JP2001150887A - 転写方法及び化粧材 - Google Patents

転写方法及び化粧材

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JP2001150887A
JP2001150887A JP33559399A JP33559399A JP2001150887A JP 2001150887 A JP2001150887 A JP 2001150887A JP 33559399 A JP33559399 A JP 33559399A JP 33559399 A JP33559399 A JP 33559399A JP 2001150887 A JP2001150887 A JP 2001150887A
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resin
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JP33559399A
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Takashi Iizuka
孝志 飯塚
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 木質系等の柱状基材にウレタン系接着剤層を
設けてラッピング転写する時に、転写層の密着を良くし
て、より低温で転写できる様に転写性を向上させる。ま
た転写シートのブロッキングも起こさない。 【解決手段】 支持体シート1上の転写層2として装飾
層3とアクリル樹脂からなるアクリル系接着剤層4を有
する転写シートSを用意し、一方、柱状基材の2以上の
側面に、この転写シートを転写層を柱状基材側に向け
て、間に硬化型ウレタン樹脂のウレタン系接着剤層を介
して、複数の押圧ローラで各側面毎に順次圧着して初期
接着させ、ウレタン系接着剤層の硬化反応を完了させ転
写層を最終接着させる。支持体シートは初期接着後又は
最終接着後に剥離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリウレタン系樹
脂の接着剤を用いたラッピング転写において、特に木質
系等の柱状基材に対して良好な転写が得られる転写方法
と、その結果得られる化粧材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被転写面が非平面の場合の転写方
法として、例えば、特開平5−330013号公報で
は、木質系の柱状基材の複数の側面に、2液硬化型ウレ
タン樹脂系接着剤を塗工し、その上に複数の押圧ローラ
にて、転写シートを各側面に順次圧着して転写する、い
わゆるラッピング転写技術が提案されている。その際、
転写シートの転写層と、柱状基材上の接着剤層との初期
接着が不十分であると、接着剤が完全に硬化する以前
に、転写シートが復元力によって、接着剤層から浮いて
しまい転写不良を生じる。これを改善する為、転写シー
トの側へも接着剤層を設ける場合もあった。
【0003】ところで、被転写体が木質系の場合に於い
て、転写シートの転写層として設ける接着剤層の樹脂と
しては、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系樹脂、及
び、ポリアミド系樹脂を用いることは、従来より行われ
ていた。例えば、特公平7−436号公報では、接着剤
層にポリアミド系樹脂を用いる事を提案し、また、実公
昭59−14216号公報では接着剤層に酢酸ビニル系
樹脂、塩化ビニル系樹脂を用いる事を提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、柱状基
材側にポリウレタン系樹脂の接着剤層を設けるラッピン
グ転写の場合、転写層側の接着剤層の樹脂にポリアミド
系樹脂を用いると、柱状基材側上のウレタン系接着剤層
へ良く密着せず転写性、特に低温での転写性が十分で無
く、安定して転写できなかった。一方、転写層に設ける
接着剤層の樹脂に、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系
樹脂を用いた場合では、低温転写性は良いが、乾燥性が
悪く、溶剤乾燥が不十分なまま転写シートを巻き取った
り積み重ねたりすると、転写シートが層間で接着する不
良、すなわち、ブロッキングが発生し易くなる。
【0005】そこで、本発明の課題は、木質系の柱状基
材にポリウレタン系樹脂の接着剤を施してラッピング転
写する場合に、転写性が良く、また用いる転写シートに
ブロッキングも発生しない様にできる転写方法と、また
その結果得られる化粧材を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
すべく、本発明の転写方法では、剥離性を有する支持体
シート上に、少なくとも装飾層と接着剤層とを転写層と
して順次積層した転写シートとして、該接着剤層がアク
リル樹脂からなる転写シートを用意し、一方、柱状基材
の少なくとも2以上の側面に、前記転写シートを転写層
が柱状基材側を向く様にして、間に硬化型ウレタン樹脂
のウレタン系接着剤層を介して、複数の押圧ローラを用
いて、各側面毎に順次圧着し、初期接着させ、而る後
に、ウレタン系接着剤層の硬化反応を完了させて転写層
を最終接着させ、そして、初期接着後又は最終接着後、
支持体シートを剥離する様にした。
【0007】この様にして転写することで、被転写基材
側に設けたウレタン系接着剤層に対して転写層の密着が
良くなって、特に低温での転写性が向上し、支持体シー
ト剥離前に転写層が転写シートごと柱状基材から浮くこ
とも無く、安定して転写できる様になる。しかも、使用
する転写シートはブロッキングの発生も無く使い易い。
なお、ウレタン系接着剤層を転写層側に設けた場合で
も、転写層とウレタン系接着剤層との密着は良くなる。
【0008】また、本発明の転写方法は、上記転写方法
に於いて、上記押圧ローラが表面に所望の凹凸模様と同
形状逆凹凸を形成してなるエンボスローラとなってお
り、該押圧ローラによる圧着と同時に、少なくとも転写
層上に凹凸模様をエンボスする様にした。
【0009】この様にすることで、押圧ローラによる圧
着と同時に、支持体シートを通して、転写層、或いは転
写層とウレタン系接着剤層の両層に凹凸模様をエンボス
加工により賦形する事も出来る。
【0010】また、本発明の化粧材は、柱状基材の少な
くとも2以上の側面上に、架橋硬化したウレタン系接着
剤層、アクリル樹脂からなるアクリル系接着剤層、装飾
層を順次積層してなる構成とした。この様な構成とする
ことで、化粧材を上記本発明の転写方法により得る事が
できるので、上記転写方法の利点を享受でき、製造し易
い化粧材となる。
【0011】また、本発明の化粧材は、上記構成に対し
て、装飾層上に、更に表面保護層を積層してなる構成と
した。この結果、耐擦傷性等の表面物性に優れた化粧材
となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の転写方法及び化粧
材について、図面を参照しながら実施の形態を説明す
る。
【0013】〔転写シートの概要〕先ず、図1は、本発
明で使用する転写シートの一例を示す断面図であるが、
転写シートSとしては、支持体シート1上の転写層2と
して、少なくとも、装飾層3とアクリル樹脂からなるア
クリル系接着剤層4とを有する。なお、支持体シート1
としては例えばその構成要素として、図2に例示の転写
シートSの如く、転写層側に凹凸模様賦形層1bや離型
層等を設けても良い。一方、転写層2としては、剥離層
5等を設けても良い。なお、装飾層3は、図2に例示の
如く、柄パターンを表現する為に部分的に形成される柄
パターン層3aと、全ベタ柄を表現する為の全ベタ層3
bとを併用する事が多い。
【0014】〔支持体シート〕支持体シート1として
は、該シート上に転写までのあいだ支持しておく転写層
との剥離性が良ければ特に制限は無く、従来公知の物の
中から用途に応じて選択すれば良い。例えば、支持体シ
ートには、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレン
テレフタレート、エチレン−テレフタレート−イソフタ
レート共重合体、ポリエステル系熱可塑性エラストマー
等の熱可塑性ポリエステル樹脂、ポリプロピレン、ポリ
エチレン、ポリメチルペンテン、エチレン−プロピレン
共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン3元共重合
体、オレフィン系熱可塑性エラストマー等のポリオレフ
ィン系樹脂、塩化ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体、アクリ
ル樹脂、ポリアミド樹脂等の樹脂フィルム(シート)、
或いは上質紙、薄葉紙等にポリオレフィン系樹脂やシリ
コーン樹脂の離型層を積層した塗工紙、グラシン紙、硫
酸紙等の紙、等による単層体又は積層体を用いる。支持
体シートの厚さは、通常20〜200μm程度である。
【0015】なお、支持体シートには必要に応じ、転写
層側に転写層との剥離性を向上させる為、支持体シート
の構成要素として離型層を設けても良い。離型層として
は、例えば、シリコーン樹脂、メラミン樹脂、ポリアミ
ド樹脂、ウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂、ワックス
等の単体又はこれらを含む混合物が用いられる。具体的
には、例えば、ポリエステル樹脂とメラミン樹脂の混合
樹脂に、好ましくはパラトルエンスルホン酸を添加した
もの等は好ましい。また、剥離性の調整の為に、支持体
シートの転写層側の面にコロナ放電処理、オゾン処理等
を行っても良い。
【0016】また、上記離型層をシルクスクリーン印刷
等で盛り上げ印刷して部分的に設けて支持体シートの転
写層側の面を凹凸面としたり、或いは離型層自体の表面
を凹凸面として、凹凸模様賦形層としても良い(図2の
符号1b参照)。凹凸模様賦形層を設けたり、或いは支
持体シート自体のエンボス加工等によって、支持体シー
トの転写層側の面に凹凸模様を設ければ、転写後の転写
層表面に砂目、梨地、木目(導管柄等)等の凹凸模様を
賦形できる。なお、離型層表面を凹凸面とするには、エ
ンボス加工、サンドブラスト加工等の公知の方法で凹凸
面とすれば良い。
【0017】〔装飾層〕装飾層3としては特に限定は無
い。従来公知のもので良い。例えば、装飾層は、グラビ
ア印刷、シルクスクリーン印刷、オフセット印刷、イン
キジェットプリント等の従来公知の方法、材料で絵柄等
を印刷した絵柄層、アルミニウム、クロム、金、銀等の
金属を公知の蒸着法等を用いて部分的或いは全面に形成
した金属薄膜層等であり、用途に合わせたものを用い
る。絵柄は、例えば、木目模様、石目模様、布目模様、
タイル調模様、煉瓦調模様、皮絞模様、文字、幾何学模
様、全面ベタ等である。なお、絵柄層用インキは、一般
的なインキ同様に、バインダー等からなるビヒクル、顔
料や染料等の着色剤、これに適宜加える各種添加剤から
なる。バインダーの樹脂には、アクリル樹脂、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル樹脂、セルロー
ス系樹脂、ウレタン樹脂等の単体又はこれらを含む混合
物を用いる。着色剤としては、チタン白、カーボンブラ
ック、弁柄、黄鉛、群青等の無機顔料、アニリンブラッ
ク、キナクリドン、イソインドリノン、フタロシアニン
ブルー等の有機顔料、アルミニウム箔粉、二酸化チタン
被覆雲母の箔粉等の光輝性顔料、或いはその他染料等を
用いる。
【0018】〔アクリル系接着剤層〕アクリル系接着剤
層4は、アクリル樹脂で形成する接着剤層であり、転写
層2の一構成要素である。特に、この接着剤層に本発明
ではアクリル樹脂を使用することで、柱状基材側に施す
ウレタン系接着剤層に対して、転写層の密着(特に初期
密着)が良くなって、特に低温での転写性が向上し、安
定して転写できる様になる。しかも、転写層側のこの接
着剤層に、上記特定樹脂を使用することで、転写シート
を保存時に、ブロッキングが発生する事も無い。
【0019】上記アクリル樹脂は、アクリル系モノマー
の重合体であり、例えば、ポリメチル(メタ)アクリレ
ート、ポリブチル(メタ)アクリレート、メチル(メ
タ)アクリレート−ブチル(メタ)アクリレート共重合
体、メチル(メタ)アクリレート−エチル(メタ)アク
リレート共重合体等のアクリル樹脂、或いは、メチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
ブチル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリ
レート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート等と、2
−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロ
キシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート等
の分子中に水酸基を有する(メタ)アクリル酸エステル
とを共重合させて得られるアクリルポリオール等のアク
リル樹脂等である。これらアクリル樹脂は、1種又は2
種以上混合して使用する。なお、(メタ)アクリレート
とは、アクリレート又はメタクリレートの意味である。
【0020】また、上記アクリル樹脂としては、ガラス
転移温度が50〜100℃で、質量平均分子量が30,
000〜90,000程度のものが、接着性の点で好ま
しい。ガラス転移温度が低すぎると転写後の転写層の接
着性の耐熱性が低下し、ガラス転移温度が高すぎると
(特に低温での)初期密着力が不足し、転写性が低下
し、転写層が十分に密着せず転写不良を生じ易くなる。
また、質量平均分子量が小さすぎると加熱軟化時の粘度
が低くなり過ぎて転写層が熱融着し難くなり、逆に質量
平均分子量が高すぎても加熱軟化時に粘度が高くなり過
ぎて熱融着し難くなる。
【0021】アクリル系接着剤層の厚さは特に制限は無
いが、通常1〜20μm程度である。なお、接着剤層の
形成は、ロールコート、グラビア印刷等の公知の塗工法
又は印刷法で形成すれば良い。
【0022】〔剥離層〕なお、転写層2としては、図2
で例示の転写シートSの如く、必要に応じて適宜、剥離
層5を支持体シートに接する様に設けても良い。剥離層
は、支持体シートと転写層との剥離性を調整する為、ま
た、転写後の転写層の表面保護の為、転写後の転写層上
に表面保護層を塗工形成時の塗工適性向上の為、等に設
ける。剥離層には、例えば、上記絵柄層用インキのバイ
ンダーに用いる樹脂等が用いられる。剥離層は装飾層同
様に従来公知の印刷法やロールコート等の塗工法で形成
する。なお、この剥離層は転写層の一構成要素であり、
転写時に転写層の一部として柱状基材側に転写され、転
写層の表面を被覆する。
【0023】〔柱状基材〕柱状基材Bとしては、本発明
では木質材、金属、セラミックス、樹脂、非セラミック
ス窯業系材料等の各種材質の基材で、ラッピング転写法
によって転写層を転写できる断面形状を有する柱状の基
材であれば良く、その材質及び断面形状は特に限定はな
い。例えば、断面形状は、凸多角形状、凹多角形状、円
形状、長円形状、方形形状等である。なお、断面形状が
長方形の一形態が板材である。ラッピング転写法に於け
る板材では、その主平面(一番広い面積の面であり、こ
れも一つの側面である)以外に少なくとも一つの他の側
面も被転写面となる。また、柱状基材に用いる材料のう
ち木質材としては、その木材種は、例えば、杉、松、
檜、樫、ラワン、チーク、メラピー等である。柱状基材
の形態は、単板、合板、木質中密度繊維板(MDF)等
の木質繊維板、パーティクルボード、集成材等である。
また、金属としては、鉄、又は炭素鋼、ステレンス鋼等
の鉄合金、アルミニウム、又はジュラルミン等のアルミ
ニウム合金、銅、チタン等である。セラミックスとして
は、陶器、磁器、硝子、琺瑯等である。樹脂としては、
塩化ビニル樹脂、ポリオレフィン系樹脂、フェノール樹
脂等である。非セラミックス窯業系材料としては、セメ
ント、パルプセメント、ALC(軽量気泡コンクリー
ト)、GRC(硝子繊維強化コンクリート)、ケイ酸カ
ルシウム等である。なお、柱状基材には、必要に応じ、
ウレタン系接着剤層を施す前に、公知の目止め処理、シ
ーラー処理、着色塗装処理等を施しても良い。
【0024】〔ウレタン系接着剤層〕ウレタン系接着剤
層Aは、転写シートを柱状基材に接触させる前に予め柱
状基材Bの被転写面にウレタン系接着剤を施して形成す
る接着剤層であり、硬化型ウレタン樹脂を用いて形成す
る。もちろん、転写シートがこのウレタン系接着剤層に
接触する時は、ウレタン系接着剤層の硬化は完了してな
い。なお、このウレタン系接着剤層は、転写シートのア
クリル系接着剤層上に形成しても良い。この場合でも、
転写層とウレタン系接着剤層との密着は良くなる。
【0025】このウレタン系接着剤層に用いる硬化型ウ
レタン樹脂としては、2液硬化型ウレタン樹脂、又は1
液湿気硬化型ウレタン樹脂等が使用できる。
【0026】上記2液硬化型ウレタン樹脂は、ポリオー
ルを主剤とし、イソシアネートを架橋剤(硬化剤)とす
るウレタン樹脂である。ポリオールとしては、分子中に
2個以上の水酸基を有するもので、例えばポリエチレン
グリコール、ポリプロピレングリコール、アクリルポリ
オール、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオ
ール、ポリカーボネートポリオール、ポリウレタンポリ
オール等が用いられる。また、イソシアネートとして
は、分子中に2個以上のイソシアネート基を有する多価
イソシアネートが用いられる。例えば、2,4−トリレ
ンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、4,
4′−ジフェニルメタンジイソシアネート等の芳香族イ
ソシアネート、或いは、1,6−ヘキサメチレンジイソ
シアネート、イソホロンジイソシアネート、水素添加ト
リレンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジ
イソシアネート等の脂肪族(乃至は脂環式)イソシアネ
ート、或いはまた、上記各種イソシアネートの付加体、
又は多量体を用いる事もできる。例えば、トリレンジイ
ソシアネートの付加体、トリレンジイソシアネート3量
体(trimer)等がある。
【0027】また、これらのイソシアネートをブロック
化したブロックイソシアネートとして用い、転写時の熱
により、ブロックを解除して反応を開始させる様にして
も良い。ブロックイソシアネートは、上記イソシアネー
トを、アルコール類、フェノール類、アミン類等のブロ
ック剤と一時的に反応させ、イソシアネート基の反応性
を阻止(ブロック)した化合物である。通常、ブロック
剤の解離温度を適度な温度領域まで低下させる為に、解
離触媒として、金属石鹸、アミン類等の公知の物を用い
る。
【0028】また、上記1液湿気硬化型ウレタン樹脂
は、分子末端にイソシアネート基を有するプレポリマー
を必須成分とする組成物である。前記プレポリマーは、
通常は分子両末端に各々イソシアネート基を1個以上有
するポリイソシアネートプレポリマーであり、常温で固
体の熱可塑性樹脂の状態にあるものである。イソシアネ
ート基同士が空気中の水分により反応して鎖延長反応を
起こして、その結果、分子鎖中に尿素結合を有する反応
物を生じて、この尿素結合に更に分子末端のイソシアネ
ート基が反応して、ビウレット結合を起こして分岐し、
架橋反応を起こす。分子末端にイソシアネート基を有す
るプレポリマーの分子鎖の骨格構造は任意であるが、具
体的には、ウレタン結合を有するポリウレタン骨格、エ
ステル結合を有するポリエステル骨格、ポリブタジエン
骨格等である。適宜これら1種又は2種以上の骨格構造
を採用する。なお、分子鎖中にウレタン結合がある場合
は、このウレタン結合とも末端イソシアネート基が反応
して、アロファネート結合を生じて、このアロファネー
ト結合によっても架橋反応を起こす。
【0029】なお、ウレタン系接着剤層Aを柱状基材B
の被転写面に形成するには、ロールコート、スプレーコ
ート等の従来公知の塗工法等の形成法で形成すれば良
い。ウレタン系接着剤層の厚さは特に制限は無いが、通
常5〜100μm程度である。
【0030】〔ラッピング転写〕柱状基材に転写シート
を積層後、その支持体シートを剥離して転写層を柱状基
材に転写する為には、所謂ラッピング転写法によって行
う。すなわち、柱状基材の少なくとも2以上の側面に、
転写シートを転写層が柱状基材側を向く様にして、複数
の押圧ローラを用いて各側面毎に順次圧着して、初期接
着させた後、支持体シートを剥離する転写方法である
(特公昭59−51900号公報、特開平5−3300
13号公報、特公平3−2666号公報等参照)。
【0031】この際、本発明による転写方法では、柱状
基材と転写シートとの間に硬化型ウレタン樹脂のウレタ
ン系接着剤層を介して、転写シートを柱状基材に積層し
て初期接着させた後、ウレタン系接着剤層の硬化反応を
完了させて転写層を最終接着させる。そして、支持体シ
ートの剥離は、ウレタン系接着剤層の初期接着後又は最
終接着後どちらでも良いが、生産性の点では、好ましく
は初期接着後(で最終接着前)である。こうすれば、支
持体シート剥離後の半製品とした状態でウレタン系接着
剤層の硬化反応を進めて完結させる事ができたり、或い
は、支持体シート剥離後に転写された転写層上に更に表
面保護層を塗工形成する等するときに、その後工程の時
間を有効利用してウレタン系接着剤層の硬化反応を完結
させることで、ウレタン系接着剤層に専用の硬化完結工
程を省略することもできる。
【0032】ここで、斜視図で示す図3の概念図を用い
て、ラッピング転写法について説明しておく。なお、図
3で例示するラッピング転写法の一形態では、押圧ロー
ラ(ラッピングローラ)11a〜11dで転写シートS
を柱状基材Bの転写を必要とする複数の各側毎に順次加
圧積層後、距離を隔てて、支持体シートが剥離可能な程
度にまで転写層と柱状基材との接着力が十分に発現した
段階(初期接着完了段階)で、剥離ローラ12a〜12
cで支持体シートを剥離する様な形態である。もちろ
ん、押圧ローラで積層直後に初期接着が得られておれ
ば、支持体シートの剥離は押圧ローラを剥離ローラとし
て圧開放直後に行っても良い。また、支持体シートの剥
離は手作業で行っても良い。
【0033】図3に於いては、柱状基材Bを、複数の送
りローラ13上に載置して、柱状基材の長手方向(矢印
方向)に搬送し、柱状基材の搬送速度に同調した速度
で、転写シートSを柱状基材に対して供給し、押圧ロー
ラ11a〜11dによって転写シートの柱状基材の2以
上の複数の側面への積層を、柱状基材の長手方向に略直
交又は直交する方向に向かって、小面積毎に段階的に行
う。同図では柱状基材Bの転写すべき複数の各側面は、
該各側面からなる断面が折れ線形状となる様な面であ
り、各側面は各々単一の平面を成すので、各側面毎にぞ
れぞれ専用の円筒状の押圧ローラを用いる。押圧ローラ
による転写シートの柱状基材への積層は、押圧ローラ1
1a、押圧ローラ11b、押圧ローラ11c、押圧ロー
ラ11dの順で転写シートを積層する事で、隣接する側
面に対して小面積毎に順番に、各側面単位で行われる。
なお、押圧ローラ(或いは剥離ローラも)は、柱状基材
に対し図面手前側に設けた分のみを図示簡略化の為に表
示してある。そして、転写シートが積層され初期接着
後、同図では剥離ローラ12a〜12cによって、転写
シートSの支持体シート1のみを剥離すれば、転写層2
の転写は一応完了する。
【0034】押圧ローラは、通常、金属ローラ、セラミ
ックローラ、或いは金属製の軸芯表面にゴムを被覆して
なるゴムローラを用いる。また、剥離ローラも同様であ
るが、表面が金属の金属ローラも用いる。なお、押圧ロ
ーラの形状は、図3の如く円筒状のものの他、特公昭6
1−5895号公報記載の如き、ローラの側面視形状が
押圧すべき面の断面形状と合致した形状のもの等を用い
ても良い。
【0035】また、押圧ローラ11a〜11dの表面に
所望の凹凸模様と同形状逆凹凸の形状の凹凸を形成して
おくことにより、該押圧ローラによる圧着と同時に、支
持体シートを通して、転写層、或いは転写層とウレタン
系接着剤層の両層に、凹凸模様をエンボス賦形すること
も出来る。凹凸模様としては、木目導管溝、砂目、ヘア
ライン等である。
【0036】なお、図3に例示の形態では、転写シート
Sについて、該転写シートを柱状基材Bへ積層する時
に、その支持体シートを軟化させたり、アクリル系接着
剤層を加熱活性化させたりする為に、熱風、赤外線輻
射、誘電加熱等を使用したシート予熱フード14で、転
写シートSを押圧ローラに供給直前に予熱出来る様にし
てある。特に、押圧ローラをエンボスローラとしても兼
用する場合には、この様な予熱を行う事が、凹凸模様の
エンボスを容易にする上で好ましい。また、同様に、柱
状基材Bについても転写シートが積層される時に、柱状
基材にウレタン系接着剤層を形成できる様に、塗工機や
熱風乾燥炉等からなる接着剤塗工ブース15(詳細は図
示略)を、柱状基材に転写シートが積層される直前に設
けてあり、ウレタン系接着剤層を塗布し、また該接着剤
層中の溶剤分の乾燥や接着力の活性化、或いは柱状基材
の予熱等も、出来る様にしてある。
【0037】そして、転写シート積層後、同図では、剥
離ローラ12a〜12cによって、転写シートSの支持
体シート1のみを剥離すれば、転写は一応完了する。後
は、ウレタン系接着剤層の硬化が未完了のときは、養生
する等して硬化反応を完了させて、該接着剤層を架橋硬
化物とする。
【0038】〔化粧材〕本発明の化粧材は、好適には、
上記の如きラッピング転写法による転写方法にって得る
事ができる化粧材である。すなわち、図4の断面図で示
す化粧材Dの如く、柱状基材Bの少なくとも2以上の側
面上に、架橋硬化したウレタン系接着剤層A、アクリル
樹脂からなるアクリル系接着剤層4、装飾層3を順次積
層してなる構成の化粧材である。また、更に図5の断面
図で示す化粧材Dの如く、装飾層3の上に表面保護層6
を積層した構成としても良い。なお、図4に例示の化粧
材Dに於ける各層については、既に説明したので、ここ
では説明は省略する。
【0039】〔表面保護層〕表面保護層6は、好適には
ラッピング転写法で転写形成される装飾層3を被覆する
無色透明又は着色透明な層であり、塗装感等の意匠性付
与や、装飾層保護等の為に適宜設ける。表面保護層に用
いる樹脂には特に制限は無く、例えば、アクリル樹脂、
フッ素樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂等を、単
体又は混合物として用いる。また、表面保護層中には、
ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系等の紫外線吸
収剤、ヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤等の光安定
剤、シリカ、球状α−アルミナ等の粒子からなる減摩
剤、ワックス等の滑剤、着色顔料、体質顔料等を含有さ
せても良い。表面保護層はスプレーコート等の従来公知
の塗工法で形成する。表面保護層の厚さは特に制限は無
いが、通常1〜100μm程度である。
【0040】〔発明に係わる物品の用途〕本発明の転写
方法で得られる転写製品、及び本発明の化粧材なる物品
の用途は特に制限は無い。例えば、窓枠、扉、手摺、敷
居、鴨居等の建具、壁面、天井、床等の建築物内装材、
外壁、塀、屋根、門扉、破風板等の外装材、箪笥等の家
具、或いはテレビ受像機等の弱電・OA機器のキャビネ
ット、自動車、電車、航空機、船舶等の乗物内装材、小
物入れ等の容器等として用いる。
【0041】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例によって、
更に具体的に説明する。なお、文中、「部」及び「%」
とあるのは、全て質量基準である。
【0042】〔実施例1〕図2の如き転写シートSとし
て、厚さ25μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレー
トフィルムからなる支持体シート素材1aの片面に、ポ
リエステル樹脂とメラミン樹脂との混合樹脂100部に
対して硬化触媒としてパラトルエンスルホン酸4部を添
加したインキをグラビア印刷して、木目導管柄の凹凸模
様賦形層1bをパターン状に形成して、支持体シート素
材1a及び凹凸模様賦形層1bとからなる支持体シート
1とした。そして、この支持体シート1の凹凸模様賦形
層1bの側の面に、アクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体との1対1質量比の混合樹脂からなるイン
キをグラビア塗工して剥離層5を形成し、次いで、装飾
層3として、バインダーの樹脂は上記剥離層と同じで、
着色剤としてイソインドリノン、キナクリドン及びカー
ボンブラックを用いた着色インキで、木目柄の柄パター
ン層3aをグラビア印刷し、引き続き、バインダーの樹
脂は前記剥離層と同じで着色剤として、チタン白、キナ
クリドン及びイソインドリノンを用いた着色インキで全
ベタ層3bをグラビア印刷で全面に形成した。次に、ア
クリル系接着剤層4として、ガラス転移温度50℃で質
量平均分子量60,000のポリメタクリル酸メチルの
アクリル樹脂からなる接着剤を塗布量10g/m2 グラ
ビア塗工して形成した。そして、図2の如き、支持体シ
ート1上に転写層2として、剥離層5、柄パターン層3
aと全ベタ層3bからなる装飾層3、アクリル系接着剤
層4をこの順に積層した構成の転写シートSを用意し
た。
【0043】次に、図3の概念図で示した様なラッピン
グ転写法によって、上記転写シートSを柱状基材Bに転
写した。柱状基材BとしてはMDF(木質中密度繊維
板)を用いた。そして、この柱状基材の転写すべき複数
の側面に、上記転写シートを積層する直前に、1液湿気
硬化型ウレタン樹脂系接着剤(未硬化状態で熱可塑性固
体のもの。日本エヌエスシー株式会社製、70−731
0)を塗工温度60℃で40g/m2 塗工して、ウレタ
ン系接着剤層を形成した。
【0044】そして引き続き、鉄芯の表面をJIS硬度
70°のシリコーンゴムで被覆し加熱した押圧ローラに
よって、柱状基材B上のウレタン系接着剤層の上に前記
転写シートSを積層した。なお、転写温度(積層時の押
圧ローラの表面温度)は、表1の如く、120℃〜22
0℃まで20℃刻みで変化させて行った。この後、表面
をクロムメッキした鉄ローラからなる剥離ローラによっ
て、支持体シートの剥離を行った。この結果、図4の如
き層構成の本発明の化粧材Dが得られた。
【0045】更に、表面物性の確保と表面艶の調整の為
に、2液硬化型ウレタン樹脂系の塗液をスプレー塗装と
して表面保護層を全面に形成した。この結果、図5の如
き層構成の本発明の化粧材Dが得られた。
【0046】〔比較例1〕実施例1に於いて、転写層の
接着剤層であるアクリル系接着剤層4に用いた接着剤の
樹脂を、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体に代えた他
は、実施例1と同様にして転写シートを作製した。そし
て、実施例1と同様にして、ラッピング転写による化粧
材の作製を試みた。
【0047】〔比較例2〕実施例1に於いて、転写層の
接着剤層であるアクリル系接着剤層4に用いた接着剤の
樹脂を、ポリアミド樹脂に代えた他は、実施例1と同様
にして転写シートを作製した。そして、実施例1と同様
にして、ラッピング転写による化粧材の作製を試みた。
【0048】〔性能評価〕転写シートの状態に於ける耐
ブロッキング性、転写性(支持体シート剥離後の転写層
の柱状基材への密着性)について、次の様にして評価し
た。評価結果は表1に示す。
【0049】耐ブロッキング性:転写シートを縦横各
5cmの正方形に切り出して得た試験片2枚を、互いに
一方の転写層のアクリル系接着剤層が他方の支持体シー
トに接する様にして重ねて、水平面の載せる。その後、
2kgの重しによる荷重が試験片の全面に加わる様にし
てかけた後、40℃のオーブン中に3日間放置する。そ
の後、室温20℃まで冷却し、荷重を解き、2枚の試験
片を剥がす。そして、転写層が他方の試験片の支持体シ
ートへ転移(ブロッキング)したか否かを、目視で確認
した。ブロッキングが全く無いものは良好「○」、若干
でもブロッキング有るものは不良「×」とした。
【0050】転写性:各転写温度で転写した転写物
(表面保護層形成前の物)について、転写層の柱状基材
への密着性をセロハンテープ密着性試験で評価した。す
なわち、転写後の転写層表面に、セロハン粘着テープ
(ニチバン株式会社製、「セロテープ」(登録商標)2
4mm幅、産業用)を貼り付けた後、爪で該テープ表面
を擦り、その後、室温20℃に於いて、貼り付け面に対
して角度90度でセロハン粘着テープテープを剥がす。
そして、転写層の剥離が全く無いものを良好「○」、若
干転写層の剥離が有るものをやや良好「△」、転写層の
剥離が大きいものを不良「×」とした。また、転写層が
全て剥離して密着しなかったものは「××」とした。
【0051】
【表1】
【0052】表1の如く、耐ブロッキング性は、接着剤
層に塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体を用いた比較例1
は劣るが、接着剤層にアクリル樹脂を用いた実施例1
と、ポリアミド樹脂を用いた比較例2では良好である。
しかし、比較例2の転写性は、転写温度が200℃以上
でなければ良好にならない。これに対して、実施例1で
は、転写温度が180℃まで下がっても若干剥離はある
もののほぼ良好で、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体を
用いた比較例1と同等の転写性が得られており、実施例
1は低温での転写性が比較例2よりも優れていることが
分かる。
【0053】
【発明の効果】本発明の転写方法によれば、被転写基
材側に設けたウレタン系接着剤層に対して転写層の密着
が良くなって、特に低温での転写性が向上し、安定して
転写できる様になる。しかも、使用する転写シートはブ
ロッキングの発生も無く使い易い。なお、ウレタン系接
着剤層を転写層側に設けた場合でも、転写層とウレタン
系接着剤層との密着は良くなる。 更に押圧ローラの表面を凹凸としてエンボスローラを
兼用させれば、押圧ローラによる圧着と同時に、支持体
シートを通して転写層上に凹凸模様を賦形できる。 本発明の化粧材によれば、上記の如き転写方法を利用
して得る事ができるので、上記転写方法の利点を享受で
きる。 更に装飾層の上に表面保護層を設けた構成の化粧材と
すれば、耐擦傷性等の表面物性に優れた化粧材となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の転写方法で使用し得る転写シートの一
例を示す断面図。
【図2】本発明の転写方法で使用し得る転写シートの別
の一例を示す断面図。
【図3】本発明の転写方法(ラッピング転写法)をその
一形態で概念的に説明する概念図。
【図4】本発明の化粧材の一形態を示す断面図。
【図5】本発明の化粧材の別の形態を示す断面図。
【符号の説明】
1 支持体シート 1a 支持体シート素材 1b 凹凸模様賦形層 2 転写層 3 装飾層 3a 柄パターン層 3b 全ベタ層 4 接着剤層(アクリル系接着剤層) 5 剥離層 6 表面保護層 11a〜11d 押圧ローラ 12a〜12c 剥離ローラ 13 送りローラ 14 シート予熱フード 15 接着剤塗工ブース A 接着剤層(ウレタン系接着剤層) B 柱状基材 D 化粧材 S 転写シート
フロントページの続き Fターム(参考) 3B005 FC04Z FC06Z FF08 FG04X FG08Z FG09Z GA04 GB01 GC08 GD05 4F100 AB01 AK01E AK25B AK51G AP00 AR00A AR00B AR00C AS00E AT00D BA03 BA04 BA07 BA10B BA10C BA10D CB02 DD01 EC042 EJ082 EJ303 EJ402 GB08 HB00A HB21 JK06 JL11B JL14C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剥離性を有する支持体シート上に、少な
    くとも装飾層と接着剤層とを転写層として順次積層した
    転写シートとして、該接着剤層がアクリル樹脂からなる
    アクリル系接着剤層である転写シートを用意し、 一方、柱状基材の少なくとも2以上の側面に、前記転写
    シートを転写層が柱状基材側を向く様にして、間に硬化
    型ウレタン樹脂のウレタン系接着剤層を介して、複数の
    押圧ローラを用いて、各側面毎に順次圧着し、初期接着
    させ、 而る後に、ウレタン系接着剤層の硬化反応を完了させて
    転写層を最終接着させ、 そして、初期接着後又は最終接着後、支持体シートを剥
    離する転写方法。
  2. 【請求項2】 上記押圧ローラが表面に所望の凹凸模様
    と同形状逆凹凸を形成してなるエンボスローラとなって
    おり、該押圧ローラによる圧着と同時に、少なくとも転
    写層上に凹凸模様をエンボスする、請求項1記載の転写
    方法。
  3. 【請求項3】 柱状基材の少なくとも2以上の側面上
    に、架橋硬化したウレタン系接着剤層、アクリル樹脂か
    らなるアクリル系接着剤層、装飾層を順次積層してなる
    化粧材。
  4. 【請求項4】 装飾層上に、更に表面保護層を積層して
    なる請求項3記載の化粧材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007245647A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Dainippon Printing Co Ltd インサート成形用加飾シート

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