシュ本体が変形された際
に、本発明の衝撃吸収体によれば複数の第1リブ及び第
2リブが車体パネルに当接して突張り、次に、衝突の衝
撃を吸収しながら大きく湾曲して変形を開始する。
【0019】更に一層大きな衝撃力が加わると、遂には
前記第2リブは多方向に引っ張られ、各第1リブ間の開
口部が拡開すると同時に、同開口部の開口部周縁に形成
された裂断部に前記引張力が作用し、同裂断部に裂け目
が生じる。同裂断部の裂断により各第1リブの自由度が
増して、一層変形しやすくなると共に、続く衝撃荷重の
殆どを各第1リブが受けるようになる。以降に加わる衝
撃荷重を大きく吸収して、ほぼ一定の衝撃荷重に抑制さ
れ、最後に、衝撃時の著しい潰れによって前記第1及び
第2リブが完全に座屈して塑性変形する。
【0020】このため、従来のごとき第1及び第2リブ
が全長にわたって格子状に連続して一体形成された衝撃
吸収体の場合に比べると、単に縦横の格子状リブのみで
形成している形態よりも、即座に車体パネル上に底付き
するような座屈に達することはない。
【0021】従って、本発明によれば前記第2リブの裂
断部が裂断するまでに急速に所定の荷重に上昇させ、続
いて、前記裂断部が裂断する際には、前記荷重を安定的
に維持して、所定の変形量を確保することができる。従
って、衝撃時に所定の荷重に上昇した荷重を維持しなが
ら、所定の変形量を確保することができるため、有効に
衝撃を吸収して乗員の安全を充分に確保することができ
る。
【0022】また、前記裂断部を前記第1及び第2リブ
に一体に形成する際には、樹脂加工上は流動断面の小幅
な変動として処理することができる。従来のごとく流動
断面の広い第1リブから相対的に狭い第2リブに樹脂を
充填することにより、樹脂の流動断面を急激に絞り込む
などの広狭な変化を生じない構造とすることができるた
め、樹脂の合流部(ウエルド)において著しい強度変化
を生じないで設計どおりの所定の衝撃吸収特性が得られ
る。
【0023】請求項2に係る発明は、前記開口部は隅角
部を有していることを利用したものであり、衝突時の衝
撃により裂け目を生じる裂断部の部位を前記開口部の隅
角部近傍の第2リブ部分であるとしている。なお、本発
明における前記裂断部としては、例えば前記開口部と上
記第1リブとの間に延在する第2リブの一部である開口
部周縁の裂断させようとする部位を他の部位よりも薄く
設定することにより、積極的に同裂断部を形成すること
もできる。この場合に、裂断部の強度はその肉厚により
適宜選定できる。
【0024】いま、請求項2に係る発明にあって、衝突
時の衝撃が前記ガーニッシュ本体の表面に加わった際に
は、衝撃時の著しい変形により前記開口部の隅角部近傍
に裂け目が生じ、同隅角部において衝突の衝撃を吸収し
ながら裂断する。衝撃が前記ガーニッシュ本体の表面に
加わると、衝撃吸収体の前記第2リブが前記ガーニッシ
ュ本体の裏面に衝接する。このとき、前記第2リブに前
記第1リブ間の開口部が形成されており、同開口部の周
縁部に対応して存在する前記第1リブには前記第2リブ
による拘束力が作用しないため、同第2リブの前記ガー
ニッシュ本体の裏面への衝接時に前記第1リブは初期の
衝撃荷重により湾曲して所定の変形特性を得ることがで
きる。次いで、前記隅角部が裂断し、底当たりに至るま
での衝撃値の立ち上がりを抑制し、一層理想に近い衝撃
吸収特性を得ることができる。前記初期荷重の吸収時に
おける衝撃値の立ち上がり特性は、前記開口部の開口面
積を変更することにより制御できる。
【0025】また本発明にあっては、前記開口部は前記
第1及び第2リブからなる格子部の格子単位毎に設けて
もよく、前記衝撃吸収体の好適な特性のために各格子部
に分散して形成してもよい。また、前記裂断部は前記格
子単位毎に設けてもよく、一部の前記格子部に前記裂断
部を形成しない形態とすることもできる。前記ガーニッ
シュ本体における統計的衝突頻度分布に基づいて、同ガ
ーニッシュ本体の長手方向、幅方向あるいは単純面であ
るか、コーナー部であるかによって、前記裂断部の配
置、個数、幅や肉厚等を適切に選択することができる。
【0026】従って、前記開口部の開口面積や裂断部の
配置、肉厚、個数等を適切に設定することにより、衝撃
時の初期荷重を所定の衝撃値に上昇させることができる
と共に、この衝撃値を維持した状態で有効な衝撃吸収ス
トロークを確保することができる。
【0027】請求項3に係る発明では、上記第1リブ及
び第2リブに加えて、更に、同第1リブの任意の平面位
置に配されると共に、前記第2リブと交差し、前記開口
部まで延設される第3リブを有してなり、前記裂断部が
第1〜第3リブが共有する隅角部近傍の第2リブ部分で
あることを規定している。
【0028】この請求項3に係る発明によれば、前記第
3リブは前記第1リブの剛性を増加させると共に、同第
1リブの高さ方向の任意の位置において座屈変形を生じ
にくくしている。このため、ガーニッシュ本体の表面に
対して強く衝突しない場合には、前記第1リブの任意の
位置の上下いずれか、又はその双方で軽屈曲して衝撃を
吸収する。衝突時による衝撃値がさらに大きくなるとき
は、前記裂断部が第1〜第3リブが共有する隅角部近傍
の第2リブ部分で段階的に破断して衝撃を吸収する。こ
れにより、好ましい衝撃吸収特性を一層充分に得ること
ができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて具体的に説明する。図1〜図5は
本発明の代表的な実施例を示すもので、図1はピラーガ
ーニッシュを車体パネル側から見た斜視図、図2は同ピ
ラーガーニッシュを車体パネルに取り付けたときの状態
を示す図1のA−A線拡大断面図であり、図3は衝撃吸
収体を車室側から見た斜視図、図4は図3のB−B線拡
大断面図であり、図5は衝撃時に変形した衝撃吸収体の
一部を示す部分斜視図である。なお、本実施例では車体
のセンターピラーの上半部を覆うアッパーセンターピラ
ーガーニッシュを例に挙げて説明するが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、例えばフロントピラー、ル
ーフ、ドア等の車室側の車体パネル上に装飾的に装着さ
れる各種内装部品にも適用することができる。
【0030】図1及び図2において、符号10はセンタ
ーピラー1の車室側上半部を覆って取り付けられるアッ
パーセンターピラーガーニッシュである。同ピラーガー
ニッシュ10は前記ピラー1を覆う樹脂製のガーニッシ
ュ本体11と、外部から衝撃が加わった際に衝撃荷重を
吸収する樹脂製の衝撃吸収体12と、同衝撃吸収体12
及び前記ガーニッシュ本体11の間に摺動自在に配され
る略H字断面状の樹脂製のスライドプレート13とを備
えている。
【0031】前記ガーニッシュ本体11は射出成形で形
成したポリプロピレン樹脂材からなり、同ガーニッシュ
本体11の全体は長手方向の一端から他端にかけて緩や
かに湾曲された湾曲形状をなしている。本図示例によれ
ば、同ガーニッシュ本体11は略平面状の本体の長手方
向に沿った両側部に同じ方向に折り曲げられて相対向す
る一対の側壁部11a,11aが形成され、断面が略コ
字状の開口断面構造をなしている。前記ガーニッシュ本
体11の下端には図示を省略した車体パネルを覆う同じ
く図示せぬセンターピラーロアーガーニッシュに内嵌す
る重合部11bが段差をもって延設されている。
【0032】前記ガーニッシュ本体11には、図示せぬ
三点式シートベルトの上側支点となるシートベルトアジ
ャスタ2の高さ位置調節用の略長方形の開口11cが形
成されている。同開口11cは、前記シートベルトアジ
ャスタ2挿通用の略矩形状の挿通孔13aが形成された
スライドプレート13に塞がれている。同スライドプレ
ート13は射出成形で形成したエラストマー変性のポリ
プロピレン樹脂材の薄板部材からなり、前記シートベル
トアジャスタ2と共に長手方向に摺動自在に取り付けら
れている。
【0033】前記ガーニッシュ本体11の各側壁部11
a,11aの対向面には、両側部が略三角形をなす短尺
凸状の係着爪11dが長手方向に所定の間隔をおいて3
個ずつ突設されており、前記衝撃吸収体12の外側端縁
に前記係着爪11dの設置位置間隔と等しく設けられた
3個の凹状切欠部12a,…12aが前記係着爪11d
にそれぞれ係止固定されている。
【0034】前記ガーニッシュ本体11の開口11cの
長手方向に沿った裏面部には衝撃吸収体12取付用の筒
状をなす取付けボス11e及び11e’がそれぞれ突設
されており、同取付けボス11e,11e’には図示せ
ぬスピードナット又は熱カシメ等により前記衝撃吸収体
12に形成された取付片12b,12cがそれぞれ固着
されている。更に、前記ガーニッシュ本体11には前記
取付けボス11eに沿った上端の略中央部に図示せぬ車
体ピラー装着用の弾性クリップが装着されている。
【0035】以上のごとく組立られたピラーガーニッシ
ュ10は、図2に示すごとく二点鎖線で示したセンター
ピラーインナパネル1a及び図示を一部省略したセンタ
ーピラーアウタパネル1bの各フランジ部1a’及び1
b’を覆うと共に、車体前後方向の図示せぬドアパネル
の内側に当てた状態でドアオープニングトリム3を包み
込むように取り付けられる。同トリム3は車室内方向に
圧縮されてシールする中空ゴム製のシール部3aと、同
シール部3aと一体に押出成形された断面が略断面U字
状の嵌着部3bとからなる。
【0036】前記ピラーガーニッシュ10と前記インナ
パネル1aとの間には所定間隔をもつ空間部4が形成さ
れる。同空間部4内には上下位置を移動調整可能なシー
トベルトアジャスタ2を案内するレール部2aが配され
ており、同レール部2aは前記シートベルトアジャスタ
2に装着される図示せぬ三点式シートベルトの上側支持
部となっている。
【0037】次に本発明の特徴部をなす衝撃吸収体12
の構造について具体的に説明する。なお、本実施例では
ガーニッシュ本体11に衝撃吸収体12を固定している
が、本発明はこれに限定されるものではなく、もちろ
ん、車体パネルに固定することをも含んでいる。
【0038】前記ガーニッシュ本体11の裏面部に取り
付けられる本実施例における衝撃吸収体12は、例えば
ポリプロピレン樹脂材を射出成形することにより一体成
形した長尺部材から構成されている。この衝撃吸収体1
2は略平面状の本体部12dと、同本体部12dの幅方
向の両側縁に沿って、その一端から他端にわたり裏面側
に突出した左右一対の格子部12e,12eとを有して
いる。
【0039】前記衝撃吸収体12の形状は前記ガーニッ
シュ本体11の裏面に沿う形状とされており、同衝撃吸
収体12の両側部は前記ガーニッシュ本体11と同一方
向に湾曲されている。図2に示すように、一方の格子部
12eの車体前後方向の設定寸法間隔は他方の格子部1
2eとは異なる寸法に設定されている。本図示例によれ
ば、車体進行方向前側に配される格子部12eの設定寸
法間隔は車体進行方向後側よりも僅かに長く設定されて
いる。
【0040】図3に示すように、前記衝撃吸収体12の
本体部12dの略中央部には前記ガーニッシュ本体11
の前記開口11cを塞ぐ細長板状のスライドプレート1
3の移動を案内する縦長凹状の案内凹状部12fが形成
されている。前記案内凹状部12fは前記スライドプレ
ート13に対して反った湾曲形状をなしており、同スラ
イドプレート13の設定幅寸法より幅広に設定されてい
る。前記案内凹状部12fには前記ガーニッシュ本体1
1の略長方形状の開口11cの設定位置に対応する中間
部にあって前記シートベルトアジャスタ2を上下動させ
る略長方形状の挿通開口12gが形成されている。
【0041】前記案内凹状部12fの長手方向の上端縁
部には同一方向に延在すると共に、前記ガーニッシュ本
体11方向に向かって階段状に屈曲した細長い板状の取
付片12bを有しており、同取付片12bにはガーニッ
シュ本体11の前記上端側取付ボス11eに挿入固定す
る取付孔12b’が穿設されている。前記衝撃吸収体1
2の下端部は段部を介して前記取付片12bの設定高さ
と略等しく前記ガーニッシュ本体11方向に向かって突
設された略L字状の取付片12cが形成されており、同
取付片12cには前記ガーニッシュ本体11の前記下端
側取付ボス11e’に挿入固定する取付孔12c’が穿
設されている。
【0042】前記衝撃吸収体12の格子部12eは、前
記本体部12dの相対する両側縁に沿って、その一端か
ら他端にわたり延設した左右一対の第2リブ12jと、
同第2リブ12jの幅方向内面側に沿って略直角に連結
した複数の第1リブ12i,…,12i,12iとを有
している。左右一対の各第2リブ12jは略L型に湾曲
した板材からなり、それぞれの一側縁が前記本体部12
dの左右両側部に一体化されている。前記第1リブ12
iは、第2リブ12jの略L型湾曲形状と同じ略L型の
板材からなり、前記第2リブ12jの内面に所定の間隔
をおいて前記本体部12dの長手方向に沿って互いに平
行に並設されている。本実施例では、前記第1リブ12
iを前記第2リブ12jの内面に互いに平行に並設して
いるが、本発明はこれに限定されるものではなく、前記
第2リブ12jの内面に複数のリブで三角形や五角形、
或いは六角形の多角形状に囲まれた、いわゆるハニカム
形のリブ構造であってもよい。
【0043】本発明において、最も特徴とする部分は、
前記第2リブ12jのうちの一部が前記第1リブ12i
の間に矩形状の開口部12hを有しており、同開口部1
2hと前記第1リブ12iとの間に衝突時の衝撃により
裂断する裂断部12kを有しているところにある。隣り
合う2枚の前記第1リブ12iと同各第1リブ12i間
に連結した前記第2リブ12jとを有する格子部12e
を1つの格子単位とすると、1単位又は2単位以上の格
子部12e毎に1つの前記開口部12hを形成してい
る。ここで、以下の説明においては、前記第1リブを縦
リブといい、前記第2リブを横リブという。
【0044】図3に示すように、一部の前記横リブ12
jに形成された開口部12hの矩形状の開口部周辺部
(開口部周縁)12h’は、前記開口部12hと前記縦
リブ12iとの間に延在している。従って、本実施例で
は隣り合う前記縦リブ12iの間では、前記横リブ12
jは中央が開口して外側に湾曲した矩形窓枠状を呈して
いる。また、本発明によれば、前記横リブ12jの開口
部周辺部12h’の横リブ12jの部分が衝突時の衝撃
により裂断する裂断部12kとされ、その裂断位置は同
裂断部12kの4つの隅角部12mであり、同裂断位置
において衝突時の衝撃により裂け目を生じるようになっ
ている。
【0045】いま、前記ガーニッシュ本体11に図2に
示した矢印F方向からの衝撃が加わり、同ガーニッシュ
本体11が変形したとき、図4に示すように、その衝撃
は前記ガーニッシュ本体11を介して前記衝撃吸収体1
2に作用する。同衝撃吸収体12では前記縦リブ12i
及び横リブ12jの両リブが前記センターピラー1に当
接して突張り、衝突の衝撃を吸収しながら同縦リブ12
iが一点鎖線で示したように大きく湾曲して変形を開始
する。
【0046】この湾曲する段階では、衝撃時の初期荷重
が安全性が確保される所定の荷重まで急速に上昇するこ
とになる。更に一層大きな衝撃力が加わると、遂には前
記横リブ12jに多方向に引っ張り力が作用するように
なる。その結果、図5に実線で示すように前記横リブ1
2jの矩形状の前記開口部12hが外側へと拡開しよう
とする。この拡開時のある時点で、同開口部12hの開
口部周縁12h’の4つの隅角部12mから縦リブ12
iに至る間で横リブ12jの一部に裂け目が生じる。こ
の横リブ12jの裂断により前記縦リブ12iの自由度
が増して、より変形しやすくなると共に、続く衝撃荷重
の殆どを縦リブ12iが受けるようになる。従って、前
記裂断時までの急激に上昇する荷重−変形特性曲線が略
縦リブ12iのみによる緩かな特性曲線に移り、以降に
加わる衝撃荷重を大きく吸収して、ほぼ一定の衝撃荷重
に抑制される。
【0047】このため、従来のごとく単に縦横の格子状
リブのみで形成され、全長にわたって連続している衝撃
吸収体と比較して、抗力は低下しているものの、即座に
底付きするような座屈に達することはない。従って、前
記横リブ12jの裂断部12hが裂断するまでに急速に
所定の荷重に上昇させ、続いて、前記裂断部12hの隅
角部12kが破断する際には、前記荷重を安定的に維持
して、所定の変形量を確保することができる。
【0048】また、前記格子部12eを一体に形成する
際に、樹脂加工上は、前記裂断部12hを流動断面の小
幅な変動として処理することができ、流動断面の広い縦
リブ12iから相対的に狭い横リブ12jに樹脂を充填
することにより、樹脂の流動断面を急激に絞り込むよう
な変化を生じない衝撃吸収体12を形成することができ
る。このため、樹脂の合流部において著しく強度低下さ
せることを防止することができ、所定の衝撃吸収特性が
得られる。
【0049】また、前記横リブ12jの前記開口部12
hは、前記格子部12eの各格子単位毎に設けてもよ
く、前記衝撃吸収体12の好適な特性を得るために分散
して形成してもよい。また、前記裂断部12kにあって
は、前記格子部12eの各格子単位毎に設けてもよく、
一部の前記格子部12eに前記裂断部12kを形成しな
い形態とすることもできる。
【0050】また、前記裂断部12kとして、他の部位
よりも薄く設定することにより前記横リブ12jの開口
部周縁12h’を形成することもできる。この場合に
は、同開口部周縁12h’の強度はその肉厚により適宜
選定できる。初期荷重の吸収時における衝撃値の立ち上
がり特性は、前記開口部12hの開口面積を変更するこ
とにより制御できる。
【0051】更に、前記ガーニッシュ本体11における
統計的衝突頻度分布に基づいて、同ガーニッシュ本体1
1の長手方向、幅方向あるいは単純面であるか、コーナ
ー部であるかによって、前記開口部12hの開口面積や
前記裂断部12kの配置、個数、幅、肉厚等を適切に選
択することができる。
【0052】図6は本発明に係る第2実施例である衝撃
吸収体を示している。なお、図6において上記第1実施
例と実質的に同じ部材には、同一の符号と部材名を付し
ている。従って、これらの部材に関する詳細な説明は省
略する。
【0053】この実施例では、前記衝撃吸収体12に、
本発明の特徴部の一部を構成する第3のリブ12nを横
リブ12iと縦リブ12iとの間に一体に形成してい
る。図6によれば、前記衝撃吸収体12には前記横リブ
12iに矩形の開口部12hが形成されていると共に、
前記第3リブ12nが前記縦リブ12iの幅方向の任意
の平面位置に、その一端から他端にわたり直線状に配さ
れている。同第3リブ12nは前記縦リブ12i及び横
リブ12jに略直角に配されており、同横リブ12jに
開口した矩形窓枠状の前記開口部12hまで延設されて
いる。
【0054】前記第3リブ12nは、前記横リブ12j
の前記開口部周縁12h’との間で衝突時の衝撃により
裂断する裂断部12kを構成している。同裂断部12k
は前記縦リブ12i,横リブ12j及び第3リブ12n
が共有する隅角部12mとされている。その裂断位置は
前記裂断部12kの4つの隅角部12mであり、同隅角
部12m近傍の前記横リブ12jの開口部周辺部12
h’の横リブ12j部分は衝突時の衝撃により裂け目を
生じるようになっている。
【0055】図6に示すごとく前記縦リブ12i−1に
は前記第3リブ12nがガーニッシュ本体側寄りの略1
/3程度の位置にあって両側部に十文字状に配されてい
る。同縦リブ12i−2では前記第3リブ12nが一側
部のみにト字状又はL字状等に配されている。同縦リブ
12i−3では、その両側部のガーニッシュ本体側寄り
及び車体パネル側寄りに前記第3リブ12nが配されて
いる。かかる構成によれば、これらの第3リブ12nは
前記縦リブ12iの剛性を増加させると共に、同縦リブ
12iの高さ方向の所定の中間部において座屈変形を生
じさせにくくしている。前記第3リブ12nにより、前
記縦リブ12iの一側部及び/又は他側部における位置
関係によって前記衝撃吸収体12の衝撃吸収特性を調節
することができる。
【0056】いま、前記ガーニッシュ本体11に図2に
示した矢印F方向から同ガーニッシュ本体11に対して
強く衝突しない衝撃が加わり、同ガーニッシュ本体11
が変形したとき、前記縦リブ12i及び横リブ12jが
前記センターピラー1に当接して突張り、その突張った
状態にある両リブ12i及び12j側に配された第3リ
ブ12nの上下いずれか、又はその双方の前記縦リブ1
2iが屈曲して衝撃を吸収する。
【0057】衝突時による衝撃が大きいときは、前記第
3リブ12nの上下いずれか、又はその双方の前記縦リ
ブ12iが屈曲して衝撃を吸収し、続いて、前記横リブ
12jに多方向に引っ張り力が作用し、同横リブ12j
の矩形状の前記開口部12hが外側へ拡開する。この拡
開時のある時点で、同開口部12hの開口部周縁12
h’の4つの前記隅角部12mから前記縦リブ12iに
至る間と、前記第3リブ12n及び前記横リブ12jの
間に形成された隅角部12mから前記横リブ12jに至
る間とで、この横リブ12jの一部に段階的に裂け目が
生じる。この横リブ12jの段階的な裂断により、続く
衝撃荷重の殆どを縦リブ12iが受けて衝撃を吸収す
る。
【0058】この第2実施例にあっては、前記裂断部1
2kの各種配置形態を一の衝撃吸収体12に配列したも
のを例示しているが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、これらの裂断部12kは全体として同一の形態
とする他、異なる高さ方向に適宜分布させる形態、全て
の開口部12hに形成する形態や一部の開口部12hに
形成する形態、又はこれらの組み合わせからなる各種形
態等を選定することにより荷重の制御を行うことができ
る。
【0059】更に、上記各図示例によれば、前記横リブ
12jには前記矩形開口部12hが比較的に数多く分布
しており、前記開口部12hを有していない閉鎖部が相
対的に少ない分布形態を例示しているけれども、適用さ
れる車体パネルの位置、形状及び材料等や内装部品の形
状及び材料等に応じて前記開口部12hを増加させ、あ
るいは閉鎖部を全く含まないような形態とすることもで
きる。
【0060】以上の説明からも明らかなように、本発明
に係るガーニッシュ構造によれば、衝撃吸収体の少なく
とも一部の第2リブは、各第1リブ間に開口する開口部
と、前記第1リブから同開口部まで延在し、衝突時の衝
撃により破断する前記開口部周縁の裂断部とを有してい
るため、前記第2リブの裂断部が裂断するまでに急速に
所定の荷重に上昇させ、続いて、前記裂断部が裂断する
際には、前記荷重を安定的に維持して、所定の変形量を
確保することができる。
【0061】従って、衝撃時に所定の荷重まで上昇した
荷重を維持しながら、所定の変形量を確保することがで
きるため、有効に衝撃を吸収して乗員の安全を充分に確
保することができる。特に、前記開口部の開口面積、前
記裂断部の配置、個数、肉厚等を適切に設定することに
より衝撃時の初期荷重を所定の衝撃値に上昇させること
ができると共に、この衝撃値を維持した状態で有効な衝
撃吸収ストロークを確保することができる。
【0062】更に、樹脂の流動断面を急激に絞り込むな
どの広狭な変化を生じる構造を回避することができると
共に、樹脂の合流部において著しい強度低下のない実用
的な製品が得られる。なお、本発明は上記実施例に限定
されるものではなく、それらの実施例から当業者が容易
に変更可能な技術的な範囲をも当然に包含するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な第1実施例であるピラーガー
ニッシュを車体パネル側から見た斜視図である。
【図2】同ピラーガーニッシュを車体パネルに取り付け
たときの状態を示す図1のA−A線拡大断面図である。
【図3】本発明の衝撃吸収体を車室側から見た斜視図で
ある。
【図4】図3のB−B線拡大断面図である。
【図5】衝撃時に変形した本発明の衝撃吸収体の一部を
示す部分斜視図である。
【図6】本発明の衝撃吸収体の他の実施例を示す部分断
面図である。
【図7】従来の衝撃吸収体の衝撃吸収特性を示すグラフ
である。
【符号の説明】
1 センターピラー 1a インナパネル 1b アウタパネル 1a’,1b’ フランジ部 2 シートベルトアジャスタ 2a レール部 3 ドアオープニングトリム 3a シール部 3b 嵌着部 4 空間部 10 ピラーガーニッシュ 11 ガーニッシュ本体 11a 側壁部 11b 重合部 11c 開口 11d 係着爪 11e,11e’ 取付けボス 12 衝撃吸収体 12a 凹状切欠部 12b,12c 取付片 12b’,12c’ 取付孔 12d 本体部 12e 格子部 12f 案内凹状部 12g 挿通開口 12h 開口部 12h’ 開口部周縁 12i 第1リブ 12j 第2リブ 12k 裂断部 12m 隅角部 12n 第3リブ 13 スライドプレート 13a 挿通孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室側の車体パネルを覆うガーニッシュ
    構造であって、 前記車体パネルを覆うガーニッシュ本体と、同ガーニッ
    シュ本体及び前記車体パネルの間に配された衝撃吸収体
    とを備えてなり、 同衝撃吸収体は、その本体の相対する側縁に沿って配さ
    れた複数の第1リブと、複数の前記第1リブの間を連結
    する第2リブとを有しており、 前記第2リブは、少なくとも一部の前記第1リブの間に
    矩形状の開口部を有し、前記第1リブと前記開口部との
    間に、衝突時の衝撃により裂断する裂断部を有してなる
    ことを特徴とするガーニッシュ構造。
  2. 【請求項2】 前記裂断部が、前記開口部の隅角部近傍
    の第2リブ部分である請求項1記載のガーニッシュ構
    造。
  3. 【請求項3】 更に、同第1リブの任意の平面位置に配
    されると共に、前記第2リブと交差し、前記開口部まで
    延設される第3リブを有してなり、 前記裂断部が第1〜第3リブが共有する隅角部近傍の第
    2リブ部分である請求項1又は2記載のガーニッシュ構
    造。
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