JP2001150522A - ポリエステル容器及びその製造方法 - Google Patents

ポリエステル容器及びその製造方法

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JP2001150522A JP33567399A JP33567399A JP2001150522A JP 2001150522 A JP2001150522 A JP 2001150522A JP 33567399 A JP33567399 A JP 33567399A JP 33567399 A JP33567399 A JP 33567399A JP 2001150522 A JP2001150522 A JP 2001150522A
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    • B65D1/00Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
    • B65D1/02Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
    • B65D1/0223Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by shape

Abstract

(57)【要約】 【課題】耐熱性に優れ、食品、飲料等を充填・密封後に
高温でレトルト殺菌処理を行うことが可能であり、上記
レトルト殺菌処理を行っても容器の底部の熱収縮による
変形及び白化を生じない高耐熱性を有するポリエステル
容器及びその製造方法を提供する。 【解決手段】胴部と底部がヒートセットされたポリエス
テル容器であって、少なくとも容器の底部が、DSC曲
線上で150℃以上、融解開始点以下に吸熱ピークを有
するようにポリエステル容器を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、ポリエチレンテレタフ
ート等のポリエステル樹脂から成るプリフォームを二軸
延伸ブロー成形することによって得られるポリエステル
容器に関し、特に、ベビーフード等の食品、或いはミル
ク入りコーヒー等の飲料を充填・密封後、レトルト殺菌
を行うポリエステル容器及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】 ポリエチレンテレタレート等のポリエ
ステル樹脂から成るプリフォームを、ガラス転移点(T
g)以上で熱結晶化温度以下に加熱した後、二軸延伸ブ
ロー成形を行って広口の瓶状とした、或いはボトル状と
したポリエステル容器は、透明性、耐衝撃性、ガスバリ
ヤー性等に優れ、各種の食品、調味料、飲料等に広く採
用されている。しかしながら、二軸延伸ブロー成形時に
結晶化を行うと共に、上記成形時のひずみを除去する結
晶化温度以上のヒートセットを、上記二軸延伸ブロー成
形後に行わないと、ポリエステル容器は耐熱性がなく、
70℃以上の温度条件下では熱収縮によって著しく変形
する。このため、耐熱性を付与するため、ポリエステル
樹脂から成るプリフォームの口部を適宣加熱によって結
晶化させ、上記プリフォームを金型温度が140℃前後
の金型により二軸延伸ブロー成形してヒートセットする
方法が採用されているが、上記方法による容器は、例え
ば、120℃で20〜50分のレトルト殺菌を行うと、
容器の底部が収縮して上記底部に変形を生じ、或いはそ
の変形が容器本体の底部近傍にまで及んで上記容器本体
に変形を生じると共に底部が白化する。
【0003】一方、特開平9−216275号公報に例
示されるように、口部を白化処理したプリフォームを1
00〜120℃に加熱し、前記温度よりも高い一次ブロ
ー成形金型により一次中間成形品とし、次いで、上記一
次中間品を200〜235℃に加熱して熱収縮させて二
次中間品とした後、上記加熱を利用して、上記二次中間
品を二軸延伸ブロー成形すると共に容器本体を熱固定し
て容器とすることが提案されているが、底部の延伸とヒ
ートセットが十分に行われていないため、同様に、12
0℃で30分のレトルト殺菌を行うと、容器の底部が部
分的に白化する。そして、上記したレトルト殺菌時にお
ける底部の変形は、二次金型による二軸延伸ブロー成形
時の残留歪みに起因し、レトルト殺菌時の加熱によって
熱収縮を生じるためである。一方、容器の底部の白化
は、上記底部中心は二軸延伸ブロー成形時に十分延伸が
行われないため、レトルト殺菌時の加熱によって球晶結
晶化して白化する。このため、従来提案されているポリ
エステル容器は、95℃の充填温度程度の熱収縮に対す
る耐熱性及び白化防止が限界であり、ベビーフード等の
食品、ミルク入りコーヒー等の飲料を充填後に、100
℃以上、特に120℃で20〜50分といった高温でレ
トルト殺菌処理を行うことができないといった問題があ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする問題】そこで本発明は、耐熱
性に優れ、食品、飲料等を充填・密封後に高温でレトル
ト殺菌処理を行うことが可能であり、上記レトルト殺菌
処理を行っても容器の底部の熱収縮による変形及び白化
を生じない高耐熱性を有するポリエステル容器及びその
製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、胴部と
底部をヒートセットしたポリエステル容器であって、少
なくとも底部が、DSC(示差走査熱量測定)曲線上で
150℃以上、融解開始点以下に吸熱ピークを有するポ
リエステル容器が提供される。また、本発明によれば、
上記ポリエステル容器において、少なくとも底部の結晶
化度が35%以上であるポリエステル容器が提供され
る。さらに、本発明によれば、ポリエステル樹脂から成
るプリフォームを、一次金型で二軸延伸ブロー成形した
最終成形品よりも大きい中間成形品を熱収縮させた後、
上記熱収縮させた中間成形品を二次金型で二軸延伸ブロ
ー成形すると共に胴部と底部をヒートセットし、少なく
とも底部がDSC曲線上で150℃以上、融解開始点以
下に吸熱ピークを有する容器とするポリエステル容器の
製造方法が提供される。さらに、本発明によれば、上記
ポリエステル容器の製造方法において、少なくとも底部
の結晶化度が35%以上であるポリエステル容器の製造
方法が提供される。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のポリエステル容器は、少
なくとも容器の底部で、DSC曲線上で150℃以上、
融解開始点以下に吸熱ピークを有することを特徴とす
る。そして、DSC曲線上の吸熱ピークが150℃未満
であると、高温によるレトルト殺菌時の耐熱性が劣り、
一方、融解開始点を超えると肌荒れを生じる。上記吸熱
ピークを有する本発明のポリエステル容器は、従来のポ
リエステル容器に比較して耐熱性が大幅に向上し、容器
内にベビーフード等の食品、ミルク入りコーヒー等の飲
料を充填後に、100℃以上、特に120℃で20〜5
0分といった高温でレトルト殺菌処理を行うことが可能
となる。
【0007】本発明のポリエステル容器のDSC曲線上
での吸熱ピークとは、二次金型による二軸延伸ブロー成
形時に行われるヒートセットによって形成された準結晶
の融解を示すものであり、次のようにして測定したDS
C曲線上におけるピークを意味する。ここで準結晶と
は、融点以下の任意の温度にて、ある時間以上熱処理さ
れることにより形成する構造領域のことである。その特
徴は、熱処理温度付近で融解することであり、従って、
材料固有の融点を持つ通常の結晶とは異なる。尚、本発
明のポリエステル容器の底部、口部を除く胴部のDSC
曲線上での吸熱ピークは、上記容器本体の二軸延伸ブロ
ー成形時の延伸が底部に比較して十分行われるため、1
40℃以上、融解開始点以下でよい。但し、二次金型に
よる二軸延伸ブロー成形時に行われるヒートセットの温
度コントロールを考慮すると、ポリエステル容器の胴部
の上記吸熱ピークを底部と同じ条件とするのが好まし
い。本発明において、DSC曲線上の吸熱ピークは次の
ようにして測定する。 (DSC測定)示差熱分析器を用いて、20℃より10
℃/minの速度で昇温させたときのガラス転移点(T
g)〜融点(Tm)の温度範囲における吸熱ピークの有
無を確認した。
【0008】また、本発明のポリエステル容器は、胴部
及び底部の結晶化度が35〜50%、好ましくは42〜
48%とすることを特徴とする。上記結晶化度が35%
未満であると高温によるレトルト殺菌時に熱収縮による
変形を生じ、一方、50%を超えると長時間の高温によ
るヒートセットが必要となり、肌荒れが生じる。結晶化
度は、次のようにして測定する。 (密度測定)n−ヘプタン−四塩化炭素系密度勾配管
(池田理化株式会社製)を使用し、20℃の条件下で密
度を求めた。 (結晶化度)ポリエチレンテレフタレートの場合、非晶
密度(ρam)が1.335g/cm、結晶密度(ρ
c)が1.455であることが知られており、試料の密
度(ρ)と結晶化度(Xc)との関係は、下記式 Xc=(ρc/ρ)×〔(ρ−ρam)/(ρc−ρa
m)〕×100 で与えられる。
【0009】本発明のポリエステル容器は、ポリエステ
ル樹脂を射出成形したプリフォームの口部を適宣加熱手
段により結晶化させて上記口部に耐熱性を付与し、上記
プリフォームを、ガラス転移点(Tg)以上の温度、例
えば、95〜115℃で一次金型で二軸延伸ブローして
底部を十分延伸した最終成形品よりも大きい中間成形品
を、130〜200℃(加熱オーブン温度700〜90
0℃、4〜10秒)に加熱して熱収縮させて上記二軸延
伸ブロー成形時の歪みを除去した後、上記熱収縮させた
中間成形品を、少なくとも底型の温度が150℃以上で
樹脂の融解開始点温度以下の二次金型で二軸延伸ブロー
成形して、口部の下方の胴部及び底部をヒートセットす
ることにより得ることができる。そして、必要に応じ
て、高温の二次金型からポリエステル容器の取り出し時
の変形を防止するため、20〜25℃のエアーで1〜5
秒のクーリングブローを行う。
【0010】ポリエステル樹脂から成るプリフォーム
を、一次金型による二軸延伸ブロー成形、加熱処理によ
る熱収縮、二次金型による二軸延伸ブロー成形するにあ
ったって、上記一次金型、二次金型、或いは熱処理によ
る加熱収縮の温度制御は種々提案されているが、ベビー
フード等の食品、ミルク入りコーヒー等の飲料を充填後
に、100℃以上、特に120℃で20〜50分といっ
た高温でのレトルト殺菌処理に耐える高耐熱性ポリエス
テル容器とするために、上記二次金型の温度を150℃
以上として、容器の少なくとも底部をヒートセットする
ことはこれまで知られていない。
【0011】本発明者等は、プリフォームを一次金型で
二軸延伸ブローした中間成形品を、加熱処理により熱収
縮させて上記二軸延伸ブロー成形時の歪みを除去した
後、上記熱収縮させた中間成形品を金型温度が150℃
以上、好ましくは180℃以上で樹脂の融解開始点温度
以下の二次金型で二軸延伸ブロー成形して、胴部及び底
部をヒートセットしてポリエステル容器とした場合は、
容器底部、特にその中心部が二軸延伸ブロー成形時に十
分延伸が行われ、しかも、二次金型による二軸延伸ブロ
ー成形時の容器底部における残留歪みを除去でき、ベビ
ーフード等の食品、ミルク入りコーヒー等の飲料を充填
後に、100℃以上、特に120℃で20〜50分とい
った高温のレトルト殺菌に耐える高耐熱性を保持し得る
分子構造が得られることを見出した。具体的には、一次
金型で二軸延伸ブロー成形した中間成形品を加熱処理し
て熱収縮させた後、この中間形成品を二軸延伸ブロー成
形する二次金型の温度を上記特定の温度に設定し、冷却
後に得られるポリエステル容器の少なくとも底部が、D
SC曲線上で150℃以上で融解開始点以下に吸熱ピー
クを有するようになるまで、(通常は約1〜10秒程
度、好ましくは約3〜6秒程度)ヒートセットする。
【0012】このような処理により、ポリエステル容器
の底部が十分に延伸されると共に、二次金型による二軸
延伸ブロー成型時の上記容器の底部における残留歪みを
除去できる。しかも、ポリエステル容器の底部の延伸に
よる配向と加熱により結晶化度が向上する(通常は35
%以上)と共に、容器本体と底部の結晶化度分布のバラ
ツキ(10%以内、好ましくは5%以内)が少ないポリ
エステル容器とすることができる。上記二次金型による
ヒートセット時の温度が150℃未満であると、目的と
する性状のポリエステル容器を得ることができず、ま
た、融解開始点を越えると、二軸延伸ブロー成形、ヒー
トセット後のポリエステル容器の表面が上記金型に融着
し、肌荒れや離型性が悪くなる等の問題を生じる。
【0013】本発明のポリエステル容器を構成する材料
としては、二軸延伸ブロー成形及び結晶化可能なポリエ
ステル樹脂であれば任意のものを使用でき、エチレンテ
レフタレート系熱可塑性ポリエステル、ポリブチレンテ
レフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエス
テル、或いはこれらのポリエステル類とポリカーボネー
トやアリレート樹脂等のブレンド物を使用することがで
きる。本発明のポリエステル容器に用いるエチレンテレ
フタレート系熱可塑性ポリエステルは、エステル反復単
位の大部分、一般に70モル%以上、特に80モル%以
上をエチレンテレフタレート単位で占めるものであり、
ガラス転移点(Tg)が50乃至90℃、特に55乃至
80℃で、融点(Tm)が200乃至275℃、特に2
20乃至270℃である熱可塑性ポリエステル樹脂が好
適である。
【0014】このような熱可塑性ポリエステル樹脂とし
ては、ホモポリエチレンテレフタレートが耐熱性の点で
好適であるが、エチレンテレフタレート単位以外のエス
テル単位の少量を含む共重合体ポリエステルも使用でき
る。
【0015】テレフタル酸以外の二塩基酸としては、イ
ソフタル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸等の芳
香族ジカルボン酸;シクロヘキサンジカルボン酸等の脂
環族ジカルボン酸;コハク酸、アジピン酸、セバチン
酸、ドデカンジオン酸等の脂肪族ジカルボン酸;の1種
又は2種以上の組み合わせが挙げられる。また、エチレ
ングリコール以外のジオール成分としては、プロピレン
グリコール、1,4−ブタンジオール、ジエチレングリ
コール、1,6−ヘキシレングリコール、シクロヘキサ
ンジメタノール、ビスフェノールAのエチレンオキサイ
ド付加物等の1種又は2種以上が挙げられる。
【0016】また、エチレンテレフタレート系熱可塑性
ポリエステルにガラス転移点の比較的高い、例えば、ポ
リエチレンナフタレート、ポリカーボネート、或いはポ
リアリレート等を5〜25%程度ブレンドした複合材を
用いることができ、それにより高温時の材料強度を高め
ることもできる。さらに、ポリエチレンテレフタレート
と上記ガラス転移点の比較的高い材料を積層化して用い
ることもできる。また、上記したポリエステル樹脂には
必要に応じて、滑剤、改質剤、顔料、紫外線吸収剤等を
配合してもよい。
【0017】本発明で使用するエチレンテレフタレート
系熱可塑性ポリエステルは、少なくともフィルムを形成
するに足る分子量を有するべきであり、用途に応じて、
射出グレード或いは押出しグレードのものが使用され
る。その固有粘度(I.V)は一般的に0.6乃至1.
4dL/g、特に0.63乃至1.3dL/gの範囲に
あるものが好ましい。
【0018】また、本発明のポリエステル容器は、内外
層を構成するポリエステル樹脂層の中間層に酸素バリヤ
ー層を設けた多層構成としてもよい。酸素バリヤー層を
構成する熱可塑性樹脂としては、公知のものは全て使用
することができ、例えば、エチレン−ビニルアルコール
共重合体、ポリアミド、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、ポ
リビニルアルコール、フッ素樹脂等が挙げられる。
【0019】特に好ましい酸素バリヤー樹脂としては、
エチレン含有量が20〜60モル%、特に25〜50モ
ル%であるエチレン−酢酸ビニル共重合体を、ケン化度
が96モル%以上、特に99モル%以上となるようにケ
ン化して得られるエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化
物が挙げられる。他の好ましい酸素バリヤー性樹脂とし
ては、炭素数100個当たりのアミド基の数が5〜50
個、特に6〜20個の範囲にあるポリアミド類;例えば
ナイロン6、ナイロン6,6、ナイロン6/6,6共重
合体、メタキシリレンアジパミド(MXD6)、ナイロ
ン6,10、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン1
3等が挙げられる。
【0020】さらに、本発明のポリエステル容器は、上
記ガスバリヤー層を構成する樹脂中に酸素吸収剤を配合
してもよく、公知のこの種の用途に使用されている酸素
吸収剤は全て使用できるが、一般には還元性でしかも実
質上水に不溶なものが好ましい。好適な酸素吸収剤の例
としては、還元性を有する金属粉、例えば、還元性鉄、
還元性亜鉛、還元性錫粉;金属低位酸化物、例えば,F
eO、Fe;還元性金属化合物、例えば、炭化
鉄、ケイ素鉄、鉄カルボニル、水酸化第一鉄等の一種又
は二種以上を組み合わせたものを主成分としたもの等が
挙げられ、これらは必要に応じて、アルカリ金属、アル
カリ土類金属の水酸化物、炭酸塩、亜硫酸塩、チオ硫酸
塩、第三リン酸塩、有機酸塩、ハロゲン化物、さらに、
活性炭、活性アルミナ、活性白土のような助剤とも組み
合わせて使用することができる。或いは、多価フェノー
ルを骨格内に有する高分子化合物、例えば、多価フェノ
ール含有フェノール・アルデビド樹脂等が挙げられる。
これらの酸素吸収剤は、透明、或いは半透明を確保する
ため、一般に平均粒径10μm以下、特に5μm以下の
粒径とするのが好ましい。
【0021】本発明のポリエステル容器は、内外層を構
成するポリエステル樹脂層の中間層に、樹脂自体が酸素
吸収性を有する樹脂を使用して多層構成としてもよい。
このような酸素吸収性を有する樹脂としては、例えば、
樹脂の酸化反応を利用したものが挙げられ、酸化性の有
機材料、例えば、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポ
リプロピレン、エチレン・酸化炭素共重合体、6−ナイ
ロン、12−ナイロン、メタキシリレンジアミン(M
X)ナイロンのようなポリアミド類、に酸化触媒として
コバルト、ロジウム、銅等の遷移金属を含む有機酸塩類
や、ベンゾフェノン、アセトフェン、クロロケトン類の
ような光増感剤を加えたものが使用できる。これらの酸
化吸収材料を使用した場合は、紫外線、電子線のような
高エネルギー線を照射することによって、一層の効果を
発現させることもできる。
【0022】また、上記ガスバリヤー層樹脂、酸素吸収
剤樹脂、酸素吸収材料には、充填剤、着色剤、耐熱安定
剤、耐候安定剤、酸化防止剤、老化防止剤、光安定剤、
紫外線吸収剤、帯電防止剤、金属セッケンやワックス等
の滑剤、改質用樹脂乃至ゴム等の公知の樹脂配合剤を配
合できる。さらに、上記多層構成とする際に、各樹脂層
間に必要により接着剤を介在させることもできる。
【0023】
【実施例】つぎに実施例により本発明を説明するが、以
下の実施例は本発明を限定するものではない。 (実施例1)図1乃至図2は本発明のポリエステル容器
の製造工程を示す断面模式図であり、図1は、プリフォ
ームから一次成形品を製造する工程を示す図、そして図
2は二次成形品から最終成形品を製造する工程を示す図
である。はじめに、ポリエチレンテレフタレート樹脂か
ら成るプリフォーム1の口部2を適宜手段により結晶化
(白化)させた後、プリフォーム1をガラス転移点以上
の温度の110℃に加熱し、金型温度が25℃の一次金
型によって延伸倍率が縦3.3倍、横3.5倍、面積1
1.55倍の二軸延伸ブロー成形を行い、最終成形品の
ポリエステルボトルB3よりも大きい胴径70.3m
m、高さ262.6mmの一次成形品B1とした。つぎ
に、得られた一次成形品B1を、800℃の加熱オーブ
ンで5秒間加熱することによりその表面温度が平均15
0℃となるように加熱して熱収縮させて、図2に示す胴
径54.2mm、高さ194.5mmの二次成形品B2
とした。次いで、熱収縮させた二次成形品B2を、金型
温度が150℃の二次金型で二軸延伸ブロー成形を行
い、口部1を除く胴部3及び底部4を3秒間ヒートセッ
トし、胴径69.2mm、高さ209.4mm、内容積
500mlの横断面形状が円形のポリエステルボトルB
3とした。更に、二次金型からポリエステルボトルB3
を取り出す際に、ボトルB3内に25℃のエアーを3秒
間ブローするクーリングブローを行った。
【0024】このポリエステルボトルB3の底部におけ
るDSC曲線は、図3に示すように150℃付近を頂点
とし、120〜170℃の温度にわたるなだらかな吸熱
ピークを持つ。また、図15のグラフに示すように、胴
部5及び底部6にわたる結晶化度は39〜43%であっ
た。こうして得られたポリエステルボトルB3に、ホー
ルトマトを充填し、ポリプロピレンから成るプラスチッ
クキャップで密封した後、100℃で30分間レトルト
殺菌を行った結果、ポリエステルボトルB3の底部6に
おいて、白化は全く見られなかった。また、その際のポ
リエステルボトルB3の収縮率は容積で2%であった。
そして、レトルト殺菌後のポリエステルボトルB3の底
部におけるDSC曲線には、図4に示すように、レトル
ト温度である100℃付近に吸熱ピークが出現し、全体
としては2つのピークを持つ。
【0025】(実施例2)上記実施例1において、二次
金型の温度を180℃として二軸延伸ブロー成形を行
い、胴部5及び底部6を3秒間ヒートセットした以外は
同じ条件でポリエステルボトルB3を製造した。このポ
リエステルボトルB3のレトルト殺菌前の底部における
DSC曲線は、図5に示すように、125〜190℃の
温度範囲に亘るなだらかな吸熱ピークを持つ。また、図
15のグラフに示すように、胴部5及び底部6にわたる
結晶化度は44〜47%であった。こうして得られたポ
リエステルボトルB3に、25℃でミルク入りコーヒー
を充填し、ポリプロピレンから成るプラスチック製ネジ
キャップで密封した後、120℃で30分間レトルト殺
菌を行った結果、ポリエステルボトルB3の底部6にお
いては白化は全く見られなかった。また、その際のポリ
エステルボトルB3の収縮率は容積で2%であった。そ
して、レトルト殺菌後のポリエステルボトルB3の底部
におけるDSC曲線は、図6に示すように、レトルト殺
菌温度である120℃付近とヒートセット温度である1
80℃付近に2つの頂点を有する吸熱ピークを持つ。
【0026】(比較例1)実施例1において、金型温度
を150℃とした一次金型のみによる二軸延伸ブロー成
形を行って、延伸倍率が縦3倍、横3倍、面積9倍の胴
径69.2mm、高さ209.4mmの横断面形状が円
形のポリエステルボトルを得た。このポリエステルボト
ルの底部におけるDSC曲線は、図7に示すように12
0℃の吸熱ピークを持つ。また、このポリエステルボト
ルのヒートセット後の胴部5及び底部6にわたる結晶化
度は、図15のグラフに示すように38〜12%であっ
た。こうして得られたポリエステルボトルに、25℃で
ミルク入りコーヒーを充填し、ポリプロピレンから成る
プラスチック製ネジキャップで密封した後、120℃で
30分間レトルト殺菌を行った結果、ポリエステルボト
ルの底部6において、熱収縮による変形、白化を生じ
た。また、その際のポリエステルボトルの収縮率は、容
積で15.5%であった。そして、レトルト殺菌後のポ
リエステルボトルの底部におけるDSC曲線は、図8に
示すように140℃の吸熱ピークを持つ。
【0027】(比較例2)比較例1において、金型温度
を170℃として二軸延伸ブロー成形を行いポリエステ
ルボトルを得た。このポリエステルボトルの底部におけ
るDSC曲線は、図9に示すように130℃の吸熱ピー
クを持つ。また、このポリエステルボトルのヒートセッ
ト後の胴部5及び底部6にわたる結晶化度は、図15の
グラフに示すように34〜5%であった。こうして得ら
れたポリエステルボトルに、比較例1と同様の内容物を
同条件で充填、密封、レトルト殺菌を行った結果、ポリ
エステルボトルの底部6において、熱収縮による変形、
白化を生じた。また、その際のポリエステルボトルの収
縮率は容積で22.7%であった。そして、レトルト殺
菌後のポリエステルボトルの底部におけるDSC曲線
は、図10に示すように145℃の吸熱ピークを持つ。
【0028】(比較例3)比較例1において、同じ条件
で胴径60mm、対角胴径72mm、高さ207.3m
mの横断面形状が略四角形のポリエステルボトルを得
た。このポリエステルボトルの底部におけるDSC曲線
は、図11に示すように110℃の吸熱ピークを持つ。
また、このポリエステルボトルのヒートセット後の胴部
5及び底部6にわたる結晶化度は、図15のグラフに示
すように、34〜5%であった。こうして得られたポリ
エステルボトルに、比較例1と同様の内容物を同条件で
充填、密封、レトルト殺菌を行った結果、ポリエステル
ボトルの底部6において、熱収縮による変形、白化を生
じた。また、その際のポリエステルボトルの収縮率は容
積で32.7% であった。そして、レトルト殺菌後の
ポリエステルボトルの底部におけるDSC曲線は、図1
2に示すように、90℃と130℃の二つの吸熱ピーク
を持つ。
【0029】(比較例4)上記比較例3において、金型
温度を170℃として二軸延伸ブロー成形を行った以外
は、同じ条件でポリエステルボトルを得た。このポリエ
ステルボトルの底部におけるDSC曲線は、図13に示
すように、130℃付近を頂点とする吸熱ピークを持
つ。また、このポリエステルボトルのヒートセット後の
胴部5及び底部6にわたる結晶化度は、図15のグラフ
に示すように、34〜5%であった。こうして得られた
ポリエステルボトルに、比較例1と同様の内容物を同条
件で充填、密封、レトルト殺菌を行った結果、ポリエス
テルボトルの底部6において熱収縮による変形、白化を
生じた。また、その際のポリエステルボトルの収縮率は
容積で22.7%であった。そして、レトルト殺菌後の
ポリエステルボトルの底部におけるDSC曲線は、図1
4に示すように140℃付近を頂点とする吸熱ピークを
持つ。
【0030】以上の実施例及び比較例から、ポリエステ
ル容器の底部におけるレトルト殺菌時の変形、白化を防
止するためには、二軸延伸ブロー成形時の配向とヒート
セット時の熱による結晶化、ならびに上記ヒートセット
による二軸延伸ブロー成形の成形歪みの除去を行い、容
器底部の十分な延伸とヒートセットによる熱処理によっ
て、少なくとも容器の底部がDSC曲線上で150℃以
上、融解開始点以下に吸熱ピークを持つ容器とすること
が重要であることが判る。
【0031】図16乃至図17は本発明の他のポリエス
テル容器の製造工程を示す断面模式図であり、図16は
プリフォームから一次成形品を製造する工程を示す図、
そして図17は二次成形品から最終成形品を製造する工
程を示す図である。はじめに、図16に示すようにポリ
エチレンテレフタレート樹脂から成るカップ状のプリフ
ォーム11の口部12を適宜手段により結晶化(白化)
させた後、プリフォーム11をガラス転移点以上の温度
に加熱し、一次金型による二軸延伸ブロー成形を行って
最終成形品のポリエステル容器C3よりも大きい一次成
形品C1とする。つぎに、得られた一次成形品C1を加
熱オーブン等で加熱することにより熱収縮させて図17
に示す二次成形品C2とした後、この熱収縮させた中間
成形品C2を、金型温度が150℃以上、樹脂の融解開
始点温度以下の温度の二次金型で二軸延伸ブロー成形を
行い、胴部13及び底部14をヒートセットし、広口の
瓶状のポリエステル容器C3とするものである。更に、
上記二次金型からポリエステル容器C3を取り出す際
に、上記容器C3内をクーリングブローする。こうして
得られたポリエステル容器C3に、ベビーフードを充填
し、金属製ネジ蓋で密封した後、高温で、例えば、12
0℃で20〜50分間レトルト殺菌を行っても、底部1
4、或いはその近傍において、変形或いは白化を生じる
ことはない。
【0032】本発明のポリエステル容器及びその製造方
法は、上記実施例に限定されるものではなく、二次金型
による二軸延伸ブロー成形時の延伸倍率を大きくしても
よく、また、上記二軸延伸ブロー成形時の底部を、さら
に十分に延伸するために、図示しないが底部を口部2の
方向に移動して延伸を行ってもよい。また、ヒートセッ
ト時の胴部と底部のヒートセットの温度を同じ温度、或
いはそれぞれ相違する温度とする等、適宜変更できるこ
とは言うまでもない。
【0033】
【発明の効果】本発明のポリエステル容器によれば、従
来のポリエステル容器に比較して耐熱性が大幅に向上
し、ポリエステル容器内にベビーフード等の食品、ミル
ク入りコーヒー等の飲料を充填後に、100℃以上、特
に、120℃で20〜50分間といった高温でレトルト
殺菌処理を行っても、上記容器の底部、或いは、その近
傍において、変形、白化を生じて商品価値を損なうこと
がない。また、本発明のポリエステル容器の製造方法に
よれば、従来のポリエステル容器に比較して耐熱性が大
幅に向上したポリエステル容器を容易に製造することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポリエステル容器の製造工程を示す図
である。
【図2】本発明のポリエステル容器の製造工程を示す図
である。
【図3】実施例1のポリエステル容器の吸熱ピークを示
すグラフである。
【図4】実施例1のポリエステル容器の吸熱ピークを示
すグラフである。
【図5】実施例2のポリエステル容器の吸熱ピークを示
すグラフである。
【図6】実施例2のポリエステル容器の吸熱ピークを示
すグラフである。
【図7】比較例1のポリエステル容器の吸熱ピークを示
すグラフである。
【図8】比較例1のポリエステル容器の吸熱ピークを示
すグラフである。
【図9】比較例2のポリエステル容器の吸熱ピークを示
すグラフである。
【図10】比較例2のポリエステル容器の吸熱ピークを
示すグラフである。
【図11】比較例3のポリエステル容器の吸熱ピークを
示すグラフである。
【図12】比較例3のポリエステル容器の吸熱ピークを
示すグラフである。
【図13】比較例4のポリエステル容器の吸熱ピークを
示すグラフである。
【図14】比較例4のポリエステル容器の吸熱ピークを
示すグラフである。
【図15】本発明の実施例、比較例のポリエステル容器
の結晶化度を示すグラフである。
【図16】本発明の他のポリエステル容器の製造工程を
示す図である。
【図17】本発明の他のポリエステル容器の製造工程を
示す図である。
【符号の説明】
1,11 プリフォーム 2,12 口部 3,13 胴部 4,14 底部 B1,C1 一次成形品 B2,C2 二次成形品 B3,C3 最終成形品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E033 AA01 BA17 CA03 DA03 DB01 DD01 EA04 EA12 FA03 GA02 4F208 AA24 AD12 AD29 AE01 AG07 AG22 AH52 AP05 LA02 LA05 LB01 LG18 LH03 LH08 LN11 LN29

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】胴部と底部がヒートセットされたポリエス
    テル容器であって、少なくとも容器の底部が、DSC曲
    線上で150℃以上、融解開始点以下に吸熱ピークを有
    することを特徴とするポリエステル容器。
  2. 【請求項2】少なくとも底部の結晶化度が35%以上で
    あることを特徴とする請求項1記載のポリエステル容
    器。
  3. 【請求項3】ポリエステル樹脂から成るプリフォーム
    を、一次金型で二軸延伸ブロー成形した最終成形品より
    も大きい中間成形品を熱収縮させた後、上記熱収縮させ
    た中間成形品を二次金型で二軸延伸ブロー成形すると共
    に胴部と底部をヒートセットし、少なくとも底部がDS
    C曲線上で150℃以上、融解開始点以下に、吸熱ピー
    クを有する容器とすることを特徴とするポリエステル容
    器の製造方法。
  4. 【請求項4】胴部及び底部の結晶化度が35%以上とす
    ることを特徴とする請求項3記載のポリエステル容器の
    製造方法。
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