JP2001153971A - からくり時計 - Google Patents

からくり時計

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JP2001153971A
JP2001153971A JP34040099A JP34040099A JP2001153971A JP 2001153971 A JP2001153971 A JP 2001153971A JP 34040099 A JP34040099 A JP 34040099A JP 34040099 A JP34040099 A JP 34040099A JP 2001153971 A JP2001153971 A JP 2001153971A
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Hideyuki Tanaka
秀之 田中
Hiroyuki Nakazawa
博幸 中沢
Hiroshi Ito
伊藤  博
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Rhythm Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】意外性に富んでより優れた鑑賞性を与えること
ができ、装飾効果を高めることができるからくり時計を
提供する。 【解決手段】文字盤14を、中心軸部にムーブメントに
より回転駆動される指針軸20が挿通されており、指針
軸20の挿通部を含む固定分割片141と、3つの可動
分割片142,143,144に分割し、かつ、指定時
刻あるいはモニタ信号に基づく駆動信号を受けて文字盤
14の裏面側に配置した中心飾りを回転させるととも
に、文字盤14の3つの可動分割片142,143,1
44を180°回転させて開状態とした後、すなわち可
動分割片を文字盤の形状の画定領域内から画定領域外に
位置するように回転させた後、逆転させて、可動分割片
142,143,144を文字盤14を画定する元の位
置に戻す第1装飾部15を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、からくり時計に関
し、特に、たとえば所定の時刻になると文字盤等を移動
させて背後に収納された人形等の装飾体を出現させるか
らくり時計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】時計の文字盤を複数の分割片により構成
し、たとえば正時になると、この複数の分割片を分離す
るように移動させて、その背後に収容された人形などの
装飾体を出現させ、音楽に合わせてこの装飾体を作動さ
せるようなからくり時計が開発され製品化されている。
【0003】このようなからくり時計としては、たとえ
ば特公平8−10256号公報、特開平8−68870
号公報等に開示されたものが存在する。この特公平8−
10256号公報に開示のからくり時計は、文字盤を複
数に分割された略扇状の素片により形成し、所定の時刻
になると、これらの素片を回動させて花弁状に広がらせ
るようにし、この文字盤の背後に収納された人形等の装
飾体を目視できるようにしたものである。上記分割され
た文字盤のそれぞれの素片を回動させる駆動機構として
は、外周に歯が形成されたリング状のラック、このラッ
クに噛み合うようにラックの径方向外側に配置された複
数の歯車等を設け、この複数の歯車の回転軸にそれぞれ
の素片を固定して、ラックを駆動モータにより駆動する
ことにより、素片を開閉自在に回動させるように構成し
ている。
【0004】また、特開平8−68870号公報に開示
のからくり時計は、文字盤を上下に2分割できるように
形成し、所定の時刻になると、この文字盤を上下にそれ
ぞれ分離させて、その文字盤の背後に収容された人形等
の装飾体を目視できるようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特公平
8−10256号公報に開示のからくり時計において
は、分割された文字盤のそれぞれの素片を回動させる駆
動機構として、外周に歯が形成されたリング状のラッ
ク、このラックに噛み合うようにラックの径方向外側に
配置された複数の歯車等を採用していることから、径方
向において時計全体が大型化し、部品の集約化が困難で
あるという問題があった。
【0006】また、回動させられて開いた状態にある文
字盤のそれぞれの素片は、回転軸により支持されるのみ
であり、前後方向におけるガタツキすなわちあおり等を
生じる場合があるという問題があった。さらに、文字盤
を形成するそれぞれの素片の移動範囲としては、固定さ
れた回転軸回りに回動する範囲であるため、それ程目立
つものでもなく、動的変化の意外性という面では、若干
迫力に欠けるという問題があった。
【0007】また、上記特開平8−68870号公報に
開示のからくり時計においても、上下に2分割された文
字盤は、単に上下に分離移動するだけであるため、内部
の装飾体を出現させることはできるものの、外観の変化
として強い印象を及ぼすものではなく、同様に変化の意
外性に乏しいという問題があった。
【0008】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、構造の簡略化、部品点数の削減
等を図りつつ、装飾体の前方を開閉する文字盤等の動的
変化の意外性に富んでより優れた鑑賞性を与えることが
でき、限られた空間内で装飾体の動きを最大限に大きく
みせることができ、装飾効果を高めることができるから
くり時計を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、文字盤の裏面側に指定時刻あるいはモニ
タ信号に基づく駆動信号を受けて駆動される装飾部を有
するからくり時計であって、上記文字盤は、固定分割片
と、可動分割片とに分割され、上記固定分割片と可動分
割片とを分割した固定境界縁と可動境界縁は、上記可動
分割片の可動境界縁が上記固定分割片の固定境界縁に沿
って回転可能な弧状に形成されており、上記装飾部は、
駆動信号を受けて所定速度で正逆方向に回転する駆動モ
ータと、上記駆動モータの回転軸の回転を伝達する少な
くとも一つの伝達歯車と、上記伝達歯車の回転が伝達さ
れる中心飾り用歯車と、上記中心飾り用歯車の周囲に配
置されて当該中心飾り用歯車の回転が伝達され、かつ回
転軸の一端部が上記文字盤の可動分割片に固定され、上
記中心飾り用歯車の回転に応じて上記可動分割片を文字
盤の形状の画定領域内から画定領域外に至る領域の所定
の領域に位置するように回転させる周囲用歯車と、上記
中心飾り用歯車の回転軸に取り付けられ、当該中心飾り
用歯車の回転に応じて回転し、当該回転に伴い、少なく
とも上記文字盤を画定する場合に位置する上記可動分割
片の裏面側領域を装飾体が位置する中心飾りとを有す
る。
【0010】また、本発明は、文字盤の裏面側に指定時
刻あるいはモニタ信号に基づく駆動信号を受けて駆動さ
れる装飾部を有するからくり時計であって、上記文字盤
は、固定分割片と、それぞれ当該固定分割片の異なる部
位に対して分割された可動分割片とを有し、上記固定分
割片と各可動分割片とを分割した固定境界縁と可動境界
縁は、それぞれ上記可動分割片の可動境界縁が上記固定
分割片の固定境界縁に沿って回転可能な弧状に形成され
ており、上記装飾部は、駆動信号を受けて所定速度で正
逆方向に回転する駆動モータと、上記駆動モータの回転
軸の回転を伝達する少なくとも一つの伝達歯車と、上記
伝達歯車の回転が伝達される中心飾り用歯車と、上記中
心飾り用歯車の周囲に配置されて当該中心飾り用歯車の
回転が伝達され、かつ回転軸の一端部が上記文字盤の対
応付けられた可動分割片に固定され、それぞれ上記中心
飾り用歯車の回転に応じて上記可動分割片を文字盤の形
状の画定領域内から画定領域外に至る領域の所定の領域
に位置するように回転させる複数の周囲用歯車と、上記
中心飾り用歯車の回転軸に取り付けられ、当該中心飾り
用歯車の回転に応じて回転し、当該回転に伴い、少なく
とも上記文字盤を画定する場合に位置する上記可動分割
片の裏面側領域を装飾体が位置する中心飾りとを有す
る。
【0011】また、本発明では、上記可動分割片を回転
させるための周囲用歯車と所定の係合関係をもってそれ
ぞれ同軸状に配置された受け車と、上記周囲用歯車およ
び受け車を、上記中心飾り用歯車と周囲用歯車のバック
ラッシュ分のずれを戻す方向に付勢する補正手段とを有
する。
【0012】また、本発明では、上記可動分割片が所定
の回転角度位置に達したことを検知する検知手段を有す
る。また、本発明では、上記検知手段は、所定支持軸回
りに揺動自在に配置された揺動アームと、上記揺動アー
ムの一端部を係止させるように上記中心飾り用歯車の外
周縁部に形成された係止部と、上記揺動アームの一端部
が上記係止部にて係止された状態で上記揺動アームの他
端部により作動させられて所定位置を検出するスイッチ
とを有する。
【0013】本発明によれば、指定時刻あるいはモニタ
信号に基づく駆動信号が駆動モータに供給されると、モ
ータが回転して伝達歯車が回転し、モータの回転が中心
飾り用歯車に伝達される。これにより、中心飾りが所定
方向に回転する。中心飾り用歯車の回転に伴いその周囲
に配置されている複数の周囲用歯車が中心飾りと逆方向
あるいは同方向に回転し、これに伴い、文字盤の可動分
割片も回転される。そして、可動分割片が閉状態から開
状態になるまでの間に、あるいは開状態から閉状態にな
るまでの間、文字盤の背後で回転している中心飾りの見
える箇所が時々刻々と変化する。したがって、限られた
空間内で装飾体の動きを最大限に大きくみせることがで
き、また、装飾効果が高くなっている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明のからくり時計に係
る実施の形態について、添付図面に基づき説明する。な
お、説明の便宜上、一部の図面においては、透視図法を
用いて示した。
【0015】図1ないし図4は、本発明に係るからくり
時計の一実施形態を示すものであり、図1はその正面
図、図2は後述する装飾部により文字盤が分離されて可
動分割片が90°自転および公転した状態を示す正面
図、図3は後述する装飾部により文字盤が分離されて可
動分割片が180°自転および公転した状態を示す正面
図、図4は図1中のA−A部における縦断面図、図5は
図1中のB−B部における縦断面図である。
【0016】本実施形態に係るからくり時計10は、外
側輪郭を画定する縦長で楕円形のケース体11と、ケー
ス体11の前方を塞ぐガラス板12と、ガラス板12を
ケース体に対して固定するガラス押さえ13UR,13
UL,13DR,13DL、前面ガラス板12で保護さ
れたケース体11内の前面側中央より上側に配置され、
固定分割片141と3つの可動分割片142,143,
144に分割された文字盤14と、文字盤14の裏面側
に配置され可動分割片142,143,144の開閉動
作を行わせる第1装飾部15と、文字盤14の下側に設
けられた第2装飾部16と、文字盤14の第1装飾部1
5よりさらに裏面側(ケース体の裏面側)に配置された
ムーブメント17と、ムーブメント17により駆動され
る時針18および分針19等を主構成要素として有して
いる。
【0017】前面ガラス板12は、その外周部の1時お
よび11時方向の2箇所(上2箇所)、並びに5時およ
び7時方向の2箇所(下2箇所)で、ガラス押さえ13
UR,13UL,13DR,13DLにより、ケース体
11に対して固定されている。そして、前面ガラス板1
2は、裏面周縁部にたとえば黒色で枠部12aが印刷さ
れている。
【0018】ガラス押さえ13は、図5に示すように、
前面ガラス板12のケース体11の支持部11aで支持
された部位より外周側の周辺部の所定領域における前面
側と裏面側を挟持する挟持部131と、挟持部131の
裏面側に形成された雌ねじ部を有する取り付けボス13
2と、装着時にケース体11の前面に当接して安定した
装着状態を保持するための支持部133とを有してい
る。
【0019】挟持部131は、支持部133と連続して
直線的に形成された基台部131aと、基台部131a
の端部に形成され、装着時に前面ガラス板12の前面側
に位置する前面片部131bと、前面片部131bに対
して所定間隔をおいて平行に形成され、装着時に前面ガ
ラス板12の裏面側の側部からケース体11の支持部1
1aまで略達するように形成された後面片部131cと
を有している。すなわち、挟持部131は、基台部13
1aを底面として前面片部131bと後面片部131c
で形成される溝部131dに前面ガラス板12の側部を
含む外周部を挿入するようにして装着される。そして、
後面片部131cの裏面の略中央部には、面に対して垂
直な方向に取り付けボス132が形成されている。この
後面片部131cの厚さを取り付けボス132の高さ
(長さ)は、ケース体11の支持部11aと略同じ高さ
(若干高く)に設定される。
【0020】また、ケース体11には、前面ガラス板1
2の裏面側と対向する面に、ガラス押さえ13の取り付
けボスの先端部が収容可能な位置決め部としての位置決
め溝11bが形成され、さらに、位置決め溝11bの中
央部には、貫通孔であるネジ孔11cが形成されてい
る。
【0021】このような構成を有するガラス押さえ13
を用いた前面ガラス板12の装着は次のように行われ
る。すなわち、ケース体11の外周部に形成されて支持
部11aで前面ガラス板12の裏面側の周縁部を支持し
た状態で、時計の側方から、ガラス押さえ13の挟持部
131における基台部131aを底面として前面片部1
31bと後面片部131cで形成される溝部131dに
前面ガラス板12の側部を含む外周部を挿入するように
して装着する。そして、ガラス押さえ13の取り付けボ
ス131cを、ケース体11に形成された位置決め溝1
1bに収容させた状態で位置決めする。この状態で、時
計の裏面側からケース体11を貫通させたネジ110
を、ガラス押さえ13の取り付けボス132に形成した
雌ねじ部に螺着することにより、ガラス押さえ13をケ
ース体11の外周部に固定させる。これにより、前面ガ
ラス板12の周縁部が、ガラス押さえ13の挟持部13
1で挟持された形で固定される。また、この固定した状
態では、ガラス押さえ13の支持部133がケース体1
1の外周部前面に当接した状態となることから、がたつ
きが防止される。
【0022】文字盤14は、たとえば所定の径を有する
第1円板14a上に、第1円板より径の小さい第2円板
14bを中心軸を一致させて重ねて形成され、その中心
軸部にムーブメント17により回転駆動される指針軸2
0が挿通されており、上述したように、指針軸20の挿
通部を含む固定分割片141と、3つの可動分割片14
2,143,144に分割されている。また、文字盤1
4には、後述する第1装飾部15の中心飾りの装飾体
(気球)の回転軌跡に対応する指針軸20を中心とする
所定同心領域に、装飾体を時計前面側から目視可能な、
たとえば透明アクリル板からなる透明部14cが形成さ
れている。
【0023】文字盤14のさらに具体的な構成を、図6
および図7に関連付けて説明する。図6は、文字盤の部
分および第1装飾部の一部のみを抽出した図であって、
文字盤が閉状態にある場合を示す図、図7は、文字盤の
部分および第1装飾部の一部のみを抽出した図であっ
て、文字盤が開状態にある場合を示す図である。
【0024】固定分割片141は、指針軸20の挿通部
を中心として3方向、具体的には2時方向、6時方向、
および10時方向に延び、その中央部が細く、両端部側
が徐々に太くなるように、両側縁(両側の境界縁)が弧
状に形成された枝部1411,1412,1413を有
する。そして、枝部1411の一辺側と枝部1412の
一辺側で形成される第1固定境界縁部1414、枝部1
412の他辺側と枝部1413の一辺側で形成される第
2固定境界縁部1415、枝部1413の他辺側と枝部
1411の他辺側で形成される第3固定境界縁部141
6は、それぞれ、連続する円弧状をなすように形成され
ている。
【0025】可動分割片142は、その可動境界縁部1
421が固定分割片141の第1固定境界縁部1414
に沿って回転可能な円弧状をなすように、固定分割片1
41に対して分割されている。そして、可動分割142
は、第1装飾部15の後記する周囲用歯車の回転軸が裏
面の所定位置、具体的には、第1円板14aまたは第2
円板14bの半径方向の外周側の所定位置に固定され、
中心飾り用歯車の回転に応じて回転する周囲用歯車によ
り文字盤の形状の画定領域内から画定領域外に至る領域
の所定の領域に位置するように回転させられる。また、
図6および図7に示すように、可動分割片142の可動
境界縁部1421の第1円板部14a−1は、閉状態時
に、固定分割片141の第1固定境界縁部1414の裏
面側に位置するように形成(分割)されている。
【0026】可動分割片143は、その可動境界縁部1
431が固定分割片141の第2固定境界縁部1415
に沿って回転可能な円弧状をなすように、固定分割片1
41に対して分割されている。そして、可動分割片14
3は、第1装飾部15の後記する周囲用歯車の回転軸が
裏面の所定位置、具体的には、第1円板14aまたは第
2円板14bの半径方向の外周側の所定位置に固定さ
れ、中心飾り用歯車の回転に応じて回転する周囲用歯車
により文字盤の形状の画定領域内から画定領域外に至る
領域の所定の領域に位置するように回転させられる。ま
た、図6および図7に示すように、可動分割片143の
可動境界縁部1431の第1円板部14a−2は、閉状
態時に、固定分割片141の第2固定境界縁部1415
の裏面側に位置するように形成(分割)されている。
【0027】可動分割片144は、その可動境界縁部1
441が固定分割片141の第3固定境界縁部1416
に沿って回転可能な円弧状をなすように、固定分割片1
41に対して分割されている。そして、可動分割片14
4は、第1装飾部15の後記する周囲用歯車の回転軸が
裏面の所定位置、具体的には、第1円板14aまたは第
2円板14bの半径方向の外周側の所定位置に固定さ
れ、中心飾り用歯車の回転に応じて回転する周囲用歯車
により文字盤の形状の画定領域内から画定領域外に至る
領域の所定の領域に位置するように回転させられる。ま
た、図6および図7に示すように、可動分割片144の
可動境界縁部1441の第1円板部14a−3は、閉状
態時に、固定分割片141の第3固定境界縁部1416
の裏面側に位置するように形成(分割)されている。
【0028】さらに、図6および図7に示すように、固
定分割片141の中央部、並びに各枝部1411,14
12,1413の先端部の裏面側には、それぞれ、各可
動分割片142,143,144の可動境界縁部142
1,1431,1441の第1円板部14a−1,14
a−2,14a−3をスムースに案内し、位置決めする
プーリ1417,1418,1419,1420が回転
自在に配置されている。
【0029】第1装飾部15は、文字盤14の裏面側中
央部に中心飾りとしての観覧車151が回転可能に設け
られている。この観覧車151の周囲に観覧車151の
回転に応じて回転するように複数(本実施形態では5
個)の装飾体として気球飾り152−1、152−2,
152−3,152−4,152−5が設けられてい
る。また、第1装飾部15は、指定時刻あるいはモニタ
信号に基づく駆動信号を受けて観覧車151を回転させ
るとともに、図3に示すように、文字盤14の3つの可
動分割片142,143,144を180°回転させて
開状態とした後、すなわち可動分割片を文字盤の形状の
画定領域内から画定領域外に位置するように回転させた
後、逆転させて、図1に示すように、可動分割片14
2,143,144を文字盤14を画定する元の位置に
戻す。また、文字盤14を閉状態から開状態に、また開
状態から閉状態にする場合、図2および図3に示すよう
に、観覧者151および回転装飾体としての気球飾り1
52−1、152−2,152−3,152−4,15
2−5の見え方が、可動分割片142,143,144
の回転に応じて変化する。これにより、からくり時計と
しての変化の意外性が増し、優れた鑑賞性が得られるよ
うになっている。
【0030】以下に、第1装飾部15の具体的な構成に
について図面に関連付けて説明する。
【0031】図8は、観覧車151、および可動分割片
142,143,144の回転機構を示す図で、図9
は、その時計の裏面側から見た図、図10は図4の第1
装飾部15および文字盤14の部分を拡大した縦断面図
である。
【0032】この回転機構200は、駆動モータ20
1、駆動モータ201の回転軸に軸支された第1歯車2
02、第1歯車202と噛合する第2歯車203、第2
歯車203と噛合する第3歯車204、第3歯車204
と噛合する第4歯車205、第4歯車205の周囲にそ
れぞれ120度の角度をもって配置され、かつそれぞれ
が第4歯車205と噛合する第5歯車206、第6歯車
207、および第7歯車208により構成されている。
そして、これらの駆動モータ201、第1歯車202、
第2歯車203、第3歯車204、第4歯車205、第
5歯車206、第6歯車207、および第7歯車208
は、ケース体11の裏面側に配置されたベース基板20
9に対して固定あるいは軸支されている。
【0033】中心飾り用歯車としての第4歯車205の
回転軸205aに観覧車151の回転軸が固定されてい
る。周囲用歯車としての第5歯車206の回転軸206
aが文字盤14の可動分割片142の裏面側の所定位置
に固定され、周囲用歯車としての第6歯車207の回転
軸207aが可動分割片143の裏面側の所定位置に固
定され、周囲用歯車としての第7歯車208の回転軸2
08aが可動分割片144の裏面側の所定位置に固定さ
れている。第5歯車206、第6歯車207、および第
7歯車208の回転軸206a,207a,208aの
一端が固定される所定位置は、上述したように、第1円
板14aまたは第2円板14bの半径方向の外周側の所
定位置であって、中心飾り用歯車である第4歯車205
の回転に応じて回転する周囲用歯車である第5歯車20
6,第6歯車207、および第7歯車208により文字
盤14の形状の画定領域内から画定領域外に至る領域の
所定の領域に位置するように回転可能な位置である。
【0034】また、周囲用歯車としての第5歯車20
6,第6歯車207、および第7歯車208の裏面側と
ベース基板209間には、図9および図10に示すよう
に、受け車210,211,212が同軸状に配置され
ている。そして、各受け車210,211,212の上
面と各第5歯車206,第6歯車207、および第7歯
車208の裏面側との間には、図11に示すように中央
部が捲線として形成され、この捲線部213aを回転軸
が挿通し、両端部213b,213cが第5歯車20
6,第6歯車207、および第7歯車208の裏面側に
係止されている補正バネ213が配置されている。ま
た、各受け車210,211,212の上面にはボス2
10a,211a,212aが形成され、各第5歯車2
06,第6歯車207、および第7歯車208の裏面側
に形成された長孔206b,207b,208bに係合
されている。さらに、受け車210,211,212に
は、それぞれ180°をもって対向した位置に溝210
b,211b,212bが形成され、これら溝210
b,211b,212bに、第5歯車206,第6歯車
207、および第7歯車208の裏面側に形成されたボ
ス206c,207c,208cがはめ込まれて、受け
車210,211,212の回転方向が規制されてい
る。補正バネ213の両端部213b,213cは、各
歯車のボス206c,207c,208c及び各受け車
210a,211a,212aに係合しバネ力が付勢さ
れる。
【0035】この補正バネ213の作用について、図1
2に関連付けてさらに説明する。なお、図12は、第5
歯車206の場合を例に示しているが、第6歯車20
7、第7歯車208の場合も同様である。第5,第6,
第7歯車は各回転軸とは遊合状態、各回転軸と各受け車
は固定、従って各歯車と受け車はバネ213を介して係
合されている。図12に示すように、第5歯車206を
基本として、可動分割片142は、図中矢印Aで示す方
向に補正バネ213は作用するように配置される。可動
分割片142が動作を終了し文字板を画定する元の位置
に戻り停止しても各歯車はバネ213を捲き上げながら
停止するため、中心飾り用の第4歯車205および第5
歯車206のバックラッシュ分のずれ(戻り)を補正さ
れる。
【0036】また、観覧車151の円環152には、所
定間隔をおいて、具体的には72°の間隔をおいて5つ
の気球飾り152−1、152−2,152−3,15
2−4,152−5が回転可能に取り付けられている。
各気球飾り152−1、152−2,152−3,15
2−4,152−5は、下部には所定の重さに設定され
た台座部(乗り込み部)Gが形成され、第5歯車206
の回転に伴い観覧車151が回転しても、台座部Gの自
重で、必ず図1〜図3に示すような正姿勢を保持するよ
うに構成されている。
【0037】また、本実施形態に係るからくり時計にお
いては、可動分割片142、143、144が回転され
て所定回転角度位置に達した(180°回転した、また
は90°回転した)こと等を検知する図8に示すように
第1検知部300および第2検知部400を設けてい
る。
【0038】具体的には、第1検知部300は、たとえ
ば図13に示すように、中心飾り用歯車としての第4歯
車205の輪歯部を除く外周部の所定の位置に緩やかな
傾斜をなす係止部としてのテーパ状凹部301が形成さ
れており、ベース基板209には、ベース基板209に
形成された支持軸302に対して揺動自在となるように
第1揺動アーム303が配置されており、その一端部3
03aには、ベース基板209に形成された開口部(不
図示)を通り抜けて第4歯車205まで達する係合ピン
304が設けられている。また、その第1揺動アーム3
03の他端部303bは、ベース基板209に固定され
た第1スイッチ305のスイッチレバー305aに係合
し得るようになっている。
【0039】これら第1揺動アーム303、テーパ状凹
部301、第1スイッチ305等を有する第1検知部3
00は、正時モードにおいて、第4歯車205あるいは
文字盤14の可動分割片142,143,144が、所
定回転角度位置に達したことを、あるいは、閉状態すな
わち休止位置の直前位置に復帰したことを検知する。す
なわち、第4歯車205が回転して、第1揺動アーム3
03の係合ピン304がテーパ状凹部301に入り込む
と、第1揺動アーム303の他端部303bが第1スイ
ッチ305のスイッチレバー305aから離脱ないしは
他端部304bによる押圧力が低下して第1スイッチ3
05がオフとされ、駆動モータ201の回転を停止させ
るようになっている。なお、第1揺動アーム303が逆
回りに揺動すると、再び他端部303bが第1スイッチ
305のスイッチレバー305aに係合ないしは押圧し
て、第1スイッチ305がオンとされる。
【0040】また、ベース基板209の背面外周領域で
かつ前述の支持軸302に対して中心角で90°離れた
領域には、図13のかっこ内に示すように、第2検知部
400が設けられている。第2の検知部400において
は、ベース基板209に形成された支持軸401に対し
て揺動自在となるように第2揺動アーム402が配置さ
れており、その一端部402aには、ベース基板209
に形成された開口部(不図示)を通り抜けて第4歯車2
05まで達する係合ピン403が設けられている。ま
た、第2揺動アーム402の他端部402bは、ベース
基板209に固定された第2スイッチ404のスイッチ
レバー404aに係合し得るようになっている。
【0041】これら第2揺動アーム402、第1検知部
300と共用するテーパ状凹部301、第2スイッチ4
03等を有する第2検知部400は、消費者向けに展示
するような場合の展示モードにおいて、第4歯車205
あるいは文字盤14の可動分割片142,143,14
4が、所定回転角度位置(図2に示す略90°回転した
位置)に達したことを検知する。すなわち、第4歯車2
05が回転して、第2揺動アーム402の係合ピン40
3がテーパ状凹部301に入り込むと、第2揺動アーム
402の他端部402bが第2スイッチ404のスイッ
チレバー404aから離脱ないしは他端部402bによ
る押圧力が低下して第2スイッチ404がオフとされ、
文字盤14が閉じた状態から略90°自転および公転し
て両側に開いた状態のところで、駆動モータ201の回
転を停止させるようになっている。
【0042】また、第2装飾部16は、文字盤14の下
部中央部にたとえば透明のアクリル板の表面と裏面にス
タンプ等により背景用建物群161が形成されている。
【0043】次に、本実施形態に係るからくり時計の正
時モードにおける動作について説明する。図1に示すよ
うに、文字盤14(141〜144)が閉状態すなわち
休止位置にある状態で、所定の時刻たとえば正時になる
と、制御手段としての制御部(不図示)により駆動信号
が発せられて、駆動モータ201が一方向に回転し、第
1〜第3歯車202〜204を介して中心飾り用歯車で
ある第4歯車205に伝達される。これにより、第4歯
車205が所定方向、たとえば反時計回り方向に回転し
だし、観覧車151が反時計回り方向に回転を始める。
【0044】この第4歯車205の回転に伴い、第1検
出部300の第1揺動アーム303の係合ピン304が
テーパ状凹部301から出て、第1揺動アーム303が
揺動して、他端部303bが第1スイッチ305のスイ
ッチレバー305aに係合ないしは押圧して、第1スイ
ッチ305がオンとされる。
【0045】また、第4歯車204の回転は第5歯車2
06、第6歯車207、および第7歯車208に伝達さ
れる。これにより、第5歯車206、第6歯車207、
および第7歯車208が時計回りに回転し、各可動分割
片142,143,144も時計回りに回転を始める。
【0046】そして、各可動分割片142,143,1
44は、図2に示すように90°公転し、さらに回転し
て、図3に示すように、天地が逆転したような180°
回転した位置に達する。この閉状態から開状態になるま
での間に、背後で回転している観覧車151の気球飾り
152−1、152−2,152−3,152−4,1
52−5の見える箇所が時々刻々と変化する。
【0047】上述したように、可動分割片142,14
3,144が180°公転した位置に達すると、第1検
知部300の第1揺動アーム302の係合ピン304
が、第5歯車205のテーパ状凹部301に入り込み、
第1スイッチ305をオフにする。その後、制御手段と
しての制御部により駆動信号の出力が停止されて駆動モ
ータ201の作動が停止される。そして、一端停止され
た駆動モータ201に対して逆転するように指示する駆
動信号が駆動モータ201に出力される。これにより、
可動分割片142,143,44が反時計回りに回転さ
れて、図1に示すように、文字盤14を画定する元の位
置に戻される。
【0048】このとき、第1検出部300においては、
第4歯車205が回転して、第1揺動アーム303の係
合ピン304がテーパ状凹部301に入り込むと、第1
揺動アーム303の他端部303bが第1スイッチ30
5のスイッチレバー305aから離脱ないしは他端部3
04bによる押圧力が低下して第1スイッチ305がオ
フとされる。これにより、図示しない制御部による駆動
信号の出力が停止され、駆動モータ201の回転が停止
される。
【0049】以上の動作で正時モードのからくり動作が
終了し、からくり時計では、通常運針が行われる。
【0050】続いて、本実施形態に係るからくり時計の
展示モードにおける動作について説明する。この場合、
文字盤14(141〜144)が閉状態すなわち休止位
置にある状態で、固定板の裏面に配置されたモード切り
替えスイッチ(不図示)が正時モードから展示モードに
切り換えられる。これにより、制御部(不図示)により
駆動信号が発せられて、駆動モータ201が一方向に回
転し、第1〜第3歯車202〜204を介して中心飾り
用歯車である第4歯車205に伝達される。これによ
り、第4歯車205が所定方向、たとえば反時計回り方
向に回転しだし、観覧車151が反時計回り方向に回転
を始める。
【0051】この第4歯車205の回転に伴い、第1検
出部300の第1揺動アーム303の係合ピン304が
テーパ状凹部301から出て、第1揺動アーム303が
揺動して、他端部303bが第1スイッチ305のスイ
ッチレバー305aに係合ないしは押圧して、第1スイ
ッチ305がオンとされる。
【0052】また、第4歯車205の回転は第5歯車2
06、第6歯車207、および第7歯車208に伝達さ
れる。これにより、第5歯車206、第6歯車207、
および第7歯車208が時計回りに回転し、各可動分割
片142,143,144も時計回りに回転を始める。
【0053】そして、各可動分割片142,143,1
44は、回転して図3に示すように180°公転した位
置に達する。この閉状態から開状態になるまでの間に、
背後で回転している観覧車151の気球飾り152−
1、152−2,152−3,152−4,152−5
の見える箇所が時々刻々と変化する。
【0054】上述したように、可動分割片142,14
3,144が180°公転した位置に達すると、第2検
知部400の第2揺動アーム401の係合ピン403
が、第4歯車205のテーパ状凹部301に入り込み、
第1スイッチ404をオフにする。その後、制御手段と
しての制御部により駆動信号の出力が停止されて駆動モ
ータ201の作動が停止される。これにより、消費者等
は、からくりの一態様を確実に確認することができるこ
とになる。
【0055】さらに、モード切り替えスイッチにより、
上記展示モードから前述の正時モードに切り換えられる
と、前述の正時モードの場合と同様に、可動分割片14
2,143,144が180°公転した位置に達する
と、第1検知部300の第1揺動アーム302の係合ピ
ン304が、第4歯車205のテーパ状凹部301に入
り込み、第1スイッチ305をオフにする。その後、制
御手段としての制御部により駆動信号の出力が停止され
て駆動モータ201の作動が停止される。そして、一端
停止された駆動モータ201に対して逆転するように指
示する駆動信号が駆動モード201に出力される。これ
により、可動分割片142,143,44が反時計回り
に回転されて、図1に示すように、文字盤14を画定す
る元の位置に戻される。
【0056】このとき、第1検出部300においては、
第4歯車205が回転して、第1揺動アーム303の係
合ピン304がテーパ状凹部301に入り込むと、第1
揺動アーム303の他端部303bが第1スイッチ30
5のスイッチレバー305aから離脱ないしは他端部3
04bによる押圧力が低下して第1スイッチ305がオ
フとされる。これにより、図示しない制御部による駆動
信号の出力が停止され、駆動モータ201の回転が停止
される。
【0057】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、文字盤14を、中心軸部にムーブメント17により
回転駆動される指針軸20が挿通されており、指針軸2
0の挿通部を含む固定分割片141と、3つの可動分割
片142,143,144に分割し、かつ、指定時刻あ
るいはモニタ信号に基づく駆動信号を受けて文字盤14
の裏面側に配置した観覧車151を回転させるととも
に、文字盤14の3つの可動分割片142,143,1
44を180°回転させて開状態とした後、すなわち可
動分割片を文字盤の形状の画定領域内から画定領域外に
位置するように回転させた後、逆転させて、可動分割片
142,143,144を文字盤14を画定する元の位
置に戻す第1装飾部15を設けたので、変化の意外性に
富み、優れた鑑賞性が得られるからくり時計を実現でき
る利点がある。
【0058】また、第1装飾部15において、可動分割
片142,143,144を回転させるための第5歯車
206,第6歯車207、および第7歯車208の裏面
側とベース基板209間に、所定の係合関係をもって受
け車210,211,212を同軸状に配置し、捲線部
213aを回転軸が挿通し、両端部213b,213c
が第5歯車206,第6歯車207、および第7歯車2
08の裏面側に係止されている補正バネ213を配置し
たので中心飾り用の第4歯車205と、周囲用の第5歯
車206,第6歯車207、および第7歯車208のバ
ックラッシュ分のずれ(戻り)を補正することができ
る。
【0059】また、本実施形態では、前面ガラス板12
のケース体11の支持部11aで支持された部位より外
周側の周辺部の所定領域における前面側と裏面側を挟持
する挟持部131と、挟持部131の裏面側に形成され
た雌ねじ部を有する取り付けボス132と、装着時にケ
ース体11の前面に当接して安定した装着状態を保持す
るための支持部133とを有するガラス押さえ13を設
け、ケース体11には、前面ガラス板12の裏面側と対
向する面に、ガラス押さえ13の取り付けボスの先端部
が収容可能な位置決め部としての位置決め溝11bを形
成し、位置決め溝11bの中央部には、貫通孔であるネ
ジ孔11cを形成し、ケース体11の裏面側からネジ1
10をガラス押さえ13の取り付けボス132の螺着部
に螺着することにより、ガラス押さえ13をケース体1
1に対して固定するようにしたので、時計の側方からガ
ラス押さえをセットすることができ、作業が容易とな
り、また時計外形を小さくできる。そして、また限られ
た空間内で装飾体の動きを最大限に大きくみせることが
できる。
【0060】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のからくり時
計によれば、変化の意外性に富み、優れた鑑賞性が得ら
れる。また、限られた空間内で装飾体の動きを最大限に
大きくみせることができ、装飾効果を高めることができ
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のからくり時計を示す正面外観図であ
る。
【図2】文字盤が分離されて可動分割片が90°自転お
よび公転した状態を示す正面外観図である。
【図3】文字盤が分離されて可動分割片が180°自転
および公転した状態を示す正面外観図である。
【図4】図1中のA−A部における縦断面図である。
【図5】図1中のB−B部における縦断面図である。
【図6】本発明に係る文字盤の部分および第1装飾部の
一部のみを抽出した図であって、文字盤が閉状態にある
場合を示す図である。
【図7】本発明に係る文字盤の部分および第1装飾部の
一部のみを抽出した図であって、文字盤が開状態にある
場合を示す図である。
【図8】観覧車、および可動分割片の回転機構を示す図
である。
【図9】観覧車、および可動分割片の回転機構を裏面側
から見た図である。
【図10】図4の第1装飾部および文字盤の部分を拡大
した縦断面図である。
【図11】本発明に係る補正バネの構造を示す図であ
る。
【図12】本発明に係る補正バネの機能を説明するため
の図である。
【図13】本発明のからくり時計の一部をなす検知手段
の構成を説明するための図である。
【符号の説明】
10…からくり時計 11…ケース体 12…ガラス板 13UR,13UL,13DR,13DL…ガラス押さ
え 14…文字盤 141…固定分割片 142〜144…可動分割片 15…第1装飾部 16…第2装飾部 17…ムーブメント 18…時針 19…分針 200…回転機構 201…駆動モータ 205…第4歯車(中心飾り用歯車) 206…第5歯車(周囲用歯車) 207…第6歯車(周囲用歯車) 208…第7歯車(周囲用歯車) 300…第1検出部 400…第2検出部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字盤の裏面側に指定時刻あるいはモニ
    タ信号に基づく駆動信号を受けて駆動される装飾部を有
    するからくり時計であって、 上記文字盤は、 固定分割片と、可動分割片とに分割され、上記固定分割
    片と可動分割片とを分割した固定境界縁と可動境界縁
    は、上記可動分割片の可動境界縁が上記固定分割片の固
    定境界縁に沿って回転可能な弧状に形成されており、 上記装飾部は、 駆動信号を受けて所定速度で回転する駆動モータと、 上記駆動モータの回転軸の回転を伝達する少なくとも一
    つの伝達歯車と、 上記伝達歯車の回転が伝達される中心飾り用歯車と、 上記中心飾り用歯車の周囲に配置されて当該中心飾り用
    歯車の回転が伝達され、かつ回転軸の一端部が上記文字
    盤の可動分割片に固定され、上記中心飾り用歯車の回転
    に応じて上記可動分割片を文字盤の形状の画定領域内か
    ら画定領域外に至る領域の所定の領域に位置するように
    回転させる周囲用歯車と、 上記中心飾り用歯車の回転軸に取り付けられ、当該中心
    飾り用歯車の回転に応じて回転し、当該回転に伴い、少
    なくとも上記文字盤を画定する場合に位置する上記可動
    分割片の裏面側領域を装飾体が位置する中心飾りと、 を有するからくり時計。
  2. 【請求項2】 上記可動分割片を回転させるための周囲
    用歯車と所定の係合関係をもって同軸状に配置された受
    け車と、 上記周囲用歯車および受け車を、上記中心飾り用歯車と
    周囲用歯車のバックラッシュ分のずれを戻す方向に付勢
    する補正手段とを有する請求項1記載のからくり時計。
  3. 【請求項3】 上記可動分割片が所定の回転角度位置に
    達したことを検知する検知手段を有する請求項1または
    2記載のからくり時計。
  4. 【請求項4】 上記検知手段は、所定支持軸回りに揺動
    自在に配置された揺動アームと、上記揺動アームの一端
    部を係止させるように上記中心飾り用歯車の外周縁部に
    形成された係止部と、上記揺動アームの一端部が上記係
    止部にて係止された状態で上記揺動アームの他端部によ
    り作動させられて所定位置を検出するスイッチとを有す
    る請求項3記載のからくり時計。
  5. 【請求項5】 文字盤の裏面側に指定時刻あるいはモニ
    タ信号に基づく駆動信号を受けて駆動される装飾部を有
    するからくり時計であって、 上記文字盤は、 固定分割片と、それぞれ当該固定分割片の異なる部位に
    対して分割された可動分割片とを有し、上記固定分割片
    と各可動分割片とを分割した固定境界縁と可動境界縁
    は、それぞれ上記可動分割片の可動境界縁が上記固定分
    割片の固定境界縁に沿って回転可能な弧状に形成されて
    おり、 上記装飾部は、 駆動信号を受けて所定速度で回転する駆動モータと、 上記駆動モータの回転軸の回転を伝達する少なくとも一
    つの伝達歯車と、 上記伝達歯車の回転が伝達される中心飾り用歯車と、 上記中心飾り用歯車の周囲に配置されて当該中心飾り用
    歯車の回転が伝達され、かつ回転軸の一端部が上記文字
    盤の対応付けられた可動分割片に固定され、それぞれ上
    記中心飾り用歯車の回転に応じて上記可動分割片を文字
    盤の形状の画定領域内から画定領域外に至る領域の所定
    の領域に位置するように回転させる複数の周囲用歯車
    と、 上記中心飾り用歯車の回転軸に取り付けられ、当該中心
    飾り用歯車の回転に応じて回転し、当該回転に伴い、少
    なくとも上記文字盤を画定する場合に位置する上記可動
    分割片の裏面側領域を装飾体が位置する中心飾りと、 を有するからくり時計。
  6. 【請求項6】 上記可動分割片を回転させるための周囲
    用歯車と所定の係合関係をもってそれぞれ同軸状に配置
    された受け車と、 上記周囲用歯車および受け車を、上記中心飾り用歯車と
    周囲用歯車のバックラッシュ分のずれを戻す方向に付勢
    する補正手段とを有する請求項5記載のからくり時計。
  7. 【請求項7】 上記可動分割片が所定の回転角度位置に
    達したことを検知する検知手段を有する請求項5または
    6記載のからくり時計。
  8. 【請求項8】 上記検知手段は、所定支持軸回りに揺動
    自在に配置された揺動アームと、上記揺動アームの一端
    部を係止させるように上記中心飾り用歯車の外周縁部に
    形成された係止部と、上記揺動アームの一端部が上記係
    止部にて係止された状態で上記揺動アームの他端部によ
    り作動させられて所定位置を検出するスイッチとを有す
    る請求項7記載のからくり時計。
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