JP2001151145A - 車体構造 - Google Patents

車体構造

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JP2001151145A
JP2001151145A JP33879199A JP33879199A JP2001151145A JP 2001151145 A JP2001151145 A JP 2001151145A JP 33879199 A JP33879199 A JP 33879199A JP 33879199 A JP33879199 A JP 33879199A JP 2001151145 A JP2001151145 A JP 2001151145A
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JP
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reinforcement member
panel member
vehicle
vehicle body
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JP33879199A
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Hiroo Yamamoto
浩朗 山本
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アウタパネル部材の剛性を向上するのに好適
な車体構造を提供する。 【解決手段】 この車体構造は、アウタパネル部材2の
剛性を向上するため、アウタパネル部材2の裏面にシー
ラ部材11a、11bを介してリンフォース部材3を貼
着したものである。リンフォース部材3は、車両1の前
後方向に長い構造を有しており、外表面からの力に対し
て広い範囲でアウタパネル部材2の動きを抑えることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のアウタパネ
ル部材の剛性を向上させた車体構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、車両のアウタパネル部材は、車両
軽量化のため板厚がかなり薄くなってきており、支え部
の少ない領域においては剛性が十分でなく、車両外部よ
り付与される圧力でへこみ易いという問題がある。そこ
で、アウタパネル部材のへこみを防止するため、従来か
ら種々の構造が提案されている。例えば、特開平6−2
70840号公報には、サイドボディアウターパネルの
中央部にビードを前後方向に設けるとともに、クォータ
ーインナパネルの開口縁から舌片を上記ビードに向けて
延出させ、その先端を上記ビードの裏面に固定するよう
にした車体構造が開示されている。この車体構造によれ
ば、サイドボディアウターパネルとクォーターインナパ
ネルによって閉断面が構成されるので、サイドボディア
ウターパネルの剛性が向上し、へこみを防止することが
できるというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような車体構造においては、サイドボディアウターパネ
ルとクォーターインナパネルによって構成する閉断面を
一箇所だけに設けるのでは、サイドボディアウターパネ
ル全体の動きを完全に抑えることはできない。また、こ
のような構造では、サイドボディアウターパネルの固定
部分に応力が集中し、サイドボディアウターパネルの歪
みの原因ともなる。
【0004】これらの不都合を除去し、サイドボディア
ウターパネル全体の剛性を向上させるためには、少なく
とも数箇所に上記のような閉断面を構成する必要がある
が、場所によっては、数箇所に閉断面を構成するための
スペースが取れないところもある。また、閉断面を数箇
所に構成することは、車体構造が複雑化し、且つ部品点
数の増加につながり好ましくなく、さらには作業効率が
低下するという問題もある。
【0005】従って本発明の目的は、アウタパネル部材
の剛性を向上するのに好適な車体構造を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、車両の外表
面を成すアウタパネル部材の裏面に上記車両の前後方向
に延び且つ両端部を閉塞するようリンフォース部材をシ
ーラ部材を介して貼着し、上記アウタパネル部材と上記
リンフォース部材とで協働して上記前後方向に延びる閉
断面部を形成する車体構造により、達成される。ここで
リンフォース部材は、アウタパネル部材の裏面に塗布し
たシーラ部材の上から押し当てて貼着してもよいし、あ
るいは、リンフォース部材自体にシーラ部材を塗布して
おき、その塗布面をアウタパネル部材の裏面に押し当て
て貼着するようにしてもよい。また、アウタパネル部材
とリンフォース部材とが協働して形成する閉断面部は、
例えばリンフォース部材の断面形状を略ハット型とする
ことが好ましい。
【0007】また上記車体構造は、上記リンフォース部
材の車内側に位置するインナパネル部材と、一端部が上
記インナパネル部材に結合されるとともに他端部が上記
リンフォース部材に結合される架渡し部材とを有するこ
とがより好ましい。また、上記架渡し部材は、上記他端
部を上記リンフォース部材の上記閉断面部の壁部を成す
部位に結合することが好適である。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る車体構造の
一実施例を示す外観図である。本実施例は、図のよう
に、車両1の外表面を成すアウタパネル部材2の裏面
(室内側)に、車両1の前後方向に延びるリンフォース
部材3をシーラ部材11a、11bを介して貼着したも
のである。ここでシーラ部材11a、11bとしては、
例えば加熱硬化型のマスチックシーラが用いられる。
【0009】図2は、図1に示す車体構造の要部を室内
側から見た図である。図示のように、インナパネル部材
4には作業用開口5が設けられており、この開口5から
アウタパネル部材2の裏面にシーラ部材11a、11b
を介して貼着されたリンフォース部材3を臨むことがで
きる。このようにリンフォース部材3を設けることによ
り、アウタパネル部材2の剛性が向上し、車両1の外表
面に大きな力がかかっても、アウタパネル部材2はへこ
みにくくなる。また、リンフォース部材3は、車両1の
前後方向に長い構造を有しているので、外表面からの力
に対して広い範囲でアウタパネル部材2の動きを抑える
ことができる。
【0010】図3は、本発明で用いられるリンフォース
部材の一例を示す全体図で、(a)は正面図、(b)は
側面図である。図のように、リンフォース部材3は、長
手方向にはアウタパネル部材2に貼着するためのシーラ
部材を保持する2つの溝6a、6bを備えており、また
前方端7と後方端8にはそれぞれアウタパネル部材2と
溶接固定するためのカギ型構造を有している。このリン
フォース部材3は例えば金属製であり、図示のとおり、
複数個の長円形の開口9が長手方向に設けられている。
この開口9は必須ではないが、リンフォース部材3の重
量を軽減するのに有効である。
【0011】図4はリンフォース部材のアウタパネル部
材への取付構造の具体例を示す図であり、(a)は図2
のA−A断面図を、(b)は同B−B断面図、(c)は
同C−C断面図をそれぞれ示す。まず、図4(a)に示
すように、リンフォース部材3の断面形状は、2つの凹
部10a、10bを有する略ハット型をしており、アウ
タパネル部材2とリンフォース部材3とが協働して車両
前後方向に延びる閉断面部20を形成している。なお、
リンフォース部材3の断面形状は略ハット型に限定され
るものではなく、十分な強度とシーラ部材の塗布部を形
成でき、アウタパネル部材2と協働して閉断面部20を
形成できるものであればよく、例えば波型であってもよ
い。リンフォース部材3の各凹部に設けられた溝6a、
6bには、それぞれシーラ部材11a、11bが塗布さ
れている。リンフォース部材3は、このシーラ部材11
a、11bを介してアウタパネル部材2の裏面に貼着さ
れる。
【0012】次に、リンフォース部材3の前方端7は、
図4(b)に示すように、カギ型構造12でアウタパネ
ル部材2と溶接固定される。また、リンフォース部材3
の後方端8は、図4(c)に示すように、カギ型構造1
3でアウタパネル部材2及びランプハウジング14と溶
接固定される。これによりリンフォース部材3がアウタ
パネル部材2の裏面に確実に固定されるが、これら両端
の固定方法は必ずしも溶接に限るものではない。
【0013】図5は本発明に係る車体構造の他の実施例
を示す図で、(a)は本実施例の要部を室内側から見た
図、(b)は(a)のD−D断面図、(c)は(a)の
E−E断面図、(d)及び(e)はそれぞれ本実施例の
変形例を示す図である。本実施例は、図2に示す先の実
施例の構造に加えて、図5(a)〜(c)に示すよう
に、インナパネル部材4から延伸した架渡し部材15を
リンフォース部材3に固定するものである。
【0014】本実施例では、架渡し部材15はインナパ
ネル部材4と一体のもので構成される。また架渡し部材
15は、図のように、リンフォース部材3の凹部10
a、10b間に形成されて閉断面部20の壁部を成す凸
部16にボルト・ナット17で固定されているが、架渡
し部材15の固定方法はこれに限定されるものではな
く、種々の固定方法を用いることができる。本実施例に
よれば、アウタパネル部材2の剛性がさらに向上するの
で、外表面からの力に対してアウタパネル部材2は一層
へこみにくくなり、またアウタパネル部材2の全体の動
きを確実に抑えることができる。
【0015】図5(d)に示す本実施例の一変形例で
は、架渡し部材18はインナパネル部材4とは別体で構
成される。図示のように、架渡し部材18の一端はボル
ト・ナット17でリンフォース部材3に固定され、他端
はインナパネル部材4に例えば溶接固定される。また、
同図(e)に示す本実施例の他の変形例では、架渡し部
材19は、上記変形例と同様にインナパネル部材4とは
別体で構成されるが、上記変形例とは異なって台形状で
あり、リンフォース部材3側の端部は2つのボルト・ナ
ット17a、17bで固定される。架渡し部材19の他
端は、上記変形例と同様にインナパネル部材4に溶接固
定される。
【0016】このように本発明では、アウタパネル部材
と協働して閉断面部を形成するリンフォース部材を適用
することによって、応力の局部的集中を排除することが
でき、これによりアウタパネル部材のドラミングの発生
を防止することができる。また、リンフォース部材は部
品点数の少ない簡単な構造なので作業効率も良い。さら
に、インナパネル部材とリンフォース部材との間に架渡
し部材を設ける場合でも、リンフォース部材の閉断面部
を成す壁部に架渡し部材を容易に固定することができ
る。このようなリンフォース部材を用いることで、車両
の外表面を成すアウタパネル部材の板厚を更に薄くする
ことが可能となり、車両軽量化に極めて有効である。ま
た、架渡し部材を溶接などの手法で車両の外表面を成す
アウタパネル部材に直接固定することが避けられるの
で、車両の意匠面の美観を損なうことが防げる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、アウタパネル部材の剛
性を向上するのに好適な車体構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車体構造の一実施例を示す外観図
である。
【図2】図1に示す車体構造の要部を室内側から見た図
である。
【図3】本発明で用いられるリンフォース部材の一例を
示す全体図で、(a)は正面図、(b)は側面図であ
る。
【図4】リンフォース部材のアウタパネル部材への取付
構造の具体例を示す図であり、(a)は図2のA−A断
面図を、(b)は同B−B断面図、(c)は同C−C断
面図をそれぞれ示す。
【図5】本発明に係る車体構造の他の実施例を示す図
で、(a)は本実施例の要部を室内側から見た図、
(b)は(a)のD−D断面図、(c)は(a)のE−
E断面図、(d)及び(e)はそれぞれ本実施例の変形
例を示す図である。
【符号の説明】
1 車両 2 アウタパネル部材 3 リンフォース部材 4 インナパネル部材 5 作業用開口 6a、6b 溝 7 リンフォース部材の前方端 8 リンフォース部材の後方端 9 リンフォース部材の開口 10a、10b 凹部 11a、11b シーラ部材 12、13 カギ型構造 14 ランプハウジング 15、18、19 架渡し部材 16 凸部 17 ボルト・ナット 20 閉断面部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の外表面を成すアウタパネル部材の
    裏面に上記車両の前後方向に延び且つ両端部を閉塞する
    ようリンフォース部材をシーラ部材を介して貼着し、上
    記アウタパネル部材と上記リンフォース部材とで協働し
    て上記前後方向に延びる閉断面部を形成することを特徴
    とする車体構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009227188A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Toyota Auto Body Co Ltd 自動車用フロントフェンダの補強構造
CN103213623A (zh) * 2012-01-19 2013-07-24 通用汽车环球科技运作有限责任公司 用于机动车外壳的外壳加强装置的支撑条
DE102016002216A1 (de) * 2016-02-25 2017-08-31 GM Global Technology Operations LLC (n. d. Gesetzen des Staates Delaware) Kraftfahrzeugkarosserie mit einer heckseitigen Seitenwandstruktur

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