JP2001149355A - 放射線画像撮像装置 - Google Patents
放射線画像撮像装置Info
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Abstract
コストの低減が可能で、画像の分解能を容易に高めるこ
とができ、しかも薄型で軽量化が可能である。 【解決手段】シンチレータ21、レンズユニットアレイ
22、そしてそのレンズユニットアレイ22の各々のレ
ンズユニット23に対応するエリアセンサ24をこの順
に配置して構成される放射線画像検出器2を備えた放射
線画像撮像装置において、電源入力から一定時間後に自
動的にキャリブレーションを行い補正用の画像データを
得るキャリブレーション実行手段と、キャリブレーショ
ンにより得られる補正用の画像データを記憶する記憶手
段とを有する。
Description
グラフィや胸部、四肢骨等の撮影等に用いられる放射線
画像撮像装置に関する。
システムとしては、ハロゲン化銀写真フィルムを蛍光増
感紙に密着させ、X線画像を露光し、自動現像機で現
像、定着、水洗、乾燥する画像形成システムが従来より
一般的に使われてきた。
査では、ハロゲン化銀乳剤を用いたいわゆるX線フィル
ムが広く用いられてきた。とくに医用画像診断において
は増感紙とX線フィルムを組み合わせたスクリーン・フ
ィルムシステムが100年来用いられている。
報であって、近年発展を続けているディジタル画像情報
のような、自由な画像処理や瞬時の電送ができない。
技術の一つとしてコンピューテッド・ラジオグラフィ
(CR)が現在医療現場で受け入れられている。しかし
ながら鮮鋭性が十分でなく空間分解能も不充分であり、
スクリーン・フィルムシステムの画質レベルには到達し
ていない。そして、さらに新たなディジタルX線画像技
術として、例えば雑誌Physics Today,l
997年11月号24頁のジョン・ローランズ論文“A
morphous Semiconductor Us
her inDigital X−ray Imagi
ng”や、雑誌SPIEの1997年32巻2頁のエル
・イー・アントヌクの論文”Development
ofa High Resolution, Acti
ve Matrix, Flat−Panel Ima
ger with Enhanced FillFac
tor”等に記載された、薄膜トランジスタ(TFT)
を用いた平板X線検出装置(FPD)が開発されてい
る。
れているという特徴がある。しかし、一方では簿膜トラ
ンジスタ(TFT)を用いたFPDを新たに開発するこ
とは多大な費用と期間を要し、また、製造技術や得られ
る画像のSN比の点から画素を小さくするのが困難で、
画像の分解能が3〜41p/mm程度と低いという欠点
がある。
リアセンサを多数個用いて放射線画像を得ることができ
れば、センサとしての信頼性が高く、製造コストの低減
が可能で、画像の分解能を容易に高めることができる。
セット補正やゲイン補正に代表される信号値の補正が必
要で、まず、放射線未照射時と、被写体を通さない一様
な放射線照射時での各画素の信号値を得て、補正用の画
像データ(補正用データ)を得る。この繰作を一般にキ
ャリブレーションと言う。多数のエリアセンサを用いる
FPDでは、各エリアセンサから得られた画像の合成が
必要なので、前記の信号値の補正に加えて、並進、回
転、歪み等の幾何学補正も必要になる。これらの幾何学
補正は、各センサやレンズユニットの取り付け状態が、
固定状態の経時変化、周囲温度や振動、衝撃等の影響で
の変化にも対応することが必要で、単なる信号値の補正
よりは複雑で、多くの場合、診断に大きな支障となるた
め、信号値の補正以上に確実に行われる必要がある。ま
た、多数のエリアセンサを用いた場合の画像合成を実用
的な短い時間で正確に行うには、各センサ位置関係を正
確に把握することが必要であった。
で、キャリブレーションにより信頼性が高く、製造コス
トの低減が可能で、画像の分解能を容易に高めることが
でき、しかも薄型で軽量化が可能である放射線画使撮像
装置を提供することを目的としている。
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
タ、レンズユニットアレイ、そしてそのレンズユニット
アレイの各々のレンズユニットに対応するエリアセンサ
をこの順に配置して構成される放射線画像検出器を備え
た放射線画像撮像装置において、電源入力から一定時間
後に自動的にキャリブレーションを行い補正用の画像デ
ータを得るキャリブレーション実行手段と、キャリブレ
ーションにより得られる補正用の画像データを記憶する
記憶手段とを有することを特徴とする放射線画像撮像装
置。』である。
入力から一定時間後に自動的にキャリブレーションを行
い補正用の画像データを得ることができ、信頼性が高
く、画像の分解能を容易に高めることができる。
タ、レンズユニットアレイ、そしてそのレンズユニット
アレイの各々のレンズユニットに対応するエリアセンサ
をこの順に配置して構成される放射線画像検出器を備え
た放射線画像撮像装置において、電源入力のままで前回
のキャリブレーションから一定時間が経過すると自動的
にキャリブレーションを行い補正用の画像データを得る
キャリブレーション実行手段と、キャリブレーションに
より得られる補正用の画像データを記憶する記憶手段と
を有することを特徴とする放射線画像撮像装置。』であ
る。
入力のままで前回のキャリブレーションからタイマがカ
ウントして設定された一定時間が経過すると自動的にキ
ャリブレーションを行なうことができ、信頼性が高く、
画像の分解能を容易に高めることができる。
タ、レンズユニットアレイ、そしてそのレンズユニット
アレイの各々のレンズユニットに対応するエリアセンサ
をこの順に配置して構成され、累積の撮影回数をカウン
トする手段を有する放射線画像検出器を備えた放射線画
像撮像装置において、前回のキャリブレーションからの
撮影回数が指定回数に達すると自動的にキャリブレーシ
ョンを行い補正用の画像データを得るキャリブレーショ
ン実行手段と、キャリブレーションにより得られる補正
用の画像データを記憶する記憶手段とを有することを特
徴とする放射線画像撮像装置。』である。
回数をカウンタがカウントし前回のキャリブレーション
からの撮影回数が指定回数に達すると自動的にキャリブ
レーションを行なうことができ、信頼性が高く、画像の
分解能を容易に高めることができる。
タ、レンズユニットアレイ、そしてそのレンズユニット
アレイの各々のレンズユニットに対応するエリアセンサ
をこの順に配置して構成される放射線画像検出器を備え
た放射線画像撮像装置において、キャリブレーションの
方法及び/またはタイミングを指定するキャリブレーシ
ョン指定手段を有することを特徴とする放射線画像撮像
装置。』である。
リブレーションの方法及び/又はタイミングを指定する
ことができ、オペレータは例えば放射線画像撮像装置の
動作状態に応じて自由にキャリブレーションの方法及び
/又はタイミングを変えることができる。
ション予定時刻に既に撮影または撮影処理が始まってい
る場合は、その撮影または撮影処理が終了してからキャ
リブレーションを行う撮影処理優先手段を有することを
特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載
の放射線画像撮像装置。』である。
リブレーション予定時刻に既に撮影または撮影処理が始
まっている場合は、その撮影または撮影処理が終了して
からキャリブレーションを行うので、撮影または撮影処
理が中断させられることがない。
タ、レンズユニットアレイ、そしてそのレンズユニット
アレイの各々のレンズユニットに対応するエリアセンサ
をこの順に配置して構成される放射線画像検出器を備え
た放射線画像撮像装置において、任意のタイミングでキ
ャリブレーションを開始するキャリブレーション開始操
作手段を有することを特徴とする放射線画像撮像装
置。』である。
のタイミングでキャリブレーションを開始することで、
例えば放射線画像撮像装置の動作状態に応じて任意のタ
イミングでキャリブレーションを開始することができ
る。
ション中はキャリブレーション中であることを警報する
警報手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項
6のいずれか1項に記載の放射線画像撮像装置。』であ
る。
リブレーション中はキャリブレーション中であることを
警報し、警報表示、あるいはブザー等によってキャリブ
レーション中であることを知らせることができる。
ション中の撮影や撮影処理の禁止を促す撮影禁止警告手
段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項7のい
ずれか1項に記載の放射線画像撮像装置。』である。
リブレーション中では撮影や撮影処理の禁止を促すこと
で、キャリブレーションを優先させることができる。
ション中は撮影や撮影処理を禁止する撮影禁止手段を有
することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか
1項に記載の放射線画像撮像装置。』である。
リブレーション中は撮影や撮影処理を禁止し、キャリブ
レーション中は、例えば撮影開始スイッチを押しても撮
影や撮影処理を禁止することができる。
ーション中に撮影や撮影処理の要求がある場合はキャリ
ブレーションを中断して撮影を割り込ませ、その撮影処
理には直前の補正用データを使用する撮影割込処理優先
手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項7の
いずれか1項に記載の放射線画像撮像装置。』である。
ャリブレーション中に撮影や撮影処理の要求がある場合
はキャリブレーションを中断して撮影を割り込ませ、例
えば、緊急措置で取り合えず、撮影、または撮影処理を
優先する必要がある場合に対応することができる。
用データを有することを特徴とする請求項1乃至請求項
10のいずれか1項に記載の放射線画像撮像装置。』で
ある。
数回のキャリブレーションによって得られる複数の補正
用データが記憶されており、必要に応じて補正用データ
を選択して使用することができる。
用データを優先して撮影処理に使用することを特徴とす
る請求項11に記載の放射線画像撮像装置。』である。
新の補正用データを優先して撮影処理に使用すること
で、より正確に画像の補正や合成を行うことができ、画
像の分解能を容易に高めることができる。
タを常に最新のものが含まれる形で更新して記憶するこ
とを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれか1項
に記載の放射線画像撮像装置。』である。
正用データは、常に最新のものが含まれる形で更新して
記憶することで、記憶している補正用データ情報量が記
憶手段の記憶容量の限度に近付いても、最新の補正用デ
ータは確実に記憶されるので、最新の補正用データを撮
影処理に使用することができるようにすることができ
る。
タと原画像データのうちの少なくとも一方を補正後のデ
ータとセットで記憶することを特徴とする請求項1乃至
請求項13のいずれか1項に記載の放射線画像撮像装
置。』である。
正用データと原画像データのうちの少なくとも一方を補
正後のデータとセットで記憶しているので、補正後のデ
ータと、補正に用いた補正用データまたは対応する原画
像データのうちの少なくとも一方のデータに対して簡単
かつ確実にたどりつくことができ、撮影時の放射線画像
撮像装置の状態を簡単かつ確実に知ることができる。
ータの付帯情報として、対応する補正用データと原画像
データの識別情報を有することを特徴とする請求項1乃
至請求項14のいずれか1項に記載の放射線画像撮像装
置。』である。
正後のデータの付帯情報として、対応する補正用データ
と原画像データの識別情報を有し、付帯情報から簡単か
つ確実に対応する補正用データと原画像データを識別す
ることができ、撮影時の放射線画像撮像装置の状態を簡
単かつ確実に知ることができる。
タが作成されていることを判断する補正用データ作成判
断手段と、補正用データが作成されていない場合に警告
する補正用データ不使用警告手段とを有することを特徴
とする請求項1乃至請求項15のいずれか1項に記載の
放射線画像撮像装置。』である。
えば、キャリブレーション時に、エリアセンサーが機能
していなかった、X線が照射されていなかった、あるい
は、補正用データが記憶手段に記憶されていない等の理
由で補正用データが作成されていない場合には警告する
ことで、再度キャリブレーションを行なうことができ
る。
タによる補正が適切かどうかを判断する補正用データ作
成判断手段と、不適切な場合に警告する補正用データ不
使用警告手段とを有することを特徴とする請求項1乃至
請求項15のいずれか1項に記載の放射線画像撮像装
置。』である。
正用データによる補正が適切かどうかを判断し、不適切
な場合には警告することで、再度キャリブレーションを
行なうことができる。
タと原画像データの少なくとも一方の画像出力が可能で
あることを特徴とする請求項1乃至請求項17のいずれ
か1項に記載の放射線画像撮像装置。』である。
正用データと原画像データの少なくとも一方の画像を走
査型レーザー露光装置やインクジェットプリンター等に
よる透過型あるいは反射型のシート上へ、あるいは、C
RTや液晶ディスプレイ等のディスプレイ上へ出力が可
能であり、撮影時の放射線画像撮像装置の状態を容易に
かつ確実に知ることができる。
タと原画像データの少なくとも一方のデータと、補正後
のデータと一緒に画像出力可能であることを特徴とする
請求項1乃至請求項18のいずれか1項に記載の放射線
画像撮像装置。』である。
正用データと原画像データの少なくとも一方のデータ
が、補正後のデータと一緒に走査型レーザー露光装置や
インクジェットプリンター等による透過型あるいは反射
型のシート上へ、あるいは、CRTや液晶ディスプレイ
等のディスプレイ上へ画像出力可能であり、放射線画像
撮像装置の状態を容易にかつ確実に知ることができ、ま
た両者を比較参照することでより正確な観察や診断を行
うことができる。
タ、原画像データ、補正後のデータのいずれを表示する
かを制御手段で指定可能であることを特徴とする請求項
1乃至請求項19のいずれか1項に記載の放射線画像撮
像装置。』である。
正用データ、原画像データ、補正後のデータのいずれを
表示することで、放射線画像撮像装置の状態を容易にか
つ確実に知ることができ、また両者を比較参照すること
でより正確な観察や診断を行うことができる。
ータに対して、キャリブレーションによって検知した画
素欠陥の情報を表示可能であることを特徴とする請求項
1乃至請求項20のいずれか1項に記載の放射線画像撮
像装置。』である。
正後のデータに対して、キャリブレーションによって検
知した画素欠陥の情報を表示することで、放射線画像撮
像装置の状態を容易にかつ確実に知ることができ、ま
た、より正確な観察や診断を行うことができる。
号読み出しよりも高い分解能でキャリブレーションを行
うことを特徴とする請求項1乃至請求項21のいずれか
1項に記載の放射線画像撮像装置。』である。
影時の信号読み出しよりも高い分解能でキャリブレーシ
ョンを行うことで、より正確な補正用データを得ること
ができる。
転、歪み補正等の幾何学補正には信号読み出し時よりも
高い分解能で作成した補正用データを用い、オフセット
補正やゲイン補正等の信号値補正には、信号読み出し時
の画素サイズに画素加算したデータを用いて作成した補
正用データを用いることを特徴とする請求項22に記載
の放射線画像撮像装置。』である。
ャリブレーションにより補正用データを得ることで、信
頼性が高く、画像の分解能を容易に高めることができ
る。
を行った後に幾何学補正を行うことを特徴とする請求項
1乃至請求項23のいずれか1項に記載の放射線画像撮
像装置。』である。
号値補正を行った後に幾何学補正を行い補正用データを
得ることで、信頼性が高く、画像の分解能を容易に高め
ることができる。
を行った後に信号値補正を行うことを特徴とする請求項
1乃至請求項23のいずれか1項に記載の放射線画像撮
像装置。』である。
何学補正を行った後に信号値補正を行い補正用データを
得ることで、信頼性が高く、画像の分解能を容易に高め
ることができる。
が、歪み補正を行った後に並進、回転、拡大、縮小等の
アフィン変換を行う補正であることを特徴とする請求項
23乃至請求項25のいずれか1項に記載の放射線画像
撮像装置。』である。
何学補正が、歪み補正を行った後に並進、回転、拡大、
縮小等のアフィン変換を行う補正であり、補正用データ
を得ることで、信頼性が高く、画像の分解能を容易に高
めることができる。
ーションとして信号値補正のみを行う場合は、最新の補
正用データを用いて幾何学補正を行った後に、信号値補
正のみを行うための補正用データを得るためにキャリブ
レーションを行い、そのキャリブレーションで得られた
信号値補正用データを用いて信号値補正のみを行うこと
を特徴とする請求項25に記載の放射線画像撮像装
置。』である。
ャリブレーションとして信号値補正のみを行う場合は、
最新の補正用データを用いて幾何学補正を行った後に、
信号値補正のみを行うための補正用データを得るために
キャリブレーションを行い、そのキャリブレーションで
得られた信号値補正用データを用いて信号値補正を行い
補正用データを得ることで、信頼性が高く、画像の分解
能を容易に高めることができる。
タ、レンズユニットアレイ、そしてそのレンズユニット
アレイの各々のレンズユニットに対応するエリアセンサ
をこの順に配置して構成される放射線画像検出器を備え
た放射線画像撮像装置において、キャリブレーション
を、センサ部以外に設けられた繰り返しパターンを用い
て行うことを特徴とする放射線画像撮像装置。』であ
る。
り返しパターンを用いて行い、簡単な構造で、正確な補
正用データを得ることができる。
ターンが概ね等間隔であることを特徴とする請求項28
に記載の放射線画像撮像装置。』である。
り返しパターンが概ね等間隔であり、正確な補正用デー
タを得ることができる。
ターンが各エリアセンサの配置に対応していることを特
徴とする請求項28または請求項29に記載の放射線画
像撮像装置。』である。
り返しパターンが各エリアセンサの配置に対応すること
で、正確な補正用データを得ることができる。
ターンが放射線画像検出器の外側平面部のX線源側に配
置されていることを特徴とする請求項28乃至請求項3
0のいずれか1項に記載の放射線画像撮像装置。』であ
る。
射線画像検出器全体をキャリブレーションして補正用デ
ータを得ることができる。
ターンがX線遮断物質からなることを特徴とする請求項
31に記載の放射線画像撮像装置。』である。
り返しパターンがX線遮断物質からなり、正確かつ鮮明
な繰り返しパターンから補正用データを得ることができ
る。
ターンが放射線画像検出器の内部でシンチレータに隣接
してエリアセンサとは反対側に配置されていることを特
徴とする請求項28乃至請求項30のいずれか1項に記
載の放射線画像撮像装置。』である。
り返しパターンが放射線画像検出器の内部にあるのでレ
ンズユニットやエリアセンサとの位置関係を常に同じ状
態で保つことが容易で、正確で再現性の高い補正用デー
タを得ることができる。
ターンがX線遮断物質からなることを特徴とする請求項
33に記載の放射線画像撮像装置。』である。
り返しパターンがX線遮断物質からなり、正確かつ鮮明
な繰り返しパターンから補正用データを得ることができ
る。
ターンがシンチレータとエリアセンサとの間に配置され
ることを特徴とする請求項28乃至請求項30のいずれ
か1項に記載の放射線画像撮像装置。』である。
り返しパターンが放射線画像検出器の内部にあるのでレ
ンズユニットやエリアセンサとの位置関係を常に同じ状
態で保つことが容易で、正確で再現性の高い補正用デー
タを得ることができる。
ターンがシンチレータのエリアセンサ側表面に配置され
ることを特徴とする請求項35に記載の放射線画像撮像
装置。』である。
ンチレータの蛍光による繰り返しパターンの鮮明な像が
キャリブレーションに利用できるので、より正確な補正
用データを得ることができる。
ターンが、シンチレータとエリアセンサとの間に配置し
た透明部材のシンチレータ側表面に位置することを特徴
とする請求項35に記載の放射線画像撮像装置。』であ
る。
ンチレータの蛍光による繰り返しパターンの鮮明な像が
キャリブレーションに利用できるので、より正確な補正
用データを得ることができる。
ガラス板であることを特徴とする請求項37に記載の放
射線画像撮像装置。』である。
明部材はガラス板で低コストであり、また、ガラス板は
剛性が高いので、常に再現性の高い正確な補正用データ
を得ることができる。
ターンが光遮断材料で形成されていることを特徴とする
請求項35乃至請求項38のいずれか1項に記載の放射
線画像撮像装置。』である。
り返しパターンが光遮断材料で形成され、正確かつ鮮明
な繰り返しパターンから補正用データを得ることができ
る。
ターンの少なくとも一部が隣り合う二つのエリアセンサ
の撮影領域の重なり部分に位置することを特徴とする請
求項35乃至請求項39のいずれか1項に記載の放射線
画像撮像装置。』である。
り返しパターンの少なくとも一部が、隣り合う二つのエ
リアセンサの撮影領域の重なり部分に位置して共有され
ているので、隣り合う二つのエルアセンサの互いの位置
関係を正確に知ることができ、画像領域の重なり部分の
正確な補正用データを得ることができる。
ターンが点状であることを特徴とする請求項28乃至請
求項40のいずれか1項に記載の放射線画像撮像装
置。』である。
り返しパターンが点状であり、正確な補正用データを得
ることができる。
ターンが線状であることを特徴とする請求項28乃至請
求項40のいずれか1項に記載の放射線画像撮像装
置。』である。
り返しパターンが線状であり、正確な補正用データを得
ることができる。
ターンの幅が、最終出力画像上で3画素以下であること
を特徴とする請求項28乃至請求項42のいずれか1項
に記載の放射線画像撮像装置。』である。
り返しパターンの幅が、最終出力画像上で3画素以下で
あり、正確な補正用データを得ることができる。
ターンに相当する画素の信号値の大きさが、繰り返しパ
ターンを設けなかった場合に対して半分以下に低下して
いる場合に、繰り返しパターンに相当する画素の信号値
が、その周辺画素の信号値の情報を用いて補間されるこ
とを特徴とする請求項28乃至請求項43のいずれか1
項に記載の放射線画像撮像装置。』である。
り返しパターンに相当する画素の信号値の大きさが、繰
り返しパターンを設けなかった場合に対して半分以下に
低下している場合に、繰り返しパターンに相当する画素
の信号値が、その周辺画素の信号値の情報を用いて補間
され、正確な補正用データを得ることができる。
ターンが着脱可能であることを特徴とする請求項28乃
至請求項44のいずれか1項に記載の放射線画像撮像装
置。』である。
り返しパターンが着脱可能であり、撮影時は、繰り返し
パターンを外すことによって放射線画像への影響を無く
すことができる。
検出器内部に光源を有し、キャリブレーション時は光源
を点灯させることを特徴とする請求項35乃至請求項4
5のいずれか1項に記載の放射線画像撮像装置。』であ
る。
ャリブレーション時は光源を点灯させ、放射線を照射し
なくても幾何学補正に関する正確な補正用データを得る
ことができる。
の点光源であることを特徴とする請求項46に記載の放
射線画像撮像装置。』である。
源が複数の点光源であり、正確な補正用データを得るこ
とができる。
EDであることを特徴とする請求項47に記載の放射線
画像撮像装置。』である。
光源がLEDであり、小型化、軽量化が可能である。
エリアセンサに対して1個以上あることを特徴とする請
求項47または請求項48に記載の放射線画像撮像装
置。』である。
光源が各エリアセンサに対して1個以上あり、小型化、
軽量化が可能で各エリアセンサに確実に十分な光量を届
けることができるので正確な補正用データを得ることが
できる。
光が、シンチレータとエリアセンサの間に置いた透明部
材の側面側から照射されることを特徴とする請求項46
に記載の放射線画像撮像装置。』である。
源からの光が、シンチレータとエリアセンサの間に置い
た透明部材の側面側から照射され、光が透明部材を伝達
して広い範囲を光らすことができるので、正確な補正用
データを得ることができる。
拡散板で着脱可能であることを特徴とする請求項50に
記載の放射線画像撮像装置。』である。
明部材が拡散板でキャリブレーション時は、光を広い範
囲に拡散させることができるので、正確な補正用データ
を得ることができ、また、透明部材は着脱可能で放射線
撮影時は拡散板を外すことで鮮明な放射線画像を得るこ
とができる。
光が赤外線で、繰り返しパターンが赤外線を反射または
吸収し、可視光を透過する部材で形成されていることを
特徴とする請求項47乃至請求項51のいずれか1項に
記載の放射線画像撮像装置。』である。
源からの光が赤外線で、繰り返しパターンが赤外線を反
射または吸収し、可視光を透過する部材で形成され、シ
ンチレータからの蛍光として現れる放射線画像を、繰り
返しパターンの影響無しに得ることができる。
検知して、表示または警告することを特徴とする請求項
47乃至請求項52のいずれか1項に記載の放射線画像
撮像装置。』である。
源切れを検知して、表示または警告することで、キャリ
ブレーション中の光源切れの可能性が極めて小さくな
る。
げ時に光源切れを検出する光源切れ検出手段を備えるこ
とを特徴とする請求項53記載の放射線画像撮像装
置。』である。
源立ち上げ時に光源切れを検出することで、キャリブレ
ーション中の光源切れの可能性が極めて小さくなる。
置の実施の形態を、図面に基づいて説明するが、本発明
は、この実施の形態に限定されるものではないことは明
らかである。
ムの一実施例を示す図である。X線管1から照射される
X線により被写体60の撮影を行い、X線画像を放射線
画像検出器2に捕獲する。この放射線画像検出器2から
X線画像を画像信号として取り出し、画像処理部3で画
像処理してネットワーク4に送る。ネットワーク4には
ディスプレイ5や出力機器6等が接続されており、CR
Tあるいは液晶ディスプレイ等のディスプレイ5にX線
画像を表示したり、銀塩ドライ方式を含むレーザイメー
ジャー、あるいはインクジェットプリンタ等の出力機器
6でX線画像をプリントして出力する。
すように構成される。
図2の点線は、各センサユニットが検出し得る画像領域
の境界の概略を示すものである。図2はユニットが6×
6=36個の例であるが、数はこれに限るものではな
い。
である。放射線画像検出器2は、シンチレータ21、レ
ンズユニットアレイ22、そしてそのレンズユニットア
レイ22の各々に対応するエリアセンサ24をこの順に
配置して構成される。X線シンチレータ21は、保護部
材25により保護される。シンチレータ21とレンズユ
ニットアレイ22との間には、透明部材26が配置され
ているが、この透明部材26は配置しなくてもよい。エ
リアセンサ24は、エリアセンサ支持部材27に支持さ
れている。
み、光線経路などは正確ではない。図3は放射線画像検
出器の縦断面の模式図であり、あくまでも一例を示し、
この発明の必須要素はシンチレータ21、レンズユニッ
トアレイ22、エリアセンサ24であり、シンチレータ
21、レンズユニッアレイト22、そしてそのレンズユ
ニットアレイ22に対応するエリアセンサ24をこの順
に配置したため、空間分解能が高く高画質であり、厚さ
が薄く小型で、しかも軽量である。
ルファイドや沃化セシウム等X線の曝射により可視光を
発し、X線シンチレータ21がX線の曝射により可視光
を発することで空間分解能が高く高画質である。
異なるレンズの組み合わせからなるレンズ群から構成さ
れ、空間分解能が高く高画質であり、厚さを薄くするこ
とができる。レンズユニット23の結像倍率が1/1.
5から1/20であり、結像倍率が1/1.5より大き
いとエリアセンサが大きくなりすぎて配置が困難とな
り、1/20より小さいとX線シンチレータ21からレ
ンズまでの距離が長くなるため放射線画像検出器2の厚
みが増大し、小型化や軽量化が困難になり、また、集光
効率が低下して画像のS/Nが劣化する。
8以下であり、実効Fナンバーを8以下にすることにっ
て集光効率を上げることで、感度の高い検出器を実現で
きる。実効Fナンバーは、Fe=S’/Dsで表され
る。ここでDsはレンズの入射瞳直径である。集光効率
は発光点に対する入射瞳の見こみ角で決まるので、入射
瞳の大きい、すなわちFナンバーが小さく明るいレンズ
を使用するのが望ましい。この発明では、Fe≦8とす
る。
辺とのMTFの差が30%以内であり、レンズユニット
23の結像面での中心と周辺とのMTFの差が30%以
内であれば鮮明な画像が得られる。レンズのMTFは、
カメラ用レンズなどでは周辺部と中心部で差があっても
実用上は問題ないが、この発明ではレンズユニット23
を多数集積させて1枚の画像とするため、1レンズユニ
ット23中では、中心や周辺といった区別はなくなり、
全域にわたって良好な性能を保持する必要がある。この
ため中心部と周辺部のMTFの差は30%以内に抑える
のがよい。これによりディスプレイ全域にわたってムラ
のない良好な画像が得られる。なお、MTFはエリアセ
ンサの画素ピッチに対応した空間周波数に対するものと
する。
であり、レンズユニット23の半画角を35°以下にす
ることでレンズユニット23によって結像させる画像の
周辺の光量の低下が少なく、検出器の感度をさらに上げ
ることができる。
ンサ等の固体撮像素子から構成され、エリアセンサ24
としてCCDやCMOSセンサ等の固体撮像素子を用い
ることで鮮明な画像が得られる。
像装置において、放射線未照射時と、被写体を通さない
一様な放射線照射時での各画素の信号値を得て、補正用
の画像データ(補正用データ)を得るキャリブレーショ
ンが行なわれる。
ングについて説明する。図4はキャリブレーションを行
なう放射線画像撮像装置の概略構成図である。
線画像検出器2、画像処理部3を駆動する制御手段31
が備えられ、この制御手段31はキャリブレーションを
行なう第1のキャリブレーション実行手段31a、第2
のキャリブレーション実行手段31b、第3のキャリブ
レーション実行手段31cを有しているが、これらの内
少なくとも1つ有していればよい。
は電源30がONされるとタイマがカウントし電源入力
から一定時間後に自動的に、X線管1、放射線画像検出
器2、画像処理部3を駆動してキャリブレーションを行
い、このキャリブレーションにより放射線未照射時と、
被写体を通さない一様な放射線照射時での各画素の信号
値を得て、補正用の画像データ(補正用データ)を得て
記憶手段32に記憶する。電源30がONされる毎に自
動的にキャリブレーションを行なうことで、信頼性が高
く、画像の分解能を容易に高めることができる。
は電源入力のままで前回のキャリブレーションからタイ
マがカウントして設定された一定時間が経過すると自動
的に、X線管1、放射線画像検出器2、画像処理部3を
駆動してキャリブレーションを行い、このキャリブレー
ションにより放射線未照射時と、被写体を通さない一様
な放射線照射時での各画素の信号値を得て、補正用の画
像データ(補正用データ)を得て記憶手段32に記憶す
る。電源入力のままで前回のキャリブレーションからタ
イマがカウントして設定された一定時間が経過すると自
動的にキャリブレーションを行なうことで、信頼性が高
く、画像の分解能を容易に高めることができる。
は撮影回数をカウンタがカウントし前回のキャリブレー
ションからの撮影回数が指定回数に達すると自動的に、
X線管1、放射線画像検出器2、画像処理部3を駆動し
てキャリブレーションを行い、このキャリブレーション
により放射線未照射時と、被写体を通さない一様な放射
線照射時での各画素の信号値を得て、補正用の画像デー
タ(補正用データ)を得て記憶手段32に記憶する。撮
影回数をカウンタがカウントし前回のキャリブレーショ
ンからの撮影回数が指定回数に達すると自動的にキャリ
ブレーションを行なうことで、信頼性が高く、画像の分
解能を容易に高めることができる。
ーション指定手段33を有し、このキャリブレーション
指定手段33によりキャリブレーションの方法及び/又
はタイミングを指定することができ、オペレータは例え
ば放射線画像撮像装置の動作状態に応じて自由にキャリ
ブレーションの方法及び/又はタイミングを変えること
ができる。
有し、この撮影処理優先手段31dでは、キャリブレー
ション予定時刻に既に、X線管1、放射線画像検出器
2、画像処理部3を駆動して被写体60の撮影、または
画像処理部3での撮影処理が始まっている場合は、その
撮影または撮影処理が終了してからキャリブレーション
を行い、キャリブレーションより被写体60の撮影、ま
たは画像処理部3での撮影処理を優先させている。例え
ば、緊急等で取り合えず、被写体60の撮影、または画
像処理部3での撮影処理を優先する場合に対応する。
ミングでキャリブレーションを開始するキャリブレーシ
ョン開始手段34を有し、例えばキャリブレーション開
始手段34はスイッチ等で構成される。オペレータはキ
ャリブレーション開始操作手段34を操作することで、
例えば放射線画像撮像装置の動作状態に応じて任意のタ
イミングでキャリブレーションを開始することができ
る。
よりキャリブレーション中であることを警報手段35に
より警報する。この警報手段35は、警報表示、あるい
はブザー等によってキャリブレーション中であることを
知らせることができる。
有し、この撮影禁止手段36によりキャリブレーション
中は、撮影開始スイッチ37を押しても、撮影禁止手段
36を駆動して撮影や撮影処理を禁止することができ
る。
告手段38を有し、キャリブレーション中は、制御手段
31により撮影禁止警告手段38が作動してキャリブレ
ーション中の撮影や撮影処理を禁止する警告を行なう。
この撮影禁止警告手段38による警告は、警報表示、あ
るいはブザー等によってキャリブレーション中は撮影や
撮影処理を禁止する警告を行ない、撮影や撮影処理を行
なわないようにすることができる。
が撮影割込処理優先手段39を有し、撮影割込処理優先
スイッチ40が操作されると撮影割込処理優先手段39
が作動し、キャリブレーション中に撮影や撮影処理の要
求がある場合はキャリブレーションを中断して撮影を割
り込ませることができる。例えば、緊急措置で取り合え
ず、被写体60の撮影、または画像処理部3での撮影処
理を優先する必要がある場合には、撮影割込処理優先ス
イッチ40を操作し、キャリブレーションを中断して撮
影を割り込ませ、その撮影処理には直前の補正用データ
を使用する。
補正用データについてについて説明する。
は、複数回のキャリブレーションによって得られる複数
の補正用データが記憶されており、必要に応じて補正用
データを選択して使用することができる。また、最新の
補正用データを優先して撮影処理に使用することで、よ
り正確に画像の補正や合成を行うことができ、画像の分
解能を容易に高めることができる。
る形で更新して記憶することで、記憶している補正用デ
ータ情報量が記憶手段の記憶容量の限度に近付いても、
最新の補正用データは確実に記憶されるので、最新の補
正用データを撮影処理に使用することができるようにす
ることができる。また、補正用データと原画像データの
うちの少なくとも一方を補正後のデータとセットで記憶
しているので、補正後のデータと、補正に用いた補正用
データまたは対応する原画像データのうちの少なくとも
一方のデータに対して簡単かつ確実にたどりつくことが
でき、撮影時の放射線画像撮像装置の状態を簡単かつ確
実に知ることができる。
対応する補正用データと原画像データの識別情報を有
し、付帯情報から簡単かつ確実に対応する補正用データ
と原画像データを識別することができ、撮影時の放射線
画像撮像装置の状態を簡単かつ確実に知ることができ
る。
成判断手段42aを有し、この第1の補正用データ作成
判断手段42aにより補正用データが作成されているこ
とを判断し、補正用データが作成されていない場合には
補正用データ不使用警告手段43により警告する。これ
によりオペレータは、キャリブレーション開始手段34
の操作で再度キャリブレーションを行なうことができ
る。
作成判断手段42bを有し、第2の補正用データ作成判
断手段42bが補正用データによる補正が適切かどうか
を判断し、不適切な場合には補正用データ不使用警告手
段43により警告する。例えば、キャリブレーション時
に、エリアセンサーが機能していなかった、X線が照射
されていなかった、あるいは、補正用データが記憶手段
に記憶されていない等の理由で補正用データが作成され
ていない場合には警告することで、再度キャリブレーシ
ョンを行なうことができる。
用データと原画像データの少なくとも一方の画像出力が
可能であり、画像を走査型レーザー露光装置やインクジ
ェットプリンター等による透過型あるいは反射型のシー
ト上へ、あるいは、CRTや液晶ディスプレイ等のディ
スプレイ上へ出力が可能であり、撮影時の放射線画像撮
像装置の状態を容易にかつ確実に知ることができる。
くとも一方のデータが、補正後のデータと一緒に走査型
レーザー露光装置やインクジェットプリンター等による
透過型あるいは反射型のシート上へ、あるいは、CRT
や液晶ディスプレイ等のディスプレイ上へ画像出力可能
であり、放射線画像撮像装置の状態を容易にかつ確実に
知ることができ、また両者は比較参照することでより正
確な観察や診断を行うことができる。
後のデータのいずれを表示するかを制御手段31で指定
可能であり、画像表示手段50に表示することで放射線
画像撮像装置の状態を容易にかつ確実に知ることができ
る。また、補正後のデータに対して、キャリブレーショ
ンによって検知した画素欠陥の情報を表示可能である。
号読み出しよりも高い分解能でキャリブレーションを行
い、並進、回転、拡大、縮小、歪み補正等の幾何学補正
には信号読み出し時よりも高い分解能で作成した補正用
データを用い、オフセット補正やゲイン補正等の信号値
補正には、信号読み出し時の画素サイズに画素加算した
データを用いて作成した補正用データを用いることがで
きる。
を行うが、幾何学補正を行った後に信号値補正のみを行
うための補正用データを得るためにキャリブレーション
を行い、そのキャリブレーションで得られた信号値補正
用データを用いて信号値補正のみを行うこともできる。
進、回転、拡大、縮小等のアフィン変換を行う補正であ
り、キャリブレーションとして信号値補正のみを行う場
合は、最新の補正用データを用いて幾何学補正を行った
後に信号値補正を行う。
繰り返しパターンを用いて行い、繰り返しパターンよる
簡単な構造で、正確な補正用データを得ることができ
る。
に、センサ部以外に設けられた繰り返しパターン70を
用いて行う。繰り返しパターン70には、例えば、図6
(a)に示すように波形曲線の繰り返し、また、図6
(b)に示すように、直線を縦横に直交させて格子状に
したものがあるが、特に限定されない。また、繰り返し
パターン70は、図6(c)に示すように、点状でもよ
く、また図6(d)に示すように、線状でもよい。繰り
返しパターン70は概ね等間隔であることが、正確な補
正用データを得ることができ好ましい。また、繰り返し
パターン70が各エリアセンサ24の配置に対応してい
ることが好ましく、各エリアセンサ24からの情報に基
づいて補正用データを作成することができる。
に、放射線画像検出器2の外側平面部のX線源側に配置
され、放射線画像検出器2全体をキャリブレーションす
ることができる。この繰り返しパターン70はX線遮断
物質からなり、正確かつ鮮明な繰り返しパターン70か
ら補正用データを得ることができる。
すように、放射線画像検出器2の内部でシンチレータ2
1に隣接してエリアセンサ24とは反対側に配置され、
シンチレータ21、透明部材26、レンズユニットアレ
イ22、エリアセンサ24をキャリブレーションするこ
とができる。この繰り返しパターン70がX線遮断物質
からなり、正確かつ鮮明な繰り返しパターン70から補
正用データを得ることができる。繰り返しパターン70
が放射線画像検出器2の内部にあるのでレンズユニット
23やエリアセンサ24との位置関係を常に同じ状態で
保つことが容易で、正確で再現性の高い補正用データを
得ることができる。
すように、透明部材26とレンズユニットアレイ22と
の間に配置され、繰り返しパターン70が放射線画像検
出器2の内部にあるのでレンズユニット23やエリアセ
ンサ24との位置関係を常に同じ状態で保つことが容易
で、正確で再現性の高い補正用データを得ることができ
る。
すように、シンチレータ21のエリアセンサ側表面に配
置され、シンチレータ21の蛍光による繰り返しパター
ン70の鮮明な像がキャリブレーションに利用できるの
で、より正確な補正用データを得ることができる。
示すように、シンチレータ21とエリアセンサ24との
間に配置した透明部材26のシンチレータ側表面に位置
し、シンチレータ21の蛍光による繰り返しパターン7
0の鮮明な像がキャリブレーションに利用できるので、
より正確な補正用データを得ることができる。
返しパターン70は、光遮断材料で形成される。透明部
材26はガラス板で低コストであり、また、ガラス板は
剛性が高いので、常に再現性の高い正確な補正用データ
を得ることができる。
が、図11に示すように、隣り合う二つのエリアセンサ
の撮影領域Aの重なり部分に位置して共有されているの
で、隣り合う二つのエルアセンサ24の互いの位置関係
を正確に知ることができ、画像領域の重なり部分の正確
な補正用データを得ることができる。
像上で3画素以下である。繰り返しパターン70に相当
する画素の信号値の大きさが、繰り返しパターン70を
設けなかった場合に対して半分以下に低下している場合
に、繰り返しパターン70に相当する画素の信号値が、
その周辺画素の信号値の情報を用いて補間され、正確な
補正用データを得ることができる。
ーン70は着脱可能である。
出器2内部に光源71を有し、キャリブレーション時は
光源71を点灯させ、放射線を照射しなくても幾何学補
正に関する正確な補正用データを得ることができる。
源が例えばLEDである。点光源が各エリアセンサ24
に対して1個以上あり、小型化、軽量化が可能で各エリ
アセンサに確実に十分な光量を届けることができるので
正確な補正用データを得ることができる。
エリアセンサ24の間に置いた透明部材26の側面側か
ら照射され、光が透明部材を伝達して広い範囲を光らす
ことができるので、正確な補正用データを得ることがで
きる。
ション時は、光を広い範囲に拡散させることができるの
で、正確な補正用データを得ることができ、また透明部
材26は着脱可能であり、放射線撮影時は拡散板を外す
ことで鮮明な放射線画像を得ることができる。
返しパターン70が赤外線を反射または吸収し、可視光
を透過する部材で形成され、シンチレータ21からの蛍
光として現れる放射線画像が、繰り返しパターン70の
影響無しに得ることができる。
71の光源切れを検知し、表示または警告すると、キャ
リブレーション中に光源切れがの可能性が極めて小さく
なる。光源切れ検出手段72は、電源立ち上げ時に光源
切れを検出するように構成することができる。
4に記載の発明では、キャリブレーションにより信頼性
が高く、製造コストの低減が可能で、画像の分解能を容
易に高めることができ、しかも薄型で軽量化が可能であ
る。
例を示す図である。
置の概略構成図である。
出器の縦断面の模式図である。
ある。
器の縦断面の模式図である。
器の縦断面の模式図である。
器の縦断面の模式図である。
出器の縦断面の模式図である。
出器の平面図である。
出器の縦断面の模式図である。
Claims (54)
- 【請求項1】シンチレータ、レンズユニットアレイ、そ
してそのレンズユニットアレイの各々のレンズユニット
に対応するエリアセンサをこの順に配置して構成される
放射線画像検出器を備えた放射線画像撮像装置におい
て、電源入力から一定時間後に自動的にキャリブレーシ
ョンを行い補正用の画像データを得るキャリブレーショ
ン実行手段と、キャリブレーションにより得られる補正
用の画像データを記憶する記憶手段とを有することを特
徴とする放射線画像撮像装置。 - 【請求項2】シンチレータ、レンズユニットアレイ、そ
してそのレンズユニットアレイの各々のレンズユニット
に対応するエリアセンサをこの順に配置して構成される
放射線画像検出器を備えた放射線画像撮像装置におい
て、電源入力のままで前回のキャリブレーションから一
定時間が経過すると自動的にキャリブレーションを行い
補正用の画像データを得るキャリブレーション実行手段
と、キャリブレーションにより得られる補正用の画像デ
ータを記憶する記憶手段とを有することを特徴とする放
射線画像撮像装置。 - 【請求項3】シンチレータ、レンズユニットアレイ、そ
してそのレンズユニットアレイの各々のレンズユニット
に対応するエリアセンサをこの順に配置して構成され、
累積の撮影回数をカウントする手段を有する放射線画像
検出器を備えた放射線画像撮像装置において、前回のキ
ャリブレーションからの撮影回数が指定回数に達すると
自動的にキャリブレーションを行い補正用の画像データ
を得るキャリブレーション実行手段と、キャリブレーシ
ョンにより得られる補正用の画像データを記憶する記憶
手段とを有することを特徴とする放射線画像撮像装置。 - 【請求項4】シンチレータ、レンズユニットアレイ、そ
してそのレンズユニットアレイの各々のレンズユニット
に対応するエリアセンサをこの順に配置して構成される
放射線画像検出器を備えた放射線画像撮像装置におい
て、キャリブレーションの方法及び/またはタイミング
を指定するキャリブレーション指定手段を有することを
特徴とする放射線画像撮像装置。 - 【請求項5】キャリブレーション予定時刻に既に撮影ま
たは撮影処理が始まっている場合は、その撮影または撮
影処理が終了してからキャリブレーションを行う撮影処
理優先手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求
項4のいずれか1項に記載の放射線画像撮像装置。 - 【請求項6】シンチレータ、レンズユニットアレイ、そ
してそのレンズユニットアレイの各々のレンズユニット
に対応するエリアセンサをこの順に配置して構成される
放射線画像検出器を備えた放射線画像撮像装置におい
て、任意のタイミングでキャリブレーションを開始する
キャリブレーション開始操作手段を有することを特徴と
する放射線画像撮像装置。 - 【請求項7】キャリブレーション中はキャリブレーショ
ン中であることを警報する警報手段を備えることを特徴
とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の放
射線画像撮像装置。 - 【請求項8】キャリブレーション中の撮影や撮影処理の
禁止を促す撮影禁止警告手段を有することを特徴とする
請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の放射線画
像撮像装置。 - 【請求項9】キャリブレーション中は撮影や撮影処理を
禁止する撮影禁止手段を有することを特徴とする請求項
1乃至請求項8のいずれか1項に記載の放射線画像撮像
装置。 - 【請求項10】キャリブレーション中に撮影や撮影処理
の要求がある場合はキャリブレーションを中断して撮影
を割り込ませ、その撮影処理には直前の補正用データを
使用する撮影割込処理優先手段を有することを特徴とす
る請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の放射線
画像撮像装置。 - 【請求項11】複数の補正用データを有することを特徴
とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の
放射線画像撮像装置。 - 【請求項12】最新の補正用データを優先して撮影処理
に使用することを特徴とする請求項11に記載の放射線
画像撮像装置。 - 【請求項13】補正用データを常に最新のものが含まれ
る形で更新して記憶することを特徴とする請求項1乃至
請求項12のいずれか1項に記載の放射線画像撮像装
置。 - 【請求項14】補正用データと原画像データのうちの少
なくとも一方を補正後のデータとセットで記憶すること
を特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれか1項に
記載の放射線画像撮像装置。 - 【請求項15】補正後のデータの付帯情報として、対応
する補正用データと原画像データの識別情報を有するこ
とを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれか1項
に記載の放射線画像撮像装置。 - 【請求項16】補正用データが作成されていることを判
断する補正用データ作成判断手段と、補正用データが作
成されていない場合に警告する補正用データ不使用警告
手段とを有することを特徴とする請求項1乃至請求項1
5のいずれか1項に記載の放射線画像撮像装置。 - 【請求項17】補正用データによる補正が適切かどうか
を判断する補正用データ作成判断手段と、不適切な場合
に警告する補正用データ不使用警告手段とを有すること
を特徴とする請求項1乃至請求項15のいずれか1項に
記載の放射線画像撮像装置。 - 【請求項18】補正用データと原画像データの少なくと
も一方の画像出力が可能であることを特徴とする請求項
1乃至請求項17のいずれか1項に記載の放射線画像撮
像装置。 - 【請求項19】補正用データと原画像データの少なくと
も一方のデータと、補正後のデータとを一緒に画像出力
可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項18の
いずれか1項に記載の放射線画像撮像装置。 - 【請求項20】補正用データ、原画像データ、補正後の
データのいずれを表示するかを制御手段で指定可能であ
ることを特徴とする請求項1乃至請求項19のいずれか
1項に記載の放射線画像撮像装置。 - 【請求項21】補正後のデータに対して、キャリブレー
ションによって検知した画素欠陥の情報を表示可能であ
ることを特徴とする請求項1乃至請求項20のいずれか
1項に記載の放射線画像撮像装置。 - 【請求項22】撮影時の信号読み出しよりも高い分解能
でキャリブレーションを行うことを特徴とする請求項1
乃至請求項21のいずれか1項に記載の放射線画像撮像
装置。 - 【請求項23】並進、回転、歪み補正等の幾何学補正に
は信号読み出し時よりも高い分解能で作成した補正用デ
ータを用い、オフセット補正やゲイン補正等の信号値補
正には、信号読み出し時の画素サイズに画素加算したデ
ータを用いて作成した補正用データを用いることを特徴
とする請求項22に記載の放射線画像撮像装置。 - 【請求項24】信号値補正を行った後に幾何学補正を行
うことを特徴とする請求項1乃至請求項23のいずれか
1項に記載の放射線画像撮像装置。 - 【請求項25】幾何学補正を行った後に信号値補正を行
うことを特徴とする請求項1乃至請求項23のいずれか
1項に記載の放射線画像撮像装置。 - 【請求項26】幾何学補正が、歪み補正を行った後に並
進、回転、拡大、縮小等のアフィン変換を行う補正であ
ることを特徴とする請求項23乃至請求項25のいずれ
か1項に記載の放射線画像撮像装置。 - 【請求項27】キャリブレーションとして信号値補正の
みを行う場合は、最新の補正用データを用いて幾何学補
正を行った後に、信号値補正のみを行うための補正用デ
ータを得るためにキャリブレーションを行い、そのキャ
リブレーションで得られた信号値補正用データを用いて
信号値補正のみを行うことを特徴とする請求項25に記
載の放射線画像撮像装置。 - 【請求項28】シンチレータ、レンズユニットアレイ、
そしてそのレンズユニットアレイの各々のレンズユニッ
トに対応するエリアセンサをこの順に配置して構成され
る放射線画像検出器を備えた放射線画像撮像装置におい
て、キャリブレーションを、センサ部以外に設けられた
繰り返しパターンを用いて行うことを特徴とする放射線
画像撮像装置。 - 【請求項29】繰り返しパターンが概ね等間隔であるこ
とを特徴とする請求項28に記載の放射線画像撮像装
置。 - 【請求項30】繰り返しパターンが各エリアセンサの配
置に対応していることを特徴とする請求項28または請
求項29に記載の放射線画像撮像装置。 - 【請求項31】繰り返しパターンが放射線画像検出器の
外側平面部のX線源側に配置されていることを特徴とす
る請求項28乃至請求項30のいずれか1項に記載の放
射線画像撮像装置。 - 【請求項32】繰り返しパターンがX線遮断物質からな
ることを特徴とする請求項31に記載の放射線画像撮像
装置。 - 【請求項33】繰り返しパターンが放射線画像検出器の
内部でシンチレータに隣接してエリアセンサとは反対側
に配置されていることを特徴とする請求項28乃至請求
項30のいずれか1項に記載の放射線画像撮像装置。 - 【請求項34】繰り返しパターンがX線遮断物質からな
ることを特徴とする請求項33に記載の放射線画像撮像
装置。 - 【請求項35】繰り返しパターンがシンチレータとエリ
アセンサとの間に配置されることを特徴とする請求項2
8乃至請求項30のいずれか1項に記載の放射線画像撮
像装置。 - 【請求項36】繰り返しパターンがシンチレータのエリ
アセンサ側表面に配置されることを特徴とする請求項3
5に記載の放射線画像撮像装置。 - 【請求項37】繰り返しパターンが、シンチレータとエ
リアセンサとの間に配置した透明部材のシンチレータ側
表面に位置することを特徴とする請求項35に記載の放
射線画像撮像装置。 - 【請求項38】透明部材がガラス板であることを特徴と
する請求項37に記載の放射線画像撮像装置。 - 【請求項39】繰り返しパターンが光遮断材料で形成さ
れていることを特徴とする請求項35乃至請求項38の
いずれか1項に記載の放射線画像撮像装置。 - 【請求項40】繰り返しパターンの少なくとも一部が隣
り合う二つのエリアセンサの撮像領域の重なり部分に位
置することを特徴とする請求項35乃至請求項39のい
ずれか1項に記載の放射線画像撮像装置。 - 【請求項41】繰り返しパターンが点状であることを特
徴とする請求項28乃至請求項40のいずれか1項に記
載の放射線画像撮像装置。 - 【請求項42】繰り返しパターンが線状であることを特
徴とする請求項28乃至請求項40のいずれか1項に記
載の放射線画像撮像装置。 - 【請求項43】繰り返しパターンの幅が、最終出力画像
上で3画素以下であることを特徴とする請求項28乃至
請求項42のいずれか1項に記載の放射線画像撮像装
置。 - 【請求項44】繰り返しパターンに相当する画素の信号
値の大きさが、繰り返しパターンを設けなかった場合に
対して半分以下に低下している場合に、繰り返しパター
ンに相当する画素の信号値が、その周辺画素の信号値の
情報を用いて補間されることを特徴とする請求項28乃
至請求項43のいずれか1項に記載の放射線画像撮像装
置。 - 【請求項45】繰り返しパターンが着脱可能であること
を特徴とする請求項28乃至請求項44のいずれか1項
に記載の放射線画像撮像装置。 - 【請求項46】放射線画像検出器内部に光源を有し、キ
ャリブレーション時は光源を点灯させることを特徴とす
る請求項35乃至請求項45のいずれか1項に記載の放
射線画像撮像装置。 - 【請求項47】光源が複数の点光源であることを特徴と
する請求項46に記載の放射線画像撮像装置。 - 【請求項48】点光源がLEDであることを特徴とする
請求項47に記載の放射線画像撮像装置。 - 【請求項49】点光源が各エリアセンサに対して1個以
上あることを特徴とする請求項47または請求項48に
記載の放射線画像撮像装置。 - 【請求項50】光源からの光が、シンチレータとエリア
センサの間に置いた透明部材の側面側から照射されるこ
とを特徴とする請求項46に記載の放射線画像撮像装
置。 - 【請求項51】透明部材が拡散板で着脱可能であること
を特徴とする請求項50に記載の放射線画像撮像装置。 - 【請求項52】光源からの光が赤外線で、繰り返しパタ
ーンが赤外線を反射または吸収し、可視光を透過する部
材で形成されていることを特徴とする請求項47乃至請
求項51のいずれか1項に記載の放射線画像撮像装置。 - 【請求項53】光源切れを検知して、表示または警告す
ることを特徴とする請求項47乃至請求項52のいずれ
か1項に記載の放射線画像撮像装置。 - 【請求項54】電源立ち上げ時に光源切れを検出する光
源切れ検出手段を備えることを特徴とする請求項53記
載の放射線画像撮像装置。
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