JP2001149865A - 超音波振動発生装置及び方法、並びにバンプ接合装置 - Google Patents

超音波振動発生装置及び方法、並びにバンプ接合装置

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JP2001149865A JP33776699A JP33776699A JP2001149865A JP 2001149865 A JP2001149865 A JP 2001149865A JP 33776699 A JP33776699 A JP 33776699A JP 33776699 A JP33776699 A JP 33776699A JP 2001149865 A JP2001149865 A JP 2001149865A
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豊 光本
Kenji Okamoto
健二 岡本
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バンプ接合に最適な周波数で迅速かつエネル
ギー効率の良く接合を行う、超音波振動発生装置及び方
法、並びにバンプ接合装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 パルス波形生成回路130,実効値変換
回路131、CPU232、正弦波発生部137、乗算
型D/A変換器138を備え、電圧が印加され超音波振
動する超音波振動子120に対する超音波振動の制御を
デジタル演算処理にて行うようにし、さらに超音波振動
子へ供給する電圧制御を自然対数関数的な変化にて行う
ようにした。よって、単に目標電圧へ一気に上昇させる
従来の場合に比べてより迅速かつ確実にバンプ接合を行
うことができ、エネルギー効率の良いバンプ接合制御が
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、突起電極であるバ
ンプを電極上に接合するときに上記バンプに付与する超
音波振動を発生する超音波振動発生装置、及び該超音波
振動発生装置にて実行される超音波振動発生方法、さら
に、上記超音波振動発生装置を備えたバンプ接合装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、モバイル通信機器等に使用される
電子部品には、小型化、軽量化、及び高周波化がますま
す要求されてきている。このような中、半導体実装分野
では、上記小型化に伴う電極間等における狭ピッチ化、
及びタクト高速化、さらに弱耐熱材料の使用に伴う低温
ボンディング化が求められている。これらを実現するた
めには、例えばバンプ等を電極に形成するときのボンデ
ィングにおける荷重を小さくし、ICに与える熱を低く
し、すなわち総じてエネルギーを小さくしていく必要が
ある。一方、上記ボンディングの強度を保つためには、
上記バンプを電極に接合させるときに該バンプに作用さ
せる超音波振動エネルギーを大きくしていく必要があ
る。これらの実現のためには、実装機に搭載されている
超音波振動子は、より効率よくかつ高速に、かつより高
周波にて振動することが要求される。
【0003】図33には、上記超音波振動子を発振させ
る超音波振動発生装置10の現状における主な構造を示
している。即ち、超音波振動発生装置10は、超音波振
動子20を超音波振動させるための、パワーアンプ2
1、トランス22、VCO(ボルテージコントロールオ
ッシレータ)23、及びVCA(ボルテージコントロー
ルアンプリファイヤー)24と、超音波振動子20にお
ける超音波振動の周波数をフィードバック制御するため
の、電圧電流検出部25、PLL(フェーズロックルー
プ)回路26、及びループフィルタ27と、超音波振動
子20における超音波振動の振幅を変化させるための、
実効値検出部28、目標値発生器29、及び差動アンプ
30とを有する。又、超音波振動子20は、圧電素子を
有し、目標値で例えば64kHzの超音波振動を発生す
るように、上記圧電素子へ正弦波にてなる電圧が印加さ
れる。又、電極とバンプとを強固かつ効率的に接合させ
るためには、超音波振動子20における固有振動数、つ
まり共振状態にて超音波振動子20を振動させる必要が
ある。
【0004】パワーアンプ21及びトランス22は、超
音波振動子20を直接駆動する回路部分であり、上記圧
電素子へ上記電圧を印加する。上記電圧電流検出部25
は、上記圧電素子を有する超音波振動子20へ電圧が印
加され、超音波振動子20が超音波振動しているときに
おける超音波振動子20の電圧及び電流を検出する。上
述のように超音波振動子20には正弦波にてなる電圧が
印加されるが、超音波振動子20の場合、電圧電流検出
部25にて検出される電圧及び電流の各位相は、振動開
始したときには、若干のずれが生じる。上記共振状態に
て超音波振動子20を振動させるためには、上記ずれを
無くし電圧及び電流の各位相を一致させることが必要で
ある。上記PLL回路、上記ループフィルタ27、及び
上記VCO23は、上記一致を図るように動作する。つ
まり、PLL回路26は、電圧電流検出部25から送出
される電圧及び電流の各正弦波をそれぞれデジタル変換
してパルス波とし、各パルス波における位相のずれが無
くなるように動作し、ローパスフィルタであるループフ
ィルタ27を介してVCO23にて上記ずれが無くなる
ように電圧の周波数を変化させる。
【0005】上記実効値検出部28は、電圧電流検出部
25から送出されている電圧、電流の波形に基づき実効
値を検出し、かつACからDCに変換して電力値として
差動アンプ30に供給する。該差動アンプ30には、目
標値発生器29から上記振幅を変化させるため所望の振
幅に対応した電力が供給されており、差動アンプ30
は、実効値検出部28と目標値発生器29との各電力の
偏差に応じた値の電圧をVCA24へ供給する。VCA
24では、VCO23から供給される電圧の周波数に関
する情報と差動アンプ30から供給される電圧の振幅に
関する情報とに基づいて、目標の振幅を有し上記位相差
を是正するようにパワーアンプ21へ供給する電圧を制
御する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の構
成では、上記PLL回路26はデジタル信号を処理し、
その他の構成部分はアナログ信号を処理する。上記目標
値発生器29では、上述のように超音波振動子20へ印
加する電圧の振幅を目標値に調整するに際し、時間経過
とともに電圧値を変化させていくが、該電圧値変化もア
ナログ処理にて行なわれる。よって、目標値発生器29
が有する上記電圧値変化用のランプ関数又はステップ関
数は、アナログ回路であるゆえ回路構成上の制約から数
パターンしか持つことができない。よって、エネルギー
効率良く、目標の振幅に到達するためのパターンを作成
することは困難である。
【0007】さらに又、従来の構成は、PLL方式なの
でループフィルタ27が必要となり、該ループフィルタ
27はローパスフィルタであることから、遅れを発生し
て、上記位相のロック、つまり上記位相のずれがなくな
り、上記共振状態になるまでに長い時間を要する。具体
的には、超音波振動子20における周波数を64kHz
としたとき、上記位相ロックまで約100msを要す
る。上記超音波振動発生装置10を備えた、例えばバン
プ形成装置においては、一つのバンプ形成に許容される
タクトは約10msであることから、上記100msの
値は論外な値である。よって、従来、例えばバンプ形成
装置においては、生産に入る前にテストバンプ形成を行
うことで上記位相ロックの状態となるような周波数を得
て、実際の生産時には、上記PLL回路26を有するフ
ィードバック回路部分を機能させずに、上記位相ロック
状態の周波数にて超音波振動子20を超音波振動させて
バンプ接合を行っているのが現実である。したがって、
従来では、バンプ接合が確実に行われない場合も生じる
可能性があるという問題がある。又、将来的には、超音
波振動子20における周波数を64kHzを超える、例
えば100kHz、200kHzのような周波数が要求
されることが考えられる。そのような場合に、従来の構
成ではさらに上記位相ロックに時間を要してしまう。本
発明はこのような問題点を解決するためになされたもの
で、バンプ接合に最適な周波数にて確実に早く振動させ
る周波数制御によりバンプ接合が確実に行われ、及びエ
ネルギー効率の良い振幅制御が行われる、超音波振動発
生装置及び方法、並びにバンプ接合装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1態様の超音
波振動発生装置によれば、電圧が印加され超音波振動す
る超音波振動子に対する超音波振動の制御をデジタル演
算処理にて行う超音波振動発生装置において、上記超音
波振動子へ印加する上記電圧を自然対数関数に従い時間
経過とともに徐々に減少変化させることを特徴とする。
【0009】又、上記自然対数関数は、上記超音波振動
子の発振開始から終了までにて得られる上記超音波振動
子の電圧プロファイルを複数回更新して得られるように
することもできる。
【0010】又、上記更新により得られた上記電圧プロ
ファイルにおける上記自然対数関数における指数は、−
2ξωntであり、ここで、ξは減衰率、ωnは定数、
tは時間であるようにすることもできる。
【0011】又、超音波振動している上記超音波振動子
から得られる電圧及び電流の各実効値に基づいてインピ
ーダンスを求め、上記超音波振動子への電圧の印加開始
直後について上記インピーダンスに基づいて上記超音波
振動子へ印加する電圧の周波数を変化させる実効値判断
部をさらに備えることもできる。
【0012】又、上記実効値判断部は、電圧の上記印加
開始直後について上記インピーダンスが目標値を超える
ときに用いる設定済みの周波数を格納したメモリを備
え、上記インピーダンスが目標値を超えるときには上記
設定済みの周波数を送出することもできる。
【0013】又、上記超音波振動子へ供給する電圧の周
波数を変化させながら、それぞれの上記周波数毎に、上
記超音波振動子から得られる電圧及び電流の各実効値に
基づいてインピーダンスを求め、上記超音波振動子にお
けるインピーダンス特性を求めるインピーダンス特性測
定部をさらに備えることもできる。
【0014】又、本発明の第2態様の超音波振動発生方
法によれば、電圧が印加され超音波振動する超音波振動
子に対する超音波振動の制御をデジタル演算処理にて行
う超音波振動発生方法において、上記超音波振動子へ印
加する上記電圧を自然対数関数に従い時間経過とともに
徐々に減少変化させることを特徴とする。
【0015】又、本発明の第3態様のバンプ接合装置に
よれば、上記第1態様の超音波振動発生装置と、上記超
音波振動発生装置から供給される正弦波形の入力電圧に
て超音波振動してバンプの接合を行う振動子と、を備え
たことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態である超音波振
動発生装置、及び該超音波振動発生装置にて実行される
超音波振動発生方法、並びに上記超音波振動発生装置を
備えたバンプ接合装置について、図を参照しながら以下
に説明する。尚、各図において同じ構成部分については
同じ符号を付している。
【0017】上記バンプ接合装置としては、図26に示
すようなバンプ形成装置101及び図31に示すような
フリップチップ実装装置111の形態がある。バンプ形
成装置101は、上述の超音波振動子20に相当する超
音波振動子120を有するバンプ形成ヘッド102と、
上記超音波振動発生装置170を有する制御装置180
とを備え、当該バンプ形成装置101に搬入されたIC
チップ103の電極上に、図28〜図30に示す動作に
てバンプを形成する装置である。即ち、超音波振動子1
20の先端部分には、図27に示すように金線104が
供給され、該金線104は、図28に示すように溶融さ
れ溶融ボール104aを形成する。次に、図29に示す
ように溶融ボール104aはICチップ103の電極1
05上へ押圧される。このとき上記超音波振動発生装置
170にて溶融ボール104aには超音波振動が与えら
れ、溶融ボール104aと電極105との接合が図られ
る。そして図30に示すように、金線104が切断され
電極105上にバンプ106が形成される。尚、ICチ
ップ103の一例は、例えば5×5mmの大きさにてな
り、電極105を150個程有しており、各電極上にバ
ンプが形成されている。又、形成されたバンプ106の
直径は約40μmである。
【0018】又、上記フリップチップ実装装置111
は、図32に示すように、上述の超音波振動子20に相
当する超音波振動子113を有するバンプボンディング
ヘッド112と、上記超音波振動発生装置170を有す
る制御装置181とを備え、当該フリップチップ実装装
置111に搬入されたICチップ114を基板上にフリ
ップチップ実装する装置である。ICチップ114に
は、一又は複数のバンプが形成されており、バンプボン
ディングヘッド112に保持されたICチップ114が
上記基板上に押圧され、該押圧時に、超音波振動発生装
置170によって超音波振動子113が超音波振動して
ICチップ114を超音波振動させ、バンプと上記基板
上の電極との接合が行われる。このように上記超音波振
動発生装置170は、バンプ形成装置101及びフリッ
プチップ実装装置111のどちらの装置にも装着可能で
ある。尚、以下に説明する本実施形態では、バンプ形成
装置101に設けた場合を例に採っている。
【0019】第1実施形態;上記超音波振動発生装置1
70について説明する。超音波振動発生装置170は、
超音波振動子120を超音波振動させるための、パワー
アンプ121及びトランス122、さらには超音波振動
子120における超音波振動の周波数をフィードバック
制御するための、電圧電流検出部125、パルス波形生
成回路130、CPU132、及び正弦波発生部13
7、さらには超音波振動子20における超音波振動の振
幅を変化させるための、実効値変換部131、CPU1
32、及び乗算型D/A変換器138を有する。尚、上
記超音波振動子120は上述の超音波振動子20に相当
し、上記パワーアンプ121は上述のパワーアンプ21
に相当し、上記トランス122は上述のトランス22に
相当し、上記電圧電流検出部125は上述の電圧電流検
出部25に相当する。よって、これらの構成及び動作に
ついて、ここでの説明は省略する。尚、超音波振動子1
20は、本実施形態においても、圧電素子を有し、目標
値で例えば64kHzの超音波振動を発生するように上
記圧電素子へ正弦波にてなる電圧が印加される。
【0020】上記パルス波形生成回路130は、上記電
圧電流検出部125から供給されるアナログ信号で正弦
波にてなる、超音波振動子120から得られた電圧波形
及び電流波形に基づいてゼロクロス点を検出するととも
に、上記電圧及び電流をデジタル値に変換してそれぞれ
パルス波形に変換する。上述したように超音波振動子1
20が共振周波数にて振動するまでは、超音波振動子1
20から得られる電圧波形及び電流波形には位相ずれが
存在するので、それぞれの上記パルス波形においても位
相のずれが存在する。
【0021】上記電圧及び電流の各パルス波形は、CP
U132に備わる位相ずれ量生成部1322に供給され
る。位相ずれ量生成部1322は、CPU132の内部
クロックを使用して、上記電圧及び電流の各パルス波形
における位相のずれ量に相当する上記クロックを計数す
る。即ち、上記電圧の位相を表すパルス信号の立ち上が
りで上記計数を開始し、上記電流の位相を表すパルス信
号の立上がりで計数を停止して、この間の上記クロック
数をカウントする。該計数値はCPU132に備わる周
波数積分制御部1325に供給される。尚、該計数値は
正の数のみならず、負の数の場合もある。該周波数積分
制御部1325は、被加算周波数に上記計数値を加算
し、得たデジタル値にてなる積算周波数を上記正弦波発
生部137に備わる累積加算器1371へ送出する。こ
のようにして上記位相ずれが無くなるように、超音波振
動子120へ供給する入力電圧の周波数を繰り返し修正
していくが、上記被加算周波数は各修正段階にて元とな
る周波数をいう。例えば、第1回目の修正段階における
被加算周波数は、本実施形態では上記64kHzであ
り、上記計数値が2であり、該計数値に乗算する定数K
fを例えば1とすれば、第2回目の修正段階における被
加算周波数は66(=64+1×2)kHzとなる。
【0022】正弦波発生部137は、上記累積加算器1
371と、波形メモリ1372と、D/A変換器137
3とを備え、いわゆるシンセサイザー等と同様の構成を
有し、超音波振動子120へ供給する電圧波形の周波数
の制御をデジタル直接合成方式で行う部分である。上記
累積加算器1371は、上述のように周波数積分制御部
1325から供給される修正用の上記積算周波数値を加
算し、該加算値をアドレスデータとして波形メモリ13
72へ送出する回路である。該累積加算器1371は、
正弦波の1周期分に相当するアドレスを送出した時点で
オーバーフローし、最初のアドレスに戻る。周波数のデ
ジタルデータが大きくなればその分アドレスの更新が比
例して速くなる。これにより、デジタルデータにより周
波数を瞬時に制御できる。波形メモリ1372は、図5
に示すように、正弦波のデジタル値の一周期分を表すデ
ータを格納したROM(リードオンリーメモリ)であ
る。このような波形メモリ1372へ上記累積加算器1
371から供給されるデータに応じた周波数を有する正
弦波を波形メモリ1372は送出する。波形メモリ13
72から送出された修正用の周波数を有する波形データ
は、D/A変換器1373にてアナログ信号に変換さ
れ、電圧波形の周波数を修正する修正周波数にてなる正
弦波形を乗算型D/A変換器138へ送出される。
【0023】このようにパルス波形生成回路130、位
相ずれ量生成部1322、周波数積分制御部1325、
及び正弦波発生部137を有することで、超音波振動子
120から得た電圧及び電流の位相のずれを一致させる
ため、超音波振動子120へ供給する電圧波形の周波数
を得るための演算は、すべてデジタル信号にて処理が行
われる。よって、従来のようにPLL方式を用いておら
ず、又、正弦波発生部137を備えデジタル直接合成方
式で行うので、遅延は発生しない。したがって、超音波
振動子120が共振点で振動するように、バンプの接合
を行いながら超音波振動子120へ供給する電圧波形の
周波数の調整を行うことができるので、従来に比べてバ
ンプ接合を確実に行うことができる。
【0024】又、実効値変換部131は、電圧電流検出
部125から供給されるアナログ信号で正弦波にてなる
電圧及び電流に基づいて、該電圧及び電流の各実効値を
求め、ACからDCに変換し、CPU132に備わるA
/D変換器1321へ送出する。このように実効値変換
部131は、上記電圧及び電流の各実効値を求めてA/
D変換器1321へ送出することができるが、超音波振
動子120へ供給する電流値が超音波振動の振幅に影響
を及ぼすことから、本実施形態では、実効値変換部13
1は、上記電流の実効値をA/D変換器1321へ送出
している。よって以下の説明では電流をA/D変換器1
321へ送出した場合を例に採る。勿論、これに限定さ
れるものではなく、電圧、電力、又は、インピーダンス
によるフィードバックも可能である。
【0025】A/D変換器1321にてデジタル変換さ
れた上記電流の実効値は、CPU132に備わる偏差部
1326に供給される。偏差部1326には、該CPU
132に備わるメモリ1323に格納されている、時間
経過とともに変化する目標となる電流振幅の実効値デー
タが上記メモリ1323から供給されている。よって、
偏差部1326は、A/D変換器1321から供給され
た電流の実効値と、上記目標電流振幅実効値との偏差を
求め、該偏差を示す値を、CPU132に備わる比例制
御部1327及び振幅積分制御部1328に供給する。
尚、電圧振幅値生成部の機能を果たす一例が、上記偏差
部1326、比例制御部1327、及び振幅積分制御部
1328にて構成される部分である。本実施形態では、
CPU132内で上記電流実効値はデジタル値にて処理
されるので、上記目標電流振幅実効値もデジタル値にて
処理するのが便利である。よって、メモリ1323に
は、例えば図6及び図7に示すように、時間経過ととも
に変化する目標電流振幅実効値データを多数、格納する
ことができる。したがって、上述したように従来、アナ
ログ回路にて振幅制御を行っていたため、上記ランプ関
数やステップ関数は数パターンしか持つことができず、
エネルギー効率の劣る制御しかできなかったが、本実施
形態によれば、図6及び図7に示すように、例えばバン
プの大きさ等に対応して、バンプ接合の時間経過と超音
波振動の最適な振幅との関係を表すデジタル値にてなる
目標電流振幅実効値データを種々用意してメモリ132
3に格納しておくだけで良いことから、エネルギー効率
の良い制御が可能となる。
【0026】比例制御部1327及び振幅積分制御部1
328は、制御工学にて一般的に用いられる公知の制御
部であり、比例制御部1327は上記偏差を示す値がゼ
ロになるように振幅値を求め、振幅積分制御部1328
は、上記偏差を示す値の積算値を送出する。そしてCP
U132は、比例制御部1327及び振幅積分制御部1
328からの出力値を合わせて電圧振幅値として上記乗
算型D/A変換器138へ送出する。
【0027】乗算型D/A変換器138は、デジタル値
にてなる電圧振幅値と、アナログ波形にてなり、上記修
正周波数にてなる正弦波形の電圧とを乗算し、所望の振
幅を有し、かつ超音波振動子120の超音波振動の周波
数を調整する上記修正周波数を有する正弦波の電圧をパ
ワーアンプ121へ送出する。
【0028】上述した、周波数及び振幅の制御が、上記
共振状態の達成終了まで繰り返し実行される。CPU1
32には、該繰り返し動作のタイミングを発生するため
のインターバルタイマ1324が備わる。該インターバ
ルタイマ1324の動作にて、図3に示すように上記周
波数及び振幅の一連の制御動作Aが、図4に示す時間間
隔にて実行される。
【0029】尚、上述の説明では、CPU132内に備
わる、位相ずれ量生成部1322、周波数積分制御部1
325、偏差部1326、比例制御部1327、及び振
幅積分制御部1328について、CPU132内にハー
ドウエア的に設けたように記載している。勿論このよう
に構成することもできるが、本実施形態では、各部の動
作をソフトウエアにて制御している。
【0030】以上のように構成されるバンプ形成装置1
01、特に超音波振動発生装置170の動作について以
下に説明する。尚、以下の動作は、超音波振動発生装置
170を有する制御装置180にて制御される。バンプ
形成装置101に備わる搬送装置にて、バンプが形成さ
れるICチップ103が当該バンプ形成装置101に搬
入され、さらにバンプ形成ヘッド102近傍へ配置され
る。以後、図28〜図30を参照して上述したように、
バンプ形成ヘッド102は、ICチップ103の電極1
05上へバンプを形成していく。このとき、図29に示
す溶融ボール104aが電極105へ押圧されていると
きに、超音波振動発生装置170の制御により、バンプ
形成ヘッド102に備わる超音波振動子120が上記共
振状態にて振動可能なように、超音波振動子120の超
音波振動が制御される。
【0031】上記超音波振動の作用を開始した時点で
は、超音波振動子120は、CPU132に予め設定さ
れている周波数、本実施形態では64kHz、及び後述
のステップ32にて求まる振幅値を有する正弦波の電圧
がパワーアンプ121及びトランス122を介して超音
波振動子120へ供給され、超音波振動する。超音波振
動の開始後、図8に示すステップ(図内では「S」にて
示す)1では、電圧電流検出部125にて超音波振動子
120の電圧及び電流が検出され、ステップ2では、パ
ルス波形生成回路130にてゼロクロス点が検出され
て、ステップ1にて検出された電圧及び電流値がデジタ
ル変換される。次のステップ3及びステップ4では、C
PU132にて、ステップ2にてデジタル変換された電
圧及び電流のパルス信号について、位相のずれに相当す
るCPU132内のクロックが計数される。
【0032】次のステップ5では、CPU132にて、
上記被加算周波数と、上記位相差を表す計数値に定数K
fを乗算した値とが加算され、ステップ6にてCPU1
32から正弦波発生部137へ送出される。ステップ7
では、正弦波発生部137にて上述したように修正周波
数が生成される。
【0033】一方、上述のステップ1〜ステップ7の動
作と並行して、図9に示すステップ11〜ステップ16
が実行される。即ち、ステップ11では、実効値変換部
131にて本実施形態では上記電流の実効値について交
流から直流へ変換され、CPU132へ送出される。次
のステップ12では、CPU132にて上記電流実効値
がデジタル変換され、次のステップ13にて、メモリ1
323から読み出した上記目標電流振幅実効値と、デジ
タル値にてなる電流実効値との偏差が求められる。次の
ステップ14では、求めた上記偏差を示す値と、偏差積
算値とが加算され、新たな偏差積算値として設定され
る。次のステップ15では、ステップ13にて求めた偏
差を示す値に定数Kpを乗算した値と、上記新偏差積算
値に定数Kiを乗算した値とが加算され、ステップ16
にてデジタル値にてなる電圧振幅値として乗算型D/A
変換器138へ送出される。
【0034】乗算型D/A変換器138では、図11に
示すように、ステップ21にて、正弦波発生部137か
ら供給された上記修正周波数を有する正弦波と、CPU
132から供給された上記電圧振幅値とが乗算され、乗
算値はアナログ変換されてパワーアンプ121へ送出さ
れる。次のステップ22ではパワーアンプ121及びト
ランス122にて電力増幅がなされ、次のステップ23
では増幅された電力にて超音波振動子120が超音波振
動される。そして、上述したようにインターバルタイマ
1324による時間間隔にて、再び、ステップ1へ戻
り、上述の各動作が繰り返される。
【0035】このように本実施形態によれば、超音波振
動子120を共振状態にて振動させるためのフィードバ
ック制御について、超音波振動子120の電圧及び電流
の位相、並びに各実効値をデジタル値で収集可能で、デ
ジタル演算するように構成したことより、従来のアナロ
グ演算のように回路構成等の制約がなくなり様々な柔軟
な制御が可能となり、従来のような遅延が発生せず、バ
ンプ接合中でも振動制御が可能である。よって、バンプ
接合品質を従来に比べて向上させることができる。又、
上記デジタル値を用いてフィードバック制御を行うこと
から、時間経過とともに目標電流振幅実効値を変化させ
たデータを多数用意することができ、エネルギー効率良
くバンプ接合を実行することができる。
【0036】第2実施形態;上述した実施形態の変形例
として、CPU132に代えてCPU232を設けるこ
とができる。CPU232は、CPU132にフィード
フォワード制御部2321、インピーダンス特性測定部
の機能を果たす一例としてのホーン良否自動判定部23
22、実効値判断部2323、及び当該CPU232の
外部から例えばパラレルデータの供給を受けるI/Oポ
ート2324を備える。このようなCPU232を設け
た場合の構造及び動作について以下に説明する。尚、C
PU132と同一の構成及び動作を行うCPU232内
の構成部分についてはCPU132と同一の符号を付し
その説明を省略する。
【0037】いかに速くかつ確実にバンプの接合を行う
ためには、超音波振動子120へ供給する電圧を、図1
3に示すように一定の振幅を有する正弦波の形態でその
包絡線が一定の電圧値V1であるようなステップ関数的
に一気に目標振幅まで立ち上げるのが良いように思われ
る。しかしながら、出願人の実験によれば、上記ステッ
プ関数的に電圧を超音波振動子120へ印加しても良好
な結果は得られず、図14に実線で示す包絡線のよう
に、対数関数的に電圧を印加すると、より迅速にかつ確
実にバンプ接合が可能となることがわかった。
【0038】このことは、以下のように論証することが
できる。超音波振動子120を電気的にモデル化する
と、超音波振動子120の等価回路は、コイル、抵抗、
コンデンサを有する、いわゆるLRC回路となり、入力
を電圧、出力を電流とすると図15に(a)に示す2次
の伝達関数となる。ここで、「V」は上記LCR回路に
印加される電圧、「S」はラプラス変換における複素
数、「ξ」は減衰率、「ωn」は定数である。この正弦
波を入力したときの過渡項は(−ξωn)のEXPつま
り自然対数関数と正弦波との掛け算で表され、上記LC
R回路へ供給する電流振幅の立ち上がりは指数を(−ξ
ω)とした自然対数関数となる。上記電流の立ち上がり
を速くするためには、上記(a)の伝達関数の上記過渡
項、つまり分母をキャンセルするように、正弦波を変化
させれば良い。正弦波入力の周波数が共振周波数である
とき、正弦波をEXP関数で変化させる、図15に
(b)にて示す電圧プロファイルと、上記LCR回路の
伝達関数(a)と、図15に(c)にて示す電圧プロフ
ァイルの伝達関数とに注目すれば、元々の過渡項がキャ
ンセルできる。図16に示す極配置からは、極が現状よ
りも遠くなるので電流の立ち上がりが速くなる事が分か
る。立ち上がりの速さは(−2ξωn)のEXPで立ち
上がる。又、対数関数の指数が、上記−2ξωntのと
き、上記キャンセルが行われるので、最も速く電流振幅
を立ち上がらせることができる。
【0039】そこで本第2実施形態では、CPU232
には、上述の偏差部1326の送出する、上記A/D変
換器1321から供給された電流の実効値と上記目標電
流振幅実効値との偏差を示す値が供給される、フィード
フォワード制御部2321を設けている。該フィードフ
ォワード制御部2321には、メモリ23211を備
え、該メモリ23211には、図14及び図18から図
20を参照して下記に説明するように図17に示す包絡
線を描くような電圧プロファイルを格納しておき、超音
波振動子120の電流及び電圧の実効値のサンプリング
毎にデータを更新して乗算型D/A変換器にデータを与
えれば、超音波振動子120へ供給する電流を速く立ち
あげる事が可能である。尚、下記に説明するように、上
記図17に示す包絡線は、上述のように自然対数関数に
て示される曲線でありその指数が上記(−2ξωnt)
である曲線に結果的になる。尚、ここで、tは時間であ
る。
【0040】即ち、図18から図20にて、それぞれ実
線で示す曲線が第1回目の試行発振にて得られた電流、
目標電流値から実効値を引いた偏差、該偏差が表す電流
値を電圧値に変換するための定数Kを用いて得た電圧の
各パターンである。尚、上記試行発振とは、上記メモリ
23211に格納する上記電圧プロファイルを得るため
に、超音波振動子120をOFF状態からON状態と
し、再びOFF状態に戻すまでの動作をいう。又、上記
定数Kは、いわゆるフィードフォワード制御にて用いら
れる定数であり、超音波振動子120に応じて種々変化
する。本実施形態では、1以下、特に0.1を用いてい
る。又、図14及び図20はともに包絡線として示され
ている。
【0041】図20に実線にて示される、第1回目の試
行発振にて得られた電圧は、図14に点線にて示す当初
の電圧としてのV1に加算され、図14に示すようにV
2から始まる電圧プロファイルが作成される。得られた
電圧プロファイルは上記メモリ23211に格納され
る。そして再度上記試行発振を行い、得られた、図20
に点線にて示される電圧が上記V2から始まる電圧に加
算される。つまり、メモリ23211に格納されている
電圧プロファイルが更新される。該動作を繰り返し行う
ことで、徐々に、電圧プロファイルは、自然対数関数に
て示される曲線でありその指数が上記(−2ξωnt)
である、図17に示すような曲線に収束する。尚、出願
人の実験では、約10回程、上記試行発振を行うことで
上記指数が上記(−2ξωnt)である電圧プロファイ
ルを得ることができた。よって、上述のように、メモリ
23211には、究極的に、図17に示すような自然対
数関数にて示される曲線でありその指数が上記(−2ξ
ωnt)である電圧プロファイルが格納されることにな
る。そして、このようなフィードフォワード制御部23
21から送出される上記電圧プロファイル、比例制御部
1327、及び振幅積分制御部1328から情報が加算
させた電圧が乗算型D/A変換器138に電圧振幅とし
て供給される。該動作については、図10を参照して以
下に説明する。このようにフィードフォワード制御部2
321を設けることで、より迅速にかつ確実にバンプ接
合が可能となる。
【0042】このようにフィードフォワード制御部23
21を設けた場合の動作について、第1実施形態にて説
明した図9、並びに図10及び図11を参照して以下に
説明する。電圧の振幅制御において、図9を参照して説
明したようにステップ1、ステップ11〜ステップ14
が実行され、次の、図10に示すステップ32では、ス
テップ13にて求めた偏差を示す値に定数Kpを乗算し
た値と、上述のステップ14で求めた新たな偏差積算値
に定数Kiを乗算した値と、さらに本第2実施形態では
上記メモリ23211に格納されている電圧プロファイ
ルから得たフィードフォワード値に定数Kfを乗算した
値とを加算し、電圧振幅値とする。上記フィードフォワ
ード値について説明する。上述の説明では、理解を容易
にするためメモリ23211には上記電圧プロファイル
が格納される、と記したが、詳しくは、上記電圧プロフ
ァイルの時間経過に相当するアドレスと、上記電圧プロ
ファイルに基づいて、上記アドレスにて求まるフィード
フォワード値との関係情報として格納されている。よっ
て、例えば、第1回目のサンプリング、つまり上述のイ
ンターバルタイマーによる間隔によるサンプリングで
は、アドレス0に対応する上記フィードフォワード値が
上記定数Kfと乗算されるのに用いられる。第2回目の
サンプリングの際には、アドレス1に対応する上記フィ
ードフォワード値が用いられ、以後同様にして、第n回
目のサンプリングの際には、アドレス(n+1)に対応
する上記フィードフォワード値が用いられる。尚、上記
フィードフォワード値を求めるための上記サンプリング
の対象となる上記電圧プロファイルは、図17に示すよ
うな自然対数関数にて示される曲線でありその指数が上
記(−2ξωnt)である究極的な電圧プロファイルの
みならず、上記試行発振回数が初期、中期等の段階にお
ける、つまり上記究極的な電圧プロファイルに至るまで
における未完全な電圧プロファイルの場合も勿論ある。
【0043】上述のようにして、あるサンプリングにて
得られた上記フィードフォワード値は、例えば上記フィ
ードフォワード制御部2321に含まれるフィードフォ
ワードメモリ23212に格納される。ステップ33で
は、該フィードフォワードメモリ23212に格納され
ているフィードフォワード値の更新が行われる。つま
り、現在格納されているフィードフォワード値と、今回
のサンプリングにて得られた偏差を示す値とを加算し、
該加算値を次回のサンプリング時にフィードフォワード
値として使用するため、上記加算値を上記フィードフォ
ワードメモリ23212に格納する。そしてステップ3
4では、メモリ23211に格納されている、上記アド
レスと上記フィードフォワード値との上記関係情報にお
ける上記アドレスを一つ進め、上述した図9に示すステ
ップ16へ進む。このようにフィードフォワード制御部
2321を設けることで、迅速かつ確実にバンプ接合を
可能とするための、超音波振動子120へ供給する電圧
のプロファイルに基づいて、電圧供給が行われることか
ら、第1の実施形態に比べてより迅速かつ確実にバンプ
接合を行うことができる。
【0044】このようにCPU232から送出された電
圧振幅のデータは、上述したように乗算型D/A変換器
138へ供給され、乗算型D/A変換器138では図1
1を参照して説明したように動作する。
【0045】次に、実効値判断部2323について説明
する。上述のようにして電圧振幅及び周波数の制御され
た電圧が超音波振動子120へ供給され、電流及び電圧
の実効値が実効値変換回路131にて得られる。このと
き実際には、超音波振動子120への電圧の供給開始時
より直ちに電圧の実効値は立ち上がるが、電流の実効値
の立ち上がりは遅れる。よって、電流実効値のパルス高
さが不十分な状態のときには、位相ずれ量生成部132
2にて正確な位相ずれ量が求められず周波数制御が満足
に行われない。そこで本第2実施形態では、実効値判断
部2323を設け、電流及び電圧のデジタルにてなる実
効値を実効値判断部2323に供給し、該電流及び電圧
の実効値からインピーダンスを求めて、該インピーダン
スが所定値に達するまでは予め定めた値を周波数積分制
御部1325へ供給するようにした。このように構成す
ることで、超音波振動子120への電圧印加開始時にお
ける周波数制御を確実に実行することができる。
【0046】このような実効値判断部2323の動作に
ついて、図24を参照して以下に説明する。ステップ4
1では、上記実効値変換回路131から送出され上記A
/D変換器1321にてA/D変換された電流及び電圧
のそれぞれの、デジタルにてなる実効値が実効値変換回
路131に取り込まれる。又、ステップ42では、位相
ずれ量生成部1322から供給される電圧と電流との、
デジタルにてなる位相差が実効値変換回路131に供給
される。尚、該位相差の取り込みは、上述した周波数制
御用に用いるものであり、当該実効値判断動作には無関
係な動作である。よって、ステップ43にて、実効値変
換回路131は、電圧実効値を電流実効値にて除算して
インピーダンスを求める。次のステップ44では、例え
ば実効値判断部2323に備わる内部メモリ23231
に予め格納してある、時間変化と周波数との関係を示す
データを読み取る。
【0047】次のステップ45では、実効値変換回路1
31は、求めた上記インピーダンス値が設定値未満か否
かを判断する。上述のように超音波振動子120への電
圧印加開始時には電圧実効値はほぼ正常値を、電流実効
値は微小な値を示すことから、通常、電圧印加開始時に
は上記インピーダンスの値は、上記設定値以上となる。
ステップ45における判断において、このようにインピ
ーダンス値が設定値以上となったときには、ステップ4
8へ移行する。該ステップ48では、上記ステップ44
にて読み出した、当該判断時刻における周波数データを
周波数積分制御部1325へ送出する。このように、上
記電流実効値が十分に立ち上がらない期間にあっては、
内部メモリ23231に格納してある周波数データを周
波数積分制御部1325へ送出することから、上記電流
実効値の立上り不十分に起因する周波数制御が不能にな
ることを防止することができる。
【0048】一方、ステップ45における判断におい
て、上記インピーダンス値が上記設定値未満となったと
きには、即ち、上記電流実効値が十分に立ち上がったと
判断されるときには、ステップ46へ進む。該ステップ
46では、フェイズロック処理、即ち実効値変換回路1
31へ供給されている電圧位相及び電流位相とに基づい
て位相差を求めて、周波数積分制御部1325へ送出す
る。そして次のステップ47では、ステップ45にて上
記インピーダンス値が上記設定値未満となったときの電
圧周波数を上記内部メモリ23231に記憶しておく。
該記憶された周波数データは、上記ステップ44におけ
る周波数データの読み込みに用いられる。よって、次に
バンプ接合動作を行うときにおいては、この上記設定値
未満となったときの周波数データ、つまり確実にバンプ
接合が可能な周波数データが初期値になり、位相ロック
処理が行われるので、超音波振動子120の状態に変化
がなければ、上記ロックに要する時間は瞬時であり、た
とえ超音波振動子120の状態に変化があったとして
も、前回の共振周波数から大幅にずれることはないの
で、上記ロックに要する時間は速くなる。そして次のス
テップ48では、ステップ45にて上記電流実効値が十
分に立ち上がったと判断されたときの周波数データが周
波数積分制御部1325へ送出される。
【0049】次に、ホーン良否自動判定部2322につ
いて説明する。上記超音波振動子120は超音波ホーン
という部材に取り付けられており、バンプ接合の諸条件
が変化したときや、メンテナンスのときには、超音波振
動子120を含めて上記超音波ホーンを付け替える場合
が生じる。該付け替えを行った場合、その取付状態の良
否を判断するために、超音波振動子120から得た電流
及び電圧の実効値に基づきインピーダンスを求め、該イ
ンピーダンス状態から上記良否を判断している。しかし
ながら、図33に示すような従来の超音波振動発生装置
では、アナログ信号処理にて行っていたので、上記イン
ピーダンスを測定するためには、通信関係等で使用され
上記64kHzを大幅に超える高周波数まで測定可能な
高価なインピーダンス測定器を接続せざるを得なかっ
た。一方、第1実施形態及び第2実施形態ともに、デジ
タル演算処理を行っていることから、上述のようにわざ
わざインピーダンス測定器を接続することなく、上記取
付状態の良否を自動的に判定することができる。即ち、
上述のように、CPU232には、電圧及び電流の実効
値が供給されデジタル変換されているので、超音波振動
子120へ供給する電圧の周波数を変化させながら、逐
次デジタル値にてなる電流及び電圧の実効値を用いてイ
ンピーダンスを求める。このようにして求めた周波数と
インピーダンスとの関係は、図21に示すようになる。
つまり、取り付けた超音波振動子120の共振周波数の
ときに、インピーダンスが最低になるような関係が得ら
れれば、上記取付状態は良好である。取付状態が不良の
場合には、共振周波数以外の周波数においてもインピー
ダンスが低くなる傾向が現れる。このように第1実施形
態及び第2実施形態ともに、デジタル演算処理を行うこ
とに起因して、取り付けた超音波振動子120の共振周
波数を入力することで、ホーン良否自動判定部2322
にて自動的に取付状態の良否を判定することが可能とな
る。よって、例えばメンテナンス時における取付状態の
良否判定を従来に比べて簡便かつ迅速に行うことがで
き、メンテナンス時間を大幅に短縮することができる。
【0050】このようなホーン良否自動判定部2322
の動作について、図25を参照して以下に説明する。ス
テップ50では、超音波振動子120の制御を行うの
か、当該ホーン良否自動判定動作を行うかを判断する。
ホーン良否自動判定動作においてステップ51では、超
音波振動子120を含む超音波ホーンへ供給する周波数
を、当該良否判定動作における最低値に設定する。該最
低値とは、メンテナンス等で交換した超音波ホーンの種
類によって異なるが、上述の64kHzの超音波振動子
の場合には、40kHzである。次のステップ52で
は、設定した周波数を有する電圧を超音波振動子120
へ印加し、ステップ53にて超音波振動子120の超音
波振動が安定するまで所定時間待つ。
【0051】次のステップ54では、実効値変換部13
1から出力される超音波振動子120の電圧、電流の各
実効値をホーン良否自動判定部2322は取り込み、ス
テップ55にて上記インピーダンスを求める。ステップ
56では、今回のサンプリングにおける条件値である、
上記周波数、インピーダンス、上記電圧及び電流の位相
差を記憶する。次のステップ57では、次のサンプリン
グのための周波数を設定し、次のステップ58では設定
した周波数が当該良否判定動作における最高値に到達し
たか否かを判断し、到達していない場合には再び上記ス
テップ52へ戻る。尚、上記最高値は、上記最低値の場
合と同様にホーンによって異なるが、上述の64kHz
の超音波振動子の場合には、80kHzである。そして
設定する上記周波数が上記最高値まで到達したとき、つ
まり検査すべきすべてのサンプリング周波数にてインピ
ーダンスを測定したときには、ステップ59にて、取り
付けた超音波振動子における共振周波数以外の周波数に
てインピーダンスの低くなっているところはないか、イ
ンピーダンスが最低となった周波数が共振周波数か否
か、等を判断して、超音波ホーンの取り付けの良否を判
断する。
【0052】I/Oポート2324には、例えば制御装
置180から上記目標電流振幅値のパラレルデータが供
給される。供給されたパラレルデータのCPU232へ
の取り込み方法としては、図22に示すようにデータが
ゼロになった時点で供給されたデータを上記目標電流振
幅値とするか、又は図23に示すように制御装置180
から取込トリガ信号が供給されることで上記目標電流振
幅値としてのデータの取り込みを行う。
【0053】上述のCPU232の説明では、図12に
示すようにCPU232内に各動作を実行する構成部分
を設けた形態にて説明を行った。もちろん、このように
構成することも可能であるが、本実施形態では、各動作
はプログラムにてソフトウエア的に実行されている。
【0054】本第2実施形態でも、周波数制御において
位相差がゼロとなるようにフィードバック制御している
が、所望の目標位相を設け、偏差をフィードバックする
ようにすれば、任意の位相差で制御可能である。又、振
幅制御においても、目標電流振幅実効値と測定された電
流実効値との偏差がゼロになるように制御しているが、
該偏差が所望値になるように制御することもできる。さ
らに、電圧及び電流の位相差、並びに電圧及び電流の実
効値を有機的に結合して、多変数制御を使用してもよ
い。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の第1態様の
超音波振動発生装置、及び第2態様の超音波振動発生方
法、並びに第3態様のバンプ接合装置によれば、電圧が
印加され超音波振動する超音波振動子に対する超音波振
動の制御をデジタル演算処理にて行うようにし、さらに
超音波振動子へ供給する電圧制御を自然対数関数的な変
化にて行うようにした。これにより、単に目標電圧へ一
気に上昇させる従来の場合に比べてより迅速かつ確実に
バンプ接合を行うことができる。
【0056】又、さらに実効値判断部を備えることで、
超音波振動子への電圧印加開始直後におけるインピーダ
ンスの不安定時には、バンプ接合を迅速かつ確実に行え
る、設定済みの周波数を有する電圧を超音波振動子へ印
加することから、たとえインピーダンスが不安定なとき
であっても迅速かつ確実にバンプ接合を行うことができ
る。
【0057】又、さらにインピーダンス特性測定部を備
えることで、超音波振動子のインピーダンス特性を測定
できることから、例えばメンテナンス等にて超音波振動
子を交換したときなど、インピーダンス特性を測定して
超音波振動子の取り付け状態の良否を判断することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態である超音波振動発生装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示すCPUの構成を示すブロック図で
ある。
【図3】 図1に示す超音波振動発生装置の動作を示す
フローチャートである。
【図4】 図3に示す動作を実行するタイミングを説明
するための図である。
【図5】 図1に示す正弦波発生部に備わる波形メモリ
に格納される波形データを示す図である。
【図6】 図1に示すCPUに備わるメモリに格納され
る目標電流振幅実効値を表すデータをグラフ化した図で
ある。
【図7】 図1に示すCPUに備わるメモリに格納され
る目標電流振幅実効値を表すデータをグラフ化した図で
ある。
【図8】 図1に示す超音波振動発生装置の周波数制御
動作を示すフローチャートである。
【図9】 図1に示す超音波振動発生装置の振幅制御動
作を示すフローチャートである。
【図10】 図9に示す振幅制御動作において、さらに
電圧変化制御を加味した場合の動作を示すフローチャー
トである。
【図11】 図8、図9及び図10に示す動作を元に、
図1に示す超音波振動発生装置の動作を示すフローチャ
ートである。
【図12】 本発明の第2実施形態の超音波振動発生装
置に備わるCPUの内部構成を示すブロック図である。
【図13】 超音波振動子へ供給する電圧について、従
来の場合を示す図である。
【図14】 上記第2実施形態において、超音波振動子
へ印加する電圧の時間的変化を示すグラフである。
【図15】 上記第2実施形態において、超音波振動子
へ印加する電圧を対数関数にて時間的に変化させるのが
好ましいことを説明するための図である。
【図16】 上記第2実施形態において、超音波振動子
へ印加する電圧を対数関数にて時間的に変化させるのが
好ましいことを説明するための図である。
【図17】 上記第2実施形態において、超音波振動子
へ印加する電圧の時間的変化を示すグラフである。
【図18】 上記第2実施形態において、超音波振動子
へ供給する電流の時間的変化を示すグラフである。
【図19】 目標となる電流値から図18に示す電流を
引いた偏差を示すグラフである。
【図20】 図19のグラフに対応した電圧を示すグラ
フである。
【図21】 上記第2実施形態において、超音波振動子
のインピーダンス特性を示すグラフである。
【図22】 上記第2実施形態において、超音波振動子
の制御を開始させる方法を説明するための図である。
【図23】 上記第2実施形態において、超音波振動子
の制御を開始させる別の方法を説明するための図であ
る。
【図24】 上記第2実施形態において、電圧及び電流
の各実効値の良否を判断するときの動作を示すフローチ
ャートである。
【図25】 上記第2実施形態において、超音波振動子
のインピーダンス特性を測定するときの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図26】 図1に示す超音波振動発生装置を備えたバ
ンプ形成装置の斜視図である。
【図27】 図26に示すバンプ形成ヘッド部分の構成
を示す斜視図である。
【図28】 図26に示すバンプ形成ヘッドにて実効さ
れるバンプ形成動作を説明するための図である。
【図29】 図26に示すバンプ形成ヘッドにて実効さ
れるバンプ形成動作を説明するための図である。
【図30】 図26に示すバンプ形成ヘッドにて実効さ
れるバンプ形成動作を説明するための図である。
【図31】 図1に示す超音波振動発生装置を備えたフ
リップチップ実装装置の斜視図である。
【図32】 図31に示すバンプボンディングヘッドの
拡大斜視図である。
【図33】 従来の超音波振動発生装置の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
101…バンプ形成装置、111…フリップチップ実装
装置、120…超音波振動子、130…パルス波形生成
回路、131…実効値変換回路、132…CPU、13
7…正弦波発生部、138…乗算型D/A変換器、17
0…超音波振動発生装置、180…制御装置、1322
…位相ずれ量生成部、1325…周波数積分制御部、1
326…偏差部、1327…比例制御部、1328…振
幅積分制御部、232…CPU、2321…フィードフ
ォワード制御部、2322…ホーン良否自動判定部、2
323…実効値判断部。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧が印加され超音波振動する超音波振
    動子(120)に対する超音波振動の制御をデジタル演
    算処理にて行う超音波振動発生装置において、 上記超音波振動子へ印加する上記電圧を自然対数関数に
    従い時間経過とともに徐々に減少変化させることを特徴
    する超音波振動発生装置。
  2. 【請求項2】 上記自然対数関数は、上記超音波振動子
    の発振開始から終了までにて得られる上記超音波振動子
    の電圧プロファイルを複数回更新して得られる、請求項
    1記載の超音波振動発生装置。
  3. 【請求項3】 上記更新により得られた上記電圧プロフ
    ァイルにおける上記自然対数関数における指数は、−2
    ξωntであり、ここで、ξは減衰率、ωnは定数、t
    は時間である、請求項2記載の超音波振動発生装置。
  4. 【請求項4】 超音波振動している上記超音波振動子か
    ら得られる電圧及び電流の各実効値に基づいてインピー
    ダンスを求め、上記超音波振動子への電圧の印加開始直
    後について上記インピーダンスに基づいて上記超音波振
    動子へ印加する電圧の周波数を変化させる実効値判断部
    (2323)をさらに備えた、請求項1ないし3のいず
    れかに記載の超音波振動発生装置。
  5. 【請求項5】 上記実効値判断部は、電圧の上記印加開
    始直後について上記インピーダンスが目標値を超えると
    きに用いる設定済みの周波数を格納したメモリ(232
    31)を備え、上記インピーダンスが目標値を超えると
    きには上記設定済みの周波数を送出する、請求項4記載
    の超音波振動発生装置。
  6. 【請求項6】 上記超音波振動子へ供給する電圧の周波
    数を変化させながら、それぞれの上記周波数毎に、上記
    超音波振動子から得られる電圧及び電流の各実効値に基
    づいてインピーダンスを求め、上記超音波振動子におけ
    るインピーダンス特性を求めるインピーダンス特性測定
    部(2322)をさらに備えた、請求項1ないし5のい
    ずれかに記載の超音波振動発生装置。
  7. 【請求項7】 電圧が印加され超音波振動する超音波振
    動子(120)に対する超音波振動の制御をデジタル演
    算処理にて行う超音波振動発生方法において、 上記超音波振動子へ印加する上記電圧を自然対数関数に
    従い時間経過とともに徐々に減少変化させることを特徴
    する超音波振動発生方法。
  8. 【請求項8】 上記自然対数関数は、上記超音波振動子
    の発振開始から終了までにて得られる上記超音波振動子
    の電圧プロファイルを複数回更新して得られる、請求項
    7記載の超音波振動発生方法。
  9. 【請求項9】 上記更新により得られた上記電圧プロフ
    ァイルにおける上記自然対数関数における指数は、−2
    ξωntであり、ここで、ξは減衰率、ωnは定数、t
    は時間である、請求項2記載の超音波振動発生方法。
  10. 【請求項10】 超音波振動している上記超音波振動子
    から得られる電圧及び電流の各実効値に基づいてインピ
    ーダンスを求め、上記超音波振動子への電圧の印加開始
    直後について上記インピーダンスに基づいて上記超音波
    振動子へ印加する電圧の周波数を変化させる、請求項7
    ないし9のいずれかに記載の超音波振動発生方法。
  11. 【請求項11】 上記電圧の上記印加開始直後について
    上記インピーダンスが目標値を超えるときには設定済み
    の周波数を使用する、請求項10記載の超音波振動発生
    方法。
  12. 【請求項12】 上記超音波振動子へ供給する電圧の周
    波数を変化させながら、それぞれの上記周波数毎に、上
    記超音波振動子から得られる電圧及び電流の各実効値に
    基づいてインピーダンスを求め、上記超音波振動子にお
    けるインピーダンス特性を求める、請求項7ないし11
    のいずれかに記載の超音波振動発生方法。
  13. 【請求項13】 請求項1なしい6のいずれかに記載の
    超音波振動発生装置(170)と、 上記超音波振動発生装置から供給される正弦波形の入力
    電圧にて超音波振動してバンプ(104a、106)の
    接合を行う振動子(120、113)と、 を備えたことを特徴とするバンプ接合装置。
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