JP2001153928A - バウンダリスキャン回路 - Google Patents

バウンダリスキャン回路

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JP2001153928A
JP2001153928A JP33638499A JP33638499A JP2001153928A JP 2001153928 A JP2001153928 A JP 2001153928A JP 33638499 A JP33638499 A JP 33638499A JP 33638499 A JP33638499 A JP 33638499A JP 2001153928 A JP2001153928 A JP 2001153928A
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Yutaka Takahashi
裕 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高速トグル試験を簡易に行うことができるバウ
ンダリスキャン回路の提供。 【解決手段】シリアルデータを取り込み出力するフリッ
プフロップFF1と、フリップフロップFF1の出力を一の端
子に入力するセレクタSL1と、セレクタSL1の出力を入力
する出力データ保持用のフリップフロップFF2と、内部
回路からの出力である通常信号PINとフリップフロップF
F2の正転出力端Qからの出力を入力とし、バウンダリス
キャン試験選択信号BSとして選択出力するセレクタSL2
を備え、フリップフロップFF2の反転出力端/Qからの信
号がセレクタSL1の他の入力端に入力され、セレクタSL1
は、トグル試験選択信号TGLを選択信号として入力し、
トグル試験のときに、フリップフロップFF2の反転出力
端/Qからの信号を選択出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置のテスト容易化設計技術に関し、特に、バウンダリス
キャン回路に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置において、半導体チ
ップ上のグランドからプリント配線基板までのグランド
接続経路は、半導体チップ〜ボンディング線〜半導体パ
ッケージ〜プリント配線基板となり、寄生インダクタン
ス成分があることから、実使用状態において、例えば複
数の出力の同時動作時のグランド・バウンス(GroundBo
unce)が問題となっている。
【0003】すなわち複数の出力バッファが同一タイミ
ングで動作したとき、貫通電流が大きくなり、ボンディ
ングワイヤ等のインダクタンスや容量、電源(VD
D)、グランド(GND)側のインピーダンスの影響を
受けて、電源電位、グランド電位がパルス状に変化し
(これを「グランド・バウンス」という)、このため、
高速動作する回路では、誤動作することがある。
【0004】しかしながら、複数の出力バッファが同じ
サイクルで、同じ極性(“0”→“1”または“1”→
“0”)に変化する試験パターンを生成することは、一
般に、困難であり、このため、半導体集積回路の試験に
おいて、出力同時動作を試験することは必ずしも容易で
はない。
【0005】また、近時、JTAG(Joint Test Action
Group)により提案され、IEEE Standard 1149.1-19
90規格(IEEE Standard Test Access Port and Boundar
y Scan Architecture)として標準化されているバウン
ダリスキャン(Boundary Scan)回路を実装し、シリア
ルデータにより入出力バッファの各種試験を可能とした
半導体集積回路装置が、一般的に、設計・製造されてい
る。
【0006】よく知られているように、バウンダリスキ
ャン手法においては、例えば図4に示すように、デバイ
ス(半導体集積回路)1の入出力ピン2、3と内部回路
4との間に「セル」と呼ばれるシフトレジスタを配置
し、セル5を通過する信号を監視したり、セル5に対す
る値の設定を可能としており、このセル5を一連に接続
したものをバウンダリスキャンレジスタという。なお図
4において、TAP(テストアクセスポイント)コント
ローラ6は、バウンダリスキャンレジスタを制御する順
序回路(ステートマシン)である。
【0007】図3は、バウンダリスキャンレジスタのセ
ル5の構成の一例を示す図である。図3及び図4を参照
してセルの概略を説明すると、各セルは、1ビットシフ
トレジスタ(フリップフロップ)FF1とラッチ(フリ
ップフロップ)FF2を備え、入力ピン2と内部回路4
との間に配置された入力セルにおいては、スキャン入力
されたシリアルデータSINを1ビットシフトレジスタ
FF1に入力し次のセルまたはテストデータ出力(TD
O)へシリアルデータSOUTを出力するとともに、パ
ラレル出力用に分岐させるために1ビットシフトレジス
タFF1の出力をラッチFF2でラッチし、入力ピン2
から不図示の入力バッファを介して入力された入力信号
(通常信号)PINとラッチFF2の出力のいずれかを
セレクタSLで選択してPOUTとして内部回路4に供
給しており、出力ピン3と内部回路4との間に配置され
る出力セルでは、パラレル出力用に分岐させるために1
ビットシフトレジスタFF1の出力をラッチFF2でラ
ッチし、内部回路4からの出力信号である入力信号(通
常信号)PINとラッチFF2の出力のいずれかをセレ
クタSLで選択して不図示の出力バッファに供給し出力
ピン3から出力する構成とされる。より詳細には、セレ
クタSLは、通常信号PINとラッチFF2の出力をバ
ウンダリスキャン試験選択信号BSの値に基づき選択し
ており、バウンダリスキャン試験選択信号BSが“0”
のときは(通常動作時)、通常信号PINを選択し、バ
ウンダリスキャン試験信号BSが“1”のときは(テス
トモード時)、ラッチFF2の出力を選択して、内部回
路又は出力バッファ(出力ピン)に出力している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、IEEE
Standard 1149.1-1990規格に準拠する限り、バウンダ
リスキャンレジスタを備えた半導体集積回路装置におい
て、出力バッファの全出力を同時に同極性に変化させる
ためには、以下の通り、長大な試験パターンが必要とさ
れる。
【0009】ステップ1:バウンダリスキャンレジスタ
をシリアルモードに設定して、バウンダリスキャンレジ
スタのセル数(〜I/Oピン数)分だけシフトインして
(Shift-DRステート)、出力用のセルに全ビット“0”
を書き込む(図4(a)参照)。
【0010】ステップ2:バウンダリスキャンレジスタ
をパラレルモードにして(Update-DRステート)、全て
の出力セルから出力ピンに“0”をパラレルに出力する
(図4(b)参照)。
【0011】ステップ3:再び、ステップ1と同じ要領
で、バウンダリスキャンレジスタをシリアルモードにし
て、バウンダリスキャンレジスタのセル数(〜I/Oピ
ン数)分だけをシフトインして、出力用のセルに、全ビ
ット“1”を書き込む。
【0012】ステップ4:バウンダリスキャンをパラレ
ルモードにして、全出力セルから出力ピンに“1”をパ
ラレルに出力する。
【0013】ステップ1乃至ステップ4を繰り返すこと
で、複数の出力バッファからは出力同時動作状態にてト
グルデータが出力される。
【0014】バウンダリスキャンレジスタ長は、デバイ
スにもよるが、入力/出力ピン等の数に応じて、10
0、200のオーダとなるものもあり、このような長大
な試験パターンによると、そのトグル周期は、バウンダ
リスキャンセル数(バウンダリスキャンレジスタ長)を
nとして、(2n+シリアル/パラレル遷移サイクル
数)分のクロックサイクルを要し、試験時間が長くな
る。
【0015】また、近時、高速転送回路では、反射ノイ
ズ等の検証も重要であるが、上記のように、トグル周期
が長いため、次のデータ変化の前に反射ノイズが収ま
り、定常状態になってしまうため、反射ノイズの検証に
も適さない、という問題点を有している。
【0016】なお、例えば特開平11−23660号公
報には、スキャンフリップフロップの反転出力端子の出
力信号とスキャン信号とを入力し外部から入力される制
御信号を切替信号として一方を選択してスキャンフリッ
プフロップに入力し、スキャンフリップフロップの状態
値を外部から入力される上記制御信号により反転させる
反転回路を備え、組み合わせ回路に対してテストパター
ンを作成することなくタイミング検証を可能としたテス
ト容易化回路が提案されている。しかしながら、上記特
開平11−23660号公報においては、上記した問題
点を解決するための具体的な手段、構成が講じられてい
ず、セルの構成も、後述される本発明の構成とは全く相
違している。
【0017】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、高速トグル試験
を簡易に行うことを可能としたバウンダリスキャン回路
及び該バウンダリスキャン回路を備えた半導体集積回路
装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明は、バウンダリスキャンレジスタを構成するセルが、
トグル試験の時に、出力データ保持用のフリップフロッ
プのデータ入力端に入力する信号として、入力されたシ
リアルデータを保持するフリップフロップの出力の代わ
りに、前記出力データ保持用のフリップフロップの出力
の反転信号を入力するように切換える手段を備え、前記
出力データ保持用のフリップフロップに入力されるクロ
ックにより、前記出力データ保持用のフリップフロップ
の出力がトグルし、前記出力データ保持用のフリップフ
ロップのトグル出力を出力ピンに出力するように構成さ
れている。
【0019】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について以下に
説明する。本発明は、その好ましい一実施の形態におい
て、バウンダリスキャンレジスタを構成するセルが、シ
リアルデータ保持用のフリップフロップ(FF1)から
の出力信号と、出力データ保持用フリップフロップ(F
F2)の出力(Q)の反転信号(/Q)とのいずれかを
トグル試験選択信号(TGL)を選択信号として選択出
力し、出力データ保持用フリップフロップ(FF2)のデ
ータ入力端(D)に供給するセレクタ(SL1)を備
え、トグル試験の時に、セレクタ(SL1)は、出力デ
ータ保持用フリップフロップ(FF2)の出力の反転信
号(/Q)の信号を出力データ保持用フリップフロップ
(FF2)のデータ入力端(D)に供給し、これによ
り、出力データ保持用フリップフロップ(FF2)はそ
のクロック入力端(C)に入力されるクロックに同期し
て、出力をトグルする。出力データ保持用フリップフロ
ップ(FF2)の出力(Q)は、前記出力データ保持用
フリップフロップの出力(Q)と、入力信号(PIN)
とのいずれかを、バウンダリスキャン試験選択信号(B
S)を選択信号として、選択出力するセレクタ(SL
2)を介して出力バッファから出力端子に出力される。
【0020】本発明は、好ましい一実施の形態におい
て、クロック生成回路から、出力データ保持用フリップ
フロップ(FF2)に対して供給されるラッチタイミン
グクロック信号(BCLK2)と、入力されたトグルク
ロック信号(TGLCLK)とを入力する論理ゲートを
備え、トグル試験時には、トグルクロック信号(TGL
CLK)を出力データ保持用フリップフロップ(FF
2)のクロック入力端に供給することで、高速トグル試
験を行う構成としてもよい。
【0021】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して以下
に説明する。図1は、本発明の一実施例のバウンダリス
キャン回路の構成を示す図である。図1を参照すると、
第1のフリップフロップFF1は、シリアルデータ保持
用のD型フリップフロップであり、シリアルデータSI
Nがデータ入力端Dに入力される。第1のフリップフロ
ップFF1の正端出力端Qからの出力信号は、シリアル
出力SOUTとして、チェイン接続された次のセル又は
デバイスにシリアル入力とされるとともに、パラレル側
の入力信号として分岐される。
【0022】第2のフリップフロップFF2は、パラレ
ルデータ保持用のD型フリップフロップである。第2の
フリップフロップFF2の正転出力端Qは、第2のセレ
クタSL2の一の入力端に接続されており、第2のセレ
クタSL2の他の入力端は、通常信号PINが接続され
ており、第2のセレクタSL2は、バウンダリスキャン
試験選択信号BSが“1”の場合、第2のフリップフロ
ップFF2の正転出力端Qすなわちバウンダリスキャン
データを選択し、バウンダリスキャン試験選択信号BS
が“0”の場合、通常信号PINを選択して、出力バッ
ファ用データPOUTとして、不図示の出力バッファに
出力する。バウンダリスキャンレジスタを構成する複数
の出力セルのパラレルデータ保持用のフリップフロップ
FF2はクロック入力端Cに入力されるクロック信号の
立ち上がりエッジに同期してデータを出力し、バウンダ
リスキャン試験選択信号BSが“1”の時、第2のセレ
クタSL2から出力バッファを介して出力ピンに出力さ
れる。
【0023】本発明の一実施例においては、パラレルデ
ータ保持用のフリップフロップFF2の反転出力端/Q
が、第1のフリップフロップFF1の出力を一の入力端
に入力する第1のセレクタSL1の他の入力端に接続さ
れる。
【0024】第1のセレクタSL1は、トグル試験選択
信号TGLを選択信号として入力し、トグル試験選択信
号TGLが“1”の場合、第2のフリップフロップFF
2の反転出力端/Qの出力を選択し、トグル試験選択信
号TGLが“0”の場合、第1のフリップフロップFF
1の出力を選択する。
【0025】第1のセレクタSL1の出力端は、パラレ
ルデータ保持用の第2のフリップフロップFF2のデー
タ入力端Dに接続されている。
【0026】上記したように、従来のバウンダリスキャ
ンセルにおいては、図3に示すように、第1のフリップ
フロップFF1の出力データが第2のフリップフロップ
FF2のデータ入力端Dに直接入力されており、トグル
試験を行う場合、長大なパタンの設定入力を要すること
から、高速トグル試験は困難であった。
【0027】これに対して、本発明の一実施例におい
て、トグル試験の時に、第2のフリップフロップFF2
のデータ入力端Dには、第1のフリップフロップFF1
の出力の代わりに、第2のフリップフロップFF2の反
転出力端/Qの出力信号を入力し、第2のフリップフロ
ップFF2のクロック入力端Cに入力されるクロックB
CLK2′により、第2のフリップフロップFF2の出
力がトグルする構成とされている。
【0028】第1のフリップフロップFF1のクロック
入力端Cにはシリアル信号のシフト動作用の第1のクロ
ック信号(シフトクロック)BCLK1が接続されてい
る。
【0029】高速出力トグル試験を実現するために、第
2のクロック信号BCLK2とトグル試験用のクロック
信号TGLCKを入力とするANDゲートを備え、AN
Dゲートの出力であるクロック信号BCLK2′が、第
2のフリップフロップFF2のクロック入力端Cに接続
されている。第2のフリップフロップFF2は、そのク
ロック入力端Cに入力されるクロック信号BCLK2′
の立ち上がりで入力データをラッチする。
【0030】次に、本発明の一実施例の動作について、
図2に示した真理値表を参照して説明する。図2は、第
2のフリップフロップFF2のラッチクロックであるク
ロック入力信号BCLK2′が、LowレベルからHi
ghレベルへ立ち上がる際の、出力POUTが次に出力
する値を示している。
【0031】バウンダリスキャン試験選択信号BSが
“0”の場合には、第1のセレクタSL2は、通常入力
PINを選択出力する。すなわち、トグル試験選択信号
TGLの値によらず、出力バッファ用データPOUTに
は、通常入力PINが出力されて、通常の使用状態(N
ORMAL)となる。
【0032】バウンダリスキャン試験選択信号BSが
“1”であり、かつ、トグル選択信号TGLが“0”の
場合には、出力バッファ用データPOUTには、シリア
ルデータSINが出力され、バウンダリスキャン試験状
態となる。
【0033】バウンダリスキャン試験選択信号BSが
“1”であり、かつ、トグル試験選択信号TGLが
“1”の場合には、出力バッファ用データPOUTに
は、第2のフリップフロップFF2の反転出力端/Qの
信号が出力される。すなわち第2のフリップフロップF
F2のクロック信号BCLK2′がLowレベルからH
ighレベルへ立ち上がる毎に、出力が反転し、トグル
試験のモード(OUTPUTTOGGLE)となる。
【0034】なお、第1のフリップフロップFF1、及
び第2のフリップフロップFF2の第1のクロック信号
BCLK1及び第2のBCLK2は、不図示の試験用ク
ロック信号生成回路で生成され、IEEE1149.1
に準拠では、シリアル側のシフト動作中には、パラレル
出力が動作しないように、第2のクロック信号BCLK
2は停止しており、シフト動作が完了してから、第1の
クロック信号BCLK1が停止され、第2のクロック信
号BCLK2が活性化され、第2のフリップフロップF
F2にシリアルデータを取り込むように制御される。本
発明の一実施例において、不図示の試験用クロック信号
生成回路としては、公知のものが用いられる。
【0035】本発明の一実施例においては、トグル試験
時に高速(短周期)でトグルさせるために、トグル試験
用クロックTGLCKを、クロック信号BCLK2をA
NDゲートに入力し、ANDゲートの出力を第2のフリ
ップフロップFF2用のクロック信号として供給してい
る。トグル試験用クロックTGLCKは、トグル試験以
外の場合には、“1”レベルに固定されており、トグル
試験の時、所望の試験周波数のクロック信号が供給さ
れ、ANDゲートを介して、第2のフリップフロップF
F2のクロック入力端Cに供給され、トグル試験用クロ
ックTGLCKのクロック周期で第2のフリップフロッ
プFF2の出力がトグルするように制御される。
【0036】本発明において、トグル試験実行時にバウ
ンダリスキャンレジスタに設定するデータとしては、バ
ウンダリスキャンレジスタをシリアルモードに設定し
て、バウンダリスキャンレジスタのセル数分だけシフト
インして、出力用の全セルに、例えば全ビット“0”
(又は全ビット“1”)を書き込み(図4(a)参
照)、パラレルモードとして出力用の全セルのフリップ
フロップFF2にラッチさせる(図4(b)参照)。そ
してトグル試験選択信号TGL、バウンダリスキャン選
択信号BSを“1”として、フリップフロップFF2の
クロック入力端Cに供給するクロックBCLK2′の周
期で、出力用の全セルに対応する出力バッファに出力が
同時にトグルされる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
バウンダリスキャン回路に出力バッファのトグル試験を
付加したことにより、トグル信号を変更するだけで、簡
単に高速のトグル試験を行うことができる、という効果
を奏する。本発明によれば、半導体集積回路装置の出力
同時動作時のノイズ特性、及び反射ノイズの検証にも好
適とされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例の動作を説明する真理値表を
示す図である。
【図3】従来のバウンダリスキャン回路の構成の一例を
示す図である。
【図4】従来のバウンダリスキャン回路のテストの様子
を説明するための図である。
【符号の説明】
1 半導体集積回路 2 入力ピン 3 出力ピン 4 内部回路 5 セル 6 TAPコントローラ AND ANDゲート BS バウンダリスキャン試験選択信号 FF1、FF2 フリップフロップ SL1、SL2 セレクタ TGL トグル試験選択信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体集積回路装置に設けられるバウンダ
    リスキャンレジスタを構成するセルが、トグル試験の時
    に、出力データ保持用のフリップフロップのデータ入力
    端に入力する信号として、スキャン入力されたシリアル
    データを保持するフリップフロップの出力の代わりに、
    前記出力データ保持用のフリップフロップの出力の反転
    信号を入力するように切換える手段を備え、トグル試験
    に際して、前記出力データ保持用のフリップフロップに
    入力されるクロック信号に同期して前記出力データ保持
    用のフリップフロップの出力がトグルし、バウンダリス
    キャン試験時において、前記出力データ保持用のフリッ
    プフロップのトグル出力が出力ピンから出力される構成
    とされている、ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】バウンダリスキャンレジスタを構成するセ
    ルが、トグル試験の時に、出力データ保持用のフリップ
    フロップのデータ入力端に入力する信号として、スキャ
    ン入力されたシリアルデータを保持するフリップフロッ
    プの出力の代わりに、前記出力データ保持用のフリップ
    フロップの出力の反転信号を入力するように切換える手
    段を備え、前記出力データ保持用のフリップフロップに
    入力されるクロック信号に同期して前記出力データ保持
    用のフリップフロップの出力がトグルし、バウンダリス
    キャン試験時において、前記出力データ保持用のフリッ
    プフロップのトグル出力を出力端子に出力する構成とさ
    れている、ことを特徴とするバウンダリスキャン回路。
  3. 【請求項3】バウンダリスキャンレジスタを構成するセ
    ルが、 シリアルデータ保持用のフリップフロップからの出力信
    号と、出力データ保持用のフリップフロップの出力の反
    転信号とのいずれかを、トグル試験選択信号の値に基づ
    き、選択出力し、前記出力データ保持用フリップフロッ
    プのデータ入力端に供給する第1のセレクタを備え、 トグル試験の時に、前記第1のセレクタは、前記出力デ
    ータ保持用のフリップフロップの出力の反転信号を前記
    出力データ保持用フリップフロップのデータ入力端に供
    給し、前記出力データ保持用フリップフロップは入力さ
    れるラッチタイミングクロックに同期してトグル動作
    し、 前記出力データ保持用のフリップフロップの出力と通常
    信号とのいずれかをバウンダリスキャン試験選択信号の
    値に基づき選択出力する第2のセレクタを介して、前記
    出力データ保持用フリップフロップのトグル出力を出力
    端子に出力する、ことを特徴とするバウンダリスキャン
    回路。
  4. 【請求項4】バウンダリスキャンレジスタを構成するセ
    ルのうち出力セルが、 スキャン入力端から入力されたシリアルデータを取り込
    みスキャン出力端に出力する第1のD型フリップフロッ
    プと、 前記第1のD型フリップフロップの出力を一の入力端に
    入力する第1のセレクタと、 前記第1のセレクタの出力端がデータ入力端に接続され
    ている出力データ保持用の第2のD型フリップフロップ
    と、 内部回路からの出力である入力信号と、前記第2のD型
    フリップフロップの正転出力端からの出力信号とを、第
    1、第2の入力端にそれぞれ入力し、バウンダリスキャ
    ン試験選択信号がインアクティブのときは前記入力信号
    を選択出力し、前記バウンダリスキャン試験選択信号が
    アクティブのときは前記第2のD型フリップフロップの
    出力信号を選択出力して、出力バッファに供給する第2
    のセレクタと、を備え、 前記第2のD型フリップフロップの反転出力端が前記第
    1のセレクタの他の入力端に接続されており、前記第1
    のセレクタは、トグル試験選択信号を選択信号として入
    力し、前記トグル試験選択信号がアクティブのときに、
    前記第2のD型フリップフロップの反転出力端からの信
    号を選択出力し、前記第2のD型フリップフロップは、
    そのクロック入力端に入力されるクロック信号に同期し
    て出力をトグルする、ことを特徴とするバウンダリスキ
    ャン回路。
  5. 【請求項5】ラッチタイミング用のクロック信号と、ト
    グルクロック信号とを入力する論理ゲートを備え、前記
    論理ゲートの出力が、前記第2のD型フリップフロップ
    のクロック入力端に供給され、トグル試験時、前記トグ
    ルクロック信号に同期して前記第2のD型フリップフロ
    ップが出力をトグルする、ように構成されてなる、こと
    を特徴とする請求項4記載のバウンダリスキャン回路。
  6. 【請求項6】請求項2乃至5のいずれか一に記載のバウ
    ンダリスキャン回路を備え、高速トグル試験を可能とし
    たことを特徴とする半導体集積回路装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009512874A (ja) * 2005-10-24 2009-03-26 エヌエックスピー ビー ヴィ Icテスト方法及びその装置
JP2020143896A (ja) * 2019-03-04 2020-09-10 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置および半導体装置の設計方法

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