JP2001157495A - ステップモータの制御方法、制御装置および計時装置 - Google Patents

ステップモータの制御方法、制御装置および計時装置

Info

Publication number
JP2001157495A
JP2001157495A JP2000294336A JP2000294336A JP2001157495A JP 2001157495 A JP2001157495 A JP 2001157495A JP 2000294336 A JP2000294336 A JP 2000294336A JP 2000294336 A JP2000294336 A JP 2000294336A JP 2001157495 A JP2001157495 A JP 2001157495A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse
effective power
rotor
drive
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000294336A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Kubota
勝 窪田
Hiroyuki Kojima
博之 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2000294336A priority Critical patent/JP2001157495A/ja
Publication of JP2001157495A publication Critical patent/JP2001157495A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Stepping Motors (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子腕時計などに収納されたステップモータ
を駆動するために消費される電力をさらに低減可能な制
御方法を提供する。 【解決手段】 永久磁石からなるロータと、磁力を発生
する駆動コイルと、駆動コイルによって励磁されるステ
ータとを有するステップモータの駆動パルスの実効電力
を調整できるようにする。すなわち、各相毎にある実効
電力を備えた駆動パルスを供給し、非回転のときは、十
分大きな実効電力の駆動パルスによって確実に回転させ
て、駆動パルスの実効電力を増加し、同じ実効電力の駆
動パルスによって回転したことが所定の回数確認された
ときは、駆動パルスの実効電力を減少する。これを各相
毎に繰り返すことによって各相に最適で実効電力の小さ
な駆動パルスによってステップモータを駆動できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、永久磁石からなる
ロータと、磁力を発生する駆動コイルと、駆動コイルに
よって励磁されるステータとを有するステップモータの
制御装置および制御方法に関し、特に、電子時計のステ
ップモータなどを駆動させるのに好適な省電力型の制御
装置および制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ステップモータは、パルスモータ、ステ
ッピングモータ、階動モータあるいはデジタルモータな
ども称され、デジタル制御装置のアクチュエータとして
多用されているパルス信号によって駆動されるモータで
ある。近年、携帯に適した小型の電子装置あるいは情報
機器が開発されており、これらのアクチュエータとして
小型、軽量化されたステップモータが多く採用されてい
る。このような電子装置の代表的なものが電子時計、時
間スイッチといった計時装置である。この計時装置にお
いては、水晶発振子などを用いた発振回路から基準パル
スを供給し、この基準パルスを1MHzなどの計時に適
した周波数の時間信号に分周する。そして、その時間信
号に合わせて駆動パルスをステップモータに供給し、計
時装置の秒針などを運針するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの携帯用に適し
た小型の電子装置においては、搭載可能な電源が限られ
ているので、長時間、安定した動作を行うためにはステ
ップモータなどによって消費される電力をできるだけ低
減することが重要である。このため、ステップモータを
用いた電子時計においては、ステップモータに供給する
駆動パルスの実効電力を徐々に低減し電力消費の少ない
状態でステップモータを駆動するようにしている。一
方、供給した駆動パルスではステップモータが正常に回
転しない場合は、十分に大きな実効電力の補助パルスに
よって回転させると共に駆動パルスの実効電力を増加
し、ステップモータをできるだけ低い電力で確実に駆動
できるようにしている。
【0004】小型で携帯に適した電子装置は、集積化が
進み、例えば、腕装着型の電子時計については、ユーザ
ーの様々なニーズに対応して多機能化が進んでいる。従
って、計時機能に加えて電力を消費する種々の機能が搭
載されており、全体の電力消費は増加傾向にある。ま
た、太陽電池やユーザーの腕の動きなどに連動して自動
的に発電を行う発電システムが導入され、電池の交換な
しに長期間、何処でも自由に使用できる携帯型電子機器
が考案されている。これらの機器に搭載される発電シス
テムからは大きな電流密度を得にくいため、計時装置な
どにおいて消費される電力をさらに低減することが望ま
れている。
【0005】そこで、本発明においては、永久磁石から
なるロータと、磁力を発生する駆動コイルと、駆動コイ
ルによって励磁されるステータとを有するステップモー
タを駆動するために消費される電力をさらに低減可能な
制御装置および制御方法を提供し、計時装置における消
費電力をさらに低減可能とすることを目的としている。
そして、多機能化、あるいは電池の廃棄や交換の不要な
太陽電池などの発電システムを採用した携帯装置に適用
可能な省電力タイプのステップモータの制御装置および
制御方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のステップモータ
の制御方法は、永久磁石からなるロータと、磁力を発生
する駆動コイルと、前記駆動コイルによって励磁される
ステータとを有するステップモータ制御方法において、
前記ロータを第1の位置から回転させるために、第1の
実効電力を備えた駆動パルスを供給し、前記第1の実効
電力を備えた駆動パルスを供給したときの前記ロータの
回転・非回転によって、前記第1の実効電力を減少・増
加するステップと、前記ロータを第2の位置から回転さ
せるために第2の実効電力を備えた駆動パルスを供給
し、前記第2の実効電力を備えた駆動パルスを供給した
ときの前記ロータの回転・非回転によって、前記第2の
実効電力を減少・増加するステップと、前記第1の実効
電力を備えた駆動パルスによって前記ロータが回転する
ことを所定の回数だけ確認した後に前記第1の実効電力
を減少し、前記第2の実効電力を備えた駆動パルスによ
って前記ロータが回転することを所定の回数だけ確認し
た後に前記第2の実効電力を減少することを特徴とす
る。本発明のステップモータの制御装置は、永久磁石か
らなるロータと、磁力を発生する駆動コイルと、前記駆
動コイルによって励磁されるステータとを有するステッ
プモータの制御装置において、 前記ステップモータに
駆動パルスを供給する駆動手段と、前記ロータを第1の
位置から回転するときに、第1の実効電力を備えた駆動
パルスを生成する第1のパルス信号を出力する第1のパ
ルス出力手段と、前記ロータを第2の位置から回転する
ときに、第2の実効電力を備えた駆動パルスを生成する
第2のパルス信号を出力する第2のパルス出力手段と、
前記第1の実効電力を備えた駆動パルスを供給したとき
の前記ロータの回転・非回転によって前記第1の実効電
力を減少・増加し、前記第2の実効電力を備えた駆動パ
ルスを供給したときの前記ロータの回転・非回転によっ
て前記第2の実効電力を減少・増加する制御手段とを有
し、前記制御手段は、前記第1および第2の実効電力を
備えた駆動パルスによって前記ロータが回転することを
前記第1および第2の実効電力毎に所定回数だけ確認し
た後に前記第1および第2の実効電力をそれぞれ減少す
ることを特徴とする。
【0007】また、本発明のステップモータの制御装置
は、パルス幅の異なる複数の信号を出力可能なパルス信
号生成手段を有し、前記第1および第2のパルス出力手
段は、前記第1および第2の実効電力の増減によって前
記パルス信号生成手段からパルス幅の異なる前記第1お
よび第2のパルス信号をそれぞれ選択して出力すること
を特徴とする。
【0008】本発明の計時装置は、永久磁石からなるロ
ータと、磁力を発生する駆動コイルと、前記駆動コイル
によって励磁されるステータとを有するステップモータ
に駆動パルスを供給して時計針を運針する駆動手段と、
一定の時間間隔で時間信号を出力する基準信号発生手段
と、第1の前記時間信号により前記ステップモータに第
1の実効電力を備えた駆動パルスを供給する第1のパル
ス信号を出力する第1のパルス出力手段と、第2の前記
時間信号により前記ステップモータに第2の実効電力を
備えた駆動パルスを供給する第2のパルス信号を出力す
る第2のパルス出力手段と、前記第1の実効電力を備え
た駆動パルスを供給したときの前記ロータの回転・非回
転によって前記第1の実効電力を減少・増加し、前記第
2の実効電力を備えた駆動パルスを供給したときの前記
ロータの回転・非回転によって前記第2の実効電力を減
少・増加する制御手段とを有すること特徴とする。
【0009】また、本発明の計時装置は、前記制御手段
は、前記第1および第2の実効電力を備えた前記駆動パ
ルスによって前記ロータが回転することを前記第1およ
び第2の実効電力毎に所定の回数だけ確認した後に前記
第1および第2の実効電力をそれぞれ減少することを特
徴とする。
【0010】さらに、本発明の計時装置は、前記ロータ
の回転方向を規定するために、前記ステータ内周には、
内ノッチが設けられていることを特徴とする。
【0011】また、本発明の計時装置は、前記ステータ
には、磁気飽和部が設けられていることを特徴とする。
【0012】ステップモータにおいては、駆動パルスに
よってステータに対しロータを回転させ、動力あるいは
制御力を得ている。従って、ステータとロータを組み込
むときの組立誤差や、ステータに対するロータの偏心な
どの固体差、さらに、輪列などを介して駆動される機構
の影響などを受けてロータの回転する位置によってホー
ルディングトルクやディテントトルクなどの諸条件が異
なるので、ある位置から次の位置に回転するステップア
ングル毎に必要とされるエネルギーが異なることが多
い。そこで、本発明においては、ステップモータのある
位置から次の位置への回転(ステップアングル)を全て
共通に取り扱うのではなく、所定のステップアングル毎
に、あるいは複数のステップアングルをグループ化し
て、それらに最適で実効電力が最も低くなるような実効
電力を備えた駆動パルスを設定できるようにしている。
ステップモータの回転を全て共通に取り扱うと、最もエ
ネルギーが必要とされるステップアングルに合わせて駆
動パルスの実効電力が設定されてしまう。これに対し、
本発明においては、個々のステップアングルに合わせて
駆動パルスの実効電力を設定できるので、さらに実効電
力の低い駆動パルスを用いてステップモータを駆動させ
ることができる。ロータは回転運動を行うので、周期的
にトルクなどの諸条件がほぼ同一の状態となる。従っ
て、ステップアングル毎、あるいは諸条件の近いステッ
プアングルをグループ化して取り扱うことにより、駆動
装置の構成や制御を複雑にすることなく省電力化を図れ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しながら本発明
をさらに詳細に説明する。
【0014】図1に、本発明に係る計時装置1の概略構
成を示してある。本例の計時装置1は、ステップモータ
10と、このステップモータ10を制御する制御装置2
0と、ステップモータ10の動きを伝達する輪列50、
および輪列50によって運針される秒針61、分針62
および時針63を備えている。本例のステップモータ1
0は、制御装置20から供給される駆動パルスによって
磁力を発生する駆動コイル11と、この駆動コイル11
によって励磁されるステータ12と、さらに、ステータ
12の内部で回転するロータ13を備えている。このロ
ータ13はディスク状の2極の永久磁石によって構成さ
れており、PM型(永久磁石回転型)の1相のステップ
モータ10となっている。ステータ12には、駆動コイ
ル11で発生した磁力によって異なった磁極がロータ1
3の回りのそれぞれの相15および16に発生するよう
に磁気飽和部17が設けられている。また、ロータ13
の回転方向を規定するために、ステータ12の内周の適
当な位置には内ノッチ18が設けられており、これによ
ってコギングトルクを発生させてロータ13が適当な位
置に停止するようにしている。ステップモータ10のロ
ータ13の回転は、かなを介してロータ13に噛合され
た五番車51、四番車52、三番車53、二番車54、
日の裏車55および筒車56からなる輪列50によって
各針に伝達される。四番車52の軸には秒針61が接続
され、二番車54には分針62が接続され、さらに、筒
車56には時針63が接続されており、ロータ13の回
転に連動してこれらの各針によって時刻が表示される。
輪列50には、さらに、年月日などの表示を行うための
伝達系など(不図示)を接続することももちろん可能で
ある。
【0015】本例の計時装置1は、ステップモータ10
の回転によって時刻が表示される。
【0016】従って、ステップモータ10は所定の時間
信号に従って出力された駆動パルスによって駆動され
る。ステップモータ10を制御する本例の制御装置20
は、水晶振動子などの基準発振源21を用いて基準周波
数の基準パルスを出力する発振回路22と、基準パルス
を分周して特定の幾つかの周波数のパルスを出力する分
周回路23と、ステップモータ10に供給する駆動パル
スを生成するためのパルス信号などを分周回路23から
供給されたパルス24に基づき出力するパルス信号生成
回路(波形合成回路)25を備えている。波形合成回路
25からは、複数のパルス信号が出力され、本例におい
ては、例えば、計時動作を開始する、すなわち、ステッ
プモータ10に駆動パルスDPを供給するサイクルを開
始するためのパルス信号(トリガ信号)P0、ステップ
モータ10に供給する駆動パルスDPを生成するための
パルス信号P1、ステップモータ10が回転しなかった
ときに充分に大きな駆動パルスを供給し、ステップモー
タ10を回転させるためのパルス信号(補助パルス)P
2、および大きな駆動パルスが供給された後に駆動コイ
ル11に残留する磁力を消すために供給する消磁パルス
PEを生成するためのパルス信号P3などが出力され
る。
【0017】本例の制御装置20においては、波形合成
回路25には、パルス信号P1のパルス幅を規定するデ
ータが設定された2つの設定回路26aおよび26bが
接続されている。一方の設定回路26aは、例えば、ス
テップモータ10において、ロータのS極をステータ1
2の第1の相15から第2の相16に向かって回転させ
るとき(以降において第1のステップアングル)にステ
ップモータ10に供給する駆動パルスDPを生成するた
めのP1パルスのパルス幅を規定するデータが格納され
ている。他方の設定回路26bには、その逆、すなわ
ち、ロータのS極をステータ12の第2の相16から第
1の相15に向かって回転させるとき(以降において第
2のステップアングル)に供給する駆動パルスDPを生
成するためのP1パルスのパルス幅を規定するデータが
格納されている。本例の設定回路26aおよび26bに
は、上記のデータを格納するためにデジタルカウンター
27が採用されており、後述するように制御回路30に
よってカウンター27の値が上下され、第1および第2
のステップアングルを動かすためのP1パルスのパルス
幅が決められる。設定回路26においてデータを格納す
る装置はカウンターに限定されることはなく、その他の
タイプのメモリーを用いてももちろん良い。
【0018】このように、本例の制御装置20において
は、波形合成回路25が第1のステップアングル用のパ
ルス信号P1(1)と、第2のステップアングル用のパ
ルス信号P1(2)と、さらに、これらを補助して十分
に大きな実効電力を備えた駆動パルスを生成するパルス
信号(補助パルス)P2を出力する機能を兼ね備えてい
る。この波形合成回路25から出力されたこれらのパル
ス信号は、制御回路30に供給される。制御回路30
は、駆動回路31を構成するCMOSを動作させ、ステ
ップモータ10の駆動コイル11に駆動パルスを供給
し、ステップモータ10を駆動する。さらに、駆動回路
31から駆動コイル11へ駆動パルスを供給する配線に
は、駆動パルスを供給した後に生ずる誘起電圧などから
ロータ13の回転・非回転を検出する検出回路39が接
続されており、制御回路30はこの回転・非回転を検出
する検出回路39からの検出信号によってさらに制御を
行う。
【0019】図2に本例の制御装置20によってステッ
プモータ10を駆動する制御の流れを示してあり、これ
に基づき本例の制御装置20の動作を説明する。まず、
ステップ71において、時間の経過を示す時間信号が出
力されているか否かを検出する。上記の制御装置20に
おいては、発振回路22から出力された基準パルスを分
周回路24で分周し、例えば1Hzの信号が波形合成回
路25に供給されており、これに基づき波形合成回路2
5が時間信号となるパルス信号P0(トリガ信号)を出
力する。このトリガ信号によって、本例の制御装置20
は1秒毎にステップモータ10に駆動パルスを供給し計
時装置1を運針する。
【0020】次に、ステップ72においてステップモー
タ10のどの位置からロータ13を回転させるかを判定
する。本例のステップモータ10は、2つの相を備えた
2極のモータなので、第1の相から第2の相に向かう第
1のステップアングルを駆動するか、あるいは第2の相
から第1の相に向かう第2のステップアングルを駆動す
るかを判断する。そして、第1のステップアングルを駆
動するのであれば、ステップ73においてパラメータi
に1をセットし、第2のステップアングルを駆動するの
であればステップ74においてパラメータiに2をセッ
トする。本例のように2相のステップモータであれば交
互にパラメータiの値を変えても良い。3相以上のステ
ップモータであればカウンターなどを用いてステップア
ングルの判別を行える。さらに、対象的な性質を備えた
ステップモータであれば、複数のステップアングルをグ
ループ化し、それぞれのグループの値でパラメータiの
値を変えることも可能である。
【0021】次に、ステップ75において、選択された
パラメータiの駆動パルスDP(i)を駆動回路31か
らステップモータ10に供給し、ステップモータを駆動
する。図1に示した本例の制御装置20においては、第
1および第2のステップアングルを駆動する駆動パルス
を生成するためのデータが設定回路26aおよび26b
に設定されている。従って、波形合成回路25は、パラ
メータiの値に基づいて設定回路26aあるいは26b
のデータに従って駆動パルスDP(i)を生成するため
のパルス信号P1(i)をトリガー信号P0に続いて制
御回路30に出力する。制御回路30はパルス信号P1
(i)のパルス幅と、パラメータiの値によって決まる
極性に基づき、生成信号を駆動回路31に送る。本例の
制御装置20においては、ステップモータに供給される
駆動パルスの実効電力を駆動パルスのパルス幅を変える
ことによって制御している。従って、設定回路26aお
よび26bには、パルス信号P1のパルス幅を決定する
データが収納されており、波形合成回路25から出力可
能なパルス幅の信号の中から所定のパルス幅の信号を選
択するデータが格納されている。もちろん、駆動パルス
の電圧を変えたり、PWM(パルス幅変調)、PFM
(パルス周波数変調)、PAM(パルス振幅変調)など
の手法を用いて駆動パルスの電力制御を行っても良い。
【0022】本例の駆動回路31は、2列の直列に接続
されたnチャンネルMOS33とpチャンネルMOS3
2によって構成されたブリッジ回路によって構成されて
いる。これらのMOS32および33のゲートに印加さ
れる生成信号の極性を第1および第2のステップアング
ルに合わせて反転させることにより、ステップモータ1
0の駆動コイル11に極性の異なる駆動パルスを供給
し、ステータ12に異なる極性の磁場を交互に発生させ
てロータ13を一方向に回転するようにしている。本例
の制御装置20においては、第1のステップアングルを
動かすために供給される駆動パルスDP(1)のパルス
幅は設定回路26aのデータによって発生されたパルス
信号P1(1)によって決まり、第2のステップアング
ルを動かすために供給される駆動パルスDP(2)のパ
ルス幅は設定回路26bのデータによって発生されたパ
ルス信号P1(2)によって決まる。駆動回路31は、
バイポーラトランジスタなどを用いても構成でき、ま
た、ユニポーラ型の駆動回路であっても良く、本例に限
定されないことはもちろんである。
【0023】第1または第2のステップアングル用の駆
動パルスが供給されると、ステップ76において、ロー
タ13が駆動パルスによって回転したか否かを検出す
る。本例では、ロータ13の回転によって発生する誘導
電圧を検出してロータ13の回転・非回転を判別してい
る。回転を検出する手段はこれに限定されず、特公昭6
1−15384などに開示されているステータ12に磁
束を発生させる時定数の差を検出したり、ロータ13の
回転角をセンサーなどを用いて検出するなどの手段を採
用しても良い。本例の誘導電圧によってロータの回転・
非回転を検出する方法は、計時装置などに用いられる非
常に小型のステップモータに適したものであり、さら
に、回転・非回転の判別を駆動パルスを供給したすぐ後
に行うことができるので、次のパルス信号P2(補助パ
ルス)による大きな駆動パルスの供給などをスムーズに
行える。
【0024】ステップ76において、ロータ13が非回
転のときは、続いて、補助パルスP2によって生成され
たパルス幅の長い、すなわち、実効電力が十分大きな駆
動パルスをステップモータ10に供給し、ステップモー
タを確実に回転させる。本例においては、波形合成回路
25からパルス信号P1の2〜3倍程度のステップモー
タを駆動するのに十分な一定のパルス幅を備えたパルス
信号(補助パルス)P2がパルス信号P1に続いて制御
回路30に供給される。このパルス信号P2は、パルス
信号P1の後に回転・非回転の検出が行われるための間
隔を開けて制御回路30に供給される。制御回路30
は、このパルス信号P2に基づき、ステップアングルに
よって極性を反転した生成信号を駆動回路31に供給
し、駆動回路31からパルス幅の広い十分に大きな実効
電力を備えた駆動パルスがステップモータ10に供給さ
れる。
【0025】大きな実効電力を備えた駆動パルスによっ
て駆動コイル11が励磁されると、磁場が残留し、次の
ステップアングルを駆動する際に障害となることある。
そこで、パルス信号P2に続いて波形合成回路25から
供給された短いパルス幅のパルス信号P3が出力され、
これによって直前に与えた実効電力の大きな駆動パルス
と極性が反対の消磁パルスPEをステップモータ10に
供給する。
【0026】補助パルスP2による実効電力の大きな駆
動パルスが供給されると、次のステップ81において、
次のサイクルでそのステップアングルを回転させるとき
の駆動パルスDP(i)の実効電力を増加させる。本例
の制御装置20においては、例えば、制御回路30が非
回転であったステップアングルのパルス信号P1(i)
の設定回路26aあるいは設定回路26bに記憶されて
いるデータを、一段階大きなパルス幅のパルス信号が波
形合成回路25から出力されるように変更する。
【0027】一方、ステップ76において、駆動パルス
DP(i)によってロータ13が回転したことが検出さ
れると、ステップ77でカウンタC(i)をカウントア
ップする。このカウンタC(i)は、そのステップアン
グルが駆動パルスDP(i)によって連続して回転でき
た数を係数するカウンタであり、ステップ78において
カウンタC(i)の数が所定の数C0に達したか否かを
判断する。所定の回数C0に達していない場合は、ステ
ップ71に戻って時間信号、すなわち、次のトリガ信号
P0が出力されるのを待つ。
【0028】ステップ78において、カウンタC(i)
の値がC0に達している場合は、駆動パルスDP(i)
によって連続してC0回、例えば、第2のステップアン
グルを駆動できたことを示しており、駆動パルスDP
(i)の実効電力をさらに削減しても第2のステップア
ングルを駆動できる可能性がある。従って、ステップ7
9において駆動パルスDP(i)の実効電力、すなわ
ち、パルス幅を削減する。
【0029】本例の制御装置20においては、制御回路
30によって、設定回路26aあるいは26bに格納さ
れているデータを、一段階狭いパルス幅のパルス信号P
1が波形合成回路25から出力されるように修正する。
【0030】ステップ78あるいはステップ81におい
て、第1あるいは第2のステップアングル用の駆動パル
スDP(i)の実効電力を増減した場合は、ステップ8
2において、増減したステップアングル用のカウンタC
(i)をゼロクリアする。そして、ステップ71に戻っ
て次のトリガ信号が出力されるのを待つ。本例の計時装
置1の制御装置20においては上記のようなステップを
トリガ信号毎に繰り返し、ステップモータ10を相1か
ら相2へ(第1のステップアングル)、および相2から
相1へ(第2のステップアングル)と繰り返して駆動す
る。そして、第1および第2のステップアングル毎に最
適な実効電力に設定された駆動パルスDP(1)および
DP(2)が供給され、低い消費電力でステップモータ
を駆動することができる。
【0031】図3に、波形合成回路25から制御回路3
0に供給される各パルス信号と、それに対応して駆動回
路31からステップモータ10に駆動パルスが供給され
る様子を示してある。時刻t1に第1のステップアング
ルを駆動するトリガ信号P0が出力される。これによっ
て、第1のステップアングルを駆動するサイクルがスタ
ートする。時刻t2に波形合成回路25からパルス幅T
1のパルス信号P1(1)が出力され、これに応じたパ
ルス幅の駆動パルスDP(1)がステップモータに供給
される。駆動パルスDP(1)が供給された後の時刻t
3前後からロータ13の回転・非回転を検出する。非回
転であると、時刻t4に波形合成回路25から出力され
たパルス幅T10のパルス信号P2に応じた実効電力の
大きな駆動パルスがステップモータに供給され、確実に
回転させる。次に、駆動コイル11に残留した磁場を消
去するために時刻t5に出力されたパルス信号P3に応
じて極性が反対の消磁パルスPEが出力される。
【0032】時刻t6のトリガ信号P0によって、第2
のステップアングルを駆動するサイクルがスタートす
る。時刻t7に波形合成回路25からパルス幅T1のパ
ルス信号P1(2)が出力され、これに応じたパルス幅
で極性が反対の駆動パルスDP(2)がステップモータ
に供給される。このケースでは、まず、第1のステップ
アングルと第2のステップアングルには同じパルス幅T
1の駆動パルスが供給される。第2のステップアングル
では、駆動パルスDP(2)を供給した時刻t8後にロ
ータの回転が検出され、パルス幅T1の駆動パルスでス
テップモータを正常に回転させることができた。従っ
て、時刻t9に出力されたパルス信号P2および時刻t
10に出力されたパルス信号P3に応じた駆動パルスお
よび消磁パルスはステップモータに供給されない。
【0033】時刻t11のトリガ信号によって、第1の
ステップアングルを駆動する次のサイクルが開始され
る。第1のステップアングルを駆動するサイクルでは、
前のサイクルでロータの回転が検出されず、パルス信号
P2に応じた実効電力の大きな駆動パルスが供給されて
いる。従って、時刻t12に、パルス幅がT1からT2
に広がったパルス信号P1(1)が波形合成回路25か
ら出力され、それに応じてパルス幅が広がった、すなわ
ち、実効電力が増加した駆動パルスがステップモータに
供給される。駆動パルスが終了した時刻t13におい
て、再びロータの回転が検出されないと、時刻t14に
パルス信号P2に応じた実効電力の大きな駆動パルスが
供給され、ロータを確実に回転させる。その後、時刻t
15に逆極性の消磁パルスが供給される。
【0034】時刻t16のトリガ信号によって、第2の
ステップアングルを駆動する次のサイクルが開始され
る。第2のステップアングルを駆動するサイクルでは、
前のサイクルで正常に回転しているので、時刻t17
に、前のサイクルと同じパルス幅T1のパルス信号P1
(2)が波形合成回路25から出力され、それに応じて
駆動パルスがステップモータに供給される。時刻t18
から再びロータが正常に回転したことが検出されると、
パルス信号P2およびP3に対応した駆動パルスおよび
消磁パルスは供給されない。
【0035】時刻t19のトリガ信号によって、第1の
ステップアングルを駆動する次のサイクルが開始され
る。第1のステップアングルを駆動するサイクルでは、
前のサイクルで駆動パルスDP(1)では回転できず、
パルス信号P2に対応したパルス幅が広く、実効電力の
大きな駆動パルスが供給されている。従って、時刻t2
0に、前のサイクルよりパルス幅がT2からT4に広が
ったパルス信号P1(1)が波形合成回路25から出力
され、それに応じてパルス幅の広がった駆動パルスがス
テップモータに供給される。この幅の広がった駆動パル
スによってロータが回転したことが時刻t21以降に検
出されたので、パルス信号P2およびP3に対応した駆
動パルスおよび消磁パルスはステップモータに供給され
ない。
【0036】時刻t22のトリガ信号によって、第2の
ステップアングルを駆動するC0+1回目のサイクルが
開始される。パルス幅T1のパルス信号P1(2)によ
ってC0回正常にロータが回転していることが確認され
ているので、時刻t23にパルス幅がT1からT3に狭
まったパルス信号P1(2)が波形合成回路25から出
力され、それに応じてパルス幅の狭まった、すなわち、
実効電力が減少した駆動パルスがステップモータに供給
される。その後、ロータの回転が確認されると、パルス
信号P2およびP3に対応した駆動パルスおよび消磁パ
ルスは供給されない。
【0037】このように、本例の制御装置および制御方
法を用いると、第1および第2のステップアングルに対
し、同じパルス幅T1のパルス信号P1で制御を開始し
ても、時間が経過すると、第1のステップアングルに対
してはパルス幅の広い、すなわち、実効電力の大きなパ
ルス信号P1が出力され、一方、第2のステップアング
ルに対してはパルス幅の狭い、すなわち、実効電力の小
さなパルス信号P1が出力される。従って、本例の制御
装置および制御方法においては、同じステップモータに
対して、回転するステップアングル、すなわち、回転を
開始する位置によって回転・非回転の状態が異なると、
異なった実効電力の駆動パルスが供給される。
【0038】ステップモータには、ステータとロータを
組み込むときの組立誤差や、ステータに対するロータの
偏心などの固体差、さらに、輪列などを介して駆動され
る機構の影響などによってロータの回転する位置によっ
てホールディングトルクやディテントトルクなどの諸条
件が異なるので、ある位置から次の位置に回転するステ
ップアングル毎に必要とされるエネルギーが異なること
が多い。このようなステップモータに対し、本例の制御
方法および制御装置においては、ステップアングルを全
て共通に取り扱うのではなく、個々のステップアングル
あるいはグループ化された複数のステップアングル毎に
最適で電力が最も低くなるような実効電力を備えた駆動
パルスを設定できる。これに対し、ステップモータの回
転を全て共通に取り扱うと、最もエネルギーが必要とさ
れるステップアングルに合わせて駆動パルスの実効電力
が設定されてしまう。例えば、図3に示したケースであ
ると、全ての駆動パルスのパルス幅が最も大きなパルス
幅T4に設定されてしまう。これに対し、本発明におい
ては、個々のステップに合わせて駆動パルスの実効電力
を設定できるので、低いエネルギーで駆動できるステッ
プアングルには低い実効電力の駆動パルスを用いること
ができ、ステップモータを駆動するために消費される電
力を軽減することができる。発明者らの測定結果による
と、上述した計時装置において、第1のステップアング
ルに対する駆動パルスと、第2のステップアングルに対
する駆動パルスを個別に取り扱うことによって、これら
のステップアングル全体に対し駆動パルスを共通に扱っ
た場合より5%程度の電力を削減できることが判った。
この測定結果は、精度の高い計時装置用のステップモー
タに本発明を適用した場合の効果であり、アクチュエー
タなどに用いられるステップモータに本発明を適用する
ことにより、さらに大幅な省電力化を期待できる。
【0039】なお、上記の例では、計時装置に好適な2
相のステップモータを例に本発明を説明しているが、3
相以上のステップモータに対しても本発明を同様に適用
できることはもちろんである。3相以上のステップモー
タに対し、各ステップアングルに対し最適な実効電力の
駆動パルスを設定できるようにしても良いし、あるい
は、各相をグループ化してそれぞれのグループに対し最
適な実効電力の駆動パルスを設定しても良いことは上述
した通りである。また、ステップモータの駆動方式は、
1相励磁に限らず、2相励磁あるいは1−2相励磁であ
っても、所定の位置から次の位置に回転する駆動パルス
に対し本発明を適用することによってモータを駆動する
ための消費電力を低減できる。さらに、本発明の制御方
法および制御装置によって制御されるステップモータは
PMタイプに限定されないことはもちろんであり、VR
型あるいはハイブリッド型などのステップモータに対し
ても本発明を適用できる。
【0040】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明は、ステ
ップモータに供給される駆動パルスの実効電力を、ステ
ップモータの回転位置毎に設定できるようにして、それ
ぞれの回転位置に適した最小限の実効電力の駆動パルス
によってステップモータを駆動できるようにしている。
従って、本発明により、ステップモータを駆動するため
に消費される電力を最小限に止めることができ、近年、
小型化、多機能化している携帯型機器に好適なステップ
モータの制御方法および制御装置を提供できる。例え
ば、電子腕時計などの携帯型機器においては、多機能化
によって消費電力が増加し、その一方で、小型化および
太陽電池などの発電装置を内蔵することによって電池の
交換をなくせるようにしている。本発明の制御方法およ
び制御装置を適用することによって、発電量の少ない電
源を用いた装置であっても低消費電力で計時を確実に行
うことが可能なので、上記のような電子腕時計などに搭
載された多様な機能を有効に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御装置を格納した計時装置の概略構
成を示す図である。
【図2】図1に示した制御装置の制御フローを示すフロ
ーチャートである。
【図3】図1に示した制御装置からステップモータに供
給される駆動パルスが変化する様子を示すタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
1・・計時装置 10・・ステップモータ 11・・駆動コイル 12・・ステータ 13・・ロータ 20・・制御装置 21・・水晶振動子 22・・発振回路 23・・分周回路 25・・波形合成回路 26・・設定回路 30・・制御回路 31・・駆動回路 39・・回転・非回転の検出回路 50・・輪列 61・・秒針 62・・分針 63・・時針
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02P 8/02 H02P 8/00 305C

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石からなるロータと、磁力を発生
    する駆動コイルと、前記駆動コイルによって励磁される
    ステータとを有するステップモータの制御方法におい
    て、前記ロータを第1の位置から回転させるために、第
    1の実効電力を備えた駆動パルスを供給し、前記第1の
    実効電力を備えた駆動パルスを供給したときの前記ロー
    タの回転・非回転によって前記第1の実効電力を減少・
    増加するステップと、前記ロータを第2の位置から回転
    させるために、第2の実効電力を備えた駆動パルスを供
    給し、前記第2の実効電力を備えた前記駆動パルスを供
    給したときの前記ロータの回転・非回転によって前記第
    2の実効電力を減少・増加するステップと、前記第1の
    実効電力を備えた駆動パルスによって前記ロータが回転
    することを所定の回数だけ確認した後に前記第1の実効
    電力を減少し、前記第2の実効電力を備えた駆動パルス
    によって前記ロータが回転することを所定の回数だけ確
    認した後に前記第2の実効電力を減少することを特徴と
    するステップモータの制御方法。
  2. 【請求項2】 永久磁石からなるロータと、磁力を発生
    する駆動コイルと、前記駆動コイルによって励磁される
    ステータとを有するステップモータの制御装置におい
    て、 前記ステップモータに駆動パルスを供給する駆動
    手段と、前記ロータを第1の位置から回転するときに、
    第1の実効電力を備えた駆動パルスを生成する第1のパ
    ルス信号を出力する第1のパルス出力手段と、前記ロー
    タを第2の位置から回転するときに、第2の実効電力を
    備えた駆動パルスを生成する第2のパルス信号を出力す
    る第2のパルス出力手段と、前記第1の実効電力を備え
    た駆動パルスを供給したときの前記ロータの回転・非回
    転によって前記第1の実効電力を減少・増加し、前記第
    2の実効電力を備えた駆動パルスを供給したときの前記
    ロータの回転・非回転によって前記第2の実効電力を減
    少・増加する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記
    第1および第2の実効電力を備えた駆動パルスによって
    前記ロータが回転することを前記第1および第2の実効
    電力毎に所定回数だけ確認した後に前記第1および第2
    の実効電力をそれぞれ減少することを特徴とするステッ
    プモータの制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、パルス幅の異なる複
    数の信号を出力可能なパルス信号生成手段を有し、前記
    第1および第2のパルス出力手段は、前記第1および第
    2の実効電力の増減によって前記パルス信号生成手段か
    らパルス幅の異なる前記第1および第2のパルス信号を
    それぞれ選択して出力することを特徴とするステップモ
    ータの制御装置。
  4. 【請求項4】 永久磁石からなるロータと、磁力を発生
    する駆動コイルと、前記駆動コイルによって励磁される
    ステータとを有するステップモータに駆動パルスを供給
    して時計針を運針する駆動手段と、一定の時間間隔で時
    間信号を出力する基準信号発生手段と、第1の前記時間
    信号により前記ステップモータに第1の実効電力を備え
    た駆動パルスを供給する第1のパルス信号を出力する第
    1のパルス出力手段と、第2の前記時間信号により前記
    ステップモータに第2の実効電力を備えた駆動パルスを
    供給する第2のパルス信号を出力する第2のパルス出力
    手段と、前記第1の実効電力を備えた駆動パルスを供給
    したときの前記ロータの回転・非回転によって前記第1
    の実効電力を減少・増加し、前記第2の実効電力を備え
    た駆動パルスを供給したときの前記ロータの回転・非回
    転によって前記第2の実効電力を減少・増加する制御手
    段とを有すること特徴とする計時装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記制御手段は、前
    記第1および第2の実効電力を備えた前記駆動パルスに
    よって前記ロータが回転することを前記第1および第2
    の実効電力毎に所定の回数だけ確認した後に前記第1お
    よび第2の実効電力をそれぞれ減少することを特徴とす
    る計時装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5において、前記
    ロータの回転方向を規定するために、前記ステータ内周
    には、内ノッチが設けられていることを特徴とする計時
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記ステータには、
    磁気飽和部が設けられていることを特徴とする計時装
    置。
JP2000294336A 2000-09-27 2000-09-27 ステップモータの制御方法、制御装置および計時装置 Pending JP2001157495A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000294336A JP2001157495A (ja) 2000-09-27 2000-09-27 ステップモータの制御方法、制御装置および計時装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000294336A JP2001157495A (ja) 2000-09-27 2000-09-27 ステップモータの制御方法、制御装置および計時装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7372096A Division JPH09266696A (ja) 1996-03-28 1996-03-28 ステップモータの制御方法、制御装置および計時装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001157495A true JP2001157495A (ja) 2001-06-08

Family

ID=18776963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000294336A Pending JP2001157495A (ja) 2000-09-27 2000-09-27 ステップモータの制御方法、制御装置および計時装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001157495A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006280101A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Nidec Copal Corp ステッピングモータ及びそれを備えるファン
JP2009213221A (ja) * 2008-03-03 2009-09-17 Citizen Holdings Co Ltd ステップモータ
JP2013164374A (ja) * 2012-02-13 2013-08-22 Citizen Holdings Co Ltd 電子回路および電子時計

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006280101A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Nidec Copal Corp ステッピングモータ及びそれを備えるファン
JP2009213221A (ja) * 2008-03-03 2009-09-17 Citizen Holdings Co Ltd ステップモータ
JP2013164374A (ja) * 2012-02-13 2013-08-22 Citizen Holdings Co Ltd 電子回路および電子時計

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3757421B2 (ja) 電子機器
JP3551861B2 (ja) 計時装置及びその制御方法
EP1115044B1 (en) Time keeping apparatus and method for controlling the same
US6327225B1 (en) Electronic unit, and control method for electronic unit
JPH10225185A (ja) ステッピングモーターの制御装置、その制御方法および計時装置
JP2013148571A (ja) ステッピングモータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計
US20110188352A1 (en) Stepping motor control circuit and analogue electronic watch
JPS649597B2 (ja)
JP3661264B2 (ja) 計時用ステップモータの制御方法、制御装置および計時装置
JP2004096993A (ja) 電子機器及び電子機器の制御方法
JP3601315B2 (ja) ステップモータの制御装置、制御方法および計時装置
JP3485113B2 (ja) ステップモータの制御方法、制御装置および計時装置
JP2001157495A (ja) ステップモータの制御方法、制御装置および計時装置
JP3653881B2 (ja) ステッピングモータの制御方法
JP3653883B2 (ja) ステッピングモータの制御装置および計時装置
EP1117016B1 (en) Electronic apparatus and method of controlling electronic apparatus
JP4259687B2 (ja) ステッピングモータを制御する方法及び装置
JP7126315B2 (ja) ステップモータ駆動装置
US20200264561A1 (en) Timepiece movement and timepiece
JP3653850B2 (ja) ステップモータの駆動装置、その制御方法および計時装置
JPH09266696A (ja) ステップモータの制御方法、制御装置および計時装置
JPS605915B2 (ja) 電気時計の駆動装置
JP6134487B2 (ja) ステッピングモータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計
JPH10174494A (ja) ステッピングモータの制御方法、制御装置および計時装置
JP2001333597A (ja) ステップモータの制御装置、制御方法および計時装置