JP2001151280A - 即席麺の容器 - Google Patents

即席麺の容器

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JP2001151280A
JP2001151280A JP33791799A JP33791799A JP2001151280A JP 2001151280 A JP2001151280 A JP 2001151280A JP 33791799 A JP33791799 A JP 33791799A JP 33791799 A JP33791799 A JP 33791799A JP 2001151280 A JP2001151280 A JP 2001151280A
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JP
Japan
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container
hot water
instant noodle
plant
small amount
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JP33791799A
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English (en)
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Haruo Ogiue
治男 荻上
Kenkyo Tei
建強 程
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BEST PACK KK
RAKUYO HYAKUGO KEIKOGYO YUGENK
RAKUYO HYAKUGO KEIKOGYO YUGENKOSHI
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BEST PACK KK
RAKUYO HYAKUGO KEIKOGYO YUGENK
RAKUYO HYAKUGO KEIKOGYO YUGENKOSHI
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02W90/10Bio-packaging, e.g. packing containers made from renewable resources or bio-plastics

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  • Package Specialized In Special Use (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 植物の葉を主原料とし、天然物からなり、使
用中は勿論、使用後に埋め立てに用いても、焼却しても
有害物を排出しない熱湯に耐える耐水耐熱性と、剛性を
有する即席麺の容器を提供する。 【解決手段】 植物の葉の粉砕物を主原料とし、澱粉、
少量の油脂及び硬化剤を含有する発泡体からなり、常温
において容器の内容積の1/2量の95℃の熱湯を注入
して3分後に容器の縁を手で持って持ち上げることがで
きる程度の耐水耐熱性と剛性とを有し、見掛け比重が
0.6〜0.7の容器であり、植物の葉を粉砕し、澱粉
と少量の油脂と発泡剤を配合して混練し、流動性がない
塑性のドウを形成し、該ドウの一定量を金型内に送入し
て加熱しながら発泡と成形を同時に行って製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ポリスチレン等の
ように、使用中に有害なモノマーやダイマーが溶出する
プラスチックを使用せず、天然物を原料とするインスタ
ントラーメンやインスタントやきそば等の市販用の容器
がそのまま食器となる即席麺の容器及びその製法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、乾燥した麺と具と調味料を発泡ポ
リスチレンの容器に入れた即席麺が広く普及している。
これは開封後、熱湯を注いで3分間程度放置することに
より食することができ、食器も調味料も必要とせず、熱
湯のみで調理することができる簡便な食品である。更に
発泡ポリスチレンは軽く、熱伝導性が小さく、内部の温
度を高く維持しながら容器表面の温度を手で触れる程度
に低く維持できる長所を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近時ポ
リスチレンにはモノマー、ダイマー、トリマー等のモノ
マーや低重合体が残存し、溶出したモノマーや低重合体
が人体に有害であることが指摘され、ポリスチレンに代
わる即席麺の容器が模索されている。発泡ポリスチレン
に代えて紙容器を使用した即席麺も市販されているが、
この場合には食品用であるためバージンパルプの使用が
義務づけられ、再生紙は使用できない。大量のバージン
パルプの消費は地球緑化に逆行する環境破壊である点か
らからその使用に限界があった。そこで、サトウキビ、
あし竹等の植物繊維や澱粉等の有害物質を放出しない天
然素材からなる即席麺の容器が提案されている。これら
の容器は現実に使用してみると熱湯注入に耐えられず、
熱湯注入時には容器が保形性を失って移動させることが
できないものがあり、たとえ熱湯注入時の保形性があっ
ても容器表面温度が高く使用に耐えないものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
することを目的とし、その構成は、植物の葉の粉砕物を
主原料とし、澱粉と少量の油脂を含有する発泡体からな
り、常温において容器の内容積の1/2量の95℃の熱
湯を注入して3分後に容器の縁を手で持って持ち上げる
ことができる程度の耐水耐熱性と剛性とを有し、見掛け
比重が0.6〜0.7であり、好ましくは容器の内面又
は内面と外面の両方にアクリルエマルジョンを被覆した
後乾燥した容器であり、植物の葉を粉砕し、穀粉と少量
の油脂と発泡剤を配合して混練し、流動性がない塑性の
ドウを形成し、該ドウの一定量を金型内に圧入して加熱
しながら発泡と成形を同時に行って製造する。
【0005】すなわち、本発明は柏や笹等の植物の葉の
粉砕物を主原料とし、穀粉、好ましくはとうもろこし粉
等の澱粉質を多く含む食材に、水と少量の油脂と亜硫酸
ナトリウム、重炭酸ナトリウム等の発泡剤を添加してよ
く混練し、流動性がなく塑性を有するドウを形成する。
このドウを金型内に圧入して加熱することにより発泡と
成形が同時に行われ、内部が発泡し、表面が平滑で、熱
湯の温度に耐えると共に、容器の表面温度が手で触れる
温度である即席麺の容器が得られるものである。この容
器は有害物を含有しないと共に使用後に廃棄しても安心
して焼却でき、放置すれば土にかえる素材である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明における植物とは、柏、も
みじ、桑、柿、笹、栗等特に限定はないが、柏は特に優
れた原料である。葉を用いる理由は葉は毎年発生するも
のであり、採取しても翌年はまた発生し、資源の枯渇を
もたらさない長所を有する。更に葉も植物体の一部であ
るため、繊維と繊維間細胞とからなり、粉砕した場合も
繊維が残り、この繊維が成形した容器に強度を付与す
る。本発明容器は素材の80重量%以上が植物の葉の粉
砕物である。
【0007】粉砕するにあたっては半乾燥状態の葉が好
ましい。生の葉は繊維も柔らかいため繊維間細胞と共に
繊維も破砕され易いが、半乾燥状態では繊維の強度が他
の部位の強度と比して強くなり切断され難い。完全に乾
燥すると繊維も他の部位と同様に脆くなり破砕され易く
なる。可及的に繊維を残して破砕するには回転刃の刃先
を鋭利にせず、回転数を下げることが好ましい。
【0008】発泡させるためには発泡剤、主として亜硫
酸ナトリウムが好ましいが、周囲の素材にある程度の粘
性がないと大量の発泡剤を用いても発泡し難い。そこ
で、小麦粉、大麦粉、とうもろこし粉等の穀物の粉末を
添加する。穀粉は澱粉質に富み発泡剤により発泡されや
すい。しかしながら主原料が植物の葉であるため少量の
穀粉では発泡が不十分になるため、少量の油脂を配合し
て加熱により発生した炭酸ガスの放散を遅延させる粘性
を付与すると共に、製品に耐水性を付与する。
【0009】発泡剤の添加量は水を除く葉の粉末1kg
に対し5〜100g、好ましくは10〜50gである。
油脂の添加量は葉の粉末1kgに対し5〜100g、好
ましくは10〜50gである。油脂としてはなたね油、
ごま油等の植物油が一般的であるが、動物性の油脂も使
用可能である。油脂を添加することにより植物の葉の粉
末と澱粉の混合物に粘性が生じ、発泡剤により発泡し易
くなる。発泡剤としては特に限定はしないが、亜硫酸ナ
トリウムや炭酸水素ナトリウムが好ましく使用される。
更に、成形性及び成形後の強度を維持するために、穀粉
等の澱粉質及び炭酸カルシウムを添加する。澱粉質の添
加量は葉の粉末1kgに対し100〜400g、好まし
くは200〜300gであり、炭酸カルシウムの添加量
は葉の粉末1kgに対し100〜500g、好ましくは
50〜200gである。植物の葉と澱粉を多く含有する
穀粉と油脂と炭酸カルシウムの相乗作用によりコシのあ
る発泡体が得られる。
【0010】製造する方法は特に限定しないが、全原料
に水を添加しながら混練して塊になる程度の固さのドウ
にする。すなわち、製パンにおけるドウや団子等をかた
める場合のように流動性がなく手で任意の形状に成形す
ることができる塑性を有する状態である。次いで一定重
量のドウを団子状に丸め、1個ずつ容器状の成形枠に入
れて180〜250℃に加熱して発泡成形させる。この
発泡体はやや湿り気があるので乾燥する。好ましくは、
この容器の内面及び外面に食品衛生法上許容されている
アクリルエマルジョンを塗布乾燥させると、熱湯に対し
て一層の耐水耐熱性及び剛性が得られる。
【0011】本発明の即席麺の容器は淡い褐色を呈し、
厚さ2〜5mmであり、表面は平滑であるが内面は発泡
して多孔質である。この容器に内容積の1/2の熱湯
(95℃)を注ぐと、容器の表面温度は約2分で最高に
達し、以後ゆっくりと下降していく。熱湯の温度は1分
以内に急激に低下し、以後ゆっくりと下降していく。本
発明においては、熱湯注入後3分後の、容器の外表面温
度が68℃以下、好ましくは65℃以下、より好ましく
は63℃以下であり、熱湯の温度が73℃以上、好まし
くは75℃以上、より好ましくは78℃以上である。
【0012】
【実施例】柏の葉95重量部と笹の葉5重量部との混合
物を粉砕する。粉砕に際しては鋭利な刃物を使用せず回
転数を減らして粉砕し、繊維を極力切断しないように配
慮した。この粉砕物1kgに対し、植物油25g、強度
増加を目的として澱粉250g、炭酸カルシウム100
gを添加し、更に発泡剤として亜硫酸ナトリウム25g
を配合して混練した。この混練物100gに対し約11
0〜115gの水を添加し、手で成形できる固さのドウ
に練り上げた。このドウを60gに分け、それぞれ団子
状に丸めた。個々の団子を成形機に入れ下金型(メス金
型)220℃、上金型(オス金型)200℃で80秒を
保持して加熱すると発泡し、金型と接する内外の表面は
平滑な、平均厚さ3.5mmの丼が得られた。この丼の
見掛け比重は平均0.67であった。
【0013】この丼を水平な面に置き、こぼれるまで水
を注いだところ内容積は515mlであった。室温23
℃で、95℃の熱湯257mlを注いだ。3分後の熱湯
の温度は75℃、容器外面の熱湯が注入された部位の温
度は63℃であった。容器は縁を手で持って持ち上げる
ことができる剛性を有した。一方、天然繊維製で発泡さ
せない容器は熱湯に耐える剛性がなく、半量の熱湯を注
いで3分後に、縁を手で持って持ち上げることができな
かった。更に、この容器に内面及び外面に水性コーティ
ング用アクリル系エマルジョンポリマーを塗布して乾燥
した。得られた容器に乾燥した即席面を入れ熱湯を注い
だところ、3分後に撹拌し、4分後の内容スープの温度
は75℃であり、その時の容器外面の温度は61℃であ
った。
【0014】
【発明の効果】本発明により、使用中は勿論、使用後に
埋め立てに用いても、焼却しても有害物を排出しない天
然物からなり、植物の葉を主原料とし、熱湯に耐える耐
水耐熱性と、剛性を有する即席麺の容器を提供すること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 1/02 B32B 1/02 // B29K 1:00 B29K 1:00 105:04 105:04 105:16 105:16 B29L 22:00 B29L 22:00 Fターム(参考) 4D075 BB24Z CA18 CA38 DA23 DB18 DC38 DC41 EA06 EA13 EB22 4F100 AA08A AJ02A AJ07A AJ20A AK25B AK25C BA01 BA02 BA03 BA06 BA10B BA10C CA01A DE01A DJ01A EH012 EH462 EJ021 EJ201 EJ421 GB16 GB23 JA13 JB06 JJ03 JM01B JM01C YY00 4F204 AA01 AB02 AE10 AG03 AG20 AH55 FA01 FB01 FF01 FW37 FW45

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植物の葉の粉砕物を主原料とし、澱粉と
    少量の油脂を含有する発泡体からなり、熱湯に耐える剛
    性を有する即席麺の容器。
  2. 【請求項2】 植物が柏であることを特徴とする請求項
    1記載の即席麺の容器。
  3. 【請求項3】 熱湯に耐える剛性が、常温において容器
    の内容積の1/2量の95℃の熱湯を注入して3分後
    に、容器の縁を手で持って持ち上げることができる程度
    であることを特徴とする請求項1又は2記載の即席麺の
    容器。
  4. 【請求項4】 容器の内面、外面又は内面と外面の両方
    にアクリルエマルジョンを被覆した後乾燥してなる請求
    項1ないし3のいずれかに記載する即席麺の容器。
  5. 【請求項5】 見掛け比重が0.6〜0.7である請求
    項1ないし4のいずれかに記載する即席麺の容器。
  6. 【請求項6】 植物の葉を粉砕し、穀粉と少量の油脂と
    発泡剤を配合して混練し、流動性がない塑性のドウを形
    成し、該ドウの一定量を金型内に送入して加熱しながら
    発泡と成形を同時に行い、しかる後、表面被覆を行うこ
    とを特徴とする即席麺の容器の製法。
JP33791799A 1999-11-29 1999-11-29 即席麺の容器 Pending JP2001151280A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003070592A1 (fr) * 2002-02-21 2003-08-28 Nissei Kabushiki Kaisha Contenant a couvercle ajuste

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