JP2001150465A - 中空成形物の製造方法および装置 - Google Patents

中空成形物の製造方法および装置

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JP2001150465A
JP2001150465A JP34025199A JP34025199A JP2001150465A JP 2001150465 A JP2001150465 A JP 2001150465A JP 34025199 A JP34025199 A JP 34025199A JP 34025199 A JP34025199 A JP 34025199A JP 2001150465 A JP2001150465 A JP 2001150465A
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pressure
mold
core
cavity
hollow
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JP34025199A
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English (en)
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Yasuhiro Tsuchiya
土屋泰広
Yuichi Takano
高野雄一
Yoshiki Fukada
深田善樹
Shunei Sekido
関戸俊英
Akihiko Kitano
北野彰彦
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Toray Industries Inc
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toray Industries Inc
Toyota Motor Corp
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、成形物に加えられる成形圧力を適切
にコントロールすることができ、より成形精度を高める
ことを課題とする。 【解決手段】対をなす第1の型(1)と第2の型(2)
との間に成形用キャビティを有し、このキャビティ内に
中空の中子(3)を挿入し、第1の型と第2の型との間
に溶融樹脂を注入硬化した後離型して中空成形物を製造
する方法において、成形時に、第1の加圧装置(11,
13)で第1の成形圧力を加えると、前記キャビティ内
圧力が変化するが、この圧力変化に応じて、第2の加圧
装置(12)から中子(3)内にも圧力を加えて、キャ
ビティ内の圧力に対抗すると、キャビティ内に充填した
繊維基材や樹脂が中子側から型内面に押圧されて、型内
面に密着するので、繊維基材のずれや樹脂の偏肉を防止
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、FRPなどを成形
するのに適した成形方法及び装置に係り、例えば、航空
機又は小型飛行機等に使用されるフレーム構造を含む中
空成形物の製造方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フレーム構造をFRPで成形する場合、
フレーム形状を賦形するために、一般的には発泡材など
からなるコア材を使用する。このようなコア材を用いて
例えば、RTM(レジン・トランスファー・モールディ
ング)法によりフレーム構造を成形すると、高圧を加え
るためコアの変形が生じたりして、所定の形状に成形す
ることが困難であると同時に、成形後にコア材を成型品
中に残さざるをえず、成型品の重量が重くなってしま
う。
【0003】成型品の重量を軽減するために、成型品内
部を中空にすることが考えられる。そのような例とし
て、例えば、特開昭64−34725号、特開平4−2
46510号、実開平4−102818号等に記載され
た中空成形に関する技術が知られている。
【0004】特開昭64−34725号は、熱可塑性樹
脂からなる中空断面の内層体をキャビティ内に配置する
とともに、その内層体の周囲に補強繊維を充填し、さら
にキャビティ内を減圧した状態で樹脂をキャビティ内に
注入することで、中空断面を有するFRP構造体を製造
する方法を開示している。
【0005】特開平4−246510号は、強化用ガラ
ス繊維のマットの間に弾性袋を配設して金型にセット
し、該弾性袋に注入樹脂圧以上の圧力で空気を圧入して
強化用ガラス繊維マットを金型成形面に押圧し、次いで
強化用ガラス繊維マットに溶融樹脂を注入する繊維強化
樹脂成形体の成形方法を開示している。
【0006】実開平4−102818号は、FRP成形
品に発泡材料等のコア材を用いることなく、成形品に所
望の強度を持たせる中空形状を形成する場合に使用する
弾性袋を、金型にセットした強化用ガラス繊維マットの
所望部位に挿入することができる補助具として、パイプ
の中に可撓性と剛性とを有する材料製の薄板片をパイプ
の先端部開口から出入り可能に挿通し、該パイプを成型
用金型に装着した弾性袋に挿入して成形用金型にセット
した強化用ガラス繊維マットの内側に弾性袋を挿通及び
拡開するようにした補助具を開示している。そして、金
型内に装着した弾性袋内に補助具のパイプを挿入して弾
性袋を強化用ガラスマットの内側に押し込み、薄板片を
パイプの先端部開口から押出して中空成形部内に弾性袋
を拡げる。次いで、補助具を抜き取り、型内に圧縮空気
を供給して弾性袋を拡張させると、弾性袋の周りにセッ
トしたガラス繊維マットを上型と下型の成形面に押圧し
て中空の状態とする。この状態で溶融樹脂を注入する
と、弾性袋はその中空状態を維持したままでガラス繊維
マットに樹脂が含浸され、中空弾性袋の外面にFRP層
が一体に被覆成形される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来技術によれ
ば、中空成形物を成形することが可能となるが、特開昭
64−34725号では、キャビティ内を減圧した状態
で樹脂をキャビティ内に注入するとき、中空断面の内層
体が減圧により変形する可能性がある。
【0008】また、特開平4−246510号や実開平
4−102818号では、弾性袋に空気を圧入して強化
用ガラス繊維マットを金型成形面に押圧して成形体を成
形する。
【0009】すなわち、弾性袋の内側からの圧力のみ
で、成形をコントロールするのであり、場合によって
は、成形肉厚等にむらがでる可能性もあると思われる。
本発明は、このような従来例の存在を前提になされたも
ので、成形物に加えられる成形圧力を適切にコントロー
ルすることができ、より成形精度を高めることを課題と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、次の手段を採用した。すなわち、対をなす
第1の型と第2の型との間に成形用キャビティを有し、
このキャビティ内に中空の中子を挿入し、第1の型と第
2の型との間に溶融樹脂を注入硬化した後離型して中空
成形物を製造する方法において、成形時に、第1の型と
第2の型の少なくともいずれか一方からいずれか他方に
向けて第1の圧力を加えるとともに、中空の中子内に前
記第1の圧力に対抗する第2の圧力を加えることで、中
空成形物に加わる成形圧力をコントロールすることとし
た。
【0011】ここで、どのように成形圧力をコントロー
ルするかについて言及する。まず、前記第1の圧力と第
2の圧力とをほぼ同一の圧力とすることが好ましい。
【0012】前記第1の圧力としては、第1の型あるい
は第2の型に加えられる正圧である場合と、第1の型と
第2の型との間において真空吸引することで加えられる
負圧である場合とを含む。
【0013】より精密に成形圧力をコントロールする例
としては、さらに、キャビティ内に中空の中子を挿入し
た後、中子内に第2の圧力(A)を加え、その後、第1
の型と第2の型との間を真空引きして負圧(−B)を加
え、前記第2の圧力を前記負圧と絶対値がほぼ同一の正
圧(B)にまで高めるとともに、溶融樹脂をキャビティ
内に注入した後、第1あるいは第2の型の外側から第1
の圧力(C)を加え、この第1の圧力とほぼ同一の圧力
(C)を、前記第2の圧力(B)に加えるようにしても
よい。
【0014】また、キャビティ内に中空の中子を挿入し
た後、中子内に第2の圧力(A)を加え、その後、第1
の型と第2の型との間を真空引きして負圧(−B)を加
え、第2の圧力を前記第2の圧力(A)に前記負圧と絶
対値(B)がほぼ同一の正圧(B)を加えた圧力(A+
B)とし、溶融樹脂をキャビティ内に注入した後、第1
あるいは第2の型の外側から第1の圧力(C)を加え、
この第1の圧力(C)とほぼ同一の圧力(C)を、前記
第2の圧力(A+B)に加えるようにすることもでき
る。
【0015】このような精密な圧力コントロールによ
り、型内に繊維基材をインサートした場合、型の成形面
に繊維機材をしっかりと張り付けることができ、成形精
度をより効果的に高めることができる。
【0016】さらに、前記各例において、キャビティ内
に中空の中子を挿入した後、中子内に最初に加える第2
の圧力を、複数回加減圧するようにすると、中子を型内
へのより完全な張り付き促進が可能となる。
【0017】FRP成形の場合などに、第1の型と第2
の型との間のキャビティ内に繊維基材を予めインサート
して配置しておく。本発明は、先にも述べたように、こ
のような繊維基材をインサートした場合に、繊維基材の
型内での張り付きを促進し、成形精度を高めることがで
きる。
【0018】繊維基材のインサートにあたって、繊維基
材の適宜な箇所を前記第1または第2の型の内面にスポ
ット接着しておくと、型内での繊維基材のずれや弛みを
防止でき、より正確な成形を行うことができる。
【0019】また、前記第1の型と第2の型の少なくと
も一方を合成樹脂製とすると、前記第1の圧力を合成樹
脂製の型の外側から他方の型側へと加えることが容易に
可能となるとともに、離型も容易となる。
【0020】前記中子は、管状の閉断面構造で、その両
端部が閉じられ、かつ、圧力導入用通路を有し、この圧
力導入用通路から第2の圧力を加えるようにすることが
できる。この中子は、圧力により膨張可能な素材で形成
されていることが望ましい。
【0021】本発明の方法を実施するための装置は、対
をなす第1の型と第2の型との間に成形用キャビティを
有し、このキャビティ内に中空の中子を挿入し、第1の
型と第2の型との間に溶融樹脂を注入した後離型して中
空成形物を製造する製造装置であり、第1の型と第2の
外型の少なくともいずれか一方からいずれか他方に向け
て第1の圧力を加える第1の加圧装置と、中空の中子内
に前記第1の圧力に対抗する第2の圧力として圧縮空気
などの流体および/または粒子を加える第2の加圧装置
とを備えた構成である。
【0022】さらに、第1または第2の圧力を制御する
圧力制御装置を備えることが好ましく、この圧力制御装
置は前記第1の圧力と第2の圧力とをほぼ同一の圧力に
制御する。
【0023】前記第1の加圧装置は、前記第1の圧力を
第1の型あるいは第2の型から他方の型へ向かって正圧
として加えるようにしてもよいし、前記第1の圧力を第
1の型と第2の型との間において真空吸引することで負
圧として加えるようにしてもよい。
【0024】前記圧力制御装置は、例えば、キャビティ
内に中空の中子を挿入した後、中子内に第2の圧力
(A)を加え、その後、第1の型と第2の型との間を真
空引きして負圧(−B)を加え、前記第2の圧力を前記
負圧と絶対値がほぼ同一の正圧(B)にまで高めるとと
もに、溶融樹脂をキャビティ内に注入した後、第1ある
いは第2の型の外側から第1の圧力(C)を加え、この
第1の圧力とほぼ同一の圧力(C)を、前記第2の圧力
(B)に加えるよう第1及び第2の加圧装置を制御す
る。
【0025】また、前記圧力制御装置は、キャビティ内
に中空の中子を挿入した後、中子内に第2の圧力(A)
を加え、その後、第1の型と第2の型との間を真空引き
して負圧(−B)を加え、第2の圧力を前記第2の圧力
(A)に前記負圧と絶対値(B)がほぼ同一の正圧
(B)を加えた圧力(A+B)とし、溶融樹脂をキャビ
ティ内に注入した後、第1あるいは第2の型の外側から
第1の圧力(C)を加え、この第1の圧力(C)とほぼ
同一の圧力(C)を、前記第2の圧力(A+B)に加え
るよう第1及び第2の加圧装置を制御する。
【0026】さらに、前記圧力制御装置は、キャビティ
内に中空の中子を挿入した後、中子内に最初に加える第
2の圧力を、複数回加減圧するよう第2の加圧装置を制
御するようにする。
【0027】前記第1の型と第2の型の少なくとも一方
は合成樹脂製であり、第1の加圧装置は、前記第1の圧
力を合成樹脂製の型の外側から他方の型側へと加える。
前記中子は、管状の閉断面構造で、その両端部が閉じら
れ、かつ、圧力導入用通路を有し、前記第2の加圧装置
は、この圧力導入用通路から第2の圧力として圧縮空気
などの流体および/または粒子を導入する。
【0028】以上、要するに、本発明方法では、対をな
す第1の型と第2の型との間に成形用キャビティを有
し、このキャビティ内に中空の中子を挿入し、第1の型
と第2の型との間に溶融樹脂を注入硬化した後離型して
中空成形物を製造する方法において、成形時に、前記キ
ャビティ内の圧力変化に応じて、中子内にキャビティ内
の圧力に対抗する圧力を加える中空成形物の製造方法で
あるといえる。
【0029】また、本発明装置では、対をなす第1の型
と第2の型との間に成形用キャビティを有し、このキャ
ビティ内に中空の中子を挿入し、第1の型と第2の型と
の間に溶融樹脂を注入硬化した後離型して中空成形物を
製造する製造装置において、第1の型と第2の外型の少
なくともいずれか一方からいずれか他方に向けて第1の
圧力を加える第1の加圧装置と、この第1の加圧装置に
より加えられた前記キャビティ内の圧力変化に応じて中
子内にキャビティ内の圧力に対抗する第2の圧力を加え
る第2の加圧装置とを備えた中空成形物の製造装置であ
るといえる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
した図面に基いて説明する。まず、本発明の方法を実施
するための装置を説明する。
【0031】図1に示したように、この実施例は、FR
Pによるフレーム構造体を成形する場合の例であり、対
をなす第1の型と第2の型とを有する。ここで、前記第
1の型を外型1といい、第2の型を内型2という。この
2つの型の内、内型2は例えば、ポリエチレン、ポリプ
ロピレンなどの合成樹脂製あるいはゴム製である。外型
1は、金属製である。
【0032】外型1と内型2のそれぞれの内面は成形物
の形状が付与された成形面であり、外型1と内型2との
間には成形用キャビティが形成される。成形物は例えば
エンジンフードなどで、所定の強度を持たせるために、
フレーム構造をとる。フレームとなるべき部分には、キ
ャビティ内に中空の中子3を挿入し、外型1と内型2と
の間にインジェクション4から溶融樹脂を注入硬化した
後離型して中空のフレーム部分を有する成形物を成形す
る。
【0033】図2に示したように、前記中子3は、管状
の閉断面構造で、その両端部が閉じられ、かつ、圧力導
入用通路5を有している。この圧力導入用通路5には、
バルブ6が設けられている。また、中子3は、圧力によ
り膨張可能な素材、例えば、ゴム、エラストマー、ある
いは、可撓性のある合成樹脂で形成されている。中子3
の断面積は成形物であるフレーム断面積の110〜13
0%の範囲とするのが好ましい。なお、フレーム断面積
とは、キャビティ断面積と同義である。
【0034】次に、前記内型2を外型1側へと向けて押
しつけるよう成型時に第1の圧力を加える第1の加圧装
置として押圧装置11が設けられている。また、中子の
圧力導入用通路5から圧縮空気を導入して中子3内に第
1の圧力に対抗する第2の圧力を加える第2の加圧装置
として、エアコンプレッサ12が設けられている。さら
に、外型1と内型2の間を真空吸引することで外型1と
内型2とを互いに密着する方向に負圧により押圧する真
空吸引装置13が第1の加圧装置として設けられてい
る。
【0035】さらに、第1または第2の圧力として押圧
装置11の押圧力、エアコンプレッサ12からの空気
圧、真空吸引装置13の吸引力を制御する圧力制御装置
14が設けられている。
【0036】以下、この装置により、FRPフレーム構
造体を成形する方法を説明する。 <基本的方法>まず、ガラス繊維からなる繊維基材21
を用意し、これを内型2の内面に装填しておく。繊維基
材21は、成形物の形状を確保・維持するためのもので
ある。装填に当たって、繊維機材21を内型2の適所に
スポット的に接着しておく。次いで、フレームとなるべ
き部分に中子3を装着し、内型2と外型1とを閉じる。
型を閉じた後、真空吸引装置13により、外型1と内型
2の間を真空吸引することで外型1と内型2とを互いに
密着する方向に負圧により押圧する(第1の圧力)。
【0037】同時に、外型1と内型2との間に溶融樹脂
を注入し、押圧装置11で内型2を押圧し(第1の圧
力)、かつ、エアコンプレッサから圧縮空気を中子3内
に送入する。この時、圧力制御装置は前記押圧装置11
により内型2を押圧する力(第1の圧力)と、中子内に
加わる力(第2の圧力)とが均衡するように制御する。
【0038】以上の結果、中子内圧が内型内圧と同一と
なるよう制御されるので、成形されるフレーム構造は、
所定の形状を維持しつつ成形することができる。 <圧力制御装置による精密制御例1>上記基本的な成形
方法に、前記圧力制御装置により以下のような精密制御
を加えることで、より高度な成形を行うことができる。
ここでは、特に、真空吸引による影響も考慮して制御す
る。
【0039】図3で示したように、キャビティ内に中空
の中子3を挿入した後、エアコンプレッサ12から中子
3内に圧縮空気を送入する。圧縮空気の圧力(第2の圧
力)はここでは(A)とする。このときの圧力Aは、中
子3を膨らませて繊維基材21を内型2に張り付かせる
ための圧力である。
【0040】次いで、真空吸引装置13で外型1と内型
2との間を真空引きして負圧(−B)を加える。これに
より、内型2が負圧によって外型1側へと押圧される。
ここで、前記圧縮空気による第2の圧力を前記負圧と絶
対値がほぼ同一の正圧(B)にまで高めると同時に、イ
ンジェクション4から溶融樹脂をキャビティ内に注入す
る。樹脂は負圧(−B)によりキャビティ内に導入され
る。
【0041】外型1と内型2との間を負圧(−B)で真
空引きし、正圧Bを中子3に加えることで、外型1と内
型2とが密着し、かつ、中子3の膨張により繊維基材2
1がしっかりと押さえられ、繊維基材21のずれが防止
される。
【0042】さらに、押圧装置11により内型2の外側
から圧力(第1の圧力)(C)を加える。このとき、第
1の圧力(C)とほぼ同一の圧力(C)を、中子3内に
加えるよう、圧力制御装置14はエアコンプレッサ12
に加圧指令を出す。これにより中子3内の圧力はB+C
となる。
【0043】このように、型内の圧力の変動に応じて、
段階的に中子3内の圧力を高めることにより、繊維基材
21の型内でのずれを防止できる。また、型内での樹脂
の偏りの防止も期待でき、より精密な成形が可能とな
る。 <圧力制御装置による精密制御例2>これは、図4に示
したように、前記した精密制御例1に更に圧力制御を加
えた例である。
【0044】ここでは、圧力制御装置14は、キャビテ
ィ内に中空の中子3を挿入した後、エアコンプレッサ1
2から圧縮空気を中子3内に加え、中子3内の圧力(第
2の圧力)を(A)とする。このときの圧力Aは、中子
3を膨らませて繊維基材21を内型2に張り付かせるた
めの圧力である。
【0045】その後、真空吸引装置13により、外型1
と内型2との間を真空引きして負圧(−B)を加える。
このとき、さらに、エアコンプレッサ12から中子3内
に圧縮空気を送入する。その圧力は前記負圧と絶対値
(B)がほぼ同一の正圧(B)とする。この結果、中子
3内の圧力は、元の圧力(A)に新たに(B)を加えた
圧力(A+B)となる。
【0046】外型1と内型2との間を負圧(−B)で真
空引きし、正圧Bを中子3に加えて中子内圧力をA+B
とすることで、外型1と内型2とが密着し、かつ、中子
3の膨張により繊維基材21がしっかりと押さえられ、
繊維基材21のずれが防止される。
【0047】これと同時に、インジェクション4から溶
融樹脂をキャビティ内に注入する。樹脂は負圧(−B)
によりキャビティ内に導入される。さらに、押圧装置1
1により内型2の外側から圧力(第1の圧力)(C)を
加える。このとき、第1の圧力(C)とほぼ同一の圧力
(C)を、中子3内に加えるよう、圧力制御装置14は
エアコンプレッサ12に加圧指令を出す。これにより中
子3内の圧力はA+B+Cとなる。
【0048】このように、型内の圧力の変動に応じて、
段階的に中子3内の圧力を高めることにより、繊維基材
21の型内でのずれを防止できる。また、型内での樹脂
の偏りの防止も期待でき、より精密な成形が可能とな
る。 <圧力制御装置による精密制御例3>図5に示したよう
に、この例では、前記精密制御2において、前記圧力制
御装置14により、キャビティ内に中空の中子3を挿入
した後に中子3内に最初に加える圧縮空気による第2の
圧力を、複数回加減圧するようバルブ6もしくはエアコ
ンプレッサ12を制御する。
【0049】これは、精密制御1における最初に加える
圧力Aについても適用できる。これにより成形の初期段
階での繊維基材21の型内面への張り付き促進を図るこ
とができる。以上の方法、装置により、小型航空機のキ
ャビン部などを成形することができる。
【0050】
【発明の効果】以上、本発明によれば、型に加えられる
第1の圧力に対抗する第2の圧力を中子内に加えること
としたので、型の内圧と中子の内圧とが均衡させる等の
制御が可能となり、キャビティ内での樹脂の偏り等がな
くなり、より精密な成形が可能となる。
【0051】さらに、型に加えられる第1の圧力に対抗
する第2の圧力を中子内に加えることとしたので、FR
P成形などで、繊維基材等をキャビティ内に装填した場
合、繊維基材が型の内面にずれ等なく張り付けることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の装置及び本発明の方法により型の内
外に加えられる圧力の状態を示した断面図。
【図2】 中子を示す斜視図
【図3】 型の内外に加えられる圧力の制御例1を示す
【図4】 型の内外に加えられる圧力の制御例2を示す
【図5】 型の内外に加えられる圧力の制御例3を示す
【符号の説明】 1…第1の型(外型) 2…第2の型(内型) 3…中子 4…インジェクション 5…圧力導入用通路 6…バルブ 11…第1の加圧装置としての押圧装置 12…第2の加圧装置としてのエアコンプレッサ 13…第1の加圧装置としての真空吸引装置 14…圧力制御装置
フロントページの続き (72)発明者 高野雄一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 深田善樹 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 関戸俊英 愛媛県伊予郡松前町大字筒井1515番地 東 レ株式会社愛媛工場内 (72)発明者 北野彰彦 愛媛県伊予郡松前町大字筒井1515番地 東 レ株式会社愛媛工場内 Fターム(参考) 4F204 AD12 AD16 AG07 AJ03 AR02 FA01 FA13 FB01 FB11 FF01 FF05 FF49 FQ15 FQ40

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対をなす第1の型と第2の型との間に成
    形用キャビティを有し、このキャビティ内に中空の中子
    を挿入し、第1の型と第2の型との間に溶融樹脂を注入
    硬化した後離型して中空成形物を製造する方法におい
    て、 成形時に、第1の型と第2の型の少なくともいずれか一
    方からいずれか他方に向けて第1の圧力を加えるととも
    に、中空の中子内に前記第1の圧力に対抗する第2の圧
    力を加えることを特徴とする中空成形物の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の圧力と第2の圧力とをほぼ同
    一の圧力としたことを特徴とする請求項1記載の中空成
    形物の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の圧力は、第1の型あるいは第
    2の型に加えられる正圧であることを特徴とする請求項
    1記載の中空成形物の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の圧力は、第1の型と第2の型
    との間において真空吸引することで加えられる負圧であ
    ることを特徴とする請求項1記載の中空成形物の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 キャビティ内に中空の中子を挿入した
    後、中子内に第2の圧力(A)を加えた後、第1の型と
    第2の型との間を真空引きして負圧(−B)を加え、前
    記第2の圧力を前記負圧と絶対値がほぼ同一の正圧
    (B)にまで高めるとともに、溶融樹脂をキャビティ内
    に注入した後、第1あるいは第2の型の外側から第1の
    圧力(C)を加え、この第1の圧力とほぼ同一の圧力
    (C)を、前記第2の圧力(B)に加えることを特徴と
    する請求項1記載の中空成形物の製造方法。
  6. 【請求項6】 キャビティ内に中空の中子を挿入した
    後、中子内に第2の圧力(A)を加えた後、第1の型と
    第2の型との間を真空引きして負圧(−B)を加え、第
    2の圧力を前記第2の圧力(A)に前記負圧と絶対値
    (B)がほぼ同一の正圧(B)を加えた圧力(A+B)
    とし、溶融樹脂をキャビティ内に注入した後、第1ある
    いは第2の型の外側から第1の圧力(C)を加え、この
    第1の圧力(C)とほぼ同一の圧力(C)を、前記第2
    の圧力(A+B)に加えることを特徴とする請求項1記
    載の中空成形物の製造方法。
  7. 【請求項7】 キャビティ内に中空の中子を挿入した
    後、中子内に最初に加える第2の圧力を、複数回加減圧
    することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載
    の中空成形物の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第1の型と第2の型との間のキャビ
    ティ内に繊維基材を予め配置しておくことを特徴とする
    請求項1から7のいずれかに記載の中空成形物の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 前記繊維基材の適宜な箇所を前記第1ま
    たは第2の型の内面にスポット接着しておくことを特徴
    とする請求項8記載の中空成形物の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第1の型と第2の型の少なくとも
    一方は合成樹脂製であり、前記第1の圧力を合成樹脂製
    の型の外側から他方の型側へと加えることを特徴とする
    請求項1から9のいずれかに記載の中空成形物の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 前記中子は、管状の閉断面構造で、そ
    の両端部が閉じられ、かつ、圧力導入用通路を有し、こ
    の圧力導入用通路から第2の圧力を加えることを特徴と
    する請求項1から10のいずれかに記載の中空成形物の
    製造方法。
  12. 【請求項12】 前記中子は、圧力により膨張可能な素
    材で形成されていることを特徴とする請求項1から11
    のいずれかに記載の中空成形物の製造方法。
  13. 【請求項13】 対をなす第1の型と第2の型との間に
    成形用キャビティを有し、このキャビティ内に中空の中
    子を挿入し、第1の型と第2の型との間に溶融樹脂を注
    入硬化した後離型して中空成形物を製造する製造装置に
    おいて、 第1の型と第2の型の少なくともいずれか一方からいず
    れか他方に向けて第1の圧力を加える第1の加圧装置
    と、中空の中子内に前記第1の圧力に対抗する第2の圧
    力として流体および/または粒子を加える第2の加圧装
    置とを備えたことを特徴とする中空成形物の製造装置。
  14. 【請求項14】 第1または第2の圧力を制御する圧力
    制御装置を備え、この圧力制御装置は前記第1の圧力と
    第2の圧力とをほぼ同一の圧力に制御することを特徴と
    する請求項13記載の中空成形物の製造装置。
  15. 【請求項15】 前記第1の加圧装置は、前記第1の圧
    力を第1の型あるいは第2の型から他方の型へ向かって
    正圧として加えることを特徴とする請求項13記載の中
    空成形物の製造装置。
  16. 【請求項16】 前記第1の加圧装置は、前記第1の圧
    力を第1の型と第2の型との間において真空吸引するこ
    とで負圧として加えることを特徴とする請求項13記載
    の中空成形物の製造装置。
  17. 【請求項17】 前記圧力制御装置は、キャビティ内に
    中空の中子を挿入した後、中子内に第2の圧力(A)を
    加え、その後、第1の型と第2の型との間を真空引きし
    て負圧(−B)を加え、前記第2の圧力を前記負圧と絶
    対値がほぼ同一の正圧(B)にまで高めるとともに、溶
    融樹脂をキャビティ内に注入した後、第1あるいは第2
    の型の外側から第1の圧力(C)を加え、この第1の圧
    力とほぼ同一の圧力(C)を、前記第2の圧力(B)に
    加えるよう第1及び第2の加圧装置を制御することを特
    徴とする請求項13記載の中空成形物の製造装置。
  18. 【請求項18】 前記圧力制御装置は、キャビティ内に
    中空の中子を挿入した後、中子内に第2の圧力(A)を
    加え、その後、第1の型と第2の型との間を真空引きし
    て負圧(−B)を加え、第2の圧力を前記第2の圧力
    (A)に前記負圧と絶対値(B)がほぼ同一の正圧
    (B)を加えた圧力(A+B)とし、溶融樹脂をキャビ
    ティ内に注入した後、第1あるいは第2の型の外側から
    第1の圧力(C)を加え、この第1の圧力(C)とほぼ
    同一の圧力(C)を、前記第2の圧力(A+B)に加え
    るよう第1及び第2の加圧装置を制御することを特徴と
    する請求項13記載の中空成形物の製造装置。
  19. 【請求項19】 前記圧力制御装置は、キャビティ内に
    中空の中子を挿入した後、中子内に最初に加える第2の
    圧力を、複数回加減圧するよう第2の加圧装置を制御す
    ることを特徴とする請求項13から18のいずれかに記
    載の中空成形物の製造装置。
  20. 【請求項20】 前記第1の型と第2の型の少なくとも
    一方は合成樹脂製又はゴム製であり、第1の加圧装置
    は、前記第1の圧力を合成樹脂製の型の外側から他方の
    型側へと加えることを特徴とする請求項13から19の
    いずれかに記載の中空成形物の製造装置。
  21. 【請求項21】 前記中子は、管状の閉断面構造で、そ
    の両端部が閉じられ、かつ、圧力導入用通路を有し、前
    記第2の加圧装置は、この圧力導入用通路から第2の圧
    力として流体および/または粒子を導入することを特徴
    とする請求項13から20のいずれかに記載の中空成形
    物の製造装置。
  22. 【請求項22】 対をなす第1の型と第2の型との間に
    成形用キャビティを有し、このキャビティ内に中空の中
    子を挿入し、第1の型と第2の型との間に溶融樹脂を注
    入硬化した後離型して中空成形物を製造する方法におい
    て、 成形時に、前記キャビティ内の圧力変化に応じて、中子
    内にキャビティ内の圧力に対抗する圧力を加えることを
    特徴とする中空成形物の製造方法。
  23. 【請求項23】 対をなす第1の型と第2の型との間に
    成形用キャビティを有し、このキャビティ内に中空の中
    子を挿入し、第1の型と第2の型との間に溶融樹脂を注
    入硬化した後離型して中空成形物を製造する製造装置に
    おいて、 第1の型と第2の外型の少なくともいずれか一方からい
    ずれか他方に向けて第1の圧力を加える第1の加圧装置
    と、この第1の加圧装置により加えられた前記キャビテ
    ィ内の圧力変化に応じて中子内にキャビティ内の圧力に
    対抗する第2の圧力を加える第2の加圧装置とを備えた
    ことを特徴とする中空成形物の製造装置。
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