JP2001156445A - フレキシブルビルドアップ多層プリント配線板の製造方法 - Google Patents

フレキシブルビルドアップ多層プリント配線板の製造方法

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JP2001156445A
JP2001156445A JP33511599A JP33511599A JP2001156445A JP 2001156445 A JP2001156445 A JP 2001156445A JP 33511599 A JP33511599 A JP 33511599A JP 33511599 A JP33511599 A JP 33511599A JP 2001156445 A JP2001156445 A JP 2001156445A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内層樹脂上にビルドアップ樹脂層を形成する際
に、塗布されるビルドアップ樹脂がケーブル部に流下す
るおそれがない。 【解決手段】ベースフイルム11上に回路パターン12
aと、ケーブル部17aを構成する配線パターン12b
が設けられており、回路パターン12aおよび配線パタ
ーン12bがそれぞれフィルムカバーレイ13にて覆わ
れたフレキシブルプリント配線板17を準備する。準備
されたフレキシブルプリント配線板17のケーブル部1
7a以外の部分に、多層積層樹脂14を介してガラスエ
ポキシ基材15を積層する。その後、ガラスエポキシ基
材15上に内層回路パターン16aを形成するととも
に、ガラスエポキシ基材15におけるケーブル部17a
に近接した側縁部に沿ってダミーパターン16bを設け
る。そして、ガラスエポキシ基材15上にビルドアップ
樹脂を塗布してビルドアップ樹脂層18を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブルビル
ドアップ多層プリント配線板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフレキシブルビルドアップ多層プ
リント配線板の製造方法一例における製造工程を、図9
(a)〜(c)にそれぞれ示す。製造されるフレキシブ
ルビルドアップ多層プリント配線板は、4層のフレック
スリジッドプリント配線板をコア材として、フレックス
リジッドプリント配線板の両面に1層のビルドアップ層
がそれぞれ設けられた6層構造になっている。
【0003】フレックスリジッドプリント配線板は、図
9(a)に示すように、両面FPC(フレキシブルプリ
ント配線板)37を基材としている。両面FPC37
は、帯状をしたフレキシブルなベースフィルム31と、
このベースフィルム31の両面に積層された導体層を所
定のパターンに形成された回路パターン32aおよび配
線パターン32bと、ベースフィルム31の各面に設け
られた回路パターン32aおよび配線パターン32bを
それぞれ覆うフィルムカバーレイ33とを有している。
【0004】ベースフィルム31の中央部を除く各側部
のそれぞれの表面には、所定のパターンに形成された回
路パターン32aがそれぞれ設けられており、また、ベ
ースフイルム31の中央部には、ベースフィルム31の
各表面におけるそれぞれの側部上に設けられた回路パタ
ーン32a同士を電気的に接続する配線パターン32b
がそれぞれ設けられており、各配線パターン32bが設
けられた両面FPC37の中央部が、ケーブル部37a
になっている。各回路パターン32aおよび配線パター
ン32bを覆うフィルムカバーレイ33は、ポリイミド
フィルム等によって構成されている。
【0005】基材である両面FPC37の各フィルムカ
バーレイ33には、まず、接着剤層としての多層積層樹
脂34を介して、内層樹脂としてのガラスエポキシ基材
35がそれぞれ多層積層される。多層接着剤層34およ
び各ガラスエポキシ基材35は、それぞれ、両面FPC
37におけるケーブル部37a以外の部分に積層されて
おり、両面FPC37における中央部のケーブル部37
aが露出した状態になっている。
【0006】各ガラスエポキシ基材35が両面FPC3
7にそれぞれ積層されると、各ガラスエポキシ基材35
の表面に、導体層がそれぞれ積層されて、フォトエッチ
ング法等によって、所定の内層回路パターン36aとさ
れる。
【0007】このような状態になると、図9(b)に示
すように、内層回路パターン36aがそれぞれ設けられ
た各ガラスエポキシ基材35に、ビルドアップ樹脂層3
8がそれぞれ積層される。ビルドアップ樹脂層38は、
ラミネート、印刷、カーテンコーティング等の各種方法
によって、各ガラスエポキシ基材35上にビルドアップ
樹脂をそれぞれ塗布して形成される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この場合、各ガラスエ
ポキシ基材35上に塗布されるビルドアップ樹脂は、各
ガラスエポキシ基材35の表面から、両面FPC37の
ケーブル部37aに流下するおそれがある。ガラスエポ
キシ基材35上に塗布されたビルドアップ樹脂がケーブ
ル部37aに流下すると、図9(b)に示すように、ビ
ルドアップ樹脂層38は、各ガラスエポキシ基材35の
表面におけるケーブル部37aに近接した側縁部上にお
ける厚さが薄くなるおそれがある。
【0009】各ガラスエポキシ基材35上にビルドアッ
プ樹脂層38が積層されると、ケーブル部37a上の不
要なビルドアップ樹脂が除去された後に、図9(c)に
示すように、ビルドアップ樹脂層38の表面に導体層が
それぞれ積層されて、フォトエッチング処理によって所
定の形状にパターニングされて、内層回路パターン39
が、それぞれ、形成される。これにより、フレキシブル
ビルドアップ多層プリント配線板が得られる。
【0010】この場合、前述したように、ケーブル部3
7aに近接した各ガラスエポキシ基材35の側縁部上の
ビルドアップ樹脂層38が薄くなっていると、その薄く
なった部分に形成される回路パターン39が欠けたり、
断線するおそれがある。
【0011】また、ビルドアップ樹脂層38上に形成さ
れる回路パターン39を、導体層として銅メッキ層を形
成した後に、銅メッキ層をエッチング処理することによ
って形成することもある。この場合には、ビルドアップ
樹脂層38と銅メッキ層との密着性を改善するために、
銅メッキ層を積層する前に、ビルドアップ樹脂層38
が、過マンガン酸液等の強アルカリ性の処理液によって
粗化処理される。しかしながら、ケーブル部17aに
は、耐アルカリ性でないポリイミドフィルム製のフィル
ムカバーレイ33が露出した状態になっているために、
図10(a)に示すように、このフィルムカバーレイ3
3も処理液にて処理されて、溶解するおそれがある。こ
れにより、フィルムカバーレイ33の厚さが減少した
り、フィルムカバーレイ33にピンホールが発生するお
それがある。
【0012】さらに、このような状態で、図10(b)
に示すように、各ビルドアップ樹脂層38上からケーブ
ル部37a上にわたってメッキ処理によって銅メッキ層
41を形成すると、プラスチックフイルムであるポリイ
ミド製のフィルムカバーレイ33の表面に銅メッキが、
密着強度をほとんど持たない状態で析出されることにな
る。このように、フィルムカバーレイ33の表面に付着
した銅メッキ層は、銅メッキ液内、あるいはその後の加
工工程において、容易にフィルムカバーレイ33から剥
離して脱落するために、銅メッキ液の汚染、エッチング
不良等を招来するおそれがある。
【0013】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、ビルドアップ樹脂層を確実に所定
の厚さに形成することができ、しかも、FPCのケーブ
ル部の柔軟性を損なうおそれのないフレキシブルビルド
アップ多層プリント配線板の製造方法を提供することに
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のフレキシブルビ
ルドアップ多層プリント配線板の製造方法は、ベースフ
イルム上に回路パターンと、ケーブル部を構成する配線
パターンとが設けられており、回路パターンおよび配線
パターンがそれぞれフィルムカバーレイにて覆われたフ
レキシブルプリント配線板を準備する工程と、該フレキ
シブルプリント配線板のケーブル部以外の部分に、接着
剤層を介して内層樹脂を積層する工程と、該内層樹脂上
に内層回路パターンを形成するとともに、該内層樹脂に
おけるケーブル部に近接した側縁部に沿ってダミーパタ
ーンを設ける工程と、該内層樹脂上に、ビルドアップ樹
脂を塗布してビルドアップ樹脂層を形成する工程と、該
ビルドアップ樹脂層上に外層回路パターンを形成する工
程と、を包含することを特徴とする。
【0015】前記ダミーパターンは、導体をエッチング
して形成されている。
【0016】前記ダミーパターンは、ソルダーレジスト
にて形成されている。
【0017】前記ダミーパターンは、印刷レジストにて
形成されている。
【0018】前記ダミーパターンは、前記導体上にソル
ダーレジストまたは印刷レジストが積層されている。
【0019】前記ダミーパターンは、ソルダーレジスト
と印刷レジストとの組み合わせによって形成されてい
る。
【0020】前記フレキシブルプリント配線板のケーブ
ル部は、接着剤層にて覆われている。
【0021】前記ケーブル部を覆う接着剤層は、フレキ
シブルプリント配線板と内層樹脂との間に設けられた接
着剤層よりも薄くなっている。
【0022】前記内層回路パターンおよびダミーパター
ンが銅メッキによってそれぞれ構成されており、前記フ
レキシブルプリント配線板のケーブル部を覆う接着剤層
が、該内層回路パターンおよびダミーパターンを形成す
る際に形成される銅メッキ層にて覆われている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1(a)〜(c)は、それぞ
れ、本発明のフレキシブルビルドアップ多層プリント配
線板の製造方法の一例における実施工程を示す断面図で
ある。製造されるフレキシブルビルドアップ多層プリン
ト配線板は、4層のフレックスリジッドプリント配線板
をコア材として、フレックスリジッドプリント配線板の
両面に1層のビルドアップ層がそれぞれ設けられた6層
構造になっている。
【0024】フレックスリジッドプリント配線板は、両
面FPC(フレキシブルプリント配線板)17を基材と
している。両面FPC17は、帯状をしたフレキシブル
なベースフィルム11と、このベースフィルム11の両
面にそれぞれ積層された導体層を所定のパターンに形成
された回路パターン12aおよび配線パターン12b
と、ベースフィルム11の各面に設けられた回路パター
ン12aおよび配線パターン12bをそれぞれ覆うフィ
ルムカバーレイ13とを有している。
【0025】ベースフィルム11の中央部を除く各側部
のそれぞれの表面には、所定のパターンに形成された回
路パターン12aがそれぞれ設けられており、また、ベ
ースフイルム11の中央部には、ベースフィルム11の
各表面におけるそれぞれの側部上に設けられた回路パタ
ーン12a同士を電気的に接続する配線パターン12b
がそれぞれ設けられている。そして、各配線パターン1
2bが設けられた両面FPC17の中央部が、ケーブル
部17aになっている。各回路パターン12aおよび配
線パターン12bを覆うフィルムカバーレイ13は、ポ
リイミドフィルム等によって構成されている。
【0026】本発明方法では、まず、基材である両面F
PC17の各フィルムカバーレイ13に、接着剤層とし
ての多層接着剤層14を介して、内層樹脂としてのガラ
スエポキシ基材15をそれぞれ多層積層する。多層接着
剤層14は、両面FPC17におけるケーブル部17a
以外の部分に積層されるようになっており、また、各ガ
ラスエポキシ基材15は、フィルムカバーレイ13上に
積層する前に、予め金型打ち抜き等によって、ケーブル
部17aに対応した中央部がそれぞれくり貫き加工され
ている。従って、両面FPC17は、各ガラスエポキシ
基材15がそれぞれ積層されることによって、中央部の
ケーブル部17aが露出した状態になる。
【0027】各ガラスエポキシ基材15が両面FPC1
7にそれぞれ積層されると、各ガラスエポキシ基材15
の表面に、内層側の導体層がそれぞれ積層される。そし
て、積層された導体層が、フォトエッチング法等によっ
て、所定の形状にパターニングされることにより、内層
回路パターン16aが形成される。このとき、各導体層
16を所定形状の回路パターン16aにエッチングする
際に、図2〜図4に示すように、各ガラスエポキシ基材
15の間に露出した両面FPC17のケーブル部17a
に近接する各ガラスエポキシ基材15の表面に、ケーブ
ル部17aの幅方向に沿うように、ダミーパターン16
bがそれぞれ形成される。なお、図2および図3では、
各ガラスエポキシ基材15の表面に形成される回路パタ
ーン16aをそれぞれ省略している。
【0028】このような状態になると、図1(b)に示
すように、回路パターン16aおよびダミーパターン1
6bがそれぞれ設けられた各ガラスエポキシ基材15
に、フォトビア樹脂、レーザービア樹脂等によって構成
されたビルドアップ樹脂層18がそれぞれ積層される。
ビルドアップ樹脂層18は、ラミネート、印刷、カーテ
ンコーティング等の各種方法によって、各ガラスエポキ
シ基材15上にビルドアップ樹脂をそれぞれ塗布するこ
とにより形成される。
【0029】この場合、各ガラスエポキシ基材15上に
塗布されるビルドアップ樹脂は、各ガラスエポキシ基材
15の表面において、両面FPC17のケーブル部17
aに近接した側縁部上に両面FPC17の幅方向に沿っ
て設けられた各ダミーパターン16bによって、各ガラ
スエポキシ基材15のコーナー部からケーブル部17a
に流下する量が抑制される。これにより、ケーブル部1
7aに近接した各ガラスエポキシ基材15の表面部分に
積層されるビルドアップ樹脂層18が薄くなるおそれが
ない。
【0030】このようにして、ビルドアップ樹脂層18
が積層されると、ケーブル部17a上の不要なビルドア
ップ樹脂が除去された後に、図1(c)に示すように、
ビルドアップ樹脂層18の表面に導体層がそれぞれ積層
されて、積層された導体層がフォトエッチング処理によ
って、所定の形状にパターニングされて外層回路パター
ン19がそれぞれ形成される。これにより、フレキシブ
ルビルドアップ多層プリント配線板が得られる。
【0031】この場合、各ガラスエポキシ基材15上に
積層された各ビルドアップ樹脂層18は、ケーブル部1
7aの近傍部分において薄くなることなく、所定の厚さ
になってるために、ケーブル部17a近傍に回路パター
ン19を形成するために導体層に所定のパターンを露光
しても、明確にパターンが形成される。従って、その後
のエッチング処理によって、外層回路パターン19を形
成しても、形成される外層回路パターン19に欠けや断
線が発生するおそれがない。
【0032】なお、上記実施の形態では、ガラスエポキ
シ基材15上に形成されるダミーパターン16bを、ガ
ラスエポキシ基材15上に積層された導体層をエッチン
グ処理することによって形成する構成であったが、この
ような構成に限らず、例えば、図5(a)に示すよう
に、ダミーパターン16bをソルダーレジストによって
形成する構成、図5(b)に示すように、ダミーパター
ン16bをシンボル印刷等のレジスト印刷によって形成
する構成、図5(c)に示すように、ダミーパターン1
6bを導体16c上にソルダーレジスト16dを積層し
て形成する構成、図5(d)に示すように、ダミーパタ
ーン16bを導体16c上にシンボル印刷等のレジスト
印刷16eを積層して形成する構成、図5(e)に示す
ように、ダミーパターン16bをソルダーレジスト16
d上にシンボル印刷等のレジスト印刷を積層して形成す
る構成、図5(f)に示すように、ダミーパターン16
bを、導体16cと、この導体16cに対してケーブル
部17aに近接したガラスエポキシ基材15の角部側に
沿って配置されたソルダーレジスト16dとによって形
成する構成、図5(g)に示すように、ダミーパターン
16bを、導体16cと、この導体16cに対してケー
ブル部17aに近接したガラスエポキシ基材15の側縁
側に沿って配置されたシンボル印刷等のレジスト印刷1
6eとによって形成する構成等としてもよい。
【0033】図6は、それぞれ、本発明のフレキシブル
ビルドアップ多層プリント配線板の製造方法の他の例に
おける実施の工程を示す断面図である。本例では、基材
である両面FPC17の各フィルムカバーレイ13に
は、接着剤層としての多層接着剤層14を、それぞれ、
全面にわたって積層する。そして、予め金型打ち抜き等
によって、ケーブル部17aに対応した中央部がそれぞ
れくり貫き加工された各ガラスエポキシ基材15を、各
多層接着剤層14を介して、両面FPC17上に積層す
る。
【0034】その後、図6(a)に示すように、各ガラ
スエポキシ樹脂15上からケーブル部17a上に設けら
れた多層積層樹脂14上にわたって銅メッキ処理して、
IHV(インナーバイアホール)の導通のための銅メッ
キ層21を形成する。銅メッキ層21は、両面FPC1
7のケーブル部17aに設けられた多層積層樹脂14上
に密着した状態になる。
【0035】その後、エッチング処理によって、図6
(b)に示すように、ケーブル部17a上の銅メッキ層
21を除去するとともに、各ガラスエポキシ樹脂層15
上の銅メッキ層21を所定の形状にパターニングして、
銅メッキ製の内層パターン回路16aおよびダミーパタ
ーン16bをそれぞれ形成する。そして、内層回路パタ
ーン16aおよびダミーパターン16bが形成された各
ガラスエポキシ基材15に、ビルドアップ樹脂を塗布し
てビルドアップ樹脂層18を積層する。
【0036】この場合も、各ガラスエポキシ基材15に
塗布されるビルドアップ樹脂は、ダミーパターン16b
によって、ケーブル部17a上に流下する量が抑制さ
れ、積層されるビルドアップ樹脂18が、ケーブル部1
7aに近接した側縁部において薄くなるおそれがない。
【0037】図6(c)に示すように、各ガラスエポキ
シ基材15上にビルドアップ樹脂層18が積層される
と、ビルドアップ樹脂層18の表面が、過マンガン液等
の強アルカリ性の処理液にて粗化処理される。この場合
には、ケーブル部17a上には多層積層樹脂14が積層
されてケーブル部が多層積層樹脂14にて覆われた状態
になっているために、強アルカリ液によって、ケーブル
部17aにおけるポリイミドフィルムによって形成され
たフィルムカバーレイ13が溶解するおそれがなく、従
って、フィルムカバーレイ13の厚みが減少したり、フ
ィルムカバーレイ13にピンホールが発生するおそれが
ない。
【0038】ビルドアップ樹脂層18が強アルカリ性の
処理液によって粗化処理されると、図6(d)に示すよ
うに、各ビルドアップ樹脂層18上からケーブル部17
a上に設けられた多層積層樹脂14上にわたって銅メッ
キ処理されて、IHV(インナーバイアホール)の導通
のための銅メッキ層22を形成する。銅メッキ層22
は、両面FPC17のケーブル部17aに設けられた多
層積層樹脂14上に密着した状態になる。
【0039】この場合には、フィルムカバーレイ13が
多層積層樹脂14によって覆われているために、フィル
ムカバーレイ13の表面に、銅が、直接、析出するおそ
れがなく、従って、銅メッキ液内、またはその後の加工
工程において、銅メッキの破片等が脱落するおそれがな
い。
【0040】その後、エッチング処理によって、図6
(e)に示すように、ケーブル部17a上の銅メッキ層
22を除去するとともに、各ビルドアップ樹脂層18上
の銅メッキ層22を所定の形状にパターニングして、銅
メッキ製の外層パターン回路19をそれぞれ形成する。
これにより、フレキシブルビルドアップ多層プリント配
線板が得られる。
【0041】この場合、ケーブル部17a上の銅メッキ
層22部分の厚さが、各ビルドアップ樹脂層18上に設
けられた銅メッキ層22部分と同一の厚さになっている
ために、各ビルドアップ樹脂層18上の銅メッキ層22
をパターニングする際のエッチング処理と同時にケーブ
ル部17a上の銅メッキ層22部分を除去することがで
きる。従って、ケーブル部17a上の銅メッキ層22を
除去するためのエッチング処理を特に実施する必要がな
い。
【0042】なお、ケーブル部17aに積層される多層
積層樹脂14としては、例えば、ガラスクロス等の心材
のない変性エポキシ樹脂が使用されており、従って、多
層積層樹脂14が完全に熱硬化した後も、柔軟性を有し
ている。従って、多層積層樹脂14によってケーブル部
17aの柔軟性が損なわれるおそれがない。
【0043】両面FRP17のケーブル部17aは、例
えば、図7(a)に示すように、基材である両面FPC
(フレキシブルプリント配線板)17に設けられたフィ
ルムカバーレイ13に予め設ける構成としてもよい。
【0044】フィルムカバーレイ13は、ポリイミドフ
ィルムの両面に接着剤樹脂層をそれぞれコーティングし
て構成されている。フィルムカバーレイ13におけるベ
ースフィルム11に対向する表面にコーティングされた
接着剤樹脂層の厚さは、通常のフィルムカバーレイ13
の接着剤樹脂層のコーティング厚さと同様に、20〜5
0μm程度になっているのに対して、反対側の表面に設
けられた接着剤樹脂層13aの厚さは、ケーブル部17
aの柔軟性を損なわないように、5〜15μm程度に薄
く構成されている。
【0045】このような両面FPC17を使用する場合
も、図6に示すフレキシブルビルドアップ多層プリント
配線板の製造方法と同様の工程によって、両面FPC1
7の各側部上に、多層積層樹脂14およびガラスエポキ
シ基材15をそれぞれ積層して、強アルカリ性の処理液
によって各ガラスエポキシ基材15の表面を粗化処理す
る。この場合、両面FPC17のケーブル部17aの表
面には、フィルムカバーレイ13における薄層の接着剤
樹脂層13aが露出しており、その接着剤樹脂層13a
が処理液に対する保護層として機能する。
【0046】その後、銅メッキ処理およびエッチング処
理によって、各ガラスエポキシ基材15上に、内層回路
パターン16aおよびダミーパターン16bをそれぞれ
形成して、各ガラスエポキシ基材15上に、ビルドアッ
プ層18をそれぞれ設ける。これにより、図7(b)に
示す積層構造が得られる。
【0047】両面FRP17のケーブル部17aは、フ
ィルムカバーレイ13に設けられた接着剤樹脂層13a
の各側部上には、多層積層樹脂14がそれぞれ積層され
て、多層積層樹脂13aと一体化されている。従って、
ケーブル部17aに設けられた接着剤樹脂層13aは、
フィルムカバーレイ13とガラスエポキシ基材15との
間の接着剤樹脂層13aおよび接着剤多層積層樹脂14
の厚さよりも薄くなっており、ケーブル部17aの柔軟
性が確保されている。
【0048】図8(a)および(b)は、本発明のフレ
キシブルビルドアップ多層プリント配線板の製造方法の
実施状態の他の例をにおける各工程を示す断面図であ
る。この例でも、基材である両面FPC17の各フィル
ムカバーレイ13には、接着剤層としての多層接着剤層
14を、それぞれ、全面にわたって積層する。そして、
予め金型打ち抜き等によって、ケーブル部17aに対応
した中央部がそれぞれくり貫き加工された各ガラスエポ
キシ基材15を、各多層接着剤層14を介して、両面F
PC17上に積層する。
【0049】その後、図8(a)に示すように、各ガラ
スエポキシ基材15の表面からケーブル部17a上に積
層された多層積層樹脂14上にわたって、銅メッキ層2
1を形成する。銅メッキ層21としては、例えば、イン
ナーバイアホール(IVH)に設けられる銅メッキと同
様の銅メッキが使用される。そして、各ガラスエポキシ
基材15上に設けられた銅メッキ層21をエッチング処
理して、内層回路パターン16aおよびダミーパターン
16bをそれぞれ形成する。この場合、ケーブル部17
a上の多層積層樹脂14上に設けられた銅メッキ層21
は除去されることなく、そのまま残される。
【0050】その後、図8(b)に示すように、内層回
路パターン16aおよびダミーパターン16bが形成さ
れた各ガラスエポキシ基材15に、ビルドアップ樹脂を
塗布してビルドアップ樹脂層18を積層する。この場合
も、ビルドアップ樹脂を各ガラスエポキシ基材15に塗
布しても、ビルドアップ樹脂は、ダミーパターン16b
によって、ケーブル部17a上に流下する量が抑制さ
れ、積層されるビルドアップ樹脂層18が、ケーブル部
17aに近接した側縁部において薄くなるおそれがな
い。
【0051】各ガラスエポキシ基材15上にビルドアッ
プ樹脂層18が積層されると、ビルドアップ樹脂層18
の表面を、過マンガン液等の強アルカリ性の処理液にて
粗化処理する。この場合には、ケーブル部17a上には
多層積層樹脂14を介して銅メッキ層21が積層され
て、ケーブル部17aが銅メッキ層21にて覆われた状
態になっているために、強アルカリ液によって、ケーブ
ル部17aにおけるポリイミドフィルムによって形成さ
れたフィルムカバーレイ13が溶解するおそれがなく、
従って、フィルムカバーレイ13の厚みが減少したり、
ピンホールが発生するおそれがない。
【0052】ビルドアップ樹脂層18が強アルカリ性の
処理液によって粗化処理されると、各ビルドアップ樹脂
層18上およびケーブル部17aにおける多層積層樹脂
14上に銅メッキ処理によって銅メッキ層を形成する。
そして、エッチング処理によって、ケーブル部17a上
の銅メッキ層を除去するとともに、ビルドアップ樹脂層
18上の銅メッキ層を所定形状にパターニングして銅メ
ッキの外層パターン回路19を形成する。これにより、
フレキシブルビルドアップ多層プリント配線板が得られ
る。
【0053】
【発明の効果】本発明のフレキシブルビルドアップ多層
プリント配線板の製造方法は、このように、内層樹脂上
にビルドアップ樹脂層を積層する際に、ビルドアップ樹
脂がケーブル部に流下するおそれがなく、従って、ビル
ドアップ樹脂層を全体にわたって所定の厚さに形成する
ことができる。また、ケーブル部が適当な保護層によっ
て覆われていることによって、回路パターンをメッキ層
によって構成する前工程において、内層樹脂を粗化処理
する場合にも、ケーブル部が処理液によって損なわれる
おそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は、それぞれ、本発明のフレキ
シブルビルドアップ多層プリント配線板の製造方法の実
施の形態の一例における各工程を示す断面図である。
【図2】図1(a)に示す積層体の平面図である。
【図3】その斜視図である。
【図4】その要部を拡大して示す断面図である。
【図5】(a)〜(g)は、それぞれ、ダミーパターン
の他の例を示す断面図である。
【図6】(a)〜(e)は、それぞれ、本発明のフレキ
シブルビルドアップ多層プリント配線板の製造方法の実
施の形態の他の例における各工程を示す断面図である。
【図7】(a)および(b)は、それぞれ、本発明のフ
レキシブルビルドアップ多層プリント配線板の製造方法
の実施の形態のさらに他の例における各工程を示す断面
図である。
【図8】(a)および(b)は、それぞれ、本発明のフ
レキシブルビルドアップ多層プリント配線板の製造方法
の実施の形態のさらに他の例における各工程を示す断面
図である。
【図9】(a)〜(c)は、それぞれ、従来のフレキシ
ブルビルドアップ多層プリント配線板の製造方法の一例
における各工程を示す断面図である。
【図10】(a)および(b)は、それぞれ、従来のフ
レキシブルビルドアップ多層プリント配線板の製造方法
の一例における各工程を示す断面図である。
【符号の説明】
11 ベースフィルム 12a 回路パターン 12b 配線パターン 13 フィルムカバーレイ 14 多層積層樹脂 15 ガラスエポキシ基材 16a 内層回路パターン 16b ダミーパターン 17 両面FPC 17a ケーブル部 18 ビルドアップ樹脂層 19 外層回路パターン 21 銅メッキ内層 22 銅メッキ外層

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースフイルム上に回路パターンと、ケ
    ーブル部を構成する配線パターンとが設けられており、
    回路パターンおよび配線パターンがそれぞれフィルムカ
    バーレイにて覆われたフレキシブルプリント配線板を準
    備する工程と、 該フレキシブルプリント配線板のケーブル部以外の部分
    に、接着剤層を介して内層樹脂を積層する工程と、 該内層樹脂上に内層回路パターンを形成するとともに、
    該内層樹脂におけるケーブル部に近接した側縁部に沿っ
    てダミーパターンを設ける工程と、 該内層樹脂上に、ビルドアップ樹脂を塗布してビルドア
    ップ樹脂層を形成する工程と、 該ビルドアップ樹脂層上に外層回路パターンを形成する
    工程と、 を包含することを特徴とするフレキシブルビルドアップ
    多層プリント配線板の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ダミーパターンは、導体をエッチン
    グして形成されている請求項1に記載のフレキシブルビ
    ルドアップ多層プリント配線板の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記ダミーパターンは、ソルダーレジス
    トにて形成されている請求項1に記載のフレキシブルビ
    ルドアップ多層プリント配線板の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記ダミーパターンは、印刷レジストに
    て形成されている請求項1に記載のフレキシブルビルド
    アップ多層プリント配線板の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記ダミーパターンは、前記導体上にソ
    ルダーレジストまたは印刷レジストが積層されている請
    求項2に記載のフレキシブルビルドアップ多層プリント
    配線板の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記ダミーパターンは、ソルダーレジス
    トと印刷レジストとの組み合わせによって形成されてい
    る請求項1に記載のフレキシブルビルドアップ多層プリ
    ント配線板の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記フレキシブルプリント配線板のケー
    ブル部は、接着剤層にて覆われている請求項1に記載の
    フレキシブルビルドアップ多層プリント配線板の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 前記ケーブル部を覆う接着剤層は、フレ
    キシブルプリント配線板と内層樹脂との間に設けられた
    接着剤層よりも薄くなっている請求項7に記載のフレキ
    シブルビルドアップ多層プリント配線板の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記内層回路パターンおよびダミーパタ
    ーンが銅メッキによってそれぞれ構成されており、前記
    フレキシブルプリント配線板のケーブル部を覆う接着剤
    層が、該内層回路パターンおよびダミーパターンを形成
    する際に形成される銅メッキ層にて覆われている請求項
    1に記載のフレキシブルビルドアップ多層プリント配線
    板の製造方法。
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