JP2001155599A - 光ファイバー型光電センサ - Google Patents

光ファイバー型光電センサ

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JP2001155599A
JP2001155599A JP34143899A JP34143899A JP2001155599A JP 2001155599 A JP2001155599 A JP 2001155599A JP 34143899 A JP34143899 A JP 34143899A JP 34143899 A JP34143899 A JP 34143899A JP 2001155599 A JP2001155599 A JP 2001155599A
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clamp
optical fiber
sensor
fiber
optical fibers
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JP34143899A
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Toshiyuki Higuchi
敏之 樋口
Toshitaka Sato
俊孝 佐藤
Yutaka Kurata
豊 倉田
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Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバー型光電センサにおける光ファイ
バー保持機構を改良することにより、光ファイバーの保
持強度をほぼ均一にして、センサ精度を高める。 【解決手段】 センサケース30内部に収容固定される
一体型ベース40のホルダ部40aに光ファイバー3,
4を保持する光ファイバー保持機構において、ファイバ
ー挿通孔43a,43bに挿通される光ファイバー3,
4を一括してクランプするファイバークランプ71に肉
抜き用切欠き715、あるいは肉抜き用開口716等を
形成し、クランプ方向にバネ性を付与することにより、
光ファイバー3,4の保持強度をほぼ均等にして、光フ
ァイバー3,4の位置精度を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ファイバー型
光電センサに係り、特に、センサ基板、投・受光素子、
光ファイバー等の保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、工場のFA等では、物体の有無
や位置を検出するために、光電センサ、近接センサ、超
音波センサ等の種々のセンサが使用されるが、測定距離
や検知精度の面で光電センサ、特に光ファイバー型光電
センサが広く使用されている。
【0003】上記光ファイバー型光電センサは、図7に
示すように、制御盤に取り付けられるDINレール1に
対して測定対象の異なる複数の光電スイッチ2a,2
b,2c,2d…2nが多数密接させて整列配置されて
おり、各光電スイッチ2には、この前端面に光ファイバ
ー3,4が接続され、後端面には信号線や電力線を内蔵
したケーブル5が接続されている。
【0004】そして、各光電スイッチ2a,2b,2
c,2d…2nにおいて、光ファイバー3,4先端のセ
ンサヘッド部3a,4aで物体の有無や位置を検出すれ
ば、ケーブル5を通じて制御機器にその検出信号が送ら
れる。
【0005】この光ファイバー型光電センサ2は、図
8,図9に示すように、DINレール1に取り付けられ
るレール装着溝6aを備え、かつ上面に開口6bを設け
た絶縁樹脂からなるセンサケース6と、このセンサケー
ス6内に収容されるセンサ基板7、並びにセンサ基板7
に実装される投・受光素子8,9と、センサ基板7及び
投・受光素子8,9を保持する機能を備え、センサケー
ス6の上面開口6bを介して内部に収容固定されるベー
ス10と、投・受光素子8,9に光ファイバー3,4を
対峙させるように、センサケース6に取り付ける光ファ
イバーホルダ11とから構成されている。
【0006】更に、センサ基板7を取り付けたベース1
0に対して、表示ユニット12や押しボタン13、スラ
イドスイッチ14がベース10及びセンサ基板7の上縁
に沿って取り付けられており、それらを覆うように開閉
式カバー15がセンサケース6のヒンジ部に開閉自在に
取り付けられている。
【0007】また、光ファイバーホルダ11は、内部の
クランプ機構により、光ファイバー3,4がクランプ保
持されている。上記光ファイバーホルダ11は、光ファ
イバー3,4を内部に挿通させるための挿通孔11a,
11bが設けられているとともに、各挿通孔11a,1
1b内に光ファイバー3,4を挿通した状態で強固に保
持できるように、ホルダ11内部には、光ファイバー保
持機構として、ファイバークランプ16と、このファイ
バークランプ16を押し下げ操作するクランプレバー1
7とが設けられている。
【0008】ファイバークランプ16並びにクランプレ
バー17との関係は、ファイバークランプ16は、上面
の左右側にフック16aが一対設けられており、クラン
プレバー17の支持軸17aがホルダ11に軸受され、
クランプレバー17は、矢印方向に回動自在に支持さ
れ、このクランプレバー17にファイバークランプ16
のフック16aが係止され、クランプレバー17の操作
により、下方向に押し下げられる。
【0009】そして、図10に示すように、ファイバー
クランプ16には、光ファイバー3,4をクランプする
2箇所のクランプ部16b,16cが形成されている。
すなわち、下縁に円弧状のクランプ部16bと中央より
やや上側に設けた長円形状の孔16dの上縁部にクラン
プ部16cが設けられている。
【0010】そして、クランプレバー17を操作するこ
とにより、ファイバークランプ16を押し下げ、ホルダ
11の挿通孔11a,11b内に挿通されている光ファ
イバー3,4を各クランプ部16b,16cにより一括
して所定のクランプ力で保持するようにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の光
ファイバー型光電センサ2は、センサケース6内に収容
されるベース10に取り付けられている投・受光素子
8,9に対峙して、光ファイバー3,4をファイバーホ
ルダ11を介して取り付けているが、光ファイバーホル
ダ11における光ファイバー3,4の保持構造は、光フ
ァイバー3,4をホルダ11の各挿通孔11a,11b
内に挿通させる作業性を考慮して、挿通孔11a,11
bの径は光ファイバー3,4の径より余裕をもたせた大
径に設定されている。
【0012】そして、光ファイバーホルダ11に内装さ
れるファイバークランプ16のクランプ部16b,16
cにより、各光ファイバー3,4をクランプして、光フ
ァイバー3,4の位置精度を良好に維持しているが、フ
ァイバークランプ16のクランプ部16b,16cでの
クランプ力にばらつきが生じやすく、そうした場合、光
ファイバー3,4の位置精度を適正に保つことができ
ず、センサ精度を低下させるという欠点が指摘されてい
る。すなわち、検出対象物や検出距離などの検出条件が
一定であっても受光素子9の受光量が変動してしまう。
【0013】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたもので、光ファイバー型光電センサにお
ける2本の光ファイバーの保持強度のばらつきをなく
し、2本の光ファイバーの位置精度を高め、良好なセン
サ精度が得られる光ファイバー型光電センサを提供する
ことを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、絶縁樹脂からなるセンサケースと、この
センサケース内に収容されるセンサ基板並びにセンサ基
板に実装される投・受光素子と、該投・受光素子にそれ
ぞれその端末が対峙するように設けられる2本の光ファ
イバー並びにそのホルダとを備えた光ファイバー型光電
センサであって、上記ホルダには、クランプレバーの操
作により上下動し、2本の光ファイバーを一括して保持
するファイバークランプが内挿され、該ファイバークラ
ンプは、クランプ方向に沿ってバネ性が付与されている
ことにより、2本の光ファイバーをクランプするクラン
プ力が略均等に規制されることを特徴とする。
【0015】ここで、センサケース内に収容されるセン
サ基板は、電源回路、遅延回路、タイミング制御回路、
駆動回路等の各種回路や、投光素子、受光素子の各端子
ピンが実装されており、これらセンサ基板と投・受光素
子を支持するベースがセンサケース内の所定位置に収容
固定される。
【0016】また、投・受光素子に対応する投・受光側
の2本の光ファイバーは、ホルダにより保持される。ホ
ルダは、センサケース内に収容固定されるベースに一体
に設けても良く、また、センサケースに取り付けられる
別体のファイバーホルダを別途設けるようにしても良
い。
【0017】いずれの場合においても、光ファイバーを
保持するホルダには、2本の光ファイバーの各挿通孔に
臨むように2箇所のクランプ部を有するファイバークラ
ンプが上下動可能に内挿されており、このファイバーク
ランプにクランプ方向に沿うバネ性が付与されている。
バネ性は、2本の光ファイバーをクランプする部分のそ
れぞれに働くように付与されていてもよいが、少なくと
も1本の光ファイバーをクランプする部分に働くように
付与されていればよい。
【0018】例えば、2箇所のクランプ部間に側面から
中央に向けて肉抜き用切欠きを形成するか、あるいは2
箇所のクランプ部間に肉抜き用開口を設けることによ
り、バネ性を付与することができる。
【0019】そして、本発明によれば、2本の光ファイ
バーをクランプするファイバークランプにバネ性が付与
されているため、ファイバーホルダのファイバー挿通孔
に2本の光ファイバーを挿通した後、クランプレバーを
操作して、ファイバークランプのクランプ部により2本
の光ファイバーをクランプする際、基準クランプ力より
強く締め付けても、ファイバークランプのバネ性により
過度にクランプ力が作用することがなく、2本の光ファ
イバーの保持力をほぼ均一に調整でき、光ファイバーの
位置精度を高めることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る光ファイバー
型光電センサの実施形態について、添付図面を参照しな
がら詳細に説明する。
【0021】図1は本発明に係る光ファイバー型光電セ
ンサの一実施形態を示す側面図、図2は同センサの分解
斜視図、図3は同センサの構成を示す断面図、図4は同
センサにおける投・受光素子と光ファイバーとの関係を
示す一部破断要部斜視図、図5は同センサにおけるファ
イバー保持機構に使用するファイバークランプの一実施
形態を示す(a)左側面図、(b)正面図、図6は同セ
ンサにおけるファイバー保持機構に使用するファイバー
クランプの別実施形態を示す正面図である。
【0022】図1乃至図3において、本発明に係る光フ
ァイバー型光電センサ20は、偏平で略直方形状のセン
サケース30と、このセンサケース30内に収容固定さ
れる一体型ベース40と、一体型ベース40に支持され
るセンサ基板50並びに投光素子60、受光素子61
と、光ファイバー3,4を一体型ベース40に保持させ
るためのファイバー保持機構70、及び電力線,信号線
を内蔵するケーブル5をセンサ基板50側に接続するた
めのコネクタ80とから大略構成されている。尚、図2
では、センサケース30の上面を蓋する開閉式カバー9
0は図示されておらず、図3ではセンサ基板50が図示
されていない。
【0023】更に詳しくは、センサケース30は、絶縁
樹脂の射出成形体から構成され、図7に示すように、D
INレール1にファイバー型光電センサ20を多数密接
させて整列配置させる必要があるため、このセンサケー
ス30の底面には、レール装着溝31にレール装着具3
1aが取り付けられている。また、センサケース30上
面には、一体型ベース40を収容固定するための開口3
2が形成され、センサケース30の前端面30aには、
光ファイバー3,4を挿通させるための挿通孔33,3
4が形成され、また、センサケース30の後端面30b
には、コネクタ80を収容するための凹部35が設けら
れている。
【0024】上記センサケース30の両側面には、隣接
する光電センサ間で光通信を行なうための光通信用窓3
6が設けられており、かつセンサケース30の内壁面に
は、上下に延びる支持凸条37が設置され、上面開口3
2の後端側には、図2では図示しない開閉カバー体90
を開閉自在に支持する軸受孔38が設けられている。
【0025】次に、センサケース30内部に収容固定さ
れる一体型ベース40は、これも絶縁樹脂の射出成形体
から構成され、この一体型ベース40は、センサ基板5
0並びにLED(発光ダイオード)等の投光素子60、
PD(フォトダイオード)等の受光素子61が取付固定
されている。上記センサ基板50には、電源回路、遅延
回路、タイミング制御回路、駆動回路等の各種回路、並
びに投光素子60、受光素子61の各端子ピンが実装さ
れている。
【0026】更に、一体型ベース40は、ホルダ機能を
もつフロント側ブロック部40aと、センサケース30
の上面開口32を覆う上縁フランジ40bと、フロント
側ブロック部40aと上縁フランジ40b間に連接さ
れ、センサ基板50を支持する基板取付部40cとを備
えている。上記フロント側ブロック部40aの両側面に
は、センサケース30の支持凸条37と凹凸嵌合する受
け凹条41が上下方向に沿って形成されており、また、
フロント側ブロック部40aには、図3,図4に明示す
るように、投光素子60、受光素子61、また、所望な
らば、PD等からなるAPC(オートパワーコントロー
ル)用受光素子62をそれぞれ収容する素子収容スペー
ス42a,42b,42cが形成されており、投光素子
60と受光素子61に対峙するように、光ファイバー
3,4の各挿通孔43a,43bが開設されている。
【0027】尚、一体型ベース40の上縁フランジ40
bには、表示ユニット63を収容する収容凹部44が凹
設され、また、押しボタンスイッチ45並びにセンサ基
板50の切り替えスイッチ51を臨ませるガイド孔46
が細長状に形成されている。
【0028】次に、光ファイバー3,4の保持機構70
は、ファイバークランプ71とクランプレバー72とか
ら構成されており、一体型ベース40のフロント側ブロ
ック部40aに設けられたスペース内にファイバークラ
ンプ71を挿入し、クランプレバー72を図2中矢印方
向に操作することにより、ファイバークランプ71を下
方に押し下げ、投光側光ファイバー3並びに受光側光フ
ァイバー4を強固にクランプ固定しているが、詳細は後
述する。
【0029】また、センサ基板50に電力を供給すると
ともに、外部の制御機器との信号の入出力を行なうため
に、コネクタ80は、プラグ側コネクタ81とソケット
側コネクタ82とから構成されている。プラグ側のコネ
クタ81は、制御基板50の端子ランド52にプラグ側
コネクタ81の各端子ピン81aが半田付け等により実
装され、ソケット側コネクタ82は、係止部材82aの
バネ性により、センサケース30のリヤ側端面30bの
凹部35に着脱自在に装着され、プラグ側コネクタ81
の端子ピン81aをソケット孔82bに挿入して、ソケ
ット側コネクタ82内部の図示しない端子とケーブル5
の電力線及び信号線が接続される。
【0030】本発明では、一体型ベース40のフロント
側ブロック部40aに投・受光素子60,61を取り付
けるとともに、光ファイバー3,4もまた、一体型ベー
ス40のフロント側ブロック部40aに組み付けられ、
図4に示すように、一体型ベース40のフロント側ブロ
ック部40aの素子収容部42a,42bに投光素子6
0、受光素子61がそれぞれ収容固定され、この投光素
子60、受光素子61に対峙するように、光ファイバー
3,4もファイバー保持機構70を介して一体型ベース
40のフロント側ブロック部40aに固定されている。
【0031】ところで、本発明に係る光ファイバー型光
電センサ20の特徴は、投・受光素子60,61の光信
号を精度良く光ファイバー3,4に伝達できるように、
光ファイバー3,4の保持機構70に工夫を加えた点に
ある。
【0032】すなわち、センサケース30の挿入孔3
3,34から内部に挿入される光ファイバー3,4は、
一体型ベース40のフロント側ブロック部40aに設け
られているファイバークランプ71、とクランプレバー
72とから構成される光ファイバー保持機構70によ
り、2本の光ファイバー3,4間で保持力のばらつきが
生じることがなく、良好に保持される。
【0033】上記ファイバークランプ71とクランプレ
バー72との構成について説明すると、ファイバークラ
ンプ71の上面左右2箇所に設けたフック711がクラ
ンプレバー72の支持軸721に係止されてファイバー
クランプ71が支持され、ファイバークランプ71を支
持するクランプレバー72は、この支持軸721の両端
が外方に突出しており、支持軸721の突出部を一体型
ベース40の軸受部47に収容することにより、クラン
プレバー72は略90°回動可能に取り付けられてい
る。
【0034】従って、図2中矢印方向にクランプレバー
72を回動操作した際、支持軸721を交差するように
設けた湾曲状のカム面722がファイバークランプ71
の上面を押し下げることにより、ファイバークランプ7
1が所定寸法押し下げられて光ファイバー3,4がクラ
ンプ状態となる。
【0035】このファイバークランプ71は、図5に示
すように、段付きプレート体からなり、上面にフック7
11が形成される他に、下縁に円弧状爪部712が形成
され、この円弧状爪部712が投光側光ファイバー3が
挿入される挿通孔43a内に臨み、投光側光ファイバー
3をクランプするクランプ部となる。
【0036】また、ファイバークランプ71の段部をま
たぐように形成された長円状孔713の上縁部分に円弧
状爪部714が形成され、この爪部714が受光側光フ
ァイバー4を挿通させる挿通孔43bに臨み、受光側光
ファイバー4のクランプ部となる。
【0037】従って、クランプレバー72を図2中矢印
方向に押し下げることにより、クランプレバー72のカ
ム面722がファイバークランプ71の上面を押し下
げ、円弧状爪部712が投光側光ファイバー3をクラン
プするとともに、長円状孔713の上縁部分に設けた爪
部714が受光側光ファイバー4をクランプする。
【0038】そして、本発明においては、この段付きプ
レート体からなるファイバークランプ71の上下クラン
プ部712,714間の側面に肉抜き用切欠き715を
設けることにより、クランプ方向に沿ってファイバーク
ランプ71にバネ性を付与したことが特徴である。
【0039】図4は、一体型ベース40のフロント側ブ
ロック部40aに設けた光ファイバー挿通孔43a,4
3bに光ファイバー3,4を挿入して、ファイバー保持
機構のクランプレバー72を押し下げることにより、フ
ァイバークランプ71を下方向に押し下げて、光ファイ
バー3,4をクランプした状態を示している。ファイバ
ークランプ71は、側面に肉抜き用切欠き715が形成
されており、この肉抜き用切欠き715により、クラン
プ方向に撓むことで、2本の光ファイバー3,4の保持
力をほぼ同一に調整することができる。
【0040】従って、従来のように、光ファイバー3,
4の保持力にばらつきが生じることにより、光ファイバ
ー3,4の位置精度に狂いが生じ、センサ精度が低下す
るという不具合を有効に解決することができる。
【0041】更に、図6に示すように、上下のクランプ
部712,714間の中央に肉抜き用開口716を形成
することにより、クランプ方向にバネ性を付与しても良
い。この実施形態においても、光ファイバー3,4の保
持力をほぼ同等に調整できるため、光ファイバー3,4
の位置精度を高めることにより、センサ精度をアップさ
せることができる。
【0042】以上説明した光ファイバー型光電センサ2
0は、ファイバー保持機構70を、センサケース30内
に収容される一体型ベース40のホルダ部分(フロント
側ブロック部40a)に設ける構成であるが、投・受光
素子と光ファイバーとを別個のホルダで支持する構成の
センサに適用することもできる。
【0043】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る光ファ
イバー型光電センサは、2本の光ファイバーをクランプ
するファイバークランプにクランプ方向に沿ってバネ性
を付与することにより、投光側光ファイバーと受光側光
ファイバーの保持強度のばらつきをなくし、光ファイバ
ーの位置精度を高め、センサの信頼性を高めることがで
きるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバー型光電センサの一実
施形態を示す側面図である。
【図2】図1に示す光ファイバー型光電センサの構成を
示す分解斜視図である。
【図3】図1に示す光ファイバー型光電センサの内部構
成を示す断面図である。
【図4】図1に示す光ファイバー型光電センサにおける
投・受光素子と光ファイバーとの関係を示す一部破断要
部斜視図である。
【図5】図1に示す光ファイバー型光電センサに使用す
るファイバークランプを示す(a)左側面図、(b)正
面図である。
【図6】図1に示す光ファイバー型光電センサに使用す
るファイバークランプを示す正面図である。
【図7】光電センサを多数並列装着したセンサシステム
を示す説明図である。
【図8】従来の光ファイバー型光電センサの構成を示す
分解斜視図である。
【図9】従来の光ファイバー型光電センサの内部構成を
示す断面図である。
【図10】従来の光ファイバー型光電センサにに使用す
るファイバークランプを示す正面図である。
【符号の説明】
1 DINレール 2 光ファイバー型光電センサ 3,4 光ファイバー 20 光ファイバー型光電センサ 30 センサケース 31 レール装着溝 32 上面開口 33,34 光ファイバー挿通孔 37 支持凸条 40 一体型ベース 40a フロント側ブロック部 40b 上縁フランジ部 40c 基板取付部 41 受け用凹条 42a,42b,42c 素子収容凹部 43a,43b 光ファイバー挿通孔 45 押しボタンスイッチ 47 軸受部 50 センサ基板 51 スライドスイッチ 52 端子孔 70 ファイバー保持機構 71 ファイバークランプ 711 フック 712 円弧状爪部(クランプ部) 713 長円状孔 714 爪部(クランプ部) 715 肉抜き用切欠き 716 肉抜き用開口 72 クランプレバー 721 支持軸 722 カム面 80 コネクタ 81 プラグ側コネクタ 82 ソケット側コネクタ 90 開閉式カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 倉田 豊 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 Fターム(参考) 5G055 AA02 AA11 AB03 AC01 AD01 AD04 AD12 AE01 AE06 AE07 AE25 AE28 AE34 AG11 AG21

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁樹脂からなるセンサケースと、この
    センサケース内に収容されるセンサ基板並びにセンサ基
    板に実装される投・受光素子と、該投・受光素子にそれ
    ぞれその端末が対峙するように設けられる2本の光ファ
    イバー並びにそのホルダとを備えた光ファイバー型光電
    センサであって、上記ホルダには、クランプレバーの操
    作により上下動し、2本の光ファイバーを一括して保持
    するファイバークランプが内挿され、該ファイバークラ
    ンプは、クランプ方向に沿ってバネ性が付与されている
    ことにより、2本の光ファイバーをクランプするクラン
    プ力が略均等に規制されることを特徴とする光ファイバ
    ー型光電センサ。
  2. 【請求項2】 2本の光ファイバーを保持するホルダ
    は、センサケース内に収容され、センサ基板並びに投・
    受光素子を支持する一体型ベースに設けられていること
    を特徴とする請求項1に記載の光ファイバー型光電セン
    サ。
  3. 【請求項3】 ファイバークランプは、上下のクランプ
    部間の側面に肉抜き用切欠きが設けられていることによ
    り、クランプ方向に沿ってバネ性が付与されていること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の光ファイバー型光
    電センサ。
  4. 【請求項4】 ファイバークランプは、上下のクランプ
    部間に肉抜き用開口が設けられていることにより、クラ
    ンプ方向に沿ってバネ性が付与されていることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の光ファイバー型光電セン
    サ。
JP34143899A 1999-11-30 1999-11-30 光ファイバー型光電センサ Pending JP2001155599A (ja)

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