JP2001154601A - 表示装置及び電子機器 - Google Patents

表示装置及び電子機器

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JP2001154601A
JP2001154601A JP34093699A JP34093699A JP2001154601A JP 2001154601 A JP2001154601 A JP 2001154601A JP 34093699 A JP34093699 A JP 34093699A JP 34093699 A JP34093699 A JP 34093699A JP 2001154601 A JP2001154601 A JP 2001154601A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示装置の基板に接続される可撓性基板の補
強と、その基板に直接に実装されるICチップへの光の
侵入を遮光するという複数の作用を簡単な構成によって
同時に達成できるようにする。 【解決手段】 表示装置の基板2aと、基板2a上に実
装されるICチップ16と、基板2aに接続される可撓
性基板23とを有する液晶装置1である。基板2aのう
ちICチップ16が実装された面の反対側の面と可撓性
基板23との間にかけてシート部材26を貼着し、さら
にそのシート部材26は基板2aを通してICチップ1
6に入射する光を遮光する位置に配置される。1つのシ
ート部材26により、可撓性基板23の補強とICチッ
プ16への光の侵入の防止という2つの作用を同時に達
成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字、数字、図形
等といった像を表示する表示装置及びそれを用いて構成
される電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、携帯電話機、携帯型情報端末機等
といった電子機器の表示装置としては、液晶装置などの
表示装置が広く用いられ、例えば文字、数字、図形等と
いった像を表示するために用いられている。
【0003】液晶装置は、一般に、一対の基板間に挟持
された液晶に印加する電圧を制御することによってその
液晶の配向を制御する。そして、液晶に印加する電圧を
制御するために液晶駆動用ICを基板に接続する。この
ように基板に液晶駆動用ICを接続するための方法とし
て、従来、液晶駆動用ICを基板上に直接に実装するC
OG(Chip On Glass)方式や、TAB(Tape Automate
d Bonding:テープ自動化実装)の技術を用いてFPC
(Flexible Printed Circuit)上に液晶駆動用ICをボ
ンディングしてTCP(Tape Carrier Package)を形成
し、そのTCPを基板に接続するTAB方式等といった
各種の方法が知られている。
【0004】ここでCOG方式の液晶装置を考えると、
基板上に液晶駆動用ICを実装した後、その基板の入力
端子に接続用基板、通常は可撓性基板を接続し、その接
続用基板を介して液晶駆動用ICへ液晶駆動電圧や制御
信号を伝送する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のCOG方式
の液晶装置においては、液晶駆動用ICを実装した基板
に接続された可撓性基板が折り曲げによって破損し易い
という問題がある。また、基板上に実装した液晶駆動用
ICの能動面にその基板を通して光が入射して液晶駆動
用ICが誤動作し易いという問題もある。
【0006】従来、例えば特開昭60−182679号
公報に開示されているように、COG方式の液晶装置で
はないが、基板に接続された可撓性基板の機械的強度を
補強するためにその可撓性基板に補強用部材を付設する
という技術が知られている。しかしながら、COG方式
の液晶装置において上記のような補強用部材を設けると
いう技術は従来は提案されておらず、さらにそのような
補強用部材をCOG方式の実装構造との関連において他
の用途に兼用するという考えも従来は提案されていな
い。
【0007】本発明は、上記の問題点に鑑みて成された
ものであって、液晶装置のような表示装置において、基
板に接続される可撓性基板の補強と、基板に直接に実装
される駆動用ICすなわちICチップへの光の侵入を遮
光するという複数の作用を簡単な構成によって同時に達
成することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1) 上記の目的を達
成するため、本発明に係る表示装置は、表示装置の基板
と、該基板上に実装されるICチップと、該基板に接続
される可撓性基板とを有する表示装置において、前記基
板のうち前記ICチップが実装された面の反対側の面と
前記可撓性基板との間に跨って装着されると共に、前記
基板を通して前記ICチップに入射する光を遮光する位
置に配置されたシート部材を有することを特徴とする。
【0009】この表示装置によれば、可撓性基板の折り
曲げ強度を高めることと、基板を通して光がICチップ
へ侵入するのを防止することの両方の作用を、シート部
材の働きによって同時に達成することができる。
【0010】(2) 上記(1)記載の表示装置おい
て、前記シート部材は前記基板の側端面を覆うように設
けられることが望ましい。こうすれば、ICチップへの
光の侵入をより一層確実に防止でき、さらに、割れ等と
いった損傷を起こし易い基板の側端面をその損傷から保
護できる。
【0011】(3) 上記(1)又は(2)記載の表示
装置に関しては、前記基板に対して前記ICチップと対
向しない位置に設けられた制御基板を有し、前記可撓性
基板は前記基板のうち前記ICチップが実装された面の
反対側へ折り曲げられて前記制御基板へ接続される。
【0012】この構成の表示装置に対して上記(1)又
は(2)記載の構成を適用すれば、大きな曲げ角度で曲
げられる可撓性基板の損傷を確実に防止でき、さらに基
板の裏側へ折り曲げられた可撓性基板とシート部材との
相乗効果によってICチップに対する遮光効果をより一
層高めることができる。
【0013】(4) 次に、本発明に係る電子機器は、
表示装置と、制御回路と、前記表示装置と前記制御回路
とを電気的に接続する電気接続部材とを有する電子機器
において、前記表示装置は上記(1)から上記(3)の
いずれかに記載の表示装置によって構成されることを特
徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は、本発明
に係る表示装置としての液晶装置の一実施形態を示して
いる。ここに示す液晶装置1は、互いに対向する一対の
基板2a及び2bを有し、これらの基板はシール材3に
よってそれらの周囲が互いに接着される。シール材3に
囲まれた部分の一対の基板2a及び2bに挟まれた間隙
に液晶が挟持される。なお、シール材3の内部には、図
2に示すように導電材4が含まれている。また、シール
材3の一部には図1に示すように液晶注入口3aが形成
される。
【0015】図2において、第1基板2aは基板素材6
aを有し、その基板素材6aの液晶側表面、すなわち第
2基板2bに対向する面には、例えばコモン電極として
作用する複数の第1電極7aが所定パターンに形成さ
れ、その上にオーバーコート層8aが形成され、さらに
その上に配向膜9aが形成される。
【0016】また、基板素材6aの外側表面には光学素
子としての偏光板11aが例えば貼着によって装着さ
れ、さらにその外側に光学素子としての反射板12が例
えば貼着によって装着される。つまり、本実施形態の液
晶装置1は図2の上側面が像表示面となる。
【0017】第1基板2aに対向する第2基板2bは基
板素材6bを有し、その基板素材6bの液晶側表面、す
なわち第1基板6aに対向する面には、例えばセグメン
ト電極として作用する複数の第2電極7bが所定のパタ
ーンに形成され、その上にオーバーコート層8bが形成
され、さらにその上に配向膜9bが形成される。
【0018】また、基板素材6bの外側表面には光学素
子としての位相差板10が例えば貼着によって装着さ
れ、さらにその上に光学素子としての偏光板11bが例
えば貼着によって装着される。
【0019】なお、第1基板2a及び第2基板2bの双
方又は一方に設けられる光学素子としては、上記したも
の以外に必要に応じて他の素子、例えば光拡散板等が考
えられる。さらに、位相差板10は第1基板2a及び第
2基板2bの両外側に配置してもよいし、11aを偏光
軸に応じて反射/透過する偏光板、12を光吸収層とし
てもよい。また、基板素材6a,6bの一方の内面に
は、必要に応じて、その他の光学素子、例えばカラーフ
ィルタ等を設けることもできる。
【0020】基板素材6a,6bは、例えばガラス等と
いった硬質な光透過性材料や、プラスチック等といった
可撓性を有する光透過性材料等によって所定形状、例え
ば長方形状や正方形状に形成される。また、第1電極7
a及び第2電極7bは、例えばITO(Indium Tin Oxi
de)等といった透明電極によって1000Å程度の厚さ
に形成され、オーバーコート層8a及び8bは、例えば
酸化珪素、酸化チタン又はそれらの混合物等によって8
00Å程度の厚さに形成され、そして配向膜9a及び9
bは、例えばポリイミド系樹脂によって800Å程度の
厚さに形成される。
【0021】第1電極7aは、図1に示すように、複数
の直線パターンを互いに平行に配列することによって、
いわゆるストライプ状に形成される。一方、第2電極7
bは上記第1電極7aに交差するように複数の直線パタ
ーンを互いに平行に配列することによって、やはりスト
ライプ状に形成される。これらの電極7aと電極7bと
が液晶層を挟んでドットマトリクス状に交差する複数の
点が、像を表示するための画素を形成する。そして、そ
れら複数の画素によって区画形成される領域が、文字等
といった像を表示するための表示領域となる。
【0022】以上のようにして形成された第1基板2a
及び第2基板2bのいずれか一方の液晶側表面には、図
2に示すように、複数のスペーサ13が分散され、さら
にいずれか一方の基板の液晶側表面にシール材3が例え
ば印刷等によって図1に示すように枠状に設けられる。
また、そのシール材3の適所に液晶注入口3aが形成さ
れる。
【0023】両基板2a及び2bの間にはスペーサ13
によって保持される均一な寸法、例えば5μm程度の間
隙、いわゆるセルギャップが形成され、液晶注入口3a
を通してそのセルギャップ内に液晶14が注入され、そ
の注入の完了後、液晶注入口3aが樹脂等によって封止
される。以上のようにして、液晶装置の液晶パネルが構
成される。
【0024】図1において、第1基板2aは、第2基板
2bの外側であってさらにシール材3の外側へ張り出す
基板張出し部2cを有する。第1基板2a上の第1電極
7aはその基板張出し部2cへ直接に延び出て配線15
となっている。また、第2基板2b上の第2電極7bは
シール材3に含まれる導電材4(図2参照)を介して基
板張出し部2c上の配線15につながっている。なお、
符号20は、図示しない外部回路との間で電気的な接続
をとるための外部接続端子を示している。
【0025】各電極7a,7b、それらにつながる基板
張出し部2c上の配線15及び外部接続端子20は、実
際には極めて狭い間隔で多数本がそれぞれの基板2a及
び2bの表面全域に形成されるが、図1及びこれから説
明する各図では構造を分かり易く示すために実際の間隔
よりも広い間隔でそれらの電極等を模式的に図示し、さ
らに一部の電極の図示は省略してある。また、電極7a
及び7bは、直線状に形成されることに限られず、適宜
の文字、図形等といったパターンとして形成されること
もある。
【0026】基板張出し部2c上には、ACF(Anisot
ropic Conductive Film:異方性導電膜)17によって
液晶駆動用IC16が直接に実装され、いわゆるCOG
方式の実装構造が構成される。液晶駆動用IC16は、
図2に示すように、その能動面すなわち図2の下面に、
複数の端子すなわちバンプ21を有する。
【0027】ACF17は、周知の通り、一対の端子間
を異方性を持たせて電気的に一括接続するために用いら
れる導電性のある高分子フィルムであって、例えば図2
に示すように、熱可塑性又は熱硬化性の樹脂フィルム2
2の中に多数の導電粒子19を分散させることによって
形成される。
【0028】このACF17を挟んで基板張出し部2c
と液晶駆動用IC16とを熱圧着、すなわち加熱下で加
圧することにより、液晶駆動用IC16を基板張出し部
2cに接着すると共に、液晶駆動用IC16のバンプ2
1と基板張出し部2c上の配線15との間及び液晶駆動
用IC16のバンプ21と基板張出し部2c上の外部接
続端子20との間において単一方向の導電性を持つ接続
を実現する。
【0029】図1において、基板張出し部2c上の外部
接続端子20は、ACF18を介して可撓性基板として
のFPC(Flexible Printed Circuit)23上の配線端
子24aに導電接続される。また、基板張出し部2cの
裏面にはシート部材26の一部が例えば貼着によって装
着され、さらにそのシート部材26の他の一部が例えば
貼着によってFPC23の裏面に装着される。
【0030】シート部材26は、折り曲げ処理されるF
PC23の機械的強度を補強することと、液晶駆動用I
C16の能動面、すなわちバンプ21が形成された面に
第1基板2aの裏側から光が侵入するのを防止すること
の両方を目的として用いられるものであり、そのため、
ある程度以上の機械的強度を有し、さらに遮光性を有す
る物質、例えば黒色等といった暗色の樹脂材料によって
形成され、さらに図3に示すように液晶駆動用IC16
の能動面を基板張出し部2cの裏側から被覆する位置に
装着される。
【0031】さらに、図2において、第1基板2aの外
側表面に装着した反射板12のさらに外側表面には、制
御基板としてのPCB(Printed Circuit Board:回路
基板)27が、例えば接着剤又は粘着剤によって装着さ
れる。このPCB27には、液晶駆動用IC16へ電力
や制御信号を供給するための回路や、本液晶装置1が組
み込まれる電子機器、例えば携帯電話機等を制御するた
めの制御回路等が搭載される。
【0032】そして、FPC23の先端が矢印Aのよう
に第1基板2aの裏面側へ折り曲げられ、そしてそのF
PC23の先端に設けた配線端子24bが、PCB27
の先端に形成した端子28へ、例えば半田付け等によっ
て導電接続される。
【0033】以上のように構成された液晶装置1に関し
て、液晶駆動用IC16によって第1電極7a又は第2
電極7bのいずれか一方に対して行ごとに走査電圧を印
加し、さらにそれらの電極の他方に対して表示画像に基
づいたデータ電圧を画素ごとに印加することにより、各
画素位置の液晶層に両電圧の差電圧を印加することによ
って各画素部分を通過する光を変調し、これが光出射側
の偏光板等を介する結果、基板2a又は2bの外側、本
実施形態の場合は基板2bの外側に文字、数字等といっ
た像を表示する。
【0034】本実施形態では、図2に示すように、FP
C23の裏面と基板張出し部2cの裏面との間にかけて
シート部材26を接着等によって取り付けたので、本実
施形態のようにFPC23を矢印Aのように大きな曲率
で折り曲げたとしても、そのFPC23が破損すること
を確実に防止できる。
【0035】さらに、本実施形態のシート部材26は遮
光性のある暗色、例えば黒色を有すると共に、液晶駆動
用IC16の能動面に光が侵入するのを遮蔽できる位置
に設けられるので、液晶駆動用IC16の能動面に第1
基板2aを通して光が入射することによって液晶駆動用
IC16が誤動作することを確実に防止できる。つまり
本実施形態では、1つのシート部材26によって、可撓
性基板であるFPC23の折り曲げ強度を高めること
と、第1基板2aを通して光が液晶駆動用IC16の能
動面へ侵入するのを防止することの両方の作用を同時に
達成することができる。
【0036】本実施形態においては、液晶装置の製造工
程にて、シート部材26を貼り付ける、すなわち可撓性
基板のFPC23と基板2aの2個所に対して少なくと
も接着するだけであり、簡単な工程で且つ少ない部品点
数で遮光の対策を施すことができる。なお、基板2aに
おけるIC16の能動面と対向する面上に遮光膜をパタ
ーニングする遮光方法もあり、これを兼用することもで
きるが、シート部材26だけで遮光できるのであれば、
こちらの方の工程が簡便である。
【0037】(第2実施形態)図4は、本発明に係る表
示装置としての液晶装置の他の実施形態を示している。
この実施形態に係る液晶装置31が図1に示した実施形
態と異なる点は、基板張出し部2cとFPC23との間
にかけて設けられるシート部材26に改変を加えたこと
である。このシート部材以外の構成要素は図1に示した
ものと同じものを用いることができるので、それらにつ
いては同じ符号を用いて示すことにして、それらについ
ての説明は省略する。
【0038】図4に示す実施形態で用いるシート部材3
6は、図1で用いたシート部材26と同様の材質によっ
て形成されるが、そのシート部材26よりも大きい面積
であって、基板張出し部2cの側面を越える大きさを有
している。そして、その越えた部分が複数の折り代37
を構成している。このシート部材36を基板張出し部2
cの裏面、すなわち液晶駆動用IC16を実装した面の
反対面であって、液晶駆動用IC16の能動面を覆う位
置に装着し、さらに上記の折り代37を矢印Bのように
基板張出し部2cの側面へ向けて折り曲げ、さらにそれ
らの側面に接着等によって固着する。また、シート部材
36は、FPC23の裏面にまで延在されてそこへも接
着等により固着される。
【0039】これにより、図5に示すように、折り曲げ
られたシート部材36の折り代37によって第1基板2
aの基板張出し部2cの側面が遮蔽される。そしてその
結果、第1実施形態と同様に、基板張出し部2cを通し
て液晶駆動用IC16の能動面へ侵入する光をシート部
材36によって、より一層確実に遮蔽することができる
ようになる。
【0040】(第3実施形態)図6は、本発明に係る電
子機器の一例である携帯電話機の一実施形態を示してい
る。ここに示す携帯電話機30は、アンテナ38、スピ
ーカ32、液晶装置40、キースイッチ33、マイクロ
ホン34等といった各種構成要素を筐体としての外装ケ
ース41に格納することによって構成される。
【0041】外装ケース41の内部には、上記の各構成
要素の動作を制御するための制御回路を搭載した制御回
路基板42が設けられる。また、液晶装置40は図1に
示す液晶装置1や、図4に示す液晶装置31を用いて構
成でき、その液晶装置40と制御回路基板42との間が
電気接続部材としての配線ケーブル43によって電気的
に接続される。
【0042】この携帯電話機30では、キースイッチ3
3及びマイクロホン34を通して入力される信号や、ア
ンテナ38によって受信した受信データ等が制御回路基
板42上の制御回路へ入力される。そしてその制御回路
は、入力した各種データに基づいて液晶装置40の表示
面内に数字、文字、絵柄等といった像を表示し、さらに
アンテナ38から送信データを送信する。
【0043】(その他の実施形態)以上、好ましい実施
形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はその実施形
態に限定されるものでなく、請求の範囲に記載した発明
の範囲内で種々に改変できる。
【0044】例えば、本実施形態では、表示装置の例と
して液晶装置を例にとって説明したが、エレクトロルミ
ネッセンス(EL)を用いた自発光型表示装置、プラズ
マ発光を用いたプラズマディスプレイパネル(PD
P)、蛍光体を用いたフィールドエミッションディスプ
レイなどの各種表示装置に実施することもできる。な
お、ELを用いた場合には、表示装置の基板は1枚だけ
となる。
【0045】また、例えば、図6では電子機器として携
帯電話機を例示したが、本発明は携帯情報端末機等とい
ったその他各種の電子機器に対して本発明の液晶装置を
用いることができる。
【0046】
【発明の効果】本発明に係る表示装置及び電子機器によ
れば、表示装置の基板から延びる可撓性基板の折り曲げ
強度を高めることと、基板に実装されたICチップへ該
基板を通して光が侵入するのを防止することの両方の作
用を、シート部材の働きによって同時に達成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶装置の一実施形態を分解状態
で示す斜視図である。
【図2】図1に示す液晶装置の要部の断面構造を示す断
面図である。
【図3】図1に示す液晶装置の像表示面と反対側の面の
平面図である。
【図4】本発明に係る液晶装置の他の一実施形態を分解
状態で示す斜視図である。
【図5】図4に示す液晶装置の像表示面と反対側の面の
平面図である。
【図6】本発明に係る電子機器の一実施形態を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 液晶装置 2a,2b 基板 2c 基板張出し部 3 シール材 3a 液晶注入口 6a,6b 基板素材 7a,7b 電極 14 液晶 15 配線 16 液晶駆動用IC 23 FPC(可撓性基板) 24a,24b 配線端子 26 シート部材 27 PCB(制御基板) 30 携帯電話機(電子機器) 31 液晶装置 36 シート部材 37 折り代
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H092 GA48 GA49 GA50 GA51 GA55 GA57 GA60 HA25 JB51 NA01 NA25 NA27 NA29 PA03 PA09 5E344 AA02 AA15 BB04 BB07 BB10 CC30 CD04 DD13 EE16 5G435 AA01 BB12 EE10 EE31 EE40 FF05 LL07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置の基板と、該基板上に実装され
    るICチップと、該基板に接続される可撓性基板とを有
    する表示装置において、 前記基板のうち前記ICチップが実装された面の反対側
    の面と前記可撓性基板との間に跨って装着されると共
    に、前記基板を通して前記ICチップに入射する光を遮
    光する位置に配置されたシート部材を有することを特徴
    とする表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記シート部材は前
    記基板の側端面を覆うことを特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、前記基
    板に対して前記ICチップと対向しない位置に設けられ
    た制御基板を有し、前記可撓性基板は前記基板のうち前
    記ICチップが実装された面の反対側へ折り曲げられて
    前記制御基板へ接続されることを特徴とする表示装置。
  4. 【請求項4】 表示装置と、制御回路と、前記表示装置
    と前記制御回路とを電気的に接続する電気接続部材とを
    有する電子機器において、前記表示装置は請求項1から
    請求項3の少なくともいずれか1つに記載の表示装置に
    よって構成されることを特徴とする電子機器。
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