JP2002222956A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2002222956A JP2001016885A JP2001016885A JP2002222956A JP 2002222956 A JP2002222956 A JP 2002222956A JP 2001016885 A JP2001016885 A JP 2001016885A JP 2001016885 A JP2001016885 A JP 2001016885A JP 2002222956 A JP2002222956 A JP 2002222956A
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Kazuhide Koyama
一英 小山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 SOI層にMOSFETを形成するためにM
esa型分離技術、或いはSTI分離法を適用した場合
でも、寄生MOSFETが形成されないように改良され
た半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 複数の素子領域を分離形成する素子分離
工程において、素子分離領域から半導体層(SOI層)
をエッチングにより除去する。絶縁層形成工程では、S
OI層3の側壁に熱酸化膜を形成する。つぎに、素子分
離マスクを除去した後、SOI層3の側壁面にSi34
によるサイドウォール8を形成する。その後、エッチン
グ工程において、アンモニア過水によりSOI層3をエ
ッチングして、最後に酸化膜9及び電極10を形成して
MOSFETが完成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、絶縁基板上の素
子分離領域によって区分された素子領域にMOSトラン
ジスタを形成する半導体装置の製造方法に関し、特に、
SOI型半導体装置に形成された複数の素子間を分離す
る新規な方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路の微細化が進展
し、シリコン基板とMOSトランジスタ間に絶縁体を設
けることで、基板と接合部(ジャンクション)との間の
接合容量を低減して、消費電力を下げるようにしたSO
I(Silicon On Insulator)構造が注目されている。こ
うしたSOI型半導体装置では、シリコン酸化膜を絶縁
膜とする素子間の分離が行われるため、集積度の高いS
OI型半導体装置でも容易にソフトエラー及びラッチア
ップが抑制され、高い信頼性が確保できる。また、SO
I構造の集積回路装置では、素子領域における不純物拡
散層での接合容量を減らすことができるので、スイッチ
ングに伴う充放電電流が少なくなって、高速化、低消費
電力化を図るうえでも有利となる。
【0003】SOI型半導体装置では、素子領域にトラ
ンジスタを形成する際、ゲート構造及び配線工程等に
は、通常のバルクシリコンウエーハと同様のプロセスを
用いることができる。しかし、従来からよく知られてい
るLOCOS(Local Oxidation of Silicon)法を適用
して、SOI型半導体装置の素子間分離を行う場合に
は、フィールド酸化速度にパターン依存性があるため
に、通常のバルクシリコンウエーハと同様のプロセスを
用いると、次のような問題があった。
【0004】以下に、従来の素子分離法について図面を
参照しながら説明する。図11は、LOCOS法による
従来のSOI型半導体装置の素子間分離を説明する半導
体装置の断面図である。LOCOS酸化膜111は、パ
ターン化された窒化膜をマスクに選択酸化によって形成
される。狭い素子分離領域でLOCOS酸化膜が埋め込
み酸化膜に到達し、素子間が完全に分離するまで酸化を
進めると、図11に示すように、広い素子分離領域のL
OCOS酸化膜111では、SOI層112が埋め込み
酸化膜113からの廻り込みによる酸化の影響を受け
て、素子分離領域に接する部分114でバーズビーク状
に変形する。115はシリコン基板である。SOI層1
12が変形すると、変形部分114からの応力ひずみ
(ストレス)が助長され、SOI層112の素子領域に
結晶欠陥が形成され、ソースドレイン間のリークをもた
らすという問題があった。また、回路の微細化に伴い、
通常のバルクシリコンウエーハと同様に、LOCOS端
部での寸法変換差も問題になる。
【0005】そこで、LOCOS法におけるストレスの
問題、或いは寸法変換差の問題を軽減するSOI型半導
体装置の素子分離方法として、Mesa型分離技術、及
びSTI(Shallow Trench Isolation)法による素子間
分離の技術が有力視されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図12(a)はMes
a型分離されたSOI型半導体装置の断面構造を示す
図、同図(b)はドレイン電流(Log Id)とゲー
ト電圧Vgとの関係を示すグラフである。
【0007】しかし、境界部分でのリーク電流が原因
で、トランジスタ全体のサブスレッシュホールド特性に
ハンプが発生し、優れたターンオフ特性が得られないと
いう問題があった。
【0008】Mesa型分離技術では、SOI層112
を加工してシリコンの島を形成し、側壁を酸化した後、
素子分離マスクを除去する。その後、不純物を導入し、
ゲート酸化を行い、さらにゲート電極116の形成工程
に進む。117は熱酸化膜、118はゲート酸化膜であ
る。熱酸化膜117を介してゲート電極116がSOI
層112と接しているため、SOI活性層領域と素子分
離領域との境界部分でSOI層側壁に廻り込んだゲート
電極116の側壁部分で電界集中が生じて、結果的に閾
値電圧の低い寄生MOSFETが形成される。
【0009】境界部分での電界集中を避けるために、S
OI活性層の島にサイドウォールを形成する方法も考え
られている。図13に示すように、SOI層112の側
壁を酸化した後、例えばシリコン窒化膜を全面に成膜し
てエッチバックを施すことで、SOI活性層の側面部分
にシリコン窒化膜のサイドウォール119が形成でき
る。このサイドウォール119によって、ゲート電極1
16の廻り込みによる電界集中が避けられる。
【0010】しかし、サイドウォール119の高さをコ
ントロールすることが難しく、また犠牲酸化膜の除去な
どの処理中にSOI層112の側壁に形成した酸化膜も
エッチングされるから、結果的にゲート電極116がS
OI層側壁に、ゲート酸化膜118のみを介して廻り込
む構造になり易い。
【0011】STI分離法では、SOI層を加工して島
状の素子形成領域を形成した後、素子分離領域を絶縁膜
で埋め込んでから化学的機械研磨(CMP)によって表
面を平坦化する。その後、素子分離マスクを除去する。
このSTI分離法は、SOI層が50nm以上に厚く形
成されたSOI型半導体装置に適用されることが多い。
【0012】STI分離法では、図14に示すように、
一旦はSOI層112の側壁が厚い絶縁膜(STI絶縁
層)120で覆われる。しかし、犠牲酸化膜の除去など
の処理中にSOI層112の側壁面に隣接する絶縁膜1
20がエッチングされるため、ゲート電極116がSO
I層側壁に、ゲート酸化膜118のみを介して廻り込む
構造になり易い。その結果、STI分離法によっても、
閾値電圧の低い寄生MOSFETが形成されてしまうと
いう問題があった。
【0013】この発明の目的は、SOI層にMOSFE
Tを形成するためにMesa型分離技術、或いはSTI
分離法を適用した場合でも、寄生MOSFETが形成さ
れないように改良された半導体装置の製造方法を提供す
ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、絶縁基板上の素子分離領域によって区分された素子
領域にMOSトランジスタを形成する半導体装置の製造
方法が提供される。この半導体装置の製造方法は、前記
絶縁基板上の素子分離領域から半導体層を除去すること
によって、複数の素子領域を分離形成する素子分離工程
と、前記絶縁基板上に素子領域として残された半導体層
の側壁面に絶縁層を形成する絶縁層形成工程と、絶縁層
に対するエッチングレートに比べて半導体層に対するエ
ッチングレートが高いエッチング液により、前記半導体
層を選択的にエッチングするエッチング工程と、前記素
子領域に酸化膜及び電極を形成するゲート作成工程とか
ら構成される。
【0015】この発明では、STI素子分離技術、或い
はMesa型素子分離技術を適用した場合に、SOI活
性領域から素子分離領域にかかる境界領域で、ゲート電
極がゲート酸化膜のみを介してSOI層と接触する構造
を回避できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。 (第一の実施形態)第一の実施形態では、複数の素子領
域を分離形成する素子分離工程において、窒化膜(Si
34)と酸化膜(SiO2)との積層膜を素子分離マス
クとして、素子分離領域から半導体層(SOI層)をエ
ッチングにより除去する。絶縁層形成工程では、SOI
層側壁に熱酸化膜を形成する。
【0017】つぎに、素子分離マスクを除去した後、S
OI層の側壁面にSi34によるサイドウォールを形成
する。その後、エッチング工程において、アンモニア過
水によりSOI層をエッチングして、最後に酸化膜及び
電極を形成してMOSFETが完成する。
【0018】図1乃至図5は、第一の実施形態を説明す
る工程図である。 (a)素子分離工程(図1) 最初に、シリコン基板1上に埋め込み酸化膜(Si
2)2を絶縁基板とするSOI層3を所望の厚さ、例
えば30nmまで薄膜化する。その後、SOI層3の表
面に熱酸化膜(SiO2)4を6nmの厚さで形成し、
その上に減圧化学的気相成長(LP−CVD)法によっ
て、例えば100nmの窒化膜(Si34)5を成膜す
る。
【0019】LP−CVD法によるSi34成膜の条件
は、以下の通りである。 ガス:SiH2Cl2/NH3/N2(=50/200/2
00sccm) 圧力:70Pa 基板加熱温度:760°C つぎに、リソグラフィとドライエッチング工程によっ
て、素子分離領域6の窒化膜5と熱酸化膜4とをエッチ
ング除去して、SOI層3を露出させる。Si34/S
iO2積層膜のエッチング条件は、以下の通りである。
【0020】ガス:CF4/Ar(=100/900s
ccm) 圧力:105Pa 基板温度:10°C RFパワー:600W その後、フォトレジストは除去される。さらに、窒化膜
5をマスクとするエッチングにより素子分離領域6のS
OI層3を除去する。SOI層のエッチング条件は、以
下の通りである。
【0021】ガス:C48/O2/Ar(=5/4/1
00sccm) 圧力:5.3Pa 基板温度:10°C RFパワー:400W (b)絶縁層及びサイドウォール形成工程(図2) 埋め込み酸化膜(SiO2)2に素子領域として残され
たSOI層3の側壁面に、熱酸化膜4と連続するように
4nmの熱酸化膜7を成膜する。その後、HOTリン酸
によるウェットエッチング処理によって、素子領域の窒
化膜5を除去する。
【0022】さらに、LP−CVD法によって50nm
の窒化膜(Si34)を成膜して、エッチバック処理を
施す。これにより、SOI層3の側壁面の熱酸化膜7を
覆うようにSi34サイドウォールが形成される。ここ
で、Si34膜のエッチバック条件は、以下の通りであ
る。
【0023】ガス:CF4/Ar(=50/950sc
cm) 圧力:105Pa 基板温度:10°C RFパワー:200W (c)不純物導入工程(図3) 素子領域のSOI層3にVth調整用の不純物を導入す
る。ソース、ドレインの形成は、ゲート加工後に行われ
る。
【0024】その後、希弗酸処理を行い、SOI活性層
領域に残された熱酸化膜4を除去する。この希弗酸処理
によってSOI層3の側壁面の熱酸化膜7が部分的に除
去され、SOI層3の側壁が若干露出する。
【0025】(d)エッチング工程(図4) アンモニア過水溶液を用いて素子領域のSOI層3をエ
ッチングする。このエッチング工程では、熱酸化膜7に
対するエッチングレートに比べてSOI層3に対するエ
ッチングレートが数倍の速さになるように、アンモニア
過水溶液の濃度、温度を設定する。このアンモニア過水
溶液による処理条件は、以下の通りである。
【0026】薬液比:NH4OH:H22:H2O(=
1:2:50) 薬液温度:50°C 処理時間:20min このエッチング工程により、SOI層3の側壁面の全て
が熱酸化膜7によって覆われることになる。
【0027】(e)ゲート作成工程(図5) 素子領域のSOI層3に、所定パターンでゲート酸化膜
9を形成した後、ポリシリコンを成膜し、さらにエッチ
ング加工により所定形状のゲート電極10を形成する。
その後に必要な不純物を導入してSOI型MOSFET
が完成する。ポリシリコンの成膜条件は、以下の通りで
ある。
【0028】ガス:SiH4/N2/He(=100/2
00/400sccm) 圧力:70Pa 基板加熱温度:610°C また、ポリシリコンのエッチング条件は、以下の通りで
ある。
【0029】ガス:C2l33/SF6(=60/10
sccm) 圧力:1.3Pa 基板温度:20°C RFパワー:150W 以上のような工程(a)乃至(e)からなる第一の実施
形態では、薄いSOI層にMesa型素子分離技術を適
用した場合に、SOI層3の側壁面にゲート電極10が
廻り込んでも、SOI活性領域から素子分離領域6にか
かる境界領域で、ゲート電極10がゲート酸化膜9のみ
を介してSOI層3と接触する構造を回避できる。その
ため、電界集中による閾値電圧の低い寄生MOSを抑制
できる。 (第二の実施形態)第二の実施形態では、複数の素子領
域を分離形成する素子分離工程において、窒化膜(Si
34)と酸化膜(SiO2)との積層膜を素子分離マス
クとして、素子分離領域から半導体層(SOI層)をエ
ッチングにより除去する。絶縁層形成工程では、SOI
層側壁に熱酸化膜を形成する。
【0030】つぎに、素子分離領域を絶縁膜で埋め込ん
だ後、化学的機械研磨により素子領域の絶縁膜を除去す
る。素子分離マスクの除去後、エッチング工程におい
て、アンモニア過水によりSOI層をエッチングして、
最後に酸化膜及び電極を形成するようにしている。
【0031】図6乃至図10は、第二の実施形態を説明
する工程図である。 (a)素子分離工程(図6) 最初に、シリコン基板11上に埋め込み酸化膜(SiO
2)12を絶縁基板とするSOI層13を所望の厚さ、
例えば150nmまで薄膜化する。その後、SOI層1
3の表面に熱酸化膜(SiO2)14を6nmの厚さで
形成し、その上に減圧化学的気相成長(LP−CVD)
法によって、例えば150nmの窒化膜(Si34)1
5を成膜する。LP−CVDによるSi34成膜の条件
は、第一の実施形態の場合と同じである。
【0032】つぎに、リソグラフィとドライエッチング
工程によって、素子分離領域6の窒化膜15と熱酸化膜
14とをエッチング除去して、SOI層13を露出させ
る。Si34/SiO2積層膜のエッチング条件は、第
一の実施形態の場合と同じである。
【0033】(b)絶縁層埋め込み工程(図7) 埋め込み酸化膜(SiO2)12に素子領域として残さ
れたSOI層13の側壁面に、熱酸化膜14と連続する
ように4nmの熱酸化膜を成膜する。その後、LP−C
VD法による酸化膜(SiO2)を例えば300nm成
膜してアニールする。これにより、SOI層13が除去
された素子分離領域がSTI絶縁層16で埋め込まれ、
素子分離領域以外のCVD酸化膜は、化学的機械研磨
(CMP)によって除去される。つぎに、HOTリン酸
によるウェットエッチング処理によって、素子領域のL
P−CVDによる窒化膜15を除去する。LP−CVD
によるSiO2成膜の条件は、以下の通りである。
【0034】ガス:SiH4/O2/N2(=250/2
50/100sccm) 圧力:13.3Pa 基板加熱温度:520°C また、SiO2のアニール条件は、以下の通りである。
【0035】アニール温度:1000°C アニール時間:30min さらに、SiO2のCMP条件は、以下の通りである。
【0036】研磨圧力:300g/cm2 定盤回転数:30rpm 研磨ヘッド回転数:30rpm 研磨パッド:IC−100(商品名) スラリー:NH4OHベース(ヒュームドシリカ含有) 流量:100cc/min 温度:25〜30°C (c)不純物導入工程(図8) 素子領域のSOI層13にVth調整用の不純物を導入
する。
【0037】その後、希弗酸処理を行い、SOI活性層
領域に残された熱酸化膜4を除去する。この希弗酸処理
によってSOI層13の側壁面17でSTI絶縁層16
が部分的に除去され、SOI層13の側壁が若干露出す
る。
【0038】(d)エッチング工程(図9) アンモニア過水溶液を用いて素子領域のSOI層13を
エッチングする。このエッチング工程では、第一の実施
形態と同じアンモニア過水溶液の濃度、温度に、エッチ
ング条件を設定する。素子分離領域のSTI絶縁層16
にはアニール処理が施されているので、SOI層13に
対するエッチングレートは、STI絶縁層16に対する
それの数倍の速さになる。その結果、SOI層13の側
壁面の全てがSTI絶縁層16によって覆われることに
なる。
【0039】(e)ゲート作成工程(図10) 素子領域のSOI層13に、所定パターンでゲート酸化
膜18を形成した後、ポリシリコンを成膜し、さらにエ
ッチング加工によって所定形状のゲート電極19を形成
する。その後に必要な不純物を導入してSOI型MOS
FETが完成する。ポリシリコンの成膜条件、及びエッ
チング条件は、第一の実施形態と同じである。
【0040】以上のような工程(a)乃至(e)からな
る第二の実施形態では、150nm程度の厚いSOI層
13にSTI素子分離技術を適用した場合に、SOI層
13の側壁面にゲート電極19が廻り込むという事態を
確実に防止でき、SOI活性領域から素子分離領域にか
かる境界領域で、ゲート電極19がゲート酸化膜18の
みを介してSOI層13と接触する構造を回避できる。
そのため、電界集中による閾値電圧の低い寄生MOSを
抑制できる。
【0041】なお、SOI型半導体装置の基板、素子分
離マスク、各種絶縁層等は、上述した実施形態で説明し
た材料に限定されない。例えば基板には、上述した実施
形態で用いたシリコン基板に限らず、各種の半導体基板
を用いることができる。また、SOI構造の絶縁基板を
構成する絶縁層として、ここではSiO2による埋め込
み酸化膜を用いているが、Si34、SIN、或いはこ
れらの積層膜、さらにはSiO2、SiON、SiOF等
の化合物である絶縁材料を付加した積層膜を用いること
もできる。
【0042】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の半導
体装置の製造方法によれば、電界集中による閾値電圧の
低い寄生MOSの発生を抑制して、トランジスタ全体の
サブスレッシュホールド特性が改善され、ターンオフ特
性の優れた半導体装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施形態における素子分離工程を説明す
る半導体装置の断面図である。
【図2】第一の実施形態における絶縁層及びサイドウォ
ール形成工程を説明する半導体装置の断面図である。
【図3】第一の実施形態における素子形成工程を説明す
る半導体装置の断面図である。
【図4】第一の実施形態におけるエッチング工程を説明
する半導体装置の断面図である。
【図5】第一の実施形態におけるゲート作成工程を説明
する半導体装置の断面図である。
【図6】第二の実施形態における素子分離工程を説明す
る半導体装置の断面図である。
【図7】第二の実施形態における絶縁層埋め込み工程を
説明する半導体装置の断面図である。
【図8】第二の実施形態における素子形成工程を説明す
る半導体装置の断面図である。
【図9】第二の実施形態におけるエッチング工程を説明
する半導体装置の断面図である。
【図10】第二の実施形態におけるゲート作成工程を説
明する半導体装置の断面図である。
【図11】LOCOS法による従来のSOI型半導体装
置の素子間分離を説明する半導体装置の断面図である。
【図12】(a)はMesa型分離されたSOI型半導
体装置の断面構造を示す図、(b)はドレイン電流とゲ
ート電圧との関係を示すグラフである。
【図13】従来のMesa型分離法によるSOI型半導
体装置の素子間分離を説明する半導体装置の断面図であ
る。
【図14】従来のSTI型分離法によるSOI型半導体
装置の素子間分離を説明する半導体装置の断面図であ
る。
【符号の説明】
1,11…シリコン基板、2,12…埋め込み酸化膜、
3,13…SOI層、6…素子分離領域、7…熱酸化
膜、9,18…ゲート酸化膜、10,19…ゲート電
極、16…STI絶縁層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板上の素子分離領域によって区分
    された素子領域にMOSトランジスタを形成する半導体
    装置の製造方法において、 前記絶縁基板上の素子分離領域から半導体層を除去する
    ことによって、複数の素子領域を分離形成する素子分離
    工程と、 前記絶縁基板上に素子領域として残された半導体層の側
    壁面に絶縁層を形成する絶縁層形成工程と、 絶縁層に対するエッチングレートに比べて半導体層に対
    するエッチングレートが高いエッチング液により、前記
    半導体層を選択的にエッチングするエッチング工程と、 前記素子領域に酸化膜及び電極を形成するゲート作成工
    程と、 を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記エッチング工程におけるエッチング
    液には、アンモニア水と過酸化水素水との混合溶液を用
    いたことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 前記絶縁層形成工程の後であって、前記
    エッチング工程の前に、前記半導体層の側壁面に第2の
    絶縁層からなるサイドウォールを形成する工程をさらに
    備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 前記絶縁層形成工程の後であって、前記
    エッチング工程の前に、半導体層が除去された素子分離
    領域を絶縁層で埋め込んで平坦化処理を施す工程をさら
    に備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置
    の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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