JP2001149580A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2001149580A
JP2001149580A JP33855799A JP33855799A JP2001149580A JP 2001149580 A JP2001149580 A JP 2001149580A JP 33855799 A JP33855799 A JP 33855799A JP 33855799 A JP33855799 A JP 33855799A JP 2001149580 A JP2001149580 A JP 2001149580A
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Japan
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ball
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JP33855799A
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English (en)
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Toshiyuki Shudo
敏幸 周藤
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可変表示器の外周部分を装飾する装飾部材の
組み付け作業性を向上し得る弾球遊技機を提供する。 【構成】 表示器取付部材115に対してLCD表示器
33と表示制御基板47とカバー体116とを取り付
け、該表示器取付部材115を遊技盤1の裏面より玉誘
導カバー体114に取り付ける一方、表示部飾り部材3
1を遊技盤1の表面に取り付ける。これにより、表示部
飾り部材31を仕様変更に伴う交換等で取り外すときで
もLCD表示器33、表示制御基板47、及びカバー体
116を取り外す必要がないので、表示部飾り部材31
の組み付け作業性を向上することができる。また、LC
D表示器33、表示制御基板47、及びカバー体116
が表示器取付部材115を介して取り付けられているた
め、個々の部品33・47・116を各々取り付ける構
成と比べて組立作業性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技盤のほぼ中央
に設けられて表示状態が変化可能な可変表示器と、該可
変表示器の外周部分を装飾する装飾部材と、前記可変表
示器の表示動作を制御する表示制御基板と、前記遊技盤
の裏面に取り付けられて遊技盤の裏面において玉を誘導
する玉誘導カバー体と、前記表示制御基板を被覆する被
覆体と、前記可変表示器を取り付けるための表示器取付
部材と、を備えた弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、弾球遊技機に設けられる
可変表示器は、表示状態が変化可能な可変表示器と、該
可変表示器の表示部の外周部分を装飾する装飾部材と、
を備えて遊技盤の表面に取り付けられるようになってい
た。また、このような弾球遊技機では、可変表示器の表
示動作を制御する表示制御基板が可変表示器の裏面側に
一体的に設けられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
可変表示器では、遊技盤の表面側から取り付けた装飾部
材の裏面側に可変表示器を取り付けると共にその可変表
示器の裏面側に表示制御基板を取り付けたり、あるいは
事前に装飾部材と可変表示器を組み付けておき、その組
付体を遊技盤に取り付けた後に組付体の裏面側に表示制
御基板を取り付けることで、遊技盤への組み付けが行わ
れるようになっていた。このため、仕様変更に伴う交換
等で装飾部材を取り外す場合には、装飾部材だけでなく
可変表示器及び表示制御基板も取り外さなければなら
ず、装飾部材の組み付け作業が困難なものになってい
た。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、そ
の目的とするところは、可変表示器の外周部分を装飾す
る装飾部材の組み付け作業性を向上し得る弾球遊技機を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明においては、遊技盤のほぼ中央に設
けられて表示状態が変化可能な可変表示器と、該可変表
示器の表示部の外周部分を装飾する装飾部材と、前記可
変表示器の表示動作を制御する表示制御基板と、前記遊
技盤の裏面に取り付けられて遊技盤の裏面において玉を
誘導する玉誘導カバー体と、前記表示制御基板を被覆す
る被覆体と、前記可変表示器を取り付けるための表示器
取付部材と、を備えた弾球遊技機において、前記表示器
取付部材に対して前記可変表示器と前記表示制御基板と
前記被覆体とを取り付け、該表示器取付部材を前記遊技
盤の裏面より前記玉誘導カバー体に取り付ける一方、前
記装飾部材を前記遊技盤の表面に取り付けたことを特徴
とする。このように構成することにより、装飾部材を仕
様変更に伴う交換等で取り外すときでも可変表示器、表
示制御基板、及び被覆体を取り外す必要がないので、装
飾部材の組み付け作業性を向上することができる。ま
た、可変表示器、表示制御基板、及び被覆体が表示器取
付部材を介して取り付けられているため、個々の部品を
各々取り付ける構成と比べて組立作業性が向上する。
【0005】また、請求項2の発明においては、前記表
示器取付部材は、前記可変表示器の裏面方向へ向かって
延設された脚部を有し、前記表示制御基板は、前記可変
表示器との間で所定間隔を置いて前記脚部に取り付けら
れることを特徴とする。このように構成することによ
り、表示制御基板の絶縁性が向上できる。また、可変表
示器と表示制御基板を相互にノイズの影響を受け難くす
ることができる。
【0006】また、請求項3の発明においては、前記表
示器取付部材と前記被覆体とにそれぞれ係合部を設け、
該係合部同士の係合によって前記被覆体を前記表示器取
付部材に着脱自在に取り付けたことを特徴とする。この
ように構成することにより、可変表示器及び表示制御基
板を取り外す場合も含めて可変表示器、表示制御基板、
及び被覆体の組み付け作業性を向上することができ、然
もビス止め等に比べて部品点数を削減することができ
る。
【0007】また、請求項4の発明においては、前記被
覆体を透明合成樹脂で形成したことを特徴とする。この
ように構成することにより、可変表示器あるいは表示制
御基板に不正改造が行われた場合でもその不正改造が外
部から判別できるので、可変表示器及び表示制御基板の
不正防止を招来することができる。
【0008】また、請求項5の発明においては、前記装
飾部材を複数の部材の組立体から構成したことを特徴と
する。このように構成することにより、装飾部材を構成
する複数の部材を様々に取り換えることで、装飾部材の
様々な仕様変更が容易に行える。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。先ず、図1を参照して実施形
態に係る弾球遊技機の遊技盤1の構成について説明す
る。図1は、遊技盤1を示す正面図である。図1におい
て、遊技盤1の表面には、発射された打玉を誘導するた
めの誘導レール2がほぼ円状に植設され、該誘導レール
2で区画された領域が遊技領域3を構成している。遊技
領域3のほぼ中央には、画像表示部40での特別図柄の
可変表示(以下、変動ともいう)を可能にする特別可変
表示装置30が配置されている。特別可変表示装置30
の詳細な構成については後に詳述する。
【0010】特別可変表示装置30の下方には、特別図
柄の変動を許容する始動機能を有する普通可変入賞球装
置5が配置されている。普通可変入賞球装置5は、ソレ
ノイド6によって垂直(通常入賞口)位置と傾動(拡大
入賞口)位置との間で可動制御される一対の可動翼片7
a・7bを備え、いわゆるチューリップ型役物として構
成され、その普通可変入賞球装置5には入賞した打玉を
検出する始動玉検出器8が設けられている。なお、可動
翼片7a・7bが垂直(通常入賞口)位置のときも普通
可変入賞球装置5に入賞可能になっている。また、普通
可変入賞球装置5への入賞に基づく特別図柄の変動は、
変動中を除いて所定回数(本実施形態では、4回)記憶
され、その旨が後述の特別図柄記憶表示LED36によ
って表示されるようになっている。
【0011】また、遊技領域3の下方部位には、ソレノ
イド10によって入賞領域を開閉制御する開閉板11を
備えた特別可変入賞球装置9が配置されている。特別可
変入賞球装置9の入賞領域内には、入賞玉の検出により
開閉板11を再度開成(後述する継続権の成立)させる
ことができる特定玉検出器12と、入賞玉数を検出する
ために入賞玉検出器13と、が設けられている。特別可
変入賞球装置9の左右両端部には、それぞれ飾りランプ
15を備えた入賞口16が設けられており、また、特別
可変入賞球装置9の入賞領域内壁には、継続権の成立を
報知する特定玉入賞表示LED17が設けられている。
【0012】しかして、上記のように構成される特別可
変入賞球装置9は、以下のように作動する。即ち、打玉
が普通可変入賞球装置5に入賞して始動玉検出器8をO
Nさせると、特別可変表示装置30が変動を開始し、一
定時間が経過すると、例えば左・右・中の順で特別図柄
が確定され、その確定された図柄の組み合せが所定の大
当り組合せ(同一図柄のゾロ目)となったときに特定遊
技状態となる。この特定遊技状態においては、特別可変
入賞球装置9の開閉板11が所定期間(例えば、29
秒)あるいは所定個数(例えば、10個)の入賞玉が発
生するまで開放するように設定され、その開放している
間遊技盤1の表面を落下する打玉を受け止めるようにな
っている。そして、受け止められた打玉が特定玉検出器
12をON(V入賞)すると、再度上記した開放サイク
ル(遊技ラウンド)を繰り返し、V入賞する毎に継続権
が成立して開放サイクルを最高16回(ラウンドR1〜
R16)繰り返すことができるようになっている。
【0013】なお、本発明の特定遊技状態とは、上記に
限らず以下に示す〜の制御のうちいずれか1つの制
御又は組合せた制御を実行する状態であればよい。
【0014】 打玉の入賞を容易にする第一の状態
と、打玉が入賞できない又は入賞し難い第二の状態と、
に変化可能な可変入賞球装置に対して所定時間連続的又
は間欠的に第一の状態にする制御 特定の入賞又は通過領域での打玉の検出を介在さ
せ、打玉の入賞を容易にする第一の状態と、打玉が入賞
できない又は入賞し難い第二の状態と、に変化可能な可
変入賞球装置に対して所定時間連続的又は間欠的に第一
の状態にする制御 打玉の入賞に関わらず所定数の景品玉を直接排出す
る制御 有価価値を有する記憶媒体(カードやレシート等)
に対して有価数を加算する制御 得点があることに基づいて遊技可能な弾球遊技機に
対して得点を付与する制御 また、特別可変表示装置30の左側方には、通過口18
が配置されており、該通過口18には、通過する打玉を
検出する通過玉検出器19が設けられている。該通過玉
検出器19は、通過玉を検出すると後述する普通図柄表
示器34に表示される普通図柄の変動を許容するように
なっている。なお、普通図柄表示器34は、普通図柄が
当り図柄となったときに、普通可変入賞球装置5の可動
翼片7a・7bを所定時間が経過するまで開放制御する
ものである。また、普通図柄の変動は、変動中を除いて
所定回数(本実施形態では、4回)記憶され、その旨が
後述する普通図柄記憶表示LED35によって表示され
るようになっており、その変動時間は、後述する制御条
件の決定に伴う時間短縮時に通常時に比べて短縮される
ようになっている。この普通図柄の時間短縮は、遊技者
にとって有利な制御となる。具体的に、通常時では、普
通図柄の変動時間が長いため、普通図柄の始動記憶が満
タンになった状態で、それ以後の通過検出がほとんど記
憶されずに無効となる。一方、時間短縮時では、通過検
出後に普通図柄が変動して即停止するので、通過検出が
無効になることがない。
【0015】また、遊技領域3を含む遊技盤1の表面に
は、上記した構成以外にも、袖ランプ22aを内蔵した
入賞口22、サイドランプ23aを内蔵したサイドラン
プ飾り23、アウト口24、バック玉防止部材25等が
設けられている。また、弾球遊技機には、特定遊技状態
時あるいは変動時に点灯又は点滅してその旨を報知する
図示しない遊技効果ランプ及び遊技効果LEDが設けら
れると共に、効果音を発生する図示しないスピーカが設
けられている。
【0016】次に、特別可変表示装置30の構成につい
て説明する。特別可変表示装置30は、遊技盤1の表面
に取り付けられる表示部飾り部材31(装飾部材)を備
え、該表示部飾り部材31には、横長形状の窓枠部32
が開設されている。そして、この窓枠部32の後方に
は、左・中・右の各特別図柄を可変表示し得る画像表示
部40を有するLCD表示器33が臨設されている。ま
た、窓枠部32の上方には、左右一対のLEDからなる
普通図柄表示器34、普通図柄記憶表示LED35、特
別図柄記憶表示LED36、及び飾りLED37が設け
られ、窓枠部32の左右側方には、飾りLED38が設
けられている。
【0017】なお、画像表示部40に表示される特別図
柄(左図柄・中図柄・右図柄)は、図17(A)に示す
ように、それぞれ「1〜12」の12種類の図柄から構
成されており、これら左・中・右の図柄には、ランダム
2(0〜11)が対応して設けられている。大当り図柄
の組合せは、図17(B)に示すように、左・中・右の
図柄が同一図柄で揃った組合せであり、この組合せは、
ランダム3(0〜11)の値に基づいて決定される。ま
た、大当り図柄のうち「1・3・5・7・9・11」の
いずれかの図柄で揃った大当り図柄は、確変図柄を構成
して確率変動(これを確変ともいう)を発生するように
なっている。また、後で詳述する図柄の再変動における
仮停止図柄は、図17(C)に示すように、ランダム8
(0〜5)の抽出値に基づいて決定される。具体的に、
仮停止図柄は、「2・4・6・8・10・12」のいず
れかの図柄で揃った大当り図柄、言い換えれば確変図柄
以外の大当り図柄(以下、これを非確変図柄という)か
ら構成されている。
【0018】次に、本実施形態の要部を構成する表示部
飾り部材31について図2乃至図14を参照して説明す
る。表示部飾り部材31は、図2及び図3に示すよう
に、該表示部飾り部材31を遊技盤1の表面に取り付け
る基板構成部材50と、該基板構成部材50の後面側に
取り付けられて前記LCD表示器33の画像表示部40
を臨設する枠構成部材100、から構成されている。基
板構成部材50は、図4に示すように、開口52が形成
され且つ表面部分にメッキ加工が施された額縁形状の取
付基板51を備えており、該取付基板51の開口52外
周には、鍔状フランジ部53が全周に亘って形成されて
いる。鍔状フランジ部53には、基板構成部材50を遊
技盤1にビス止めするための取付穴54と、前記普通図
柄表示器34を構成する2つのLED、各記憶表示LE
D35・36、及び各飾りLED37・38からの発光
を個々に前方に透光するための透光穴55a〜55e
と、後述する複数の被覆部材63〜66を取り付けるた
めのビス止め穴56a・56b及び係合穴57a〜57
c、が穿設されている。なお、各透光穴55c・55d
間及び各透光穴55d・55e間には、それぞれ各LE
D36・37及び各LED37・38の発光が相互で干
渉しないようにするための分光突起片58a・58bが
突設されている。
【0019】また、鍔状フランジ部53の上端部分に
は、装飾突起部59が突設され、該装飾突起部59の前
面には、装飾シート60が貼付される。一方、開口52
の下側部分には、遊技盤1の表面に向かって緩やかに下
り傾斜して形成される左右両側の玉受入部61と、該左
右の玉受入部61間に設けられ且つ玉受入部61よりも
大きく前方に下り傾斜して形成されることで遊技盤1面
上に玉を排出する玉排出部62、が形成されている。玉
排出部62は、基板構成部材50を遊技盤1に取り付け
た状態で前記普通可変入賞球装置5の上方位置に配され
る。これにより、玉排出部62から排出された玉は、普
通可変入賞球装置5に入賞し易くなっている。
【0020】また、取付基板51の開口52外周端部の
後端面には、枠構成部材100を基板構成部材50にビ
ス87止めするための取付ボス86aと、普通図柄表示
器34のLED基板90をビス91止めするための取付
ボス86bと、各LED35〜38を実装するLED基
板92をビス93止めするための取付ボス86c、が形
成されている。なお、各LED基板90・92には、そ
れぞれ配線94a・94bを接続するためのコネクタ9
5a・95bが実装されると共に、ビス91・93止め
用のビス止め穴96a・96bが穿設されている。ま
た、前記玉排出部62の後端面には、枠構成部材100
側との位置決め突起88が突設されている。
【0021】また、取付基板51の前面には、普通図柄
表示器34を構成する2つのLEDと普通図柄記憶表示
LED35を前方から透視可能に被覆する被覆部材63
と、特別図柄記憶表示LED36を前方から透視可能に
被覆する左右一対の被覆部材64と、飾りLED37を
前方から透視可能に被覆する左右一対の被覆部材65
と、飾りLED38を前方から透視可能に被覆する左右
一対の被覆部材66、が取り付けられるようになってい
る。被覆部材63は、普通図柄表示器34(2つのLE
D)の前方を覆う透光性のLEDカバー67と、普通図
柄記憶表示LED35の前方を覆う透光性のLEDカバ
ー68と、これらLEDカバー67・68を位置決めし
て組み付ける内外のフレーム69・70、から構成さ
れ、外側フレーム70の裏面に形成された取付ボス71
を前記ビス止め穴56aにビス89止めすることで、取
付基板51の前面に取り付けられる。また、外側フレー
ム70には、取付基板51への取付状態で被覆部材66
との位置決めを行う係合溝72が形成されている。
【0022】被覆部材64は、特別図柄記憶表示LED
36の前方を覆う透光性のLEDカバー73と、該LE
Dカバー73を内嵌するフレーム74、から構成され、
フレーム74に形成された係合突起75を前記係合穴5
7aに係合することで、取付基板51の前面に取り付け
られる。また、フレーム74には、取付基板51への取
付状態で被覆部材65を位置決めして取り付ける取付溝
76が形成されている。
【0023】被覆部材65は、飾りLED37の前方を
覆う透光性のLEDカバーであり、その外周端部には、
前記被覆部材64側の取付溝76と嵌合する取付突起7
7と、取付基板51の取付溝(図示しない)と嵌合する
取付突起78、が形成されている。
【0024】被覆部材66は、飾りLED38の前方を
覆う透光性のLEDカバー79と、該LEDカバー79
の外周部分に取り付けられるフレーム80、から構成さ
れている。LEDカバー79には、フレーム80を一体
的に組み付けるための嵌合溝81と、前記係合穴57b
への嵌入によってLEDカバー79を取付基板51に位
置決めして取り付けるための取付突起82と、が形成さ
れている。一方、フレーム80には、前記嵌合溝81に
嵌合する取付ボス83と、前記係合穴57cへの嵌入に
よってフレーム80を取付基板51に位置決めして取り
付けるための取付突起84と、前記被覆部材63側の係
合溝72と係合する係合突起85、が形成されている。
なお、被覆部材66は、フレーム80の取付ボス83を
前記ビス止め穴56bにビス89止めすることで、取付
基板51の前面に止着されるようになっている。ここ
で、基板構成部材50の組立ては、被覆部材64・65
を最初に取付基板51の所定位置に挿入し、その上方よ
り被覆部材66をビスで取り付け、最後に被覆部材63
をビスで取付基板51に固定することで、基板構成部材
50は構成される。つまり、各々の部品は、個々に取付
基板51にビス止めされるのではなく、それぞれが組み
合わされることにより固定される構造になっている。ま
た、各フレーム69・70・74・80も取付基板51
と同様にメッキ加工が施されている。
【0025】一方、基板構成部材50の後面側に取り付
けられる枠構成部材100は、取付基板51の開口52
とほぼ同一の外周形状をなす枠主体101を備えてお
り、該枠主体101の外周には、枠構成部材100を取
付基板51側の取付ボス86にビス87止めするための
ビス止め穴102が設けられている。なお、枠主体10
1は、取付基板51と違いメッキ加工は施されていな
い。枠主体101の下側部分には、中央に向かって下り
傾斜した左右の傾斜面部103と、該左右の傾斜面部1
03間に設けられ且つ前方に下り傾斜した中央傾斜面部
104と、該中央傾斜面部104及び左右の傾斜面部1
03の後端に立設された後面壁105、が形成されてい
る。また、左右の傾斜面部103及び中央傾斜面部10
4は、それぞれ基板構成部材50と枠構成部材100を
組み付けた状態で、取付基板51側の左右の玉受入部6
1及び玉排出部62と個々に対応する位置に形成されて
いる。
【0026】左右の傾斜面部103及び後面壁105に
は、それぞれ装飾シート106が貼付され、このように
装飾シート106が貼付された左右の傾斜面部103上
には、それぞれ透明性を有する長方形状の傾斜面部材1
07が取り付けられる。なお、傾斜面部材107の取り
付けは、傾斜面部材107の後端部に形成された取付突
起108を後面壁105の下端に形成された取付穴10
9に挿入する一方、傾斜面部材107の前端部に形成さ
れた取付突起110を取付基板51の底面と傾斜面部1
03との間に形成される取付溝(図示しない)に挿入
し、この状態で取付基板51と枠主体101をビス87
止めすることで、傾斜面部材107が各部材51・10
1間に挟持して取り付けられる。また、中央傾斜面部1
04には、左右対称位置にそれぞれ仕切突起111が突
設されており、中央傾斜面部104の前端面には、取付
基板51に形成された位置決め突起88を嵌入すること
で、取付基板51側の玉受入部61及び玉排出部62に
対して傾斜面部103及び中央傾斜面部104を位置決
めするための嵌入穴112が穿設されている。
【0027】しかして、上記した基板構成部材50及び
枠構成部材100の組付体からなる表示部飾り部材31
は、図5に示すように、遊技盤1のほぼ中央部分に穿設
された取付開口113を前方から挿通して取り付けら
れ、その裏面側には、枠構成部材100の枠主体101
に画像表示部40が臨設するようにLCD表示器33が
取り付けられる。なお、枠主体101の裏面側には、玉
誘導カバー体114に形成された位置決め穴(図示しな
い)への挿入によって表示部飾り部材31を位置決めし
て遊技盤1側に取り付けるための位置決め突起121が
設けられており、これによって表示部飾り部材31の位
置決め精度を向上するようになっている。また、LCD
表示器33の取り付けは、遊技盤1裏面の玉誘導カバー
体114に表示器取付部材115を介して遊技盤1の裏
面に取り付けられ、また、このようなLCD表示器33
は、その裏面側がカバー体116によって被覆されて外
部から保護されるようになっている。カバー体116
は、その前端部に形成される係合爪117が表示器取付
部材115に形成される係止部118と係合することに
より着脱可能に取り付けられる。また、LCD表示器3
3の後方には、該LCD表示器33の画像表示を制御す
るための前記LCD回路47(以下、これを表示制御基
板ともいう)が取り付けられる。該表示制御基板47
は、表示器取付部材115に設けられた脚部119の先
端にビス120止めされることでLCD表示器33の後
方位置に配置され、LCD表示器33と同様にカバー体
116によってその裏面側が被覆される。なお、カバー
体116は、被覆するLCD表示器33及び表示制御基
板47が外部から視認可能なように透明合成樹脂で形成
されている。このため、LCD表示器33あるいは表示
制御基板47に不正改造が行われた場合でもその不正改
造が外部から判別できるので、LCD表示器33及び表
示制御基板47の不正防止を招来することができる。
【0028】即ち、本実施形態では、遊技盤1の表面に
表示部飾り部材31を取り付ける一方、遊技盤1裏面の
玉誘導カバー体114に取り付けた表示器取付部材11
5に対して遊技盤1の裏面側からLCD表示器33、表
示制御基板47、及びカバー体116を取り付ける構成
となっている。このため、表示部飾り部材31を仕様変
更に伴う交換等で取り外すときでもLCD表示器33、
表示制御基板47、及びカバー体116を取り外す必要
がないので、表示部飾り部材31の組み付け作業性を向
上することができる。また、表示制御基板47は、LC
D表示器33から間隔を置いて表示器取付部材115の
脚部119に取り付けられるので、表示制御基板47の
絶縁性が向上できる。
【0029】ところで、上記した表示部飾り部材31の
構成において、図6に示す玉受入部61、傾斜面部材1
07、中央傾斜面部104、玉排出部62、及び後面壁
105は、遊技盤1面上を落下する打玉を受け入れ、こ
れを転動した後に再度遊技盤1面上に排出するステージ
部200を構成するようになっている。以下、このステ
ージ部200について図6乃至図12を参照して説明す
る。先ず、ステージ部200における玉の流れは、玉受
入部61で受け入れられた後、玉受入部61を後方に向
かって転動し、その後、左右いずれかの傾斜面部材10
7上を中央に向かって転動する。そして、中央傾斜面部
104から前方に向かって転動した後に、玉排出部62
から普通可変入賞球装置5の上方位置で再度遊技盤1面
上に排出される(図2中に示す矢印を参照)。なお、ス
テージ部200を構成する後面壁105は、玉が表示部
飾り部材31の裏面側に取り付けられるLCD表示器3
3に当らないようにするための防御壁をなすものであ
る。
【0030】また、中央傾斜面部104上での転動にお
いて、玉は3つの通路のうちいずれかの通路を通って前
方に転動するものである。即ち、中央傾斜面部104に
は、前述したように左右一対の仕切突起111が設けら
れており、これによって中央傾斜面部104は、図6に
示すように、各仕切突起111間に位置する中央の通路
201と、仕切突起111の外方に位置する左右の通路
202と、に分れる。なお、仕切突起111の先端部分
は、鋭角な先端形状をなすのではなく、先端部分から左
右方向に下り傾斜した傾斜面を合わせたような山形形状
をなしており、これによって微妙な玉の勢いの違いに応
じて玉の流れを通路201・202のいずれかに振り分
けるようになっている。また、各通路201・202の
横幅は、玉1個が転動するだけの寸法に設定されてい
る。
【0031】次に、ステージ部200の後方側の玉通路
を構成する傾斜面部材107及び中央傾斜面部104の
設定寸法について説明する。先ず、前後方向における傾
斜角度について説明すると、傾斜面部材107は、図7
のA−A断面図となる図8に示すように、水平面に対し
て角度θ1だけ後方に下り傾斜して形成されている。こ
のため、傾斜面部材107上を転動する玉は、後面壁1
05方向へ下りながら、あるいは後面壁105に当接し
た状態で傾斜面部材107上を転動して中央傾斜面部1
04に送り込まれるようになっている。なお、取付基板
51側に形成されたステージ部200の前側部分(玉受
入部61及び玉排出部62)の奥行き寸法W1は、約2
5mmに設定され、枠主体101側に形成されたステー
ジ部200の後側部分(中央傾斜面部104及び傾斜面
部材107の上面)の奥行き寸法W2は、約17mmに
設定されている。
【0032】一方、中央傾斜面部104の通路202
は、図7のB−B断面図となる図9に示すように、水平
面に対して角度θ2(=約3°)だけ前方に下り傾斜し
て形成され、中央傾斜面部104の通路201は、図7
のC−C断面図となる図10に示すように、水平面に対
して角度θ3(=約6°)だけ前方に下り傾斜して形成
され、角度θ2<角度θ3に設定されている。このた
め、通路202を転動する玉は、比較的弱い勢いで前方
に送り出されるので、玉排出部62でその転動方向が変
化され易くなっている。これに対して、通路201を転
動する玉は、比較的強い勢いで前方に送り出されるの
で、玉排出部62を真直ぐに転動するようになってい
る。
【0033】なお、上記した各通路202・201は、
前側部分のみが傾斜面をなし、その後側部分は、傾斜面
部材107上の玉の転動部(後端部)と真横に連通する
水平面をなしている。このため、傾斜面部材107から
送り込まれた玉は、傾斜面部材107と隣接する通路2
02に即座に流れ込むのではなく、玉の勢いに応じて仕
切突起111を乗り越えて通路201にも流れ込むよう
になっている。但し、玉の勢いが非常に強い場合は、2
つ目の仕切突起111も乗り越えて反対側の通路202
にまで流れ込む場合もある。また、通路202・201
を構成する水平面の前後方向における長さは、図11及
び図12に示すように、それぞれ玉Pの半径よりも小さ
い長さ寸法Fで一律に設定されており、これによって玉
Pが通路202・201上で止まらないようになってい
る。また、各通路202・201の水平面から後面壁1
05の上端部までの高さは、それぞれ玉Pの半径よりも
大きい高さ寸法Gで一律に設定されており、これによっ
て中央傾斜面部104上に送り込まれた玉Pが勢い余っ
て画像表示部40に当るのを回避するようになってい
る。
【0034】次に、上記したステージ部200の玉排出
側となる各通路201・202及びその前方に位置する
玉排出部62の横幅設定について図13を参照して説明
すると、中央の通路201の横幅寸法Hは、前述したよ
うに玉を1個転動する程度の横幅に設定されているが、
これは、ステージ部200と該ステージ部200の真下
に配置される普通可変入賞球装置5との間の遊技盤1面
上に植設される左右一対の誘導釘210a・210b間
の間隔よりも若干狭く設定されている。誘導釘210a
・210b間の間隔は、それぞれ普通可変入賞球装置5
の可動翼片7a・7bが垂直位置となる通常入賞口の横
幅とほぼ同一に設定されており、このような構成と前述
した通路201の傾斜角度θ3から、通路201を転動
する玉は、可動翼片7a・7bが垂直位置となる場合
(通常入賞口の状態)でも普通可変入賞球装置5に入賞
し易いようになっている。これに対して、左右の通路2
02を転動する玉は、前述したように玉排出部62でそ
の転動方向が変化され易く、遊技盤1面上への排出範囲
は、玉排出部62の横幅寸法Iとほぼ同一になる。ま
た、このような横幅寸法Iは、前記誘導釘210a・2
10bの外側に植設される左右一対の誘導釘211a・
211b間の間隔とほぼ同一に設定され、該誘導釘21
1a・211b間の間隔は、可動翼片7a・7bが傾動
位置となる拡大入賞口の横幅とほぼ同一に設定される。
このため、左右の通路202を転動する玉は、可動翼片
7a・7bが傾動位置(拡大入賞口の状態)に変化して
始めて普通可変入賞球装置5への入賞が容易になるよう
になっている。即ち、普通可変入賞球装置5が通常入賞
口の状態において、玉が中央の通路201上を転動した
場合には、比較的入賞し易く、玉が左右の通路202上
を転動した場合には、比較的入賞し難い構成となってい
る。
【0035】次に、ステージ部200に玉を受け入れる
構成について説明する。ステージ部200への玉の受け
入れは、図14及び図15に示すように、ステージ部2
00を構成する玉受入部61の下方乃至外側上方(図1
4及び図15中では、左側の玉受入部61を例示してい
るため、この場合は左側上方となる)からのステージ部
200内への玉の飛び込みによって行われる。先ず、玉
受入部61下方からの玉の飛び込みは、玉受入部61の
外側下方となる遊技領域3に植設された誘導釘群212
・213への玉の衝突跳ね返りによって行われる。誘導
釘群212・213は、それぞれ一直線上に複数の誘導
釘212a〜212e・213a・213bが並設され
てなり、誘導釘群212・213間の間隔側に位置する
誘導釘212aへの玉衝突が生じた場合にステージ部2
00内に玉が入り込むようになっている。なお、各誘導
釘群212・213間の間隔は、玉を1個落下させ得る
程度の幅寸法に設定されている。これに対して、誘導釘
群212を構成する各誘導釘212a〜212e間の間
隔、及び誘導釘群213を構成する各誘導釘213a・
213b間の間隔は、それぞれ玉を落下させない間隔に
設定されている。また、誘導釘群212の植設ラインJ
と誘導釘群213の植設ラインKは、それぞれのライン
傾斜角度(水平線に対しての傾斜角度)が異なって設定
されている。具体的には、植設ラインKの傾斜角度は約
38°であり、植設ラインJの傾斜角度は約30°であ
る。このように、植設ラインKの傾斜角度を植設ライン
Jの傾斜角度よりも大きくとることで、各誘導釘群21
2・213間にズレを生じさせ、これによって誘導釘2
12aへの玉衝突を生じ易くしてステージ部200内に
玉が入り易いようにしている。なお、このような各誘導
釘群212・213間のズレは、それぞれの傾斜角度を
異ならせることに限定しない。例えば、それぞれの傾斜
角度を同一にして、誘導釘群212及び誘導釘群213
を同一直線上に配置しないようにすることで、各誘導釘
群212・213間にズレを生じさせるようにしてもよ
い。
【0036】また、玉をステージ部200に送り込む誘
導釘212aへの玉の流れは2通りあり、1つ目は、誘
導釘群213の外側上方となる遊技領域3(画像表示部
40の外側下方となる遊技領域3)に植設された風車2
15から送り込まれるものであり、2つ目は、風車21
5の上側の遊技領域3(画像表示部40の中央付近の側
方)に植設された誘導釘214で跳ねた玉が直接誘導釘
212aに当って跳ねるものである。なお、風車215
によって誘導釘群213側に流れた玉は、必ずしもステ
ージ部200に送り込まれるとは限らず、各誘導釘群2
13・212間の隙間をそのまま落下してしまう場合も
ある。但し、誘導釘群212・213の下方には、一直
線上に複数の誘導釘216a〜216gが並設されてな
る誘導釘群216が植設されており、各誘導釘群213
・212間の隙間を落下した玉は、誘導釘群216によ
って普通可変入賞球装置5側に誘導されるようになって
いる。なお、誘導釘群216によって誘導された玉は、
普通可変入賞球装置5の可動翼片7a・7bが開いてい
る状態で普通可変入賞球装置5内に入賞し易いようにな
っている。また、風車215によって誘導釘群213と
は反対側の方向に玉が流れる場合もある。これに対し
て、風車215によって誘導釘群213側に流れた玉
は、植設ラインK方向に誘導されて誘導釘212aに当
接し易くなっているため誘導釘212aで跳ね上がり、
そのままステージ部200に入り込む機会が多くなる。
【0037】また、玉受入部61外側上方からの玉の飛
び込みは、前記誘導釘214への玉の衝突跳ね返りによ
って行われ、その誘導釘214を下げることでステージ
部200内に玉が入り易いようになっている。なお、本
実施形態では、図7に示すように、表示部飾り部材31
として前記被覆部材63〜66を設け、該被覆部材63
〜66によって画像表示部40の外側上方を囲むように
なっている。然も、被覆部材66によって画像表示部4
0を囲む高さ寸法Dは、画像表示部40の高さ寸法Eの
ほぼ1/3に設定しており、これによって玉の通過によ
って画像表示部40の表示を妨げることなく、玉受入部
61の外側上方からステージ部200内に玉を受け入れ
得る構成としている。
【0038】以上、特別可変表示装置30を含む弾球遊
技機の遊技盤1の構成について説明してきたが、それら
の遊技装置は、図16に示す遊技制御回路によって制御
される。図16は、遊技制御回路をブロック構成で示す
回路図であり、MPU、ROM、RAM、入出力回路を
含む基本回路42によって制御されている。しかして、
基本回路42は、図16に示すように、入力回路43を
介して始動玉検出器8、通過玉検出器19、特定玉検出
器12、及び入賞玉検出器13からの検出信号が入力さ
れる。一方、基本回路42からは、以下の装置及び回路
に制御信号が与えられる。即ち、LCD回路47を介し
て特別可変表示装置30(同図中には、LCD表示装置
と記載)に表示制御信号が与えられ、LED回路48を
介して普通図柄表示器34、特別図柄記憶表示LED3
6、普通図柄記憶表示LED35、特定玉入賞表示LE
D17、及び各飾りLED37・38に表示駆動信号が
与えられ、ソレノイド回路49を介して各ソレノイド6
・10に駆動信号が与えられ、ランプ回路46を介し
て、飾りランプ15、サイドランプ23a、及び袖ラン
プ22aに表示制御信号が与えられる。なお、ランプ回
路46からは各種のランプ制御データが出力されること
で、上記した構成部材以外のランプを表示制御するよう
になっている。
【0039】次に、前記特別可変表示装置30による特
別図柄の変動動作について図18乃至図24に示すタイ
ムチャート及び説明図等を参照して説明する。先ず、特
別可変表示装置30の変動動作に用いられるランダム数
について説明する。特別可変表示装置30では、図18
(A)に示すような6種類のランダム数が使用されてお
り、これらのランダム数は、大当り判定用のランダム1
(0〜249)と、大当り以外での全図柄表示用のラン
ダム2(左・中・右の各図柄列毎に0〜11)と、大当
り図柄配列用のランダム3(0〜11)と、リーチ動作
用のランダム6(0〜19)と、再変動用のランダム7
(0〜19)と、仮停止図柄用のランダム8(0〜
5)、から構成されている。ランダム1・3・7・8
は、それぞれ0.002秒毎に1ずつ加算されて変動す
るランダム数であり、また、ランダム2・6は、それぞ
れ0.002秒毎に1ずつ加算され且つ割り込み処理の
余り時間に1ずつ加算されて変動するランダム数であ
る。
【0040】そして、図18(B)に示すように、ラン
ダム1から抽出された値が「3」のときは、大当りと判
定してランダム3により大当り図柄及び配列を決定し特
別可変表示装置30の各特別図柄表示部43〜45に表
示する。一方、ランダム1から抽出された値が「3」以
外のときは、外れと判定してランダム2での抽出値に基
づく図柄を外れ図柄として特別可変表示装置30の各特
別図柄表示部43〜45に表示する。また、ランダム2
で抽出された値が、偶然にも大当り図柄と一致した場合
には、中図柄列用のランダム2データに1を加算して外
れ図柄にして表示するものである。なお、確率変動時
(高確率時)には、ランダム1内の「3・7・79・1
03・107」の値が大当り決定用のランダム数となっ
ている。
【0041】また、特別図柄の具体的な変動は、図19
乃至図21のタイムチャートに示すようになっている。
なお、左・中・右の各図柄列の変動は、図22(A)に
示すパターンに基づいて行われる。変動パターンAは、
加速→一定速→減速となる変動であり、変動パターンB
は、1ステップ当り20mSの一定の変動であり、変動
パターンCは、1ステップ当り28mSの一定の変動で
あり、変動パターンDは、0.060秒(0.125図
柄)ずつ正転と逆転を繰り返す変動である。先ず、図1
9において、普通可変入賞球装置5に打玉が入賞して始
動玉検出器8(同図中には、始動口入賞と記載)がON
され始動信号を導出すると、その始動信号の立ち上がり
時にランダム1・3からランダム数を抽出してこれらを
格納する。このようなランダム1・3の抽出時期は、始
動記憶となる場合でも同一である。その後、始動信号の
導出から微少時間(0.132秒)が経過したときに、
格納したランダム1の値を読み出して当り外れを判定
し、これと同時にランダム2を抽出する。なお、このと
き、ランダム1の値から大当りを判定した場合には、格
納したランダム3の読み出しを行うと共に、ランダム7
・8の抽出及び格納を行う。その後、始動信号の導出か
ら0.134〜0.150秒後には、ランダム1・2の
抽出に伴いリーチとなる場合、ランダム6を抽出する。
なお、このとき、大当りの場合は格納したランダム7・
8の読み出しを行う。
【0042】その後、始動信号の導出から0.190秒
が経過すると変動パターンA(これは前記図22(A)
で示した変動パターンであり、以下に示す変動パターン
B〜Dも同様に図22(A)の変動パターンを示す)で
左図柄の変動を開始させ、始動信号の導出から0.19
2秒が経過すると変動パターンAで中図柄の変動を開始
させ(図20参照)、また、始動信号の導出から0.1
94秒が経過すると変動パターンAで右図柄の変動を開
始させる。そして、左図柄に対しては、変動開始から
6.300秒が経過すると、停止図柄の1図柄手前をセ
ット(再変動のときは仮停止図柄の1図柄手前をセッ
ト)して0.160秒間変動パターンBで変動させ、そ
の後中図柄の停止まで間変動パターンDで変動させる。
また、右図柄に対しては、変動開始から6.460秒が
経過すると、停止図柄の5図柄手前をセット(再変動の
ときは仮停止図柄の5図柄手前をセット)して0.80
0秒間変動パターンBで変動させ、その後中図柄の停止
まで間変動パターンDで変動させる。なお、上記した左
右の各図柄変動において、確率変動時(高確率時)に
は、変動パターンAの変動時間はそれぞれ2.160
秒、2.320秒に短縮される。
【0043】また、最終停止図柄となる中図柄に対して
は、図20に示すように、リーチ以外の場合では、変動
開始から7.260秒が経過すると、停止図柄の5図柄
手前をセットして0.800秒間変動パターンBで変動
させる。一方、リーチ1での中図柄に対しては、変動パ
ターンAでの変動後、リーチとなっている図柄の5図柄
手前をセットして0.800秒間変動パターンBで変動
させ、その後、2.688〜5.152秒間(12〜2
3図柄分)変動パターンCで変動させる。また、リーチ
2での中図柄に対しては、変動パターンAでの変動後、
リーチとなっている図柄の5図柄手前をセットして0.
800秒間変動パターンBで変動させ、その後、5.3
76〜7.840秒間(24〜35図柄分)変動パター
ンCで変動させる。また、リーチ3での中図柄に対して
は、変動パターンAでの変動後、リーチとなっている図
柄の5図柄手前をセットして0.800秒間変動パター
ンBで変動させ、その後、2.688秒間変動パターン
Cで変動させて図柄を一旦停止させる。その後は、一旦
停止を0.300秒間行った後、0.400秒間の図柄
変動と0.300秒間の一旦停止とを5〜9回の範囲内
で交互に繰り返すコマ送り変動う。なお、上記した中図
柄変動において、確率変動時(高確率時)には、変動パ
ターンAの変動時間は3.120秒に短縮される。
【0044】また、図柄の再変動は、図21に示す再変
動1及び再変動2のいずれかのパターンで行われる。具
体的に、再変動1では、全図柄の変動停止後(仮停止図
柄の導出後)に0.300秒間一旦停止を行い、その後
全図柄を変動パターンCで1.120〜3.584秒間
(5〜16図柄分)同期変動させて最終的な表示結果を
導出する。一方、再変動2では、全図柄の変動停止後
(仮停止図柄の導出後)に0.300秒間一旦停止を行
い、その後全図柄を変動パターンCで2.688秒間
(12図柄分)同期変動させ、次いで変動パターンAで
2.000秒間同期変動させて最終的な表示結果を導出
する。このように再変動2は、再変動1の変動パターン
Cの途中から変動パターンAに切り換わった変動、言い
換えれば再変動1の発展型になっている。
【0045】ところで、上記した各種リーチ1〜3の選
択は、図22(B)のリーチ選択テーブルに示すよう
に、「大当り」「ハズレ(±1図柄)」「ハズレ(±1
図柄以外)」毎のランダム6の振り分けによって設定さ
れている。具体的には、表示結果が大当りとなる場合及
び±1図柄ズレのハズレとなる場合では、各々、リーチ
1はランダム6の抽出値が「18・19」(2個の乱
数)のいずれかのときに選択され、リーチ2はランダム
6の抽出値が「12〜17」(6個の乱数)のいずれか
のときに選択され、リーチ3はランダム6の抽出値が
「0〜11」(12個の乱数)のいずれかのときに選択
される。また、表示結果が±1図柄ズレ以外のハズレと
なる場合では、リーチ1はランダム6の抽出値が「10
〜19」(10個の乱数)のいずれかのときに選択さ
れ、リーチ2はランダム6の抽出値が「3〜9」(7個
の乱数)のいずれかのときに選択され、リーチ3はラン
ダム6の抽出値が「0〜2」(3個の乱数)のいずれか
のときに選択される。これに基づき、各種リーチ1〜3
の大当り信頼度は、それぞれ1.4%、5.0%、1
3.1%となり、リーチ3が大当り信頼度の最も高いス
ーパーリーチに設定されている。また、「ハズレ(±1
図柄)」へのランダム6の振り分け率から分かるよう
に、リーチ3は、±1図柄ズレの惜しいハズレリーチと
しての出現率が最も高く設定されている。即ち、リーチ
3は、信頼度が最も高いスーパーリーチであると共に、
±1図柄ズレの惜しいハズレになり易いリーチとなって
いる。このように本実施形態では、大当りするか否かを
演出するために各種リーチ1〜3毎に大当り信頼度を異
なって設定し、大当り確定の前段階を面白くしている。
【0046】次に、図柄の再変動選択の処理プロセスを
図23のフローチャートに基づいて説明する。図23に
おいて、先ず、表示結果が大当りとなるか否かを判別す
る(S1)。S1で大当り以外のハズレであると判別し
たときは、そのままメインフローに復帰する。一方、S
1で大当りであると判別したときは、その大当り図柄が
確変図柄であるか否かを判別する(S2)。S2で確変
図柄のときは、確変図柄の再変動選択テーブルにより再
変動を決定し(S3)、その後メインフローに復帰す
る。また、S2で確変図柄以外の非確変図柄のときは、
非確変図柄の再変動選択テーブルにより再変動を決定し
(S4)、その後メインフローに復帰する。
【0047】また、上記した確変図柄及び非確変図柄の
再変動選択テーブルは、図22(C)に示す通りであ
る。具体的に、確変図柄の再変動選択テーブルでは、ラ
ンダム7の抽出値が「12〜19」(8個の乱数)のい
ずれかのときに再変動1を選択し、ランダム7の抽出値
が「6〜11」(6個の乱数)のいずれかのときに再変
動2を選択し、ランダム7の抽出値が「0〜5」(6個
の乱数)のいずれかのときは再変動を選択しない。一
方、非確変図柄の再変動選択テーブルでは、ランダム7
の抽出値が「0〜19」(20個の乱数)のいずれかの
ときに再変動1を選択する。これにより、図柄の再変動
を行わずに大当り図柄を導出するときは、必ず確変図柄
が表示結果として導出される。また、前述した非確変図
柄が仮停止図柄として一旦表示された後に再変動1を行
った場合は、確変図柄又は非確変図柄が最終的な表示結
果として導出される。一方、再変動1が再変動2に発展
した場合は、必ず確変図柄が最終的な表示結果として導
出される。このように本実施形態では、仮停止図柄を一
旦表示して大当りを確定した後、図柄の再変動によって
確変制御が付加されるか否かを決定しているので、遊技
性をより一層向上するようになっている。また、この構
成では、確変制御の有無を再変動によって決定する変動
パターンを確変図柄となる信頼度を異ならせた複数種類
(本実施形態では、再変動1・2の2種類)設定するこ
とで、再変動パターンが多様化できると共に、確変制御
が付加されるか否かの興趣を盛り上げることができる。
【0048】なお、実施形態中では、再変動しないとき
でも確変図柄を導出し得る構成となっているが、図22
(C)に示した確変図柄の再変動選択テーブルにおける
「再変動しない」へのランダム7の振り分けをなくすこ
とで、再変動2に発展しなければ確変図柄で当らないよ
うにしてもよい。こうすることで、再変動1が再変動2
に発展するか否かの緊張感をより一層強調することがで
きて面白い。但し、この場合、確変図柄のリーチとなっ
たときは全てハズレとなるので、確変リーチをなくす必
要がある。逆に言えば、実施形態中の仕様は、確変リー
チのときは再変動を行わない構成となっているので、確
変確定となるリーチがあり面白い。また、実施形態中で
は、再変動2に発展した場合、確変図柄となる信頼度を
100%に設定しているが、これに限らず、再変動2
は、再変動1に比べて信頼度が高いものであればよい。
例えば、図22(C)に示した非確変図柄の再変動選択
テーブルにおけるランダム7の振り分け設定において、
「再変動1」への振り分け数を「19」にして「再変動
2」に「1」を振り分けてもよい。こうすることで再変
動1の信頼度に対して再変動2の信頼度を高くすること
ができる。
【0049】次に、特別可変表示装置30の変動終了後
の動作について図24を参照して説明する。先ず、変動
の結果、大当り図柄の組合せとなった場合では、図24
(A)に示すように、中図柄の変動停止から9.598
秒後に特別可変入賞球装置9の開閉板11(特別可変入
賞口)を29.500秒間又は入賞玉検出器13(カウ
ントスイッチ)を遊技球が10個通過するまで開放し、
開閉板11の開放終了から2.000秒が経過すると、
再度開閉板11の開放動作を繰り返す。その後、開閉板
11の開放動作を終了する時点で特別図柄の始動記憶が
ある場合には、図24(B)に示すように、開閉板11
の閉鎖から10.190秒後に図柄変動が開始される。
この場合、開閉板11の閉鎖から10.132秒後に、
格納したランダム1の値の読み出し及び判定を行うと共
に、ランダム2の抽出を行う。また、このとき、大当り
を判定したときには、格納したランダム3の読み出しを
行う。一方、変動の結果が外れ図柄の組合せとなった後
に特別図柄の始動記憶がある場合では、図24(C)に
示すように、中図柄の変動が停止して1.190秒が経
過すると、左・中・右の各図柄列の変動が順次開始され
る。この場合、中図柄の変動停止から1.132秒後
に、格納したランダム1の値の読み出し及び判定を行う
と共に、ランダム2の抽出を行う。また、このとき、大
当りを判定したときには、格納したランダム3の読み出
しを行う。
【0050】次に、前記普通図柄表示器34に表示され
る普通図柄(左右2つのLED)について説明する。普
通図柄は、普通図柄表示器34を構成する左右2つのL
EDの点灯からなり、左側のLED点灯が当り図柄、右
側のLED点灯が外れ図柄を構成する。また、このよう
な普通図柄に対しては、図25(A)に示すように、
0.002秒毎に1ずつ加算される当り決定用のランダ
ム4(3〜13)が設けられている。そして、ランダム
4(3〜13)からのランダム数の抽出において、図2
5(B)に示すように、「3」の値が抽出されて当りと
判定されると、普通図柄表示器34の左側のLEDを点
灯して(当り図柄を表示して)普通可変入賞球装置5を
所定時間開放する。一方、ランダム4で「3」以外の値
が抽出されて外れと判定されると、普通図柄表示器34
の右側のLEDを点灯する(外れ図柄を表示する)。な
お、上記ランダム4からの抽出データの判定は、当り確
率が通常時の場合であり、高確率時には、ランダム4か
ら抽出された値が「3〜12」のうち何れかの値で当り
と判定する一方、それ以外の「13」の値で外れと判定
するようになっている。
【0051】次に、上記した普通図柄表示器34での普
通図柄の変動動作を図26及び図27(B)の各タイム
チャートに基づいて説明する。先ず、図27(B)にお
いて、通過玉検出器19(同図中には、普通図柄用ゲー
トの通過と記載)がONすると、これと同時にランダム
4の抽出及び格納を行う。その後、通過玉検出器19の
ONから所定時間(0.002秒)が経過すると、格納
したランダム4の読み出しを行う。そして、通過玉検出
器19のONから0.004秒後に、27.000秒間
普通図柄を変動する。なお、このような普通図柄の変動
時間(27.000秒)は、低確率時のものであり、高
確率時には、普通図柄の変動時間は5.000秒に短縮
される。
【0052】また、上記した変動において普通図柄が外
れとなった後に通過玉検出器19の通過記憶がある場合
には、図26(A)に示すように、普通図柄の停止より
1.002秒後に格納したランダム4の読み出し及び判
定を行う。そして、普通図柄の停止より1.004秒後
に普通図柄の変動を開始する。一方、低確率時において
普通図柄が当りとなる場合には、図26(B)に示すよ
うに、普通図柄の停止と同時に普通可変入賞球装置5
(同図中には、普通可変入賞口と記載)を0.500秒
間開放し、その後、普通可変入賞球装置5の閉鎖から
0.002秒後に、格納したランダム4の読み出しを行
う。そして、通過玉検出器19の通過記憶がある場合に
は、普通可変入賞球装置5の閉鎖から0.004秒後に
再度普通図柄の変動を開始する。また、高確率時におい
て普通図柄が当りとなる場合には、図26(C)に示す
ように、普通図柄の停止と同時に普通可変入賞球装置5
(同図中には、普通可変入賞口と記載)を2.000秒
間開放し、その後、4.000秒間閉鎖した後、再度普
通可変入賞球装置5を2.000秒間開放する。そし
て、通過玉検出器19の通過記憶がある場合には、2度
目の普通可変入賞球装置5の閉鎖から0.002秒後
に、格納したランダム4の読み出しを行った後、その
0.002秒後に、再度普通図柄の変動を開始する。
【0053】次に、前記特別図柄及び普通図柄の当り確
率が確率変動する動作を図27(A)に基づいて説明す
る。図27(A)において、特別可変表示装置30(同
図中には、条件装置と記載)の画像表示部40の各特別
図柄表示部に「1」「3」「5」「7」「9」「11」
のいずれかの図柄で揃った確変図柄が導出されると、こ
れに基づいて確変制御が実行される。確率変動の具体的
な制御は、確変図柄による特定遊技状態(条件装置の作
動)の終了を契機に当り確率を高確率に変動させ、その
後、次の特定遊技状態が発生すると、これを契機に当り
確率を通常確率に戻す。また、次の特定遊技状態が確変
図柄の導出に伴って発生した場合には、再度同様な確変
制御が実行される。一方、非確変図柄によって特定遊技
状態が発生した場合、確変制御は実行されない。なお、
確変制御は、実施形態中に記載のものに限定しない。例
えば、リミッターを設けて2回更新式にしてもよい。ま
た、大当り図柄に対する確変図柄の割合(大当りを前提
として確変制御が発生する確率)を2分の1に設定して
いるが、その割合(確率)に限定するものではない。
【0054】以上のように、本実施形態の構成によれ
ば、遊技盤1のほぼ中央に設けられて表示状態が変化可
能な可変表示器としてのLCD表示器33と、該LCD
表示器33の表示部としての画像表示部40の外周部分
を装飾する装飾部材としての表示部飾り部材31と、前
記LCD表示器33の表示動作を制御する表示制御基板
47と、前記遊技盤1の裏面に取り付けられて遊技盤1
の裏面において玉を誘導する玉誘導カバー体114と、
前記表示制御基板47を被覆する被覆体としてのカバー
体116と、前記LCD表示器33を取り付けるための
表示器取付部材115と、を備えた弾球遊技機におい
て、前記表示器取付部材115に対して前記LCD表示
器33と前記表示制御基板47と前記カバー体116と
を取り付け、該表示器取付部材115を前記遊技盤1の
裏面より前記玉誘導カバー体114に取り付ける一方、
前記表示部飾り部材31を前記遊技盤1の表面に取り付
けたことを特徴とする。このように構成することによ
り、表示部飾り部材31を仕様変更に伴う交換等で取り
外すときでもLCD表示器33、表示制御基板47、及
びカバー体116を取り外す必要がないので、表示部飾
り部材31の組み付け作業性を向上することができる。
また、LCD表示器33、表示制御基板47、及びカバ
ー体116が表示器取付部材115を介して取り付けら
れているため、個々の部品33・47・116を各々取
り付ける構成と比べて組立作業性が向上する。
【0055】また、前記表示器取付部材115は、前記
LCD表示器33の裏面方向へ向かって延設された脚部
119を有し、前記表示制御基板47は、前記LCD表
示器33との間で所定間隔を置いて前記脚部119に取
り付けられることを特徴とする。このように構成するこ
とにより、表示制御基板47の絶縁性が向上できる。ま
た、LCD表示器33と表示制御基板47を相互にノイ
ズの影響を受け難くすることができる。
【0056】また、前記表示器取付部材115と前記カ
バー体116とにそれぞれ係合部としての係合爪117
及び係止部118を設け、該係合爪117及び係止部1
18同士の係合によってカバー体116を表示器取付部
材115に着脱自在に取り付けたことを特徴とする。こ
のように構成することにより、LCD表示器33及び表
示制御基板47を取り外す場合も含めてLCD表示器3
3、表示制御基板47、及びカバー体116の組み付け
作業性を向上することができ、然もビス止め等に比べて
部品点数を削減することができる。
【0057】また、前記カバー116体を透明合成樹脂
で形成したことを特徴とする。このように構成すること
により、LCD表示器33あるいは表示制御基板47に
不正改造が行われた場合でもその不正改造が外部から判
別できるので、LCD表示器33及び表示制御基板47
の不正防止を招来することができる。
【0058】また、前記表示部飾り部材31を複数の部
材51・63〜66の組立体から構成したことを特徴と
する。このように構成することにより、表示部飾り部材
31を構成する複数の部材(特には、被覆部材63〜6
6)を様々に取り換えることで、表示部飾り部材31の
様々な仕様変更が容易に行える。
【0059】また、本実施形態の構成によれば、遊技盤
1のほぼ中央に装飾部材としての表示部飾り部材31を
備えると共に、該表示部飾り部材31における下部に
は、前記遊技盤1の表面を落下する玉を受け入れた後に
これを転動させる玉転動部(傾斜面部材107の上面)
と、該玉転動部の中央部分に形成されて転動された玉を
再度遊技盤1の表面に排出する玉排出部62と、を設け
た弾球遊技機において、前記玉転動部は、前記遊技盤1
の裏面方向に向かって下り傾斜し且つ前記玉排出部62
に向かって下り傾斜している玉転動傾斜面を備え、該玉
転動傾斜面を形成する傾斜面部材107を前記玉排出部
62と別体で形成したことを特徴とする。このように構
成することにより、玉転動部での玉の転動動作が単に遊
技盤1の表面側(前方向)に誘導するだけの構成とは違
い、玉転動傾斜面が遊技盤1の裏面方向に向かって下っ
ているため、玉転動部上に玉を留める状態を長くするこ
とができ、且つ玉転動傾斜面が玉転動部中央に向かって
下っているため、左右方向への玉の転動動作も加わり、
ひいては玉の転動動作による視覚的な興趣を向上するこ
とができる。また、傾斜面部材107は別体となってい
るので、傾斜角度の異なるものに容易に交換可能であ
り、様々な玉の転動演出が可能になる。
【0060】また、前記玉排出部62は、前記遊技盤1
の表面方向に向かって下り傾斜して前記玉転動傾斜面
(傾斜面部材107の上面)から送り込まれた玉を遊技
盤1の表面側に誘導する複数条の誘導溝としての通路2
01・202を備えたことを特徴とする。このように構
成することにより、玉転動傾斜面を転動した玉は、通路
201・202のうちいずれかの通路201・202を
転動して遊技盤1の表面側に誘導されるので、玉の転動
経路を複数通りに設定でき、いずれの通路201・20
2を転動するかで落下位置が異なり視覚的な興趣をさら
に向上することができる。
【0061】また、前記通路201・202は、傾斜角
度θ2の緩い緩傾斜誘導溝としての通路202と、傾斜
角度θ3が前記通路202の傾斜角度θ2より急な急傾
斜誘導溝としての通路201と、を有することを特徴と
する。このように構成することにより、通路201・2
02の種類に応じて玉の転動速度を変えることができ
る。即ち、通路202を玉が転動するときはその転動速
度が遅くなり、通路201を玉が転動するときはその転
動速度が速くなる。
【0062】また、前記玉転動部は、前後方向に第一玉
転動部(玉受入部61及び玉排出部62)と第二玉転動
部(前記玉転動傾斜面及び前記通路201・202)と
を個々に別部材で形成したことを特徴とする。このよう
に構成することにより、第一玉転動部あるいは第二玉転
動部のうちいずれかの構成部材を取り換えることで、ス
テージ部200を構成する傾斜面の傾斜角度等の使用変
更が容易に行える。
【0063】また、前記傾斜面部材107を透明合成樹
脂で形成したことを特徴とする。このように構成するこ
とにより、傾斜面部材107の下面を見えるようにでき
るので、その下面にデザインを施せば玉転動傾斜面にお
ける装飾性を向上することができる。
【0064】また、前記傾斜面部材107の下面に装飾
シート106を設けたことを特徴とする。このように構
成することにより、玉転動傾斜面は、装飾シート106
が透けて見える構成となり、玉転動傾斜面における装飾
性をより一層向上することができる。
【0065】また、前記表示部飾り部材31によって外
周部分が装飾され且つ表示状態が変化可能な可変表示装
置としてのLCD表示器33と、玉の入賞に伴って前記
LCD表示器33の変動を許容する始動入賞領域として
の普通可変入賞球装置5と、を備え、前記玉排出部62
の下方に前記普通可変入賞球装置5を配置したことを特
徴とする。このように構成することにより、玉排出部6
2から排出される玉によって始動入賞回数を増やし、ひ
いてはLCD表示器33の変動機会を増やすことができ
るので、玉排出部62からの玉排出に対して遊技者の関
心を高めることができる。
【0066】なお、実施形態中では、誘導溝を3条に設
定しているが、条設数はこれに限定するものではない。
また、誘導溝の傾斜角度の設定についも中央が急角度で
左右両側が緩角度のものに限定せず、誘導溝の条設数に
応じて様々な組み合わせで傾斜角度を設定することが可
能である。また、実施形態中では、取付基板51をメッ
キ加工する一方で枠主体101にはメッキ加工しない構
成としているが、これに限定せず、取付基板51と枠主
体101の両方をメッキ加工したり、取付基板51と枠
主体101の両方をメッキ加工しなかったり、あるいは
取付基板51にはメッキ加工せずに枠主体101をメッ
キ加工するようにしてもよい。また、傾斜面部材107
は、不透明なものであってもよく、さらには傾斜面部材
107の透明・不透明に拘わらず傾斜面部材107の下
方に装飾シートを設けない構成としてもよい。傾斜面部
材107を透明として装飾シートを設けない構成とした
場合には、傾斜面部103の上面に直接彫刻や印刷など
を施して、それを視認可能にしてもよい。
【0067】また、上記した実施形態では、特別可変表
示装置30をLCD表示器で構成しているが、特にこれ
に限定するものではなく、CRT、LED、VFD、E
L、あるいはプラズマによる表示器や、ドラム式又はリ
ール式で構成することも可能である。また、特別可変表
示装置30(LCD表示器33)を表示制御する構成
は、上記した実施形態の前記図16に示した構成に限定
するものではない。以下、その他の変形例を図28を参
照して説明する。但し、図28中には、前述の実施形態
と同一の構成部材については同一の符号を付記してその
詳細な説明を省略する。変形例の構成は、図28に示す
ように、それぞれCPU、ROM、RAMを含む、遊技
制御基板(基本回路)42、表示制御基板(LCD回
路)47、電飾制御基板(LED回路、ランプ回路)2
20、及び音制御基板230を備えている。遊技制御基
板42には、各玉検出器8・12・13・19、表示制
御基板47、電飾制御基板220、及び音制御基板23
0が接続されている。表示制御基板47には、LCD表
示器33と普通図柄表示器34が接続されている。電飾
制御基板220には、各記憶表示LED35・36と各
種ランプ・LED15・17・22a・23a・34・
37・38が接続されている。音制御基板230には、
スピーカ231が接続されている。
【0068】そして、遊技制御基板42は、各玉検出器
8・12・13・19からの検出信号を入力して、各ソ
レノイド6・10(図示しない)を制御し、表示制御基
板47、電飾制御基板220、及び音制御基板230に
制御信号(コマンド信号)を出力するようになってい
る。また、表示制御基板47は、遊技制御基板42から
の制御信号を入力して、LCD表示器33及び普通図柄
表示器34を制御するようになっている。また、電飾制
御基板220は、遊技制御基板42からの制御信号を入
力して、各記憶表示LED35・36及び各種ランプ・
LED15・17・22a・23a・34・37・38
を制御するようになっている。また、音制御基板230
は、遊技制御基板42からの制御信号を入力して、スピ
ーカ231を制御するようになっている。また、遊技制
御基板42と表示制御基板47、遊技制御基板42と電
飾制御基板220、遊技制御基板42と音制御基板23
0、のそれぞれの通信は、全て遊技制御基板42からの
一方向通信である。このように遊技制御基板42からの
一方向通信としているのは、不正な信号を遊技制御基板
42に入力させないようにして不正を防止するためであ
る。なお、これらのサブ基板(表示制御基板47、電飾
制御基板220、及び音制御基板230)は、それぞれ
複数の制御パターンがROMに記憶されていて、メイン
基板(遊技制御基板42)の指令(どの制御パターンを
選択すればよいかを判断するためのコマンドなど)によ
りサブ基板の方で制御パターンを選択し、その制御パタ
ーンを実行するので、メイン基板はその指令を送るだけ
でよいのである。
【0069】以上のように、変形例の構成によれば、遊
技制御を行う遊技制御基板42と、該遊技制御基板42
からの制御信号により発光装置(各種ランプ・LED1
5・17・22a・23a・34・37・38)を制御
する電飾制御基板220と、を別体に備え、LCD表示
器33は、前記電飾制御基板220によって制御される
ことを特徴とする。このように構成することにより、特
別可変表示装置を構成するLCD表示器と他の発光装置
を遊技制御基板で直接制御するのに比べて、遊技制御基
板の制御負担が軽減されると共に制御基板の共通化が図
り易くなり、リサイクルが促進できる。
【0070】なお、上記した実施形態(変形例を含む)
は、本発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で
種々の変更が可能である。例えば、実施形態中では、弾
球遊技機の構成として、始動玉検出器の入賞玉の検出に
伴って可変表示装置での識別情報の変動を開始し、該識
別情報が所定の表示結果となると特定遊技状態が発生し
て可変入賞球装置を開放する弾球遊技機(これを俗に第
1種という)を例示しているが、特にこれに限定するも
のではなく、始動玉検出器の入賞玉の検出に伴って可変
入賞球装置を開放し、該可変入賞球装置内の特定領域へ
の打玉の入賞により特定遊技状態を発生する弾球遊技機
(これを俗に第2種という)や、始動玉検出器の入賞玉
の検出に伴って可変表示装置での識別情報の変動を開始
し、該識別情報が所定の表示結果となると権利発生状態
となり、この状態で特定領域に打玉が入賞すると特定遊
技状態が発生する弾球遊技機(これを俗に第3種とい
う)であってもよい。
【0071】また、以上説明した実施形態から把握でき
る発明として以下のものがある。 (1)前記複数条の誘導溝間を仕切る仕切突起を備え、
該仕切突起の先端部分は、先端部分から左右方向に下り
傾斜した傾斜面を合わせたような山形形状をなすことを
特徴とする。このように構成することにより、微妙な玉
の勢いの違いに応じて玉の流れを複数条の誘導溝のいず
れかに振り分けることができる。 (2)前記装飾部材は、遊技盤のほぼ中央に設けられる
可変表示装置の全周を囲むように取り付けられ、該装飾
部材には、前記可変表示装置の表示部の外側上方を囲む
ように被覆部材を設け、該被覆部材によって前記表示部
を囲む高さ寸法を表示部の高さ寸法のほぼ1/3に設定
したことを特徴とする。このように構成することによ
り、玉の通過によって表示部の表示を妨げることなく、
表示部の側方から玉転動部内に玉を受け入れることがで
きる。 (3)前記玉転動部の下方には、打玉が比較的入賞し易
い第一の状態と比較的入賞し難い第二の状態との間で入
賞口を変化可能な可変入賞球装置を設け、前記急傾斜誘
導溝は、前記可変入賞球装置が真下に位置するように前
記玉転動部の中央に配置すると共に、その横幅寸法を前
記可変入賞球装置が第二の状態となる入賞口の横幅寸法
よりも若干狭く設定する一方、前記緩傾斜誘導溝は、前
記急傾斜誘導溝の両側にそれぞれ配置すると共に、その
各緩傾斜誘導溝から遊技盤面上への玉の排出範囲を前記
可変入賞球装置が第一の状態となる入賞口の横幅寸法と
ほぼ同一に設定したことを特徴とする。このように構成
することにより、可変入賞球装置の入賞口が第二の状態
にある場合、玉が急傾斜誘導溝を転動したときには比較
的入賞し易く、玉が緩傾斜誘導溝を転動したときには比
較的入賞し難い構成とすることができるので、玉が急傾
斜誘導溝あるいは緩傾斜誘導溝のいずれに送り込まれる
かの関心を高めることができる。 (4)前記玉転動部の下方には、遊技盤面上を落下する
打玉の衝突によってその玉を玉転動部に誘導する第一及
び第二の誘導釘群を設け、該第一及び第二の誘導釘群の
各ライン傾斜角度を異なって設定したことを特徴とす
る。このように構成することにより、第一及び第二の各
誘導釘群間にズレを生じさせ、これによって誘導釘への
玉衝突を生じ易くして玉転動部内に玉が入り易いように
できる。 (5)前記装飾部材と前記玉誘導カバー体とにそれぞれ
位置決め部を設け、該位置決め部同士の係合によって装
飾部材と玉誘導カバー体との位置決めを行うことを特徴
とする。このように構成することにより、装飾部材の位
置決め精度を向上することができる。 (6)遊技盤のほぼ中央に装飾部材を備えると共に、該
装飾部材における下部には、前記遊技盤の表面を落下す
る玉を受け入れた後にこれを転動させる玉転動部と、該
玉転動部の中央部分に形成されて転動された玉を再度遊
技盤の表面に排出する玉排出部と、を設けた弾球遊技機
において、前記玉転動部は、前記遊技盤の裏面方向に向
かって下り傾斜し且つ前記玉排出部に向かって下り傾斜
している玉転動傾斜面を備え、該玉転動傾斜面を形成す
る傾斜面部材を前記玉排出部と別体で形成したことを特
徴とする。このように構成することにより、玉転動部で
の玉の転動動作が単に遊技盤の表面側(前方向)に誘導
するだけの構成とは違い、玉転動傾斜面が遊技盤の裏面
方向に向かって下っているため、玉転動部上に玉を留め
る状態を長くすることができ、且つ玉転動傾斜面が玉転
動部中央に向かって下っているため、左右方向への玉の
転動動作も加わり、ひいては玉の転動動作による視覚的
な興趣を向上することができる。また、傾斜面部材は別
体となっているので、傾斜角度の異なるものに容易に交
換可能であり、様々な玉の転動演出が可能になる。 (7)前記玉排出部は、前記遊技盤の表面方向に向かっ
て下り傾斜して前記玉転動傾斜面から送り込まれた玉を
遊技盤の表面側に誘導する複数条の誘導溝を備えたこと
を特徴とする。このように構成することにより、玉転動
傾斜面を転動した玉は、複数条の誘導溝のうちいずれか
の誘導溝を転動して遊技盤の表面側に誘導されるので、
玉の転動経路を複数通りに設定でき、いずれの誘導溝を
転動するかで落下位置が異なり視覚的な興趣をさらに向
上することができる。 (8)前記複数条の誘導溝は、傾斜角度の緩い緩傾斜誘
導溝と、傾斜角度が前記緩傾斜誘導溝の傾斜角度より急
な急傾斜誘導溝と、を有することを特徴とする。このよ
うに構成することにより、誘導溝の種類に応じて玉の転
動速度を変えることができる。即ち、緩傾斜誘導溝を玉
が転動するときはその転動速度が遅くなり、急傾斜誘導
溝を玉が転動するときはその転動速度が速くなる。 (9)前記玉転動部は、前後方向に第一玉転動部と第二
玉転動部とを個々に別部材で形成したことを特徴とす
る。このように構成することにより、第一玉転動部ある
いは第二玉転動部のうちいずれかの構成部材を取り換え
ることで、玉転動部を構成する傾斜面の傾斜角度等の使
用変更が容易に行える。 (10)前記傾斜面部材を透明合成樹脂で形成したこと
を特徴とする。このように構成することにより、傾斜面
部材の下面を見えるようにできるので、その下面にデザ
インを施せば玉転動傾斜面における装飾性を向上するこ
とができる。 (11)前記傾斜面部材の下面に装飾シートを設けたこ
とを特徴とする。このように構成することにより、玉転
動傾斜面は、装飾シートが透けて見える構成となり、玉
転動傾斜面における装飾性をより一層向上することがで
きる。 (12)前記装飾部材によって外周部分が装飾され且つ
表示状態が変化可能な可変表示装置と、玉の入賞に伴っ
て前記可変表示装置の変動を許容する始動入賞領域と、
を備え、前記玉排出部の下方に前記始動入賞領域を配置
したことを特徴とする。このように構成することによ
り、玉排出部から排出される玉によって始動入賞回数を
増やし、ひいては可変表示装置の変動機会を増やすこと
ができるので、玉排出部からの玉排出に対して遊技者の
関心を高めることができる。
【0072】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、遊技盤のほぼ中央に設けられて表示状態が変化可能
な可変表示器と、該可変表示器の表示部の外周部分を装
飾する装飾部材と、前記可変表示器の表示動作を制御す
る表示制御基板と、前記遊技盤の裏面に取り付けられて
遊技盤の裏面において玉を誘導する玉誘導カバー体と、
前記表示制御基板を被覆する被覆体と、前記可変表示器
を取り付けるための表示器取付部材と、を備えた弾球遊
技機において、前記表示器取付部材に対して前記可変表
示器と前記表示制御基板と前記被覆体とを取り付け、該
表示器取付部材を前記遊技盤の裏面より前記玉誘導カバ
ー体に取り付ける一方、前記装飾部材を前記遊技盤の表
面に取り付けたことを特徴とする。このように構成する
ことにより、装飾部材を仕様変更に伴う交換等で取り外
すときでも可変表示器、表示制御基板、及び被覆体を取
り外す必要がないので、装飾部材の組み付け作業性を向
上することができる。また、可変表示器、表示制御基
板、及び被覆体が表示器取付部材を介して取り付けられ
ているため、個々の部品を各々取り付ける構成と比べて
組立作業性が向上する。
【0073】また、請求項2の発明においては、前記表
示器取付部材は、前記可変表示器の裏面方向へ向かって
延設された脚部を有し、前記表示制御基板は、前記可変
表示器との間で所定間隔を置いて前記脚部に取り付けら
れることを特徴とする。このように構成することによ
り、表示制御基板の絶縁性が向上できる。また、可変表
示器と表示制御基板を相互にノイズの影響を受け難くす
ることができる。
【0074】また、請求項3の発明においては、前記表
示器取付部材と前記被覆体とにそれぞれ係合部を設け、
該係合部同士の係合によって前記被覆体を前記表示器取
付部材に着脱自在に取り付けたことを特徴とする。この
ように構成することにより、可変表示器及び表示制御基
板を取り外す場合も含めて可変表示器、表示制御基板、
及び被覆体の組み付け作業性を向上することができ、然
もビス止め等に比べて部品点数を削減することができ
る。
【0075】また、請求項4の発明においては、前記被
覆体を透明合成樹脂で形成したことを特徴とする。この
ように構成することにより、可変表示器あるいは表示制
御基板に不正改造が行われた場合でもその不正改造が外
部から判別できるので、可変表示器及び表示制御基板の
不正防止を招来することができる。
【0076】また、請求項5の発明においては、前記装
飾部材を複数の部材の組立体から構成したことを特徴と
する。このように構成することにより、装飾部材を構成
する複数の部材を様々に取り換えることで、装飾部材の
様々な仕様変更が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における遊技盤を示す正面
図である。
【図2】特別可変表示装置を構成する表示部飾り部材を
示す斜視図である。
【図3】表示部飾り部材を示す分解斜視図である。
【図4】表示部飾り部材を構成する基板構成部材を示す
分解斜視図である。
【図5】表示部飾り部材を遊技盤に取り付けた状態を示
す縦断面図である。
【図6】ステージ部を示す拡大斜視図である。
【図7】表示部飾り部材を示す正面図である。
【図8】傾斜面部材の傾斜角度を示す図7のA−A断面
図である。
【図9】中央傾斜面部における左右の通路の傾斜角度を
示す図7のB−B断面図である。
【図10】中央傾斜面部における中央の通路の傾斜角度
を示す図7のC−C断面図である。
【図11】中央傾斜面部における左右の通路の設定寸法
を示す図7のB−B断面図である。
【図12】中央傾斜面部における中央の通路の設定寸法
を示す図7のC−C断面図である。
【図13】ステージ部の玉排出側の構成を示す拡大正面
図である。
【図14】ステージ部の玉受入側の構成を示す拡大正面
図である。
【図15】ステージ部の玉受入側の構成を示す拡大正面
図である。
【図16】遊技動作を制御する制御回路を示すブロック
図である。
【図17】同図(A)は左・中・右の特別図柄の種類を
示す一覧表図であり、同図(B)は大当り図柄の種類を
示す一覧表図であり、同図(C)は仮停止図柄の種類を
示す一覧表図である。
【図18】同図(A)は特別図柄に用いられる各種ラン
ダム数の一覧表図であり、同図(B)は選択されたラン
ダム数によって特別図柄の当り外れを決定する動作を説
明するための簡単なフローチャートである。
【図19】左・右の各図柄の変動動作を示すタイムチャ
ートである。
【図20】中図柄の変動動作を示すタイムチャートであ
る。
【図21】図柄の再変動動作を示すタイムチャートであ
る。
【図22】同図(A)は図柄の変動パターンを示す一覧
表図であり、同図(B)は各種リーチに対して当り外れ
毎に振り分けられるランダム6を示す一覧表図であり、
同図(C)は再変動の種類に対して表示結果毎に振り分
けられるランダム7を示す一覧表図である。
【図23】再変動選択の処理プロセスを示すフローチャ
ートである。
【図24】同図(A)は特定遊技状態における特別可変
入賞球装置の開閉板の開放動作を示すタイムチャートで
あり、同図(B)は特定遊技状態の終了後に特別図柄記
憶表示LEDに記憶がある場合での特別図柄の変動動作
を示すタイムチャートであり、同図(C)は特別図柄の
変動停止後に特別図柄記憶表示LEDに記憶がある場合
での特別図柄の変動動作を示すタイムチャートである。
【図25】同図(A)は普通図柄に用いられるランダム
数の一覧表図であり、同図(B)は選択されたランダム
数によって普通図柄の当り外れを決定する動作を説明す
るための簡単なフローチャートである。
【図26】同図(A)は通過記憶がある場合での普通図
柄の変動停止後に再度普通図柄が変動を開始する動作を
示すタイムチャートであり、同図(B)は低確率時に普
通図柄が当りとなることに伴う普通可変入賞球装置の開
放動作を示すタイムチャートであり、同図(C)は高確
率時に普通図柄が当りとなることに伴う普通可変入賞球
装置の開放動作を示すタイムチャートである。
【図27】同図(A)は確変図柄での大当りに伴う確変
制御の動作を示すタイムチャートであり、同図(B)は
通過玉検出器での打玉の検出に伴う普通図柄の変動動作
を示すタイムチャートである。
【図28】変形例における制御回路を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 遊技盤 3 遊技領域 5 普通可変入賞球装置 8 始動玉検出器 9 特別可変入賞球装置 19 通過玉検出器 30 特別可変表示装置 31 表示部飾り部材(装飾部材) 33 LCD表示器(可変表示器) 34 普通図柄表示器 35 普通図柄記憶表示LED 36 特別図柄記憶表示LED 40 画像表示部(表示部) 42 基本回路 47 LCD回路 50 基板構成部材 51 取付基板 61 玉受入部 62 玉排出部 63〜66 被覆部材 100 枠構成部材 101 枠主体 103 傾斜面部 104 中央傾斜面部 105 後面壁 107 傾斜面部材(玉転動傾斜面) 106 装飾シート 111 仕切突起 114 玉誘導カバー体 115 表示器取付部材 116 カバー体(被覆体) 117 係合爪(係合部) 118 係止部 119 脚部 200 ステージ部 201 通路 202 通路 210a・210b・211a・211b 誘導釘 212・213 誘導釘群 212a〜212e・213a・213b 誘導釘 214 誘導釘 215 風車 216 誘導釘群 216a〜216g 誘導釘

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤のほぼ中央に設けられて表示状態
    が変化可能な可変表示器と、該可変表示器の表示部の外
    周部分を装飾する装飾部材と、前記可変表示器の表示動
    作を制御する表示制御基板と、前記遊技盤の裏面に取り
    付けられて遊技盤の裏面において玉を誘導する玉誘導カ
    バー体と、前記表示制御基板を被覆する被覆体と、前記
    可変表示器を取り付けるための表示器取付部材と、を備
    えた弾球遊技機において、 前記表示器取付部材に対して前記可変表示器と前記表示
    制御基板と前記被覆体とを取り付け、該表示器取付部材
    を前記遊技盤の裏面より前記玉誘導カバー体に取り付け
    る一方、前記装飾部材を前記遊技盤の表面に取り付けた
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記表示器取付部材は、前記可変表示器
    の裏面方向へ向かって延設された脚部を有し、前記表示
    制御基板は、前記可変表示器との間で所定間隔を置いて
    前記脚部に取り付けられることを特徴とする請求項1記
    載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記表示器取付部材と前記被覆体とにそ
    れぞれ係合部を設け、該係合部同士の係合によって前記
    被覆体を前記表示器取付部材に着脱自在に取り付けたこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の弾球遊技
    機。
  4. 【請求項4】 前記被覆体を透明合成樹脂で形成したこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記装飾部材を複数の部材の組立体から
    構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいず
    れかに記載の弾球遊技機。
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