JP2001151123A - 車両用電動パワーステアリング装置 - Google Patents

車両用電動パワーステアリング装置

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JP2001151123A JP33178899A JP33178899A JP2001151123A JP 2001151123 A JP2001151123 A JP 2001151123A JP 33178899 A JP33178899 A JP 33178899A JP 33178899 A JP33178899 A JP 33178899A JP 2001151123 A JP2001151123 A JP 2001151123A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車輪からの振動等を減衰してステアリングホ
イールへの振動等の伝達を防止し、また、減速機の各歯
車の噛合部での「打音」の発生を抑制し、さらに、ボー
ルねじでの「打音」の発生を抑制し、しかも、車両の衝
突時等のコラプス機構をも装備すること。 【解決手段】 ステアリングシャフト10を、ステアリ
ングホイールに連結する第1シャフト11と、この第1
シャフト11の下側に連結する第2シャフト12とに分
割して、両者を摺動自在に嵌合してある。この第1シャ
フト11と、第2シャフト12との間に、緩衝部材17
を介装すると共に、ステアリングシャフト10にコラプ
ス荷重が作用した際、この緩衝部材17が第1シャフト
11の摺動を許容し、第1シャフト11がコラプスして
収縮するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輪からの振動等
を減衰してステアリングホイールへの振動等の伝達を防
止し、また、減速機の各歯車の噛合部での「打音」の発
生を抑制し、さらに、ボールねじでの「打音」の発生を
抑制し、しかも、車両の衝突時等のコラプス機構をも装
備した車両用電動パワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用電動パワーステアリング装置に
は、ステアリングコラムの中間部に配設した電動モータ
と減速機によりステアリングシャフトを駆動するステア
リングコラム軸駆動タイプ、電動モータと減速機により
ステアリングギヤボックスの入力軸(ピニオン軸)を駆
動するピニオン軸駆動タイプ、および、電動モータとボ
ールねじによりステアリングギヤボックスの操向軸(ラ
ック軸)を駆動するラック軸駆動タイプなどがある。
【0003】このような各種の電動パワーステアリング
装置においては、ステアリングシャフトは、金属製の各
部材を機械的に連結してある。
【0004】また、減速機を用いるタイプの電動パワー
ステアリング装置においては、ウォームとウォームホイ
ールからなる歯車機構を用いている場合には、その作動
力の低減を目的として、各歯車の噛合部に、バックラッ
シュを設定しているのが一般的である。
【0005】さらに、ボールねじによりステアリングギ
ヤボックスの操向軸(ラック軸)を駆動するラック軸駆
動タイプにおいては、その作動力の低減を目的として、
ボールねじ溝には、ある程度の隙間を設定しているのが
一般的である。
【0006】さらに、実開平1−145670号公報に
は、ステアリングコラム軸駆動タイプの電動パワーステ
アリング装置が開示されているが、ステアリングシャフ
トの中間シャフトに、車輪等から伝わる振動を減衰する
こと等を目的として、弾性体が装着してある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た各種の車両用電動パワーステアリング装置において
は、ステアリングシャフトは、金属製の各部材を機械的
に連結してあるため、車輪からの振動やロードノイズ等
が減衰することなく、ステアリングホイールに直接伝わ
り、運転者に不快感を与えるといった虞れがある。
【0008】また、ステアリングシャフトは、各部材を
機械的に連結してあるため、車輪から伝わる振動によ
り、このステアリングシャフトが共振することがある。
【0009】このような共振が発生した場合、減速機を
用いるタイプの電動パワーステアリング装置において、
ウォームとウォームホイールからなる歯車機構を用いて
いるときには、各歯車の噛合部に、バックラッシュを設
定しているため、この共振により、各歯車の噛合部で、
「打音」を発生するといったことがある。
【0010】さらに、上記のような共振が発生した場
合、ボールねじによりステアリングギヤボックスの操向
軸(ラック軸)を駆動するラック軸駆動タイプにおいて
は、ボールねじ溝に、ある程度の隙間を設定しているた
め、上記の共振により、ボールねじ溝と、転動体として
のボールとが衝突等して、「打音」を発生するといった
ことがある。
【0011】さらに、上記実開平1−145670号公
報では、ステアリングコラム軸駆動タイプの電動パワー
ステアリング装置において、ステアリングシャフトの中
間シャフトに、車輪等から伝わる振動を減衰すること等
を目的として、弾性体が装着してあるため、車両の衝突
時等にステアリングコラムをコラプスして軸方向に収縮
するコラプス機構を設けようとする場合、このコラプス
機構は、中間シャフト以外の箇所に別途設けざるを得
ず、振動減衰機構とコラプス機構との2つの機構を設け
る必要があり、製造コストの高騰を招来するといったこ
とがある。
【0012】本発明は、上述したような事情に鑑みてな
されたものであって、車輪からの振動等を減衰してステ
アリングホイールへの振動等の伝達を防止し、また、減
速機の各歯車の噛合部での「打音」の発生を抑制し、さ
らに、ボールねじでの「打音」の発生を抑制し、しか
も、車両の衝突時等のコラプス機構をも装備した車両用
電動パワーステアリング装置を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る車両用電動パワーステアリング装置
は、ステアリングホイールの操作力を電動モータの駆動
力により増大して車輪を転舵するようにした車両用電動
パワーステアリング装置において、ステアリングシャフ
トを、ステアリングホイールに連結する第1シャフト
と、この第1シャフトの下側に連結する第2シャフトと
に分割して、両者を摺動自在に嵌合し、前記第1シャフ
トと、前記第2シャフトとの間に、緩衝部材を介装する
と共に、前記ステアリングシャフトに所定の摺動荷重が
作用した際、この緩衝部材が前記第1シャフトの摺動を
許容することを特徴とする。
【0014】このように、本発明によれば、ステアリン
グホイールに連結する第1シャフトと、この第1シャフ
トの下側に連結する第2シャフトとの間に、緩衝部材が
介装してあるため、この緩衝部材により、車輪からの振
動やロードノイズ等を確実に減衰することができ、従来
のように、振動等がステアリングホイールに直接伝わる
ことがなく、運転者に不快感を与えるといったことがな
い。
【0015】また、この緩衝部材の特性(例えば、厚
み、弾性係数、剛性、重量、素材等)を適宜調整して、
ステアリングシャフトが有する固有振動数を調整するこ
とにより、車輪からの振動によるステアリングシャフト
の共振を抑制することができる。したがって、ウォーム
とウォームホイールからなる歯車機構の減速機を用い
て、各歯車の噛合部にバックラッシュを設定している場
合であっても、従来のように、共振により、各歯車の噛
合部で、「打音」を発生するといったことがない。
【0016】さらに、同様に、緩衝部材の特性を適宜調
整して、車輪からの振動によるステアリングシャフトの
共振を抑制することができるため、ボールねじによりス
テアリングギヤボックスの操向軸(ラック軸)を駆動す
るラック軸駆動タイプにおいて、ボールねじ溝に、ある
程度の隙間を設定している場合であっても、従来のよう
に、共振により、ボールねじ溝と、転動体としてのボー
ルとが衝突等して、「打音」を発生するといったことが
ない。
【0017】さらに、上述した緩衝部材の振動減衰機構
に併せて、ステアリングシャフトに所定の摺動荷重が作
用した際、緩衝部材が第1シャフトの摺動を許容するよ
うに構成しているため、1つの緩衝部材を設けることに
より、振動減衰機構とコラプス機構との2つの機構を設
けることができ、上記の従来公報のように、2つの機構
を別々に設ける必要がなく、製造コストの高騰を招来す
るといったことがない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
車両用電動パワーステアリング装置を図面を参照しつつ
説明する。
【0019】図1は、本発明の第1実施の形態に係る車
両用電動パワーステアリング装置を示す縦断面図であ
り、図2は、図1に示した車両用電動パワーステアリン
グ装置の通常時の縦断面図と、車両の衝突等によるコラ
プス時の縦断面図とを比較して示す。
【0020】本第1実施の形態に係る車両用電動パワー
ステアリング装置は、ステアリングコラムの中間部に配
設した電動モータと減速機によりステアリングシャフト
を駆動するステアリングコラム軸駆動タイプである。
【0021】図1に示すように、ステアリングコラム
は、アッパーコラム1と、このアッパーコラム1に摺動
自在に嵌合したロアーコラム2とからなり、このロアー
コラム2の下側には、ギヤボックス3が配設してある。
【0022】アッパーコラム1内に配した軸受4、およ
びギヤボックス3内に配した軸受6,7により、ステア
リングシャフト10が回転自在に支承してある。このス
テアリングシャフト10は、ステアリングホイール(図
示略)に連結する第1シャフト11と、この第1シャフ
ト11の下側に連結した第2シャフト12とに分割して
ある。第1シャフト11は、中空軸であり、第2シャフ
ト12は、中実軸であって、小径部12aと、中径部1
2bと、大径部12cとからなっている。
【0023】この第2シャフト12の大径部12cの下
側には、継手13を介して駆動軸14が連結してある。
この駆動軸14の外周面には、ウォームホイール15が
設けてあり、このウォームホイール15に、ウォーム1
6が噛合してある。これらウォームホイール15とウォ
ーム16とからなる減速機に、電動モータ(図示略)が
連結してある。
【0024】また、符号5はトルクセンサ用ヘリカルボ
ールスプラインであり、このヘリカルボールスプライン
はナットリングと該ナットリングと駆動軸14との間に
介装されたボールとを含み、駆動軸14の回転をナット
リングの軸方向移動に変換して駆動車のトルクを検出す
るために機能する。
【0025】本第1実施の形態では、第1シャフト11
は、断面が非円形(略太鼓形)に形成してあり、第2シ
ャフト12の小径部12aと中径部12bとは、それぞ
れ、断面が非円形(略太鼓形)であって、第1シャフト
11に略相似形状に形成してある。
【0026】この第1シャフト11の内周面と、第2シ
ャフト12の小径部12aの外周面との間に、天然ゴム
等の弾性体からなる緩衝部材17が設けてある。この緩
衝部材17は、車輪からの振動等を減衰するためのもの
であって、その素材としては、天然ゴム以外にも、合成
ゴム、合成樹脂などであってもよく、振動等を減衰でき
れば、その素材は、限定されない。
【0027】このように構成してあるため、ステアリン
グホイール(図示略)からトルクを伝達する際には、ト
ルクが低い範囲では、図1に示すように、緩衝部材17
が第1シャフト11と第2シャフト12の小径部12a
との間で弾性変形しながら、その変形抵抗によりトルク
を伝達する一方、トルクが所定以上に高い範囲では、第
1シャフト11の内周面に、第2シャフト12の中径部
12bが直接的に係合し、この直接的な係合によりトル
クを伝達している。
【0028】また、第1シャフト11と第2シャフト1
2との間に、緩衝部材17が介装してあるため、この緩
衝部材17により、車輪からの振動やロードノイズ等を
確実に減衰することができ、従来のように、振動等がス
テアリングホイール(図示略)に直接伝わることがな
く、運転者に不快感を与えるといったことがない。
【0029】さらに、この緩衝部材17の特性(例え
ば、厚み、弾性係数、剛性、重量、素材等)を適宜調整
して、ステアリングシャフト10が有する固有振動数を
調整することにより、車輪からの振動によるステアリン
グシャフト10の共振を抑制することができる。したが
って、本第1実施の形態のように、ウォームホイール1
5とウォーム16からなる歯車機構の減速機を用いて、
各歯車の噛合部にバックラッシュを設定している場合で
あっても、従来のように、共振により、各歯車の噛合部
で、「打音」を発生するといったことがない。
【0030】さらに、車両の衝突時等に、コラプス荷重
がステアリングコラム等に作用した場合には、図2に示
すように、アッパーコラム1がコラプスして距離(δ)
だけ収縮する。
【0031】同時に、このコラプス荷重により緩衝部材
17が第1シャフト11の摺動を許容し、第1シャフト
11は、コラプスして距離(δ)だけ収縮する。このよ
うに、1つの緩衝部材17を設けることにより、振動減
衰機構とコラプス機構との2つの機構を設けることがで
き、上記の従来公報のように、2つの機構を別々に設け
る必要がなく、製造コストの高騰を招来するといったこ
とがない。
【0032】次に、図3を参照して、第2実施の形態に
係る車両用電動パワーステアリング装置を説明する。図
3は、本発明の第2実施の形態に係る車両用電動パワー
ステアリング装置用ステアリングコラムを示す縦断面図
である。
【0033】本第2実施の形態に係る車両用電動パワー
ステアリング装置は、電動モータと減速機によりステア
リングギヤボックスの入力軸(ピニオン軸)を駆動する
ピニオン軸駆動タイプ、または、電動モータとボールね
じによりステアリングギヤボックスの操向軸(ラック
軸)を駆動するラック軸駆動タイプである。また、いわ
ゆる腰振りタイプのチルト式ステアリング装置でもあ
る。
【0034】図3に示すように、ステアリングコラム2
0内には、ステアリングシャフト21が回転自在に収納
してあり、このステアリングシャフト21の下端には、
チルト中心を兼ねる自在継手22が設けてある。この自
在継手22に、中間シャフト23を介して、ステアリン
グギヤボックスの入力軸(図示略)に接続するための自
在継手24が設けてある。
【0035】ステアリングコラム20の中間部には、チ
ルトロック機構25が設けてあり、これにより、自在継
手22のチルト中心の廻りに、ステアリングコラム20
およびステアリングシャフト21を所望角度に揺動して
ロックできるようになっている。
【0036】本第2実施の形態では、ステアリングシャ
フト21は、ステアリングホイール(図示略)に連結す
る第1シャフト26と、この第1シャフト26の下側に
連結した第2シャフト27とに分割してある。第1シャ
フト26は、中実軸であって、小径部26aおよび中径
部26bを有しており、第2シャフト27は、中空軸で
ある。
【0037】第1シャフト26の小径部26aと中径部
26bとは、それぞれ、断面が非円形(略太鼓形)に形
成してあり、第2シャフト27は、断面が非円形(略太
鼓形)であって、第1シャフト26に略相似形状に形成
してある。この第1シャフト26の小径部26aの外周
面と、第2シャフト27の内周面との間に、天然ゴム等
の弾性体からなる緩衝部材28が設けてある。
【0038】このように構成してあるため、ステアリン
グホイール(図示略)からトルクを伝達する際には、ト
ルクが低い範囲では、図3に示すように、緩衝部材28
が第1シャフト26の小径部26aと第2シャフト27
との間で弾性変形しながら、その変形抵抗によりトルク
を伝達する一方、トルクが所定以上に高い範囲では、第
1シャフト26の中径部26bに、第2シャフト27の
内周面が直接的に係合し、この直接的な係合によりトル
クを伝達している。
【0039】また、第1実施形態と同様に、緩衝部材2
8により、車輪からの振動やロードノイズ等を確実に減
衰することができ、従来のように、振動等がステアリン
グホイール(図示略)に直接伝わることがなく、運転者
に不快感を与えるといったことがない。
【0040】さらに、第1実施形態と同様に、緩衝部材
28の特性を適宜調整して、車輪からの振動によるステ
アリングシャフト21の共振を抑制することができるた
め、ボールねじによりステアリングギヤボックスの操向
軸(ラック軸)を駆動するラック軸駆動タイプにおい
て、ボールねじ溝に、ある程度の隙間を設定している場
合であっても、従来のように、共振により、ボールねじ
溝と、転動体としてのボールとが衝突等して、「打音」
を発生するといったことがない。
【0041】さらに、車両の衝突時等には、コラプス荷
重により緩衝部材28が第1シャフト26の収縮を許容
し、第1シャフト26は、コラプスして収縮するように
なっているため、第1実施の形態と同様に、1つの緩衝
部材28を設けることにより、振動減衰機構とコラプス
機構との2つの機構を設けることができる。
【0042】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されず、種々変形可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ステアリングホイールに連結する第1シャフトと、この
第1シャフトの下側に連結する第2シャフトとの間に、
緩衝部材が介装してあるため、この緩衝部材により、車
輪からの振動やロードノイズ等を確実に減衰することが
でき、従来のように、振動等がステアリングホイールに
直接伝わることがなく、運転者に不快感を与えるといっ
たことがない。
【0044】また、この緩衝部材の特性(例えば、厚
み、弾性係数、剛性、重量、素材等)を適宜調整して、
ステアリングシャフトが有する固有振動数を調整するこ
とにより、車輪からの振動によるステアリングシャフト
の共振を抑制することができる。したがって、ウォーム
とウォームホイールからなる歯車機構の減速機を用い
て、各歯車の噛合部にバックラッシュを設定している場
合であっても、従来のように、共振により、各歯車の噛
合部で、「打音」を発生するといったことがない。
【0045】さらに、同様に、緩衝部材の特性を適宜調
整して、車輪からの振動によるステアリングシャフトの
共振を抑制することができるため、ボールねじによりス
テアリングギヤボックスの操向軸(ラック軸)を駆動す
るラック軸駆動タイプにおいて、ボールねじ溝に、ある
程度の隙間を設定している場合であっても、従来のよう
に、共振により、ボールねじ溝と、転動体としてのボー
ルとが衝突等して、「打音」を発生するといったことが
ない。
【0046】さらに、上述した緩衝部材の振動減衰機構
に併せて、ステアリングシャフトに所定の摺動荷重が作
用した際、緩衝部材が第1シャフトの摺動を許容するよ
うに構成しているため、1つの緩衝部材を設けることに
より、振動減衰機構とコラプス機構との2つの機構を設
けることができ、上記の従来公報のように、2つの機構
を別々に設ける必要がなく、製造コストの高騰を招来す
るといったことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る車両用電動パワ
ーステアリング装置を示す縦断面図である。
【図2】図1に示した車両用電動パワーステアリング装
置の通常時の縦断面図と、車両の衝突等によるコラプス
時の縦断面図とを比較して示す。
【図3】本発明の第2実施の形態に係る車両用電動パワ
ーステアリング装置を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 アッパーコラム 2 ロアーコラム 3 ギヤボックス 5,トルクセンサ用ヘリカルボールスプライン 4,6,7 軸受 10 ステアリングシャフト 11 第1シャフト 12 第2シャフト 12a 小径部 12b 中径部 12c 大径部 13 継手 14 駆動軸 15 ウォームホイール 16 ウォーム 17 緩衝部材 20 ステアリングコラム 21 ステアリングシャフト 22 自在継手 23 中間シャフト 24 自在継手 25 チルトロック機構 26 第1シャフト 26a 小径部 26b 中径部 27 第2シャフト 28 緩衝部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステアリングホイールの操作力を電動モー
    タの駆動力により増大して車輪を転舵するようにした車
    両用電動パワーステアリング装置において、 ステアリングシャフトを、ステアリングホイールに連結
    する第1シャフトと、この第1シャフトの下側に連結す
    る第2シャフトとに分割して、両者を摺動自在に嵌合
    し、 前記第1シャフトと、前記第2シャフトとの間に、緩衝
    部材を介装すると共に、前記ステアリングシャフトに所
    定の摺動荷重が作用した際、この緩衝部材が前記第1シ
    ャフトの摺動を許容することを特徴とする車両用電動パ
    ワーステアリング装置。
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