JP2004061183A - 半導体集積回路のテスト装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】不要なゲート数の増加を招いたり、設計工程を複雑にすることなく簡単な回路構成でクロックスキューに起因するホールドエラーを防止するようにしたものである。
【解決手段】スキャンフリップフロップSFFは、シフト動作時にクロックの立ち上がりおよび立ち下りのクロックエッジで動作するクロック生成回路25を備え、このクロック生成回路25には、スキャンフラグにより前記スキャンフリップフロップSFFのクロックを停止させるジェネレータ29を備えているものである。
【選択図】 図2
【解決手段】スキャンフリップフロップSFFは、シフト動作時にクロックの立ち上がりおよび立ち下りのクロックエッジで動作するクロック生成回路25を備え、このクロック生成回路25には、スキャンフラグにより前記スキャンフリップフロップSFFのクロックを停止させるジェネレータ29を備えているものである。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、スキャンパス上で隣り合うスキャンフリップフロップのシフト動作によりスキャンテストを行う半導体集積回路のテスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図20は、例えば、DFT Compier概要もしくはPrinciples of CMOSLSI Designに示されている従来の一般的な半導体集積回路のテスト装置の回路構成図である。
【0003】
同図において、1A,1Bはテスト対象となる組み合わせ回路、20はスキャンフリップフロップ(以下、SFFと称する)であって、SFF0〜SFF3は組み合わせ回路1Aの入力側に、SFF4〜SFF7は組み合わせ回路1Aと組み合わせ回路1B間に、SFF8〜SFF11は組み合わせ回路1Bの出力側に各々設けられている。組み合わせ回路1A,1Bの入力側、出力側に接続されるSFF0〜SFF11間にスキャンパスPを形成している。なお、図中、Aは非テスト時のデータ入力端子、Yは非テスト時のデータ出力端子、SIはスキャンデータ入力端子、SOはスキャンデータ出力端子、SMはスキャンモ−ド設定端子である。
【0004】
図21は、図20のテスト装置に使用しているSFF(SFF0〜SFF11)のシンボルを示しており、図22はSFFの構成を詳細に示している。
図22に示すように、SFFはスキャンモード設定端子SMの状態でコントロールされるセレクタ22と該セレクタの出力とクロックCLKを入力とするフリップフリップ(以下、FFと称する)23とで構成されている。スキャンモード設定端子SM=“1”の場合、セレクタ22はスキャンデータ入力端子SIからのスキャンデータをFF23の入力端子Dに入力するようになっている。
【0005】
次に、図23のタイムチャートにより動作を説明する。
まず、スキャンモード設定端子SM=1とすることでスキャンモードを設定し、スキャンデータ入力端子SIからの入力スキャンデータD0〜D7をクロック信号CLKに従ってシフトインさせる。次にSM=0とし、1クロックサイクルのみクロックを入力することによりラン動作を実現する。ラン動作においては、スキャンパスPはスキャンモード設定端子SMによって非テストパスに設定されるので、組み合わせ回路1A,1Bで処理された出力スキャンデータQ0〜Q7がSFF4〜SFF11に入力される。なお、図23に示したXはドントケアデータ、SFF0_O〜SFF11_OはSFF0からSFF11の出力端子である。
【0006】
そして、再度スキャンモード設定端子SM=1としてセレクタ22をスキャンパスPにセットし、シフトアウト動作させることで組み合わせ回路1A,1Bが所望の動作をしているかどうかをチェックする。以上のようにしてスキャンテストはシフトイン動作、ラン動作、シフトアウト動作の3段階で行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の半導体集積回路のテスト装置は、以上のように構成されているので、シフトイン動作、シフトアウト動作時にSFF、すなわち、SFF0→SFF1→SFF2→・・・というデータ授受を行い、その間に如何なる回路も挟まらないため、クロックスキューに起因するホールドエラーが発生しやすい。このホールドエラーを防止するには、
(a)各SFF間にホールドエラー対策用のバッファを挿入する。
(b)クロックスキューをできるだけ小さくする。
などの対策が考えられるがいずれも不要なゲート数の増加を招いたり、設計工程を複雑にする問題がある。特に、今後プロセスの微細化に伴いゲート遅延が更に減少すればするほど上記問題は大きくなる。
【0008】
この発明は、上記ような課題を解決するためになされたもので、簡単な回路構成でクロックスキューに起因するホールドエラーを防止した半導体集積回路のテスト装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る半導体集積回路のテスト装置におけるスキャンフリップフロップは、シフト動作時にクロックの立ち上がりおよび立ち下がりのエッジで動作するクロック生成回路を備え、該クロック生成回路は、スキャンフラグによりスキャンフリップフロップのクロックを停止させるジェネレータを備えているものである。
【0010】
この発明に係る半導体集積回路のテスト装置におけるスキャンフリップフロップは、奇数番目と偶数番目に分け、いずれか一方はクロックの立ち上がりエッジで、他方は立ち下がりエッジで各々動作させることによりスキャンテストを行うものである。
【0011】
この発明に係る半導体集積回路のテスト装置における、クロック生成回路は、スキャンフリップフロップが奇数番目の動作のときクロックの立ち上りエッジに同期してスキャンフラグを出力し、スキャンフリップフロップが偶数番目の動作のときクロックの立ち下りエッジに同期してスキャンフラグを出力するように構成されているものである。
【0012】
この発明に係る半導体集積回路のテスト装置は、スキャンフリップフロップに、外部からのスキャンモードによるクロック停止機能を設けたものである。
【0013】
この発明に係る半導体集積回路のテスト装置は、奇数スルーモードとスキャンモードとのアンド、および偶数スルーモードとスキャンモードとのアンドをとってスキャンパス上のスキャンフリップフロップの所望のものをスルーモードに設定できるようにしたものである。
【0014】
この発明に係る半導体集積回路のテスト装置は、スキャンフリップフロップ内のマスターラッチ、スレーブラッチの一方もしくは両方をスルーモードに設定できるようにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における半導体集積回路のテスト装置の回路構成を示している。同図において、1A,1Bは組み合わせ回路、20はスキャンフリップフロップ(以下、SFFと略称する)であって、SFF0〜SFF3は組み合わせ回路1Aの入力側に、SFF4〜SFF7は組み合わせ回路1Aと組み合わせ回路1B間に、SFF8〜SFF11は組み合わせ回路1Bの出力側に各々設けられている。組み合わせ回路1A,1Bの入力側、出力側に接続されるSFF0〜SFF11間にスキャンパスPを形成している。なお、図中、Aは非テスト時のデータ入力端子、Yは非テスト時のデータ出力端子、SIはスキャンデータ入力端子、SOはスキャンデータ出力端子、SMはスキャンモ−ド設定端子、Pはスキャンパス,P’はスキャンフラグ伝播パスである。
【0016】
図2は、この実施の形態1によるSFF(SFF0〜SFF11)の構成を示している。同図に示すように、実施の形態1のSFFは、スキャンモード設定端子SMの状態でコントロールされるセレクタ22と該セレクタの出力とクロックCLKを入力とするフリップフロップ(以下、FFと称する)23とで構成される。図22に示す従来のSFFに、図2に示すように、クロック生成回路25を付加した構成となっている。図2において、CLKはクロック入力端子、Dはデータ入力端子、Qはデータ出力端子、SF1は入力端子である。
【0017】
図3は、クロック生成回路25の具体的構成を示している。同図において、26はセレクタ、27はNAND回路、28a,28bはインバータ、29はスキャンフラグ伝搬用のジェネレータ(SFOGen)である。このクロック生成回路25は、図1に示すスキャンパス上の奇数番目のSFFと偶数番目のSFFで異なる構成であって、図3(a)は奇数番目のクロック生成回路25(Odd)、図3(b)は偶数番目のクロック生成回路25(Even)を示している。
【0018】
図1における偶数番目のSFF、すなわち、SFF1,3・・・11におけるクロック生成回路25は、スキャンモード設定端子SM=1の時に反転クロックをFF23に入力するようになっている。またスキャンフラグ入力信号SFIが“1”になったとき、クロックCLKが停止すると共に、ジェネレータ29により次のクロックエッジでジェネレータ29の出力SFOをアサートするようになっている。また、図1における奇数番目のSFF、すなわち、SFF0、2・・・10におけるクロック生成回路25は、スキャンモード設定端子SMの論理に関係なくクロックCLKの極性は変化しない。スキャンフラグ入力信号SFIのアサート時に、次のクロックエッジでジェネレータ29の出力SFOをアサートすることは偶数のクロック生成回路25と同様である。
【0019】
なお、図3(a)の例では、クロック生成回路25においてもセレクタ26を設けているいるが、スキャンモード設定端子SMの論理に関係なくクロックCLKの極性変化はないので、セレクタ26およびこのスキャンモード設定端子SMはなくてもよい。この場合、クロックCLKはNAND回路27の入力に直結される。
【0020】
図1に示すように、実施の形態1におけるスキャンテスト回路は、従来のテスト回路に対して破線で示したスキャンフラグSFIの伝搬パスP’が追加された構成であって、そのほかは従来のものと同様である。なお、図4は、実施の形態1におけるSFFのシンボルを示している。
【0021】
次に動作について説明する。
図5は、実施の形態1の半導体集積回路のテスト装置の動作を説明するタイムチャートであり、SFFのうちの偶数番目、すなわち、SSF1、3・・・11と、奇数番目、すなわち、SFF0,2・・・10とはスキャンテスト時に動作するFF23のクロックエッジが異なっている。奇数番目のFFはクロックCLKの立ち上がり(ポジティブ)エッジで動作し、偶数番目のFF23はクロックCLKの立ち下がり(ネガティブ)エッジで動作する。したがってSI端子から入力されるスキャンデータD0・・・D7は半クロックサイクル毎にスキャンパスP上でシフトされる。
【0022】
外部からのスキャンフラグ入力SFIはスキャンパス上の最後のSFF、この例ではSFF11に入力される。普段は“0”であるが、最初のスキャンデータD0がSFF7に到達するタイミングを見計らってスキャンフラグ入力SFI=“1”を外部から入力してやることによりSFF7のクロックCLKが停止し、データD0が保持される。更に次のクロックエッジでスキャーンフラグ出力SFOがアサートされ、SFF6へのスキャンフラグ入力SFIとなり、データD1が保持される。更に次のクロックエッジでスキャンフラグ出力SFOがアサートされ、SFF6へのスキャンフラグ入力SFIとなり、データD1が保持される。スキャンフラグ入力SFIはこのように伝搬することにより、データD0〜D7を同一タイミングに揃うように保持する。
【0023】
こうしてデータD0〜D7がそろった時点でスキャンモード設定端子SM=0となるラン動作をクロック1サイクルで行い、再びスキャンモード設定端子SM=1となってシフトアウト動作へと移行する。このシフトアウト動作はシフトアウトが半クロックサイクルで行われることを除いて従来のものと同様である。
【0024】
図6は、スキャンフラグ伝搬を引き起こす上記ジェネレータ29の構成を示している具体的な回路図である。同図において、30はPMOS−FET(以下、PMOSと略称)、31,32,33はNMOS−FET(以下、NMOSと略称)、34はインバータである。
【0025】
図7は、ジェネレータ29の動作を示すタイムチャートである。ジェネレータ29の動作は奇数番目にあるか偶数番目にあるかによって異なる。
図7(a)は奇数番目のジェネレータ29の動作を示すタイムチャートであって、クロックCLKの立ち下がりエッジに同期してスキャンフラグ入力SFIが入力され、同クロックの立ち上がりエッジに同期してスキャンフラグ出力SFOを出力する。
【0026】
図7(b)は奇数番目のジェネレータ29の動作を示すタイムチャートであって、偶数番目のスキャンフラグ入力SFIはクロックCLKの立ち上がりエッジに同期して入力され、同クロックの立ち下がりエッジに同期してスキャンフラグ出力SFOを出力される。
ジェネレータ29の動作はクロックCLKを基準に見ると上記のように異なるが、ジェネレータ29に入力されるクロックCLKDを基準に考えるとどちらもクロックの立ち下がりエッジに同期してスキャンフラグ入力SFIを受け取り、立ち上がりエッジに同期してスキャンフラグ出力SFOを出力する点において同様である。そこで、ここではクロックCLKDを基準として動作を説明する。
【0027】
期間I
スキャンフラグ入力SFI=LOWなので、PMOS30はON,NMOS31はOFFとなり、スキャンフラグ出力SFO=LOWとなる。
【0028】
期間II
スキャンフラグ入力SFIがCLKDの立下りエッジに同期して入力される。スキャンフラグ入力SFI=HIGHとなることにより、PMOS30はOFF,NMOS31はONとなるが、依然NMOS32,33はOFFしたままなので、ノード/SFOは寄生容量C1によってHIGHに保持され、スキャンフラグ出力SFOは依然LOWのままとなる。
【0029】
期間III
CLKD=HIGHとなることにより、NMOS32はONとなり、寄生容量C1に保持されていた電荷は放電される。これによりノード/SFO=LOWとなり、スキャンフラグ出力SFOはHIGHとなる。
その後、CLKDは再びLOWとなりNMOS32はOFFとなるが、スキャンフラグ出力SFO=HIGHのため、NMOS33はノーマリーONであり、スキャンフラグ出力SFOはHIGHのまま保持される。
【0030】
期間IV
再びスキャンフラグ入力SFI=LOWとなると、NMOS31はOFFとなり、CLKOに関係なくスキャンフラグ出力SFO=LOWとなり、初期状態に戻る。
【0031】
以上のように、実施の形態1の半導体集積回路のテスト装置では、スキャンデータのシフトイン動作、シフトアウト動作を異なるクロックエッジに同期して行うので、ホールドエラーの心配がなく、スキャンパス上にホールドエラー対策用にバッファ挿入の必要がない。この原理はプロセスの進化に無関係に成立するため、今後トランジスタの遅延速度が小さくなってもスキャンテストに必要となるゲート数が一定に維持でき、スキャンテストのためのゲート数増加が抑制できる。またホールドエラー対策バッファの挿入が不要となるので、設計フローが複雑となることが避けられる。
【0032】
実施の形態2.
図8は、実施の形態2による半導体集積回路のテスト装置を示している。この実施の形態2では、外部から入力するスキャンフラグ入力SFIをSFF7のSFI端子に接続し、SFF8〜SFF11のSFI端子はLOW固定とした点が図1の実施の形態1と異なる。これにより、外部からスキャンフラグ入力SFIをアサートするタイミングはスキャンデータがSFF7に到達するタイミングでよく、スキャンデータの生成が容易となる。
【0033】
このようにスキャンフラグによる伝搬はどのSFFからでも開始する事ができ、明らかにシフトアウトにしか使用されないSFFのSFI端子はLOW固定してもよい。また、従来のSFFに差し替えることも可能である。
【0034】
実施の形態3.
図9は、実施の形態3による半導体集積回路のテスト装置を示している。スキャン設計においてはテスト時間の短縮を目的として、SI端子、すなわちSI1、SI2と、SO端子、すなわちSO1、SO2およびSF端子、すなわちSFI1,SFI2を設けることにより、複数のスキャンパスに分割する場合がある。この実施の形態3では、SFI2端子を新たに追加することで、このような複数のスキャンパスにも対応できる。なお、まれに複数のスキャンパスにおいてスキャンパスの深さが同じ場合があるが、そのような場合においてはSFI端子を新たに設ける必要はなく、スキャンフラグ出発点となる複数のSFFのSFI端子に外部SFI端子を共通に接続することができる。
【0035】
図9はスキャンパスが2つ存在する場合の構成例であるが、これに限定するものではなく、スキャンパスが3つ以上存在する場合でも同様の構成で実現が可能である。
【0036】
実施の形態4.
以上に述べた実施の形態では、ダイナミックに電圧レベルを保持するジェネレータ29の回路を前提に説明してきたが、ダイナミックな保持を避けるジェネレータ29の構成も可能である。その実施の形態4を図10に示している。図6と異なる点は新たに高抵抗PMOS35を追加した点である。
【0037】
このPMOS35を追加することにより、PMOS30、NMOS31,32がオフの期間でもノード/SFOはPMOS35によってHIGHに保持される。またPMOS35は高抵抗型P型トランジスタであるため、クロックが入ってNMOS32がオンすると、ノード/SFOはLOWに引き落とされ、SFOはHIGHに変化する。SFOがHIGHに変化するとPMOS35はオフし、電源から接地レベルへの貫通電流は遮断される。
【0038】
実施の形態5.
図11は、実施の形態5によるジェネレータ29を示している。図10に示す実施の形態4では、ノード/SFOの信号遷移の段階で電源から接地レベルへの貫通電流が瞬間的に流れる。実施の形態5ではこれを避ける構成としたものである。
【0039】
図11に示すように、PMOS35に直列にPMOS36が新たに接続された点のみ図10と異なる。PMOS36がクロックCLKで動作することにより、クロックがHIGHとなった瞬間にPMOS36はオフとなり貫通電流が流れることなくノード/SFOの信号遷移が行われる。
【0040】
なお、図11では、PMOS36はPMOS35に対して電源電圧に近い側に配したが、PMOS35,36は直列につながっていればよく、電源に近い側はどちらでもよい。また、PMOS35は高抵抗型トランジスタである必要はない。
【0041】
実施の形態6.
以上の各実施の形態は、SFIによってFF23のクロックを固定する方法であるが、ジェネレータ29より生成されるSFOにより自らのFF23のクロックCLKを停止させることも可能である。その構成を図12のクロック生成回路25を例にとって示している。この実施の形態6ではインバータ28をSFIのパスからSFOのパスに移動させた点が図3と異なり、基本的動作は変わらないので、重複する詳細説明を省略する。
【0042】
実施の形態7.
図13は、実施の形態7による半導体集積回路のテスト装置であって、半クロックサイクルによるスキャンデータのシフト動作を実現するための別の構成例である。同図においては説明を簡単にするためにスキャンチェーンの順番を入れ替えているが基本的に図23に示す従来のスキャンテスト構成と同様である。但し、この実施の形態7においては以下のようにSFF20の構成とスキャン動作が異なる。
【0043】
図14に実施の形態7におけるSFFの構成を示す回路図である。この実施の形態7では、半クロックサイクルでのデータ転送を行うため、ここでもSFFは奇数番目と偶数番目で構成が異なっている。
まず、図14(b)に示す偶数番目のSFFの構成は、図22における従来のSFFに、SM=1の時にクロックCLKが反転して入力されるように、インバータ66およびセレクタ22aが追加されたものである。同様に図14(a)に示す奇数番目のSFFは、SM=1の場合でもクロックは反転しない形でセレクタ22aが追加されている。
【0044】
図15は実施の形態7におけるシフトイン動作を説明するタイムチャートであり、同図から明らかなように、実施の形態7におけるスキャンテストでは奇数番目と偶数番目毎にスキャンデータが揃う。したがって、実施の形態7では2段階でスキャンテストを行う。まず奇数番目、もしくは偶数番目のスキャンデータをシフトイン動作し、ラン動作、スキャンアウト動作により第1回目のテストを行い、次に残った方のスキャンデータをシフトイン動作、ラン動作、シフトアウト動作して残りのテストを行う。図15においては奇数番目のSFFを使用する場合は期間aにおけるデータを、また偶数番目のSFFを使用する場合は期間bのデータを使用することになる。
【0045】
上記のように実施の形態7では2段階でテストを行うが、2段階に分けてもスキャンテストが実施できるのは、スキャンパスを複数に分離してもテストが実施できるのと同様、問題なくテストが可能である。
【0046】
実施の形態8.
以上の各実施の形態では、半クロックサイクルでシフト動作するスキャンテストについて述べてきたが、同相のクロックCLKを用いても実現可能であり、その例を図16に示している。同図はスルーモードオズTMOとスキャンモード信号SMとのアンド回路37、およびスルーモードイーブンTMEとスキャンモード信号SMとのアンド回路38を新たに追加したもので、その他は図20に示した従来のスキャンテスト回路の構成と同じである。但し、説明を簡単にするためにスキャンパスの順番を入れ替えている。
【0047】
実施の形態8におけるSFFは図17に示す構成となっている。同図において、40はNOR回路、41はNAND回路、43〜49はインバータ、51〜54はスイッチング素子であり、NOR回路40、NAND回路41、インバータ44,45の出力端子は、それぞれに付した記号と同じ記号を付したスイッチング素子51〜54の端子に接続する。46〜49はインバータであり、これ等はバッファ機能を発揮する。
このSFFでは外部から入力されるスルーモード信号TMにより、TM=1の時にCK1=0、CK2=1に固定される。これによりスルーモード信号入力時にマスターラッチ、スレーブラッチともにスルーモードになる。そして図16において、スルーモードオズTMOを元にした論理積出力が偶数番目のSFFのTM端子に、またスルーモードイーブンTMEを元にした論理積出力が奇数番目のSFFのTM端子に接続されている。
【0048】
このSFFを利用した場合の全体動作は以下のようになる。実施の形態8でもスキャンテストは2段階で実施される。まず、奇数番目のSFFにデータをシフトイン動作したい場合はスルーモードオズTMO=0,スルーモードイーブンTME=1にセットし、スキャンデータをシフトイン動作させる。このとき偶数番目のSFFは全てスルーモードとなるためシフトイン動作は奇数番目のFFによってのみ実施される。シフトイン動作が完了した時点でラン動作すると、組み合わせ回路1Aの出力は偶数番目のSFFに格納され、再びSM=1にしてシフトアウト動作すると、奇数番目のSFFを経由して出力側のSFF8〜SFF11に出力される。
【0049】
また、偶数番目のSFFにデータをシフトイン動作し、組み合わせ回路1Bをテストしたい時は、スルーモードオズTMO=1,スルーモードイーブンTME=0にセットし、同様のテストを行う。
以上のように実施の形態8では同一クロックエッジによるスキャン動作が行われるが、スキャンパスP上にスルー状態のFF23が存在するためホールドエラーは緩和される。
【0050】
実施の形態9.
図18は、実施の形態9によるSFFであって、マスターラッチ、スレーブラッチから構成されるFF23の一方のラッチのみをスルーモードに設定することで実施の形態8と同様の機能を実現できる。
【0051】
図18では、TM=1の時にマスターラッチのみがスルーモードとなる。クロックCLKが1の期間はスレーブラッチはスルーモードとなる。かつ論理積演算にてマスターラッチも強制的にスルーモードにしているため、この期間においてFF23はスルーモードとなり、より少ない素子数で図17と同様の効果が得られる。
【0052】
実施の形態10.
スレーブラッチを強制的にスルーモードにした場合は更に少ない素子数で同様の効果が実現可能となる。その実施の形態を図19に示している。
同図においてはクロックが1となった瞬間マスターラッチもラッチモードとなるため、前段のFF23とマスターラッチの間でホールドエラーは発生する可能性がある。しかし実際にシフト動作すべきFF23は更に後段にあるため、同SFFまでホールドエラーを発生するためにはスルーモードのスレーブラッチを通過する必要がある。これは等価的にFF全体がスルーモードになることとなり、実施の形態8,9と同様の効果を発揮する。
【0053】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、スキャンデータのシフトイン動作、シフトアウト動作を異なるクロックエッジに同期して行うので、ホールドエラーの心配がなく、スキャンパス上にホールドエラー対策用にバッファ挿入の必要がなく、スキャンテストに必要となるゲート数が一定に維持でき、スキャンテストのためのゲート数増加が抑制できると共に、ホールドエラー対策バッファの挿入が不要となるので、設計フローが複雑となることが避けられるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による半導体集積回路のテスト装置のブロック図である。
【図2】実施の形態1のSFFの構成を示すブロック図である。
【図3】実施の形態1のクロック生成回路の構成を示すブロック図である。
【図4】実施の形態1のSFFのシンボル図である。
【図5】実施の形態1の動作を示すタイムチャート図である。
【図6】実施の形態1のジェネレータを示す回路図である。
【図7】図6のジェネレータの動作を示すタイムチャート図である。
【図8】この発明の実施の形態2による半導体集積回路のテスト装置のブロック図である。
【図9】この発明の実施の形態3による半導体集積回路のテスト装置のブロック図である。
【図10】この発明の実施の形態4によるジェネレータの回路図である。
【図11】この発明の実施の形態5によるジェネレータの回路図である。
【図12】この発明の実施の形態6によるクロック生成回路の回路図である。
【図13】この発明の実施の形態7による半導体集積回路のテスト装置のブロック図である。
【図14】この発明の実施の形態7によるSFFの回路図である。
【図15】この発明の実施の形態7のスキャンテスト動作を示すタイムチャート図である。
【図16】この発明の実施の形態8による半導体集積回路のテスト装置のブロック図である。
【図17】この発明の実施の形態8によるSFFの回路図である。
【図18】この発明の実施の形態9によるSFFの回路図である。
【図19】この発明の実施の形態10によるSFFの回路図である。
【図20】従来の半導体集積回路のテスト装置のブロック図である。
【図21】従来のSFFのシンボル図である。
【図22】従来のSFFの回路図である。
【図23】従来の半導体集積回路のテスト装置の動作を示すタイムチャート図である。
【符号の説明】
1A,1B 組み合わせ回路、20 スキャンフリップフロップ(SFF;SFF0〜SFF11)、22 セレクタ、25 クロック生成回路、26 セレクタ、27 NAND回路、28a,28b インバータ、29 ジェネレータ。
【発明の属する技術分野】
この発明は、スキャンパス上で隣り合うスキャンフリップフロップのシフト動作によりスキャンテストを行う半導体集積回路のテスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図20は、例えば、DFT Compier概要もしくはPrinciples of CMOSLSI Designに示されている従来の一般的な半導体集積回路のテスト装置の回路構成図である。
【0003】
同図において、1A,1Bはテスト対象となる組み合わせ回路、20はスキャンフリップフロップ(以下、SFFと称する)であって、SFF0〜SFF3は組み合わせ回路1Aの入力側に、SFF4〜SFF7は組み合わせ回路1Aと組み合わせ回路1B間に、SFF8〜SFF11は組み合わせ回路1Bの出力側に各々設けられている。組み合わせ回路1A,1Bの入力側、出力側に接続されるSFF0〜SFF11間にスキャンパスPを形成している。なお、図中、Aは非テスト時のデータ入力端子、Yは非テスト時のデータ出力端子、SIはスキャンデータ入力端子、SOはスキャンデータ出力端子、SMはスキャンモ−ド設定端子である。
【0004】
図21は、図20のテスト装置に使用しているSFF(SFF0〜SFF11)のシンボルを示しており、図22はSFFの構成を詳細に示している。
図22に示すように、SFFはスキャンモード設定端子SMの状態でコントロールされるセレクタ22と該セレクタの出力とクロックCLKを入力とするフリップフリップ(以下、FFと称する)23とで構成されている。スキャンモード設定端子SM=“1”の場合、セレクタ22はスキャンデータ入力端子SIからのスキャンデータをFF23の入力端子Dに入力するようになっている。
【0005】
次に、図23のタイムチャートにより動作を説明する。
まず、スキャンモード設定端子SM=1とすることでスキャンモードを設定し、スキャンデータ入力端子SIからの入力スキャンデータD0〜D7をクロック信号CLKに従ってシフトインさせる。次にSM=0とし、1クロックサイクルのみクロックを入力することによりラン動作を実現する。ラン動作においては、スキャンパスPはスキャンモード設定端子SMによって非テストパスに設定されるので、組み合わせ回路1A,1Bで処理された出力スキャンデータQ0〜Q7がSFF4〜SFF11に入力される。なお、図23に示したXはドントケアデータ、SFF0_O〜SFF11_OはSFF0からSFF11の出力端子である。
【0006】
そして、再度スキャンモード設定端子SM=1としてセレクタ22をスキャンパスPにセットし、シフトアウト動作させることで組み合わせ回路1A,1Bが所望の動作をしているかどうかをチェックする。以上のようにしてスキャンテストはシフトイン動作、ラン動作、シフトアウト動作の3段階で行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の半導体集積回路のテスト装置は、以上のように構成されているので、シフトイン動作、シフトアウト動作時にSFF、すなわち、SFF0→SFF1→SFF2→・・・というデータ授受を行い、その間に如何なる回路も挟まらないため、クロックスキューに起因するホールドエラーが発生しやすい。このホールドエラーを防止するには、
(a)各SFF間にホールドエラー対策用のバッファを挿入する。
(b)クロックスキューをできるだけ小さくする。
などの対策が考えられるがいずれも不要なゲート数の増加を招いたり、設計工程を複雑にする問題がある。特に、今後プロセスの微細化に伴いゲート遅延が更に減少すればするほど上記問題は大きくなる。
【0008】
この発明は、上記ような課題を解決するためになされたもので、簡単な回路構成でクロックスキューに起因するホールドエラーを防止した半導体集積回路のテスト装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る半導体集積回路のテスト装置におけるスキャンフリップフロップは、シフト動作時にクロックの立ち上がりおよび立ち下がりのエッジで動作するクロック生成回路を備え、該クロック生成回路は、スキャンフラグによりスキャンフリップフロップのクロックを停止させるジェネレータを備えているものである。
【0010】
この発明に係る半導体集積回路のテスト装置におけるスキャンフリップフロップは、奇数番目と偶数番目に分け、いずれか一方はクロックの立ち上がりエッジで、他方は立ち下がりエッジで各々動作させることによりスキャンテストを行うものである。
【0011】
この発明に係る半導体集積回路のテスト装置における、クロック生成回路は、スキャンフリップフロップが奇数番目の動作のときクロックの立ち上りエッジに同期してスキャンフラグを出力し、スキャンフリップフロップが偶数番目の動作のときクロックの立ち下りエッジに同期してスキャンフラグを出力するように構成されているものである。
【0012】
この発明に係る半導体集積回路のテスト装置は、スキャンフリップフロップに、外部からのスキャンモードによるクロック停止機能を設けたものである。
【0013】
この発明に係る半導体集積回路のテスト装置は、奇数スルーモードとスキャンモードとのアンド、および偶数スルーモードとスキャンモードとのアンドをとってスキャンパス上のスキャンフリップフロップの所望のものをスルーモードに設定できるようにしたものである。
【0014】
この発明に係る半導体集積回路のテスト装置は、スキャンフリップフロップ内のマスターラッチ、スレーブラッチの一方もしくは両方をスルーモードに設定できるようにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における半導体集積回路のテスト装置の回路構成を示している。同図において、1A,1Bは組み合わせ回路、20はスキャンフリップフロップ(以下、SFFと略称する)であって、SFF0〜SFF3は組み合わせ回路1Aの入力側に、SFF4〜SFF7は組み合わせ回路1Aと組み合わせ回路1B間に、SFF8〜SFF11は組み合わせ回路1Bの出力側に各々設けられている。組み合わせ回路1A,1Bの入力側、出力側に接続されるSFF0〜SFF11間にスキャンパスPを形成している。なお、図中、Aは非テスト時のデータ入力端子、Yは非テスト時のデータ出力端子、SIはスキャンデータ入力端子、SOはスキャンデータ出力端子、SMはスキャンモ−ド設定端子、Pはスキャンパス,P’はスキャンフラグ伝播パスである。
【0016】
図2は、この実施の形態1によるSFF(SFF0〜SFF11)の構成を示している。同図に示すように、実施の形態1のSFFは、スキャンモード設定端子SMの状態でコントロールされるセレクタ22と該セレクタの出力とクロックCLKを入力とするフリップフロップ(以下、FFと称する)23とで構成される。図22に示す従来のSFFに、図2に示すように、クロック生成回路25を付加した構成となっている。図2において、CLKはクロック入力端子、Dはデータ入力端子、Qはデータ出力端子、SF1は入力端子である。
【0017】
図3は、クロック生成回路25の具体的構成を示している。同図において、26はセレクタ、27はNAND回路、28a,28bはインバータ、29はスキャンフラグ伝搬用のジェネレータ(SFOGen)である。このクロック生成回路25は、図1に示すスキャンパス上の奇数番目のSFFと偶数番目のSFFで異なる構成であって、図3(a)は奇数番目のクロック生成回路25(Odd)、図3(b)は偶数番目のクロック生成回路25(Even)を示している。
【0018】
図1における偶数番目のSFF、すなわち、SFF1,3・・・11におけるクロック生成回路25は、スキャンモード設定端子SM=1の時に反転クロックをFF23に入力するようになっている。またスキャンフラグ入力信号SFIが“1”になったとき、クロックCLKが停止すると共に、ジェネレータ29により次のクロックエッジでジェネレータ29の出力SFOをアサートするようになっている。また、図1における奇数番目のSFF、すなわち、SFF0、2・・・10におけるクロック生成回路25は、スキャンモード設定端子SMの論理に関係なくクロックCLKの極性は変化しない。スキャンフラグ入力信号SFIのアサート時に、次のクロックエッジでジェネレータ29の出力SFOをアサートすることは偶数のクロック生成回路25と同様である。
【0019】
なお、図3(a)の例では、クロック生成回路25においてもセレクタ26を設けているいるが、スキャンモード設定端子SMの論理に関係なくクロックCLKの極性変化はないので、セレクタ26およびこのスキャンモード設定端子SMはなくてもよい。この場合、クロックCLKはNAND回路27の入力に直結される。
【0020】
図1に示すように、実施の形態1におけるスキャンテスト回路は、従来のテスト回路に対して破線で示したスキャンフラグSFIの伝搬パスP’が追加された構成であって、そのほかは従来のものと同様である。なお、図4は、実施の形態1におけるSFFのシンボルを示している。
【0021】
次に動作について説明する。
図5は、実施の形態1の半導体集積回路のテスト装置の動作を説明するタイムチャートであり、SFFのうちの偶数番目、すなわち、SSF1、3・・・11と、奇数番目、すなわち、SFF0,2・・・10とはスキャンテスト時に動作するFF23のクロックエッジが異なっている。奇数番目のFFはクロックCLKの立ち上がり(ポジティブ)エッジで動作し、偶数番目のFF23はクロックCLKの立ち下がり(ネガティブ)エッジで動作する。したがってSI端子から入力されるスキャンデータD0・・・D7は半クロックサイクル毎にスキャンパスP上でシフトされる。
【0022】
外部からのスキャンフラグ入力SFIはスキャンパス上の最後のSFF、この例ではSFF11に入力される。普段は“0”であるが、最初のスキャンデータD0がSFF7に到達するタイミングを見計らってスキャンフラグ入力SFI=“1”を外部から入力してやることによりSFF7のクロックCLKが停止し、データD0が保持される。更に次のクロックエッジでスキャーンフラグ出力SFOがアサートされ、SFF6へのスキャンフラグ入力SFIとなり、データD1が保持される。更に次のクロックエッジでスキャンフラグ出力SFOがアサートされ、SFF6へのスキャンフラグ入力SFIとなり、データD1が保持される。スキャンフラグ入力SFIはこのように伝搬することにより、データD0〜D7を同一タイミングに揃うように保持する。
【0023】
こうしてデータD0〜D7がそろった時点でスキャンモード設定端子SM=0となるラン動作をクロック1サイクルで行い、再びスキャンモード設定端子SM=1となってシフトアウト動作へと移行する。このシフトアウト動作はシフトアウトが半クロックサイクルで行われることを除いて従来のものと同様である。
【0024】
図6は、スキャンフラグ伝搬を引き起こす上記ジェネレータ29の構成を示している具体的な回路図である。同図において、30はPMOS−FET(以下、PMOSと略称)、31,32,33はNMOS−FET(以下、NMOSと略称)、34はインバータである。
【0025】
図7は、ジェネレータ29の動作を示すタイムチャートである。ジェネレータ29の動作は奇数番目にあるか偶数番目にあるかによって異なる。
図7(a)は奇数番目のジェネレータ29の動作を示すタイムチャートであって、クロックCLKの立ち下がりエッジに同期してスキャンフラグ入力SFIが入力され、同クロックの立ち上がりエッジに同期してスキャンフラグ出力SFOを出力する。
【0026】
図7(b)は奇数番目のジェネレータ29の動作を示すタイムチャートであって、偶数番目のスキャンフラグ入力SFIはクロックCLKの立ち上がりエッジに同期して入力され、同クロックの立ち下がりエッジに同期してスキャンフラグ出力SFOを出力される。
ジェネレータ29の動作はクロックCLKを基準に見ると上記のように異なるが、ジェネレータ29に入力されるクロックCLKDを基準に考えるとどちらもクロックの立ち下がりエッジに同期してスキャンフラグ入力SFIを受け取り、立ち上がりエッジに同期してスキャンフラグ出力SFOを出力する点において同様である。そこで、ここではクロックCLKDを基準として動作を説明する。
【0027】
期間I
スキャンフラグ入力SFI=LOWなので、PMOS30はON,NMOS31はOFFとなり、スキャンフラグ出力SFO=LOWとなる。
【0028】
期間II
スキャンフラグ入力SFIがCLKDの立下りエッジに同期して入力される。スキャンフラグ入力SFI=HIGHとなることにより、PMOS30はOFF,NMOS31はONとなるが、依然NMOS32,33はOFFしたままなので、ノード/SFOは寄生容量C1によってHIGHに保持され、スキャンフラグ出力SFOは依然LOWのままとなる。
【0029】
期間III
CLKD=HIGHとなることにより、NMOS32はONとなり、寄生容量C1に保持されていた電荷は放電される。これによりノード/SFO=LOWとなり、スキャンフラグ出力SFOはHIGHとなる。
その後、CLKDは再びLOWとなりNMOS32はOFFとなるが、スキャンフラグ出力SFO=HIGHのため、NMOS33はノーマリーONであり、スキャンフラグ出力SFOはHIGHのまま保持される。
【0030】
期間IV
再びスキャンフラグ入力SFI=LOWとなると、NMOS31はOFFとなり、CLKOに関係なくスキャンフラグ出力SFO=LOWとなり、初期状態に戻る。
【0031】
以上のように、実施の形態1の半導体集積回路のテスト装置では、スキャンデータのシフトイン動作、シフトアウト動作を異なるクロックエッジに同期して行うので、ホールドエラーの心配がなく、スキャンパス上にホールドエラー対策用にバッファ挿入の必要がない。この原理はプロセスの進化に無関係に成立するため、今後トランジスタの遅延速度が小さくなってもスキャンテストに必要となるゲート数が一定に維持でき、スキャンテストのためのゲート数増加が抑制できる。またホールドエラー対策バッファの挿入が不要となるので、設計フローが複雑となることが避けられる。
【0032】
実施の形態2.
図8は、実施の形態2による半導体集積回路のテスト装置を示している。この実施の形態2では、外部から入力するスキャンフラグ入力SFIをSFF7のSFI端子に接続し、SFF8〜SFF11のSFI端子はLOW固定とした点が図1の実施の形態1と異なる。これにより、外部からスキャンフラグ入力SFIをアサートするタイミングはスキャンデータがSFF7に到達するタイミングでよく、スキャンデータの生成が容易となる。
【0033】
このようにスキャンフラグによる伝搬はどのSFFからでも開始する事ができ、明らかにシフトアウトにしか使用されないSFFのSFI端子はLOW固定してもよい。また、従来のSFFに差し替えることも可能である。
【0034】
実施の形態3.
図9は、実施の形態3による半導体集積回路のテスト装置を示している。スキャン設計においてはテスト時間の短縮を目的として、SI端子、すなわちSI1、SI2と、SO端子、すなわちSO1、SO2およびSF端子、すなわちSFI1,SFI2を設けることにより、複数のスキャンパスに分割する場合がある。この実施の形態3では、SFI2端子を新たに追加することで、このような複数のスキャンパスにも対応できる。なお、まれに複数のスキャンパスにおいてスキャンパスの深さが同じ場合があるが、そのような場合においてはSFI端子を新たに設ける必要はなく、スキャンフラグ出発点となる複数のSFFのSFI端子に外部SFI端子を共通に接続することができる。
【0035】
図9はスキャンパスが2つ存在する場合の構成例であるが、これに限定するものではなく、スキャンパスが3つ以上存在する場合でも同様の構成で実現が可能である。
【0036】
実施の形態4.
以上に述べた実施の形態では、ダイナミックに電圧レベルを保持するジェネレータ29の回路を前提に説明してきたが、ダイナミックな保持を避けるジェネレータ29の構成も可能である。その実施の形態4を図10に示している。図6と異なる点は新たに高抵抗PMOS35を追加した点である。
【0037】
このPMOS35を追加することにより、PMOS30、NMOS31,32がオフの期間でもノード/SFOはPMOS35によってHIGHに保持される。またPMOS35は高抵抗型P型トランジスタであるため、クロックが入ってNMOS32がオンすると、ノード/SFOはLOWに引き落とされ、SFOはHIGHに変化する。SFOがHIGHに変化するとPMOS35はオフし、電源から接地レベルへの貫通電流は遮断される。
【0038】
実施の形態5.
図11は、実施の形態5によるジェネレータ29を示している。図10に示す実施の形態4では、ノード/SFOの信号遷移の段階で電源から接地レベルへの貫通電流が瞬間的に流れる。実施の形態5ではこれを避ける構成としたものである。
【0039】
図11に示すように、PMOS35に直列にPMOS36が新たに接続された点のみ図10と異なる。PMOS36がクロックCLKで動作することにより、クロックがHIGHとなった瞬間にPMOS36はオフとなり貫通電流が流れることなくノード/SFOの信号遷移が行われる。
【0040】
なお、図11では、PMOS36はPMOS35に対して電源電圧に近い側に配したが、PMOS35,36は直列につながっていればよく、電源に近い側はどちらでもよい。また、PMOS35は高抵抗型トランジスタである必要はない。
【0041】
実施の形態6.
以上の各実施の形態は、SFIによってFF23のクロックを固定する方法であるが、ジェネレータ29より生成されるSFOにより自らのFF23のクロックCLKを停止させることも可能である。その構成を図12のクロック生成回路25を例にとって示している。この実施の形態6ではインバータ28をSFIのパスからSFOのパスに移動させた点が図3と異なり、基本的動作は変わらないので、重複する詳細説明を省略する。
【0042】
実施の形態7.
図13は、実施の形態7による半導体集積回路のテスト装置であって、半クロックサイクルによるスキャンデータのシフト動作を実現するための別の構成例である。同図においては説明を簡単にするためにスキャンチェーンの順番を入れ替えているが基本的に図23に示す従来のスキャンテスト構成と同様である。但し、この実施の形態7においては以下のようにSFF20の構成とスキャン動作が異なる。
【0043】
図14に実施の形態7におけるSFFの構成を示す回路図である。この実施の形態7では、半クロックサイクルでのデータ転送を行うため、ここでもSFFは奇数番目と偶数番目で構成が異なっている。
まず、図14(b)に示す偶数番目のSFFの構成は、図22における従来のSFFに、SM=1の時にクロックCLKが反転して入力されるように、インバータ66およびセレクタ22aが追加されたものである。同様に図14(a)に示す奇数番目のSFFは、SM=1の場合でもクロックは反転しない形でセレクタ22aが追加されている。
【0044】
図15は実施の形態7におけるシフトイン動作を説明するタイムチャートであり、同図から明らかなように、実施の形態7におけるスキャンテストでは奇数番目と偶数番目毎にスキャンデータが揃う。したがって、実施の形態7では2段階でスキャンテストを行う。まず奇数番目、もしくは偶数番目のスキャンデータをシフトイン動作し、ラン動作、スキャンアウト動作により第1回目のテストを行い、次に残った方のスキャンデータをシフトイン動作、ラン動作、シフトアウト動作して残りのテストを行う。図15においては奇数番目のSFFを使用する場合は期間aにおけるデータを、また偶数番目のSFFを使用する場合は期間bのデータを使用することになる。
【0045】
上記のように実施の形態7では2段階でテストを行うが、2段階に分けてもスキャンテストが実施できるのは、スキャンパスを複数に分離してもテストが実施できるのと同様、問題なくテストが可能である。
【0046】
実施の形態8.
以上の各実施の形態では、半クロックサイクルでシフト動作するスキャンテストについて述べてきたが、同相のクロックCLKを用いても実現可能であり、その例を図16に示している。同図はスルーモードオズTMOとスキャンモード信号SMとのアンド回路37、およびスルーモードイーブンTMEとスキャンモード信号SMとのアンド回路38を新たに追加したもので、その他は図20に示した従来のスキャンテスト回路の構成と同じである。但し、説明を簡単にするためにスキャンパスの順番を入れ替えている。
【0047】
実施の形態8におけるSFFは図17に示す構成となっている。同図において、40はNOR回路、41はNAND回路、43〜49はインバータ、51〜54はスイッチング素子であり、NOR回路40、NAND回路41、インバータ44,45の出力端子は、それぞれに付した記号と同じ記号を付したスイッチング素子51〜54の端子に接続する。46〜49はインバータであり、これ等はバッファ機能を発揮する。
このSFFでは外部から入力されるスルーモード信号TMにより、TM=1の時にCK1=0、CK2=1に固定される。これによりスルーモード信号入力時にマスターラッチ、スレーブラッチともにスルーモードになる。そして図16において、スルーモードオズTMOを元にした論理積出力が偶数番目のSFFのTM端子に、またスルーモードイーブンTMEを元にした論理積出力が奇数番目のSFFのTM端子に接続されている。
【0048】
このSFFを利用した場合の全体動作は以下のようになる。実施の形態8でもスキャンテストは2段階で実施される。まず、奇数番目のSFFにデータをシフトイン動作したい場合はスルーモードオズTMO=0,スルーモードイーブンTME=1にセットし、スキャンデータをシフトイン動作させる。このとき偶数番目のSFFは全てスルーモードとなるためシフトイン動作は奇数番目のFFによってのみ実施される。シフトイン動作が完了した時点でラン動作すると、組み合わせ回路1Aの出力は偶数番目のSFFに格納され、再びSM=1にしてシフトアウト動作すると、奇数番目のSFFを経由して出力側のSFF8〜SFF11に出力される。
【0049】
また、偶数番目のSFFにデータをシフトイン動作し、組み合わせ回路1Bをテストしたい時は、スルーモードオズTMO=1,スルーモードイーブンTME=0にセットし、同様のテストを行う。
以上のように実施の形態8では同一クロックエッジによるスキャン動作が行われるが、スキャンパスP上にスルー状態のFF23が存在するためホールドエラーは緩和される。
【0050】
実施の形態9.
図18は、実施の形態9によるSFFであって、マスターラッチ、スレーブラッチから構成されるFF23の一方のラッチのみをスルーモードに設定することで実施の形態8と同様の機能を実現できる。
【0051】
図18では、TM=1の時にマスターラッチのみがスルーモードとなる。クロックCLKが1の期間はスレーブラッチはスルーモードとなる。かつ論理積演算にてマスターラッチも強制的にスルーモードにしているため、この期間においてFF23はスルーモードとなり、より少ない素子数で図17と同様の効果が得られる。
【0052】
実施の形態10.
スレーブラッチを強制的にスルーモードにした場合は更に少ない素子数で同様の効果が実現可能となる。その実施の形態を図19に示している。
同図においてはクロックが1となった瞬間マスターラッチもラッチモードとなるため、前段のFF23とマスターラッチの間でホールドエラーは発生する可能性がある。しかし実際にシフト動作すべきFF23は更に後段にあるため、同SFFまでホールドエラーを発生するためにはスルーモードのスレーブラッチを通過する必要がある。これは等価的にFF全体がスルーモードになることとなり、実施の形態8,9と同様の効果を発揮する。
【0053】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、スキャンデータのシフトイン動作、シフトアウト動作を異なるクロックエッジに同期して行うので、ホールドエラーの心配がなく、スキャンパス上にホールドエラー対策用にバッファ挿入の必要がなく、スキャンテストに必要となるゲート数が一定に維持でき、スキャンテストのためのゲート数増加が抑制できると共に、ホールドエラー対策バッファの挿入が不要となるので、設計フローが複雑となることが避けられるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による半導体集積回路のテスト装置のブロック図である。
【図2】実施の形態1のSFFの構成を示すブロック図である。
【図3】実施の形態1のクロック生成回路の構成を示すブロック図である。
【図4】実施の形態1のSFFのシンボル図である。
【図5】実施の形態1の動作を示すタイムチャート図である。
【図6】実施の形態1のジェネレータを示す回路図である。
【図7】図6のジェネレータの動作を示すタイムチャート図である。
【図8】この発明の実施の形態2による半導体集積回路のテスト装置のブロック図である。
【図9】この発明の実施の形態3による半導体集積回路のテスト装置のブロック図である。
【図10】この発明の実施の形態4によるジェネレータの回路図である。
【図11】この発明の実施の形態5によるジェネレータの回路図である。
【図12】この発明の実施の形態6によるクロック生成回路の回路図である。
【図13】この発明の実施の形態7による半導体集積回路のテスト装置のブロック図である。
【図14】この発明の実施の形態7によるSFFの回路図である。
【図15】この発明の実施の形態7のスキャンテスト動作を示すタイムチャート図である。
【図16】この発明の実施の形態8による半導体集積回路のテスト装置のブロック図である。
【図17】この発明の実施の形態8によるSFFの回路図である。
【図18】この発明の実施の形態9によるSFFの回路図である。
【図19】この発明の実施の形態10によるSFFの回路図である。
【図20】従来の半導体集積回路のテスト装置のブロック図である。
【図21】従来のSFFのシンボル図である。
【図22】従来のSFFの回路図である。
【図23】従来の半導体集積回路のテスト装置の動作を示すタイムチャート図である。
【符号の説明】
1A,1B 組み合わせ回路、20 スキャンフリップフロップ(SFF;SFF0〜SFF11)、22 セレクタ、25 クロック生成回路、26 セレクタ、27 NAND回路、28a,28b インバータ、29 ジェネレータ。
Claims (6)
- 組み合わせ回路に接続され、スキャンパス上で隣り合うスキャンフリップフロップのシフト動作によりデータを授受し、前記組み合わせ回路のテストを行う半導体集積回路のテスト装置において、
前記スキャンフリップフロップは、シフト動作時にクロックの立ち上がりおよび立ち下りのエッジで動作するクロック生成回路を備え、該クロック生成回路は、スキャンフラグにより前記スキャンフリップフロップのクロックを停止させるジェネレータを備えていることを特徴とする半導体集積回路のテスト装置。 - スキャンフリップフロップは、奇数番目と偶数番目に分け、いずれか一方はクロックの立ち上がりエッジで、他方は立ち下がりエッジで各々動作させることを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路のテスト装置。
- クロック生成回路は、スキャンフリップフロップが奇数番目の動作のときクロックの立ち上りエッジに同期してスキャンフラグを出力し、前記スキャンフリップフロップが偶数番目の動作のときクロックの立ち下りエッジに同期して前記スキャンフラグを出力することを特徴とする請求項1または請求項2記載の半導体集積回路のテスト装置。
- スキャンフリップフロップに、外部からのスキャンモードによるクロック停止機能を設けたことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の半導体集積回路のテスト装置。
- 奇数スルーモードとスキャンモードとのアンド、および偶数スルーモードとスキャンモードとのアンドをとってスキャンパス上のスキャンフリップフロップの所望のものをスルーモードに設定できるようにしたことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の半導体集積回路のテスト装置。
- スキャンフリップフロップ内のマスターラッチ、スレーブラッチの一方もしくは両方をスルーモードに設定できるようにしたことを特徴とする請求項5記載の半導体集積回路のテスト装置。
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