JP2001156166A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2001156166A JP33607199A JP33607199A JP2001156166A JP 2001156166 A JP2001156166 A JP 2001156166A JP 33607199 A JP33607199 A JP 33607199A JP 33607199 A JP33607199 A JP 33607199A JP 2001156166 A JP2001156166 A JP 2001156166A
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film
silicon nitride
locos
nitride film
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信明 徳重
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 素子分離領域の周辺に生じる応力を低減して
トランジスタのソース/ドレイン耐圧の歩留を向上させ
ることを目的とする。 【解決手段】 (a)SOI基板の表面半導体層上に、
第1酸化膜及び第1シリコン窒化膜を形成し、(b)該
第1シリコン窒化膜をパターニングし、得られた第1シ
リコン窒化膜を用いて第1LOCOS酸化を行い、前記
表面半導体層の素子分離領域となる領域に第1LOCO
S酸化膜を形成し、(c)該第1LOCOS酸化膜を選
択的に除去し、(d)前記第1シリコン窒化膜及び第1
酸化膜の側壁に第2シリコン窒化膜によるサイドウォー
ルスペーサを形成し、(e)前記第1シリコン窒化膜及
びサイドウォールスペーサを用いて第2LOCOS酸化
い、第1LOCOS酸化膜よりも薄い第2LOCOS酸
化膜を形成し、(f)前記第1及び第2シリコン窒化膜
を除去する半導体装置の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、SOI(silico
n on insulator又はsemiconductor on insulator)基板
に素子分離領域を形成する半導体装置の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、半導体装置を製造するための
基板として、SOI基板が用いられており、通常、この
SOI基板を構成する表面シリコン層に、表面シリコン
層を貫くように素子分離膜が形成されて、素子間の分離
が行われている。
【0003】例えば、特開平9−298195号公報に
は、図4(g)に示すようなSOI基板を用いた半導体
装置が記載されている。
【0004】この半導体装置は、シリコン基板21、埋
め込み絶縁膜22、表面シリコン層23からなるSOI
基板20における表面シリコン層22にNチャネルトラ
ンジスタ及びPチャネルトランジスタ形成のための活性
領域が形成されており、これらの活性領域は素子分離領
域により電気的に分離されている。また活性領域にはN
チャネルトランジスタ及びPチャネルトランジスタのソ
ース/ドレイン領域が形成されている。表面シリコン層
上には、ゲート絶縁膜を介してゲート電極が形成されて
おり、ゲート絶縁膜、ゲート電極及び素子分離領域上を
覆うようシリコン窒化膜及び層間絶縁膜が形成されてお
り、これらシリコン窒化膜、層間絶縁膜には、ソース/
ドレイン領域に至るスルーホールが形成され、上部配線
と接続可能となっている。
【0005】このような半導体装置は、以下のように形
成される。
【0006】まず、図4(a)に示したように、SOI
基板20の表面シリコン層23上に、シリコン窒化膜2
4を形成し、素子分離領域を形成する領域のシリコン窒
化膜24を選択的に除去し、このシリコン窒化膜24を
酸化マスクとして表面シリコン層23の表面を熱酸化
し、第1LOCOS酸化膜25を形成する。
【0007】その後、図4(b)に示したように、ウェ
ットエッチングにより、第1LOCOS酸化膜25を選
択的に除去することにより、表面シリコン層23の表面
に溝26を形成する。
【0008】次に、図4(c)に示したように、溝26
の側壁に、シリコン窒化膜27を選択的に付着させ、再
度熱酸化することにより、図4(d)に示したように、
溝26の底面に位置する表面シリコン層23を部分的に
酸化し、第2LOCOS酸化膜、つまり素子分離領域2
8を形成する。この酸化によって、溝26の底面に位置
する表面シリコン層23を完全に酸化するため、素子分
離領域28の底面は、埋め込み絶縁膜22の上面に接し
た状態となっている。この素子分離領域28の形成によ
り、表面シリコン層23が2つの活性領域に電気的に分
離される。その後、酸化マスクとして用いたシリコン窒
化膜24を選択的に除去し、活性領域の表面にゲート絶
縁膜29を形成する。
【0009】次いで、図4(e)に示したように、ゲー
ト絶縁膜29上に、P型又はN型の不純物を含む多結晶
シリコン膜を積層し、この多結晶シリコン膜をパターニ
ングすることにより、ゲート電極30をそれぞれ形成
し、図4(f)に示したように、活性領域内にイオン注
入することにより、ソース/ドレイン領域31をそれぞ
れ形成し、さらに表面全面にシリコン窒化膜32を積層
する。
【0010】その後、図4(g)に示したように、層間
絶縁膜33、スルーホール34をそれぞれ形成すること
により、上部配線と接続可能とする。
【0011】このように、従来の半導体装置は、表面シ
リコン層23に対し、2回のLOCOS酸化を行い、電
気的に互いに分離した活性領域を形成している。
【0012】このLOCOS酸化のうち、1回目のLO
COS酸化は、表面シリコン層23によって形成される
シリコンアイランドの上面と素子分離領域28の上面と
の高さを調整し、平坦化するために、予め素子分離領域
にある表面シリコン層23の膜厚を薄膜化する目的で行
われる。また、シリコンアイランドの上端部を丸い形に
して、寄生MOSの発生を抑制する目的もある。
【0013】2回目のLOCOS酸化では、溝26の側
壁にシリコン窒化膜27を酸化マスクとして付加的に形
成し、バーズビークの発生を抑制するとともに、酸化を
高温(〜1100℃)で行って応力の緩和を図る目的も
ある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記半導体装
置の製造方法においては、第1LOCOS酸化と第2L
OCOS酸化の各々の目的には触れられているが、それ
らの膜厚の組み合わせについて触れられていない。
【0015】また、第2LOCOS酸化は応力を緩和す
る目的もあるとされているが、応力の緩和と第2LOC
OS酸化膜の膜厚との関係は重大であり、第2LOCO
S酸化膜の膜厚が厚いと、周囲にかかる応力は大きくな
り、結果的に表面シリコン層に結晶欠陥を発生させ、得
られたトランジスタのリークの原因になるという問題が
ある。
【0016】本発明はこのような問題を解決するために
なされたものであり、素子分離領域の周辺に生じる応力
を低減してトランジスタのソース/ドレイン耐圧の歩留
を向上することができる半導体装置の製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、(a)
支持基板上に埋め込み絶縁膜を介して表面半導体層が形
成されてなるSOI基板の表面半導体層上に、第1酸化
膜及び第1シリコン窒化膜を形成し、(b)該第1シリ
コン窒化膜を所定の形状にパターニングし、得られた第
1シリコン窒化膜をマスクとして用いて第1LOCOS
酸化を行うことにより、前記表面半導体層の素子分離領
域となる領域に第1LOCOS酸化膜を形成し、(c)
該第1LOCOS酸化膜を選択的に除去し、(d)前記
第1シリコン窒化膜及び第1酸化膜の側壁に第2シリコ
ン窒化膜によるサイドウォールスペーサを形成し、
(e)前記第1シリコン窒化膜及びサイドウォールスペ
ーサをマスクとして用いて第2LOCOS酸化を行うこ
とにより、前記素子分離領域となる領域に、第1LOC
OS酸化膜よりも薄く第2LOCOS酸化膜を形成し、
(f)前記第1及び第2シリコン窒化膜を除去すること
からなる半導体装置の製造方法が提供される。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の半導体装置の製造方法
は、工程(a)において、支持基板上に埋め込み絶縁膜
を介して表面半導体層が形成されてなるSOI基板の表
面半導体層上に、第1酸化膜及び第1シリコン窒化膜を形
成する。
【0019】ここで使用されるSOI基板は、張り合わ
せSOI(BESOI)基板、SIMOX(Separation
by Implantation of Oxygen)型基板等として用いられ
るものが挙げられる。
【0020】支持基板としては、例えば、シリコン基板
等の種々の基板を用いることができる。なかでも単結晶
シリコン基板又は多結晶シリコン基板が好ましい。半導
体基板は、リン、砒素等のN型又はボロン等のP型の不
純物のドーピングにより比較的低抵抗(例えば20Ωc
m程度以下、好ましくは10Ωcm程度)であるものが
好ましい。なかでも、P型のものがより好ましい。ま
た、その結晶面方位は(100)が好ましい。
【0021】埋め込み絶縁膜としては、例えば、SiO
2膜、SiN膜等が挙げられ、なかでもSiO2膜が好ま
しい。この膜厚は、得ようとする半導体装置の特性、得
られた半導体装置を使用する際の印加電圧の高さ等を考
慮して、適宜調整することができるが、例えば50〜5
00nm程度が挙げられ、100nm前後が適当であ
る。
【0022】表面半導体層は、トランジスタを形成する
ための活性層として機能する半導体薄膜であり、シリコ
ン等の薄膜により形成することができる。このシリコン
薄膜は単結晶であることが好ましい。半導体層の膜厚は
得ようとする半導体装置の構成から考慮して、適宜調整
することができ、例えば40〜200nm程度が挙げら
れ、さらに50〜100nm程度が挙げられる。
【0023】表面半導体層上に形成される第1酸化膜及
び第1シリコン窒化膜は、通常LOCOS酸化法により
使用されるパッド酸化膜及び耐酸化膜であり、第1酸化
膜は、例えば、シリコン酸化膜が挙げられる。この酸化
膜は、熱酸化法、CVD法等により形成することができ
る。第1酸化膜の膜厚は、例えば、10〜30nm程度
が挙げられる。また、第1シリコン窒化膜は、CVD法
等の公知の方法により形成することができる。第1窒化
膜の膜厚は、例えば、50〜150nm程度が挙げられ
る。
【0024】工程(b)において、まず、第1シリコン
窒化膜を所定の形状にパターニングする。
【0025】ここでのパターニングは、第1シリコン窒
化膜が、素子分離領域を形成する領域に開口を有するよ
うに、つまり、活性領域となる領域を被覆するようにパ
ターニングすることが必要である。パターニングは、公
知の方法、例えばフォトリソグラフィ及びエッチング工
程により行うことができる。
【0026】次いで、得られた第1シリコン窒化膜をマ
スクとして用いて第1LOCOS酸化を行う。これによ
り、素子分離領域となる領域に第1LOCOS酸化膜を
形成することができる。ここでの第1LOCOS酸化
は、形成される第1LOCOS酸化膜の膜厚が所定の膜
厚になるような条件で行うことが好ましい。
【0027】工程(c)において、第1LOCOS酸化
膜を選択的に除去する。選択的に除去する方法として
は、例えば、シリコン窒化膜と第1LOCOS酸化膜と
の選択比が大きな条件によるウェットエッチング、ドラ
イエッチング法等が挙げられる。具体的には、HF系の
エッチャントを用いたウェットエッチング等が適当であ
る。
【0028】工程(d)において、第1シリコン窒化膜
及び第1酸化膜の側壁に第2シリコン窒化膜によるサイ
ドウォールスペーサを形成する。つまり、第1LOCO
S酸化膜を除去することによって再び露出した第1シリ
コン窒化膜と第1酸化膜との側壁に、第2シリコン窒化
膜によるサイドウォールスペーサを形成する。サイドウ
ォールスペーサを形成する方法としては、通常の半導体
プロセスにおいて、サイドウォールスペーサを形成する
際に用いる方法であれば特に限定されるものではなく、
例えば、得られたSOI基板上の全面に第2シリコン窒
化膜を形成し、第2シリコン窒化膜をエッチバックする
方法が挙げられる。第2シリコン窒化膜は、第1シリコ
ン窒化膜と同様の方法で形成することができる。また、
第2シリコン窒化膜のエッチバックは、例えばRIE法
により行うことができる。第2シリコン窒化膜の膜厚
は、例えば、10〜50nm程度が挙げられる。
【0029】なお、第2シリコン酸化膜は、SOI基板
の表面半導体層の上に直接形成してもよいが、あらかじ
め、第1LOCOS酸化膜の除去によって露出した表面
半導体層上に第2酸化膜を形成し、その後、得られたS
OI基板上の全面に第2シリコン窒化膜を形成すること
が好ましい。この場合、第2酸化膜は、公知の方法であ
れば特に限定されないが、熱酸化法により形成すること
が好ましい。これにより、露出した表面半導体層上にの
み第2酸化膜を選択的に形成することができる。第2酸
化膜の膜厚は、例えば、5〜20nm程度が挙げられ
る。
【0030】工程(e)において、第1シリコン窒化膜
及びサイドウォールスペーサをマスクとして用いて第2
LOCOS酸化を行う。これにより、素子分離領域とな
る領域に第2LOCOS酸化膜を形成することができ
る。第2LOCOS酸化は、第2LOCOS酸化膜の膜
厚が所定の膜厚、つまり、第1LOCOS酸化膜よりも
薄膜になるような条件を選択して行うことが必要であ
る。具体的には、表面半導体層の膜厚にもよるが、第2
LOCOS酸化膜の第1LOCOS酸化膜に対する膜厚
の比が、0.6〜0.8程度となるようにすることが好
ましい。このような比の範囲内では、このSOI基板を
用いてトランジスタを形成した場合に、ソース/ドレイ
ン間耐圧歩留が96%以上を確保することができる。よ
り好ましくは、0.6〜0.7程度である。これによ
り、さらにソース/ドレイン間耐圧歩留が98%以上
と、高い値を確保することができ、製造コストの低減を
図ることができる。なお、第2LOCOS酸化によっ
て、表面半導体層の全深さ方向を酸化する、つまり、表
面半導体層を第2LOCOS酸化膜が貫き、第2LOC
OS酸化膜の底部が埋め込み絶縁膜に達することが好ま
しい。
【0031】工程(f)において、第1及び第2シリコ
ン窒化膜を除去する。除去の方法は、シリコン酸化膜と
の選択比が大きな条件を用いたウェットエッチング又は
ドライエッチング法等が挙げられる。
【0032】上記の工程により、SOI基板において、
表面半導体層に素子分離領域を形成することができる。
【0033】なお、本発明においては、上記工程前、
中、後において、半導体基板又は表面半導体層のウェル
の形成、ウェルコンタクトの形成、表面半導体層への不
純物の導入、MOSトランジスタの形成、層間絶縁膜の
形成、層間絶縁膜へのコンタクトホールの形成、配線層
の形成、熱処理等を必要に応じて行うことが好ましい。
これにより、主として、完全空乏型のトランジスタをS
OI基板に形成することができる。
【0034】以下に、本発明の半導体装置及びその製造
方法の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、本
発明はこの実施の形態により制限を受けるものではな
い。
【0035】この実施の形態で用いるSOI基板は、図
1(a)に示したように、単結晶シリコンウエハからな
る支持基板1上に、膜厚約110nmのシリコン熱酸化
膜2を介して、抵抗率20Ωcm、p型、結晶面方位
(100)、膜厚約50nmの単結晶シリコン膜3が形
成されてなる。
【0036】図1(b)に示したように、SOI基板1
0の単結晶シリコン膜3の上に、第1パッド酸化膜4
(膜厚約10nm)とシリコン窒化膜5(膜厚約20n
m)とを形成する。
【0037】次いで、図1(c)に示したように、公知
の方法により、活性領域となる領域以外の第1パッド酸
化膜4とシリコン窒化膜5とを除去する。
【0038】続いて、図1(d)に示したように、第1
のLOCOS酸化を行い、膜厚約65nmの第1LOC
OS酸化膜6を形成する。
【0039】次に、図2(e)に示したように、第1L
OCOS酸化膜6を除去し、単結晶シリコン膜3上に、
第2パッド酸化膜7(膜厚約10nm)を形成し、さら
に得られたSOI基板10上全面に、シリコン窒化膜8
(膜厚約20nm)を形成する。
【0040】その後、図2(f)に示したように、シリ
コン窒化膜8をエッチバックしてシリコン窒化膜5の側
壁にスペーサ8aを形成する。
【0041】次に、得られたSOI基板10を、第2の
LOCOS酸化に付し、膜厚約50〜60nmの第2L
OCOS酸化膜9を形成する。その後、図2(g)に示
したように、シリコン窒化膜5及びスペーサ8aを除去
する。
【0042】続いて、図2(h)に示したように、活性
領域に、サリサイドによりトランジスタを形成し、層間
絶縁膜13、コンタクトホール11、配線12を形成す
る。
【0043】この半導体装置の製造方法と同様にして得
られた10万個並列接続トランジスタ(NMOS)にお
ける第2LOCOS酸化膜の膜厚とソース/ドレイン間
耐圧歩留との関係を図3に示す。なお、図3において
は、膜厚50nmの表面シリコン膜を有するSOI基板
を用い、ゲート電極のL/W=0.35/5μm、全L
OCOS酸化膜の膜厚130nmであった。
【0044】図3によれば、第2LOCOS酸化膜の膜
厚が50nmの時、第1LOCOS酸化膜の膜厚は80
nmであり、ソース/ドレイン間耐圧歩留は100%で
あった。また、第2LOCOS酸化膜/第1LOCOS
酸化膜=57nm/73nmであり、ソース/ドレイン
間耐圧歩留は97%である。この結果から、第1LOC
OS酸化膜の膜厚を第2LOCOS酸化膜の膜厚以上に
することにより、ソース/ドレイン間耐圧歩留を向上さ
せることができ、耐圧歩留として96%以上を得るため
には、第2LOCOS膜厚と第1LOCOS膜厚の比が
0.8以下、0.6以上であることが必要である。過剰
な第2LOCOS酸化は、単結晶シリコン膜における応
力を増加させ、後工程で単結晶シリコン膜に不純物をイ
オン注入し、さらに熱処理してソース/ドレイン領域を
形成する際、不純物が熱処理により、ゲート直下で発生
した結晶欠陥に沿って増殖酸化をおこすこととなり、チ
ャネルの下方において、ソース/ドレイン間での細い拡
散層(リークパス)を生じさせて耐圧を低下させる原因
となるからである。
【0045】上記のように、第1のLOCOS酸化膜の
膜厚を、第2のLOCOS酸化膜の膜厚以上にすること
によって、LOCOS酸化膜周辺の応力を低減するとと
もに、第2LOCOS酸化によって、副生成する格子間
Siの発生を第1LOCOS酸化膜の厚膜化によって制
限することができる。つまり、第1LOCOS酸化膜に
より単結晶シリコン膜に生じた応力は、その後の第2パ
ッド酸化膜の形成や第2LOCOS酸化等における熱処
理で結晶欠陥を生じることにより、開放される一方、過
剰な第2LOCOS酸化を防止することができる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、新たな製造工程を増大
させることなく、素子分離領域の周辺に生じる応力を低
減させ、得られるSOI基板の基本特性を変化させるこ
となく、SOI基板に素子分離領域を形成することがで
き、ひいては、このような素子分離領域が形成されたS
OI基板を用いてトランジスタを形成した場合に、ソー
ス/ドレイン間耐圧の歩留を向上させることができ、ひ
いてはトランジスタの歩留も向上させることができる半
導体装置の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の製造方法の実施例を示す
要部の概略断面製造工程図である。
【図2】本発明の半導体装置の製造方法の実施例を示す
要部の概略断面製造工程図である。
【図3】本発明の半導体装置の製造方法により形成され
た半導体装置におけるソース/ドレイン間耐圧歩留と第
2LOSOC酸化膜の膜厚との関係を示すグラフであ
る。
【図4】従来の半導体装置の製造方法を示す要部の概略
断面製造工程図である。
【符号の説明】
1 支持基板 2 シリコン熱酸化膜(埋め込み絶縁膜) 3 単結晶シリコン膜(表面半導体層) 4 第1パッド酸化膜(第1酸化膜) 5 シリコン窒化膜(第1シリコン窒化膜) 6 第1LOCOS酸化膜 7 第2パッド酸化膜(第2酸化膜) 8 シリコン窒化膜(第2シリコン窒化膜) 8a スペーサ(サイドウォールスペーサ) 9 第2LOCOS酸化膜 10 SOI基板 11 コンタクトホール 12 配線 13 層間絶縁膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)支持基板上に埋め込み絶縁膜を介
    して表面半導体層が形成されてなるSOI基板の表面半
    導体層上に、第1酸化膜及び第1シリコン窒化膜を形成
    し、 (b)該第1シリコン窒化膜を所定の形状にパターニン
    グし、得られた第1シリコン窒化膜をマスクとして用い
    て第1LOCOS酸化を行うことにより、前記表面半導
    体層の素子分離領域となる領域に第1LOCOS酸化膜
    を形成し、 (c)該第1LOCOS酸化膜を選択的に除去し、 (d)前記第1シリコン窒化膜及び第1酸化膜の側壁に
    第2シリコン窒化膜によるサイドウォールスペーサを形
    成し、 (e)前記第1シリコン窒化膜及びサイドウォールスペ
    ーサをマスクとして用いて第2LOCOS酸化を行うこ
    とにより、前記素子分離領域となる領域に、第1LOC
    OS酸化膜よりも薄く第2LOCOS酸化膜を形成し、 (f)前記第1及び第2シリコン窒化膜を除去すること
    からなる半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 第2LOCOS酸化膜と第1LOCOS
    酸化膜との膜厚の比が0.6〜0.8である請求項1に
    記載の半導体装置の製造方法。
JP33607199A 1999-11-26 1999-11-26 半導体装置の製造方法 Pending JP2001156166A (ja)

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