JP2001149153A - 引出し及びその引出しを備えたキッチンキャビネット - Google Patents

引出し及びその引出しを備えたキッチンキャビネット

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JP2001149153A
JP2001149153A JP33597399A JP33597399A JP2001149153A JP 2001149153 A JP2001149153 A JP 2001149153A JP 33597399 A JP33597399 A JP 33597399A JP 33597399 A JP33597399 A JP 33597399A JP 2001149153 A JP2001149153 A JP 2001149153A
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JP
Japan
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drawer
front plate
cabinet
wall
narrow
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JP33597399A
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English (en)
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Masaki Hosoiri
正樹 細入
Masakimi Inagaki
正公 稲垣
Yoshiko Kaihatsu
善子 開発
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Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 幅寸法の異なる多種類のキャビネットやパネ
ル部材を必要とすることなく、引出しを装着したキャビ
ネットが壁面に出っ張りのある壁際に設置された場合で
も経済的に対応できるようにした引出し、及びその引出
しを備えたキッチンキャビネットを提供する。 【解決手段】 上面を開口する引出し本体1の前面に取
付けられる前面板5の室内の壁15側に位置する側の側
部に、後方側に回動可能として幅狭の前面板6を連結し
た引出しAを、壁15際に設置されるキャビネット11
の前面開口11aに出し入れ自在に装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、システムキッチン
などのキッチン家具やその他の収納家具のキャビネット
に出し入れ自在に装着される引出し、及びその引出しを
備えたキッチンキャビネットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりシステムキッチンなどのキャビ
ネットには、図3に示すように、シンク(図示省略)や
こんろ13が設けられたカウンター12下部に設置され
るキャビネット11の前面開口11aに、底板2、左右
の側板3,3、及び背板4などを組み付けた上面を開口
する形状の引出し本体1の前面側に、引出し本体1の横
幅寸法よりも大きい横幅寸法の前面板25を取付けた引
出しBが出し入れ自在に装着されている。
【0003】しかし、このように前面板25の横幅寸法
が引出し本体1の横幅寸法よりも大きく形成され、前面
板25の左右両端が引出し本体1から張り出したかたち
の引出しBを装着したキャビネット11を、図3に示す
ようにドアなどの入り口枠や間仕切り枠あるいは見切り
材14などの縁部が建て屋の壁面から出っ張った壁15
の壁際に設置された場合、引出しBを引き出す際に見切
り材14などの出っ張り部分に引出しBの壁15側に位
置する側の前面板25端部が突き当たって、引き出すこ
とができないことがある。
【0004】従来、このような場合の対応としては、壁
際のキャビネット11を図3中の右方向に寄せて設置
し、これにより生じた壁15面とキャビネット11左端
との隙間部分にパネル状の別部材を設置して仕上げる方
法、あるいは、引出し本体1の横幅寸法を切り詰めて、
これにより生じる引出し本体1の左側の側板3外面とキ
ャビネット11の内側面との隙間を埋める別のパネル部
材をキャビネット内側面に取付けて、これに引出しBの
ガイドレールを取付けるなどの方法が採られている。
【0005】しかしながら、従来の技術で述べた対応の
うち前者の壁15側のキャビネット11を右方向に寄せ
て設置する方法においては、引出しBを装着したキャビ
ネット11の右側に位置してカウンター12下部に設置
される複数のキャビネットも順次右側に寄せられて、そ
の結果、右端に位置して設置されるキャビネットがカウ
ンター12の右端からはみ出してしまうことになるた
め、これを避けるために幅寸法を縮めた別のキャビネッ
トが必要となって、幅寸法の異なる多種類のキャビネッ
トを予め用意しなければならないという問題点を有して
いた。また、後者の引出し本体1の横幅寸法を切り詰め
る方法においては、これらの作業が面倒であるととも
に、引出し本体1の左側側板3外面とキャビネット11
の内側面との隙間を埋めるためのパネル部材を必要とす
る問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、引出しを装
着したキャビネットが壁面に出っ張りのある壁際に設置
された場合でも幅寸法の異なるキャビネットやパネル部
材を必要とすることなく経済的に対応できるようにした
引出し、及びその引出しを備えたキッチンキャビネット
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、次のものに関
する。 (1)上面を開口する引出し本体の前面に前面板が取付
けられ、室内の壁側に設置されるキャビネットの前面開
口に出し入れ自在に装着される引出しであって、前面板
の上記壁側に位置する側の側部に、後方側に回動可能と
して幅狭の前面板が連結されてなる引出し。 (2)幅狭の前面板が、引出し本体の前面に取付けられ
た前面板と同一の材料で形成されている上記(1)に記
載の引出し。 (3)幅狭の前面板が、この幅狭の前面板裏面と引出し
本体の前面に取付けられた前面板裏面とに亙って貼着さ
れた屈曲可能な軟質の連結部材を介して連結されている
上記(1)又は上記(2)に記載の引出し。 (4)上記(1)乃至(3)に記載の引出しを、キャビ
ネットの前面開口に出し入れ自在に装着してなるキッチ
ンキャビネット。
【0008】
【発明の実施の形態】引出し本体の前面に取付けられた
前面板の壁側に位置する側の側部に連結されて、後方側
に回動可能とされる幅狭の前面板は、この部分が引出し
を引き出すときに壁面から出っ張った見切り材などの出
っ張り部分に突き当たった場合に、引出し本体側の前面
板との連結部分を境として後方側に向かって回動するこ
とにより、壁面からの出っ張りを回避して引出しの引き
出しが可能となる。従って、幅狭の前面板の幅方向の寸
法は、一般的な住宅における入り口枠や間仕切り枠ある
いは見切り材などの壁面からの突出寸法から考慮して、
幅狭の前面板が回動することによってこの壁面からの突
出を回避できるように15〜30mm程度以上とされ
る。
【0009】また、幅狭の前面板は、引出し本体の前面
の前面板の壁側の側部に連結して回動可能となるよう
に、一般的に引出し本体側の前面板と蝶番などを用いて
連結するため、幅狭の前面板と引出し本体側の前面板と
の間には蝶番を取付けるための隙間を設ける必要がある
が、引出しをキャビネットに収納した状態のときに虫な
どがこの隙間部分からキャビネット内に侵入するのを防
止するために、幅狭の前面板の裏面側と引出し本体側の
前面板の裏面側とに亙って、軟質塩化ビニル樹脂やゴム
系の樹脂などによりシート状に形成した屈曲可能な軟質
の連結部材(厚さ0.5〜1.0mm程度)を両面テー
プなどにより貼付けて、この連結部材の上から蝶番など
によって幅狭の前面板が後方側に回動可能となるように
連結するのが好ましい。なお、引出し本体側の前面板
は、引出しが装着されるキャビネットの前面開口に開閉
自在に取付けられる扉と同じ表面材を使用するのが一般
的であり、幅狭の前面板も引出し本体側の前面板と違和
感がないように同一の材料で形成される。
【0010】引出し本体は、底板、左右の側板、及び背
板などの各部材を組み付けて上面及び前面を開口する形
状、又は底板、左右の側板及び背板に加え、背板の対向
面に前板を組み付けて上面のみを開口する箱状に組み立
てられる。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る引出し及びその引出しを
備えたキッチンキャビネットの実施例について、図1及
び図2を参照して説明する。図1(a)及び(b)はそ
れぞれ本発明の実施例による引出しを装着したキッチン
キャビネットの例を示し、図1(a)は引出しをキャビ
ネットに収納した状態の斜視図、図1(b)は引出しを
キャビネットから引き出した状態の斜視図、図2は本発
明の実施例による引出し部分を後方側から見た状態の斜
視図であり、図1(a)及び(b)において、シンク
(図示省略)やこんろ13が設けられたカウンター12
(ワークトップ)の下部にはフロアキャビネットと称す
る複数のキャビネットが設置されており、見切り材14
の縁部が壁面から出っ張った室内の壁15側のカウンタ
ー12下部には、後述する引出しAが出し入れ自在に装
着される前面開口11aを有する従来のものと同様の構
造としたキャビネット11が設置されている。
【0012】見切り材14の縁部などが出っ張った壁1
5側に設置されるキャビネット11の前面開口11aに
出し入れ自在に装着される引出しAは、底板2、左右の
側板3,3及び背板4を組み付けて上面及び前面を開口
する形状に組み立てられた引出し本体1と、引出し本体
1の前面を覆って取付けられる前面板5と、この前面板
5の上記壁15に位置する側の側部に連結され、後方側
に回動可能とした幅狭の前面板6とを備える。引出し本
体の前面を覆って取付けられた前面板5と、この前面板
5の壁15側に位置する部分の側部に回動可能に連結さ
れる幅狭の前面板6とは、カウンター12の下部に配置
される複数のキャビネットに装着された扉と同一の材料
で形成されている。引出し本体1の前面を覆って取付け
られる前面板5は、前面板5の図3中に示す右端側は従
来と同様の突出寸法に引出し本体1の右端よりも突出す
るように取付けられており、前面板5の左端側(壁15
側)は引出し本体1からの突出寸法を小さくしてキャビ
ネット11における壁15側の左側板の内側面よりも右
側に位置する付近までの幅寸法とし、この前面板5の壁
15側に位置する側の側部には、幅狭の前面板6をその
左端側(壁15側)がキャビネット11の左端側とほぼ
面一となるように、後方側に向けて回動するように連結
されている。幅狭の前面板6の幅方向の寸法は、壁15
の面から出っ張る見切り材14などの突出寸法が一般的
な住宅においては15〜30mm程度の範囲内であると
ころから、設置現場によって見切り材14の突出寸法が
多少大きくなった場合でも、引出しAを引き出した際に
幅狭の前面板6の左側縁が見切り材14に当たることに
より幅狭の前面板6が後方側に回動して、引出しAが引
き出せるように少し大き目の35mm幅に形成されてい
る。
【0013】幅狭の前面板6と引出し本体1側の前面板
5とは図2に示すように、引出しAを収納した状態のと
きに引出し本体1側の前面板5と幅狭の前面板6との間
の隙間からキャビネット内に虫が侵入するのを防止する
ために、幅狭の前面板6の裏面側端部から引出し本体1
側の裏面側端部とに亙って軟質塩化ビニル樹脂製からな
るシート状の屈曲可能な軟質の連結部材7(厚さ0.8
mm)を両面テープで貼り付け、この連結部材7の上か
ら蝶番8をねじで取付けて、幅狭の前面板6が後方側に
向けて回動するように連結した。引出し本体1の壁15
側(図1参照)に位置する側の側部に幅狭の前面板6を
連結する上記蝶番8は、引出しAを引き出しているとき
に幅狭の前面板6が引出し本体1側の前面板5に対して
90度以上キャビネット側に回動するのを抑制するため
に図3中に示すようにコイルばねを備えている構造のも
のを使用した。
【0014】なお、上記引出しAの実際の製作において
は、上記のように左右いずれか一方側に幅狭の前面板6
を後方側に回動可能として連結した前面板5を引出し本
体1に取付ける前の状態で在庫しておき、引出しAが装
着されるキャビネット自体が設置現場における室内の壁
の右側又は左側のいずれの側に位置して設置されるかに
よって幅狭の前面板6の引出し本体1に対する左右の位
置を決定して、幅狭の前面板6が壁側に位置するように
前面板5を引出し本体1に取付け、この前面板5に図1
中に示す取っ手9を裏面側から取付ねじ10で取付けて
引出しAとして、キャビネットに装着される。
【0015】
【発明の効果】本発明の引出しによれば、引出し本体の
前面に取付けられる前面板の壁側に位置する側の側部
に、後方側に回動可能として幅狭の前面板を連結してお
り、引出しの引き出し時に壁面からの出っ張りにこの幅
狭の前面板が突き当たった場合にも、この幅狭の前面板
が後方側に回動することによって引出しを引き出すこと
ができるようになり、幅寸法の異なるキャビネットやパ
ネル部材を必要とすることなく、引出し本体側の前面板
の左右いずれか一方側の側部に幅狭の前面板を回動可能
に連結したものを在庫しておくだけで、経済的に対応で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施例による引出しを装着し
たキッチンキャビネットの引出しを収納した状態の斜視
図、(b)は本発明の実施例による引出しを装着したキ
ッチンキャビネットの引出しを引き出した状態の斜視図
である。
【図2】本発明の実施例による引出し部分を後方側から
見た状態の斜視図である。
【図3】従来における引出しを装着したキッチンキャビ
ネットの斜視図である。
【符号の説明】
A.引出し 1.引出し本体 2.底板 3.側板 4.背板 5.前面板 6.幅狭の前面板 7.連結部材 8.蝶番 9.取っ手 10.取付ねじ 11.キャビネ
ット 11a.前面開口 12.カウン
ター 13.こんろ 14.見切り材 15.壁 25.前面板 B.引出し
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 開発 善子 東京都板橋区板橋三丁目9番7号 日立化 成工業株式会社内 Fターム(参考) 3B060 MA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面を開口する引出し本体の前面に前面
    板が取付けられ、室内の壁側に設置されるキャビネット
    の前面開口に出し入れ自在に装着される引出しであっ
    て、前面板の上記壁側に位置する側の側部に、後方側に
    回動可能として幅狭の前面板が連結されてなる引出し。
  2. 【請求項2】 幅狭の前面板が、引出し本体の前面に取
    付けられた前面板と同一の材料で形成されている請求項
    1に記載の引出し。
  3. 【請求項3】 幅狭の前面板が、この幅狭の前面板裏面
    と引出し本体の前面に取付けられた前面板裏面とに亙っ
    て貼着された屈曲可能な軟質の連結部材を介して連結さ
    れている請求項1又は請求項2に記載の引出し。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3に記載の引出し
    を、キャビネットの前面開口に出し入れ自在に装着して
    なるキッチンキャビネット。
JP33597399A 1999-11-26 1999-11-26 引出し及びその引出しを備えたキッチンキャビネット Pending JP2001149153A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004082431A1 (de) * 2003-03-21 2004-09-30 Julius Blum Gesellschaft M.B.H. Schublade

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004082431A1 (de) * 2003-03-21 2004-09-30 Julius Blum Gesellschaft M.B.H. Schublade
JP2006520620A (ja) * 2003-03-21 2006-09-14 ジュリウス ブルム ゲゼルシャフト エム.ビー.エイチ. 抽斗
US7690739B2 (en) 2003-03-21 2010-04-06 Julius Blum Gesellschaft M.B.H. Drawer

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