JP3194084B2 - 水質計 - Google Patents
水質計Info
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Description
らに詳しくは、検水に浸漬された光透過窓を常に清浄に
保つことができる水質計に関する。
開示された浸漬型濁度計を示す模式図である。この浸漬
型濁度計500において、光電検出部51から出射され
た検出光は、光路部52を通り、検水容器53の中の検
水Wに照射される。そして、検水W中の懸濁物で散乱さ
れた散乱光の一部が、光路部52を戻り、光電検出部5
1で検出され、濁度が測定される。前記検水容器53の
底板54は、光電検出部51へ直接反射光を返さないよ
うに、斜めにされている。光路部下面洗浄用ブラシ61
と底板洗浄用ブラシ62とは、モータ63,ブラシ回動
軸64およびユニバーサルジョイント65により揺動さ
れ、光路部52の下面を洗浄すると共に底板54を洗浄
する。
計500では、光路部下面洗浄用ブラシ61と底板洗浄
用ブラシ62とにより、光路部52の下面を洗浄すると
共に底板54を洗浄している。しかし、ブラシ61,6
2が揺動運動するだけであるため、ブラシ61,62に
付着した汚れがブラシ61,62から取れにくく、ブラ
シ61,62の保守作業を頻繁に行わねばならない問題
点があった。これに対して、ブラシを回転運動させれ
ば、ブラシに付着した汚れがブラシから取れやすくな
り、ブラシの保守作業を軽減できるが、ブラシを回転型
にすると、ブラシが光路を遮らない位置でブラシを止め
るためにリミットスイッチやロータリエンコーダ等が必
要となり、構成が複雑になる問題点があった。そこで、
本発明の目的は、簡単な構成により洗浄用ブラシを回転
型にできるようにした水質計を提供することにある。
の光透過窓を通じて検水に測定用光を投光する投光手段
と、第2の光透過窓を通じて前記検水を経由した測定用
光を受光する受光手段とを備えており、前記第1の光透
過窓と前記第2の光透過窓の少なくとも一方が前記検水
に浸漬されている水質計において、メネジ部を持った固
定部材と、前記メネジ部に螺合しうるオネジ部を持ち螺
合状態で正逆回転することにより直線運動する回転部材
と、その回転部材を正逆回転させるモータと、前記螺合
状態で前記回転部材を逆回転させて回転部材が直線運動
し螺合が外れてしまう第1の状態に至るか又は前記螺合
状態で前記回転部材を正回転させて回転部材が逆回転時
と逆方向に直線運動し螺合が外れてしまう第2の状態に
至ると回転部材を前記固定部材に押し付けるように付勢
する付勢部材と、前記回転部材に取り付けられ前記第1
の状態では前記測定用光の光路を遮らない位置に移動し
前記第1の状態と前記第2の状態の間の位置または前記
第2の状態の位置では検水に浸漬された光透過窓に接触
し且つ回転部材と共に回転して前記光透過窓を洗浄する
洗浄用ブラシとを具備したことを構成上の特徴とするも
のである。上記本発明の水質計では、洗浄用ブラシは、
第1の状態の位置では、測定用光の光路を遮らないた
め、水質測定を妨げない。この状態でモータを正回転さ
せると、付勢部材が回転部材を固定部材に押し付けるよ
うに付勢しているため、回転部材が固定部材に螺合し、
螺合状態での正回転により直線移動し、ついには螺合が
外れて第2の状態の位置に至る。この間の位置または第
2の状態の位置では、洗浄用ブラシは、検水に浸漬され
た光透過窓に回転接触するため、光透過窓が洗浄され
る。一定時間の正回転の後、モータを逆回転させると、
付勢部材が回転部材を固定部材に押し付けるように付勢
しているため、回転部材が固定部材に螺合し、螺合状態
での逆回転により直線移動し、ついには螺合が外れて第
1の状態の位置に戻る。かくして、リミットスイッチや
ロータリエンコーダ等を必要としない簡単な構成でブラ
シを回転型に出来る。
前記第1の状態の位置では、いずれの壁面にも無接触で
あることが好ましい。これによれば、先端が伸びた状態
で洗浄用ブラシが待機するため、先端の曲りぐせが付か
ない。よって、先端の曲りぐせによる洗浄能力の低下を
防止することが出来る。
本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発
明が限定されるものではない。
型濁度計を示す構成図である。この浸漬型濁度計1は、
検水Wに下部を浸漬される検出器10と、その検出器1
0に電源線で結合された電源30と、前記検出器10に
信号線で結合された表示装置40とを具備している。
その光量を制御する発光制御回路11と、測定用のレー
ザビームを出射するレーザダイオード13と、そのレー
ザダイオード13から出射されたレーザビームの光量を
検出する光量調整用フォトダイオード14と、レーザー
ビームを集光する集光レンズ16と、レーザビームの向
きを90°変える第1のプリズム17と、第1の光透過
窓18と、検水Wが満たされた測定空間19と、その測
定空間19を通過したレーザビームを取り入れる第2の
光透過窓20と、レーザービームの向きを90°変える
第2のプリズム21と、レーザビームを受光して受光信
号を出力する光検出用フォトダイオード22と、前記受
光信号から検水Wの濁度を算出しそれを表示装置40へ
出力する信号変換回路23とを具備している。
2と、その洗浄用ブラシ2を駆動して前記光透過窓1
8,20を洗浄するための洗浄駆動部100とを具備し
ている。この洗浄駆動部100については、図2〜図7
を参照して後述する。
ビームの光路をコの字型にすることで、検出器10をコ
ンパクト化できる。また、電子部品(11,13,1
4,22,23,図3の101,119)を測定空間1
9よりも上方に収容でき、信号線の引き回しや防水上の
見地から好都合となる。前記測定空間19は、濁質が溜
まらないように、無底になっている。
動部100の構成を説明する。図2は、洗浄駆動部10
0の正面断面図である。洗浄駆動部100は、シャフト
106を有している。このシャフト106の下端には、
前記洗浄用ブラシ2が取り付けられている。また、シャ
フト106の中部には、角柱部114と、長さLB のオ
ネジ部115とが形成されている。さらに、シャフト1
06の上部には、下Eリング116と、上Eリング11
2とが取り付けられている。
長さLn のメネジ部117に螺合し得るが、図2に示す
第1の状態では螺合しておらず、メネジ部117の上側
に外れている。そして、オネジ部115がメネジ部11
7に載った状態で、シャフト106がシリンダ107お
よびベース103に支持されている。また、ベース10
3に立設された板バネ支持金具104に支持されている
板バネ105により、前記下Eリング116を介して、
前記シャフト106が下向きに付勢されており、これに
より、前記オネジ部115が前記メネジ部117に押し
付けられている。
に穿設された角孔に挿通されている。その平歯車110
は、軸受108を介して、回転可能に、ベース103に
支持されている。
の間隔をd1とし、洗浄用ブラシ2の回転直径をd2と
し、図2に示す第1の状態で洗浄用ブラシ2が位置する
待機部120の空洞直径をd3とするとき、d1<d2
<d3になっている。これにより、第1の光透過窓18
と第2の光透過窓20の間に洗浄用ブラシ2が移動して
きたとき、洗浄用ブラシ2の先端が第1の光透過窓18
と第2の光透過窓20に接触でき、待機部120の空洞
に在るときには洗浄用ブラシ2の先端が伸びた状態にな
る。
ある。DCモータ101および減速ギア11が前記ベー
ス103に支持されており、それらにより回転駆動され
るピニオンギア109が前記平歯車110に噛合してい
る。そして、前記DCモータ101は、洗浄処理回路1
19により制御される。この洗浄処理回路119の動作
については、図5を参照して後述する。
る。ピニオンギア109が回転すると、平歯車110も
回転し、角柱部114も回転する。従って、シャフト1
06が回転する。
示すフロー図である。ステップS1では、図2の第1の
状態でDCモータ101を正回転する。ステップS2で
は、内蔵するタイマーをスタートする。ステップS3で
は、タイマーがタイムアウトするまでDCモータ101
の正回転を継続し、タイムアウトになるとステップS4
へ進む。さて、図2の第1の状態では、板バネ105に
よりオネジ部115の下端がメネジ部117の上端に押
し付けられているから、DCモータ101が正回転し、
シャフト106が正回転し、オネジ部115が正回転す
ると、オネジ部115の下端がメネジ部117の上端に
螺合する。そして、オネジ部115とメネジ部117が
螺合した状態で正回転が継続されると、図6に示すよう
に、シャフト106が下方に直線運動し、洗浄用ブラシ
2の先端が第1の光透過窓18と第2の光透過窓20に
接触する位置まで降りてきて、回転により汚れを掻き落
とす。さらに、オネジ部115とメネジ部117が螺合
した状態で正回転が継続されると、図7に示すように、
オネジ部115とメネジ部117の螺合が下側で外れて
しまう。このとき、上Eリング112が板バネ105を
下向きに撓めるため、板バネ105の弾性力により上E
リング112を介して前記シャフト106が上向きに付
勢され、前記オネジ部115の上端が前記メネジ部11
7の下端に押し付けられた状態で下降が止る。この図7
の第2の状態で洗浄用ブラシ2が回転され続けると、洗
浄用ブラシ2の汚れが脱落する。なお、図2の第1の状
態と図7の第2の状態の間のシャフト106の上下スト
ロークは、オネジ部115の長さLB とメネジ部117
の長さLn の和である(LB +Ln )となる。
2の状態でDCモータ101を逆回転する。ステップS
5では、内蔵するタイマーをスタートする。ステップS
6では、タイマーがタイムアウトするまでDCモータ1
01の逆回転を継続し、タイムアウトになるとステップ
S7へ進む。ステップS7では、DCモータ101の回
転を停止する。そして、洗浄処理を終了する。さて、図
7の第2の状態では、板バネ105によりオネジ部11
5の上端がメネジ部117の下端に押し付けられている
から、DCモータ101が逆回転し、シャフト106が
逆回転し、オネジ部115が逆回転すると、オネジ部1
15の上端がメネジ部117の下端に螺合する。そし
て、オネジ部115とメネジ部117が螺合した状態で
逆回転が継続されると、シャフト106が上方に直線運
動し、図2に示すように、オネジ部115とメネジ部1
17の螺合が上側で外れてしまう。このとき、下Eリン
グ116が板バネ105を上向きに撓めるため、板バネ
105の弾性力により下Eリング116を介して前記シ
ャフト106が下向きに付勢され、これにより、前記オ
ネジ部115の下端が前記メネジ部117の上端に押し
付けられた状態で上昇が止る。ここで、DCモータ10
1が停止されると、図2の第1の状態が保持される。そ
こで、この後、濁度の測定を行うことが出来る。
スイッチやロータリエンコーダ等を用いない簡単な構成
により、洗浄用ブラシ2の保守作業を軽減できる回転型
にすることが出来る。
ッチやロータリエンコーダ等を用いないため、構成を簡
単化でき、安価に製作でき、故障も少なくなる。また、
洗浄用ブラシが正逆回転するため、遠心力により汚れが
取れ易くなり、洗浄用ブラシの保守作業を軽減できる。
なお、本発明は、検水に浸漬された光透過窓が汚れやす
い浸漬型濁度計において特に有用である。
す構成図である。
る。
る。
る。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 第1の光透過窓を通じて検水に測定用光
を投光する投光手段と、第2の光透過窓を通じて前記検
水を経由した測定用光を受光する受光手段とを備えてお
り、前記第1の光透過窓と前記第2の光透過窓が前記検
水に浸漬されている水質計において、 メネジ部を持った固定部材と、前記メネジ部に螺合しう
るオネジ部を持ち螺合状態で正逆回転することにより直
線運動する回転部材と、その回転部材を正逆回転させる
モータと、前記螺合状態で前記回転部材を逆回転させて
回転部材が直線運動し螺合が外れてしまう第1の状態に
至るか又は前記螺合状態で前記回転部材を正回転させて
回転部材が逆回転時と逆方向に直線運動し螺合が外れて
しまう第2の状態に至ると回転部材を前記固定部材に押
し付けるように付勢する付勢部材と、前記回転部材に取
り付けられ前記第1の状態では前記測定用光の光路を遮
らない位置に移動し前記第1の状態の位置から前記第2
の状態の位置までの位置であって光透過窓が存在する位
置では検水に浸漬された光透過窓に接触し且つ回転部材
と共に回転して前記光透過窓を洗浄する洗浄用ブラシと
を具備したことを特徴とする水質計。 - 【請求項2】 第1の光透過窓を通じて検水に測定用光
を投光する投光手段と、第2の光透過窓を通じて前記検
水を経由した測定用光を受光する受光手段とを備えてお
り、前記第1の光透過窓が前記検水に浸漬されている水
質計において、 メネジ部を持った固定部材と、前記メネジ部に螺合しう
るオネジ部を持ち螺合状態で正逆回転することにより直
線運動する回転部材と、その回転部材を正逆回転させる
モータと、前記螺合状態で前記回転部材を逆回転させて
回転部材が直線運動し螺合が外れてしまう第1の状態に
至るか又は前記螺合状態で前記回転部材を正回転させて
回転部材が逆回転時と逆方向に直線運動し螺合が外れて
しまう第2の状態に至ると回転部材を前記固定部材に押
し付けるように付勢する付勢部材と、前記回転部材に取
り付けられ前記第1の状態では前記測定用光の光路を遮
らない位置に移動し前記第1の状態の位置から前記第2
の状態の位置までの位置であって光透過窓が存在する位
置では検水に浸漬された光透過窓に接触し且つ回転 部材
と共に回転して前記光透過窓を洗浄する洗浄用ブラシと
を具備したことを特徴とする水質計 。 - 【請求項3】 第1の光透過窓を通じて検水に測定用光
を投光する投光手段と、第2の光透過窓を通じて前記検
水を経由した測定用光を受光する受光手段とを備えてお
り、前記第2の光透過窓が前記検水に浸漬されている水
質計において、 メネジ部を持った固定部材と、前記メネジ部に螺合しう
るオネジ部を持ち螺合状態で正逆回転することにより直
線運動する回転部材と、その回転部材を正逆回転させる
モータと、前記螺合状態で前記回転部材を逆回転させて
回転部材が直線運動し螺合が外れてしまう第1の状態に
至るか又は前記螺合状態で前記回転部材を正回転させて
回転部材が逆回転時と逆方向に直線運動し螺合が外れて
しまう第2の状態に至ると回転部材を前記固定部材に押
し付けるように付勢する付勢部材と、前記回転部材に取
り付けられ前記第1の状態では前記測定用光の光路を遮
らない位置に移動し前記第1の状態の位置から前記第2
の状態の位置までの位置であって光透過窓が存在する位
置では検水に浸漬された光透過窓に接触し且つ回転部材
と共に回転して前記光透過窓を洗浄する洗浄用ブラシと
を具備したことを特徴とする水質計 。 - 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
の水質計において、前記洗浄用ブラシは、前記第1の状
態の位置では、いずれの壁面にも無接触であることを特
徴とする水質計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16975297A JP3194084B2 (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 水質計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16975297A JP3194084B2 (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 水質計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1114540A JPH1114540A (ja) | 1999-01-22 |
JP3194084B2 true JP3194084B2 (ja) | 2001-07-30 |
Family
ID=15892197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16975297A Expired - Fee Related JP3194084B2 (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 水質計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3194084B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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WO2003078975A2 (en) * | 2002-03-15 | 2003-09-25 | Ysi Incorporated | Wiper and brush device for cleaning water quality sensors |
JP2008261770A (ja) * | 2007-04-13 | 2008-10-30 | Horiba Ltd | 光学式試料測定装置、光学セル、及び、水質測定装置 |
JP4853420B2 (ja) * | 2007-07-26 | 2012-01-11 | 株式会社島津製作所 | 光学測定装置 |
US8151396B2 (en) * | 2007-07-26 | 2012-04-10 | Shimadzu Corporation | Liquid-sample wiping mechanism and wipe-material holding mechanism for optical measurement apparatus |
-
1997
- 1997-06-26 JP JP16975297A patent/JP3194084B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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