JP2001155905A - 半導体装置およびトリミング方法ならびに記録媒体 - Google Patents

半導体装置およびトリミング方法ならびに記録媒体

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JP2001155905A
JP2001155905A JP33282299A JP33282299A JP2001155905A JP 2001155905 A JP2001155905 A JP 2001155905A JP 33282299 A JP33282299 A JP 33282299A JP 33282299 A JP33282299 A JP 33282299A JP 2001155905 A JP2001155905 A JP 2001155905A
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pixels
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Tsutomu Endo
勉 遠藤
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    • GPHYSICS
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  • Thermistors And Varistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】コンタクトショートにより生じた欠陥画素によ
る影響を軽減することができる半導体装置を提供する。 【解決手段】入射赤外線を電気信号に変換するボロメー
タ101が画素に対応して2次元配列された半導体装置
において、任意の画素を選択するための手段として、垂
直スイッチ101、垂直シフトレジスタ105、水平ス
イッチB111、水平シフトレジスタB112を有し、
これらによって選択された画素のボロメータ101に対
して過電流を供給可能に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボロメータ材料よ
りなる薄膜抵抗体が画素に対応して2次元配列された半
導体装置に関する。さらには、その半導体装置において
行われるトリミング方法、およびそのトリミングを実行
するためのプログラムが記録された記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の半導体装置としては、熱型赤外
線撮像素子、赤外線ディスプレイ装置、超音波センサ等
があり、画素またはセンサ部を構成する薄膜抵抗体とし
てボロメータ材料を用いたものが一般に知られている。
例えば、入射赤外線をボロメータにより電気信号に変換
する熱型赤外線撮像素子や、ボロメータに所定のバイア
ス電圧(またはバイアス電流)を供給して赤外線を発生
(発光)させることにより所望の赤外線画像を得る赤外
線ディスプレイ装置などがある。以下に、半導体装置の
一例として、熱型赤外線撮像素子の構成を具体的に説明
する。
【0003】特開平8−105794号公報及び特開平
9−284651号公報には、マトリクス状に配列され
た複数の熱電変換素子を有し、これら熱電変換素子によ
って物体の各部から放射される赤外線を吸収して熱に変
換し、さらにその熱を電気信号に変換して画像として表
示するものが開示されている。この熱型赤外線撮像素子
の画素部の断面図を図23に示し、平面図を図24に示
す。
【0004】図23および24において、半導体基板2
0上にスイッチ素子やシフトレジスタとなる走査回路2
1が形成され、その上には一部に空洞23を有するシリ
コン酸化膜22が形成されている。シリコン酸化膜22
の空洞23上にはスリット26により隔てられたダイヤ
フラム(受光面)が形成されている。ダイヤフラムの部
分は、チタンボロメータ27、シリコン酸化膜28、窒
化チタン29がシリコン酸化膜22上に順次積層された
3層構造になっており、シリコン酸化膜22上には、さ
らに、アルミニウム(Al)よりなる、グラウンド配線
24および信号配線25、垂直選択線30が形成されて
いる。信号配線25は垂直信号線であって、チタンボロ
メータ27と接続されている。ダイヤフラムを構成する
チタンボロメータ27、シリコン酸化膜28、窒化チタ
ン29は赤外線吸収層であって、チタンボロメータ27
で反射された赤外線は窒化チタン29に吸収される。走
査回路21及びダイヤフラムは、画素に対応して半導体
基板20上に複数集積して設けられ、これにより2次元
の赤外線画像が得られるようになっている。
【0005】この熱型赤外線撮像素子では、上方からダ
イアフラムに赤外線が入射すると、ダイアフラムの温度
が変化し、その温度変化に応じてチタンボロメータ27
の電気抵抗値が変化する。そして、このチタンボロメー
タ27の抵抗値の変化が読み出し回路を通じて電気的に
取り出され、赤外線撮像画像として外部に読み出され
る。
【0006】図25は、上述の熱型赤外線撮像素子の回
路図である。図26は、その熱型赤外線撮像素子の動作
を説明するためのタイミングチャート図である。
【0007】図25に示すように、ボロメータ201と
垂直スイッチ202で構成される画素が垂直信号線20
3に接続され、さらに水平スイッチ204に接続されて
いる。1つの読み出し回路206に4つの水平スイッチ
204が接続されており、各読み出し回路206の出力
がマルチプレクサ207及び出力バッファ209を介し
て出力端子210から順次外部に出力されるようになっ
ている。この読み出し回路206は、例えば積分回路や
サンプルホールド回路等で構成することができる。
【0008】この熱型赤外線撮像素子では、図26に示
すように、垂直シフトレジスタ205の出力(例えば、
V1)が”H”レベルの期間に、それに接続される垂直
スイッチ202がONし、さらに読み出し回路206に
つながる4つの水平スイッチ204のいずれか一つがO
Nすることで画素の選択が行われる。この構成によれ
ば、一垂直期間を4分割し、それぞれ水平方向に4画素
おきに選択を行うことができる。なお、この動作につい
ての詳細な説明については、特開平8−105794号
及び特開平9−284651号に記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述の図23および2
4に示した従来の熱型赤外線撮像素子においては、チタ
ンボロメータ27、グラウンド配線24、信号配線25
が同一基板面上に配置されるため、グラウンド配線24
及び信号配線25によって画素面積を占有され、赤外線
を吸収する開口率(フィルファクター)が小さくなって
しまうという問題がある。
【0010】そこで、より大きな開口率を実現するため
に、読み出し回路に電気的に接続されるグラウンド配線
や信号配線などの配線をダイヤフラムの下層に埋め込む
ようにした立体構造のものが提案されている。以下に、
そのような立体構造を有する熱型赤外線撮像素子の一例
を示す。
【0011】図2は、ダイヤフラムの下層に配線が埋め
込また立体構造を有する熱型赤外線撮像素子の画素の平
面図で、図3は、その画素のX−X’断面図である。読
み出し回路付きSi基板1上に、下層にエアギャップ2
を有するダイアフラム4が2本の梁3で支持されてい
る。ダイアフラム4は、SiN絶縁保護膜5と、この保
護膜上に形成されたVOxボロメータ材料薄膜6と、こ
の薄膜上にSiO絶縁保護膜8を介して形成されたSi
N絶縁保護膜7とで構成されている。2本の梁3には、
SiN絶縁保護膜5、7と他の絶縁保護膜9で取り囲ま
れたTi配線11が通っている。ダイアフラム4の内側
のボロメータ材料薄膜6は、Tiコンタクト12とタン
グステンの配線プラグ13を介して、Alからなる信号
配線15に接続され、この信号配線15がSi基板1内
の読み出し回路に電気的に接続されている。読み出し回
路付きSi基板1の表面の、エアギャップ2が面する部
分には、Tiの完全反射膜14が成膜されている。
【0012】この熱型赤外線撮像素子では、赤外線10
がダイアフラム4に入射すると、入射赤外線がSiN絶
縁保護膜5で吸収される。SiN絶縁保護膜5で吸収し
きれなかった赤外線は、完全反射膜14にてダイアフラ
ム4に向かう方向に反射され、この反射赤外線がSiN
絶縁保護膜5に再度吸収される。読み出し回路に電気的
に接続される配線はダイアフラム4の下の層に埋め込ま
れているので、配線によって画素面積が占有されること
がなく、よって、赤外線を吸収する開口率を大きくする
ことができる。
【0013】上記のように配線をダイヤフラムの下層に
埋め込む場合、通常、下層に埋め込まれた各配線とダイ
ヤフラム部のボロメータとを接続するためにコンタクト
が設けられる。図4に、ダイヤフラムの下層に配線が埋
め込まれている熱型赤外線撮像素子の画素の配列とコン
タクトの位置関係を模式的に示す。Tiコンタクト12
Aは、垂直信号線に接続されるコンタクトであり、Ti
コンタクト12Bは、画素を構成する垂直スイッチのド
レインに接続されるコンタクトである。この構造におい
て、各Tiコンタクトの縮小化及び隣接画素間でのTi
コンタクトの間隔(Tiコンタクト12Aとその右下画
素のTiコンタクト12Bとの間隔)マージンの縮小化
を行うことで、さらに開口率を大きくすることができ
る。
【0014】しかしながら、上述のようにして開口率を
大きくしようとすると、コンタクトショートにより画素
欠陥が生じて画質劣化を招くことが種々の解析結果から
得られている。例えば、図4に示した画素配列におい
て、Tiコンタクトの間隔マージン縮小化を行うと、プ
ロセス起因(エッチング残り等)による、隣接画素間で
のTiコンタクトのショートが発生し、それにより画質
が劣化する。以下に、このコンタクトショートの問題に
ついて詳細に説明する。
【0015】図25に示した回路構成の撮像素子におい
ては、一垂直期間を4分割し、それぞれ水平方向に4画
素おきに選択を行っているため、一つの読み出し回路に
つながる4つの水平スイッチは同時に複数選択されるこ
とはない。しかし、コンタクトショートが生じると、そ
のショートパスを通じて隣接ラインにもボロメータへの
バイアス電流が流れることとなる。
【0016】図5は、コンタクトショートを生じた画素
配列の一例を示す模式図、図6はコンタクトショートの
回路模式図、図7はコンタクトショートの抵抗分布模式
図である。図5において、垂直信号線に接続されるコン
タクトを”S”、垂直スイッチのドレインに接続される
コンタクトを”D”として表記している。図5では、b
行2列目(以後、〔b、2〕と表記する。)のSコンタ
クトと、〔c、3〕のDコンタクトとがショートしてい
る状態を示している。この図5で表すコンタクトショー
トを回路図で表記したものが図6で、この図6に示され
るショートパスが生じた場合のボロメータの抵抗分布を
示したものが図7である。また、図5〜7に示したコン
タクトショートにおける、バイアス電流が流れる経路を
模式的に示したものが図8である。図8(a)は図7に
おける〔a、2〕の画素が選択されている場合のバイア
ス電流が流れる経路を示しており、これからボロメータ
抵抗値が2R/3となることが分かる。図8(b)は図
7における〔c、2〕の画素が選択されている場合のバ
イアス電流が流れる経路を示しており、これからショー
トしていることが分かる。図8(c)は図7における
〔c、3〕の画素が選択されている場合のバイアス電流
が流れる経路を示しており、これからボロメータ抵抗値
がRとなることが分かる。
【0017】一般に、熱型赤外線撮像素子では、ボロメ
ータ抵抗値のバラツキ(不均一性)が読み出し回路のダ
イナミックレンジを制限し、その撮像素子の感度バラツ
キを生じさせることから、ボロメータ抵抗値のバラツキ
(不均一性)は小さい方が良い。これまでに発表されて
いる各論文における評価によると、ボロメータ抵抗値の
バラツキ(不均一性)は、通常、中心抵抗値に対して1
0%p−p程度とされ、その範囲を超える抵抗値を持つ
画素は欠陥画素となる。上述した立体構造のものにおい
ては、ボロメータ抵抗値をRとすると、図7に示したよ
うに、コンタクトショートが生じた垂直方向2ラインで
ボロメータ抵抗値があたかも2R/3に見える。これを
抵抗バラツキ(不均一性)に換算すると−33%とな
り、その2ラインは欠陥画素となる。
【0018】このように、一カ所のコンタクトショート
が垂直方向2ラインに影響を及ぼすことから、例えば、
水平320×垂直240のアレイで考えると、コンタク
トショートが一カ所ある場合には、欠陥数が2ライン×
240画素で480画素になり、画素欠陥率が悪化す
る。また、そのようなコンタクトショートによる欠陥画
素は、垂直方向2ラインの規則性を持ち、撮像を行った
場合には、線キズとなって非常に目立ち、著しく良品歩
留まりを悪くする。
【0019】以上のようなことから、上述した立体構造
のものでは、開口率を大きくする上で、コンタクトショ
ートによる画質劣化を如何に解決するかが重要な課題の
1つになっていた。また、ここで説明したコンタクトシ
ョートによる画質劣化の問題は、熱型赤外線撮像素子だ
けではなく、前述した赤外線ディスプレイや超音波セン
サ等を含む半導体装置全般において発生する問題でもあ
った。
【0020】本発明の目的は、上述のコンタクトショー
トにより生じた欠陥画素による影響を軽減することがで
きる、半導体装置およびトリミング方法を提供すること
にある。さらには、そのトリミングを実行するためのプ
ログラムが記録された記録媒体を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の半導体装置は、入射赤外線を電気信号に変
換する、または、赤外線を発光する薄膜抵抗体が画素に
対応して2次元配列された半導体装置において、任意の
薄膜抵抗体を選択する選択手段を有し、該選択手段にて
選択された薄膜抵抗体に対して過電流を供給可能に構成
されていることを特徴とする。
【0022】また、本発明の半導体装置は、入射赤外線
を電気信号に変換する、または、赤外線を発光する薄膜
抵抗体が画素に対応して2次元配列された半導体装置に
おいて、前記薄膜抵抗体は、列単位に垂直信号線に接続
されているとともに、それぞれに半導体スイッチが設け
られており、前記画素のそれぞれが、前記垂直信号線に
接続される第1のコンタクトと、前記半導体スイッチの
ドレインに接続される第2のコンタクトとを有し、列方
向に隣接する画素間で、前記第1のコンタクトと前記第
2のコンタクトとが近接して配置されていることを特徴
とする。
【0023】また、本発明の半導体装置は、入射赤外線
を電気信号に変換する、または、赤外線を発光する薄膜
抵抗体が画素に対応して2次元配列された半導体装置に
おいて、前記薄膜抵抗体は、列単位に垂直信号線に接続
されているとともに、それぞれに半導体スイッチが設け
られており、前記画素のそれぞれが、前記垂直信号線に
接続される第1のコンタクトと、前記半導体スイッチの
ドレインに接続される第2のコンタクトとを有し、列方
向に隣接する画素間で、前記第1のコンタクト同士また
は前記第2のコンタクト同士が近接して配置されている
ことを特徴とする。この場合、前記第1のコンタクト
が、列方向に隣接する画素間で共通化されていてもよ
い。
【0024】本発明のトリミング方法は、入射赤外線を
電気信号に変換する、または、赤外線を発光する薄膜抵
抗体が画素に対応して2次元配列された半導体装置にお
いて行われるトリミング方法において、所望の薄膜抵抗
体に過電流を流すことを特徴とする。
【0025】本発明の記録媒体は、入射赤外線を電気信
号に変換する、または、赤外線を発光する薄膜抵抗体が
画素に対応して2次元配列された半導体装置の各画素を
順次選択する処理と、その選択された画素の薄膜抵抗体
の抵抗値を測定する処理と、その測定結果に基づいて抵
抗値が規定値からはずれている画素を検出する処理と、
その検出した画素に隣接する所定の画素の薄膜抵抗体に
過電流を流す処理とをコンピュータに実行させるプログ
ラムを記録したことを特徴とする。
【0026】(作用)前述の課題で述べたとおり、バイ
アス電流を供給したい画素とそれに隣接する画素との間
でコンタクトショートが生じると、そのショートパスを
通じて隣接ラインにもバイアス電流が流れるため、コン
タクトショートが生じている垂直方向2ラインにおいて
欠陥画素が発生する。本発明によれば、コンタクトショ
ートが生じている隣接画素の薄膜抵抗体(ボロメータ)
に過電流が供給される。過電流が供給された薄膜抵抗体
(ボロメータ)は、過剰な自己発熱により焼失し、その
結果、ショートパスが排除されることとなる。
【0027】本発明のうち、列方向に隣接する画素間
で、第1および第2のコンタクトが近接して配置される
ものにおいては、コンタクトショートが生じても、第2
のコンタクト側の画素の抵抗値がショート状態となるだ
けで、垂直方向2ラインに影響を及すことはない。
【0028】本発明のうち、列方向に隣接する画素間
で、第1のコンタクト同士または第2のコンタクト同士
が近接して配置されるものにおいては、第2のコンタク
ト同士でショートした場合は、コンタクトショートが生
じている2つの画素においてのみ影響がでることとにな
り、垂直方向2ラインがコンタクトショートの影響を受
けることはない。一方、第1のコンタクト同士でショー
トした場合は、同一の垂直信号線であるためにコンタク
トショートによる影響はない。この構造において、一方
のコンタクトを共通化するものにおいては、配線も共通
化されるので、開口率、集積率はより高いものとなる。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0030】本発明の半導体装置は、ボロメータ材料よ
りなる薄膜抵抗体がそれぞれの画素に対応して2次元に
配列されたもので、前述の図2および3に示したような
立体構造をとる。以下、本発明の半導体装置について、
熱型赤外線撮像素子および赤外線ディスプレイ素子を例
に挙げて、その構成および動作を具体的に説明する。
【0031】(実施形態1:熱型赤外線撮像素子)図1
は、本発明の半導体装置の第1の実施形態である熱型赤
外線撮像素子の回路図である。この熱型赤外線撮像素子
では、ボロメータ101と垂直スイッチ102によって
画素が構成されている。各画素は、前述の図2および3
に示した構造となっており、それぞれの画素で入射赤外
線が熱に変換される。画素配列としては、前述の図4に
示した画素配列の他、種々の画素配列を適用することが
できる。
【0032】ボロメータ101は、垂直信号線103に
接続され、さらに水平スイッチA104に接続されてい
る。水平スイッチA104は、制御パルスφHA〜φH
Dにより選択される。1つの読み出し回路106に対し
て4つの水平スイッチA104が接続されており、この
読み出し回路106の出力がマルチプレクサ107及び
出力バッファ109を介して順次外部に出力される。こ
の読み出し回路106は、積分回路やサンプルホールド
回路等で構成することができる。画素が選択されるタイ
ミングは、垂直シフトレジスタ105の出力(例えば、
V1)が”H”レベルの期間に、それに接続される垂直
スイッチ102がON状態とされ、さらに読み出し回路
106につながる4つの水平スイッチA104のいずれ
か一つがON状態とされることにより行われる。この画
素選択によれば、一垂直期間が4分割され、それぞれ水
平方向に4画素おきに画素の選択が行われることとな
る。
【0033】上記の構成において、開口率を大きくする
ために、コンタクト縮小化、隣接画素間でのコンタクト
間隔マージン縮小化を行うと、前述したように隣接画素
間でコンタクトショートが発生する。隣接画素間でコン
タクトショートが生じると、そのショートパスを通じて
隣接ラインにもボロメータへのバイアス電流が流れるこ
ととなり、コンタクトショートが生じた垂直方向2ライ
ンでボロメータ抵抗値があたかも2R/3に見え、それ
が欠陥画素となる(図5〜8参照)。この欠陥画素は、
コンタクトショートが生じた隣接画素を焼失させること
で復元することができる。
【0034】そこで、図1に示した構成では、各垂直信
号線103がそれぞれ水平スイッチB111を介して水
平シフトレジスタB112に接続され、水平シフトレジ
スタB112のデータ入力信号であるφHINBとクロ
ック信号φHCLKBにより、任意の1画素に直接アク
セスすることができるようになっている。この構成によ
れば、所望の画素を選択して、その選択した欠陥画素の
ボロメータに対して所定量の電流を流すことができる。
選択した画素のボロメータへの電流の供給は、Rout
113に接続された外部電源回路によって行われる。
【0035】なお、水平スイッチB111を使用する場
合は、水平スイッチA104をOFF状態にして読み出
し回路106を非接続状態にしておく。逆に、水平スイ
ッチA104を使用し、読み出し回路106から外部出
力する場合は、水平スイッチB111を非接続状態にし
ておく。
【0036】次に、隣接画素間のコンタクトショートに
より生じた欠陥画素を復元するトリミング手法について
説明する。図9は、コンタクトショートの一例を示す回
路模式図である。図10は、トリミング後の抵抗分布模
式図である。
【0037】一般に、ボロメータは、真空中で過電流を
流すことによって、過剰なボロメータの自己発熱によ
り、そのボロメータ自身を焼失させることができる(実
際には、ダイアフラムを支持する梁が焼き切れ、断線す
る場合もある。)。ボロメータの自己発熱により焼失す
る温度(実際は、数百℃程度)をT(℃)とした場合、
その印加電圧VD(V)は、ボロメータ抵抗値をR
(Ω)、真空中での熱コンダクタンスをGth(W/
K)とすると、以下のように表すことができる。
【0038】VD=(T×R×Gth)1/2 T=500℃、R=10kΩ、Gth=0.2μW/K
とすると、VD=1Vとなる。
【0039】コンタクトショートが生じた垂直方向2ラ
インの抵抗値が2R/3となる要因は、前述の図8
(a)を参照して説明すると、ショートパスから〔c、
3〕のボロメータを通じ、3列目の垂直信号線にバイア
ス電流が流れることによる。この場合、垂直シフトレジ
スタ105、水平スイッチB111及び水平シフトレジ
スタB112を使用して、ショートしている画素の右側
画素、すなわち垂直スイッチ103のドレインに接続さ
れるコンタクト側の画素(図7の抵抗分布でいうと、シ
ョート画素の右隣画素)を選択し、真空中でRout1
13を介して過電流を流して、そのボロメータ自身を焼
失させる(図9参照)ことにより、コンタクトショート
による電流経路を排除することができる。これにより、
垂直方向にあたかも2R/3の抵抗値に見えていたもの
を真のボロメータ抵抗値Rに復元することができ(図1
0参照)、垂直方向ラインへの影響を除くことができ
る。
【0040】また、コンタクトショートが物理的に軽微
な場合は、そのショートパスに電流を流すことにより、
ショートパス自体を焼き切ることも可能である。この場
合も、上述の場合と同様に垂直方向ラインへの影響を除
くことができる。
【0041】さらに、コンタクトショートの状態が明ら
かな短絡ではなく、例えば数メガΩ程度で接続されてい
るような場合には、垂直ラインへの影響はリーク電流程
度(μA以下)となるため、ボロメータ抵抗値には異常
が見られない。このような場合は、その垂直方向ライン
への影響は振動性のノイズのように観測されることとな
るが、図6で示したように〔c、3〕の画素を選択して
いる場合に限り、そのリークパスの影響が軽減され、振
動性ノイズの振る舞いが観測されないため、その垂直2
ラインの中でその画素を探索することによって、コンタ
クトショート箇所を特定することができる。特定したコ
ンタクトショート箇所に対して上述のトリミングを行う
ことで、同様に垂直方向ラインへの影響を除くことがで
きる。
【0042】以上説明したトリミング手法は、次のよう
な過程で行うことが特に有効である。すなわち、全自動
ウェハプローバー等で熱型赤外線撮像素子の全画素のボ
ロメータ抵抗値を計測し、その抵抗値から良品選別を行
う過程において、ある垂直方向2ラインのボロメータ抵
抗値が2R/3となっている場合には、自動的にその2
ライン中のショート画素の右隣画素を探索し、過剰な自
己発熱を利用してそのボロメータ自身を焼失させる。こ
れにより、コンタクトショートによる2ライン欠陥を排
除することができ、良品歩留まりの向上や生産性の向上
を図ることができる。
【0043】一例として、図11に上述のトリミング手
法を取り入れた良品選別のフローチャートを示す。この
良品選別では、まず、チップの全画素についてボロメー
タ抵抗値を測定する(ステップS10)。次いで、垂直
方向2ラインのボロメータ抵抗値が2R/3となってい
るものがあるかを調べる(ステップS11)。ボロメー
タ抵抗値が2R/3となっているものがある場合は、ま
ず、その垂直方向2ラインの中でショートしている画素
を検索する(ステップS12)。そして、その検索した
ショート画素の右隣画素を選択し(ステップS13)、
過電流を流してボロメータを焼失させる(ステップS1
4)。その後、次チップの計測(ステップS15)に移
って上述のステップS10に戻る。ボロメータ抵抗値が
2R/3となっているものがない場合は、そのままステ
ップS15へ移る。
【0044】図20は、上述のトリミングを行うシステ
ムの一例である。図20において、熱型赤外線撮像素子
1001は、前述の図1に示した熱型赤外線撮像素子で
あって、入射赤外線を電気信号に変換するボロメータが
画素に対応して2次元配列された画素部1002と、該
画素部1002の任意の1画素に直接アクセスするため
のアクセス回路1003とを有する。アクセス回路10
03は、シフトレジスタおよびデコーダ等で構成される
ものであって、図1に示した垂直シフトレジスタ10
5、水平スイッチB111および水平シフトレジスタB
112などから構成される。
【0045】アクセス回路1003により選択される画
素は、信号線1004を介して抵抗値測定回路1006
および電圧供給装置1008と接続されている。RAM
(ランダム・アクセス・メモリ)1007は、抵抗値測
定回路1006における測定結果を記憶するためのもの
である。記録媒体1009は、磁気ディスク、半導体メ
モリ、その他の種々の記録媒体より構成されるものであ
って、図11に示したステップS10〜S15のトリミ
ング手順を実行可能なプログラムが予め記録されてい
る。CPU1005は、この記録媒体1009に記録さ
れたプログラムに従って以下のようなトリミング処理を
実行する。
【0046】まず、熱型赤外線撮像素子1001の画素
部1002の画素を順次選択するようにアクセス回路1
003を制御するとともに、その選択された画素の抵抗
値を測定するように抵抗値測定回路1006を制御し、
その測定結果をRAM(ランダム・アクセス・メモリ)
1007に記憶させる。
【0047】画素部1002の全画素について抵抗値の
測定が行われてその結果がRAM1007に記憶される
と、続いて、そのRAM1007に記憶された測定結果
を読み出し、抵抗値が規定値から外れている画素がない
かを調べる。抵抗値が規定値から外れている画素がある
場合は、その画素の右隣の画素を選択するようにアクセ
ス回路1003を制御するとともに、その選択された画
素に所定の電圧が印加されるように電圧供給装置100
8を制御する。これにより、抵抗値が規定値から外れて
いる画素のボロメータに過電流が流れ、そのボロメータ
が焼失することとなる。
【0048】上記のトリミングシステムにおいて、ボロ
メータを焼失する手段としては、上記電圧によるものの
他、レーザを用いたもの、電子ビームを用いたものな
ど、一般的なトリミングに用いられている手段を適用す
ることができる。
【0049】(実施形態2:熱型赤外線撮像素子)図1
2は、本発明の半導体装置の第2の実施形態である熱型
赤外線撮像素子の画素の配列模式図である。
【0050】本形態の熱型赤外線撮像素子は、画素配列
が異なる以外は、前述の第1の実施形態のものと同様の
構造のものである。第1の実施形態の場合は、図4及び
図5に示した画素配列であるために、コンタクトショー
トが生じると、図6に示したように隣接する2ライン間
で垂直信号線と垂直スイッチのドレインがショートする
こととなり、これによって垂直方向に縦2ラインのボロ
メータ抵抗値が2R/3となる欠陥モードであった。こ
れに対して、本形態では、画素の配列を変更すること
で、その欠陥モードを解消している。
【0051】本形態の熱型赤外線撮像素子は、図12に
示すように、画素の配列を一行おきにX軸に対してミラ
ー反転した構造であるため、列方向に隣接する画素間で
接近するコンタクトは、垂直信号線に接続されるコンタ
クト同士、または、垂直スイッチのドレインに接続され
るコンタクト同士となる。図12には、〔a、3〕と
〔b、3〕の垂直信号線に接続されるコンタクト同士が
ショートした状態、〔b、2〕と〔c、2〕の垂直スイ
ッチのドレインに接続されるコンタクト同士がショート
した状態がそれぞれ示されている。
【0052】図13に、本形態の熱型赤外線撮像素子の
回路模式図を示し、図14に、その抵抗分布模式図を示
す。図12で表すコンタクトショートを回路図で表記し
たものが図13で、その図13に示されるショートパス
が生じた場合のボロメータの抵抗分布を示したものが図
14である。
【0053】本形態の熱型赤外線撮像素子では、図13
および14に示すように、〔a、3〕と〔b、3〕の垂
直信号線に接続されるコンタクト同士にショートが生じ
た場合は、同一の垂直信号線であるため影響はない。一
方、〔b、2〕と〔c、2〕の垂直スイッチのドレイン
に接続されるコンタクト同士にショートが生じた場合
は、〔b、2〕が選択された場合、バイアス電流は、
〔b、2〕と〔c、2〕の両方のボロメータを通じ、
〔b、2〕の垂直スイッチからグラウンドに流れるた
め、その画素のボロメータ抵抗値はあたかもR/2に見
える。また、〔c、2〕が選択された場合も同様にR/
2に見える。
【0054】前述の第1の実施形態の場合は、一カ所の
コンタクトショートが垂直方向2ラインに影響を及して
いたが、本形態では、コンタクトショートによる影響
は、垂直スイッチのドレインに接続されるコンタクト同
士にショートが生じた場合に限られる。そのため、その
発生率は1/2となる。また、本形態の場合は、コンタ
クトショートが生じた2画素の抵抗値がR/2になる
が、垂直方向2ラインに影響を及ぼすことはない。
【0055】以上のことから、本形態の熱型赤外線撮像
素子では、第1の実施形態で述べたトリミングを行うこ
となく、コンタクトショートによる影響を抑制すること
ができる。
【0056】なお、本形態の熱型赤外線撮像素子の回路
構成については、前述の図25に示した撮像素子の構成
と同様であるので、ここでは、その詳細な説明は省略す
る。
【0057】(実施形態3:熱型赤外線撮像素子)図1
5は、本発明の半導体装置の第3の実施形態である熱型
赤外線撮像素子の画素の配列模式図である。
【0058】本形態の熱型赤外線撮像素子の画素も、配
列が異なる以外は、前述の第1の実施形態のものと同様
の構造のものである。図15では、〔b、3〕の垂直信
号線に接続されるコンタクトと〔c、3〕の垂直スイッ
チのドレインに接続されるコンタクトにそれぞれショー
トが生じた状態を示している。
【0059】図15に示す画素配列では、画素の配列を
一行おきにY軸に対してミラー反転した構造になってい
るため、列方向に隣接する画素間で、垂直信号線に接続
されるSコンタクトと垂直スイッチのドレインに接続さ
れるDコンタクトと接近して配置されることになる。
【0060】図16に、本形態の熱型赤外線撮像素子の
回路模式図を示し、図17に、その抵抗分布模式図を示
す。図15に示したコンタクトショートを回路図で表記
したものが図16で、その図16に示されるショートパ
スが生じた場合のボロメータの抵抗分布を示したものが
図17である。
【0061】本形態の熱型赤外線撮像素子では、図16
および17に示すように、コンタクトショートが生じた
場合、垂直スイッチのドレインに接続されるコンタクト
側の画素の抵抗値がショート状態となるが、垂直方向2
ラインに影響を及すことはない。したがって、本形態に
おいても、前述の第1の実施形態で述べたトリミングを
行うことなく、コンタクトショートによる影響を抑制す
ることができる。
【0062】本形態の熱型赤外線撮像素子の回路構成に
ついては、前述の図25に示した撮像素子の構成と同様
であるので、ここでは、その詳細な説明は省略する。
【0063】なお、本形態の熱型赤外線撮像素子の画素
配列の場合、図18に示すように、垂直信号線の配線パ
ターンが屈曲してしまうことになる。前述の第2の実施
形態のものでは、図12に示したように垂直信号線に接
続されるコンタクトが直線的に配列されているため、配
線パターンも単純に直線的に配線することができる。し
たがって、配線パターンを考慮すると、第2の実施形態
で示した画素配列のほうがより好ましい形態といえる。
【0064】(実施形態4:熱型赤外線撮像素子)図1
9は、本発明の半導体装置の第4の実施形態である熱型
赤外線撮像素子の画素の配列模式図である。
【0065】本形態の熱型赤外線撮像素子の画素も、画
素の配列が異なる以外は、前述の第1の実施形態のもの
と同様の構造のもので、その配列は、図19に示すよう
に、画素の配列を一行おきにX軸に対してミラー反転し
た構造であるため、列方向に隣接する画素間で接近する
コンタクトは、上下2画素で垂直信号線に接続されるコ
ンタクト同士、または、垂直スイッチのドレインに接続
されるコンタクト同士になる。垂直信号線に接続される
コンタクトについては、上下2画素で共通の垂直信号線
に接続されるため、コンタクトの共通化を行うことがで
きる。図19に示す例では、垂直信号線に接続されるコ
ンタクト(図中「S」で表記されている)が共通化され
ている。これにより、より開口率の向上、性能の向上を
図ることができる。
【0066】本実施形態の熱型赤外線撮像素子の回路構
成についても、前述の図25に示した撮像素子の構成と
同様であるので、ここでは、その詳細な説明は省略す
る。
【0067】(実施形態5:赤外線ディスプレイ素子)
図21は、本発明の半導体装置の第5の実施形態である
赤外線ディスプレイ素子の一構成例を示す回路図であ
る。
【0068】図21において、抵抗体2001はボロメ
ータ、ピエゾ抵抗などからなる薄膜抵抗体であって、画
素に対応して2次元配列されている。各抵抗体2001
は、それぞれが垂直スイッチ2002を介して垂直シフ
トレジスタ2004に接続されるとともに、列単位に垂
直信号線に接続されており、さらに各垂直信号線がそれ
ぞれ水平スイッチ2003を介して水平シフトレジスタ
2005に接続されている。各垂直信号線には、水平ス
イッチ2003を介して信号線2006からバイアス電
流またはバイアス電圧を供給できるようになっている。
【0069】この赤外線ディスプレイ素子では、外部に
設けられている駆動回路によって垂直シフトレジスタ2
004および水平シフトレジスタ2005が駆動され
て、垂直スイッチ2002および水平スイッチ2003
により画素が順次選択されるとともに、その選択された
画素の抵抗体2001に対して信号線2006から所定
量のバイアス電流またはバイアス電圧が供給される。所
定量のバイアス電流またはバイアス電圧の供給を受けた
抵抗体2001は、そのバイアス電流またはバイアス電
圧に応じた赤外線を出力(発光)する。
【0070】本形態の赤外線ディスプレイ素子において
は、高密度集積化を目的に、前述した立体構造(図2お
よび3)を採用する。そのため、前述の熱型赤外線撮像
素子と同様のコンタクトショートの問題が発生する。こ
のコンタクトショートの問題を解決するために、本形態
の赤外線ディスプレイ素子においても、前述の第1〜4
の実施形態の熱型赤外線撮像素子と同様の形態をとるこ
とができる。
【0071】本形態の赤外線ディスプレイ素子に前述の
第1の実施形態の熱型赤外線撮像素子の形態を採用する
場合は、ショートしている画素の右隣画素、すなわち垂
直スイッチ2002のドレインに接続されるコンタクト
側の画素を垂直スイッチ2002および水平スイッチ2
003により選択し、その選択された画素の抵抗体20
01(ここでは、ボロメータ)に対して、真空中で信号
線2006を介して過電流を流して、そのボロメータ自
身を焼失させる(トリミング処理)。これにより、コン
タクトショートによる電流経路を排除し、垂直方向ライ
ンへの影響(コンタクトショートにより垂直方向2ライ
ンがあたかも2R/3の抵抗値に見えること)を除くこ
とができる。
【0072】本形態の赤外線ディスプレイ素子における
トリミング処理手順も前述の第1の実施形態の熱型赤外
線撮像素子の場合と同様に行われ、そのシステムについ
ても同様の構成のものを適用することができる。
【0073】本形態の赤外線ディスプレイ素子に前述の
第2〜4の実施形態の熱型赤外線撮像素子の形態を採用
する場合については、同様の構成となるため、ここで
は、その説明は省略する。
【0074】図22に、本形態の赤外線ディスプレイ素
子を用いた赤外線ディスプレイ装置の一例を示す。図2
2において、赤外線ディスプレイ素子3001は図21
に示した赤外線ディスプレイ素子であって、不図示の駆
動回路によって駆動される。この赤外線ディスプレイ装
置では、赤外線ディスプレイ素子3001から出力され
た赤外光がレンズ3002を介して赤外線ディスプレイ
3003に照射されることにより、赤外線ディスプレイ
3003上に画像が表示される。
【0075】本形態の赤外線ディスプレイ素子のトリミ
ングを行うシステムとして、前述の図20に示したシス
テムを適用することができる。この場合、図20に示し
た構成において、熱型赤外線撮像素子1001が本形態
の赤外線ディスプレイ素子とされ、画素部1002が、
赤外線を発光するボロメータが画素に対応して2次元配
列された構成とされ、アクセス回路1003が、垂直ス
イッチ2002、垂直シフトレジスタ2004、水平ス
イッチ2003、水平シフトレジスタ2005から構成
される。そして、CPU1005によって、各画素を順
次選択し、その選択された画素の薄膜抵抗体の抵抗値を
測定し、その測定結果に基づいて抵抗値が規定値からは
ずれている画素を検出し、その検出した画素に隣接する
所定の画素の薄膜抵抗体に過電流を流す、といった同様
のトリミング処理が行われる。
【0076】以上、本発明の半導体装置の実施形態とし
て、熱型赤外線撮像素子、赤外線ディスプレイ素子を説
明したが、本発明はこれらの素子に限定されるものでは
ない。例えば、トリミングに関して言えば、過電流によ
り焼失可能な薄膜抵抗体が画素に対応して2次元配列さ
れる半導体装置であれば、どのような素子にも適用する
ことができる。また、画素配列に関して言えば、前述し
た立体構造を有し、薄膜抵抗体が画素に対応して2次元
配列される半導体装置であれば、どのような素子にも適
用することができる。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、コンタクトショートが
生じた場合、そのショートパスを排除してコンタクトシ
ョートによる垂直方向ラインへの影響を除くことができ
るので、生産工程における歩留まりを向上させることが
できる。加えて、熱型赤外線撮像素子における開口率の
向上、赤外線ディスプレイ素子における高密度集積化の
向上を図ることができる。
【0078】また、垂直スイッチのドレインに接続され
るコンタクト同士が近接して配置されるものにおいて
は、垂直信号線に接続されるコンタクト同士のショート
による影響は生じないので、その分、コンタクトショー
トによる影響を軽減することができる。
【0079】さらに、上下2画素で垂直信号線に接続さ
れるコンタクトについて共通化を行うものにおいては、
より開口率の向上を図ることができ、性能を向上させる
ことができる。
【0080】また、列方向に隣接する画素間で、垂直信
号線に接続されるコンタクトと垂直スイッチのドレイン
に接続されるコンタクトが近接して配置されるものにお
いては、垂直スイッチのドレインに接続されるコンタク
ト側の画素の抵抗値がショート状態となっても、垂直方
向2ラインに影響を及すことはないので、コンタクトシ
ョートによる影響を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の第1の実施形態である熱
型赤外線撮像素子の回路図である。
【図2】本発明の半導体装置の第1の実施形態である熱
型赤外線撮像素子の画素の平面図である。
【図3】図2に示す画素のX−X’断面図である。
【図4】本発明の半導体装置に適用可能な立体構造を有
する熱型赤外線撮像素子の画素の配列の一例を示す模式
図である。
【図5】図4に示す熱型赤外線撮像素子の画素配列模式
図である。
【図6】図4に示す熱型赤外線撮像素子の回路模式図で
ある。
【図7】図4に示す熱型赤外線撮像素子の抵抗分布模式
図である。
【図8】(a)〜(c)は、図5〜7に示すコンタクト
ショートの詳細回路模式図である。
【図9】図5〜7に示すコンタクトショートに対するト
リミングを説明するための回路模式図である。
【図10】図9に示すトリミング後の抵抗分布模式図で
ある。
【図11】本発明のトリミング方法を取り入れた良品選
別のフローチャート図である。
【図12】本発明の半導体装置の第2の実施形態である
熱型赤外線撮像素子の画素の配列模式図である。
【図13】本発明の半導体装置の第2の実施形態である
熱型赤外線撮像素子の回路模式図である。
【図14】図13に示す回路の抵抗分布模式図である。
【図15】本発明の半導体装置の第3の実施形態である
熱型赤外線撮像素子の画素の配列模式図である。
【図16】本発明の半導体装置の第3の実施形態である
熱型赤外線撮像素子の回路模式図である。
【図17】図16に示す回路の抵抗分布模式図である。
【図18】図16に示す回路における垂直信号線の配線
パターンの一例を示す図である。
【図19】本発明の半導体装置の第4の実施形態である
熱型赤外線撮像素子の画素配列の模式図である。
【図20】トリミングシステムの一例を示すブロック図
である。
【図21】本発明の半導体装置の第5の実施形態である
赤外線ディスプレイ素子の一構成例を示す回路図であ
る。
【図22】図21に示す赤外線ディスプレイ素子を用い
た赤外線ディスプレイ装置の一例を示す構成図である
【図23】従来の熱型赤外線撮像素子の画素の断面図で
ある。
【図24】従来の熱型赤外線撮像素子の画素の平面図で
ある。
【図25】従来の熱型赤外線撮像素子の回路図である。
【図26】図25に示す熱型赤外線撮像素子の動作を説
明するためのタイミングチャート図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 エアギャップ 3 梁 4 ダイアフラム 5 SiN絶縁保護膜 6 VOxボロメータ材料薄膜 7 SiN絶縁保護膜 8 SiO絶縁保護膜 9 絶縁保護膜 10 入射赤外線 11 チタン配線 12 Tiコンタクト 13 タングステン配線プラグ 14 完全反射膜 15 信号配線 20 半導体基板 21 走査回路 22 シリコン酸化膜 23 空洞 24 グラウンド配線 25 信号配線 26 スリット 27 チタンボロメータ 28 シリコン酸化膜 29 窒化チタン 30 垂直信号線 101 ボロメータ 102 垂直スイッチ 103 垂直信号線 104 水平スイッチA 105 垂直シフトレジスタ 106 読み出し回路 107 マルチプレクサ 108 水平シフトレジスタA 109 出力バッファ 110 出力端子 111 水平スイッチB 112 水平シフトレジスタB 113 抵抗測定出力端子 201 ボロメータ 202 垂直スイッチ 203 垂直信号線 204 水平スイッチ 205 垂直シフトレジスタ 206 読み出し回路 207 マルチプレクサ 208 水平シフトレジスタ 209 出力バッファ 210 出力端子 1001 熱型赤外線撮像素子 1002 画素部 1003 アクセス回路 1004 信号線 1005 CPU 1007 RAM 1006 抵抗値測定回路 1008 電圧供給装置 1009 記録媒体 2001 抵抗体 2002 垂直スイッチ 2003 水平スイッチ 2004 垂直シフトレジスタ 2005 水平シフトレジスタ 2006 信号線 3001 赤外線ディスプレイ素子 3002 レンズ 3003 赤外線ディスプレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04N 5/33 H01L 27/14 Z K Fターム(参考) 2G065 AA04 AB02 BA12 BA34 BC11 BC33 BC35 BE08 DA18 4M118 AA07 AA09 AA10 AB01 BA05 BA14 CA14 CA34 CA35 CB14 FB03 FB09 GA10 5C024 AA06 CA12 FA01 GA06 GA40 HA01 HA24 5E033 AA03 BC01 BD11 BE02 BE06 BG02 5E034 BA10 BB04 BC07

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射赤外線を電気信号に変換する、また
    は、赤外線を発光する薄膜抵抗体が画素に対応して2次
    元配列された半導体装置において、 任意の薄膜抵抗体を選択する選択手段を有し、該選択手
    段にて選択された薄膜抵抗体に対して過電流を供給可能
    に構成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置において、 前記選択手段は、 前記薄膜抵抗体がそれぞれ第1の半導体スイッチを介し
    て接続された第1のシフトレジスタと、 前記薄膜抵抗体が列単位に接続された複数の垂直信号線
    がそれぞれ第2の半導体スイッチを介して接続された第
    2のシフトレジスタとを少なくとも有することを特徴と
    する半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の半導体装置において、 前記各画素の薄膜抵抗体で変換された電気信号を読み出
    すための第3のシフトレジスタを有し、 前記第1および第3のシフトレジスタにより画素が順次
    選択され、該選択された画素の薄膜抵抗体にて変換され
    た電気信号が外部へ出力されるように構成されているこ
    とを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の半導体装置において、 前記第1および第2のシフトレジスタにより選択された
    薄膜抵抗体に所定量の電圧または電流を供給可能に構成
    されていることを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 入射赤外線を電気信号に変換する、また
    は、赤外線を発光する薄膜抵抗体が画素に対応して2次
    元配列された半導体装置において、 前記薄膜抵抗体は、列単位に垂直信号線に接続されてい
    るとともに、それぞれに半導体スイッチが設けられてお
    り、 前記画素のそれぞれが、前記垂直信号線に接続される第
    1のコンタクトと、前記半導体スイッチのドレインに接
    続される第2のコンタクトとを有し、列方向に隣接する
    画素間で、前記第1のコンタクトと前記第2のコンタク
    トとが近接して配置されていることを特徴とする半導体
    装置。
  6. 【請求項6】 入射赤外線を電気信号に変換する、また
    は、赤外線を発光する薄膜抵抗体が画素に対応して2次
    元配列された半導体装置において、 前記薄膜抵抗体は、列単位に垂直信号線に接続されてい
    るとともに、それぞれに半導体スイッチが設けられてお
    り、 前記画素のそれぞれが、前記垂直信号線に接続される第
    1のコンタクトと、前記半導体スイッチのドレインに接
    続される第2のコンタクトとを有し、列方向に隣接する
    画素間で、前記第1のコンタクト同士または前記第2の
    コンタクト同士が近接して配置されていることを特徴と
    する半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の半導体装置において、 前記第1のコンタクトが、列方向に隣接する画素間で共
    通化されていることを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれか1項に記載の
    半導体装置において、 前記薄膜抵抗体がボロメータ材
    料よりなることを特徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】 入射赤外線を電気信号に変換する、また
    は、赤外線を発光する薄膜抵抗体が画素に対応して2次
    元配列された半導体装置において行われるトリミング方
    法において、 所望の薄膜抵抗体に過電流を流すことを特徴とするトリ
    ミング方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のトリミング方法にお
    いて、 前記画素のそれぞれについて薄膜抵抗体の抵抗値を測定
    して、抵抗値が規定値からはずれている画素を検出し、
    該検出した画素に隣接する所定の画素の薄膜抵抗体に過
    電流を流すことを特徴とするトリミング方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のトリミング方法に
    おいて、 前記所定の画素は、当該画素に設けられる半導体スイッ
    チのドレインが前記検出した画素の薄膜抵抗体が接続さ
    れる垂直信号線に最も近接して配置されている画素であ
    ることを特徴とするトリミング方法。
  12. 【請求項12】 入射赤外線を電気信号に変換する、ま
    たは、赤外線を発光する薄膜抵抗体が画素に対応して2
    次元配列された半導体装置の各画素を順次選択する処理
    と、その選択された画素の薄膜抵抗体の抵抗値を測定す
    る処理と、その測定結果に基づいて抵抗値が規定値から
    はずれている画素を検出する処理と、その検出した画素
    に隣接する所定の画素の薄膜抵抗体に過電流を流す処理
    とをコンピュータに実行させるプログラムを記録したこ
    とを特徴とする記録媒体。
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