JP2001157820A - 二室型湿式排煙脱硫装置と方法 - Google Patents

二室型湿式排煙脱硫装置と方法

Info

Publication number
JP2001157820A
JP2001157820A JP34292899A JP34292899A JP2001157820A JP 2001157820 A JP2001157820 A JP 2001157820A JP 34292899 A JP34292899 A JP 34292899A JP 34292899 A JP34292899 A JP 34292899A JP 2001157820 A JP2001157820 A JP 2001157820A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
exhaust gas
gas
flow
gas flow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34292899A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Oda
直己 尾田
Shigeru Nozawa
滋 野澤
Toshio Katsube
利夫 勝部
Hiroshi Ishizaka
浩 石坂
Naruhito Takamoto
成仁 高本
Takeo Komuro
武勇 小室
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Babcock Hitachi KK filed Critical Babcock Hitachi KK
Priority to JP34292899A priority Critical patent/JP2001157820A/ja
Publication of JP2001157820A publication Critical patent/JP2001157820A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Gas Separation By Absorption (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸収塔内の圧力損失を増加させることなく、
脱硫性能の向上を図り、運転費が安価な二室型湿式排煙
脱硫装置と方法を得ること。 【解決手段】 吸収液を貯留する循環タンク7、排ガス
入口ダクト2、出口ダクト3、排ガス流路を分割するた
めの天井側に開口部を有した仕切り板4を設けた吸収塔
1に排ガス上昇流領域12と下降流領域13を設け、上
昇流領域12に並流スプレノズル18を配置し、下降流
領域13にガス流速に比べて相対的に高い吸収液噴霧速
度で吸収液を噴射する高速並流スプレノズル19を配置
する。または下降流領域13でのガス流速に比べて上昇
流領域12でのガス流速を相対的に低くなるように上昇
流領域のガス流路断面を下降流領域のそれより大きくす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボイラなどの燃焼装
置から排出される排ガス中の二酸化硫黄(SO)を排
出する湿式排煙脱硫装置と方法に係わり、特に、吸収塔
内の仕切り板設置によって、排ガスが上向きに流れる上
昇流領域と下向きに流れる下降流領域の二つの気液接触
部に分けられた二室型の脱硫装置において、吸収塔の圧
力損失を増大させることなく、高い脱硫性能を得ること
ができる湿式排煙脱硫装置と方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、地球を取り巻く自然環境が悪化し
ている。中でも世界各地に設置された火力発電所等にお
いて、化石燃料の燃焼に伴って発生する排ガス中のSO
は、大気汚染等の環境問題の主原因の一つであり地球
規模での排煙脱硫装置の普及が望まれている。
【0003】現在の脱硫装置は石灰石−石膏法による湿
式法が主流を占めており、中でも最も実績が多く信頼性
の高いスプレ方式が世界的にも多く採用されている。こ
のスプレ式脱硫装置は脱硫性能が高く、基本技術はほぼ
確立されている。
【0004】しかしながら、湿式排煙脱硫装置は高価で
あるため、未だ発展途上国などでの普及率は低い。した
がって、世界的に脱硫装置の普及率を高めるためには、
脱硫装置の設備費および運転費の大幅な低減が必要であ
る。
【0005】従来技術のスプレ方式を基に、低コスト化
を図った二室型湿式排煙脱硫装置の一例を図7に示す。
この湿式排煙脱硫装置は、主に、吸収塔1、入口ダクト
2、出口ダクト3、仕切り板4、吸収液循環ポンプ5及
び6、循環タンク7、攪拌機8、空気吹込み管9、ミス
トエリミネータ10、吸収液抜出し配管11、上昇流領
域12、下降流領域13、スプレヘッダ14及び15、
向流スプレノズル16、並流スプレノズル17等から構
成される。
【0006】向流スプレノズル16及び17は、ガス流
れに対して直交する断面内に複数個設置されており、さ
らにガス流れ方向に複数段設置されている。
【0007】また、攪拌機8及び空気吹き込み配管9
は、吸収液が滞留する循環タンク7に設置され、ミスト
エリミネータ10は出口ダクト3内に設置されている。
図示していないボイラから排出される排ガスは、図示し
ていない脱硫ファンにより入口ダクト2から吸収塔1内
に導入される。
【0008】スプレ方式による吸収塔1の多くは、排ガ
スと吸収液を向流接触させるために、吸収塔1の下部か
ら導入した排ガスを塔頂部から排出させるが、吸収塔1
内に仕切り板4を設置し、出口ダクト3を入口ダクト2
とほぼ同じ高さに設けているため、入口ダクト2から導
入された排ガスは仕切り板4に遮られ、上昇流領域12
を上昇して塔頂部で反転した後、下降流領域13を下降
する。
【0009】この間、上昇流領域12及び下降流領域1
3では、吸収液循環ポンプ5及び6から送られる炭酸カ
ルシウム(CaCO)を含んだ吸収液が、それぞれの
領域12、13に設けられた向流スプレノズル16及び
並流スプレノズル17から噴霧され、吸収液と排ガスの
気液接触が行われる。このとき排ガス中のSOは吸収
液中に吸収され亜硫酸カルシウムを生成する。
【0010】亜硫酸カルシウムを生成した吸収液は一旦
循環タンク7に溜まり、酸化用攪拌機8によって攪拌さ
れながら、空気吹込み配管9から供給される空気中の酸
素によって亜硫酸カルシウム及び石膏が共存する循環タ
ンク7内の吸収液の一部は、吸収液循環ポンプ5及び6
によって再び向流スプレノズル16及び並流スプレノズ
ル17に送られ、一部は吸収液抜出し配管11より図示
していない石膏回収及び排水処理装置へ送られる。
【0011】また、向流スプレノズル16及び並流スプ
レノズル17から噴霧された吸収液の中で液滴径の小さ
いものは排ガスに同伴されるが、出口ダクト3内に設け
られたミストエリミネータ10によって捕集される。
【0012】出口ダクト3が入口ダクト2とほぼ同じ低
い高さに設けてられているため、ミストエリミネータ1
0及び出口ダクト3の図示していない支持鉄骨が低く、
簡単なものになり、また、図示していない熱交換機(再
加熱側)に接続するためのダクトの長さも短くできる。
【0013】しかしながら、吸収塔1をコンパクト化す
るために、上昇流のみでガス流速が4〜5m/s程度の
一般的な一室型の吸収塔の大きさのままで二室型にしよ
うとすると、上昇流領域12及び下降流領域13の流路
断面は一室型の1/2になり、それぞれの領域12、1
3におけるガス流速は8〜10m/sになる。
【0014】上昇流領域12における向流気液接触部の
圧力損失は、ガス流速の1〜2乗に比例するため、上昇
流領域12の圧力損失だけでも一室型の2〜4倍にな
り、図示していないファンの動力費を大幅に増加させる
ことになる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、二
室型吸収塔の圧力損失増大によるファン動力の増加に関
して十分に考慮されておらず、運動費が高価になる問題
があった。
【0016】本発明の課題は、吸収塔内の圧力損失を増
加させることなく、脱硫性能の向上を図り、運転費が安
価な二室型湿式排煙脱硫装置と方法を得ることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】(1)上記本発明の課題
は、下降流領域に複数段設置されるスプレノズルをガス
流れ方向と同じ向きに設置した並流スプレノズルから噴
霧される吸収液の噴霧速度を下降流領域を流れるガス流
速より相対的に大きくすることによって解決される。
【0018】すなわち、本発明は、吸収液を貯留する循
環タンクの上側に、ボイラ等の燃焼装置から排出される
排ガスを入口ダクトからほぼ水平方向に導入し、出口ダ
クトからほぼ水平方向に排出する排ガス流路を有し、そ
の排ガス流路を入口ダクト側と出口ダクト側の二室に分
割するための天井側に開口部を有した仕切り板を設ける
ことで、入口ダクトから導入される排ガスが上向きに流
れる上昇流領域と、天井側の開口部で反転した後に出口
ダクトに向けて下向きに排ガスが流れる下降流領域を形
成し、それぞれの領域に設置したスプレノズルから噴射
される吸収液と排ガスを接触させて、排ガス中の硫黄酸
化物を処理する吸収塔を備えた二室型湿式排煙脱硫装置
において、下降流領域でガス流れの流速に比べて相対的
に高い吸収液噴霧速度でガス流れと同じ向きに吸収液を
噴射する並流スプレノズルを下降流領域に1段以上配置
した二室型湿式排煙脱硫装置である。
【0019】また、本発明の上記課題は、上昇流領域に
ガス流れと同じ向きに吸収液を噴射する並流スプレノズ
ルを1段以上配置することによって解決される。
【0020】また、本発明の上記課題は、上昇流領域に
複数段のスプレノズルを設置し、そのうち、最上段また
は最上段及び中段にガス流れと同じ向きに吸収液を噴射
する並流スプレノズルを配置し、最下段または最下段及
び中段にガス流れと逆らう向きに吸収液を噴射する向流
スプレノズルを配置するよっても解決される。
【0021】さらに、上記本発明の課題は上記装置に関
連する二室型湿式排煙脱硫方法によっても解決される。
スプレ方式による吸収塔の気液接触部における圧力損失
は、ホロコーンノズルの場合、吸収液がスプレノズルか
ら噴霧された直後の慣性力の大きい傘状部分と、慣性を
失って重力によって落下する自然落下の部分によって生
じる。
【0022】しかし、その大半は傘状部分の圧力損失に
よるものであり、自然落下部分の圧力損失がスプレ方向
にほとんど影響されないのに対して、傘状部分の圧力損
失はスプレ方向、すなわち排ガス流れに対して向流か並
流かによって大きく異なる。
【0023】並流スプレの場合には、ガス流速の0.3
〜0.5乗に比例して圧力損失は増加するが、向流スプ
レの場合には、ガス流速の1乗に比例して圧力損失は増
加する。
【0024】ただし、自由落下する液滴もガス流れと向
流接触する場合、ガス流速がスプレ液滴の終末速度であ
る8〜10m/sになると、急激に圧力損失が増加し、
傘状部分と併せてガス流速の2乗に比例するようにな
る。
【0025】従って、二室型吸収塔に仕切り板を設置し
て吸収塔内に上昇流領域と下降流領域を設けた場合、上
昇流領域のガス流速を下降流領域と同じ8〜10m/s
に設定すると上昇流領域での圧力損失は従来の一室型吸
収塔に比べて4倍程度になり、ファンの動力が大幅に増
加することになる。
【0026】そのため、下降流領域でガス流れと同じ向
きにスプレされる吸収液の噴出速度を下降流領域のガス
流速と比較して相対的に大きくすることにより、噴霧さ
れた吸収液の慣性力を利用して下降流領域のガスを吸収
液に同伴させるエジェクタ効果を生じさせ、吸収塔全体
の圧力損失を低減させることができる。
【0027】さらに、脱硫性能に関してはガスとスプレ
された液滴との相対速度が大きくなるほど、液滴周りの
ガス側、液側の境膜物質移動抵抗を小さくできる。
【0028】従って、高ガス流速場にスプレされた液滴
への物質移動速度が高くでき、高い脱硫性能が得られる
ことが明らかになっている。これと同様に、ガス流速に
対して液滴の噴霧速度を高くする場合にも同じ原理が適
用できる。
【0029】従って、下降流領域でガス流れと同じ向き
にスプレされる吸収液の噴出速度を下降流領域のガス流
速と比較して相対的に大きくすることにより、脱硫性能
を向上させることもできる。
【0030】また、上昇流領域でスプレノズルをガス流
れと同じ向きにスプレする並流スプレとすることにより
ガスと液との抵抗を低減でき、上昇流領域の圧力損失を
低減できる。
【0031】上昇流領域でスプレをガスと同じ向きにし
た場合は、ガスと液との相対速度は小さくなるが液滴が
上方に噴霧された後、自由落下するまでの滞留時間が長
くなるため向流噴霧の場合とほぼ同じ脱硫性能が確保で
きる。
【0032】従って、上記本発明は圧力損失を大幅に低
減できるとともに脱硫性能が向上できる。
【0033】(2)また、本発明の上記課題は、下降流
領域でのガス流速に比べて上昇流領域でのガス流速を相
対的に低くすることによって解決される。
【0034】すなわち、本発明は、吸収液を貯留する循
環タンクの上側に、ボイラ等の燃焼装置から排出される
排ガスを入口ダクトからほぼ水平方向に導入し、出口ダ
クトからほぼ水平方向に排出する排ガス流路を有し、そ
の排ガス流路を入口ダクト側と出口ダクト側の二室に分
割するための天井側に開口部を有した仕切り板を設ける
ことで、入口ダクトから導入される排ガスが上向きに流
れる上昇流領域と、天井側の開口部で反転した後に出口
ダクトに向けて下向きに排ガスが流れる下降流領域を形
成し、それぞれの領域に設置したスプレノズルから噴射
される吸収液と排ガスを接触させて、排ガス中の硫黄酸
化物を処理する吸収塔を備えた二室型湿式排煙脱硫装置
において、下降流領域でのガス流速に比べて上昇流領域
でのガス流速を相対的に低くなるように上昇流領域のガ
ス流路断面を下降流領域のそれより大きくした二室型湿
式排煙脱硫装置である。
【0035】より具体的には、上昇流領域でのガス流速
を噴射液滴の終末速度以下の5〜7m/sとする。
【0036】本発明の上記課題は、また、上昇流領域に
複数段のスプレノズルを設置し、そのうち、最上段また
は最上段及び中段にガス流れと同じ向きに吸収液を噴射
する並流スプレノズルを配置し、最下段または最下段及
び中段にガス流れと逆らう向きに吸収液を噴射する向流
スプレノズルを配置することで解決される。
【0037】本発明の上記課題は、また、下降流領域に
複数段のスプレノズルを設置し、そのうち、最上段また
は最上段及び中段にガス流れに逆らう向きに吸収液を噴
射する向流スプレノズルを配置し、最下段または最下段
及び中段にガス流れの向きに吸収液を噴射する並流スプ
レノズルを配置することで解決される。さらに、上記本
発明の課題は上記装置に関連する二室型湿式排煙脱硫方
法によっても解決される。
【0038】前述のように、自由落下する液滴がガス流
れと向流接触する場合、ガス流速がスプレ液滴の終末速
度である8〜10m/sになると、急激に圧力損失が増
加し、ガス流速のほぼ2乗に比例するようになり、上昇
流領域のガス流速を下降流領域と同じ8〜10m/sに
設定すると上昇流領域での圧力損失は従来の一室型吸収
塔に比べて4倍程度になり、ファンの動力が大幅に増加
することになる。
【0039】そのため、自由落下液滴が向流接触となる
上昇流領域では、ガス流速を6〜7m/s程度にとどめ
る必要がある。上昇流領域のガス流速を5〜7m/sに
するために上昇流領域の流路断面積を大きくすると、下
降流領域の断面積は逆に小さくなり、下降流領域のガス
流速は10〜15m/sと高くなるが、自由落下する液
滴とガスの流れが同じ下向きであるため、その圧力損失
は非常に小さく、特に問題となるものではない。
【0040】上昇流領域においてある程度のSOが除
去された低濃度SOガスが下降流領域に導入される
が、SO濃度が低くなるとガス側の拡散が律速となる
ため、下降流領域のガス流速を高めることはガス側物質
移動係数を大きくし、SOの吸収性能を高める意味で
も望ましいことである。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明するが、本発明は下記の例に制限されるものでは
ない。まず、本発明の第1発明の実施の形態について図
面を用いて説明する。
【0042】図1は、本発明の実施の形態に係わる二室
型湿式排煙脱硫装置の吸収塔である。この湿式排煙脱硫
装置は、主に、吸収塔1、入口ダクト2、出口ダクト
3、仕切り板4、吸収液循環ポンプ5及び6、循環タン
ク7、攪拌機8、空気吹込み管9、ミストエリミネータ
10、吸収液抜出し配管11、上昇流領域12、下降流
領域13、スプレヘッダ14及び15、並流スプレノズ
ル18、19等から構成される。
【0043】並流スプレノズル18、19は、ガス流れ
に対して直交する断面内に複数個設置されており、さら
にガス流れ方向に複数段設置されている。下降流領域1
2に設置される並流スプレノズル19は高流速型の並流
スプレノズルである。
【0044】また、攪拌機8及び空気吹き込み配管9は
吸収液が滞留する循環タンク7に設置され、ミストエリ
ミネータ10は出口ダクト3内に設置されている。
【0045】また、図2は、図1の吸収塔における他の
実施の形態であり、上昇流領域12の最上段及び中段に
並流スプレノズル18を配置し、最下段に向流スプレノ
ズル16を配置したものである。
【0046】図1に示す実施の形態は下降流領域13に
おけるガス流速に比べて高流速並流スプレノズル19か
ら噴霧される吸収液の噴出速度を相対的に高くするよう
にした点で図7に示す従来技術とは異なる。
【0047】ここで、下降流領域13のスプレノズル1
9の液の噴霧方向は従来技術と同じであるが、下降流領
域13のガス流速が8〜10m/sであるのに対して高
流速並流スプレノズル19から噴霧する吸収液の噴出速
度を9〜11m/s程度にしているため、下降流領域の
ガス流れは高流速並流スプレノズル19から噴霧される
吸収液の慣性力により同伴されることによりエジェクタ
効果を生じさせ、下降流領域13の圧力損失を低減させ
ることにより吸収塔全体の圧力損失を低減できる。
【0048】高流速並流スプレノズル19から噴霧され
る吸収液の噴霧速度を高めるには、スプレ背圧を増加さ
せるだけでよく、スプレノズル19の構造を図7に示す
スプレノズル17と変える必要はない。
【0049】上昇流領域12において図1に示すように
スプレノズル18の吸収液の噴霧方向は、ガス流れと同
じ向きにする方が望ましい。並流スプレノズル18にし
た場合にはガス流れに対するスプレ直後の抵抗を小さく
できるため、上昇流領域12の圧力損失を低減できる。
脱硫性能に関しては、上昇流領域12で吸収液のスプ
レをガス流れと同じ向きにした場合は、ガス流れと吸収
液との相対速度は小さくなるが、液滴が上方に噴霧され
た後、自由落下するまでの滞留時間が長くなるため、向
流噴霧の場合とほぼ同じ脱硫性能が確保できる。
【0050】図2に示す例は、図1の吸収塔1における
他の実施の形態であり、図1とは上昇流領域12の最下
段のスプレノズルを向流タイプのものにした点で異な
る。
【0051】脱硫性能は、吸収塔1内のガスの偏流に大
きく影響される。すなわち、吸収塔1内で局所的にガス
が多く流れる部分が存在すると、その部分での見かけの
液ガス比が小さくなるため、脱硫性能が低下し、結果と
して全体の脱硫性能が低下することになる。
【0052】排ガスは入口ダクト2から導入されて上昇
流領域12を上昇し始める際、仕切り板4に向かって流
れようとする。すなわち、入口ダクト2側より仕切り板
4側のガス量が大きくなる。
【0053】そこで、上昇流領域12に設置されたスプ
レノズルのうち、ガス流れに逆らう向きに吸収液をスプ
レする向流スプレノズル16を最下段に設置することに
より、スプレノズル16から噴霧される液滴によりガス
流れの抵抗が増加し、偏流を低減できる。
【0054】ガス流れの偏流を低減できれば脱硫性能は
向上できるので、上昇流領域12において同じ脱硫性能
を維持しようとすれば、上昇流領域12でスプレする液
量を低減できる。すなわち、上昇流領域12の最下段の
スプレノズルを向流スプレノズル16にしても液量を減
らせるため、圧力損失は増加しない。
【0055】こうして、上記実施の形態によれば、二室
型吸収塔の気液接触部における圧力損失の大幅な増加を
防止できるため、脱硫ファンの動力を低減することが可
能であり、脱硫装置の運転費を節減することができる。
【0056】以下、本発明の第2発明の実施の形態につ
いて図面を用いて説明する。図3は本発明の実施の形態
に係わる二室型湿式排煙脱硫装置の吸収塔1である。
【0057】図4は図3の吸収塔における他の実施の形
態であり、上昇流領域12の最上段を並流スプレノズル
18にしたものである。図5は図4の吸収塔1における
他の実施の形態であり、下降流領域13の最上段を向流
スプレノズル20にしたものである。
【0058】図6は図5の吸収塔1における他の実施の
形態であり、上昇流領域12及び下降流領域13にそれ
ぞれ3段のスプレ段を有する実施の形態である。
【0059】図3から図5において、図1等で説明した
装置、部材とも同じものは同一番号を付している。上昇
流領域12には向流スプレノズル16と並流スプレノズ
ル18が設置され、下降流領域13には並流スプレノズ
ル17と向流スプレノズル20が設置される。
【0060】図3に示す例は、下降流領域13のガス流
速に比べて上昇流領域12のガス流速を相対的に低くす
るために、下降流領域13よりも上昇流領域12の流路
断面が大きくなるように仕切り板4を設置した点で従来
技術と異なる。
【0061】向流スプレノズル16の向きは図7に示す
従来技術と同じであるが、上昇流領域12のガス流速を
スプレ液滴の終末速度以下の5〜7m/s程度に下げて
いるため、上昇流領域12におけるガス流れの大幅な圧
力損失の増加は防止できる。
【0062】一方、下降流領域13のガス流速は逆に1
0〜15m/sに増加するが、並流スプレノズル17近
傍の傘状の部分での吸収液の噴射方向並びに自由落下す
る液滴の流れる方向もガス流れと並流であり、特に問題
となる圧力損失の急増は生じない。
【0063】また、下降流領域13は上昇流領域12に
比べて、ガス中のSO濃度が低く、ガス側がSO
収速度の律速になりやすいが、ガス流速の高速化によっ
てガス側物質移動係数が大きくなるため、SO吸収性
能が向上し、高い脱硫性能を得ることができる。
【0064】図4には、図3の吸収塔1の他の実施の形
態であり、図3の実施の形態とは上昇流領域12の最上
段に並流スプレノズル18を配置した点で異なる。
【0065】図4の吸収塔1内の気液接触部における圧
力損失は、ホロコーンノズルの場合、吸収液がスプレノ
ズル16〜18から噴射された直後の慣性力の大きいノ
ズルの傘状周辺の部分と、慣性を失って重力によって落
下する自然落下する部分によって生じるが、その大半は
前記傘状周辺部分の圧力損失によるものである。
【0066】向流スプレの場合には、ガス流速の1乗に
比例して圧力損失は増加するが、並流スプレの場合、ガ
ス流れの圧力損失はガス流速の約0.3〜0.5乗に比
例して大きくなるため、図4に示す例のように上昇流領
域12の最上段を並流スプレノズル18にすることによ
り、さらに圧力損失を低減することが可能となる。
【0067】上昇流領域12の最下段スプレノズルも並
流タイプにすれば、さらなる低圧損化も可能と考えられ
るが、吸収塔1の側面の入口ダクト2から導入される排
ガスの流れを整流するためには、最下段ノズルは向流ス
プレノズル16のままに残しておくことが望ましい。
【0068】図5は図4の吸収塔1の他の実施に形態で
あり、下降流領域13の最上段を向流スプレノズル20
にしたものである。上昇流領域12のガス流速を5〜7
m/sにするためには、下降流領域13のガス流速を1
0〜15m/sに高めることになるが、ガス流速が高く
なると下降流領域13入口でのガス流れが偏流しやすく
なり、下降流領域13での脱硫性能を低下させる原因と
なる。
【0069】従って、図5に示すように下降流領域13
の最上段を向流スプレノズル20にすれば、ガス流れを
整流することができる。ただし、この場合、図4に示す
例に比べて高い脱硫性能は得られるものの、吸収塔全体
の圧力損失としては若干増加することになる。
【0070】図6に示す例は図5に示す吸収塔1におけ
る他の実施の形態であり、上昇流領域12及び下降流領
域13にそれぞれ3段のスプレ段を有する例である。
【0071】吸収塔全体の圧力損失が低くなるように上
昇流領域12の最上段及び中段を並流スプレノズル18
にし、下降流領域13の中段及び最下段を並流スプレノ
ズル17にしている。この例は排ガス中のSO濃度が
高い場合など、液ガス比を多く必要とする場合に適して
いる。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、二室型吸収塔の気液接
触部における圧力損失の大幅な増加を防止できるため、
脱硫ファンの動力を低減することが可能であり、脱硫装
置の運転費を節減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示した二室型湿式脱
硫装置の吸収塔の概略図である。
【図2】 図1の吸収塔における他の実施の形態の概略
図である。
【図3】 本発明の一実施の形態を示した二室型湿式脱
硫装置の吸収塔の概略図である。
【図4】 図3の吸収塔における他の実施の形態の概略
図である。
【図5】 図4の吸収塔における他の実施の形態の概略
図である。
【図6】 図5の吸収塔における他の実施の形態の概略
図である。
【図7】 従来技術の一例を示した二室型湿式排煙脱硫
装置における吸収塔の概略図である。
【符号の説明】
1 吸収塔 2 入口ダクト 3 出口ダクト 4 仕切り板 5 吸収液循環ポンプ 6 吸収液循環ポン
プ 7 循環タンク 8 酸化用攪拌機 9 空気吹込み配管 10 ミストエリミネ
ータ 11 吸収液抜出し配管 12 上昇流領域 13 下降流領域 14、15 スプレヘ
ッダ 16、20 向流スプレノズル 17、18 並流スプ
レノズル 19 高流速並流スプレノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 勝部 利夫 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日立 株式会社呉事業所内 (72)発明者 石坂 浩 広島県呉市宝町3番36号 バブコック日立 株式会社呉研究所内 (72)発明者 高本 成仁 広島県呉市宝町3番36号 バブコック日立 株式会社呉研究所内 (72)発明者 小室 武勇 茨城県日立市大みか町7丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 4D002 AA02 BA02 BA16 CA01 CA20 DA05 DA16 EA03 EA12 EA13 GA01 GA03 GB01 GB06 GB20 4D020 AA06 BA02 BA09 BB05 BC06 CB27 CD01 DA01 DA03 DB01 DB05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸収液を貯留する循環タンクの上側に、
    ボイラ等の燃焼装置から排出される排ガスを入口ダクト
    からほぼ水平方向に導入し、出口ダクトからほぼ水平方
    向に排出する排ガス流路を有し、その排ガス流路を入口
    ダクト側と出口ダクト側の二室に分割するための天井側
    に開口部を有した仕切り板を設けることで、入口ダクト
    から導入される排ガスが上向きに流れる上昇流領域と、
    天井側の開口部で反転した後に出口ダクトに向けて下向
    きに排ガスが流れる下降流領域を形成し、それぞれの領
    域に設置したスプレノズルから噴射される吸収液と排ガ
    スを接触させて、排ガス中の硫黄酸化物を処理する吸収
    塔を備えた二室型湿式排煙脱硫装置において、 下降流領域でのガス流れの流速に比べて相対的に高い吸
    収液噴霧速度でガス流れと同じ向きに吸収液を噴射する
    並流スプレノズルを下降流領域に1段以上配置したこと
    を特徴とする二室型湿式排煙脱硫装置。
  2. 【請求項2】 上昇流領域にガス流れと同じ向きに吸収
    液を噴射する並流スプレノズルを1段以上配置したこと
    を特徴とする請求項1記載の二室型湿式排煙脱硫装置。
  3. 【請求項3】 上昇流領域に複数段のスプレノズルを設
    置し、そのうち、最上段または最上段及び中段にガス流
    れと同じ向きに吸収液を噴射する並流スプレノズルを配
    置し、最下段または最下段及び中段にガス流れに逆らう
    向きに吸収液を噴射する向流スプレノズルを配置したこ
    とを特徴とする請求項1記載の二室型湿式排煙脱硫装
    置。
  4. 【請求項4】 吸収液を貯留する循環タンクの上側に、
    ボイラなどの燃焼装置から排出される排ガスをほぼ水平
    方向に導入し、ほぼ水平方向に排出する排ガス流路を有
    し、かつ導入される排ガスが上向きに流れる上昇流領域
    と、天井側の開口部で反転した後に下向きに排ガスが流
    れる下降流領域の二室に分割した排ガス流の領域を形成
    し、それぞれの領域で吸収液と排ガスを接触させ、排ガ
    ス中の硫黄酸化物を処理する吸収塔を用いる二室型湿式
    排煙脱硫方法において、 下降流領域ではガス流れの流速に比べて相対的に高い吸
    収液噴霧速度でガス流れと同じ向きに吸収液を噴射する
    ことを特徴とする二室型湿式排煙脱硫方法。
  5. 【請求項5】 上昇流領域ではガス流れと同じ向きに吸
    収液を噴射することを特徴とする請求項4記載の二室型
    湿式排煙脱硫方法。
  6. 【請求項6】 吸収液を貯留する循環タンクの上側に、
    ボイラ等の燃焼装置から排出される排ガスを入口ダクト
    からほぼ水平方向に導入し、出口ダクトからほぼ水平方
    向に排出する排ガス流路を有し、その排ガス流路を入口
    ダクト側と出口ダクト側の二室に分割するための天井側
    に開口部を有した仕切り板を設けることで、入口ダクト
    から導入される排ガスが上向きに流れる上昇流領域と、
    天井側の開口部で反転した後に出口ダクトに向けて下向
    きに排ガスが流れる下降流領域を形成し、それぞれの領
    域に設置したスプレノズルから噴射される吸収液と排ガ
    スを接触させて、排ガス中の硫黄酸化物を処理する吸収
    塔を備えた二室型湿式排煙脱硫装置において、 下降流領域でのガス流速に比べて上昇流領域でのガス流
    速が相対的に低くなるように上昇流領域のガス流路断面
    積を下降流領域のそれより大きくしたことを特徴とする
    二室型湿式排煙脱硫装置。
  7. 【請求項7】 上昇流領域に複数段のスプレノズルを設
    置し、そのうち、最上段または最上段及び中段にガス流
    れと同じ向きに吸収液を噴射する並流スプレノズルを配
    置し、最下段または最下段及び中段にガス流れに逆らう
    向きに吸収液を噴射する向流スプレノズルを配置したこ
    とを特徴とする請求項6記載の二室型湿式排煙脱硫装
    置。
  8. 【請求項8】 下降流領域に複数段のスプレノズルを設
    置し、そのうち、最上段または最上段及び中段にガス流
    れに逆らう向きに吸収液を噴射する向流スプレノズルを
    配置し、最下段または最下段及び中段にガス流れの向き
    に吸収液を噴射する並流スプレノズルを配置したことを
    特徴とする請求項6記載の二室型湿式排煙脱硫装置。
  9. 【請求項9】 吸収液を貯留する循環タンクの上側に、
    ボイラ等の燃焼装置から排出される排ガスを入口ダクト
    からほぼ水平方向に導入し、出口ダクトからほぼ水平方
    向に排出する排ガス流路を有し、その排ガス流路を入口
    ダクト側と出口ダクト側の二室に分割するための天井側
    に開口部を有した仕切り板を設けることで、入口ダクト
    から導入される排ガスが上向きに流れる上昇流領域と、
    天井側の開口部で反転した後に出口ダクトに向けて下向
    きに排ガスが流れる下降流領域を形成し、それぞれの領
    域に設置したスプレノズルから噴射される吸収液と排ガ
    スを接触させて、排ガス中の硫黄酸化物を処理する吸収
    塔を用いる二室型湿式排煙脱硫方法において、 下降流領域でのガス流速に比べて上昇流領域でのガス流
    速を相対的に低くなるようにしたことを特徴とする二室
    型湿式排煙脱硫方法。
  10. 【請求項10】 上昇流領域でのガス流速を噴射液滴
    の終末速度以下の5〜7m/sとしたことを特徴とする
    請求項9記載の二室型湿式排煙脱硫方法。
JP34292899A 1999-12-02 1999-12-02 二室型湿式排煙脱硫装置と方法 Pending JP2001157820A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34292899A JP2001157820A (ja) 1999-12-02 1999-12-02 二室型湿式排煙脱硫装置と方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34292899A JP2001157820A (ja) 1999-12-02 1999-12-02 二室型湿式排煙脱硫装置と方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001157820A true JP2001157820A (ja) 2001-06-12

Family

ID=18357607

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34292899A Pending JP2001157820A (ja) 1999-12-02 1999-12-02 二室型湿式排煙脱硫装置と方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001157820A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104028090A (zh) * 2014-05-26 2014-09-10 江南大学 微波场作用下的两级湿法烟气脱硫装置及方法
CN104174279A (zh) * 2014-08-12 2014-12-03 江苏大学 一种双极性电晕放电烟气脱硫除尘方法及其设备
CN105498513A (zh) * 2016-01-18 2016-04-20 北京国电龙源环保工程有限公司 一种双循环洗涤湿法烟气高效脱硫和高效除尘一体化装置
CN105854551A (zh) * 2016-05-19 2016-08-17 大唐环境产业集团股份有限公司 双碱双循环脱硫吸收系统及方法
CN110026072A (zh) * 2019-05-21 2019-07-19 广元揽山环保科技有限公司 一种烟气脱硫超低排放吸收塔以及烟气脱硫超低排放工艺
CN113813765A (zh) * 2021-10-19 2021-12-21 盐城海德能水处理环保工程有限公司 一种酚氰废水除臭系统及除臭方法
CN117563397A (zh) * 2023-11-28 2024-02-20 河北隆康玻璃钢有限公司 一种氨法脱硫的玻璃钢生产用脱硫塔

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104028090A (zh) * 2014-05-26 2014-09-10 江南大学 微波场作用下的两级湿法烟气脱硫装置及方法
CN104028090B (zh) * 2014-05-26 2016-01-20 江南大学 微波场作用下的两级湿法烟气脱硫装置及方法
CN104174279A (zh) * 2014-08-12 2014-12-03 江苏大学 一种双极性电晕放电烟气脱硫除尘方法及其设备
CN104174279B (zh) * 2014-08-12 2016-01-20 江苏大学 一种双极性电晕放电烟气脱硫除尘方法及其设备
CN105498513A (zh) * 2016-01-18 2016-04-20 北京国电龙源环保工程有限公司 一种双循环洗涤湿法烟气高效脱硫和高效除尘一体化装置
CN105854551A (zh) * 2016-05-19 2016-08-17 大唐环境产业集团股份有限公司 双碱双循环脱硫吸收系统及方法
CN110026072A (zh) * 2019-05-21 2019-07-19 广元揽山环保科技有限公司 一种烟气脱硫超低排放吸收塔以及烟气脱硫超低排放工艺
CN113813765A (zh) * 2021-10-19 2021-12-21 盐城海德能水处理环保工程有限公司 一种酚氰废水除臭系统及除臭方法
CN113813765B (zh) * 2021-10-19 2024-03-12 盐城海德能水处理环保工程有限公司 一种酚氰废水除臭系统及其除臭方法
CN117563397A (zh) * 2023-11-28 2024-02-20 河北隆康玻璃钢有限公司 一种氨法脱硫的玻璃钢生产用脱硫塔
CN117563397B (zh) * 2023-11-28 2024-04-19 河北隆康玻璃钢有限公司 一种氨法脱硫的玻璃钢生产用脱硫塔

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2446171C (en) Flue gas desulfurization system with a stepped tray
JP3842698B2 (ja) ガス吹抜け防止に適した湿式排煙脱硫装置における吸収塔構造
JP2002136835A (ja) 二室型湿式排煙脱硫装置
JP4905926B2 (ja) 二室型湿式排煙脱硫装置
JP2001157820A (ja) 二室型湿式排煙脱硫装置と方法
JP2001327831A (ja) 湿式排ガス脱硫装置
JP2002253925A (ja) 湿式排煙脱硫装置
JP2002248318A (ja) 湿式排煙脱硫装置
JP2004237258A (ja) 湿式排煙脱硫装置
JP3904771B2 (ja) 二室型湿式排煙脱硫装置
JP4014073B2 (ja) 二室型湿式排煙脱硫装置
JP3805783B2 (ja) 二室型湿式排煙脱硫装置及び方法
JP2001017827A (ja) 二室型湿式排煙脱硫装置と方法
JPH11104449A (ja) スプレ式吸収塔と該吸収塔を備えた湿式排煙脱硫装置
JP3519497B2 (ja) 湿式排煙脱硫装置
JP3883745B2 (ja) 二室型湿式排煙脱硫装置及び方法
JP2003190739A (ja) 湿式排煙脱硫装置
JP2001017829A (ja) 二室型室式排煙脱硫装置と方法
JP3907873B2 (ja) 二室型湿式排煙脱硫装置
JPH0938447A (ja) 吸収液分散装置と排煙脱硫装置
JP2002273160A (ja) 二室型湿式排煙脱硫装置
JP3333031B2 (ja) 湿式排ガス脱硫方法
JPH10192646A (ja) ミスト除去機能を備えた水平流型湿式排煙脱硫装置
JP2002219330A (ja) 二室型湿式排煙脱硫装置
KR100219728B1 (ko) 배기가스 처리를 위한 기-액 접촉장치