JP2001153216A - 伝動装置を制御するための方法 - Google Patents

伝動装置を制御するための方法

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JP2001153216A
JP2001153216A JP2000307758A JP2000307758A JP2001153216A JP 2001153216 A JP2001153216 A JP 2001153216A JP 2000307758 A JP2000307758 A JP 2000307758A JP 2000307758 A JP2000307758 A JP 2000307758A JP 2001153216 A JP2001153216 A JP 2001153216A
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transmission
pressure
valve
adjustment
transmission ratio
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JP2000307758A
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Michael Reuschel
ロイシェル ミヒャエル
Ludger Holtmann
ホルトマン ルドガー
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LuK Lamellen und Kupplungsbau GmbH
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LuK Lamellen und Kupplungsbau GmbH
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/66Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings
    • F16H61/662Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members
    • F16H61/66254Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members controlling of shifting being influenced by a signal derived from the engine and the main coupling

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝達弁を介して伝達比を調節するために、無
段階に調節可能な円錐ベルト車巻き掛け伝動装置の少な
くとも1つのピストン/シリンダユニットを負荷する、
調整装置によって作業流体の調節圧を制御するための方
法を改良して、種々異なる運転条件における調節弁の変
化する調節特性を考慮した、調整装置によって作業流体
の調節圧力を調整するための方法を提供する。 【解決手段】 調整装置の調整パラメータを、調節しよ
うとする調節圧力に関連して適合させ、この調整パラメ
ータを用いて調整を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1の上位概
念に記載した、調整装置によって作業液体若しくは作業
流体(Arbeitfluid)の調節圧を制御するための方法であ
って、伝達弁(Uebersetzungsventil)を介して伝達比を
調節するために、無段階に調節可能な円錐ベルト車巻き
掛け伝動装置の少なくとも1つのピストン/シリンダユ
ニットを負荷する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】このような形式の無段階に調節可能な円
錐ベルト車巻き掛け伝動装置は、駆動側の円錐ベルト車
対と、被駆動側の円錐ベルト車対とを有しており、これ
らの円錐ベルト車対間で、巻き掛け部材を介してトルク
が伝達される。巻き掛け部材の負荷は、円錐ベルト車に
配置された調節部材を介して行われる。つまり、これら
の調節部材がトルクセンサによって、このトルクセンサ
によって伝達しようとするトルクに応じて負荷されるよ
うになっており、この場合、円錐ベルト車対の少なくと
も1つに、ピストン/シリンダユニットの形状の第2の
調節部材が配属されており、この調節部材は、伝動装置
の調節しようとする伝達比に応じて作業流体を介して圧
力で負荷され、この際に、圧力下にある作業流体が伝達
弁(Uebersetzungusventil)を介してピストン/シリンダ
ユニットに供給される。
【0003】この圧力は、圧力弁によって影響を与える
ことができるので、圧力弁は伝達弁に、迅速な調節及び
ひいては迅速な伝達比変化を行うために十分な圧力を供
給する。例えばこのような円錐ベルト車巻き掛け伝動装
置を備えた車両の運転者が車両を加速するために車両の
アクセルペダル又は走行ペダルを踏み込むと、円錐ベル
ト車巻き掛け伝動装置に連結された駆動エンジンによっ
て与えられる被駆動出力の増大が得られる。運転者が加
速したいという意志を変更するためには、伝動装置の伝
達比を相応に変える必要があり、従って調節圧力を変化
させ、この調節圧力によって、円錐ベルト車巻き掛け伝
動装置の伝達比を調節するためにピストン/シリンダユ
ニットが負荷される。
【0004】伝達弁は前制御式の圧力減少弁(Druckmind
erventil)であってよく、この圧力減少弁の前制御圧力
は比例弁を介して変えられるようになっている。伝達弁
が、ピストン/シリンダユニット内への流体流のための
流過横断面を開放又はさらに開放するために、伝達弁
は、比例弁を介して相応の前制御圧によって制御される
ので、比例弁の電流値(Stromwert)が変化すると、伝達
弁の前制御圧力が変化する。従って比例弁の電流値は、
所定の目標値に対する実際の電流値とのずれを検査する
ための調整区間内に入れられ、それによって目標値/実
際値のずれを調整することができる。これと同じこと
は、ピストン/シリンダユニットの調節圧力を変えるた
めに、伝達弁を電流値によって直接制御する場合のため
にも当てはまる。
【0005】無段階に調節可能な円錐ベルト車巻き掛け
伝動装置と内燃機関とから成る駆動ユニットは、著しく
異なる運転状態にさらされるので、例えば流体循環路内
での作業流体の温度は強く変化し、伝動装置の可変な伝
達比によって、ピストン/シリンダユニットの特性も変
化し、これによってこれら2つの影響ファクターだけが
考慮され、調節弁の調整特性も変化する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、種々
異なる運転条件における調節弁の変化する調節特性を考
慮した、調整装置によって作業流体の調節圧力を調整す
るための方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決した本発
明の方法によれば、調整装置の調整パラメータを、調節
しようとする調節圧力に関連して適合させ、この調整パ
ラメータを用いて調整を行うようにした。
【0008】本発明の有利な方法は従属請求項に記載さ
れている。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば、調整装置によって作業
流体の調節圧力を調整するための方法が提供されてお
り、この場合、伝達比調節のための伝達弁を介した調節
圧力によって、無段階に調節可能な円錐ベルト車巻き掛
け伝動装置のピストン/シリンダユニットが次のように
負荷される。つまり、調整装置の調整パラメータが、調
節しようとする調節圧力に関連して適合せしめられ、こ
の調整パラメータを用いて調整が行われるように、負荷
されるようにした。
【0010】本発明は、伝達弁が、種々異なる運転状態
においてガイド値の変化又は妨害値(Stoergroesse)の突
発的な変化に対する部分的に著しく異なる応答・及び反
応時間を有している、つまり伝達弁の伝達機能が異なる
運転状態において変化にさらされるという認識を考慮し
ている。伝達弁のための前制御圧を準備するために、又
は弁孔内でスプールをずらすために電流値によって直接
的に伝達弁を制御する際に、比例弁を負荷する電流値を
変化させることによって、伝達弁又は調節弁のダイナミ
ックスに関連して、種々異なる時間的長さで連続する変
動過程の形で伝達弁の種々異なる反応時間が得られる。
従って、比例成分(Proportionalanteil)、積分成分(In
tegralanteil)又はこれら2つの成分と固定の調整パラ
メータとを有する調整装置(PI−調整器であってよ
い)を用いた調整によって、所定の調整ずれはもはや補
正できない。何故ならば調整回路の安定性限界が得ら
れ、応答した変動過程はそれ以上弱くならないからであ
る。
【0011】円錐ベルト車巻き掛け伝動装置において
は、駆動側の円錐ベルト車対も被駆動側の円錐ベルト車
対も伝達比を調節するためのピストン/シリンダユニッ
トを備えており、このピストン/シリンダユニット内及
び伝達弁内で圧力変動が行われるので、伝達弁の特性曲
線(圧力と電流値との関係が示されている)が転換点を
有しており、伝達弁が転換点の範囲内で無圧であて、伝
達弁の特性曲線全体に亙って一定に維持される調整パラ
メータによる調整過程が、ゼロ範囲で安定性限界に達
し、ひいては、新たな目標圧力に関連してそれ以上弱く
ならない振動過程が生じるようになっている。調整のた
めの調整パラメータを所定の範囲内でゼロ圧力に合わせ
ると、調整過程においてゼロ圧力範囲外で、応答した反
応の遅い調整回路が生じ、これに対して調整パラメータ
をゼロ圧力範囲外又はゼロ範囲外で、ゼロ範囲内の不安
定な調整が生ぜしめられるので、調整回路内の不安定性
が生じる。
【0012】本発明は、調整装置の調整パラメータが、
調節しようとする調節圧力に関連して適合され、調整は
この調整パラメータを用いて行われることによって補助
される。従って調整パラメータは、伝達弁の種々異なる
運転時点に応じて検出されるので、調整設定(Regelausl
egung)は伝達弁の種々異なる運転時点で行われ、調整装
置の調整パラメータはこれらの運転時点に適合される。
【0013】本発明によれば、調整パラメータは複数の
特性曲線又は特性フィールド、又はパラメータ化された
方程式の形で、調節圧力のために基準となるパラメー
タ、例えばエンジン回転数、瞬間的な伝達比、エンジン
から発せられる被駆動モーメント、円錐ベルト車巻き掛
け伝動装置の被駆動回転数が、調整パラメータを規定す
るための方程式に入れられている。調整装置が円錐ベル
ト車巻き掛け伝動装置の運転中に伝達弁の規定された調
整範囲内に達すると、調整装置は、特性曲線又は特性フ
ィールドのこの範囲のための、又は相応に測定又は検出
されたパラメータでパラメータ化された方程式において
は、調節圧力の調整のための相応の調整パラメータが使
用され、この場合、規格化された調整パラメータを伝達
弁の範囲に応じて規定された値だけ修正することも可能
であって、この場合は、調整は修正された調整パラメー
タを用いて行われる。
【0014】本発明による方法の変化例によれば、調整
パラメータを伝達弁の増強に関連して規定し、逆修正さ
れたパラメータによって調整を行うようにした。これ
は、弁が例えばゼロ圧力範囲内で、ゼロ圧力範囲の両側
の範囲におけるよりも著しくわずかに増強されていれ
ば、伝達弁の伝達機能の変化を弁の増強の変化によって
描くことができるという利点が得られる。この場合、伝
達弁の増強は特性曲線の形で規定されるので、この調整
は修正された調整パラメータを基準として行われ、この
調整パラメータは、この増強を逆転したものと乗算さ
れ、それによって調節部材の非線状(nicht linear)の特
性が線状化される(linearisiert)。
【0015】円錐ベルト車巻き掛け伝動装置の液体回路
内の作業流体は、粘性が温度を介して変化する液圧オイ
ルであってよい。従って、本発明によれば、調整パラメ
ータを作業流体の温度に関連して規定するようにした。
【0016】これは、伝達弁の伝達機能が温度に関連し
て変化した時に有利である。例えば温度上昇時に、伝達
弁のダイナミックスは減少するので、調整パラメータを
温度に関連して規定するか又は調整パラメータを温度に
関連して修正すれば有利であるので、調整パラメータは
ダイナミックスの低下時に減少される、ひいては調整回
路が固定の若しくは一定な(starr)調整パラメータに基
づいて安定性限界の範囲内に達することが避けられる。
この場合、調整パラメータが、温度に基づく特性曲線の
形で規定されれば有利である。調整のために用いられる
調整パラメータは規格化された調整パラメータであって
よい。この調整パラメータは特性曲線に応じて所定のパ
ーセント分だけ修正されるので、一定な調整パラメータ
による一定な調整は避けられる。単数又は複数の円錐ベ
ルト車対の単数又は複数のピストン/シリンダユニット
に、伝達弁を介して、伝達比を調節又は変化させるため
の調節圧力が供給される。伝達弁は、ポンプ圧力又はシ
ステム圧力が形成される液圧回路の一部である。このシ
ステム圧力は、入力圧力として伝達弁に存在していて、
伝達弁はピストン/シリンダユニットに調節圧力を供給
する。従って本発明の変化実施例によれば、調整パラメ
ータを、調節圧力に対する入力圧の比に関連して決定す
るようにした。つまり伝達弁の調節部材特性が、システ
ム圧力と調節圧力との圧力差に関連して変化する場合、
これは調整時に考慮され、調整のために用いられる調整
パラメータが相応に適合されれば有利である。伝達弁の
ダイナミックスは、圧力差が大きくなると大きくなるの
で、調整パラメータを調整パラメータが高くなるのに伴
って相応に修正し、それによって変動過程を新たな目標
圧力に短縮できるという利点がある。
【0017】前述のように、調整パラメータを決定し
て、特性曲線及び/又は特性フィールド及び/又はパラ
メータ化された方程式とすれば有利である。このために
本発明によれば、調整パラメータを基準点として、基準
点間の値を補間によって求めるようにした。これによっ
て調整パラメータの変化が連続的に行われ、飛躍的につ
まり突発的に行われないので、円錐ベルト車巻き掛け伝
動装置を備えた車両の快適性を損なう、調整パラメータ
の突発的な変化は生じない。
【0018】本発明の方法の別の実施例によれば、2つ
の調整過程間の調整パラメータの変化、つまり調整過程
のための調整装置の計算段階を所定の程度に制限するよ
うにした。これによって、2調整過程間で調整パラメー
タの変化の勾配が制限されるので、快適性を損なう突発
的なつまり急激な変化は生じない。
【0019】本発明の変化実施例によれば、調整パラメ
ータを個別に又は一緒に修正することができるPl-調
整器を、調整装置として用いるようにした。伝達弁にお
いては、調整過程時に弁孔内でのスプールの短時間の付
着摩擦状態に基づいてデッドタイム(死に時間;Totzei
t)が規定されるか、又は付着摩擦から滑り摩擦への移
行時に、弁の著しく減少された応答特性が規定されるの
で、本発明によれば、例えばI−成分の1つの調整パラ
メータだけの修正で応答することができ、これに対して
比例成分は変わらずに維持されるか又は、P−成分も利
用され、これに対してI−成分は変わらずに維持され
る。
【0020】本発明はさらに、請求項10の上位概念部
に記載した、円錐ベルト車巻き掛け伝動装置の伝達比
を、十分一定な値に調節するための方法に関する。
【0021】円錐ベルト車巻き掛け伝動装置を備えた車
両が、例えば運転者によって与えられた速度を維持した
い場合で、車両のエンジン回転数を変えたくない場合に
は、伝達比若しくは伝達を一定の値に保つ必要がある。
これは伝動装置の伝達比の変化が、車両の速度増加を招
くことがないようにするために、特に低速走行時又は伝
動装置のアンダードライブ(underdive)において特に重
要である。円錐ベルト車巻き掛け伝動装置を備えた車両
がバック走行せしめられる場合には、バック走行ギヤの
始動時に及びバック走行時に伝動装置の伝達比が変わら
ずに維持されることは特に重要である。
【0022】このような形式の無段階に調節可能な円錐
ベルト車巻き掛け伝動装置は、駆動側の円錐ベルト車対
と被駆動側の円錐ベルト車対とを有しており、これらの
円錐ベルト車対間で巻き掛け手段を介してトルクが伝達
される。この場合、巻き掛け手段の負荷は、円錐ベルト
車に配置された調節部材を介して次ように行われる。つ
まり、これらの調節部材がトルクセンサによって、伝達
しようとするトルクに関連して負荷され、この際に、少
なくとも1つの円板対に、ピストン/シリンダユニット
の形状の第2の調節部材が配属されていて、この第2の
調節部材は、伝動装置の調節しようとする伝達比に関連
して作業流体を介して圧力で負荷され、この場合、圧力
下にある、ピストン/シリンダユニットの作業流体は伝
達弁を介して供給される。
【0023】伝達弁は、前制御式の圧力減少弁であって
よい。この圧力減少弁の前制御圧は比例弁を介して変化
せしめられる。伝達弁が、ピストン/シリンダユニット
内に流入する液体流のための流過横断面を開放するか又
はさらに開放するために、この伝達弁は、比例弁を介し
て相応の前制御圧で制御されるので、比例弁の電流値の
変化によって、伝達弁の前制御圧が変化せしめられる。
【0024】バック走行時に伝達比を一定に維持するた
めに、従来では、高い電流値によって前制御圧が生ぜし
められ、これによって伝動装置の伝達比を調節するため
のピストン/シリンダユニットの高い調節圧が生ぜしめ
られるので、伝動装置は高い調節力で、低速走行範囲内
若しくはアンダードライブ内に維持される。高い電流値
によって、一方の伝動装置がわずかな調節力で確実に回
転駆動維持され、それに対して他方の伝動装置がそのた
めの高い調節力を必要とするような、避けることのでき
ない一連のばらつきが考慮されるので、いずれにしても
各伝動装置はバック走行時に確実にアンダードライブが
維持される。
【0025】しかしながらこような高い電流値は、車両
の全電気使用量を考慮すれば不都合であって、また、高
い調節圧力若しくは高い調節力は、それぞれの伝動装置
において必要とされる巻き掛け手段の高い負荷を生ぜし
め、これは巻き掛け手段の高い摩耗を引き起こすことに
なる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、以上
のような欠点を取り除いた、円錐ベルト車巻き掛け伝動
装置の伝達比を調節するための方法を提供することであ
る。
【0027】
【課題を解決するための手段】この課題を解決した本発
明の方法によれば、円錐ベルト車巻き掛け伝動装置の伝
達比を十分に一定な値に調節するための方法において、
まず調節しようとする伝達比を少なくとも1つのピスト
ン/シリンダユニットの圧力負荷を介して調節し、次い
でこの伝達比を保持するためにピストン/シリンダユニ
ットを保持圧によって負荷するようにした。保持圧は、
伝動装置固有の保持圧であって、保持圧若しくは保持力
或いは、保持圧を生ぜしめる電流値が、伝動装置毎にこ
となっていてよく、調節された伝達比が維持されるよう
な大きさに選定されている。それによって不必要に高い
調節圧力は避けられる。
【0028】この場合、伝達比をもたらすための圧力負
荷は、保持圧によってすでに所望の伝達比が調節される
場合には、保持圧に相当する圧力で実施される。円錐ベ
ルト車巻き掛け伝動装置は、伝達比を調節するための1
つ以上のピストン/シリンダユニットを有していれば、
調節圧力によって1つ又は多数のピストン/シリンダユ
ニットを負荷することができ、保持圧によってその他の
ピストン/シリンダユニットを負荷することができる。
【0029】本発明による方法は、特に低速走行時の伝
達比を調節及び保持するために、つまり円錐ベルト車巻
き掛け伝動装置のアンダードライブのために用いられ
る。
【0030】本発明によれば、ピストン/シリンダユニ
ットに、伝達弁を介して、前制御値で負荷される圧力を
供給するようになっている。この場合、この前制御値
は、保持圧が伝動装置固有の最小保持圧となるように規
定されている。前制御値は、圧力であってもよいし又は
前制御電流であってもよい。この前制御値によって、伝
達弁を直接又は間接的に負荷することができる。直接的
な負荷においては、前制御値は伝達弁に直接供給され、
これに対して、間接的な負荷、例えば伝達弁の前制御圧
による負荷においては、前制御値によって、伝達弁のた
めの前制御圧を維持する比例弁が制御される。
【0031】本発明の有利な方法によれば、最小保持圧
に相応する前制御電流値を、最大圧力値に相応する前制
電流と、ほぼゼロの調節圧力に相当する前制御電流との
間の差として検出するようになっている。
【0032】最小保持圧を検出する際に又はそれぞれの
伝動装置のために固有の前制御流の値を検出する際に、
アンダードライブの伝動装置で調節が行われるようにな
っていて、またアンダードライブが調節維持されている
場合に、伝動装置に連結された駆動エンジンの全回転数
範囲に亘って駆動されようになっているので、無負荷回
転数から最大回転数までの回転数範囲に亘って検出する
際に、生じる最大の電流値を調節することができる。電
流値は原則として、電流のゼロ点値、つまりピストン/
シリンダユニットの調節圧力がゼロであって、伝達弁の
弁特性曲線が転換点を有している電流値よりも大きい。
アンダードライブを維持するために必要な前制御流は、
特性曲線の転換点の範囲における前制御流と電流の最大
値との間の差として検出される。これによって、アンダ
ードライブを維持する際に、伝動装置固有の特性が考慮
される。次いで伝動装置のアンダードライブを維持した
い場合には、伝動装置は前制御電流を介して負荷され
る。この前制御電流は、前記差に相当し、従って伝動装
置固有のものであって、いずれにしてもすべての連続制
御を補償できる程度の大きさの前制御電流よりも著しく
小さい。
【0033】円錐ベルト車巻き掛け伝動装置の伝達比は
特に、負荷に関連している、つまり伝動装置を介して伝
達される被駆動出力に関連している。従って、アンダー
ドライブを維持するために必要な電流値が負荷に基づい
て修正されれば、有利である。アンダードライブを維持
するために必要な電流又は、前制御圧力で負荷された伝
達弁において調節されたバック走行伝達比が維持される
圧力も、もはや一定ではなく、負荷に関連しない部分と
負荷に関連した部分とから組み合わせられている。
【0034】この場合、負荷に関連した部分は、アンダ
ードライブが制御維持されている場合に、伝動装置に連
結された駆動モータの伝動装置内に導入された被駆動モ
ーメントの変化を介して検出されるので、例えば、エン
ジンがエンジンブレーキ状態にある時に電流の負荷に関
連した値が検出され、またエンジンの被駆動モーメント
が変化して車両が牽引状態(unter Zug)にある時に、そ
の他の負荷に関連した値が検出される。この場合、電流
値の負荷に関連していない部分はまずゼロであって、次
いで、伝動装置が調節されたアンダードライブを通過し
た後で、つまり伝動装置がアンダードライブを終了した
時に所定の値だけ高められたことが確認されると、変化
する。この場合、調節されたアンダードライブによるバ
ック走行時にバック走行開始時だけ監視するか又はバッ
ク走行中も数回監視し、電流値の負荷に関連しない部分
及び負荷に関連した部分を相応に修正することが可能で
ある。
【0035】円錐ベルト車巻き掛け伝動装置において、
低速走行範囲外で、調節された伝達比が十分一定に維持
されるその他の伝達比も重要である。これによって調節
された伝達比は、ピストン/シリンダユニットの調節力
に、この調節力のバランスを保つ対抗力が作用すること
によって一定に保たれるので、伝達比のそれ以上の調節
はもはや行われない。従って、円錐ベルト車巻き掛け伝
動装置の伝達比の全範囲に亘って、調節力と対抗力との
間のバランスを維持することが可能である。従って本発
明の別の有利な構成によれば、円錐ベルト車巻き掛け伝
動装置の伝達比を一定な値に調節するための方法におい
て、まず調節しようとする伝達比を2つのピストン/シ
リンダユニットの圧力負荷を介して調節し、次いで少な
くとも1つのピストン/シリンダユニットを、伝達比を
維持するために保持圧によって負荷するようになってい
る。
【0036】この場合、保持圧は伝達比に関連して検出
され、低速走行範囲に相当する保持圧は、低速走行範囲
を維持するために伝動装置固有の規定された値だけ高め
られる。従って保持圧が伝達比の機能として知られてい
れば、1つ又は2つのピストン/シリンダユニットのた
めの保持圧及び伝達弁の弁特性曲線から、相応の電流値
を検出することが可能である。この電流値は、調節され
た伝達比を確実に維持するために十分であって、すべて
の伝動装置において調節された伝達比を確実に維持する
ための連続的な制御に基づく電流値よりも明らかに低
い。
【0037】本発明の有利な変化実施例によれば、伝達
比を監視して、伝達比の変化を確認した後で、保持圧を
所定の値だけ高めるようにした。伝達弁のための前制御
値が前制御電流であれば、この前制御電流は、伝達比の
変化を確認した後で、所定の値だけ例えば1パーセント
だけ高められ、それによって調節された伝達比が再び調
節されるか又は伝達比の更なる変化が避けられる。
【0038】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
示した実施例を用いて具体的に説明する。
【0039】図1には、円錐ベルト車巻き掛け伝動装置
を有する液圧回路の概略的な全体図が示されている。駆
動側の円錐ベルト車対1は、軸Aに相対回動不能に(dre
hfest;つまり一緒に回転するように)配置されてい
る。駆動側の円錐ベルト車対1には被駆動側の円錐ベル
ト車対2が配属されており、この円錐ベルト車対2は軸
Bに相対回動不能に配置されている。2つの円錐ベルト
車対1,2は、軸方向で定置の円錐ベルト車1b若しく
は2bと、軸方向に摺動可能な円錐ベルト車1a若しく
は2aとを有している。円錐ベルト車対1,2間には、
トルクを伝達するためのチェーン3の形状の巻き掛け部
材が循環している。
【0040】円錐ベルト車対1はピストン/シリンダユ
ニット4を介して軸方向で緊張されていて、ピストン/
シリンダユニット4の圧力負荷によって、軸方向にシフ
ト可能(若しくは移動可能)な円錐ベルト車1aが軸方
向でシフトするようになっている。同様の形式で、軸方
向でシフト可能な円錐ベルト車2aは、チェーン3を軸
方向で定置の円錐ベルト車2に対して緊張するために、
ピストン/シリンダユニット5を介して軸Bに軸方向で
シフト可能である。
【0041】ピストン/シリンダユニット4,5にはそ
れぞれ1つの別のピストン/シリンダユニット6,7が
設けられており、これらのピストン/シリンダユニット
6,7は、伝動装置の伝達比を変えるために用いられ
る。このためにピストン/シリンダユニット6,7のそ
れぞれの圧力室6a,7aは、要求された伝達比に応じ
て圧力媒体例えば油(オイル)で負荷されるか又は排出
される。この圧力媒体は、容積流制限弁24に後置接続
されたポンプ8から供給される。排出するために、2つ
の圧力室6a,7aは、油だめ内で終わっている排出導
管9に接続されている。円錐ベルト車巻き掛け伝動装置
の伝達比を変える必要がある場合は、2つの圧力室6
a,7aは圧力媒体で負荷され、これに対して他方の圧
力室7a,6aの容積は、圧力媒体が排出導管9を介し
て導出されることによって少なくとも部分的に減少され
る。圧力媒体の供給若しくは導出を制御するために、伝
達弁としての弁10が設けられている。
【0042】軸Aにはトルクセンサ11が配置されてお
り、このトルクセンサ11は、少なくともトルクに関連
した圧力を発生するために用いられる。この場合、トル
クセンサ11は、軸A内に導入されたトルクを駆動側の
円錐ベルト車対1に伝達し、このために軸Aに軸方向で
定置にしかしながら限定的に回転可能な一方のカム12
を有している。この一方のカム12には、軸方向でシフ
ト可能な他方のカム13が配属されており、この場合2
つのカム12,13間に球14の形状の拡開体が設けら
れている。他方のカム13に対して相対的に一方のカム
12が回転すると、2つのカム12,13に形成された
走行斜面を介して、他方のカム13の軸方向のシフト運
動が生ぜしめられる。
【0043】トルクセンサ11は圧力室15を有してお
り、この圧力室15は、接続導管18,19,20を介
してポンプ8に接続されている。圧力室18内では、伝
達しようとするトルクに関連して変化する圧力が生ぜし
められる。接続導管20は分岐導管21を有していて、
該分岐導管21を介してピストン/シリンダユニットの
圧力室7aをポンプ8に接続することができる。詳しく
図示していない接続部を介して、ピストン/シリンダユ
ニット4の圧力室4aはトルクセンサ11の圧力室15
に接続されている。軸Aには導出通路22が形成されて
おり、この導出通路22は、トルクセンサ11の圧力室
15に接続することができる。トルクセンサ11のカム
13が前記のように軸方向でシフトつまりずらされるこ
とによって、軸Aに形成された、弁として働く開口23
は圧力媒体を導出通路22にガイドする。つまり弁23
は導出通路22と共に絞り箇所を形成している。カム1
3が軸方向でシフトする際に制御ピストンとして働くカ
ム13は、少なくとも伝達しようとするトルクに関連し
て弁箇所23を開閉するので、トルクセンサ11の圧力
室15内に、ポンプ8によって生ぜしめられた圧力が形
成される。以上説明した、圧力室15と圧力室4aとの
間の詳しく図示していない接続を介して圧力室4a内に
も相応の圧力が形成される。導管20及び21を介して
第2のピストン/シリンダユニット5の圧力室5a内に
も相応の圧力が形成される。圧力室6a及び7a内に
は、円錐ベルト車巻き掛け伝動装置の伝達比変化のため
の圧力が形成されるので、ピストン/シリンダユニット
4,5及びピストン/シリンダユニット6,7の並列接
続に基づいて、この圧力によってもたらされる力及び圧
力室4a,5a内でモーメントに関連した力の付加的な
伝達が得られる。
【0044】前記第1の圧力室15の隣に第2の圧力室
16が設けられており、この第2の圧力室16は、円錐
ベルト車巻き掛け伝動装置の伝達比に関連して圧力室1
5に接続することができるので、この2つの圧力室15
と16との間に液圧式の接続に基づいて2つの圧力室1
5及び16の軸方向に働く面が増大する。この場合、2
つの圧力室の接続若しくは分離は、シフト可能な円錐ベ
ルト車1aの軸方向のシフトに基づいて行われる。その
ためにこの円錐ベルト車1aは弁構造部として用いら
れ、この場合、軸A内に及び、円錐ベルト車対1とトル
クセンサ11の構造部内に接続通路又は孔を設けること
ができる。この場合、低速走行に移行する円錐ベルト車
巻き掛け伝動装置の伝達比のほぼすべての部分範囲に亙
って、第1の圧力室15だけが圧力媒体で負荷されるよ
うになってれば有利である。2つの圧力室15、16間
の接続は、円錐ベルト車巻き掛け伝動装置の伝達比が低
速走行から高速走行に変化する際に、つまり伝動装置の
伝達比が約1:1である場合に行われる。これによって
トルクに関連し、かつこのトルクに重畳された、圧力の
伝達比に関連した補正が得られる。伝動装置の伝達比が
1:1である場合に、第1の圧力室15及び2つの圧力
室15,16の圧力負荷を前記のように切り換えること
によって、伝動装置の低速走行範囲内で、つまり伝動装
置の低速走行への移行中に第1の圧力室15だけが負荷
され、伝動装置の高速走行範囲内でつまり伝動装置の高
速走行への移行中に2つの圧力室15,16が負荷され
るようになる。これによって、トルクセンサ11を負荷
する所定の入力トルクにおいて、伝動装置の低速走行へ
の移行時に、トルクセンサ11によって生ぜしめられた
圧力が、圧力室15の有効面だけに基づいて、伝動装置
の高速走行への移行時におけるよりも高くなる。何故な
らば、この位置において、2つの圧力室15,16の液
圧的な有効面が軸方向力を受容するために提供され、そ
れによってトルクセンサ11によって生ぜしめられた圧
力が低速走行範囲におけるよりも低いからである。
【0045】図1によれば、ポンプ8及び通路17に容
積流制限弁24が後置接続されており、この容積流制限
弁24は、ポンプ8によって供給された一定の容積流の
容積を制限するために用いられる。ポンプ8を介して、
ピストン/シリンダユニット4,5及び6,7と共にト
ルクセンサ11も負荷される。オア調節部材(Oder-Stel
lglied)若しくはオア部材28と協働する圧力弁25
は、円錐ベルトと車巻き掛け伝動装置の伝達比を調節す
るために用いられる弁10の手前で圧力を上昇させるた
めに用いられる。従って圧力弁25はオア部材28と協
働して、弁10の手前で導管18内に、伝動装置の伝達
比を変えるためのピストン/シリンダユニット6,7と
接続された導管26,27内におけるよりも高い圧力が
必要とされるように配慮する。図1に示されているよう
に、圧力弁25はトルクセンサ11及びピストンシリン
ダ/ユニット4に導管20を介して接続されている。導
管21を介して、圧力弁25とピストン/シリンダユニ
ット5との接続も形成される。前述のように、圧力室4
a,5a内でモーメントに関連した圧力は、トルクセン
サ11から供給された圧力及びひいては、トルクセンサ
11のトルク負荷に関連している。また前述のように、
トルクセンサを用いて、圧力のトルクに関連した補正に
加えて、伝達比に関連した圧力の補正も生ぜしめられ
る。トルクセンサが、小さいトルクだけによって負荷さ
れ、従ってこのトルクセンサによって生ぜしめられた圧
力が小さい場合には、臨界的な状態において、伝達比に
関連した圧力は、伝動装置の伝達比を所望の程度迅速に
変えるためには不十分である。このようなケースは例え
ば、伝動装置の伝達比の高い調節速度が必要な低いエン
ジンモーメントで車両が強く減速された時に生じる。こ
のような場合に、伝動装置の伝達比を迅速に調節するた
めに十分な圧力が弁10の手前で準備され、それによっ
て調節するためのピストン/シリンダユニット6,7を
負荷するための導管26又は27内に相応に高い圧力を
前もって維持するために、圧力弁25が設けられてい
て、該圧力弁25は、オア部材28と協働して、導管2
0の負荷を小さくし、ひいては伝達比調節のための弁1
0の手前の導管18,19内の圧力を上昇させるように
なっている。弁10の手前に形成される圧力は、導管2
6,27内に形成される圧力よりも高い。導管29,3
0を介して、導管26,27内に形成された圧力を、圧
力弁25とオア部材28の形状の弁とから形成された装
置に戻し案内することができる。圧力弁25は、弁孔4
5内に収容された軸方向に摺動可能なスプール31を有
している。弁孔45内には、オア部材28のスプールも
軸方向で摺動可能に受容されている。この場合2つのス
プール31,32は、弁孔45内で互いに無関係に軸方
向摺動可能である。
【0046】2つのスプール31,32は、中間部材4
6を介して互いに支持されている。戻し導管29は圧力
室34に接続されていて、戻し導管30は圧力室35に
接続されており、この圧力室35は、スプール31とス
プール32との間で軸方向に配置されている。導管27
内及びひいては戻し導管30内に高い圧力が形成される
と、この高い圧力は圧力室35に及びひいては圧力弁2
5のスプール31に直接作用する。これに対して導管2
6内及びひいては戻し導管29内にも、導管27,30
内におけるよりも高い圧力が形成され、次いで圧力室3
4内に形成された圧力はスプール32を負荷し、ひいて
は中間部材46を介してスプール31を負荷し、このス
プール31はそれによって閉鎖方向に負荷される。この
ことから、弁28がオア部材として働くことが明らかで
ある。つまりそれぞれ戻し導管29,30内でより高い
圧力が、圧力弁25のスプール31に作用する。圧力弁
25は押圧ばね(圧縮コイルばね)36を有しており、
該押圧ばね36はプレロード(予圧)をかけられてい
て、皿ばね37を介して、弁孔45を受容する弁ケーシ
ング及びスプール31で支えられている。この場合、ば
ね36は、導管19内で、伝達比を変えるための弁10
の手前に最小圧力が形成されるような力でプレロードを
かけられている。ばね36とは反対側では、圧力室38
内でスプール31が、導管18内及びひいては伝達弁1
0の手前の圧力に相当する圧力で負荷される。スプール
31は圧力室3によって、スプール31が導管18,1
9内の最小圧力において、導管20,21及びトルクセ
ンサ11との接続が開放されるように配慮する。これに
よって押圧ばね36及び、圧力弁25とオア部材28と
から成る構成が、導管18及び19内の最小圧力を規定
し、圧力室38内のスプール31を両側で圧力負荷する
ことによって、及び導管26,27内のより高い圧力に
よって、導管26又は27内に形成された最大圧力と伝
達弁10の手前の圧力との間の所望の圧力差も規定す
る。
【0047】図1に示された実施例においては、比例弁
40が設けられており、該比例弁40は、導管42を介
して伝達弁の圧力室41を負荷し、この際に、圧力室4
1に抗して働くプレロードばね43が設けられている。
圧力室41が負荷されないと、伝達弁10のスプール4
4は、プレロードばね43によって負荷されて、導管2
と排出導管9とが接続され、伝達弁10のスプール44
に設けられた相応の制御縁を介して、伝達弁10の手前
の導管26と導管18,19との接続も形成される。排
出導管9及びひいては導管27内を介して圧力はほぼ無
圧であって、これに対して導管26内には、ポンプ8に
よって完全に準備された供給圧が生じる。これによっ
て、伝動装置の伝達比が高速に調節される。
【0048】伝達弁10の圧力室41が比例弁40によ
って負荷されると、スプール44は、ばね43の作用に
抗して右方向に移動せしめられ、それによって導管27
に、伝達弁手前の導管18からの圧力が供給され、導管
26は排出導管9に接続される。これによって伝動装置
の伝達比は低速走行に移行するように調節される。この
ようにして、比例弁40及びひいては圧力室41内に圧
力を相応に制御することによって、導管26及び27内
に圧力を、完全な調節圧力と、排出導管9との接続によ
る圧力つまり無圧と同じ圧力との間で調節する。この場
合、比例弁40は、相応の調整エレクトロニクスを介し
て制御される。
【0049】前記実施例においては、伝達弁10に前制
御圧を供給するための比例弁40について記載されてい
るが、伝達弁10に相応の電流を直接供給することも可
能である。調節の目的は、円錐ベルト車巻き掛け伝動装
置の伝達比を変えるためのピストン/シリンダユニット
を負荷する電流値を調節することによって調節圧力を調
整することである。
【0050】図2には、縦軸で調節圧力、横軸で電流値
が示されていて、それによって伝達弁の概略的な特性曲
線が示されている。前述のように、特性曲線は、2つの
円錐ベルト車対間の圧力交換が行われる範囲を有してい
る。また特性曲線は圧力交換範囲内で転換点を有してお
り、この特性曲線の転換点の左側は、伝達弁によって被
駆動側の円錐ベルト車組に供給される調節圧力に相当
し、これに対して、特性曲線の転換点の右側は、被駆動
側の円板組若しくはそれぞれのピストン/シリンダユニ
ットに供給される圧力に相当する。
【0051】駆動側のピストン/シリンダユニットが、
図2に示した特性曲線で数字1で示された運転時点に相
当する調節圧力で負荷されると、伝達弁は、横軸で垂線
で示された電流値で制御される。このガイド値(Fuehrun
gsgroesse)つまり電流値(Stromwert)の変化によっ
て、図3で数字1によって質的に示された過渡的な変動
過程(Einschwingvorgang)が生じる。電流値の新たな目
標値は、図3では、横軸に対して間隔を保って示され
た、新たな目標値の100%を示す半直線(Halbgerade)
によって示されている。
【0052】図面から分かるように、ガイド値は次第に
弱くなる変動過程で新たな目標値に向かって変化してい
る。変動過程の時間は、横軸において質的に読みとるこ
とができる。この山及び谷で示した過渡的な変動過程に
おいて、1つ又は多数の調整パラメータの100パーセ
ントで調整が行われる。
【0053】これに対して図2に数字2で示した新たな
調節圧力を調節したい場合は、不変の調整パラメータに
よる調整で、不安定な調整回路を有する安定性限界が得
られる。再び新たな目標値の100パーセントである数
字2で示した新たな目標値を得るために、修正された調
整パラメータを有する調整が行われる。この場合修正さ
れた調整パラメータは例えば調整パラメータの50パー
セントである。この調整パラメータは、数字1で示した
運転時点を得るために用いられる。相応の形式で、数字
3で示した新たな運転時点を得るための調整は、25パ
ーセント減少された調整パラメータで行われる。それぞ
れ記された時点間の運転時点が得られると、それぞれ記
された時点間でリニア状若しくは線状(linear)の補間
によって求められ、その結果、調整パラメータの中間値
が線状の補間(Interpolation)によって得られる。
【0054】伝達弁によって、数字4で示された運転時
点に相当する新たな調節圧力を調節したい場合には、数
字4で示された運転時点の範囲内の特性曲線のより大き
い勾配に基づいて目標値を相応に変えることによって、
例えば数字3で示された運転時点の範囲内におけるより
も、より大きい調節圧力の変化が生ぜしめられる。従っ
て伝達弁は、数字4で示された運転時点において、数字
3で示された運転時点の範囲内におけるよりも大きいダ
イナミックス(Dynamik;力学)を有しているので、調整
パラメータは、数字1で示した運転時点の範囲内の調整
パラメータの例えば50パーセントに高められる。相応
の形式で、数字5で示された運転時点の範囲内の調整パ
ラメータは、例えば調整パラメータの100パーセント
に上昇される。何故ならば伝達弁は、数字5で示された
運転時点の範囲内で、数字4で示された運転時点の範囲
内におけるよりもさらに大きいダイナミックスを有して
いるからである。
【0055】伝達弁の特性曲線の変化を、強さの変化に
よって表せば、この強さは、ゼロ圧力範囲内で転換点の
左側及び右側におけるよりも著しく小さい。従ってこの
強さを特性曲線によって、逆転修正された調整パラメー
タによって、つまり強さの逆を乗算することによって調
整が行われるように表せば有利である。それよって伝達
弁の非線状の特性が線状化される。
【0056】図4には、新たな目標圧力のそれぞれ10
0パーセントに対して2回の変動過程を有する、図3に
相当する表が示されている。この図4では、伝達弁の特
性曲線の温度依存性から出発しているので、伝達弁のダ
イナミックスは温度の上昇に伴って低下する。従って不
動の調整パラメータを有する調整は、高い温度ではでき
るだけ安定性限界に達するようになっているので、温度
が上昇する際に調整パラメータを、より小さい値に修正
すれば有利である。従って例えば40℃のオイル温度に
おいて、調整パラメータの100パーセントの値を有す
る調整が行われ、これに対して、例えば80℃のオイル
温度においては調整パラメータは80パーセントに、つ
まり減少されるように修正される。オイル温度が例えば
120℃に上昇すると、調整パラメータはさらに例えば
50パーセントに減少される。この調整パラメータの減
少は40℃のオイル温度において調整のために用いられ
る。
【0057】伝達弁は、液圧回路の構成部分であって、
この伝達弁には、液圧回路内で形成された入力圧力とし
てのシステム圧力が供給される。このシステム圧力は、
調節圧力が押圧力よりも低い場合に、2つの円錐ベルト
車間で巻き掛け部材を圧力負荷するための押圧力によっ
て規定される。何故ならば巻き掛け部材は、円錐ベルト
車巻き掛け伝動装置の運転中に、円錐ベルト車において
巻き掛け部材が滑るの避けるために最小圧力で負荷され
なければならず、また調節圧力が押圧力よりも高い場合
には調節圧力で負荷されなければならないからである。
システム圧力と調節圧力との間には可変な圧力差が存在
する。この可変な圧力差は、伝達弁の可変な特性を生ぜ
しめるので、調整パラメータを合致させる必要がある。
圧力差が大きくなると、伝達弁のダイナミックスは高め
られ、従って調整パラメータを上昇させる必要がある。
システム圧力と調節圧力との圧力差が例えば6バール(b
ar)であれば、調整パラメータは100パーセントに規
格化する必要がある。この圧力差を例えば20バールに
上昇させると、調整パラメータをたとえば100パーセ
ントに上昇させる必要があり、またこの圧力差がさらに
大きくなって40バールに上昇すると、調整パラメータ
は例えば120パーセントにさらに上昇される。調整パ
ラメータを上昇させれば、圧力差が大きくなっても、調
整回路が作動しなくなることはない。
【0058】図5のAには、調整パラメータの修正なし
の調整区間について概略的に示されている。測定値検出
を行うための装置によって検出された実際値は、目標値
と比較され、調整差が確認されると、Pl−調整器が用
いられている場合には、P−成分(P-Anteil)又はI−成
分(I-Anteil)又はその両方の調整が行われる。この場
合、調整パラメータP及びIは、伝達弁に関連して一定
である。換算された中間値が得られ、目標電流として提
供され、この目標電流はガイド値として電流調整器に供
給される。伝動装置の伝達比調節は、実際電流に基づい
て得られる。この実際電流の、前記目標電流に対するず
れが調整のために検出される。
【0059】図5のBには、図5のAに類似した調整回
路の概略図が示されている。しかしながらこの場合、調
整パラメータは可変である。調整パラメータの修正の変
化は、例えば図2に示されているように、伝達弁の種々
異なる運転時点における目標電流に関連して行われる。
従って伝達弁の運転時点に関連して、調整器の比例成分
(Proportionalanteil)及び積分部分(Integralanteil)を
示す調整パラメータkp及びkiが修正される。従って
目標電流0において修正パラメータは100パーセント
であり、これに対して目標電流400mAにおいて修正
パラメータは例えば50パーセントに減少される。調節
圧力がほぼゼロに減少された、伝達弁の運転時点に相当
する目標電流450mAにおいて、調整パラメータが例
えば25パーセントにさらに減少されると、調整パラメ
ータは調整圧力によって再び上昇する。これによってゼ
ロ圧力範囲で調整器増幅(Reglerverstaerkung)は減少
されるので、伝達弁の減少されたダイナミックスがゼロ
圧力範囲内で考慮され、強すぎる調整作用に基づいて調
整回路の安定性限界に達することはない。
【0060】図6のAでは、図5のAに示した不動の調
整パラメータによる可変なアクセルペダル位置の影響に
よる電流値及び回転数の経過が概略的に示されている。
運転者の加速希望は、アクセルペダルの急激な変化で示
されている。これによって、不動の調整パラメータによ
る調整においては、まず電流値ivuが上昇し、エンジ
ン回転数nmotが上昇する。新たな目標値の電流値
の、より高いレベルに達すると、過渡的な変動過程はも
はや減少しないので、電流値が振幅変化すると調節圧力
も振幅変化し、円錐ベルト車巻き掛け伝動装置の伝達比
は振幅変化し、それによってエンジン回転数nmotは
振幅変化する。
【0061】これに対して図6のBには、修正又は適合
された修正パラメータが示されている。アクセルペダル
が変化すると、電流ivuの新たな目標値に達した後
で、より高い安定した電流値が得られる。エンジン回転
数は、運転者の加速したいという希望に応じて上昇す
る。調整回路は安定性限界に対して間隔を保って安定的
に作業する。
【0062】図7には、2つの円錐ベルト車巻き掛け伝
動装置の伝達弁の2つの特性曲線が示されている。数字
1で示された弁特性曲線は、第1の伝動装置の伝達弁の
前制御電流(Vorsteuerstrom)と圧力の経過との関係を
示しており、これに対して数字2は、第2の円錐ベルト
車巻き掛け伝動装置の伝達弁の特性曲線を示している。
図面から分かるように、特性曲線2は特性曲線1に対し
て右方にずらされているので、不変の前制御電流Ifest
において特性曲線1を有する伝達弁が調節圧力p1を生
ぜしめ、これに対して不変の前制御電流は、特性曲線2
を有する伝達弁において調節圧力p2を生ぜしめる。こ
のことはつまり、不変の前制御電流に基づいて、円錐ベ
ルト車巻き掛け伝動装置は弁によって特性曲線2に従っ
て、調節され伝達比を保持するために十分な保持圧力で
負荷され、これに対して円錐ベルト車巻き掛け伝動装置
は、伝達弁によって特性曲線1に従って、著しく高い保
持圧力によって負荷される。これによって、巻き掛け部
材の不必要な摩耗が生じることもある。
【0063】図8にはやはり、異なる2つの円錐ベルト
車巻き掛け伝動装置の2つの伝達弁の2つの特性曲線
1,2が示されている。しかしながら2つの伝動装置に
おいては、本発明に従って、調節された伝達比を維持す
るために十分な保持圧力p1が得られる。図面から分か
るように、図8に示した保持圧力p1は、図7に示した
保持圧力p1よりも著しく低い。このことはつまり、特
性曲線1を有する伝達弁を備えた円錐ベルト車巻き掛け
伝動装置も、調節された伝達比を保持するために十分な
保持圧力で制御されるということである。保持圧力を調
節するために、伝達弁は、図示の特性曲線によって前制
御値としての前制御電流で制御される。それぞれの伝達
弁において、十分な保持圧力を生ぜしめるために十分で
ある前制御電流は、ゼロ点適合(Nullpunktadaption)に
よって検出される。このために、可能な回転数範囲が、
制御維持されたアンダードライブにおいて、無負荷回転
数(アイドリング回転数)から最大回転数まで実施さ
れ、生じた最大の前制御電流は蓄えられる。この前制御
電流から、特性曲線1を有する弁のそれぞれのゼロ点値
NP1若しくは、特性曲線2を有する弁のゼロ点値NP
2が減算される。これによって、2つの弁のおいて差分
値(Diffenzwert)ΔIが生じ、この差分値ΔIだけ、
前制御電流NP1若しくはNP2のゼロ点値が、確実な
保持電流若しくは保持圧力を得るために上昇せしめられ
る。これによって、2つの伝達弁における差分値は、前
制御電流の絶対的な高さに関連した種々異なる弁特性曲
線にも関わらず同じであるか又は十分に同じであるの
で、いずれの円錐ベルト車巻き掛け伝動装置若しくは巻
き掛け部材も不必要に高い調節圧力で負荷されることは
ない。本発明によれば、調整装置によって作業流体の調
節圧力を調整するための方法が提供されており、この方
法によれば、伝達比を調節するために、少なくとも1つ
の伝達弁を介して、無段階に調節可能な円錐ベルト車巻
き掛け伝動装置の少なくとも1つのピストン/シリンダ
ユニットが負荷され、この場合、調整装置の調整パラメ
ータが、調節しようとする調節圧力に応じて適合せしめ
られ、調整がこの調整パラメータを用いて行われる。
【0064】また円錐ベルト車巻き掛け伝動装置の伝達
比を十分に一定の値に調節するための方法が提供されて
おり、この方法によれば、まず調節しようとする伝達比
が、少なくとも1つのピストン/シリンダユニットの圧
力負荷によって調節され、次いでピストン/シリンダユ
ニットが、伝達比を保持するための保持圧力で負荷され
る。
【0065】本明細書に記載された請求項は、偏見なし
に十分な特許保護を得るための実施態様の提案である。
本特許出願人は、以上の説明及び/又は図面に開示され
た構成以外の特徴の組み合わせを請求する権利を留保す
る。
【0066】従属請求項で用いられた引用関係は、それ
ぞれの従属請求項の特徴による、主請求項の構成の別の
実施態様について言及するものであって、引用された従
属請求項の特徴の組み合わせのための具体的な独立した
保護を得ることを放棄したものではない。
【0067】従属請求項の構成は、優先権主張日におけ
る従来技術を考慮して、固有の独立した発明を形成する
ことができるので、本特許出願人は、これらの従属請求
項の構成を、独立した請求項又は分割の対象とする権利
を留保する。従属請求項の構成はまた、先行する従属請
求項の構成とは無関係な構成を有する独立発明を含むこ
とができる。
【0068】図示の実施例は、本発明をこれに限定する
ものではない。本発明の枠内で多くの変化実施例及び実
施態様が可能である。特に、例えば発明の詳細な説明及
び実施例並びに請求項に記載され、図面に示された特徴
若しくは構成部材又は方法段階と個別に組み合わせるこ
とによって、課題の解決策を考慮して当業者が実施可能
であり、また組み合わせ可能な特徴から新たな構成及び
方法段階若しくは方法ステップ、さらに製造方法、検査
方法及び作業方法を導き出すことができる変化実施例、
構成部材及び組み合わせ及び/又は材料が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機能を説明するための円錐ベルト車巻
き掛け伝動装置を備えた液圧回路の概略図である。
【図2】伝達弁の、圧力と電流値との関係を表す特性曲
線を示す概略的な線図である。
【図3】図2に示した特性曲線の複数の運転時点におけ
る種々異なる、過渡的な変動過程を示す概略的な線図で
ある。
【図4】作業流体の種々異なる温度における2つの過渡
的な変動過程を示す概略的な線図である。
【図5】図5のAは調整パラメータの修正なしの調整区
間若しくは調整の経過(Regelstrecke)を示すフローチャ
ート、図5のBは、調整パラメータの修正を伴う図5の
Aと同様のフローチャートである。
【図6】図6のAは、図5のAに示した不変の調整パラ
メータによる可変なアクセルペダルの作用下で電流値と
回転数との経過を示す概略的な線図、図6のBは、修正
又は適合された調整パラメータによる可変なアクセルペ
ダルの作用下で電流値と回転数との経過を示す概略的な
線図である。
【図7】本発明の方法を用いていない、調節された低速
走行伝達比を維持するための不変の電流値に関する2つ
の伝達弁の特性曲線を示す概略的な線図である。
【図8】本発明の方法を用いた、伝達弁の、圧力と電流
値との関係を表す特性曲線を示す概略的な線図である。
【符号の説明】
1,2 円錐ベルト車対、 1a,2a;1b、2b
円錐ベルト車、 3チェーン、 4,5,6,7 ピス
トン/シリンダユニット、 4a,5a,7a 圧力
室、 8 ポンプ、 9 排出導管、 10 弁、 1
1 トルクセンサ、 12,13 カム、 14 球、
15 圧力室、 16 第2の圧力室、 17 通
路、 18,19,20 接続導管、 21 導管、
22 導出通路、 23 開口、弁、 24 容積流制
限弁、 25 圧力弁、 26,27 導管、 28
オア部材、 29,30 戻し導管、 31,32 ス
プール、 40 比例弁、 34,35,38,41
圧力弁、 36 押圧ばね、37 皿状部材、 43
プレロードばね、 44 スプール、 45 弁孔、
46 中間部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミヒャエル ロイシェル ドイツ連邦共和国 ビユール オーバーフ ォークト−ヘーフェリン−シュトラーセ 41ベー (72)発明者 ルドガー ホルトマン ドイツ連邦共和国 カールスルーエ カー ルシュトラーセ 82

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調整装置によって作業流体の調節圧を制
    御するための方法であって、伝達弁を介して伝達比を調
    節するために、無段階に調節可能な円錐ベルト車巻き掛
    け伝動装置の少なくとも1つのピストン/シリンダユニ
    ットを負荷する方法において、 調整装置の調整パラメータを、調節しようとする調節圧
    力に関連して適合させ、この調整パラメータを用いて調
    整を行うことを特徴とする、伝動装置を制御するための
    方法。
  2. 【請求項2】 前記調整パラメータを伝達弁の運転時点
    に適合させる、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 調整パラメータを伝達弁の増強に関連し
    て規定し、逆修正されたパラメータによって調整を行
    う、請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 調整パラメータを作業流体の温度に関連
    して規定する、請求項1から3までのいずれか1項記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 調整パラメータを、調節圧力に対する入
    力圧の比に関連して決定する、請求項1から4までのい
    ずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 調整パラメータを決定し、特性曲線及び
    /又は特性フィールド及び/又はパラメータ化された方
    程式とする、請求項1から5までのいずれか1項記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 調整パラメータを基準点とし、基準点間
    の値を補間によって求める、請求項1から6までのいず
    れか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 2つの調整過程間の調整パラメータの変
    化を所定の程度に制限する、請求項1から7までのいず
    れか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 調整パラメータを個別に又は一緒に修正
    することができるPl-調整器を、調整装置として用い
    る、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
  10. 【請求項10】 円錐ベルト車巻き掛け伝動装置の伝達
    比を十分に一定な値に調節するための方法において、 まず調節しようとする伝達比を少なくとも1つのピスト
    ン/シリンダユニットの圧力負荷を介して調節し、次い
    でこの伝達比を保持するためにピストン/シリンダユニ
    ットを保持圧によって負荷することを特徴とする、円錐
    ベルト車巻き掛け伝動装置の伝達比を十分に一定な値に
    調節するための方法。
  11. 【請求項11】 調節しようとする伝達比を、円錐ベル
    ト車巻き掛け伝動装置の低速走行伝達比とする、請求項
    10記載の方法。
  12. 【請求項12】 ピストン/シリンダユニットに、伝達
    弁を介して、前制御値で負荷される圧力を供給する、請
    求項10又は11記載の方法。
  13. 【請求項13】 保持圧が(伝動装置固有の)最小保持
    圧となるように、前制御値を決定する、請求項12記載
    の方法。
  14. 【請求項14】 前制御値を、伝達弁を直接又は間接的
    に負荷する前制御電流とする、請求項12又は13記載
    の方法。
  15. 【請求項15】 最小保持圧に相応する前制御電流値
    を、最大圧力値に相応する前制電流と、ほぼゼロの調節
    圧力に相当する前制御電流との間の差として検出する、
    請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 電流値を、円錐ベルト車巻き掛け伝動
    装置に連結された駆動モータの被駆動モーメントに関連
    して、電流値が負荷に関連した部分だけ変えられるよう
    に、修正する、請求項14又は15記載の方法。
  17. 【請求項17】 円錐ベルト車巻き掛け伝動装置の伝達
    比を十分に一定な値に調節するための方法において、 まず調節しようとする伝達比を2つのピストン/シリン
    ダユニットの圧力負荷を介して調節し、次いで少なくと
    も1つのピストン/シリンダユニットを、伝達比を保持
    するために保持圧によって負荷することを特徴とする、
    円錐ベルト車巻き掛け伝動装置の伝達比を十分に一定な
    値に調節するための方法。
  18. 【請求項18】 保持圧を伝達比に関連して検出し、低
    速走行範囲に相当する保持圧を、低速走行範囲を維持す
    るために伝動装置固有の所定の値だけ高める、請求項1
    7記載の方法。
  19. 【請求項19】 伝達比を監視し、伝達比の変化を確認
    した後で、保持圧を所定の値だけ高める、請求項1から
    18までのいずれか1項記載の方法。
  20. 【請求項20】 円錐ベルト車巻き掛け伝動装置を備え
    た車両のバック走行時に、伝達比を調節及び/又は保持
    するために、請求項1から19までのいずれか1項に記
    載した方法を使用することを特徴とする、円錐ベルト車
    巻き掛け伝動装置を備えた車両のバック走行時に、伝達
    比を調節及び/又は保持するための方法。
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