JP2001152750A - 自動ドア用センサ及びそのセンサを備えた自動ドア装置 - Google Patents

自動ドア用センサ及びそのセンサを備えた自動ドア装置

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JP2001152750A
JP2001152750A JP33958299A JP33958299A JP2001152750A JP 2001152750 A JP2001152750 A JP 2001152750A JP 33958299 A JP33958299 A JP 33958299A JP 33958299 A JP33958299 A JP 33958299A JP 2001152750 A JP2001152750 A JP 2001152750A
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Kiyobumi Fukuda
清文 福田
Toshiyasu Matsuyama
俊泰 松山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクティブ型赤外線センサのみを備えた自動
ドア装置や、リモコンセンサのみを備えた自動ドア装置
における課題を解消し、身体の不自由な人及び健常者の
双方にとって良好な自動ドアの開閉動作を行うことがで
きる自動ドア用センサ及びそのセンサを用いた自動ドア
装置を提供する。 【解決手段】 ドア開口の無目に取り付けられるドアセ
ンサ6において、ケーシング61内部に、赤外線投光素
子62及び赤外線受光素子63から成るアクティブ型赤
外線センサ65と、リモコン信号受光素子64とを収容
する。健常者に対しては、アクティブ型赤外線センサ6
5の作動によりドア開放動作が行われる。車椅子を使用
するなど身体の不自由な人に対しては、その人が携帯す
るリモコンの操作に伴うリモコン信号受光素子64の作
動によりドア開放動作が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動ドア用センサ及
びそのセンサを備えた自動ドア装置に係る。特に、本発
明は、単一のセンサのみでは解消できなかった課題を、
センサの形態を改良することにより解消し、自動ドアの
開放動作が必要に応じて良好に行われるようにする対策
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平7−22997
2号公報に開示されているように、アクティブ型赤外線
センサを備えた自動ドア装置が知られている。この赤外
線センサは投光素子と受光素子とを備えている。投光素
子から所定エリア内に赤外線を投光し、その反射光を受
光素子によって受光するようになっている。上記エリア
内に人が侵入すると、受光素子における赤外線の受光状
態が変化し、これによって人が自動ドアに近付いてきた
ことを認識する。この認識により、センサは自動ドアの
駆動源(駆動モータ)を起動させてドアの開放動作を行
わせる。
【0003】一方、例えば特開平4−131487号公
報に開示されているように、住宅用の自動ドア装置等と
して、住人が携帯するリモートコントローラ(以下リモ
コンと略称する)の操作によって開放動作を行う自動ド
ア装置も知られている。つまり、ドア開口部の無目等に
リモコンからの発信信号(赤外線信号や電波信号)を受
信するセンサ(以下リモコンセンサと呼ぶ)を設置した
ものである。特に、車椅子に乗ったり松葉杖を使用した
りせねばならない身体の不自由な人は手動によるドアの
開閉操作が困難である点、また、住宅のプライベートル
ームのドアが不用意に開放されてしまうことを阻止する
といった点で、この種の自動ドア装置を住宅用として適
用することは有効である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したア
クティブ型赤外線センサのみを備えた自動ドア装置や、
リモコンセンサのみを備えた自動ドア装置にあっては、
それぞれ以下に述べるような課題があった。
【0005】(1) 先ず、アクティブ型赤外線センサ
のみを備えた自動ドア装置の課題は以下のとおりであ
る。
【0006】・一般に、アクティブ型赤外線センサが検
知するエリアは広めに設定されており、ドアに近付いて
きた人がドア開口の直前で立ち止まることなく、ドア開
口を通過できるようにしている。つまり、ドアに近付い
てきた人がドア開口の直前に達したときには既にドア開
放動作が完了しているようになっている。しかし、この
場合、このエリアを単に横切るに過ぎない人(ドア開口
を通過しない人)をも検知してドア開放動作を行わせて
しまう。つまり、ドアを開放する必要のない状況におい
ても無駄なドア開放動作を行ってしまうことになり、こ
の自動ドアを住宅に採用した場合、プライベートルーム
のドアが不用意に開放されてしまうといった状況を招い
てしまう可能性がある。
【0007】・この無駄なドア開放動作を行わせないた
めに、上記エリアを狭く設定することが掲げられる。し
かし、これでは、ドア近傍まで近付かねばドアの開放動
作が行われないので、車椅子を使用している人は、ドア
開口の直前で車椅子を減速させて一旦停止し、アクティ
ブ型赤外線センサが作動してドアが開放された後に、再
度、車椅子を発進させるといった煩雑な動作が必要にな
ってしまう。
【0008】(2) 一方、リモコンセンサのみを備え
た自動ドア装置の課題は以下のとおりである。
【0009】・健常者であってもリモコンを常時携帯し
ておかねばならず、また、ドアを開放させるためにはリ
モコン操作を行わねばならない。このため、ドア開放動
作の煩雑さを感じてしまうばかりでなく、リモコンを携
帯しておかねばドアを開放させることができないといっ
た不便さもあった。
【0010】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、上述したような、ア
クティブ型赤外線センサのみを備えた自動ドア装置や、
リモコンセンサのみを備えた自動ドア装置における課題
を解消し、身体の不自由な人及び健常者の双方にとって
良好な自動ドアの開閉動作を行うことができる自動ドア
用センサ及びそのセンサを用いた自動ドア装置を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】−発明の概要− 上記目的を達成するために、本発明は、人体等を検知す
るセンサ(人体検知センサ)とリモコンからの発信信号
を受信するセンサ(リモコンセンサ)との両機能を備え
た新規な自動ドア用センサを実現する。そして、例え
ば、身体の不自由な人に対してはリモコンセンサ機能を
利用し、健常者に対しては人体検知センサ機能を利用し
て、それぞれドア開放動作を行わせ、これら両者にとっ
て良好な自動ドアの開閉動作が行えるようにしている。
【0012】−解決手段− 具体的に、本発明が講じた第1の解決手段は、ドア開口
に人が接近した際、自動ドアの開閉機構に対しドア開放
信号を発信して自動ドアの開放動作を行わせる自動ドア
用センサを前提とする。この自動ドア用センサに対し、
人の接近を検知して検知信号を発信する人体検知手段
と、自動ドア開放用のリモートコントローラからの開放
信号を受信してリモコン受信信号を発信するリモコン信
号受信手段とを備えさせる。また、上記人体検知手段か
らの検知信号及びリモコン信号受信手段からのリモコン
受信信号を受信可能であって、これら信号のうち少なく
とも一方を受信したとき、自動ドアの開閉機構に対して
ドア開放信号を発信して自動ドアの開放動作を行わせる
開放指示手段を備えさせている。
【0013】この特定事項により、自動ドアに人が接近
した際には、そのことを人体検知手段が検知して開放指
示手段に検知信号を発信する。一方、自動ドア開放用の
リモートコントローラの操作が行われた際には、その開
放信号をリモコン信号受信手段が受信して開放指示手段
にリモコン受信信号を発信する。開放指示手段は、これ
ら少なくとも一方の信号を受信すると、自動ドアの開閉
機構に対してドア開放信号を発信し、これによって自動
ドアの開放動作が行われる。例えば、身体の不自由な人
にリモコンを携帯させるようにすれば、健常者の接近及
び身体の不自由な人のリモコン操作の何れによってもド
アの開放動作が行われる。つまり、健常者はリモコンの
操作を必要とすることなくドア開口を通過できる。一
方、身体の不自由な人は、リモコン操作によって、ドア
開口から離れた位置に居ながらドア開放動作を指示する
ことができる。例えば、このリモコン操作による指示が
あった直後にドア開放動作を行うようにすれば、身体の
不自由な人がドア開口に達したときには、既にドア開放
動作が完了しているので、ドア開口を容易に通過でき
る。更に、身体の不自由な人のドア開口通過動作に支障
を招くこと無しに人体検知手段の検知エリアを小さく設
定することが可能であるので、この検知エリアを単に横
切るに過ぎない人を検知してしまう可能性が低くなり、
無駄なドア開放動作を回避することができる。
【0014】第2及び第3の解決手段は、センサ内部に
収容された素子の構成を具体的に特定したものである。
つまり、第2の解決手段は、上記第1の解決手段におい
て、人体検知手段を、投光素子及び受光素子を備えたア
クティブ型人体検知センサで構成する一方、リモコン信
号受信手段をリモートコントローラからの開放信号を受
信するリモコン信号受信素子とする。また、上記各素子
をセンサケーシング内に収納している。
【0015】この特定事項により、1個のセンサで上記
両機能(人体検知センサとしての機能とリモコンセンサ
としての機能)を備えた自動ドア用センサを実現するこ
とができる。
【0016】第3の解決手段は、上記第1の解決手段に
おいて、人体検知手段を、赤外線投光素子及び赤外線受
光素子を備えたアクティブ型赤外線センサで構成する一
方、リモコン信号受信手段を上記赤外線受光素子によっ
て兼用させている。また、各素子をセンサケーシング内
に収納している。
【0017】この特定事項により、センサケーシング内
に2個の素子を収納するのみで上記両機能を備えた自動
ドア用センサを実現することができ、センサ内部の構成
が簡素化できる。
【0018】第4及び第5の解決手段は、ドアの開放動
作の起因(人体検知手段によるものかリモコン信号受信
手段によるものか)によってドアの開放状態を変更する
ようにしたものである。つまり、第4の解決手段は、上
記第1の解決手段において、開放指示手段が、リモコン
信号受信手段からのリモコン受信信号を受信したときの
ドア開放維持時間を、人体検知手段からの検知信号を受
信したときのドア開放維持時間よりも長く設定するよう
開閉機構を制御する構成となっている。
【0019】身体の不自由な人がリモコン操作によって
ドアを開放させた場合、ドアが開放されてからドア開口
を通過するまで比較的長い時間を要する可能性がある。
この場合に、ドア開放維持時間を長く設定することによ
り、身体の不自由な人のドア開口の通過が容易に行え
る。
【0020】第5の解決手段は、上記第1の解決手段に
おいて、開放指示手段が、リモコン信号受信手段からの
リモコン受信信号を受信したときのドア開放幅寸法を、
人体検知手段からの検知信号を受信したときのドア開放
幅寸法よりも大きく設定するよう開閉機構を制御する構
成となっている。
【0021】身体の不自由な人がリモコン操作によって
ドアを開放させた場合、ドア開口を通過するのに比較的
大きな開口幅寸法を必要とする可能性がある。特に車椅
子を使用している場合は顕著である。この場合に、開放
幅寸法を大きく設定することにより、身体の不自由な人
のドア開口の通過が容易に行える。一方、人体検知手段
からの検知信号を開放指示手段が受信したときには、ド
ア開放幅寸法を必要最小限にすることでドア開閉動作が
迅速に行える。
【0022】第6の解決手段は、上記第1の解決手段に
おいて、開放指示手段が、リモコン信号受信手段からの
リモコン受信信号を受信した後、人体検知手段からの検
知信号を受信したときに自動ドアの開閉機構に対してド
ア開放信号を発信する構成となっている。
【0023】この特定事項により、リモコン操作によっ
てドア開放動作を指示した後、この人が人体検知手段の
検知エリアに達するとドアの開放動作が行われる。この
ため、リモコンを持っている人がドアの比較的近い位置
に達したときにのみドアの開放が行われる。従って、セ
キュリティ性に優れたドア開放動作を行わせることが可
能になる。また、開放指示手段は、予めリモコン受信信
号を受信しておくことによって開閉機構をドア開放動作
の待機状態にさせておくことができ、その後、人体検知
手段からの検知信号を受信すると直ちに開閉機構のドア
開放動作を行わせることができる。従って、車椅子を使
用している人が、ドア開口の直前で車椅子を停止させて
ドアの開放を待つ時間を大幅に短縮できる。場合によっ
ては、車椅子を停止すること無しにドア開口を通過する
ことができる。
【0024】第7の解決手段は、上記自動ドア用センサ
を備えた自動ドア装置に係るものである。身体の不自由
な人が居る住宅に本自動ドア装置を適用した場合、この
身体の不自由な人及び健常者の双方にとって良好な開閉
動作が行える自動ドア装置を提供することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本形態では、住宅内の部屋同士の
間に据え付けられる住宅用自動ドア装置に本発明を適用
した場合について説明する。
【0026】−自動ドア装置の構成説明− 図1は本形態に係る自動ドア装置1の全体構成を示す正
面図である。この自動ドア装置1は、住宅の部屋同士の
間を仕切る壁Wに形成されたドア開口Aを開閉するもの
である。この自動ドア装置1は、上記壁Wと平行(図1
における左右方向)に延びる軌道に沿ってスライド移動
(図1の各矢印参照)するドア2と、このドア2をスラ
イド移動させるための開閉機構4とを備えている。図1
では、このドア2によってドア開口Aを閉鎖した状態を
実線で示し、ドア開口Aを開放した状態を一点鎖線で示
している。
【0027】開閉機構4は、ドア開口Aの上端縁を構成
する無目5(図1では仮想線で示している)の内部に収
容されている。この開閉機構4は、無目5の長手方向に
所定間隔を存して配設されたプーリ41,42と、この
両プーリ41,42に巻き掛けられた走行ベルト43と
を備えている。ドア2の上端縁の2箇所には連結ブラケ
ット21,21が設けられており、これら連結ブラケッ
ト21,21が走行ベルト43の上下両スパン43a,
43bのうち下側のスパン43aに連結されている。つ
まり、走行ベルト43の走行に伴ってドア2が図1の左
右方向にスライド移動するようになっている。また、上
記プーリ41,42のうち一方のプーリ41(図中右側
に位置するプーリ)の回転軸には駆動モータ44の駆動
軸が連結されている。この駆動モータ44の駆動によっ
てプーリ41が回転し、それに伴う走行ベルト43の走
行によってドア2がスライド移動するようになってい
る。
【0028】上記無目5の図中手前側面には、ドア開口
Aに対する人の接近を検知する等してドア開放信号を発
信する所謂起動センサとしてのドアセンサ6が取り付け
られている。図2に示すように、このドアセンサ6から
のドア開放信号は開閉機構4のコントローラ45に送信
されるようになっている。
【0029】次に、上記ドアセンサ6の構成について説
明する。図2に示すように、ドアセンサ6は、ケーシン
グ61内に複数の素子62,63,64が収容されて構
成されている。ケーシング61の外面のうち各素子6
2,63,64が対面する面61aは光の透過が可能な
半透明の投受光面61aとして形成されている。ケーシ
ング61内に収容された素子は、赤外線投光素子62、
赤外線受光素子63、リモコン信号受光素子64であ
る。赤外線投光素子62は、自動ドア装置1の手前側の
床面の所定エリアに向かって赤外線を照射するものであ
る。図3は、図1におけるIII-III 線に沿った断面図で
ある。この図3では、赤外線投光素子62の投光エリア
を一点鎖線で示している。この投光エリアは、ドア開口
Aに対面して人が立った場合の奥行き方向(図3におけ
る左右方向)の寸法が例えば50cmに設定されており、
一般的なアクティブ型赤外線センサの投光エリアに比べ
て短く設定されている。
【0030】赤外線受光素子63は、上記投光エリアか
らの反射光が受光可能であって、このエリアに人が侵入
した際の反射光量の変化によって人の存在を検知し、検
知信号を発信するようになっている。つまり、上記赤外
線投光素子62及び赤外線受光素子63によって人体検
知手段としての所謂アクティブ型赤外線センサ65が構
成されている。
【0031】リモコン信号受光素子64は、本発明でい
うリモコン信号受信手段であって、住宅の居住者(例え
ば車椅子に乗ったり松葉杖を使用したりせねばならない
身体の不自由な人)が携帯するリモコン(図示省略)か
らの信号(赤外線信号または電波信号)を受信するもの
である。このリモコン信号受光素子64は、例えば図3
において破線で囲んだ領域においてリモコンから発信さ
れた信号を受信してリモコン受信信号を発信するように
なっている。この受信可能なエリアは、上述した赤外線
投光素子62から投光される赤外線の投光エリア(図中
一点鎖線で囲まれたエリア)よりも大きく設定されてい
る。
【0032】そして、このドアセンサ6には、上記アク
ティブ型赤外線センサ65からの検知信号及びリモコン
信号受光素子64からのリモコン受信信号が受信可能な
開放指示手段66が備えられている。この開放指示手段
66は、上記赤外線受光素子63の受光量が変化した場
合(上記検知信号を受信した場合)及びリモコン信号受
光素子64がリモコンからの信号を受信した場合(上記
リモコン受信信号を受信した場合)の双方において、ド
ア開放信号をコントローラ45に送信するようになって
いる。このコントローラ45は、上記ドア開放信号を受
信したとき、駆動モータ44を所定回転量だけ回転駆動
させるようになっている。この駆動モータ44の回転駆
動動作については後述する。
【0033】−自動ドア装置1の動作説明− 次に、上述の如くドア開口Aに据え付けられた自動ドア
装置1の動作について説明する。ここでは、主な動作と
して、健常者がドア開口Aを通過する際の動作と、車椅
子に乗った人がリモコン操作によってドア2を開放して
ドア開口Aを通過する際の動作との2タイプを代表して
説明する。
【0034】先ず、健常者がドア開口Aを通過する際の
動作について説明する。図1に実線で示すようにドア2
が閉鎖している状態において、健常者が、図3の右方向
からドア開口Aに近付き、赤外線投光素子62の赤外線
投光エリアに侵入すると、赤外線受光素子63の赤外線
受光量が変化する。これにより、ドアセンサ6は、人が
接近したことを検知し、開放指示手段66がコントロー
ラ45にドア開放信号を送信する。このドア開放信号を
受信したコントローラ45は、駆動モータ44を駆動さ
せ、この駆動モータ44の駆動によってプーリ41が回
転(図1における反時計回り方向に回転)する。これに
より、走行ベルト43が走行してドア2が開放方向(図
1の右方向)へスライド移動する。この移動によりドア
2が図1に一点鎖線で示す位置まで移動されると、駆動
モータ44の駆動は停止され、ドア2の開放状態が維持
されて健常者はドア開口Aを通過可能となる。
【0035】次に、車椅子に乗った人がドア開口Aを通
過する際の動作について説明する。図1に実線で示すよ
うにドア2が閉鎖している状態において、車椅子に乗っ
た人が、図3の右方向からドア開口Aに近付き、図3に
破線で示す領域内で、携帯しているリモコンのドア開放
ボタンを操作すると、このリモコンからの発信信号がリ
モコン信号受光素子64に受信される。これにより、ド
アセンサ6の開放指示手段66はコントローラ45にド
ア開放信号を送信する。このドア開放信号を受信したコ
ントローラ45は、上述の場合と同様に、駆動モータ4
4を駆動させ、この駆動モータ44の駆動によってプー
リ41が回転する。これにより、上記の場合と同様にド
ア2が開放方向へスライド移動した後、ドア2の開放状
態が維持されて車椅子に乗った人はドア開口Aを通過可
能となる。
【0036】このようにして、健常者の接近及び車椅子
に乗った人のリモコン操作によってドア2の開放動作が
行われる。つまり、健常者はリモコンの操作を必要とす
ることなくドア開口Aを通過できる。一方、車椅子に乗
った人は、リモコン操作によって、ドア開口Aから離れ
た位置に居ながらドア開放動作を指示することができ、
ドア開口Aに達したときには、既にドア開放動作が完了
しているので、ドア開口Aの手前で車椅子を一旦停止さ
せることなくドア開口Aを通過できる。
【0037】一方、ドア2の閉鎖動作として、健常者が
ドア開口Aを通過した際にあっては、その通過後に所定
時間経過しても赤外線受光素子63の赤外線受光量が変
化しなければ、駆動モータ44が所定回転量だけ上記と
は逆方向(図1における時計回り方向)に駆動する。こ
の駆動により、ドア2が閉鎖方向(図1の左方向)へス
ライド移動する。この移動によりドア2が図1に実線で
示す位置まで移動されると、駆動モータ44の駆動は停
止され、ドア2の閉鎖状態が維持される。
【0038】また、車椅子に乗った人がドア開口Aを通
過した際にあっては、リモコン操作によってドア2の開
放動作が行われた後、所定時間経過しても赤外線受光素
子63の赤外線受光量が変化しなければ、上記と同様の
ドア閉鎖動作を行う。また、リモコン操作によってドア
2の開放動作が行わた後は、再び、リモコン操作が行わ
れない限りドア閉鎖動作を行わないようにしてもよい。
つまり、リモコン操作によってドア2を開放した場合に
は、閉鎖要求があるまでドア2を閉鎖しないようにし
(つまり、リモコン操作の場合にはドアセンサ6を所謂
永久静止センサとして機能させ)、不用意にドア2が閉
鎖してしまうことを回避するようにする。
【0039】また、ドア2に周知の安全センサ(ドアと
方立との間で人体等の存在を検知するセンサ)を備えさ
せ、この安全センサによる人体等の検知が所定時間継続
して行われないときにドア閉鎖動作を行うようにしても
よい。
【0040】−実施形態の効果− 以上説明したように、本形態では、アクティブ型赤外線
センサ65とリモコン信号受光素子64(リモコンセン
サ)とを併用したドアセンサ6を採用し、健常者にはア
クティブ型赤外線センサ機能を使用させ、身体の不自由
な人にはリモコンセンサ機能を使用させるようにしてい
る。このため、健常者は、リモコンを携帯しておかなく
てもドア2を開放させることができ、リモコンの携帯や
リモコン操作といった煩雑さを感じることがない。一
方、車椅子に乗った人は、ドア開口Aから離れた位置に
居ながらドア開放動作を指示することができ、たとえア
クティブ型赤外線センサ65の投光エリアが小さくて
も、早めにドア2を開放させることができてドア開口A
の手前で車椅子を一旦停止させることなくドア開口Aを
通過でき、ドア開口Aの通過動作が容易になる。
【0041】また、身体の不自由な人のドア開口通過動
作に支障を招くこと無しにアクティブ型赤外線センサ6
5の投光エリアを小さく設定することが可能であるた
め、この投光エリアを単に横切るに過ぎない人(ドア開
口を通過しない人)を検知して、無駄なドア開放動作が
行われてしまったり、プライベートルームのドアが不用
意に開放されてしまったりするといった状況を回避する
ことができる。
【0042】更に、従来では、身体の不自由な人がドア
開口Aを通過するのに比較的長い時間を要する場合、ド
ア2が開放した状態でドア2の電源スイッチをOFFに
して、不用意にドア2が閉鎖しないようにしておく場合
があった。この際、電源スイッチを操作するための介護
者が必要であった。本形態の場合、上述したように、リ
モコン操作によってドア2の開放動作が行わた後は、再
びリモコン操作が行われない限りドア閉鎖動作が行われ
ないようにすれば、身体の不自由な人がドア開口Aを通
過し終えるまでドア2の開放状態を維持することがで
き、介護者は不要である。
【0043】−変形例− 次に、上述した実施形態に対する第1〜第4の変形例に
ついて説明する。
【0044】(第1の変形例)本例は、赤外線受光素子
63の赤外線受光量が変化してドア開放動作が行われた
状態と、リモコンからの開放信号がリモコン信号受光素
子64に受信されてドア開放動作が行われた状態とで、
ドア2の開放状態維持時間を異ならせたものである。
【0045】つまり、前者の場合(赤外線受光素子63
の赤外線受光量が変化した場合)よりも後者の場合(リ
モコンからの開放信号がリモコン信号受光素子64に受
信された場合)の方をドア2の開放状態維持時間を長く
設定している。例えば、前者ではドア2の開放から5秒
間に赤外線受光素子63の赤外線受光量が変化しなけれ
ばドア2の閉鎖動作を行う。一方、後者ではドア2の開
放から10秒間に赤外線受光素子63の赤外線受光量が
変化しない状態にならない限りドア2の閉鎖動作を行わ
ないようにしている。
【0046】つまり、後者の場合、車椅子に乗った人
は、ドア開口Aから離れた位置からリモコンによるドア
開放動作を指示するため、ドア2が開放されてからドア
開口Aを通過するまで比較的長い時間を要する。これを
考慮して上記開放状態維持時間を長く設定している。
【0047】(第2の変形例)本例は、赤外線受光素子
63の赤外線受光量が変化してドア開放動作が行われた
状態と、リモコンからの開放信号がリモコン信号受光素
子64に受信されてドア開放動作が行われた状態とで、
ドア2のスライド移動量を異ならせたものである。つま
り、ドア開放動作が完了した状態でのドア開口Aの開放
幅寸法が異なるようにしている。
【0048】つまり、前者の場合(赤外線受光素子63
の赤外線受光量が変化した場合)よりも後者の場合(リ
モコンからの開放信号がリモコン信号受光素子64に受
信された場合)の方をドア2の開放幅寸法を大きく設定
している。例えば、後者では、上述した実施形態のよう
にドア開口Aの全体を開放するようにドア2を移動させ
る。これに対し、前者では、図4に示すように、ドア開
口Aの幅寸法のうち半分のみを開放するようにドア2を
移動させるようにしている。
【0049】つまり、前者の場合には、人が通過できる
必要最小限の幅寸法のみを開放させ、ドア2の開閉動作
が迅速に行えるようにしているのに対し、後者の場合に
は、通過するのに比較的大きな幅寸法を必要とする車椅
子の通過が可能となるように(車椅子がドア開口の縁部
に接触しないように)、開放幅寸法を大きく設定してい
る。
【0050】(第3の変形例)本例は、ドアセンサ6の
内部構造を変更したものである。つまり、本例に係るド
アセンサ6は、図5に示すように、ケーシング61内に
一対の素子62,63が収容されて構成されている。一
方の素子は上述したものと同様の赤外線投光素子62で
ある。他方の素子は上述した赤外線受光素子とリモコン
信号受光素子とを兼用した受光素子63である。
【0051】つまり、この受光素子63は、投光エリア
に人が侵入した際の反射光量の変化によって人の存在を
検知できるようになっていると共に、リモコンからの赤
外線信号を受信可能となっている。
【0052】従って、本変形例では、投光エリアに人が
侵入した場合及びリモコン操作が行われた場合の何れに
おいても、受光素子63の受光に伴ってドアセンサ6か
らドア開放信号をコントローラ45に送信するようにな
っている。
【0053】本例の構成によれば、一種類の受光素子6
3のみで、エリアに人が侵入した場合及びリモコン操作
が行われた場合の何れにも対応することができ、ドアセ
ンサ6の内部構造の簡素化を図ることができる。
【0054】(第4の変形例)本例は、ドアが開放動作
を行うための条件を変更したものである。つまり、リモ
コンからの開放信号をリモコン信号受光素子64が受信
した後に、赤外線受光素子63の赤外線受光量が変化し
た場合にのみドア開放動作が行われるようにしている。
【0055】つまり、健常者及び車椅子に乗った人にリ
モコンを携帯させ、この人が、ドア開口Aに近付き、図
3に破線で示す領域内でリモコンのドア開放ボタンを操
作しただけではドア2は開放しない。この際、開放指示
手段66は開閉機構4にドア開放待機信号を発信し、開
閉機構4がドア開放動作の待機状態になる。その後、こ
の人が赤外線投光素子62の赤外線投光エリアに侵入す
ると、赤外線受光素子63の赤外線受光量が変化して開
放指示手段66がドア開放信号を発信して、駆動モータ
44を駆動させてドア2が開放される。これにより、人
はドア開口Aを通過可能となる。
【0056】本例の構成によれば、リモコン信号受光素
子64及びアクティブ型赤外センサ65の両方が作動し
ない限りドア開放動作は行われない。つまり、リモコン
を携帯している人のみがドア開放動作を行うことがで
き、しかも、その開放動作は、その人がドア2の直前に
達した場合のみに行われる。このため、セキュリティ性
に優れたドア開放動作を行わせることが可能になる。リ
モコンからの信号により開閉機構4をドア開放動作の待
機状態にしておくことで、人がドア2の直前に達した際
に、直ちにドア開放動作を行わせることができる。従っ
て、車椅子を使用している人が、ドア開口Aの直前で車
椅子を停止させてドアの開放を待つ時間を大幅に短縮で
きる。場合によっては、車椅子を停止すること無しにド
ア開口Aを通過することができる。
【0057】−その他の実施形態− 上述した実施形態及び変形例では、ドア2を開閉軌道に
沿って移動させるための開閉機構4として、駆動モータ
44、一対のプーリ41,42及び走行ベルト43を備
えたものを採用した。開閉機構4の構成としてはこれに
限るものではない。
【0058】また、上述した実施形態及び変形例では、
1枚ドア2で成る自動ドア装置1に本発明を適用した場
合について説明した。本発明は、これに限らず、2枚ド
アで成る自動ドア装置に対して適用することも可能であ
る。
【0059】また、本発明に係る自動ドア装置1は住宅
用に限らず、店舗用やオフィス用などの様々な用途に使
用可能である。
【0060】更には、上記ドアセンサ6は、無目5の片
側面のみに設けたが、両側面に設けてもよい。また、ド
アセンサ6の配設位置は無目5に限らず、ドア自体、方
立など種々の位置が選択可能である。
【0061】また、アクティブ型赤外線センサ65の検
知エリアとリモコン信号受光素子64の検知エリアと
は、上述した実施形態及び変形例のものに限らず、これ
らエリアは同一領域であってもよい。
【0062】加えて、車椅子に乗った人が携帯するリモ
コンとしてはハンディタイプのものに限らず、車椅子自
体に取り付けられているものであってもよい。
【0063】更に、リモコンにドア施錠スイッチを設け
ておき、このドア施錠スイッチの操作によってドアを施
錠できるようにしてもよい。また、リモコン信号受光素
子64にチャンネル機能を付加し、1台のリモコンで複
数の自動ドア装置に対して開閉指示できるようにしても
よい。つまり、リモコン操作によって複数のドアが同時
に開閉してしまうことを阻止しながらも、1台のリモコ
ンで住宅内の各ドアを個別に開閉できるようにするもの
である。
【0064】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、以下の
ような効果が発揮される。
【0065】請求項1記載の発明では、人の接近を検知
する人体検知手段(人体検知センサ)とリモコンからの
発信信号を受信するリモコン信号受信手段(リモコンセ
ンサ)との両機能を備えた新規な自動ドア用センサを実
現している。このため、身体の不自由な人に対してはリ
モコンセンサ機能により、健常者に対しては人体検知セ
ンサ機能により、それぞれドア開放動作を行わせること
ができる。つまり、健常者の接近及び身体の不自由な人
のリモコン操作の何れによってもドアの開放動作を行わ
せることができる。
【0066】従って、健常者はリモコンの操作を必要と
することなくドア開口を通過でき、リモコンの携帯やそ
の操作といった煩雑な動作を必要としない。一方、身体
の不自由な人は、リモコン操作によって、ドア開口から
離れた位置に居ながらドア開放動作を指示することがで
き、ドア開口を容易に通過できる。特に、車椅子を使用
している場合には、ドア開口の手前で車椅子を一旦停止
させることなくドア開口を通過することができる。
【0067】更に、身体の不自由な人のドア開口通過動
作に支障を招くこと無しに人体検知手段の検知エリアを
小さく設定することが可能であるので、この検知エリア
を単に横切るに過ぎない人を検知してしまう可能性が低
くなり、無駄なドア開放動作を回避することができる。
その結果、本自動ドアを住宅に採用した場合に、プライ
ベートルームのドアが不用意に開放されてしまうといっ
た状況を回避することができる。
【0068】請求項2記載の発明では、人体検知手段を
構成する投光素子及び受光素子、リモコン信号受信手段
を成すリモコン信号受信素子それぞれをセンサケーシン
グ内に収納して自動ドア用センサを構成している。一
方、請求項3記載の発明では、人体検知手段を構成する
赤外線投光素子及び赤外線受光素子のうち赤外線受光素
子がリモコン信号受信手段を兼用し、これら素子をセン
サケーシング内に収納して自動ドア用センサを構成して
いる。
【0069】このため、1個のセンサで人体検知センサ
としての機能とリモコンセンサとしての機能とを備えた
自動ドア用センサを実現することができ、センサの設置
作業の簡素化を図ることができる。また、請求項3記載
の発明では、センサケーシング内に2個の素子を収納す
るのみで上記両機能を備えた自動ドア用センサを実現す
ることができ、センサ内部の構成の簡素化及びセンサの
コスト削減を図ることができる。
【0070】請求項4記載の発明では、身体の不自由な
人はドアが開放されてからドア開口を通過するまで比較
的長い時間を要する可能性があるため、リモコン信号受
信手段の作動によりドアが開放した際のドア開放維持時
間を、人体検知手段の作動によりドアが開放した際のド
ア開放維持時間よりも長く設定している。このため、身
体の不自由な人のドア開口の通過が安全且つ容易に行え
る。
【0071】請求項5記載の発明では、身体の不自由な
人はドア開口を通過するのに比較的大きな開口幅寸法を
必要とする可能性があるため、リモコン信号受信手段の
作動によりドアが開放した際のドア開放幅寸法を、人体
検知手段の作動によりドアが開放した際のドア開放幅寸
法よりも大きく設定している。これによっても、身体の
不自由な人のドア開口の通過が安全且つ容易に行える。
特に車椅子を使用している場合には有効である。また、
人体検知手段によりドアが開放した際には、ドア開放幅
寸法を必要最小限にすることでドア開閉動作を迅速に行
うことが可能になる。
【0072】請求項6記載の発明では、リモコン信号受
信手段からのリモコン受信信号を受信した後、人体検知
手段からの検知信号を受信したときにドア開放動作を行
うようにしている。このため、リモコンを携帯している
人のみがドア開放動作を行うことができ、しかも、その
開放動作は、その人がドアの直前(人体検知手段の検知
エリア)に達した場合のみに行われる。このため、セキ
ュリティ性に優れたドア開放動作を行わせることが可能
になる。また、リモコンからの信号により開閉機構をド
ア開放動作の待機状態にしておくようにすでば、人がド
アの直前に達した際に、直ちにドア開放動作を行わせる
ことができる。その結果、車椅子を使用している人が、
ドア開口の直前で車椅子を停止させてドアの開放を待つ
時間を大幅に短縮できる。場合によっては、車椅子を停
止すること無しにドア開口を通過することができる。
【0073】請求項7記載の発明では、上記自動ドア用
センサを自動ドア装置に備えさせている。この自動ドア
装置を、身体の不自由な人が居る住宅に適用した場合、
この身体の不自由な人及び健常者の双方にとって良好な
ドア開閉動作を行わせることができ、この種の住宅に最
適な自動ドア装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る自動ドア装置の全体構成を示す
正面図である。
【図2】ドアセンサの内部構造及びドア開放信号の流れ
を説明するための図である。
【図3】図1におけるIII-III 線に沿った断面図であ
る。
【図4】第2の変形例において健常者が通過する際のド
ア開放状態を示す図である。
【図5】第3の変形例におけるドアセンサの内部構造を
説明するための図である。
【符号の説明】
1 自動ドア装置 2 ドア 4 開閉機構 6 ドアセンサ 61 ケーシング 62 赤外線投光素子 63 赤外線受光素子 64 リモコン信号受光素子(リモコン信号受信手
段) 65 アクティブ型赤外線センサ(人体検知手段) 66 開閉指示手段 A ドア開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E052 AA01 AA02 BA06 CA06 DA04 DB04 EA15 EA16 EB01 EC01 EC02 GA06 GB01 GB13 GC01 GC05 GD01 GD03 GD09 GD11 KA02 KA13 KA15 KA16 KA25 5K048 AA04 BA01 BA21 DB04 EB02 EB10 HA04 HA06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア開口に人が接近した際、自動ドアの
    開閉機構に対しドア開放信号を発信して自動ドアの開放
    動作を行わせる自動ドア用センサにおいて、 人の接近を検知して検知信号を発信する人体検知手段
    と、自動ドア開放用のリモートコントローラからの開放
    信号を受信してリモコン受信信号を発信するリモコン信
    号受信手段とを備え、 上記人体検知手段からの検知信号及びリモコン信号受信
    手段からのリモコン受信信号を受信可能であって、これ
    ら信号のうち少なくとも一方を受信したとき、自動ドア
    の開閉機構に対してドア開放信号を発信して自動ドアの
    開放動作を行わせる開放指示手段を備えていることを特
    徴とする自動ドア用センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動ドア用センサにおい
    て、 人体検知手段は、投光素子及び受光素子を備えたアクテ
    ィブ型人体検知センサで構成されている一方、 リモコン信号受信手段はリモートコントローラからの開
    放信号を受信するリモコン信号受信素子であって、 上記各素子がセンサケーシング内に収納されていること
    を特徴とする自動ドア用センサ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の自動ドア用センサにおい
    て、 人体検知手段は、赤外線投光素子及び赤外線受光素子を
    備えたアクティブ型赤外線センサで構成されている一
    方、 リモコン信号受信手段は上記赤外線受光素子によって兼
    用されており、 上記各素子がセンサケーシング内に収納されていること
    を特徴とする自動ドア用センサ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の自動ドア用センサにおい
    て、 開放指示手段は、リモコン信号受信手段からのリモコン
    受信信号を受信したときのドア開放維持時間を、人体検
    知手段からの検知信号を受信したときのドア開放維持時
    間よりも長く設定するよう開閉機構を制御する構成とさ
    れていることを特徴とする自動ドア用センサ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の自動ドア用センサにおい
    て、 開放指示手段は、リモコン信号受信手段からのリモコン
    受信信号を受信したときのドア開放幅寸法を、人体検知
    手段からの検知信号を受信したときのドア開放幅寸法よ
    りも大きく設定するよう開閉機構を制御する構成とされ
    ていることを特徴とする自動ドア用センサ。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の自動ドア用センサにおい
    て、 開放指示手段は、リモコン信号受信手段からのリモコン
    受信信号を受信した後、人体検知手段からの検知信号を
    受信したときに自動ドアの開閉機構に対してドア開放信
    号を発信する構成とされていることを特徴とする自動ド
    ア用センサ。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の自動ドア用センサを備え
    ていることを特徴とする自動ドア装置。
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Cited By (6)

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