JP2001147484A - ワイパー装置及びこのワイパー装置を用いた監視カメラ装置 - Google Patents

ワイパー装置及びこのワイパー装置を用いた監視カメラ装置

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JP2001147484A
JP2001147484A JP32971299A JP32971299A JP2001147484A JP 2001147484 A JP2001147484 A JP 2001147484A JP 32971299 A JP32971299 A JP 32971299A JP 32971299 A JP32971299 A JP 32971299A JP 2001147484 A JP2001147484 A JP 2001147484A
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wiper arm
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bar
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Koji Haraguchi
光司 原口
Katsuhiko Banzai
勝彦 萬歳
Toshiya Kubota
敏也 久保田
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 監視カメラ装置の窓部を拭く従来のワイパー
装置では、ブレードラバーを支持するワイパーアームと
窓部との間に設けた引っ張りバネがワイパーアームを窓
部方向に付勢する。また、この引っ張りバネを配置する
には、ワイパーアームと引っ張りバネとの間に引っ張り
バネの張力が発生する空間が必要となる。このため、ワ
イパーアームを窓部から所定長さ離す必要があり、ワイ
パーアームが反転位置で停止してもカメラの撮像範囲に
入る課題があった。 【解決手段】 ワイパーブレード13aを支持するワイ
パーバー44はワイパーアーム連結軸50に回動自在に
支持されている。また、ワイパーアーム連結軸50とワ
イパーバー44との間にトーションバネ10aを配置し
て、トーションバネ10aの付勢力によりワイパーバー
44を窓部となる透光体4方向に付勢させる。これによ
り、ワイパーアーム7a又はワイパーバー44と透光体
4との間を狭くでき、反転位置で停止したワイパーバー
44がカメラ3の撮像範囲に入らなくて済む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,ワイパー装置及
びこのワイパー装置を用いた監視カメラ装置に係わり、
特に監視カメラの視界を向上させるとともに、ワイパー
装置の回転軸の凍結を防止できるワイパー装置及びこの
ワイパー装置を用いた監視カメラ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図7は、例えば特開平8−234276
号公報に記載された従来の監視カメラ装置1の構成図で
あり、図7(A)は斜視図、図7(B)は図7(A)の
側面断面図である。図において、1は監視カメラ装置、
2はこの監視カメラ装置1の筐体となるカメラケース、
3はこのカメラケース2に収納され、被写体(図示せ
ず)を撮像して監視を行なうカメラ、4はカメラケース
2のカメラ3と対向する開口部に設けられ、被写体から
の光信号を透過する例えばガラス等により形成する透光
体である。また、5はワイパー駆動部、6はこのワイパ
ー駆動部5に接続されたワイパーアーム取付軸部、7は
ワイパーアーム、8はこのワイパーアーム7と一体に形
成し、ワイパーアーム7をワイパーアーム取付軸部6に
連結するためのワイパーアーム連結片、9はワイパーア
ーム取付軸部6とワイパーアーム連結片8を回動自在に
連結するワイパーアーム連結軸である。
【0003】さらに、10はワイパーアーム7を透光体
4方向に付勢する引っ張りバネであり、この引っ張りバ
ネ10の一端はワイパーアーム側バネ取付け部11に取
付けられ、他端はワイパーアーム取付軸部側バネ取付け
部12に取付けられている。さらにまた、13はワイパ
ーアーム7により支持されるワイパーブレードであり、
ワイパーブレード連結部14と、ワイパーブレード13
を回動自在に連結するワイパーブレード連結軸15によ
り連結されている。また、ワイパーブレード13には、
透光体4の摺動面となる外面に付着した雨滴や粉塵等を
拭き取るブレードラバー16が取り付けられており、ワ
イパー駆動部5〜ブレードラバー16によりワイパー装
置17が構成されている。尚、18はこのワイパー装置
17が、摺動により透光体4の外面に付着した上記雨滴
や粉塵等を拭き取る摺動範囲を示している。
【0004】また、図8は図7に示すワイパー装置17
の動作説明図であり、図8(A)は従来の監視カメラ装
置1の正面図、図8(B)はワイパー装置17の摺動範
囲18周辺の拡大図である。また、図9は図7に示すカ
メラ3が被写体を撮像するときの視野範囲20と、ワイ
パー装置17が透光体4を摺動する摺動範囲18との関
係の説明図であり、図9(A)は監視カメラ装置1の正
面図、図9(B)は図9(A)の断面NーN矢示図であ
る。図において、19はワイパーブレード連結軸15を
係止するEリングである。
【0005】次に、この監視カメラ装置1の動作を図に
ついて説明する。ワイパー装置17のワイパーブレード
16は、引っ張りバネ10により透光体4の方向に付勢
され、ブレードラバー16を透光体4の外面に押圧す
る。これによりワイパー装置17は、カメラ3が撮像す
る視野範囲20の視界を確保するために、ワイパー駆動
部5の往復回転運動をワイパーアーム7を通してワイパ
ーブレード13に伝達し、ブレードラバー16が透光体
4の外面を摺動することで、この透光体4の外面に付着
した雨滴や粉塵等の障害物を拭き取る。この摺動範囲1
8は、ワイパー装置17のワイパー駆動部5を中心に扇
状となる。
【0006】そのため、図8に示すように、ワイパーア
ーム取付軸部15を中心に、ワイパーブレード13の外
径側の動作速度Voは、内径側の動作速度Viよりも速
くなる。これにより、ワイパー装置17の往復回転運動
の反転位置において、ワイパーブレード13が静止状態
から動作状態に移行するときにおける静止摩擦から動摩
擦に切り替わるタイミングは、ワイパーブレード13の
上記外径側の方が速くなることで、ブレードラバー16
がびびる、いわゆるスティックスリップ(Stick
Slip)現象が発生し、ワイパーブレード13がワイ
パーブレード連結軸15を中心として、内径側と外径側
が互いに反対方向に図示のL、またはMのように揺動す
る。
【0007】また、ワイパー装置17が停止するときの
ワイパーアーム7は、このワイパー装置17が往復回転
運動するときの反転位置に停止する。これにより、ワイ
パー装置17が停止しているときのワイパーアーム7
は、カメラ3が被写体の撮像するときの障害にならない
ようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の監視カメラ装置
1は上記のような構成で動作しており、以下のような課
題があった。 (1)ワイパーブレード13を透光体4方向に付勢する
手段として引っ張りバネ10を用いており、ワイパーア
ーム7と透光体4との間には、引っ張りバネ10の張力
を発生させる分の間隔が必要となる。これにより、ワイ
パーアーム7が透光体4から上記間隔分だけ外側へ突出
する。このため、ワイパー装置17が往復回転運動の停
止位置にワイパーアーム7が存在するときでも、図9
(B)に示すようにワイパーアーム7がカメラ3の視野
範囲20の中に入り、カメラ3が被写体を撮像するとき
の障害となる課題があった。
【0009】(2)例えば、ブレードラバー16の交換
等により、ワイパーアーム7を手前に引っ張り過ぎた後
に離すと、引っ張りバネ10の張力によりワイパーブレ
ード13が勢いよく透光体4と衝突し、透光体4または
ワイパーブレード13が損傷する課題があった。
【0010】(3)図7によれば、ワイパー駆動部5の
駆動力を伝達するワイパーアーム取付軸部6は、カメラ
ケース2から直接露出してワイパーアーム連結片8と連
結して回動している。このため、カメラケース2とワイ
パーアーム取付部6との間で凍結しやすく、凍結すると
ワイパーアーム取付軸部6が動かなくなり、ワイパー装
置17が透光体4を拭けなくなる課題があった。
【0011】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、第1の目的は、停止中のワイパ
ーアーム部分をカメラの撮像範囲外へ配置できるワイパ
ー装置を提供するものである。また、第2の目的は、ワ
イパーアームを手前に引っ張り過ぎないでも済むワイパ
ー装置を提供するものである。更に、第3の目的は、例
えば雪が降っても駆動軸周辺が凍結しにくいワイパー装
置を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるワイパ
ー装置は、摺動面の摺動範囲を往復摺動するブレードラ
バーと、上記ブレードラバーを保持するワイパーブレー
ドと、駆動部からの上記往復摺動の駆動力を伝達するワ
イパーアームと、上記ワイパーアームと回動自在に連結
して上記ワイパーブレードを支持するワイパーバーと、
上記摺動面からの距離を上記ワイパーアームと同一に配
置するとともに、該ワイパーアームを支点として上記ワ
イパーバーを摺動面方向に付勢するトーションバネとを
備えたものである。
【0013】また、次の発明に係わるワイパー装置は、
ワイパーアームとワイパーバーとの間に該ワイパーバー
の回動とともに回動する回転軸を設け、該回動軸にトー
ションバネをからめて端部を上記ワイパーアームとワイ
パーバーに支持させて、上記ワイパーアームを支点とし
てワイパーバーを摺動面方向に付勢させるものである。
【0014】また、次の発明に係わるワイパー装置は、
ワイパーアームのワイパーバーとの回動部近傍に摺動面
と反対方向への回動を抑止する回動抑止片を設けたもの
である。
【0015】また、次の発明に係わるワイパー装置は、
ワイパーブレードの回動方向先で該ワイパーブレードと
当接して回動を抑止する回動抑止手段を設けたものであ
る。
【0016】また、次の発明に係わるワイパー装置は、
装置の摺動面をワイパーブレードに往復摺動させるワイ
パー装置において、装置側面に配置され、該装置本体に
内蔵するワイパー駆動部からの駆動軸を受ける駆動軸軸
受部と、上記駆動軸軸受部より突出する駆動軸と連結し
て上記ワイパーブレードに往復摺動の駆動力を伝達する
ワイパーアームと、上記駆動軸軸受部のワイパーアーム
側に設け、該駆動軸軸受部の径よりも大きい軸受鍔部と
を備えたものである。
【0017】更に、次の発明に係わる監視カメラ装置
は、被写体を撮像して監視するカメラと、このカメラの
レンズに対向し、上記被写体からの光を透過する透光体
と、この透光体の摺動面を摺動する上述のワイパー装置
とを備えたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
一実施形態を図について説明する。図1はこの発明の実
施の形態1に示すワイパー装置及びこのワイパー装置を
用いた監視カメラ装置の正面図、図2は側面断面図であ
り、図7と同一符号は同一又は同等の機能を示し説明を
省略する。図において、1aは監視カメラ装置、6aは
ワイパーアーム取付軸、7aはワイパーアーム、10a
はトーションバネ、13aはワイパープレード、16は
ブレードラバー、17aはワイパー装置、30は取付軸
軸受部、31は軸受鍔部、32はワイパーアーム軸受
部、33はワイパーアーム取付ネジ、34は挿通孔、3
5はワッシャである。
【0019】また、41〜43は回動抑止片、44はワ
イパーバー、46、47はEリング溝、48はワイパー
ブレード連結軸、49はEリング溝である。また、50
はワイパーアーム連結軸、51はEリング、52はワイ
パーブレード軸受部、53、54はEリング、55、5
6はバネ端部である。また、図3は図1に示すワイパー
装置17aの動作説明図である。
【0020】また、コ字状のワイパーバー44は、一端
にEリング溝46、47を設けたワイパーブレード連結
軸48と、他端にEリング溝49を設けたワイパーアー
ム連結軸50より構成する。また、ワイパーアーム7a
は、ワイパーアーム取付ネジ33の挿通孔34、ワイパ
ーアーム連結軸50と連結するワイパーアーム軸受部3
2、及びワイパーアーム軸受部32と連結したワイパー
バー44の回動を抑止する回動抑止片43より構成す
る。
【0021】また、ワイパーアーム連結軸50とワイパ
ーアーム軸受部32の軸方向のずれは、Eリング溝49
に取付けられたEリング51が係止される。また、ワイ
パーアーム取付軸6aにはネジ穴(図示せず)が設けら
れ、ワイパーアーム7aはワイパーアーム取付ネジ33
によりワイパーアーム取付軸6aに取付けられる。ま
た、ワイパーブレード13aは、透光体4の摺動面とな
る外面に付着した雨滴や粉塵等を拭き取るブレードラバ
ー16、ワイパーブレード連結軸48と連結するワイパ
ーブレード軸受部52、及びワイパーブレード軸受部5
2と連結したワイパーバー44の回動を抑止する回動抑
止片41、42により構成する。
【0022】また、ワイパーブレード連結軸48とワイ
パーブレード軸受部52との軸方向のずれは、 Eリン
グ溝46、47の各々に取付けられたEリング53、5
4が係止する。また、トーションバネ10aはワイパー
バー44を透光体4方向に付勢するバネであり、このト
ーションバネ10aのバネ端部55にはワイパーアーム
7aを傷付けないための曲げが設けられており、バネ端
部56にはワイパーバー44と連結するための連結曲げ
が設けられている。尚、トーションバネ10aはワイパ
ーアーム連結軸50にからまって、ワイパーアーム7a
とワイパーバー44により支持される。
【0023】また、ワイパーアーム取付軸6aは取付軸
軸受部30によって軸受され、また取付軸軸受部30の
端部には取付軸軸受部30の径より大きい軸受鍔部31
が設けられている。尚、カメラケース2と取付軸軸受部
30とは溶接等により接合している。
【0024】次に、動作を図について説明する。ワイパ
ー装置17aが透光体4に付着した雨滴や粉塵等を摺動
して拭き取る動作は図7および図8と同様であり、説明
を省略する。図1において、ワイパー装置17aは、図
7に示す引っ張りバネ10の代わりに、トーションバネ
10aによりワイパーブレード13aをワイパーバー4
4を介し透光体4の方向へ付勢する。これにより、ワイ
パーアーム7aと透光体4との間に図7に示すような引
っ張りバネ10の張力を発生させるための間隔が不要と
なり、従来より狭くすることができる。
【0025】これにより、ワイパーブレード13a及び
ワイパーバー44の透光体4からの高さを、図7に示す
ワイパーアーム7よりも低くできるため、ワイパー装置
17aが往復回転運動を行なうときの停止位置におい
て、カメラ3の視野範囲20にワイパーブレード13a
及びワイパーバー44が入りにくくなる。つまり、ワイ
パー装置17aが停止中の状態では、カメラ3の視野範
囲20にワイパーブレード13a及びワイパーバー44
が入らず良好な状態で被写体を撮像できるようになる。
【0026】次に、回動抑止片43の作用について説明
する。図3に示すように、ワイパーバー44はワイパー
アーム軸受部32に回動自在に取付けられている。例え
ば、ブレードラバー16の交換等でワイパーアーム44
を引っ張り上げる場合、もし回動抑止片43がなければ
ワイパーバー44はワイパーアーム7a本体に当接する
まで回動可能となり、トーションバネ10aの張力範囲
を大きくするためにバネの巻数を大幅に増やさなくては
ならない。
【0027】また、ワイパーバー44を大きく引っ張り
上げた状態で手を離したら、ブレードラバー16が勢い
よく透光体4にぶつかることになり、ブレードラバー1
6又は透光体4を損傷する可能性がある。このため、ワ
イパーアーム7a側に回動抑止片43を設けてワイパー
バー44の回動範囲を抑止した。尚、図3に示す回動範
囲は透光体4の表面の汚れを拭き取るために手が入るだ
けの範囲を想定して設定している。
【0028】これにより、ワイパーバー44を大きく引
っ張り上げることがなくなり、ブレードラバー16が勢
いよく透光体4にぶつからなくなるため、ブレードラバ
ー16または透光体4を損傷しなくなり、信頼性が向上
する。また、トーションバネ10aの巻数もそれほど増
やさなくても済み、コストを低減できるワイパー装置を
提供できる。
【0029】次に、回動抑止片41及び42の作用につ
いて説明する。図3に示すように、ワイパーブレード1
3aはワイパーブレード連結軸48に回動自在に取付け
られている。例えば、ブレードラバー16の交換等でワ
イパーアーム44を引っ張り上げる場合、もし回動抑止
片41及び42がない場合、ワイパーブレード13aは
360°回動自在となり、誤ってワイパーブレード軸受
部52と透光体4とが接触して透光体4を傷付ける恐れ
がある。
【0030】このため、ワイパーブレード13aにワイ
パーアーム44と接触する回動抑止片41及び42を設
け、ワイパーブレード13aの回動範囲を図3に示すよ
うに抑止することで、ワイパーブレード軸受部52と透
光体4とが接触して透光体4を傷付ける恐れがなくな
り、信頼性が向上したワイパー装置を提供することが出
来る。
【0031】次に、ワイパーアーム取付軸6aの軸受と
なる取付軸軸受部30及び軸受鍔部31の作用について
説明する。図7に示す構成では、ワイパーアーム取付軸
6がカメラケース2より露出してワイパーアーム連結片
8と連結している。このため、例えば雪が降るとカメラ
ケース2とワイパーアーム取付軸6との間に積もった雪
で凍結しやすく、ワイパー装置7が動かなくなることが
ある。これに対し、図1の構成では取付軸軸受部30の
端部に取付軸軸受部30の径より大きい軸受鍔部31を
設けてワイパーアーム取付軸6aを保護している。
【0032】これにより、カメラケース2と取付軸軸受
部30との間に積もった雪が凍結する場合、軸受鍔部3
1により雪・水等のワイパーアーム取付軸6への到達を
防止できるため、ワイパーアーム取付軸6aとワイパー
アーム7aとの間の凍結が発生しにくくなる。また、軸
受鍔部31により雪・水等のワイパーアーム取付軸6へ
の到達を防止できることで取付軸軸受部30の長さを短
くできるため、ワイパーアーム7a及びワイパーバー4
4の高さを低くできることでカメラ3の視野が良好にな
る。これにより、ワイパー装置7aが寒冷地域において
も作動し、視界の良好な高い監視カメラ装置を提供でき
る。
【0033】実施の形態2.図4は、この発明の実施の
形態2に示すワイパー装置のワイパーバー及びワイパー
ブレードの別例を示す説明図であり、図4(A)が上面
図、図4(B)が側面図、図4(C)が動作説明図であ
る。また、図1と同一符号は同一又は同等の機能を示し
説明を省略する。また、図示しない箇所は図1と同一と
する。図において、13bはワイパーブレード、44a
はワイパーバー、48aはワイパーブレード連結軸、6
1は回動抑止ピン、62はワイパーブレード連結軸48
aに設けたピン穴である。
【0034】また、図示部分のワイパーバー44aは、
Eリング溝46、47とピン穴62を設けたワイパーブ
レード連結軸48aより構成される。また、ワイパーブ
レード13bは、透光体4の摺動面となる外面に付着し
た雨滴や粉塵等を拭き取るブレードラバー16、ワイパ
ブレード連結軸48aと連結するワイパブレード軸受部
52より構成される。また、ワイパーブレード連結軸4
8aとワイパーブレード軸受部52との軸方向のずれ
は、 Eリング溝46、47の各々に取付けられたEリ
ング53、54により係止される。また、ワイパーブレ
ード連結軸48aに設けたピン穴62には、回動抑止ピ
ン61が挿入される。
【0035】次に、回動抑止ピン61の作用について説
明する。ワイパブレード13bに回動抑止ピン61がな
い場合、図1に示すワイパーブレード13aと同様に3
60°回動自在となり、誤ってワイパーブレード軸受部
52と透光体4とが接触して透光体4を傷つける恐れが
ある。このため、ワイパーブレード連結軸48bに設け
たピン穴62に回動抑止ピン61を挿入して、図4
(C)に示すようにワイパーブレード13bの回動を抑
止した。これにより、ワイパ−ブレード軸受部52と透
光体4とが接触して透光体4を傷付ける恐れがなくな
り、信頼性が向上したワイパー装置を提供することが出
来る。
【0036】実施の形態3.図5は、実施の形態3に示
すワイパー装置のワイパーバー及びワイパーブレードの
別例を示す説明図であり、図5(A)が上面図、図5
(B)が側面図、図5(C)及び図5(D)が動作説明
図である。また、図1と同一符号は同一又は同等の機能
を示し説明を省略する。また、図示しない箇所は図1と
同一とする。図において、13cはワイパーブレード、
48bはワイパーブレード連結軸、71はブロック材、
72は貫通穴、73はネジ穴、74は回動抑止ネジであ
る。
【0037】図4の構成では、ワイパーブレード連結軸
48aに設けたピン穴62に回動抑止ピン61を挿入し
て、ワイパーブレード13bの回動を抑止している。し
かし、ワイパーブレード連結軸48aはワイパーバー4
4aの端部を折り曲げて形成しており、ピン穴62の位
置決めに精度を要する。これに対し、図5の構成ではワ
イパーブレード連結軸48bにブロック材71を取付
け、ブロック材71に回動抑止ネジ74を螺入してワイ
パブレード13cの回動を抑止している。
【0038】また、ワイパーブレード13cは、透光体
4の摺動面となる外面に付着した雨滴や粉塵等を拭き取
るブレードラバー16、ワイパーブレード連結軸48b
と連結するワイパーブレード軸受部52より構成する。
また、ブロック材71はワイパーブレード連結軸48b
を通す貫通穴72とこの貫通穴72に達するネジ穴73
より構成する。また、回動抑止ネジ74はブロック材7
1の貫通穴72に通されたワイパブレード連結軸48b
と当接してブロック材71を係止する。
【0039】次に、ブロック材71及び回動抑止ネジ7
4の作用について説明する。ワイパーブレード13cに
ブロック材71及び回動抑止ネジ74がない場合、図1
に示すワイパーブレード13aと同様に360°回動自
在となり、誤ってワイパーブレード軸受部52と透光体
4とが接触して透光体4を傷つける恐れがある。これに
対し、図5の構成では、ワイパーブレード軸受部52及
びブロック材71とを重ねてワイパーブレード連結軸4
8bに挿入し、ネジ穴73に挿入した回動抑止ネジ74
をワイパーブレード連結軸48bと当接させてブロック
材71を係止させた。
【0040】これにより、ワイパーブレード連結軸48
bに係止させたブロック材71により、ワイパブレード
13cの回動範囲を図5(C)に示すように抑止するこ
とで信頼性を向上させたワイパー装置を提供することが
出来る。また、ブロック材71の貫通穴72にワイパー
ブレード連結軸48bを挿入した後、ブロック材71を
固定することが可能であるため、ワイパブレード13c
の回動範囲を任意に調整することが可能である。尚、図
5(D)に回動抑止ネジ74をゆるめた場合のブロック
材71の回動範囲を示す。
【0041】また、ブロック材71の幅をワイパーブレ
ード軸受部52と嵌合するような幅に設定すれば、ブロ
ック材71をワイパーブレード連結軸48bに回動抑止
ネジ74により係止した場合、ワイパーブレード連結軸
48bとワイパーブレード軸受部52との軸方向のずれ
は、ブロック材71により係止できるため、例えば図1
に示すようなEリング53、54及びEリング溝46、
47を削減することができ、工程を簡略化できる。更
に、ブロック材71を金型で作成すると、簡単にブロッ
ク材71を作成できる。
【0042】実施の形態4.図6は、実施の形態4に示
すワイパー装置のワイパーバー及びワイパーブレードの
別例を示す説明図であり、図6(A)が上面図、図6
(B)が側面図、図6(C)及び図6(D)が動作説明
図である。また、図1と同一符号は同一又は同等の機能
を示し説明を省略する。また、図示しない箇所は図1と
同一とする。図において、71aはブロック材である。
【0043】図6に示すブロック材71aは、図5に示
すブロック材71に較べて角部を面取りした点が相違す
る。これにより、ワイパーブレード13cの回動範囲は
図6(C)のようになり、図5(C)に示す回動範囲よ
り広くなる。また、回動抑止ネジ74をゆるめた場合の
ブロック材71aの回動範囲も図6(D)のようにな
り、図6(C)に示す回動範囲より広くなる。
【0044】
【発明の効果】この発明によれば、ワイパー装置は、ブ
レードラバーが摺動面の摺動範囲を往復摺動し、ワイパ
ーブレードが上記ブレードラバーを保持し、ワイパーア
ームが駆動部からの上記往復摺動の駆動力を伝達し、ワ
イパーバーが上記ワイパーアームと回動自在に連結して
上記ワイパーブレードを支持し、上記摺動面からの距離
を上記ワイパーアームと同一に配置するトーションバネ
が該ワイパーアームを支点として上記ワイパーバーを摺
動面方向に付勢するので、ワイパーバーの摺動面からの
高さを低く設定できるため、反転位置においてカメラ装
置の視野範囲にワイパーバーが入りにくくなり、カメラ
装置の視野が良好になる効果がある。
【0045】また、次の発明によれば、ワイパー装置
は、ワイパーアームとワイパーバーとの間に該ワイパー
バーの回動とともに回動する回転軸を設け、該回動軸に
トーションバネをからめて端部を上記ワイパーアームと
ワイパーバーに支持させて、上記ワイパーアームを支点
としてワイパーバーを摺動面方向に付勢させるので、ト
ーションバネにてワイパーバーを摺動面方向に付勢でき
る効果がある。
【0046】また、次の発明によれば、ワイパー装置
は、ワイパーアームのワイパーバーとの回動部近傍に摺
動面と反対方向への回動を抑止する回動抑止片を設けた
ので、ワイパーバーの引っ張り過ぎを防止できる効果が
ある。
【0047】また、次の発明によれば、ワイパー装置
は、ワイパーブレードの回動方向先で該ワイパーブレー
ドと当接して回動を抑止する回動抑止手段を設けたの
で、ワイパーブレードの反対面と摺動面との接触を防止
できる効果がある。
【0048】また、次の発明によれば、ワイパー装置
は、装置側面に配置された駆動軸軸受部が該装置本体に
内蔵するワイパー駆動部からの駆動軸を受け、ワイパー
アームが上記駆動軸軸受部より突出する駆動軸と連結し
て上記ワイパーブレードに往復摺動の駆動力を伝達し、
上記駆動軸軸受部のワイパーアーム側に設けた軸受鍔部
が該駆動軸軸受部の径よりも大きいので、装置本体から
の水・雪等の上記駆動軸軸受部より突出する駆動軸への
到達を防止するため、監視カメラ本体からの駆動軸の長
さが短かいままに駆動軸の凍結を防止できる効果があ
る。
【0049】更に、次の発明によれば、監視カメラ装置
は、被写体を撮像して監視するカメラと、このカメラの
レンズに対向し、上記被写体からの光を透過する透光体
と、この透光体の摺動面を摺動する上述のワイパー装置
とを備えたので、信頼性が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に示すワイパー装置
及びこのワイパー装置を用いた監視カメラ装置の正面図
である。
【図2】 この発明の実施の形態1に示すワイパー装置
及びこのワイパー装置を用いた監視カメラ装置の正面図
実施例1の側面断面図である。
【図3】 図1に示すワイパー装置17aの動作説明図
である。
【図4】 実施の形態2に示すワイパー装置のワイパー
バー及びワイパーブレードの別例を示す説明図であり、
図4(A)が上面図、図4(B)が側面図、図4(C)
が動作説明図である。
【図5】 実施の形態3に示すワイパー装置のワイパー
バー及びワイパーブレードの別例を示す説明図であり、
図5(A)が上面図、図5(B)が側面図、図5(C)
及び図5(D)が動作説明図である。
【図6】 実施の形態4に示すワイパー装置のワイパー
バー及びワイパーブレードの別例を示す説明図であり、
図6(A)が上面図、図6(B)が側面図、図6(C)
及び図6(D)が動作説明図である。
【図7】 従来の監視カメラ装置1の構成図であり、図
7(A)は斜視図、図7(B)は図7(A)の側面断面
図である。
【図8】 図7に示すワイパー装置の動作説明図であ
り、図8(A)は従来の監視カメラ装置の正面図、図8
(B)はワイパー装置の摺動範囲周辺の拡大図である。
【図9】 図7に示すカメラが被写体を撮像するときの
視野範囲と、ワイパー装置が透光体を摺動する摺動範囲
との関係の説明図であり、図9(A)は監視カメラ装置
の正面図、図9(B)は図9(A)の断面NーN矢示図
である。
【符号の説明】
1a 監視カメラ装置 6a ワイパーアーム取付軸 7a ワイパーアーム 10a トーションバネ 13a〜13c ワイパープレード 16 ブレードラバー 17a ワイパー装置 30 取付軸軸受部 31 軸受鍔部 32 ワイパーアーム軸受部 33 ワイパーアーム取付ネジ 34 挿通孔 35 ワッシャ 41〜43 回動抑止片 44、44a ワイパーバー 46、47 Eリング溝 48、48a、48b ワイパーブレード連結軸 49 Eリング溝 50 ワイパーアーム連結軸 51 Eリング 52 ワイパーブレード軸受部 53、54 Eリング 55、56 バネ端部 61 回動抑止ピン 62 ピン穴 71、71a ブロック材 72 貫通穴 73 ネジ穴 74 回動抑止ネジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 敏也 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2H105 DD07 EE06 EE08 EE35 3D025 AA04 AC01 AD09 AD11 AE03 AE21 AE22 AE26

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 摺動面の摺動範囲を往復摺動するブレー
    ドラバーと、 上記ブレードラバーを保持するワイパーブレードと、 駆動部からの上記往復摺動の駆動力を伝達するワイパー
    アームと、 上記ワイパーアームと回動自在に連結して上記ワイパー
    ブレードを支持するワイパーバーと、 上記摺動面からの距離を上記ワイパーアームと同一に配
    置するとともに、該ワイパーアームを支点として上記ワ
    イパーバーを摺動面方向に付勢するトーションバネとを
    備えたことを特徴とするワイパー装置。
  2. 【請求項2】 ワイパーアームとワイパーバーとの間に
    該ワイパーバーの回動とともに回動する回転軸を設け、 該回動軸にトーションバネをからめて端部を上記ワイパ
    ーアームとワイパーバーに支持させて、上記ワイパーア
    ームを支点としてワイパーバーを摺動面方向に付勢させ
    ることを特徴とする請求項第1項に記載のワイパー装
    置。
  3. 【請求項3】 ワイパーアームのワイパーバーとの回動
    部近傍に摺動面と反対方向への回動を抑止する回動抑止
    片を設けたことを特徴とする請求項第1項乃至第2項の
    何れかに記載のワイパー装置。
  4. 【請求項4】 ワイパーブレードの回動方向先で該ワイ
    パーブレードと当接して回動を抑止する回動抑止手段を
    設けたことを特徴とする請求項第1項乃至第3項の何れ
    かに記載のワイパー装置。
  5. 【請求項5】 装置の摺動面をワイパーブレードに往復
    摺動させるワイパー装置において、 装置側面に配置され、該装置本体に内蔵するワイパー駆
    動部からの駆動軸を受ける駆動軸軸受部と、 上記駆動軸軸受部より突出する駆動軸と連結して上記ワ
    イパーブレードに往復摺動の駆動力を伝達するワイパー
    アームと、 上記駆動軸軸受部のワイパーアーム側に設け、該駆動軸
    軸受部の径よりも大きい軸受鍔部とを備えたことを特徴
    とするワイパー装置。
  6. 【請求項6】 被写体を撮像して監視するカメラと、 このカメラのレンズに対向し、上記被写体からの光を透
    過する透光体と、 この透光体の摺動面を摺動する請求項第1項乃至第5項
    の何れかのワイパー装置とを備えたことを特徴とする監
    視カメラ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008094308A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Nippon Wiper Blade Co Ltd ワイパーアーム
JP2008160676A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Elmo Co Ltd 監視カメラ装置

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JP4580374B2 (ja) * 2006-10-13 2010-11-10 日本ワイパブレード株式会社 ワイパーアーム
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